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JP2007030388A - ケーブルの配線装置、記録装置及び液体噴射装置 - Google Patents

ケーブルの配線装置、記録装置及び液体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電磁波等の障害を受けにくくして、装置の誤動作と故障を防止すると共に記録装置本体と付帯装置との間の未使用の境界空間の有効利用を図る。
【解決手段】本発明のケーブルの配線装置1は記録実行機能を司る記録装置本体3と、当該機能に関連する他の機能を司る付帯装置4とを備える複合タイプの記録装置100に対して適用され、記録装置本体側のケーブル31の配設位置と付帯装置側のケーブル32の配設位置を離間した別の位置にそれぞれ区分けして配設するようにした。また上記別の位置は記録装置本体3内部の側方空間33と、記録装置本体3と付帯装置4の間の境界空間34であり、ケーブル31、32は更に給電系のケーブル31A、32Aと信号系のケーブル31B、32Bとに区分けした。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録実行機能を司る記録装置本体と、当該機能に関連する他の機能を司る付帯装置とを備える複合機タイプの記録装置に対して適用されるケーブルの配線装置及び該ケーブルの配線装置を備えた記録装置に関する。
更に本発明はインク等の液体をそのヘッドから吐出(噴射)して被記録材(被液体噴射材)に記録を実行する(液体を付着する)インクジェット式記録装置などの液体噴射装置及び該液体噴射装置において設けられるケーブルの配線装置に関するものである。
ここで液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録材に記録を行なうプリンタ、プロッタ、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録材に相当する被液体噴射材に噴射して、前記液体を前記被液体噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
図5に基づいて、記録装置の一例として上部にスキャナ装置、下部にプリンタ本体を備えた複写機としても使用できる複合機タイプのインクジェットプリンタ200を例に採って説明する。この種のインクジェットプリンタ200では、プリンタ本体203に加えてスキャナ装置204を備えている関係で給電系及び信号系のケーブルが多数本配設されることになる。従って、従来から下記特許文献1、2に示すようにケーブルの配線装置に関する種々の発明が提案されている。
例えば特許文献1では、USBケーブルを例に採ってUSBケーブルの使い勝手を向上させるケーブルの配線装置が開示されている。また、特許文献2ではハウジングの高さを増大させることなくスキャナ装置に接続されるフレキシブルフラットケーブルの原稿台への接触を防止するようにしたケーブルの配線装置が開示されている。また、特許文献2でも述べられているように、この種のインクジェットプリンタ200ではプリンタ本体203の上部にスキャナ装置204が載置されている関係上、ハウジングの高さがどうしても増大する傾向にある。従って、図5に示すようにプリンタ本体203とスキャナ装置204との境界には、ほとんど空間を設けることなく両者を密着させた状態とし、できるだけハウジング206の高さを低くする構造が採用されていた。
これに伴い、プリンタ本体203とスキャナ装置204の多数本の給電系及び信号系のケーブルは、プリンタ本体203内部の側方空間に一まとめに配線されていた。しかし、種類の違う装置のケーブルが密接状態で配線されたり、給電系のケーブルと信号系のケーブルが同じ場所にいっしょに配線されると電磁波等の障害を受け易くなり、誤動作や故障の原因となる。
また、必要以上にハウジング206の高さを低くすると却って排紙スタッカ250の開閉操作が困難になったり、メモリスロット部209へのメモリカードの出し入れ操作がやりにくくなるため、最近の傾向では幾分ハウジング206の高さが高くなっても操作性の方を重視した設計のインクジェットプリンタが多く登場するようになってきている。
