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JP2002221315A - 液化ガス蒸発装置 - Google Patents

液化ガス蒸発装置

Info

Publication number
JP2002221315A
JP2002221315A JP2001014752A JP2001014752A JP2002221315A JP 2002221315 A JP2002221315 A JP 2002221315A JP 2001014752 A JP2001014752 A JP 2001014752A JP 2001014752 A JP2001014752 A JP 2001014752A JP 2002221315 A JP2002221315 A JP 2002221315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
gas
liquefied gas
heat medium
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001014752A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Oki
和広 大木
Nobutaka Nakamichi
信貴 中道
Masanori Enomoto
正徳 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2001014752A priority Critical patent/JP2002221315A/ja
Publication of JP2002221315A publication Critical patent/JP2002221315A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンス性を向上することができる液化
ガス蒸発装置を提供する。 【解決手段】 熱媒を加熱する加熱手段37と、加熱手
段37で加熱された熱媒11と液化ガスとの間で熱交換
を行って液相の液化ガスを蒸発させて気化する蒸発部3
と、加熱手段37及び蒸発部3間で熱媒11を循環させ
る循環流路8、6a、6b、65とを有し、加熱手段3
7は、気体供給手段39により保護気体が供給される容
器35に内包されている構成とする。これにより、蒸発
部3と加熱手段37とが分離されており、分離された加
熱手段37は、内圧防爆構造の容器35に内包されてい
る。したがって、加熱手段37が蒸発部3周囲のガス蒸
気と接触することがなく、設置場所などに関係なく蒸発
部3と加熱手段37とを分離できるため、メンテナンス
性を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液化ガス蒸発装置
に係り、特に、加熱した熱媒の熱で液相の液化ガスを気
化する液化ガス蒸発装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液化ガス蒸発装置は、特開平20
00−171029号公報などに提案されているよう
に、熱媒を収容する槽、この槽の底部にこの槽と一体に
形成されて槽内の熱媒を加熱する加熱手段、そして槽内
の加熱手段の上方に配設され液化ガスが通流する熱交換
用の流路などで構成されている。このような液化ガス蒸
発装置では、槽と一体に形成された加熱手段により槽内
の熱媒を加熱して所定温度範囲に熱媒の温度を保ち、こ
の熱媒と流路内を通流する液相の液化ガスとの熱交換に
より液相の液化ガスを気化し、気相の液化ガスを生成し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような液化ガス蒸
発装置では、熱媒を収容する槽と加熱手段が一体に形成
されているため、例えば槽と加熱手段のいずれか一方に
不具合が生じた場合でも液化ガス蒸発装置全体を分解し
なければならない場合や、液化ガス蒸発装置全体を交換
する必要が生じるなど、メンテナンス性に問題がある。
これに対し、本願の発明者らは、槽と加熱手段を分離
し、槽と加熱手段との間で熱媒を循環させる循環流路を
設け、メンテナンス性を向上することを考えている。
【0004】ところが、液化ガス蒸発装置は、槽内に配
設された流路内を通流する液相の液化ガス、例えば液化
石油ガス(LPG)や液化天然ガス(LNG)などを、
加熱手段で熱せられた熱媒の熱により蒸発、気化させて
気相のLPGやLNGを得るものであるため、槽の周囲
