[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2002321351A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

Info

Publication number
JP2002321351A
JP2002321351A JP2002041417A JP2002041417A JP2002321351A JP 2002321351 A JP2002321351 A JP 2002321351A JP 2002041417 A JP2002041417 A JP 2002041417A JP 2002041417 A JP2002041417 A JP 2002041417A JP 2002321351 A JP2002321351 A JP 2002321351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
carriage
cable
tube
moving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002041417A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4328489B2 (ja
Inventor
Soichi Hiramatsu
壮一 平松
Tomoyuki Nagase
知之 永瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002041417A priority Critical patent/JP4328489B2/ja
Publication of JP2002321351A publication Critical patent/JP2002321351A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4328489B2 publication Critical patent/JP4328489B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリアル移動する移動記録体と記録装置本体
側とを接続するケーブルやチューブ等の可撓性部材を複
数具備する記録装置において、可撓性部材によって移動
記録体に加わる力による、移動記録体の位置精度、移動
精度に対する影響を低減できる記録装置を提供する。 【解決手段】 記録媒体に記録を行う記録装置は、記録
媒体に対向し、記録装置本体に対してシリアル移動して
該記録媒体に記録を行うための、記録ヘッド1やキャリ
ッジ4などを含む移動記録体と、移動記録体をシリアル
移動させる移動機構と、移動記録体と記録装置本体とを
接続する、記録ヘッドフレキシブルケーブル22やイン
クチューブ3などの複数の可撓性部材を有している。複
数の可撓性部材は、移動記録体の移動経路を挟んで互い
に反対側から記録装置本体から移動記録体へ接続されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に対向し
てシリアル移動して当該記録媒体に記録を行うための移
動記録体を具備する記録装置に関し、特に、シリアル移
動する移動記録体(例えば、キャリッジ単体、該キャリ
ッジに搭載された記録ヘッド、若しくは該キャリッジに
搭載された記録ヘッドあるいはインクタンクインクタン
ク等)と記録装置本体側とを接続する電気ケーブルやイ
ンク供給チューブ等の可撓性部材を複数具備する記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録手段である記録ヘッドによっ
て記録が行われる記録領域を通して記録媒体を搬送し、
その搬送される記録媒体の幅方向にキャリッジを移動さ
せつつ記録ヘッドを用いて記録媒体の表面の所望の記録
を行う、いわゆるシリアル方式記録装置がある。このシ
リアル方式記録装置は、一般に、キャリッジに搭載され
た記録ヘッドに記録動作を行わせるための電気信号を装
置本体の制御基板から伝達する必要があり、キャリッジ
と制御基板はケーブルを介して電気的に接続される。複
数の記録ヘッドをキャリッジに搭載する場合には、この
電気ケーブルが複数になるものもある。
【0003】また、上述のようなシリアル方式の記録装
置には、近年記録ヘッドに設けられたインク吐出口から
インク液滴を吐出させて記録媒体等に付着させることで
記録を行うインクジェット記録装置が急速に普及してい
る。このインクジェット記録装置に搭載されるインクジ
ェット記録ヘッドは、その記録ヘッドにインクを供給す
るためのインクタンクが記録ヘッドと共にキャリッジ上
に搭載されるタイプのものが多い。しかし近年では、1
つのインクタンクから供給可能なインク量を増やすた
め、キャリッジに搭載されず、装置本体の固定設置場所
にインクタンクを載置し、このインクタンクからキャリ
ッジ上の記録ヘッドにチューブなどでインクを供給す
る、いわゆるチューブ供給方式のインクジェット記録装
置がある。そして、キャリッジに搭載されるインクジェ
ット記録ヘッドが複数の場合には、このインク供給チュ
ーブも複数本となるものもある。
【0004】これらの電気接続用のケーブルあるいはイ
ンク供給用のチューブは、シリアル方式記録装置では、
移動するキャリッジに一旦接続乃至固定されてから搭載
された記録ヘッドあるいはインクタンク等に接続された
り、キャリッジに搭載された記録ヘッドやインクタンク
に直接接続されている。そして、このケーブルやチュー
ブは可撓性の部材から形成され、キャリッジの移動に対
応して、その移動を妨げないように変形可能になってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の記録装置には、下記のような課題があっ
た。
【0006】移動するキャリッジ、あるいはそのキャリ
ッジに搭載された記録ヘッドもしくはインクタンクに接
続されるケーブルやチューブは、所定の範囲でキャリッ
ジが移動できる長さを有しており、少なくともキャリッ
ジの移動過程では途中で屈曲が生じる。この屈曲された
部分では、真っ直ぐに戻ろうとする復元力が生じ、この
力がキャリッジに加わり負荷(キャリッジに作用する外
力)となってしまうなど、キャリッジには電気接続用ケ
ーブルやチューブから負荷が加わる場合がある。
【0007】キャリッジに対するこのような負荷は、キ
ャリッジの位置精度や移動精度に影響を及ぼし、またキ
ャリッジの移動過程でこの負荷が変動し、安定して精度
を保った記録動作を行うことの妨げとなる場合があり、
これが記録品位の低下につながる危惧がある。
【0008】また、ケーブルとインクチューブは、通
常、少なくともキャリッジの移動過程で多少のたるみが
生じる場合がある。そこで、ケーブルとインクチューブ
は、自重により経時的に垂れ下がってきてしまう場合が
あるという問題がある。特に、キャリッジは、記録動作
が行われている時以外は、所定の位置に移動されて待機
しているが、この際にケーブルとインクチューブには弛
みがあるままで長時間保持されると、自重によるケーブ
ルやインクチューブの変形が生じ、さらには、この変形
が定常的な変形として残ってしまう危惧がある。このよ
うにケーブルやインクチューブが垂れ下がると、記録装
置内の他の部材に接触して、ケーブルやインクチューブ
自身や接触した部材に損傷が生じたり、インクチューブ
のねじれなどの変形によりインクの流通状態が不安定に
なったりなど、記録動作の信頼性を損なう要素が増えて
しまう危惧がある。
【0009】上述のような課題は、キャリッジあるいは
そこに搭載された部材と本体側との間を接続する可撓性
部材がケーブルのみの場合であっても、チューブのみの
場合であっても、同様に生じ得るものである。
【0010】更に、大量のインクを供給するインクチュ
ーブは、インクチューブからのインク漏れなどに対して
細心の注意が払われ、漏れ防止対策が施されるが、万が
一にも漏れたインクが電気的な部品、例えば制御基板や
