JP2002365474A - フェルールの外周面研削装置 - Google Patents
フェルールの外周面研削装置Info
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- JP2002365474A JP2002365474A JP2001177377A JP2001177377A JP2002365474A JP 2002365474 A JP2002365474 A JP 2002365474A JP 2001177377 A JP2001177377 A JP 2001177377A JP 2001177377 A JP2001177377 A JP 2001177377A JP 2002365474 A JP2002365474 A JP 2002365474A
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- JP
- Japan
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- ferrule
- outer peripheral
- peripheral surface
- grinding
- surface contact
- Prior art date
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- Pending
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Landscapes
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フェルールの両端開口縁に大きな荷重が作用
することなく、フェルールを心出し状態に保持すること
ができるとともに、フェルールの外周面研削の開始から
終了までの間、フェルールを常に正常に回転させること
ができるフェルールの外周面研削装置を提供する。 【解決手段】 一対のセンタピン21,22がフェルー
ルWの両端開口に係合してフェルールWの心出しを行
う。一対の回転軸14,15の先端に設けられた面接触
体19b,20bがフェルールWの両端面に面接触し
て、フェルールWを心出し状態に保持する。回転用モー
タ38により同期軸29を介して両回転軸14,15を
同期回転させて、フェルールWに両端から回転力を付与
する。フェルールWの外周面に回転砥石44を接触させ
て、フェルールWの外周面を研削する。
することなく、フェルールを心出し状態に保持すること
ができるとともに、フェルールの外周面研削の開始から
終了までの間、フェルールを常に正常に回転させること
ができるフェルールの外周面研削装置を提供する。 【解決手段】 一対のセンタピン21,22がフェルー
ルWの両端開口に係合してフェルールWの心出しを行
う。一対の回転軸14,15の先端に設けられた面接触
体19b,20bがフェルールWの両端面に面接触し
て、フェルールWを心出し状態に保持する。回転用モー
タ38により同期軸29を介して両回転軸14,15を
同期回転させて、フェルールWに両端から回転力を付与
する。フェルールWの外周面に回転砥石44を接触させ
て、フェルールWの外周面を研削する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバのコ
ネクタ構成部品として用いられる円筒形状のフェルール
の外周面を研削するための外周面研削装置に関するもの
である。
ネクタ構成部品として用いられる円筒形状のフェルール
の外周面を研削するための外周面研削装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種のフェルールの外周面研削装置と
しては、例えば特開平10−113852号公報に開示
されるような構成のものが知られている。この従来装置
においては、フェルールの両端開口に一対の心押しセン
タが係合されて、フェルールが所定の軸線上に挟着保持
される。また、フェルールの外周面にはゴムローラが接
触され、このゴムローラの回転によりフェルールに前記
軸線を中心とした回転力が付与される。また、フェルー
ルの外周面にはゴムローラと反対側から回転砥石が接触
され、この回転砥石がゴムローラと反対方向に回転され
て、フェルールの外周面が研削されるようになってい
る。
しては、例えば特開平10−113852号公報に開示
されるような構成のものが知られている。この従来装置
においては、フェルールの両端開口に一対の心押しセン
タが係合されて、フェルールが所定の軸線上に挟着保持
される。また、フェルールの外周面にはゴムローラが接
触され、このゴムローラの回転によりフェルールに前記
軸線を中心とした回転力が付与される。また、フェルー
ルの外周面にはゴムローラと反対側から回転砥石が接触
され、この回転砥石がゴムローラと反対方向に回転され
て、フェルールの外周面が研削されるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
フェルールの外周面研削装置においては、前述にように
一対の心押しセンタがフェルールの両端開口に係合する
ことにより、フェルールの心出し及び挟着保持が行われ
るようになっている。つまり、心押しセンタは、フェル
ールの心出しと挟着保持との2つの機能を備えている。
フェルールの外周面研削装置においては、前述にように
一対の心押しセンタがフェルールの両端開口に係合する
ことにより、フェルールの心出し及び挟着保持が行われ
るようになっている。つまり、心押しセンタは、フェル
ールの心出しと挟着保持との2つの機能を備えている。
【0004】一方、光ファイバのコネクタ構成部品とし
て用いられるフェルールは、ジルコニア系セラミック材
等により小径の円筒状に形成されているため、心押しセ
ンタも小径となる。よって、この心押しセンタによるフ
ェルールの心出し及び挟着保持時に、フェルールの両端
開口縁と心押しセンタとの係合部に作用する単位面積当
たりの荷重が過大になって、フェルール,心押しセンタ
ともに損傷しやすいという問題があった。
て用いられるフェルールは、ジルコニア系セラミック材
