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JP2000023935A - 健康管理指針アドバイス装置 - Google Patents

健康管理指針アドバイス装置

Info

Publication number
JP2000023935A
JP2000023935A JP10214790A JP21479098A JP2000023935A JP 2000023935 A JP2000023935 A JP 2000023935A JP 10214790 A JP10214790 A JP 10214790A JP 21479098 A JP21479098 A JP 21479098A JP 2000023935 A JP2000023935 A JP 2000023935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
impedance
measurement
time
health management
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10214790A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Masuo
善久 増尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP10214790A priority Critical patent/JP2000023935A/ja
Publication of JP2000023935A publication Critical patent/JP2000023935A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/48Other medical applications
    • A61B5/4869Determining body composition
    • A61B5/4872Body fat
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/05Detecting, measuring or recording for diagnosis by means of electric currents or magnetic fields; Measuring using microwaves or radio waves
    • A61B5/053Measuring electrical impedance or conductance of a portion of the body
    • A61B5/0537Measuring body composition by impedance, e.g. tissue hydration or fat content

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インピーダンス計測値に基づいてより有用性
の高い健康管理指針情報を提示できる健康管理指針アド
バイス装置を提供する。 【解決手段】 インピーダンス計測後(ステップ1〜
7)、計測値のみによる体脂肪率等の演算処理を行う
(ステップ8)。「朝食前」等のイベント条件下での計
測か否かを判定し(ステップ9)、日内変動補正用とし
て計測値及び演算結果をイベント条件ごとにメモリする
(ステップ10)。日内変動補正演算に必要なイベント
条件のメモリを満足しているか否かを判定し(ステップ
11)、日内変動補正演算に必要なイベント条件下メモ
リデータを読み出し(ステップ12)、日内変動補正演
算処理を行う(ステップ13)。補正結果及び計測結果
を表示し(ステップ14,15)、終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体のインピーダ
ンスを計測し、この計測値に基づいて種々の健康管理に
有益な指針情報を提供する健康管理指針アドバイス装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の健康管理指針アドバイス
装置としては、図45のように、装置200本体の両側
にそれぞれ略円筒形状の電流印加用電極201,202
と電圧計測用電極203,204を配設したグリップ部
205,206を有するものがあった。本装置では、グ
リップ部205,206を左右両手で握り、電流印加用
電極201,202に親指と人差し指との股の部分を密
接させ、電圧計測用電極203,204に薬指及び小指
下方の掌面を密接させ、電流印加用電極201,202
から印加した高周波電流による身体抵抗電位を電圧計測
用電極203,204によって計測することによりイン
ピーダンスを計測している。キー入力部207を用いて
入力した身長,体重,年令,性別等の身体特定化情報と
このようにして計測したインピーダンスに基づいて生体
インピーダンス法(BIA)等によって体脂肪率,体脂
肪量,除脂肪量,水分量,基礎代謝量等の健康管理指針
情報を推定していた。
【0003】このような電極構成により、図46に示す
ように、手の甲の人差し指と中指の付け根付近に電流印
加用電極208を、手首甲部に電圧計測用電極209を
それぞれ装着し(図46(a)参照)、足の甲の指先側
に電流印加用電極電極210を、足の甲の足首付近に電
圧計測用電極211をそれぞれ装着し(図46(b)参
照)、仰臥して計測する従来の基本測定法(図46
(c)参照)と同等の高精度かつ高再現性を有するイン
ピーダンス測定を小型,軽量かつ安価な健康管理指針ア
ドバイス装置で行うことが可能となった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、体脂肪
率等の推定に使用するインピーダンス値は、さまざまな
生理的要因や環境要因により変化するため、推定される
体脂肪率値等も変化するという問題があった。
【0005】このような要因のうち、特に、生理的要因
の影響が大きく、被検者個々のライフスタイル等による
インピーダンス値の日内変動が認められる。
【0006】図47は横軸に一日の時間経過をとり縦軸
にインピーダンスをとり、このような生体インピーダン
スの一般的な日内変動の例を示したものである。
【0007】図47は一日における入浴しない場合の一
般的な変動を示しているが、図48は20:00に入浴
する場合の一般的な変動を示しており、入浴によって一
旦インピーダンスが減少した後増加し、冷水シャワー浴
をした場合には一旦増加した後に減少していることがわ
かる。
【0008】図49は活動性が高い(代謝が高い)人と
活動性が低い(代謝が低い)人において、入浴する場合
のインピーダンスの変動を一般的な変動と比較したもの
である。活動性の高い人は起床後、インピーダンスが安
定するのが早く、入浴前後の変化も少ない。一方、活動
性の低い人は、インピーダンスが安定するのに昼近くま
でかかり、入浴による変化も大きい。
【0009】図50は仕事等による疲労の影響でインピ
ーダンスが変動する場合を示している。9:00から1
6:00まで労働したとすると、13:00ごろインピ
ーダンスは最低となるが、この点は代謝が上昇して飽和
した状態(代謝上昇飽和点)である。この後、疲労によ
る血行不良の影響でインピーダンスが上昇する。これは
例えば、肩こりとして現れるものである。
【0010】図51は摂食による体温上昇が高い人にお
けるインピーダンスの日内変動を示す。朝食,昼食,夕
食後に、それぞれ体温上昇によってインピーダンスが一
時的に低下しその後上昇している。
【0011】図52は病気等により体温が高い場合のイ
ンピーダンスの日内変動を平熱の場合と比較して示した
ものである。一般的に体温は朝方よりも夕方になるほど
高くなるので、朝方よりも夕方の方がインピーダンスが
低くなっている。
【0012】図53は冬期に外出により体が冷えた場合
のインピーダンスの日内変動を示している。横軸の詳細
な時間は省略し、室内時(25°C)及び外出時(5°
C)に区分して示している。冷たい外気によって体温が
低下し、インピーダンスが増加していることがわかる。
【0013】図54は横軸を1日単位とし、インピーダ
ンスの週間変動を数週間にわたって示したものである。
土曜日・日曜日が休みで月〜金曜日が仕事の場合を例と
している。規則的な生活のため水曜日付近は安定してお
り、金曜日ごろには1週間の疲労により上昇し、土曜日
・日曜日にはだらっとした生活で非活動的な状態であれ
ば横ばいとなる。
【0014】図55は両掌(手)間と両足裏(足)間で
のインピーダンスの日内変動の違いを示すものである。
両掌間のインピーダンスは上述の一般的な場合と同様で
あるが、両足裏間では13:00ごろから立ちっぱなし
によるむくみによりインピーダンスが徐々に低下してい
る。一般に両掌間に比べ両足裏間のインピーダンス変化
率は2倍以上認められる。
【0015】このようなインピーダンスの日内変動を生
じる生理的要因には大別して以下の3つがある。 末梢血管の拡張収縮によるインピーダンス変化…こ
のような末梢血管の拡張収縮は、体温のサーカディアン
リズム等の変化、外気温、自律神経系(交感神経系と副
交感神経系の活性化バランス)の影響や疲労による血行
不良に基づいて生じる。 細胞外液(特にリンパ液等)の移動による影響…一
日立ちっぱなしの時など、足部にむくみ(浮腫)が生ず
る等の症状が現れる。 所定の測定姿勢をとる場合のその前の姿勢との変化
による血流分布変化の影響…例えば、測定するために仰
臥位から立位へと姿勢を変化させたような場合である。
【0016】上記の3つの要因のうちの要因は図55
に示すように両掌間のインピーダンスの方が日内変動が
少ないので、インピーダンス計測を両掌間で行うことに
より影響を軽減することができ、の要因は測定姿勢の
指導により影響を軽減することができる。従って、の
末梢血管の拡張収縮の影響が最も大きい。
【0017】上述のような要因によるインピーダンスの
日内変動があると、ダイエット時などに、体脂肪率等を
トレンドデータで日々の管理をしようとする場合に、な
かなか安定した値を収集することが難しい。
【0018】本発明は、かかる従来技術の課題を解決す
るためになされたものであってその目的とするところ
は、インピーダンス計測値に基づいてより有用性の高い
健康管理への指針情報を提示できる健康管理指針アドバ
イス装置を提供することにあり、特に、インピーダンス
の周期性変動を補正して有用性の高い健康管理指針情報
を提示できる健康管理指針アドバイス装置を提供するこ
と及び周期性変動を含む変動の要因のうち容易に計測で
きる環境温度や体温に基づく変動を補正して有用性の高
い健康管理指針情報を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、被検者の身体のインピーダンスを計
測するインピーダンス計測手段と、インピーダンス計測
値に基づいて健康管理指針情報を算出する演算手段とを
備えた健康管理指針アドバイス装置において、前記イン
ピーダンスの周期性変動を補正する周期性変動補正手段
を備えたことを特徴とする。
【0020】このようにすれば周期内のいずれの時点に
おいてインピーダンスを計測しても周期性変動の影響を
補正した正確な健康管理指針情報を提供することができ
るとともに、周期性変動の周期を超える時間間隔でのト
レンド情報を提供する場合でも安定した値を収集するこ
とができるので、より正確なトレンドを把握することが
可能となり、有用性の高い健康管理指針情報を提供する
ことができる。
【0021】本発明ではインピーダンス計測値をインピ
ーダンス計測手段によって取得しているが、インピーダ
ンス計測手段を有さず、外部計測手段等の外部装置から
計測値を取得したり、使用者が入力したりして取得する
ようにしてもよい。
【0022】第2の発明は、第1の発明において、イン
ピーダンス計測時に関する情報を取得するための計測時
間情報取得手段を有し、前記周期性変動補正手段は、前
記計測時に関する情報によって前記補正に必要なインピ
ーダンス計測値を選択するデータ選択手段と、前記選択
されたデータに基づいて所定の補正処理を行う補正処理
手段とを備えたことを特徴とする。
【0023】インピーダンスの周期性変動を補正するた
めには、インピーダンス計測値の計測時を特定する必要
があるので、計測時間情報取得手段によってこれを取得
することができる。このようにインピーダンス計測値の
計測時を特定することによって、特定の計測時のインピ
ーダンス計測値を代表値として取り出したり、複数の特
定の計測時のインピーダンス計測値に対して統計処理等
の補正処理を行うことによって補正を行うことができる
ようになる。
【0024】第3の発明は、第1の発明において、イン
ピーダンス計測時に関する情報を取得するための計測時
間情報取得手段を有し、前記周期性変動補正手段は、異
なる周期内の同一時間領域に計測されたインピーダンス
計測値を保持するデータ保持手段と、前記データ保持手
段に保持された複数のインピーダンス計測値から当該時
間領域の代表値を抽出する代表値抽出手段と、前記時間
領域に関する情報によって前記補正に必要な代表インピ
ーダンス値を選択するデータ選択手段と、前記選択され
たデータに基づいて所定の補正処理を行う補正処理手段
とを備えたことを特徴とする。
【0025】インピーダンスの周期性変動を補正するた
めには、インピーダンス計測値の計測時を特定する必要
があるので、計測時間情報取得手段によってこれを取得
することができる。このようにして特定された計測時に
基づいて異なる周期内の同一時間領域に計測されたイン
ピーダンス計測値を同一のデータ保持手段に保持するよ
うにすれば、各計測時は互いにほぼ数周期分ずつ隔たっ
ているので、周期的変動の要因がほぼ同一条件であるイ
ンピーダンス計測値を蓄積することができる。従って、
各データ保持手段にあるデータから代表値を抽出する場
合に、周期性変動を補正するための基礎データとしての
代表値の信頼性が向上する。すなわち、より被検者のラ
イフスタイルに即した基礎データを抽出することができ
るので、補正処理の精度も向上する。データ保持手段に
よって学習機能が確保されるので、データの蓄積に従っ
てより補正処理の精度が向上する。
【0026】時間領域は幅をもっていてもよいし、特定
の点であってもよく、インピーダンス計測値を区分して
保持するための指標となればよい。
【0027】インピーダンス計測値を各データ保持手段
に保持するようにしているが、インピーダンス計測値か
ら所定の演算によって得られる健康管理指針情報を保持
する用にしてもよいし、健康管理指針情報を得るための
中間的なデータを保持するようにしてもよい。
【0028】第4の発明は、第3の発明において、前記
データ保持手段が時刻を指標とする時間領域によって区
別されており、被検者の特定の行為の有無によりインピ
ーダンス計測値が所定条件を超えて変化する場合に、同
一の時間領域に対応するデータ保持手段を複数設け、前
記特定行為の有無に応じて異なるデータ保持手段に保持
させることを特徴とする。
【0029】各データ保持手段を区別するための時間領
域は、例えば「9:00〜9:59」等のように時刻を
指標として規定されていてもよいし、「朝食前」等のよ
うに被検者の行為を指標として規定されていてもよい。
この時間領域が被検者の行為を指標として規定されてい
れば、被検者の特定の行為の有無によりインピーダンス
計測値が所定条件を超えて変化する場合でも、それぞれ
のインピーダンス計測値は特定の行為が有る場合のデー
タ保持手段と無い場合のデータ保持手段に区別して保持
することができるので、各データ保持手段で代表値を抽
出してもデータの信頼性は損なわれない。しかし、この
時間領域が時刻を指標として規定されていれば、被検者
の特定の行為の有無によりインピーダンス計測値が所定
条件を超えて変化する場合でも同じ時間領域なら同じデ
ータ保持手段に保持される。この行為の有無がインピー
ダンス計測値の変動に影響を及ぼすようなものであれ
ば、データ保持手段で代表値を抽出する場合にデータの
信頼性が損なわれしまう。そこで、同一の時間領域に対
応するデータ保持手段を複数設け、特定行為の有無に応
じて異なるデータ保持手段に保持するようにすれば、デ
ータ保持手段で代表値を抽出する場合でもデータの信頼
性は損なわれない。
【0030】なお、特定行為の有無には、特定行為の前
後が含まれる。ほぼ定常的に行われるような行為であれ
ば前後によってデータ保持手段を区別し、頻度が少ない
特殊な行為であれば有無で区別するというようにしても
よい。
【0031】異常データの場合に異なるデータ保持手段
に保持することも同様の効果がある。
【0032】第5の発明は、第4の発明において、前記
特定の行為の有無を判定する行為有無判定手段を備えた
ことを特徴とする。
【0033】このようにすれば、インピーダンス計測値
