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JP2003049811A - 昇降脚具 - Google Patents

昇降脚具

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Publication number
JP2003049811A
JP2003049811A JP2001251926A JP2001251926A JP2003049811A JP 2003049811 A JP2003049811 A JP 2003049811A JP 2001251926 A JP2001251926 A JP 2001251926A JP 2001251926 A JP2001251926 A JP 2001251926A JP 2003049811 A JP2003049811 A JP 2003049811A
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JP
Japan
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lock body
shaft
leg
case
lever
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Application number
JP2001251926A
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English (en)
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JP3819747B2 (ja
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Kyoichi Niitsuma
亨一 新妻
Yasuhiko Inoue
泰彦 井上
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Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降体に支持対象物の荷重が加わっている状
態では、脚軸とロック体との掛合を解くようにロック体
を単純に操作しても掛合が解かれないようする。 【解決手段】 昇降体1は、脚軸2の雄ネジ部20にか
み合う掛合部11aよりも上方に設けられた回動軸11
bによってケース体10内に組み付けられたロック体1
1と、ロック体11の背面11cに対する当接部12a
を上方移動可能にケース体10に組み付けられたレバー
体12とを備えている。ロック体11の回動軸11bの
上方側には隆起部11dが形成されており、レバー体1
2の当接部12aが隆起部11dに押し当てられる移動
位置において掛合部11aと脚軸2との掛合が解かれる
ようにロック体11が回動されると共に、レバー体12
の当接部12aが、昇降体1が支持対象物Mの荷重を受
けている状態において、隆起部11dとの押し当たりに
よる弾性変形を生じるように構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、支持対象物に取
り付けられて当該支持対象物を下方から支える昇降体
と、この昇降体に差し通されて当該昇降体を昇降可能に
支持するボルト状の脚軸とを備え、かかる支持対象物を
高さ調整可能に支持する昇降脚具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】支持対象物に取り付けられて当該支持対
象物を下方から支える昇降体(取付用ケース、調整装置
本体)と、この昇降体に差し通されて当該昇降体を昇降
可能に支持するボルト状の脚軸(脚、螺軸)とを備え、
前記脚軸の雄ネジ部に掛合する雌ネジ部を備えたロック
体(ロックレバー、螺子駒)を当該掛合を解く向きに操
作可能な状態で前記昇降体に内蔵させてなる脚具が開示
されている。(公開特許公報掲載の特開平11−828
81号に係る機器用調整脚、特開平10−103331
号に係るワンタッチ式アジャスター)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、これらの従
来の脚具にあっては、前記昇降体に前記支持対象物の荷
重が加わっている状態において、前記脚軸とロック体と
の掛合を解くように当該ロック体を操作すると、かかる
昇降体に加わっている当該支持対象物の荷重により当該
昇降体が急速に落下してしまい、かかる支持対象物や当
該昇降体の予期しない破損などを生じさせることが予想
される。
【0004】そこでこの発明は、この種の脚具における
昇降体に支持対象物の荷重が加わっている状態において
は、前記脚軸とロック体との掛合を解くように当該ロッ
ク体を単純に操作しても当該掛合が解かれず、かかる掛
合を解くためには当該昇降体に加わる支持対象物の荷重
の全部又は一部を当該支持対象物を下方から操作者の手
などで支えるなどすることを要するようにして、かかる
掛合の解除にあたって前記昇降体が予期せず急速に落下
してしまうことを防止することを主たる目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明にあっては、昇降脚具が以下の
(1)〜(5)の構成を備えたものとした。 (1)支持対象物に取り付けられて当該支持対象物を下
方から支える昇降体と、(2)この昇降体に差し通され
て当該昇降体を昇降可能に支持するボルト状の脚軸とを
備えており、(3)前記昇降体は、ケース体と、前記脚
軸の雄ネジ部に当該脚軸の側部からかみ合う掛合部を有
すると共に、この掛合部よりも上方位置に設けられた回
動軸によって当該掛合部と前記脚軸との掛合を解く向き
の回動を可能とした状態で前記ケース体内に組み付けら
れたロック体と、このロック体における前記掛合部が設
けられた側と反対の背面に対する当接部を備え、この当
接部を上方に移動可能とするように前記ケース体に移動
可能に組み付けられたレバー体とを備えており、(4)
前記ロック体の背面における前記回動軸の上方側には、
前記脚軸から離れ出す向きに突き出した隆起部が形成さ
れており、前記レバー体の当接部の少なくとも一部が当
該隆起部に押し当てられる当該レバー体の移動位置にお
いて前記掛合部と前記脚軸との掛合が解かれるように前
記ロック体が回動される構成としてあると共に、(5)
このレバー体の当接部の少なくとも一部及び前記ロック
体の隆起部の双方又はいずれか一方が、前記昇降体が前
記支持対象物の荷重を受けている状態において、当該当
接部と隆起部との押し当たりによる弾性変形を生じるよ
うに構成してある。
【0006】かかる構成によれば、先ず、前記レバー体
の当接部によって前記ロック体の背面側を当該ロック体
の掛合部が前記脚軸の雄ネジ部に常時かみ合うように押
さえつけておくことができ、昇降体を当該脚軸の長さ方
向に亙る各位置に安定的に位置づけて前記支持対象物を
当該昇降体によって支持することができる。
【0007】また、前記レバー体を、前記当接部を上方
に移動させるように移動操作することにより、当該当接
部によって前記ロック体の隆起部を押圧し、これによっ
て当該ロック体を前記掛合部と前記脚軸の雄ネジ部との
かみ合いを解くように回動させることができ、この回動
によって当該脚軸の長さ方向に亙る任意の位置まで昇降
体を大幅に移動させることができる。(大幅調整機能)
【0008】また、このように昇降体を大幅に移動させ
た後、再び前記レバー体を前記当接部を下方に移動させ
るように移動させることにより、当該当接部によって前
記回動軸の下方にある前記ロック体の背面を再び押圧し
て当該ロック体の掛合部を前記脚軸の雄ネジ部に再びか
み合わせることができ、このように大幅に昇降体を移動
させた位置において再び前記昇降体を安定的に位置づけ
て前記支持対象物を当該昇降体によって支持することが
できる。
【0009】また、前記ロック体は、前記回動軸の下方
に前記脚軸の雄ネジ部への掛合部を備えていることか
ら、前記昇降体が前記支持対象物の荷重を受けている状
態においては、相対的に当該脚軸には上向きの力が作用
