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JP2002225670A - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

Info

Publication number
JP2002225670A
JP2002225670A JP2001022347A JP2001022347A JP2002225670A JP 2002225670 A JP2002225670 A JP 2002225670A JP 2001022347 A JP2001022347 A JP 2001022347A JP 2001022347 A JP2001022347 A JP 2001022347A JP 2002225670 A JP2002225670 A JP 2002225670A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
airbag
internal pressure
supply member
inflation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001022347A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Hayashi
量敏 林
Susumu Koyama
享 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP2001022347A priority Critical patent/JP2002225670A/ja
Publication of JP2002225670A publication Critical patent/JP2002225670A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】エアバッグに対するダメージを抑えて、展開膨
張したエアバッグの内圧を長時間保持可能なエアバッグ
装置を提供すること。 【解決手段】展開膨張可能に折り畳まれて車両に収納さ
れるエアバッグ10と、エアバッグ10に接続されてエ
アバッグ10にガスを供給するインフレーター28と、
を備えるエアバッグ装置。インフレーター28が、折り
畳まれたエアバッグ10を展開膨張させるための展開膨
張用ガスG1を、エアバッグ10内に供給する膨張用ガ
ス供給部材29と、膨張したエアバッグ10の内圧を保
持させるための内圧保持用ガスG2を、エアバッグ10
内に供給する内圧保持用ガス供給部材41と、から構成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、展開膨張可能に折
り畳まれて収納されるエアバッグと、エアバッグに膨張
可能なガスを供給するインフレーターと、を備えて構成
されるエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、エアバッグとインフレ
ーターとを備えたエアバッグ装置としては、特開平11
−208410号公報に示されるようなものがあった。
このエアバッグ装置では、車内側におけるドアや窓部の
開口の上縁側周縁におけるフロントピラー部、ルーフサ
イドレール部、リヤピラー部にわたって折り畳まれて収
納されて、所要時に乗員の頭部を保護するように展開膨
張するエアバッグと、フロントピラー部付近とリヤピラ
ー部付近とに配置されて、エアバッグに膨張用ガスを供
給する2つのインフレーターと、を備えて構成されてい
た。
【0003】上記公報のエアバッグ装置は、エアバッグ
の膨張完了時間を短縮させることを目的としており、フ
ロントピラー部付近とリヤピラー部付近とに配置される
2つのインフレーターから、エアバッグ内に膨張用ガス
を流入させる構成であるため、エアバッグの膨張完了時
間を短縮させることができた。
【0004】しかし、上記公報のエアバッグ装置では、
エアバッグの膨張完了後の内圧保持に改善の余地があっ
た。ちなみに、この対策のために、各インフレーターの
出力を大きくして、エアバッグの内圧を高め、ガス漏れ
が生じても、所定時間経過後の内圧を高く保持させるこ
とが考えられるが、この場合には、膨張完了時の内圧が
高くなりすぎて、エアバッグにダメージを与え、エアバ
ッグからのガス漏れが生じて、逆に、エアバッグの内圧
を保持できない虞れが生じていた。
【0005】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、エアバッグに対するダメージを抑えて、展開膨張し
たエアバッグの内圧を長時間保持可能なエアバッグ装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエアバッグ
装置は、展開膨張可能に折り畳まれて車両に収納される
エアバッグと、エアバッグに接続されてエアバッグにガ
スを供給するインフレーターと、を備えるエアバッグ装
置であって、インフレーターが、折り畳まれたエアバッ
グを展開膨張させるための展開膨張用のガスを、エアバ