電気ケーブルなどに接触すると、電気部品の故障が生じ
るなどの大きなトラブルとなってしまう危惧がある。そ
こで、インクチューブからインク漏れが発生する非常時
でも、できるだけ電気接続用ケーブルを含む電気部品を
保護できるように、装置を構成する必要が生じている。
【0011】本発明の目的は、シリアル移動する移動記
録体(例えば、キャリッジ単体、該キャリッジに搭載さ
れた記録ヘッド、若しくは該キャリッジに搭載された記
録ヘッドあるいはインクタンクインクタンク等)と記録
装置本体側とを接続するケーブルやチューブ等の可撓性
部材を複数具備する記録装置において、可撓性部材によ
って移動記録体に加わる力による、移動記録体の位置精
度、移動精度に対する影響を低減できる記録装置を提供
することにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、シリアル方式
の記録装置の移動記録体に接続された、ケーブルもしく
はチューブ等の可撓性部材の自重による変形の発生を防
止できる記録装置を提供することにある。
【0013】また、本発明の他の目的は、シリアル方式
の記録装置の移動記録体に接続されたインクチューブあ
るいはその周辺からインク漏れが発生したとしても、電
気部品にインクが接触することを回避できる記録装置を
提供することにある。
【0014】また、本発明の他の目的は、シリアル移動
する移動記録体と記録装置本体とを接続する第1の可撓
性部材と第2の可撓性部材とが、移動記録体の移動経路
を挟んで互いに反対側から夫々移動記録体に接続されて
いる記録装置を提供することにある。
【0015】また、本発明の他の目的は、シリアル移動
方式の記録装置で、万一、記録手段へのチューブの接続
部で液体漏れが生じたとしても、漏れた液体が、記録手
段およびキャリッジの、チューブの接続部とは反対側の
方まで回り込む可能性が低く、反対側に設けられたケー
ブルの接続部に液体が接触するのを防止できる記録装置
を提供することにある。
【0016】また、本発明の他の目的は、シリアル移動
方式の記録装置の移動記録体と記録装置本体側とを接続
する第1の可撓性部材と第2の可撓性部材とが、移動記
録体の移動経路を挟んで互いに反対側から夫々移動記録
体に接続され、第1の可撓性部材の湾曲形状と第2の可
撓性部材の湾曲形状とが、移動記録体の移動経路を挟ん
で、互いに線対称な形状となる記録装置を提供すること
にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による記録装置は、記録媒体に記録を行う記
録装置であって、記録媒体に対向し、記録装置本体に対
してシリアル移動して該記録媒体に記録を行うための移
動記録体と、移動記録体をシリアル移動させる移動機構
と、移動記録体と記録装置本体とを接続する複数の可撓
性部材とを含み、可撓性部材は、移動記録体の移動経路
を挟んで互いに反対側から記録装置本体から移動記録体
へ接続されることを特徴とする。
【0018】この構成によれば、可撓性部材によって移
動記録体に加わる力を、互いに反対側から接続される可
撓性部材によって加わる力同士で弱め合わせることがで
きる。
【0019】可撓性部材は、電気ケーブルおよび/また
はインクチューブであってよい。
【0020】移動記録体は、記録ヘッドをシリアル移動
させるキャリッジ、キャリッジに搭載された記録ヘッ
ド、およびキャリッジに搭載されたインクタンクを含ん
でいてよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る実施例につ
いて、図面を用いて詳細に説明する。
【0022】なお、以下の説明で用いる記録装置は、主
として、キャリッジにインクジェット記録ヘッドを搭載
し、このインクジェット記録ヘッドと装置本体側の制御
基板との間を電気接続用フレキシブルケーブルで電気的
に接続し、さらに、インクジェット記録ヘッドと装置本
体側のインクタンクとの間をインク供給用チューブでイ
ンク供給可能に接続するという形態を採っている。しか
しながら、本発明はこの形態に限定されるものではな
く、キャリッジにインクジェット記録ヘッドだけではな
くインクタンクも搭載されており、このインクタンクに
附加されているタンク情報保持メモリと装置本体側の制
御基板との間をケーブルで接続する形態や、キャリッジ
に搭載されたそのインクタンクへ装置本体側の大型イン
クタンクからチューブでインク供給する形態であっても
よい。
【0023】さらに、これらケーブルやチューブが直接
インクジェット記録ヘッドに接続される形態や、あるい
はこれらケーブルやチューブが直接インクタンクに接続
される形態や、一旦キャリッジにケーブルやチューブを
接続し、後はキャリッジ内の配管を介して夫々インクジ
ェット記録ヘッドやインクタンクへの接続を行う形態で
あってもよい。すなわち、ケーブルやチューブといった
可撓性部材が装置本体側と接続する相手側は、インクジ
ェット記録ヘッド、インクタンクといったキャリッジに
搭載された部材でも、また、キャリッジそのものでもよ
い。
【0024】いずれにしても、本発明は、これらキャリ
ッジもしくはキャリッジに搭載された部材(これら全て
を記録移動体と称する。)に対して、2つ以上の可撓性
部材が装置本体側と接続されている記録装置において好
適に用いることができ、かつ効果を奏するものである。
【0025】図1は、本発明に係る実施例としてのチュ
ーブ供給方式インクジェット記録装置の全体構成構成を
示す斜視図である。また、図2、図3は、図1に示す記
録装置を横方向より見た概略断面図であり、図3は、キ
ャリッジ付近を拡大して示している。図4、図5は、図
1に示す記録装置を上方向より見た平面図であり、図5
は、キャリッジ付近を拡大して示している。なお、図1
〜図5は、記録装置の外郭を構成するケースを外した状
態で、機構部の構成を示している。
【0026】このインクジェット記録装置は、インクジ
ェット記録方式の中でも、特に、インク(液体)吐出を
行わせるのに利用されるエネルギーとして熱エネルギー
を発生する手段を備え、その熱エネルギーによってイン
クの状態変化を生起させる方式の記録ヘッド1が搭載さ
れる。この方式を用いることにより、画素の高密度化、
記録画像の高精細化を達成している。
【0027】記録ヘッド1は、搬送手段によって搬送さ
れる記録用紙などの記録媒体6に向かってインクを吐出
する形態で、すなわちインクを吐出する吐出口が設けら
れた面(インク吐出面)を下方に向けた状態でキャリッ
ジ4に搭載されている。キャリッジ4は、記録媒体6の
搬送経路上に、搬送方向に交差する方向に延びる、シャ
ーシ17に固定されたガイド軸5に、それに沿って滑動
可能に取り付けられている。キャリッジ4には、キャリ
ッジプーリ13a,13bの周りに循環運動可能に張り
渡されたタイミングベルト25が結合されている。キャ
リッジプーリ13aには、キャリッジモータ12が接続
されており、その回転駆動よって、キャリッジプーリ1
3a、タイミングベルト25を介してキャリッジ4を往
復移動させることができる。
【0028】記録ヘッド1には、インクを吐出するエネ
ルギーを発生する手段を選択的に駆動する信号や、駆動
電力などを伝達するための記録ヘッドフレキシブルケー
ブル21と、吐出するインクを記録ヘッドへ供給するた
めのインクチューブ3とが接続されている。これらは、
記録ヘッド1を挟んで対向する側から記録ヘッド1に接
続されている。本実施例のインクジェット記録装置で
は、使用者が各種の指令を入力できる操作スイッチや装
置の状態を表示する表示部などを備えるパネル操作部
(パネル部)24などが設けられた、記録装置への主要
な操作が行われる前面側からインクチューブ3が接続さ
れている。そして、記録ヘッドフレキシブルケーブル2
1は背面側から接続されている。
【0029】この際、フレキシブルケーブル21は、キ
ャリッジ4の背面に備えられたキャリッジボード36を
介して記録ヘッド1に接続されている。すなわち、フレ
キシブルケーブル21は、キャリッジボード36の背面
側にフレキコネクタ38を介して接続されており、記録
