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JP2002210351A - 液化ガス蒸発装置 - Google Patents

液化ガス蒸発装置

Info

Publication number
JP2002210351A
JP2002210351A JP2001014471A JP2001014471A JP2002210351A JP 2002210351 A JP2002210351 A JP 2002210351A JP 2001014471 A JP2001014471 A JP 2001014471A JP 2001014471 A JP2001014471 A JP 2001014471A JP 2002210351 A JP2002210351 A JP 2002210351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat medium
tank
heat
liquefied gas
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001014471A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Oki
和広 大木
Nobutaka Nakamichi
信貴 中道
Masanori Enomoto
正徳 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2001014471A priority Critical patent/JP2002210351A/ja
Publication of JP2002210351A publication Critical patent/JP2002210351A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液相の液化ガスが通流する熱交換器を内包し
て熱媒が収容される槽を開放構造にすることができる液
化ガス蒸発装置を提供する。 【解決手段】 第1の熱媒4が循環する循環流路5と、
第1の熱媒4を加熱する加熱部11と、第2の熱媒68
が収容される槽69と、循環流路5の一部分であって槽
69内に配設された第1の熱交換器55と、槽69内に
配設されて液化ガスが通流する流路からなる第2の熱交
換器71とを有する構成とする。このな構成とすれば、
第1の熱媒4の循環流路5は、槽69の構造とは関係な
い加熱部11と第1の熱交換器55との間を循環する流
路であるため、槽69を開放構造にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液化ガス蒸発装置
に係り、特に、加熱された熱媒と液相の液化ガスとの熱
交換により気相の液化ガスを生成する液化ガス蒸発装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液化ガス蒸発装置は、熱媒を加熱
するための加熱部、熱媒を収容する槽、この槽内に配設
されて液化ガスが通流する流路からなる熱交換器、加熱
部と槽との間で熱媒を循環させるために設けられた2本
の管路、そして、これらの管路の一方に設けられて熱媒
を循環させるためのポンプなどで構成されている。さら
に、加熱部内の熱媒の流路、槽、そして加熱部内の熱媒
の流路と槽とを連結する2本の管路などからなる熱媒の
循環流路は、流路全体が密閉系になっているため、熱媒
の循環流路に熱媒を注入または補充するための熱媒注入
装置が備えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の液化
ガス蒸発装置では、密閉系となっている循環流路に熱媒
を注入するための熱媒注入装置などを必要とするため、
装置構成が複雑になる上、コストも増大している。これ
に対して、本願の発明者らは、熱媒の循環流路を開放構
造、例えば循環流路に開放構造の熱媒タンクなどを設け
た構造とし、この熱媒タンクなどへ熱媒を注入または補
充する構成とすることで、液化ガス蒸発装置の構成の簡
素化や装置コストを低減することなどを考えている。
【0004】ところが、熱媒の循環流路を開放構造とす
る場合、1つのポンプで熱媒を循環させるためには、例
えば熱媒タンクの部分など1箇所を開放構造とすると、
それ以外の循環流路の部分は密閉構造にしておく必要が
ある。もし、熱媒タンク以外の部分にも開放された部分
があると、その開放された部分で圧力損失が生じ、1つ