ッグ内に供給する膨張用ガス供給部材と、膨張したエア
バッグの内圧を保持させるための内圧保持用のガスを、
エアバッグ内に供給する内圧保持用ガス供給部材と、か
ら構成されていることを特徴とする。
【0007】また、内圧保持用ガス供給部材は、膨張用
ガス供給部材の作動後に作動する構成とすることが好ま
しい。
【0008】さらに、インフレーターは、膨張用ガス供
給部材と内圧保持用ガス供給部材とを一体化させて構成
して、エアバッグに設けた一つのガス流入部に連結させ
る構成とすることが好ましい。
【0009】この場合、インフレーターは、膨張用ガス
供給部材を先端側に配置させるとともに、前記内圧保持
用ガス供給部材を元部側に配置させて構成し、膨張用ガ
ス供給部材が、ガス流入部と連結されるガス流出口と、
膨張用ガスを吐出可能な第1ガス室と、ガス流出口と第
1ガス室とを連通する第1連通部と、作動信号の入力時
に、膨張用ガスを、第1連通部を経て前記ガス流出口へ
流出可能な第1流出手段と、を備えて構成し、内圧保持
用ガス供給部材が、内圧保持用ガスを吐出可能な第2ガ
ス室と、第1ガス室と第2ガス室とを連通する第2連通
部と、作動信号の入力時に、内圧保持用ガスを、第2連
通部と第1ガス室と第1連通部とを経て、ガス流出口へ
流出可能な第2流出手段と、を備えて構成し、第2流出
手段を、第1流出手段の作動後に作動させる構成として
もよい。
【0010】さらにまた、上記の場合、インフレーター
は、膨張用ガス供給部材を先端側に配置させるととも
に、内圧保持用ガス供給部材を元部側に配置させて構成
し、膨張用ガス供給部材が、ガス流入部と連結されるガ
ス流出口と、膨張用ガスを吐出可能な第1ガス室と、ガ
ス流出口と第1ガス室とを連通する第1連通部と、作動
信号の入力時に、膨張用ガスを、第1連通部を経てガス
流出口へ流出可能な流出手段と、を備えて構成し、内圧
保持用ガス供給部材が、内圧保持用ガスを貯蔵した第2
ガス室と、第1ガス室と第2ガス室とを連通する第2連
通部と、を備えて構成し、第2連通部を、流量を絞って
内圧保持用ガスを第1ガス室側へ流出可能な小孔とし
て、構成してもよい。
【0011】
【発明の効果】本発明に係るエアバッグ装置では、所要
時に、膨張用ガス供給部材から膨張用ガスがエアバッグ
内に供給されて、折り畳まれたエアバッグが展開膨張す
るとともに、内圧保持用ガス供給部材から、膨張したエ
アバッグの内圧を保持するための内圧保持用ガスが、エ
アバッグ内に供給される。そのため、展開膨張したエア
バッグの内圧を長時間保持させることができて、エアバ
ッグの拘束力を高めることができ、乗員を的確に保護す
ることが可能となる。また、内圧保持用ガス供給部材
は、膨張用ガス供給部材とは相違して、エアバッグ内に
急激に内圧保持用ガスを流入させなくともよいことか
ら、内圧保持用ガスを、エアバッグから漏れるガス量に
対応させ、少量ずつ長時間にわたってエアバッグ内に流
入させることができて、エアバッグの内圧を急激に高め
ない。その結果、内圧保持用ガス供給部材の作動時にお
いて、エアバッグが受けるダメージを抑えることができ
る。
【0012】従って、本発明に係るエアバッグ装置で
は、エアバッグに対するダメージを抑えて、展開膨張し
たエアバッグの内圧を長時間保持することができる。
【0013】また、内圧保持用ガス供給部材が、膨張用
ガス供給部材の作動後に、作動する構成とすれば、展開
膨張初期において、エアバッグ内へは、膨張用ガス供給
部材からの膨張用ガスが流入されるだけであり、膨張用
ガス供給部材と内圧保持用ガス供給部材とを同時に作動
させる場合に比べて、インフレーター作動時におけるエ
アバッグへのダメージを、一層、抑えることができる。
【0014】さらに、インフレーターが、膨張用ガス供
給部材と内圧保持用ガス供給部材とを一体化させて構成
されて、エアバッグに設けた1つのガス流入部に接続さ
れる構成とすれば、エアバッグ装置を小型化することが
できて、エアバッグ装置を車体の狭い部位に容易に搭載
させることができる。
【0015】さらにまた、請求項4に記載したような構
成とすれば、所要時に、まず、第1流出手段に作動信号
が入力されて、膨張用ガスが、第1ガス室から、第1連
通部を経て、ガス流出口へ流出し、エアバッグ内に流入
する。そして、所定時間経過後に、第2流出手段に作動
信号が入力されて、内圧保持用ガスが、第2ガス室か
ら、第2連通部と第1ガス室内と第1連通部とを経て、
ガス流出口へ流出し、エアバッグ内に流入する。その結
果、膨張用ガスによって、エアバッグがほぼ膨張完了し
た後に、エアバッグ内に内圧保持用ガスが流入すること
となって、エアバッグへのダメージを抑えて、膨張完了
後のエアバッグの内圧を長時間保持させることができ
る。また、膨張用ガス供給部材を先端側に、内圧保持用
ガス供給部材を元部側に、それぞれ、配置させる構成で
あるため、インフレーターを、シリンダー状に形成する
ことができて、コンパクトにすることができる。さら
に、膨張用ガス供給部材と内圧保持用ガス供給部材と
に、それぞれ、第1流出手段もしくは第2流出手段を配
置させているため、第2流出手段の作動時期を調整し
て、膨張用ガス供給部材の作動開始時から内圧保持用ガ