等により小径の円筒状に形成されているため、心押しセ
ンタも小径となる。よって、この心押しセンタによるフ
ェルールの心出し及び挟着保持時に、フェルールの両端
開口縁と心押しセンタとの係合部に作用する単位面積当
たりの荷重が過大になって、フェルール,心押しセンタ
ともに損傷しやすいという問題があった。
【0005】また、この従来装置においては、前述のよ
うに、ゴムローラがフェルールの外周面に接触して、ゴ
ムローラからフェルールに回転力が付与されるようにな
っている。このため、フェルールの外周面研削が進行し
てフェルールが小径になると、ゴムローラとフェルール
との接触圧力が低下したり、あるいは、断続的な接触に
なったりする。従って、ゴムローラからフェルールに対
する回転力の伝達が正常に行われなくなり、加工精度が
低下するという問題もあった。
うに、ゴムローラがフェルールの外周面に接触して、ゴ
ムローラからフェルールに回転力が付与されるようにな
っている。このため、フェルールの外周面研削が進行し
てフェルールが小径になると、ゴムローラとフェルール
との接触圧力が低下したり、あるいは、断続的な接触に
なったりする。従って、ゴムローラからフェルールに対
する回転力の伝達が正常に行われなくなり、加工精度が
低下するという問題もあった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その主たる
目的は、フェルールの両端開口縁に大きな荷重が作用す
ることなく、フェルールを心出し状態に保持することが
できて、フェルールの両端開口縁や心出し部材が損傷す
るのを抑制することができるフェルールの外周面研削装
置を提供することにある。
する問題点に着目してなされたものである。その主たる
目的は、フェルールの両端開口縁に大きな荷重が作用す
ることなく、フェルールを心出し状態に保持することが
できて、フェルールの両端開口縁や心出し部材が損傷す
るのを抑制することができるフェルールの外周面研削装
置を提供することにある。
【0007】また、この発明のその他の目的は、フェル
ールの外周面研削の開始から終了までの間、フェルール
を常に正常に回転させることができて、加工精度を向上
させることができるフェルールの外周面研削装置を提供
することにある。
ールの外周面研削の開始から終了までの間、フェルール
を常に正常に回転させることができて、加工精度を向上
させることができるフェルールの外周面研削装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明においては、フェルールの
両端開口に係合してフェルールの心出しを行う心出し手
段と、フェルールの両端面に所定の接触圧力下で面接触
してフェルールを保持するとともに、フェルールに回転
力を付与する回転力付与手段と、回転力付与手段を同期
して回転駆動する駆動手段と、フェルールの外周面を研
削する研削手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
めに、請求項1に記載の発明においては、フェルールの
両端開口に係合してフェルールの心出しを行う心出し手
段と、フェルールの両端面に所定の接触圧力下で面接触
してフェルールを保持するとともに、フェルールに回転
力を付与する回転力付与手段と、回転力付与手段を同期
して回転駆動する駆動手段と、フェルールの外周面を研
削する研削手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0009】従って、この請求項1に記載の発明によれ
ば、フェルールは、回転力付与手段により面接触で保持
され、心出し手段はフェルールの心出しを行うのみで、
心出し手段とフェルールとの間に大きな荷重を作用させ
る必要がない。従って、フェルールの両端開口縁に大き
な荷重が作用することはなく、フェルールを所定の軸線
上においてその心出し状態で保持し、回転させることが
できる。よって、フェルールの両端開口縁や心出し手段
が損傷するのを抑制することができる。また、回転力付
与手段は、フェルールの外周面研削の開始から終了まで
の間、フェルールを所定位置に保持して、フェルール対
して両端側から回転を伝達させる。このため、フェルー
ルに回転を伝達できないような状況は生じることがな
く、加工精度を向上させることができる。
ば、フェルールは、回転力付与手段により面接触で保持
され、心出し手段はフェルールの心出しを行うのみで、
心出し手段とフェルールとの間に大きな荷重を作用させ
る必要がない。従って、フェルールの両端開口縁に大き
な荷重が作用することはなく、フェルールを所定の軸線
上においてその心出し状態で保持し、回転させることが
できる。よって、フェルールの両端開口縁や心出し手段
が損傷するのを抑制することができる。また、回転力付
与手段は、フェルールの外周面研削の開始から終了まで
の間、フェルールを所定位置に保持して、フェルール対
して両端側から回転を伝達させる。このため、フェルー
ルに回転を伝達できないような状況は生じることがな
く、加工精度を向上させることができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記回転力付与手段は、同一軸線上で
接離可能に対応配置され、先端に面接触部を設けた一対
の回転軸からなることを特徴とするものである。
の発明において、前記回転力付与手段は、同一軸線上で
接離可能に対応配置され、先端に面接触部を設けた一対
の回転軸からなることを特徴とするものである。
【0011】従って、この請求項2に記載の発明によれ
ば、両回転軸の面接触部間にてフェルールを心出し状態
に適正に保持することができ、しかも、この保持状態で
フェルールに両端側から確実に回転力を付与することが
できる。
ば、両回転軸の面接触部間にてフェルールを心出し状態
に適正に保持することができ、しかも、この保持状態で
フェルールに両端側から確実に回転力を付与することが
できる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記心出し手段は、各面接触部の中心
のガイド孔に挿入され、付勢手段により突出方向に付勢
