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JP2002301040A - 時計機能付き内臓脂肪計 - Google Patents

時計機能付き内臓脂肪計

Info

Publication number
JP2002301040A
JP2002301040A JP2001106245A JP2001106245A JP2002301040A JP 2002301040 A JP2002301040 A JP 2002301040A JP 2001106245 A JP2001106245 A JP 2001106245A JP 2001106245 A JP2001106245 A JP 2001106245A JP 2002301040 A JP2002301040 A JP 2002301040A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
visceral fat
subject
unit
input
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001106245A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuzo Kawanishi
勝三 川西
Koichi Okita
光一 沖田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamato Scale Co Ltd
Original Assignee
Yamato Scale Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamato Scale Co Ltd filed Critical Yamato Scale Co Ltd
Priority to JP2001106245A priority Critical patent/JP2002301040A/ja
Publication of JP2002301040A publication Critical patent/JP2002301040A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/48Other medical applications
    • A61B5/4869Determining body composition
    • A61B5/4872Body fat

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検者の生理的要因により生じる生体インピ
ーダンスの周期的な変動の中で、比較的にばらつきの少
ない、安定した状態で内臓脂肪量を測定する。 【解決手段】 被検者の個人データを入力する入力キー
/スイッチ10〜16と、この入力キー/スイッチ10
〜16より入力されるデータに基づき被検者の内臓脂肪
量を演算する中央処理部18と、この中央処理部18に
よる演算結果を表示する表示部9を備え、入力キー/ス
イッチにより、内臓脂肪量の測定時刻または測定時間帯
を入力できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内臓脂肪量を測定
する内臓脂肪計に時計機能を付与した時計機能付き内臓
脂肪計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、被検者の生体インピーダンスを測
定することにより、体脂肪量を簡易的に求めることので
きる体脂肪計が普及し、健康管理用として、一般家庭等
において手軽に使用されている。
【0003】一方、医療分野においては、最近、肥満と
生活習慣病(成人病)との関係についての研究等が進ん
できており、単に肥満というのではなく、体脂肪の分布
が重要であることがわかってきている。特に、内臓脂肪
の過剰な蓄積が、高血圧や高脂血症、糖尿病、脳卒中、
心筋梗塞といった、所謂生活習慣病を引き起こす原因の
一つになることが明らかにされてきている。
【0004】また、従来、肥満度を表す指標として一般
的に用いられているBMI(Body Mass In
dex(体格指数)=体重/(身長))に加えて、内
臓脂肪型肥満を判定するための各種指標(体脂肪率、腹
部内臓脂肪横断面積等)が考え出されており、これら指