は、ガス蒸気危険場所となる。したがって、従来の液化
ガス蒸発装置の加熱部を槽と分離しただけでは、高温に
なる加熱手段がガス蒸気に接触することとなるため、加
熱手段と槽を分離することはできない。このとき、加熱
手段と槽を分離し、分離した加熱手段を槽から離れた危
険場所に設置することも考えられるが、液化ガス蒸発装
置の設計や設置場所などが制限されてしまうため好まし
くない。
【0005】本発明の課題は、液化ガス蒸発装置のメン
テナンス性を向上することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の液化ガス蒸発装
置は、熱媒を加熱する加熱手段と、この加熱手段で加熱
された熱媒と液化ガスとの間で熱交換を行って液相の液
化ガスを蒸発させて気化する蒸発部と、加熱手段及び蒸
発部間で熱媒を循環させる循環流路とを有し、加熱手段
は、気体供給手段により保護気体が供給される容器に内
包されている構成とすることにより上記課題を解決す
る。
【0007】このような構成とすることすれば、熱媒と
液化ガスとの間で熱交換を行って液相の液化ガスを蒸発
させる蒸発部と熱媒を加熱する加熱手段とが分離されて
おり、分離された加熱手段は、保護気体が供給される容
器、すなわち内圧防爆構造の容器に内包されている。し
たがって、加熱手段が蒸発部周囲のガス蒸気と接触する
ことがなく、設置場所などに関係なく蒸発部と加熱手段
とを分離できるため、メンテナンス性を向上できる。
【0008】さらに、循環流路にポンプが設けられてい
る構成とすれば、蒸発部と加熱手段の設置位置などが自
由になり、液化ガス蒸発装置の設計の自由度が向上す
る。また、保護気体が供給される容器にポンプが内包さ
れていれば、防爆構造のポンプを用いなくてよいため、
装置コストを低減できるので好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を適用してなる液化ガス蒸発装置の第1の実施形態につ
いて図1を参照して説明する。図1は、本発明を適用し
てなる液化ガス蒸発装置の概略構成と動作を示す図であ
る。
【0010】本実施形態の液化ガス蒸発装置1は、図1
に示すように、横方向に並べて配置された蒸発部3と加
熱部5、蒸発部3と加熱部5とを連結して上下に設けら
れた熱媒管路6a、6b、そして制御部7などで構成さ
れている。蒸発部3は、槽8、熱交換器9などで構成さ
れている。熱交換器9は、槽8の内部に配設されてお
り、また、槽8の上部には、槽8内に収容された例えば
水などの熱媒11の温度を検出するための熱媒温度セン
サ13、熱媒11の液面位置を検出する液面センサー1
5などが設けられている。熱交換器9は、例えば螺旋状
に形成された管路などからなり、槽8内に収容された熱
媒11に十分に浸かった状態になるように槽8内に配設
されている。略棒状に形成された温度センサ13は、槽
8の上部から下方に向けて熱媒11に挿入された状態に
なるように設置されている。フロート式の液面センサ1
5は、槽8の上部から下方に向けて設置されており、熱
媒11の液面位置に応じてフロートが上下方向に移動す
るようになている。
【0011】熱交換器9の上側に位置する端部には液相
の液化ガスが通流する液管路17の一端が連結されてい
る。液管路17の他端は、図示していない液化ガスを貯
蔵しているボンベやタンクなどに連結されている。液管
路17の液化ガス蒸発装置1内に配管された部分には、
液化ガスの流れに対して上流側からサーモバルブ19と
液流量調整弁21とが順次設けられている。サーモバル
ブ19は、槽8の側方に熱媒11に接触させて設けられ
た感温筒23、そして感温筒23とサーモバルブ19の
図示していない駆動部などとを連結する温度検知用管路
25などを有している。感温筒23と温度検知用管路2
5内には、低沸点の液体、例えばエチルエーテルなどが
封入されており、図示していない駆動部は、この液体の
膨張及び収縮に応じて駆動し、弁を開閉する。サーモバ
ルブ19は、熱媒11の温度が液相の液化ガスを気化で
きない温度に低下したとき、また、液流量調整弁21
は、液流量調整弁21よりも液の流れに対して下流側の
圧力が所定の圧力以上になったとき、各々弁を閉して液
管路17の液相の液化ガスの通流を遮断するものであ
る。
【0012】熱交換器9の下側に位置する端部には気相
の液化ガスが通流するガス管路26の一端が連結されて
いる。ガス管路26は、3つの管路に分岐している。分
岐した管路の1つは、図示していない気相の液化ガスを