されたセンタピンよりなることを特徴とするものであ
る。
の発明において、前記心出し手段は、各面接触部の中心
のガイド孔に挿入され、付勢手段により突出方向に付勢
されたセンタピンよりなることを特徴とするものであ
る。
【0013】従って、この請求項3に記載の発明によれ
ば、フェルールの両端開口縁に大きな荷重が作用した場
合には、付勢手段によりそれを吸収でき、フェルール等
の破損を抑制できる。
ば、フェルールの両端開口縁に大きな荷重が作用した場
合には、付勢手段によりそれを吸収でき、フェルール等
の破損を抑制できる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記各面接触部は、回転軸に着脱可能
に取り付けられていることを特徴とするものである。従
って、この請求項4に記載の発明によれば、長期の使用
に伴ってセンタピンや面接触部に摩耗等が発生したと
き、それらを容易に脱着交換することができて、常に初
期の機能を維持できる。
の発明において、前記各面接触部は、回転軸に着脱可能
に取り付けられていることを特徴とするものである。従
って、この請求項4に記載の発明によれば、長期の使用
に伴ってセンタピンや面接触部に摩耗等が発生したと
き、それらを容易に脱着交換することができて、常に初
期の機能を維持できる。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかに記載の発明において、両回転軸間の間隔を調
節するための調節手段を設けたことを特徴とするもので
ある。
いずれかに記載の発明において、両回転軸間の間隔を調
節するための調節手段を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0016】従って、異なる長さのフェルールに対して
自在に対応できる。
自在に対応できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の一実施形態
を、図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すよう
に、フレーム11の一側上面にはヘッドストック12が
立設配置されるとともに、他側上面にはテールストック
13がヘッドストック12に対して接離移動可能に配設
されている。このテールストック13の接離移動は、モ
ータ(図示しない)駆動によりレール(図示しない)に
沿って行われる。このテールストック13,モータ等に
より、後述する回転軸14,15間の間隔を調節するた
めの調節手段が構成されている。両ストック12,13
には、回転力付与手段としての回転力付与機構を構成す
る回転軸14,15がそれぞれ複数のベアリング16,
17を介して回転可能に支持され、テールストック13
側の回転軸15の軸線位置には移動軸18が一体回転可
能及びボールガイド17bにより軸線方向へ移動可能に
貫設されている。
を、図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すよう
に、フレーム11の一側上面にはヘッドストック12が
立設配置されるとともに、他側上面にはテールストック
13がヘッドストック12に対して接離移動可能に配設
されている。このテールストック13の接離移動は、モ
ータ(図示しない)駆動によりレール(図示しない)に
沿って行われる。このテールストック13,モータ等に
より、後述する回転軸14,15間の間隔を調節するた
めの調節手段が構成されている。両ストック12,13
には、回転力付与手段としての回転力付与機構を構成す
る回転軸14,15がそれぞれ複数のベアリング16,
17を介して回転可能に支持され、テールストック13
側の回転軸15の軸線位置には移動軸18が一体回転可
能及びボールガイド17bにより軸線方向へ移動可能に
貫設されている。
【0018】前記ヘッドストック12側における回転軸
14及びテールストック13側の移動軸18の対向端部
の軸線位置には、それぞれテーパ孔14a,18aが貫
設されている。これらのテーパ孔14a,18aにはコ
ア19,20が着脱可能に嵌着固定されている。このコ
ア19,20は、図2及び図4に示すようにテーパ状の
コア本体19f,20fと、そのコア本体19f,20
fの先端面に配置され、面接触部を構成する面接触体1
9b,20bと、コア本体19f,20fにネジ着され
て、面接触体19b,20bを固定するスリーブ19
c,20cとを備えている。従って、面接触体19b,
20bは、前記スリーブ19c,20cを外すことによ
り着脱可能であり、この着脱により交換可能である。面
接触体19b,20bの中心には、接触突起19e,2
0eが形成されている。コア本体19f,20f及びそ
の面接触体19b,20bの中心(軸線位置)には互い
に連通し、前記接触突起19e,20eの先端に開口す
るガイド孔19a,20a、19d,20dが形成され
ている。
14及びテールストック13側の移動軸18の対向端部
の軸線位置には、それぞれテーパ孔14a,18aが貫
設されている。これらのテーパ孔14a,18aにはコ
ア19,20が着脱可能に嵌着固定されている。このコ
ア19,20は、図2及び図4に示すようにテーパ状の
コア本体19f,20fと、そのコア本体19f,20
fの先端面に配置され、面接触部を構成する面接触体1
9b,20bと、コア本体19f,20fにネジ着され
て、面接触体19b,20bを固定するスリーブ19
c,20cとを備えている。従って、面接触体19b,
20bは、前記スリーブ19c,20cを外すことによ
り着脱可能であり、この着脱により交換可能である。面
接触体19b,20bの中心には、接触突起19e,2
0eが形成されている。コア本体19f,20f及びそ
の面接触体19b,20bの中心(軸線位置)には互い
に連通し、前記接触突起19e,20eの先端に開口す
るガイド孔19a,20a、19d,20dが形成され
ている。
【0019】各ガイド孔19a,20a、19d,20
dには心出し手段としての心出し機構を構成するセンタ
ピン21,22が軸方向に移動可能に挿入されている。
このセンタピン21,22は、それぞれ大径部21a,