を確実に適切なデータ保持手段に保持することができ
る。
【0034】このような行為有無判定手段は、特定の行
為の有無と所定の時間領域とを対応させておき、計測時
刻によって有無を判定するようにしてもよいし、特定の
行為の有無の状態を報知しておき、報知時に計測されれ
ば報知された状態であると判定するものでもよいし、使
用者が入力により特定し、その入力の有無によって判定
するようにしてもよい。
【0035】第6の発明は、第3乃至第5の発明におい
て、前記データ保持手段に、保持データが無い又は少な
い段階で使用するために所定の周期性変動パターンに基
づくデフォルト値を保持していることを特徴とする。
【0036】このようにすれば、データ保持手段に保持
データが無い又は少ない段階でも代表値を抽出する場合
のデータの信頼性を確保することができる。
【0037】第7の発明は、第2乃至第6の発明におい
て、前記補正処理手段は、前記選択されたデータに対し
て平均処理を行うことを特徴とする。
【0038】選択されたデータに対しては種々の補正処
理が可能であるが、平均処理により補正するようにすれ
ば、処理が簡便なので迅速な処理が可能である。
【0039】平均処理には、単純平均,移動平均,荷重
平均等の処理が含まれる。
【0040】第8の発明は、第1の発明において、イン
ピーダンス計測時に関する情報を取得するための計測時
間情報取得手段を有し、前記周期性変動補正手段は、前
記計測時に関する情報によって前記インピーダンス計測
値の周期性変動パターンを認識する周期性変動パターン
認識手段と、前記認識された周期性変動パターンに基づ
いて所定の補正処理を行う補正処理手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0041】インピーダンスの周期性変動を補正するた
めには、インピーダンス計測値の計測時を特定する必要
があるので、計測時間情報取得手段によってこれを取得
することができる。このようにインピーダンス計測値の
計測時を特定することによって、インピーダンス計測値
から周期性変動パターンを認識することができるように
なる。インピーダンスの周期性変動を近似的に再現する
ことができるので、補正のために豊富なデータをとり出
すことができる。従って、より精度の高い補正処理が可
能となる。
【0042】第9の発明は、第1の発明において、イン
ピーダンス計測時に関する情報を取得するための計測時
間情報取得手段を有し、前記周期性変動補正手段は、異
なる周期内の同一時間領域に計測されたインピーダンス
計測値を保持するデータ保持手段と、前記データ保持手
段に保持された複数のインピーダンス計測値から当該時
間領域の代表値を抽出する代表値抽出手段と、前記時間
領域に関する情報によって前記インピーダンス計測値の
周期性変動パターンを認識する周期性変動パターン認識
手段と、前記認識された周期性変動パターンに基づいて
所定の補正処理を行う補正処理手段とを備えたことを特
徴とする。
【0043】インピーダンスの周期性変動を補正するた
めには、インピーダンス計測値の計測時を特定する必要
があるので、計測時間情報取得手段によってこれを取得
することができる。このようにして特定された計測時に
基づいて異なる周期内の同一時間領域に計測されたイン
ピーダンス計測値を同一のデータ保持手段に保持するよ
うにすれば、各計測時は互いにほぼ数周期分ずつ隔たっ
ているので、周期的変動の要因がほぼ同一条件であるイ
ンピーダンス計測値を蓄積することができる。従って、
各データ保持手段にあるデータから代表値を抽出する場
合に、周期性変動パターンを認識するための基礎データ
としての代表値の信頼性が向上する。すなわち、より被
検者のライフスタイルに即した周期性変動パターンを認
識することができるので、補正処理の精度も向上する。
データ保持手段によって学習機能が確保されるので、デ
ータの蓄積に従ってより補正処理の精度が向上する。
【0044】時間領域は幅をもっていてもよいし、特定
の点であってもよく、インピーダンス計測値の区分して
保持するための指標となればよい。
【0045】インピーダンス計測値を各データ保持手段
に保持するようにしているが、インピーダンス計測値か
ら所定の演算によって得られる健康管理指針情報を保持
する用にしてもよいし、健康管理指針情報を得るための
中間的なデータを保持するようにしてもよい。
【0046】第10の発明は、第9の発明において、前
記データ保持手段が時刻を指標とする時間領域によって
区別されており、被検者の特定の行為の有無によりイン
ピーダンス計測値が所定条件を超えて変化する場合に、
同一の時間領域に対応するデータ保持手段を複数設け、
前記特定行為の有無に応じて異なるデータ保持手段に保
持させることを特徴とする。
【0047】各データ保持手段を区別するための時間領
域が時刻を指標として規定されていれば、被検者の特定
の行為の有無によりインピーダンス計測値が所定条件を
超えて変化する場合でも同じ時間領域なら同じデータ保
持手段に保持される。この行為の有無がインピーダンス
計測値の変動に影響を及ぼすようなものであれば、デー
タ保持手段で代表値を抽出する場合にデータの信頼性が
損なわれしまう。そこで、同一の時間領域に対応するデ
ータ保持手段を複数設け、特定行為の有無に応じて異な
るデータ保持手段に保持するようにすれば、データ保持
手段で代表値を抽出する場合でもデータの信頼性は損な
われない。
【0048】なお、特定行為の有無には、特定行為の前
後が含まれる。ほぼ定常的に行われるような行為であれ
ば前後によってデータ保持手段を区別し、頻度が少ない
特殊な行為であれば有無で区別するというようにしても
よい。
【0049】異常データの場合に異なるデータ保持手段
に保持することも同様の効果がある。
【0050】第11の発明は、第10の発明において、
前記特定の行為の有無を判定する行為有無判定手段を備
えたことを特徴とする。
【0051】このようにすれば、インピーダンス計測値
を確実に適切なデータ保持手段に保持することができ
る。
【0052】このような行為有無判定手段は、特定の行
為の有無と所定の時間領域とを対応させておき、計測時
刻によって有無を判定するようにしてもよいし、特定の
行為の有無の状態を報知しておき、報知時に計測されれ
ば報知された状態であると判定するものでもよいし、使
用者が入力により特定し、その入力の有無によって判定
するようにしてもよい。
【0053】第12の発明は、第9乃至第11の発明に
おいて、前記データ保持手段に、保持データが無い又は
少ない段階で使用するために所定の周期性変動パターン
に基づくデフォルト値を保持していることを特徴とす
る。
【0054】このようにすれば、データ保持手段に保持
データが無い又は少ない段階でも代表値を抽出する場合
のデータの信頼性を確保することができる。
【0055】第13の発明は、第8乃至第12の発明に
おいて、前記補正処理手段は、前記認識された周期性変
動パターンに基づいて変動の少ない時間領域を抽出する
安定領域抽出手段を備えたことを特徴とする。
【0056】周期性変動パターンを認識することによっ
てインピーダンスの変化状態が把握できるので、変動の
少ない時間領域を抽出する安定領域抽出手段を備えれ
ば、変動の少ないデータを確保できる領域を特定するこ
とができるので、補正のためのデータとしても信頼性の
高いデータを抽出することができる。また、このような
安定領域からは周期性変動の適切な代表値を選択するこ
とができる。
【0057】第14の発明は、第8乃至第12の発明に
おいて、前記補正処理手段は、前記認識された周期性変
動パターンに基づいて補正に必要なインピーダンス値を
抽出する補正用データ抽出手段を備え、抽出されたイン
ピーダンス値に対して所定の補正処理を行うことを特徴
とする。
【0058】インピーダンスの周期性変動パターンを認
識することによって、被検者のインピーダンスの周期性
変動を近似的に再現することができるので、所定の補正
処理のための基礎データとしても被検者のライフスタイ
ルに即した信頼性の高いデータを取り出すことができ
る。従って、精度の高い補正処理が可能となる。
【0059】第15の発明は、第8乃至第14の発明に
おいて、前記認識された周期性変動パターンを表示する
変動パターン表示手段を備えたことを特徴とする。
【0060】このように周期的変動パターンを表示する
ようにすれば、被検者がライフスタイルを自覚するため
に有益な情報を提供することができる。
【0061】第16の発明は、第1乃至第15の発明に
おいて、前記計測時間情報取得手段は、インピーダンス
の計測時の時刻によって表現された時間情報を取得する
時刻情報取得手段であることを特徴とする。
【0062】このようにすれば計測時を客観的に特定す
ることができ、処理が容易である。なお、時刻には、
時,分,秒のみではなくより長い日,週,月,年等も含
まれる。
【0063】このような時刻によって表現された時間情
報はタイマー等の時刻検知手段によって取得するように
してもよいし、使用者が入力するようにしてもよい。
【0064】第17の発明は、第1乃至第15の発明に
おいて、前記計測時間情報取得手段は、インピーダンス
計測時の被検者の行為によって表現された時間情報を取
得する行為時間情報取得手段であることを特徴とする。
【0065】このようにすれば被検者は時刻を知る手段
がなくても容易に計測時を特定することができ、インピ
ーダンス変化の要因となる可能性が高い被検者の行為に
関連して計測時を特定するので、別のデータ保持手段に
保持する場合等のようにデータを相互に区別するための
単位としても利用することができる。
【0066】第18の発明は、第16又は第17の発明
において、前記計測時間取得手段は、インピーダンス計
測時の時刻によって表現された時間情報及びインピーダ
ンス計測時の被検者の行為によって表現された時間情報
の少なくともいずれか一方の時間情報を他方の時間情報
に変換する時間情報変換手段を備えたことを特徴とす
る。
【0067】このようにすれば、データの処理方法に応
じて計測時間情報を変換することができるので、処理の
自由度が大きくなる。変換方法は使用者が予め被検者の
行為と時刻との対応関係を設定入力しておいてもよい
し、データの変動パターンから認識手段によって対応関
係を抽出するようにしてもよい。
【0068】第19の発明は、第1乃至第18の発明に
おいて、前記周期性変動は日内変動であることを特徴と
する。
【0069】インピーダンスの変動周期は被検者のライ
フサイクルに応じて定まるが、生理的活動は1日を単位
として繰り返されるのが一般的である。このような周期
的変動を補正すれば、1日のうち適当な時間を選択して
計測しても安定した信頼性の高い健康管理指針情報が得
られる。
【0070】第20の発明は、第1乃至第18の発明に
おいて、前記周期性変動は週間変動であることを特徴と
する。
【0071】インピーダンスの変動周期は被検者のライ
フサイクルに応じて定まるが、仕事等の社会的活動は1
週間を単位として繰り返されるのが一般的である。この
ような周期的変動を補正すれば、1週間のうち適当な曜
日を選択して計測しても安定した信頼性の高い健康管理
指針情報が得られる。
【0072】第21の発明は、第1乃至第20の発明に
おいて、前記周期性変動補正手段によって得られたイン
ピーダンス値又は健康管理指針情報を保持する周期性変
動補正済データ保持手段と、前記周期性変動補正済みデ
ータ保持手段に保持されたインピーダンス値又は健康管
理指針情報の前記周期以上の時間間隔を単位とする変化
を認識するトレンド認識手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0073】このようにすれば、周期性変動の影響を補
正した安定したデータに基づく信頼性の高いトレンド情
報を提供することができる。
【0074】第22の発明は、第1乃至第20の発明に
おいて、前記周期性変動補正手段によって得られたイン
ピーダンス値又は健康管理指針情報を保持する周期性変
動補正済みデータ保持手段と、前記周期性変動補正済み
データ保持手段に保持されたインピーダンス値又は健康
管理指針情報の前記周期以上の互いに異なる時間間隔に
おける変化を認識するトレンド認識手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0075】このようにすれば、一定時間間隔のトレン
ドではなく、短期,中期,長期等のように異なる時間間
隔のトレンドを一括して提供することできる。より多様
な情報を提供することができる。
【0076】第23の発明は、第22又は第23の発明
において、前記認識されたトレンドを表示するトレンド
表示手段を備えたことを特徴とする。
【0077】このようにすれば、使用者はトレンド情報
を直接的かつ容易に取得することができる。
【0078】第24の発明は、被検者の身体のインピー
ダンスを計測するインピーダンス計測手段と、インピー
ダンス計測値に基づいて健康管理指針情報を算出する演
算手段とを備えた健康管理指針アドバイス装置におい
て、装置の環境温度を計測する環境温度計測手段と、前
記環境温度計測手段によって計測された環境温度計測値
に基づいてインピーダンス計測値に対する環境温度の影
響を補正する環境温度影響補正手段を備えたことを特徴
とする。
【0079】このようにすれば、被検者に生理的影響を
及ぼし、インピーダンス変動の要因ともなる環境温度の
影響を補正することができるので、より精度の高い健康
管理指針情報を提供することができる。
【0080】環境温度の影響の補正はインピーダンス計
測値に対して行ってもよいし、インピーダンス計測値か
ら所定の演算によって得られる健康管理指針情報に対し
て行ってもよいし、健康管理指針情報を得るための中間
的なデータに対して行ってもよい。
【0081】第25の発明は、第24の発明において、
前記環境温度計測手段によって計測された環境温度に基
づいてインピーダンス計測に適した環境か否かを判定す
る環境判定手段を備えたことを特徴とする。
【0082】このようにすれば、精度の高い健康管理指
針情報を提供できる環境である場合にだけ計測すること
ができ、精度の低い情報を提供するおそれがない。
【0083】第26の発明は、第25において、前記環
境温度影響補正手段は、前記環境判定手段によってイン
ピーダンス計測に適した環境ではないと判定された場合
に環境温度計測値に基づく補正処理を行うことを特徴と
する。
【0084】このようにすれば、インピーダンス計測に
適しない環境で計測が行われた場合でも補正処理が行わ
れるので、精度の高い情報を提供することができる。
【0085】第27の発明は、被検者の身体のインピー
ダンスを計測するインピーダンス計測手段と、インピー
ダンス計測値に基づいて健康管理指針情報を算出する演
算手段とを備えた健康管理指針アドバイス装置におい
て、被検者の体温を計測する体温計測手段と、前記体温
計測手段によって計測された体温計測値に基づいてイン
ピーダンスに対する体温の影響を補正する体温影響補正
手段を備えたことを特徴とする。
【0086】このようにすれば、インピーダンス変動の
要因となる体温の影響を補正することができるので、よ
り精度の高い健康管理指針情報を提供することができ
る。
【0087】体温の影響の補正はインピーダンス計測値
に対して行ってもよいし、インピーダンス計測値から所
定の演算によって得られる健康管理指針情報に対して行
ってもよいし、健康管理指針情報を得るための中間的な
データに対して行ってもよい。
【0088】第28の発明は、第27の発明において、
前記体温計測手段をインピーダンス計測の際に被検者の
皮膚に接触する部位に備えたことを特徴とする。
【0089】このようにすれば、インピーダンス計測の
際の体温を計測することができるので、インピーダンス
に対する補正のためのデータとして適切な時点の体温を
簡便に計測することができる。
【0090】第29の発明は、第28の発明において、
前記被検者の皮膚に接触する部位は、前記インピーダン
ス計測手段を構成する電極であることを特徴とする。
【0091】電極は一般に金属製であり熱伝導性も高い
ので、電極に体温計測手段を設ければ、電極を集熱部材
として利用することができ、体温計測手段の構成を簡略
化することができる。
【0092】第30の発明は、第27乃至第29の発明
において、前記体温計測手段によって計測された体温計
測値に基づいて被検者がインピーダンス計測に適した状
態か否かを判定する状態判定手段を備えたことを特徴と
する。
【0093】このようにすれば、精度の高い健康管理指
針情報を提供できる環境である場合にだけ計測すること
ができ、精度の低い情報を提供するおそれがない。
【0094】第31の発明は、第30の発明において、
前記体温影響補正手段は、前記状態判定手段によって被
検者がインピーダンス計測に適した状態ではないと判定
された場合に体温計測値に基づく補正処理を行うことを
特徴とする。
