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JP2002355485A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機

Info

Publication number
JP2002355485A
JP2002355485A JP2001164587A JP2001164587A JP2002355485A JP 2002355485 A JP2002355485 A JP 2002355485A JP 2001164587 A JP2001164587 A JP 2001164587A JP 2001164587 A JP2001164587 A JP 2001164587A JP 2002355485 A JP2002355485 A JP 2002355485A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water tank
drying
dehumidifying fan
water
fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001164587A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kuno
功二 久野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001164587A priority Critical patent/JP2002355485A/ja
Publication of JP2002355485A publication Critical patent/JP2002355485A/ja
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯物の乾燥のための除湿性能を高めて、洗
濯物を乾燥し終わるまでの時間を短縮化できるようにす
る。 【解決手段】 循環路13を通じて循環される水槽2内
の空気を冷却して除湿する乾燥装置18の第1除湿用フ
ァン16(冷却手段)とは別に、水槽2を冷却する風を
生起する第2除湿用ファン24を設け、これにより、洗
濯物の乾燥のための除湿が、循環路13を通じて循環さ
れる水槽2内の空気を冷却することによって行われるだ
けでなく、第2除湿用ファン24が生起する風によって
水槽2を冷却することによっても行われるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗濯物の洗濯だけで
なく乾燥をも行う洗濯乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、洗濯物の洗濯及び乾燥を行う
洗濯乾燥機が供されている。このものは、洗濯物の洗濯
を行った後、その洗濯物を収容した槽内の空気を槽外の
循環路を通じて循環させると共に、その循環される空気
を冷却して除湿し、更に、その除湿された空気をヒータ
により熱して槽内に戻すことにより、洗濯物の水分を漸
次奪って乾燥させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものの場
合、洗濯物の乾燥のための除湿は、槽外の循環路を通じ
て循環される槽内の空気を冷却することによってのみ行
われるものであり、これのみの除湿性能では、洗濯物を
乾燥し終わるまでに比較的多くの時間がかかっていた。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従っ
てその目的は、除湿性能を高めて、洗濯物を乾燥し終わ
るまでの時間の短縮化ができる洗濯乾燥機を提供するに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯乾燥機は、水槽と、この水槽の内部に
配設されて該水槽内部と連通した回転槽と、この回転槽
を回転させるモータと、前記水槽内部の空気を循環させ
る循環路を有すると共に、その循環される空気を冷却し
て除湿する冷却手段を有し、前記回転槽の内部に収容さ
れた洗濯物の乾燥に供する乾燥装置と、この乾燥装置の
冷却手段とは別に設けられ、前記水槽を冷却する風を生
起する第2除湿用ファンとを具備することを特徴とする
(請求項1の発明)。
【0005】このものによれば、洗濯物の乾燥のための
除湿は、循環路を通じて循環される水槽内の空気を冷却