22aと尖鋭状の小径部21b,22bとを備え、小径
部21b,22bが面接触体19b,20bのガイド孔
19d,20dの先端部から突出している。付勢手段と
してのバネ23,24は、センタピン21,22をその
小径部21b,22bがガイド孔19d,20dから突
出する方向に付勢している。
dには心出し手段としての心出し機構を構成するセンタ
ピン21,22が軸方向に移動可能に挿入されている。
このセンタピン21,22は、それぞれ大径部21a,
22aと尖鋭状の小径部21b,22bとを備え、小径
部21b,22bが面接触体19b,20bのガイド孔
19d,20dの先端部から突出している。付勢手段と
してのバネ23,24は、センタピン21,22をその
小径部21b,22bがガイド孔19d,20dから突
出する方向に付勢している。
【0020】図1及び図3に示すように、前記テールス
トック13の上部には移動用シリンダ25が配設され、
そのピストンロッドが回動レバー26を介して移動軸1
8に作動連結されている。そして、移動用シリンダ25
のロッドの出没動作により、回動レバー26を介して移
動軸18が軸線方向に移動されて、可動側の面接触体2
0b及びセンタピン22が固定側の面接触体19b及び
センタピン21に対して接近または離間されるようにな
っている。
トック13の上部には移動用シリンダ25が配設され、
そのピストンロッドが回動レバー26を介して移動軸1
8に作動連結されている。そして、移動用シリンダ25
のロッドの出没動作により、回動レバー26を介して移
動軸18が軸線方向に移動されて、可動側の面接触体2
0b及びセンタピン22が固定側の面接触体19b及び
センタピン21に対して接近または離間されるようにな
っている。
【0021】すなわち、可動側の面接触体20b及びセ
ンタピン22が固定側の面接触体19b及びセンタピン
21から離間された状態で、それらの間にフェルールW
が供給される。そして、可動側の面接触体20b及びセ
ンタピン22が固定側の面接触体19b及びセンタピン
21に接近移動されたとき、図4に示すように、両セン
タピン21,22の小径部21b,22bがフェルール
Wの両端開口に係合される。この係合により、フェルー
ルWが回転軸14,15と同一軸線上に位置するように
心出しされる。このとき、両面接触体19b,20bの
先端面がフェルールWの両端面に所定の接触圧力で面接
触されて、フェルールWが両端側から心出し状態におい
て保持されるようになっている。
ンタピン22が固定側の面接触体19b及びセンタピン
21から離間された状態で、それらの間にフェルールW
が供給される。そして、可動側の面接触体20b及びセ
ンタピン22が固定側の面接触体19b及びセンタピン
21に接近移動されたとき、図4に示すように、両セン
タピン21,22の小径部21b,22bがフェルール
Wの両端開口に係合される。この係合により、フェルー
ルWが回転軸14,15と同一軸線上に位置するように
心出しされる。このとき、両面接触体19b,20bの
先端面がフェルールWの両端面に所定の接触圧力で面接
触されて、フェルールWが両端側から心出し状態におい
て保持されるようになっている。
【0022】図2に示すように、前記フレーム11上に
は駆動手段としての駆動機構28が装設されている。す
なわち、両ストック12,13には同期軸29が中空軸
30,31を介して回転可能に支持され、両中空軸3
0,31には駆動プーリ32,33が固定されている。
なお、テールストック13の移動に際しては、可動側の
中空軸31と同期軸29とは、それらの軸線方向への相
対移動が許容されるようになっている。前記各回転軸1
4,15には被動プーリ34,35が固定され、これら
の被動プーリ34,35と駆動プーリ32,33との間
にはベルト36,37が掛装されている。
は駆動手段としての駆動機構28が装設されている。す
なわち、両ストック12,13には同期軸29が中空軸
30,31を介して回転可能に支持され、両中空軸3
0,31には駆動プーリ32,33が固定されている。
なお、テールストック13の移動に際しては、可動側の
中空軸31と同期軸29とは、それらの軸線方向への相
対移動が許容されるようになっている。前記各回転軸1
4,15には被動プーリ34,35が固定され、これら
の被動プーリ34,35と駆動プーリ32,33との間
にはベルト36,37が掛装されている。
【0023】前記フレーム11上にはブラケット51を
介してモータ38が配設され、プーリ39,40及びベ
ルト41を介して同期軸29に作動連結されている。そ
して、フェルールWが両端にて心出し状態に保持された
後、このモータ38にて同期軸29が回転されることに
より、両回転軸14,15が同期して回転され、フェル
ールWに対してその両端側から回転力が付与されるよう
になっている。
介してモータ38が配設され、プーリ39,40及びベ
ルト41を介して同期軸29に作動連結されている。そ
して、フェルールWが両端にて心出し状態に保持された
後、このモータ38にて同期軸29が回転されることに
より、両回転軸14,15が同期して回転され、フェル
ールWに対してその両端側から回転力が付与されるよう
になっている。
【0024】図2及び図3に示すように前記ブラケット
51及び回転軸15側の連結部18bにはそれぞれエン
コーダ42,43が固定され、それらのエンコーダ4
2,43が両回転軸14,15の外端に連結されてい
る。そして、これらのエンコーダ42,43により、回
転軸14,15の回転位置が検出され、その検出結果に
基づいて前記モータ38の回転が制御されるようになっ
ている。
51及び回転軸15側の連結部18bにはそれぞれエン
コーダ42,43が固定され、それらのエンコーダ4
2,43が両回転軸14,15の外端に連結されてい
る。そして、これらのエンコーダ42,43により、回
転軸14,15の回転位置が検出され、その検出結果に
基づいて前記モータ38の回転が制御されるようになっ
ている。
【0025】図1,図2及び図5に示すように、フレー
ム11上には研削手段としての回転砥石44が回転可能
に、かつフェルールWに対して接離移動可能に配設され
