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JP2003047083A - 電池内蔵型ヘッドセット - Google Patents

電池内蔵型ヘッドセット

Info

Publication number
JP2003047083A
JP2003047083A JP2001235126A JP2001235126A JP2003047083A JP 2003047083 A JP2003047083 A JP 2003047083A JP 2001235126 A JP2001235126 A JP 2001235126A JP 2001235126 A JP2001235126 A JP 2001235126A JP 2003047083 A JP2003047083 A JP 2003047083A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
headset
ear
main body
battery
built
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001235126A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoya Takehara
直也 竹原
Akihiro Tanaka
彰弘 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hosiden Corp
Original Assignee
Hosiden Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hosiden Corp filed Critical Hosiden Corp
Priority to JP2001235126A priority Critical patent/JP2003047083A/ja
Publication of JP2003047083A publication Critical patent/JP2003047083A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耳掛け式の電池内蔵型ヘッドセットにおい
て、使用時に耳に加わる重さのバランスを良好に保って
装着安定性を向上させる。痛みや疲労をそれほど感じさ
せない装着感を得る。 【解決手段】 ヘッドセット本体1と耳掛け部4と電池
収容部5とを備える。耳掛け部4の下端部に電池収容部
5を具備させてあり、電池Vが収容した耳掛け部4の重
量よりもヘッドセット本体1の重量を軽くしてある。ヘ
ッドセット本体1と耳掛け部4の基部とを、互いに直交
する第1支軸26と第2支軸43との周りに相対揺動可
能に連結する。ヘッドセット本体1の面板部22の直径
寸法を38mm以下にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池内蔵型ヘッド
セットに関する。
【0002】
【従来の技術】右又は左の耳に耳掛け部を引掛けること
によってスピーカを内蔵したヘッドセット本体を外耳道
開口に臨ませるようになっているヘッドセットは従来よ
り知られている。この種のヘッドセットにおいて、外耳
に装着したときのヘッドセット本体の安定性(装着安定
性)や、装着し続けたときに生じる痛みや疲労に関係す
る装着感を改善するには、耳掛け部の内周部の輪郭線の
形状を耳介外回り形状に合わせることが有益であるけれ
ども、耳の形状に個人差があるので、各個人の耳の形状
に合わせて耳掛け部の内周部の輪郭線の形状を合わせる
ことには限界がある。
【0003】また、電源としての電池を内蔵した電池内
蔵型ヘッドセットでは、耳介の外耳道開口に臨む状態で
装着されるヘッドセット本体に電池を内蔵させたものが
知られているけれども、このものでは、ヘッドセット本
体の内部に電池の収容スペースを確保する必要があるた
めにヘッドセット本体の大きさが大きくなるだけでな
く、電池の重量がヘッドセット本体の重量に加算される