ヘッド1は、その背面側に設けられた記録ヘッド電気接
点部33がキャリッジボード36の前面側に設けられた
ヘッドコネクタ37に当接されて接続されている。
【0030】また、インクチューブ3は、その端部に設
けられたチューブジョイント35が、記録ヘッド1の前
面側に設けられた記録ヘッドインクジョイント部34内
に挿入されて接続されている。
【0031】記録ヘッド1のインク流路の接続と電気接
続部の接続は、夫々以下のように行われる。まず記録ヘ
ッド1をキャリッジの所定位置に装着することによっ
て、記録ヘッド電気接点部33がヘッドコネクタ37に
圧接されて電気的に接続される。次に、チューブジョイ
ント35を記録ヘッドインクジョイント部34内に、図
3の矢印の方向に押圧して挿入することによってインク
流路が接続される。この際、電気接続部とインク流路の
接続部が対向する位置に配置されているため、チューブ
ジョイント35を押圧する際に記録ヘッド1に加わる力
の方向は、記録ヘッド電気接点部33をヘッドコネクタ
37に圧接する方向と一致している。このため、インク
流路の接続を行う際に記録ヘッド1に加える力によっ
て、電気接点部にその圧接接続を引き離して解除した
り、接続位置をずらす力が加わることはなく、電気接続
に悪影響を与えることはない。
【0032】記録ヘッドフレキシブルケーブル21は、
装置の背面側にシャーシ17に固定して設けられた制御
ボード(制御機構)18から延びている。記録ヘッドフ
レキシブルケーブル21は、板状の形状を有し、その幅
方向に複数の配線がほぼ平行に並んでおり、可撓性の部
材から形成され、特に厚み方向に可撓である。記録ヘッ
ドフレキシブルケーブル21は板状のケーブルが複数枚
重ねられて構成されていてもよい。
【0033】そして記録ヘッドフレキシブルケーブル2
1は、制御ボード18側では、シャーシ17を通ってシ
ャーシ17の前面に出て、キャリッジ4の移動方向の中
程の部分で、幅方向がほぼ鉛直方向に向く姿勢で固定さ
れている。そしてそこから、記録ヘッドフレキシブルケ
ーブル21は、幅方向がほぼ鉛直方向に向いた状態をほ
ぼ維持しながら、図5に示すようにキャリッジ4が右端
の待機位置にある状態では、右端側に向ってシャーシ1
7の壁に沿って延びて、キャリッジ4に対向する位置付
近で右端側に向って凸な円弧を描くように湾曲してキャ
リッジ4に延びている。この際、記録ヘッドフレキシブ
ルケーブル21は、ある程度の剛性を有しており、この
ことと、上述のように湾曲部が生じていることとによっ
て、比較的安定して保持されている。すなわち、記録ヘ
ッドフレキシブルケーブル21は、剛性を有し、また湾
曲部に生じる復元力が記録ヘッドフレキシブルケーブル
21を引張る方向に加わるために安定してシャーシ17
の前面に沿って真っ直ぐ延び、湾曲部付近では、湾曲部
に生じる復元力によってシャーシ17の前面に向って押
し付けられ、それによって生じる摩擦力で安定して保持
されている。また、湾曲部を生じさることによって、記
録ヘッドフレキシブルケーブル21が、一部で、幅方向
が鉛直方向に向く向きから傾いて、ねじれることも抑制
できる。
【0034】インクチューブ3は、記録装置の右端に、
かつキャリッジ4の移動経路の前方に配置されたインク
タンク部2から延びている。インクタンク部2には、夫
々色の異なる4つのインクタンク(液体タンク)2a,
2b,2c,2dが、夫々独立して交換可能に装着され
ている。記録ヘッド1も、詳細には図示していないが、
夫々異なる色のインクを吐出するための4つの部分から
構成されている。これらに対応して、インクチューブ3
は夫々異なる色のインクを流通させる4本のチューブが
結合されて構成されており、各インクタンク2a,2
b,2c,2dからのインクを記録ヘッド1の対応する
構成部分に供給する。
【0035】インクチューブ3は、4本のチューブが一
列に並べて結合されて板状になった4連チューブからな
っており、可撓性の部材から形成され、特にその厚み方
向に可撓である。インクチューブ3は、インクタンク2
からインクチューブ支持台57上に通されている。イン
クチューブ支持台57は、キャリッジ4の移動経路の前
側に、ほぼ移動経路の長さにわたって延びており、その
前縁には上方に向って突き出た壁が形成されている。イ
ンクチューブ3は、このインクチューブ支持台57上
で、まず左側に向って延び、キャリッジ4の移動方向の
中程の部分で、幅方向がほぼ鉛直方向に向く姿勢で固定
されている。そしてそこから、インクチューブ3は、幅
方向がほぼ鉛直方向に向いた向きを維持しながら、図5
に示すようにキャリッジ4が右端の待機位置にある状態
では、右端側に向ってインクチューブ支持台57の前壁
に沿って延び、記録ヘッド1に対向する位置付近で右端
側に向って凸な円弧を描くように湾曲して記録ヘッド1
に延びている。この際、インクチューブ3は、ある程度
の剛性を有しており、このことと、上述のように湾曲部
が生じていることとによって、記録ヘッドフレキシケー
ブル21と同様に安定して保持されており、また、ねじ
れの発生も抑えられている。
【0036】キャリッジ4の移動経路の右端の位置に
は、記録ヘッド1のインク吐出状態を良好に保つための
回復動作を行う回復機器14が配設されている。回復機
器14には、記録ヘッド1のインク吐出口を覆うキャッ
プ15、記録ヘッド1のインク吐出面を拭うワイパー1
6、および、記録ヘッド1のインク吐出ノズルからイン
クを吸引するための吸引ポンプ(不図示)などが設けら
れている。キャリッジ4は、記録動作が行われていない
時には、図4に示すように、記録ヘッド1が回復機器1
4に対向して配置される右端の待機位置で保持される。
【0037】次に、記録ヘッド1によって記録が行われ
る記録領域を通して記録媒体6を搬送する搬送手段の構
成について説明する。記録に通常用いられる記録媒体6
は、カセット9内にセットされる。カセット9は、記録
装置本体の下端付近に、前側から挿入し、また引き抜い
て着脱可能に装着されている。カセット9の上面はカセ
ットカバー32で覆われており、記録媒体が少なくなっ
た時には、カセット9を記録装置本体から引き抜き、カ
セットカバー32を開いて記録媒体を補給できる。
【0038】カセット9の上面には、カセットカバー3
2に覆われた状態で、カセット9の挿入方向の先端側に
開口が残されており、記録装置本体には、この開口の上
方の位置に給紙アーム40が設けられている。給紙アー
ム40は、回転支点41の周りに回転可能に支持されて
おり、後側の端部には回転可能に給紙ローラ10が取り
付けられている。給紙ローラ10は、不図示の駆動源に
接続されて駆動される給紙駆動軸43によって、第1伝
達ギヤ44と第2伝達ギヤ45を介して駆動力が伝達さ
れ回転駆動される。給紙アーム40は、通常は自重によ
って図2、図3の時計周りに回転し、給紙ローラ10が
カセット9内に積載された記録媒体6の上面に当接する
ようになっている。給紙アーム40には、それを図2、
図3の反時計周り方向に付勢する給紙アームバネ53が
取り付けられている。この給紙アームバネ53によっ
て、記録媒体6の積載量が変化しても、給紙ローラ10
が記録媒体6に過剰な当接力を加えて食い込まないよう
に、給紙ローラ10の当接力が調整されている。この給
紙アームバネ53は、給紙ローラ10の紙幅方向の両端
にほぼ等しい位置に取り付けられており、給紙ローラ1
0の記録媒体6への当接力に紙幅方向でばらつきがあま
り生じない構成になっている。
【0039】給紙アーム40の後斜め上方には、回転可
能に支持されたUターンローラ46が設けられ、それか
ら少し離れて外周を覆うようにUターンガイド47が設
けられ、これらの間にUターン搬送経路11が形成され
ている。ここで、給紙ローラ10とUターンローラ46
とは、夫々のローラが相手の間に入り込めるように軸方
向に分割されており、図2、図3に示すように、横方向
から見てオーバーラップする状態になる、ほぼ水平な状
態になるまで給紙アーム40を回転させることができ
る。このため、カセット9は、給紙アーム40に妨害さ
れることなく、記録装置の奥まで、カセット9がUター
