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JP2002229554A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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Publication number
JP2002229554A
JP2002229554A JP2001133332A JP2001133332A JP2002229554A JP 2002229554 A JP2002229554 A JP 2002229554A JP 2001133332 A JP2001133332 A JP 2001133332A JP 2001133332 A JP2001133332 A JP 2001133332A JP 2002229554 A JP2002229554 A JP 2002229554A
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JP
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image data
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data
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Application number
JP2001133332A
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Takayuki Shibata
高幸 柴田
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Axell Corp
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Axell Corp
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Publication date
Application filed by Axell Corp filed Critical Axell Corp
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Publication of JP2002229554A publication Critical patent/JP2002229554A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高表示優先度のソース画像データにより上書
きされ表示されない画像データを予め検出し、画像メモ
リや表示バッファに対する無駄なアクセスをせず、透過
色の下部の低表示優先度のドットを表示する画像処理装
置を提供する。 【解決手段】 アトリビュートコントローラ2kは、複
数のソース画像データを合成して画像を生成するとき
に、複数のソース画像データの重なり部分が生じると、
上部のソース画像データにおいて画素データが透過色で
あり、かつ、この透過色のドットの下部のソース画像デ
ータのドットの画素データが透過色でない場合、このド
ットの画素データを表示バッファ2e及び2fに転送する
処理を、再分割するソース画像データより高い表示優先
度を有するソース画像データから最も低い表示優先度の
ソース画像データまで、重なりあった部分を有する全て
のソース画像に対して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像メモリに蓄積
された複数の画像データを合成して画面に表示させる画
像処理装置に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロコンピュータやメモリが
低価格化されてきたことにより、家庭電化製品やゲーム
等において画像処理が可能となり、表示画面に多様の画
像が表示されるようになっている。上述した画像処理に
おいて、複数の画像データを合成して作成した1画面を
時系列に表示させて、動画像を形成する手法がある。こ
こで用いられる従来の画像処理装置は、1つのアトリビ
ュートが示すソース画像データを、このソース画像デー
タの表示情報であるアトリビュートデータに基づき、表
示バッファの表示領域に全て書き込む。このとき、上記
画像処理装置は、表示優先度の低いソース画像データか
ら順に、画像の合成に用いられる全てのソース画像に対
して繰り返し行ない、表示させる全体の画像を構成す
る。
【0003】以下、図10を用いて上述の画像の合成処
理について簡単に説明する。描画回路6dは、ソース画
像データを蓄積している画像メモリ6cから必要な複数
のソース画像データを読み出し、これらのソース画像デ
ータのアトリビュートデータを、アトリビュートメモリ
6aから読み出す。このとき、描画回路6dは、アトリビ
ュートメモリ6aから、ソース画像データatt1〜att4ま
でのデータを読み出し、画像の合成を行うとする。ここ
で、各ソース画像データのプライオリティ、すなわち、
表示優先順位は、ソース画像データatt1〜att4の順に高
くなっているとする。このため、描画回路6dは、アト
リビュートメモリ6aからソース画像データatt1〜att4
の順に読み出して、表示バッファ6b上においてソース
画像データの合成処理を行うので、ソース画像データat
t4を最も上位に表示させる。
【0004】このとき、描画回路6dは、ソース画像デ
ータatt1の画像メモリ6cにおいて描画されているアド
レス値を、表示画面上においてソース画像データatt1を
描画する位置を示すアドレス値に変換して、ソース画像
データatt1を表示バッファ6bに一時的に格納する。次
に、描画回路6dは、ソース画像データatt2を画像メモ
リ6cから読みだし、上述したソース画像データatt1と
同様の処理を行う。このとき、表示バッファ6bにおけ
る斜線部において、ソース画像データatt1の画像デー
タの上に、ソース画像データatt2の画像データが上書き
され、下部の斜線部のソース画像データatt1の画像デ
ータは消失してしまう。
【0005】そして、描画回路6dは、続けて、ソース
画像データatt3〜att4までの、ソース画像データの合成
処理を行ない、表示バッファ6bにおいてバッファ全体
の画像を構成する。また、上述のソース画像データatt1
とソース画像データatt2との関係と同様に、表示バッフ
ァ6bにおけるソース画像データatt1の斜線部〜の
画像データは、上書きされ、下部の斜線部〜のソー
ス画像データatt1の画像データは消失してしまう。この
とき、斜線部〜に示す、表示優先度の高いソース画
像データにより上書きされ、表示されないソース画像デ
ータatt1の画像データも、画像メモリ6cから読み出さ
れ、表示バッファ6bに書き込みを行うため、画像メモ
リ6cや表示バッファ6bに対して無駄なアクセスを行う
欠点があった。上記欠点の対策としては、描画回路6d
が、各ソース画像データのアトリビュートデータに基づ
いて、予め、より表示優先度の高いソース画像データと
重なるソース画像データを、この重なる部分を除去する
形状に分割し、表示バッファ6bにおいてデータが上書
きされ、消失してしまう画像データの部分を予め削除し
てしまう手法が考えられる。すなわち、描画回路6d
は、消失してしまう部分の画像データを画像メモリ6c
から読み出す処理,及び表示バッファ6bに書き込む処
理を省略し、無駄なアクセスを防止し、全体の処理速度
を向上させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た予め上書きされる部分を削除する手法は、優先度の高
いソース画像データが透過色の部分を有している場合に
おいても、優先度の低いソース画像データの上記透過色
の部分と重なる画像データを削除してしまう問題があ
る。すなわち、透過色の下部のデータは、優先度が低く
ても、表示されなければならないデータであり、削除し
てしまっては合成に必要な画像データが失われてしまう
こととなる。本発明はこのような背景の下になされたも
ので、表示優先度の高いソース画像データにより上書き
され表示されない画像データを予め検出し、画像メモリ
や表示バッファに対する無駄なアクセスを行なわず、か
つ表示優先度が高くても透過色の部分の下部に位置する
優先度の低い画像データを表示させる画像処理装置を提
供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理装置
は、複数のソース画像データを格納する画像メモリと、
前記画像メモリに格納されたソース画像データに対応し
て、該ソース画像データ毎の該画像メモリにおけるソー
スアドレス及び画像表示装置の画面における表示アドレ
スを含むアトリビュートデータを格納するアトリビュー
トメモリと、複数のソース画像データが重なるとき、下
部のソース画像データの重なり部分を除き、該ソース画
像データを分割画像データに分割し、各分割画像データ
の分割表示アドレスを算出して、テンポラリメモリに格
納するアトリビュート変換回路と、前記表示アドレスか
ら前記分割画像データの画像メモリにおけるソースアド
レスを算出し、該ソースアドレスを前記アトリビュート
コントローラへ出力するソースアドレス算出回路と、前
記ソースアドレスに基づき、前記画像メモリからソース
画像データを読み出す画像メモリコントローラと、前記
アトリビュートデータに基づき、読み出されたソース画
像データの各画素データが透過色であるか否かを検出す
る透過色検出回路と、透過色でないと検出されたソース
画像データの画素データを、表示アドレスに対応させて
表示バッファに格納するアトリビュートコントローラ
と、表示バッファに格納された画素データを前記表示装
置に出力する表示送出コントローラとを具備することを
特徴とする。本発明の画像処理装置は、複数のソース画
像データを格納する画像メモリと、前記画像メモリから
ソース画像データを読み出す画像メモリコントローラ
と、前記画像メモリコントローラが読み出すソース画像
データを一時蓄積する表示バッファと、前記画像メモリ
に格納されたソース画像データに対応して、該ソース画
像データ毎の該画像メモリにおけるソースアドレス及び
画像表示装置の画面における表示アドレスを含むアトリ
ビュートデータを格納するアトリビュートメモリと、前
記アトリビュートメモリからアトリビュートデータを読
み出すアトリビュートコントローラと、複数のソース画
像データが重なるとき、下部のソース画像データの重な
り部分を除き、該ソース画像データを分割画像データに
分割するアトリビュート変換回路と、前記分割画像デー
タの画像メモリにおける分割された分割画像データのソ
ースアドレスを算出し、該ソースアドレスを前記アトリ
ビュートコントローラへ出力するソースアドレス算出回
路と、前記アトリビュートデータに基づき、前記重なり
部分における上部のソース画像データが透過色であるか
否かを検出する透過色検出回路とを具備し、前記アトリ
ビュートコントローラが、前記重なり部分の上部のソー
ス画像データが透過色で無い場合、その下部の分割画像
データを削除し、前記重なり部分の上部のソース画像デ
ータに透過色のドットが含まれる場合、その透過色であ
るドットの下部のソース画像データにおけるドットを表
示させることを特徴とする。
【0008】本発明の画像処理装置は、前記透過色検出
回路が、アトリビュートコントローラ内のマークメモリ
に透過色でない画素データに対して、書き込みマークデ
ータを添付することを特徴とする。本発明の画像処理装
置は、前記画像メモリトローラが、前記マークメモリに
書き込まれたマークデータの有無に基づき、書き込みデ
ータが書き込まれている場合、この書き込みデータが書
き込まれたアドレスに対応する前記バッファメモリの領
域に画素データの書き込みを行なわず、書き込みマーク
データがない場合、この書き込まれていないアドレスに
対応する前記バッファメモリの領域に、下部の分割画像
データの画素データの書き込み処理行うことを特徴とす
る。本発明の画像処理装置は、前記アトリビュート変換
回路が、前記ソース画像データの分割処理を、前記表示
バッファに1ライン分のドットの画像データを書き込む
毎に行うことを特徴とする。本発明の画像処理装置は、