されることとなり、この上向きの力によって当該ロック
体にはこの状態においては前記掛合部を前記雄ネジ部に
より食い込ませる向きの回動力が作用されることとな
る。
【0010】そして、前記レバー体の当接部の少なくと
も一部及び前記ロック体の隆起部の双方又はいずれか一
方が、このようにロック体に回動力が作用されている状
態において当該レバー体を当該当接部を上方に移動させ
るように移動操作した場合に、当該当接部と隆起部との
押し当たりによって弾性変形をするように構成してある
ことから、前記大幅調整をしようとする際に、前記レバ
ー体を前記当接部を上方に移動させる向きに移動操作し
ただけでは前記ロック体の掛合部と前記脚軸の雄ネジ部
との掛合が解かれることはなく、支持対象物の荷重を受
けていることに起因してレバー体の操作と同時に昇降体
が急速に落下してしまうといった事態を生じさせること
がない。すなわち、前記大幅調整にあたっては、前記ロ
ック体に前記回動力が作用されないように、前記支持対
象物の下部を操作者が手などで支えた状態で、前記レバ
ー体を移動操作することを必ず必要とさせるようにする
ことができる。かかる回動力が作用されない状態におい
ては、前記当接部の上方への移動による当該当接部と隆
起部との押し当たりによって当該当接部及び隆起部の双
方又はいずれか一方に弾性変形を生じさせることはな
く、このように上方に移動される当接部によって前記掛
合部と前記脚軸の雄ネジ部との掛合を解く向きに前記ロ
ック体を回動させることができ、これにより前記大幅調
整を支障なく行うことができる。
【0011】また、請求項2記載の発明にあっては、請
求項1記載の昇降脚具がさらに、レバー体を、当該レバ
ー体の当接部の少なくとも一部を隆起部の下方側にある
ロック体の背面に押し当てる下降位置に位置づけるよう
に常時付勢する付勢手段を備えていることを特徴として
いる。
【0012】かかる構成によれば、前記レバー体の当接
部の少なくとも一部が前記ロック体の背面に常時押し付
けられるようにしておくことができ、このように押し付
けられる当接部によって当該ロック体の掛合部が、前記
脚軸の雄ネジ部に当該雄ネジ部と掛合部とのかみ合いを
解く前記大幅調整を必要としない状況においては、常時
適切に当該雄ネジ部にかみ合うように当該ロック体を位
置づけさせておくことができる。
【0013】また、前記大幅調整のために前記レバー体
を前記当接部が前記ロック体の隆起部に押し当てられる
位置まで移動操作させた後、当該移動操作を解いた場合
には、かかる付勢手段の付勢により当該レバー体を移動
操作前の位置(下降位置)に復帰させることができ、か
かる大幅調整後の位置において再び前記掛合部を前記脚
軸の雄ネジ部に適切にかみ合わせるように前記ロック体
の背面を前記当接部によって押さえ付けさせることがで
きる。
【0014】また、請求項3記載の発明にあっては、請
求項1又は請求項2記載の昇降脚具がさらに、ロック体
の隆起部が、回動軸の側から当該ロック体の上端側に向
かうに連れて次第に脚軸から離れる向きに傾斜した傾斜
面を備えていることを特徴としている。
【0015】かかる構成によれば、前記大幅調整のため
に前記レバー体を前記当接部を上方に移動させるように
移動操作することに伴って、当該当接部をかかる傾斜面
に突き当てて前記ロック体を徐々に前記掛合部と前記脚
軸の雄ネジ部との掛合を解く向きに回動させることがで
き、この掛合の解除を円滑に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図66に基づい
て、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
【0017】なお、ここで図1ないし図29は、この発
明の典型的な実施の形態にかかる昇降脚具の一つを示す
ものであり、図1および図2は当該昇降脚具を側方から
見た状態として、図3は上方から視た状態として、それ
ぞれ示している。また、図4ないし図7はそれぞれ、か
かる昇降脚具を断面の状態として示しており、特に、図
4は昇降体1が最も下方に下降した状態を、図6及び図
7は図5の状態からレバー体12を回動操作させた状態
を示しており、さらに、図6は昇降体1に支持対象物M
の荷重が加わっている状態を、図7は昇降体1に支持対
象物Mの荷重が加わっていない状態を、それぞれ示して
いる。また、図8はかかる昇降脚具を構成する各部材を
分離して示している。また、図9ないし図14はそれぞ
れかかる昇降脚具におけるケース体10を構成するアッ
パーケース108をそれぞれ示し、図15ないし図21
は当該ケース体10を構成するロアケース101をそれ
ぞれ示し、図22ないし図26は当該ケース体10に組
み込まれるレバー体12をそれぞれ示し、さらに、図2
7ないし図29は当該ケース体10に組み込まれるロッ
ク体11をそれぞれ示している。
【0018】また、図30ないし図34は、この発明の
典型的な実施の形態にかかる昇降脚具の他の一つを示す
ものであり、図30はかかる昇降脚具を斜視の状態とし
て、図31はその要部を断面にした状態として、図32
はかかる昇降脚具を構成する各部材を分離して、また、
図33および図34はレバー体12を当接部12aを上
方に移動させるように回動操作した状態における要部構
成を断面にして示しており、さらに、図33は昇降体1
に支持対象物Mの荷重が加わっている状態を、図34は
昇降体1に支持対象物Mの荷重が加わっていない状態
を、それぞれ示している。
【0019】また、図35ないし図66は、この発明の
典型的な実施の形態にかかる昇降脚具のさらに他の一つ
を示すものであり、図35および図36は当該昇降脚具
を側方から見た状態として、図37は上方から視た状態
として、それぞれ示している。また、図38ないし図4
1はそれぞれ、かかる昇降脚具を断面の状態として示し
ており、特に、図38は昇降体1が最も下方に下降した
状態を、図40及び図41は図39の状態からレバー体
12を上方にスライド移動操作させた状態を示してお
り、さらに、図40は昇降体1に支持対象物Mの荷重が
加わっている状態を、図41は昇降体1に支持対象物M
の荷重が加わっていない状態を、それぞれ示している。
また、図42はかかる昇降脚具を構成する各部材を分離
して示している。また、図43ないし図47はそれぞれ
かかる昇降脚具におけるケース体10を構成するアッパ
ーケース307をそれぞれ示し、図48ないし図53は
当該ケース体10を構成するロアケース301をそれぞ
れ示し、図54ないし図59は当該ケース体10に組み
込まれるレバー体12をそれぞれ示し、また、図60な
いし図62は当該ケース体10に組み込まれるロック体
11をそれぞれ示し、さらに、図63ないし図66は、
レバー体12の操作片部325に取り付けられる操作摘
み326をそれぞれ示している。
【0020】この実施の形態にかかる昇降脚具は、家具
や家電機器などの支持対象物Mに取り付けられて当該支
持対象物Mを下方から支える昇降体1と、この昇降体1
に差し通されて当該昇降体1を昇降可能に支持するボル
ト状の脚軸2とを備えており、かかる支持対象物Mを高
さ調整可能に支持するために用いられるものである。
【0021】典型的には、かかる支持対象物Mとして
は、いわゆる液晶プロジェクターや映写機、スライド映
写機などの投影機などが予定され、この昇降脚具がかか
る投影機に用いられる場合には、この投影機の投影レン
ズが設けられた前部側の下部に設けられて当該投影機の
傾斜角を調整するように用いられ、これにより、当該投
影レンズから投影される映像がスクリーンなどに映し出
される高さ位置を調整するように用いられる。
【0022】前記昇降体1は、ケース体10と、このケ
ース体10内に組み付けられたロック体11と、このロ
ック体11による前記脚軸2への掛合を解除操作できる
レバー体12とを備えている。
【0023】かかるケース体10を支持対象物Mの下部
に取り付けることにより、前記昇降体1によって当該支
持対象物Mが下方から支えられる。
【0024】また、このように支持対象物Mに取り付け
られる昇降体1の昇降によって当該昇降体1の上部、す
なわち、前記ケース体10の上部からの突き出し寸法が
可変される前記脚軸2は、典型的には、当該支持対象物