【0095】このようにすれば、インピーダンス計測に
適しない体温で計測が行われた場合でも補正処理が行わ
れるので、精度の高い情報を提供することができる。
【0096】第32の発明は、被検者の身体のインピー
ダンスを計測するインピーダンス計測手段と、インピー
ダンス計測値に基づいて健康管理指針情報を算出する演
算手段とを備えた健康管理指針アドバイス装置におい
て、装置の環境温度及び被検者の体温の双方を計測可能
な共通の温度計測手段と、前記温度計測手段によって計
測された環境温度計測値及び体温計測値の少なくともい
ずれか一方に基づいてインピーダンスに対する影響を補
正する温度影響補正手段を備えたことを特徴とする。
【0097】このようにすれば、インピーダンス変動の
要因ともなる環境温度及び体温の少なくともいずれか一
方の影響を補正することができるので、より精度の高い
健康管理指針情報を提供することができる。また、共通
の温度計測手段で計測できるので、別途計測手段を設け
る必要がなく部品点数の削減が可能である。
【0098】環境温度又は体温の影響の補正はインピー
ダンス計測値に対して行ってもよいし、インピーダンス
計測値から所定の演算によって得られる健康管理指針情
報に対して行ってもよいし、健康管理指針情報を得るた
めの中間的なデータに対して行ってもよい。
【0099】第33の発明は、第32の発明において、
前記温度計測手段の計測対象が環境温度及び体温のいず
れであるかを識別する対象識別手段を備えたことを特徴
とする。
【0100】このようにすれば、共通の温度計測手段に
よって計測された温度計測値が識別されるので、対象に
応じた補正処理が可能となりより精度の高い健康管理指
針情報を提供することができる。
【0101】第34の発明は、第33の発明において、
前記対象識別手段によって環境温度計測値であると識別
された温度計測値から補正のための環境温度値を抽出す
る環境温度値抽出手段と、前記対象識別手段によって体
温計測値であると識別された温度計測値から補正のため
の体温値を抽出する体温値抽出手段と、前記環境温度値
及び前記体温値に基づいてインピーダンス計測に適した
環境及び被検者の状態か否かを判定する環境・状態判定
手段とを備え、前記温度影響補正手段は、前記環境・状
態判定手段によってインピーダンス計測に適した環境及
び状態ではないと判定された場合に、前記環境温度値又
は体温値の少なくともいずれか一方に基づく補正処理を
行うことを特徴とする。
【0102】このようにすれば、インピーダンス計測に
適した環境及び状態ではない場合でも、補正処理が行わ
れるので、精度の高い健康管理指針情報を提供すること
ができる。
【0103】第35の発明は、第34の発明において、
前記温度補正手段は、所定範囲の環境温度値ごとに当該
環境温度値におけるインピーダンス計測値を保持する環
境温度値保持手段と、前記環境温度値保持手段に保持さ
れた複数のインピーダンス計測値から当該範囲の代表値
を抽出する対環境温度代表値抽出手段と、前記環境温度
値に対するインピーダンス計測値の変動パターンを認識
する対環境温度変動パターン認識手段と、前記認識され
た変動パターンに基づいて所定の補正処理を行う対環境
温度補正処理手段と、所定範囲の体温値ごとに当該体温
値におけるインピーダンス計測値を保持する体温値保持
手段と、前記体温値保持手段に保持された複数のインピ
ーダンス計測値から当該範囲の代表値を抽出する対体温
代表値抽出手段と、前記体温値に対するインピーダンス
計測値の変動パターンを認識する対体温変動パターン認
識手段と、前記認識された変動パターンに基づいて所定
の補正処理を行う対体温補正処理手段とを備えたことを
特徴とする。
【0104】このように、所定範囲の環境温度値ごとに
当該環境温度値におけるインピーダンス計測値を保持す
る環境温度値保持手段と所定範囲の体温値ごとに当該体
温値におけるインピーダンス計測値を保持する体温値保
持手段とを備えており、各環境温度値保持手段及び各体
温値保持手段にあるデータから代表値を抽出する場合
に、環境温度値,体温値それぞれに対する変動パターン
を認識するための基礎データとしての代表値の信頼性が
向上し、補正処理の精度も向上する。データ保持手段に
よって学習機能が確保されるので、データの蓄積に従っ
てより補正処理の精度が向上する。
【0105】第36の発明は、第33乃至第35の発明
において、前記対象識別手段によって体温計測値と識別
された温度計測値に基づいて被検者の状態を推定する状
態推定手段を備えたことを特徴とする。
【0106】体温はインピーダンス変動の要因となるの
みならず、体調の異常に伴って変動したり、入浴等の特
定の行為に伴って変動したりするので、このように体温
の変動と関連づけられる被検者の状態の推定に利用する
ことができる。従って、体温の計測値をより多様な情報
の提供に利用することができる。
【0107】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1に本発明
の第1の実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置1
を示す。
【0108】本装置1は、主として、本体装置2とフッ
ト電極部3と本体装置2・フット電極部3間を接続する
ケーブル4とからなる。
【0109】本体装置2は、主として略直方体形状の本
体部5、その左右両側に平行に設けられた略円柱状のグ
リップ部6,7、本体部5とグリップ部6,7とに跨が
るブリッジ部8,9からなる。
【0110】本体部5の前面には、表示手段としての表
示部10及び身体特定化情報や操作情報を入力するため
のキー入力部11が設けられ、ブリッジ部8の前面には
電源スイッチ12が設けられている。
【0111】グリップ部6,7には、それぞれ電流印加
用電極13,14及び電圧計測用電極15,16が設け
られている。
【0112】フット電極部3は、略直方体平板状のシー
ト材部17上に、ほぼ足の外形をなす左足用位置決め部
18及び右足用位置決め部19とが設けられ、両足位置
決め部18,19の指側に略半円形状の電流印加用電極
20,21,踵側に逆向きの略半円形状の電圧計測用電
極22,23が設けられており、両足位置決め部18,
19に沿って両足を載置すると、足裏の指側が電流印加
用電極20,21に、踵側が電圧計測用電極22,23
にそれぞれ接触するように構成されている。また、シー
ト材部17の前部(図1では右方)にはハウジング部2
4が設けられている。さらに、シート材部17の両足位
置決め部18,19間の前方に貫通孔25が形成されて
いる。この貫通孔25部分に表示部を有する体重計上に
フット電極部3を載せて使用すれば、両足位置決め部1
8,19上に両足を置くことによって身体特定化情報と
して入力すべき体重を計測し、その計測値を貫通孔25
を通して読取ることができる。また、このように貫通孔
25を介して両足位置決め部18,19を離して設けれ
ば、被検者が計測時に大腿部を互いに接触させて通電経
路を変化させることによる計測精度の低下を防止するこ
ともできる。
【0113】図2は、図1のA−A´断面図である。シ
ート材部17は表面シート26と裏面シート27とが接
着剤で接着されて構成されており、両シート26,27
に縁部を挟持される弾力シート材28が表面シート26
の略楕円形の開口部29から露出している。この弾力シ
ート材28の表面に電流印加用電極21及び電圧計測用
電極23が露出している。電極21,23には、SU
S,Ag,Ag−Cl等の材料が使用され、弾力シート
材28には、シリコーン樹脂,ウレタンゴムシート等が
使用され、表面シート26及び裏面シート27には、P
VC,PET,ポリエステル等が使用される。
【0114】本実施形態では、電流印加用電極13,1
4,20,21及び電圧計測用電極15,16,22,
23がインピーダンス計測手段を構成する。
【0115】ケーブル4は、両端にコネクタ30,31
を有し、本体装置2とフット電極部3とを脱着自在に接
続する。
【0116】図3に、本装置1を用いて計測を行う場合
の基本姿勢を示す。直立した姿勢で、左足,右足をそれ
ぞれフット電極部3の左足用位置決め部18,右足用位
置決め部19上に配置し、左手,右手でそれぞれグリッ
プ部6,7を握り、両肘を伸ばして本体装置2が身体前
方に対向するようにほぼ肩の高さに保持し、腕と胴とが
ほぼ直角をなすようにする。このとき、両掌の人差し指
及び中指の付け根部分が電流印加用電極13,14に接
触し、親指の付け根と手首との間の部分が電圧計測用電
極15,16に接触する。
【0117】図4は、本装置1内部の回路構成を示すブ
ロック図である。
【0118】32は電極の接続状態を切り替えるための
電極信号切替部、33は所定周波数f0 の高周波電流を
発生する高周波信号発生部、34は電圧計測用電極1
5,16,22,23からの抵抗電位信号を受ける差動
増幅器、35は周波数f0 以外の信号をカットするため
のバンドパスフィルタ、36は高周波信号成分を復調す
る復調回路、37はアナログ信号をデジタル信号に変換
するA/D変換器、38は電池、12は電源スイッチ、
40はブザー、10は表示部、11はキー入力部、41
は計測・演算結果をプリンタ等の外部機器に出力するた
めの出力部、42は計測制御プログラム,演算プログラ
ム,健康管理指針アドバイス情報を抽出するための変換
テーブル等を格納したメモリ(ROM)、43はユーザ
ーが入力した身体特定化情報や計測値等を格納するメモ
リ(RAM)、44は所定のプログラムを実行して計測
・演算を行い健康管理指針アドバイス情報を算出して表
示部10に表示し、あるいは外部機器に出力するCPU
である。電極信号切替部32の切替は、アナログスイッ
チあるいはリレー等で行われ、どのような切替を行うか
は、CPU44から発せられる切替コントロール信号に
よって決まる。
【0119】本実施形態では、ROM,RAM及びCP
U44が演算手段を構成する。
【0120】図5〜10に電極信号切替部の接続状態の
例を示す。図5(a)は、右掌・右足裏間で身体インピ
ーダンス計測を行う場合(右手・右足間計測モード)の
電極信号切替部32の接続状態を示す。図5(b)は、
この接続状態での通電経路を被検者の身体を抵抗とコン
デンサからなる等価回路で近似して示したものである。
【0121】このとき、右手用の電流印加用電極14の
接続線Ih2 が高周波信号発生部33の一端に接続さ
れ、右足用の電流印加用電極21の接続線If2 が高周
波信号発生部33の他端に接続される。また、右手用の
電圧計測用電極16の接続線Eh2 と右足用の電圧計測
用電極23の接続線Ef2 がそれぞれ差動増幅器34の
入力の一端及び他端に接続される。そして、左手用の電
流印加用電極13の接続線Ih1 及び電圧計測用電極1
5の接続線Eh1 並びに左足用の電流印加用電極20の
接続線If1 及び電圧計測用電極22の接続線Ef1
は、どこにも接続されずOPENとなっている。このよ
うな接続状態では、右掌と右足裏に接触する電流印加用
電極14,21から高周波電流が印加され、この電流に
より右手・右足裏間に生じた抵抗電位が検出される。
【0122】図6(a)は、左掌・左足裏間で身体イン
ピーダンス計測を行う場合(左手・左足間計測モード)
の電極信号切替部32の接続状態を示す。図6(b)
は、この接続状態での通電経路を被検者の身体を抵抗と
コンデンサからなる等価回路で近似して示したものであ
る。
【0123】このとき、左手用の電流印加用電極14の
接続線Ih1 が高周波信号発生部33の一端に接続さ
れ、左足用の電流印加用電極21の接続線If1 が高周
波信号発生部33の他端に接続される。また、左手用の
電圧計測用電極16の接続線Eh1 と左足用の電圧計測
用電極23の接続線Ef1 がそれぞれ差動増幅器34の
入力の一端及び他端に接続される。そして、右手用の電
流印加用電極13の接続線Ih2 及び電圧計測用電極1
5の接続線Eh2 並びに右足用の電流印加用電極20の
接続線If2 及び電圧計測用電極22の接続線Ef2
は、どこにも接続されずOPENとなっている。
【0124】図7(a)は、両足裏間で身体インピーダ
ンス計測を行う場合(両足裏間インピーダンス計測モー
ド)の電極信号切替部32の接続状態を示す。図7
(b)は、この接続状態での通電経路を被検者の身体を
抵抗とコンデンサからなる等価回路で近似して示したも
のである。
【0125】このとき、左足用の電流印加用電極13の
接続線If1 は高周波信号発生部33の一端に接続さ
れ、右足用の電流印加用電極14の接続線If2 は高周
波信号発生部33の他端に接続される。また、左足用の
電圧計測用電極15及び右足用の電圧計測用電極16の
接続線Ef1 ,Ef2 が差動増幅器34の入力端に接続
される。そして、右手用の電流印加用電極21の接続線
Ih2 及び電圧計測用電極23の接続線Eh2 並びに左
手用の電流印加用電極20の接続線Ih1 及び電圧計測
用電極22の接続線Eh1 はどこにも接続されずOPE
Nとなっている。
【0126】図8(a)は、両掌間で身体インピーダン
ス計測を行う場合(両掌間インピーダンス計測モード)
の電極信号切替部32の接続状態を示す。図8(b)
は、この接続状態での通電経路を被検者の身体を抵抗と
コンデンサからなる等価回路で近似して示したものであ
る。
【0127】このとき、左手用の電流印加用電極13の
接続線Ih1 は高周波信号発生部33の一端に接続さ
れ、右手用の電流印加用電極14の接続線Ih2 は高周
波信号発生部33の他端に接続される。また、左手用の
電圧計測用電極15及び右手用の電圧計測用電極16の
接続線Eh1 ,Eh2 が差動増幅器34の入力端に接続
される。そして、右足用の電流印加用電極21の接続線
If2 及び電圧計測用電極23の接続線Ef2 並びに左
足用の電流印加用電極20の接続線If1 及び電圧計測
用電極22の接続線Ef1 はどこにも接続されずOPE
Nとなっている。
【0128】図9(a)は、右掌・左足裏間で身体イン
ピーダンス計測を行う場合(右手・左足間計測モード)
の電極信号切替部32の接続状態を示す。図9(b)
は、この接続状態での通電経路を被検者の身体を抵抗と
コンデンサからなる等価回路で近似して示したものであ
る。
【0129】このとき、右手用の電流印加用電極14の
接続線Ih2 が高周波信号発生部33の一端に接続さ
れ、左足用の電流印加用電極21の接続線If1 が高周
波信号発生部33の他端に接続される。また、右手用の
電圧計測用電極16の接続線Eh2 と左足用の電圧計測
用電極23の接続線Ef1 がそれぞれ差動増幅器34の
入力の一端及び他端に接続される。そして、左手用の電
流印加用電極13の接続線Ih1 及び電圧計測用電極1
5の接続線Eh1 並びに右足用の電流印加用電極20の
接続線If2 及び電圧計測用電極22の接続線Ef2
は、どこにも接続されずOPENとなっている。
【0130】図10は、左掌・右足裏間で身体インピー
ダンス計測を行う場合(左手・右足間計測モード)の電
極信号切替部32の接続状態を示す。図10(b)は、
この接続状態での通電経路を被検者の身体を抵抗とコン
デンサからなる等価回路で近似して示したものである。
【0131】このとき、左手用の電流印加用電極14の
接続線Ih1 が高周波信号発生部33の一端に接続さ
れ、右足用の電流印加用電極21の接続線If2 が高周
波信号発生部33の他端に接続される。また、左手用の
電圧計測用電極16の接続線Eh1 と右足用の電圧計測
用電極23の接続線Ef2 がそれぞれ差動増幅器34の
入力の一端及び他端に接続される。そして、右手用の電
流印加用電極13の接続線Ih2 及び電圧計測用電極1
5の接続線Eh2 並びに左足用の電流印加用電極20の
接続線If1 及び電圧計測用電極22の接続線Ef1
は、どこにも接続されずOPENとなっている。
【0132】このように電極信号切替部32によって電
極の接続状態を切り替えることにより、身体種々の部位
間のインピーダンスを計測することができる。また、異
なる部位間のインピーダンス計測値を用いて、特定の部
位のインピーダンスをより正確に計測することができる
ので、体型等による誤差の補正も可能である。
【0133】図11に示すフローチャートに従って本装
置1による計測手順を説明する。
【0134】まず、電源スイッチをONにすると、RA
M等の初期化や各回路素子,表示素子のチェックを行う
等の計測準備処理を行う(ステップ1)。図12は表示
部10を全点灯させた状態を示す。身長,体重,年令,
性別,当該計測値に基づく体脂肪率,補正済みの体脂肪
率,点灯するバーによる肥満度,準備完了及び測定中の
表示が可能である。
【0135】次に、身長,体重,年令,性別からなる身
体特定化情報をキー入力部11によって入力する(ステ
ップ2)。ここで、体重については、その日のイベント
タイミングごとに計測値を入力するよりも、朝食前に排
便,排尿を済ませた後の計測値でその日の体重を代表さ
せるのが望ましい。