前記アドレス算出回路が、前記アトリビュートデータに
基づき、前記分割画像データの表示アドレスを、ソース
アドレスに変換することを特徴とする。本発明の画像処
理装置は、前記アトリビュートコントローラが、前記重
なり部分の上部のソース画像データが透過色である場
合、その透過色である画素データの下部の分割画像デー
タにおける画素データを表示バッファへ転送させる処理
を順次高い表示優先度のソース画像データに対して行う
ことを特徴とする。本発明の画像処理装置は、前記アト
リビュートコントローラが分割表示アドレスで示された
範囲の前記各分割画像データを前記表示バッファに転送
することを特徴とする。本発明の画像処理装置は、前記
アトリビュート変換回路が、アトリビュート変換回路が
前記テンポラリメモリ内の分割画像データの表示優先度
の高い順に、再分割するソース画像データを選択し、選
択されたソース画像データと、このソース画像データよ
り表示優先度の高いソース画像データとの重なり部分を
検出し、この前記重なり部分を、前記選択されたソース
画像データの新たな分割画像データとし、この新たな分
割画像データの表示アドレスを生成して、前記テンポラ
リメモリに書き込むことを特徴とする。本発明の画像処
理装置は、前記テンポラリメモリが前記表示アドレスを
格納する複数のテーブルを有し、前記アトリビュート変
換回路が、この各テーブル毎に、順次、再分割される新
たな分割画像データを対応させ、対応するテーブルに、
分割画像データの表示アドレスを格納することを特徴と
する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 <第1の実施形態>図1は本発明の第1の実施形態によ
る画像処理装置の構成を示すブロック図である。この図
において、画像メモリ2aは、RAM(Random Access M
emory)で構成されており、複数のソース画像データが
非圧縮状態で格納されている。すなわち、画像メモリ2
aには、ソース画像データ、すなわちディスプレイ2d
の表示画面に表示するキャラクタや風景などの画像の各
ドットに対応した画素データが格納されている(以下、
ソース画像データの画素とする)。ここで、ソース画像
データは、例えば、ソース画像データatt1〜att4の様
に、1つのウィンドウ(矩形の領域)内に画像を描画す
る各ドット毎の画素データが記述された構成となってい
る。そして、各ソース画像データのプライオリティ、す
なわち、表示優先順位は、ソース画像データatt1〜att4
の順に高くなっているとする。また、上記ソース画像デ
ータは、画像メモリ2aにおいて、ディスプレイ2dの表
示画面に表示された場合のアドレスと相対的に等しいソ
ースアドレスにより、すなわち、水平・垂直ともに実際
に表示画面に表示される画像領域と同様の矩形状のアド
レス範囲(アドレスの幅が一致している)に記憶されて
いる。
【0010】アトリビュートメモリ2iには、画像処理
装置から垂直同期信号が入力される毎に、1フレーム
(1画面)に画像表示される合成画像を形成するデー
タ、すなわち、画像の合成に使用する各ソース画像デー
タ毎の画像メモリ2aにおけるデータ領域を示すソース
アドレス,ディスプレイ2d(画像表示装置)の画面上
における領域を示す表示アドレス,表示優先度等を含む
アトリビュートデータ等が格納される。ここで、表示優
先度とは、複数のソース画像データを合成したときに重
なり合う部分において表示される順番を示している。こ
のため、値が高いほど上部に表示され、その下部のソー
ス画像データの画素データは上書きされて削除されてし
まう。ここで、上記ソースアドレスは、各々、ソース画
像データの水平方向の領域を示すスタートアドレスxs及
びエンドアドレスxeと、ソース画像データの垂直方向の
領域の開始を示すスタートアドレスysから構成され、こ
れらのアドレスに基づき、ソース画像データの領域内の
画素データ毎にアクセスが可能に設定されている。例え
ば、ソース画像アドレスatt1のソースアドレスは、水平
方向の領域の範囲として、スタートアドレスx1からエン
ドアドレスx5が設定され、垂直方向の領域の範囲として
スタートアドレスy1が設定されている。
【0011】また、上記表示アドレスは、ソース画像デ
ータの垂直方向の領域を示すスタートアドレスhs及びエ
ンドアドレスheと、ソース画像データの水平方向を示す
スタートアドレスvs及びエンドアドレスveとから構成さ
れ、領域内の画素データ毎にアクセスが可能に設定され
ている。例えば、ソース画像アドレスatt1の表示アドレ
スは、水平方向のアドレスの領域の範囲として、スター
トアドレスh1からエンドアドレスh6が設定され、また、
垂直方向のアドレスの領域の範囲として、スタートアド
レスv3からエンドアドレスv7が設定されている。垂直カ
ウンタ2hは、ディスプレイ2dから走査信号が入力され
る毎にインクリメントされ、計数結果として、ディスプ
レイ2dの表示画面上の走査信号の出力される走査線の
位置(アドレス、例えば、垂直方向のアドレスv0〜ve
等)を示す垂直ポインタvを出力する。この垂直ポイン
タvがインクリメントされる毎に、表示画面上に表示さ
れる画素データの出力される走査線が、順次選択され
る。アトリビュートコントローラ2kは、アトリビュー
トデータを読み出し、上記垂直ポインタvの示すアドレ
スが、アトリビュートメモリ2iに記憶された各々のソ
ース画像データの表示アドレスにおける垂直方向の領域
を示すスタートアドレスvsからエンドアドレスveまでの
範囲にあるか否かの判定を行い、表示バッファ2eまた
は表示バッファ2fに転送する画素データの有無を検出
し、ソース画像データ毎に、検出信号vvldをアトリビュ
ート変換回路2mへ出力している。水平カウンタ2nは、
表示装置の表示画面における水平方向のアドレスを示す
水平ポインタhを、インクリメントして、順次アトリビ
ュート変換回路2mへ出力している。ここで、水平ポイ
ンタhは、垂直ポインタvの示す位置の走査線の各ドッ
トのアドレスを示しており、インクリメントされること
により、各ドットのアドレスを指定する。
【0012】アトリビュート変換回路2mは、各ソース
データ毎の検出信号vvld,水平方向のスタートアドレス
hs及びエンドアドレスheと、水平ポインタhとの値によ
り、ポインタvの示す走査線における各ソース画像デー
タの表示優先度を比較し、この比較結果からもっとも表
示優先度の高い、すなわち上位に表示されるソース画像
データを選択してソース画像データの番号及びエンドア
ドレスをTMPメモリ2oへ書き込む。このとき、アト
リビュート変換回路2mは、複数のソース画像データが
重なるとき、例えば、垂直ポインタv3からv4−1の間
で、ソース画像データatt1の上にソース画像att2及びat
t3が重なって表示される場合、下部のソース画像データ
のatt1の重なり部分及びの部分を除いて、ソース画
像データatt1を2つの分割画像データatt1:1及びatt1:2
に分割する。すなわち、アトリビュート変換回路2m
は、下部の(表示優先度の低い)ソース画像データの、
上位の(表示優先度の高い)ソース画像データとの重な
り部分の領域を除いて、この下部のソース画像データを
分割画像データに分割する。
【0013】このとき、アトリビュート変換回路2m
は、スタートアドレスh1及びエンドアドレスh6の領域を
有するソース画像データatt1を分割後に、分割画像デー
タatt1:1に新たなスタートアドレスh1及びエンドアドレ
スh2−1を求め、分割画像データatt1:2に新たなスター
トアドレスh4及びエンドアドレスh5−1、すなわち新た
な表示アドレス(分割表示アドレス)を求めて、これら
のアドレスをTMPメモリ2oにソース画像データを示
す番号と共に記憶する。ソースアドレス算出回路2l
は、TMPメモリ2oに格納されている表示されるソー
ス画像データの番号と、その表示アドレスの範囲とか
ら、分割画像データの画像メモリにおけるソースアドレ
スを算出し、このソースアドレスをアトリビュートコン
トローラ2kへ出力する。例えば、ソースアドレス算出
回路2lは、垂直アドレスv3において、分割画像データ
att1:1の表示アドレスであるスタートアドレスh1(ソー
ス画像データがアドレスh−1まで無いため)及びエン
ドアドレスh2−1を、ソースアドレスであるスタートア
ドレスx1及びエンドアドレス(x1+h2−1−h1)として
算出(演算)して出力する。アトリビュートコントロー
ラ2kは、ソースアドレス算出回路2lの求めたソースア
ドレスに基づき、分割画像データのスタートアドレスys
から水平ポインタhをインクリメントすることにより、
垂直ポインタvと水平ポインタhの示すアドレスの画素
データを、画像メモリ2aから画像メモリコントローラ
2bを介して順次読み込み、表示バッファコントローラ
2jを介して表示バッファ2eまたは表示バッファ2fに
この画素データを書き込む。
【0014】ここで、ソースアドレス算出回路2lは、
アトリビュートデータにおけるソースアドレスと表示ア
ドレスとの関係に基づき、ソース画像データの表示アド
レスをソースアドレスに変換する。例えば、ソースアド
レス算出回路2lは、ソース画像データatt1において、
素直ポインタvが垂直方向のアドレスv3を示している
と、このアドレスv3をソースアドレスにおける垂直方向
のアドレスy1へ変換し、水平ポインタhが水平方向の
アドレスh1を示していると、このアドレスh1を水平方向
のアドレスx1に変換する。画像メモリコントローラ2b
は、アトリビュートコントローラ2kから入力される垂
直方向のアドレス及び水平方向のアドレスに基づき、垂
直ポインタ及び水平ポインタhがインクリメントして、
順次、画像メモリ2aから合成に利用されるソース画像
データのドット単位の画素データを読み出し、表示バッ
ファコントローラ1dを介して、順次、表示バッファ2e
または表示バッファ2fの表示アドレスに対応した位置
に、読み出された画素データを書き込む。
【0015】表示バッファ2eには、表示画面の1フレ
ームにおける偶数番号の走査線に対応する、すなわちデ
ィスプレイ2dの表示画面上において、垂直ポインタv
が示す走査線における水平ポインタhの取りうる全ての
ドットの画素データが一時的に蓄積される。また、表示
バッファ2fには、表示画面の1フレームにおける奇数
番号の走査線に対応する、すなわちディスプレイ2dの
表示画面上において、垂直ポインタvが示す走査線にお
ける水平ポインタhの取りうる全てのドットの画素デー
タが一時的に蓄積される。例えば、偶数アドレスの走査
線に一方の表示バッファ2eが画素データを出力してい
るとき、他方の表示バッファ2fには次に画像装置の奇
数アドレスに出力する画素データが書き込まれている。
ここで、表示バッファ2e及び表示バッファ2fは、各々
ディスプレイ2dの表示画面において、水平方向に配置
された各ドットの位置のアドレス(走査線における各ド
ットの位置を示すアドレス)と対応したアドレスを有す
るメモリから構成されており、各アドレスにおけるデー
タ記憶のビット数は画素データのビット数に対応してい
る。
【0016】透過色検出回路2rは、アトリビュートコ
ントローラ2kが画素データを画像メモリ2aから読み出
す毎に、アトリビュートメモリ2iにおいて対応する画
素データの透過色か否かを示すデータに基づき、読み出
された画素データが、透過色であるか否かを検出し、検
出結果をアトリビュートコントローラ2k内のマークメ
モリにマークデータとして記憶させる。このとき、透過
色検出回路2rは、検出するドットの画素データが透過
色で無い場合、すなわち表示画面に表示する場合、マー
クデータをこのドットの位置を示すアドレスに対応させ
て上記マークメモリに書き込む(マークデータを添付す
る)。このとき、アトリビュートコントローラ2kは、
画像メモリ2aから読み出した上記画素データを、表示
バッファ2eまたは表示バッファ2fの対応するアドレス
に書き込む。ここで、マークメモリは、「垂直ポインタ
vの示すアドレスの走査線における水平ポインタhの取
りうる範囲(ディスプレイ2dの表示画面の水平方向)
のドット数×1ビット」の容量を有しており、各ビット
のアドレスと表示バッファのアドレスとは対応してい
る。一方、透過色検出回路2rは、画素データが透過色
である場合、すなわち、表示画面に表示しない場合、こ
の画素データのドットに対してマークメモリにマークデ
ータを書き込まず、かつアトリビュートコントローラ2