Mに形成された脚軸2の収容空間Ma内に納められるも
のとされる。
【0025】また、かかる脚軸2の下端には、接地体3
が設けられる。典型的には、かかる接地体3は、ドーム
状の下部接地面などを備えたダイヤル状に形成され、こ
の接地体3を把持しての捻り回し操作を行い易いように
構成される。
【0026】また、かかるロック体11は、前記脚軸2
に対し前記ケース体10内において当該脚軸2の側部か
ら当該脚軸2の雄ネジ部20にかみ合う掛合部11aを
有している。
【0027】これにより、この実施の形態にかかる昇降
脚具によれば、前記接地体3を捻り回し操作することに
より、前記ロック体11の掛合部11aと脚軸2の雄ネ
ジ部20との掛合位置を変えるように当該脚軸2を昇降
体1に対して螺進あるいは螺退させることができ、この
螺進あるいは螺退によって前記接地体3と昇降体1との
間の間隔を変えて、支持対象物Mを徐々に持ち上げ、あ
るいは、徐々に下げ降ろすことができる。(微調整機
能)
【0028】また、前記ロック体11は、前記掛合部1
1aよりも上方位置に設けられた回動軸11bによって
当該掛合部11aと前記脚軸2との掛合を解く向きの回
動を可能とした状態で前記ケース体10内に組み付けら
れていると共に、前記レバー体12は、このロック体1
1における前記掛合部11aが設けられた側と反対の背
面11cに対する当接部12aを備え、この当接部12
aを上方に移動可能とするように前記ケース体10に移
動可能に組み付けられており、さらに、前記ロック体1
1の背面11cにおける前記回動軸11bの上方側に
は、前記脚軸2から離れ出す向きに突き出した隆起部1
1dが形成されており、前記レバー体12の当接部12
aの少なくとも一部が当該隆起部11dに押し当てられ
る当該レバー体12の移動位置において前記掛合部11
aと前記脚軸2との掛合が解かれるように前記ロック体
11が回動される構成としてある。
【0029】これにより、この実施の形態にかかる昇降
脚具によれば、 (1)先ず、前記レバー体12の当接部12aによって
前記ロック体11の背面11c側を当該ロック体11の
掛合部11aが前記脚軸2の雄ネジ部20に常時かみ合
うように押さえつけておくことができ、昇降体1を当該
脚軸2の長さ方向に亙る各位置に安定的に位置づけて前
記支持対象物Mを当該昇降体1によって支持することが
できると共に、前記微調整を行うこととが可能とされ
る。
【0030】(2)また、前記レバー体12を、前記当
接部12aを上方に移動させるように移動操作すること
により、当該当接部12aによって前記ロック体11の
隆起部11dを押圧し、これによって当該ロック体11
を前記掛合部11aと前記脚軸2の雄ネジ部20とのか
み合いを解くように回動させることができ、この回動に
よって当該脚軸2の長さ方向に亙る任意の位置まで昇降
体1を大幅に移動させることができる。(大幅調整機
能)
【0031】(3)また、このように昇降体1を大幅に
移動させた後、再び前記レバー体12を前記当接部12
aを下方に移動させるように移動させることにより、当
該当接部12aによって前記回動軸11bの下方にある
前記ロック体11の背面11cを再び押圧して当該ロッ
ク体11の掛合部11aを前記脚軸2の雄ネジ部20に
再びかみ合わせることができ、このように大幅に昇降体
1を移動させた位置において再び前記昇降体1を安定的
に位置づけて前記支持対象物Mを当該昇降体1によって
支持することができる。
【0032】また、この実施の形態にあっては、前記レ
バー体12の当接部12aの少なくとも一部及び前記ロ
ック体11の隆起部11dの双方又はいずれか一方が、
前記昇降体1が前記支持対象物Mの荷重を受けている状
態において、当該当接部12aと隆起部11dとの押し
当たりによる弾性変形を生じるように構成してある。
【0033】すなわち、前記ロック体11は、前記回動
軸11bの下方に前記脚軸2の雄ネジ部20への掛合部
11aを備えていることから、前記昇降体1が前記支持
対象物Mの荷重を受けている状態においては、相対的に
当該脚軸2には上向きの力(F1)が作用されることと
なり、この上向きの力(F1)によって当該ロック体1
1にはこの状態においては前記掛合部11aを前記雄ネ
ジ部20により食い込ませる向きの回動力(F2)が作
用されることとなる。そして、この実施の形態にあって
は、前記レバー体12の当接部12aの少なくとも一部
及び前記ロック体11の隆起部11dの双方又はいずれ
か一方が、このようにロック体11に回動力(F2)が
作用されている状態において当該レバー体12を当該当
接部12aを上方に移動させるように移動操作した場合
に、当該当接部12aと隆起部11dとの押し当たりに
よって弾性変形をするように構成してある。
【0034】この結果、この実施の形態にあっては、前
記大幅調整をしようとする際に、前記レバー体12を前
記当接部12aを上方に移動させる向きに移動操作した
だけでは前記ロック体11の掛合部11aと前記脚軸2
の雄ネジ部20との掛合が解かれることはなく、支持対
象物Mの荷重を受けていることに起因してレバー体12
の操作と同時に昇降体1が急速に落下してしまうといっ
た事態を生じさせることがない。すなわち、前記大幅調
整にあたっては、前記ロック体11に前記回動力(F
2)が作用されないように、前記支持対象物Mの下部を
操作者が手などで支えた状態で、前記レバー体12を移
動操作することを必ず必要とさせるようにすることがで
きる。かかる回動力(F2)が作用されない状態におい
ては、前記当接部12aの上方への移動による当該当接
部12aと隆起部11dとの押し当たりによって当該当
接部12a及び隆起部11dの双方又はいずれか一方に
弾性変形を生じさせることはなく、このように上方に移
動される当接部12aによって前記掛合部11aと前記
脚軸2の雄ネジ部20との掛合を解く向きに前記ロック
体11を回動させることができ、これにより前記大幅調
整を支障なく行うことができる。
【0035】前記回動力(F2)が前記ロック体11に
作用されている場合に前記レバー体12の当接部12a
が上方に移動されても当該当接部12aと前記隆起部1
1dとの押し当たりによって当該ロック体11が前記脚
軸2の雄ネジ部20との掛合を解く向きに回動されない
ようにすることは、この回動力(F2)が作用されてい
る場合には当該当接部12aの少なくとも一部が前記隆
起部11dに押し当てられることによって前記脚軸2か
ら離れ出す向きの弾性変形を生じるように構成しておく
ことにより確保することができる。
【0036】また、かかる回動力(F2)が作用されて
いる場合には前記当接部12aが前記隆起部11dに押
し当てられることによって当該隆起部11dが前記脚軸
2に近付く向きの弾性変形を生じるように構成しておく
ことにより確保することができる。
【0037】また、かかる回動力(F2)が作用されて
いる場合には前記当接部12aが前記隆起部11dに押
し当てられることによって、当該当接部12aの少なく
とも一部が前記脚軸2から離れ出す向きの弾性変形を生
じるように構成しておくと共に、当該隆起部11dが前
記脚軸2に近付く向きの弾性変形を生じるように構成し
ておくことにより確保することができる。
【0038】図1ないし図29は、かかる昇降脚具の具
体的な実施の形態の一つを示している。
【0039】かかる図1ないし図29に示される例にあ
っては、前記昇降体1を構成するケース体10は、上面
を開放させたロアケース101と、当該ロアケース10
1の開放された上面を塞ぐアッパーケース108とから
構成されている。
【0040】かかるロアケース101とアッパーケース
108とは、アッパーケース108の両側に形成された
弾性片109の先端に形成させた掛合部110をそれぞ
れ、当該ロアケース101の両側外面に形成させた被掛
合部102に当該掛合部110が上方から突き当てられ
ることに伴う当該弾性片109の弾性的な外向きの広が
り出し後の、当該掛合部110が当該被掛合部102を
乗り越えた位置での弾発によって、当該被掛合部102
に掛合させることによってワンタッチで組み付け合わさ
れるようにしてある。
【0041】また、このように構成されるケース体10
