JP2002333075A - パターン切換弁 - Google Patents
パターン切換弁Info
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Abstract
を防止する。 【解決手段】 複数のリモコン弁21とこれらのリモコン
弁21から供給されたパイロット圧液により操作される複
数のコントロールバルブ22との接続関係を、複数の切換
用パターン通路24〜29により切換える。これらの切換用
パターン通路24〜29の円環状通路24を共有するエア抜き
用パターン通路24,46,47により、その共有した円環状
通路24内のエア抜きをする。切換用パターン通路24〜29
からエア抜き用パターン通路24,46,47への切換によっ
て、これらが共有する円環状通路24内のエア抜きを容易
にでき、残留エアによるリモコン弁21・コントロールバ
ルブ22間の応答遅れを防止できる。
Description
パターン切換弁に関する。
ロールするレバーパターンは、第1パターン、第2パタ
ーン、第3パターンおよび第4パターンの4パターンあ
り、これらは共通のJISパターンに統合されつつある
が、ユーザによっては自分の好みのパターンで使用した
いという要望がある。
図7に示されるようなパターン切換弁10が使用される。
図8は、その回路図および回路組合せ表を示す。
ロット油圧を発生させる手動操作弁としてのリモコン弁
21がそれぞれ接続されるポートであり、1〜8は、リモ
コン弁21からのパイロット油圧によりパイロット作動さ
れるコントロールバルブ22のパイロット圧作用部22aが
それぞれ接続されるポートである。
下部走行体に対し上部旋回体を旋回させる油圧モータを
制御するスプール、上部旋回体に装着されたフロント作
業機のブームを上下動する油圧シリンダを制御するスプ
ール、ブームの先端部に連結されたアームを掘削・排土
動作させる油圧シリンダを制御するスプール、アームの
先端部に連結されたバケットを掘削・排土動作させる油
圧シリンダを制御するスプールをそれぞれ有する。
に位置するリモコン弁、左弁は、オペレータの左側に位
置するリモコン弁、引込は、オペレータが手前に傾ける
リモコン弁操作、左側は、左側に傾けるリモコン弁操
作、押出は、遠ざける方向に傾けるリモコン弁操作、右
側は、右側に傾けるリモコン弁操作である。
のフロント作業機のブームを上昇させるバルブ制御動
作、ブーム下は、そのブームを下降させるバルブ制御動
作、バケット掘削は、フロント作業機のバケットの先端
をオペレータ側に引寄せるバルブ制御動作、バケット排
土は、バケットの先端をオペレータから遠ざけるバルブ
制御動作、アーム排土は、アームをオペレータから遠ざ
けるバルブ制御動作、アーム掘削は、アームをオペレー
タ側に引寄せるバルブ制御動作、旋回左は、油圧ショベ
ルの下部走行体に対し上部旋回体を左回りに旋回させる
バルブ制御動作、旋回右は、油圧ショベルの下部走行体
に対し上部旋回体を右回りに旋回させるバルブ制御動作
である。
シング12の内部に、図10に示されたスリーブ13が嵌着
されて固定され、さらに、このスリーブ13の内部に、図
11に示されたシャフト14が回動自在に嵌合されてい
る。
端板部15に4方向位置で選択的に固定可能となってい
る。すなわち、シャフト14の一端軸部16に半径方向にレ
バー17が嵌着され、このレバー17に軸方向に挿脱可能の
蝶ボルト18が挿入され、この蝶ボルト18の先端部がケー
シング12の端板部15の4方向角度位置にそれぞれ設けら
れたねじ穴19の1つに螺入される。
れる8つのポートA,B,C,D,E,F,G,Hが、
異なる軸方向位置に設けられているとともに、コントロ
ールバルブ22のパイロット圧作用部22aに接続される8
つのポート1,2,3,4,5,6,7,8が、同一軸
方向位置で放射状に配置されている。
の内側には通路23が設けられ、ケーシング12とスリーブ
13との間には、8つの円環状通路24が、軸方向の8箇所