利用する装置や機器類などに連結されるガス管路26と
して配管されており、1つは、加熱部5に燃料として気
相の液化ガスを供給する燃料供給管路27であり、1つ
は、ガス管路26内に流入または溜まった液相の液化ガ
スなどを排出するためのドレン管路29である。ドレン
管路29には、ドレン管路を開閉するための弁31が設
けられている。また、ガス管路26の分岐部分よりも下
流側には、ガス管路26内の圧力が所定の圧力以上にな
るとガス管路26内の圧力を逃がして圧力調整する圧力
逃がし弁33が設けられている。
【0013】加熱部5は、内圧防爆容器35、加熱手段
であるボイラ37、気体供給手段である送風機39など
で構成されている。内圧防爆容器35内には、ボイラ3
7が内包されており、さらに、内圧防爆容器35の内側
と外側の圧力差を検出する圧力検出器41、ガス管路2
6から分岐してボイラ37に燃料として気相の液化ガス
を供給する燃料供給管路27の一部分、そして燃料供給
管路27に液化ガスの流れの方向に対して上流側から順
次設けられた第1圧力調整器43、第1燃料供給用電磁
弁45、第2圧力調整器47、そして第2燃料供給用電
磁弁49などが内包されている。送風機39は、内圧防
爆容器35の外側に取り付けられた防爆型の送風機であ
り、送風機39の送風口51は、内圧防爆容器35内に
開口し、送風機39の吸気口53は、吸気管55に連通
している。吸気管55の図示していない吸気口は、非危
険場所に開口している。
【0014】ボイラ37は、ボイラ37の底部分に設け
られたバーナー57、バーナー57上に設けられた燃焼
室59、燃焼室59上に設けられたチャンバ61などで
構成されている。バーナー57には、燃料供給管路27
が連結されており、また、送風機39により内圧防爆容
器35内に供給された空気を燃焼用空気として用いるた
めの空気取り入れ口63が設けられている。なお、空気
取り入れ口63は、バーナー57に流入する空気を制御
する流入量制御手段、例えばダンパー機構やゲート弁な
どを備えることもできる。
【0015】ボイラ37の燃焼室59と蒸発部3の槽8
とは、上下2段に設けられ、槽8内の熱媒11を燃焼室
59内に設けられた熱媒の加熱用管路65に導く熱媒管
路6a、6bによって連結されている。加熱用管路65
は、1本または複数本の管路をU字状またはコ字状に屈
曲させて、熱媒管路6a、6bとの間を連結するように
燃焼室59内に設けたものであり、加熱用管路65の外
面にはフィン67が設けられている。また、加熱用管路
65には、加熱用管路65内を通流する熱媒11の温度
を検出して熱媒11の温度の調整や異常過熱時に加熱を
中止するためのハイリミットスイッチ68が設けられて
いる。ハイリミットスイッチ68は、図示していない配
線によりバーナー57や制御部7などと電気的に接続さ
れている。チャンバ61は、燃焼室59からの燃焼ガス
を送風機39により内圧防爆容器35内に供給された空
気と混合して冷却するために設けられている。したがっ
て、チャンバ61は、燃焼室59からの燃焼ガスが流入
するように燃焼室59に連通して形成されており、ま
た、送風機39により内圧防爆容器35に供給された空
気を燃焼ガスの冷却用空気として取り入れるための空気
取り入れ口69が設けられている。なお、空気取り入れ
口69は、取り入れる空気の量を制御する流入量制御手
段、例えばダンパー機構やゲート弁などを備えることも
できる。
【0016】ボイラ37のチャンバ61の上部には、排
気管71が連通しており、排気管路71の図示していな
い排気口は、非危険場所に開口している。排気管路71
には、排気管路71を通流する冷却された燃焼ガス、つ
まり排ガスの温度を検出する排ガス温度センサ73が設
けられている。なお、本実施形態では、送風機39は、
保護気体として非危険場所の清浄な空気を内圧防爆容器
35に供給しており、この空気は、ボイラ37のバーナ
ー57に流入して燃焼用空気として利用された後、排ガ
スとして排気管71から排出される。したがって、本実
施形態の内圧防爆容器35は、通風式の内圧防爆構造と
なっている。
【0017】制御部7は、耐圧防爆構造のケース内に収
容されており、蒸発部3の槽8に設けられた熱媒温度セ
ンサ13と液面センサー15、加熱部5の内圧防爆容器
35に設けられた送風機39、内圧防爆容器35内に設
置された圧力検出器41、ボイラ37のバーナー57、
第1及び第2燃料供給用電磁弁45、49、排気管路7
1に設けられた排ガス温度センサ73などと配線75で
電気的に接続されている。なお、内圧防爆容器35の外