のポンプで熱媒を循環できなくなり、循環流路に複数の
ポンプを設けなければならなくなる場合がある。しか
し、複数のポンプを用いることは、装置構成の複雑化や
コストの増大などを招くため好ましくない。
【0005】このため、例えば熱媒タンクの部分など1
箇所を開放構造とすると、液化ガスが通流する熱交換器
を備え、熱媒が収容される槽を密閉構造にしなければな
らない。したがって、槽に設けられた蓋などを気密に取
り付けなければならず、また、蓋や槽の側壁などに設け
るセンサ類も気密に取り付ける必要があるため、蓋やセ
ンサ類の取り付けにシール構造が必要となり、開放構造
の槽に比べて構造が複雑になり、またコストも高くな
る。このように、密閉構造の槽を用いると液化ガス蒸発
装置の構成を十分に簡素化することや液化ガス蒸発装置
のコストを十分低減することなどはできない。さらに、
密閉構造の槽では、槽内の熱交換器などの保守、点検
や、センサ類の保守、点検さらに交換などを行う際、蓋
やセンサ類がシール構造で取り付けられているため、そ
れらの取り外し作業などが煩雑になり、開放構造の槽に
比べてメンテナンス性も悪い。
【0006】本発明の課題は、液化ガスが通流する熱交
換器を内包して熱媒が収容される槽を開放構造にするこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の液化ガス蒸発装
置は、第1の熱媒が循環する循環流路と、第1の熱媒を
加熱する加熱部と、第2の熱媒が収容される槽と、循環
流路の一部分であって槽内に配設された第1の熱交換器
と、槽内に配設されて液化ガスが通流する流路からなる
第2の熱交換器とを有することにより上記課題を解決す
る。
【0008】また、第1の熱媒を貯留する開放構造の熱
媒タンク及び第1の熱媒を送液するポンプを備えて第1
の熱媒が循環する循環流路と、第1の熱媒を加熱する加
熱部と、第2の熱媒が収容される槽と、循環流路の一部
分であって前記槽内に配設された第1の熱交換器と、槽
内に配設されて液化ガスが通流する流路からなる第2の
熱交換器とを有する構成とする。
【0009】このような構成とすることにより、循環流
路の一部分であって槽内に配設された第1の熱交換器内
を通流する第1の熱媒の熱で槽内の第2の熱媒を加熱す
る。したがって、循環流路は、槽の構造とは関係ない加
熱部と第1の熱交換器との間を循環する流路であるた
め、熱交換器を内包して熱媒が収容される槽を開放構造
にすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用してなる液化
ガス蒸発装置の一実施形態について図1を参照して説明
する。図1は、本発明を適用してなる液化ガス蒸発装置
の概略構成と動作を示す断面図である。
【0011】本実施形態の液化ガス蒸発装置は、図1に
示すように、熱源機1、蒸発機3、そして熱源機1と蒸
発機3との間で第1の熱媒4、例えば水などを循環させ
る循環流路5などで構成されている。熱源機1は、循環
流路5を通流する第1の熱媒4の流れに対して上流側か
ら循環流路5に順次設けられた熱媒タンク7、ポンプ
9、そして加熱部11、さらに制御部13などを一体的
に筐体に納めたものである。熱媒タンク7は、開放構造
であり、上部に筒状の熱媒補給口部15が形成され、熱
媒補給口部15の開口は、蓋17で覆われている。熱媒
タンク7の底部には管路19の一端が連結されており、
管路19の他端は、ポンプ9の吸入口に連結されてい
る。熱媒タンク7の上部には、棒状の2本の長さが異な
る液面センサー21、23が、下方に向けて垂下された
状態で取り付けられている。短い方が、熱媒タンク7内
の第1の熱媒4の液面が上限液位に達したことを検出す
る液面センサー21、そして長い方が、熱媒タンク7内
の第1の熱媒4の液面が下限液位に達したことを検出す
る液面センサー23となっている。
【0012】ポンプ9の吐出口には、熱媒管路25の一
端が連結されており、熱媒管路25の他端は、加熱部1
1に連結されている。加熱部11は、燃焼室27、燃焼
室27内に設けられたバーナー29、燃焼室27内に燃
焼用空気を供給する燃焼用ファン31、燃焼室27内の
バーナー29の上方に設けられ、熱媒管路25に連通す
る第1の熱媒4の加熱流路33、そして燃焼室内27の
燃焼ガスを排気する排気流路35などで構成されてい
る。また、バーナー29には、バーナー29に点火する
ための点火プラグ37とバーナーの燃焼状態を検出する
フレームロッド39などが設けられている。本実施形態
の加熱部11は、気相の液化ガスを燃料としている。こ