に所定間隔の隔壁部を介して形成されている。
C,D,E,F,G,Hは、通路23を経て8つの円環状
通路24とそれぞれ連通し、これらの円環状通路24は、ス
リーブ13に設けられた通路25を経て、シャフト14の回動
角度に応じて選択された軸方向位置および角度位置の径
方向通路26と連通し、これらの径方向通路26は、シャフ
ト14の軸方向に穿設された軸方向通路27と連通し、これ
らの軸方向通路27は、シャフト14の同一の軸方向位置か
つ異なる角度位置に穿設された複数の径方向通路28およ
びスリーブ内通路29を経て、コントロールバルブ22側の
ポート1,2,3,4,5,6,7,8と連通する。
反対側の端板部31およびシャフト14には、第1〜第4パ
ターンの各パターン角度にレバー17が位置したときにシ
ャフト14の回動を仮に位置決め係止するデテント機構32
が設けられている。
の凹部33が設けられ、シャフト14の軸方向通路27の1つ
にボール34とこのボール34を凹部33に押圧する圧縮コイ
ルスプリング35とが設けられたもので、凹部33は、第1
〜第4パターンの各パターン角度にレバー17が位置した
際にボール34と嵌合するように4箇所に設けられてい
る。なお、このデテント機構32のボール34とは反対側
に、軸方向通路27を塞ぐためのボール36が配設されてい
る。
ンを示し、例えば第3パターンのポートHに入った油の
流れを例に説明すると、リモコン弁21よりポートHの通
路23に供給された油は、ケーシング12とスリーブ13間の
円環状通路24に入り、この円環状通路24を通ってスリー
ブ13の通路25に達する。さらに、この通路25よりシャフ
ト14内の径方向通路26および軸方向通路27を通り、シャ
フト14の反対側の径方向通路28に達し、さらにスリーブ
内通路29を経て、ポート7よりコントロールバルブ22の
パイロット圧作用部22aに達し、コントロールバルブ22
のスプールを切換える。
通路25への油の流れで通路26,27,28,29などを経て外
部ヘ押出され、コントロールバルブ22のスプールなどに
加工されたエア抜き穴(図示せず)より外部に排出され
る。
25とが接近している場合は、主として円環状通路24のう
ち通路23・通路25間が接近した側に液流れが発生しやす
く、遠回りとなる側には液流れが生じ難いので、この遠
回りとなる円環状通路24内のエアは、外部へ排出され難
く、残留しやすい。
ブ22への流れはスプールなどに加工されたエア抜き穴に
より生じるが、このエア抜き穴は、応答性の問題から大
きくできず、エア抜きが即座にできるような流れは生じ
ない。
ターンを容易に切換えるためにパターン切換弁10が使用
されるが、このパターン切換弁10内にはエアが残留し易
く、抜け難い箇所があることから、リモコン弁21・コン
トロールバルブ22間のエアによる応答遅れが発生するこ
とが多い。
ので、パターン切換弁内のエアを排出し、応答遅れを防
止することを目的とするものである。
明は、複数の一方の弁とこれらの一方の弁から供給され
たパイロット圧液により操作される複数の他方の弁との
接続関係を切換えるための複数の切換用パターン通路
と、これらの切換用パターン通路の少なくともエアの残
留しやすい部分を共有しその共有した通路内のエア抜き
をするエア抜き用パターン通路とを具備したパターン切
換弁であり、切換用パターン通路からエア抜き用パター
ン通路への切換によって、これらが共有する通路内のエ
ア抜きを容易にでき、残留エアによる一方の弁・他方の
弁間の応答遅れを防止できる。
載のパターン切換弁におけるエア抜き用パターン通路
が、少なくとも1つの一方の弁からパイロット圧液の供
給を受けて中立状態にある残りの一方の弁のドレンへの
液流れを生じさせることでエアを排出するものであり、
少なくとも1つの一方の弁からエア抜き用パターン通路
にパイロット圧液を供給して、中立状態にある残りの一
方の弁のドレンへの液流れを生じさせることで、エア抜