における前記アッパーケース108の上面と前記ロアケ
ース101の下面とにそれぞれ、前記脚軸2の通し穴1
03、111が形成されており、かかる両通し穴10
3、111を通じて当該ケース体10に当該脚軸2が差
し通されている。この例にあっては、このように差し通
される脚軸2の下端に前記接地体3が取り付けられてい
ると共に、かかる脚軸2の上端には前記アッパーケース
108に設けられた通し穴111から下方への当該脚軸
2の入り込みを阻止するワッシャー134がはめ付けら
れている。
【0042】また、このように組み付け合わされるロア
ケース101とアッパーケース108との内部に前記ロ
ック体11が回動可能に組み込まれると共に、前記レバ
ー体12の主体部が組み込まれる構成としてある。
【0043】かかる例にあっては、前記ロック体11
は、上下端にそれぞれ異なる向きに突き出す突き出し部
117を備えたレバー状をなすように構成されている。
【0044】そして、かかるロック体11における下端
側の突き出し部117に前記脚軸2の雄ネジ部20に対
する掛合部11aが形成されていると共に、かかるロッ
ク体11における上端側の突き出し部117が前記隆起
部11dとして機能するように構成されている。
【0045】この例にあっては、かかるロック体11に
おける下端側の突き出し部117に前記脚軸2を前記ケ
ース体10内において当該脚軸2の側部から納める凹部
118が形成してあると共に、この凹部118内に当該
脚軸2の雄ネジ部20にかみ合う雌ネジ部119が形成
されている。すなわち、この実施の形態にあっては、か
かる凹部118の雌ネジ部119が前記掛合部11aと
して機能される構成としてある。
【0046】また、この例にあっては、前記凹部118
よりも上方位置であって、前記隆起部11dよりも下方
となる位置に、かかるロック体11を前記ケース体10
内に回動可能に組み付ける回動軸11bが設けられてい
る。
【0047】かかる回動軸11bは、この例にあって
は、かかるロック体11における前記ロアケース101
とアッパーケース108との掛合側に向けられた両側端
部から突き出すに円柱状の突起120として構成されて
いる。
【0048】そして、この例にあっては、アッパーケー
ス108の内部に当該ロック体11を間に納める間隔を
開けて配される一対の支持板112、112が形成され
ていると共に、ロアケース101の内部に同様に当該ロ
ック体11を間に納める間隔を開けて配される一対の支
持板104、104が形成されており、さらに、前記ア
ッパーケース108に形成された一対の支持板112、
112の下端にそれぞれ前記回動軸11bを納める軸凹
部113が形成してあり、この一対の支持板112、1
12に形成された軸凹部113にそれぞれ前記回動軸1
1bを納めた状態で両ケース101、108を組み付け
合わさせることにより当該組み付け合わせにより先端を
突き合わされる前記アッパーケース108の一対の支持
板112、112とロアケース101の一対の支持板1
04、104とによって、前記ケース体10内に前記脚
軸2の軸線方向に対しほぼ直交する向きに回動軸11b
線を配した状態で前記ロック体11が組み込まれるよう
にしてある。
【0049】また、この例にあっては、前記レバー体1
2は、(1)前記ケース体10内において前記脚軸2
と、前記のように当該ケース体10内に組み込まれるロ
ック体11とを内側に納める方形枠部123と、(2)
この方形枠部123における前記ロック体11の凹部1
18が形成された側と反対の側、つまり、前記隆起部1
1dが形成された当該ロック体11の背面11c側にあ
る枠縁部に一端を一体に連接させると共に、前記ケース
体10の側部開放部105を通じて当該ケース体10の
外方に他端を突き出させる操作片部124と、(3)こ
の操作片部124の突き出し端に取り付けられる操作摘
み125とを備えている。
【0050】また、この例にあっては、前記方形枠部1
23における前記脚軸2を挟んだ前記操作片部124が
設けられた側と反対の側に、かかるレバー体12を前記
ケース体10内に回動可能に組み付ける回動軸126が
設けられている。
【0051】かかる回動軸126は、この例にあって
は、かかる方形枠部123における前記ロアケース10
1とアッパーケース108との掛合側に向けられた両側
端部から突き出すに円柱状の突起127として構成され
ている。
【0052】そして、この例にあっては、アッパーケー
ス108のロアケース101との掛合側となる両側板の
下部にそれぞれ、前記回動軸126を納める軸凹部11
4が形成してあり、この軸凹部114にそれぞれ前記回
動軸126を納めた状態で両ケース体10を組み付け合
わさせることにより当該組み付け合わせにより先端を突
き合わされる前記アッパーケース108の側板とロアケ
ース101の側板とによって、前記ケース体10内に前
記脚軸2の軸線方向に対しほぼ直交する向きに回動軸線
を配した状態で前記レバー体12が組み込まれるように
してある。
【0053】また、この例にあっては、前記方形枠部1
23における前記ロック体11の背面11c側に向けら
れた箇所に、下端を当該方形枠部123の内面下端に一
体に連接させて上方に延びる弾性片128が設けられて
いる。そして、この例にあっては、かかる弾性片128
における前記ロック体11の背面11cに向けられた面
が前記当接部12aとなるようにしてある。より具体的
には、この例にあっては、前記ロック体11の背面11
c側であって、前記回動軸11bを挟んだ下方に下部隆
起部121が形成されており、当該ロック体11の掛合
部11aと脚軸2の雄ネジ部20との掛合を解く向きの
当該ロック体11の回動を生じさせるように当該レバー
体12を回動させない状態においては、前記弾性片12
8の当接部12aのうち当該弾性片128の基部側に位
置する箇所が当該下部隆起部121に押し当てられ、当
該弾性片128の突き出し端が前記隆起部11dの下方
に位置されるようにしてある。
【0054】また、この例にあっては、かかる弾性片1
28の背面11c側において、前記方形枠部123に、
当該弾性片128の前記脚軸2から離れる向きの弾性変
形による移動を許容する割溝129が形成されており、
前記ロック体11に前記回動力(F2)が作用されてい
る状態においては、前記操作摘み125を把持して前記
回動軸126を中心に前記レバー体12を当該弾性片1
28における当接部12aが前記隆起部11dに押し当
てられるように上方に回動させても、前記脚軸2から当
該弾性片128の突き出し端側を離れ出させるように、
この割溝129内に当該弾性片128が入り込み、この
弾性片128が当該脚軸2の雄ネジ部20と掛合部11
aとの掛合を解く向きに前記回動軸11bを中心に前記
ロック体11を回動させることがないものとされてい
る。(図6)
【0055】一方、このような回動力(F2)が前記ロ
ック体11に作用されていない状態においては、前記操
作摘み125を把持して前記回動軸126を中心に前記
レバー体12を当該弾性片128における当接部12a
が前記隆起部11dに押し当てられるように上方に回動
させた場合、当該弾性片128は弾性変形を生じないよ
うにその剛性が設定されており、この場合には、当該弾
性片128の突き出し端側が前記隆起部11dを押圧し
て当該脚軸2の雄ネジ部20と掛合部11aとの掛合を
解く向きに前記回動軸11bを中心に前記ロック体11
を回動させるものとされている。(図7)
【0056】なお、この例にあっては、前記ケース体1
0内に、前記レバー体12を、当該レバー体12の当接
部12aを前記ロック体11の隆起部11dの下方側に
あるロック体11の背面11cに押し当てる回動位置に
位置づけるように常時付勢する付勢手段132が備えら
れている。
【0057】具体的には、この例にあっては、かかる付
勢手段132を、かかるレバー体12における前記操作
片部124と方形枠部123との連接箇所に形成された
当該方形枠部123の上面において開放された保持穴1
30の穴底に形成された保持突部131をバネ一端側か
らバネ内側に入り込ませると共に、前記アッパーケース
108の内面に形成された保持突部115をバネ他端側
からバネ内側に入り込ませた状態で、当該レバー体12