標のそれぞれが臨床現場において実証されてきている。
このうち、体脂肪率は、被検者の身長、体重、年齢、性
別等の個人特定データと生体インピーダンスの測定値と
に基づいて求められるものであり、また腹部内臓脂肪横
断面積は、被検者の腹部の臍付近のCT横断面測定によ
るほか、腹部の臍付近のウエストサイズのデータおよび
前記個人特定データ等に基づき推定演算によって求めら
れるものである。このように、体脂肪または内臓脂肪に
関する簡易測定機器が健康管理用として使用されている
ところであるが、従来の測定機器は生体インピーダンス
を測定する方法(「BI法」と呼ばれている。)に基づ
くものが大半である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このB
I法は、生体インピーダンスの測定が、被検者の体水分
量および血液流量等の生理的変動要因による影響を受け
易く、その測定時期、測定部位および測定方法等の使用
方法によっては得られる体脂肪量の値に測定誤差が生じ
ることになる。
【0006】また、前記生理的変動は、日内変動として
周期的に発生するものである。例えば起床時から就寝時
までの間において被検者の生理状態は一定ではなく、一
般的には起床時の代謝の低い状態(基礎代謝に近い状
態)から午後にかけて代謝が増加し、就寝前にはやや代
謝が減少する傾向にあるとされている。また、この間に
おいて、食事や運動等によって短期的な変動も生じるこ
とになる。さらに、中長期的には、被検者の生活活動状
況に応じて、週単位、月単位または季節単位での周期的
変動が考えられる。
【0007】このようなことから、前述のような変動要
因により生体インピーダンス測定への影響を少なくする
ためには、安定した測定で、かつ再現性のある測定の行
える時期とその条件とを予め分析しておき、この結果に
基づいてそれら時期および条件を設定することが必要と
されている。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、被検者の生理的要因により生じる生体インピ
ーダンスの周期的な変動の中で、比較的にばらつきの少
ない、安定した状態で内臓脂肪量を測定することのでき
る時計機能付き内臓脂肪計を提供することを目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前記目
的を達成するために、第1発明による時計機能付き内臓
脂肪計は、被検者の個人データを入力する入力部と、こ
の入力部より入力されるデータに基づき被検者の内臓脂
肪量を演算する演算部と、この演算部による演算結果を
表示する表示部を備え、前記入力部は、前記内臓脂肪量
の測定時刻または測定時間帯を入力できるようにされて
いることを特徴とするものである。
【0010】本発明によれば、入力部より入力される個
人データに基づき被検者の内臓脂肪量が演算部にて演算
され、この演算結果が表示部に表示されるので、被検者
は、内臓脂肪量、言い換えれば肥満症に関する指標をそ
の測定時刻または測定時間帯との関係において把握する
ことができる。したがって、被検者の生理的要因によっ
て生じる生体インピーダンスの周期的な変動の中で、比
較的ばらつきの少ない、安定した状態で内臓脂肪量を測
定することが可能となり、より効果的な健康管理が行え
ることになる。
【0011】本発明において、前記入力部より入力され
る個人データは、被検者の身長、体重およびウエストサ
イズを含むデータであり、前記演算部は、この入力部よ
り入力されるデータに基づき被検者の内臓脂肪量に加え
て被検者のBMIを演算するものであるのが好ましい
(第2発明)。このようにすれば、内臓脂肪量だけでな
く、国際的に肥満もしくは痩せの判定の指標として用い
られているBMI(体格指数)のデータも演算されるの
で、肥満の状況をより確実に把握することが可能とな
る。
【0012】この場合、前記表示部には、被検者の内臓
脂肪量および/またはBMIが複数のランクに区分して
表示されるのが好ましい(第3発明)。このように肥満
度を各指標毎にランク分けすることで、被検者による自
己の肥満度の判定がより容易に行えることになる。
【0013】さらに、前記第2発明または第3発明にお
いて、前記演算部は、前記被検者の内臓脂肪量および/
またはBMIと、予め入力されたその判定基準値とを比
較演算して肥満症の判定を行い、前記表示部は、その肥
満症の判定結果を表示するものであるのが好ましい(第
4発明)。これにより、被検者は肥満症の判定をより容