することによって行われるだけでなく、第2除湿用ファ
ンが生起する風によって水槽を冷却することによっても
行われるようになり、かくして除湿性能を高めることが
できる。
【0006】この場合、第2除湿用ファンはモータのロ
ータに設けると良い(請求項2の発明)。このもので
は、第2除湿用ファンの回転駆動源を別途必要としない
だけでなくモータのロータを回転体として利用して第2
除湿用ファンを設けることができる。
【0007】又、第2除湿用ファンは水槽の外下方部に
存し、それに対して、水槽にはこれの底部から外周にか
けて上広がり状の傾斜部又は曲状部を形成すると良い
(請求項3の発明)。このものでは、第2除湿用ファン
が生起する風を、水槽の傾斜部又は曲状部により、水槽
の底部より上方の周側部までスムーズに行き届かせるこ
とができて、水槽の冷却効果が増す。
【0008】更に、乾燥装置の冷却手段が第1除湿用フ
ァンで、この第1除湿用ファンが生起する風を循環路に
当てると共に水槽の外周部に当てるようにガイドするガ
イド手段を有するのも良い(請求項4の発明)。このも
のでは、水槽が、第2除湿用ファンが生起する風に加え
て、乾燥装置の除湿用冷却手段である第1除湿用ファン
が生起する風によっても冷却されるようになり、水槽の
冷却効果が増す。
【0009】加えて、第1除湿用ファンの駆動は、乾燥
運転の初期に行うのを避けて、その後に行うようにする
と良い(請求項5の発明)。このものでは、洗濯物から
水分が蒸発するまでの乾燥運転の初期には第1除湿用フ
ァンが駆動されず、その後の、洗濯物から水分が蒸発す
るようになってから第1除湿用ファンを駆動することに
なるので、乾燥装置による水槽内空気の除湿が、洗濯物
から水分が蒸発するようになってから行われるようにな
り、もって効率の良い除湿ができる。
【0010】そして、水槽内部の温度を検知する温度検
知手段を具え、乾燥運転中、その温度検知手段により水
槽内部の異常高温度が検知されたときには、第1除湿用
ファンの駆動を水槽内部の温度が低下するまで行うよう
にすると良い(請求項6の発明)。このものでは、乾燥
運転中における水槽内部の万一の異常温度上昇の抑制
が、第1除湿用ファンが生起する風によってできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1ないし図6を参照して説明する。まず、図1に
は、洗濯乾燥機、中でも縦軸形洗濯乾燥機の全体構成を
示しており、外箱1の内部に水槽2を縦軸状に配設して
いる。水槽2は有底の円筒状を成しており、それを、外
箱1の上部から吊下した複数本(1本のみ図示)の吊り
棒3、及びこの吊り棒3にそれぞれ装着したスプリング
4を有する弾性支持機構5により弾性支持している。
【0012】水槽2の内部には、回転槽6を縦軸状に配
設している。この回転槽6も有底の円筒状を成してお
り、その周側部には多数の脱水孔7を有し、これによっ
て回転槽6の内部を周囲の水槽2内部と連通させてい
る。回転槽6の内底部には、洗濯用の例えば突条8aを
複数有する撹拌体8を縦軸状に配設している。
【0013】水槽2の底部には排水口9を形成してお
り、この排水口9には排水弁10を介して排水ホース1
1を接続すると共に、循環ダクト12の一端部を接続し
ている。この循環ダクト12は水槽2内の空気を循環さ
せる循環路13を構成するものであり、水槽2の外周側
面に沿って上方へ延びるように配設し、その途中部に循
環用ファン14を配設し、更にそれより上方の他端部側
にヒータ15を配設している。
【0014】又、循環ダクト12に対して、外箱1のそ
の循環ダクト12に臨む部位、特には上記循環用ファン
14より下方の中間部に臨む部位には、第1除湿用ファ
ン16を設けている。この第1除湿用ファン16は、循
環ダクト12内(循環路13)を通る空気を冷却して除
湿する冷却手段として機能するもので、例えば中心部に
アウターロータ形のモータ17を内蔵しており、このモ
ータ17特にはこれのロータの回転によって回転駆動さ
れるようになっている。ここで、循環ダクト12、循環
用ファン14、ヒータ15、及び第1除湿用ファン16
は、後述のように洗濯物の乾燥に供する乾燥装置18を
構成するものである。
【0015】第1除湿用ファン16に対して、これの循
環ダクト12側の部分には、ルーバ19を設けている。
このルーバ19は第1除湿用ファン16が生起する風を
ガイドするガイド手段として機能するもので、図2に示
すように、中心部を循環ダクト12と合わせ、そこから
循環ダクト12の両側方へ漸次角度を広げる向きに複数
