JP2003042013A - 燃料蒸発ガス処理装置 - Google Patents
燃料蒸発ガス処理装置Info
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- F02M25/08—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
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- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
故障を診断する燃料蒸発ガス処理装置を提供する。 【解決手段】 燃料タンク(2)と、蒸発燃料を吸着す
るキャニスタ(3)と、前記キャニスタに備えられたド
レンカットバルブ(11)と、前記キャニスタと内燃機
関の吸気通路との途中に配置されるパージバルブ(8)
と、前記燃料タンクとキャニスタとを連通する第1の配
管(4)と、前記キャニスタとパージバルブとを連通す
る第2の配管(7a)と、前記パージバルブと吸気通路
とを連通する第3の配管(3b)と、前記第1または第
2の配管に絶対圧を検出するセンサ(9)とからなる燃
料蒸発ガス処理装置において、前記ドレンカットバルブ
が開状態時の前記センサの検出値を内燃機関の制御のた
めに用いられる大気圧として設定する大気圧設定手段
(15)を備えた。
Description
装置、とくに絶対圧センサを備えた燃料蒸発ガス処理装
置の改良に関するものである。
17611号公報に記載の燃料蒸発ガス処理装置があ
る。これは、燃料タンクとキャニスタとを連通するエバ
ポ通路の途中に絶対圧センサを設置し、また基準圧とし
て大気圧を測定することで、基準圧とエバポ通路内の圧
力との差圧に基づいて燃料蒸発ガス処理装置内のリーク
診断を行うものである。
料蒸発ガス漏れ診断装置には絶対圧センサと大気圧セン
サの2つのセンサを設置する必要があり、コスト高を招
いていた。
断時にドレンカットバルブが閉じており、内燃機関の始
動によってインテークマニホールド内の負圧が生じ、こ
れにより燃料ガス蒸発処理装置内に圧力変動が生じ、大
気圧を用いて補正を行っている制御、例えば、特開20
01−107776号に記載のような大気圧を用いて燃
料噴射量の補正を行う制御ができないと言う問題があ
る。
る燃料蒸発ガス処理装置を提供することである。
クと、前記燃料タンクから蒸発する蒸発燃料を吸着する
キャニスタと、前記キャニスタへの空気の導入を制御す
るドレンカットバルブと、前記キャニスタとキャニスタ
からの蒸発燃料が流入する内燃機関の吸気通路との途中
に配置されるパージバルブと、前記燃料タンクとキャニ
スタとを連通する第1の配管と、前記キャニスタとパー
ジバルブとを連通する第2の配管と、前記パージバルブ
と吸気通路とを連通する第3の配管と、前記第1または
第2の配管内の絶対圧を検出するセンサとからなる燃料
蒸発ガス処理装置において、前記ドレンカットバルブが
開状態時の前記センサの検出値を内燃機関の制御のため
に用いられる大気圧として設定する大気圧設定手段を備
えた。
大気圧設定手段は、前記ドレンカットバルブが開状態か
ら閉状態に切り換わった場合に、前記ドレンカットバル
ブが開状態時に設定した大気圧を見做し大気圧として保
持し、この見做し大気圧に基づき内燃機関を制御する。
大気圧設定手段は、前記ドレンカットバルブが閉状態か
ら開状態へ切り換わった場合に、前記見做し大気圧と前
記センサの検出する大気圧との差圧が所定圧以下になる
まで、前記見做し大気圧を段階的に補正するとともに、
補正した見做し大気圧を新たな見做し大気圧として設定
し、この見做し大気圧に基づき内燃機関を制御する。
大気圧設定手段は、前記センサが検出する大気圧と前記
見做し大気圧との差圧が所定圧以下となった場合には、
差圧がゼロとなるように見做し大気圧を設定し、この見
做し大気圧に基づき内燃機関を制御する。
開いた状態では、センサが検出する第1または第2の配
管内の圧力が実質的に大気圧と等しくなり、この状態で
の検出圧を大気圧としてを設定することで大気圧センサ
を用いることなく、大気圧を検出することができ、大気
圧センサを廃止することができる。
いた状態になった場合には、内燃機関の制御に用いる見
做し大気圧をドレンカットバルブが閉じた状態と同じ大
気圧として内燃機関を制御するので、機関の運転による
負圧の影響を排除し、大気圧制御を継続することができ
る。言い換えると、大気圧を用いて補正を実施するよう
な内燃機関の制御を継続することができる。
状態から開状態へ切り換わった場合に、見做し大気圧は
センサが検出する大気圧との差圧が所定圧以下になるま
で、段階的に補正されるとともに、補正した見做し大気
圧を新たな見做し大気圧として、この見做し大気圧を用
いて内燃機関を制御するので、ドレンカットバルブ切り
換わり時の圧力変動を効果的に抑制でき、機関の運転性
や排気性能に影響を及ぼすことがない。