易に行うことができる。
【0014】次に、第5発明による時計機能付き内臓脂
肪計は、被検者の身長、体重およびウエストサイズを含
む個人データを入力する入力部と、被検者の身体の一部
に接触される電流印加用電極および計測用電極と、この
計測用電極より得られる信号により被検者の生体インピ
ーダンスを測定する生体インピーダンス測定部と、この
生体インピーダンス測定部より入力されるデータと前記
入力部より入力されるデータとに基づき少なくとも被検
者のBMI、体脂肪率および内臓脂肪量のうちのいずれ
かを演算する演算部と、この演算部による演算結果を表
示する表示部を備え、前記入力部は、前記内臓脂肪量の
測定時刻または測定時間帯を入力できるようにされてい
ることを特徴とするものである。
【0015】本発明によれば、第1発明に加えて、被検
者の生体インピーダンスが測定され、この測定値に基づ
き被検者の体脂肪率が演算されて表示されるので、被検
者は、肥満の状況をより正確に把握することができ、前
記第1発明にて得られる作用効果をより高めることがで
きる。
【0016】前記第5発明において、前記表示部には、
被検者のBMI、体脂肪率および内臓脂肪量の少なくと
も一つが複数のランクに区分して表示されるのが好まし
い(第6発明)。こうすることで、第3発明と同様、被
検者による自己の肥満度の判定がより容易に行えること
になる。
【0017】前記第5発明または第6発明において、前
記演算部は、前記被検者のBMI、体脂肪率および内臓
脂肪量の少なくとも一つと、予め入力されたその判定基
準値とを比較演算して肥満症の判定を行い、前記表示部
は、その肥満症の判定結果を表示するものであるのが好
ましい(第7発明)。これにより、被検者は肥満症の判
定をより容易に行うことができる。
【0018】また、前記第1、第2または第5発明にお
いて、前記被検者の内臓脂肪量はその測定日時および測
定時刻とともに記憶され、前記表示部は、内臓脂肪量の
過去の測定値との変化量を同時表示するものであるのが
好ましい(第8発明)。こうすることで、被検者は、表
示部を見るだけで自己の内臓脂肪量のデータについての
時間経過を確認することができる。
【0019】前記各発明において、予め入力された測定
予定日および測定時刻に、前記内臓脂肪量の測定の指示
を出力する測定指示手段が設けられるのが好ましい(第
9発明)。これにより、被検者は、誤差の少ない、信頼
性のある測定を行うことができる。
【0020】また、前記内臓脂肪量は、肥満症の判定の
指標として臨床の場で用いられている被検者の腹部内臓
脂肪横断面積であるのが良い(第10発明)。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明による時計機能付き
内臓脂肪計の具体的な実施の形態について、図面を参照
しつつ説明する。
【0022】図1には、本発明の一実施形態に係る時計
機能付き内臓脂肪計の正面図(a)および側面図(b)
が示され、図2には、同時計機能付き内臓脂肪計のブロ
ック図が示されている。
【0023】本実施形態の時計機能付き内臓脂肪計1
は、機器本体2と、この機器本体2の上端面および下端
面の各左右に配される電極3,4,5,6を備えるとと
もに、下端面中央にスタンド7を備えて構成され、置時
計のように立てた状態で使用できるようにされている。
ここで、電極3〜6は、上端面に設けられる電極3,4
を電流印加用電極とし、下端面に設けられる電極5,6
を計測用電極として、各電極3〜6を両手の指で挟持す
ることにより生体インピーダンス測定回路(生体インピ
ーダンス測定部)8によってそれら両手の指間の生体イ
ンピーダンスを測定できるようにされている。
【0024】前記機器本体2の前面中央部には表示部9
が設けられ、時計表示および体脂肪率・腹部内臓脂肪横
断面積等の演算結果の表示ができるようになっている。
また、機器本体2の前面下部には、モード切替スイッチ
10、測定時刻/時間帯設定モード選択スイッチ11、
内臓脂肪設定モードスイッチ12、インクリメント/デ
ィクリメントキー13、腹部内臓脂肪横断面積測定開始
スイッチ14、測定時刻発信方法選択スイッチ15およ
びタイマー設定スイッチ16よりなる入力キー/スイッ
チが配されている。
【0025】前記生体インピーダンス測定回路8、表示
部9および入力キー/スイッチ10〜16はI/O回路
17を介して中央処理部18に接続されている。この中