のため、バーナー29には、燃料である気相の液化ガス
を供給するための燃料供給管路41が連結されている。
燃料供給管路41の加熱部11内に配管されている部分
には、ガスの流れに対して上流側から、バーナー29へ
のガスの通流を制御する元ガス電磁弁43とガス電磁弁
45、そしてバーナー29へ供給されるガス量を調整す
るガバナ付きガス比例弁47が順次設けられている。加
熱流路33の外面には、熱伝達効率を向上するためのフ
ィン49が設けられている。燃焼室27の外面には、加
熱部11の過熱を防止するための過熱防止手段51、例
えば温度ヒューズなどが設けられている。
【0013】加熱流路33の熱媒管路25が連結されて
いる側と反対側の端部には、すなわち第1の熱媒4の出
口部には、熱媒管路53の一端が連結されている。熱媒
管路53は、熱源機1から出て、熱源機1と蒸発機3と
の間に配管され、熱媒管路53の他端は、蒸発機3の槽
55内の底部に配設された加熱用熱交換器55に連結さ
れている。熱媒管路53の加熱流路33に連結されてい
る側の端部には、例えばバイメタルなどで構成され、所
定温度になると停止信号を発生する空焚き防止スイッチ
57、そして熱媒管路53内の加熱された第1の熱媒4
の温度を検出する例えばサーミスタなどからなる熱媒温
度センサ59などが設けられている。なお、蒸発機3の
加熱用熱交換器55と熱源機1のタンク7の上部との間
には熱媒管路61が配設されている。このように熱媒管
路53は、加熱された第1の熱媒4を熱源機1から蒸発
機3へ導き、熱媒管路61は、蒸発機1で放熱した第1
の熱媒4を蒸発機3から熱源機1へ導いている。
【0014】制御部13は、熱源機1と蒸発機3の動作
の制御、すなわち液化ガス蒸発装置の動作の制御を行う
ものである。制御部13には、熱源機1の筐体とは別体
に設けられ、液化ガス蒸発装置の運転指令などを行うた
めのコントローラ63が、配線65を介して電気的に接
続されている。さらに、制御部13には、熱源機1内の
ポンプ9、熱媒タンク7に設けられた液面センサー2
1、23、加熱部11の燃焼用ファン31、点火プラグ
37、フレームロッド39、及び過熱防止手段51、燃
料供給管路41に設けられた元ガス電磁弁43及びガス
電磁弁45、そして、熱媒管路53に設けられた空焚き
防止スイッチ57及び熱媒温度センサ59などと各々配
線67を介して電気的に接続されている。また、本実施
形態の熱源機1は、家庭用の100V電源で駆動される
ため、制御部13は、電源配線68により100V電源
に接続されている。
【0015】蒸発機3は、第2の熱媒68、例えば水な
どを収容する開放構造の槽69、槽69内の中央部に設
けられて液化ガスが通流する蒸発用熱交換器71、槽6
9内の低部に設けられて第1の熱媒4が通流する加熱用
熱交換器55、槽69内に収容された第2の第2の熱媒
68の温度を検出するための槽内熱媒温度センサ75、
槽69内に収容された第2の熱媒68の液面位置を検出
して槽69内の熱媒の液面が所定の液位よりも低くなっ
た場合に熱源機1の電源を切るための液面センサ77な
どで構成されている。槽69の底部には排水バルブ79
を備えた排水管路81が連通しており、外側側面には、
上から液位計83、槽69の温度が異常高温になった場
合に熱源機1の電源を切るための過熱防止スイッチ8
5、そして熱媒温度計87などが設けられている。液化
ガスが通流する蒸発用熱交換器71は、例えば螺旋状に
形成された管路などからなり、槽69内に収容された第
2の熱媒68に十分に浸かった状態になるように槽69
内に配設されている。蒸発用熱交換器71の液化ガスの
入口側、つまり槽69の上側に位置する側の端部には、
液相の液化ガスが通流する液管路89が連結されてい
る。蒸発用熱交換器71の液化ガスの出口側、つまり槽
69の底側に位置する側の端部には気相の液化ガスが通
流するガス管路91が連結されている。液管路89に
は、1次圧力計93などが、ガス管路91には、2次圧
力計95、安全弁97、ドレン抜きバルブ部99などが
設けられている。
【0016】液管路89は、図示していない液化ガスを
貯蔵しているボンベやタンクなどに連結されている。液
管路89の蒸発用熱交換器71に連結されている側の端
部には、サーモバルブ101と液流量調整弁103が設
けられている。サーモバルブ101は、槽69の上部か
ら下方に垂下して第2の熱媒68に接触させて設けられ
た感温筒105、そして感温筒105とサーモバルブ1
01の図示していない駆動部などとを連結する温度検知