【0136】次に、イベント条件を同様にキー入力部1
1によって選択する(ステップ3)。イベント条件と
は、計測時間を被検者の日常生活上のイベント(行為)
を用いて表現したものである。ここでは、イベント条件
選択表示の「0フリー」がイベント外の条件である場合
を示し、「1」が朝食前、「2」が昼食前、「3」が入
浴前(又は夕食前)、「4」が入浴後(10分以内程
度)の条件を示す。イベント条件は、インピーダンス変
化の契機となり得るものであればよく、これらに限られ
ない。ここで、キー入力部11が計測時間情報取得手段
(行為時間情報取得手段)を構成する。
【0137】すべての身体特定化情報が入力されている
か否かを「READYか」で判定する(ステップ4)。
【0138】ステップ4でNoと判定されれば、ステッ
プ2に戻って未入力の身体特定化情報を入力する。
【0139】ステップ4でYesと判定されれば、計測
を開始する旨を表示部10に表示する等して被検者に報
知し(ステップ5)、計測部位間のインピーダンスを計
測する(ステップ6)。このとき、所定の電流印加用電
極を通じて高周波電流を印加し、この電流によって生じ
た身体抵抗電位を所定の電圧計測用電極を通じて検出す
ることによってインピーダンスを計測する。
【0140】図13(a)はイベント選択条件として
「0フリー」が選択され、イベント条件外での計測を行
う場合に、計測準備が完了し計測開始を報知する状態の
表示部10の表示例である。図13(b)はイベント選
択条件の「1」〜「3」はすでにデータがメモリされお
り、今回イベント選択条件として「4」を選択して計測
を行う場合に、計測準備が完了し計測開始を報知する状
態である。また、図14は、計測中の表示部10の表示
である。
【0141】計測が完了したらその旨を表示部9に表示
する等して被検者に報知する(ステップ7)。
【0142】計測値のみに基づいて体脂肪率,体脂肪
量,除脂肪量,水分量,基礎代謝量等の健康管理指針情
報を算出するための演算処理を行う(ステップ8)。演
算処理においては、ROM42に記憶された演算プログ
ラムを実行し、インピーダンス計測値を所定の変換理論
式や変換テーブル等を用いて体脂肪率等の健康管理指針
情報に変換する。
【0143】次に、イベント条件下での計測か否かを判
定する(ステップ9)。Yes即ちイベント条件下での
計測であれば、日内変動補正用として計測値及び演算結
果をイベント条件ごとにメモリし、(ステップ10)ス
テップ11へ進む。No即ち指定イベント以外の条件下
での計測であればステップ11に進む。
【0144】ステップ11では、日内変動補正演算に必
要なイベント条件のメモリを満足しているか否かを判定
する。Yesであれば、日内変動補正演算に必要なイベ
ント条件下メモリデータを読み出し(ステップ12)、
後述する日内変動補正演算処理を行い(ステップ1
3)、日内変動補正演算処理の結果表示処理を行い(ス
テップ14)、計測結果表示処理を行って(ステップ1
5)、処理を終了する。ステップ11でNoであれば、
ステップ15の計測結果表示処理を行うが、この場合に
は補正を行っていないので、今回の計測値のみによる計
測結果表示処理を行う。本実施形態形態ではROM4
2,RAM43及CPU44がデータ選択手段,補正処
理手段を構成する。
【0145】図15(a)はイベント選択条件で「0フ
リー」を選択し、イベント条件のデータがメモリされて
いない場合の計測結果の表示例であり、今回の実測値に
よる体脂肪率の演算結果のみが表示されるとともにバー
の点灯により軽肥満状態であることが表示されている。
図15(b)はイベント条件「1」〜「3」のデータが
メモリされており、今回イベント選択条件「4」で計測
を行った場合の計測結果の表示例であり、実測値のみに
基づく補正していない体脂肪率(17.6%)と、補正
済みの体脂肪率(18.0%)がともに表示されてい
る。ここでも、バーによって標準状態であることが表示
される。図15(c)はイベント選択条件で「0フリ
ー」を選択しているが、イベント条件「1」〜「3」の
データがメモリされている場合の計測結果の表示例であ
り、実測値のみに基づく補正していない体脂肪率(2
0.0%)と、補正済みの体脂肪率(18.0%)がと
もに表示されている。ここでも、バーによって軽肥満状
態であることが表示されている。
【0146】日内変動補正演算処理の例を以下に示す。
【0147】(例1)インピーダンス計測値を加工して
補正する場合 朝食前のインピーダンス計測値をZh1,入浴後のインピ
ーダンス計測値をZl,日内変動補正後値をZmen
し、Zmen =(a*Zh1+b*Zl )/(a+b)
(a,bは整数の定数であり、例えばa=b=1)のよ
うにZh1,Zl の平均処理によって補正を行う。一般的
に、朝食前にインピーダンスが最も高く、入浴後に最も
低いため、インピーダンスの最高値及び最低値を用いて
補正している。この場合には、例えば、体脂肪率の演算
式f(H,W,Sex,Age,Z)に直接Zmen を代
入し、補正後の体脂肪率を%Fatmen =f(H,W,S
ex,Age,Zmen )によって算出する。
【0148】(例2)演算処理値を加工して補正する場
合 朝食前の体脂肪率の演算値を%Fath1,入浴後の演算値
を%Fatl ,日内変動補正後値を%Fatmen とし、%F
atmen =(a*%Fath1+b*%Fatl )/(a+b)
によって算出する。例1の場合と同様にインピーダンス
の最高値と最低値を用いて補正している。
【0149】このように補正処理は、インピーダンス計
測値を加工して行ってもよいし、インピーダンス計測値
に対して演算処理を行った結果値に対して行ってもよ
い。
【0150】(例3)入浴前後の計測値を加工して補正
する場合 入浴前のインピーダンス計測値をZh2,入浴後のインピ
ーダンス計測値をZl,日内変動補正後値をZmen
し、Zmen =(a*Zh2+b*Zl )/(a+b)によ
って補正を行う。入浴前後においてインピーダンスの変
化率が大きいため、これらの値を用いて補正している。
例1と同様に、体脂肪率等の演算式に直接Zmen を代入
することにより算出する。
【0151】(例4)2値以上のイベント条件を反映し
て補正する場合 朝食前のインピーダンス計測値をZh1,入浴前のインピ
ーダンス計測値をZh2,入浴後のインピーダンス計測値
をZl ,今回のインピーダンス計測値をZX ,日内変動
補正後値をZmen とし、Zmen =(a*Zh1+b*Zh2
+c*Zl +d*ZX )/(a+b+c+d)(c,d
は整数の定数)のように、これらの値の平均処理によ
り、補正を行う。
【0152】上述の例では、朝食前,入浴前後の時点の
インピーダンス計測値を用いて補正を行っているが、補
正に用いることができる計測時点はこれらに限られな
い。また、補正方法も上述の平均処理に限られるもので
はない。
【0153】本実施形態では、表示部10に、実測値の
みに基づく補正していない体脂肪率と、補正済みの体脂
肪率とをともに表示しているが、体脂肪率の変動幅を表
示できるようにしてもよい。図16が実測値のみに基づ
く体脂肪率と体脂肪率の変動幅を表示する場合の例であ
る。既に、イベント条件「1」〜「4」のデータはメモ
リされているので、ここで表示する変動幅は、これらを
用いて、変動幅表示値をΔ%Fatとし、Δ%Fat=%F
ath1−%Fatl によって算出することができる。ここで
は、一日の内インピーダンスが最高となる朝食前と最低
となる入浴後の体脂肪率から変動幅を算出しているが、
変動幅の算出方法はこれに限られない。このように生体
インピーダンスの日内変動を補正し、精度の高い日内変
動の影響を受けない体脂肪率等健康管理指針情報を提供
することができる。これらの情報は、1週間あるいはそ
れ以上の長期にわたってトレンド管理を行う際には特に
有用性が高い。
【0154】本実施形態に係る健康管理指針アドバイス
装置は、左右の掌及び足裏の相互間でインピーダンスを
計測することができるが、両掌間等の所定の部位間のイ
ンピーダンスのみを計測できるようなものでもよいこと
は当然である。
【0155】また、本実施形態では、直立して両肘を伸
ばして計測しているが、肘,膝等の関節を屈伸させるこ
とによりインピーダンスの変化量を計測し筋肉量等や代
謝量をより高精度で推定し得る健康管理指針アドバイス
装置についても適用できるものである。
【0156】(第2の実施形態)以下に本発明の第2の
実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置について説
明する。
【0157】第2の実施形態に係る健康管理指針アドバ
イス装置は第1の実施形態とほぼ同様の構成を有するの
で、同様の構成については同様の符号を用いて説明を省
略する。
【0158】装置の外観構成は図1に示す第1の実施形
態と同様である。回路構成については図17に示すが、
計測時間情報取得手段(時刻時間情報取得手段)として
の基準信号(タイマー信号)発生部39がCPU44に
接続され、基準信号発生部39からの信号に基づいて制
御を行う点を除いて図4に示す第1の実施形態と同様で
あるので説明を省略する。
【0159】図18に示すフローチャートに基づいて、
本実施形態における計測処理の手順を説明する。
【0160】電池を挿入すると、回路素子等のリセット
及び時刻の初期設定処理を行う(ステップ21)。この
とき、計測イベント適合時間帯の設定処理も行う。イベ
ント適合時間帯の設定は、例えば、「朝食前」のイベン
ト適合時間帯としては6:00〜8:00、「昼食前」
のイベント適合時間帯としては10:00〜12:0
0、「夕食前」のイベント適合時間帯としては18:0
0〜20:00、「入浴前」のイベント適合時間帯とし
ては20:00〜22:00、「入浴後」のイベント適
合時間帯としては20:00〜22:00というように
設定する。
【0161】次に、システム基準タイミングか否かを判
定し(ステップ22)、Yesであればステップ23に
進み、Noであればステップ24に進む。
【0162】ステップ23では、基準時間タイミング
(1秒又は1分)か否かを判定し、Yesであれば時刻
更新処理を行い(ステップ25)、Noであればステッ
プ22に戻る。
【0163】ステップ24では、計測電源スイッチがO
Nか否かを判定する。Yesであれば図11に示す計測
処理を行い(ステップ30)を行い、ステップ22へ戻
る。Noであればステップ22に戻る。
【0164】ステップ25で時刻更新処理を行ったの
ち、計測イベント条件適合時間帯か否かを判定する(ス
テップ26)。Yesであれば、適合時間帯マーク設定
処理を行い(ステップ27)、適合時間帯マーク及び時
刻の表示処理を行って(ステップ28)、ステップ22
へ戻る。Noであれば、適合時間帯マークのリセット処
理を行い(ステップ29)ステップ28へ進み時刻表示
処理を行う。
【0165】図19(a)は表示部10の表示例であ
り、時刻(10:32)を表示するとともにこの時間が
属するイベント条件適合時間帯マークとしてイベント条
件を示す「2」(昼食前)が点滅して、昼食前イベント
条件での計測を促している。このように適合時間帯マー
クが設定されている状態で計測を行う場合には、イベン
ト条件の選択入力を省略することができる。図19
(b)が全点灯時の表示パターンを示すが、時刻を表示
できるようになっている点を除いては、第1の実施形態
と同様である。本実施形態ではROM42,RAM43
及びCPU44が時間情報変換手段を構成している。
【0166】このように個人のライフスタイルに応じて
イベント適合時間帯を設定することができるので、より
精度の高い補正が可能になる。また、各時間帯での計測
を行うように促すので、被検者が計測の際にイベント条
件を設定する必要がなく、一定した時間帯でのデータ収
集を容易に行うことができる。
【0167】(第3の実施形態)以下に本発明の第3の
実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置について説
明する。
【0168】第3の実施形態に係る健康管理指針アドバ
イス装置は処理手順を除いて第2の実施形態と同様の構
成を有するので、同様の構成については同様の符号を用
いて説明を省略する。
【0169】図20に示すフローチャートに基づいて、
本実施形態における計測処理の手順を説明する。
【0170】ステップ40に示す計測処理を除いて図1
8に示す第2実施形態の手順と同様であるので、説明を
省略する。
【0171】図20のステップ40に示す計測処理のサ
ブルーチンを図21に示す。
【0172】電源スイッチがONになると、RAM等の
初期化や各回路素子,表示素子のチェックを行う等の計
測準備処理を行う(ステップ41)。このとき、分割メ
モリにデフォルト値を初期設定する。
【0173】次に、身長,体重,年令,性別からなる身
体特定化情報をキー入力部11によって入力する(ステ
ップ42)。このとき、個人データをメモリに登録して
おき、個人No.によってこの値を呼び出すようにして
もよい。
【0174】次に、イベント条件を選択する(ステップ
43)。このとき、時刻に応じてイベント条件時間帯か
らイベントが自動的に選択されるようにしてもよい。
【0175】すべての身体特定化情報が入力されている
か否かを「READYか」で判定する(ステップ4
4)。
【0176】ステップ44でNoと判定されれば、ステ
ップ42に戻って未入力の身体特定化情報を入力する。
【0177】ステップ44でYesと判定されれば、計
測を開始する旨を表示部9に表示する等して被検者に報
知し(ステップ45)、計測部位間の生体インピーダン
ス(Zt )の計測処理を行う(ステップ46)。
【0178】計測が完了したらその旨を表示部9に表示
する等して被検者に報知する(ステップ47)。
【0179】次に、計測終了時点の時刻に応じたデータ
保持手段としての分割メモリを選択し、前回計測時のメ
モリ格納データ(Z* m n-1)を呼び出す(ステップ4
8)。分割メモリについては後述するが、*は平均値を
示し、mは分割メモリNo.であり、nはデータ格納履
歴数(n≧2)である。
【0180】次に、イベント等で並列分割メモリ保有領
域か否かを判定する(ステップ49)。
【0181】ステップ49でNoであれば、データの異
常判断を行う(ステップ50)。この場合には、|Zt
−Z* m n-1|≧20(Ω)かつn≧5であるか否かによ
ってデータの異常判断を行う。Yesであれば、ステッ
プ57に進む。Noであれば、分割メモリデータ更新処
理を行う(ステップ51)。
【0182】分割メモリデータ更新処理は以下のように
行う。
【0183】まず、前回のデータと今回のデータからZ
* m n=(Z* m n-1+Zt )/2により移動平均処理を行
う(ステップ51a)。
【0184】次に、 により標準偏差の演算処理を行う(ステップ51b)。
【0185】次に、移動平均,標準偏差等の加工処理後
のデータを分割メモリは格納し、メモリ内データの更新
を行う(ステップ51c)。
【0186】上述の分割メモリデータ更新処理が終了す
れば、ステップ61へ進む。
【0187】ステップ49でYesであれば、入浴前等
のメインの分割メモリ側を選択し(ステップ52)、ス
テップ50と同様にデータの異常判断を行う(ステップ
53)。
【0188】ステップ53で、Noであれば、ステップ
51の分割メモリデータ更新処理へ進む。ステップ53
で、Yesであれば、入浴後等の特殊分割メモリ側を選
択し(ステップ54)、|Zt −Z* m n-1' |≧20
(Ω)かつn≧5であるか否かによってデータの異常判
断を行う(ステップ55)。
【0189】ステップ55で、Noであれば、ステップ
51のステップ51の分割メモリデータ更新処理へ進
む。
【0190】ステップ55で、Yesであれば、前回異
常判断の格納データ(Z* m n-1' )があるか否かを判定
する(ステップ56)。
【0191】ステップ56でNoであれば、新規にデー
タ異常判断格納分割メモリを設けて、データZt をZ* m
n' として格納し(ステップ57)、ステップ45へ戻
る。ステップ56でYesであれば、|Zt −Z
* m n-1' |≦10(Ω)か否かによってデータの一致性
を確認する(ステップ58)。Yesであれば、データ
異常判断用格納分割メモリデータ更新処理を行う(ステ
ップ59)。Noであれば、計測結果異常(エラー)及
び再計測を報知し(ステップ60)、ステップ45に戻
る。
【0192】ステップ59の処理を行った後に、全分割
メモリデータを呼び出し、学習認識パターンのグラフ表
示処理を行う(ステップ61)。
【0193】次に、今回計測した計測値を用いた演算処
理を行い(ステップ62)、演算結果表示処理を行う
(ステップ63)。
【0194】図22は、日内変動パターンをグラフ表示
するとともに、今回の計測値に基づく体脂肪率及び体脂
肪量を表示した表示部(変動パターン表示手段)10の
