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JP2002347620A - 鉄道車両用台車枠及びその組立て方法並びに鉄道車両用台車 - Google Patents

鉄道車両用台車枠及びその組立て方法並びに鉄道車両用台車

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Publication number
JP2002347620A
JP2002347620A JP2001153870A JP2001153870A JP2002347620A JP 2002347620 A JP2002347620 A JP 2002347620A JP 2001153870 A JP2001153870 A JP 2001153870A JP 2001153870 A JP2001153870 A JP 2001153870A JP 2002347620 A JP2002347620 A JP 2002347620A
Authority
JP
Japan
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cross beam
bogie frame
bogie
main motor
welding
Prior art date
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Granted
Application number
JP2001153870A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3873659B2 (ja
Inventor
Tomoyuki Sato
與志 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP2001153870A priority Critical patent/JP3873659B2/ja
Publication of JP2002347620A publication Critical patent/JP2002347620A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最も重要な主電動機受座の横梁への溶接部の
溶接継手品質を向上する。 【解決手段】 主電動機受座11を構成する側板11a
と前面板11bを別部材とする。横梁2に主電動機受座
11を溶接するに際し、前面板11bを除いた部材11
a,11c〜11gを横梁2に溶接した後、横梁2に対
して前面板11bを最後に取付可能とする。 【効果】 主電動機受座の横梁への取付に際し、溶接部
が見づらく、また、溶接棒の運棒が思うように行えない
という問題がなくなり、主電動機受座の横梁への溶接が
円滑かつ確実に行えるようになって、溶接継手品質が向
上し、信頼性が増す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両用台車枠
及びその台車枠の組立て方法並びにその台車枠を備えた
鉄道車両用台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、対をなす側梁1a,
1bと、これら側梁1a,1bを連結する横梁2と、こ
の横梁2に取付けられた主電動機受座3を備えた鉄道車
両の台車枠4にあって、主電動機受座3は主電動機より
発生するトルクを受け、駆動の反力を常に受けることか
ら、台車枠の最重要部であり、強度的に信頼性の高い構
造が要求される。
【0003】特に主電動機受座3と横梁2の溶接接合部
は、有限要素法(FEM)による強度解析では、他の部
位の0〜20MPaという応力に比べて、75〜46M
Paといった高い応力が発生することから、外面、内面
共に信頼性の高い溶接継手が要求される。
【0004】ところで、この主電動機受座3は、従来は
図5に示したように、主電動機取付用のキー3aをその
上面に取付けた上板3bを、一体的に形成された前面及
び側面板3cの上端に溶接すると共に、この前面及び側
面板3c及びこの内側中央部に溶接した中間板3dを、
裏板3eに溶接して、図4に示したように一体となした
構造であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したような予め完
成させた主電動機受座3の横梁2への取付は、外側につ
いては通常の開先溶接が可能であるが、内面側について
は、図6に示したように、前面及び側面板3cの前面に
設けた開口3caより溶接棒5を掴んだ溶接電極6を挿
入して溶接する必要があった。
【0006】このような溶接では、溶接に際し、溶接部
が見づらく、また、溶接棒の運棒が思うように行えない
ので、この最も重要な溶接部の溶接継手品質を確保する
ことが困難であった。
【0007】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、最も重要な主電動機受座の横梁へ
の溶接部の溶接継手品質を向上可能な鉄道車両用台車枠
及びその台車枠の組立て方法並びにその台車枠を備えた
鉄道車両用台車提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る鉄道車両用台車枠は、主電動機受
座を構成する側板と前面板を別部材とし、横梁に主電動
機受座を溶接するに際し、前面板を除いた部材を横梁に
溶接した後、横梁に対して前面板を最後に取付可能とし
ている。そして、このようにすることで、主電動機受座
の横梁への取付に際し、溶接部が見づらく、また、溶接
棒の運棒が思うように行えないという問題がなくなる。
【0009】そして、上記したような本発明方法で組立
てた本発明に係る鉄道車両用台車枠を備えた本発明に係
る鉄道車両用台車にあっては、最も重要な主電動機受座
の横梁への溶接部の溶接継手品質が向上し、安全性が高
くなる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る鉄道車両用台車枠
は、対をなす側梁と、これら側梁を連結する横梁と、こ
の横梁に取付けられた主電動機受座を備えた鉄道車両用
台車枠において、前記主電動機受座を構成する側板と前