ために、ヘッドセット本体の小形軽量化を図ることが困
難になり、そのために耳への装着安定性を改善すること
に限界がある。
【0004】特開2001−112081号公報には、
スピーカを内蔵したヘッドセット本体に耳掛け部を1軸
周りに回転可能に連結してなるヘッドホンについての記
載があり、これによると、耳掛け部を外耳の根元部分に
引掛けたときのヘッドセット本体の位置を1軸周りでず
らして調節することができる(第1先行例)。
【0005】また、特開平10−56697号公報に
は、スピーカを内蔵したヘッドセット本体に耳掛け部が
連結され、その耳掛け部に電源としての電池を収容する
ホルダーを後方へ突き出す形に取り付けた電気音響変換
装置についての記載がある(第2先行例)。
【0006】さらに、特許2994929号公報には、
電源としての電池を収容した本体ケースにイヤーフック
を具備させた耳掛け型補聴器についての記載がある(第
3先行例)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】第1及び第2の各先行
例に見られる技術では、上記したように各個人の耳の形
状に合わせて耳掛け部の内周部の輪郭線の形状を合わせ
ることに限界があるので、この点を補って上記した装着
安定性や装着感を改善するには、耳掛け部の形状と併せ
て装着時に耳に加わる重さのバランスを勘案してそのよ
うな重さのバランスを適切に定めることが有益であると
考えられる。
【0008】しかしながら、第2先行例に見られるよう
に、耳掛け部にその後方に突き出す形で電池を収容する
ホルダーを取り付けると、そのホルダーやホルダーに収
容した電池の重さによって耳掛け部の重心が外耳の根元
部分の後部に位置するようになる。また、耳掛け部を回
転させようとする力が生じる。そのため、外耳の根元部
分に大きな負担が加わり、装着し続けたときに生じる痛
みや疲労を軽減させる対策としては不十分である。
【0009】また、この第2先行例では、外耳に耳掛け
部を装着してヘッドセット本体を外耳道開口に適切に臨
ませた場合に良好な装着感が得られるようになっている
ものとすると、耳掛け部を外耳に装着したり取り外した
りするときにヘッドセット本体がじゃまになって良好な
着脱操作性を確保することができない。
【0010】第3先行例では、電池を収容した本体ケー
スとイヤーフックとが耳介の根元部分の外回り形状に沿
う形に作られているので、装着感は改善されていると云
える。
【0011】本発明は以上の状況の下でなされたもので
あり、耳掛け部を外耳の根元部分に掛けてヘッドセット
本体を外耳道開口に臨ませたときに、耳に加わる重さの
バランスが良好になるような工夫を講じることによっ
て、良好な装着安定性が得られ、しかも、痛みや疲労を
それほど感じさせない装着感を得ることのできる電池内
蔵型ヘッドセットを提供することを目的とする。
【0012】また、本発明は、良好な装着感が得られる
上に、外耳への着脱操作性に優れた電池内蔵型ヘッドセ
ットを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電池内蔵型
ヘッドセットは、スピーカを内蔵したヘッドセット本体
に、外耳の根元部分に掛けることによって上記ヘッドセ
ット本体を外耳道開口に臨ませることができるようにな
っている耳掛け部と、電源としての電池の収容部と、を
備えている。そして、上記耳掛け部に上記収容部を具備
させてあり、上記収容部に電池が収容された上記耳掛け
部の重量よりも上記ヘッドセット本体の重量が軽量にな
っている。
【0014】これによると、耳掛け部を外耳の根元部分
に掛けてヘッドセット本体を外耳道開口に臨ませた場
合、外耳の内側に相当する根元部分に耳掛け部の重量と
収容部に収容した電池の重量が加わるのに対し、外耳の
外側に相当する外耳道開口に臨まされたヘッドセット本
体の重量が、電池が収容された収容部を有する耳掛け部
の重量よりも軽量であるので、耳に掛けたときの装着安
定性が向上する。
【0015】言い換えると、従来の電池内蔵型ヘッドセ
ットがヘッドセット本体に電池を内蔵させていたために