のルーバ片19aを有しており、その両側端部のルーバ
片19aは循環ダクト12よりもそれぞれ外側に位置し
ている。
【0016】水槽2の中心部の外下方部にはモータ20
を取付けている。このモータ20は、この場合、アウタ
ーロータ形の例えば直流ブラシレスモータであり、その
ロータ20aの回転によって、ロータ軸20bを介し、
前記撹拌体8及び回転槽6を選択的に回転駆動するよう
になっている。なお、水槽2の外下方部には、前記排水
弁10の開閉をするギヤードモータ等の弁開閉装置21
をも取付けている。
【0017】更に、図2に示すように、水槽2の複数箇
所、この場合、前記弾性支持機構5に吊持される複数の
被吊持部22の相互間部分であって、且つ、排水弁10
及び弁駆動装置21を取付けた部分を除く3箇所には、
傾斜部23を形成している。この傾斜部23は、図1に
示すように、水槽2の底部から外周、特にはその下部に
かけて上広がり状の傾斜を成すものである。
【0018】そして、水槽2の外下方部には第2除湿用
ファン24を設けている。この第2除湿用ファン24
は、詳細には図3ないし図5に示すように、前記モータ
20のロータ20a、特にこれの外周部に一体に形成し
たものであり、ロータ20aの外周部に均等間隔で存す
る多数の傾斜翼片24aと、これを囲繞するリング部2
4bとから成っていて、図3に矢印Aで示すように、ロ
ータ20aの軸方向と径方向(遠心方向)との中間の斜
め方向(傾斜拡開方向)に風を生起する斜流ファンとし
て機能するようになっている。
【0019】水槽2の下部には又、図1に示すように、
温度センサ25を取付けている。この温度センサ25
は、例えばサーミスタから成るもので、感温部25aが
水槽2の内部に位置し、これによって水槽2の内部の温
度を検知する温度検知手段として機能するようになって
いる。
【0020】ここで、前記外箱1は上下の両面に開口部
(下面の開口部26のみ図示)を有しており、その下面
の開口部26を開放したままとして、その周囲部の例え
ば4隅所にそれぞれ脚27を取付けている。一方、外箱
1の上面には、該上面の開口部を覆うトップカバー28
を装着しており、このトップカバー28には、前記回転
槽6に臨む洗濯物出入口29を形成すると共に、その洗
濯物出入口29を開閉する蓋30を枢設している。
【0021】更に、トップカバー28の内部には注水ケ
ース31を後部に配設しており、この注水ケース31
は、背部に給水弁32を接続し、前下部に注水パイプ3
3を接続している。又、それに対し、前記水槽2の上面
の開口部にはリング状の水槽カバー34を装着してお
り、これの後部に上記注水パイプ33の先端部を接続す
ることによって、給水弁32から供給される水、特には
水道水が、注水ケース31及び注水パイプ33内を通じ
て回転槽6内に供給されるようにしている。
【0022】加えて、上記水槽カバー34には、これが
囲繞した開口部を開閉する内蓋35を枢設している。
又、注水ケース31内には洗剤ケース36を例えば引出
し式にて出し入れ可能に収納しており、この洗剤ケース
36に収容した洗剤は、注水ケース31内を通る水によ
って回転槽6内に供給されるようになっている。しかし
て、注水ケース31には、前記循環ダクト12の他端部
を背部に接続しており、これによって、該循環ダクト1
2内(循環路13)を通る空気が、注水ケース31及び
注水パイプ33内を通じて回転槽6内に供給されるよう
にしている。
【0023】一方、トップカバー28の前部の内部には
制御装置37を配設している。この制御装置37は、洗
濯乾燥機の運転全般を制御する制御手段たるもので、例
えばマイクロコンピュータから成っている。この制御装
置37には、図6に示すように、例えば操作パネル(図
示せず)が有する各種操作スイッチ38から各種操作信
号が入力されると共に、前記水槽2内の水位を検知する
ように設けた水位センサ39から水位検知信号が入力さ
れ、更に、前記蓋30の開閉を検知するように設けた蓋
スイッチ40から蓋開閉検知信号が入力され、前記温度
センサ25から温度検知信号が入力されるようにしてい
る。
【0024】そして、制御装置37は、それらの入力並
びにあらかじめ記憶した制御プログラムに基づいて、例
えば上記操作パネルが有する各種表示器41に表示作動
制御信号を与えると共に、前記蓋30を閉鎖状態にロッ
クするように設けた蓋ロック装置の例えば電磁石等の駆
動源42、前記給水弁31の同じく電磁石等の開閉駆動
源43、排水弁10のための前記弁開閉装置21のギヤ