と見做し大気圧との差圧が所定圧以下となった場合に
は、差圧がゼロとなるように見做し大気圧として設定
し、この見做し大気圧を用いて内燃機関を制御するの
で、差圧が所定圧以下になった場合には速やかにセンサ
が検出する大気圧になるように制御することができる。
成を示している。
料タンク2内で発生する蒸発燃料を処理するためのもの
であり、燃料吸着剤(活性炭)を内蔵したキャニスタ3
と、キャニスタ3と燃料タンク2をつなぐ第1パージ配
管4と、キャニスタ3とエンジン1のスロットルバルブ
5下流の吸気通路6をつなぐ第2、第3パージ配管7
a、7bとを備える。
は、パージ配管7a、7bを開閉するパージバルブ8
と、燃料タンク2とパージバルブ8の間にパージ配管内
の圧力(絶対圧)および後述するように大気圧(絶対
圧)を測定する絶対圧センサ9が設けられる。なお絶対
圧センサ9は第1パージ配管4に設置してもよい。
れ、大気開放口10には大気開放口10を閉じるドレン
カットバルブ11が設けられる。
1パージ配管4を介してキャニスタ3に導かれ、燃料成
分だけがキャニスタ3内の活性炭に吸着され、残りの空
気は大気開放口10より外部に放出される。そして、活
性炭に吸着された燃料を処理するには、パージバルブ8
を開き、スロットルバルブ5下流の吸入負圧を利用して
大気開放口10からキャニスタ3内に新気を導入する。
この新気によって活性炭に吸着されていた燃料が離脱
し、新気と共に第2、第3パージ配管7a、7bを介し
てエンジン1の吸気通路6内に導入される。
トローラ(大気圧設定手段)15に出力される。さらに
コントローラ15には、吸気通路6内のブースト圧の出
力信号、イグニッションスイッチのオンオフ信号、スタ
ータモータを起動するスタータスイッチのオンオフ信
号、バッテリ電圧信号、さらにエンジン回転数信号等が
入力される。コントローラ15はこれら入力値に基づい
て内燃機関の運転状態に応じてパージバルブ8とドレン
カットバルブ11を開閉し、キャニスタ3内に吸着した
蒸発燃料のパージを制御する。
バルブ11が開いている状態でのセンサ9が検出した圧
力値を大気圧と設定し、この大気圧信号は内燃機関の例
えば、燃料噴射量の制御やスロットル開度の制御に用い
られる。
用いて、コントローラ15が行う大気圧制御について説
明する。
2パージ通路4、7a内の実際の(真の)絶対圧(大気
圧)PAAを演算するものである。
が正常かどうかを、例えば、ドレンカットバルブ11が
開いている時の絶対圧センサ9の出力値を、大気圧下で
予め求めておいた出力値と比較して判定する。正常な場
合にはステップS2に進み、ドレンカットバルブ11の
作動を判定する。ドレンカットバルブ11が開状態の場
合にはステップS3に進み、絶対圧センサ9の検出値V
Pの加重平均値を真の絶対圧PAAとして採用する。ド
レンカットバルブ11が開いている時は第2パージ配管
7a内の圧力はほぼ大気圧となり、このため、この真の
絶対圧PAAはほぼ大気圧と同じ値となる。ドレンカッ
トバルブ11が閉状態の場合には、ステップS4に進
み、パージバルブ8の開閉によって、吸気管6内の負圧
の影響を受け、実際の大気圧とパージ配管内の圧力との
間に差圧が生じていることが考えられるので、真の絶対
圧PAAの値を維持し、変更を行わない。
ステップS5に進み、真の絶対圧PAAとして固定値を
用いる。
態の場合には、パージ配管内の実際の大気圧に従う真の
絶対圧PAAを算出し、この値に基づいて内燃機関の制
御を行う。
圧が変化する状態において、ドレインカットバルブ11
が開状態から閉状態へ切り換わった時の大気圧設定と、
ドレインカットバルブ11が閉状態から開状態に切り換
わった時の大気圧設定を説明する。
開状態から閉状態に切り換わった時の大気圧設定は、開
状態での大気圧を保持し、閉状態では開状態での大気圧
に基づいて内燃機関の制御を行うようにする。次に、閉
状態中に、例えば、車両が走行した場合等に実際の大気
圧が変化することが考えられ、閉状態から開状態でドレ
ンカットバルブ11が切り換わった時にセンサ9が検出
する圧力と実際の大気圧との間に差圧が生じ、内燃機関
の運転が不安定になる等の不具合が考えられる。そこ
で、本発明では、この差圧を段階的に切換えるように見
做し大気圧を設定し、この見做し大気圧に基づいて内燃
機関の各種制御を行う。
ーチャートは、第1または第2パージ通路4、7a内の
真の絶対圧PAAに基づき設定され、内燃機関の各種の
制御に用いられる見做し大気圧PAの設定について説明
する。この制御は一定時間毎、例えば10msec毎に
実施される。
に燃料蒸発ガス処理装置が正常かどうかを判定する。正
常な場合にはステップS12に進み、真の絶対圧PAA
から見做し大気圧PAを減算した差圧が不感帯分の圧力
PIA以上かどうかを判定する。差圧が圧力PIA以下
の場合にはステップS13に進み、以上の場合にはステ
ップS14に進む。
真の絶対圧PAAを減算した差圧が不感帯分の圧力PI