kも読み出した画素データを表示バッファ(特に指定し
ない場合は、表示バッファ2eまたは表示バッファ2fの
いずれか)に書き込まない。
【0017】つまり、アトリビュートコントローラ2k
は、透過色検出回路2rが読み出した画素データが透過
色であることを検出した場合、読み出した画素データ
を、表示バッファに転送しない(すなわち、使用せずに
削除する)。詳細に説明すると、アトリビュートコント
ローラ2kは、マークメモリにおいてマークデータが書
き込まれていない位置を確認し、この位置のアドレスに
対応する画像メモリ2aのアドレスから画像データを読み
出す毎に、この画素データが透過色であるか否かの判定
を透過色検出回路2rにおいて行う。アトリビュートコン
トローラ2kは、透過色検出回路2rにおける判定の結果、
読み出した画像データが透過色で無いことが検出された
場合、読み出した画素像データを、表示バッファに書き
込む。このとき、透過色検出回路2rは、画素データが書
き込まれた表示バッファのアドレスに対応するマークメ
モリのアドレスに、新たにマークデータを書き込み、マ
ークメモリのデータ内容を更新する。すなわち、アトリ
ビュートコントローラ2kは、画素データが透過色であ
るか否かの透過色検出回路2rの判定結果に基づき、表示
バッファに画素データを書き込むか否かの判断を、各ド
ット毎に、各ソース画像データにおける画素データ全て
に対して行い、表示優先度の高い順に表示バッファに書
き込む処理を、マークメモリの全てのアドレスにマーク
データが書き込まれるまで、または、垂直ポインタvの
示す走査線に存在する全てのソース画像データに対して
繰り返して行う。このとき、アトリビュートコントロー
ラ2kは、マークデータが書き込まれているマークメモ
リのアドレスに対応するアドレスの画素データを、画像
メモリ2aから読み出す処理自体を行わない。
【0018】そして、アトリビュートコントローラ2k
は、ディスプレイ2dの走査信号が入力される毎に、デ
ィスプレイ2dの画面上における垂直ポインタvの示す
走査線に表示されるソース画像データとして、表示バッ
ファ2eまたは表示バッファ2fからディスプレイ2dへ
出力する。このとき、アトリビュートコントローラ2k
は、奇数アドレスの走査線に表示する画素データが表示
バッファ2fに書き込まれていると、この奇数アドレス
の1つ前の偶数アドレスの走査線の各ドットに対して、
表示バッファ2eに記憶されている画素データが出力さ
れる。また、ここで用いられる1つ前の走査線のアドレ
スは、垂直カウンタ2hの出力する垂直ポインタvの示
すアドレスから「1」を差し引いた結果として表示出力
コントローラ2cへ出力される。表示コントローラ2c
は、表示バッファ2eから出力される画素データを、デ
ィスプレイ2dの表示画面における、1ラインディレイ
2gの出力するアドレスに対応する走査線のドットに書
き込む。これにより、ディスプレイ2dは、合成された
画像の表示を行う。
【0019】次に、図3にアトリビュート変換回路2m
の詳細な構成を示すブロック図を示す。この図におい
て、水平表示判断回路4e,4f,4g及び4hは、アトリ
ビュートコントローラ2k(図1)から各々のソース画像
データに対応した検出信号vvldが入力されており、か
つ、水平ポインタhが各ソース画像データの水平方向の
スタートアドレス及びエンドアドレスの範囲内にあるか
否かの判定を行い、範囲に含まれていれば検出結果信号
を「H」レベルで出力する。ここで、水平表示判断回路
4e,4f,4g及び4hには、アトリビュートコントロー
ラ2kから各々ソース画像データatt4,att3,att2,att1
の検出信号vvldとスタートアドレスhsとエンドアドレス
heとが入力されている。プライオリティエンコーダ4l
は、端子T1〜T4(プライオリティエンコーダ4lの
1〜4)において「H」レベルが入力されている中か
ら、最も表示優先度の大きい入力のコード(ソース画像
データの番号)を出力する(プライオリティとしては、
T4>T3>T2>T1>T0の順になっている)。こ
れにより、アトリビュート変換回路2mは、水平ポイン
タhの示すドットの位置において、最も表示優先度の高
いソース画像データの判別が行える。なお、プライオリ
ティエンコーダ4lは、どのソース画像データもポイン
タhの指すドットに無い場合、「0」を出力する。端子
T1〜T4には、各々ソース画像データatt1,att2,at
t3,att4の上記検出結果信号が入力される。端子T0に
は「H」レベルが入力されている。
【0020】また、水平カウンタ2nがクロックにより
水平ポインタhをインクリメントし、ドットの水平方向
のアドレスを変更する毎に、フリップフロップ4iは、
この水平ポインタhの値を上記クロック毎に保持する。
また、このとき、フリップフロップ4jは、プライオリ
テイエンコーダ4lの出力するソース画像データを示す
番号のコードを、上記クロックにより保持する。このた
め、フリップフロップ4j及び4iには、クロックが入力
されて値が変化する前のソース画像データの番号,水平
ポインタhの値が各々保持されている。イクスクルーシ
ブオア4kは、プライオリティエンコーダ4lの出力する
ソース画像データの番号と、フリップフロップ4jに保
持されたソース画像データの番号(例えば、ソース画像
データatt1の数字の「1」をアトリビュート番号とす
る。「0」は表示されるソース画像データの無い部分を
示す。)とが異なる場合に「H」レベルのwr信号を出
力する。これにより、アトリビュート変換回路2mは、
表示画面上に表示されるソース画像データが変化したこ
とを検出する。
【0021】このとき、アトリビュート変換回路2m
は、wr信号が「H」レベルとなったとき、フリップフ
ロップ4i及びフリップフロップ4jの各々のデータをT
MPメモリ2oへ、図4に示すデータテーブルのフォー
マットにおいて、分割画像データを構成する1走査線毎
に、TMPメモリ2oにおける各メモリアドレス(図4
のデータテーブル)に書き込むことにより、表示画面に
表示されるソース画像データの番号及びその表示範囲を
求める(提供する)。すなわち、アトリビュート変換回
路2mは、垂直ポインタvの示す走査線毎に、複数のソ
ース画像データが重なって表示される部分において、各
ソース画像データの表示優先度に基づいて、重なり部分
で最も高い表示優先度を有するソース画像データを検出
する事により、下部のソース画像データの表示する部分
を分割することとなる。そして、アトリビュート変換回
路2mは、分割後の各分割画像データの領域の範囲(分
割表示アドレス)を示すスタートアドレスhs及びエンド
アドレスheを求め、TMPメモリ2oへ書き込む。
【0022】次に、図1〜図9を参照し、第1の実施形
態の動作例を説明する。図5は、図1の表示バッファ2
e及び2fに、順次格納される画像、すなわちディスプレ
イ2dの表示画面に表示される複数のソース画像データ
が合成された画像の概念図である。図6は、各々画像メ
モリ2aに格納されるソース画像データを示している。図
7〜図9は、表示バッファ2e及び2fに転送される画素
データを形成する流れを示す概念図である。ここで、図
1の画像メモリ2aには、図6に示すソース画像データa
tt-A,att-B及びatt-Cが記憶されており、アトリビュー
トメモリ2iには図5の画像を合成するアトリビュートデ
ータが格納されているとする。また、表示優先度は、ソ
ース画像データatt-Aが最も高く、ソース画像データatt
-Cが最も低いとする。このとき、図3のプライオリティ
エンコーダ4lにおいては、ソース画像データatt-A,at
t-B及びatt-Cに対応する水平表示判断回路の出力が各々
端子T4,T3及びT2に入力され、端子T1及び端子
T0には「H」レベルの電圧が入力されている。
【0023】アトリビュートメモリ2iには、ディスプ
レイ2dから垂直同期信号が入力されると、表示画面に
次に表示される図5に示す画像のアトリビュートデータ
が転送され、格納される。そして、垂直カウンタ2h
は、走査信号が入力される毎に、インクリメントして計
数値をアトリビュートコントローラ2kへ出力する。こ
れにより、アトリビュートコントローラ2kは、素直カ
ウンタ2hからの計数値から求められる表示画面上の垂
直ポインタvの値が、各ソース画像データの垂直方向の
領域を示すスタートアドレスからエンドアドレスまでの
範囲内にあるか否かの判定を行う。ここで、アトリビュ
ートコントローラ2kは、垂直ポインタvがソース画像
アドレスのスタートアドレスv0となると、すなわち、垂
直ポインタvの値がアドレスv0となると、ソース画像デ
ータatt-Bのデータ領域の範囲となったことを検出す
る。
【0024】これにより、アトリビュートコントローラ
2kは、アトリビュート変換回路2mに対して、検出信号v
vldを出力する。そして、アトリビュート変換回路2m
は、検出信号vvldの入力処理により、分割処理を開始す
るが、アトリビュートデータに基づき、ソース画像デー
タatt-Bが他のソース画像データと重なり合っていない
ことを検出し、ソース画像アドレスatt-Bの分割を行わ
ない。次に、アトリビュートコントローラ2kは、ソー
スアドレス算出回路2lに対して、表示画像データのア
ドレス領域を、表示アドレスからソースアドレスへ変換
する処理を指示する。そして、ソースアドレス算出回路
2lは、アトリビュートデータにおけるソース画像デー
タAtt-Bの表示アドレスとソースアドレスとの関係に基
づき、アドレスv0をアドレスy2に変換し、かつ、水平ポ
インタhの示す水平方向のアドレスh1をアドレスx0に変
換する。
【0025】また、透過色検出回路2rは、アトリビュ
ートコントローラ2kが上記ソースアドレスに基づき、
画像メモリ2aから順次読み出される、垂直ポインタy2
におけるスタートアドレスx0からエンドアドレスx2まで
の画素データを、透過色か否かの検出を行う。ここで、
透過色検出回路2rは、スタートアドレスx0からエンド
アドレスx2までの画素データが全て透過色であるので、
アトリビュートコントローラ2k内のマークメモリにマ
ークデータを書き込まない。したがって、アトリビュー
トコントローラ2kは、ポインタv0に対応する走査線の
ドットに表示する画素データが無いことを検出し、画像
メモリ2aから読み出したスタートアドレスx0からエン
ドアドレスx2までの画素データを、表示バッファ2eに
書き込まない(ポインタvの示すv0は偶数アドレスの走
査線であるため)。
【0026】次に、垂直カウンタ2hが走査信号の入力
により順次インクリメントされ、計数値の垂直ポインタ
vがアドレスv23の位置の奇数アドレスの走査線となっ
たとする。このとき、アトリビュートメモリ2iに記憶
されたアトリビュートデータにおいて、ソース画像デー
タatt-A,att-B及びatt-Cの全てが重なり合っている。
このため、アトリビュート変換回路2mは、各ソース画
像データの重なり合った部分の分割を行う。アトリビュ
ート変換回路2mは、図7において示すように、表示優
先度を考慮して、ソース画像データatt-Aを分割せず、
ソース画像データatt-Bをソース画像データatt-Aによ
り、分割画像データatt-B1及び分割画像データatt-B2へ
2分割し、同様に、ソース画像データatt-Cをソース画
像データatt-Bにより、分割画像データatt-C1及び分割
画像データatt-C2へ2分割する。ここで、図7〜図9に
おいて、白抜きの長方形で示されている領域が画像表示
(描画)されるドット(画素データが透過色でない)の
部分を示し、実線で示されている領域が画像表示されな
いドット(画素データが透過色である)の部分を示して
いる。
【0027】そして、図7に示す様に、アトリビュート
変換回路2mは、分割画像データatt-B1,分割画像デー
タatt-B2,分割画像データatt-C1及び分割画像データat
t-C2各々の分割後のスタートアドレスhs及びエンドアド
レスheを求め、この結果をTMPメモリ2oへ格納す
る。例えば、アトリビュート変換回路2mは、分割画像
データatt-B1の範囲を示すスタートアドレスhs及びエン
ドアドレスheを、スタートアドレスh1及びエンドアドレ
スh2−1とし、分割画像データatt-B2の水平方向の範囲
を示すスタートアドレス及びエンドアドレスを、スター
トアドレスh3及びエンドアドレスh4としてTMPメモリ
2oへ格納する。また、アトリビュート変換回路2mは、
分割画像データatt-C1の範囲を示すスタートアドレスhs
