JP2002319781A - 電子部品実装モジュール - Google Patents
電子部品実装モジュールInfo
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- JP2002319781A JP2002319781A JP2001122971A JP2001122971A JP2002319781A JP 2002319781 A JP2002319781 A JP 2002319781A JP 2001122971 A JP2001122971 A JP 2001122971A JP 2001122971 A JP2001122971 A JP 2001122971A JP 2002319781 A JP2002319781 A JP 2002319781A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- electronic component
- pattern
- mounting module
- heat radiation
- Prior art date
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- Pending
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- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
- Structure Of Printed Boards (AREA)
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 基板と電子部品との接合部に無理な荷重が加
わることが無く、放熱特性及び信頼性に優れた電子部品
実装モジュールを提供する。 【解決手段】 フレキシブルプリント基板11は、IC
ベアチップ20が実装される基板本体14と、この基板
本体14から張り出して良熱伝導体からなる放熱パター
ンが形成された張り出し部15とを有する。張り出し部
15は、基板本体14に対して折り返されて放熱パター
ン13がICベアチップ20と熱的に接して放熱部を形
成している。
わることが無く、放熱特性及び信頼性に優れた電子部品
実装モジュールを提供する。 【解決手段】 フレキシブルプリント基板11は、IC
ベアチップ20が実装される基板本体14と、この基板
本体14から張り出して良熱伝導体からなる放熱パター
ンが形成された張り出し部15とを有する。張り出し部
15は、基板本体14に対して折り返されて放熱パター
ン13がICベアチップ20と熱的に接して放熱部を形
成している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子機器の内部
部品であるフリップチップ、CSP(チップサイズパッ
ケージ)実装品等の電子部品をプリント基板に搭載して
なる電子部品実装モジュールに関し、特に、電子部品の
放熱構造に関するものである。
部品であるフリップチップ、CSP(チップサイズパッ
ケージ)実装品等の電子部品をプリント基板に搭載して
なる電子部品実装モジュールに関し、特に、電子部品の
放熱構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プリント基板上へLSI部品を実
装してなるLSI実装モジュールは、図5に示すよう
に、プリント基板1の導体パターン2にICベアチップ
3の端子4を対向させてバンプ5を介して実装し、回路
接続部を樹脂のシール材6でシールするフリップチップ
実装方式が一般に採用されている。フリップチップ実装
方式では、ICベアチップ3の背面が上部を向いてお
り、断熱性の高い空気に露出すると放熱特性上不利にな
るため、PDP(プラズマディスプレイパネル)ドライ
バIC等の高発熱デバイス等では、図5に示すように、
ICベアチップ3の背面にAl板等の良熱伝導体からな
る放熱板7を熱伝導性接着剤8で接着することにより、
熱拡散させて放熱する方式が採用されている。
装してなるLSI実装モジュールは、図5に示すよう
に、プリント基板1の導体パターン2にICベアチップ
3の端子4を対向させてバンプ5を介して実装し、回路
接続部を樹脂のシール材6でシールするフリップチップ
実装方式が一般に採用されている。フリップチップ実装
方式では、ICベアチップ3の背面が上部を向いてお
り、断熱性の高い空気に露出すると放熱特性上不利にな
るため、PDP(プラズマディスプレイパネル)ドライ
バIC等の高発熱デバイス等では、図5に示すように、
