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JP2002226724A - アゾ化合物又はその塩、及び、それらの繊維材料への適用 - Google Patents

アゾ化合物又はその塩、及び、それらの繊維材料への適用

Info

Publication number
JP2002226724A
JP2002226724A JP2001026595A JP2001026595A JP2002226724A JP 2002226724 A JP2002226724 A JP 2002226724A JP 2001026595 A JP2001026595 A JP 2001026595A JP 2001026595 A JP2001026595 A JP 2001026595A JP 2002226724 A JP2002226724 A JP 2002226724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
reactive group
fiber reactive
substituted
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001026595A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamon Itabashi
太門 板橋
Nobutaka Kunimi
信孝 国見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP2001026595A priority Critical patent/JP2002226724A/ja
Publication of JP2002226724A publication Critical patent/JP2002226724A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セルロース繊維を赤色に染色する際に有用な
反応染料の提供。 【解決手段】 式(1)で示されるアゾ化合物又はその
塩。 【化1】 〔式中、a、b、c、dは0又は1、D1及びD2は置換
可フェニレン、置換可ナフチレン等、R1は水素、アル
キル、R2はフェニル等、Z1及びZ2は特定の繊維反応
基を表すが、bが0の場合は、cは0であり、dは1で
あり、bが1である場合はa及びdの少なくとも一方は
1である。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にセルロ−ス系
繊維材料等を赤色に染色又は捺染する際に、有用なアゾ
化合物又はその塩に関する。
【0002】
【従来の技術】セルロ−ス系繊維材料等を赤色に染色又
は捺染する反応染料としては、6−スルホ−8−ナフト
−ル環の2−位にアミノ基が置換され、且つ、同環の1
−位に、アミノフェニルアゾ基を介して、トリアジン環
の2−位が結合し、更に、上記トリアジン環の4−位と
6−位とに、各々、クロロ又はフルオロと、上記クロロ
及びフルオロ以外の繊維反応性付与基が置換されたアミ
ノ基とが結合した反応染料が公知である(特開平9−1
76504号公報を参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知の反応染料は水溶性、ビルドアップ性が必ずしも十分
なものではなく、又、得られる染色物の堅牢性も、必ず
しも満足できるものではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記公知の
反応染料に比べて、水溶性やビルドアップ性に優れ、且
つ、諸堅牢性に優れた染色物又は捺染物を与えるような
赤色の反応染料を開発すべく鋭意研究した結果、上記の
6−スルホ−8−ナフト−ル環の2−位に、フェニルで
置換されたアミノ基、又は、フェニル及びアルキルで置
換されたアミノ基を有するアゾ化合物又はその塩が上記
目的を達成することを見出して、本発明を完成するに至
った。
【0005】即ち、本発明は式(1)で示されるビスア
ゾ化合物又はその塩、及び、該化合物又はその塩を用い
て繊維材料を染色又は捺染する方法を提供するものであ
る。
【0006】
【化4】
【0007】〔式中、a、b、c及びdは、同一又は相
異なり、0又は1を表す。D1は、aが1であるとき
に、非繊維反応基で置換されていてもよいフェニレン基
又は非繊維反応基で置換されていてもよいナフチレン基
を表し、aが0であるときに、非繊維反応基で置換され
ていてもよいフェニル基又は非繊維反応基で置換されて
いてもよいナフチル基を表す。D2は、dが1であると
きに、非繊維反応基で置換されていてもよいフェニレン
基又は非繊維反応基で置換されていてもよいナフチレン
基を表し、dが0であるときに、非繊維反応基で置換さ
れていてもよいフェニル基又は非繊維反応基で置換され
ていてもよいナフチル基を表す。R1は水素、又は、非
繊維反応基で置換されていてもよいアルキルを表し、R
2は水素、非繊維反応基で置換されていてもよいアルキ
ル、又は、非繊維反応基で置換されていてもよいフェニ
ルを表し、Z1及びZ2は、同一又は相異なり、下記式
(2a)、(2b)、(2c)、(2d)又は(2e)
【0008】
【化5】
【0009】{式中、Zは、−N(R6)−A2−SO2
−Y3及び−N(R8)−A3−SO2−Y4を含まない複
素環式の繊維反応基を表し、R3、R4、R5、R6、R7
及びR8は、同一又は相異なり、水素、非繊維反応基で
置換されていてもよいアルキル又は非繊維反応基で置換
されていてもよいフェニルを表し、A1及びA2は、同一
又は相異なり、脂肪族系の連結基を表し、A3は、芳香
族系の連結基を表し、Y1、Y2、Y3及びY4は、同一又
は相異なり、−CH=CH2又は−CH2CH2Lを表
し、Lはアルカリの作用で脱離する基であり、X1及び
2は、同一又は相異なり、フルオロ、クロロ、置換さ
れていてもよいピリジニオ、或いは、下記式(3a)、
(3b)、(3c)又は(3d)
【0010】
【化6】
【0011】(R9、R10、R11及びR12は、同一又は
相異なり、水素、置換されていてもよいアルキル、置換
されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよ
いフェニル又は置換されていてもよいナフチルを表し、
Qは−CH2−、−O−、−S−、−SO2−又は−NR
13−を表し、R13は水素又は置換されていてもよいアル
キルを表し、eは1、2又は3である。)で示される基
を表す。}で示される繊維反応基を表す。但し、bが0
の場合は、cは0であり、dは1であり、且つ、Z2
上式(2d)又は(2e)で示される繊維反応基であ
り、bが1の場合は、a及びdの少なくとも一方は1で
あり、且つ、Z1及びZ2の少なくとも一方は上式(2
d)又は(2e)で示される繊維反応基である。〕 以下、本発明を詳細に説明する。
【0012】
【発明の実施の形態】アゾ化合物(1)におけるa、
b、c及びdは、同一又は相異なり、0又は1を表す
が、bが0の場合に、cは0であり、dは1であり、且
つ、Z2は上式(2d)又は(2e)で示される繊維反
応基である。又、bが1の場合に、a及びdの少なくと
も一方は1であり、且つ、Z1及びZ2の少なくとも一方
は上式(2d)又は(2e)で示される繊維反応基であ
る。
【0013】アゾ化合物(1)におけるaが1である場
合、D1は、非繊維反応基で置換されていてもよいフェ
ニレン基又は非繊維反応基で置換されていてもよいナフ
チレン基を表す。又、aが0である場合、D1は、非繊
維反応基で置換されていてもよいフェニル基又は非繊維
反応基で置換されていてもよいナフチル基を表す。アゾ
化合物(1)におけるdが1である場合、D2は非繊維
反応基で置換されていてもよいフェニレン基又は非繊維
反応基で置換されていてもよいナフチレン基を表す。
又、dが0である場合、D2は非繊維反応基で置換され
ていてもよいフェニル基又は非繊維反応基で置換されて
いてもよいナフチル基を表す。
【0014】D1及びD2で示される非繊維反応基で置換
されていてもよいフェニル基又は非繊維反応基で置換さ
れていてもよいフェニレン基としては、例えば式(4
a)
【0015】
【化7】
【0016】〔式中、R14及びR15は、同一又は相異な
り、水素、スルホ、ハロゲノ、非繊維反応基で置換され
ていてもよいアルキル又は非繊維反応基で置換されてい
てもよいアルコキシを表し、fは0又は1を表し、*印
は−N=N−基に接続する結合を表す。〕で示されるフ
ェニレン基、及び、式(4a)における−(CH2)f
−が置換されていないフェニル基等を挙げることができ
る。
【0017】R14及びR15で表記される置換可能なアル
キルは、好ましくは炭素数1〜4のものであり、直鎖状
でもよく、分岐状でもよい。該アルキルの置換基として
は、ヒドロキシ、シアノ、炭素数1〜4のアルコキシ、
ハロゲノ、カルバモイル、カルボキシ、アルコキシ(炭
素数1〜4)カルボニル、アルキル(炭素数1〜4)カ
ルボニルオキシ、スルホ及びスルファモイル等が例示さ
れる。上記アルキルの置換基である炭素数1〜4のアル