ス供給部材の作動開始までの時間差を、適宜設定するこ
とができる。
【0016】さらにまた、請求項5に記載したような構
成とすれば、所要時に、流出手段に作動信号が入力され
て、膨張用ガスが、第1ガス室から、第1連通部を経
て、ガス流出口へ流出し、エアバッグ内に流入すると同
時に、内圧保持用ガスが、第2ガス室から、第2連通部
である小孔を経て、第1ガス室内に徐々に流出し、その
後、第1連通部を経て、ガス流出口へ流出し、エアバッ
グ内に徐々に流入する。そして、第2連通部を構成する
小孔は、流量を絞って内圧保持用ガスを第1ガス室側へ
流出させることから、膨張用ガスによってエアバッグが
膨張完了した後も、内圧保持用ガスが、徐々にエアバッ
グ内に流入することとなって、膨張完了後のエアバッグ
の内圧を長時間保持させることができる。このような構
成とした場合、インフレーターをシリンダー状に形成す
ることができて、コンパクトにすることができると同時
に、第1ガス室と第2ガス室との間に第2連通部として
の小孔を配置させるだけでよく、内圧保持用ガス供給部
材に、内圧保持用ガスを流出させる流出手段を、別途設
けなくともよいことから、インフレーターの構成を簡素
化することができ、工数・コストを抑えてエアバッグ装
置を製造することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】本発明のエアバッグ装置Mは、頭部保護用
として用いられるものであり、図1に示すように、車内
側におけるドアや窓部の開口Wの上縁側周縁におけるフ
ロントピラー部FP、ルーフサイドレール部RR、及
び、リヤピラー部RPにわたって、折り畳まれて収納さ
れたエアバッグ10を配設させて、構成されている。こ
のエアバッグ装置Mは、エアバッグ10の他に、エアバ
ッグ10に接続されてエアバッグ10にガスを供給する
インフレーター28と、折り畳まれたエアバッグ10を
覆うエアバッグカバー5と、を備えて構成されている。
【0019】エアバッグカバー5は、フロントピラー部
FPに配置されるフロントピラーガーニッシュ6と、ル
ーフサイドレール部RRに配置されるルーフヘッドライ
ニング7と、のそれぞれの下縁側に配置されるリッド6
a・7aから、構成されている。
【0020】フロントピラーガーニッシュ6は、合成樹
脂製として、フロントピラー部FPの車内側におけるボ
ディ1のインナパネル2に取付固定され、下縁側に、展
開膨張時のエアバッグ10を突出可能に、車内側に開く
リッド6aを備えている。
【0021】ルーフヘッドライニング7は、合成樹脂製
として、ルーフサイドレール部RRの車内側におけるボ
ディ1のインナパネル2に取付固定され、下縁側に、展
開膨張時のエアバッグ10を突出可能に、車内側に開く
リッド7aを備えている。
【0022】エアバッグ10は、図4に示すように、イ
ンフレーター28からのガスを流入させて、折り畳み状
態から展開して、開口Wを覆うエアバッグ本体11と、
インフレーター28からのガスをエアバッグ本体11に
導くガス流入部22と、エアバッグ本体11の上縁側に
設けられる取付部21と、を備えて構成されている。な
お、エアバッグ10は、ポリアミド糸やポリエステル糸
を使用して、袋織りによって形成されている。
【0023】ガス流入部22は、エアバッグ本体11か
ら後方へ突出して形成されている。このガス流入部22
は、図1〜3に示すように、インフレーター28の後述
する接続口部31に対して、クランプ25を利用して、
連結されている。
【0024】取付部21は、エアバッグ本体11の上縁
側の周縁部17から上方へ突出するように、複数配置さ
れて、インナパネル2に取り付けるための取付ブラケッ
ト23が固着されることとなる。各取付部21には、取
付ボルト24を挿通させる取付孔21aが開口されてい
る。
【0025】エアバッグ本体11は、ガス流入部22に
連通されて、膨張用ガスを流入させて膨張する膨張部1
3と、膨張用ガスを流入させない非膨張部16と、を備
えて構成されている。
【0026】膨張部13は、車両の前席側の位置に配置
可能な前膨張部13Fと、後席側の位置に配置可能な後
膨張部13Bと、ガス流入部22に連通するとともに、
前・後膨張部13F・13Bの上部相互を連通する連通
膨張部13Cと、から構成されている。そして、各膨張
部13F・13B・13Cは、それぞれ、膨張用ガス流
入時に、車内側壁部14aと車外側壁部14bとに分離
させるように構成されている。
【0027】非膨張部16は、膨張部13内の車内側壁
部14aと車外側壁部14bとを結合させるように構成
されており、実施形態の場合、膨張部13の外周縁で気
密性を確保できるように密に織成される周縁部17と、
膨張時の膨張部13を区画するように配置されて、膨張
部13の厚さを各部で略均等に規制する複数の規制部1
8と、板状部19と、を備えて構成されている。なお、
周縁部17は、後膨張部13Bの上縁を構成して、後膨
張部13Bと連通膨張部13Cとを区画する周縁部17
Bを備えている。
【0028】インフレーター28は、図2・3に示すよ
うに、シリンダタイプとしており、先端側に配置され