ICベアチップ3の背面にAl板等の良熱伝導体からな
る放熱板7を熱伝導性接着剤8で接着することにより、
熱拡散させて放熱する方式が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成されたLSI実装モジュールでは、ベアチップ
の背面にAl等の放熱板を接着する方式であるため、放
熱板の重量がベアチップに直接加わり、ベアチップとプ
リント基板との接合部が破壊するという問題がある。特
に、プリント基板がフレキシブルプリント基板である場
合、基板及び基板上に形成された導電パターンが可撓性
を有するため、チップと基板との接合部の破壊の可能性
が更に増大するという問題がある。
うに構成されたLSI実装モジュールでは、ベアチップ
の背面にAl等の放熱板を接着する方式であるため、放
熱板の重量がベアチップに直接加わり、ベアチップとプ
リント基板との接合部が破壊するという問題がある。特
に、プリント基板がフレキシブルプリント基板である場
合、基板及び基板上に形成された導電パターンが可撓性
を有するため、チップと基板との接合部の破壊の可能性
が更に増大するという問題がある。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、基板と電子部品との接合部に無理な荷重が加わるこ
とが無く、放熱特性及び信頼性に優れた電子部品実装モ
ジュールを提供することを目的とする。
で、基板と電子部品との接合部に無理な荷重が加わるこ
とが無く、放熱特性及び信頼性に優れた電子部品実装モ
ジュールを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子部品実
装モジュールは、絶縁体からなるベース材の上に導電パ
ターンが形成されたプリント基板と、このプリント基板
に実装される電子部品とを備えた電子部品実装モジュー
ルにおいて、前記プリント基板は、前記電子部品が実装
される基板本体と、この基板本体から張り出して良熱伝
導体からなる放熱パターンが形成された張り出し部とを
有し、前記張り出し部は、前記基板本体に対して折り返
されて前記放熱パターンが前記電子部品と熱的に接して
放熱部を形成してなることを特徴とする。
装モジュールは、絶縁体からなるベース材の上に導電パ
ターンが形成されたプリント基板と、このプリント基板
に実装される電子部品とを備えた電子部品実装モジュー
ルにおいて、前記プリント基板は、前記電子部品が実装
される基板本体と、この基板本体から張り出して良熱伝
導体からなる放熱パターンが形成された張り出し部とを
有し、前記張り出し部は、前記基板本体に対して折り返
されて前記放熱パターンが前記電子部品と熱的に接して
放熱部を形成してなることを特徴とする。
【0006】本発明によれば、プリント基板が、電子部
品が実装される基板本体と、この基板本体から張り出す
張り出し部とを備えて構成され、張り出し部には、良熱
伝導体からなる放熱パターンを形成し、この張り出し部
が基板本体に対して折り返されて前記放熱パターンが電
子部品と熱的に接して放熱部を形成するようにしている
ので、電子部品で発生した熱は、張り出し部の放熱パタ
ーンを介して放熱される。そして、電子部品には、ベー
ス材と放熱パターンからなる張り出し部の荷重しか加わ
らないので、電子部品と基板本体との接合部の荷重によ
る破壊の発生がなく、十分な放熱特性を維持しつつ、基
板と実装部品との接合信頼性を向上させることができ
る。
品が実装される基板本体と、この基板本体から張り出す
張り出し部とを備えて構成され、張り出し部には、良熱
伝導体からなる放熱パターンを形成し、この張り出し部
が基板本体に対して折り返されて前記放熱パターンが電
子部品と熱的に接して放熱部を形成するようにしている
ので、電子部品で発生した熱は、張り出し部の放熱パタ
ーンを介して放熱される。そして、電子部品には、ベー
ス材と放熱パターンからなる張り出し部の荷重しか加わ
らないので、電子部品と基板本体との接合部の荷重によ
る破壊の発生がなく、十分な放熱特性を維持しつつ、基
板と実装部品との接合信頼性を向上させることができ
る。
【0007】なお、張り出し部が、ベース材の放熱パタ
ーンと反対側の面に放熱パターンとスルーホールを介し
て接続された良熱伝導体からなる背面放熱パターンを更
に形成してなるものであると、電子部品での発熱は、放
熱パターンとその裏側の背面放熱パターンの両方を介し
て発散されるので、更に放熱特性を向上させることがで
きる。
ーンと反対側の面に放熱パターンとスルーホールを介し
て接続された良熱伝導体からなる背面放熱パターンを更