面板を別部材とし、横梁に対して前面板を最後に取付可
能としたものである。
【0011】そして、上記した本発明に係る鉄道車両用
台車枠を組立てるに際しては、横梁に主電動機受座を溶
接するに際し、前面板を除いた部材を横梁に溶接した
後、横梁に対して前面板を最後に取付けることにより行
う。これが本発明に係る鉄道車両用台車枠の組立て方法
である。
【0012】かかる本発明によれば、主電動機受座の横
梁への取付に際し、溶接部が見づらく、また、溶接棒の
運棒が思うように行えないという問題がなくなり、主電
動機受座の横梁への溶接が円滑かつ確実に行えるように
なって、溶接継手品質が向上する。
【0013】そして、上記したような本発明方法により
組立てた本発明に係る鉄道車両用台車枠を備えた本発明
に係る鉄道車両用台車にあっては、最も重要な主電動機
受座の横梁への溶接部の溶接継手品質が向上して信頼性
が増し、安全性が高くなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図1及び図2に示す実施例に
基づいて説明する。図1は本発明に係る鉄道車両用台車
枠の要部説明図で、(a)は正面から見た図、(b)は
平面から見た図、(c)は側面からみた図、(d)は主
電動機を取付けた状態を側面から見た図、図2(a)〜
(d)は本発明に係る鉄道車両用台車枠の組立て方法を
説明する図である。
【0015】図1及び図2において、11は本発明に係
る鉄道車両用台車枠及びこの台車枠を備えた本発明に係
る鉄道車両用台車を構成する主電動機受座であり、従来
の主電動機受座と異なり、側板11aと前面板11bを
別部材として構成している。
【0016】そして、本発明に係る鉄道車両用台車枠を
組立てるに際しては、例えば、図2(a)(b)に示し
たように、横梁2に、主電動機取付用のキー11cをそ
の上面に予め取付けた上板11dと、その下側に底板1
1eを予め取付けた裏板11fを夫々の表裏面側から溶
接して取り付ける。そして、その後、横梁2に2枚の側
板11a,11aと中間板11fを夫々の両側面側から
溶接して取り付ける。
【0017】これらの溶接に際し、本発明に係る台車枠
を構成する主電動機受座11にあっては、側板11aと
前面板11bを別部材として構成し、前面板11bが取
付けられていない状態であるので、主電動機受座11の
内面側の溶接が、図2(a)(b)に示したように、溶
接継手側が開放された状態で実施できることになり、溶
接作業スペースが十分に確保できて信頼性の高い溶接継
手が実現でき、溶接品質も安定するようになる。
【0018】上記したように、前面板11bを除いた部
材11a,11c〜11gを横梁2に溶接した後、図2
(d)に示したように、2枚の側板11aの前端に前面
板11bを当接させた状態で、2枚の側板11aの外面
側と、中間板11gの外面側両側と、図2(c)に示し
たように、上板11dと底板11eの夫々の外面側から
前面板11bを溶接する。すなわち、横梁2に対して前
面板11bを最後に取付ける。
【0019】この前面板11bの溶接は、外側のみから
の片側開先溶接となり、上記した横梁2との溶接のよう
に両側からの信頼性の高い溶接とはならないが、先に説
明したFEMによる強度解析では、発生応力は横梁2と
の溶接部に比べて小さいことから、主電動機受座11全
体としては、均質な信頼性の台車枠とすることができ
る。
【0020】以上が本発明方法によって組立てた本発明
に係る鉄道車両用台車枠であり、この鉄道車両用台車枠
を備えた本発明に係る鉄道車両用台車にあっては、上記
したように最も重要な主電動機受座11の横梁2への溶
接部の溶接継手品質が向上して信頼性が増すことになっ
て、安全性が高くなる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
主電動機受座の横梁への取付に際し、溶接部が見づら
く、また、溶接棒の運棒が思うように行えないという問
題がなくなり、主電動機受座の横梁への溶接が円滑かつ
確実に行えるようになって、溶接継手品質が向上し、信
頼性が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鉄道車両用台車枠の要部説明図
で、(a)は正面から見た図、(b)は平面から見た
図、(c)は側面からみた図、(d)は主電動機を取付
けた状態を側面から見た図である。
【図2】(a)、(c)は本発明に係る鉄道車両用台車
枠の組立て方法を説明する図で、(b)は(a)のA−
A断面図、(d)は(c)のB−B断面図である。
【図3】従来の鉄道車両用台車枠を平面から見た全体図
である。
【図4】従来の鉄道車両用台車枠の要部説明図で、
(a)は正面から見た図、(b)は平面から見た図、
(c)は側面からみた図である。
【図5】従来の主電動機受座の組立て手順を説明する図
である。
【図6】(a)は従来の鉄道車両用台車枠の組立て方法
を説明する図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【符号の説明】
1a 側梁 1b 側梁 2 横梁 4 台車枠 11 主電動機受座 11a 側板 11b 前面板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対をなす側梁と、これら側梁を連結する
    横梁と、この横梁に取付けられた主電動機受座を備えた
    鉄道車両用台車枠において、前記主電動機受座を構成す
    る側板と前面板を別部材とし、横梁に対して前面板を最
    後に取付可能としたことを特徴とする鉄道車両用台車
    枠。
  2. 【請求項2】 横梁に主電動機受座を溶接するに際し、
    前面板を除いた部材を横梁に溶接した後、横梁に対して
    前面板を最後に取付けることを特徴とする請求項1記載
    の鉄道車両用台車枠の組立て方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の方法で組立てた請求項1
    記載の鉄道車両用台車枠を備えたことを特徴とする鉄道
    車両用台車。
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