ヘッドセット本体の重量が耳掛け部の重量よりも重くな
っていたのに対し、この発明の電池内蔵型ヘッドセット
は、電池の収容部を耳掛け部に具備させることによって
電池の重量をヘッドセット本体から耳掛け部に移したも
のであり、そのようにすることによって装着安定性を改
善できたのである。
【0016】本発明では、上記ヘッドセット本体が、上
記スピーカと共にこのヘッドセット本体と相手方電子機
器との間での信号伝送を行うためのアンテナを内蔵して
いるものであってもよい。これによれば、アンテナがヘ
ッドセット本体に内蔵されていることにより、そのアン
テナが耳掛け部の収容部に収容された電池から離れて位
置するようになってアンテナの無線電波放射特性が向上
する。
【0017】本発明では、上記耳掛け部が略円弧状部材
でなり、その略円弧状部材の内周部が、耳介の根元部分
の上部から後部を経て下部に至る耳介外周り形状に沿う
輪郭線を有し、その耳掛け部の下端部に、上記円弧状部
材に滑らかに連続する形状を形作るように上記収容部が
連設されていると共に、上記ヘッドセット本体に、マイ
クロホンを備えかつ先端部が使用者の口元に臨まされる
集音アームが連結されているという構成を採用すること
が望ましい。
【0018】これによれば、耳掛け部とその耳掛け部に
具備された電池収容部とによって形作られる内周部の輪
郭線が耳介外周り形状に沿うので装着感がある程度良好
に保たれる。その上、電池の収容部が連設されている耳
掛け部の下端部に電池の重量が加わるようになっている
ので、耳掛け部の重心位置が外耳の内側である根元部分
の下位に位置するようになり、耳掛け部に回転モーメン
トが作用しなくなって装着安定性や装着感を向上させる
のに役立つ。さらに、集音アームが使用者の口元に臨む
形で設けられているので、使用者の声を良好に集音する
ことができるようになる。
【0019】本発明では、上記ヘッドセット本体と上記
耳掛け部の基部とが、互いに直交する2軸周りに相対揺
動可能に連結されているという構成を採用することがで
きる。これによれば、ヘッドセット本体を耳掛け部に対
してどの方向へも移動させることができるので、当該ヘ
ッドセットを耳に着脱するときの操作性が改善される。
【0020】この場合、上記ヘッドセット本体と上記耳
掛け部の基部とが、耳掛け部をヘッドセット本体の前面
に略平行に沿わせる開閉初期位置と耳掛け部をヘッドセ
ット本体に対して開いた開き位置との間で揺動可能に連
結する第1支軸と、耳掛け部をヘッドセット本体の前面
に対向させる旋回初期位置と耳掛け部を上記旋回初期位
置から退避した退避位置との間で揺動可能に連結する第
2支軸とによって形成される2軸周りに相対揺動可能に
連結されていることが望ましい。
【0021】これによれば、当該ヘッドセットを耳に着
脱する際には、ヘッドセット本体を耳掛け部に対して第
1支軸周りに揺動させて開いたり第2支軸周りに揺動さ
せて位置をずらせたりすることができるので、そのよう
な操作を行って楽に着脱することが可能になる。それに
もかかわらず、耳に装着した後では、ヘッドセット本体
を第1支軸の周りで揺動させて上記開閉初期位置にした
り、第2支軸の周りで旋回させて上記旋回初期位置にし
たりすることができるので、外耳の根元部分に耳掛け部
を装着してヘッドセット本体を外耳道開口に適切に臨ま
せることができる。
【0022】本発明では、上記ヘッドセット本体に具備
されている耳介との接触部の直径寸法が38mm以下に
定められていることが望ましい。耳に装着した電池内蔵
型ヘッドセットでは、ヘッドセット本体に具備されてい
る外耳の外側に接触する部分(上記接触部に相当する)
の直径はできるだけ小さいことが好ましいとされてい
る。これは、接触部の直径が大きすぎると、その接触部
が耳自体を広い範囲で押し潰す状態になって痛みや疲労
が生じやすくなって装着感が悪化するからである。上記
のようにヘッドセット本体に具備されている耳介との接
触部の直径寸法を38mm以下に定めておくと、痛みや
疲労をそれほど生じず、上記した耳掛け部とヘッドセッ
ト本体との重さのバランスによって引き起こされる作用