央処理部18には記憶部19が付設され、前記入力キー
/スイッチ10〜16により入力された個人データ等の
データおよび、前記生体インピーダンス測定回路8によ
る測定データがI/O回路17を介してその記憶部19
に記憶されるようになっている。さらに、前記I/O回
路17には時計/タイマー20およびアラーム発信部2
1が接続されている。
【0026】次に、前述の構成よりなる時計機能付き内
臓脂肪計1の動作を図3に示されるフローチャートによ
って説明する。なお、記号Sはステップを示している。
【0027】S1〜S2:この実施形態の時計機能付き
内臓脂肪計1は、通常は時計モードが選択されて時計と
して使用されている。そして、モード切替スイッチ10
が押されたときには時計モードから内臓脂肪測定モード
(ステップS10)に切り替わる。 S3:時計モードが選択されている場合には、測定時刻
/時間帯設定モード選択スイッチ11が押されたか否か
を判定し、押されていないとき(NO)には、ステップ
S9へ進んで、そのまま時計モード表示を続行する。一
方、測定時刻/時間帯設定モード選択スイッチ11が押
されたときには、次のステップS4へ進む。
【0028】S4:この測定時刻/時間帯設定モードに
おいては、被検者が体脂肪率等の測定に際して、その測
定時刻または時間帯のいずれかを選択入力できるように
なっている。したがって、ここで測定時刻または時間帯
のいずれのモードが選択されたかを判断する。 S5〜S6:測定時刻が選択された場合には、まず図4
(a)に示されるように、時間帯、例えば起床直後、
朝食後、昼食後、就寝前等のうちのいずれかの生
活時間帯の中から被検者の都合に合った時間帯が選択で
きるようにされている。これらのうちから被検者が時間
帯(図4(a)の例では「昼食後」)を選択し、次に測
定時刻(図4(a)の例では「15:30」)を選択し
て設定入力すると、入力されたデータは記憶部19に記
憶される。
【0029】S7〜S8:一方、ステップS4における
判定において、時間帯が選択された場合には、まず図4
(b)に示されるように、ステップS5と同様、被検者
の都合に合った時間帯が選択できるようにされている。
これらのうちから被検者が時間帯(図4(b)の例では
「昼食後」)を選択し、次に測定時間帯の範囲(図4
(b)の例では「13:00〜14:00」)を選択し
て設定入力すると、入力されたデータは記憶部19に記
憶される。 S9:こうして、測定時刻もしくは測定時間帯範囲が入
力されると、時計モード表示に切り替わる。
【0030】ところで、一般的な生活習慣に基づくと、
前記〜の各時間帯において、例えばの起床直後に
ついては、6時30分〜7時00分の間、の朝食後に
ついては、10時00分〜11時00分の間、の昼食
後については、15時00分〜16時00分の間、そし
ての就寝前については、22時00分〜23時00分
の間の時間帯が測定時間帯として推奨できる。これら推
奨時間帯は、大きい生理的変動を伴う運動、食事等の時
間帯を避けたものとされている。したがって、前述のよ
うに測定時刻もしくは測定時間帯が入力・記憶された際
に、その入力された時刻もしくは時間帯が推奨された時
間帯にない場合には、測定時間外の表示を行うか、ある
いは注意信号を発信するようにされる。図4(a)の例
では、入力された測定時刻が推奨時間帯(15:00〜
16:00)内に入っているので、「注意」の欄に「測
定時間内」の表示がなされている。これに対して、図4
(b)の例では、入力された測定時間帯が推奨時間帯内
に入っていないので、「注意」の欄に「測定時間外」の
表示がなされている。このような機能を持たせることに
よって、被検者は、誤差のない、信頼性のある測定を行
うことができる。
【0031】S10〜S12:ステップS2における判
定において、時計モードでないときには内臓脂肪測定モ
ードに切り替わる。この内臓脂肪測定モードにおいて
は、まず予め入力された測定時刻または測定時間帯の確
認を行うか否かを判定し、確認を行う場合には、測定時
刻/時間帯設定モード選択スイッチ11を押圧すると表
示部9の表示が図4(a)もしくは図4(b)に示され
るような表示になり、この表示画面にて表示内容を確認
する。なお、ステップS11の判定において、測定時刻
または測定時間帯の確認を行わない場合には、ステップ
S12,S13をスキップしてステップS14へ進む。
【0032】S13〜S15:内臓脂肪の測定を開始す
る際には、まず個人データの入力を行うか否かを判定