て、エアバッグ10を展開膨張させるための膨張用ガス
G1をエアバッグ10内に供給する膨張用ガス供給部材
29と、元部側に配置されて、膨張したエアバッグ10
の内圧を保持させるための内圧保持用ガスG2をエアバ
ッグ10内に供給する内圧保持用ガス供給部材41と、
から構成されている。インフレーター28は、図1〜3
に示すように、板金製の取付ブラケット53により外周
側を挟持されている。そして、インフレーター28は、
この取付ブラケット53を、図1に示すように、2本の
取付ボルト54を利用して、リヤピラー部RPの車内側
におけるボディ1側の板金製のインナパネル2に取り付
けることにより、インナパネル2に取付固定される。
【0029】膨張用ガス供給部材29は、圧縮された膨
張用ガスG1を吐出可能に貯蔵した第1ガス室30と、
第1ガス室30の先端側に配置されて先端側にガス流出
口31aを備える接続口部31と、第1ガス室30と接
続口部31と連通する第1連通部としての連結室32
と、膨張用ガスG1を、第1ガス室30から、連結室3
2を経て接続口部31(ガス流出口31a)へ流出可能
とする第1流出手段34と、を備える構成である。接続
口部31は、筒状に形成されて、連結室32は、ガス流
出口31aと連通する連通孔32aと、第1ガス室30
と連通する連通孔32bと、を備えて構成されている。
第1流出手段34は、連通孔32bを第1ガス室30側
から閉塞する遮蔽板部35と、連結室32の先端側に配
置されて、後述するリード線51からの作動信号入力時
に、遮蔽板部35を破壊して連通孔32bを開口状態と
する第1作動装置36と、から構成されている。第1流
出手段34は、第1作動装置36に作動信号が入力され
ると、第1作動装置36によって遮蔽板部35が破壊さ
れて、その結果、連通孔32bが開口状態となり、第1
ガス室30と接続口部31(ガス流出口31a)とが連
通されて、第1ガス室30から膨張用ガスG1が流出す
ることとなる。
【0030】内圧保持用ガス供給部材41は、圧縮され
た内圧保持用ガスG2を吐出可能に貯蔵した第2ガス室
42と、第2ガス室42と第1ガス室30とを連通する
第2連通部48と、内圧保持用ガスG2を、第2ガス室
42から、第2連通部48と第1ガス室30と連結室3
2とを経て、接続口部31(ガス流出口31a)へ流出
可能とする第2流出手段44と、を備える構成である。
第2連通部48は、第2ガス室42と第1ガス室31と
を連通するように貫通穴状に配置されており、後述する
遮蔽板部48により閉塞されている。第2流出手段44
は、第2連通部48を第1ガス室30側から閉塞する遮
蔽板部45と、第2ガス室42の元部側に配置されて、
作動時に、遮蔽板部45を破壊して第2連通部48を連
通可能とする第2作動装置46と、第2貯蔵室42内に
おける第2作動装置46付近に配置される推進剤47
と、から構成されている。第2流出手段44は、第2作
動装置46に作動信号が入力されると、第2作動装置4
6が作動して第2ガス室42内に配置される推進剤47
を反応させることにより、第2ガス室42内の内圧を高
めて、遮蔽板部45を破壊させ、その結果、第2連通部
48が開口状態となって、第2ガス室42と第1ガス室
30とが連通されて、第2ガス室42から内圧保持用ガ
スG2が流出することとなる。また、第2作動装置45
は、第2ガス室42内の気密性を保持するために、カバ
ー49で覆われている。なお、内圧保持用ガス供給部材
41は、第2連通部48の開口面積や推進剤47の量を
調節することにより、エアバッグ10の内圧を所定時間
保持可能な流量として、内圧保持用ガスG2を第1ガス
室30に流出させるように、設定されている。具体的に
は、膨張完了したエアバッグ10の内圧を5〜10秒程
度保持可能に、内圧保持用ガスG2を流出させるように
設定されている。
【0031】各第1・第2作動装置36・46には、作
動信号入力用のリード線51・52が、それぞれ、結線
されている。そして、所定の信号がリード線51を経て
第1作動装置36に入力されて、第1作動装置36が作
動し、所定時間(10〜20ms)が経過した後に、所
定の信号がリード線52を経て第2作動装置46に入力
されて第2作動装置46が作動するように、第1・第2
作動装置36・46は、設定されている。
【0032】また、連結室32の連通孔32aには、開
口部分を塞ぐように、スクリーン38が配置されて、第
1・第2作動装置36・46の作動時に発生する遮蔽板
部35・45の破片が、膨張用ガスG1もしくは内圧保
持用ガスG2とともにエアバッグ10内へ流入すること
を防止している。
【0033】さらに、第1ガス室30及び第2ガス室4
2には、それぞれ、インフレーター28製造時に、膨張
用ガスG1もしくは内圧保持用ガスG2を充填するため
の充填穴部30a・42aが形成されており、各充填穴
部30a・42aは、それぞれ、ピン50・50で塞が
れている。
【0034】実施形態の場合、膨張用ガスG1として
は、エアバッグ10の展開膨張時間を短くする見地か
ら、流速の速いヘリウムガスが使用され、内圧保持用ガ
スG2としては、膨張したエアバッグ10の内圧を長時