と前記アッパーケース108との間に介装された圧縮コ
イルバネ133としている。
【0058】この結果、この例にあっては、前記レバー
体12の当接部12a(この例にあっては前記弾性片1
28の前記ロック体11の背面11cに向けられた面)
が前記ロック体11の背面11cに常時押し付けられる
ようにしておくことができ、このように押し付けられる
当接部12aによって当該ロック体11の掛合部11a
が、前記脚軸2の雄ネジ部20に当該雄ネジ部20と掛
合部11aとのかみ合いを解く前記大幅調整を必要とし
ない状況においては、常時適切に当該雄ネジ部20にか
み合うように当該ロック体11を位置づけさせておくこ
とができる。
【0059】また、前記大幅調整のために前記レバー体
12を前記当接部12aが前記ロック体11の隆起部1
1dに押し当てられる位置まで回動操作させた後、当該
回動操作を解いた場合には、かかる付勢手段132の付
勢により当該レバー体12を回動操作前の位置に復帰さ
せることができ、かかる大幅調整後の位置において再び
前記掛合部11aを前記脚軸2の雄ネジ部20に適切に
かみ合わせるように前記ロック体11の背面11cを前
記当接部12aによって押さえ付けさせることができ
る。
【0060】また、この例にあっては、前記ロック体1
1に形成された隆起部11dが、このロック体11の回
動軸11bの側から当該ロック体11の上端側に向かう
に連れて次第に脚軸2から離れる向きに傾斜した傾斜面
122を備えるように構成してある。
【0061】この結果、この例にあっては、前記大幅調
整のために前記レバー体12を前記当接部12aを上方
に移動させるように回動操作することに伴って、当該当
接部12a(この例にあっては、かかる当接部12aの
うち前記弾性片128の突き出し端側にある当接部12
a)をかかる傾斜面122に突き当てて前記ロック体1
1を徐々に前記掛合部11aと前記脚軸2の雄ネジ部2
0との掛合を解く向きに回動させることができ、この掛
合の解除を円滑に行うことができる。
【0062】なお、この例にあっては、前記アッパーケ
ース108の上面部には、前記通し穴111に下端を連
通させた上下端を開放させた筒状部116が形成されて
おり、この通し穴111から突き出される脚軸2をこの
筒状部116内を通し抜けさせるようにしてある。
【0063】また、この例にあっては、前記ロアケース
101における前記レバー体12の操作片部124の突
き出し側と反対の側に、前記アッパーケース108の上
面とほぼ同面をなす位置に突き出し端面を位置させるよ
うに形成された円柱状部106が形成されていると共
に、この円柱状部106に当該突き出し端面において開
放されたネジの止め付け穴107が形成されており、支
持対象物M側に形成されたネジの挿通穴(図示は省略す
る。)から当該止め付け穴107にネジの軸部をネジ込
むことにより当該支持対象物Mに対する昇降体1の最終
的な止め付けをなすようにしてある。
【0064】次いで、図30ないし図34は、かかる昇
降脚具の具体的な実施の形態の他の一つを示している。
【0065】かかる図30ないし図34に示される例に
あっても、前記昇降体1を構成するケース体10は、上
面を開放させたロアケース201と、当該ロアケース2
01の開放された上面を塞ぐアッパーケース205とか
ら構成されている。
【0066】かかるロアケース201とアッパーケース
205とは、アッパーケース205の両側に形成された
弾性片206の先端に形成させた掛合部207をそれぞ
れ、当該ロアケース201の両側外面に形成させた被掛
合部202に当該掛合部207が上方から突き当てられ
ることに伴う当該弾性片206の弾性的な外向きの広が
り出し後の、当該掛合部207が当該被掛合部202を
乗り越えた位置での弾発によって、当該被掛合部202
に掛合させることによってワンタッチで組み付け合わさ
れるようにしてある。
【0067】また、このように構成されるケース体10
における前記アッパーケース205の上面と前記ロアケ
ース201の下面とにそれぞれ、前記脚軸2の通し穴2
03、208が形成されており、かかる両通し穴20
3、208を通じて当該ケース体10に当該脚軸2が差
し通されている。この例にあっては、このように差し通
される脚軸2の下端に前記接地体3が取り付けられてい
ると共に、かかる脚軸2の上端には前記アッパーケース
205に設けられた通し穴208から下方への当該脚軸
2の入り込みを阻止するワッシャー225がはめ付けら
れている。
【0068】また、このように組み付け合わされるロア
ケース201とアッパーケース205との内部に前記ロ
ック体11が回動可能に組み込まれると共に、前記レバ
ー体12の主体部が組み込まれる構成としてある。
【0069】かかる例にあっては、前記ケース体10に
二つの前記ロック体11、11が組み込まれるようにし
てある。
【0070】かかる二つのロック体11、11は、ほぼ
同寸、同形をなすように構成されている。また、かかる
ロック体11は、上下端にそれぞれ異なる向きに突き出
す突き出し部213を備えたレバー状をなすように構成
されている。
【0071】そして、かかるロック体11における下端
側の突き出し部213に前記脚軸2の雄ネジ部20に対
する掛合部11aが形成されていると共に、かかるロッ
ク体11における上端側の突き出し部213が前記隆起
部11dとして機能するように構成されている。
【0072】この例にあっては、かかるロック体11に
おける下端側の突き出し部213に前記脚軸2を前記ケ
ース体10内において当該脚軸2の側部から納める凹部
214が形成してあると共に、この凹部214内に当該
脚軸2の雄ネジ部20にかみ合う雌ネジ部215が形成
されている。すなわち、この実施の形態にあっては、か
かる凹部214の雌ネジ部215が前記掛合部11aと
して機能される構成としてある。
【0073】また、この例にあっては、前記凹部214
よりも上方位置であって、前記隆起部11dよりも下方
となる位置に、かかるロック体11を前記ケース体10
内に回動可能に組み付ける回動軸11bが設けられてい
る。
【0074】かかる回動軸11bは、この例にあって
は、かかるロック体11における前記ロアケース201
とアッパーケース205との掛合側に直交する向きに向
けられた両側端部から突き出すに円柱状の突起216と
して構成されている。
【0075】そして、この例にあっては、アッパーケー
ス205の内部に、当該アッパーケース205とロアケ
ース201との掛合側にほぼ直交する向きに板面を向け
ると共に、当該ロック体11を間に納める間隔を開けて
配される一対の支持板209、209が形成されてい
る。
【0076】かかる一対の支持板209、209は、前
記脚軸2を挟んだ両側にそれぞれ形成されている。
【0077】また、かかる一対の支持板209、209
の下端にはそれぞれ、前記ロック体11の回動軸11b
を回動可能にはめ込み状態に納める軸穴部210が形成
してある。
【0078】そして、この例にあっては、前記脚軸2を
挟んだ一方側にある前記一対の支持板209、209に
形成された軸穴部210にそれぞれ、前記二つのロック
体11のうちの一方のロック体11の前記回動軸11b
を納めると共に、前記脚軸2を挟んだ他方側にある前記
一対の支持板209、209に形成された軸穴部210
にそれぞれ、当該二つのロック体11のうちの他方のロ
ック体11の前記回動軸11bを納めた状態で前記両ケ
ース201、205を組み付け合わさせることにより、
前記ケース体10内に前記脚軸2の軸線方向に対しほぼ
直交する向きに回動軸線を配した状態で前記二つのロッ
ク体11がそれぞれ組み込まれるようにしてある。
【0079】また、この例にあっては、前記レバー体1
2は、(1)前記ケース体10内において前記脚軸2
と、前記のように当該ケース体10内に組み込まれる二
つのロック体11、11とを内側に納める方形枠部21
8と、(2)この方形枠部218における前記ロック体
11の凹部214が形成された側と反対の側、つまり、
前記隆起部11dが形成された前記二つのロック体1
1、11の背面11c側にある両枠部間に亙る一方の枠
部に一端を一体に連接させると共に、前記ケース体10