ードモータ等の駆動源44、モータ20、ヒータ15、
循環用ファン14のモータなど回転駆動源45、第1除
湿用ファン16の駆動モータ17、を駆動する駆動回路
46に駆動制御信号を与えるようにしている。
【0025】次に、上記構成のものの作用を述べる。ま
ず、洗濯時、制御装置37は、排水弁10を閉塞させた
状態で、給水弁駆動源43に通電することにより給水弁
32を開放させ、洗剤ケース36内の洗剤の投入を伴っ
た内槽6内への給水をする。次いで、モータ20に通電
することにより、該モータ20を起動させて撹拌体8を
回転、特には正逆両方向に交互に回転させ、これによっ
て、内槽6内にあらかじめ収容された洗濯物(図示せ
ず)の洗いをする。
【0026】その後、排水弁10のための弁開閉装置2
1の駆動源44に通電して排水弁10を開放させること
により、回転槽6及び水槽2内の水を排水ホース11を
通じて排出する。この後、上記駆動源44への通電を断
って排水弁10を閉塞させ、この状態で、前記給水弁駆
動源43に再び通電することにより、内槽6内への給水
をする。そして、その後、モータ20に通電することに
より、撹拌体8を上述同様に回転させ、これによって、
内槽6内の洗い後の洗濯物のすすぎをする。
【0027】このすすぎを複数回行った後、制御装置3
7は、排水をし、更にその排水をする状態のまま、モー
タ20に通電することにより、回転槽6を回転させ、こ
れによって、内槽6内のすすぎ後の洗濯物の脱水をす
る。
【0028】しかして、脱水後、制御装置37は、乾燥
装置18の循環用ファン14の回転駆動源45に通電す
ることにより、循環用ファン14を回転させる。する
と、図1に矢印Bで示すように、水槽2内の空気が排水
口9から循環ダクト12内(循環路13)に吸引され、
該循環ダクト12内を通された後、注水ケース31及び
注水パイプ33内を通じて回転槽6内に送られる。この
回転槽6内に送られた空気は、回転槽6の脱水孔7を通
じてその周囲の水槽2内に戻り、この水槽2内から再び
循環ダクト12内に吸引されるということが繰返されて
循環される。
【0029】又、その循環中、制御装置37は、乾燥装
置18の第1除湿用ファン16の駆動モータ17に通電
することにより、第1除湿用ファン16を回転させるも
ので、この回転した第1除湿用ファン16は、図1及び
図2に矢印Cで示すように、外箱1外の空気を吸入して
吐出し、この吐出された空気を、ルーバ19がルーバ片
19aにより循環ダクト12から循環ダクト12の両側
方へ漸次角度を広げるようにガイドする。これによっ
て、第1除湿用ファン16が吸入した空気は、循環ダク
ト12に当たると共に水槽2の外周部に当たる。
【0030】そのうち、循環ダクト12に当たった空気
は、該循環ダクト12を冷却することによって、循環中
の水槽2内の空気を冷却し、これによって、その循環中
の水槽2内の空気が凝縮され除湿される。更に、この循
環中、制御装置37は、乾燥装置18のヒータ15にも
通電してこれを発熱させるものであり、このヒータ15
により、循環中の特に上述の除湿された空気が加熱され
て温風化される。従って、前記回転槽6内にはその除湿
された温風が順次供給される。
【0031】そして、更にそれに加え、この循環中に
は、モータ20に通電することにより、撹拌体8を例え
ば正逆両方向に交互に短時間ずつ回転させ、更に回転槽
6をも同様に回転させる。これにより、回転槽6内の洗
濯物がほぐされ、あるいはその位置が入れ換えられるも
のであり、これによって、回転槽6内に供給された温風
と洗濯物との接触が促進され、かくして、前記脱水後の
洗濯物の水分を漸次奪って乾燥させる。
【0032】又、モータ20が回転されれば、ロータ2
0aと一体に第2除湿用ファン24が回転し、これによ
り、モータ20の下方(外箱1外)からモータ20の上
方への風、特には図3及び図1に矢印Aで示した斜め方
向(傾斜拡開方向)の風を生起する。この生起された風
は、モータ20に当たってこれを冷却すると共に、水槽
2の底部から下部に当たり、特に本実施例のものの場
合、水槽2の底部から外周にかけて形成した傾斜部23
により、水槽2の底部より上方の周側部までスムーズに
行き届かされて当たる。これにより、水槽2が冷却さ
れ、ひいては水槽2内の空気が冷却されて除湿される。
【0033】従って、洗濯物の乾燥のための除湿は、前
記循環ダクト12を通じて循環される水槽2内の空気を
冷却することによって行われると共に、第2除湿用ファ