コキシ、アルコキシ(炭素数1〜4)カルボニル及びア
ルキル(炭素数1〜4)カルボニルオキシは、直鎖状で
もよく、分岐状でもよい。
【0018】R14及びR15で表記される置換可能なアル
キルとしては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプ
ロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert
−ブチル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロ
ピル、3−ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシブチ
ル、3−ヒドロキシブチル、4−ヒドロキシブチル、
2,3−ジヒドロキシプロピル、3,4−ジヒドロキシブ
チル、シアノメチル、2−シアノエチル、3−シアノプ
ロピル、メトキシメチル、エトキシメチル、2−メトキ
シエチル、2−エトキシエチル、3−メトキシプロピ
ル、3−エトキシプロピル、2−ヒドロキシ−3−メト
キシプロピル、クロロメチル、ブロモメチル、2−クロ
ロエチル、2−ブロモエチル、3−クロロプロピル、3
−ブロモプロピル、4−クロロブチル、4−ブロモブチ
ル、カルボキシメチル、2−カルボキシエチル、3−カ
ルボキシプロピル、4−カルボキシブチル、1,2−ジ
カルボキシエチル、カルバモイルメチル、2−カルバモ
イルエチル、3−カルバモイルプロピル、4−カルバモ
イルブチル、メトキシカルボニルメチル、エトキシカル
ボニルメチル、2−メトキシカルボニルエチル、2−エ
トキシカルボニルエチル、3−メトキシカルボニルプロ
ピル、3−エトキシカルボニルプロピル、4−メトキシ
カルボニルブチル、4−エトキシカルボニルブチル、メ
チルカルボニルオキシメチル、エチルカルボニルオキシ
メチル、2−メチルカルボニルオキシエチル、2−エチ
ルカルボニルオキシエチル、3−メチルカルボニルオキ
シプロピル、3−エチルカルボニルオキシプロピル、4
−メチルカルボニルオキシブチル、4−エチルカルボニ
ルオキシブチル、スルホメチル、2−スルホエチル、3
−スルホプロピル、4−スルホブチル、スルファモイル
メチル、2−スルファモイルエチル、3−スルファモイ
ルプロピル、及び4−スルファモイルブチル等が例示さ
れる。
【0019】R14及びR15で表記される置換可能なアル
キルとしては、メチル又はエチルが好ましく、メチルが
特に好ましい。
【0020】R14及びR15で表記される置換可能なアル
コキシは、好ましくは炭素数1〜4のものであり、直鎖
状でもよく、分岐状でもよい。該アルコキシの置換基と
しては、R14及びR15で表記される置換可能なアルキル
の置換基として例示した基等を挙げることができる。R
14及びR15で表記される置換可能なアルコキシとして
は、メトキシ又はエトキシが好ましく、メトキシが特に
好ましい。
【0021】上式(4a)で示される基の具体例として
は、例えば、
【0022】
【化8】
【0023】〔式中、*印は−N=N−基に接続する結
合を意味する。〕のようなフェニレン基、及び、これら
のフェニレン基において無印の結合が存在しないフェニ
ル基を挙げることができる。これらの基の中でも、無置
換フェニル、無置換フェニレン、スルホ、メチル及びメ
トキシから選ばれる1〜2個の置換基で置換されたフェ
ニル、或いは、スルホ、メチル及びメトキシから選ばれ
る1〜2個の置換基で置換されたフェニレンが特に好ま
しい。
【0024】D1及びD2で示される非繊維反応基で置換
されていてもよいナフチル基又は非繊維反応基で置換さ
れていてもよいナフチレン基としては、例えば下式(4
b)
【0025】
【化9】
【0026】〔式中、*印は−N=N−基に接続する結
合を意味し、gは0、1、2又は3を表し、hは0又は
1を表す。〕で示されるナフチレン基、及び、式(4
b)における−(CH2)h−が置換されていないナフ
チル基等が例示される。これらの基としては、次のナフ
チレン基及びナフチル基等が例示される。
【0027】
【化10】
【0028】〔式中、*印は−N=N−基に接続する結
合を意味する。〕
【0029】D1及びD2の組合せとしては、両者がフェ
ニル基又はフェニレン基である場合が好ましく、無置換
フェニル、無置換フェニレン、スルホ、メチル及びメト
キシから選ばれる1〜2個の置換基で置換されたフェニ
ル、或いは、スルホ、メチル及びメトキシから選ばれる
1〜2個の置換基で置換されたフェニレンである場合が
特に好ましい。
【0030】R1は水素、又は、非繊維反応基で置換さ
れていてもよいアルキルを表し、R2は非繊維反応基で
置換されていてもよいフェニルを表す。R1で表記され
る置換可能なアルキルとしては、前記R14及びR15で表
記される置換可能なアルキルと同様の基を挙げることが
できる。R2で表記される置換可能なフェニルとして
は、炭素数1〜4のアルキル、炭素数1〜4のアルコキ
シ、スルホ、カルボキシ、ハロゲノ、ヒドロキシ、シア
ノ、カルバモイル、スルファモイル、アルコキシ(炭素
数1〜4)カルボニル、アルキル(炭素数1〜4)カル
ボニルオキシ、アミノ、アシルアミノ[好ましくはアル
キル(炭素数1〜4)カルボニルアミノ]、アルキルア
ミノ(炭素数1〜4)及び2−ヒドロキシエチルスルホ
ニルの群から選ばれる1〜2個の置換基により置換され
ていてもよいフェニル等が例示される。上記フェニルの
置換基としての炭素数1〜4のアルキル、炭素数1〜4
のアルコキシ、アルキル(炭素数1〜4)カルボニルア
ミノ、アルコキシ(炭素数1〜4)カルボニル、アルキ
ル(炭素数1〜4)カルボニルオキシ及びアルキルアミ
ノ(炭素数1〜4)は、直鎖状でもよく、分岐状でもよ
い。
【0031】R2で表記される置換可能なフェニルとし
ては、フェニル、2−、3−又は4−メチルフェニル、
2−、3−又は4−メトキシフェニル、2−、3−又は
4−エチルフェニル、2−、3−又は4−エトキシフェ
ニル、2−、3−又は4−イソプロピルフェニル、2
−、3−又は4−カルボキシフェニル、2−、3−又は
4−カルバモイルフェニル、2−、3−又は4−クロロ
フェニル、2−、3−又は4−スルホフェニル、2−、
3−又は4−ヒドロキシフェニル、2−スルホ−4−メ
トキシフェニル、2−スルホ−4−アセチルアミノフェ
ニル、2−カルボキシ−4−アセチルアミノフェニル、
2−メトキシ−5−メチルフェニル、2,4−ジメトキ
シフェニル及び2,5−ジメトキシフェニル等が例示さ
れる。
【0032】R1としては、水素、メチル又はエチルが
好ましく、水素が特に好ましい。R2としては、水素、
フェニルが好ましく、フェニルが特に好ましい。
【0033】Z1及びZ2は、同一又は相異なり、式(2
a)、(2b)、(2c)、(2d)又は(2e)で示
される繊維反応基を表す。
【0034】式(2a)、(2c)、(2d)及び(2
e)におけるR3、R4、R5、R6、R7及びR8は、同一
又は相異なり、水素、非繊維反応基で置換されていても
よいアルキル又は非繊維反応基で置換されていてもよい
フェニルを表す。上記の置換可能なアルキルとしては、
前記R14及びR15で表記される置換可能なアルキルと同
様の基を挙げることができる。又、上記の置換可能なフ
ェニルとしては、前記R2で表記される置換可能なフェ
ニルと同様の基を挙げることができる。
【0035】式(2a)におけるZは、−N(R6)−
2−SO2−Y3及び−N(R8)−A3−SO2−Y4
含まない複素環式の繊維反応基を表す。かかる複素環式
の繊維反応基としては、5員又は6員の複素環、或い
は、芳香族炭素縮合環式複素環に、1つ以上の繊維反応
性付与基が置換している基等を例示することができる。
【0036】5員又は6員の複素環としては、例えば、
モノアジン、ジアジン、トリアジン、ピリジン、ピリミ
ジン、ピリダジン、ピラジン、チアジン及びオキサジン
等を挙げることができる。又、芳香族炭素縮合環式複素
環としては、キノリン、フタラジン、キナゾリン、キノ
キサリン、アクリジン、フェナジン及びフェナントリジ
ン等が例示される。複素環上の繊維反応性付与基として
は、例えば、フルオロ、クロロ、ブロモ、ピリジニオ、
カルボニルピリジニオ、カルバモイルピリジニオ、スル
ホニウム、チオシアナ−ト等を挙げることができる。
【0037】上式(2a)におけるZとしては、例え
ば、モノクロロトリアジニル、モノピリジニオトリアジ
ニル、4,6−ジクロロトリアジン−2−イル、モノフ
ルオロトリアジニル、ジ−又はトリ−ハロピリミジニ
ル、及び、2,3−ジクロロキノキサリン−5−又は−
6−カルボニル等を挙げることができる。
【0038】上記モノクロロトリアジニルの具体例は次
のとおりである。4−クロロ−6−アミノトリアジン−
2−イル、4−クロロ−6−シアノアミノトリアジン−
2−イル、4−クロロ−6−メチルアミノトリアジン−
2−イル、4−クロロ−6−エチルアミノトリアジン−
2−イル、4−クロロ−6−(2−ヒドロキシエチル)
アミノトリアジン−2−イル、4−クロロ−6−(2−
スルホエチル)アミノトリアジン−2−イル、4−クロ
ロ−6−(2−メトキシエチル)アミノトリアジン−2