ている。そして、この回転砥石44がモータ45により
回転されながら、図示しないモータによりフェルールW
の外周面と接触する位置に接近移動されることにより、
フェルールWの外周面が研削されるようになっている。
なお、図2においては、理解を容易にするために、回転
砥石44をフェルールWの上方に描いたが、実際にはフ
ェルールWの水平面後方に位置している。
ム11上には研削手段としての回転砥石44が回転可能
に、かつフェルールWに対して接離移動可能に配設され
ている。そして、この回転砥石44がモータ45により
回転されながら、図示しないモータによりフェルールW
の外周面と接触する位置に接近移動されることにより、
フェルールWの外周面が研削されるようになっている。
なお、図2においては、理解を容易にするために、回転
砥石44をフェルールWの上方に描いたが、実際にはフ
ェルールWの水平面後方に位置している。
【0026】図5及び図6に示すように、前記回転砥石
44を挟んでフェルールWの反対側であるフレーム11
の後部には、ドレス装置61が配置固定されている。こ
のドレス装置61は、以下のように構成されている。す
なわち、回転砥石44の軸線方向に延びる前後一対のレ
ール62にドレスフレーム63が前記軸線方向に往復移
動可能に支持されている。このドレスフレーム63は、
モータ64により回転されるボールスクリュー65とナ
ット66との螺合により往復移動される。なお、ドレス
フレーム63の左右の移動端は、センサ67,68の検
出により決定される。
44を挟んでフェルールWの反対側であるフレーム11
の後部には、ドレス装置61が配置固定されている。こ
のドレス装置61は、以下のように構成されている。す
なわち、回転砥石44の軸線方向に延びる前後一対のレ
ール62にドレスフレーム63が前記軸線方向に往復移
動可能に支持されている。このドレスフレーム63は、
モータ64により回転されるボールスクリュー65とナ
ット66との螺合により往復移動される。なお、ドレス
フレーム63の左右の移動端は、センサ67,68の検
出により決定される。
【0027】ドレスフレーム63の前端部上面には、モ
ータ69により回転される円盤状のドレッサ70が回転
砥石44の軸線と平行な軸線を有するように支持されて
いる。そして、前記回転砥石44がフェルールWから離
間するように後方移動された状態で、前記モータ64に
よりドレッサ70を回転砥石44の軸線方向に往復移動
することにより、回転砥石44の外周面がドレッシング
される。
ータ69により回転される円盤状のドレッサ70が回転
砥石44の軸線と平行な軸線を有するように支持されて
いる。そして、前記回転砥石44がフェルールWから離
間するように後方移動された状態で、前記モータ64に
よりドレッサ70を回転砥石44の軸線方向に往復移動
することにより、回転砥石44の外周面がドレッシング
される。
【0028】次に、前記のように構成されたフェルール
の外周面研削装置について動作を説明する。まず、テー
ルストック13が左右いずれかに移動されて、回転軸1
4,15間の間隔が調節される。この状態で、可動側の
面接触体20b及びセンタピン22と、固定側の面接触
体19b及びセンタピン21との間にフェルールWが図
示しないローダを用いて供給される。これとともに、移
動用シリンダ25により移動軸18が移動される。この
接近移動により、図4に示すように、両センタピン2
1,22の小径部21b,22bがフェルールWの両端
開口に係合されて、フェルールWが所定軸線上に心出し
される。それとともに、両面接触体19b,20bの接
触突起19e,20eの先端面がフェルールWの両端面
に面接触され、フェルールWがその両端側から心出し状
態に保持される。
の外周面研削装置について動作を説明する。まず、テー
ルストック13が左右いずれかに移動されて、回転軸1
4,15間の間隔が調節される。この状態で、可動側の
面接触体20b及びセンタピン22と、固定側の面接触
体19b及びセンタピン21との間にフェルールWが図
示しないローダを用いて供給される。これとともに、移
動用シリンダ25により移動軸18が移動される。この
接近移動により、図4に示すように、両センタピン2
1,22の小径部21b,22bがフェルールWの両端
開口に係合されて、フェルールWが所定軸線上に心出し
される。それとともに、両面接触体19b,20bの接
触突起19e,20eの先端面がフェルールWの両端面
に面接触され、フェルールWがその両端側から心出し状
態に保持される。
【0029】この状態で、モータ38により同期軸29
等を介して両回転軸14,15が同期回転され、フェル
ールWにその両端から回転が付与される。それととも
に、回転砥石44がモータ45により回転されながら、
フェルールWに接近移動され、フェルールWの外周面が
研削される。
等を介して両回転軸14,15が同期回転され、フェル
ールWにその両端から回転が付与される。それととも
に、回転砥石44がモータ45により回転されながら、
フェルールWに接近移動され、フェルールWの外周面が
研削される。
【0030】この場合、フェルールWの心出しと、心出
し状態における挟着保持とが、センタピン21,22及
び面接触体19b,20bにより別々に行われるため、
フェルールWの両端開口縁に対して両センタピン21,
22による大きな荷重が作用することはない。また、フ
ェルールWが回転軸14,15により両端側から回転さ
れるため、フェルールWに対して外周面側から回転が付
与される従来装置とは異なり、フェルールWが研削に伴
って小径になった場合でも、フェルールWに対して回転
力を円滑に伝達できる。
し状態における挟着保持とが、センタピン21,22及
び面接触体19b,20bにより別々に行われるため、
フェルールWの両端開口縁に対して両センタピン21,
22による大きな荷重が作用することはない。また、フ
ェルールWが回転軸14,15により両端側から回転さ
れるため、フェルールWに対して外周面側から回転が付
与される従来装置とは異なり、フェルールWが研削に伴
って小径になった場合でも、フェルールWに対して回転
力を円滑に伝達できる。
【0031】さらに、長期の使用に伴ってセンタピン2