間保持する見地から、ヘリウムガスに比して流速が遅
く、かつ、エアバッグ10からの漏れが少ないアルゴン
ガスが使用されている。また、内圧保持用ガスG2に
は、少量(具体的には2〜5mol%程度)のヘリウムガ
スを混入させておくことが好ましい。内圧保持用ガスG
2にヘリウムガスを混入させておけば、ヘリウムガスを
敏感に検知する装置を使用し、インフレーターを全数検
査して、第2ガス室42からのガス漏れを検知すること
ができるためである。
【0035】次に、エアバッグ装置Mの組み付けと車両
への装着とを説明すると、まず、エアバッグ10を上縁
側へ、図4に示すように、折り目Cで蛇腹折りして折り
畳み、折り崩れしないように、適宜、破断可能なテープ
材でくるみ、さらに、各取付部21に取付ブラケット2
3を取り付けておく。
【0036】そして、予め、取付ブラケット53をイン
フレーター28に取り付けるとともに、各リード線51
・52を第1・第2作動装置36・46に結線させてお
き、そのインフレーター28の接続口部31に、エアバ
ッグ10のガス流入部22を外装させる。なお、クラン
プ25は、予め、ガス流入部22に外装させておく。そ
して、接続口部31を外装したガス流入部22の周囲
に、クランプ25を外装して縮径させ、インフレーター
28の接続口部31にガス流入部22を連結させて、エ
アバッグ10とインフレーター28とを組み付けたエア
バッグ組付体を形成する。
【0037】そして、各取付ブラケット23・53をイ
ンナパネル2の所定位置に配置させて、ボルト24・5
4止めして、エアバッグ組付体をボディ1に取り付け
る。その後、フロントピラーガーニッシュ6やルーフヘ
ッドライニング7をボディ1に取り付け、さらに、リヤ
ピラーガーニッシュ8やセンターピラーガーニッシュ9
をボディ1に取り付ければ、エアバッグ装置Mを車両に
搭載することができる。
【0038】車両へのエアバッグ装置Mの搭載後、所定
の信号がリード線51を経て第1流出手段34に入力さ
れれば、第1流出手段34が作動して、膨張用ガス供給
部材29から膨張用ガスG1がエアバッグ10内に流入
してエアバッグ10が展開膨張し、次いで、第1作動装
置36の作動開始から所定時間が経過した後に、所定の
信号がリード線52を経て第2流出手段44に入力され
て、第2流出手段44が作動し、内圧保持用ガス供給部
材41から内圧保持用ガスG2がエアバッグ10内に流
入することとなる。
【0039】具体的には、実施形態のエアバッグ装置M
では、所定の作動信号が、リード線51を経て膨張用ガ
ス供給部材29の第1作動装置36(第1流出手段3
4)に入力されれば、第1作動装置36が作動して、遮
蔽板部35が破壊されて、連通孔32bが開口状態とな
り、膨張用ガスG1が、第1ガス室30から、第1連通
部としての連結室32を経て、ガス流出口31aに流出
し、エアバッグ10内に流入する。次いで、第1作動装
置36の作動開始から所定時間が経過し、エアバッグ1
0がほぼ膨張完了した後に、所定の作動信号が、リード
線52を経て内圧保持用ガス供給部材41の第2作動装
置46(第2流出手段44)に入力されることとなる。
そして、第2作動装置46が作動して、遮蔽板部45が
破壊され、第2連通部48が開口状態となって、第2ガ
ス室42と第1ガス室30とが連通されて、内圧保持用
ガスG2が、第2ガス室42から、第2連通部48と第
1ガス室30と連結室32とを経て、ガス流出口31a
へ流出し、エアバッグ10内に流入する。そのため、膨
張用ガスG1を流入させて展開膨張したエアバッグ10
の内圧を、内圧保持用ガスG2を流入させることにより
長時間保持させることができて、エアバッグ10の拘束
力を高めることができ、乗員を的確に保護することが可
能となる。また、内圧保持用ガス供給部材41は、膨張
用ガス供給部材29とは相違して、エアバッグ10内に
急激に内圧保持用ガスG2を流入させなくともよいこと
から、内圧保持用ガスG2を、エアバッグ10から漏れ
るガス量に対応させて、少量ずつ長時間にわたってエア
バッグ10内に流入させることができて、エアバッグ1
0の内圧を急激に高めない。その結果、内圧保持用ガス
供給部材41の作動時において、エアバッグ10が受け
るダメージを抑えることができる。
【0040】従って、実施形態のエアバッグ装置Mで
は、エアバッグ10に対するダメージを抑えて、展開膨
張したエアバッグ10の内圧を長時間保持することがで
きる。
【0041】また、上記構成のインフレーター28で
は、膨張用ガス供給部材29と内圧保持用ガス供給部材
41とに、それぞれ、第1流出手段34もしくは第2流
出手段44を配置させているため、第2流出手段44に
配置される第2作動装置46の作動開始を、第1流出手
段29に配置される第1作動装置36の作動開始後の所
定時間経過後に設定することで、膨張用ガス供給部材2
9の作動開始時間と内圧保持用ガス供給部材41の作動
開始時間とに、時間差を適宜設けることができる。この
ように、両者の作動開始時間に時間差を設ける構成とす
れば、展開膨張初期において、エアバッグ10内へは、
膨張用ガス供給部材29からの膨張用ガスG1が流入さ