−イル、4−クロロ−6−(2−エトキシエチル)アミ
ノトリアジン−2−イル、4−クロロ−6−(2−(2
−ヒドロキシエチルスルホニル)エチル)アミノトリア
ジン−2−イル、4−クロロ−6−ジメチルアミノトリ
アジン−2−イル、4−クロロ−6−ジエチルアミノト
リアジン−2−イル、4−クロロ−6−ピロリジノトリ
アジン−2−イル、4−クロロ−6−ピペリジノトリア
ジン−2−イル、4−クロロ−6−ピペラジノトリアジ
ン−2−イル、4−クロロ−6−モルホリノトリアジン
−2−イル、4−クロロ−6−ベンジルアミノトリアジ
ン−2−イル、4−クロロ−6−フェネチルアミノトリ
アジン−2−イル、4−クロロ−6−アニリノトリアジ
ン−2−イル、4−クロロ−6−(2−、3−又は4−
スルホアニリノ)トリアジン−2−イル、4−クロロ−
6−(N−、2−、3−又は4−メチルアニリノ)トリ
アジン−2−イル、4−クロロ−6−(N−、2−、3
−又は4−エチルアニリノ)トリアジン−2−イル、4
−クロロ−6−(2−、3−又は4−メトキシアニリ
ノ)トリアジン−2−イル、4−クロロ−6−(2−、
3−又は4−カルボキシアニリノ)トリアジン−2−イ
ル、4−クロロ−6−(2−、3−又は4−カルバモイ
ルアニリノ)トリアジン−2−イル、4−クロロ−6−
(2−、3−又は4−アセチルアニリノ)トリアジン−
2−イル、4−クロロ−6−(2−、3−又は4−クロ
ロアニリノ)トリアジン−2−イル、4−クロロ−6−
(2,4−又は2,5−ジスルホアニリノ)トリアジン−
2−イル、4−クロロ−6−(3又は4−(2−ヒドロ
キシエチルスルホニル)アニリノ)トリアジン−2−イ
ル、4−クロロ−6−(N−エチル−3又は4−(2−
ヒドロキシエチルスルホニル)アニリノ)トリアジン−
2−イル、4−クロロ−6−ヒドロキシトリアジン−2
−イル、4−クロロ−6−メトキシトリアジン−2−イ
ル、4−クロロ−6−エトキシトリアジン−2−イル、
及び4−クロロ−6−フェノキシトリアジン−2−イル
等。
【0039】モノピリジニオトリアジニルの具体例とし
ては、モノクロロトリアジニルとして例示した基におい
て、クロロを、ピリジニオ、2−、3−又は4−カルボ
ニルピリジニオ、或いは、2−、3−又は4−カルバモ
イルピリジニオに変更した基等が挙げられる。
【0040】モノフルオロトリアジニルの具体例として
は、モノクロロトリアジニルとして例示した基におい
て、クロロをフルオロに変更した基等が挙げられる。
【0041】ジ−又はトリ−ハロピリミジニルの具体例
として、2,4−ジクロロピリミジン−6−イル、4,5
−ジクロロピリミジン−6−イル、2,4,5−トリクロ
ロピリミジン−6−イル、2,4−ジフルオロピリミジ
ン−6−イル、4,5−ジフルオロピリミジン−6−イ
ル、4−フルオロ−5−クロロピリミジン−6−イル、
及び2,4−ジフルオロ−5−クロロピリミジン−6−
イル等が挙げられる。
【0042】式(2a)としては、R3が水素、メチル
又はエチルであり、Zがモノクロロトリアジニル、モノ
ピリジニオトリアジニル、モノフルオロトリアジニル、
或いは、ジ−又はトリ−ハロピリミジニルである基が、
好ましい。
【0043】式(2b)〜(2e)におけるY1、Y2
3及びY4は、同一又は相異なり、−CH=CH2又は
−CH2CH2Lを表し、Lはアルカリの作用で脱離する
基である。Lで表されるアルカリの作用で脱離する基と
しては、例えば、硫酸エステル、チオ硫酸エステル、燐
酸エステル、酢酸エステル等の基及びハロゲノなどを挙
げることができる。中でも、硫酸エステル基及びクロロ
が好ましい。Y1〜Y4としては、−CH=CH2、−C
2CH2Cl、−CH2CH2OSO3H等が好ましく、
−CH=CH2及び−CH2CH2OSO3Hが特に好まし
い。
【0044】式(2c)及び(2d)におけるA1及び
2は、同一又は相異なり、脂肪族系の連結基を表す。
脂肪族系の連結基としては、例えば、−O−、−S−又
は−NR16−で中断されていてもよいアルキレン(これ
は直鎖状でも分岐状でもよい)等を挙げることができ、
更に、R14及びR15で表記される置換可能なアルキルの
置換基として例示した基等で置換されていてもよい。
又、R16は水素、置換されていてもよいアルキル又は置
換されていてもよいフェニルを表す。R16で表記される
置換可能なアルキルとしては、前記R14及びR15で表記
される置換可能なアルキルと同様の基を挙げることがで
きる。R16で表記される置換可能なフェニルとしては、
前記R1及びR2で表記される置換可能なフェニルと同様
の基を挙げることができる。R16としては、水素、メチ
ル又はエチルが好ましく、水素が特に好ましい。
【0045】A1及びA2で表記される脂肪族系の連結基
としては、下式(5a)又は(5b)
【0046】
【化11】
【0047】〔式中、iは2〜6の整数を表し、j及び
kは、同一又は相異なり、2又は3を表す。〕で示され
る連結基が好ましく、エチレン、トリメチレン及びエチ
レンオキシエチレンが特に好ましい。
【0048】式(2e)中のA3で表記される芳香族系
連結基としては、例えば式(4a)及び(4b)で示し
た連結基等を例示することができる[但し、式(4a)
及び(4b)における*印を、−NR8−に接続する結
合を表すと、読み替える]。A3としては、無置換フェ
ニレン、或いは、スルホ、メチル及びメトキシから選ば
れる1〜2個の置換基で置換されたフェニレンが好まし
い。
【0049】式(2d)及び(2e)におけるX1及び
2は、同一又は相異なり、フルオロ、クロロ、置換さ
れていてもよいピリジニオ、或いは、式(3a)、(3
b)、(3c)又は(3d)で示される基を表す。
【0050】X1及びX2で表記される置換可能なピリジ
ニオとしては、例えばピリジニオ、2−、3−又は4−
カルボキシピリジニオ、2−、3−又は4−カルバモイ
ルピリジニオ、3−スルホピリジニオ、4−(2−スル
ホエチル)ピリジニオ、3−(2−ヒドロキシエチル)
ピリジニオ、4−クロロピリジニオ、3−メチルピリジ
ニオ及び3,5−ジカルボキシピリジニオ等を挙げるこ
とができ、3−又は4−カルボキシピリジニオがより好
ましい。
【0051】式(3a)、(3c)及び(3d)におけ
るR9、R10、R11及びR12は、同一又は相異なり、水
素、置換されていてもよいアルキル、置換されていても
よいシクロアルキル、置換されていてもよいフェニル又
は置換されていてもよいナフチルを表す。上記のアルキ
ルは、直鎖状であっても分岐状であってもよいが、炭素
数1〜4のアルキルが好ましい。
【0052】R9〜R12で表記される置換可能なアルキ
ル又は置換可能なシクロアルキルとしては、例えば、ヒ
ドロキシ、シアノ、炭素数1〜4のアルコキシ、ハロゲ
ノ、カルバモイル、カルボキシ、アルコキシ(炭素数1
〜4)カルボニル、アルキル(炭素数1〜4)カルボニ
ルオキシ、スルホ、スルファモイル、置換されていても
よいフェニル、スルファ−ト、2−スルファ−トエチル
スルホニル、ビニルスルホニル、2−クロロエチルスル
ホニル及び2−ヒドロキシエチルスルホニルの群から選
ばれる1又は2個の置換基により置換されていてもよい
炭素数1〜4のアルキル、シクロペンチル並びにシクロ
ヘキシル等を挙げることができる。上記アルキルの置換
基としての炭素数1〜4のアルコキシ、アルコキシ(炭
素数1〜4)カルボニル及びアルキル(炭素数1〜4)
カルボニルオキシは、直鎖状でもよく、分岐状でもよ
い。又、上記アルキルの置換基である置換されていても
よいフェニルとしては、例えば、炭素数1〜4のアルキ
ル、炭素数1〜4のアルコキシ、スルホ及びハロゲノ
(クロロ、ブロモ等)の群から選ばれる1〜2個の置換
基により置換されていてもよいフェニル等を挙げること
ができる。
【0053】R9〜R12で表記される置換可能なアルキ
ルの具体例としては、R14及びR15で表記される置換可
能なアルキルとして例示した基と同じものを挙げること
ができる。更に、R9〜R12で表記される置換可能なア
ルキルとして、2−(2−スルファ−トエチルスルホニ
ル)エチル、2−(2−クロロエチルスルホニル)エチ
ル、2−ビニルスルホニルエチル、2−(2−ヒドロキ
シエチルスルホニル)エチル、3−(2−スルファ−ト
エチルスルホニル)プロピル、3−(2−クロロエチル
スルホニル)プロピル、3−ビニルスルホニルプロピ
ル、3−(2−ヒドロキシエチルスルホニル)プロピ
ル、2−(2−(2−スルファ−トエチルスルホニル)
エチルオキシ)エチル、2−(2−(2−クロロエチル
スルホニル)エチルオキシ)エチル、2−(2−(2−
ヒドロキシエチルスルホニル)エチルオキシ)エチル及
び、置換されていてもよいベンジル等を挙げることがで
きる。
【0054】R9〜R12で表記される置換可能なアルキ
ルとしては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、2−ヒ
ドロキシエチル、2−スルホエチル、2−メトキシエチ
ル、2−カルボキシエチル、2−カルバモイルエチル、
2−スルファモイルエチル、ベンジル、2−、3−又は
4−スルホベンジル、及び2−(2−スルファ−トエチ
ルスルホニル)エチル等が好ましい。