ン24が生起する風によって水槽2を冷却することによ
っても行われるものであり、、かくして除湿性能を高め
ることができる。なお、乾燥行程が終われば、制御装置
37は、乾燥装置18の循環用ファン14と、第1除湿
用ファン16、ヒータ15、モータ20を停止させるも
のであり、それによって第2除湿用ファン24も停止さ
れる。
【0034】このように本構成のものでは、洗濯物の乾
燥のための除湿を、循環ダクト12を通じて循環される
水槽2内の空気を冷却することによって行うだけでな
く、第2除湿用ファン24が生起する風によって水槽2
を冷却することによっても行うものであり、かくして除
湿性能を高めることができるので、洗濯物を乾燥し終わ
るまでの時間を短縮化できる。
【0035】又、本構成のものでは、第2除湿用ファン
24をモータ20のロータ20aに設けており、これに
より、第2除湿用ファン24の回転駆動源を別途必要と
しないだけでなく、モータ20のロータ20aを回転体
として利用して第2除湿用ファン24を設けることがで
きるので、合理的な構造で実現ができる。
【0036】更に、第2除湿用ファン24は水槽2の外
下方部に存し、それに対して、水槽2にはこれの底部か
ら外周にかけて上広がり状の傾斜部23を形成してお
り、これによって、第2除湿用ファン24が生起する風
を、水槽2の底部より上方の周側部までスムーズに行き
届かせることができるので、水槽2の冷却効果が増し、
もって、除湿性能を一段と高めることができて、洗濯物
を乾燥し終わるまでの時間を一層短縮化できる。なお、
この傾斜部23はそれと同様の曲状部(弧状部)に変え
て実施するようにしても良い。又、この傾斜部23は水
槽2の底部から下部外周にかけての全周に形成するよう
にしても良い。
【0037】加えて、乾燥装置18の冷却手段が第1除
湿用ファン16で、この第1除湿用ファン16が生起す
る風を循環ダクト12に当てると共に水槽2の外周部に
当てるようにガイドするガイド手段としてルーバ19を
有しており、これによって、水槽2が、第2除湿用ファ
ン24に加えて、第1除湿用ファン16が生起する風に
よっても冷却されるので、水槽2の冷却効果が増し、よ
って、これにても除湿性能を一段と高めることができ
て、洗濯物を乾燥し終わるまでの時間を一層短縮化でき
る。
【0038】なお、第2除湿用ファン24が生起した風
は、水槽2を冷却すると共に、その水槽2内から出た直
後の湿気を多く帯びた空気が通る該循環用ダクト12の
下部にも行き渡ってこれを冷却するものでもあり、もっ
て、除湿性能を更に高めることができて、洗濯物を乾燥
し終わるまでの時間をなお一層短縮化できる。
【0039】以上に対して、図7ないし図14は本発明
の第2ないし第7実施例を示すもので、それぞれ、第1
実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略
し、異なる部分についてのみ述べる。
【0040】[第2実施例]図7に示す第2実施例にお
いては、制御装置37が、乾燥運転をスタートしたと
き、乾燥装置18の循環用ファン14を回転させると共
に、ヒータ15を発熱させる(ステップS1)。なお、
この図7には、モータ20の駆動(第2除湿用ファン2
4の回転)については、図示を省略しているが、前述同
様に行うものである。
【0041】上記ステップS1の後、制御装置37は、
温度センサ25の検知結果から、水槽2内の温度が所定
温度、この場合、50〔℃〕以上に達したか否かの判断
をする(ステップS2)。このステップS2で、水槽2
内の温度が50〔℃〕以上に達していない(NO)と判
断されるうちは、このステップS2を繰返し、50
〔℃〕以上に達した(YES)と判断されれば、第1除
湿用ファン16を回転させる(ステップS3)。
【0042】この後、制御装置37は、水槽2内の温度
が順当に温度上昇した結果の温度(通常温度、例えば5
5〔℃〕)に所定温度(例えば15〔℃〕)を加えた異
常高温度に達したか否かの判断をし(ステップS4)、
その異常高温度に達していない(NO)と判断されれ
ば、次に、例えば温度センサ25の検知結果、もしくは
別途設けた乾燥センサの検知結果から、洗濯物が乾燥し
た段階に達したか否かの判断をする(ステップS5)。
【0043】上記ステップS5で、洗濯物が乾燥した段
階に達していない(NO)と判断されるうちは、ステッ
プS4に戻る。一方、洗濯物が乾燥した段階に達した
(YES)と判断されれば、前記ヒータ15の発熱を停
止させ(ステップS6)、更に、前記循環用ファン14