及びエンドアドレスheを、スタートアドレスh0及びエン
ドアドレスh1−1とし、分割画像データatt-C2の範囲を
示すスタートアドレスhs及びエンドアドレスheを、スタ
ートアドレスh4及びエンドアドレスh5−1としてTMP
メモリ2oへ格納する。
【0028】そして、ソースアドレス算出回路2lは、
TMPメモリ2oに記憶されている、分割後の各分割画
像データの範囲を示すスタートアドレスh1及びエンドア
ドレスh2−1から、アトリビュートデータのソースアド
レス及び表示アドレスに基づき、分割画像データatt-B1
の画像メモリ2aにおける水平方向の範囲を示すスタート
アドレスxs及びエンドアドレスxeを、各々スタートアド
レスx0,エンドアドレス(x0+h2−1−h1)と演算す
る。また、ソースアドレス算出回路2lは、分割後の各
分割画像データの範囲を示すスタートアドレスh3及びエ
ンドアドレスh4から、アトリビュートデータに基づき、
分割画像データatt-B2の画像メモリ2aにおける水平方向
の範囲を示すスタートアドレス及びエンドアドレスを、
各々スタートアドレス(x0+h3−h1),エンドアドレス
(x0+h4−h1)と演算する。同様に、ソースアドレス算
出回路2lは、分割画像データatt-B1及び分割画像デー
タatt-B2の画像メモリ2aでの範囲を示すスタートアド
レスhs及びエンドアドレスheを、各々スタートアドレス
x0,エンドアドレス(x0+h1−1−h0)及びスタートア
ドレス(x0+h4−h0),エンドアドレス(x0+h5−1−h
0)と演算する。
【0029】また、ソースアドレス算出回路2lは、ソ
ース画像データatt-A及び分割後の各分割画像データの
垂直ポインタの示すアドレスv23から、アトリビュート
データに基づき、ソース画像データatt-A及び分割後の
上記各分割画像データの画像メモリ2aにおける垂直方
向のアドレスを求める。例えば、ソースアドレス算出回
路2lは、ソース画像データatt-Aの垂直方向のアドレス
v23に対応する垂直方向のアドレスをアドレス(y0+v23
−v2)と演算し、同様に、分割画像データatt-B1,分割
画像データatt-B2のアドレスv23に対応するアドレスを
アドレス(y2+V23−v0)と演算し、分割画像データatt
-C1及び分割画像データatt-C2のアドレスv23に対応する
垂直方向のアドレスをアドレス(y4+V23−v1)と演算
する。
【0030】そして、アトリビュートコントローラ2k
は、この時点で、より高い表示優先度を有する画像デー
タと重ならない分割画像データatt-C1,att-B1,att-B
2,att-C2と、ソース画像データatt-Aの各々のアドレス
v23及びポインタhとで選択されるドットの画素データ
を、ポインタhの値をインクリメントする毎に画像メモ
リ2aから読み出す。このとき、透過色検出回路2rは、
読み出した分割画像データにおける各ドットの画素デー
タが透過色か否かの判定を行う。そして、透過色検出回
路2rは、アトリビュートコントローラ2kの読み出した
画素データにおいて、透過色でない画像データのドット
が分割画像データatt-C1のアドレスh01〜アドレスh1−1
までのドットの画素データと、ソース画像データatt-A
のアドレスh23〜アドレスh24−1までのドットの画素デ
ータとであることを検出し、マークメモリに各ドットの
アドレスに対応させマークデータを書き込む。これによ
り、アトリビュートコントローラ2kは、表示バッファ
2fに対して、垂直ポインタv23の位置における分割画像
データatt-C1の水平方向のアドレスh01〜アドレスh1−1
までのドットの画素データと、ソース画像データatt-A
の水平方向のアドレスh23〜アドレスh24−1までのドッ
トの画素データとを書き込む。
【0031】次に、図8に示すように、アトリビュート
コントローラ2kは、マークメモリにおいてメークデー
タが書き込まれていない水平ポインタhのアドレスがあ
ることを検出し、マークデータの書き込まれていないア
ドレスにおいて、ソース画素データatt-Aの次に表示優
先度の高いソース画素データatt-Bの垂直ポインタv23の
位置のドットの画素データを表示バッファ2fに転送す
るための前処理を開始する。アトリビュートコントロー
ラ2kは、表示バッファ2fに転送する処理を行うため、
マークメモリにマークデータが記載されておらず、ソー
ス画像データatt-Aの下部にあるアドレスh2からアドレ
スh23−1までと、アドレスh24からアドレスh3−1までの
ドットに対応するソース画素データatt-Bの画素データ
を、ポインタhの値を上記のアドレスの範囲において各
々インクリメントする毎に画像メモリ2aから読み出す。
そして、透過色検出回路2rは、読み出された上記ドッ
トの画素データが透過色か否かの判定を行い、透過色で
ない画像データのドットがアドレスh22からアドレスh23
−1までのドットの画素データとであることを検出し、
マークメモリに各ドットのアドレスに対応させてマーク
データを書き込む。これにより、アトリビュートコント
ローラ2kは、変更されたマークメモリのマークデータ
のアドレス、すなわち、垂直ポインタvの示すアドレス
v23の位置におけるソース画像データatt-Bのアドレスh2
2〜アドレス23−1までのドットの画素データを表示バッ
ファ2fの対応する位置に書き込む。
【0032】次に、図9に示すように、アトリビュート
コントローラ2kは、マークメモリにおいてマークデー
タが書き込まれていない水平ポインタhのアドレスがあ
ることを検出し、マークデータの書き込まれていないア
ドレスにおいて、ソース画素データatt-Bの次に表示優
先度の高いソース画素データatt-Cの垂直ポインタv23の
位置のドットの画素データを表示バッファ2fに転送す
るための前処理を開始する。アトリビュートコントロー
ラ2kは、表示バッファ2fに転送する処理を行うため、
マークメモリにマークデータが記載されておらず、ソー
ス画像データatt-A及びatt-Bの下部にあるアドレスh1か
らアドレスh22までと、アドレスh25からアドレスh4まで
までのドットに対応するソース画素データatt-Cの画素
データを、ポインタhの値を上記のアドレスの範囲にお
いて各々インクリメントする毎に画像メモリ2aから読
み出す。
【0033】このとき、透過色検出回路2rは、読み出
した分割画像データにおける各ドットの画素データが透
過色か否かの判定を行う。そして、透過色回路2rは、
上記ドットの画素データが透過色か否かの判定を行い、
透過色でない画像データのドットがアドレスh1からアド
レスh11−1までと、アドレスh21からアドレスh22−1ま
でと、アドレスh24からアドレスh25−1までとのドット
の画素データであることを検出し、マークメモリに各ド
ットのアドレスに対応させマークデータを書き込む。こ
れにより、アトリビュートコントローラ2kは、変更さ
れたマークメモリのマークデータのアドレス、すなわ
ち、垂直ポインタvの示すアドレスv23の位置における
ソース画像データatt-Cのアドレスh1からアドレスh11−
1までと、アドレスh21からアドレスh22−1までと、アド
レスh24からアドレスh25−1までとのドットの画素デー
タを表示バッファ2fの対応する位置に書き込む。そし
て、アトリビュートコントローラ2kは、ソース画像デ
ータが重なり合う部分において、マークメモリにおける
マークデータの有無に基づき、上述した書き込み処理
を、表示優先度が最も高いソース画像データから最も表
示優先度の低いソース画像データの順に、全てのソース
画像データに対して行う。
【0034】上述したように、アトリビュートコントロ
ーラ2kは、複数のソース画像データを合成して画像を
生成するときに、複数のソース画像データの重なり部分
が生じると、上部の(表示優先度の高い)ソース画像デ
ータにおいて画素データが透過色であり、かつ、この透
過色のドットの下部の(表示優先度の低い)ソース画像
データのドットの画素データが透過色でない場合、この
ドットの画素データを表示バッファ2eまたは表示バッ
ファ2fに転送する処理を、最も高い表示優先度を有す
るソース画像データから最も低い表示優先度のソース画
像データまで、重なりあった部分を有する全てのソース
画像に対して行う。なお、上述の第1の実施形態の構成
において、アトリビュートコントローラ2kにおけるマ
ークラムに対するアクセス速度と、表示バッファ2e及
び2fに対するアクセス速度とが同様であると、すでに
マークメモリに書き込まれているマークデータの書き込
まれたドットのアドレスを確認する時間と、表示バッフ
ァ2e及び2fに画素データを書き込む時間とが重なるた
め、マークメモリへのアクセスタイムを表示バッファ2
e及び2fに対するアクセスタイムに対して高速化し、マ
ークメモリにおいてマークデータが連続して書き込まれ
ている領域をスキップして検出することが必要である。
【0035】以上の動作を垂直カウンタの値が表示アド
レスの垂直ポインタvの取りうる範囲、すなわち表示画
面の走査線数分を繰り返し、すべての走査線の描画を完
了することで1画面(1フレーム)の画像が構成され
る。なお、上述した第1の実施形態では、説明のため
に、ソース画像データの数を4及び3として説明した
が、同様の回路をソースデータの数だけ用意すること
で、合成に使用するソース画像データの数を適時増加さ
せることが可能である。また、1走査線の時間内にソー
ス画像データの分割処理と描画(表示メモリへの書き込
み)とを同時に完了する様にしているが、さらに1走査
線分のディレイ、及びTMPメモリ2oと同容量のTM
Pメモリを設けることで、ソース画像データの分割処理
をディ示プレイ2dへの表示の2走査線分前に行い、描
画を1走査線分前のタイミングで行うようにしても良
い。上述したように、図2の表示画面に表示される画像
を合成するソース画像データにおいて、斜線で示す重な
り領域に関して、表示優先度が低いソース画像データの
画像メモリ2aに対するアクセスは、上部にあるソース
画像データが透過色の画素データを有する以外には行わ
れず、表示バッファに対するアクセスは、画素データが
書き込まれたアドレスに対して、マークメモリのマーク
データが検出されることでスキップされ、以降行われな
いために重ね書きによる無駄なアクセスが生じず、ソー
ス画像データの合成にかかる時間を削減することができ
る。
【0036】また、上述した第1の実施形態では、説明
のために、画像メモリ2aにおけるソース画像データのサ
イズと、表示画面に画像表示される画像のサイズとを同
一として説明を行っている。しかしながら、第1の実施
形態の画像処理装置は、水平方向及び垂直方向の寸法の
拡大または縮小が行われ、画像メモリ2aにおけるソー
ス画像データのサイズと、表示バッファ2e及び2fに転
送されるソース画像データ(表示画面に表示される画
像)のサイズが異なる場合にも、各サイズの比率に基づ
き、表示画面におけるソース画像データの表示領域と画
像メモリ2aのアドレスとから、必要となるソース画像
データの画像メモリ2aにおけるアドレスを算出するこ
とが可能である。このため、本願発明の画像処理装置
は、水平方向及び垂直方向またはいずれかの拡大及び縮
小機能を有した画像処理装置に対しても応用することが
可能である。
【0037】また、第1の実施形態による画像処理装置
は、複数のソース画像データを合成して画像を生成する
とき、各ソース画像データの重なりあった部分に基づ
き、ソース画像データを分割画像データに分割し、各表
示優先度の高いものから表示バッファ2e及び2fに書き
込んでいくため、画像表示(描画)されるドットの画素
データのみを、表示バッファに書き込むこととなり、画
像メモリ2a及び表示バッファに対するアクセス回数を
削減することができ、画像表示される画像を合成により
生成する速度を高速化することが可能である。これによ
り、第1の実施形態による画像処理装置は、3つのソー
ス画像データデータatt-A,att-B及びatt-Cにおいて、
表示優先度の低いソース画像データを順に表示バッファ
1cに重ね書きしていく手法と同様の画像が得られると
ともに、重ね書きした場合に消えてしまう下部のドット
のデータの読み出しを画像メモリ2aから読み出すことが
無く、無駄なアクセス時間(アクセス回数)を削減し、
画像の合成処理を高速化する効果がある。さらに、第1
の実施形態による画像処理装置は、表示優先度の高いソ