に形成してなるものであると、電子部品での発熱は、放
熱パターンとその裏側の背面放熱パターンの両方を介し
て発散されるので、更に放熱特性を向上させることがで
きる。
【0008】また、基板本体の電子部品が搭載された面
とは反対側の面に良熱伝導体からなる放熱板を添設し、
基板本体上に放熱パターンから放熱板と対向する位置に
延びる熱伝達パターンを形成し、この熱伝達パターンと
放熱板とをスルーホールで接続するように構成すると、
電子部品での発熱は、放熱パターン、熱伝達パターン及
び放熱板を介して放熱されるので、電子部品に放熱板の
荷重が直接加わることなく、放熱板を接続したのと同等
の放熱特性を得ることができる。
とは反対側の面に良熱伝導体からなる放熱板を添設し、
基板本体上に放熱パターンから放熱板と対向する位置に
延びる熱伝達パターンを形成し、この熱伝達パターンと
放熱板とをスルーホールで接続するように構成すると、
電子部品での発熱は、放熱パターン、熱伝達パターン及
び放熱板を介して放熱されるので、電子部品に放熱板の
荷重が直接加わることなく、放熱板を接続したのと同等
の放熱特性を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係
る電子部品実装モジュールの構成を示す図で、同図
(a)はフレキシブルプリント基板を展開した状態の平
面図、同図(b)は完成状態の平面図、同図(c)は同
図(b)のA−A′断面図である。この電子部品実装モ
ジュールは、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート
等の可撓性樹脂からなるベースフィルム11の上に銅箔
からなる導電パターン12及び放熱パターン13が形成
されたフレキシブルプリント基板10と、このフレキシ
ブルプリント基板10の導電パターン12上に実装され
たICベアチップ20や図示しないコンデンサ等の電子
部品とからなる。ICベアチップ20は、その回路面を
フレキシブルプリント基板10の導電パターン12に対
向させてバンプ21を介して実装される。ICベアチッ
プ20と導電パターン12との接合部は樹脂のシール材
22でシールされる。
形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係
る電子部品実装モジュールの構成を示す図で、同図
(a)はフレキシブルプリント基板を展開した状態の平
面図、同図(b)は完成状態の平面図、同図(c)は同
図(b)のA−A′断面図である。この電子部品実装モ
ジュールは、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート
等の可撓性樹脂からなるベースフィルム11の上に銅箔
からなる導電パターン12及び放熱パターン13が形成
されたフレキシブルプリント基板10と、このフレキシ
ブルプリント基板10の導電パターン12上に実装され
たICベアチップ20や図示しないコンデンサ等の電子
部品とからなる。ICベアチップ20は、その回路面を
フレキシブルプリント基板10の導電パターン12に対
向させてバンプ21を介して実装される。ICベアチッ
プ20と導電パターン12との接合部は樹脂のシール材
22でシールされる。
【0010】一方、フレキシブルプリント基板10は、
ICベアチップ20が実装されると共に、導電パターン
12が形成された矩形状の基板本体14と、この基板本
体14のICベアチップ20が実装された部分の両側か
ら側方に延びる張り出し部15とからなる。両張り出し
部15に形成された放熱パターン13は、例えば銅箔に
Auメッキを施して形成された良熱伝導体からなるグラ
ンドプレーンで、例えば図示のように4つのICベアチ
ップ12が一直線上に並んで実装されている場合、張り
出し部15を基板本体14側に折り曲げたときにICベ
アチップ20を2つずつ覆うのに十分な広さに形成され
ている。
ICベアチップ20が実装されると共に、導電パターン
12が形成された矩形状の基板本体14と、この基板本
体14のICベアチップ20が実装された部分の両側か
ら側方に延びる張り出し部15とからなる。両張り出し
部15に形成された放熱パターン13は、例えば銅箔に
Auメッキを施して形成された良熱伝導体からなるグラ
ンドプレーンで、例えば図示のように4つのICベアチ
ップ12が一直線上に並んで実装されている場合、張り
出し部15を基板本体14側に折り曲げたときにICベ
アチップ20を2つずつ覆うのに十分な広さに形成され
ている。
【0011】このような電子部品実装モジュールでは、
フレキシブルプリント基板10にICベアチップ20な