の回転を停止させると共に(ステップS7)、第1除湿
用ファン16の回転も停止させて(ステップS8)、乾
燥運転を終了する。なお、このときにはモータ20の駆
動(第2除湿用ファン24の回転)をも停止させる。
【0044】これに対して、前記ステップS4で、水槽
2内の温度が異常高温度に達した(YES)と判断され
たときには、ヒータ15の発熱を停止させ(ステップS
9)、次いで、水槽2内の温度が所定温度、例えば45
〔℃〕まで低下したか否かの判断をする(ステップS1
0)。このステップS10で、水槽2内の温度が低下し
ていない(NO)と判断されるうちは、このステップS
10を繰返し、低下した(YES)と判断されれば、ス
テップS7に進んで、循環用ファン14の回転を停止さ
せると共に、第1除湿用ファン16の回転も停止させ
る。
【0045】このように第2実施例においては、第1除
湿用ファン16の駆動を、水槽2内の温度が50〔℃〕
以上に達するまでの乾燥運転の初期に行うのを避けて、
その後に行うようにしている(ステップS2、S3)。
【0046】乾燥運転の初期には、洗濯物に与えられた
熱は、水分を含んで低温の状態にある洗濯物の温度を上
昇させるのに費やされ、洗濯物から水分が蒸発するまで
には至らない。これに対して、乾燥運転の初期を過ぎれ
ば、充分に温度上昇された洗濯物からは水分が蒸発する
ようになるもので、この時点以後、第1除湿用ファン1
6を回転駆動することにより、乾燥装置による水槽2内
空気の除湿(本構成のものの場合、循環ダクト12の冷
却と、水槽2の冷却)が、洗濯物から水分が蒸発するよ
うになってから行われるようになり、もって効率の良い
除湿、効率の良い乾燥運転ができる。
【0047】なお、この第1除湿用ファン16の駆動を
乾燥運転の初期に行うのを避ける制御は、水槽2内の温
度を検知してではなく、時限を定めてその時間の経過に
より行うようにしても良い。
【0048】又、この第2実施例においては、乾燥運転
中、水槽2内の異常高温度が検知されたときには、第1
除湿用ファン16の駆動を水槽2内の温度が低下するま
で行うようにしている(ステップS4、S9、S10、
S7、S8)。これにより、乾燥運転中における水槽2
内の万一の異常温度上昇の抑制が、第1除湿用ファン1
6が生起する風によってできる。なお、この水槽2内の
異常高温度が検知されたときの、水槽2内の温度が低下
するまでの第1除湿用ファン16の駆動も、時限を定め
てその時間の経過により行うようにしても良い。
【0049】[第3実施例]図8ないし図10に示す第
3実施例においては、第2除湿用ファン51を、前述の
第2除湿用ファン24に代えて、モータ20のロータ2
0aの下面部に一体に形成している。この第2除湿用フ
ァン51は、詳細には、放射状の多数の傾斜翼片51a
と、これを囲繞するリング部51bとから成っており、
図8に矢印Aで示すように、ロータ20aの通風孔52
を通して斜め方向(傾斜拡開方向)に風を生起する斜流
ファンとして機能するようになっている。従って、この
第2除湿用ファン51によっても、前述の第2除湿用フ
ァン24と同様の作用効果を得ることができる。
【0050】[第4実施例]図11に示す第4実施例に
おいては、モータ20におけるロータ軸20bの下方突
出端部に、上述の第2除湿用ファン51とも代わる第2
除湿用ファン61を取付けている。しかして、この第2
除湿用ファン61も、前記第2除湿用ファン24と同様
に機能するものであり、従って、それと同様の作用効果
を得ることができる。
【0051】[第5実施例]図12に示す第5実施例に
おいては、回転槽6と撹拌体8とを選択回転させるため
の機構部71を水槽2の底部の中心部から外下方へ設け
ると共に、この機構部71の下方部に、上述の第2除湿
用ファン61とも代わる第2除湿用ファン72を取付
け、他方、水槽2の外下方部の偏心位置に前述のモータ
20に代わるモータ73を取付けて、このモータ73と
上記機構部71との間にベルト伝動機構74を設けてい
る。
【0052】このものの場合、回転槽6と撹拌体8及び
第2除湿用ファン72は、モータ73の回転動力がベル
ト伝動機構74により機構部71に伝えられることで、
該機構部71を介し回転駆動されるものであり、回転さ
れた第2除湿用ファン72は前記第2除湿用ファン24
と同様に機能する。従って、この場合も前述と同様の作
用効果を得ることができる。
【0053】[第6実施例]図13に示す第6実施例に
おいては、水槽2外下方部の外箱1内底面上に上述のモ