れるだけとなるため、インフレーター28作動時におけ
るエアバッグ10へのダメージを、一層、抑えることが
できて、好ましい。なお、このような点を考慮しなけれ
ば、両者の作動開始時間に時間差を設けない構成として
もよい。また、内圧保持用ガス供給部材41を、二次衝
突が発生した際に作動開始させる設定としてもよい。こ
のような構成とすれば、二次衝突が発生した際のエアバ
ッグ10の内圧を確保することができて、エアバッグ1
0の拘束力を高めることができ、二次衝突に際しても、
乗員を的確に保護することが可能となる。
【0042】また、インフレーター58として、図5に
示すような構成のものを使用してもよい。インフレータ
ー58は、前述のインフレーター28と同様に、シリン
ダタイプとしており、先端側に配置される膨張用ガス供
給部材59と、元部側に配置される内圧保持用ガス供給
部材71と、から構成されている。
【0043】膨張用ガス供給部材59は、前述のインフ
レーター28と同様に、第1ガス室60と、先端側にガ
ス流出口61aを備える接続口部61と、第1ガス室6
0と接続口部61(ガス流出口61a)と連通する第1
連通部としての連結室62と、膨張用ガスG3を、第1
ガス室60から連結室62を経て接続口部61(ガス流
出口61a)へ流出可能とする流出手段64と、を備え
る構成であり、連結室62は、ガス流出口61aと連通
する連通孔62aと、第1ガス室60と連通する連通孔
62bと、を備えて構成されている。そして、流出手段
64も、前述のインフレーター28における第1流出手
段34と同様に、連通孔62bを第1ガス室60側から
閉塞する遮蔽板部65と、連結室62の先端側に配置さ
れて、後述するリード線77からの作動信号入力時に、
遮蔽板部65を破壊して連通孔62bを開口状態とする
作動装置66と、を備える構成である。内圧保持用ガス
供給部材71は、前述のインフレーター28と同様に、
第2ガス室72を備える構成である。そして、第2ガス
室72と第1ガス室60との間には、第2連通部とし
て、流量を絞って内圧保持用ガスG2を第1ガス室60
側へ流出可能な小孔74が形成されて、第1ガス室60
と第2ガス室72とは、連通状態とされている。そし
て、第1ガス室60と第2ガス室72とには、膨張用ガ
ス及び内圧保持用ガスとしての膨張用ガスG3が貯蔵さ
れている。第2ガス室72の元部側面には、インフレー
ター58製造時に、膨張用ガスG3を充填するための充
填穴部72aが形成されて、ピン50で塞がれている。
膨張用ガスG3としては、前述のインフレーターにおい
て使用される膨張用ガスG1と同様、ヘリウムガスを使
用する。また、作動装置66には、作動信号入力用のリ
ード線77が結線されており、所定の信号がリード線7
7を経て作動装置66に入力されれば、作動装置66が
作動する構成とされている。さらに、連結室62の連通
孔62aには、前述のインフレーター28と同様、開口
部分を塞ぐように、スクリーン38が配置されている。
なお、小孔74の開口面積は、エアバッグ10の内圧を
所定時間保持可能な流量として、膨張用ガスG3bを第
1ガス室60に流出させるように、設定されている。具
体的には、膨張完了したエアバッグ10の内圧を5〜1
0秒程度保持可能に、膨張用ガスG3bを流出させるよ
うに、設定されている。
【0044】インフレーター58をこのような構成とす
れば、所定の作動信号が、リード線77を経て膨張用ガ
ス供給部材59の作動装置66(流出手段64)に入力
された際に、作動装置66が作動して、遮蔽板部65が
破壊されて、連通孔62bが開口状態となり、膨張用ガ
スG3(G3a)が、第1ガス室60から、第1連通部
としての連結室62を経て、ガス流出口61aに流出
し、エアバッグ10内に流入する。そして、膨張用ガス
G3aのエアバッグ10内への流入と同時に、第2ガス
室72内に貯蔵されている内圧保持用ガスとしての膨張
用ガスG3(G3b)が、第2連通部である小孔74を
経て、第1ガス室72内に徐々に流出し、連結室62を
経て、ガス流出口61aへ流出し、エアバッグ10内に
流入する。この小孔74は、流量を絞って膨張用ガスG
3bを第1ガス室60側へ流出させることから、第1ガ
ス室内60に貯蔵される膨張用ガスG3aによってエア
バッグが膨張完了した後も、第2ガス室72内に貯蔵さ
れる内圧保持用ガスとしての膨張用ガスG3bが、小孔
74を介して、徐々にエアバッグ10内に流入すること
となって、膨張完了後のエアバッグ10の内圧を長時間
保持させることができる。そのため、展開膨張したエア
バッグ10の内圧を長時間保持させることができて、エ
アバッグ10の拘束力を高めることができ、乗員を的確
に保護することが可能となる。
【0045】また、上記構成のインフレーター58で
は、第1ガス室60と第2ガス室72との間に第2連通
部としての小孔74を配置させるだけでよく、内圧保持
用ガス供給部材71に、内圧保持用ガスG3bを流出さ
せる流出手段を別途設けなくともよいことから、インフ
レーター58の構成を簡素化することができ、工数・コ
ストを抑えてエアバッグ装置を製造することができる。
【0046】図6に、従来公報において使用されていた