1,22や面接触体19b,20bに摩耗等が生じた場
合には、テールストック13をヘッドストック12から
離間する位置に移動させる。この状態で、回転軸14及
び移動軸18の先端からスリーブ19c,20cを取り
外すことにより、面接触体19b,20bを取り外し
て、その面接触体19b,20b及びセンタピン21,
22を新しいものと容易に交換することができる。
1,22や面接触体19b,20bに摩耗等が生じた場
合には、テールストック13をヘッドストック12から
離間する位置に移動させる。この状態で、回転軸14及
び移動軸18の先端からスリーブ19c,20cを取り
外すことにより、面接触体19b,20bを取り外し
て、その面接触体19b,20b及びセンタピン21,
22を新しいものと容易に交換することができる。
【0032】なお、フェルールWに対する研削によって
回転砥石44の研削面である外周面の砥粒が摩滅等した
場合には、ドレッサ70によるドレッシングが行われ
る。従って、この実施形態によれば、以下のような効果
を得ることができる。
回転砥石44の研削面である外周面の砥粒が摩滅等した
場合には、ドレッサ70によるドレッシングが行われ
る。従って、この実施形態によれば、以下のような効果
を得ることができる。
【0033】・ このフェルールの外周面研削装置にお
いては、フェルールWの心出しは、センタピンよりなる
心出し機構21,22により行われる。また、フェルー
ルWに対する回転力伝達は、フェルールWの両端面に所
定の圧力で面接触する回転力付与機構14,15により
行われる。従って、フェルールWに対する荷重は、フェ
ルールWの両端面である面接触部分において作用する。
このため、フェルールWの両端開口縁には大きな荷重が
作用することがない。よって、フェルールWの両端開口
縁や心出し機構21,22のセンタピン21が損傷する
のを抑制することができる。また、フェルールWの外周
面の研削が進行しても、フェルールWの回転が面接触体
19b,20bから伝えられるため、その伝達は確実に
行われ、フェルールWに対する回転力の伝達が不均一に
なるおそれはない。従って、フェルールWの外周面研削
中、フェルールWを常に正常に回転させることができ
て、加工精度を向上させることができる。
いては、フェルールWの心出しは、センタピンよりなる
心出し機構21,22により行われる。また、フェルー
ルWに対する回転力伝達は、フェルールWの両端面に所
定の圧力で面接触する回転力付与機構14,15により
行われる。従って、フェルールWに対する荷重は、フェ
ルールWの両端面である面接触部分において作用する。
このため、フェルールWの両端開口縁には大きな荷重が
作用することがない。よって、フェルールWの両端開口
縁や心出し機構21,22のセンタピン21が損傷する
のを抑制することができる。また、フェルールWの外周
面の研削が進行しても、フェルールWの回転が面接触体
19b,20bから伝えられるため、その伝達は確実に
行われ、フェルールWに対する回転力の伝達が不均一に
なるおそれはない。従って、フェルールWの外周面研削
中、フェルールWを常に正常に回転させることができ
て、加工精度を向上させることができる。
【0034】・ このフェルールの外周面研削装置にお
いては、前記回転力付与機構が、同一軸線上で接離可能
に対応配置され、先端に面接触体19b,20bを設け
た一対の回転軸14,15からなっている。このため、
両回転軸14,15の面接触体19b,20b間にてフ
ェルールWを心出し状態に適正に保持することができ
る。また、このフェルールWの保持状態で、フェルール
Wに対して両端側から確実に回転力を付与することがで
きる。
いては、前記回転力付与機構が、同一軸線上で接離可能
に対応配置され、先端に面接触体19b,20bを設け
た一対の回転軸14,15からなっている。このため、
両回転軸14,15の面接触体19b,20b間にてフ
ェルールWを心出し状態に適正に保持することができ
る。また、このフェルールWの保持状態で、フェルール
Wに対して両端側から確実に回転力を付与することがで
きる。
【0035】・ このフェルールの外周面研削装置にお
いては、前記心出し機構が、各面接触体19b,20b
の中心のガイド孔19a,20a内においてバネ23,
24により突出方向に付勢されたセンタピン21,22
からなっている。このため、フェルールWの両端開口縁
に大きな荷重が作用した場合には、バネ23,24に付
勢力に抗してセンタピン21,22が後退する。従っ
て、バネ23,24が前記の荷重を吸収することにな
り、フェルールWを損傷することなく所定の軸線上に心
出しすることができる。
いては、前記心出し機構が、各面接触体19b,20b
の中心のガイド孔19a,20a内においてバネ23,
24により突出方向に付勢されたセンタピン21,22
からなっている。このため、フェルールWの両端開口縁
に大きな荷重が作用した場合には、バネ23,24に付
勢力に抗してセンタピン21,22が後退する。従っ
て、バネ23,24が前記の荷重を吸収することにな
り、フェルールWを損傷することなく所定の軸線上に心
出しすることができる。
【0036】・ このフェルールの外周面研削装置にお
いては、前記各面接触体19b,20bが、回転軸14
及び移動軸18に着脱可能に取り付けられている。この
ため、長期の使用に伴ってセンタピン21,22や面接
触体19b,20bに摩耗等が発生したとき、それらを
容易に脱着交換することができる。
いては、前記各面接触体19b,20bが、回転軸14
及び移動軸18に着脱可能に取り付けられている。この
ため、長期の使用に伴ってセンタピン21,22や面接
触体19b,20bに摩耗等が発生したとき、それらを
容易に脱着交換することができる。
【0037】・ このフェルールの外周面研削装置にお
いては、回転軸14,15間の間隔をテールストック1
3の移動によって調整できる。このため、異なる長さの
フェルールWに対して自在に対応できる。
いては、回転軸14,15間の間隔をテールストック1
3の移動によって調整できる。このため、異なる長さの
フェルールWに対して自在に対応できる。
【0038】・ このフェルールの外周面研削装置にお