特開2005−119045号公報 特開2004−104392号公報
そこで本発明は、このような背景技術及び背景技術が抱えていた問題点の存在を踏まえてなされたものであって、ケーブルの配設位置と配設形態を工夫することによって電磁波等の障害を受けにくくして、装置の誤動作と故障を防止すると共に、ハウジングを高くすることによって生じた記録装置本体と付帯装置との間の未使用の境界空間の有効利用を図ることのできるケーブルの配線装置及び該ケーブルの配線装置を備えた記録装置等を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の第1の態様に係るケーブルの配線装置は、記録実行機能を司る記録装置本体と、当該機能に関連する他の機能を司る付帯装置とを備える複合機タイプの記録装置に対して適用されるケーブルの配線装置であって、前記ケーブルの配線装置は記録装置本体側のケーブルの配設位置と付帯装置側のケーブルの配設位置を離間した別の位置にそれぞれ区分けして配設するようにしたことを特徴とするものである。
本発明の第1の態様によれば、記録装置本体側のケーブルと付帯装置側のケーブル間に生じていた電磁波等の障害が防止されるから、当該電磁波等の障害に起因して引き起こされていた装置の誤動作や故障が防止される。
本発明の第2の態様に係るケーブルの配線装置は、本発明の第1の態様において、前記記録装置本体側のケーブルの配設位置を記録装置本体内部の側方空間に、前記付帯装置側のケーブルの配設位置を記録装置本体と付帯装置との間にできた未使用の境界空間に設定したことを特徴とするものである。
本発明の第2の態様によれば、例えば操作性等を向上させるためにハウジングの高さを高くすることによってできた記録装置本体と付帯装置との間の未使用空間の有効利用を図ることができ、同時に異なる装置のケーブルを離間することができ電磁波等の障害も防止できる。
本発明の第3の態様に係るケーブルの配線装置は、本発明の第1の態様または第2の態様において、前記記録装置本体側のケーブルと付帯装置側のケーブルはそれぞれ給電系のケーブルと信号系のケーブルとに区分けされて配設されていることを特徴とするものである。
本発明の第3の態様によれば、給電系のケーブルと信号系のケーブル間に生じていた電磁波等の障害が防止されるから、当該電磁波等の障害に起因して引き起こされていた装置の誤動作や故障が防止される。
本発明の第4の態様に係るケーブルの配線装置は、本発明の第1〜第3のいずれか1つの態様において、前記付帯装置はスキャナ装置であることを特徴とするものである。
本発明の第4の態様によれば、上部にスキャナ装置、下部に記録装置本体を備えた複写機としても使用できる複合機タイプの記録装置において電磁波等の障害を防止でき、加えてスキャナ装置と記録装置本体間の未使用空間の有効利用を図ることができる。
本発明の第5の態様に係るケーブルの配線装置は、本発明の第4の態様において、前記スキャナ装置側のケーブルは上部に設けられるスキャナ装置と下部に設けられる記録装置本体との間にできた水平な境界空間内に配設されており、当該境界空間内において更に信号系のケーブルであるフレキシブルフラットケーブルと、給電系のケーブルであるスキャナモータ用のケーブル及びスキャナセンサ用のケーブルと、同じく給電系のケーブルである透過ユニット用のケーブルとが仕切壁によって水平方向に区分けされて配設されていることを特徴とするものである。
本発明の第5の態様によれば、排出用スタッカの開閉操作やメモリスロット部に対するメモリカードの出し入れ操作等を容易にするためにハウジングの高さを高くすることによってできた記録装置本体とスキャナ装置との間にできた水平な未使用空間の有効利用を図ることができる。加えて給電系の2種類のケーブルと信号系の1種類のケーブルが仕切壁によって区分けされているからこれらのケーブル間に生ずる電磁波等の障害も防止されている。
本発明の第6の態様に係る記録装置は、記録実行機能を司る記録装置本体と、当該機能に関連する他の機能を司る付帯装置と、前記記録装置本体と付帯装置に対して電気を供給し、信号のやり取りを行うケーブルの配線装置とを備える複合機タイプの記録装置であって、前記ケーブルの配線装置として本発明の第1〜第5のいずれか1つの態様のケーブルの配線装置を適用したことを特徴とするものである。