ンローラ46の下方をほぼカバーする位置まで挿入可能
になっている。
【0040】Uターン搬送経路11の出口には、不図示
のフィードモータによって回転駆動される搬送ローラ8
がシャーシ17に取り付けられて設けられており、それ
に対向して回転可能に支持されたピンチローラ48が設
けられている。搬送ローラ8の前方には、記録ヘッド1
のインク吐出面に対向する位置に記録媒体を支持するプ
ラテン7が、シャーシ17に固定して設けられており、
その前方には、不図示の駆動機構によって回転される排
紙ローラ23と、それに対向して回転可能に支持された
排紙拍車49(記録媒体排出用回転部材)が設けられて
いる。
【0041】このように、本実施例による記録装置は、
記録が行われた記録媒体6は排紙ローラ23によって前
方に排紙され、カセットカバー32、およびその後方に
設けられた排紙スタックレバー50上に積載される構成
である。排紙スタックレバー50は、その後方端部に設
けられた回転支点51の周りに回転可能に支持されてお
り、スタックレバーバネ52によって図3の時計周り方
向に付勢されて、通常は斜めの姿勢を保っている。スタ
ックレバーバネ52による付勢力は、所定枚数の記録媒
体6が積載された状態で釣り合う程度に弱い付勢力であ
り、所定枚数以上の記録媒体6が積載されると、前端が
カセットカバー32の上面の高さになるまで反時計周り
に回転する。
【0042】本実施例の記録装置では、給紙アーム40
の上方にプラテン7が位置しており、給紙アーム40に
は、プラテン7上での記録領域にほぼ等しい面積、また
はそれ以上の面積を有し、プラテン7の下方をカバーす
るように配置された平面天井部54が設けられている。
この平面天井部54によって、誤ってプラテン7上に吐
出され、プラテン7に設けられた開口部から落ちてきた
インク滴を受け、カセット9内の記録媒体6などがイン
クで汚れることを防止できる。また同時にインクミス
ト、埃などがカセット9内の記録媒体6へ落ちるのを防
止している。また、平面天井部54の前縁には、上方に
向って突き出ているスタック壁55が設けられており、
これによって、排紙スタック部と装置内部を分断して、
装置内部に埃などが侵入するのを防いでいる。
【0043】給紙アーム40の前方、記録装置の左端付
近には、回転支点31の周りに回転可能に支持された手
差しレバー30が設けられている。給紙アーム40の前
端には、手差しレバー30が図2、図3の時計周りに回
転された際に、手差しレバー30の後端の手差しレバー
作用部39が当接する給紙アームリリース突起42が設
けられている。そこで、手差しレバー30の前端を上方
に持ち上げて図2、図3の時計周りに回転させることに
よって、手差しレバー作用部39を給紙アームリリース
突起42に当接させて押し下げ、給紙アーム40を反時
計周りに回転させて、給紙ローラ10をカセット9に積
載された記録媒体6の上面から離すことができる。この
状態で、カセット9内のものとは異なるサイズの記録媒
体などの特別な記録媒体を、カセットカバー32の上面
に沿って挿入することによって、カセット9に積載され
た記録媒体6と給紙ローラ10との間にセットし、次回
の記録に用いることができる。このように特別な記録媒
体を手差しによりセットする際、挿入された記録媒体は
排紙スタックレバー50の下面に当接されてカセット9
内に案内される。すなわち排紙スタックレバー50はガ
イドとして機能する。
【0044】以上のような記録手段や搬送手段などの動
作を制御する制御手段が搭載された制御ボード18は、
上述のようにシャーシ17の背面に設けられている。制
御ボード18には記録信号を入力するインターフェイ
ス、制御プログラムに基づいて演算処理を行うMPU、
MPUが実行する制御プログラムを格納するROM、各
種データを保存しておくDRAMなどが搭載されてい
る。
【0045】この制御ボード18に搭載されたMPUな
どの素子、記録ヘッド1、回復手段14、キャリッジモ
ータ12、搬送手段の各ローラの駆動源などで消費され
る電力を供給する電源19は、装置本体の左前端付近に
設けられている。電源19からの電力は電源供給ケーブ
ル20を介してまず制御ボード18に供給される。制御
ボード18は、記録ヘッド1へは記録ヘッドフレキシブ
ルケーブル21を介して、回復機器14へは回復機器駆
動ケーブル22を介して、また他のモータなどには不図
示のケーブルを介して電気的に接続されており、これら
のケーブルを介して、駆動電力や駆動信号などを伝達す
る。前述のパネル操作部24は、電源19のケースの上
面に配置されている。
【0046】以上、図1〜図5を参照して説明した機構
部は、図6、図7に示すように、ケース内に組み込まれ
ている。図6、図7は、本実施例のインクジェット記録
装置の外観を示す斜視図であり、図6は、排紙カバー2
9を閉じた通常使用状態、図7は、排紙カバー29を開
けた手差し給紙操作時、または排紙された記録媒体の取
り出し時の状態を示している。
【0047】ケースは、上ケース26と下ケース27と
から構成され、機構部は下ケース27上に組み込まれ、
その上方を上ケース26によって覆われている。また、
図2に示すように、下ケース27の下面には、Uターン
ローラ46の下方付近の位置に、記録媒体6が搬送途中
で引っ掛かるなどした場合に、その記録媒体6を取り除
くためのジャム処理開口56が設けられている。上ケー
ス26の上面には、左前端付近に、上述のパネル操作部
24の操作スイッチや表示部が露出する位置に開口が設
けられており、上カバー26が取り付けられた状態でス
イッチの操作や表示の確認を行うことができる。また、
右前端付近にはインクカバー28が設けられており、イ
ンクカバー28を開けることによってインクタンク部2
の上方が露出され、各インクタンク2a,2b,2c,
2dの交換を行えるようになっている。このように本実
施例のインクジェット記録装置では、パネル操作部24
が設けられ、記録装置に対する通常の主要な操作が行わ
れる前側にインクカバー28が設けられているので、装
置の前側から容易にインクタンク2a,2b,2c,2
dの交換操作を行うことができる。
【0048】また、カバーの前面には開口が設けられて
おり、この開口からカセット9を挿入したり、カセット
カバー32上に排出された記録媒体を取り出したりでき
る。この開口の上方には、図7に示すように開くことが
できる排紙カバー29が設けられている。排紙カバー2
9を開くことによって、排出ローラ23より前側の部分
を露出させることができ、長さの短い記録媒体に記録を
行った場合でも、排出された記録媒体を容易に取り出す
ことができる。また、上述の手差しレバー30は、排紙
カバー29を開いた状態で露出され、操作しやすくな
る。すなわち、手差しにより記録媒体をセットする際に
は、排紙カバー29を開くことによって、セット操作を
容易に行うことができる。
【0049】図6、図7に示したインクジェット記録装
置は、カセット9に比較的大きいサイズ、例えばA3サ
イズの記録媒体をセットできる構成のものを示してお
り、カセット9は、完全に奥まで挿入した状態でもケー
スの前面から突き出ている。これに対して、カセット9
に比較的小さいサイズ、例えばA4もしくはレターサイ
ズの記録媒体がセットされるインクジュエット記録装置
の外観図を図8、図9に示す。
【0050】このインクジェット記録装置では、カセッ
ト9はケースから出っ張ることなく装置全体の前面のラ
イン内に納まっている。装置全体の奥行が短いため、手
差しレバー30は排紙カバー29を開かなくても見える
位置にあるが、手差しによる記録媒体のセット時には、
排紙カバー29を開いたほうが、操作が容易である。
【0051】次に、本実施例のインクジェット記録装置
による記録動作の概要について説明する。
【0052】カセット9内に積載された記録媒体6は、
その上面に当接する給送ローラ10が回転駆動されるこ
とによって、一枚ずつ分離されて給紙される。給送され
た記録媒体6は、回転駆動されるUターンローラ46の
周りのUターン搬送経路11を経由して、搬送ローラ8