表示例である。本表示例では、横軸は時間帯であり、一
日を3時間ごとに6つの時間帯に区分し、0:00から
5:59までの時間帯については省略して示している
(ここで、「6−8」の表示は、8:59までの時間帯
を指している)。縦軸は、相対表示であり、体脂肪率あ
るいはインピーダンス値をとることができる。横軸を全
分割メモリに対応する12の時間帯に分割して同様の表
示を行うようにしてもよいことは当然である。
【0195】次に、全分割メモリデータを呼び出して日
内変動パターンを把握し、最大値,最小値,イベント条
件値等の日内代表値算出に必要な情報を抽出する(ステ
ップ64)。
【0196】次に、日内代表値算出処理及び演算処理を
行い(ステップ65)、日内代表値による演算結果の表
示処理を行い(ステップ66)、計測処理サブルーチン
を終了する。
【0197】分割メモリエリアの設定方法について説明
する。
【0198】図23にメモリ1〜12及びメモリ10´
〜12´は分割メモリエリアを模式的に示したものであ
る。
【0199】1日24時間を、例えば2時間単位に分割
し、計測ごとのデータ格納用メモリを12個保有し、計
測ごとの計測値(身体特定化情報の変化が生ずる場合
は、変化する情報のみをインピーダンス情報とともに格
納する)及び演算結果値を、計測時の時刻情報から2時
間単位で分割された12個のデータ格納メモリエリアの
いずれのエリアに格納するかを自動判断して格納する。
【0200】順に並べられたメモリ1〜12の下方に示
された時間軸は、各メモリエリアに格納されるべき計測
が行われた時刻を示している。例えば、メモリ1は0:
00〜1:59までの時間帯に計測された計測値及び演
算結果値等の情報を格納する。計測時とメモリエリアと
の対応関係は朝食前後,昼食前後,夕食前後,入浴前後
等のイベントによって対応させてもよい。このようなイ
ベント条件による対応は、初期設定時に、個人のライフ
スタイルに合った時間帯の設定を行うことによりデータ
の蓄積が少ない段階から学習認識の高い判断を下すこと
ができる。
【0201】18:00〜23:59までの時刻に対応
するメモリエリアがメモリ10〜12とメモリ10´〜
12´の各2つずつ設けられた二重構造となっているの
は、この時間帯が入浴の前後であり、入浴の前後により
データの値が大きく異なるため、例えば、入浴前のデー
タをメモリ10〜12に格納し、入浴後のデータをメモ
リ10´〜12´に格納するというようにそれぞれ別の
メモリエリアに格納するためである。
【0202】データを入浴前あるいは入浴後のメモリエ
リアに振り分けて格納するためのデータの判別方法を以
下に説明する。
【0203】入浴前及び入浴後のイベント条件に対応す
る時間帯が設定されている場合には、その時間帯(上述
の場合では18:00〜23:59)の計測データにお
いて判別を実施する。
【0204】[入浴前判別条件] a 入浴前後イベント条件よりも前の時間帯の分割メモ
リ内の格納データと比較した場合に、同等の近い値であ
るか又は同等値以上であるか否かによって判別する。例
えば、Z9 +α≧Z10≧Z9 −αによって判別を行う。
ここで、 α:10Ω以内又は実測値の20%程度の値 Z9 :入浴前後イベント条件よりも前の時間帯での分割
メモリエリア内の格納データ Z10:入浴前後イベント条件時間帯(この場合は18:
00〜19:59)での計測値である。 b 冷水シャワーなどの特殊ケースの場合には、冷水シ
ャワー時には温湯入浴時と逆に入浴前よりも生体インピ
ーダンスが高くなる傾向を示す。従って、例えば、Z10
>Z9 +αによって判別を行う。冷水シャワー等の特殊
ケースも判別する必要がある場合には、さらに別の分割
メモリを並列に設ければよい。
【0205】[入浴後判別条件]入浴前後イベント条件
より前の時間帯分割メモリ内格納データと比較した場合
に所定差以上低い値であるか否かによって判別する。例
えば、Z9 −α>Z10によって判別を行う。ここで、
α,Z9 ,Z10は入浴前判別条件と同様である。
【0206】このような条件を用いて計測データを判別
して入浴前又は入浴後の分割メモリエリアにそれぞれ格
納する。
【0207】このように計測データを判別して異なる分
割メモリエリアに格納すれば、各分割メモリエリアの格
納データに対して所定の処理を行う場合でもデータの信
頼性が損なわれない。
【0208】入浴前及び入浴後のイベント条件に対応す
る時間帯が設定されている場合について説明した、この
ような時間帯を考慮しない場合には、全時間帯にわたっ
て複数の分割メモリエリアを並列に設けておき、各時間
帯でデータの判別を行うようにすればよい。
【0209】以下に、上述のステップ64,65におけ
る日内変動補正済み日内代表値の算出処理方法について
説明する。
【0210】分割メモリデータへのデータ蓄積により、
図24に示すような日内変動補正パターンを得ることが
できる。図24のグラフは、横軸に時刻をとり分割メモ
リエリアに対応する時間帯に区分してあり、縦軸にはイ
ンピーダンスをとっている。
【0211】このような日内変動補正済み日内代表値Z
D が朝食前と入浴後の2値の平均値で算出されると仮定
すると、 ZD =(Z* 4 n4 +Z´* 10 n10 )/2 によって算出することができる。
【0212】また、入浴後値が複数ある場合には、 ZD ={Z* 4 n4 +(Z´* 10 n10 +Z´* 11 n11 +Z
´* 12 n12 )/3}/2 によって算出することができる。
【0213】ここでは朝食前と入浴後の値を用いて日内
代表値ZD を算出しているが、算出方法はこれに限られ
るものではない。
【0214】このようにして算出された日内変動補正済
み日内代表値ZD を体脂肪率等の演算式に用いて演算処
理し、その結果を日内変動補正済み日内代表値による演
算結果として表示する。
【0215】以下に、ステップ50,ステップ53,ス
テップ55〜58における異常データの判別格納処理に
ついて説明する。
【0216】本処理は、ある時間帯の分割メモリにおい
て、いままでに格納したデータと大きな差があった場
合、例えば、イベント条件の入浴前後に相当する変化が
入浴前後イベント条件時間帯以外で発生した場合等に、
以下の処理を行うようにしたものである。
【0217】 異常データと判断し、分割メモリエリ
ア内への格納処理を中止し、このデータを一時別メモリ
エリアに格納しておく。
【0218】 規定回数(例えば5回程度)のうち、
同じ時間帯での計測値に異常データ相当値のものが複数
回発生する場合には、その時間帯においても、入浴前後
の時間帯と同様に並列に別の分割メモリエリアを確保す
る。
【0219】 規定回数後、異常データ相当値が再現
しない場合は、その格納データを削除する。
【0220】また、上述の分割メモリエリアには、生体
インピーダンスの日内変動に関するデータを収集し、統
計処理を行い、平均的日内変動パターンを抽出し、この
パターン情報をデフォルト値として、各分割メモリエリ
アに格納するようにしてもよい。
【0221】本実施形態では、ROM42,RAM43
及びCPU44が代表値抽出手段,行為有無判定手段,
周期性変動パターン認識手段,補正処理手段,補正用デ
ータ抽出手段を構成する。
【0222】(第4の実施形態)以下に本発明の第4の
実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置について説
明する。
【0223】計測処理サブルーチンを除いて第3の実施
形態と同様であるので、図25に示すフローチャートに
基づいて計測手順についてのみ説明する。
【0224】ステップ71からステップ77までは、図
21に示す第3の実施形態の計測手順と同様であるので
説明を省略する。
【0225】ステップ77で計測の終了を報知した後、
計測結果演算処理を行い(ステップ78)、その演算結
果の表示処理を行う(ステップ79)。
【0226】次に、全分割メモリデータを呼び出し(ス
テップ80)、日内変動パターンの基準領域値(Zr
n-1 )からの変動の少ない領域(Zrn-1 ±10Ω以
内)の抽出処理を行う(ステップ81)。すなわち、一
般に日内変動が少なく、日々の再現性の高い計測時間帯
での分割メモリエリア格納値を基準領域値とし、他の時
間帯の分割メモリエリア格納値と比較し、所定変動幅以
内のデータを有する時間帯を抽出する。本実施形態で
は、ROM42,RAM43及びCPU44が安定領域
抽出手段を構成する。
【0227】このようにして抽出された領域をライフス
タイルの中で計測に適した時間帯として報知する処理を
行う(ステップ82)。報知方法としては、日内変動パ
ターングラフに重ねて表示するようにしてもよいし、非
計測時で時刻表示されていれば適正時間であることを表
示するようにしてもよい。
【0228】次に、計測終了時点の時刻に応じた分割メ
モリを選択し、前回計測時のメモリ格納データ(Zm
n-1 )を呼び出す(ステップ83)。
【0229】次に、Δ=Zm n-1 −Zrn-1 により補正
値の算出処理を行い(ステップ84)、このΔを用い
て、ZD =Zt −Δにより補正処理を行う(ステップ8
5)。
【0230】次に、インピーダンスの補正結果値を用い
て体脂肪率等の演算処理を行い(ステップ86)、演算
結果の表示処理を行い(ステップ87)、今回の計測値
を分割メモリへの登録更新処理を行い(ステップ8
8)、計測処理サブルーチンを終了する。
【0231】上述の補正処理をより具体的に説明する。
【0232】図26において、各分割メモリエリアの下
方に示されているのが、デフォルト値として格納されて
いる平均的日内変動パターンである(図26の縦軸は基
準領域値を原点として表示している。)。このパターン
で、仮に、10:00〜12:00を基準領域とし、こ
の時間帯に対応するメモリエリアに格納されているデフ
ォルト値Z6 を基準領域値とする。
【0233】このとき、計測時刻が9:00であり、計
測結果がZt1 であれば、Zt1 を、8:00〜10:
00の時間帯に対応するメモリ5に格納する。次に、メ
モリ5の対応する時間帯における日内変動パターンに基
づくインピーダンス値(この場合にはデフォルト値であ
る)はZ5 であり、Z6 が基準領域値であることから、
日内変動補正演算は、ZD =Zt1 −(Z5 −Z6 )に
よって行う。
【0234】この場合は、デフォルト値の日内変動パタ
ーンによって補正処理を行っているが、計測データを蓄
積することにより、被検者のライフスタイルに応じた日
内変動パターンを学習により取得することができる。
【0235】まず、計測ごとに計測時刻に対応する所定
の分割メモリエリアにデータを格納する。
【0236】格納されたデータに対して各分割メモリエ
リア内で加工処理を行い、次のデータを保存する。m番
目のメモリエリアを例として説明する。 a:当該メモリエリアに格納したデータ数n b:移動平均演算値 Z* m n=(Z* m n-1+Zm n )/
2 c:標準偏差 SDmn bにおいて平均値は移動平均処理ではなく、単純平均処
理や荷重平均処理によって算出してもよい。cにおける
標準偏差SDmnはSDmn-1,Zm n ,Z* m n-1を変数と
する近似式f(SDmn-1,Zm n ,Z* m n-1)によって
算出するようにしてもよい。
【0237】デフォルト値による日内変動パターンの代
わりに、各分割メモリエリア内の加工処理されたデータ
による日内変動パターンを用いて、日内変動補正を行う
ことができる。
【0238】但し、データの格納量が不十分な状態で
は、n≧5でありかつSD<10Ω又は実測値の20%
程度という条件を満たす時間帯のみ、加工処理された分
割メモリデータを採用し、その他の時間帯ではデフォル
ト値を用いるようにすればよい。
【0239】デフォルト値による日内変動補正と同様の
処理を行うためには、Z* m nを基準領域値Z6 * で正規
化しておく必要がある。
【0240】(第5の実施形態)以下に本発明の第5の
実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置について説
明する。
【0241】計測処理サブルーチンを除いて第3の実施
形態と同様であるので、図27に示すフローチャートに
基づいて計測手順についてのみ説明する。
【0242】ステップ91からステップ99までは図2
5に示す第4の実施形態と同様であるので説明を省略す
る。
【0243】ステップ99で演算結果表示処理を行った
後、日内分割メモリへの登録更新処理を行う(ステップ
100)。
【0244】次に、日内代表値を算出する処理を行い
(ステップ101)、この日内代表値による体脂肪率等
の演算処理を行い(ステップ102)、演算結果の表示
処理を行う(ステップ103)。
【0245】次に、週間分割メモリエリアへの登録更新
処理を行う(ステップ104)。週間分割メモリエリア
は、上述の分割メモリエリアと同様の、月,火,水,
木,金,土,日の7分割のメモリエリアである。この週
間分割メモリエリアには、ステップ101で算出された
日内変動補正済み日内代表値をその曜日の代表値として
格納する。代表値としてその日の基準領域値を用いても
よい。
【0246】次に、平均値処理等により週間代表値を算
出する処理を行い(ステップ105)、週間代表値によ
る体脂肪率等の演算処理を行い(ステップ106)、演
算結果の表示処理を行う(ステップ107)。週間変動
パターンは、日内変動パターンと同様に取得することが
できる。
【0247】図28は、週間代表値と日内代表値による
週間変動パターンを表示した表示部の表示例である。横
軸は各曜日ごとに7分割されており、縦軸は日内代表値
による体脂肪率又はインピーダンス値を相対表示してい
る。
【0248】次に、長期トレンド分割メモリへの登録更
新処理を行い(ステップ108)、長期トレンド分割メ
モリの全データを呼び出し(ステップ109)、長期ト
レンドグラフの表示処理を行い(ステップ110)、計
測処理サブルーチンを終了する。
【0249】図29に長期トレンドを表示した表示部の
例を示す。
【0250】図29(a)は、今回及び6回前までの日
内代表値を表示している。縦軸は体脂肪率又はインピー
ダンス値を相対表示している。このように日内代表値を
表示するだけでなく、図29(b)に示すように代表値
を点滅させ最大値から最小値までを帯状に点灯させて表
示するようにしてもよいし、図29(c)に示すように
代表値,最大値及び最小値のみをそれぞれ点灯させて表
示するようにしてもよい。
【0251】図29(d)は、横軸を今回,前回,1週
前,2週前,1ケ月前,3ケ月前,6ケ月前に区分し、
時間軸を圧縮して表示している。縦軸は同様に体脂肪率
又はインピーダンス値の日内代表値を相対表示してい
る。データを計測日時とともにメモリに格納しておき、
対応する日時のデータを呼び出すようにすれば、このよ
うな表示が可能である。このとき対応する日時のデータ
は、前後所定期間内の複数データの平均値を表示するよ
うにしてもよい。
【0252】本実施形態では、RAM42が周期性変動
補正済みデータ保持手段を構成し、ROM42,RAM
43,CPU44がトレンド認識手段を構成し、表示部
10がトレンド表示手段を構成する。
【0253】(第6の実施形態)図30に本発明の第6
の実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置51を示
す。
【0254】まず、装置51の概略構成について説明す
る。第1の実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置
1の本体装置2と共通する構造については同様の符号を
用いて説明を省略する。
【0255】略直方体形状の本体部5の両側に略円柱形
状のグリップ部6,7が設けられている。
【0256】装置本体部5の前面5aの上部には計測値
や健康管理指針情報等の情報を表示する表示部10が設
けられている。表示部10の下方にはデータ呼び出しス
イッチ52、身長,体重,年令,性別からなる身体特定
化情報の入力モードを切換える各入力モード設定スイッ
チ53、テンキー54、確定スイッチ55からなるキー
入力部11及び電源スイッチ56が設けられている。表
示部10の上方には、温度センサ部57が設けられてい
る。
【0257】グリップ部6,7には略円筒形状の電流印
加用電極13,14及び電圧計測用電極15,16がそ
れぞれ設けれられ、電流印加用電極13,14及び電圧
計測用電極15,16の間には絶縁部58,59が設け
られている。またブリッジ部60には計測開始スイッチ
61が設けられている。
【0258】図31に装置51内部の回路構成を示す
が、温度計測手段としての温度センサ部57が増幅部6
2及びA/D変換部63を経てCPU44に接続されて
いる点と電極切替部を有しない点を除いて第1の実施形
態と同様であるので、説明は省略する。
【0259】図32は温度センサ部57付近の概略構成