どの電子部品を実装したのち、両側の張り出し部15の
放熱パターン13が形成された面にシリコーン樹脂、ア
クリル樹脂、Ag,Cuペースト等の熱伝導性接着剤1
6を塗布して、両側の張り出し部15を内側に180°
折り返す。そして、放熱パターン13を熱伝導性接着剤
16を介してICベアチップ20の背面と熱的に接触さ
せて熱伝導性接着剤16を硬化させれば、モジュールが
完成する。
フレキシブルプリント基板10にICベアチップ20な
どの電子部品を実装したのち、両側の張り出し部15の
放熱パターン13が形成された面にシリコーン樹脂、ア
クリル樹脂、Ag,Cuペースト等の熱伝導性接着剤1
6を塗布して、両側の張り出し部15を内側に180°
折り返す。そして、放熱パターン13を熱伝導性接着剤
16を介してICベアチップ20の背面と熱的に接触さ
せて熱伝導性接着剤16を硬化させれば、モジュールが
完成する。
【0012】この実施形態に係るFPCによれば、IC
ベアチップ20での発熱を、その背面に熱伝導性接着剤
16によって接着された面積の広い放熱パターン13に
よって発散させて放熱させることができる。この場合、
Al板等の放熱板を使用せず、配線基板の一部を放熱部
として用いることにより、モジュール全体の軽薄化、コ
スト削減及び放熱板の加重による接合部破壊の回避が可
能になる。
ベアチップ20での発熱を、その背面に熱伝導性接着剤
16によって接着された面積の広い放熱パターン13に
よって発散させて放熱させることができる。この場合、
Al板等の放熱板を使用せず、配線基板の一部を放熱部
として用いることにより、モジュール全体の軽薄化、コ
スト削減及び放熱板の加重による接合部破壊の回避が可
能になる。
【0013】図2は、本発明の第2の実施形態に係る電
子部品実装モジュールの構成を示す図で、同図(a)は
フレキシブルプリント基板を展開した状態の平面図、同
図(b)は完成状態の平面図、同図(c)は同図(b)
のB−B′断面図である。なお、図2において図1と同
一部分には同一符号を付して重複する部分の説明は割愛
する。この実施形態では、基板本体14のICベアチッ
プ20が実装された部分の両側面から基板本体14の上
端を取り囲むように張り出し部31が形成されている。
張り出し部31には、張り出し部31を上から下に折り
返した際に、4つのICベアチップ20を覆うのに十分
な広さの放熱パターン32が形成されている。このよう
な形態であっても、先の実施形態に係る電子部品実装モ
ジュールと同様の効果を奏する。
子部品実装モジュールの構成を示す図で、同図(a)は
フレキシブルプリント基板を展開した状態の平面図、同
図(b)は完成状態の平面図、同図(c)は同図(b)
のB−B′断面図である。なお、図2において図1と同
一部分には同一符号を付して重複する部分の説明は割愛
する。この実施形態では、基板本体14のICベアチッ
プ20が実装された部分の両側面から基板本体14の上
端を取り囲むように張り出し部31が形成されている。
張り出し部31には、張り出し部31を上から下に折り
返した際に、4つのICベアチップ20を覆うのに十分
な広さの放熱パターン32が形成されている。このよう
な形態であっても、先の実施形態に係る電子部品実装モ
ジュールと同様の効果を奏する。
【0014】図3は、本発明の第3の実施形態に係る電
子部品実装モジュールの構成を示す図で、同図(a)は
フレキシブルプリント基板を展開した状態の平面図、同
図(b)は要部の断面図である。なお、図3において図
1と同一部分には同一符号を付して重複する部分の説明
は割愛する。この実施形態では、基板本体14から張り
出す張り出し部41の両面に放熱パターン42及び裏面
放熱パターン43を形成し、これらをスルーホール44
を介して連結したものである。
子部品実装モジュールの構成を示す図で、同図(a)は
フレキシブルプリント基板を展開した状態の平面図、同
図(b)は要部の断面図である。なお、図3において図
1と同一部分には同一符号を付して重複する部分の説明
は割愛する。この実施形態では、基板本体14から張り
出す張り出し部41の両面に放熱パターン42及び裏面
放熱パターン43を形成し、これらをスルーホール44
を介して連結したものである。
【0015】この実施形態によれば、放熱パターンがベ
ースフィルム11の両面に形成され、これら放熱パター
ン42,43がスルーホール44を介して接続されてい
るので、放熱特性を先の実施例の約2倍とすることがで
きる。また、この構造であると、裏面放熱パターン43
に更に放熱板を接着することもでき、この場合、放熱特