と相まって装着感を向上させることができた。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る電池内蔵型ヘ
ッドセットの概略斜視図、図2は同ヘッドセットの要部
の拡大正面図、図3は同ヘッドセットの要部の拡大断面
図である。図1において、1はヘッドセット本体であ
る。このヘッドセット本体1は、音孔21を備えた円形
の面板部22とこの面板部22に装着されたカバー部2
3とによって形成された筐体2を有し、この筐体2の内
部にスピーカやアンテナなどが内蔵されている。アンテ
ナは、相手方電子機器、たとえばパーソナルコンピュー
タなどの電子機器との間での信号伝送を行うのに必要で
ある。このヘッドセット本体1には、筐体2の下端より
も少し前寄りの箇所から斜め前方に延び出た集音アーム
3が取り付けられていて、この集音アーム3の先端のケ
ース部31に集音用のマイクロホンが内蔵されている。
【0024】耳掛け部4は合成樹脂成形体でなる略円弧
状部材によって形成されており、図2のように、その内
周部41が、耳介の根元部分Eの上部E1から後部E2
を経て下部E3に至る耳介外周り形状に沿う輪郭線を有
している。また、耳掛け部4の下端部に、その耳掛け部
4を形成している上記円弧状部材に滑らかに連続する形
状を形作るようにボタン型電池Vの収容部5が連設され
ている。そして、図2によって類推することができるよ
うに、耳掛け部4を耳介の根元部分Eに適切に装着した
ときには、収容部5が、耳介の根元部分の略真下に位置
するようになっている。
【0025】耳掛け部4はその基部が互いに直交する2
軸周りに相対揺動可能に連結されている。すなわち、図
3のように、耳掛け部4の基部42とヘッドセット本体
1の筐体2の前部24との間に取付枠6が介在されてい
て、筐体2に備わっている連結部25が第1支軸26を
介して取付枠6に連結されているのに対し、耳掛け部4
の基部42が取付枠6に摺動自在に重ね合わされてその
基部42が第2支軸43を介して取付枠6に連結されて
いる。そして、第1支軸26を中心として、耳掛け部4
をヘッドセット本体1の前面すなわち面板部22(図1
参照)に略平行に沿わせる開閉初期位置と、耳掛け部4
をヘッドセット本体1に対して開いた開き位置との間で
揺動(図3矢印B)させることが可能である。また、第
2支軸43を中心として、耳掛け部4をヘッドセット本
体1の前面に対向させる旋回初期位置と、耳掛け部4を
上記旋回初期位置から退避した退避位置との間で揺動
(図2矢印A)させることが可能である。この実施形態
では、筐体2の前部24に取り付けた板ばね27の先端
部28を、取付枠6に具備させた傾斜板部61の傾斜端
面62に弾接させることによって、ヘッドセット本体1
を耳掛け部4に近づく方向に常時付勢させている。その
ため、耳掛け部4の上記開閉初期位置は、耳掛け部4と
ヘッドセット本体1とが当たった位置になる。また、第
2支軸43には捩じりコイルばね44が嵌合されてい
て、この捩じりコイルばね44の一方の端部が耳掛け部
4の基部42側に係止され、かつ、その他方の端部が取
付枠6側に係止されている。そして、耳掛け部4を第2
支軸43を中心として旋回させたときには、その旋回方
向が下方であっても上方であっても、捩じりコイルばね
44が耳掛け部4を上記した旋回初期位置に復帰させる
方向に弾発付勢するようになっている。
【0026】図4は耳掛け部4が開閉初期位置及び旋回
初期位置に位置している状態での上記実施形態によるヘ
ッドセットの概略斜視図、図5は耳掛け部4を退避位置
に位置させた状態での同ヘッドセットの概略斜視図、図
6は耳掛け部4を開き位置に位置させた状態での同ヘッ
ドセットの概略斜視図、図7は使用状態を後方から見た
場合の概略説明図である。
【0027】図4のように耳掛け部4が旋回初期位置に
位置している状態と、図5のように耳掛け部4を上方に
旋回させて退避位置に位置させている状態とを比べる
と、耳掛け部4の基部42と耳掛け部4の下端に位置し
ている収容部5との水平間隔H1,H2は、旋回初期位
置に位置しているときの水平間隔H1よりも退避位置に