インフレーターを使用したエアバッグ装置と、実施形態
のインフレーター28・58を使用したエアバッグ装置
Mにおける各インフレーターのエアバッグ内へのガス流
出量(マスフローレイトkgs)と時間(ms)との関
係を表したグラフ図を示す。なお、従来のインフレータ
ーを用いたエアバッグ装置は、エアバッグにおける車両
前方側と後方側とに、それぞれ、ガス流入部を配置させ
て、インフレーターを、フロントピラー部付近とリヤピ
ラー部付近との2箇所に配置させる構成である。図6に
示すように、従来のインフレーターを使用した場合に
は、エアバッグ内へのガスの流出量が急激な曲線を描い
て、かつ、短時間でガスの流出が終了しているのに対
し、実施形態のインフレーター28を使用した場合に
は、まず、膨張用ガス供給部材29から膨張用ガスG2
が流出され、膨張用ガスG2の流出がほぼ完了してエア
バッグ10の膨張がほぼ完了した後に、内圧保持用ガス
供給部材41から内圧保持用ガスG3が流出されること
となり、従来のインフレーターに比して、ガスの流出時
間が長時間となっているとともに、ガス流出量の曲線も
従来のインフレーターに比して緩やかとなっている。ま
た、実施形態のインフレーター58を使用した場合に
は、膨張用ガス供給部材59から膨張用ガスG3(G3
a)が流出されると同時に、小孔74を介して内圧保持
用ガス供給部材71から内圧保持用ガスG3(G3b)
が徐々に流出されるため、ガスの流出時間がインフレー
ター28よりもさらに長時間となるとともに、ガス流出
量の曲線さらにも緩やかとなっている。従って、実施形
態の各インフレーター28・58を使用すれば、従来の
インフレーターを使用する場合に比して、エアバッグ1
0内に長時間にわたって緩やかにガスを流入させること
ができるため、エアバッグ10に対するダメージを抑え
て、展開膨張したエアバッグ10の内圧を長時間保持さ
せることができる。
【0047】なお、上記構成では、インフレーター28
・58は、それぞれ、膨張用ガス供給部材29・59を
先端側に、内圧保持用ガス供給部材41・71を元部側
に、配置させることにより、両者を直列に配置させる構
成とされているが、インフレーターの形状はこれに限ら
れるものではなく、例えば、両者を並列に配置させて膨
張用ガス供給部材と内圧保持用ガス供給部材との両方に
連通される二股の筒状の接続口部を配置させ、接続口部
の先端をガス流出口とする構成としてもよい。ただし、
両者を直列に配置させれば、インフレーター58をシリ
ンダー状に形成することができて、コンパクトにするこ
とができることから、好ましい。さらには、エアバッグ
にガス流入部を2つ配置させ、インフレーターとして、
膨張用ガス供給部材と内圧保持用ガス供給部材とを別体
に形成した構成のものを使用してもよい。具体的には、
エアバッグ装置として、エアバッグにおける車両前方側
と後方側とに、それぞれ、ガス流入部を配置させて、膨
張用ガス供給部材及び内圧保持用ガス供給部材をフロン
トピラー部付近とリヤピラー部付近とに配置させて、各
ガス流入部に連結させる構成としてもよい。ただし、イ
ンフレーターとして、膨張用ガス供給部材と内圧保持用
ガス供給部材とを一体に形成したものを使用すれば、エ
アバッグ装置を小型化することができて、エアバッグ装
置を車体の狭い部位に容易に搭載させることができるた
め、膨張用ガス供給部材と内圧保持用ガス供給部材とを
一体に形成したインフレーターを使用することが好まし
い。
【0048】なお、膨張用ガス供給部材と内圧保持用ガ
ス供給部材とを別体に形成したものを使用する場合に
は、内圧保持用ガス供給部材は、エアバッグ内に急激に
内圧保持用ガスを流入させなくてもよいことから、流出
手段として、所定の作動信号により開くように設定され
る電磁弁等を配置させてもよい。また、インフレーター
28における第2流出手段44として、第1ガス室30
と第2ガス室42との間に、電磁弁を配置させる構成と
してもよい。
【0049】さらには、実施形態では、インフレーター
28・58における第1・第2ガス室30・42・60
内には、圧縮された膨張用ガスG1(G3a)もしくは
内圧保持用ガスG2が貯蔵されているが、例えば、ガス
発生剤を使用するインフレーターを使用してもよい。具
体的には、インフレーターとして、それぞれ連通状態と
されたガス流出口(接続口部)と、内部にガス発生剤を
貯蔵させた第1・第2ガス室と、を備える構成として、
第1・第2ガス室付近に、作動信号によりガス発生剤を
反応させるように作動する流出手段としての作動装置
を、それぞれ配置させ、作動信号入力時にガス発生剤か
ら膨張用ガスもしくは内圧保持用ガスを発生させて、エ
アバッグ内へ流出させる構成のものを使用してもよい。
【0050】なお、実施形態では、頭部保護用のエアバ
ッグ装置Mを示したが、シートに取り付ける側突用のエ
アバッグ装置等、他の態様のエアバッグ装置に対して
も、本発明は好適に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態のエアバッグ装置を車
内側から見た正面図である。
【図2】同実施形態に使用するエアバッグ装置のインフ