【0055】R9〜R12で表記される置換可能なシクロ
アルキルとしては、無置換シクロアルキルが好ましく、
シクロペンチル及びシクロヘキシルがより好ましい。
【0056】R9〜R12で表記される置換可能なフェニ
ルとしては、例えば炭素数1〜4のアルキル、炭素数1
〜4のアルコキシ、スルホ、カルボキシ、ハロゲノ、ヒ
ドロキシ、シアノ、カルバモイル、スルファモイル、ア
ルコキシ(炭素数1〜4)カルボニル、アルキル(炭素
数1〜4)カルボニルオキシ、アミノ、アシルアミノ、
アルキルアミノ(炭素数1〜4)、スルファ−ト、2−
スルファ−トエチルスルホニル、ビニルスルホニル、2
−クロロエチルスルホニル、及び、2−ヒドロキシエチ
ルスルホニルの群から選ばれる1〜2個の置換基により
置換されていてもよいフェニル等を挙げることができ
る。上記フェニルの置換基としての炭素数1〜4のアル
キル、炭素数1〜4のアルコキシ、アルコキシ(炭素数
1〜4)カルボニル、アルキル(炭素数1〜4)カルボ
ニルオキシ及びアルキルアミノ(炭素数1〜4)は、直
鎖状でもよく、分岐状でもよい
【0057】R9〜R12で表記される置換可能なフェニ
ルとしては、R1及びR2で表記される置換可能なフェニ
ルとして例示した基と同じものを挙げることができ、更
に、2−、3−又は4−(2−スルファ−トエチルスル
ホニル)フェニル、2−、3−又は4−(2−クロロエ
チルスルホニル)フェニル、2−、3−又は4−ビニル
スルホニルフェニル、及び、2−、3−又は4−(2−
ヒドロキシエチルスルホニル)フェニル等も例示され
る。
【0058】R9〜R12で表記される置換可能なナフチ
ルとしては、例えば炭素数1〜4個のアルキル、炭素数
1〜4個のアルコキシ、スルホ、カルボキシ、ハロゲノ
及びヒドロキシの群から選ばれる1、2又は3個の置換
基により置換されていてもよいナフチル等を挙げること
ができる。
【0059】R9〜R12で表記される置換可能なナフチ
ルとしては、2−、3−、4−、5−、6−、7−又は
8−スルホ−1−ナフチル、1−、5−、6−、7−又
は8−スルホ−2−ナフチル、1,5−、5,7−、6,
8−、4,8−、4,7−、3,8−、4,6−、3,7−
又は3,6−ジスルホ−2−ナフチル、4,6,8−、2,
4,7−又は3,6,8−トリスルホ−1−ナフチル、及
び、1,5,7−、4,6,8−又は3,6,8−トリスルホ
−2−ナフチル等が例示される。
【0060】式(3b)におけるQは、−CH2−、−
O−、−S−、−SO2−又は−NR 13−を表し、R13
は水素又は置換されていてもよいアルキルを表し、e
は、1、2又は3である。R13で表記される置換可能な
アルキルとしては、R14及びR15で表記される置換可能
なアルキルと同様の基を挙げることができる。R13とし
ては、水素、炭素数1〜4の直鎖又は分岐状のアルキル
等が例示され、水素、メチル、エチルが好ましい。
【0061】式(3a)で示される基としては、R9
水素又は置換されていてもよいアルキルであり、R10
置換されていてもよいアルキル又は置換されていてもよ
いフェニルである場合が好ましい。とりわけ、R9がヒ
ドロキシ、シアノ、メトキシ、エトキシ、クロロ、カル
バモイル、カルボキシ、スルホ、スルファモイル、フェ
ニル、スルファ−ト、2−スルファ−トエチルスルホニ
ル、ビニルスルホニル、2−クロロエチルスルホニル又
は2−ヒドロキシエチルスルホニルで置換されていても
よい炭素数1〜4個のアルキル、或いは、水素であり、
10がヒドロキシ、シアノ、メトキシ、エトキシ、クロ
ロ、カルバモイル、カルボキシ、スルホ、スルファモイ
ル、フェニル、スルファ−ト、2−スルファ−トエチル
スルホニル、ビニルスルホニル、2−クロロエチルスル
ホニル又は2−ヒドロキシエチルスルホニルで置換され
ていてもよい炭素数1〜4個のアルキル、或いは、メチ
ル、エチル、メトキシ、エトキシ、スルホ、カルボキ
シ、クロロ、ヒドロキシ、シアノ、カルバモイル、スル
ファモイル、スルファ−ト、2−スルファ−トエチルス
ルホニル、ビニルスルホニル、2−クロロエチルスルホ
ニル及び2−ヒドロキシエチルスルホニルの群から選ば
れる1〜2個の置換基により置換されていてもよいフェ
ニルである場合が特に好ましい。
【0062】前記式(3b)で表される基としては、例
えば、ピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジノ、n−アル
キルピペラジノ、モルホリノ及びチオモルホリノ等を例
示することでき、モルホリノが特に好ましい。
【0063】前記式(3c)で示される基としては、R
11が水素、置換されていてもよいアルキル又は置換され
ていてもよいフェニルである場合が好ましく、R11が水
素、メチル、エチル、或いは、スルホ又はカルボキシで
置換されていてもよいフェニルである場合が特に好まし
い。
【0064】式(3d)で示される基としては、R12
水素、置換されていてもよいアルキル又は置換されてい
てもよいフェニルである場合が好ましく、R12が水素、
メチル、エチル、或いは、スルホ又はカルボキシで置換
されていてもよいフェニルである場合が特に好ましい。
【0065】式(2d)及び(2e)におけるX1及び
2が、式(3a)で示される基である場合、この基を
形成するのに用いられるHNR910で示されるアミン
化合物としては、例えば次のようなものを挙げることが
できる。
【0066】イ)アンモニア;
【0067】ロ)下記の芳香族アミン類:1−アミノベ
ンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−メチルベ
ンゼン、1−アミノ−2,4−、−3,4−又は−3,5
−ジメチルベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−
4−エチルベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−
4−メトキシベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は
−4−エトキシベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又
は−4−プロピルベンゼン、1−アミノ−2−、−3−
又は−4−イソプロピルベンゼン、1−アミノ−2−、
−3−又は−4−クロロベンゼン、1−アミノ−2−、
−3−又は−4−ブロモベンゼン、1−アミノ−2−、
−3−又は−4−フルオロベンゼン、1−アミノ−2,
4−又は−2,5−ジメトキシベンゼン、1−アミノ−
2−メトキシ−5−メチルベンゼン、3−又は4−アミ
ノフェニルメタンスルホン酸、2−、3−又は4−アミ
ノベンゼンスルホン酸、3−又は4−メチルアミノベン
ゼンスルホン酸、3−又は4−エチルアミノベンゼンス
ルホン酸、5−アミノベンゼン−1,3−ジスルホン
酸、6−アミノベンゼン−1,3−又は−1,4−ジスル
ホン酸、4−アミノベンゼン−1,2−ジスルホン酸、
4−アミノ−5−メチルベンゼン−1,2−ジスルホン
酸、1−アミノ−2−スルホ−4−メトキシベンゼン、
1−アミノ−2−スルホ−4−アセチルアミノベンゼ
ン、2−、3−又は4−アミノ安息香酸、2−、3−又
は4−カルバモイルアニリン、1−アミノ−2−カルボ
キシ−4−アセチルアミノベンゼン、5−アミノベンゼ
ン−1,3−ジカルボン酸、5−アミノ−2−ヒドロキ
シベンゼンスルホン酸、4−アミノ−2−ヒドロキシベ
ンゼンスルホン酸、5−アミノ−2−エトキシベンゼン
スルホン酸、N−メチルアミノベンゼン、N−エチルア
ミノベンゼン、1−メチルアミノ−3−又は−4−メチ
ルベンゼン、1−エチルアミノ−3−又は−4−メチル
ベンゼン、1−メチルアミノ−2−、−3−又は−4−
クロロベンゼン、1−エチルアミノ−2−、−3−又は
−4−クロロベンゼン、1−(2−ヒロドキシエチル)
アミノ−3−メチルベンゼン、3−又は−メチルアミノ
安息香酸、1−アミノ−2−メトキシ−5−メチルベン
ゼン、1−アミノ−2,5−ジメトキシベンゼン、2
−、3−又は4−アミノフェノ−ル、1−アミノ−3−
又は−4−アセチルアミノベンゼン、2,4−又は2,5
−ジアミノベンゼンスルホン酸、1−アミノ−2−、−
3−又は−4−(2−スルファ−トエチルスルホニル)
ベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−(2−
クロロエチルスルホニル)ベンゼン、1−アミノ−2
−、−3−又は−4−ビニルスルホニルベンゼン、1−
アミノ−2−、−3−又は−4−(2−ヒドロキシエチ
ルスルホニル)ベンゼン、1−エチルアミノ−2−、−
3−又は−4−(2−スルファ−トエチルスルホニル)
ベンゼン、1−エチルアミノ−2−、−3−又は−4−
(2−クロロエチルスルホニル)ベンゼン、1−エチル
アミノ−2−、−3−又は−4−ビニルスルホニルベン
ゼン、1−エチルアミノ−2−、−3−又は−4−(2
−ヒドロキシエチルスルホニル)ベンゼン。
【0068】ハ)下記の脂肪族アミン類 メチルアミン、エチルアミン、n−プロピルアミン、イ
ソプロピルアミン、n−ブチルアミン、イソブチルアミ