の側部開放部204を通じて当該ケース体10の外方に
他端を突き出させる操作片部219とを備えている。
【0080】また、この例にあっては、前記方形枠部2
18における前記脚軸2を挟んだ前記操作片部219が
設けられた側と反対の側に、かかるレバー体12を前記
ケース体10内に回動可能に組み付ける回動軸220が
設けられている。
【0081】かかる回動軸220は、この例にあって
は、かかる方形枠部218における前記ロアケース20
1とアッパーケース205との掛合側に向けられた両側
端部から突き出すに円柱状の突起221として構成され
ている。
【0082】そして、この例にあっては、アッパーケー
ス205のロアケース201との掛合側となる両側板の
下部にそれぞれ、前記回動軸220を納める軸穴211
が形成してあり、この軸穴211にそれぞれ前記回動軸
220を納めた状態で前記両ケース体201、205を
組み付け合わさせることにより、前記ケース体10内に
前記脚軸2の軸線方向に対しほぼ直交する向きに回動軸
線を配した状態で前記レバー体12が組み込まれるよう
にしてある。
【0083】また、この例にあっては、前記方形枠部2
18における前記ロック体11の背面11c側にある両
枠部の内面が前記当接部12aとなるようにしてある。
【0084】そして、この例にあっては、前記ロック体
11に前記回動力(F2)が作用されている状態におい
ては、前記操作片部219のケース体10から突き出さ
れた端部を把持して前記回動軸11bを中心に前記レバ
ー体12を前記当接部12aとなる枠部の上縁部が前記
隆起部11dに押し当てられるように上方に回動させて
も、前記脚軸2から当該枠部の内面を離れ出させるよう
にこの枠部が外側広がり出すように弾性変形して、この
枠部の当接部12aが当該脚軸2の雄ネジ部20と掛合
部11aとの掛合を解く向きに前記回動軸11bを中心
に前記ロック体11を回動させることがないものとされ
ている。(図33)
【0085】一方、このような回動力(F2)が前記ロ
ック体11に作用されていない状態においては、前記操
作片部219を把持して前記回動軸11bを中心に前記
レバー体12を前記当接部12aとなる枠部の上縁部が
前記隆起部11dに押し当てられるように上方に回動さ
せた場合、当該枠部は弾性変形を生じないようにその剛
性が設定されており、この場合には、当該枠部の上縁部
が前記隆起部11dを押圧して当該脚軸2の雄ネジ部2
0と掛合部11aとの掛合を解く向きに前記回動軸11
bを中心に前記二つのロック体11をそれぞれ回動させ
るものとされている。(図34)
【0086】なお、この例にあっても、前記ケース体1
0内に、前記レバー体12を、当該レバー体12の当接
部12aを前記ロック体11の隆起部11dの下方側に
あるロック体11の背面11cに押し当てる回動位置に
位置づけるように常時付勢する付勢手段223が備えら
れている。
【0087】具体的には、この例にあっては、かかる付
勢手段223を、かかるレバー体12における前記操作
片部219と方形枠部218との連接箇所に形成された
保持突部222をバネ一端側からバネ内側に入り込ませ
ると共に、前記アッパーケース205の内面に形成され
た保持突部212をバネ他端側からバネ内側に入り込ま
せた状態で、当該レバー体12と前記アッパーケース2
05との間に介装された圧縮コイルバネ224としてい
る。
【0088】この結果、この例にあっては、前記レバー
体12の当接部12a(この例にあっては前記枠部の内
面)が前記ロック体11の背面11cに常時押し付けら
れるようにしておくことができ、このように押し付けら
れる当接部12aによって当該ロック体11の掛合部1
1aが、前記脚軸2の雄ネジ部20に当該雄ネジ部20
と掛合部11aとのかみ合いを解く前記大幅調整を必要
としない状況においては、常時適切に当該雄ネジ部20
にかみ合うように当該ロック体11を位置づけさせてお
くことができる。
【0089】また、前記大幅調整のために前記レバー体
12を前記当接部12aが前記ロック体11の隆起部1
1dに押し当てられる位置まで回動操作させた後、当該
回動操作を解いた場合には、かかる付勢手段223の付
勢により当該レバー体12を回動操作前の位置に復帰さ
せることができ、かかる大幅調整後の位置において再び
前記掛合部11aを前記脚軸2の雄ネジ部20に適切に
かみ合わせるように前記ロック体11の背面11cを前
記当接部12aによって押さえ付けさせることができ
る。
【0090】また、この例にあっても、前記ロック体1
1に形成された隆起部11dが、このロック体11の回
動軸11bの側から当該ロック体11の上端側に向かう
に連れて次第に脚軸2から離れる向きに傾斜した傾斜面
217を備えるように構成してある。
【0091】この結果、この例にあっては、前記大幅調
整のために前記レバー体12を前記当接部12aを上方
に移動させるように回動操作することに伴って、当該当
接部12aをかかる傾斜面217に突き当てて前記ロッ
ク体11を徐々に前記掛合部11aと前記脚軸2の雄ネ
ジ部20との掛合を解く向きに回動させることができ、
この掛合の解除を円滑に行うことができる。
【0092】図35ないし図66は、かかる昇降脚具の
具体的な実施の形態のさらに他の一つを示している。
【0093】かかる図35ないし図66に示される例に
あっては、前記昇降体1を構成するケース体10は、上
面を開放させたロアケース301と、当該ロアケース3
01の開放された上面を塞ぐアッパーケース307とか
ら構成されている。
【0094】かかるロアケース301とアッパーケース
307とは、アッパーケース307の両側に形成された
弾性片308の先端に形成させた掛合部309をそれぞ
れ、当該ロアケース301の両側外面に形成させた被掛
合部302に当該掛合部309が上方から突き当てられ
ることに伴う当該弾性片308の弾性的な外向きの広が
り出し後の、当該掛合部309が当該被掛合部302を
乗り越えた位置での弾発によって、当該被掛合部302
に掛合させることによってワンタッチで組み付け合わさ
れるようにしてある。
【0095】また、このように構成されるケース体10
における前記アッパーケース307の上面と前記ロアケ
ース301の下面とにそれぞれ、前記脚軸2の通し穴3
03、310が形成されており、かかる両通し穴30
3、310を通じて当該ケース体10に当該脚軸2が差
し通されている。この例にあっては、このように差し通
される脚軸2の下端に前記接地体3が取り付けられてい
ると共に、かかる脚軸2の上端には前記アッパーケース
307に設けられた通し穴310から下方への当該脚軸
2の入り込みを阻止するEリング334がはめ付けられ
ている。
【0096】また、このように組み付け合わされるロア
ケース301とアッパーケース307との内部に前記ロ
ック体11が回動可能に組み込まれると共に、前記レバ
ー体12の主体部が組み込まれる構成としてある。
【0097】かかる例にあっては、前記ロック体11
は、上下端にそれぞれ異なる向きに突き出す突き出し部
315を備えたレバー状をなすように構成されている。
【0098】そして、かかるロック体11における下端
側の突き出し部315に前記脚軸2の雄ネジ部20に対
する掛合部11aが形成されていると共に、かかるロッ
ク体11における上端側の突き出し部315が前記隆起
部11dとして機能するように構成されている。
【0099】この例にあっては、かかるロック体11に
おける下端側の突き出し部315に前記脚軸2を前記ケ
ース体10内において当該脚軸2の側部から納める凹部
316が形成してあると共に、この凹部316内に当該
脚軸2の雄ネジ部20にかみ合う雌ネジ部317が形成
されている。すなわち、この実施の形態にあっては、か
かる凹部316の雌ネジ部317が前記掛合部11aと
して機能される構成としてある。
【0100】また、この例にあっては、前記凹部316
よりも上方位置であって、前記隆起部11dよりも下方
となる位置に、かかるロック体11を前記ケース体10
内に回動可能に組み付ける回動軸11bが設けられてい
る。
【0101】かかる回動軸11bは、この例にあって
は、かかるロック体11における前記ロアケース301