ース画像データにおけるドットの画素データが透過色で
ある場合、このドットの下部に位置する次に表示優先度
の高いソース画像データのドットの画像データを表示バ
ッファ2e及び2fに書き込むため、ソース画像データat
t-A,att-B及びatt-Cの重ね合わせにおいて、使用者が
特に意識することなく、透過色の表示優先度の高いソー
ス画像データの下部にあるソース画像データの画素デー
タを削除すること無く表示することが可能となり、背景
に対するキャラクタの合成画像などが容易に合成できる
効果がある。
【0038】<第2の実施形態>次に、本発明の第2の
実施形態による画像処理装置の説明を行う。第2の実施
形態による画像処理装置の構成は、図1に示す第1の実
施形態による画像処理装置の構成と同様である。以下の
説明において、図1の画像メモリ2aには、図6に示す
ソース画像データatt-A,att-B,att-Cが格納されている
とする。第1及び第2の実施形態の異なる点は、アトリ
ビュート変換回路2mがアトリビュート変換回路3m
に、TMPメモリ2oがTMPメモリ3oへ変更されて
いる点である。アトリビュート変換回路3mは、アトリ
ビュートコントローラ2kが画像メモリ2aから、走査
線単位で画素データを読み出し表示バッファ(2eまた
は2f)へ転送するとき、または、表示バッファへの書
き込みの終了後に、ソース画像データの分割画像データ
の再分割を行う。TMPメモリ3oは、内部に複数のテ
ーブル(以下に示すテーブル31及び32等の複数のテ
ーブル)の記憶領域を有しており、処理中に再分割後の
分割画像データの表示アドレスを順次書き込んで行き、
垂直同期信号の入力タイミングでリセットされる。ま
た、以下に示すTMPメモリ3oにおける各テーブルの
表示アドレスの記憶形式は、図4に示すTMPメモリ2
oと同様である。以下の説明において、画像メモリ2a
に格納されているソース画像データatt-A〜att-Cの表示
優先度は、従来例及び第1の実施形態と同様に、ソース
画像データatt-C〜att-Aの順に高くなっている(ソース
画像データatt-Aが最も高く,ソース画像データatt-Cが
最も低い)とする。
【0039】また、第1の実施形態と第2の実施形態と
における同様な機能の構成要素には同一の符号を付け説
明を省略し、第2の実施形態において、アトリビュート
変換回路3m及びTMPメモリ3oの構成及び動作の説
明を、第1の実施形態のアトリビュート回路2m,TM
Pメモリ2oに追加された機能のみを、アトリビュート
コントローラ2jの動作を含めて説明し、アトリビュー
ト変換回路3m及びTMPメモリ3oにおける第1の実
施形態のアトリビュート回路2m,TMPメモリ2oと
同様な機能についての説明を、第1の実施形態における
アトリビュート回路2m,TMPメモリ2o各々の説明
を参照することとして省略する。アトリビュート変換回
路3mは、垂直カウンタ2hがインクリメントされる毎
に、すなわち、垂直ポインタvが新たな走査線のアドレ
スを示したとき、画像処理の最初の段階において、アト
リビュート変換回路2mがTMPメモリ3oへ表示アド
レスを記憶させた第1の実施形態の処理と同様に、ソー
ス画像データの表示優先度に基づき、これらソース画像
データを分割画像データに分割し、その表示アドレスを
TMPメモリ3oのテーブル31に、図4を用いて第1
の実施形態で説明したTMPメモリ2oへの書き込みと
同様に記憶させる。ここで、アトリビュート変換回路3
mは、各ソース画像データの分割後の分割画像データの
表示アドレス(スタートアドレスhs及びエンドアドレス
he)の算出を、図5に示すディスプレイ2dでの表示に
おいて、各ソース画像データの重なりの組み合わせの異
なる、垂直ポインタvの示す走査線のアドレスの範囲毎
に行う。そして、アトリビュートコントローラ2kは、
TEMメモリ3o内のテーブル31に示される、ディス
プレイ2dに表示される実質的な表示画像データである
各分割画像データの表示アドレスに基づき、水平カウン
タ2nのインクリメント動作毎に、表示バッファ2e
(または表示バッファ2f)へ、画像メモリ2aから読
み出す画素データを書き込む。この表示バッファへの画
素データの書き込みを行っているとき、または表示バッ
ファへの書き込みの終了後に、アトリビュート変換回路
3mは、TEMメモリ3oのテーブル31に記憶されて
いる、各分割画像データの表示アドレスの再構成、すな
わち表示優先度に従い、各ソース画像データを分割して
生成した分割画像データの再分割を行う。
【0040】ここで、アトリビュートコントローラ2k
が、TMPメモリ3oのテーブル31に格納されている
各分割画像データの表示アドレスに対応して、画像メモ
リ2aから画素データの読み出しを行っているとき、ア
トリビュート変換回路3mは、テーブル31において
(すなわち、図5に示すディスプレイ2dの走査線のア
ドレス毎に)、再分割するソース画像データatt-Bより
高い、すなわち最も表示優先度の高いソース画像データ
att-Aの分割画像データ(実際には、分割されていない
ソース画像データatt-A)のアドレス領域と、次に表示
優先度の高いソース画像データatt-Bとの重なり部分の
検出を行う。このとき、アトリビュート変換回路3m
は、アトリビュートメモリ2iにおける各ソース画像デ
ータの表示アドレスに基づき、テーブル31において、
ソース画像データatt-Bのスタートアドレスhsとエンド
アドレスheとの間(表示アドレスの範囲)で、このソー
ス画像データatt-Bと重なるソース画像データatt-Aの領
域があるか否かの判定を、表示画面の走査線における各
ソース画像データのスタートアドレスhs及びエンドアド
レスheの示す範囲における重なり部分の検出により行
う。すなわち、アトリビュート変換回路3mは、ソース
画像データatt-Bの表示アドレスの範囲において、ソー
ス画像データatt-Bのスタートアドレスhsとソース画像
データatt-Aのスタートアドレスhsとの比較を行い、ソ
ース画像データatt-Bの方がソース画像データatt-Aより
小さいスタートアドレスhsであれば、重なり部分の開始
アドレスをソース画像データatt-Aのスタートアドレスh
sの数値とし、一方、ソース画像データatt-Bの方がソー
ス画像データatt-Aより大きいスタートアドレスhsであ
れば、重なり部分の開始アドレスをソース画像データat
t-Bのスタートアドレスhsの数値とする。また、アトリ
ビュート変換回路3mは、ソース画像データatt-Bの表
示アドレスの範囲において、ソース画像データのエンド
アドレスheとソース画像データatt4のエンドアドレスhe
との比較を行い、ソース画像データatt-Bの方がソース
画像データatt-Aより大きいエンドアドレスhsであれ
ば、重なり部分の終端アドレスをソース画像データatt-
Aのエンドアドレスheの数値とし、一方、ソース画像デ
ータatt-Bの方がソース画像データatt-Aより小さいエン
ドアドレスheであれば、重なり部分の終端アドレスをソ
ース画像データatt-Bのエンドアドレスheの数値とす
る。これにより、アトリビュート変換回路3mは、上記
開始アドレスと上記終端アドレスとで示される領域を重
なり部分として検出する。そして、アトリビュート変換
回路3mは、上記重なり部分を、ソース画像データatt-
Bの新たな分割画像データとする。これにより、アトリ
ビュート変換回路3mは、上記重なり部分の領域を、ソ
ース画像データatt-Bの新たな分割画像データとし、新
たな部分画像データの生成された表示アドレスの範囲の
みを、TMPメモリ3o内のテーブル32へ格納する。
したがって、このとき、TMPメモリ内のテーブル32
には、ソース画像データatt-Bの新たな分割画像データ
の表示アドレス(スタートアドレスhs及びエンドアドレ
スhe)のみが記憶されている。
【0041】すなわち、アトリビュートコントローラ2
kが各分割画像データを表示バッファ2E(または表示
バッファ2f)に転送するとき、アトリビュート変換回
路3mは、TMPメモリ3oのテーブル31における表
示アドレスの再構成を行う(再分割を行う)ソース画像
データatt-Bと、このソース画像データatt-Bより表示優
先度の高いソース画像データatt-Aとの重なり部分を、
新たなソース画像データatt-Bの分割画像データとする
ことにより、ソース画像データatt-Bの再分割、すなわ
ちソース画像データatt-Bの部分画像データに対して表
示アドレスの再構成を行う。また、アトリビュート変換
回路3mは、TMPメモリ3o内のテーブル31におい
て、ソース画像データatt-Bの新たな分割画像データの
表示アドレスに対応する領域を、ソース画像データatt-
Bの画素データの領域とする。すなわち、アトリビュー
ト変換回路3mは、TMPメモリ3o内のテーブル31
の部分画像データの表示アドレス,及び各ソース画像デ
ータの表示アドレスにおいて検出された、ソース画像デ
ータatt-Aにおけるソース画像データatt-Bとの重なり部
分を、TMPメモリ3o内のテーブル31におけるソー
ス画像データatt-Bの新たな分割画像データの領域とす
る。これにより、TMPメモリ3o内のテーブル31に
おいては、ソース画像データatt-Bの全ての表示アドレ
スの領域が示され、ソース画像データatt-Bと重なって
いないソース画像データatt-Aの領域が新たに分割画像
データとして残り、他の分割画像データの表示アドレス
に対する範囲の変更は無い。次に、アトリビュートコン
トローラ2kが、バッファ2e(または2f)に画素デ
ータを転送するため、TMPメモリ3oのテーブル32
に格納されている再分割により生成された表示アドレス
に対応して、画像メモリ2aから画素データを読み出し
ているとき、アトリビュート変換回路3mは、テーブル
31において、次に再分割を行うソース画像データatt-
Cより表示優先度の高いソース画像データatt-A,att-B
の分割画像データの表示アドレスの範囲と、再分割を行
うソース画像データatt-Cとの重なり部分を検出し、上
述したソース画像データatt-Bの再分割処理と同様に各
ソース画像データatt-Cの再分割処理を行う。
【0042】このバッファ2e(または2f)に画素デ
ータを転送するとき、水平カウンタ2nは、テーブル3
2の表示アドレスの範囲内においてカウント動作を行
う。すなわち、アトリビュートコントローラ2kは、新
たに生成された分割画像データの表示アドレスの範囲の
みの画素データを、バッファ2e(または2f)へ対し
ての書き込み処理を行うこととなり、マークメモリにお
けるマークデータの書かれていない全ての画素データ
を、画像メモリ2aから読み出すわけではないので、読
み出し時間を短縮することができる。したがって、アト
リビュートコントローラ2kは、第1の実施形態と同様
に表示アドレスに対応して画像メモリ2aから画素デー
タの読み出し処理を行うが、再分割処理により順次変更
されるTMPメモリ3oの各テーブルに基づいた読み出
しを行うため、実質的に、表示バッファ2e(または表
示バッファ2f)に対して、再分割して新たに生成され
る分割画像データの上部にあるソース画像データの透過
色の領域に、再分割されたソース画像データの分割画像
データの画素データを書き込む制御を行うこととなる。
【0043】すなわち、アトリビュート変換回路3m
は、順次、再分割の処理を行うとき、再分割の対象とな
るソース画像データを、TMPメモリ3o内に最初に生
成したテーブル31の中で、2番目に高い表示優先度の
ソース画像データから順番に選択し、再分割するソース
画像データとする。そして、アトリビュート変換回路3
mは、TMPメモリ3oにおける最初に作成された、表
示優先度に対応して生成された各分割画像データの表示
バッファが記載されたテーブル31に基づき、選択され
た再分割するソース画像データの表示アドレスと、この
再分割するソース画像データより表示優先度の高いソー
ス画像データの表示アドレスとを比較して、選択された
再分割するソース画像データの表示アドレスと、この再
分割するソース画像データより表示優先度の高いソース
画像データとの重なり部分の領域を検出する。第2の実
施形態において、アトリビュートコントローラ2k及び
アトリビュート変換回路3mは、ディスプレイ2dの対
応する垂直ポインタVの指し示す走査線に存在するソー
ス画像データにおいて、すなわち、この走査線に存在し
ないソース画像データに対する処理を行わずに、上述し