本発明の第6の態様によれば、ケーブルの配設位置と配設形態を工夫することによって電磁波等の障害を受けにくくして、装置の誤動作と故障を防止すると共にハウジングを高くすることによって生じた記録装置本体と付帯装置との境界空間の有効利用を図ることのできるケーブルの配線装置を備えた記録装置を提供することが可能となる。
本発明の第7の態様に係る液体噴射装置は、液体噴射実行機能を司る液体噴射装置本体と、当該機能に関連する他の機能を司る付帯装置と、前記液体噴射装置本体と付帯装置に対して電気を供給し、信号のやり取りを行うケーブルの配線装置とを備える複合機タイプの液体噴射装置であって、前記ケーブルの配線装置は液体噴射装置本体側のケーブルの配設位置と付帯装置側のケーブルの配設位置を離間した別の位置にそれぞれ区分けして配設するようにしたことを特徴とするものである。
以下、本願発明に係るケーブルの配線装置及び該ケーブルの配線装置を備えた液体噴射装置の一例である記録装置について説明する。最初に本願発明の液体噴射装置、そしてその一例である記録装置を実施するための最良の形態としてインクジェットプリンタ100を採り上げて、その全体構成の概略を図面に基づいて説明する。
図1は排出用スタッカを拡開し、給送用トレイを引き出した状態のインクジェットプリンタの外観を示す斜視図、図2は排出用スタッカを拡開し、給送用トレイを引き出した状態のインクジェットプリンタの内部構造の概略を示す側断面図である。
尚、ここで説明するインクジェットプリンタ100は、図1に示すように液体噴射装置本体、そして記録装置本体の一例であるプリンタ本体3の上方にスキャナ装置4を備えた複写機としても使用することのできる複合機タイプのインクジェットプリンタである。また、このインクジェットプリンタ100には、記録実行後の被液体噴射材の一例である被記録材P(以下単に用紙Pともいう)を排出する排出用スタッカ50と、デジタルカメラで撮影した写真データが収録されたメモリカード等を挿入するためのメモリスロット部9が設けられていて、排出用スタッカ50の開閉操作やメモリカード等の挿入操作が容易に行えるよう、プリンタ本体3及びスキャナ装置4を含むハウジング6の高さが幾分高めに設定されており、プリンタ本体3の前面開口30が比較的大きめに設定されたインクジェットプリンタ100となっている。
また、プリンタ本体3の前面上部にはパネル面27が設けられており、パネル面27の中央に液晶モニタ画面7、その左右に操作ボタン8が配設されている。また、パネル面27の下方中央部に上述したメモリスロット部9が設けられている。尚、このメモリスロット部9には、図示しないメモリカードが挿入され、液晶モニタ画面7を見ながら操作ボタン8を操作することによって好みの写真を簡単に家庭に居ながら何枚でも高品質にパーソナルコンピュータを使用しないでダイレクトにプリントできるようになっている。
また、プリンタ本体3の前面にはプリンタ本体3のほぼ幅寸法一杯に開口され、斜め前方下方を向くように傾斜姿勢で上記前面開口30が設けられている。
プリンタ本体3の背面側の上部には自動的に用紙Pを連続して給送することのできる自動給送装置2が設けられている。自動給送装置2は、用紙Pを複数枚積畳し得る給送用トレイ5と、給送用トレイ5上の用紙Pを給送用ローラ14に向けて押上げるホッパ16と、ホッパ16との挟圧送り作用によって給送用トレイ5上の上位の用紙Pをピックアップする給送用ローラ14と、最上位の用紙Pのみが給送されるように重送された後続の用紙Pを最上位の用紙Pから分離する分離作用部の一例である図示しない分離パッドないしリタードローラと、分離された後続の用紙Pを給送用トレイ5上に戻す図示しない戻しレバーとを備えている。
次に、用紙Pの搬送経路に従ってインクジェットプリンタ100の内部構造の概略を説明する。給送用トレイ5は、最も搬送方向上流側に設けられおり、複数枚の用紙Pを積畳する被液体噴射材積畳部の一例である部材である。また給送用トレイ5には用紙Pの側端縁(エッジ)に当接し、用紙Pの搬送方向となる副走査方向Yへの円滑な搬送を案内するエッジガイド15が設けられている。給送用トレイ5上の用紙Pは、給送用ローラ14の回転軸17の回転に伴って、ホッパ16が所定のタイミングで上昇し、給送用ローラ14に向けて押し上げられる。そして、給送用ローラ14の回転に伴って最上面に位置する用紙Pから順番に給送用ローラ14近傍に設けられる分離作用部の一例である図示しない分離パッドないしリタードローラの力を借りて単位数ずつピックアップして搬送方向下流に向けて搬送される。