とアッパーケース307との掛合側に向けられた両側端
部から突き出すに円柱状の突起318として構成されて
いる。
【0102】そして、この例にあっては、アッパーケー
ス307のロアケース301との掛合側となる両側板の
下部にそれぞれ、前記回動軸11bを納める軸凹部31
1が形成してあり、この軸凹部311にそれぞれ前記回
動軸11bを納めた状態で両ケース体10を組み付け合
わさせることにより当該組み付け合わせにより先端を突
き合わされる前記アッパーケース307の側板とロアケ
ース301の側板とによって、前記ケース体10内に前
記脚軸2の軸線方向に対しほぼ直交する向きに回動軸線
を配した状態で前記ロック体11が組み込まれるように
してある。
【0103】また、この例にあっては、前記レバー体1
2は、(1)上面を開放させると共に、横断面の外郭形
状をほぼ方形にした方形筒状部324と、(2)この方
形筒状部324における前記ロック体11の背面11c
に向き合う側と反対の側に一端を一体に連接させると共
に、前記ケース体10の側部開放部304を通じて当該
ケース体10の外方に他端を突き出させる操作片部32
5と、(3)この操作片部325の突き出し端に取り付
けられる操作摘み326とを備えている。
【0104】また、この例にあっては、かかるレバー体
12は、前記ロック体11の背面11cと前記側部開放
部304が形成されたケース体10の内面との間の空間
において、上下方向にスライド移動可能な状態で納めら
れている。
【0105】具体的には、この例にあっては、前記レバ
ー体の方形筒状部324における前記アッパーケース3
07とロアケース301との掛合側に向けられた両側板
の外側にそれぞれ、当該方形筒状部324の上下方向に
延びるリブ部327と、このリブ部327との間に後述
するアッパーケース307の内面に設けられたガイドリ
ブ312を納めさせる間隔を開けて設けられた支持突起
328とが設けられている。
【0106】この例にあっては、前記リブ部327は、
前記方形筒状部324における前記操作片部325の突
き出し側にある隅部に沿って形成されている。また、前
記支持突起328は、この方形筒状部324における下
部であって前記リブ部327の設けられた側と反対の隅
部側に形成されている。
【0107】そして、この例にあっては、アッパーケー
ス307におけるロアケース301との掛合側となる両
側板にそれぞれ、前記レバー体12の方形筒状部324
における前記リブ部327と支持突起328の間に入り
込む幅のガイドリブ312が上下方向に亘って形成して
あり、このガイドリブ312を当該リブ部327と支持
突起328の間に入り込ませるように前記アッパーケー
ス307内に前記方形筒状部324を入れ込むことによ
って、このガイドリブ312に沿って上下方向にスライ
ド移動可能な状態でケース体10にレバー体12が組み
込まれる構成としてある。
【0108】また、この例にあっては、前記方形筒状部
324における前記ロック体11の背面11c側に向け
られた箇所に、下端を当該方形筒状部324の内面下端
に一体に連接させて上方に延びる弾性片329が設けら
れている。そして、この例にあっては、かかる弾性片3
29における前記ロック体11の背面11cに向けられ
た面が前記当接部12aとなるようにしてある。より具
体的には、この例にあっては、前記ロック体11の背面
11c側に上下方向に亙る溝状の凹部319が形成され
ている。そして、この凹部319の両側にある凹部側壁
320の突き出し面に前記支持突起328が前記ロック
体11を上方にスライド移動させない状態において突き
当てられるようにしてある。また、この凹部側壁320
は、前記弾性片329の突き出し端が前記ロック体11
の隆起部11dに下方から突き当てられる前記レバー体
12のスライド移動位置において、このスライド移動に
よるロック体11の回動を許容するように、前記支持突
起328を入り込ませる逃げ凹所321を有している。
【0109】また、この例にあっては、かかる弾性片3
29は、前記レバー体12の方形筒状部324における
前記ロック体11の背面11cに向けられた側板部に形
成された当該側板部の上縁において外方に開放されて下
方に延びる一対の割溝330、330によって、形成さ
れている。すなわち、互いに間隔を開けて設けられたか
かる一対の割溝330、330の間が前記弾性片329
となるようにしてある。
【0110】そして、前記ロック体11に前記回動力
(F2)が作用されている状態においては、前記操作摘
み326を把持して前記レバー体12を当該弾性片32
9における当接部12aが前記隆起部11dに押し当て
られるように上方にスライド移動させても、前記脚軸2
から当該弾性片329の突き出し端側を離れ出させるよ
うに、当該弾性片329が弾性変形し、この弾性片32
9が当該脚軸2の雄ネジ部20と掛合部11aとの掛合
を解く向きに前記回動軸11bを中心に前記ロック体1
1を回動させることがないものとされている。(図4
0)
【0111】一方、このような回動力(F2)が前記ロ
ック体11に作用されていない状態においては、前記操
作摘み326を把持して前記レバー体12を当該弾性片
329における当接部12aが前記隆起部11dに押し
当てられるように上方にスライド移動させた場合、当該
弾性片329は弾性変形を生じないようにその剛性が設
定されており、この場合には、当該弾性片329の突き
出し端側が前記隆起部11dを押圧して当該脚軸2の雄
ネジ部20と掛合部11aとの掛合を解く向きに前記回
動軸11bを中心に前記ロック体11を回動させるもの
とされている。(図41)
【0112】なお、この例にあっては、前記ケース体1
0内に、前記レバー体12を、当該レバー体12の前記
支持突起328を前記ロック体11の隆起部11dの下
方側にあるロック体11の背面11c、より具体的に
は、前記逃げ凹所321の下方にある凹部側壁320の
突き出し面に押し当てる下降位置に位置づけるように常
時付勢する付勢手段332が備えられている。
【0113】具体的には、この例にあっては、かかる付
勢手段332を、かかるレバー体12における前記方形
筒状部324の上面開放部を通じて当該方形筒状部32
4内にバネ下端側を入れ込ませ、かつ、かかる方形筒状
部324の底部に形成された保持突部331をバネ下端
側からバネ内側に入り込ませると共に、前記アッパーケ
ース307の内面に形成された保持突部313をバネ上
端側からバネ内側に入り込ませた状態で、当該レバー体
12と前記アッパーケース307との間に介装された圧
縮コイルバネ333としている。
【0114】この結果、この例にあっては、前記レバー
体12の前記支持突起328が前記ロック体11の背面
11c(すなわち、前記逃げ凹所321の下方にある凹
部側壁320の突き出し面)に常時押し付けられるよう
にしておくことができ、このように押し付けられる支持
突起328(ロック体11の背面11cに対する当接部
12aの一部)によって当該ロック体11の掛合部11
aが、前記脚軸2の雄ネジ部20に当該雄ネジ部20と
掛合部11aとのかみ合いを解く前記大幅調整を必要と
しない状況においては、常時適切に当該雄ネジ部20に
かみ合うように当該ロック体11を位置づけさせておく
ことができる。
【0115】また、前記大幅調整のために前記レバー体
12を前記当接部12aの一部(すなわち、この例で
は、前記弾性片329の突き出し端)が前記ロック体1
1の隆起部11dに押し当てられる位置まで上方にスラ
イド移動操作させた後、当該移動操作を解いた場合に
は、かかる付勢手段332の付勢により当該レバー体1
2を移動操作前の位置に復帰させることができ、かかる
大幅調整後の位置において再び前記掛合部11aを前記
脚軸2の雄ネジ部20に適切にかみ合わせるように前記
ロック体11の背面11cを前記支持突起328によっ
て押さえ付けさせることができる。
【0116】また、この例にあっては、前記ロック体1
1に形成された隆起部11dが、このロック体11の回
動軸11bの側から当該ロック体11の上端側に向かう
に連れて次第に脚軸2から離れる向きに傾斜した傾斜面
323を備えるように構成してある。
【0117】この結果、この例にあっては、前記大幅調