き用パターン通路内のエアを確実に排出できる。
載のパターン切換弁におけるエア抜き用パターン通路
が、パイロット圧液の供給を直接受けて中立状態にある
全ての一方の弁のドレンへの液流れを生じさせることで
エアを排出するものであり、エア抜き用パターン通路に
パイロット圧液を直接供給して、中立状態にある全ての
一方の弁のドレンへの液流れを生じさせることで、一方
の弁を全く操作することなく、エア抜き用パターン通路
内のエアを容易に排出できる。
至3のいずれか記載のパターン切換弁におけるエア抜き
用パターン通路が、パイロット圧液の供給を受けて中立
状態にある一方の弁のドレンへの液流れを生じさせるこ
とでエアを排出する一方のエア抜き用パターン通路と、
複数の他方の弁にパイロット圧液をそれぞれ供給する複
数のポートから共通のドレンポートにエアを排出する他
方のエア抜き用パターン通路とを具備したパターン切換
弁であり、一方のエア抜き用パターン通路にパイロット
圧液を供給して、中立状態にある一方の弁のドレンへの
液流れを生じさせることで、一方のエア抜き用パターン
通路内のエアを容易に排出できるとともに、複数の他方
の弁にパイロット圧液をそれぞれ供給する複数のポート
は他方のエア抜き用パターン通路を経て共通のドレンポ
ートに連通するから、このドレンポートよりエアを排出
できる。
載のパターン切換弁において、一方のエア抜き用パター
ン通路に含まれる軸方向に設けられた一方の軸方向通路
と、他方のエア抜き用パターン通路に含まれ一方の軸方
向通路の延長上に設けられた他方の軸方向通路と、一方
の軸方向通路と他方の軸方向通路との間を遮断する遮断
体とを具備したものであり、一方の軸方向通路の延長上
に他方の軸方向通路を設けることにより、これらの軸方
向通路を容易に形成できるとともに、遮断体により、一
方の軸方向通路と他方の軸方向通路とを遮断すること
で、一方のエア抜き用パターン通路から排出されるべき
エアが他方のエア抜き用パターン通路に入ることを防止
して、確実に排出できる。
たは5記載のパターン切換弁における一方のエア抜き用
パターン通路が、複数のリモコン弁にそれぞれ連通され
る複数の円環状通路を含み、他方のエア抜き用パターン
通路は、複数のリモコン弁から供給されたパイロット圧
液によりそれぞれ操作される複数のコントロールバルブ
にそれぞれ連通される放射状通路を含むものであり、一
方のエア抜き用パターン通路にパイロット圧液を供給し
て、この一方のエア抜き用パターン通路から中立状態に
あるリモコン弁のドレンへの液流れを生じさせること
で、一方のエア抜き用パターン通路の円環状通路内に残
留するエアを容易に排出できるとともに、複数のコント
ロールバルブにパイロット圧液をそれぞれ供給する複数
のポートは他方のエア抜き用パターン通路の放射状通路
を経て共通のドレンポートに連通するから、このドレン
ポートよりエアを排出でき、残留エアによるリモコン弁
・コントロールバルブ間の応答遅れを防止できる。
1乃至図3を参照し、他の実施の形態を図4を参照し、
さらに別の実施の形態を図5、図6を参照しながら説明
する。なお、従来と同様の部分には、図7乃至図12に
示されたものと同一符号を付して、その説明を省略す
る。
11は、従来のパターン切換弁10と同様に、第1パター
ン、第2パターン、第3パターンおよび第4パターンの
4パターン切換構造を有するとともに、これらに加え
て、エア抜きパターンを有する。
ンおよび第4パターンには、複数の一方の弁としてのリ
モコン弁21と、これらのリモコン弁21から供給されたパ
イロット圧液により操作される複数の他方の弁としての
コントロールバルブ22との接続関係を切換えるための複
数の切換用パターン通路24〜29が設けられている。
たようにポートA〜Hとポート1〜8との間に設けられ
た円環状通路24、通路25、シャフト14内の径方向通路2
6、軸方向通路27、径方向通路28およびスリーブ内通路2
9である。
れ接続されている。例えば、ポートH,Fに接続された