側で液化ガス蒸発装置1内に位置する配線75は、防爆
配線となっている。なお、本実施形態の液化ガス蒸発装
置は、蒸発部3、加熱部5、制御部7や液管路17に設
けられたサーモバルブ19、圧力調整弁21などを1つ
の筐体に収容して形成されている。また、蒸発部3の槽
8、熱媒管路6a、6b、ボイラ37の加熱用流路65
などは熱媒が循環する循環流路を形成している。
【0018】このような構成の液化ガス蒸発装置1の動
作と本発明の特徴部について説明する。なお、以下で参
照する図において、実線の矢印は液化ガスの流れを、破
線の矢印は熱媒の流れを、そして1点破線の矢印は空気
及び燃焼排ガスの流れを各々示している。
【0019】液化ガス蒸発装置1の運転を開始する際、
制御部7に備えられた、または制御部7に電気的に接続
された図示していない運転スイッチをオンすることによ
り、制御部7が送風機39のファンモーターをオンして
通風式内圧防爆構造となっている内圧防爆容器35内へ
の清浄空気の送風を開始する。制御部17は、十分な掃
気量、例えば内圧防爆容器の容積の5倍以上の清浄空気
で内圧防爆容器35内を掃気する。このとき掃気量は、
例えば内圧防爆容器の容積の5倍以上の掃気を行うため
に必要な掃気時間を、送風機39の流量と内圧防爆容器
35の容積とから算出しておき、この算出した掃気時間
を制御部7に設定または記憶させておくことで管理され
ている。なお、送風機39の流量は、送風機39の流量
と内圧防爆容器35内の圧力との関係を予め求めてお
き、この流量と内圧防爆容器35内の圧力との関係に基
づいて内圧防爆容器35内の圧力が所定の圧力、例えば
内圧防爆容器35の外側に対して内側が49Pa以上高
く保持されるように設定されている。
【0020】制御部7は、所定の掃気時間が終了した
後、内圧防爆容器35内の第1及び第2燃料供給用電磁
弁45、49に通電して開し、ボイラ37のバーナー5
7に点火する。ボイラ37の加熱用管路65の下方側部
分内にある熱媒11は、加熱されると比重差により加熱
用管路65の上方側部分内へ流れ、上方に設置された熱
媒管路6aを介して蒸発部3の槽8内に流入する。ま
た、槽8内の底部側のより温度の低い熱媒11は、下方
に設置された熱媒管路6bを介してボイラ37の加熱用
管路65の下方側部分内に流入する。このように、蒸発
部3の槽8と加熱部5のボイラ37との間で熱媒11が
自然対流することにより、蒸発部3の槽8内の熱媒11
が所定温度まで加熱される。液管路17から熱交換器9
に流入した液相の液化ガスは、加熱された熱媒11の熱
を気化熱として蒸発し、気相の液化ガスとなり、熱交換
器9からガス管路26へ流入し、気相の液化ガスを利用
する機器や装置類などに供給される。
【0021】このように本実施形態の液化ガス蒸発装置
1では、熱媒11と液相の液化ガスとの間で熱交換を行
うための槽8と槽8内に配設された熱交換器9などを含
む蒸発部3と加熱手段であるボイラ37とが分離されて
いる。さらに、ボイラ37は、送風機39によって清浄
気体が供給される内圧防爆容器35内に設置されてお
り、ボイラ37が蒸発部3周囲の液化ガスの蒸気と接触
することがないため、設置場所などに関係なく蒸発部3
とボイラ37とを分離できる。したがって、蒸発部3や
ボイラ37に故障や破損などが生じた場合、故障が生じ
た部分のみを分解点検または交換すればよく、メンテナ
ンス性を向上できる。
【0022】さらに、本実施形態では、蒸発部3には熱
媒温度センサー13が、ボイラ37にはハイリミットス
イッチ68が設けられているため、熱媒11の温度異常
を蒸発部3での異常とボイラ37での異常とを独立して
とらえることができる。
【0023】ところで、危険場所では、高温になる部材
が直接危険場所の雰囲気に接触することは好ましくな
い。このため、燃焼ガスを排気する場合、排ガスの温度
をできるだけ低くし、危険場所の雰囲気と直接接触する
排気管路の温度が安全な温度以下になるようにする必要
がある。従来の熱交換器を内包する槽と加熱手段とを一
体に形成した液化ガス蒸発機では、加熱手段で発生した
燃焼ガスから熱媒への伝熱面積を広くし難いため、燃焼
ガスから熱媒に与えられる熱量が少なく排気される燃焼
ガスの温度が十分に低くならない。このため、排気管路
を槽内に配設し、排気管路内の排ガスの熱も熱媒に伝熱
させて排ガスを冷却し、危険場所の雰囲気と直接接触す
る排気管路の部分の温度が安全な温度になるようにして
いる。したがって、排気管路が槽内の熱媒に安全な温度
に冷却されるのに十分な面積で接触するようにしなけれ