たソース画像データの再分割処理を、アトリビュートメ
モリ2iにおける各ソース画像データの表示アドレスに
基づき、ディスプレイ2dに表示される走査線毎に、す
なわちTMPメモリ3oのテーブル31に存在する最も
低い表示優先度のソース画像データの処理が終了するま
で、高い表示優先度のソース画像データ毎に順次行う。
【0044】次に、図1〜図9を参照し、第2の実施形
態の動作例を説明する。ここで、図1の画像メモリ2a
には、図6に示すソース画像データatt-A,att-B及びat
t-Cが記憶されており、アトリビュートメモリ2iには図
5の画像を合成するアトリビュートデータが格納されて
いるとする。アトリビュートメモリ2iには、第1の実
施形態の画像処理装置と同様に、ディスプレイ2dに供
給される垂直同期信号が入力され、垂直カウンタ2hが
出力する垂直ポインタvがインクリメントされる毎に、
ディスプレイ2dの1フレームに画像表示される合成画
像を形成するデータ、すなわち、画像の合成に使用する
各ソース画像データの画像メモリにおけるソースアドレ
ス,ディスプレイ2d(画像表示装置)の画面上におけ
る表示位置を示す表示アドレス,表示優先度などを含む
アトリビュートデータなどが格納される。また、表示優
先度は、ソース画像データatt-Aが最も高く、ソース画
像データatt-Cが最も低いとする。このとき、図3のプ
ライオリティエンコーダ4lにおいては、ソース画像デ
ータatt-A,att-B及びatt-Cに対応する水平表示判断回
路の出力が各々端子T4,T3及びT2に入力され、端
子T1及び端子T0には「H」レベルの電圧が入力され
ている。
【0045】アトリビュートメモリ2iには、ディスプ
レイ2dから垂直同期信号が入力されると、表示画面に
次に表示される図5に示す画像のアトリビュートデータ
が転送され、格納される。そして、垂直カウンタ2h
は、走査信号が入力される毎に、インクリメントして計
数値をアトリビュートコントローラ2kへ出力する。こ
れにより、アトリビュートコントローラ2kは、素直カ
ウンタ2hからの計数値から求められる表示画面上の垂
直ポインタvの値が、各ソース画像データの垂直方向の
領域を示すスタートアドレスからエンドアドレスまでの
範囲内にあるか否かの判定を行う。ここで、アトリビュ
ートコントローラ2kは、垂直ポインタvがソース画像
アドレスのスタートアドレスv0となると、すなわち、垂
直ポインタvの値がアドレスv0となると、ソース画像デ
ータatt-Bのデータ領域の範囲となったことを検出す
る。
【0046】これにより、アトリビュートコントローラ
2kは、アトリビュート変換回路2mに対して、検出信号v
vldを出力する。そして、アトリビュート変換回路3m
は、検出信号vvldの入力処理により、分割処理を開始す
るが、アトリビュートデータに基づき、ソース画像デー
タatt-Bが他のソース画像データと重なり合っていない
ことを検出し、ソース画像アドレスatt-Bの分割を行わ
ない。次に、アトリビュートコントローラ2kは、ソー
スアドレス算出回路2lに対して、表示画像データのア
ドレス領域を、TMPメモリ3oのテーブル31に示さ
れる、ディスプレイ2dにおける表示位置を示す表示ア
ドレスから、画像メモリ2aにおける記憶位置を示すソ
ースアドレスへ変換する処理を指示する。そして、ソー
スアドレス算出回路2lは、アトリビュートデータにお
けるソース画像データAtt-Bの、表示アドレスとソース
アドレスとの関係に基づき、表示アドレスのアドレスv0
(図5)を、ソースアドレスのアドレスy2(図6)に変
換し、かつ、水平ポインタhの示す水平方向の表示アド
レスのアドレスh1を、ソースアドレスのアドレスx0に変
換する。
【0047】また、透過色検出回路2rは、アトリビュ
ートコントローラ2kが上記ソースアドレスに基づき、
画像メモリ2aから順次読み出される、垂直ポインタy2
におけるスタートアドレスx0からエンドアドレスx2まで
の画素データを、透過色か否かの検出を行う。ここで、
透過色検出回路2rは、スタートアドレスx0からエンド
アドレスx2までの画素データが全て透過色であるので、
アトリビュートコントローラ2k内のマークメモリにマ
ークデータを書き込まない。したがって、アトリビュー
トコントローラ2kは、ポインタv0に対応する走査線の
ドットに表示する画素データが無いことを検出し、画像
メモリ2aから読み出したスタートアドレスx0からエン
ドアドレスx2までの画素データを、表示バッファ2eに
書き込まない(ポインタvの示すv0は偶数アドレスの走
査線であるため)。
【0048】次に、垂直カウンタ2hが走査信号の入力
により順次インクリメントされ、計数値の垂直ポインタ
vがアドレスv23の位置の奇数アドレスの走査線となっ
たとする。アトリビュート変換回路3mは、このアドレ
スv23の位置において、アトリビュートメモリ2iのデー
タから、ソース画像データatt-A,att-B及びatt-Cの画
像が全て重なり合っていることを検出する。このため、
アトリビュート変換回路3mは、上記各ソース画像デー
タの重なり合った部分の分割を行う。アトリビュート変
換回路3mは、図7において示すように、表示優先度を
考慮して、ソース画像データatt-Aを分割せず、ソース
画像データatt-Bをソース画像データatt-Aにより、分割
画像データatt-B1及び分割画像データatt-B2へ2分割
し、同様に、ソース画像データatt-Cをソース画像デー
タatt-Bにより、分割画像データatt-C1及び分割画像デ
ータatt-C2へ2分割する。ここで、図7〜図9におい
て、白抜きの長方形で示されている領域が画像表示(描
画)されるドット(画素データが透過色でない)の部分
を示し、実線で示されている領域が画像表示されないド
ット(画素データが透過色である)の部分を示してい
る。
【0049】そして、図7に示す様に、アトリビュート
変換回路3mは、ディスプレイ2dのアドレスv23の位置
の奇数アドレスの走査線に表示される分割画像データat
t-B1,分割画像データatt-B2,分割画像データatt-C1及
び分割画像データatt-C2各々の分割後のスタートアドレ
スhs及びエンドアドレスheを求め、この結果をTMPメ
モリ3o内のテーブル31へ格納する。例えば、アトリ
ビュート変換回路3mは、分割画像データatt-B1の範囲
を示すスタートアドレスhs及びエンドアドレスheを、ス
タートアドレスh1及びエンドアドレスh2−1とし、分割
画像データatt-B2の水平方向の範囲を示すスタートアド
レス及びエンドアドレスを、スタートアドレスh3及びエ
ンドアドレスh4として上記テーブル31へ格納する。ま
た、アトリビュート変換回路3mは、分割画像データatt
-C1の範囲を示すスタートアドレスhs及びエンドアドレ
スheを、スタートアドレスh0及びエンドアドレスh1−1
とし、分割画像データatt-C2の範囲を示すスタートアド
レスhs及びエンドアドレスheを、スタートアドレスh4及
びエンドアドレスh5−1としてテーブル31へ格納す
る。
【0050】そして、ソースアドレス算出回路2lは、
TMPメモリ3o内のテーブル31に記憶されている、
分割後の各分割画像データの範囲を示すスタートアドレ
スh1及びエンドアドレスh2−1から、アトリビュートデ
ータに基づき、分割画像データatt-B1の画像メモリ2aに
おける水平方向の範囲を示すスタートアドレスxs及びエ
ンドアドレスxeを、各々スタートアドレスx0,エンドア
ドレス(x0+h2−1−h1)と演算する。また、ソースア
ドレス算出回路2lは、分割後の各分割画像データの範
囲を示すスタートアドレスh3及びエンドアドレスh4か
ら、アトリビュートデータに基づき、分割画像データat
t-B2の画像メモリ2aにおける水平方向の範囲を示すスタ
ートアドレス及びエンドアドレスを、各々スタートアド
レス(x0+h3−h1),エンドアドレス(x0+h4−h1)と
演算する。同様に、ソースアドレス算出回路2lは、分
割画像データatt-B1及び分割画像データatt-B2の画像メ
モリ2aでの範囲を示すスタートアドレスhs及びエンド
アドレスheを、各々スタートアドレスx0,エンドアドレ
ス(x0+h1−1−h0)及びスタートアドレス(x0+h4−h
0),エンドアドレス(x0+h5−1−h0)と演算する。
【0051】また、ソースアドレス算出回路2lは、ソ
ース画像データatt-A及び分割後の各分割画像データの
垂直ポインタの示すアドレスv23から、アトリビュート
データに基づき、ソース画像データatt-A及び分割後の
上記各分割画像データの画像メモリ2aにおける垂直方
向のアドレスを求める。例えば、ソースアドレス算出回
路2lは、ソース画像データatt-Aの垂直方向のアドレス
v23に対応する垂直方向のアドレスをアドレス(y0+v23
−v2)と演算し、同様に、分割画像データatt-B1,分割
画像データatt-B2のアドレスv23に対応するアドレスを
アドレス(y2+V23−v0)と演算し、分割画像データatt
-C1及び分割画像データatt-C2のアドレスv23に対応する
垂直方向のアドレスをアドレス(y4+V23−v1)と演算
する。
【0052】そして、アトリビュートコントローラ2k
は、この時点で、より高い表示優先度を有する画像デー
タと重ならない分割画像データatt-C1,att-B1,att-B
2,att-C2と、ソース画像データatt-Aの各々のアドレス
v23及びポインタhとで選択されるドットの画素データ
を、水平カウンタ2nがポインタh(水平ポインタh)
の値をインクリメントする毎に画像メモリ2aから読み
出す。このとき、透過色検出回路2rは、読み出した分
割画像データにおける各ドットの画素データが透過色か
否かの判定を行う。そして、透過色検出回路2rは、ア
トリビュートコントローラ2kの読み出した画素データ
において、透過色でない画像データのドットが分割画像
データatt-C1のアドレスh01〜アドレスh1−1までのドッ
トの画素データと、ソース画像データatt-Aのアドレスh
23〜アドレスh24−1までのドットの画素データとである
ことを検出し、マークメモリに各ドットの表示アドレス
に対応させマークデータを書き込む。これにより、アト
リビュートコントローラ2kは、表示バッファ2fに対し
て、垂直ポインタv23の位置における分割画像データatt
-C1の水平方向のアドレスh01〜アドレスh1−1までのド
ットの画素データと、ソース画像データatt-Aの水平方
向のアドレスh23〜アドレスh24−1までのドットの画素
データとを書き込む。
【0053】また、このとき、アトリビュート変換回路
3mは、テーブル31の表示アドレスに対応して、アト
リビュートコントローラ2kが画素データを画像メモリ
2aから読み出すとき、テーブル31のなかで2番目に
表示優先度の高いソース画像データ、すなわちソース画
像データatt-Bを、再分割するソース画像データとして
選択する。そして、アトリビュート変換回路3mは、こ
の選択されたソース画像データatt-Bと重なり合う、こ
のソース画像データatt-Bより表示優先度の高いソース
画像データatt-Aの領域を検出し、この重なり合う領域
を、ソース画像データatt-Bの新たな分割画像データと
することで再分割を行う。これにより、アトリビュート
変換回路3mは、再分割後のソース画像データatt-Bの
新たな分割画像データの表示アドレスの範囲(スタート
アドレスhsとエンドアドレスheとの範囲)を、TMPメ
モリ3o内のテーブル32へ書き込む(格納する)。こ
のとき、アトリビュート変換回路3mは、テーブル31
において2番目に表示優先度の高いソース画像データat
t-Bの表示範囲、すなわちスタートアドレスh1〜エンド
アドレスh4−1の範囲で、ソース画像データatt-Bより表
示優先度の高いソース画像データatt-Aの領域の検出を
開始する。ここで、アトリビュート変換回路3mは、ソ
ース画像データatt-Aの表示アドレスの範囲が上述した
ソース画像データatt-Bの表示アドレスの領域に含まれ
ていることを検出する。すなわち、アトリビュート変換
回路3mは、ソース画像データatt-Aのスタートアドレ
スh2がソース画像データatt-Bのスタートアドレスh1よ
り大きく、ソース画像データatt-Aのエンドアドレスh3
−1がソース画像データatt-Bのエンドアドレスh4−1よ
り小さいことを検出する。これにより、アトリビュート