リモコン弁21a,21bで説明すると、これらのリモコン弁
21a,21bの液供給口には、パイロットポンプ41の吐出ラ
イン42が接続され、リモコン弁21a,21bの液排出口に
は、タンク43に連通するドレン通路44が接続され、リモ
コン弁21a,21bの液出力口は、出力ライン45a,45bを介
してポートH,Fに接続されている。
切換用パターン通路24〜29内のエア抜きをするためのエ
ア抜き用パターン通路が設けられている。
も1つのリモコン弁21aからパイロット圧液の供給を受
けて中立状態にある残りのリモコン弁21bのドレン通路4
4への液流れを生じさせることでエアを排出する一方の
エア抜き用パターン通路24,46,47と、複数のコントロ
ールバルブ22にパイロット圧液を供給するポート1〜8
から、ケーシング12に設けられた共通のドレンポート50
にエアを排出する他方のエア抜き用パターン通路51〜54
である。
は、図2に示されるように、複数のリモコン弁21にポー
トA〜Hを介してそれぞれ連通される複数の円環状通路
24と、これらの円環状通路24にそれぞれ連通されスリー
ブ13およびシャフト14の径方向に設けられた複数の径方
向通路46と、これらの径方向通路46を連通するためにシ
ャフト14の中心部に軸方向に設けられた一方の軸方向通
路47とで構成されている。
うにエアが残留しやすい部分であるとともに、切換用パ
ターン通路24〜29とエア抜き用パターン通路24,46,47
とが共有する通路であり、この円環状通路24がエア抜き
の主たる対象通路となる。
複数のコントロールバルブ22のパイロット圧作用部22a
にそれぞれ連通された各ポート1〜8の内側に放射状に
設けられた放射状通路51と、これらの放射状通路51の中
心部に位置するとともに一方の軸方向通路47の延長上に
設けられた他方の軸方向通路52と、この軸方向通路52か
らシャフト14の径方向に設けられた通路53と、この通路
53を前記ドレンポート50に連通するスリーブ13の通路54
とで構成されている。
は、同軸上に穿設されているが、一方の軸方向通路47よ
り他方の軸方向通路52は小径に形成され、その異径段部
にプラグなどの遮断体55が嵌着され、この遮断体55によ
り、軸方向通路47,52間が遮断されている。遮断体55の
外周面には、Oリング56が嵌着され、軸方向通路47,52
間の液流通が防止されている。
コン弁21側の全ポートA,B,C,D,E,F,G,H
が、ケーシング12・スリーブ13間の円環状通路24、シャ
フト14内の径方向通路46および軸方向通路47により相互
に連通する。同様に、エア抜きパターンでは、コントロ
ールバルブ22側の全ポート1,2,3,4,5,6,
7,8が、通路51〜54によりドレンポート50と連通す
る。
パターン時の液流れ状態を示したもので、(a)は、ポ
ートH断面部における液流れ状態を示し、(b)は、ポ
ートD断面部における液流れ状態を示し、(c)は、ポ
ートF断面部における液流れ状態を示し、(d)は、ポ
ートB断面部における液流れ状態を示し、(e)は、ポ
ートE断面部における液流れ状態を示し、(f)は、ポ
ートC断面部における液流れ状態を示し、(g)は、ポ
ートG断面部における液流れ状態を示し、(h)は、ポ
ートA断面部における液流れ状態を示し、(i)は、ポ
ート1〜8断面部における液流れ状態を示す。
軸部16に半径方向にレバー17が嵌着され、このレバー17
に軸方向に挿脱可能の蝶ボルト18が挿入され、この蝶ボ
ルト18の先端部がケーシング12の端板部15の4方向角度
位置にそれぞれ設けられたねじ穴19の1つに螺入され
る。
位置が第1パターン位置、第2パターン位置、第3パタ
ーン位置、第4パターン位置に相当するが、これらのパ
ターン位置とは別のエア抜きパターン位置を図3(b)
に示す。
回動してシャフト14を回動した場合の各ポート部断面が
図2となる。
の作用を説明する。