給送用ローラ14の下流には、用紙Pの通過を検出する被液体噴射材検出手段の一例である図示しない被記録材検出手段(以下単に検出レバーという)が設けられており、検出レバーの下流には搬送用駆動ローラ19aと搬送用従動ローラ19bとによって構成される搬送用ローラ19が設けられている。このうち搬送用従動ローラ19bは、図示しない搬出用従動ローラ用のローラホルダの下流側において軸支され、当該ローラホルダは、図示しないねじりコイルバネによって搬送用従動ローラ19bが常に搬送用駆動ローラ19aに圧接したニップ状態になるように回動付勢されている。
そして、搬送用ローラ19によって挟圧された状態で搬送される用紙Pは、記録ポジション26に導かれ、記録ポジション26には用紙Pに記録を実行する液体噴射実行手段の一例である記録実行手段の主たる構成要素として、主走査方向Xに往復可能に走行し得るキャリッジガイド軸12によって軸支され、無端ベルト11によって駆動されるキャリッジ10が設けられている。そして、該キャリッジ10の下面には用紙P等に液体の一例であるインクを吐出(噴射)して記録を実行する液体噴射ヘッドの一例である記録ヘッド13が搭載されている。また、キャリッジ10には液体カートリッジの一例であるインクカートリッジCが装着されている。
記録ヘッド13の下方には、記録ヘッド13と対向して記録ヘッド13のヘッド面と用紙P等との間のギャップPGを規定するプラテン28が設けられている。そしてキャリッジ10とプラテン28との間に用紙P等を主走査方向Xと直交する副走査方向Yに所定の搬送量で搬送する動作と、記録ヘッド13を主走査方向Xに一往復させる間に記録ヘッド13から用紙P等にインクを噴射する動作とを相互に繰り返すことによって用紙P等の記録面のほぼ全面に亘って所望の記録が実行される。尚、上記ギャップPGは、高精度の記録を実行する上で極めて重要な要素となっており、用紙Pの厚さの変化等に応じて適宜調節されるようになっている。
記録ヘッド13の下流には排出用駆動ローラ20aと、排出用従動ローラ20bとによって構成される被液体噴射材排出手段の一例である排出用ローラ20が設けられている。また、排出用従動ローラ20b近傍の搬送方向上流には、排出用補助従動ローラ22が設けられている。そして、排出用ローラ20によって排出された用紙Pは、更に搬送方向下流に位置する被液体噴射材受け部の一例である本発明の排出用スタッカ50上の載置面51に排出されるようになっている。
排出用従動ローラ20bと排出用補助従動ローラ22は、その外周に複数の歯を有する歯付きローラであり、それぞれを保持するローラホルダによって自由回転可能に軸支されている。また、上記搬送用従動ローラ19bは、搬送用駆動ローラ19aよりその軸芯位置が幾分搬送方向下流側に位置するように配設されており、上記排出用従動ローラ20bは排出用駆動ローラ20aより軸芯位置が幾分搬送方向上流側に位置するように配設されている。このような配設態様をとることによって、用紙Pは搬送用ローラ19と排出用ローラ20との間において僅かに下に凸となる俗に「逆ぞり」と呼ばれている湾曲状態が形成される。これにより、記録ヘッド13に対向する位置にある用紙Pは、プラテン28に押し付けられ、用紙Pの浮き上がりが防止されて正常に記録が実行されるようになっている。
[実施例]
次に、このようなインクジェットプリンタ100に対して適用される本発明のケーブルの配線装置1について図面に基づいて具体的に説明する。
図3は本発明のケーブルの配線装置を適用したインクジェットプリンタを示す縦断正面図である。また図4はスキャナ装置側のケーブルの配線装置を示すインクジェットプリンタの部分拡大斜視図である。