ばならず、槽が大型化している。
【0024】これに対して、本実施形態の液化ガス蒸発
装置1では、ボイラ37で熱媒の加熱を行うため、加熱
用流路65の本数や形状を考慮し、さらに加熱用流路6
5の外表面にフィン67などを設けることで、燃焼ガス
から熱媒への熱伝達効率を向上することができ、排ガス
の温度を安全な温度に冷却することができる。このと
き、燃焼ガスから熱媒へ移る熱量が大きいほど、排ガス
の温度は低くなるので、槽8からボイラ37へ熱媒11
を導く熱媒管路6bは、より低温の熱媒11つまり槽8
内のより底に近い位置の熱媒11をボイラ37へ導くよ
うに設置するのが好ましい。
【0025】加えて、チャンバ61で、チャンバ61の
空気取り入れ口69からチャンバ61に流入した清浄空
気と排ガスとを混合することで排ガスを冷却しているた
め、より確実に排ガスの温度を安全な温度に冷却するこ
とができる。したがって、槽8内の熱媒11で排ガスを
冷却する必要がなく、槽8は、液相の液化ガスを気化す
るのに十分な表面積を有する熱交換器9を収容できる大
きさであればよいため、液化ガス蒸発装置を小型化でき
る。なお、ボイラ37のチャンバ55は、燃焼室59か
らの燃焼排ガスが十分に安全な温度になっている場合な
どは設ける必要はない。
【0026】また、前述のように本実施形態の加熱手段
であるボイラ37は、従来の液化ガス蒸発装置の加熱手
段に比べて、加熱用流路65の本数や形状、フィン67
などにより燃焼ガスから熱媒への熱伝達効率を向上する
ことができるため、加熱手段を小型化することもでき
る。したがって、本実施形態のようなボイラ37を加熱
手段として用いれば、液化ガス蒸発装置をより小型化で
きる。
【0027】さらに、従来の熱交換器を内包する槽と加
熱手段とを一体に形成した液化ガス蒸発機では、槽と加
熱手段との溶接作業などが複雑であり、槽の生産の自動
化などが困難であるが、本実施形態の液化ガス蒸発装置
1では、槽8は簡単な構造であり、槽の生産の自動化な
ども可能である。加えて、本実施形態の液化ガス蒸発装
置1は、1つの筐体内に納められた構成となっているた
め、装置の設置作業が容易である。ただし、蒸発部3、
加熱部5、制御部7などを1つの筐体に収容した構成と
せず、別個に設置する構成とすることもできる。
【0028】(第2の実施形態)以下、本発明を適用し
てなる液化ガス蒸発装置の第2の実施形態について図2
を参照して説明する。図2は、本発明を適用してなる液
化ガス蒸発装置の概略構成と動作を示す図である。な
お、本実施形態では、第1の実施形態と同一のものには
同じ符号を付して説明を省略し、第1の実施形態と相違
する構成及び特徴部などについて説明する。
【0029】本実施形態が第1の実施形態と主に相違す
る点は、蒸発部と加熱部との間で熱媒をポンプにより強
制的に循環させている構成にある。すなわち、本実施形
態の液化ガス蒸発装置77は、図2に示すように、蒸発
部3の槽8と加熱部5のボイラ79との間に熱媒11が
通流する熱媒管路81a、81bを有している。熱媒管
路81aは、一端が内圧防爆容器35に内包されたボイ
ラ79の燃焼室59内に配設されたボイラ79の加熱用
流路83に連通し、他端が槽8内に連通しており、ボイ
ラ79で加熱された熱媒を槽8内に導く管路となってい
る。熱媒管路81bは、一端が槽8内に連通し、他端が
加熱用流路83に連通しており、槽8内の熱媒11をボ
イラ79に導く管路となっており、熱媒管路81bの内
圧防爆容器35内に配管されている部分には、ポンプ8
5が設けられている。ボイラ79の燃焼室59内に配設
された加熱用管路83は、1本の管路を曲折させて、例
えば螺旋状などに形成し、伝熱面積ができるだけ大きく
なるようになっている。なお、ポンプ85は、制御部7
と配線75により電気的に接続されている。また、蒸発
部3の槽8、熱媒管路81a、81b、ボイラ79の加
熱用流路83などは熱媒が循環する循環流路を形成して
いる。
【0030】また、本実施形態のボイラ79のバーナー
57には、燃焼空気用送風機87が設置されており、内
圧防爆容器35内の清浄空気を強制的にバーナー57に
送気し、強制的に燃焼空気を内圧防爆容器35内から取
り込んでいる。さらに、本実施形態のガス管路26は2
箇所で分岐しており、液化ガスの流れに対して上流側の
分岐では3つに分岐し、分岐した管路の1つはガス管路
26、1つはガス管路26内に流入または溜まった液相
の液化ガスなどを排出するためのドレン管路29、1つ
はガス管路26内の圧力が所定の圧力以上になるとガス