へと供給される。搬送ローラ8は、回転駆動されて、供
給された記録媒体6をプラテン7上の所定の記録位置に
導く。
【0053】記録媒体6が記録位置に導かれると、キャ
リッジモータ12が駆動されてキャリッジ4がガイド軸
5に沿って移動され、この移動方向における記録位置を
決める走査が行われる。この際に、記録ヘッド1が駆動
されてインク液滴が吐出され、記録媒体6の所定の位置
に付着されて、1走査分の画像の記録が行われる。
【0054】次に、記録媒体6は、1走査分の記録幅に
相応する所定量だけ搬送され、その後、再びキャリッジ
4がガイド軸5に沿って移動されながら次の1走査分の
画像形成が行われる。
【0055】このようにして、記録媒体6の所定の領域
への記録が終了した後、記録媒体6は回転駆動される排
紙ローラ23によって、排紙スタックレバー50および
カセットカバー32上に排紙される。
【0056】以上説明した本実施例のインクジェット記
録装置では、上述のように、キャリッジ4に搭載される
記録ヘッド1に接続されるインクチューブ3が前側か
ら、記録ヘッドフレキシブルケーブル21が後側から、
夫々キャリッジ4の移動経路を挟んで互いに反対側から
接続されている。したがって、万一、インクチューブ3
からインク漏れが生じたとしても、キャリッジ4の反対
側までインクが流れる可能性は低いので、記録ヘッドフ
レキシブルケーブル21が接続される側に位置する電気
接点部などの電気的な部品にインクが接触する可能性を
低く抑えることができる。
【0057】また、キャリッジ4の移動経路を挟んで、
インクチューブ3は前側に延び、記録ヘッドフレキシブ
ルケーブル21は後方に延びる構成に無理なくすること
ができ、インクチューブ3によって形成されるインク供
給経路と、記録ヘッドフレキシブルケーブル21によっ
て形成される電気接続経路を前後に振り分けることがで
きる。このため、インク供給経路の途中でインク漏れが
生じた場合でも、電気接続経路側にインクが接触する可
能性は低くなっている。
【0058】さらに、供給するインクを保持するインク
タンク部2についても、キャリッジ4の移動経路の前側
に無理なく配置することができ、一方、主要な電気部品
が設けられた制御ボード18は後側に無理なく配置する
ことができる。すなわち、装置全体としてみても、イン
ク供給系はキャリッジ4の移動経路の前側に、主要な電
気部品は後側に配置されており、万一インク供給系でイ
ンク漏れが生じても、主要な電気部品にはインクが接触
しにくい構成となっている。
【0059】また、本実施例のインクジェット記録装置
では、搬送手段を構成する搬送ローラ8などの主な部品
およびその駆動機構は、給紙側、すなわち装置の後側に
無理なく配置されている。そしてインクチューブ3は、
記録が行われた記録媒体が搬送手段によって排出される
前側から記録ヘッド1に接続されている。すなわち、イ
ンク供給系と搬送手段の主な駆動機構とを、キャリッジ
4の移動経路を挟んで前後に、したがって離れて配置で
き、万一、インク供給系でインク漏れが発生しても、搬
送手段の駆動機構にインクが接触して、電気的な不良が
発生することを防止できる。
【0060】インクチューブ3と記録ヘッドフレキシブ
ルケーブル21とは、移動するキャリッジ4またはそれ
に搭載される記録ヘッド1に接続されるので、キャリッ
ジ4の移動を妨げないように、キャリッジ4側の接続部
から他端側の固定部までの長さに余裕が取られており、
少なくともキャリッジ4の移動過程では湾曲が生じる。
【0061】本実施形態では、図4、図5に示すよう
に、インクチューブ3と記録ヘッドフレキシブルケーブ
ル21とには、常にそれぞれ1つの湾曲部が生じるよう
になっている。そして、この湾曲部は、一方の湾曲部の
形状の、キャリッジ4の移動経路方向の線について線対
称な形状が、もう一方の湾曲部の形状とほぼ相似な形状
になっている。
【0062】このため、湾曲部に生じる復元力によって
キャリッジ4に加わる、記録ヘッドフレキシブルケーブ
ル21からの力とインクチューブ3からの力とは、キャ
リッジ4の移動経路方向に沿った線についてほぼ線対称
な方向に生じる。そこで、両者の力の、キャリッジ4の
移動方向に直交する方向に加わる成分は互いに反対向き
であり、互いに弱め合う。したがって、キャリッジ4を
その移動方向に直交する方向にずらそうとする力を小さ
く抑えることができる。また、両者の力の、キャリッジ
4の移動方向に平行な方向の成分は互いに同じ向きであ
り、したがって、キャリッジ4を回転させようとする力
が生じることはない。このように本実施例によれば、記
録ヘッドフレキシブルケーブル21およびインクチュー
ブ3から加わる力によって、キャリッジ4の、位置精
度、移動精度が損なわれることを抑止でき、安定した記
録動作を行わせることができる。
【0063】キャリッジ4にその移動方向と直交する方
向に加わる力を小さく抑えるためには、記録ヘッドフレ
キシブルケーブル21から加わる力と、インクチューブ
3から加わる力の大きさをほぼ同じ大きさにすることが
望ましい。このようにするため、本実施例のインクジェ
ット記録装置では、記録ヘッドフレキシブルケーブル2
1の湾曲部の曲率半径は、インクチューブ3の湾曲部の
曲率半径よりも小さくなっている。すなわち、本実施形
態では、インクチューブ3の剛性のほうが、記録ヘッド
フレキシブルケーブル21の剛性よりも比較的高くなっ
ているので、同じように湾曲させた場合にはインクチュ
ーブ3の湾曲部に生じる復元力のほうが強くなる。そこ
で、インクチューブ3の湾曲部の曲率半径を比較的大き
くしてその湾曲部に生じる復元力を弱くし、記録ヘッド
フレキシブルケーブル21の復元力と釣り合わせてい
る。
【0064】この際、記録ヘッドフレキシブルケーブル
21とインクチューブ3とのいずれかに、剛性を高める
ように補強部材を接合して、両者の復元力の強さを釣り
合わせてもよい。また、記録ヘッドフレキシブルケーブ
ル21が複数枚のケーブルから構成されている場合に
は、各ケーブルによってキャリッジ4に加わる力の合計
がインクチューブ3によって加わる力とほぼ同じになる
ようにする必要がある。同様にインクチューブ3が複数
本のチューブから構成されている場合には、各チューブ
によってキャリッジ4に加わる力の合計が記録ヘッドフ
レキシブルケーブル21によって加わる力と等しくなる
ようにする必要がある。
【0065】また、本実施例のインクジェット記録装置
において、図5に示すように、キャリッジ4が右端の待
機位置にある状態では、記録ヘッドフレキシブルケーブ
ル21にはシャーシ17の壁に沿って延びている部分が
あり、インクチューブ3にはインクチューブ支持台の壁
に沿って延びている部分があり、夫々の湾曲部は、この
壁に沿って延びている部分を除いた残りの部分で生じて
いる。そして、キャリッジ4が左に移動するにしたがっ
て、この壁に沿って延びている部分は短くなり、したが
って湾曲部となる部分の長さが長くなるので、湾曲部の
曲率半径は大きくなる。すなわち、本実施例のインクジ
ェット記録装置では、記録ヘッドフレキシブルケーブル
21とインクチューブ3に生じている湾曲部は、図5に
示すように、キャリッジ4が右端の待機位置にある時
に、その曲率半径が最も小さくなっている。
【0066】インクチューブ3と記録ヘッドフレキシブ
ルケーブル21とは、上述したように、湾曲部での復元
力によってそれぞれシャーシ17、インクチューブ支持
台57の壁に押し付けられ、そこに摩擦力を生じてしっ
かりと保持される。また、湾曲部の復元力は、インクチ
ューブ3と記録ヘッドフレキシブルケーブル21を夫々
の壁上の固定点から引張る方向にも働き、これによって
固定点から湾曲部までの部分は真っ直ぐに延ばされた状
態で安定して保持される。この復元力は、湾曲部の曲率
半径が小さいほど大きくなる。そこで、キャリッジ4が
待機位置にある時に湾曲部の曲率半径が最も小さくなる
構成とすることによって、待機位置にある時に最も効果
的に保持力が生じ、インクチューブ3と記録ヘッドフレ
キシブルケーブル21が自重によって垂れ下がるのを抑
えることができる。また、湾曲部の曲率半径が小さいほ