変換回路3mは、ソース画像データatt-Aとソース画像
データatt-Bとの重なり部分のアドレスh2からアドレスh
3−1までの領域を、ソース画像データatt-Bの新たな分
割画像データatt-B3とする。そして、アトリビュート変
換回路3mは、ソース画像データatt-Bの新たな分割画
像データとして、表示アドレスの範囲がスタートアドレ
スh2〜エンドアドレスh3−1の分割画像データatt-B3を
生成し、この表示アドレスの範囲をTMPメモリ3o内
のテーブル32に書き込む。このとき、アトリビュート
変換回路3mは、図8に示すように、TMPメモリ3o
内のテーブル31における各分割画像データの表示アド
レスの範囲において、ソース画像データatt-Aがソース
画像データatt-Bと重なっている部分(分割画像データa
tt-B3の表示アドレス範囲)を、分割画像データatt-B3
と置換する(分割画像データatt-B3の領域を上書きす
る)。これにより、実質的に、図8に示す上記テーブル
31には、ソース画像データatt-B(分割画像データatt
-B1,att-B2,att-B3の表示アドレスの範囲が加算され
たもの)の表示アドレスの範囲と、分割画像att-C1及び
分割画像データacc-C2の表示アドレスの範囲とが記憶さ
れている。
【0054】次に、アトリビュートコントローラ2k
は、図8に示すマークメモリの状態において、マークデ
ータが書き込まれていない水平ポインタhのアドレスが
あることを検出し、マークデータの書き込まれていない
アドレスに対応する表示バッファ2fのアドレスに、画
素データを書き込む処理を開始する。そして、アトリビ
ュートコントローラ2kは、テーブル32に書き込まれ
ている分割画像データatt-B3の表示アドレスの範囲の画
素データを、テーブル32の表示アドレスの範囲、すな
わち分割画像データatt-B3の表示アドレスの範囲(スタ
ートアドレスh2〜エンドアドレスh3−1まで)におい
て、水平カウンタ2nの出力するポインタhに対応する
表示アドレス毎に、画像メモリ2aから読み出す。この
とき、水平カウンタ2nは、テーブル32の分割画像デ
ータatt-B3の表示アドレスの範囲内、すなわちスタート
アドレスh2〜エンドアドレスh3−1の範囲においてカウ
ント動作を行う。そして、アトリビュートコントローラ
2kは、マークメモリにマークデータが記載されていな
い表示アドレスを検出する毎に、ソースアドレス算出回
路2lがこのテーブル32の表示アドレスから変換したソ
ースアドレスに基づき、このソースアドレスに対応する
ドットの画素データを画像メモリ2aから読み出し、この
画素データを表示バッファ2fの上記表示アドレスに対
応するアドレスに書き込む処理を行う。
【0055】このとき、アトリビュートコントローラ2
kは、上記ドットの画素データが画像メモリ2aから読み
出される毎に、透過色検出回路2rにより、この読み出
された画素データが透過色か否かの判定を行い、透過色
でないと判定された画素データのみを、表示バッファ2
fの上記表示アドレスに対応するアドレスに書き込む。
また、アトリビュートコントローラ2kは、マークメモ
リに対して、画素データが書き込まれた表示バッファ2
fのアドレスに対応するアドレスにマークデータを書き
込む。これにより、アトリビュートコントローラ2k
は、変更されたマークメモリのマークデータのアドレ
ス、すなわち、垂直ポインタvの示すアドレスv23の位
置におけるソース画像データatt-Bのアドレスh22〜アド
レスh23−1までのドットの画素データを表示バッファ2
fの対応する位置に書き込む。
【0056】また、このとき、アトリビュート変換回路
3mは、アトリビュートコントローラ2kが画素データ
を画像メモリ2aから読み出しを行っているとき、テー
ブル31において再分割を行う3番目に表示優先度の高
いソース画像データ、すなわちソース画像データatt-C
の画素データと重なり合う、ソース画像データatt-Cよ
り表示優先度の高いソース画像データatt-A,att-Bの領
域(実際にはソース画像データatt-Bのみ)を、ソース
画像データatt-Cの新たな分割画像データの領域に変更
し、ソース画像データatt-Cの再分割を行い、再分割後
の新たな分割画像データatt-C3の表示アドレスの範囲を
スタートアドレスh11〜エンドアドレスh4−1として、T
MPメモリ3o内のテーブル33へ書き込む。すなわ
ち、アトリビュート変換回路3mは、テーブル31にお
いて、3番目に表示優先度の高いソース画像データatt-
Cの表示アドレスの範囲のスタートアドレスh0〜エンド
アドレスh5−1のあいだにある、ソース画像データatt-C
より表示優先度の高いソース画像データatt-A,att-Bま
たはこれらの分割画像データの領域の検出を開始する。
ここで、アトリビュート変換回路3mは、上述したソー
ス画像データatt-Bの再分割のときと同様に、ソース画
像データatt-Bがソース画像データatt-Cの表示バッファ
の範囲(アドレスh11〜アドレスh4−1の範囲)にあるこ
とを検出し(重なり合う部分を検出し)、この重なり部
分の領域を、ソース画像データatt-Cの新たな分割画像
データatt-C3の表示アドレスの範囲とする。そして、ア
トリビュート変換回路3mは、図9に示すように、TM
Pメモリ3o内のテーブル31における各分割画像デー
タの表示アドレスの範囲において、ソース画像データat
t-Bがソース画像データatt-Cと重なっている部分(分割
画像データatt-C3の表示アドレス範囲)を、分割画像デ
ータatt-C3と置換する(分割画像データatt-C3の領域を
上書きする)。これにより、実質的に、図9に示す上記
テーブル31には、ソース画像データatt-C(分割画像
データatt-C1,att-C2,att-C3の表示アドレスの範囲が
加算されたもの)の表示アドレスの範囲のみが記憶され
ている。
【0057】次に、アトリビュートコントローラ2k
は、図9に示すマークメモリの状態において、マークデ
ータが書き込まれていない水平ポインタhのアドレスが
あることを検出し、マークデータの書き込まれていない
アドレスに対応する表示バッファ2fのアドレスに、画
素データを書き込む処理を開始する。そして、アトリビ
ュートコントローラ2kは、テーブル33に書き込まれ
ている分割画像データの画素データを、水平カウンタ2
nの出力するポインタhに対応する表示アドレス毎に読
み出す。このとき、水平カウンタ2nは、テーブル32
の分割画像データatt-C3の表示アドレスの範囲内、すな
わちスタートアドレスh11〜エンドアドレスh4−1の範囲
においてカウント動作を行う。そして、アトリビュート
コントローラ2kは、マークメモリにマークデータが記
載されていない表示アドレスを検出する毎に、ソースア
ドレス算出回路2lがこの表示アドレスから変換したソー
スアドレスに基づき、このソースアドレスに対応するド
ットの画素データを画像メモリ2aから読み出し、この画
素データを表示バッファ2fの上記表示アドレスに対応
するアドレスに書き込む処理を行う。
【0058】このとき、アトリビュートコントローラ2
kは、上記ドットの画素データが画像メモリ2aから読み
出される毎に、透過色検出回路2rにより、この読み出
された画素データが透過色か否かの判定を行い、透過色
でないと判定された画素データのみを、表示バッファ2
fの上記表示アドレスに対応するアドレスに書き込む。
また、アトリビュートコントローラ2kは、マークメモ
リに対して、画素データが書き込まれた表示バッファ2
fのアドレスに対応するアドレスにマークデータを書き
込む。これにより、アトリビュートコントローラ2k
は、変更されたマークメモリのマークデータのアドレ
ス、すなわち、垂直ポインタvの示すアドレスv23の位
置における部分画像データatt-C1のアドレスh1〜アドレ
ス11−1,アドレスh21〜アドレスh22−1,アドレスh2
4〜アドレスh25−1の各範囲のドットの画素データを表
示バッファ2fの対応する位置に書き込む。
【0059】また、このとき、アトリビュート変換回路
3mは、テーブル31においてソース画素データが最も
低い表示優先度であることを検出することにより、アト
リビュートコントローラ2kが画素データを画像メモリ
2aから読み出すとき、テーブル32のなかで再分割す
るソース画像データが無いため、ソース画像データatt-
A,att-B,att-Cの領域の抽出を行わない。また、最も
表示優先度の低いソース画像データに達しない場合で
も、マークメモリの全てのアドレスにデータが書き込ま
れれば、アトリビュートコントローラ2kは、表示バッ
ファ2fに対する画素データの書き込みを終了する。そし
て、垂直カウンタ2hは、ディスプレイ2dから次の走査
信号が入力されると、インクリメントされ、計数結果と
して、ディスプレイ2dの表示画面上の走査信号の出力
される走査線の位置を示す垂直ポインタvをV23+1とし
て出力する。これにより、アトリビュートコントローラ
2kは、次の走査線の画素データの書き込みを表示バッ
ファ2eに対して行う。そして、本願発明の画像処理装
置は、上述した処理を繰り返すことにより、ディスプレ
イ2dに、画像メモリ2aに記憶されているソース画像
データを重ね合わせた画像の表示を行う。
【0060】上述したように、第2の実施形態によるア
トリビュートコントローラ2kは、複数のソース画像デ
ータを合成して画像を生成するときに、各走査線毎にお
いて、テーブル31の各分割画像データの表示アドレス
に対応して、画像メモリ2aから画素データを読み出
し、表示バッファにこのがぞデータの書き込みを行うと
き、アトリビュートメモリ2iで2番目に表示優先度の
高いソース画像データから順に、複数のソース画像デー
タのなかから再分割するソース画像データを選択し、こ
の再分割する画像データと、このソース画像データより
高い表示優先度を有するソース画像データとの重なり部
分を検出し、この重なり部分を再分割するソース画像デ
ータの新たな分割画像データとして、再分割処理を行
い、順次TMPメモリ3o内の各テーブルに書き込んで
いくことにより、複数のソース画像データの合成により
生じる重なり部分において、上部の(表示優先度の高
い)ソース画像データの画素データが透過色である場
合、このドットの画素データを表示バッファ2eまたは
表示バッファ2fに転送する処理を、マークメモリのマ
ークデータ及び上記各テーブルの表示アドレスに基づき
行うため、画像メモリ2aから必要以上の画素データを
読むことなく、下部にあるソース画像データの透過色で
ない画素データを、表示バッファ2e(または2f)に
対して書き込みことが可能なため、従来の様に表示バッ
ファにおける画素データの重ね書きを防止することで、
画像メモリ2aに対する不必要なアクセスを削減し、画
像メモリ2aから画素データを読み出す回数を減少させ
ることができ、ソース画像データの合成にかかる時間を
削減することができる。
【0061】なお、上述の第2の実施形態の構成におい
ても、第1の実施形態と同様に、アトリビュートコント
ローラ2kにおけるマークラムに対するアクセス速度
と、表示バッファ2e及び2fに対するアクセス速度とが
同様であると、すでにマークメモリに書き込まれている
マークデータの書き込まれたドットのアドレスを確認す
る時間と、表示バッファ2e及び2fに画素データを書き
込む時間とが重なるため、マークメモリへのアクセスタ
イムを表示バッファ2e及び2fに対するアクセスタイム
に対して高速化し、マークメモリにおいてマークデータ
が連続して書き込まれている領域をスキップして検出す
ることが必要である。
【0062】以上の動作を垂直カウンタの値が表示アド
レスの垂直ポインタvの取りうる範囲、すなわち表示画
面の走査線数分を繰り返し、すべての走査線の描画を完
了することで1画面(1フレーム)の画像が構成され
る。なお、上述した第2の実施形態では、説明のため
に、ソース画像データの数を4及び3として説明した
が、同様の回路をソースデータの数だけ用意すること
で、合成に使用するソース画像データの数を適時増加さ
せることが可能である。また、1走査線の時間内にソー
ス画像データの分割処理と描画(表示メモリへの書き込
み)とを同時に完了する様にしているが、さらに1走査
線分のディレイ、及びTMPメモリ2oと同容量のTM
Pメモリを設けることで、ソース画像データの分割処理
をディ示プレイ2dへの表示の2走査線分前に行い、描