ン、sec−ブチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルア
ミン、メチルエチルアミン、アリルアミン、2−クロロ
エチルアミン、2−メトキシエチルアミン、2−アミノ
エタノ−ル、2−メチルアミノエタノ−ル、ビス(2−
ヒドロキシエチル)アミン、2−アセチルアミノエチル
アミン、1−アミノ−2−プロパノ−ル、3−メトキシ
プロピルアミン、1−アミノ−3−ジメチルアミノプロ
パン、2−アミノエタンスルホン酸アミド、2−アミノ
エタンスルホン酸、アミノメタンスルホン酸、2−メチ
ルアミノエタンスルホン酸アミド、2−メチルアミノエ
タンスルホン酸、3−アミノ−1−プロパンスルホン
酸、2−スルファ−トエチルアミン、アミノ酢酸、メチ
ルアミノ酢酸、3−アミノプロピオン酸、3−アミノプ
ロピオン酸アミド、3−メチルアミノプロピオン酸、3
−メチルアミノプロピオン酸アミド、3−アミノカプロ
ン酸、ベンジルアミン、2−、3−又は4−スルホベン
ジルアミン、2−、3−又は4−クロロベンジルアミ
ン、2−、3−又は4−メチルベンジルアミン、N−メ
チルベンジルアミン、1−フェニルエチルアミン、2−
フェニルエチルアミン、1−フェニル−2−プロピルア
ミン、2−(2−スルファ−トエチルスルホニル)エチ
ルアミン、2−(2−クロロエチルスルホニル)エチル
アミン、2−ビニルスルホニルエチルアミン、2−(2
−ヒドロキシエチルスルホニル)エチルアミン、3−
(2−スルファ−トエチルスルホニル)プロピルアミ
ン、3−(2−クロロエチルスルホニル)プロピルアミ
ン、3−ビニルスルホニルプロピルアミン、3−(2−
ヒドロキシエチルスルホニル)プロピルアミン、2−
(2−(2−スルファ−トエチルスルホニル)エチルオ
キシ)エチルアミン、2−(2−(2−クロロエチルス
ルホニル)エチルオキシ)エチルアミン、2−(2−
(2−ヒドロキシエチルスルホニル)エチルオキシ)エ
チルアミン。
【0069】上記イ)〜ハ)のアミン化合物のうち好ま
しいものとしては、例えば、アニリン、N−メチルアニ
リン、N−エチルアニリン、2−、3−又は4−クロロ
アニリン、N−メチル−2−、−3−又は−4−クロロ
アニリン、N−エチル−2−、−3−又は−4−クロロ
アニリン、2−、3−又は4−メチルアニリン、2−、
3−又は4−エチルアニリン、2−、3−又は4−メト
キシアニリン、2−、3−又は4−エトキシアニリン、
2−、3−又は4−プロピルアニリン、2−、3−又は
4−イソプロピルアニリン、2−、3−又は4−ヒドロ
キシアニリン、アニリン−2−、−3−又は−4−スル
ホン酸、3−又は4−メチルアミノベンゼンスルホン
酸、3−又は4−エチルアミノベンゼンスルホン酸、2
−、3−又は4−カルボキシアニリン、2−、3−又は
4−カルバモイルアニリン、2,4−又は2,5−ジメト
キシアニリン、2−スルホ−4−メトキシアニリン、2
−スルホ−4−アセチルアミノアニリン、2−カルボキ
シ−4−アセチルアミノアニリン、2−メトキシ−5−
メチルアニリン、1−アミノ−2−、3−又は4−(2
−スルファ−トエチルスルホニル)ベンゼン、1−エチ
ルアミノ−2−、3−又は4−(2−スルファ−トエチ
ルスルホニル)ベンゼン、アンモニア、メチルアミン、
エチルアミン、ジメチルアミン、タウリン、N−メチル
タウリン、モノ−又はジ−エタノ−ルアミン、2−スル
ファモイルエチルアミン、2−カルバモイルエチルアミ
ン、2−(2−スルファ−トエチルスルホニル)エチル
アミン等を挙げることができる。これらの中でも、アニ
リン、N−メチルアニリン、N−エチルアニリン、N−
エチル−2−、−3−又は−4−クロロアニリン、2
−、3−又は4−エチルアニリン、2−、3−又は4−
メトキシアニリン、2−、3−又は4−プロピルアニリ
ン、2−、3−又は4−イソプロピルアニリン、2−、
3−又は4−ヒドロキシアニリン、アニリン−2−、−
3−又は−4−スルホン酸、2−、3−又は4−カルボ
キシアニリン、2−、3−又は4−カルバモイルアニリ
ン、2,4−又は2,5−ジメトキシアニリン、2−スル
ホ−4−メトキシアニリン、2−スルホ−4−アセチル
アミノアニリン、2−カルボキシ−4−アセチルアミノ
アニリン、2−メトキシ−5−メチルアニリン、1−ア
ミノ−3−又は4−(2−スルファ−トエチルスルホニ
ル)ベンゼン、2−(2−スルファ−トエチルスルホニ
ル)エチルアミン等が、特に好ましい。
【0070】式(2d)及び(2e)におけるX1及び
2が、式(3c)で示される基である場合、この基を
形成するのに用いられるHOR11で示される化合物とし
ては、例えば次のようなものを挙げることができる。
【0071】ニ)下記のフェノ−ル類 フェノ−ル、1−ヒドロキシ−2−、−3−又は−4−
メチルベンゼン、1−ヒドロキシ−3,4−又は−3,5
−ジメチルベンゼン、1−ヒドロキシ−2−、−3−又
は−4−エチルベンゼン、1−ヒドロキシ−2−、−3
−又は−4−メトキシベンゼン、1−ヒドロキシ−2
−、−3−又は−4−エトキシベンゼン、1−ヒドロキ
シ−2−、−3−又は−4−クロロベンゼン、3−又は
4−ヒドロキシフェニルメタンスルホン酸、3−又は4
−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、5−ヒドロキシベン
ゼン−1,3−ジスルホン酸、2−ヒドロキシベンゼン
−1,4−ジスルホン酸、4−ヒドロキシベンゼン−1,
2−ジスルホン酸、4−ヒドロキシ−5−メチルベンゼ
ン−1,2−ジスルホン酸、3−又は4−ヒドロキシ安
息香酸、5−ヒドロキシベンゼン−1,3−ジカルボン
酸、5−ヒドロキシ−2−エトキシベンゼンスルホン酸
【0072】ホ)下記の脂肪族アルコ−ル類 メタノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノ−ル、イソプロ
パノ−ル、n−ブタノ−ル、イソブタノ−ル、sec−ブ
タノ−ル、2−クロロエタノ−ル、2−メトキシエタノ
−ル、2−エトキシエタノ−ル、3−メトキシプロパノ
−ル、3−エトキシプロパノ−ル、2−ヒドロキシエタ
ンスルホン酸、3−ヒドロキシ−1−プロパンスルホン
酸、2−シアノエタノ−ル、2−スルファ−トエタノ−
ル、グリコ−ル酸、3−ヒドロキシプロピオン酸、ベン
ジルアルコ−ル、2−、3−又は4−クロロベンジルア
ルコ−ル、4−メチルベンジルアルコ−ル、2−、3−
又は4−スルホベンジルアルコ−ル、2−フェニルエタ
ノ−ル、及び1−フェニル−2−プロパノ−ル。
【0073】前記式(2d)及び(2e)におけるX1
及びX2が前記式(3d)で示される基である場合、こ
の基を形成するのに用いられるHSR12で示される化合
物としては、ニ)及びホ)で挙げた化合物の水酸基をそ
れぞれメルカプト基に変更した化合物等を挙げることが
できる。
【0074】前記式(2c)としては、R4が水素、メ
チル又はエチルであり、A1がエチレン、トリメチレ
ン、又は、エチレンオキシエチレンである場合が好まし
い。
【0075】前記式(2d)としては、R5が水素、メ
チル又はエチルであり、R6が水素、メチル、エチル又
はフェニルであり、A2がエチレン、トリメチレン、又
は、エチレンオキシエチレンであり、X1がフルオロ、
クロロ、置換されていてもよいピリジニオ又は前記式
(3a)で示される基である場合が好ましい。
【0076】前記式(2e)としては、R7が水素、メ
チル又はエチルであり、R8が水素、メチル、エチルで
あり、A3が無置換フェニレン、もしくは、スルホ、メ
チル及びメトキシから選ばれる1〜2個の置換基で置換
されたフェニレンであり、X2がフルオロ、クロロ、置
換されていてもよいピリジニオ又は前記式(3a)で示
される基である場合が好ましい。
【0077】アゾ化合物(1)におけるZ1は、式(2
b)、(2d)又は(2e)で示される繊維反応基であ
る場合が好ましく、式(2b)で示される繊維反応基で
ある場合が特に好ましい。アゾ化合物(1)におけるZ
2は、式(2a)、(2d)又は(2e)で示される繊
維反応基である場合が好ましく、式(2d)又は(2
e)で示される繊維反応基である場合が特に好ましい。
【0078】本発明のアゾ化合物は、遊離酸の形であっ
ても、その塩の形であっても、又、それらの混合物の形
であってもよい。好ましくは、アルカリ金属塩の形、ア
ルカリ土類金属塩の形、及びそれらを含有する混合物の
形であり、中でもナトリウム塩、カリウム塩、リチウム
塩及びそれらを含有する混合物が好ましい。
【0079】アゾ化合物(1)としては、下式(1a)
及び(1b)で示される化合物が特に好ましい。
【0080】
【化12】 〔式(1a)におけるZ2は、式(2d)で示される繊
維反応基を表す。〕
【0081】
【化13】 〔式(1b)におけるR2は非繊維反応基で置換されて
いてもよいフェニルであり、式(1b)におけるZ1
式(2b)で示される繊維反応基であり、式(1b)に
おけるZ2は式(2d)又は(2e)で示される繊維反
応基である。〕
【0082】アゾ化合物(1)の製造方法は特に限定さ
れないが、bが0である化合物の場合、例えば、下式
(6)
【0083】