用管路107などを有している。感温筒105と温度検
知用管路107内には、低沸点の液体、例えばエチルエ
ーテルなどが封入されており、図示していない駆動部
は、この液体の膨張及び収縮に応じて駆動し、弁を開閉
する。液流量調整弁103は、ガス管路91の圧力との
圧力差に応じて液管路89の液相の液化ガスの通流量を
調整するものであり、ガス管路91内の圧力を液流量調
整弁103本体に伝える管路109、そして図示してい
ない弁体に連結されたダイヤフラムとこのダイヤフラム
を付勢するばねなどで構成されている。ガス管路91の
蒸発用熱交換器71に連結されている側の端部には、気
相の液化ガスの供給圧力を所定の圧力に調整する圧力調
整器111が設けられている。
【0017】第1の熱媒4が通流する加熱用熱交換器5
5は、例えばU字形状に形成された1つまたは複数の管
路からなり、伝熱面積を大きくするため管路の外側表面
には複数のフィン113が設けられている。加熱用熱交
換器55の管路の一端は、熱媒管路53に、他端は、熱
媒管路61に連通している。略棒状に形成された槽内熱
媒温度センサ75は、槽69の上部から下方に向けて第
2の熱媒68に挿入された状態になるように設置されて
いる。フロート式の液面センサ77は、槽69の上部か
ら下方に向けて設置されており、第2の熱媒68の液面
位置に応じてフロートが上下方向に移動するようになて
いる。なお、槽内熱媒温度センサ75、液面センサ7
7、過熱防止スイッチ85などは、配線115を介して
熱源機1内に設けられている制御部13に電気的に接続
されている。また、配線115には、警報機117が設
けられており、蒸発機3の異常を使用者などに警報音や
警告灯などにより報知する。
【0018】このような構成の液化ガス蒸発装置の動作
と本発明の特徴部について説明する。なお、図1におい
て、実線の矢印は第1の熱媒4の流れを、破線の矢印
は、液化ガスの流れを示している。また、蒸発機3は、
蒸発用熱交換器71内を通流する液相の液化ガス、例え
ば液化石油ガス(LPG)や液化天然ガス(LNG)な
どを、熱媒の熱により加熱して蒸発、気化させ、気相の
LPGやLNGを得るものであるため、蒸発機3周囲
は、ガス蒸気危険場所となる。一方、熱源機1は、非危
険場所に設置されている。
【0019】コントローラー63により、運転の開始が
指令されると、熱源機1のポンプ9が駆動され、第1の
熱媒4の循環が開始されると共に、加熱部11のバーナ
ー29が点火され、第1の熱媒4が加熱される。加熱さ
れた第1の熱媒4は、熱媒管路53を通流し、蒸発機3
の底部に設けられた加熱用熱交換器55内に流入する。
加熱用熱交換器55で、第1の熱媒4と第2の熱媒68
との間で熱交換が行われ、第1の熱媒4の熱で第2の熱
媒が加熱される。熱を放出した第1の熱媒4は、熱媒管
路61を通流し、熱源機1の熱媒タンク7に流入する。
蒸発機3の蒸発用熱交換器71内に液管路89から流入
した液相の液化ガスは、第2の熱媒68の熱により加熱
されて気化し、気相の液化ガスとなって、ガス管路91
を介して、気相の液化ガスを利用する機器や装置類に供
給される。
【0020】ここで、第1の熱媒4の循環流路5は、熱
媒タンク7、熱媒管路25、熱媒加熱流路33、熱媒管
路53、加熱用熱交換器55、そして熱媒管路61のう
ち、熱媒タンク7を除き密閉構造となっている。このた
め、熱媒タンク7よりも第1の熱媒4の流れに対して下
流側であり、熱媒タンク7の下方にあるポンプ9によ
り、第1の熱媒4を熱源機1の加熱部11と蒸発機3の
槽69との間で循環させることができる。したがって、
第1の熱媒を循環させることには、蒸発機3の槽69の
構造は関係ないため、蒸発機3の槽69は開放構造にな
っている。
【0021】このように、本実施形態の液化ガス蒸発装
置では、第1の熱媒4を熱源機1の加熱部11と蒸発機
3の槽69との間で循環させ、この加熱された第1の熱
媒4の熱で槽69内に収容された第2の熱媒68を加熱
している。したがって、循環流路5は、槽69の構造と
は関係ない、加熱部11と加熱用熱交換器55との間を
循環する流路であるため、液化ガスが通流する蒸発用熱
交換器71を内包し、第2の熱媒68が収容される槽6
9を開放構造にすることができる。
【0022】さらに、槽69を開放構造にできるため、
液化ガス蒸発装置の構成の簡素化や装置コストを低減す
ることができる。加えて、蒸発用熱交換器71などの取
り外しが容易になり、メンテナンス性を向上できる。
【0023】さらに、本実施形態の熱源機1は、開放構
造の熱媒タンク7や加熱部11、ポンプ9などを1つの