し、入力を行う場合には内臓脂肪設定モードスイッチ1
2を押圧操作して、この内臓脂肪設定モードスイッチ1
2を順次押圧操作することにより、被検者の個人データ
項目(身長、体重、年齢、性別、ウエストサイズ等)を
選択する。そして、このデータ項目選択状態において、
インクリメント/ディクリメントキー13を操作するこ
とにより、被検者の個人データの選択入力を行う。こう
して入力されたデータは記憶部19に記憶される。次い
で、この記憶された個人データに基づき、中央処理部1
8においてBMIの演算を行い、その演算結果を記憶部
19に記憶する。ここで、これら演算に使用される演算
式は予め記憶部19に記憶されており、演算実行時にそ
れら演算式が中央処理部18に呼び出される。一方、ス
テップS14の判定において個人データの入力を行わな
い場合にはステップS16へ進む。
【0033】ここで、測定開始の指示については、予め
入力され記憶されている測定時刻もしくは測定時間帯の
データに基づき、設定時刻になれば、アラーム発信部
(測定指示手段)21からアラームもしくは音声信号に
より発信を行うようにされる。この発信方法は、測定時
刻発信方法選択スイッチ15により選択が可能である。
なお、他にも被検者に測定時刻を知らすことのできる方
法であれば、どのような方法を用いても良い。また、タ
イマー設定スイッチ16にてタイマーを設定するように
することも可能である。
【0034】S16〜S17:生体インピーダンスを測
定する場合には、腹部内臓脂肪横断面積測定開始スイッ
チ14を押圧操作してその腹部内臓脂肪横断面積(A
V)を測定開始できる状態にした後、両手の指を電極3
〜6に接触させてそれら両手の指間の生体インピーダン
スを測定し、その測定データを記憶部19に記憶する。
次に、先に記憶された個人データ(身長、体重、年齢、
性別、ウエストサイズ等)と測定された生体インピーダ
ンスとに基づき、中央処理部18において体脂肪率を演
算してその演算結果を記憶部19に記憶する。さらに、
前記個人データと生体インピーダンスまたは前記個人デ
ータと体脂肪率に基づき、中央処理部18において腹部
内臓脂肪横断面積(AV)を演算してその演算結果を記
憶部19に記憶する。なお、前記演算の実行に際して使
用される演算式は予め記憶部19に記憶されており、演
算実行時にそれら演算式が中央処理部18に呼び出され
る。
【0035】S18:以上の演算により求められたBM
I、体脂肪率および腹部内臓脂肪横断面積(AV)の各
指標を、必要に応じて記憶部19から読み出して表示部
9に表示する。この場合、図5に示されているように、
これら各指標については、前回または過去の測定時のデ
ータとともに表示することもできる。このようにするこ
とで、各指標についての時間経過を確認することができ
る。また、図5の例では、後述の肥満度ランクおよび肥
満症判定結果も併せて表示できるようになっている。さ
らに、例えばダイエット等を行っているような場合にお
いて、予め目標を設定して表示するようにしておけば、
この目標値への達成度合等を確認することができ、より
効果的なダイエットを進めることができる。この場合、
前回の測定時の表示を切替えて目標値を表示させること
もできる。さらには、今回の測定値の目標値に対する達
成率や目標値との偏差を求めて表示するようにしても良
い。
【0036】ところで、前述の腹部内臓脂肪横断面積
(AV)の演算式としては、ウエストサイズの変数項に
さらに生体インピーダンスまたは体脂肪率(FAT)を
補正項として加えたものとし、CT測定による腹部内臓
脂肪横断面積のデータとの相関を高めて推定精度を向上
させることができる。ここで、生体インピーダンスの補
正項を加えたものとして、次式(1)にて示される回帰
式が用いられる。 AV=a×W+b×Z+d ……(1) ただし、Wはウエストサイズであり、係数a,b
および定数dは、集団のウエストサイズおよび生体イ
ンピーダンスと腹部横断面C/Tデータとの相関に基づ
いて、統計的手法により決定される。
【0037】前記(1)式の回帰式のほか、体脂肪率
(FAT)を補正項として加えたものとして、次式
(2)に示される回帰式が用いられ得る。 AV=a×W+c×FAT+d ……(2) なお、この場合も、係数a,cおよび定数dは、
集団のウエストサイズおよび体脂肪率と腹部横断面C/
Tデータとの相関に基づいて、統計的手法により決定さ
れる。
【0038】さらに、前記C/Tデータに対してより高