いては、フェルールWに対する研削によって回転砥石4
4の研削面である外周面の砥粒が摩滅等した場合には、
ドレッサ70によるドレッシングが行われる。この場
合、ドレッサ70は前後方向、すなわち回転砥石44の
径方向においては固定位置にあるため、ドレッシングの
際における回転砥石44の前後方向の移動量がこの回転
砥石44の径を正確に表すことになる。従って、この径
のデータをフェルールWの加工の際に、例えば回転砥石
44の前進移動量の算出に用いることにより、フェルー
ルWを必要な寸法に正確に研削できる。
いては、フェルールWに対する研削によって回転砥石4
4の研削面である外周面の砥粒が摩滅等した場合には、
ドレッサ70によるドレッシングが行われる。この場
合、ドレッサ70は前後方向、すなわち回転砥石44の
径方向においては固定位置にあるため、ドレッシングの
際における回転砥石44の前後方向の移動量がこの回転
砥石44の径を正確に表すことになる。従って、この径
のデータをフェルールWの加工の際に、例えば回転砥石
44の前進移動量の算出に用いることにより、フェルー
ルWを必要な寸法に正確に研削できる。
【0039】(変更例)なお、この実施形態は、次のよ
うに変更して具体化することも可能である。 ・ 前記実施形態においては、一方の回転軸15に移動
軸18が移動可能に挿通支持され、この移動軸18に面
接触体20bが設けられている。これに対し、回転軸1
5の先端に面接触体20bを直接配設して、その回転軸
15全体を軸線方向へ移動させるように構成すること。
うに変更して具体化することも可能である。 ・ 前記実施形態においては、一方の回転軸15に移動
軸18が移動可能に挿通支持され、この移動軸18に面
接触体20bが設けられている。これに対し、回転軸1
5の先端に面接触体20bを直接配設して、その回転軸
15全体を軸線方向へ移動させるように構成すること。
【0040】・ 前記実施形態においては、面接触体1
9b,20bが回転軸14及び移動軸18に着脱可能に
取り付けられている。これに対し、この面接触体19
b,20bを回転軸14及び移動軸18と一体的に形成
すること。
9b,20bが回転軸14及び移動軸18に着脱可能に
取り付けられている。これに対し、この面接触体19
b,20bを回転軸14及び移動軸18と一体的に形成
すること。
【0041】・ 前記実施形態においては、回動レバー
26に操作ノブ27が設けられているが、これを省略す
ること。この場合には、移動用シリンダ25のストロー
クを調節できるようにして、回転軸15の軸線方向移動
量を調節できるように構成するのが望ましい。
26に操作ノブ27が設けられているが、これを省略す
ること。この場合には、移動用シリンダ25のストロー
クを調節できるようにして、回転軸15の軸線方向移動
量を調節できるように構成するのが望ましい。
【0042】・ 前記実施形態では、ドレッサ70とし
てモータ69により回転されるタイプのものを用いた。
これに対し、ドレッサとして回転されない固定タイプの
ものを用いること。このようにすれば、構成が簡単にな
る。
てモータ69により回転されるタイプのものを用いた。
これに対し、ドレッサとして回転されない固定タイプの
ものを用いること。このようにすれば、構成が簡単にな
る。
【0043】(別の技術的思想)前記実施形態から把握
される請求項以外の技術的思想は以下の通りである。 (1) ワークWを把持した状態で一軸線の周りに回転
される加工軸14,15と、ワークWに対して接近離間
可能に配置され、ワークWの外周面を研削可能な回転砥
石44と、その回転砥石44を挟んでワーク加工位置の
反対側に配置され、回転砥石44の軸線方向に移動可能
なドレッサ70とを備えたことを特徴とする研削装置。
される請求項以外の技術的思想は以下の通りである。 (1) ワークWを把持した状態で一軸線の周りに回転
される加工軸14,15と、ワークWに対して接近離間
可能に配置され、ワークWの外周面を研削可能な回転砥
石44と、その回転砥石44を挟んでワーク加工位置の
反対側に配置され、回転砥石44の軸線方向に移動可能
なドレッサ70とを備えたことを特徴とする研削装置。
【0044】このように構成した研削装置においては、
回転砥石44をドレッシング位置に移動させることによ
り、回転砥石44の径を算出でき、その径のデータを用
いて正確な研削加工が可能になる。
回転砥石44をドレッシング位置に移動させることによ
り、回転砥石44の径を算出でき、その径のデータを用
いて正確な研削加工が可能になる。
【0045】(2) 前記(1)項において、フェルー
ルよりなるワークWの両端開口に係合してワークWの心
出しを行う心出し手段21b,22bと、ワークWの両
端面に所定の接触圧力下で面接触してワークWを保持す
るとともに、ワークWに回転を付与する一対の回転付与
手段19e,20eと、その両回転付与手段19e,2
0eを同期して回転駆動する駆動手段29,38とを備
えたことを特徴とするフェルールの外周面研削装置。
ルよりなるワークWの両端開口に係合してワークWの心
出しを行う心出し手段21b,22bと、ワークWの両
端面に所定の接触圧力下で面接触してワークWを保持す
るとともに、ワークWに回転を付与する一対の回転付与
手段19e,20eと、その両回転付与手段19e,2
0eを同期して回転駆動する駆動手段29,38とを備
えたことを特徴とするフェルールの外周面研削装置。
【0046】このようにすれば、前記(1)項の効果に
加えて、フェルールを常に正常に回転させることができ
て、加工精度を向上させることができる。
加えて、フェルールを常に正常に回転させることができ
て、加工精度を向上させることができる。
【0047】
【発明の効果】以上、実施形態で例示したように、この
発明においては、フェルールの両端開口縁に大きな荷重
が作用することなく、フェルールを心出し状態に保持す
ることができて、フェルールの両端開口縁や心出し部材
が損傷するのを抑制することができる。また、この発明
においては、フェルールの外周面研削の開始から終了ま
での間、フェルールを常に正常に回転させることができ
て、加工精度を向上させることができる。