ータ73とも代わるモータ81を例えば2個、特には水
槽2の周側部の下方に位置させて取付け、これらにそれ
ぞれ上述の第2除湿用ファン72とも代わる第2除湿用
ファン82を取付けている。しかして、この第2除湿用
ファン82は、モータ73により回転駆動されて前記第
2除湿用ファン24と同様に機能するものであり、従っ
て、それと同様の作用効果を得ることができる。
【0054】[第7実施例]図14に示す第7実施例に
おいては、本発明をドラム式の洗濯乾燥機に適用してい
る。詳細には、この場合、外箱91内に、水槽92を複
数組(1組のみ図示)のサスペンション93によって横
軸状で且つ前上がり(図中左上がり)の傾斜状に弾性支
持し、この水槽92の内部に、回転槽であるドラム94
を水槽92と同軸状に配設している。
【0055】水槽92の背部(図中右側)から上部にか
けては、水槽92内の空気を循環させる循環路95を構
成する循環ダクト96を取付けており、この循環ダクト
96にも、途中部(上部)に循環用ファン97を配設
し、更にそれより前側にヒータ98を配設している。循
環用ファン97は、水槽92内の空気を循環ダクト96
内(循環路95)を通じて矢印Dで示すように循環させ
るものであり、ヒータ98は、その循環される空気を加
熱するものである。
【0056】循環ダクト96に対しては又、その上方に
給水弁99を設けており、この給水弁99から注水チュ
ーブ100を通じて供給される水を、循環ダクト96内
で散水器101により矢印Eで示すように散水させて落
下させ、この落下する水により、循環ダクト96内を上
方へ通される水槽92内の空気を冷却して除湿するよう
になっている。
【0057】従って、この場合、給水弁99から注水チ
ューブ100及び散水器101は、循環路95を通じて
循環される水槽92内の空気を冷却して除湿する冷却手
段として機能するものであり、この給水弁99、注水チ
ューブ100、及び散水器101と、前記循環ダクト9
6、循環用ファン97、及びヒータ98とにより、ドラ
ム94の内部に収容された洗濯物の乾燥に供する乾燥装
置102を構成している。
【0058】そして更に、水槽92の背部には、モータ
103(アウターロータ形)を取付け、このモータ10
3のロータ103aの軸、すなわちロータ軸103bに
ドラム94を取付けている。従って、この場合、モータ
103はドラム94を回転駆動するもので、このドラム
94の回転により、洗濯物の洗濯(洗い、すすぎ)と、
脱水、そして乾燥を行うようにしている(ドラム94内
に撹拌体は存在しない)。
【0059】又、モータ103の後方に突出したロータ
軸103bの後端部には、第2除湿ファン104を取付
けており、これによって水槽92を冷却する風を矢印F
で示すように生起し、それにより水槽92内の空気を冷
却して除湿するようにしている。従って、この場合も、
除湿性能を高めることができて、洗濯物を乾燥し終わる
までの時間を短縮化できる。
【0060】なお、第2除湿用ファン104が生起した
風は、水槽2を冷却すると共に、モータ103を冷却
し、更に、水槽2内から出た直後の湿気を多く帯びた空
気が通る該循環用ダクト12の背部部分にも行き渡って
これを冷却するものでもあり、もって、除湿性能を一段
と高めることができて、洗濯物を乾燥し終わるまでの時
間を一層短縮化できる。
【0061】又、この場合も、第2除湿用ファン104
をモータ103のロータ軸103bに取付けており、こ
れにより、第2除湿用ファン104の回転駆動源を別途
必要とせず、第2除湿用ファン104を合理的に設ける
ことができるという効果が得られるが、この第2除湿用
ファン104は、前記第3、第5、及び第6実施例のよ
うに設けても良く、もしくは第1実施例のように設けて
も良い。
【0062】更に、この図14に示すドラム式洗濯乾燥
機において、105は外箱91の前面部に形成した洗濯
物出入口、106は洗濯物出入口105を開閉する扉、
107は洗濯物出入口105と水槽92内とを連ねるベ
ロー、108は水槽92内から排水する排水弁、109
は排水ホース、110は水槽92内の洗濯水を加熱する
ヒータ、111はドラム94の内周部に設けたバッフ
ル、112は水槽92内に注水するための注水ケース、
113は注水ケース112を通じて水槽92内にもっぱ
ら風呂の残り湯を供給する給水ポンプを示しており、こ
のほか、図示はしないが注水ケース112を通じて水槽
92内に水道水を供給する給水弁等も存している。この
ほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限
定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜
変更して実施し得る。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の洗濯乾燥
機によれば、洗濯物の乾燥のための除湿性能を高めて、
洗濯物を乾燥し終わるまでの時間を短縮化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す洗濯乾燥機全体の縦
断側面図
【図2】洗濯乾燥機全体の横断下面図
【図3】第2除湿用ファン部分の拡大縦断面図
【図4】第2除湿用ファン部分の半部の拡大下面図
【図5】第2除湿用ファン部分の一部の拡大側面図
【図6】電気的構成のブロック図
【図7】本発明の第2実施例を示すフローチャート
【図8】本発明の第3実施例を示す図3相当図
【図9】図4相当図
【図10】図5相当図
【図11】本発明の第4実施例を示す洗濯乾燥機全体の
概略縦断側面図
【図12】本発明の第5実施例を示す図11相当図
【図13】本発明の第6実施例を示す図11相当図
【図14】本発明の第7実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
2は水槽、6は回転槽、13は循環路、16は第1除湿
用ファン(冷却手段)、18乾燥装置、19はルーバ
(ガイド手段)、20はモータ、20aはモータのロー
タ、23は傾斜部、24は第2除湿用ファン、25は温
度センサ(温度検知手段)、37は制御装置、51,6
1,72,82は第2除湿用ファン、92は水槽、94
はドラム(回転槽)、95は循環路、99は給水弁(冷
却手段)、100は注水チューブ(冷却手段)、101
は散水器(冷却手段)、102は乾燥装置、103はモ
ータ、104は第2除湿用ファンを示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽と、 この水槽の内部に配設されて該水槽内部と連通した回転
    槽と、 この回転槽を回転させるモータと、 前記水槽内部の空気を循環させる循環路を有すると共
    に、その循環される空気を冷却して除湿する冷却手段を
    有し、前記回転槽の内部に収容された洗濯物の乾燥に供
    する乾燥装置と、 この乾燥装置の冷却手段とは別に設けられ、前記水槽を
    冷却する風を生起する第2除湿用ファンとを具備するこ
    とを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 【請求項2】 第2除湿用ファンをモータのロータに設
    けたことを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 【請求項3】 第2除湿用ファンが水槽の外下方部に存
    し、水槽にこれの底部から外周にかけて上広がり状の傾
    斜部又は曲状部を形成したことを特徴とする請求項1記
    載の洗濯乾燥機。
  4. 【請求項4】 乾燥装置の冷却手段が第1除湿用ファン
    で、この第1除湿用ファンが生起する風を循環路に当て
    ると共に水槽の外周部に当てるようにガイドするガイド
    手段を有することを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥
    機。
  5. 【請求項5】 第1除湿用ファンの駆動を、乾燥運転の
    初期に行うのを避けて、その後に行うことを特徴とする
    請求項4記載の洗濯乾燥機。
  6. 【請求項6】 水槽内部の温度を検知する温度検知手段
    を具え、乾燥運転中、その温度検知手段により水槽内部
    の異常高温度が検知されたときには、第1除湿用ファン
    の駆動を水槽内部の温度が低下するまで行うことを特徴
    とする請求項4記載の洗濯乾燥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2894251B1 (en) 2014-01-06 2018-10-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Washer dryer and method for controlling the same

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