性は更に向上する。
ースフィルム11の両面に形成され、これら放熱パター
ン42,43がスルーホール44を介して接続されてい
るので、放熱特性を先の実施例の約2倍とすることがで
きる。また、この構造であると、裏面放熱パターン43
に更に放熱板を接着することもでき、この場合、放熱特
性は更に向上する。
【0016】図4は、本発明の第4の実施形態に係る電
子部品実装モジュールの構成を示す図で、同図(a)は
フレキシブルプリント基板を展開した状態の平面図、同
図(b)は要部の断面図である。なお、図4において図
1と同一部分には同一符号を付して重複する部分の説明
は割愛する。この実施形態では、張り出し部51に形成
された放熱パターン52から熱伝達パターン53が、基
板本体14の一端に形成された出力パターン54の近傍
まで延び、出力パターン54の裏面に形成された裏面放
熱パターン55にスルーホール56を介して接続されて
いる。そして、裏面放熱パターン55に、補強板として
も機能するAl等の放熱板57を添設している。
子部品実装モジュールの構成を示す図で、同図(a)は
フレキシブルプリント基板を展開した状態の平面図、同
図(b)は要部の断面図である。なお、図4において図
1と同一部分には同一符号を付して重複する部分の説明
は割愛する。この実施形態では、張り出し部51に形成
された放熱パターン52から熱伝達パターン53が、基
板本体14の一端に形成された出力パターン54の近傍
まで延び、出力パターン54の裏面に形成された裏面放
熱パターン55にスルーホール56を介して接続されて
いる。そして、裏面放熱パターン55に、補強板として
も機能するAl等の放熱板57を添設している。
【0017】この構成によれば、張り出し部51を基板
本体14側に折り返して放熱パターン52とICベアチ
ップ20とを接触させることで、ICベアチップ20で
発生した熱が、放熱パターン52、熱伝達パターン5
3、スルーホール56、裏面放熱パターン55、放熱板
57を介して放熱される。このように構成することで、
ICベアチップ20に放熱板57の荷重を加えることな
く、放熱板による高い放熱特性が実現できる。
本体14側に折り返して放熱パターン52とICベアチ
ップ20とを接触させることで、ICベアチップ20で
発生した熱が、放熱パターン52、熱伝達パターン5
3、スルーホール56、裏面放熱パターン55、放熱板
57を介して放熱される。このように構成することで、
ICベアチップ20に放熱板57の荷重を加えることな
く、放熱板による高い放熱特性が実現できる。
【0018】なお、本発明は、PDPモジュールの他、
発熱量が大きいバンプ実装品(フリップチップ、CSP
(チップサイズパッケージ)実装品等)に適用可能であ
る。また、本発明は、上述したFPCに限らず、多層板
等のRPC(リジットプリント回路)においても、張り
出し部の折り曲げ部を部分的に屈曲可能な構成とするこ
とにより適用可能となる。
発熱量が大きいバンプ実装品(フリップチップ、CSP
(チップサイズパッケージ)実装品等)に適用可能であ
る。また、本発明は、上述したFPCに限らず、多層板
等のRPC(リジットプリント回路)においても、張り
出し部の折り曲げ部を部分的に屈曲可能な構成とするこ
とにより適用可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、プリン
ト基板が、電子部品が実装される基板本体と、この基板
本体から張り出す張り出し部とを備えて構成され、張り
出し部には、良熱伝導体からなる放熱パターンを形成
し、この張り出し部が基板本体に対して折り返されて前
記放熱パターンが電子部品と熱的に接して放熱部を形成
するようにしているので、電子部品と基板本体との接合
部の荷重による破壊の発生がなく、十分な放熱特性を維
持しつつ、基板と実装部品との接合信頼性を向上させる
ことができる。
ト基板が、電子部品が実装される基板本体と、この基板
本体から張り出す張り出し部とを備えて構成され、張り
出し部には、良熱伝導体からなる放熱パターンを形成
し、この張り出し部が基板本体に対して折り返されて前
記放熱パターンが電子部品と熱的に接して放熱部を形成
するようにしているので、電子部品と基板本体との接合
部の荷重による破壊の発生がなく、十分な放熱特性を維
持しつつ、基板と実装部品との接合信頼性を向上させる
ことができる。
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る電子部品実装
モジュールを示す図で、同図(a)は一部を展開した平
面図、同図(b)は平面図、同図(c)は(b)のA−