レーター付近の拡大正面図である。
【図3】同実施形態に使用するエアバッグ装置のインフ
レーター付近の拡大縦断面図である。
【図4】同実施形態に使用するエアバッグが単体で膨張
した状態を示す正面図である。
【図5】同実施形態のエアバッグ装置における他の形態
のインフレーターの拡大縦断面図である。
【図6】本発明のエアバッグ装置におけるインフレータ
ーと従来のインフレーターとのエアバッグ内へのガス流
入量を比較したグラフ図である。
【符号の説明】
10 エアバッグ 22 ガス流入部 28・58 インフレーター 29・59 膨張用ガス供給部材 30・60 第1ガス室 31・61 ガス流出口 32・62 連結室(第1連通部) 33・63 連通孔 34・63 第1流出手段 35・45・65 遮蔽板部 36 第1作動装置 41・71 内圧保持用ガス供給部材 42・72 第2ガス室 44 第2流出手段 46 第2作動装置 48・74 第2連通部 66 作動装置 G1・G3 膨張用ガス G2 内圧保持用ガス M エアバッグ装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 展開膨張可能に折り畳まれて車両に収納
    されるエアバッグと、該エアバッグに接続されて前記エ
    アバッグにガスを供給するインフレーターと、を備える
    エアバッグ装置であって、 前記インフレーターが、 折り畳まれた前記エアバッグを展開膨張させるための展
    開膨張用のガスを、前記エアバッグ内に供給する膨張用
    ガス供給部材と、 膨張した前記エアバッグの内圧を保持させるための内圧
    保持用のガスを、前記エアバッグ内に供給する内圧保持
    用ガス供給部材と、 から構成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 前記内圧保持用ガス供給部材が、前記膨
    張用ガス供給部材の作動後に作動する構成であることを
    特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 前記エアバッグが、1つのガス流入部を
    備え、 前記インフレーターが、前記膨張用ガス供給部材と前記
    内圧保持用ガス供給部材とを一体化させて構成されて、
    前記ガス流入部に連結されていることを特徴とする請求
    項1又は2記載のエアバッグ装置。
  4. 【請求項4】 前記インフレーターが、 前記膨張用ガス供給部材を先端側に配置させるととも
    に、前記内圧保持用ガス供給部材を元部側に配置させて
    構成され、 前記膨張用ガス供給部材が、 前記ガス流入部と連結されるガス流出口と、 前記膨張用ガスを吐出可能な第1ガス室と、 前記ガス流出口と前記第1ガス室とを連通する第1連通
    部と、 作動信号の入力時に、前記膨張用ガスを、前記第1連通
    部を経て前記ガス流出口へ流出可能な第1流出手段と、 を備えて構成され、 前記内圧保持用ガス供給部材が、 前記内圧保持用ガスを吐出可能な第2ガス室と、 前記第1ガス室と前記第2ガス室とを連通する第2連通
    部と、 作動信号の入力時に、前記内圧保持用ガスを、前記第2
    連通部と前記第1ガス室と前記第1連通部とを経て、前
    記ガス流出口へ流出可能な第2流出手段と、 を備えて構成され、 前記第2流出手段が、前記第1流出手段の作動後に作動
    する構成とされていることを特徴とする請求項3記載の
    エアバッグ装置。
  5. 【請求項5】 前記インフレーターが、 前記膨張用ガス供給部材を先端側に配置させるととも
    に、前記内圧保持用ガス供給部材を元部側に配置させて
    構成され、 前記膨張用ガス供給部材が、 前記ガス流入部と連結されるガス流出口と、 前記膨張用ガスを吐出可能な第1ガス室と、 前記ガス流出口と前記第1ガス室とを連通する第1連通
    部と、 作動信号の入力時に、前記膨張用ガスを、前記第1連通
    部を経て前記ガス流出口へ流出可能な流出手段と、 を備えて構成され、 前記内圧保持用ガス供給部材が、前記内圧保持用ガスを
    貯蔵した第2ガス室と、前記第1ガス室と前記第2ガス
    室とを連通する第2連通部と、を備えて構成され、 前記第2連通部が、流量を絞って前記内圧保持用ガスを
    前記第1ガス室側へ流出可能な小孔として、構成されて
    いることを特徴とする請求項3記載のエアバッグ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006193036A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Mazda Motor Corp 車両用カーテンエアバッグ装置
US8622420B2 (en) 2011-02-07 2014-01-07 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Curtain airbag apparatus

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