本発明のケーブルの配線装置1は、プリンタ本体側のケーブル31の配設位置と付帯装置であるスキャナ装置側のケーブル32の配設位置を離間した別の位置にそれぞれ区分けして配設することによって構成されている。即ちプリンタ本体側のケーブル31の配設位置をプリンタ本体3内部の側方空間33に、スキャナ装置側のケーブル32の配設位置をプリンタ本体3とスキャナ装置4との間にできた未使用の境界空間34にそれぞれ配設することによってケーブルの配線装置1は構成されている。すなわち、排出用スタッカ50の開閉操作やメモリカード等の挿入操作が容易に行えるように、プリンタ本体3及びスキャナ装置4を含むハウジング6の高さを従来より幾分高めに設定したことにより出来た未使用の前記境界空間34を利用したケーブルの配線装置である。
また、プリンタ本体側のケーブル31とスキャナ装置側のケーブル32は、それぞれ給電系のケーブル31A、32Aと、信号系のケーブル31B、32Bとに区分けされている。因みに本実施例では、図3に示すようにプリンタ本体3側の給電系のケーブル31Aが上記側方空間33におけるハウジング6の内壁面寄りの下方に設けられており、プリンタ本体3側の信号系のケーブル31Bが上記側方空間33におけるサイドフレーム35の外壁面寄りの上方に設けられている。
一方、スキャナ装置4側では、スキャナ装置4とプリンタ本体3の間の図3中左方寄りにできた水平な境界空間34を利用してケーブル32が配設されており、当該境界空間34内において更に信号系のケーブル32Bであるフレキシブルフラットケーブル(以下FFCという)36と、給電系のケーブル32Aであるスキャナモータ用のケーブル37及びスキャナセンサ用のケーブル38と、同じく給電系のケーブル32Aである透過ユニット用のケーブル39とが仕切壁40によって水平方向に溝状に区分けされて配設されている。
次に、このようにして構成されるケーブルの配線装置1の作用について説明する。先ずプリンタ本体側のケーブル31は、従来と同様、プリンタ本体3の側方空間33内に配設されているが、スキャナ装置側のケーブル32が存在しない分、配設位置の自由度が増し上述したように給電系のケーブル31Aと信号系のケーブル31Bを互いに離間した位置に配設することが可能になっている。従って、給電系のケーブル31Aと信号系のケーブル31B間に生ずる電磁波等の障害が防止される。
一方、スキャナ装置側のケーブル32は、従来プリンタ本体側のケーブル31といっしょに配設されていたプリンタ本体3の側方空間33から離れ、当該側方空間33と離間した位置にあるプリンタ本体3とスキャナ装置4との間に形成されている境界空間34内に配設されている。従って、異なる装置3、4のケーブル31、32間で生ずる電磁波等の障害が防止される。また、境界空間34内では信号系のケーブル32Bと給電系のケーブル32Aが仕切壁40によって区分けされており、給電系のケーブル32Aは更にスキャナモータ用のケーブル37及びスキャナセンサ用のケーブル38と透過ユニット用のケーブル39とに仕切壁40によって区分けされている。従って、給電系のケーブル32Aと信号系のケーブル32B間に生ずる電磁波等の障害と、種類の異なる給電系のケーブル32A間に生ずる電磁波等の障害が防止される。
[他の実施例]
本願発明に係るケーブルの配線装置1及び該ケーブルの配線装置1を備えた記録装置100等は、以上述べたような構成を基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行なうことも勿論可能である。例えば、付帯装置4は、スキャナ装置4に限らず記録装置本体3の記録実行機能に関連する種々の装置が適用できる。例えば、前記実施例においても設けられていた液晶モニタ画面7やメモリスロット部9も付帯装置4の一例であり、ワードプロセッサ等の文字入力装置やノート型のパーソナルコンピュータ等を搭載した記録装置100であれば、ワードプロセッサやノート型のパーソナルコンピュータ等も付帯装置4に含まれる。また、適用する付帯装置4の大きさ、形状、配設位置等に応じて境界空間34の大きさ、形状、位置や数も異なるため当該境界空間34に応じて適宜ケーブル31、32の配設位置や配設形態を可変することが可能である。
排出用スタッカ拡開時のインクジェットプリンタを示す斜視図。 インクジェットプリンタの内部構造の概略を示す側断面図。 ケーブルの配線装置を示すインクジェットプリンタの縦断正面図。 ケーブルの配線装置を示すインクジェットプリンタの部分拡大斜視図。 従来のインクジェットプリンタの内部構造の概略を示す側断面図。