ど、板状のインクチューブ3やフレキシブルケーブル2
1が、その幅方向が鉛直方向から水平方向へ向かって傾
く状態となることを効果的に抑えることができ、すなわ
ちねじれの発生を抑えることができる。
【0067】上述のように、キャリッジ4は、記録動作
が行われていない時には、待機位置に移動された状態で
保持され、したがって、長時間にわたってこの状態で保
持される場合がある。本実施例のインクジェット記録装
置では、キャリッジ4が待機位置にある時に、最も効果
的に記録ヘッドフレキシブルケーブル21とインクチュ
ーブ3が自重によって垂れ下がることを抑制できるの
で、経時的な垂れ下がり、および垂れ下がった状態で長
時間放置されることによって生じる定常的な変形の発生
を効果的に抑えることができる。
【0068】なお、湾曲部の曲率半径は、上述のように
キャリッジ4が左側に移動すると大きくなり、この際
に、記録ヘッドフレキシブルケーブル21とインクチュ
ーブ3とは、そのキャリッジ4または記録ヘッド1との
接続部から、キャリッジ4の移動経路の中央に向って少
し張り出す。本実施例のインクジェット記録装置では、
この場合でも、記録ヘッドフレキシブルケーブル21と
インクチューブ3とが接触しないように構成されてい
る。すなわち、こうできるように、キャリッジ4側の接
続部がある面と、それに対向するシャーシ17の壁また
はインクチューブ支持台57の壁との距離、その壁上で
の記録ヘッドフレキシブルケーブル21またはインクチ
ューブ3の固定位置が設定されている。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動されるキャリッジに保持される記録ヘッドに接続す
るケーブルとインクチューブとを、キャリッジまたは記
録ヘッドに、キャリッジの移動経路を挟んで互いに反対
側に接続することによって、インク供給系と、主要な電
気部品とを、キャリッジの移動経路を挟んで互いに反対
側に配置でき、万一インク漏れが生じた場合でも、電気
部品にインクが接触して、電気部品に悪影響が生じるこ
とを防止できる。
【0070】また、ケーブルとインクチューブとを、一
方に生じる湾曲部の形状の、キャリッジの移動経路方向
の線について線対称な形状が、もう一方に生じる湾曲部
の形状とほぼ相似な形状になるように配置することによ
って、ケーブルとインクチューブとによってキャリッジ
に加わる力が相殺されるようにして、キャリッジに加わ
る負荷を小さく抑えることができる。これによって、キ
ャリッジを安定して動作させ、高品位な画像形成を行う
ことができる。
【0071】また、ケーブルとインクチューブとに生じ
る湾曲部の形状を、適宜規定することによって、特にキ
ャリッジが待機位置にある時に、ケーブルとインクチュ
ーブとが自重によって垂れ下がるのを抑え、ケーブルと
インクチューブとを安定して保持する構成にできる。
【0072】以上のように、本発明によれば、信頼性良
く、高品位の記録動作を行うことが可能な記録装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る実施例としてのチューブ
供給方式インクジェット記録装置の機構部の模式的斜視
図である。
【図2】図2は、図1のインクジェット記録装置の機構
部の模式的断面図である。
【図3】図3は、図1のインクジェット記録装置の機構
部のキャリッジ付近の構成を示す模式的断面図である。
【図4】図4は、図1のインクジェット記録装置の機構
部の模式的平面図である。
【図5】図5は、図1のインクジェット記録装置の機構
部のキャリッジ付近の構成を示す模式的平面図である。
【図6】図6は、図1のインクジェット記録装置の外観
を示す斜視図である。
【図7】図7は、図1のインクジェット記録装置の、排
紙カバーを開けた状態での外観を示す斜視図である。
【図8】図8は、本発明による他の実施形態のインクジ
ェット記録装置の外観を示す斜視図である。
【図9】図9は、図8のインクジェット記録装置の、排
紙カバーを開けた状態での外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 インクタンク部 2a,2b,2c,2d インクタンク 3 インクチューブ 4 キャリッジ 5 ガイド軸 6 記録媒体 7 プラテン 8 搬送ローラ 9 カセット 10 給紙ローラ 11 Uターン搬送経路 12 キャリッジモータ 13a,13b キャリッジプーリ 14 回復機器 15 キャップ 16 ワイパー 17 シャーシ 18 制御ボード 19 電源 20 電源供給ケーブル 21 記録ヘッドフレキシブルケーブル 22 回復機器駆動ケーブル 23 排紙ローラ 24 パネル操作部 25 タイミングベルト 26 上ケース 27 下ケース 28 インクカバー 29 排紙カバー 30 手差しレバー 31 回転支点 32 カセットカバー 33 記録ヘッド電気接点部 34 記録ヘッドインクジョイント部 35 チューブジョイント 36 キャリッジボード 37 ヘッドコネクタ 38 フレキコネクタ 39 手差しレバー作用部 40 給紙アーム 41 回転支点 42 給紙アームリリース突起 43 給紙駆動軸 44 第1伝達ギヤ 45 第2伝達ギヤ 46 Uターンローラ 47 Uターンガイド 48 ピンチローラ 49 排紙拍車 50 排紙スタックレバー 51 回転支点 52 スタックレバーバネ 53 給紙アームバネ 54 平面天井部 55 スタック壁 56 ジャム処理開口 57 インクチューブ支持台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA21 FA10 HA36 HA52 HA60 JA01 JA13 JB04 KB15 KC02 2C061 AQ05 BB17 CG03 CG05 CG08

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録を行う記録装置であっ
    て、 記録媒体に対向し、記録装置本体に対してシリアル移動
    して該記録媒体に記録を行うための移動記録体と、 前記移動記録体をシリアル移動させる移動機構と、 前記移動記録体と前記記録装置本体とを接続する複数の
    可撓性部材とを含み、 前記可撓性部材は、前記移動記録体の移動経路を挟んで
    互いに反対側から前記記録装置本体から前記移動記録体
    へ接続される記録装置。
  2. 【請求項2】 前記可撓性部材の少なくとも1つは、電
    気ケーブルである、請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記可撓性部材の少なくとも1つは、イ
    ンクチューブである、請求項1または2に記載の記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記移動記録体は、記録ヘッドをシリア
    ル移動させるキャリッジを含む、請求項1から3のいず
    れか1項に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記移動記録体は、キャリッジに搭載さ
    れた記録ヘッドを含む、請求項1から4のいずれか1項
    に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記移動記録体は、キャリッジに搭載さ
    れたインクタンクを含む、請求項1から5のいずれか1
    項に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 記録媒体に液体を付着させることによっ
    て記録を行う記録ヘッドが搭載されるキャリッジと、 前記キャリッジを往復移動させる移動機構と、 前記記録ヘッドに接続され、該記録ヘッドに前記液体を
    供給するチューブと、 前記記録ヘッドに接続され、該記録ヘッドとの間でやり
    とりされる電気信号を伝達するケーブルとを含み、 前記チューブと前記ケーブルとが、前記キャリッジの移
    動経路を挟んで互いに反対側から前記記録手段に接続さ