筐体に納めたものであるが、このような構成は、家庭用
の暖房機や給湯機の構成と同じである。したがって、量
産されており、コストが比較的安い家庭用暖房機や給湯
機などを熱源機として用い、本願発明を適用した液化ガ
ス蒸発装置を構成すれば蒸発機3の槽69を開放構造に
できるため、液化ガス蒸発装置のコストを低減すること
ができる。加えて、家庭用暖房機や給湯機などのように
熱媒タンク7や加熱部11、ポンプ9、制御部13など
が一体にパッケージングされた熱源機1と蒸発機3とを
組み合わせることにより、配管工事や配線工事を簡素化
することができる。また、電気部品や機器は、熱源機1
内に集約されているため、危険場所に電気機器や部品を
設置しなくて済み、防爆構造の電気部品や機器などを用
いずに液化ガス蒸発装置を構成することもできる。ただ
し、熱源機は、本実施形態のように1体に構成したもの
である必要はなく、熱媒タンク、加熱部、ポンプ、制御
部などを別個に設置した構成とすることもできる。
【0024】また、本実施形態では、第1及び第2の熱
媒4、73共に水を例示しているが、第1及び第2の熱
媒4、73には様々な流体を用いることができる。さら
に、本発明を適用してなる液化ガス蒸発装置では、第1
及び第2の熱媒に各々異なる熱媒を用いることができ
る。例えば、第1の熱媒4には、循環流路5を構成する
材質に応じた防錆剤を含む液体を用い、第2の熱媒に
は、槽69や加熱用熱交換器55、71の材質に応じた
防錆剤を含む液体を用いることが可能になる。加えて、
設置環境などによって、不凍液を用いる必要がある場合
などであっても、循環流路5を通流する第1の熱媒4に
のみ不凍液を用い、第2の熱媒には水を用いるなどし
て、比較的高価な熱媒の使用量を低減することができ
る。このように、第1及び第2の熱媒に分割することで
熱媒の管理が容易になる。
【0025】また、本実施形態では、加熱部11は、気
相の液化ガスを燃料として燃焼を行うが、加熱部は、様
々な燃料を用いる構成のものを用いることができ、さら
に、電気ヒータなどを加熱部に用いることもできる。ま
た、本発明は、本実施形態の液化ガス蒸発装置に限ら
ず、槽に収容した熱媒の熱により槽内に配設された熱交
換器の流路を通流する液相の液化ガスを加熱して気化す
る様々な構成の液化ガス蒸発装置に適用できる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、液相の液化ガスが通流
する熱交換器を内包して熱媒が収容される槽を開放構造
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる液化ガス蒸発装置の一実
施形態の概略構成と動作を示す断面図である。
【符号の説明】
1 熱源機 3 蒸発機 4 第1の熱媒 5 循環流路 11 加熱部 55 加熱用熱交換器 68 第2の熱媒 69 槽 71 蒸発用熱交換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎本 正徳 静岡県天竜市二俣町南鹿島23 矢崎計器株 式会社内 Fターム(参考) 3E072 DB01 3K068 AA02 AB23 CA24 4G068 AB02 AC02 AC14 AD21 AE02 AF24 AF31

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の熱媒が循環する循環流路と、前記
    第1の熱媒を加熱する加熱部と、第2の熱媒が収容され
    る槽と、前記循環流路の一部分であって前記槽内に配設
    された第1の熱交換器と、前記槽内に配設されて液化ガ
    スが通流する流路からなる第2の熱交換器とを有する液
    化ガス蒸発装置。
  2. 【請求項2】 第1の熱媒を貯留する開放構造の熱媒タ
    ンク及び前記第1の熱媒を送液するポンプを備えて前記
    第1の熱媒が循環する循環流路と、前記第1の熱媒を加
    熱する加熱部と、第2の熱媒が収容される槽と、前記循
    環流路の一部分であって前記槽内に配設された第1の熱
    交換器と、前記槽内に配設されて液化ガスが通流する流
    路からなる第2の熱交換器とを有する液化ガス蒸発装
    置。
JP2001014471A 2001-01-23 2001-01-23 液化ガス蒸発装置 Pending JP2002210351A (ja)

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