位置しているときの水平間隔H2の方が広くなる。その
ため、図5のように、上方に旋回させて退避位置にした
耳掛け部4を、図2に示した耳介の根元部分Eに上方か
ら嵌め込んで引掛けるという装着動作を行うと、耳掛け
部4を耳介の根元部分Eに装着する操作を楽に行うこと
ができる。そして、装着後は、図3で説明した捩じりコ
イルばね44による付勢によって、ヘッドセット本体1
が第2支軸43を中心として耳掛け部4に対向する位置
まで揺動される。その結果、耳掛け部4が旋回初期位置
に位置するようになってヘッドセット本体1の筐体2の
面板部22が耳介に接触し、図7のように耳掛け部4と
ヘッドセット本体1とで耳介100が挟まれた状態にな
り、音孔21が外耳道開口に適正に臨むようになると共
に、集音アーム3の先端部が使用者の口元に臨むように
なる。
【0028】また、図6のように、耳掛け部4を第1支
軸26を中心として揺動させることにより開き位置に位
置させると、耳掛け部4とヘッドセット本体1との隙間
が広がるので、その状態で耳掛け部4を図2に示した耳
介の根元部分Eに上方から嵌め込んで引掛けるという装
着動作を行うと、耳掛け部4を耳介の根元部分Eに装着
する操作を楽に行うことができる。そして、装着後は、
図3で説明した板ばね27による付勢によって、ヘッド
セット本体1が耳掛け部4に近づく方向に揺動されてそ
の面板部22が耳介に接触し、図7のように耳掛け部4
とヘッドセット本体1とで耳介100が挟まれた状態に
なり、音孔21が外耳道開口に適正に臨むようになると
共に、集音アーム3の先端部が使用者の口元に臨むよう
になる。
【0029】したがって、耳掛け部4を図5で説明した
退避位置及び図6で説明した開き位置に位置させて装着
動作を行うと、耳掛け部4を耳介の根元部分1に楽に装
着することが可能であり、しかも、装着後には、ヘッド
セット本体1の面板部22が耳介に接触して音孔21が
外耳道開口に適正に臨むと共に、集音アーム3の先端部
が使用者の口元に臨むようになる。このため、装着後に
使用者がヘッドセット本体1の位置を調節する手間を省
けるという利点がある。
【0030】また、この実施形態では、上記のようにし
て耳掛け部4を外耳の根元部分Eに掛けてヘッドセット
本体1を外耳道開口に臨ませた場合、外耳の内側に相当
する根元部分Eに耳掛け部4の重量と収容部5に収容し
た電池Vの重量が加わるのに対し、外耳の外側に相当す
る外耳道開口に臨まされたヘッドセット本体1の重量
が、電池Vが収容された収容部5を有する耳掛け部4の
重量よりも軽量であるので、ヘッドセット本体1の重さ
によって耳掛け部4が外側(使用者の側方)へ倒れ込も
うとする力が少なくなり、しかも、耳掛け部4とその耳
掛け部4に具備された収容部5とによって形作られる内
周部の輪郭線41が耳介外周り形状に沿う。さらに、電
池Vの収容部5が連設されている耳掛け部4の下端部に
電池Vの重量が加わるので、耳掛け部4の重心位置が外
耳の内側である根元部分Eの下位に位置するようにな
り、耳掛け部4に回転モーメントが作用しなくなる。以
上により、装着安定性や装着感が良好に保たれ、長時間
使用による痛みや疲労が軽減され、併せて安定した使用
感を楽しむことができるようになる。加えて、ヘッドセ
ット本体1に相手方電子機器との間での信号伝送を行う
ためのアンテナが内蔵されているのに対し、耳掛け部4
の収容部5に電源としての電池Vが収容されているの
で、アンテナが電池Vから離れて位置するようになって
アンテナの無線電波放射特性が向上するという利点もあ
る。
【0031】この実施形態において、ヘッドセット本体
1に具備されている耳介との接触部、すなわち筐体2の
面板部22は円形であり、その直径寸法が38mm以下
に定められている。こうておくと、接触部である面板部
22で耳介の押される範囲が一定の狭い範囲に限定され
て装着感の悪化が最小限度に抑えられることを確認して
いる。
【0032】なお、図7において、符号200は使用者
の後頭部を示している。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、耳掛け