    れている記録装置。
  8. 【請求項8】 前記前記記録ヘッドに供給する前記液体
    を保持する液体タンクと、電気信号を処理して制御を行
    う制御部とを更に有し、前記液体タンクが、前記キャリ
    ッジの移動経路に関して前記チューブが接続された側に
    配置され、前記制御部が、前記キャリッジの移動経路に
    関して前記ケーブルが接続された側に配置されており、
    前記チューブは前記液体タンクに接続され、前記ケーブ
    ルは前記制御部に接続されている、請求項7に記載の記
    録装置。
  9. 【請求項9】 前記キャリッジの移動経路に交差する方
    向に、該移動経路に対向する、前記記録ヘッドによって
    記録が行われる記録領域を通して前記記録媒体を搬送す
    る搬送手段を更に有し、前記チューブが、記録が行われ
    た前記記録媒体が排紙される側から前記記録ヘッドに接
    続されている、請求項7または8に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 手動指令を入力するための操作スイッ
    チ、または状態を表示する表示部を備えるパネル部を更
    に有し、前記チューブが、前記キャリッジの移動経路
    の、前記パネル部が設けられた側から前記記録ヘッドに
    接続されている、請求項7から9のいずれか1項に記載
    の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記チューブおよび前記ケーブルが可
    撓性を有しており、少なくとも前記キャリッジの移動過
    程で生じる、前記チューブの、前記キャリッジ側の固定
    点とそれに最も近い、対向する側の固定点との間の湾曲
    部と、前記ケーブルの、前記キャリッジ側の固定点とそ
    れに最も近い、対向する側の固定点との間の湾曲部との
    曲率半径が最大になった時にも、前記チューブと前記ケ
    ーブルとが、水平面に沿って互いに離れた領域内に位置
    している、請求項7から10のいずれか1項に記載の記
    録装置。
  12. 【請求項12】 前記チューブおよび前記ケーブルが可
    撓性を有しており、少なくとも前記キャリッジの移動過
    程で生じる、前記チューブの、前記キャリッジ側の固定
    点とそれに最も近い、対向する側の固定点との間の湾曲
    部と、前記ケーブルの、前記キャリッジ側の固定点とそ
    れに最も近い、対向する側の固定点との間の湾曲部と
    が、一方の形状の、前記キャリッジの移動方向の線につ
    いての線対称な形状が、もう一方の形状とほぼ相似な形
    状になっている、請求項7から11のいずれか1項に記
    載の記録装置。
  13. 【請求項13】 前記チューブの前記湾曲部で生じる復
    元力と、前記ケーブルの前記湾曲部で生じる復元力とが
    ほぼ同じ強さである、請求項12に記載の記録装置。
  14. 【請求項14】 前記チューブと前記ケーブルの剛性に
    応じて、剛性が高い方の前記湾曲部の曲率半径が、剛性
    が低い方の前記湾曲部の曲率半径より大きくなってい
    る、請求項12または13に記載の記録装置。
  15. 【請求項15】 前記チューブまたは前記ケーブルに、
    前記湾曲部で生じる復元力を強くする補強部材が接合さ
    れている、請求項12から14のいずれか1項に記載の
    記録装置。
  16. 【請求項16】 前記ケーブルが前記記録手段に複数本
    接続され、複数本の前記ケーブルの前記湾曲部で生じる
    復元力の和が、前記チューブの前記湾曲部で生じる復元
    力の和とほぼ同じ強さである、請求項12から15のい
    ずれか1項に記載の記録装置。
  17. 【請求項17】 前記チューブが前記記録手段に複数本
    接続され、複数本の前記チューブの前記湾曲部で生じる
    復元力の和が、前記ケーブルの前記湾曲部で生じる復元
    力の和とほぼ同じ強さである、請求項12から16のい
    ずれか1項に記載の記録装置。
  18. 【請求項18】 前記キャリッジが、記録動作が行われ
    ていない時に移動される待機位置に位置している時に、
    前記湾曲部の曲率半径が最小になる、請求項12から1
    7のいずれか1項に記載の記録装置。
  19. 【請求項19】 前記キャリッジの前記移動経路の両側
    に、該移動経路に沿って延びる、前記キャリッジに面す
    る側面を有する壁が設けられ、それぞれの該壁の側面上
    に前記チューブの固定点と前記ケーブルの固定点がそれ
    ぞれ設けられており、前記湾曲部が、前記キャリッジ側
    の固定点と、前記壁の前記側面の、前記キャリッジに対
    向する点との間に形成されている、請求項12から18
    のいずれか1項に記載の記録装置。
  20. 【請求項20】 前記チューブは板状の形状を有し、該
    チューブは、前記キャリッジ側の固定点とそれに対向す
    る側の固定点との間で、幅方向が鉛直方向をほぼ向くよ
    うに保持されている、請求項12から19のいずれか1
    項に記載の記録装置。
  21. 【請求項21】 前記ケーブルは板状の形状を有し、該
    ケーブルは、前記キャリッジ側の固定点とそれに対向す
    る側の固定点との間で、幅方向が鉛直方向をほぼ向くよ
    うに保持されている、請求項12から20のいずれか1
    項に記載の記録装置。
  22. 【請求項22】 前記記録ヘッドは、前記液体を吐出し
    て前記記録媒体に付着させるインクジェット記録ヘッド
    である、請求項7から21のいずれか1項に記載の記録
    装置。
JP2002041417A 2001-02-23 2002-02-19 記録装置 Expired - Fee Related JP4328489B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002041417A JP4328489B2 (ja) 2001-02-23 2002-02-19 記録装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001048673 2001-02-23
JP2001-48673 2001-02-23
JP2002041417A JP4328489B2 (ja) 2001-02-23 2002-02-19 記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002321351A true JP2002321351A (ja) 2002-11-05
JP4328489B2 JP4328489B2 (ja) 2009-09-09

Family

ID=26610004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002041417A Expired - Fee Related JP4328489B2 (ja) 2001-02-23 2002-02-19 記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4328489B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005246934A (ja) * 2004-03-08 2005-09-15 Brother Ind Ltd 画像記録装置
JP2006001258A (ja) * 2003-08-28 2006-01-05 Seiko Epson Corp インク流路を形成する可撓性帯状部材の保持装置および記録装置
JP2007216645A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Ricoh Co Ltd 液体供給装置及び画像形成装置