aを操作して、パイロットポンプ41から吐出ライン42に
加圧供給されたパイロット液をポートHに導くと、その
パイロット液は、図2(a)に示されるように円環状通
路24、径方向通路46を経て軸方向通路47に入り、さら
に、図2(b)〜(h)に示される別の径方向通路46を
経て別の円環状通路24に入り、これらの円環状通路24か
らポートA〜Gに至り、これらのポートA〜Gにそれぞ
れ接続された中立状態にある残りのリモコン弁21bを経
てドレン通路44からタンク43に戻る。
一方のエア抜き用パターン通路24,46,47,46,24にパ
イロット圧液を供給して、この一方のエア抜き用パター
ン通路24,46,47,46,24から、中立状態にある残りの
リモコン弁21bのドレン通路44への液流れを生じさせる
ことで、一方のエア抜き用パターン通路24,46,47,4
6,24中の円環状通路24内に残留するエアを外部に容易
に排出でき、この残留エアによるリモコン弁21・コント
ロールバルブ22間の応答遅れを防止できる。
パイロット圧液をそれぞれ供給する複数のポート1〜8
は、他方のエア抜き用パターン通路51〜54を経て共通の
ドレンポート50に連通されるから、このドレンポート50
よりエアを排出できる。
の軸方向通路52を設けることにより、これらの軸方向通
路47,52を容易に形成できるとともに、遮断体55によ
り、一方の軸方向通路47と他方の軸方向通路52とを遮断
することで、一方のエア抜き用パターン通路24,46,4
7,46,24から排出されるエアが他方のエア抜き用パタ
ーン通路51〜54に入ることを防止して、残留エアの排出
が特に困難であった円環状通路24から残留エアを確実に
排出できる。
aを作動させると、パイロット圧液は、ポートHからシ
ャフト14内の通路46,47を経て他のポートA〜Gへ流れ
るが、これらのポートA〜Gは、中立状態にあるリモコ
ン弁21bのドレン通路44に通じており、パターン切換弁1
1内のエア、特に従来の構造では外部に排出され難い円
環状通路24内のエアを、中立状態にあるリモコン弁21b
からドレンに排出できる。
ように、通路23と通路25とが接近している場合でも、ポ
ートBの反対側に設けられた径方向通路46から2つに分
かれた円環状通路24にほぼ等しい液量が流れるので、円
環状通路24のどこにあるエアも、液とともにポートBよ
り排出され、円環状通路24内に残留しない。
ン〜第4パターンの切換用パターン通路24〜29から、図
2に示されたエア抜きパターンのエア抜き用パターン通
路24,46,47,46,24および51〜54への切換によって、
切換用の第1〜第4パターンとエア抜きパターンの両方
で共有する円環状通路24内のエア抜きを容易にでき、円
環状通路24内に残留するエアによるリモコン弁21・コン
トロールバルブ22間の応答遅れを防止できる。
ーン切換弁11における一方のエア抜き用パターン通路2
4,46,47の構造は図1乃至図3に示されたものと同様
であるが、パイロット圧源としてのパイロットポンプ41
から軸方向通路47にパイロット圧液の供給を直接受け
て、全ポートA〜Hに接続された全てのリモコン弁21
a,21bが中立状態にあっても、それらのリモコン弁21
a,21bのドレン通路44への液流れを生じさせる点で、図
1乃至図3に示されたものと異なる。
ロット圧液を供給するポート1〜8から共通のドレンポ
ート50にエアを排出する他方のエア抜き用パターン通路
51〜54は、図1乃至図3に示されたものと同一である。
ア抜き用パターン通路47,46,24にパイロット圧液を直
接供給して、中立状態にある全てのリモコン弁21a,21b
のドレン通路44への液流れを生じさせることで、リモコ
ン弁21a,21bを全く操作することなく、一方のエア抜き
用パターン通路47,46,24内のエアを容易に排出でき
る。このとき、複数のコントロールバルブ22にパイロッ
ト圧液をそれぞれ供給するポート1〜8は他方のエア抜