部を外耳の根元部分に掛けてヘッドセット本体を外耳道
開口に臨ませたときに、耳に加わる重さのバランスが良
好に保たれて装着安定性が向上し、しかも、痛みや疲労
をそれほど感じさせない装着感を得ることができるよう
になる。また、外耳への着脱操作性に優れるという効果
が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電池内蔵型ヘッドセットの概略斜
視図である。
【図2】同ヘッドセットの要部の拡大正面図である。
【図3】同ヘッドセットの要部の拡大断面図である。
【図4】耳掛け部が開閉初期位置及び旋回初期位置に位
置している状態でのヘッドセットの概略斜視図である。
【図5】耳掛け部を退避位置に位置させた状態でのヘッ
ドセットの概略斜視図である。
【図6】耳掛け部を開き位置に位置させた状態でのヘッ
ドセットの概略斜視図である。
【図7】使用状態を後方から見た場合の概略説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ヘッドセット本体 3 集音アーム 4 耳掛け部 5 電池の収容部 22 面板部(耳介との接触部) 26 第1支軸 41 略円弧状部材の内周部の輪郭線 42 耳掛け部の基部 43 第2支軸 100 外耳 E 外耳の根元部分 V 電池

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカを内蔵したヘッドセット本体
    に、外耳の根元部分に掛けることによって上記ヘッドセ
    ット本体を外耳道開口に臨ませることができるようにな
    っている耳掛け部と、電源としての電池の収容部と、を
    備える電池内蔵型ヘッドセットにおいて、 上記耳掛け部に上記収容部を具備させてあり、上記収容
    部に電池が収容された上記耳掛け部の重量よりも上記ヘ
    ッドセット本体の重量が軽量であることを特徴とする電
    池内蔵型ヘッドセット。
  2. 【請求項2】 上記ヘッドセット本体が、上記スピーカ
    と共にこのヘッドセット本体と相手方電子機器との間で
    の信号伝送を行うためのアンテナを内蔵している請求項
    1に記載した電池内蔵型ヘッドセット。
  3. 【請求項3】 上記耳掛け部が略円弧状部材でなり、そ
    の略円弧状部材の内周部が、耳介の根元部分の上部から
    後部を経て下部に至る耳介外周り形状に沿う輪郭線を有
    し、その耳掛け部の下端部に、上記円弧状部材に滑らか
    に連続する形状を形作るように上記収容部が連設されて
    いると共に、上記ヘッドセット本体に、マイクロホンを
    備えかつ先端部が使用者の口元に臨まされる集音アーム
    が連結されている請求項1又は請求項2に記載した電池
    内蔵型ヘッドセット。
  4. 【請求項4】 上記ヘッドセット本体と上記耳掛け部の
    基部とが、互いに直交する2軸周りに相対揺動可能に連
    結されている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    した電池内蔵型ヘッドセット。
  5. 【請求項5】 上記ヘッドセット本体と上記耳掛け部の
    基部とが、耳掛け部をヘッドセット本体の前面に略平行
    に沿わせる開閉初期位置と耳掛け部をヘッドセット本体
    に対して開いた開き位置との間で揺動可能に連結する第
    1支軸と、耳掛け部をヘッドセット本体の前面に対向さ
    せる旋回初期位置と耳掛け部を上記旋回初期位置から退
    避した退避位置との間で揺動可能に連結する第2支軸と
    によって形成される2軸周りに相対揺動可能に連結され
    ている請求項4に記載した電池内蔵型ヘッドセット。
  6. 【請求項6】 上記ヘッドセット本体に具備されている
    耳介との接触部の直径寸法が38mm以下に定められて
    いる請求項1ないし請求項5のいずれかに記載した電池
    内蔵型ヘッドセット。
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