を示す断面図である。
【0260】装置前面に設けられた窓部64にフレネル
レンズ等の集光レンズ65が嵌着されている。集光レン
ズの内側には、ヒートシンク部66に囲まれて集光レン
ズ側の開口から赤外線を取り込むように赤外線センサ6
7が配置されている。ヒートシンク部66内には、サー
ミスタからなる基準温度センサ68が配置されており、
赤外線温度センサ67の校正及び環境温度の計測に用い
られる。赤外線センサ67及び基準温度センサ68はと
もに、基板69に接続されている。
【0261】図33は、装置51を用いて計測を行う場
合の姿勢を示す。グリップ部6,7を両手で握り、両腕
を伸ばして装置51を体の前面の肩の高さに保持する。
このとき温度センサ部67には、顔面等から放射される
赤外線が入射するようになっている。
【0262】図34に異なる構成の温度センサ部70を
有する本実施形態の第1変形例を示す。図34は温度セ
ンサ部70付近の概略構成を示す断面図である。
【0263】前面5aの窓部64には複数のスリットが
開口するスリット板が嵌着されており、スリット板の背
面にはサーミスタ72が配置され、基板69に接続され
ている。
【0264】図35は、異なる構成の温度センサ部73
を有する第2変形例を示す。
【0265】本装置では、グリップ部7の電流印加用電
極14に温度センサ部73が設けられている。、図35
(a)は電流印加用電極14の概略断面図(図上グリッ
プ部7の構成部材は省略されている。)であり、SUS
等からなる異形の円筒形状の電極14の前面側(矢印B
側)の裏面に凹部74が形成されており、この凹部74
に当接してサーミスタ等からなる温度センサ75が配置
されモールド部76によって固定されている。温度セン
サ75はケーブル77によって中空内部を通って図示し
ない基板に接続されている。モールド部76は熱伝導性
の充填材等を混入したエポキシ樹脂等の接着・モールド
材によって形成する。
【0266】このように電流印加用電極14に温度セン
サ部73を配置すると、グリップ部7を握っていない場
合には環境温度を計測し、図35(b)のようにグリッ
プ部7を握った場合には電極14前面に接触する親指と
人差し指との股部の皮膚温度を計測することができる。
【0267】図36は、異なる構成の温度センサ部79
を有する第3変形例を示す。
【0268】本装置では、グリップ部7の絶縁部59に
温度計測手段としての温度センサ部79が配置されてい
る。
【0269】図36(a)はグリップ部7の絶縁部59
の概略断面図であり、絶縁部59においてポリカーボネ
イト・ABS等の樹脂からなる構成部材80は小径の凹
状となっている。絶縁部59の背面側(矢印C側)の軸
方向ほぼ中央部に凹部81を設け、サーミスタからなる
温度センサ82を配置し周囲をモールド部で固定し、外
面をSUS,アルミ等からなる収熱板84で覆ってい
る。温度センサ82は構成部材80を通じてケーブル8
5にて図示しない基板に接続されている。
【0270】このように絶縁部に温度センサ部を配置す
ると、グリップ部7を握っていない場合には環境温度を
計測し、図36(b)に示すようにグリップ部7を握っ
た場合には絶縁部59に回された中指の皮膚温度を計測
することができる。
【0271】図37(a)は表示部10の表示例を示
す。時刻に加えて、温度も表示できるようになってい
る。時刻は10:32,温度22.4°Cであり、イベ
ント「2」(昼食前)の適合イベント時間帯であること
が点滅表示により報知されるとともに、温度条件が適温
であることが示されている。図37(b)が表示部10
の全点灯表示パターン例であり、温度条件の「適温」,
「不適温」が表示される。
【0272】図38に示すフローチャートに基づいて、
計測手順を説明する。
【0273】本処理手順は、ステップ120〜ステップ
124及びステップ119を除いて、図18に示す処理
と同様であるので同様の箇所については説明を省略す
る。
【0274】ステップ117において適合時間帯マーク
の設定処理を行った後、温度計測処理を行い、温度計測
値(Tt )をメモリへ格納する(ステップ120)。
【0275】次に、環境温度が規定温度以上か否かを1
5°C≦Tt により判定する(ステップ121)。Ye
sであれば、適温マーク設定処理を行うとともに不適温
マークリセット処理を行い(ステップ122)、ステッ
プ123に進む。Noであれば、不適温マーク設定処理
を行うとともに適温マークのリセット処理を行い(ステ
ップ124)、ステップ123に進む。
【0276】ステップ123では、適合時間帯マーク,
適温/不適温マーク及び時刻,温度表示処理を行い、ス
テップ112に戻る。
【0277】ステップ114において、計測電源スイッ
チがONであれば、後述の計測処理を行う(ステップ1
19)。
【0278】(環境温度補正処理サブルーチン)以下
に、図39に示すフローチャートに基づいてステップ1
19の計測処理サブルーチンで環境温度補正処理を行う
場合について説明する。
【0279】ステップ131〜ステップ137までは図
11のステップ1〜ステップ7までと同様であるので、
説明を省略する。
【0280】ステップ137で計測終了を報知した後、
環境温度Tt (°C)が規定温度以上か否かを15°C
≦Tt により判定する(ステップ138)。Yesであ
れば、計測値のみによる演算処理を行い(ステップ13
9)、ステップ140に進む。Noであれば、次式によ
って環境温度変動補正演算処理を行い(ステップ14
1)、ステップ140に進む。 ZX =Zt −|(T0 −Tt )*m| ここで、T0 =20°C,m=10Ω/5°Cである。
【0281】ステップ140では、イベント条件下での
計測か否かを判定する。Yesであれば、日内変動補正
用として、計測値及び演算結果をイベント条件ごとにメ
モリし(ステップ142)、ステップ143へ進む。N
oであればステップ143へ進む。
【0282】ステップ143では、日内変動補正演算に
必要なイベント条件のメモリデータが満足されているか
否かを判定する。Yesであれば、日内変動補正演算に
必要なイベント条件下メモリデータを読み出し(ステッ
プ144)、温度補正後の値を用いてさらに日内変動補
正演算処理を行い(ステップ145)、日内変動補正演
算結果の表示処理を行い(ステップ146)、今回の計
測値のみによる計測結果表示処理を行うとともに適温/
不適温のマーク表示処理を行い(ステップ147)、計
測処理サブルーチンを終了する。
【0283】ステップ143でNoであれば、環境温度
の補正があるか否かを判定する(ステップ148)。こ
こでNoであれば、ステップ147に進む。Yesであ
れば、計測値補正後の演算処理を行い(ステップ14
9)、温度補正後の演算結果表示処理を行い(ステップ
150)、ステップ147に進む。
【0284】本実施形態では、ROM42,RAM43
及びCPU44が環境温度影響補正手段,環境判定手段
を構成する。
【0285】(体温補正処理サブルーチン)以下に図4
0に示すフローチャートに基づいてステップ119の計
測処理サブルーチンで体温(皮膚温度)補正処理を行う
場合について説明する。
【0286】ステップ151〜ステップ157までは図
11のステップ1〜ステップ7と同様であるので、説明
を省略する。
【0287】ステップ157で計測終了を報知した後
に、体温Tb が規定値以上か否かを、20°C≦Tb
判定する(ステップ159)。Yesであれば、環境温
度Tt(°C)が規定温度以上か否かを15°C≦Tt
により判定する(ステップ160)。
【0288】ステップ160でYesであれば、計測値
のみによる演算処理を行い(ステップ161)、適温マ
ークの設定処理及び不適温マークのリセット処理を行い
(ステップ162)、ステップ169に進む。
【0289】ステップ160でNoであれば、次式によ
り温度補正演算処理1を行う(ステップ163)。 ZX =Zt −|(T0 −Tt )*m| ここで、T0 =20°C,m=10Ω/5°Cである。
次に、不適温マーク設定処理及び適温マーク設定処理を
行い(ステップ164)、ステップ169へ進む。
【0290】ステップ159でNoであれば、不適温マ
ーク設定処理及び適温マークリセット処理を行い(ステ
ップ165)、環境温度Tt (°C)が規定温度以上か
否かを15°C≦Tt により判定する(ステップ16
6)。
【0291】ステップ166でNoであれば、次式によ
り温度補正演算処理2を行い(ステップ167)、ステ
ップ169に進む。 ZX =Zt −|(T0 −Tt )*m| ここで、T0 =20°C,m=15Ω/5°Cである。
【0292】ステップ166でYesであれば、次式に
より温度補正演算処理3を行い(ステップ168)、ス
テップ169に進む。 ZX =Zt −|(T0 −Tb )*m| ここで、T0 =20°C,m=5Ω/5°Cである。
【0293】ステップ169〜ステップ179の処理
は、図39のステップ140〜ステップ150と同様で
あるので説明を省略する。
【0294】本実施形態では、ROM42,RAM43
及びCPU44が体温影響補正手段,状態判定手段,環
境判定手段を構成する。 (環境温度/体温識別計測処理サブルーチン)以下に図
41に示すフローチャートに基づいてステップ119の
計測処理サブルーチンで補正用温度情報が環境温度か体
温かを識別する場合について説明する。
【0295】ステップ181〜ステップ184までは図
11のステップ1〜ステップ4と同様なので説明を省略
する。
【0296】ステップ184においてYesであれば、
「準備完了」等のREADY表示を行う(ステップ18
5)。
【0297】次に、サンプリングタイミングか否かを判
定する。Noであれば、判定動作を再び行う。Yesで
あれば、電極間のインピーダンス(Zt )を計測し(ス
テップ187)、温度(Tt )の計測を行う(ステップ
188)。
【0298】次に 、インピーダンス計測値(Zt )が
生体計測範囲内値(例えば350Ω〜1500Ω)か否
かを判定する(ステップ189)。Noであれば、ステ
ップ186に戻る。Yesであれば、インピーダンス計
測値が連続して30回以上生体範囲内値であるか否かを
判定する(ステップ190)。
【0299】ステップ190でNoであれば、ステップ
186に戻る。
【0300】ステップ190でYesであれば、計測を
開始する旨を表示部10に表示する等により報知する
(ステップ191)。
【0301】次に、生体インピーダンスの計測処理を行
う(ステップ192)。
【0302】次に計測温度値が環境温度であるか体温
(皮膚温)であるかの識別処理を行う(ステップ19
3)。
【0303】識別処理には、例えば、以下のような方法
がある。 電源スイッチOFF時の計測値を環境温度とし、電
源スイッチON以降を体温とする。この場合環境温度
は、電源スイッチON以前の最新値又は最新の複数値の
平均値又は安定値を採用する。 ステップ190の自動スタート判定以前の最新値又
は平均値又は安定値を環境温度として採用し、以降を体
温とする。 但し、識別方法はこのようなものに限られるものではな
い。
【0304】次に、計測終了を報知する(ステップ19
4)。このとき、計測インピーダンスの安定性及び皮膚
温度値の安定性を計測終了の判定条件とする。
【0305】次に、計測終了時の温度計測値を体温値と
して登録する(ステップ195)。
【0306】次に、温度補正演算処理、すなわち、環境
温度補正処理及び体温補正処理を行う(ステップ19
6)。補正方法については上述の方法と同様であるので
説明を省略する。
【0307】次に、補正後値により演算処理を行い(ス
テップ197)、演算結果を表示して(ステップ19
8)、計測処理サブルーチンを終了する。
【0308】本実施形態では、ROM42,RAM43
及びCPU44が温度影響補正手段,対象識別手段を構
成する。
【0309】(入浴前後等判定計測処理サブルーチン)
以下に図42に示すフローチャートに基づいてステップ
119の計測処理サブルーチンで体温(皮膚温)情報値
から入浴前後であるか及び病気等による計測不適状態か
否かの判定を行う場合について説明する。
【0310】ステップ201〜ステップ215までは、
図41のステップ181〜ステップ195と同様である
ので説明を省略する。
【0311】ステップ215で計測終了時の温度計測値
を体温値(Tb )として登録した後、入浴前後のイベン
ト条件であるか否かを判定する(ステップ216)。
【0312】ステップ216でYesであれば、体温が
規定値以上か否かを35°C<Tbにより判定する(ス
テップ217)。Yesであれば計測結果を入浴後デー
タとして登録し(ステップ218)、ステップ220に
進む。Noであれば、計測結果を入浴前データとして登
録し(ステップ219)、ステップ222に進む。
【0313】ステップ216でNoであれば、ステップ
222に進む。
【0314】ステップ220では、病気等の発熱による
計測不適状態であるか否かを、体温が規定値以上か、即
ち、38°C<Tb により判定する。Noであれば、ス
テップ22に進む。Yesであれば、不適温マークの設
定又はその旨の表示等により計測が不適当である旨を報
知し(ステップ221)、ステップ222に進む。
【0315】ステップ222では、日内変動補正演算処
理を行う。このとき温度補正処理を行い、温度補正値に
対してさらに日内変動補正演算処理を行うようにしても
よい。
【0316】次に、補正後値を用いて体脂肪率等の演算
処理を行い(ステップ223)、演算結果を表示部10
に表示して(ステップ224)、計測処理サブルーチン
を終了する。
【0317】本実施形態では、ROM42,RAM43
及びCPU44が対象識別手段,状態推定手段を構成す
る。
【0318】以下に図43及び図44に示すフローチャ
ートに基づいてステップ119の計測処理サブルーチン
で温度の学習認識により補正処理を行う場合について説
明する。
【0319】ステップ231〜ステップ241までは図
40のステップ151〜ステップ161と同様であり、
ステップ249〜ステップ258までは図31のステッ
プ169〜ステップ179と同様であるので説明を省略
する。
【0320】ステップ239でNo、すなわち体温Tb
が20°C>Tb であれば、日内変動パターン認識用分
割メモリに並設して温度(体温)変動パターン認識用分
割メモリに計測値を登録,更新する(ステップ24
2)。ここで温度(体温)変動パターン認識用分割メモ
リは0°C〜20°C(規定温度)の範囲で2.5°単
位の分割メモリエリアを設ける。
【0321】次に、温度(体温)変動パターン認識用分
割メモリの全メモリエリアを呼び出し、直線回帰処理等
により温度補正式のT0 ,mをを決定する。
【0322】次に、環境温度Tt が規定以下か否かを、
15°C≦Tt により判定する(ステップ244)。N
oならば、ZX =Zt −|(T0 −Tb )*m|によ
り、温度補正演算処理を行いステップ249に進む。Y
esならばステップ246に進む。
【0323】ステップ240でNo、すなわち、環境温
度Tt が15°C>Tt であれば、ステップ246に進
む。
【0324】ステップ246では、日内変動パターン認
識用分割メモリに並設して温度(環境温度)変動パター
ン認識用分割メモリに計測値を登録,更新する。ここで
温度(環境温度)変動パターン認識用分割メモリは0°
C〜15°C(規定温度)の範囲で2.5°単位の分割
メモリエリアを設ける。
【0325】次に、温度(環境温度)変動パターン認識
用分割メモリの全メモリエリアを呼び出し、直線回帰処
理等により温度補正式のT0 ,mを決定する(ステップ
248)。
【0326】次に、ZX =Zt −|(T0 −Tt )*m
|により、温度補正演算処理を行いステップ249に進
む。
【0327】ステップ241で計測値のみによる演算処
理を行った後もステップ249に進む。
【0328】本実施形態では、RAM43が環境温度値
保持手段,体温値保持手段を構成し、ROM42,RA
M43及びCPU44が対環境温度代表値抽出手段,対
環境温度変動パターン認識手段,対環境温度補正処理手
段,対体温代表値抽出手段,対体温変動パターン認識手
段,対体温補正処理手段を構成する。
【0329】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明によれ
ば、周期内のいずれの時点においてインピーダンスを計
測しても周期性変動の影響を補正した正確な健康管理指
針情報を提供することができるとともに、周期性変動の
周期を超える時間間隔でのトレンド情報を提供する場合
でも安定した値を収集することができるので、より正確
なトレンドを把握することが可能となり、有用性の高い
健康管理指針情報を提供することができる。
【0330】第2の発明によれば、特定の計測時のイン
ピーダンス計測値を代表値として取り出したり、複数の
特定の計測時のインピーダンス計測値に対して統計処理