き用パターン通路51〜54を経て共通のドレンポート50に
連通するから、このドレンポート50よりエアを排出でき
る。
図1乃至図3に示された構造および機能に加え、リモコ
ン弁21側の各ポートA,B,C,D,E,F,G,Hに
連通する軸方向通路47に、パイロット圧源としてのパイ
ロットポンプ41を直接接続し、これにより、パイロット
ポンプ41からシャフト14内の軸方向通路47にパイロット
圧液を直接導入するものであり、この場合、パターン切
換弁11を第1〜第4の切換用パターンからエア抜きパタ
ーンにするだけで、パターン切換弁11内のエア、特に切
換用パターン通路24〜29とエア抜き用パターン通路47,
46,24が共有する円環状通路24内のエアを確実に排出で
きる。
に示された実施の形態の変形例であり、また、図6に示
された実施の形態は、図4に示された実施の形態の変形
例である。
形態は、共に、エア抜きパターンでポート1〜8をブロ
ックする場合を示し、図1および図4に示された、エア
が残留しやすい円環状通路24内のエアを外部へ排出する
ための一方のエア抜き用パターン通路24,46,47を生か
すとともに、他方のエア抜き用パターン通路51〜54を廃
止したものである。これらの図5および図6において、
図1および図4と同様の部分には同一符号を付して、そ
の説明を省略する。
されるものではなく、油圧シリンダなどの液圧アクチュ
エータにより作動される作業機に広く適用可能である。
ターン通路からエア抜き用パターン通路への切換によっ
て、これらが共有する通路内のエア抜きを容易にでき、
残留するエアによる一方の弁・他方の弁間の応答遅れを
防止できる。
1つの一方の弁からエア抜き用パターン通路にパイロッ
ト圧液を供給して、中立状態にある残りの一方の弁のド
レンへの液流れを生じさせることで、エア抜き用パター
ン通路内のエアを確実に排出できる。
パターン通路にパイロット圧液を直接供給して、中立状
態にある全ての一方の弁のドレンへの液流れを生じさせ
ることで、一方の弁を全く操作することなく、エア抜き
用パターン通路内のエアを容易に排出できる。
抜き用パターン通路にパイロット圧液を供給して、中立
状態にある一方の弁のドレンへの液流れを生じさせるこ
とで、一方のエア抜き用パターン通路内のエアを容易に
排出できるとともに、複数の他方の弁にパイロット圧液
をそれぞれ供給する複数のポートは他方のエア抜き用パ
ターン通路を経て共通のドレンポートに連通するから、
このドレンポートよりエアを排出できる。
向通路の延長上に他方の軸方向通路を設けることによ
り、これらの軸方向通路を容易に形成できるとともに、
遮断体により、一方の軸方向通路と他方の軸方向通路と
を遮断することで、一方のエア抜き用パターン通路から
排出されるべきエアが他方のエア抜き用パターン通路に
入ることを防止して、確実に排出できる。
抜き用パターン通路にパイロット圧液を供給して、この
一方のエア抜き用パターン通路から中立状態にあるリモ
コン弁のドレンへの液流れを生じさせることで、一方の
エア抜き用パターン通路の円環状通路内に残留するエア
を容易に排出できるとともに、複数のコントロールバル
ブにパイロット圧液をそれぞれ供給する複数のポートは
他方のエア抜き用パターン通路の放射状通路を経て共通
のドレンポートに連通するから、このドレンポートより
エアを排出でき、残留エアによるリモコン弁・コントロ
ールバルブ間の応答遅れを防止できる。
の形態を示す断面図、(b)はその回路図である。
る各断面部の説明図であり、(a)は、ポートH断面
部、(b)は、ポートD断面部、(c)は、ポートF断
面部、(d)は、ポートB断面部、(e)は、ポートE
断面部、(f)は、ポートC断面部、(g)は、ポート
G断面部、(h)は、ポートA断面部、(i)は、ポー
ト1〜8断面部における液流れ状態を示す。
はそのレバー側の側面図である。
施の形態を示す断面図、(b)はその回路図である。
示す断面図、(b)はその回路図である。