符号の説明
1 ケーブルの配線装置、2 自動給送装置、3 プリンタ本体(記録装置本体)、
4 スキャナ装置(付帯装置)、5 給送用トレイ、6 ハウジング、
7 液晶モニタ画面、8 操作ボタン、9 メモリスロット部、10 キャリッジ、
11 無端ベルト、12 キャリッジガイド軸、13 記録ヘッド、14 給送用ローラ
、15 エッジガイド、16 ホッパ、17 回転軸(給送用ローラの)、
19 搬送用ローラ、19a 搬送用駆動ローラ、19b 搬送用従動ローラ、
20 排出用ローラ、20a 排出用駆動ローラ、20b 排出用従動ローラ、
22 排出用補助従動ローラ、26 記録ポジション、27 パネル面、28 プラテン
30 前面開口、31 ケーブル(プリンタ本体側の)、31A 給電系のケーブル、
1B 信号系のケーブル、32 ケーブル(スキャナ装置側の)、
32A 給電系のケーブル、32B 信号系のケーブル、33 側方空間、
34 境界空間、35 サイドフレーム、36 フレキシブルフラットケーブル、
37 スキャナモータ用のケーブル、38 スキャナセンサ用のケーブル、
39 透過ユニット用のケーブル、40 仕切壁、50 排出用スタッカ、51 載置面100 インクジェットプリンタ(記録装置)、P 用紙(被記録材)、X 主走査方向
Y 副走査方向、PG プラテンギャップ、C インクカートリッジ

Claims (7)

  1. 記録実行機能を司る記録装置本体と、当該機能に関連する他の機能を司る付帯装置とを備える複合機タイプの記録装置に対して適用される電気的接続を取るためのケーブルの配線装置であって、
    前記ケーブルの配線装置は記録装置本体側のケーブルの配設位置と付帯装置側のケーブルの配設位置を離間した別の位置にそれぞれ区分けして配設するようにしたことを特徴とするケーブルの配線装置。
  2. 請求項1において、前記記録装置本体側のケーブルの配設位置を記録装置本体内部の側方空間に、前記付帯装置側のケーブルの配設位置を記録装置本体と付帯装置との間にできた未使用の境界空間に設定したことを特徴とするケーブルの配線装置。
  3. 請求項1または2において、前記記録装置本体側のケーブルと付帯装置側のケーブルはそれぞれ給電系のケーブルと信号系のケーブルとに区分けされて配設されていることを特徴とするケーブルの配線装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、前記付帯装置はスキャナ装置であることを特徴とするケーブルの配線装置。
  5. 請求項4において、前記スキャナ装置側のケーブルは上部に設けられるスキャナ装置と下部に設けられる記録装置本体との間にできた水平な境界空間内に配設されており、当該境界空間内において更に信号系のケーブルであるフレキシブルフラットケーブルと、給電系のケーブルであるスキャナモータ用のケーブル及びスキャナセンサ用のケーブルと、同じく給電系のケーブルである透過ユニット用のケーブルとが仕切壁によって水平方向に区分けされて配設されていることを特徴とするケーブルの配線装置。
  6. 記録実行機能を司る記録装置本体と、当該機能に関連する他の機能を司る付帯装置と、前記記録装置本体と付帯装置に対して電気を供給し、信号のやり取りを行うケーブルの配線装置とを備える複合機タイプの記録装置であって、
    前記ケーブルの配線装置として請求項1〜5のいずれか1項に記載したケーブルの配線装置を適用したことを特徴とする記録装置。
  7. 液体噴射実行機能を司る液体噴射装置本体と、当該機能に関連する他の機能を司る付帯装置と、前記液体噴射装置本体と付帯装置に対して電気を供給し、信号のやり取りを行うケーブルの配線装置とを備える複合機タイプの液体噴射装置であって、
    前記ケーブルの配線装置は液体噴射装置本体側のケーブルの配設位置と付帯装置側のケーブルの配設位置を離間した別の位置にそれぞれ区分けして配設するようにしたことを特徴とする液体噴射装置。
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