【化14】
【0084】〔式中、D2、Z2及びdは、請求項1記載
の意味を有する。〕で示される化合物を常法によりジア
ゾ化し、得られたジアゾ化物を、下式(7)
【0085】
【化15】
【0086】〔式中、R1、R2及びcは、請求項1記載
の意味を有する。〕で示される化合物とカップリング反
応させることにより、下式(1c)
【0087】
【化16】
【0088】〔式中、D2、R1、R2、Z2、c及びd
は、請求項1記載の意味を有する。〕で示されるアゾ化
合物を得ることができる。
【0089】又、式(1)におけるbが1であるアゾ化
合物は、例えば、下式(8)
【0090】
【化17】
【0091】〔式中、D1、Z1及びaは、請求項1記載
の意味を有する。〕で示される化合物を常法に従ってジ
アゾ化し、得られたジアゾ化物を、上式(1c)で示さ
れる化合物とカップリング反応させることにより、アゾ
化合物(1)を得ることができる。
【0092】上記のカップリング反応条件は特に限定さ
れないが、例えば、一次的には温度−10℃ないし+3
0℃でpH0ないし5、二次的には温度0℃ないし+4
0℃でpH2ないし8に調整しながら行うことができ
る。
【0093】又、Z1及び/又はZ2が式(2a)、(2
d)又は(2e)で示される繊維反応基である場合、こ
れらの基の導入は、上記カップリング反応の後に行って
もよい。即ち、前述した方法において、上式(6)及び
/又は(8)で示される化合物の代わりに、それぞれ、
下式(9)及び/又は(10)
【0094】
【化18】
【0095】〔式中、D1、D2、a及びdは、請求項1
記載の意味を有する。R17及びR18は、R3、R5又はR
7と同義である。〕で示される化合物を用いてジアゾ化
反応及びカップリング反応を行い、次いで、得られたカ
ップリング反応生成物に、式(11)で示される化合
物、式(12)で示される化合物又は式(13)で示さ
れる化合物を、常法により縮合させることによっても、
アゾ化合物(1)を得ることができる。
【0096】
【化19】
【0097】〔式中、Z、R6、R8、A2、A3、Y3
4、X1及びX2は、請求項1記載の意味を有し、Ha
lはハロゲノを表す。〕
【0098】更に、Z1及び/又はZ2が式(2d)又は
(2e)で示される繊維反応基である場合、トリアジン
環への置換基の導入は上記カップリング反応の後に行っ
てもよい。即ち、前述した方法において、式(6)及び
/又は(8)で示される化合物の代わりに、それぞれ、
下記式(14)及び/又は(15)
【0099】
【化20】
【0100】〔式中、D1、D2、a及びdは請求項1記
載の意味を、R17、R18及びHalは前記の意味を有す
る。〕で示される化合物を用いてジアゾ化及びカップリ
ング反応を行い、次いで、得られたカップリング反応生
成物に、下式(16)及び/又は(17)
【0101】
【化21】
【0102】〔式中、R6、R8、A2、A3、Y3及びY4
は請求項1記載の意味を有する。〕で示される化合物を
常法により縮合させ、更に必要に応じて、下式(18)
及び/又は(19)
【0103】
【化22】
【0104】〔式中、Xは式(3a)、(3b)、(3
c)又は(3d)で示される基を表し、Rはメチル、エ
チル、スルホエチル、ヒドロキシエチル、カルボキシ、
カルバモイル又はクロロを表し、lは0、1又は2を表
す。〕で示される化合物を常法により縮合させることに
よっても、アゾ化合物(1)を得ることができる。
【0105】なお、上記のトリアジン環を有する化合物
との縮合反応においては、縮合順序を逆にしてもよい。
即ち、式(14)及び/又は(15)で示される化合物
を用いてカップリング反応させた生成物に、式(18)
及び/又は(19)で示される化合物を先に縮合させ、
その後、式(16)及び/又は(17)で示される化合
物を縮合させることによっても、アゾ化合物(1)を得
ることができる。
【0106】更に、アゾ化合物(1)を得るに当たり、
式(2b)、(2c)、(2d)及び(2e)で示され
る繊維反応基中のY1及びY2で表される基が−CH2
2Lであって、アルカリの作用で脱離する基Lが、例
えば、硫酸エステルや燐酸エステルのようなエステルで
ある場合、当該エステル基の形成はカップリング反応及
び/又は縮合反応の後に行ってもよい。
【0107】アゾ化合物(1)又はその塩は、例えば、
繊維材料を染色又は捺染する染料として有用である。か
かる繊維材料としては、ヒドロキシ基及び/又はカルボ
ンアミド基を含有するものであれば特に限定されない
が、例えば、天然又は再生セルロ−ス繊維材料、天然又
は合成ポリアミド繊維材料、ポリウレタン繊維材料、皮
革、及びこれらを含有する混紡材料等を挙げることがで
きる。
【0108】天然セルロ−ス繊維材料として、具体的に
は、木綿、あるいはその他の植物繊維、例えばリネン、
麻、ジュ−ト及びラミ−繊維等を挙げることができる。
【0109】再生セルロ−ス繊維材料として、具体的に
は、レ−ヨン、ポリノジック、キュプラ繊維、及び商品
名「テンセル」、「タフセル」、「モダ−ル」、「セル
ティマ」等を挙げることができる。
【0110】天然又は合成ポリアミド繊維材料として、
具体的には、羊毛、その他の動物毛、絹、ポリアミド−
6,6、ポリアミド−6、ポリアミド−11、ポリアミ
ド−4等を挙げることができる。
【0111】また、これらを含有する混紡材料として
は、これらの繊維材料の混紡材料の他、これらの繊維材
料と、ポリエステル、ナイロン、アクリル等の合成繊維
との混紡材料等も例示することができる。
【0112】アゾ化合物(1)又はその塩は、上述の材
料上に、特に上述の繊維材料上に、物理化学的性状に応
じた方法で染色又は捺染することができる。具体的に
は、例えば、上述の繊維材料上に、吸尽染色法、コ−ル
ドバッチアップ法、連続染色法、捺染法等の方法により
染色又は捺染する方法を挙げることができる。例えばセ
ルロ−ス繊維材料上に吸尽染色する場合、炭酸ソ−ダ、
第三燐酸ソ−ダ、重炭酸ソ−ダ、苛性ソ−ダのような酸
結合剤の存在下、必要に応じて、芒硝や食塩等の中性塩
を加え、さらに必要に応じて、溶解助剤、浸透剤又は均
染剤等を併用し、30℃から100℃の温度で染色する
方法等が例示される。ここで酸結合剤、中性塩等の添加
は、一度に行ってもよく、又常法により分割して行って
もよい。
【0113】セルロ−ス繊維上にコ−ルドバッチアップ
法で染色する場合においては、芒硝や食塩等の中性塩、
及び、苛性ソ−ダやケイ酸ソ−ダ等の酸結合剤を用いて
パジング後、密閉包装材料中に一定温度で放置して処理
する方法等が例示される。
【0114】セルロ−ス繊維上に連続染色法で染色する
場合においては、炭酸ソ−ダや重炭酸ソ−ダ等の酸結合
剤の存在下、公知の方法で室温又は高められた温度でパ
ジング後、スチ−ミング又は乾熱により処理する一相パ
ジング法や、本発明の化合物が溶解されているパジング
液に繊維を浸漬後、芒硝や食塩等の中性塩、及び、苛性
ソ−ダやケイ酸ソ−ダ等の酸結合剤をパジングし、スチ
−ミング又は乾熱することにより処理する二相パジング
法等が例示される。
【0115】セルロ−ス繊維上に捺染を行う場合におい
ては、一相で、重曹等の結合剤を含有する捺染ペ−スト
で印捺し、次い80℃以上の高温でスチ−ミングする方
法や、二相で、例えば中性又は弱酸性の捺染ペ−ストで
印捺し、これを電解質含有のアルカリ性浴に通過させた
後、又はアルカリ性の電解質含有パジング液でオ−バ−
パジングし、その後スチ−ミング又は乾熱することによ
り処理する方法等が例示される。ここで、捺染ペ−スト
には、例えばアルギン酸ソ−ダや澱粉エ−テル等の糊剤
及び/又は乳化剤を含んでいてもよく、また必要に応じ
て、例えば尿素等の捺染助剤及び/又は分散剤を含んで
いてもよい。
【0116】セルロ−ス繊維上に本発明化合物を染色又
は捺染する場合、用いられる酸結合剤は特に限定されな
いが、例えば、アルカリ金属の水酸化物、アルカリ金属
又はアルカリ土類金属と無機又は有機酸との水溶性塩基
性塩、あるいは加熱状態でアルカリを遊離する化合物等
を例示できる。特に、アルカリ金属の水酸化物及び弱な
いし中程度の強さの無機又は有機酸のアルカリ金属塩が
挙げられ、これらの中でも、ナトリウム又はカリウムの
水酸化物、ナトリウム塩及びカリウム塩が好ましい。こ
のような酸結合剤として具体的には、上述した炭酸ソ−
ダ、第三燐酸ソ−ダ、重炭酸ソ−ダ、苛性ソ−ダ、炭酸
ソ−ダ、ケイ酸ソ−ダ、重曹の他に、苛性カリ、蟻酸ソ
−ダ、炭酸カリ、第一又は第二燐酸ソ−ダ、トリクロロ
酢酸ソ−ダなども挙げられる。
【0117】合成又は天然のポリアミド繊維上や、ポリ
ウレタン繊維上に吸尽染色する場合においては、酸性〜
弱酸性の染浴中、pH値の制御下、本発明の化合物を吸
尽させ、次いで60〜120℃程度の温度下、中性〜ア
ルカリ性のpH値に変化させる方法等が例示される。こ
こで必要に応じて、均染剤等、例えば塩化シアヌルと3
倍モル量のアミノベンゼンスルホン酸又はアミノナフタ
レンスルホン酸との縮合生成物あるいは、例えばステア
リルアミンとエチレンオキサイドとの付加生成物等の均
染剤等を用いても差し支えない。
【0118】本発明のアゾ化合物又はその塩は、良好な