画を1走査線分前のタイミングで行うようにしても良
い。上述したように、図2の表示画面に表示される画像
を合成するソース画像データにおいて、斜線で示す重な
り領域に関して、表示優先度が低いソース画像データの
画像メモリ2aに対するアクセスは、上部にあるソース
画像データが透過色の画素データを有する以外には行わ
れず、表示バッファに対するアクセスは、画素データが
書き込まれたアドレスに対して、マークメモリのマーク
データが検出されることでスキップされ、以降行われな
いために重ね書きによる無駄なアクセスが生じず、ソー
ス画像データの合成にかかる時間を削減することができ
る。
【0063】また、上述した第2の実施形態では、説明
のために、画像メモリ2aにおけるソース画像データのサ
イズと、表示画面に画像表示される画像のサイズとを同
一として説明を行っている。しかしながら、第1の実施
形態と同様に、第2の実施形態の画像処理装置は、水平
方向及び垂直方向の寸法の拡大または縮小が行われ、画
像メモリ2aにおけるソース画像データのサイズと、表
示バッファ2e及び2fに転送されるソース画像データ
(表示画面に表示される画像)のサイズが異なる場合に
も、各サイズの比率に基づき、表示画面におけるソース
画像データの表示領域と画像メモリ2aのアドレスとか
ら、必要となるソース画像データの画像メモリ2aにお
けるアドレスを算出することが可能である。このため、
本願発明の画像処理装置は、水平方向及び垂直方向また
はいずれかの拡大及び縮小機能を有した画像処理装置に
対しても応用することが可能である。
【0064】また、第2の実施形態による画像処理装置
は、複数のソース画像データを合成して画像を生成する
とき、各ソース画像データの重なりあった部分に基づ
き、アトリビュート変換回路2mがソース画像データを
分割及び再分割してTMPメモリ3oの各テーブルに書
き込んだ各々の分割画像データの表示アドレスにより、
表示バッファ2eまたは2fに書き込んでいくため、再分
割された分割画像データの表示アドレスの範囲のみのド
ットの画素データを、画像メモリ2aから読み出して表
示バッファに書き込むこととなり、画像メモリ2a及び
表示バッファに対するアクセス回数を削減することがで
き、画像表示される画像を合成により生成する速度を高
速化することが可能である。これにより、第2の実施形
態による画像処理装置は、3つのソース画像データデー
タatt-A,att-B及びatt-Cにおいて、表示優先度の低い
ソース画像データから順に、画素データを表示バッファ
1cに重ね書きしていく従来の手法と同様の画像が得ら
れるとともに、重ね書きした場合に消えてしまう下部の
ドットのデータの読み出しを画像メモリ2aから読み出す
ことが無く、無駄なアクセス時間(アクセス回数)を削
減し、画像の合成処理を高速化する効果がある。さら
に、第2の実施形態による画像処理装置は、表示優先度
の高いソース画像データにおけるドットの画素データが
透過色である場合、順次、このドットの下部に位置する
次に表示優先度の高いソース画像データのドットの画像
データを表示バッファ2e及び2fに書き込むため、ソー
ス画像データatt-A,att-B及びatt-Cの重ね合わせにお
いて、使用者が特に意識することなく、透過色の表示優
先度の高いソース画像データの下部にあるソース画像デ
ータの画素データを削除すること無く表示することが可
能となり、背景に対するキャラクタの合成画像などが容
易に合成できる効果がある。
【0065】以上、本発明の実施形態を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
変更等があっても本発明に含まれる。例えば、第1及び
第2の実施形態における表示バッファ2e及び2fに代
え、表示画面に表示される1フレームの合成画像の全て
の画素データを格納できるフレームメモリを設け、重な
りあうソース画像データの部分の処理を行いつつ画像メ
モリ2aから画素データを読み込み、表示する合成画像
をこのフレームメモリ上に生成する構成を第3の実施形
態とする。このとき、生成された合成画像は、水平同期
信号が入力される毎にディスプレイ2dへ出力される。
この第3の実施形態において、フレームメモリへのデー
タの書き込み以外の動作は、上述した第1及び第2の実
施形態の画像処理装置と同様である。この第3の実施形
態によれば、第1及び第2の実施形態と同様の効果が得
られる。
【0066】
【発明の効果】本発明の画像処理装置によれば、表示優
先度の高いソース画像データにおけるドットの画素デー
タが透過色である場合、このドットの下部に位置する次
に表示優先度の高いソース画像データのドットの画像デ
ータを表示バッファに書き込む処理を行うため、複数の
ソース画像データの重ね合わせにおいて、背景に対する
キャラクタの合成などが容易に実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1及び第2の実施形態による画像
処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 表示装置に表示される画像データを示す概念
図である。
【図3】 図1の画像メモリ2aに書き込まれる画像を示
す概念図である。
【図4】 図1におけるTMPメモリ2o(またはTM
Pメモリ3oにおけるテーブル31,32,33)の記
憶フォーマットを示す図である。
【図5】 表示装置に表示される画像データを示す概念
図である。。
【図6】 図1の画像メモリ2aに書き込まれる画像を
示す概念図である。
【図7】 第1及び第2の実施形態の画像処理装置の動
作例を説明する概念図である。
【図8】 第1及び第2の実施形態の画像処理装置の動
作例を説明する概念図である。
【図9】 第1及び第2の実施形態の画像処理装置の動
作例を説明する概念図である。
【図10】 従来例による画像処理装置の構成を示す概
念図である。
【符号の説明】
2a 画像メモリ 2b 画像メモリコ
ントローラ 2c 表示送出コントローラ 2d ディスプレイ 2e,2f 表示バッファ 2g 1ラインディ
レイ 2h 垂直カウンタ 2i アトリビュー
トメモリ 2j 表示バッファコントローラ 2k アトリビュー
トコントローラ 2l ソースアドレス算出回路 2m,3m アトリ
ビュート変換回路 2n 水平カウンタ 2o,3o TMP
メモリ 2r 透過色検出回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/30 650 G09G 5/36 520N Fターム(参考) 5B050 BA06 EA03 EA19 FA02 5B057 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CE08 CE09 CE11 CH11 5B069 BC02 DD15 5C082 AA01 AA06 BA12 BB25 BB53 CA59 DA61 DA73 MM02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のソース画像データを格納する画像
    メモリと、 前記画像メモリに格納されたソース画像データに対応し
    て、該ソース画像データ毎の該画像メモリにおけるソー
    スアドレス及び画像表示装置の画面における表示アドレ
    スを含むアトリビュートデータを格納するアトリビュー
    トメモリと、 複数のソース画像データが重なるとき、下部のソース画
    像データの重なり部分を除き、該ソース画像データを分
    割画像データに分割し、各分割画像データの分割表示ア
    ドレスを算出して、テンポラリメモリに格納するアトリ
    ビュート変換回路と、 前記表示アドレスから前記分割画像データの画像メモリ
    におけるソースアドレスを算出し、該ソースアドレスを
    前記アトリビュートコントローラへ出力するソースアド
    レス算出回路と、 前記ソースアドレスに基づき、前記画像メモリからソー
    ス画像データを読み出す画像メモリコントローラと、 前記アトリビュートデータに基づき、読み出されたソー
    ス画像データの各画素データが透過色であるか否かを検
    出する透過色検出回路と、 透過色でないと検出されたソース画像データの画素デー
    タを、表示アドレスに対応させて表示バッファに格納す
    るアトリビュートコントローラと、 表示バッファに格納された画素データを前記表示装置に
    出力する表示送出コントローラとを具備することを特徴
    とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記透過色検出回路が、アトリビュート
    コントローラ内のマークメモリに透過色でない画素デー
    タに対して、書き込みマークデータを添付することを特
    徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像メモリトローラが、前記マーク
    メモリに書き込まれたマークデータの有無に基づき、書
    き込みデータが書き込まれている場合、この書き込みデ
    ータが書き込まれたアドレスに対応する前記バッファメ
    モリの領域に画素データの書き込みを行なわず、書き込
    みマークデータがない場合、この書き込まれていないア
    ドレスに対応する前記バッファメモリの領域に、下部の
    分割画像データの画素データの書き込み処理行うことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記アトリビュート変換回路が、前記ソ
    ース画像データの分割処理を、前記表示バッファに1ラ
    イン分のドットの画像データを書き込む毎に行うことを
    特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記アドレス算出回路が、前記アトリビ
    ュートデータに基づき、前記分割画像データの表示アド
    レスを、ソースアドレスに変換することを特徴とする請
    求項1から請求項4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記アトリビュートコントローラが、前
    記重なり部分の上部のソース画像データが透過色である
    場合、その透過色である画素データの下部の分割画像デ
    ータにおける画素データを表示バッファへ転送させる処
    理を順次高い表示優先度のソース画像データに対して行
    うことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに
    記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記アトリビュートコントローラが分割
    表示アドレスで示された範囲の前記各分割画像データを
    前記表示バッファに転送することを特徴とする請求項1
    から請求項6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記アトリビュート変換回路が、アトリ
    ビュート変換回路が前記テンポラリメモリ内の分割画像
    データの表示優先度の高い順に、再分割するソース画像
    データを選択し、選択されたソース画像データと、この
    ソース画像データより表示優先度の高いソース画像デー
    タとの重なり部分を検出し、この前記重なり部分を、前
    記選択されたソース画像データの新たな分割画像データ
    とし、この新たな分割画像データの表示アドレスを生成
    して、前記テンポラリメモリに書き込むことを特徴とす
    る請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記テンポラリメモリが前記表示アドレ
    スを格納する複数のテーブルを有し、前記アトリビュー
    ト変換回路が、この各テーブル毎に、順次、再分割され
    る新たな分割画像データを対応させ、対応するテーブル
    に、分割画像データの表示アドレスを格納することを特
    徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の画像
    処理装置。
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