管路26内の圧力を逃がして圧力調整する圧力逃がし弁
33が設けられている圧力逃がし用管路89となってい
る。下流側の分岐は内圧防爆容器35内で2分岐してお
り、1つはガス管路26、1つは、ボイラ79のバーナ
ー57に連結された燃料供給管路27となっている。本
実施形態の制御部7は、熱媒温度センサ13で検出した
槽8内の熱媒11の温度が、設定温度範囲よりも低くな
るとポンプ85を駆動するというように、槽8内の熱媒
11の温度に応じて、制御部7がポンプ85の発停を行
い、熱媒11を所望の温度範囲に保っている。
【0031】このよう本実施形態の液化ガス蒸発装置7
7では、第1の実施形態のような構成の液化ガス蒸発装
置と同様の効果がえられる。さらに、第1の実施形態で
は、加熱された熱媒11の比重差による自然対流を利用
していたため、槽8内では上部の熱媒11の方が底部に
比べて温度が高く、気化効率を向上するためには、熱交
換器9を槽8内の上部に設置した方がよいが、本実施形
態では、ポンプ85によ槽8内の熱媒11が撹拌される
ため、槽8内の熱媒11の温度が比較的均一になり、熱
交換器9の設置位置に対する制約がない。加えて、本実
施形態の液化ガス蒸発装置77では、蒸発部3と加熱部
5との間でポンプ85により熱媒11が強制循環される
ため、自然対流を利用する第1の実施形態のようにボイ
ラ79を槽8の近傍に設ける必要がなく、蒸発部3と加
熱部5の設置位置などが自由になる。したがって、液化
ガス蒸発装置の設計の自由度が向上する。
【0032】さらに、ポンプ85により槽8内の熱媒1
1が強制循環しているため、熱交換器9周囲の熱媒11
の温度を常に所定範囲に保つことができ、液化ガスの気
化効率が向上することができる。加えて、気化効率が向
上することにより、熱交換器を小型化、つまり装置を一
層小型化できる。また、蒸発部3と加熱部5との間でポ
ンプ85により熱媒11が強制循環され、加熱部5のボ
イラ79は、バーナー57の燃焼用空気を強制的に供給
する燃焼空気用送風機87により強制燃焼される。した
がって、本実施形態の構成は、より大きな気化能力、つ
まりより大きな加熱能力によりより大きな熱量の発生が
要求されるの液化ガス蒸発装置に適している。
【0033】また、本実施形態では、ポンプ85を内圧
防爆容器35内に設置しているが、ポンプは、内圧防爆
容器の外側に設置することもできる。ただし、ポンプを
内圧防爆容器の外側に設けた場合、防爆構造のポンプを
用いる必要があり、構造の複雑化やコストの上昇を招く
ため、ポンプは内圧防爆容器内に設置するのが好まし
い。
【0034】(第3の実施形態)以下、本発明を適用し
てなる液化ガス蒸発装置の第3の実施形態について図3
を参照して説明する。図3は、本発明を適用してなる液
化ガス蒸発装置の概略構成と動作を示す図である。な
お、本実施形態では、第1及び第2の実施形態と同一の
ものには同じ符号を付して説明を省略し、第1及び第2
の実施形態と相違する構成及び特徴部などについて説明
する。
【0035】本実施形態が第1の実施形態と主に相違す
る点は、第2の実施形態と同様に、蒸発部と加熱部との
間で熱媒をポンプにより強制的に循環させている構成に
ある。そして、本実施形態が第2の実施形態と主に相違
する点は、蒸発部の上方に加熱部を設けたこと、つまり
蒸発部と加熱部とを縦方向に並べ手配置したことにあ
る。すなわち、本実施形態の液化ガス蒸発装置91は、
図3に示すように、蒸発部93の上方に加熱部95が配
置された状態で筐体内に納められている。蒸発部93の
熱交換器97は、第1及び第2の実施形態のような槽内
に熱交換器を配した構成とは異なり、図示していない
が、熱媒11が通流する流路と液化ガスが通流する流路
とが熱伝導性を有する金属などの壁、例えばアルミニウ
ムや銅製の壁などで隔てられた構造となっており、この
熱媒11が通流する流路と液化ガスが通流する流路とを
隔てる壁を介して熱媒11と液化ガスとの間で熱交換を
行うものである。また、熱交換器97には、熱交換器9
7の温度を検出する例えばサーミスタなどからなる熱交
換器温度センサ99が設けられている。
【0036】蒸発部93の熱交換器97と加熱部95の
ボイラ79との間には熱媒管路101a、101bが設
けられている。熱媒管路101aは、一端が熱交換器9
7の熱媒11の流路に連通し、他端がボイラ79の燃焼
室59内に配設された図示していない加熱用流路に連通
している。熱媒管路101aの内圧防爆容器35内に配
管されている部分には、熱媒11の流れに対して上流側
から、熱媒11の貯留や注入などを行うための熱媒タン