水溶性を有し、特にセルロ−ス繊維材料を染色又は捺染
する際に、再現性、均染性、ビルドアップ性、ウオッシ
ュオフ性が良好であり、且つ、有効染着率が高いもので
ある。又、低塩濃度で染色し得るという利点がある。
【0119】さらに、本発明のアゾ化合物又はその塩を
用いることにより、各種の堅牢度、特に耐塩素性、耐光
性、耐汗性、耐汗日光性、耐酸加水分解性、耐アルカリ
性、耐洗濯性や耐過酸化洗濯性が良好な染色物及び捺染
物が得られる。
【0120】本発明のアゾ化合物又はその塩は、所望の
色相を得るために、必要に応じて、本発明の特徴を損な
わない範囲で、他の染料と混合して使用することができ
る。混合して使用する染料としては、反応染料であれば
特に制約はないが、例えば、反応基としてスルファトエ
チルスルホン基、ビニルスルホン基、モノクロロトリア
ジン基、モノフルオロトリアジン基、モノニコチン酸ト
リアジン基、ジクロロトリアジン基、ジフルオロモノク
ロロピリミジン基、および、トリクロロピリミジン基の
少なくとも1種を、少なくとも1つ以上有する染料、又
はSumifix、Sumifix Supra、 S
umifix HF、Remazol、Levafi
x、Procion、Cibacron、Basile
n、Drimarene、Kayacion、Kaya
celon Reactなどの冠称名で市販されている
染料、更には、特開昭50−178号、特開昭51−17538号、
特開昭56−9483号、特開昭56−15481号、特開昭56−118
976号、特開昭56−128380号、特開昭57−2365号、特開
昭57−89679号、特開昭57−143360号、特開昭58−19175
5号、特開昭59−15451号、特開昭59−96174号、特開昭5
9−161463号、特開昭60−6754号、特開昭60−123559
号、特開昭60−229957号、特開昭 60−260654号、特開
昭61−126175号、特開昭61−155469号、特開昭61−2252
56号、特開昭63−77974号、特開昭63−225664号、特開
平1−185370号、特開平3−770号、特開平5−247366号、
特開平6−287463号の各公報に記載されている染料及び
C.I.Reactive Blue19、C.I.Re
active Black5で表される染料等が例示さ
れる。
【0121】
【実施例】以下、実施例等により本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によって限定されるもの
ではない。例中、「部」は重量部を表す。 実施例1 常法により、塩化シアヌル3.69部と2−(2−スル
ファ−トエチルスルホニル)エチルアミン4.66部を
水性媒体中でpH1から4,温度−5℃から+20℃で
縮合させ、次に2,4−ジアミノベンゼンスルホン酸
3.76部を、pH2.5から7、温度0℃から30℃
で縮合させることにより、遊離酸の形が下式(20)
【0122】
【化23】
【0123】で示される化合物を得た。上式(20)の
化合物を常法によりジアゾ化し、得られたジアゾ化物を
2−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−6−スルホン
酸4.79部と、pH1〜3.5、0℃〜30℃でカッ
プリング反応させ、遊離酸の形が、下式(21)
【0124】
【化24】
【0125】で示されるモノアゾ化合物(λmax=5
18nm、水性媒体中)を得た。
【0126】実施例2 2−(2−スルファ−トエチルスルホニル)エチルアミ
ン、2,4−ジアミノベンゼンスルホン酸、及び、2−
アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−6−スルホン酸の
代わりに、順に、下表1〜2の第2欄、第3欄及び第4
欄の化合物を用いる以外は、実施例1と同様に合成する
と、各々、対応するモノアゾ化合物が得られる。
【0127】
【表1】
【0128】
【表2】
【0129】実施例3 常法により、塩化シアヌル3.69部と2−(2−スル
ファ−トエチルスルホニル)エチルアミン4.66部を
水性媒体中でpH1から4,温度−5℃から+20℃で
縮合させ、次いで、得られる縮合物に2,4−ジアミノ
ベンゼンスルホン酸3.76部を、pH2.5から7、
温度0℃から30℃で縮合させる。得られる縮合物に、
更に、アニリン1.86部をpH2から7、温度30℃
から70℃で縮合させると、遊離酸の形が、下式(2
2)
【0130】
【化25】
【0131】で示される化合物が得られる。上式(2
2)で示される化合物を常法によりジアゾ化し、得られ
るジアゾ化物を2−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン
−6−スルホン酸4.79部と、pH1〜3.5、0℃
〜30℃の条件でカップリング反応させると、遊離酸の
形が、下式(23)
【0132】
【化26】
【0133】で示されるモノアゾ化合物が得られる。
【0134】実施例4 2−(2−スルファ−トエチルスルホニル)エチルアミ
ン、2,4−ジアミノベンゼンスルホン酸、2−アミノ
−8−ヒドロキシナフタレン−6−スルホン酸、及び、
アニリンの代わりに、順に、表3〜10の第2欄、第3
欄、第4欄及び第5欄の化合物を用いる以外は、実施例
3と同様に合成すると、各々対応するモノアゾ化合物が
得られる。なお、上記の合成に際し、塩化シアヌルに対
する、表3〜10の第2欄、第3欄及び第5欄の化合物
の一次的縮合、二次的縮合及び三次的縮合の順序を変更
しても、同一の化合物が得られる。
【0135】
【表3】
【0136】
【表4】
【0137】
【表5】
【0138】
【表6】
【0139】
【表7】
【0140】
【表8】
【0141】
【表9】
【0142】
【表10】
【0143】実施例5 常法により、塩化シアヌル3.69部と2−(2−スル
ファ−トエチルスルホニル)エチルアミン4.66部を
水性媒体中でpH1から4,温度−5℃から+20℃で
縮合させ、次いで、得られる縮合物に2,4−ジアミノ
ベンゼンスルホン酸3.76部を、pH2.5から7、
温度0℃から30℃の条件で縮合させ、上式(20)で
示される化合物を得た。式(20)で示される化合物を
常法によりジアゾ化し、得られたジアゾ化物を2−アミ
ノ−8−ヒドロキシナフタレン−6−スルホン酸4.7
9部と、pH1〜3.5、0℃〜30℃の条件でカップ
リング反応させ、上式(21)で示される化合物を得
た。別途、4−(2−スルファ−トエチルスルホニル)
アニリン5.63部を常法によりジアゾ化した。得られ
たジアゾ化物を上記のカップリング反応生成物とpH4
〜8、0℃〜30℃の条件でカップリング反応させ、反
応終了後、塩析し、遊離酸の形が、下式(25)
【0144】
【化27】
【0145】で示される化合物を得た。(λmax=5
26nm、水性媒体中)
【0146】実施例6 2−(2−スルファ−トエチルスルホニル)エチルアミ
ン、2,4−ジアミノベンゼンスルホン酸、2−アミノ
−8−ヒドロキシナフタレン−6−スルホン酸、及び、
4−(2−スルファ−トエチルスルホニル)アニリンの
代わりに、順に、下表11〜14の第2欄、第3欄及び
第4欄の化合物を用いる以外は、実施例5と同様に合成
すると、各々、対応するモノアゾ化合物が得られる。
【0147】
【表11】
【0148】
【表12】
【0149】
【表13】
【0150】
【表14】
【0151】実施例7 常法により、塩化シアヌル3.69部と2−(2−スル
ファ−トエチルスルホニル)エチルアミン4.66部を
水性媒体中でpH1から4,温度−5℃から+20℃で
縮合させ、次に2,4−ジアミノベンゼンスルホン酸
3.76部を、pH2.5から7、温度0℃から30℃
で縮合させ、さらにアニリン1.86部をpH2から
7、温度30℃から70℃で縮合させると、上式(2
2)で示される化合物が得られる。式(22)で示され
る化合物を常法によりジアゾ化し、得られるジアゾ化物
を2−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−6−スルホ
ン酸4.79部と、pH1〜3.5、0℃〜30℃でカ
ップリング反応させると、上式(23)の化合物が得ら
れる。
【0152】別途、4−(2−スルファ−トエチルスル
ホニル)アニリン5.63部を常法によりジアゾ化し、
このジアゾ化物を上記カップリング反応生成物とpH4
〜8、0℃〜30℃でカップリング反応させ、次いで、
塩析すると、遊離酸の形が、下式(26)
【0153】
【化28】
【0154】で示される化合物が得られる。
【0155】実施例8 2−(2−スルファ−トエチルスルホニル)エチルアミ
ン、2,4−ジアミノベンゼンスルホン酸、アニリン、
2−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−6−スルホン
酸、及び、4−(2−スルファ−トエチルスルホニル)
アニリンの代わりに、順に、表15〜18の第2欄、第
3欄、第4欄、第5欄及び第6欄の化合物を用いる以外
は、実施例7と同様に合成すると、各々、対応するモノ
アゾ化合物が得られる。なお、上記の合成に際し、塩化