い相関係数(r=0.9以上)が得られる演算式とし
て、次式(3)を用いることもできる。 AV=e×W ×H×FAT+f×W ×H×Age+d ……(3) ただし、Hは身長、Ageは年齢を表す。なお、この
場合、係数e,fおよび定数dは、集団のウエス
トサイズの二乗に身長および体脂肪率を乗じたものとウ
エストサイズの二乗に身長および年齢を乗じたものに対
して、腹部横断面C/Tデータとの相関に基づいて、統
計的手法により決定される。また、次式(4)を用いて
も良い。 AV=f×W ×H×Age+g×FAT+d ……(4) この場合、係数f,gおよび定数dは、集団のウ
エストサイズの二乗に身長年齢を乗じたものと体脂肪率
に対して、腹部横断面C/Tデータとの相関に基づい
て、統計的手法により決定される。なお、これら式
(3)(4)においては、ウエストサイズの二乗の変数
項を用いているが、これに限らず、ウエストサイズの三
乗または四乗の変数項を用いても良い。
【0039】前述の演算により求められ記憶部19に記
憶されたBMI、体脂肪率および腹部内臓脂肪横断面積
(AV)については、肥満症を判定するための基準値と
比較判定されるとともに、肥満度のランク分けがされ、
その結果が記憶部19に記憶される。ここで、比較演算
に用いられる基準値および比較演算式は記憶部19に記
憶されており、演算実行時にそれらが中央処理部18に
呼び出される。この肥満症を判定するための基準値とし
ては、BMI=25(男女共)、体脂肪率(男:20
%、女:30%)、腹部内臓脂肪横断面積(AV)=1
00cm(男女共)が用いられる。なお、BMIは、
国際的に肥満、痩せの判定の指標として用いられている
ものであり、また腹部内臓脂肪横断面積(AV)は、内
臓脂肪の分布量を表し、肥満症の判定の指標として臨床
の場で用いられているものである。これらBMI、体脂
肪率およびAVの各指標によって肥満度のランク分けが
行えるようになっている。すなわち、BMIでは、1
9.7以下をランクI、19.8〜24.1の範囲をラ
ンクII、24.2〜26.3の範囲をランクIII、
26.4以上をランクIVとしている。また、体脂肪率
では、男性の場合、10%以下をランクI、10〜20
%の範囲をランクII、20〜25%の範囲をランクI
II、25%以上をランクIVとし、女性の場合、20
%以下をランクI、20〜30%の範囲をランクII、
30〜35%の範囲をランクIII、35%以上をラン
クIVとしている。また、腹部内臓脂肪横断面積(A
V)については、50cm以下をランクI、50〜1
00cmの範囲をランクII、100〜150cm
の範囲をランクIII、150cm以上をランクIV
としている。
【0040】これら肥満度ランクおよび肥満症の判定結
果は、図5に示されるように表示部9に表示される。こ
の表示は、BMI、体脂肪率および腹部内臓脂肪横断面
積のそれぞれに対してランク表示しても良いし、あるい
はそれら全ての指標のランクデータに基づいて、優先ラ
ンクまたは平均ランクを決定して表示するようにしても
良い。
【0041】前記各実施形態においては、被検者の腹部
内臓脂肪横断面積を求めるのに、入力された被検者の個
人データ(身長、体重、年齢、性別、ウエストサイズ
等)に基づいて、予め記憶されている演算式によって演
算するものとしたが、ウエストサイズのデータについて
は、被検者の身長、体重、年齢の各入力データから推定
によって求めるようにしても良い。この推定式の一例と
しては次式(5)がある。 W=m×W/H +n×Age+l ……(5) ここで、W:体重、H:身長、Age:年齢であっ
て、m、nは係数、lは定数である。
【0042】さらに、この演算により求められたウエス
トサイズと被検者の個人データ(身長、体重、年齢、性
別等)とに基づいて、前記実施形態において用いられた
演算式により被検者の腹部内臓脂肪横断面積を求めるこ
ともできる。このようにすれば、ウエストサイズの測定
およびその入力の手間が省けるので、より簡便に内臓脂
肪量を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る時計機能付
き内臓脂肪計の正面図(a)および側面図(b)であ
る。
【図2】図2は、本実施形態に係る時計機能付き内臓脂
肪計のブロック図である。
【図3】図3は、本実施形態に係る時計機能付き内臓脂
肪計の動作を示すフローチャートである。
【図4】図4(a)(b)は、本実施形態に係る時計機