ク103、熱媒タンク103の下方に設けられて熱媒1
1を送液するポンプ85、そして熱媒管路101a内の
ボイラ79へ戻る熱媒11の温度、つまりボイラ79の
入口側の熱媒11の温度を検出する例えばサーミスタな
どからなる戻り温度センサ105などが設けられてい
る。
【0037】熱媒11は、熱媒管路101aにより、熱
媒タンク103の上部から熱媒タンク103に流入し、
熱媒タンク103の底部から流出する。熱媒タンク10
3の上部には、熱媒11を熱媒タンク103に注入する
ための熱媒注入管路107が連通しており、また、熱媒
タンク103内の熱媒の液位を検出する液面センサ10
6が設けられている。棒状の液面センサ106は、熱媒
タンク103の上部から垂下されている。熱媒注入管路
107には、熱媒注入管路107を開閉する注入用電磁
弁109が設けられている。熱媒管路101bは、一端
がボイラ79の燃焼室59内に配設された図示していな
い加熱用流路に連通し、他端が熱交換器97の熱媒11
の流路に連通している。このように、蒸発部93の熱交
換器97、熱媒管路101a、101b、ボイラ79の
図示していない加熱用流路などは熱媒が循環する循環流
路を形成している。
【0038】本実施形態の液管路17は、熱交換器97
の液化ガス用流路の一端に連通しており、熱交換器97
の液化ガス用流路の他端は、ガス管路26に連通してい
る。本実施形態のガス管路26には、流路が他のガス管
路26の部分よりも拡径したように形成されている拡径
室111が上下方向に延在する円筒状に設けられてお
り、拡径室111の底部にドレン管路29が、拡径室1
11の上部に圧力逃がし用管路89が連通している。ガ
ス管路26は、拡径室111よりも液化ガスの流れに対
して下流側の内圧防爆容器35内で2分岐しており、1
つはガス管路26、1つは、ボイラ79のバーナー57
に連結された燃料供給管路27となっている。
【0039】本実施形態の燃料供給管路27は、燃焼の
流れに対して上流側から第1圧力調整器43、そして第
2圧力調整器47が順次設けられている。また、燃料供
給管路27は、第2圧力調整器47の下流側で2分岐し
ており、分岐した燃料供給管路27の1方には第1燃料
供給用電磁弁45が、他方には第2燃料供給用電磁弁4
9が設けられ、分岐した燃料供給管路27は、各々バー
ナー57に連結されている。本実施形態の制御部7は、
熱交換器温度センサ99、戻り温度センサ105、液面
センサ106、注入用電磁弁109などとも配線75を
介して電気的に接続されている。また、制御部7には、
遠隔で液化ガス蒸発装置の運転を指示するコントローラ
113が配線115により電気的に接続されている。
【0040】本実施形態の制御部7は、運転が指令され
ると、内圧防爆容器35内を所定時間掃気した後、ポン
プ85を駆動する。ポンプ85駆動後、熱媒タンク10
3内に十分な熱媒が貯留されていることを液面センサ1
06で確認でき、戻り温度センサ105により検出した
熱媒11の温度が所望の範囲よりも低いとき、ボイラ7
9のバーナー57に点火する。そして、熱交換器温度セ
ンサ99で検出した熱交換器97の温度が所望の範囲内
になったら、気相の液化ガスの通流を制御する図示して
いない電磁弁を開し、気相の液化ガスの供給を開始す
る。この後、戻り温度センサ105により検出した熱媒
11の温度が所望の範囲よりも高いとき、ボイラ79の
燃焼を停止し、戻り温度センサ105により検出した熱
媒11の温度が所望の範囲よりも低いとき、ボイラ79
の燃焼を開始する動作を繰り返す。さらに、熱交換器温
度センサ99で検出した熱交換器97の温度が、設定温
度範囲よりも高くなるとポンプ85の駆動を停止すると
いうように、熱交換器97の温度に応じて、制御部7が
ポンプ85の発停を行い、熱交換器97、つまり液相の
液化ガスの気化温度を所望の範囲に保つ。
【0041】このような本実施形態の液化ガス蒸発装置
91では、第1及び第2の実施形態のような構成の液化
ガス蒸発装置と同様の効果が得られる。さらに、本実施
形態では、熱媒流路を通流する熱媒11と液化ガス流路
を通流すると液相の液化ガスとの間で熱交換を行う熱交
換器97を用いているため、液化ガス蒸発装置の熱媒が
循環する流路内に保有される熱媒の量を低減することが
できる。また、熱交換器97からなる蒸発部93は、熱
交換器を内包し、熱媒を収容する槽を有する蒸発部に比
べ小型化できる。加えて、蒸発部が小型化できることに
より、放熱量が低減し省エネルーギー性が向上する。さ
らに、保有される熱媒の量を低減できるため、ポンプの