整のために前記レバー体12を前記当接部12aを上方
に移動させるようにスライド移動操作することに伴っ
て、当該当接部12a(すなわち、この例にあっては、
前記弾性片329の突き出し端)をかかる傾斜面323
に突き当てて前記ロック体11を徐々に前記掛合部11
aと前記脚軸2の雄ネジ部20との掛合を解く向きに回
動させることができ、この掛合の解除を円滑に行うこと
ができる。
【0118】なお、この例にあっては、前記アッパーケ
ース307の上面部には、前記通し穴310に下端を連
通させた上下端を開放させた筒状部314が形成されて
おり、この通し穴310から突き出される脚軸2をこの
筒状部314内を通し抜けさせるようにしてある。
【0119】また、この例にあっては、前記ロアケース
301における前記レバー体12の操作片部325の突
き出し側と反対の側に、前記アッパーケース307の上
面とほぼ同面をなす位置に突き出し端面を位置させるよ
うに形成された円柱状部305が形成されていると共
に、この円柱状部305に当該突き出し端面において開
放されたネジの止め付け穴306が形成されており、支
持対象物M側に形成されたネジの挿通穴(図示は省略す
る。)から当該止め付け穴306にネジの軸部をネジ込
むことにより当該支持対象物Mに対する昇降体1の最終
的な止め付けをなすようにしてある。
【0120】この図35ないし図66に示される例にあ
っては、前記方形筒状部324を前記ロック体11の背
面の側方にあるケース体10内の空間に上下方向にスラ
イド移動可能な状態で納めると共に、前記付勢手段33
2によって常時下方位置に付勢されたレバー体12によ
って、前記ロック体11と脚軸2との掛合を解くように
していることから、かかるレバー体12におけるケース
体10内に納められる部分(すなわち、方形筒状部32
4)の大きさを必要最小限にすることができ、昇降脚具
を構成するケース体10をできるだけコンパクトに構成
することができる。
【0121】
【発明の効果】この発明にかかる昇降脚具によれば、支
持対象物を支持する昇降体に当該支持対象物の荷重が加
わっている状態においては、脚軸とロック体との掛合を
解くように当該ロック体を単純に操作しても当該掛合が
解かれることはなく、かかる掛合を解くためには当該昇
降体に加わる支持対象物の荷重の全部又は一部を当該支
持対象物を下方から操作者の手などで支えるなどしなが
ら当該ロック体を操作することを要するようにすること
ができる。この結果、かかる掛合の解除にあたって、前
記昇降体、さらには、当該昇降体によって支持されてい
た支持対象物が予期せず急速に落下してしまうことを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】昇降脚具の側面図
【図2】図1における左側から見た昇降脚具の側面図
【図3】昇降脚具の平面図
【図4】同要部断面図
【図5】同要部断面図
【図6】同要部断面図
【図7】同要部断面図
【図8】同分離斜視図
【図9】アッパーケース108の平面図
【図10】同底面図
【図11】同側面図
【図12】図10におけるA−A線断面図
【図13】図11における左側から見たアッパーケース
108の側面図
【図14】図10におけるB−B線断面図
【図15】ロアケース101の平面図
【図16】同底面図
【図17】同側面図
【図18】図15におけるC−C線断面図
【図19】図15におけるD−D線断面図
【図20】図17における左側から見たロアケース10
1の側面図
【図21】図15におけるE−E線断面図
【図22】レバー体12の平面図
【図23】同底面図
【図24】同側面図
【図25】図22におけるF−F線断面図
【図26】図24における左側から見たレバー体12の
側面図
【図27】ロック体11の側面図
【図28】ロック体11の平面図
【図29】図27における右側から見たロック体11の
側面図
【図30】図1ないし図29の各図によって示される昇
降脚具と構成を異ならせる昇降脚具の斜視図
【図31】同要部断面斜視図
【図32】同分離斜視図
【図33】同要部断面構成図
【図34】同要部断面構成図
【図35】図1ないし図29の各図によって示される昇
降脚具及び図30ないし図34の各図によって示される
昇降脚具と構成を異ならせる昇降脚具の側面図
【図36】図35における左側から見た同昇降脚具の側
面図
【図37】同昇降脚具の平面図
【図38】同要部断面図
【図39】同要部断面図
【図40】同要部断面図
【図41】同要部断面図
【図42】同分離斜視図
【図43】アッパーケース307の平面図
【図44】同底面図
【図45】同側面図
【図46】図43におけるG−G線断面図
【図47】図45における左側から見たアッパーケース
307の一部破断側面図
【図48】ロアケース301の平面図
【図49】同底面図
【図50】同側面図
【図51】図48におけるH−H線断面図
【図52】図50における左側から見たロアケース30
1の側面図
【図53】図48におけるI−I線断面図
【図54】レバー体12の平面図
【図55】同底面図
【図56】同側面図
【図57】図56と反対の側から見たレバー体12の側
面図
【図58】図54の下側から見たレバー体12の側面図
【図59】図54におけるJ−J線断面図
【図60】ロック体11の側面図
【図61】ロック体11の平面図
【図62】図60におけるK−K線断面図
【図63】操作摘み326の側面図
【図64】図63と異なる向きから見た操作摘み326
の側面図
【図65】図63の右側から見た操作摘みの側面図
【図66】図63におけるL−L線断面図
【符号の説明】
1 昇降体 10 ケース体 11 ロック体 11a 掛合部 11b 回動軸 11c 背面 11d 隆起部 12 レバー体 12a 当接部 2 脚軸 20 雄ネジ部 M 支持対象物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持対象物に取り付けられて当該支持対
    象物を下方から支える昇降体と、 この昇降体に差し通されて当該昇降体を昇降可能に支持
    するボルト状の脚軸とを備えており、 前記昇降体は、 ケース体と、 前記脚軸の雄ネジ部に当該脚軸の側部からかみ合う掛合
    部を有すると共に、この掛合部よりも上方位置に設けら
    れた回動軸によって当該掛合部と前記脚軸との掛合を解
    く向きの回動を可能とした状態で前記ケース体内に組み
    付けられたロック体と、 このロック体における前記掛合部が設けられた側と反対
    の背面に対する当接部を備え、この当接部を上方に移動
    可能とするように前記ケース体に移動可能に組み付けら
    れたレバー体とを備えており、 前記ロック体の背面における前記回動軸の上方側には、
    前記脚軸から離れ出す向きに突き出した隆起部が形成さ
    れており、前記レバー体の当接部の少なくとも一部が当
    該隆起部に押し当てられる当該レバー体の移動位置にお
    いて前記掛合部と前記脚軸との掛合が解かれるように前
    記ロック体が回動される構成としてあると共に、 このレバー体の当接部の少なくとも一部及び前記ロック
    体の隆起部の双方又はいずれか一方が、前記昇降体が前
    記支持対象物の荷重を受けている状態において、当該当
    接部と隆起部との押し当たりによる弾性変形を生じるよ
    うに構成してあることを特徴とする昇降脚具。
  2. 【請求項2】 レバー体を、当該レバー体の当接部の少
    なくとも一部を隆起部の下方側にあるロック体の背面に
    押し当てる下方位置に位置づけるように常時付勢する付
    勢手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の昇
    降脚具。
  3. 【請求項3】 ロック体の隆起部が、回動軸の側から当
    該ロック体の上端側に向かうに連れて次第に脚軸から離
    れる向きに傾斜した傾斜面を備えていることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載の昇降脚具。
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