シアヌルに対する、表15〜18の第2欄、第3欄及び
第4欄の化合物の一次的縮合、二次的縮合及び三次的縮
合の順序を変更しても、同じ化合物が得られる。
【0156】
【表15】
【0157】
【表16】
【0158】
【表17】
【0159】
【表18】
【0160】染色例1 実施例1で得た化合物0.3部を、各々200部の水に
溶解し、芒硝20部を加え、さらに木綿10部を加えて
60℃に昇温する。60℃に達してから、30分経過
後、炭酸ソ−ダ4部を加え、同温度で1時間染色し、染
色後、水洗い及びソ−ピングを行った。水洗い時及びソ
−ピング時のウォッシュオフ性は良好であり、染色排水
の着色量はわずかであった。得られた染色物は、均一
で、濃い赤色であった。また、得られた染色物の耐塩素
性、耐光性、耐汗性、耐汗日光性、耐酸加水分解性、耐
アルカリ性、耐洗濯性、耐過酸化洗濯性の諸堅牢度は、
いずれも良好であった。
【0161】染色例2 芒硝の使用量を20部から10部に変更する以外は、染
色例1と同様にする。得られる染色物は、染色例1の染
色物と同等の品質である。
【0162】染色例3 芒硝の使用量を20部から4部に変更する以外は、染色
例1と同様にする。得られる染色物は、染色例1の染色
物と同等の品質である。
【0163】染色例4 染色の温度を60℃から70℃に変更する以外は、染色
例1〜3と同様にする。得られる染色物は、染色例1〜
3の染色物と同等の品質である。
【0164】染色例5 染色の温度を60℃から80℃に変更する以外は、染色
例1〜3と同様にする。得られる染色物は、染色例1〜
3の染色物と同等の品質である。
【0165】染色例6 実施例1で得た化合物0.3部の代わりに、実施例1で
得た化合物0.3部、及び、メチルナフタレンスルホン
酸とホルムアルデヒドとの縮合物(Na塩、スルホン化
度110%、平均重合度1.8)0.06部の混合物を
用いる以外は、染色例1〜5と同様にする。得られる染
色物は、染色例1〜5の染色物と同等の品質である。
【0166】捺染例1 実施例1で得たモノアゾ化合物を用いて、以下の組成を
もつ色糊を作る。
【0167】色糊組成 モノアゾ化合物 5部 尿素 5部 アルギン酸ソ−ダ(5%)元糊 50部 熱湯 25部 重曹 2部 バランス(水) 13部
【0168】この色糊をシルケット加工綿ブロ−ド上に
印捺し、中間乾燥後、100℃で5分間スチ−ミングを
行い、湯洗い、ソ−ピング、湯洗い、そして乾燥して、
仕上げる。この捺染物は、均一で、濃い赤色である。ま
た、この捺染物の諸堅牢度は、いずれも良好である。
【0169】染色例8 実施例1で得たモノアゾ化合物の代わりに実施例2〜8
の化合物又は配合物を用いて染色を行う。得られる染色
物は、染色例1〜6で得られる染色物と同等の品質であ
る。
【0170】
【発明の効果】本発明のアゾ化合物又はその塩は、赤色
反応染料として有用であり、ビルドアップ性、ウオッシ
ュオフ性、水溶性に優れている。又、本発明の方法によ
れば、諸堅牢度に優れた染色物や捺染物が再現性良く得
られる。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式(1)で示されるアゾ化合物又はそ
    の塩。 【化1】 〔式中、a、b、c及びdは、同一又は相異なり、0又
    は1を表す。D1は、aが1であるときに、非繊維反応
    基で置換されていてもよいフェニレン基又は非繊維反応
    基で置換されていてもよいナフチレン基を表し、aが0
    であるときに、非繊維反応基で置換されていてもよいフ
    ェニル基又は非繊維反応基で置換されていてもよいナフ
    チル基を表す。D2は、dが1であるときに、非繊維反
    応基で置換されていてもよいフェニレン基又は非繊維反
    応基で置換されていてもよいナフチレン基を表し、dが
    0であるときに、非繊維反応基で置換されていてもよい
    フェニル基又は非繊維反応基で置換されていてもよいナ
    フチル基を表す。R1は水素、又は、非繊維反応基で置
    換されていてもよいアルキルを表し、R2は水素、非繊
    維反応基で置換されていてもよいアルキル、又は、非繊
    維反応基で置換されていてもよいフェニルを表し、Z1
    及びZ2は、同一又は相異なり、下記式(2a)、(2
    b)、(2c)、(2d)又は(2e) 【化2】 {式中、Zは、−N(R6)−A2−SO2−Y3及び−N
    (R8)−A3−SO2−Y4を含まない複素環式の繊維反
    応基を表し、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、同一
    又は相異なり、水素、非繊維反応基で置換されていても
    よいアルキル又は非繊維反応基で置換されていてもよい
    フェニルを表し、A1及びA2は、同一又は相異なり、脂
    肪族系の連結基を表し、A3は、芳香族系の連結基を表
    し、Y1、Y2、Y3及びY4は、同一又は相異なり、−C
    H=CH2又は−CH2CH2Lを表し、Lはアルカリの
    作用で脱離する基であり、X1及びX2は、同一又は相異
    なり、フルオロ、クロロ、置換されていてもよいピリジ
    ニオ、或いは、下記式(3a)、(3b)、(3c)又
    は(3d) 【化3】 (R9、R10、R11及びR12は、同一又は相異なり、水
    素、置換されていてもよいアルキル、置換されていても
    よいシクロアルキル、置換されていてもよいフェニル又
    は置換されていてもよいナフチルを表し、Qは−CH2
    −、−O−、−S−、−SO2−又は−NR13−を表
    し、R13は水素又は置換されていてもよいアルキルを表
    し、eは1、2又は3である。)で示される基を表
    す。}で示される繊維反応基を表す。但し、bが0の場
    合は、cは0であり、dは1であり、且つ、Z2は上式
    (2d)又は(2e)で示される繊維反応基であり、b
    が1の場合は、a及びdの少なくとも一方は1であり、
    且つ、Z1及びZ2の少なくとも一方は上式(2d)又は
    (2e)で示される繊維反応基である。〕
  2. 【請求項2】bが、1である請求項1に記載のアゾ化合
    物又はその塩。
  3. 【請求項3】aが、0である請求項2に記載のアゾ化合
    物又はその塩。
  4. 【請求項4】aが、1である請求項2に記載のアゾ化合
    物又はその塩。
  5. 【請求項5】bが1であり、且つ、D1及びD2の少なく
    とも一方が、非繊維反応基で置換されていてもよいフェ
    ニル基又は非繊維反応基で置換されていてもよいフェニ
    レン基である請求項1〜4のいずれかに記載のアゾ化合
    物又はその塩。
  6. 【請求項6】cが、0である請求項1〜5のいずれかに
    記載のアゾ化合物又はその塩。
  7. 【請求項7】dが、1である請求項1〜6のいずれかに
    記載のアゾ化合物又はその塩。
  8. 【請求項8】R1が水素であり、且つ、R2が非繊維反応
    基で置換されていてもよいフェニルである請求項1〜7
    のいずれかに記載のアゾ化合物又はその塩。
  9. 【請求項9】a及びbが1であり、且つ、Z1が式(2
    b)、(2d)又は(2e)で示される繊維反応基であ
    る請求項1、2及び4〜8のいずれかに記載のアゾ化合
    物又はその塩。
  10. 【請求項10】Z1が、式(2b)で示される繊維反応
    基である請求項9に記載のアゾ化合物又はその塩。
  11. 【請求項11】a、b及びdが1であり、且つ、Z2
    式(2d)又は(2e)で示される繊維反応基である請
    求項9又は10に記載のアゾ化合物又はその塩。
  12. 【請求項12】a、b及びdが1であり、cが0であ
    り、D1が非繊維反応基で置換されていてもよいフェニ
    レン基であり、D2がスルホで置換されたフェニレン基
    であり、R1が水素であり、R2が非繊維反応基で置換さ
    れていてもよいフェニルであり、Z2が式(2d)又は
    (2e)で示される繊維反応基であり、且つ、Z1が式
    (2b)で示される繊維反応基である請求項11記載の
    アゾ化合物又はその塩。
  13. 【請求項13】a、b及びcが0であり、dが1であ
    り、Z2が式(2d)で示される繊維反応基であり、D2
    がスルホで置換されたフェニレン基であり、R1が水素
    であり、且つ、R2が非繊維反応基で置換されていても
    よいフェニルである請求項1に記載のアゾ化合物又はそ
    の塩。
  14. 【請求項14】X1又はX2が、クロロ、置換されていて
    もよいピリジニオ又は式(3a)で示される基である請
    求項12又は13に記載のアゾ化合物又はその塩。
  15. 【請求項15】請求項1〜14のいずれかに記載のアゾ
    化合物又はその塩を用いることを特徴とする繊維材料の
    染色又は捺染方法。
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