能力が小さくて済む。また、制御部7は、熱交換器97
の温度を把握できるため、ボイラ79に熱媒の凍結防止
のための燃焼を行わせることなども可能であり、熱媒と
して不凍液を用いる必要がない。加えて、ポンプ85
は、断続的な運転でよいため、ポンプの寿命が延びる
上、省エネルギー性を向上できる。
【0042】ところで、本実施形態の加熱部95の構成
は、すなわち熱媒タンク103、ポンプ85、ボイラ7
9、などからなる構成は、家庭用暖房機とほぼ同じ構成
である。したがって、本実施形態は、加熱部95として
家庭用暖房機を用い、この家庭用暖房機を内圧防爆容器
内に収容することでも形成できる。したがって、予め組
み立てられている家庭用暖房機を用いることができるた
め、液化ガス蒸発装置を簡単に製造することが可能にな
る。さらに、量産されている家庭用暖房機を用いるた
め、液化ガス蒸発装置のコストを低減することができ
る。
【0043】また、第2及び第3の実施形態では、ボイ
ラ79のバーナー57に燃焼空気用送風機87を設置し
ているが、送風機に代えてダンパなどを設け、内圧防爆
容器とバーナー内の圧力差でバーナー内に燃焼用空気が
流入する構成にできる。
【0044】また、本発明は、第1、第2、第3の実施
形態の構成の液化ガス蒸発装置に限らず、熱媒を加熱す
るボイラなどの加熱手段と、この加熱手段で加熱された
熱媒と液化ガスとの間で熱交換を行って液相の液化ガス
を蒸発させて気化する蒸発部と、加熱手段と蒸発部との
間で熱媒を循環させる循環流路とを有する様々な構成の
液化ガス蒸発装置に適用することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、液化ガス蒸発装置のメ
ンテナンス性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる液化ガス蒸発装置の第1
の実施形態の概略構成と動作を示す断面図である。
【図2】本発明を適用してなる液化ガス蒸発装置の第2
の実施形態の概略構成と動作を示す断面図である。
【図3】本発明を適用してなる液化ガス蒸発装置の第3
の実施形態の概略構成と動作を示す断面図である。
【符号の説明】
1 液化ガス蒸発装置 3 蒸発部 5 加熱部 6a、6b 熱媒管路 8 槽 9 熱交換器 11 熱媒 35 内圧防爆容器 37 ボイラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎本 正徳 静岡県天竜市二俣町南鹿島23 矢崎計器株 式会社内 Fターム(参考) 3K005 KA06 KA12 PA05 3K068 AA02 AB21 BB01 BB12 CA01 CA05 CA11 CC08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱媒を加熱する加熱手段と、該加熱手段
    で加熱された熱媒と液化ガスとの間で熱交換を行って液
    相の液化ガスを蒸発させて気化する蒸発部と、前記加熱
    手段及び前記蒸発部間で前記熱媒を循環させる循環流路
    とを有し、前記加熱手段は、気体供給手段により保護気
    体が供給される容器に内包されている液化ガス蒸発装
    置。
  2. 【請求項2】 前記循環流路にポンプが設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の液化ガス蒸発装置。
JP2001014752A 2001-01-23 2001-01-23 液化ガス蒸発装置 Pending JP2002221315A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015102203A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 矢崎エナジーシステム株式会社 液化燃料ガス気化装置
JP5855298B1 (ja) * 2015-02-25 2016-02-09 東京ガスケミカル株式会社 Lng蒸発器およびlng蒸発器によるlng蒸発方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015102203A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 矢崎エナジーシステム株式会社 液化燃料ガス気化装置
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