発明においては、フェルールの両端開口縁に大きな荷重
が作用することなく、フェルールを心出し状態に保持す
ることができて、フェルールの両端開口縁や心出し部材
が損傷するのを抑制することができる。また、この発明
においては、フェルールの外周面研削の開始から終了ま
での間、フェルールを常に正常に回転させることができ
て、加工精度を向上させることができる。
【図1】 一実施形態のフェルールの外周面研削装置を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図2】 図1の研削装置の要部拡大断面図。
【図3】 図1の研削装置の要部拡大正面図。
【図4】 図2の一部をさらに拡大して示す部分断面
図。
図。
【図5】 図1の研削装置の平面図。
【図6】 ドレッサ装置を示す断面図。
11…フレーム、13…可動コラム、14,15…回転
付与手段としての回転付与機構を構成する回転軸、18
…移動軸、19,20…面接触体19ba,20a…ガ
イド孔、21,22…心出し手段としての心出し機構を
構成するセンタピン、23,24…付勢手段としてのバ
ネ、25…移動用シリンダ、28…駆動手段としての駆
動機構、29…同期軸、38…回転用モータ、44…研
削手段としての回転砥石、W…フェルール。
付与手段としての回転付与機構を構成する回転軸、18
…移動軸、19,20…面接触体19ba,20a…ガ
イド孔、21,22…心出し手段としての心出し機構を
構成するセンタピン、23,24…付勢手段としてのバ
ネ、25…移動用シリンダ、28…駆動手段としての駆
動機構、29…同期軸、38…回転用モータ、44…研
削手段としての回転砥石、W…フェルール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 一朗 神奈川県横須賀市神明町1番地 株式会社 日平トヤマ技術センター内 (72)発明者 西 健一朗 神奈川県横須賀市神明町1番地 株式会社 日平トヤマ技術センター内 Fターム(参考) 2H036 QA13 QA16 QA20 3C034 AA01 BB01 BB74 BB75 DD13 3C043 AA01 CC03 DD05
Claims (5)
- 【請求項1】 フェルールの両端開口に係合してフェル
ールの心出しを行う心出し手段と、 フェルールの両端面に所定の接触圧力下で面接触してフ
ェルールを保持するとともに、フェルールに回転力を付
与する一対の回転力付与手段と、 その両回転力付与手段を同期して回転駆動する駆動手段
と、 フェルールの外周面を研削する研削手段とを備えたこと
を特徴とするフェルールの外周面研削装置。 - 【請求項2】 前記両回転力付与手段は、同一軸線上で
接離可能に対応配置され、先端に面接触部を設けた一対
の回転軸からなることを特徴とする請求項1に記載のフ
ェルールの外周面研削装置。 - 【請求項3】 前記心出し手段は、各面接触部の中心の
ガイド孔に挿入され、付勢手段により突出方向に付勢さ
れたセンタピンよりなることを特徴とする請求項2に記
載のフェルールの外周面研削装置。 - 【請求項4】 前記各面接触部は、回転軸に着脱可能に
取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の
フェルールの外周面研削装置。 - 【請求項5】 両回転軸間の間隔を調節するための調節
手段を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか
に記載のフェルールの外周面研削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001177377A JP2002365474A (ja) | 2001-06-12 | 2001-06-12 | フェルールの外周面研削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001177377A JP2002365474A (ja) | 2001-06-12 | 2001-06-12 | フェルールの外周面研削装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002365474A true JP2002365474A (ja) | 2002-12-18 |
Family
ID=19018229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001177377A Pending JP2002365474A (ja) | 2001-06-12 | 2001-06-12 | フェルールの外周面研削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002365474A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108890426A (zh) * | 2018-09-03 | 2018-11-27 | 重庆长江轴承股份有限公司 | 球轴承内外圈自动磨削系统 |
CN114571302A (zh) * | 2022-05-05 | 2022-06-03 | 江苏华之沃电气智能科技有限公司 | 一种石墨棒材磨削装置 |
-
2001
- 2001-06-12 JP JP2001177377A patent/JP2002365474A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108890426A (zh) * | 2018-09-03 | 2018-11-27 | 重庆长江轴承股份有限公司 | 球轴承内外圈自动磨削系统 |
CN108890426B (zh) * | 2018-09-03 | 2023-12-22 | 重庆长江轴承股份有限公司 | 球轴承内外圈自动磨削系统 |
CN114571302A (zh) * | 2022-05-05 | 2022-06-03 | 江苏华之沃电气智能科技有限公司 | 一种石墨棒材磨削装置 |
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