能付き内臓脂肪計の表示画面例を示す図であって、
(a)は測定時刻設定モード表示、(b)は測定時間帯
設定モード表示である。
【図5】図5は、本実施形態に係る時計機能付き内臓脂
肪計の表示画面例を示す図であって、内臓脂肪測定モー
ド表示である。
【符号の説明】
1 時計機能付き内臓脂肪計 2 機器本体 3〜6 電極 7 スタンド 8 生体インピーダンス測定回路(生体イン
ピーダンス測定部) 9 表示部 10〜16 入力キー/スイッチ(入力部) 17 I/O回路 18 中央処理部(演算部) 19 記憶部 20 時計/タイマー 21 アラーム発信部(測定指示手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C027 AA06 BB03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検者の個人データを入力する入力部
    と、この入力部より入力されるデータに基づき被検者の
    内臓脂肪量を演算する演算部と、この演算部による演算
    結果を表示する表示部を備え、前記入力部は、前記内臓
    脂肪量の測定時刻または測定時間帯を入力できるように
    されていることを特徴とする時計機能付き内臓脂肪計。
  2. 【請求項2】 前記入力部より入力される個人データ
    は、被検者の身長、体重およびウエストサイズを含むデ
    ータであり、前記演算部は、この入力部より入力される
    データに基づき被検者の内臓脂肪量に加えて被検者のB
    MIを演算するものである請求項1に記載の時計機能付
    き内臓脂肪計。
  3. 【請求項3】 前記表示部には、被検者の内臓脂肪量お
    よび/またはBMIが複数のランクに区分して表示され
    る請求項2に記載の時計機能付き内臓脂肪計。
  4. 【請求項4】 前記演算部は、前記被検者の内臓脂肪量
    および/またはBMIと、予め入力されたその判定基準
    値とを比較演算して肥満症の判定を行い、前記表示部
    は、その肥満症の判定結果を表示するものである請求項
    2または3に記載の時計機能付き内臓脂肪計。
  5. 【請求項5】 被検者の身長、体重およびウエストサイ
    ズを含む個人データを入力する入力部と、被検者の身体
    の一部に接触される電流印加用電極および計測用電極
    と、この計測用電極より得られる信号により被検者の生
    体インピーダンスを測定する生体インピーダンス測定部
    と、この生体インピーダンス測定部より入力されるデー
    タと前記入力部より入力されるデータとに基づき少なく
    とも被検者のBMI、体脂肪率および内臓脂肪量のうち
    のいずれかを演算する演算部と、この演算部による演算
    結果を表示する表示部を備え、前記入力部は、前記内臓
    脂肪量の測定時刻または測定時間帯を入力できるように
    されていることを特徴とする時計機能付き内臓脂肪計。
  6. 【請求項6】 前記表示部には、被検者のBMI、体脂
    肪率および内臓脂肪量の少なくとも一つが複数のランク
    に区分して表示される請求項5に記載の時計機能付き内
    臓脂肪計。
  7. 【請求項7】 前記演算部は、前記被検者のBMI、体
    脂肪率および内臓脂肪量の少なくとも一つと、予め入力
    されたその判定基準値とを比較演算して肥満症の判定を
    行い、前記表示部は、その肥満症の判定結果を表示する
    ものである請求項5または6に記載の時計機能付き内臓
    脂肪計。
  8. 【請求項8】 前記被検者の内臓脂肪量はその測定日時
    および測定時刻とともに記憶され、前記表示部は、内臓
    脂肪量の過去の測定値との変化量を同時表示するもので
    ある請求項1,2または5に記載の時計機能付き内臓脂
    肪計。
  9. 【請求項9】 予め入力された測定予定日および測定時
    刻に、前記内臓脂肪量の測定の指示を出力する測定指示
    手段が設けられる請求項1〜8のうちのいずれかに記載
    の時計機能付き内臓脂肪計。
  10. 【請求項10】 前記内臓脂肪量は、被検者の腹部内臓
    脂肪横断面積である請求項1〜9のうちのいずれかに記
    載の時計機能付き内臓脂肪計。
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