等の補正処理を行うことによって補正を行うことができ
るようになる。
【0331】第3の発明によれば、同一のデータ保持手
段に保持されるインピーダンス計測値の各計測時は互い
にほぼ数周期分ずつ隔たっているので、周期的変動の要
因がほぼ同一条件であるインピーダンス計測値を蓄積す
ることができる。従って、各データ保持手段にあるデー
タから代表値を抽出する場合に、周期性変動を補正する
ための基礎データとしての代表値の信頼性が向上する。
すなわち、より被検者のライフスタイルに即した基礎デ
ータを抽出することができるので、補正処理の精度も向
上する。データ保持手段によって学習機能が確保される
ので、データの蓄積に従ってより補正処理の精度が向上
する。
【0332】第4の発明のように同一の時間領域に対応
するデータ保持手段を複数設け、特定行為の有無に応じ
て異なるデータ保持手段に保持するようにすれば、デー
タ保持手段で代表値を抽出する場合でもデータの信頼性
は損なわれない。
【0333】第5の発明によれば、インピーダンス計測
値を確実に適切なデータ保持手段に保持することができ
る。
【0334】第6の発明によれば、データ保持手段に保
持データが無い又は少ない段階でも代表値を抽出する場
合のデータの信頼性を確保することができる。
【0335】第7の発明によれば、補正処理が簡便なの
で迅速な処理が可能である。
【0336】第8の発明によれば、インピーダンス計測
値の計測時を特定することによって、インピーダンス計
測値から周期性変動パターンを認識することができるよ
うになる。インピーダンスの周期性変動を近似的に再現
することができるので、補正のために豊富なデータをと
り出すことができる。従って、より精度の高い補正処理
が可能となる。
【0337】第9の発明によれば、同一のデータ保持手
段に保持されるインピーダンス計測値の各計測時は互い
にほぼ数周期分ずつ隔たっているので、周期的変動の要
因がほぼ同一条件であるインピーダンス計測値を蓄積す
ることができる。従って、各データ保持手段にあるデー
タから代表値を抽出する場合に、周期性変動パターンを
認識するための基礎データとしての代表値の信頼性が向
上する。すなわち、より被検者のライフスタイルに即し
た周期性変動パターンを認識することができるので、補
正処理の精度も向上する。データ保持手段によって学習
機能が確保されるので、データの蓄積に従ってより補正
処理の精度が向上する。
【0338】第10の発明のように同一の時間領域に対
応するデータ保持手段を複数設け、特定行為の有無に応
じて異なるデータ保持手段に保持するようにすれば、デ
ータ保持手段で代表値を抽出する場合でもデータの信頼
性は損なわれない。
【0339】第11の発明によれば、インピーダンス計
測値を確実に適切なデータ保持手段に保持することがで
きる。
【0340】第12の発明によれば、データ保持手段に
保持データが無い又は少ない段階でも代表値を抽出する
場合のデータの信頼性を確保することができる。
【0341】第13の発明によれば、変動の少ない時間
領域を抽出することにより、変動の少ないデータを確保
できる領域を特定することができるので、補正のための
データとしても信頼性の高いデータを抽出することがで
きる。また、このような安定領域からは周期性変動の適
切な代表値を選択することができる。
【0342】第14の発明によれば、インピーダンスの
周期性変動パターンを認識することによって、被検者の
インピーダンスの周期性変動を近似的に再現することが
できるので、所定の補正処理のための基礎データとして
も被検者のライフスタイルに即した信頼性の高いデータ
を取り出すことができる。従って、精度の高い補正処理
が可能となる。
【0343】第15の発明のように周期的変動パターン
を表示するようにすれば、被検者がライフスタイルを自
覚するために有益な情報を提供することができる。
【0344】第16の発明によれば計測時を客観的に特
定することができ、処理が容易である。
【0345】第17の発明によれば、被検者は時刻を知
る手段がなくても容易に計測時を特定することができ、
インピーダンス変化の要因となる可能性が高い被検者の
行為に関連して計測時を特定するので、別のデータ保持
手段に保持する場合等のようにデータを相互に区別する
ための単位としても利用することができる。
【0346】第18の発明によれば、データの処理方法
に応じて計測時間情報を変換することができるので、処
理の自由度が大きくなる。変換方法は使用者が予め被検
者の行為と時刻との対応関係を設定入力しておいてもよ
いし、データの変動パターンから認識手段によって対応
関係を抽出するようにしてもよい。
【0347】第19の発明によれば、1日のうち適当な
時間を選択して計測しても安定した信頼性の高い健康管
理指針情報が得られる。
【0348】第20の発明によれば、1週間のうち適当
な曜日を選択して計測しても安定した信頼性の高い健康
管理指針情報が得られる。
【0349】第21の発明によれば、周期性変動の影響
を補正した安定したデータに基づく信頼性の高いトレン
ド情報を提供することができる。
【0350】第22の発明によれば、一定時間間隔のト
レンドではなく、短期,中期,長期等のように異なる時
間間隔のトレンドを一括して提供することできる。より
多様な情報を提供することができる。
【0351】第23の発明によれば、使用者はトレンド
情報を直接的かつ容易に取得することができる。
【0352】第24の発明によれば、被検者に生理的影
響を及ぼし、インピーダンス変動の要因ともなる環境温
度の影響を補正することができるので、より精度の高い
健康管理指針情報を提供することができる。
【0353】第25の発明によれば、精度の高い健康管
理指針情報を提供できる環境である場合にだけ計測する
ことができ、精度の低い情報を提供するおそれがない。
【0354】第26の発明によれば、インピーダンス計
測に適しない環境で計測が行われた場合でも補正処理が
行われるので、精度の高い情報を提供することができ
る。
【0355】第27の発明によれば、インピーダンス変
動の要因となる体温の影響を補正することができるの
で、より精度の高い健康管理指針情報を提供することが
できる。
【0356】第28の発明によれば、インピーダンス計
測の際の体温を計測することができるので、インピーダ
ンスに対する補正のためのデータとして適切な時点の体
温を簡便に計測することができる。
【0357】第29の発明によれば、電極は一般に金属
製であり熱伝導性も高いので、電極を集熱部材として利
用することができ、体温計測手段の構成を簡略化するこ
とができる。
【0358】第30の発明によれば、精度の高い健康管
理指針情報を提供できる環境である場合にだけ計測する
ことができ、精度の低い情報を提供するおそれがない。
【0359】第31の発明によれば、インピーダンス計
測に適しない体温で計測が行われた場合でも補正処理が
行われるので、精度の高い情報を提供することができ
る。
【0360】第32の発明によれば、インピーダンス変
動の要因ともなる環境温度及び体温の少なくともいずれ
か一方の影響を補正することができるので、より精度の
高い健康管理指針情報を提供することができる。また、
共通の温度計測手段で計測できるので、別途計測手段を
設ける必要がなく部品点数の削減が可能である。
【0361】第33の発明によれば、共通の温度計測手
段によって計測された温度計測値が識別されるので、対
象に応じた補正処理が可能となりより精度の高い健康管
理指針情報を提供することができる。
【0362】第34の発明によれば、インピーダンス計
測に適した環境及び状態ではない場合でも、補正処理が
行われるので、精度の高い健康管理指針情報を提供する
ことができる。
【0363】第35の発明によれば、各環境温度値保持
手段及び各体温値保持手段にあるデータから代表値を抽
出する場合に、環境温度値,体温値それぞれに対する変
動パターンを認識するための基礎データとしての代表値
の信頼性が向上し、補正処理の精度も向上する。データ
保持手段によって学習機能が確保されるので、データの
蓄積に従ってより補正処理の精度が向上する。
【0364】第36の発明によれば、体温計測値を体温
の変動と関連づけられる被検者の状態の推定に利用する
ことができる。従って、体温の計測値をより多様な情報
の提供に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施形態に係る健康管理
指針アドバイス装置の全体構成を示す斜視図である。
【図2】図2は図1のA−A´断面図である。
【図3】図3は本発明の第1の実施形態に係る健康管理
指針アドバイス装置を用いて計測を行う場合の基本姿勢
を示す。
【図4】図4は本発明の第1の実施形態に係る健康管理
指針アドバイス装置内部の回路構成を示すブロック図で
ある。
【図5】図5(a)は右手・右足間インピーダンス計測
モードでの電極信号切替部の接続状態を示す図である。
図5(b)は同モードでの通電経路を模式的に示した図
である。
【図6】図6(a)は左手・左足間インピーダンス計測
モードでの電極信号切替部の接続状態を示す図である。
図6(b)は同モードでの通電経路を模式的に示した図
である。
【図7】図7(a)は両足裏間インピーダンス計測モー
ドでの電極信号切替部の接続状態を示す図である。図7
(b)は同モードでの通電経路を模式的に示した図であ
る。
【図8】図8(a)は両掌間インピーダンス計測モード
での電極信号切替部の接続状態を示す図である。図8
(b)は同モードでの通電経路を模式的に示した図であ
る。
【図9】図9(a)は右手・左足間インピーダンス計測
モードでの電極信号切替部の接続状態を示す図である。
図9(b)は同モードでの通電経路を模式的に示した図
である。
【図10】図10(a)は左手・右足間インピーダンス
計測モードでの電極信号切替部の接続状態を示す図であ
る。図10(b)は同モードでの通電経路を模式的に示
した図である。
【図11】図11は本発明の第1の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置による計測手順を示すフローチ
ャートである。
【図12】図12は本発明の第1の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の表示部を全点灯させた状態を
示す図である。
【図13】図13(a),(b)は本発明の第1の実施
形態に係る健康管理指針アドバイス装置の計測開始を報
知する状態の表示部の表示を示す図である。
【図14】図14は本発明の第1の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の計測中の表示部の表示を示す
図である。
【図15】図15(a),(b),(c)は本発明の第
1の実施形態に係る健康管理指針アドバイス装置の計測
結果を示す表示部の表示を示す図である。
【図16】図16は本発明の第1の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の表示部の体脂肪率の変動幅を
表示する場合の表示を示す図である。
【図17】図17は本発明の第2の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の内部の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図18】図18は本発明の第2の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の計測手順を示すフローチャー
トである。
【図19】図19(a)は本発明の第2の実施形態に係
る健康管理指針アドバイス装置の表示部の表示を示す図
である。図19(b)は同表示部の全点灯パターンを示
す図である。
【図20】図20は本発明の第3の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の計測手順を示すフローチャー
トである。
【図21】図21は図20の計測処理サブルーチンの手
順を示すフローチャートである。
【図22】図22は本発明の第3の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の日内変動パターンを表示する
表示部の表示を示す図である。
【図23】図23は本発明の第3の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の分割メモリエリアを模式的に
示す図である。
【図24】図24は本発明の第3の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の日内変動補正パターンを示す
グラフである。
【図25】図25は本発明の第4の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の計測処理サブルーチンの手順
を示すフローチャートである。
【図26】図26は本発明の第4の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の日内変動パターンのデフォル
ト値を示すグラフである。
【図27】図27は本発明の第5の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の計測処理サブルーチンの手順
を示すフローチャートである。
【図28】図28は本発明の第5の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の週間変動パターンを表示する
表示部の表示を示す図である。
【図29】図29(a)〜(d)は本発明の第5の実施
形態に係る健康管理指針アドバイス装置の長期トレンド
を表示する表示部の表示を示す図である。
【図30】図30は本発明の第6の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の全体構成を示す斜視図であ
る。
【図31】図31は本発明の第6の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の内部の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図32】図32は本発明の第6の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の温度センサ付近の概略構成を
示す断面図である。
【図33】図33(a),(b)は本発明の第6の実施
形態に係る健康管理指針アドバイス装置を用いて計測を
行う場合の姿勢を示す図である。
【図34】図34は本発明の第6の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の第1変形例の温度センサ部付
近の概略構成を示す断面図である。
【図35】図35(a)は本発明の第6の実施形態に係
る健康管理指針アドバイス装置の第2変形例の温度セン
サ部付近の概略構成を示す断面図である。図35(b)
はグリップ部を握った状態を示す図である。
【図36】図36(a)は本発明の第6の実施形態に係
る健康管理指針アドバイス装置の第3変形例の温度セン
サ部付近の概略構成を示す断面図である。図36(b)
はグリップ部を握った状態を示す図である。
【図37】図37(a)は本発明の第6の実施形態に係
る健康管理指針アドバイス装置の表示部の表示を示す図
である。図37(b)は同表示部の全点灯表示パターン
を示す図である。
【図38】図38は本発明の第6の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の計測手順を示すフローチャー
トである。
【図39】図39は本発明の第6の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の環境温度補正処理を行う場合
の計測処理サブルーチンを示すフローチャートである。
【図40】図40は本発明の第6の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の体温補正処理を行う場合の計
測処理サブルーチンを示すフローチャートである。
【図41】図41は本発明の第6の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の補正用温度情報を識別する場
合の計測処理サブルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図42】図42は本発明の第6の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の体温状報知から状態判定を行
う場合の計測処理サブルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図43】図43は本発明の第6の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の温度の学習認識による補正処
理を行う場合の計測処理サブルーチンを示すフローチャ
ートの前半部である。
【図44】図44は本発明の第6の実施形態に係る健康
管理指針アドバイス装置の温度の学習認識による補正処
理を行う場合の計測処理サブルーチンを示すフローチャ
ートの後半部である。
【図45】図45は従来例に係る健康管理指針アドバイ
ス装置の全体構成を示す斜視図である。
【図46】図46(a),(b),(c)は従来のイン
ピーダンス基本計測法を示す図である。
【図47】図47は生体インピーダンスの一般的な日内
変動を示すグラフである。
【図48】図48は入浴する場合の生体インピーダンス
の一般的な日内変動を示すグラフである。
【図49】図49は活動性が高い人と低い人との生体イ
ンピーダンスの一般的な日内変動を示すグラフである。
【図50】図50は疲労の影響がある場合の生体インピ
ーダンスの一般的な日内変動を示すグラフである。
【図51】図51は摂食による体温上昇が高い人の生体
インピーダンスの一般的な日内変動を示すグラフであ
る。
【図52】図52は病気等により体温が高い人の生体イ
ンピーダンスの一般的な日内変動を示すグラフである。
【図53】図53は冬期に外出により体が冷えた場合の
生体インピーダンスの日内変動の例を示すグラフであ
る。
【図54】図54は生体インピーダンスの週間変動の例
を示すグラフである。
【図55】図55は両掌間インピーダンスと両足裏間イ
ンピーダンスの日内変動を示すグラフである。
【符号の説明】
1,51 健康管理指針アドバイス装置 2 本体装置 3 フット電極部 4 ケーブル 6,7 グリップ部 10 表示部 11 キー入力部 13,14,20,21 電流印加用電極 15,16,18,19 電圧計測用電極 32 電極信号切替部 39 基準信号(タイマー信号)発生部 42 ROM 43 RAM 44 CPU 57,70,73,82 温度センサ部 67 赤外線センサ 72 サーミスタ 75 温度センサ 82 温度センサ

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検者の身体のインピーダンスを計測す
    るインピーダンス計測手段と、 インピーダンス計測値に基づいて健康管理指針情報を算
    出する演算手段とを備えた健康管理指針アドバイス装置
    において、 前記インピーダンスの周期性変動を補正する周期性変動
    補正手段を備えたことを特徴とする健康管理指針アドバ
    イス装置。
  2. 【請求項2】 インピーダンス計測時に関する情報を取
    得するための計測時間情報取得手段を有し、 前記周期性変動補正手段は、前記計測時に関する情報に
    よって前記補正に必要なインピーダンス計測値を選択す
    るデータ選択手段と、前記選択されたデータに基づいて
    所定の補正処理を行う補正処理手段とを備えたことを特
    徴とする請求項1記載の健康管理指針アドバイス装置。
  3. 【請求項3】 インピーダンス計測時に関する情報を取
    得するための計測時間情報取得手段を有し、 前記周期性変動補正手段は、異なる周期内の同一時間領
    域に計測されたインピーダンス計測値を保持するデータ
    保持手段と、前記データ保持手段に保持された複数のイ
    ンピーダンス計測値から当該時間領域の代表値を抽出す
    る代表値抽出手段と、前記時間領域に関する情報によっ
    て前記補正に必要な代表インピーダンス値を選択するデ
    ータ選択手段と、前記選択されたデータに基づいて所定
    の補正処理を行う補正処理手段とを備えたことを特徴と
    する請求項1記載の健康管理指針アドバイス装置。
  4. 【請求項4】 前記データ保持手段が時刻を指標とする
    時間領域によって区別されており、被検者の特定の行為
    の有無によりインピーダンス計測値が所定条件を超えて
    変化する場合に、同一の時間領域に対応するデータ保持
    手段を複数設け、前記特定行為の有無に応じて異なるデ
    ータ保持手段に保持させることを特徴とする請求項3記
    載の健康管理指針アドバイス装置。
  5. 【請求項5】 前記特定の行為の有無を判定する行為有
    無判定手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の健
    康管理指針アドバイス装置。
  6. 【請求項6】 前記データ保持手段に、保持データが無
    い又は少ない段階で使用するために所定の周期性変動パ
    ターンに基づくデフォルト値を保持していることを特徴
    とする請求項3乃至5記載の健康管理指針アドバイス装
    置。
  7. 【請求項7】 前記補正処理手段は、前記選択されたデ
    ータに対して平均処理を行うことを特徴とする請求項2
    乃至6記載の健康管理指針アドバイス装置。
  8. 【請求項8】 インピーダンス計測時に関する情報を取
    得するための計測時間情報取得手段を有し、 前記周期性変動補正手段は、前記計測時に関する情報に
    よって前記インピーダンス計測値の周期性変動パターン
    を認識する周期性変動パターン認識手段と、前記認識さ
    れた周期性変動パターンに基づいて所定の補正処理を行
    う補正処理手段とを備えたことを特徴とする請求項1記
    載の健康管理指針アドバイス装置。
  9. 【請求項9】 インピーダンス計測時に関する情報を取
    得するための計測時間情報取得手段を有し、 前記周期性変動補正手段は、異なる周期内の同一時間領
    域に計測されたインピーダンス計測値を保持するデータ
    保持手段と、前記データ保持手段に保持された複数のイ
    ンピーダンス計測値から当該時間領域の代表値を抽出す
    る代表値抽出手段と、前記時間領域に関する情報によっ
    て前記インピーダンス計測値の周期性変動パターンを認
    識する周期性変動パターン認識手段と、前記認識された
    周期性変動パターンに基づいて所定の補正処理を行う補
    正処理手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    健康管理指針アドバイス装置。
  10. 【請求項10】 前記データ保持手段が時刻を指標とす
    る時間領域によって区別されており、被検者の特定の行
    為の有無によりインピーダンス計測値が所定条件を超え
    て変化する場合に、同一の時間領域に対応するデータ保
    持手段を複数設け、前記特定行為の有無に応じて異なる
    データ保持手段に保持させることを特徴とする請求項9
    記載の健康管理指針アドバイス装置。
  11. 【請求項11】 前記特定の行為の有無を判定する行為
    有無判定手段を備えたことを特徴とする請求項10記載
    の健康管理指針アドバイス装置。
  12. 【請求項12】 前記データ保持手段に、保持データが
    無い又は少ない段階で使用するために所定の周期性変動
    パターンに基づくデフォルト値を保持していることを特
    徴とする請求項9乃至11記載の健康管理指針アドバイ
    ス装置。
  13. 【請求項13】 前記補正処理手段は、前記認識された
    周期性変動パターンに基づいて変動の少ない時間領域を
    抽出する安定領域抽出手段を備えたことを特徴とする請
    求項8乃至12記載の健康管理指針アドバイス装置。
  14. 【請求項14】 前記補正処理手段は、前記認識された
    周期性変動パターンに基づいて補正に必要なインピーダ
    ンス値を抽出する補正用データ抽出手段を備え、抽出さ
    れたインピーダンス値に対して所定の補正処理を行うこ
    とを特徴とする請求項8乃至12記載の健康管理指針ア
    ドバイス装置。
  15. 【請求項15】 前記認識された周期性変動パターンを
    表示する変動パターン表示手段を備えたことを特徴とす
    る請求項8乃至14記載の健康管理指針アドバイス装
    置。
  16. 【請求項16】 前記計測時間情報取得手段は、インピ
    ーダンスの計測時の時刻によって表現された時間情報を
    取得する時刻情報取得手段であることを特徴とする請求
    項1乃至15記載の健康管理指針アドバイス装置。
  17. 【請求項17】 前記計測時間情報取得手段は、インピ
    ーダンス計測時の被検者の行為によって表現された時間
    情報を取得する行為時間情報取得手段であることを特徴
    とする請求項1乃至15記載の健康管理指針アドバイス
    装置。
  18. 【請求項18】 前記計測時間取得手段は、インピーダ
    ンス計測時の時刻によって表現された時間情報及びイン
    ピーダンス計測時の被検者の行為によって表現された時
    間情報の少なくともいずれか一方の時間情報を他方の時
    間情報に変換する時間情報変換手段を備えたことを特徴
    とする請求項16又は17記載の健康管理指針アドバイ
    ス装置。
  19. 【請求項19】 前記周期性変動は日内変動であること
    を特徴とする請求項1乃至18記載の健康管理指針アド
    バイス装置。
  20. 【請求項20】 前記周期性変動は週間変動であること
    を特徴とする請求項1乃至18記載の健康管理指針アド
    バイス装置。
  21. 【請求項21】 前記周期性変動補正手段によって得ら
    れたインピーダンス値又は健康管理指針情報を保持する
    周期性変動補正済データ保持手段と、 前記周期性変動補正済みデータ保持手段に保持されたイ
    ンピーダンス値又は健康管理指針情報の前記周期以上の
    時間間隔を単位とする変化を認識するトレンド認識手段
    とを備えたことを特徴とする請求項1乃至20記載の健
    康管理指針アドバイス装置。
  22. 【請求項22】 前記周期性変動補正手段によって得ら
    れたインピーダンス値又は健康管理指針情報を保持する
    周期性変動補正済みデータ保持手段と、 前記周期性変動補正済みデータ保持手段に保持されたイ
    ンピーダンス値又は健康管理指針情報の前記周期以上の
    互いに異なる時間間隔における変化を認識するトレンド
    認識手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至20
    記載の健康管理指針アドバイス装置。
  23. 【請求項23】 前記認識されたトレンドを表示するト
    レンド表示手段を備えたことを特徴とする請求項21又
    は22記載の健康管理指針アドバイス装置。
  24. 【請求項24】 被検者の身体のインピーダンスを計測
    するインピーダンス計測手段と、 インピーダンス計測値に基づいて健康管理指針情報を算
    出する演算手段とを備えた健康管理指針アドバイス装置
    において、 装置の環境温度を計測する環境温度計測手段と、 前記環境温度計測手段によって計測された環境温度計測
    値に基づいてインピーダンス計測値に対する環境温度の
    影響を補正する環境温度影響補正手段を備えたことを特
    徴とする健康管理指針アドバイス装置。
  25. 【請求項25】 前記環境温度計測手段によって計測さ
    れた環境温度に基づいてインピーダンス計測に適した環
    境か否かを判定する環境判定手段を備えたことを特徴と
    する請求項24記載の健康管理指針アドバイス装置。
  26. 【請求項26】 前記環境温度影響補正手段は、前記環
    境判定手段によってインピーダンス計測に適した環境で
    はないと判定された場合に環境温度計測値に基づく補正
    処理を行うことを特徴とする請求項25記載の健康管理
    指針アドバイス装置。
  27. 【請求項27】 被検者の身体のインピーダンスを計測
    するインピーダンス計測手段と、 インピーダンス計測値に基づいて健康管理指針情報を算
    出する演算手段とを備えた健康管理指針アドバイス装置
    において、 被検者の体温を計測する体温計測手段と、 前記体温計測手段によって計測された体温計測値に基づ
    いてインピーダンスに対する体温の影響を補正する体温
    影響補正手段を備えたことを特徴とする健康管理指針ア
    ドバイス装置。
  28. 【請求項28】 前記体温計測手段をインピーダンス計
    測の際に被検者の皮膚に接触する部位に備えたことを特
    徴とする請求項27記載の健康管理指針アドバイス装
    置。
  29. 【請求項29】 前記被検者の皮膚に接触する部位は、
    前記インピーダンス計測手段を構成する電極であること
    を特徴とする請求項28記載の健康管理指針アドバイス
    装置。
  30. 【請求項30】 前記体温計測手段によって計測された
    体温計測値に基づいて被検者がインピーダンス計測に適
    した状態か否かを判定する状態判定手段を備えたことを
    特徴とする請求項27乃至29記載の健康管理指針アド
    バイス装置。
  31. 【請求項31】 前記体温影響補正手段は、前記状態判
    定手段によって被検者がインピーダンス計測に適した状
    態ではないと判定された場合に体温計測値に基づく補正
    処理を行うことを特徴とする請求項30記載の健康管理
    指針アドバイス装置。
  32. 【請求項32】 被検者の身体のインピーダンスを計測
    するインピーダンス計測手段と、 インピーダンス計測値に基づいて健康管理指針情報を算
    出する演算手段とを備えた健康管理指針アドバイス装置
    において、 装置の環境温度及び被検者の体温の双方を計測可能な共
    通の温度計測手段と、 前記温度計測手段によって計測された環境温度計測値及
    び体温計測値の少なくともいずれか一方に基づいてイン
    ピーダンスに対する影響を補正する温度影響補正手段を
    備えたことを特徴とする健康管理指針アドバイス装置。
  33. 【請求項33】 前記温度計測手段の計測対象が環境温
    度及び体温のいずれであるかを識別する対象識別手段を
    備えたことを特徴とする請求項32記載の健康管理指針
    アドバイス装置。
  34. 【請求項34】 前記対象識別手段によって環境温度計
    測値であると識別された温度計測値から補正のための環
    境温度値を抽出する環境温度値抽出手段と、 前記対象識別手段によって体温計測値であると識別され
    た温度計測値から補正のための体温値を抽出する体温値
    抽出手段と、 前記環境温度値及び前記体温値に基づいてインピーダン
    ス計測に適した環境及び被検者の状態か否かを判定する
    環境・状態判定手段とを備え、 前記温度影響補正手段は、前記環境・状態判定手段によ
    ってインピーダンス計測に適した環境及び状態ではない
    と判定された場合に、前記環境温度値又は体温値の少な
    くともいずれか一方に基づく補正処理を行うことを特徴
    とする請求項33記載の健康管理指針アドバイス装置。
  35. 【請求項35】 前記温度補正手段は、所定範囲の環境
    温度値ごとに当該環境温度値におけるインピーダンス計
    測値を保持する環境温度値保持手段と、 前記環境温度値保持手段に保持された複数のインピーダ
    ンス計測値から当該範囲の代表値を抽出する対環境温度
    代表値抽出手段と、 前記環境温度値に対するインピーダンス計測値の変動パ
    ターンを認識する対環境温度変動パターン認識手段と、 前記認識された変動パターンに基づいて所定の補正処理
    を行う対環境温度補正処理手段と、 所定範囲の体温値ごとに当該体温値におけるインピーダ
    ンス計測値を保持する体温値保持手段と、 前記体温値保持手段に保持された複数のインピーダンス
    計測値から当該範囲の代表値を抽出する対体温代表値抽
    出手段と、 前記体温値に対するインピーダンス計測値の変動パター
    ンを認識する対体温変動パターン認識手段と、 前記認識された変動パターンに基づいて所定の補正処理
    を行う対体温補正処理手段とを備えたことを特徴とする
    請求項34記載の健康管理指針アドバイス装置。
  36. 【請求項36】 前記対象識別手段によって体温計測値
    と識別された温度計測値に基づいて被検者の状態を推定
    する状態推定手段を備えたことを特徴とする請求項33
    乃至35記載の健康管理指針アドバイス装置。
JP10214790A 1998-07-14 1998-07-14 健康管理指針アドバイス装置 Pending JP2000023935A (ja)

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