JP2009034853A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Seiko Epson Corp キャリッジ装置及び記録装置
US7537322B2 (en) 2004-03-05 2009-05-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording apparatus
US7547091B2 (en) 2004-08-30 2009-06-16 Seiko Epson Corporation Recording apparatus and liquid ejecting apparatus
US7988268B2 (en) 2006-08-23 2011-08-02 Ricoh Company, Ltd. Ink tube non-contact image forming apparatus
US8714694B2 (en) 2010-03-08 2014-05-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording apparatus
JP2015091630A (ja) * 2013-10-02 2015-05-14 株式会社リコー 画像形成装置
JPWO2015136831A1 (ja) * 2014-03-14 2017-04-06 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP2019098532A (ja) * 2017-11-28 2019-06-24 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006001258A (ja) * 2003-08-28 2006-01-05 Seiko Epson Corp インク流路を形成する可撓性帯状部材の保持装置および記録装置
JP4497300B2 (ja) * 2003-08-28 2010-07-07 セイコーエプソン株式会社 インク流路を形成する可撓性帯状部材の保持装置および記録装置
US7537322B2 (en) 2004-03-05 2009-05-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording apparatus
JP2005246934A (ja) * 2004-03-08 2005-09-15 Brother Ind Ltd 画像記録装置
US7547091B2 (en) 2004-08-30 2009-06-16 Seiko Epson Corporation Recording apparatus and liquid ejecting apparatus
JP2007216645A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Ricoh Co Ltd 液体供給装置及び画像形成装置
JP4671884B2 (ja) * 2006-02-20 2011-04-20 株式会社リコー 画像形成装置
US7988268B2 (en) 2006-08-23 2011-08-02 Ricoh Company, Ltd. Ink tube non-contact image forming apparatus
JP2009034853A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Seiko Epson Corp キャリッジ装置及び記録装置
US8714694B2 (en) 2010-03-08 2014-05-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording apparatus
JP2015091630A (ja) * 2013-10-02 2015-05-14 株式会社リコー 画像形成装置
JPWO2015136831A1 (ja) * 2014-03-14 2017-04-06 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP2019098532A (ja) * 2017-11-28 2019-06-24 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
JP7059591B2 (ja) 2017-11-28 2022-04-26 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4328489B2 (ja) 2009-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7712986B2 (en) Printhead carrier for an imaging apparatus
JP2002321351A (ja) 記録装置
JP5549231B2 (ja) 印刷装置
US11433691B2 (en) Recording apparatus
US6789882B2 (en) Recording apparatus
JP6024105B2 (ja) インク供給装置
US8038241B2 (en) Inkjet recording device
JP4577029B2 (ja) インクジェット記録装置
US7905486B2 (en) Transportation apparatus for transporting transportation target medium, recording apparatus having the same, and control method for controlling the same
JP2009249162A (ja) 搬送装置、及び画像記録装置
JP5910030B2 (ja) 画像記録装置
JP4466432B2 (ja) インクジェット記録装置
JP5614303B2 (ja) 画像記録装置
JP5126254B2 (ja) 画像記録装置
JP5929014B2 (ja) 画像記録装置
JP5927906B2 (ja) インク流通装置
US20230286307A1 (en) Printing apparatus
JP5828230B2 (ja) 画像記録装置
US10369824B2 (en) Transport apparatus and printing apparatus
JP2008290793A (ja) 画像形成装置
JP2002249244A (ja) シート給送装置および画像記録装置
JP2007030388A (ja) ケーブルの配線装置、記録装置及び液体噴射装置
JP2002249236A (ja) 記録装置
JPH11138913A (ja) 記録装置
JP2002249241A (ja) 記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050119

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070314

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070510

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090422

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090603

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090615

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4328489

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130619

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees