JP2002366002A - 画像形成装置の制御装置及び制御方法 - Google Patents
画像形成装置の制御装置及び制御方法Info
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- JP2002366002A JP2002366002A JP2001169777A JP2001169777A JP2002366002A JP 2002366002 A JP2002366002 A JP 2002366002A JP 2001169777 A JP2001169777 A JP 2001169777A JP 2001169777 A JP2001169777 A JP 2001169777A JP 2002366002 A JP2002366002 A JP 2002366002A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子写真方式等の画像形成装置において、安
価なPM型ステッピングモーターを用いて、短い起動時
間でも脱調することなくモーターを回転させることがで
き、常に良好な画像形成ができるようにする。 【解決手段】 ステッピングモーター103の励磁電流
を複数段階に切換える励磁電流切換手段102を備え、
画像形成装置の電源投入後や何らかの事象によりステッ
ピングモーター103の励磁電流が絶たれた後に、制御
手段101により、自起動領域内の周波数で、繰り返さ
れる励磁パターンの少なくとも1パターン以上の相信号
においてステッピングモーター103を回転させて励磁
状態を保持する初期化動作を行い、例えば用紙の搬送動
作開始時にはステッピングモーター103の位相と相信
号の位相を一致させた状態にする。
価なPM型ステッピングモーターを用いて、短い起動時
間でも脱調することなくモーターを回転させることがで
き、常に良好な画像形成ができるようにする。 【解決手段】 ステッピングモーター103の励磁電流
を複数段階に切換える励磁電流切換手段102を備え、
画像形成装置の電源投入後や何らかの事象によりステッ
ピングモーター103の励磁電流が絶たれた後に、制御
手段101により、自起動領域内の周波数で、繰り返さ
れる励磁パターンの少なくとも1パターン以上の相信号
においてステッピングモーター103を回転させて励磁
状態を保持する初期化動作を行い、例えば用紙の搬送動
作開始時にはステッピングモーター103の位相と相信
号の位相を一致させた状態にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステッピングモー
ターを用いた静電記録方式や電子写真記録方式の複写
機、プリンタなどの画像形成装置の制御装置及び制御方
法に関するものである。
ターを用いた静電記録方式や電子写真記録方式の複写
機、プリンタなどの画像形成装置の制御装置及び制御方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子写真方式の画像形成装
置においては、記録紙など用紙の搬送の駆動源にDCブ
ラシレスモーターを用いており、このモーターからギア
や電磁クラッチなどを介して各駆動部へ駆動力を伝達
し、電磁クラッチのオン(ON),オフ(OFF)でシ
ーケンス動作を実現している。
置においては、記録紙など用紙の搬送の駆動源にDCブ
ラシレスモーターを用いており、このモーターからギア
や電磁クラッチなどを介して各駆動部へ駆動力を伝達
し、電磁クラッチのオン(ON),オフ(OFF)でシ
ーケンス動作を実現している。
【0003】また、近年の単位時間当たりの印刷出力数
の多い高速機などでは、電磁クラッチによる駆動のオ
ン,オフに代えて、ステッピングモーターを用いて記録
紙の搬送動作を正確に制御し、高速の用紙搬送の安定性
を向上させる構成も一般的になってきている。このよう
な高速用紙搬送を実現するためには、高速で高トルクの
モーターが必要であり、ハイブリッド型のステッピング
モーターが用いられている。
の多い高速機などでは、電磁クラッチによる駆動のオ
ン,オフに代えて、ステッピングモーターを用いて記録
紙の搬送動作を正確に制御し、高速の用紙搬送の安定性
を向上させる構成も一般的になってきている。このよう
な高速用紙搬送を実現するためには、高速で高トルクの
モーターが必要であり、ハイブリッド型のステッピング
モーターが用いられている。
【0004】図6はモーター起動時の駆動パルスを示し
たものであり、モータークロック周波数と、モーターク
ロックパルス出力と、積算パルス数の関係を示してい
る。
たものであり、モータークロック周波数と、モーターク
ロックパルス出力と、積算パルス数の関係を示してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで最近では、安
価なPM型のステッピングモーターにおいても高効率な
モーターが開発されるようになっているが、何れの方式
においても、ステッピングモーターが正常に回転するに
は、相励磁の駆動状態の位相とモーターの実際の相位相
とが一致しなくてはならない。一般的に、非励磁状態に
おいては、これらが一致している保証はなく、励磁され
ることにより、励磁による磁力とローターの磁力が引き
合うが、更に相励磁パターンの位相を1周分回転させる
ことで、初めて完全に両者の位相を一致させることがで
きる。
価なPM型のステッピングモーターにおいても高効率な
モーターが開発されるようになっているが、何れの方式
においても、ステッピングモーターが正常に回転するに
は、相励磁の駆動状態の位相とモーターの実際の相位相
とが一致しなくてはならない。一般的に、非励磁状態に
おいては、これらが一致している保証はなく、励磁され
ることにより、励磁による磁力とローターの磁力が引き
合うが、更に相励磁パターンの位相を1周分回転させる
ことで、初めて完全に両者の位相を一致させることがで
きる。
【0006】例えば、2相ステッピングモーターを1−
2相励磁で使用する場合を考えると、励磁パターンが1
周するには、最低8クロック分以上のクロックパルスで
回転させなくてはならない。
2相励磁で使用する場合を考えると、励磁パターンが1
周するには、最低8クロック分以上のクロックパルスで
回転させなくてはならない。
【0007】しかしながら、図6に示すように、PM型
ステッピングモーターを短時間で目標速度の立ち上げる
場合、上記の必要な8クロック分駆動するよりも早く自
起動領域周波数を超えてしまう。
ステッピングモーターを短時間で目標速度の立ち上げる
場合、上記の必要な8クロック分駆動するよりも早く自
起動領域周波数を超えてしまう。
【0008】また、HB(ハイブリッド)型に比べ、ス
テップ角が大きく、出力できるトルクも小さいため、起
動時間に対する駆動パルス数は相対的に少なくなってし
まう。HB型で同様に起動しても、8クロック分の駆動
パルスは自起動領域内で十分に駆動し終わることができ
る。
テップ角が大きく、出力できるトルクも小さいため、起
動時間に対する駆動パルス数は相対的に少なくなってし
まう。HB型で同様に起動しても、8クロック分の駆動
パルスは自起動領域内で十分に駆動し終わることができ
る。
【0009】このように、従来例では、安価なPM型ス
テッピングモーターを用いて、高速で回転させるために
は、モーターの起動時間あるいはプルアウトトルクに十
分な余裕を見なければならず、高速の用紙搬送を実現す
る上でネックになっている。
テッピングモーターを用いて、高速で回転させるために
は、モーターの起動時間あるいはプルアウトトルクに十
分な余裕を見なければならず、高速の用紙搬送を実現す
る上でネックになっている。
【0010】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたもので、安価なPM型ステッピングモーターを用
いて、短い起動時間でも脱調することなくモーターを回
転させることができ、常に良好な画像形成が可能な画像
形成装置の制御装置及び制御方法を提供することを目的
としている。
されたもので、安価なPM型ステッピングモーターを用
いて、短い起動時間でも脱調することなくモーターを回
転させることができ、常に良好な画像形成が可能な画像
形成装置の制御装置及び制御方法を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置の制御装置及び制御方法は、次のように構成したもの
である。
置の制御装置及び制御方法は、次のように構成したもの
である。
【0012】(1)駆動源の少なくとも一つにステッピ
ングモーターを用いた画像形成装置の制御装置であっ
て、前記ステッピングモーターの励磁電流を複数段階に
切換える励磁電流切換手段を備え、画像形成装置の動作
に伴って、前記ステッピングモーターの励磁が切られた
状態から最初にそのステッピングモーターを駆動するよ
り以前に該ステッピングモーターを励磁し、そのステッ
ピングモーターの自起動領域内の周波数にて少なくとも
1セット以上の相励磁パターン分の駆動パルスで前記ス
テッピングモーターを回転させる初期化動作を行い、該
ステッピングモーターの動作終了までその励磁状態を保
持するようにした。
ングモーターを用いた画像形成装置の制御装置であっ
て、前記ステッピングモーターの励磁電流を複数段階に
切換える励磁電流切換手段を備え、画像形成装置の動作
に伴って、前記ステッピングモーターの励磁が切られた
状態から最初にそのステッピングモーターを駆動するよ
り以前に該ステッピングモーターを励磁し、そのステッ
ピングモーターの自起動領域内の周波数にて少なくとも
1セット以上の相励磁パターン分の駆動パルスで前記ス
テッピングモーターを回転させる初期化動作を行い、該
ステッピングモーターの動作終了までその励磁状態を保
持するようにした。
【0013】(2)上記(1)において、画像形成装置
の主電源が投入された直後にステッピングモーターの初
期化動作を行い、少なくとも必要なホールディングトル
クを満足するだけの励磁電流を保持した状態にするよう
にした。
の主電源が投入された直後にステッピングモーターの初
期化動作を行い、少なくとも必要なホールディングトル
クを満足するだけの励磁電流を保持した状態にするよう
にした。
【0014】(3)上記(1)において、画像形成装置
の主電源投入後、該画像形成装置の動作が開始されるま
ではステッピングモーターは励磁せず、画像形成装置の
動作開始時にステッピングモーターを励磁するとともに
該ステッピングモーターの初期化動作を行い、画像形成
装置の動作停止後に前記ステッピングモーターの励磁を
切るようにした。
の主電源投入後、該画像形成装置の動作が開始されるま
ではステッピングモーターは励磁せず、画像形成装置の
動作開始時にステッピングモーターを励磁するとともに
該ステッピングモーターの初期化動作を行い、画像形成
装置の動作停止後に前記ステッピングモーターの励磁を
切るようにした。
【0015】(4)駆動源の少なくとも一つにステッピ
ングモーターを用いた画像形成装置の制御方法であっ
て、画像形成装置の動作に伴って、前記ステッピングモ
ーターの励磁が切られた状態から最初にそのステッピン
グモーターを駆動するより以前に該ステッピングモータ
ーを励磁し、そのステッピングモーターの自起動領域内
の周波数にて少なくとも1セット以上の相励磁パターン
分の駆動パルスで前記ステッピングモーターを回転させ
る初期化動作を行い、該ステッピングモーターの動作終
了までその励磁状態を保持するようにした。
ングモーターを用いた画像形成装置の制御方法であっ
て、画像形成装置の動作に伴って、前記ステッピングモ
ーターの励磁が切られた状態から最初にそのステッピン
グモーターを駆動するより以前に該ステッピングモータ
ーを励磁し、そのステッピングモーターの自起動領域内
の周波数にて少なくとも1セット以上の相励磁パターン
分の駆動パルスで前記ステッピングモーターを回転させ
る初期化動作を行い、該ステッピングモーターの動作終
了までその励磁状態を保持するようにした。
【0016】(5)上記(4)において、画像形成装置
の主電源が投入された直後にステッピングモーターの初
期化動作を行い、少なくとも必要なホールディングトル
クを満足するだけの励磁電流を保持した状態にするよう
にした。
の主電源が投入された直後にステッピングモーターの初
期化動作を行い、少なくとも必要なホールディングトル
クを満足するだけの励磁電流を保持した状態にするよう
にした。
【0017】(6)上記(4)において、画像形成装置
の主電源投入後、該画像形成装置の動作が開始されるま
ではステッピングモーターは励磁せず、画像形成装置の
動作開始時にステッピングモーターを励磁するとともに
該ステッピングモーターの初期化動作を行い、画像形成
装置の動作停止後に前記ステッピングモーターの励磁を
切るようにした。
の主電源投入後、該画像形成装置の動作が開始されるま
ではステッピングモーターは励磁せず、画像形成装置の
動作開始時にステッピングモーターを励磁するとともに
該ステッピングモーターの初期化動作を行い、画像形成
装置の動作停止後に前記ステッピングモーターの励磁を
切るようにした。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例に基づい
て本発明を詳細に説明する。
て本発明を詳細に説明する。
【0019】図1は本発明に係る画像形成装置の全体構
成を示す断面図であり、電子写真方式のフルカラープリ
ンタの概略構成を示している。
成を示す断面図であり、電子写真方式のフルカラープリ
ンタの概略構成を示している。
【0020】同図において、1はプリンタ本体、2a〜
2dは4色の感光ドラム、3a〜3dは露光帯電器、4
a〜4dはクリーナ、5a〜5dはレーザー走査ユニッ
ト、6a〜6dは転写ブレード、7a〜7dは現像ユニ
ット、8a〜8dは現像器、9は中間転写ベルト、1
0,11中間転写ベルト9を支持しているローラ、12
はクリーナである。
2dは4色の感光ドラム、3a〜3dは露光帯電器、4
a〜4dはクリーナ、5a〜5dはレーザー走査ユニッ
ト、6a〜6dは転写ブレード、7a〜7dは現像ユニ
ット、8a〜8dは現像器、9は中間転写ベルト、1
0,11中間転写ベルト9を支持しているローラ、12
はクリーナである。
【0021】13は記録紙Sを収納した手差しトレイ、
14,15はそのピックアップローラ、16はレジロー
ラ、17は記録紙Sを収納した給紙カセット、18,1
9はそのピックアップローラ、20は縦パスローラ、2
1は回転ローラ、22は二次転写ローラ、23は定着ロ
ーラ、24は内排紙ローラ、25は排紙ローラ、26は
排紙トレイ、27は用紙(記録紙S)を検知するセンサ
である。
14,15はそのピックアップローラ、16はレジロー
ラ、17は記録紙Sを収納した給紙カセット、18,1
9はそのピックアップローラ、20は縦パスローラ、2
1は回転ローラ、22は二次転写ローラ、23は定着ロ
ーラ、24は内排紙ローラ、25は排紙ローラ、26は
排紙トレイ、27は用紙(記録紙S)を検知するセンサ
である。
【0022】上記構成のカラープリンタにおいては、各
色の感光ドラム2a〜2dに対し、半導体レーザーを光
源とする各々のレーザー走査ユニット5a〜5dにより
静電潜像が形成され、この静電潜像は各々の現像器8a
〜8dにより現像される。そして、この感光ドラム2a
〜2d上に現像された各色のトナー画像は、中間転写ベ
ルト9等による中間転写手段により、二次転写ローラ2
2部で、記録紙に4色が一括転写され、定着ローラ2
3、内排紙ローラ24などからなる熱定着器を通してト
ナーが溶着されて永久画像となる。
色の感光ドラム2a〜2dに対し、半導体レーザーを光
源とする各々のレーザー走査ユニット5a〜5dにより
静電潜像が形成され、この静電潜像は各々の現像器8a
〜8dにより現像される。そして、この感光ドラム2a
〜2d上に現像された各色のトナー画像は、中間転写ベ
ルト9等による中間転写手段により、二次転写ローラ2
2部で、記録紙に4色が一括転写され、定着ローラ2
3、内排紙ローラ24などからなる熱定着器を通してト
ナーが溶着されて永久画像となる。
【0023】一方、記録紙は給紙カセット17もしくは
手差しトレイ13などから給紙され、レジローラ16で
レジタイミングをとりつつ二次転写ローラ22へ搬送さ
れる。その際、給紙カセット17から給紙するためのピ
ックアップローラ18,19、縦パスローラ20、レジ
ローラ16や、手差しトレイ13から給紙するためのピ
ックアップローラ14,15などの用紙搬送部は、高速
で安定した搬送動作を実現するため、各々独立したステ
ッピングモーターにより駆動される。
手差しトレイ13などから給紙され、レジローラ16で
レジタイミングをとりつつ二次転写ローラ22へ搬送さ
れる。その際、給紙カセット17から給紙するためのピ
ックアップローラ18,19、縦パスローラ20、レジ
ローラ16や、手差しトレイ13から給紙するためのピ
ックアップローラ14,15などの用紙搬送部は、高速
で安定した搬送動作を実現するため、各々独立したステ
ッピングモーターにより駆動される。
【0024】図2は上記ステッピングモーターの制御系
の回路構成を示すブロック図である。同図中、101は
各部を制御する制御手段、102はステッピングモータ
ー103の励磁電流を少なくとも2段階以上の複数段階
で切換える励磁電流切換手段である。
の回路構成を示すブロック図である。同図中、101は
各部を制御する制御手段、102はステッピングモータ
ー103の励磁電流を少なくとも2段階以上の複数段階
で切換える励磁電流切換手段である。
【0025】上記制御手段101は、プリンタの動作に
伴って、ステッピングモーター103の励磁が切られた
状態から最初にそのステッピングモーター103を駆動
するより以前に該ステッピングモーター103を励磁
し、そのステッピングモーター103の自起動領域内の
周波数にて少なくとも1セット以上の相励磁パターン分
の駆動パルスで上記ステッピングモーター103を回転
させる初期化動作を行い、該ステッピングモーターの動
作終了までその励磁状態を保持するように制御する。
伴って、ステッピングモーター103の励磁が切られた
状態から最初にそのステッピングモーター103を駆動
するより以前に該ステッピングモーター103を励磁
し、そのステッピングモーター103の自起動領域内の
周波数にて少なくとも1セット以上の相励磁パターン分
の駆動パルスで上記ステッピングモーター103を回転
させる初期化動作を行い、該ステッピングモーターの動
作終了までその励磁状態を保持するように制御する。
【0026】また制御手段101は、プリンタの主電源
が投入された直後にステッピングモーター103の初期
化動作を行い、少なくとも必要なホールディングトルク
を満足するだけの励磁電流を保持した状態にする。更
に、プリンタの主電源投入後、該プリンタの動作が開始
されるまではステッピングモーター103を励磁せず、
プリンタの動作開始時にステッピングモーター103を
励磁するとともに該ステッピングモーター103の初期
化動作を行い、プリンタの動作停止後に上記ステッピン
グモーター103の励磁を切るように制御する。
が投入された直後にステッピングモーター103の初期
化動作を行い、少なくとも必要なホールディングトルク
を満足するだけの励磁電流を保持した状態にする。更
に、プリンタの主電源投入後、該プリンタの動作が開始
されるまではステッピングモーター103を励磁せず、
プリンタの動作開始時にステッピングモーター103を
励磁するとともに該ステッピングモーター103の初期
化動作を行い、プリンタの動作停止後に上記ステッピン
グモーター103の励磁を切るように制御する。
【0027】図3は本発明の実施例の動作を示すタイミ
ングチャートであり、上記のプリンタの主電源投入時や
何れかのドアの開閉、あるいはジャム処理などによりス
テッピングモーターの励磁電流がオフされた(切られ
た)後の初期化処理を示している。
ングチャートであり、上記のプリンタの主電源投入時や
何れかのドアの開閉、あるいはジャム処理などによりス
テッピングモーターの励磁電流がオフされた(切られ
た)後の初期化処理を示している。
【0028】図3では、励磁制御信号、モータークロッ
ク、コイルA,Bの電流、及びモータークロック周波数
の関係を示している。
ク、コイルA,Bの電流、及びモータークロック周波数
の関係を示している。
【0029】モーターの励磁電流がオフされた状態か
ら、100%励磁状態にして十分なホールド時間をとっ
た後、モーターが十分に起動できる自起動領域内の周波
数にてモーターを駆動する。本実施例では2相ステッピ
ングモーターを1−2相励磁で使用しているので、励磁
パターンが1周するには、最低8クロック分以上のクロ
ックパルスで駆動し、その後モーターを停止する。更
に、停止したことによるモーターの振動が減衰するに十
分なホールド時間をとった後、30%の励磁電流にダウ
ンする。これらの一連の動作がモーターの初期化(相合
わせ)動作となる。
ら、100%励磁状態にして十分なホールド時間をとっ
た後、モーターが十分に起動できる自起動領域内の周波
数にてモーターを駆動する。本実施例では2相ステッピ
ングモーターを1−2相励磁で使用しているので、励磁
パターンが1周するには、最低8クロック分以上のクロ
ックパルスで駆動し、その後モーターを停止する。更
に、停止したことによるモーターの振動が減衰するに十
分なホールド時間をとった後、30%の励磁電流にダウ
ンする。これらの一連の動作がモーターの初期化(相合
わせ)動作となる。
【0030】(第1の実施例)図4はこのような本実施
例の初期化動作を実際のプリンタのシーケンス動作中に
行う場合を示す図であり、主電源の状態、モーターの励
磁電流、モーター初期化、プリント動作、及びドアオー
プン・ジャム処理などの関係を示している。
例の初期化動作を実際のプリンタのシーケンス動作中に
行う場合を示す図であり、主電源の状態、モーターの励
磁電流、モーター初期化、プリント動作、及びドアオー
プン・ジャム処理などの関係を示している。
【0031】図4のAの期間では、プリンタの主電源が
投入された直後はモーターは励磁されておらず、相状態
が不確定なため、上述の初期化動作を行った後、励磁電
流をダウンした状態を保持する。
投入された直後はモーターは励磁されておらず、相状態
が不確定なため、上述の初期化動作を行った後、励磁電
流をダウンした状態を保持する。
【0032】図4のBの期間では、上記Aの状態で励磁
ダウンされたまま、モーターの相状態は保持されてい
る。そして、プリント動作が開始されると、モーターの
励磁も100%にアップされ、給紙動作を開始する。プ
リント動作が終了すると、相状態を保持したまま再び励
磁ダウン状態に移行する。
ダウンされたまま、モーターの相状態は保持されてい
る。そして、プリント動作が開始されると、モーターの
励磁も100%にアップされ、給紙動作を開始する。プ
リント動作が終了すると、相状態を保持したまま再び励
磁ダウン状態に移行する。
【0033】図4のCの期間は、ジャム処理などによっ
てプリンタの前ドアが開かれた場合を示している。前ド
アが開かれると、ユーザーやサービスマンが駆動部分に
触れて怪我することがないように、モーターなどの駆動
部分への電力を遮断する構成(図示せず)になってい
て、モーターへの励磁も停止される。このため、相状態
は不確定になり、ジャム処理が終わり再び前ドアが閉じ
られると、上述のモーターの初期化動作を行う。
てプリンタの前ドアが開かれた場合を示している。前ド
アが開かれると、ユーザーやサービスマンが駆動部分に
触れて怪我することがないように、モーターなどの駆動
部分への電力を遮断する構成(図示せず)になってい
て、モーターへの励磁も停止される。このため、相状態
は不確定になり、ジャム処理が終わり再び前ドアが閉じ
られると、上述のモーターの初期化動作を行う。
【0034】このように制御することで、安価なPM型
ステッピングモーターを用いて、短い起動時間でも脱調
することなく、モーターを回転させることができる。
ステッピングモーターを用いて、短い起動時間でも脱調
することなく、モーターを回転させることができる。
【0035】(第2の実施例)図5は本発明の第2の実
施例の動作を示す図であり、装置の全体構成及び初期化
動作については第1の実施例と同様である。
施例の動作を示す図であり、装置の全体構成及び初期化
動作については第1の実施例と同様である。
【0036】図5のAの期間では、プリンタの主電源投
入時にはモーターは初期化はせず、励磁もしないので、
相状態は不確定のままである。
入時にはモーターは初期化はせず、励磁もしないので、
相状態は不確定のままである。
【0037】図5のBの期間では、プリント動作が開始
されるとモーターの初期化動作を開始する。そして、初
期化動作後、モーターの励磁電流を一旦ダウンし、給紙
動作を開始する際に再び励磁電流をアップし、一連のプ
リント動作を終えた後に、励磁電流をオフして停止す
る。
されるとモーターの初期化動作を開始する。そして、初
期化動作後、モーターの励磁電流を一旦ダウンし、給紙
動作を開始する際に再び励磁電流をアップし、一連のプ
リント動作を終えた後に、励磁電流をオフして停止す
る。
【0038】図5のCの期間では、ジャム処理などによ
りドアが開けられても、開けられる以前から励磁はオフ
されているので、モーターに対しては何もしない。
りドアが開けられても、開けられる以前から励磁はオフ
されているので、モーターに対しては何もしない。
【0039】このように制御することで、安価なPM型
ステッピングモーターを用いて、短い起動時間でも脱調
することなく、モーターを回転させることができる。
ステッピングモーターを用いて、短い起動時間でも脱調
することなく、モーターを回転させることができる。
【0040】また、スタンバイ時は励磁電流をオフして
消費電力を抑えつつ、プリント動作開始とともにモータ
ーの初期化動作を行い、安定した用紙搬送を実現するこ
とができる。
消費電力を抑えつつ、プリント動作開始とともにモータ
ーの初期化動作を行い、安定した用紙搬送を実現するこ
とができる。
【0041】すなわち、本実施例では、プリンタの電源
投入後や何らかの事象によりモーターの励磁電流が絶た
れた後に、自起動領域内の周波数で、繰り返される励磁
パターンの少なくとも1パターン以上の相信号において
モーターを回転させて励磁状態を保持する初期化動作を
行い、例えば用紙の搬送動作開始時にはモーターの位相
と相信号の位相を一致させた状態にすることで、短い起
動時間でも脱調することなく、モーターを回転させるこ
とができる。
投入後や何らかの事象によりモーターの励磁電流が絶た
れた後に、自起動領域内の周波数で、繰り返される励磁
パターンの少なくとも1パターン以上の相信号において
モーターを回転させて励磁状態を保持する初期化動作を
行い、例えば用紙の搬送動作開始時にはモーターの位相
と相信号の位相を一致させた状態にすることで、短い起
動時間でも脱調することなく、モーターを回転させるこ
とができる。
【0042】なお、本発明は、用紙搬送に限らず例えば
定着器を駆動するステッピングモーター、現像器を駆動
するステッピングモーターなどに対しても適用すること
も可能であり、PM型に限らずHB型やその他の方式の
ステッピングモーターに用いても有効である。
定着器を駆動するステッピングモーター、現像器を駆動
するステッピングモーターなどに対しても適用すること
も可能であり、PM型に限らずHB型やその他の方式の
ステッピングモーターに用いても有効である。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、安価な
PM型ステッピングモーターを用いて、短い起動時間で
も脱調することなく、モーターを回転させることができ
る。
PM型ステッピングモーターを用いて、短い起動時間で
も脱調することなく、モーターを回転させることができ
る。
【0044】また、スタンバイ時は励磁電流をオフして
消費電力を抑えつつ、プリント動作開始とともにモータ
ーの初期化動作を行い、安定した画像形成動作を実現す
ることができる。
消費電力を抑えつつ、プリント動作開始とともにモータ
ーの初期化動作を行い、安定した画像形成動作を実現す
ることができる。
【図1】 本発明に係る画像形成装置の全体構成を示す
断面図
断面図
【図2】 実施例のモーター制御系の構成を示すブロッ
ク図
ク図
【図3】 実施例の動作を示すタイミングチャート
【図4】 第1の実施例の初期化動作を示す説明図
【図5】 第2の実施例の初期化動作を示す説明図
【図6】 モーター起動時の駆動パルスを示す説明図
1 プリンタ本体 2a〜2d 感光ドラム 5a〜5d レーザー走査ユニット 8a〜8d 現像器 9 中間転写ベルト 13 手差しトレイ 14 ピックアップローラ 15 ピックアップローラ 16 レジローラ 17 給紙カセット 18 ピックアップローラ 19 ピックアップローラ 20 縦パスローラ 23 定着ローラ 101 制御手段 102 励磁電流切換手段 103 ステッピングモーター
Claims (6)
- 【請求項1】 駆動源の少なくとも一つにステッピング
モーターを用いた画像形成装置の制御装置であって、前
記ステッピングモーターの励磁電流を複数段階に切換え
る励磁電流切換手段を備え、画像形成装置の動作に伴っ
て、前記ステッピングモーターの励磁が切られた状態か
ら最初にそのステッピングモーターを駆動するより以前
に該ステッピングモーターを励磁し、そのステッピング
モーターの自起動領域内の周波数にて少なくとも1セッ
ト以上の相励磁パターン分の駆動パルスで前記ステッピ
ングモーターを回転させる初期化動作を行い、該ステッ
ピングモーターの動作終了までその励磁状態を保持する
ことを特徴とする画像形成装置の制御装置。 - 【請求項2】 画像形成装置の主電源が投入された直後
にステッピングモーターの初期化動作を行い、少なくと
も必要なホールディングトルクを満足するだけの励磁電
流を保持した状態にすることを特徴とする請求項1記載
の画像形成装置の制御装置。 - 【請求項3】 画像形成装置の主電源投入後、該画像形
成装置の動作が開始されるまではステッピングモーター
は励磁せず、画像形成装置の動作開始時にステッピング
モーターを励磁するとともに該ステッピングモーターの
初期化動作を行い、画像形成装置の動作停止後に前記ス
テッピングモーターの励磁を切ることを特徴とする請求
項1記載の画像形成装置の制御装置。 - 【請求項4】 駆動源の少なくとも一つにステッピング
モーターを用いた画像形成装置の制御方法であって、画
像形成装置の動作に伴って、前記ステッピングモーター
の励磁が切られた状態から最初にそのステッピングモー
ターを駆動するより以前に該ステッピングモーターを励
磁し、そのステッピングモーターの自起動領域内の周波
数にて少なくとも1セット以上の相励磁パターン分の駆
動パルスで前記ステッピングモーターを回転させる初期
化動作を行い、該ステッピングモーターの動作終了まで
その励磁状態を保持するようにしたことを特徴とする画
像形成装置の制御方法。 - 【請求項5】 画像形成装置の主電源が投入された直後
にステッピングモーターの初期化動作を行い、少なくと
も必要なホールディングトルクを満足するだけの励磁電
流を保持した状態にするようにしたことを特徴とする請
求項4記載の画像形成装置の制御方法。 - 【請求項6】 画像形成装置の主電源投入後、該画像形
成装置の動作が開始されるまではステッピングモーター
は励磁せず、画像形成装置の動作開始時にステッピング
モーターを励磁するとともに該ステッピングモーターの
初期化動作を行い、画像形成装置の動作停止後に前記ス
テッピングモーターの励磁を切るようにしたことを特徴
とする請求項4記載の画像形成装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001169777A JP2002366002A (ja) | 2001-06-05 | 2001-06-05 | 画像形成装置の制御装置及び制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001169777A JP2002366002A (ja) | 2001-06-05 | 2001-06-05 | 画像形成装置の制御装置及び制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002366002A true JP2002366002A (ja) | 2002-12-20 |
Family
ID=19011811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001169777A Withdrawn JP2002366002A (ja) | 2001-06-05 | 2001-06-05 | 画像形成装置の制御装置及び制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002366002A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20050042703A (ko) * | 2003-11-04 | 2005-05-10 | 삼성전자주식회사 | 스텝 모터의 탈조 방지 방법 및 시스템 |
JP2008295233A (ja) * | 2007-05-25 | 2008-12-04 | Ricoh Co Ltd | ステッピングモータ駆動装置、用紙処理装置、及び画像処理装置 |
-
2001
- 2001-06-05 JP JP2001169777A patent/JP2002366002A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20050042703A (ko) * | 2003-11-04 | 2005-05-10 | 삼성전자주식회사 | 스텝 모터의 탈조 방지 방법 및 시스템 |
JP2008295233A (ja) * | 2007-05-25 | 2008-12-04 | Ricoh Co Ltd | ステッピングモータ駆動装置、用紙処理装置、及び画像処理装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080805 |