示す断面図、(b)はその回路図である。
(b)はそのレバー側の側面図、(c)は(a)のc−
c線断面図である。
せ表を示した説明図である。
示す正面図、(b)はその左側面図、(c)はその右側
面図、(d)は(b)のd−d線断面図である。
示す正面図、(b)はその右側面図、(c)は(b)の
c−c線断面図、(d)は(b)のd−d線断面図、
(e)は(b)のe−e線断面図、(f)は(b)のf
−f線断面図である。
示す正面図、(b)はその右側面図、(c)は(b)の
c−c線断面図、(d)は(b)のd−d線断面図、
(e)は(b)のe−e線断面図、(f)は(b)のf
−f線断面図である。
説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の一方の弁とこれらの一方の弁から
供給されたパイロット圧液により操作される複数の他方
の弁との接続関係を切換えるための複数の切換用パター
ン通路と、 これらの切換用パターン通路の少なくともエアの残留し
やすい部分を共有しその共有した通路内のエア抜きをす
るエア抜き用パターン通路とを具備したことを特徴とす
るパターン切換弁。 - 【請求項2】 エア抜き用パターン通路は、 少なくとも1つの一方の弁からパイロット圧液の供給を
受けて中立状態にある残りの一方の弁のドレンへの液流
れを生じさせることでエアを排出することを特徴とする
請求項1記載のパターン切換弁。 - 【請求項3】 エア抜き用パターン通路は、 パイロット圧液の供給を直接受けて中立状態にある全て
の一方の弁のドレンへの液流れを生じさせることでエア
を排出することを特徴とする請求項1記載のパターン切
換弁。 - 【請求項4】 エア抜き用パターン通路は、 パイロット圧液の供給を受けて中立状態にある一方の弁
のドレンへの液流れを生じさせることでエアを排出する
一方のエア抜き用パターン通路と、 複数の他方の弁にパイロット圧液をそれぞれ供給する複
数のポートから共通のドレンポートにエアを排出する他
方のエア抜き用パターン通路とを具備したことを特徴と
する請求項1乃至3のいずれか記載のパターン切換弁。 - 【請求項5】 一方のエア抜き用パターン通路に含まれ
る軸方向に設けられた一方の軸方向通路と、 他方のエア抜き用パターン通路に含まれ一方の軸方向通
路の延長上に設けられた他方の軸方向通路と、 一方の軸方向通路と他方の軸方向通路との間を遮断する
遮断体とを具備したことを特徴とする請求項4記載のパ
ターン切換弁。 - 【請求項6】 一方のエア抜き用パターン通路は、複数
のリモコン弁にそれぞれ連通される複数の円環状通路を
含み、 他方のエア抜き用パターン通路は、複数のリモコン弁か
ら供給されたパイロット圧液によりそれぞれ操作される
複数のコントロールバルブにそれぞれ連通される放射状
通路を含むことを特徴とする請求項4または5記載のパ
ターン切換弁。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006109639A1 (ja) * | 2005-04-08 | 2006-10-19 | Ihara Science Corporation | マニホールドバルブおよびそれを備えたpsa装置 |
JP2011231884A (ja) * | 2010-04-28 | 2011-11-17 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 油圧作業機の制御装置 |
WO2021010025A1 (ja) * | 2019-07-18 | 2021-01-21 | 株式会社日本トリム | 弁装置及び電解水生成装置 |
-
2001
- 2001-05-09 JP JP2001139081A patent/JP3930699B2/ja not_active Expired - Fee Related
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