A以上かどうかを判定する。差圧が圧力PIA以上の場
合にはステップS15に進み、小さい場合にはステップ
S16に進む。ステップS12とS13では、見做し大
気圧PAと真の絶対圧PAAとの差圧を求め、この差圧
が所定圧力(不感帯分の圧力PIA)より大きい場合に
はこの差圧が小さくなるように以下の制御を行う。
定の圧力変化割合PRTを加算した値を新たな見做し大
気圧PAに設定し、この見做し大気圧PAに基づきドレ
ンカットバルブ11の開度を制御し、この見做し大気圧
PAを1sec保持する。またステップS16では見做
し大気圧PAに所定の圧力変化割合PRTを減算したも
のを新たに見做し大気圧PAに設定し、この見做し大気
圧PAを1sec保持する。ステップS14とステップ
S16を終了後、制御を終える。差圧を減少させるため
に一定割合で段階的に加減算して見做し大気圧PAを補
正することで、配管内の圧力の急激な変化を抑制して内
燃機関の安定的な運転を維持し、また排気性能を維持で
きる。
11の作動状態を判定する。ドレンカットバルブ11が
開状態の場合には、ステップS17に進み、真の絶対圧
PAAを見做し大気圧PAとして設定し、速やかに実際
の(真の)大気圧となるように制御し、制御時間を短縮
できる。またドレンカットバルブが閉状態の場合には、
ステップS18に進み、現状の見做し大気圧PAを維持
する。
された場合には、ステップS19で固定値を見做し大気
圧PAとして設定し、制御を終える。
系列で示したタイミングチャートである。制御中、実際
(真)の大気圧は図にも示すように一定割合で変化する
ものとして説明する。
が閉じられると、制御に用いられる大気圧データ(見做
し大気圧)PAは、ドレンカットバルブ11が開いた状
態での圧力である一定値となり、真の大気圧と異なる値
となる。時刻t2でドレンカットバルブ11が開かれる
と、真の絶対圧PAAと真の大気圧との間に差圧が生じ
ており、真の絶対圧PAAは速やかに真の大気圧に一致
するように変化する。しかしながら、見做し大気圧PA
は一定時間(例えば、1sec)毎に所定の変化割合P
RTずつ段階的に変化して真の絶対圧PAAとの差圧を
徐々に解消するように設定される(時刻t3から時刻t
4)。これは内燃機関の燃料噴射量等の制御が大気圧が
急変することによって不安定となり、機関の運転や排気
が不安定になることを防止するためである。
し大気圧PAの差が不感帯分の圧力PISより小さくな
ったならば、見做し大気圧PAを真の絶対圧PAA(す
なわち真の大気圧)に設定し、急速にその差圧分をキャ
ンセルするように制御する。このように制御すること
で、ドレンカットバルブ11を開状態にした時(時刻t
2)の真の大気圧と配管内の圧力の差分の補正時間を短
縮することができる。
ものではなく、本発明の技術的思想の範囲内でさまざま
な変更がなしうることは明白である。
御フローチャートである。
御フローチャートである。
ングチャートである。
Claims (4)
- 【請求項1】燃料タンクと、 前記燃料タンクから蒸発する蒸発燃料を吸着するキャニ
スタと、 前記キャニスタへの空気の導入を制御するドレンカット
バルブと、 前記キャニスタとキャニスタからの蒸発燃料が流入する
内燃機関の吸気通路との途中に配置されるパージバルブ
と、 前記燃料タンクとキャニスタとを連通する第1の配管
と、 前記キャニスタとパージバルブとを連通する第2の配管
と、 前記パージバルブと吸気通路とを連通する第3の配管
と、 前記第1または第2の配管内の絶対圧を検出するセンサ
とからなる燃料蒸発ガス処理装置において、 前記ドレンカットバルブが開状態時の前記センサの検出
値を内燃機関の制御のために用いられる大気圧として設
定する大気圧設定手段を備えたことを特徴とする燃料蒸
発ガス処理装置。 - 【請求項2】前記大気圧設定手段は、前記ドレンカット
バルブが開状態から閉状態に切り換わった場合に、前記
ドレンカットバルブが開状態時に設定した大気圧を見做
し大気圧として保持し、この見做し大気圧に基づき内燃
機関を制御することを特徴とする請求項1に記載の燃料
蒸発ガス処理装置。 - 【請求項3】前記大気圧設定手段は、前記ドレンカット
バルブが閉状態から開状態へ切り換わった場合に、前記
見做し大気圧と前記センサの検出する大気圧との差圧が
所定圧以下になるまで、前記見做し大気圧を段階的に補
正するとともに、補正した見做し大気圧を新たな見做し
大気圧として設定し、この見做し大気圧に基づき内燃機
関を制御することを特徴とする請求項2に記載の燃料蒸
発ガス処理装置。 - 【請求項4】前記大気圧設定手段は、前記センサが検出
する大気圧と前記見做し大気圧との差圧が所定圧以下と
なった場合には、差圧がゼロとなるように見做し大気圧
を設定し、この見做し大気圧に基づき内燃機関を制御す
ることを特徴とする請求項3に記載の燃料蒸発ガス処理
装置。
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