A′断面図である。
モジュールを示す図で、同図(a)は一部を展開した平
面図、同図(b)は平面図、同図(c)は(b)のA−
A′断面図である。
【図2】 本発明の第2の実施形態に係る電子部品実装
モジュールを示す図で、同図(a)は一部を展開した平
面図、同図(b)は平面図、同図(c)は(b)のB−
B′断面図である。
モジュールを示す図で、同図(a)は一部を展開した平
面図、同図(b)は平面図、同図(c)は(b)のB−
B′断面図である。
【図3】 本発明の第3の実施形態に係る電子部品実装
モジュールを示す図で、同図(a)は一部を展開した平
面図、同図(b)は要部の断面図である。
モジュールを示す図で、同図(a)は一部を展開した平
面図、同図(b)は要部の断面図である。
【図4】 本発明の第4の実施形態に係る電子部品実装
モジュールを示す図で、同図(a)は一部を展開した平
面図、同図(b)はC−C′断面図である。
モジュールを示す図で、同図(a)は一部を展開した平
面図、同図(b)はC−C′断面図である。
【図5】 従来のフリップチップ実装方式による電子部
品実装モジュールの断面図である。
品実装モジュールの断面図である。
1…プリント基板、2,12…導電パターン、3,20
…ICベアチップ、5,21…バンプ、6,22…シー
ル材、7…放熱板、8,16…熱伝導性接着剤、10…
フレキシブルプリント基板、11…ベースフィルム、1
3,32,42,52…放熱パターン、14…基板本
体、15,31,41,51…張り出し部、43,55
…裏面放熱パターン、44,56…スルーホール、53
…熱伝達パターン、54…出力パターン。
…ICベアチップ、5,21…バンプ、6,22…シー
ル材、7…放熱板、8,16…熱伝導性接着剤、10…
フレキシブルプリント基板、11…ベースフィルム、1
3,32,42,52…放熱パターン、14…基板本
体、15,31,41,51…張り出し部、43,55
…裏面放熱パターン、44,56…スルーホール、53
…熱伝達パターン、54…出力パターン。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 1/18 H01L 23/36 D Fターム(参考) 5E322 AA11 AB06 EA11 FA04 FA06 5E336 AA04 BB01 BB12 BB15 BC21 CC31 CC58 DD28 EE01 EE05 EE07 GG03 5E338 AA01 AA12 BB51 BB54 BB65 BB71 CC06 CC08 CD22 CD24 EE02 EE24 5F036 AA01 BA04 BA23 BB08 BB21 BC05
Claims (4)
- 【請求項1】 絶縁体からなるベース材の上に導電パタ
ーンが形成されたプリント基板と、 このプリント基板に実装される電子部品とを備えた電子
部品実装モジュールにおいて、 前記プリント基板は、前記電子部品が実装される基板本
体と、この基板本体から張り出して良熱伝導体からなる
放熱パターンが形成された張り出し部とを有し、前記張
り出し部は、前記基板本体に対して折り返されて前記放
熱パターンが前記電子部品と熱的に接して放熱部を形成
してなることを特徴とする電子部品実装モジュール。 - 【請求項2】 前記張り出し部は、前記ベース材の前記
放熱パターンと反対側の面に前記放熱パターンとスルー
ホールを介して接続された良熱伝導体からなる背面放熱
パターンを更に形成してなるものであることを特徴とす
る請求項1記載の電子部品実装モジュール。 - 【請求項3】 前記基板本体の前記電子部品が搭載され
た面とは反対側の面に良熱伝導体からなる放熱板を添設
し、前記基板本体上に前記放熱パターンから前記放熱板
に対向する位置に延びる熱伝達パターンを形成し、この
熱伝達パターンと前記放熱板とをスルーホールで接続し
てなることを特徴とする請求項1記載の電子部品実装モ
ジュール。 - 【請求項4】 前記プリント基板は、フレキシブルプリ
ント基板であることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
か1項記載の電子部品実装モジュール。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2001122971A JP2002319781A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 電子部品実装モジュール |
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