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JP2002217784A - Dll、同期追跡方法 - Google Patents

Dll、同期追跡方法

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Publication number
JP2002217784A
JP2002217784A JP2001012253A JP2001012253A JP2002217784A JP 2002217784 A JP2002217784 A JP 2002217784A JP 2001012253 A JP2001012253 A JP 2001012253A JP 2001012253 A JP2001012253 A JP 2001012253A JP 2002217784 A JP2002217784 A JP 2002217784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
dll
spread sequence
dsp
interrupt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001012253A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Hashizume
淳 橋爪
Tadahisa Kamiyama
忠久 神山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2001012253A priority Critical patent/JP2002217784A/ja
Publication of JP2002217784A publication Critical patent/JP2002217784A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハードウェア構成を複雑化、大型化すること
なく、且つDSPへの割り込み処理回数を増大させて、
DSPへの割り込み処理による負荷を増大させる虞も無
いDLL及び同期追跡方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 拡散処理された受信信号に対し、受信信
号の復調に用いる拡散系列信号より位相が進んだ拡散系
列信号と、位相が遅れた拡散系列信号との相関をそれぞ
れとり、これらの相関結果を用いてループフィルタ処理
を行い、その出力に基づいて全ての拡散系列信号の発生
に用いる発振周波数を変更するようにしたDLLにおい
て、相関結果を記憶するDLLレジスタ123と、記憶
された相関結果を取り込んでループフィルタ処理を行っ
て、発振周波数の制御信号を出力するDSP120と、
少なくとも同期捕捉後のデータ通信時には、通信チャネ
ルの所定タイミングにおいてDSP120に割り込み処
理をかけ、記憶された相関結果をDSP120に取り込
ませるDLL割り込み選択ブロック124を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、拡散処理された受
信信号に対して、該受信信号の復調に用いる拡散系列信
号より位相が例えば半チップ進んだ拡散系列信号と、位
相が半チップ遅れた拡散系列信号との相関をとり、これ
らの相関結果もしくは加算結果を用いてループフィルタ
処理を行い、該ループフィルタ処理の出力に基づいて全
ての前記拡散系列信号の発振周波数を変更するようにし
たDLL(Delay Locked Loop)及び
同期追跡方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯端末などの移動体通信においては、
基地局側が有するクロックタイミングと、移動局側が有
するクロックタイミングを常時一致させる必要がある。
【0003】ここで、従来のDLLの構成及び動作につ
いて説明する。図7は、従来のDLLの構成の一例を示
すブロック図である。VCO201は、ループフィルタ
205から出力される制御電圧に従う発信周波数のクロ
ック信号を拡散系列発生器202へ出力する。拡散系列
発生器202は、クロック信号に従って受信信号の復調
に用いる拡散系列信号と、復調に用いる拡散系列信号の
位相より半チップ進んだ拡散系列信号と、復調に用いる
拡散系列信号の位相より半チップ遅れた拡散系列信号と
を発生し、このうち、半チップ進んだ拡散系列信号と半
チップ遅れた拡散系列信号とを加算器203へ出力す
る。加算器203は、半チップ進んだ拡散系列信号と半
チップ遅れた拡散系列信号とを加算し、加算した拡散系
列信号を乗算器204へ出力する。
【0004】乗算器204は、加算した拡散系列信号と
受信信号との相関演算を行い、相関結果をループフィル
タ205へ出力する。ループフィルタ205は、相関結
果の平均化を行い、平均結果を制御電圧としてVCO2
01へ出力する。これらは全てハードウェアにより構成
されるものが一般的である。
【0005】しかし、近年W−CDMAなどの通信方式
が採用されるようになると、同期追跡を上述したように
全てハードウェアにより行おうとすると、マルチパスに
対応して複数のDLLのためのハードウェアが必要とな
り、端末などの機器が大型、複雑化することとなる。こ
のため、例えばループフィルタ処理など、一部処理につ
いては、DSPによるソフトウェア処理を行って同期追
跡を行わせるようにすることが考えられる。このような
構成によれば、ハードウェアは例えば相関器のみを用意
すれば良く、ハードウェア装置全体が大型、複雑化する
ことを防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、DSP
に上述のようにループフィルタ処理を行わせるようにし
た場合、パス毎に行うべきループフィルタ処理が発生す
るたびに、DSPへの割り込み処理を行わなければなら
ず、このため、DSPへの割り込み処理の回数が増大
し、ひいてはDSPによる処理の迅速化が図れず、様々
な他の必要な演算処理に支障を与えることとなる虞もあ
る。
【0007】本発明は、上述した課題に鑑みてなされた
ものであり、ハードウェア構成を複雑化、大型化するこ
となく、且つDSPへの割り込み処理回数を増大させ
て、DSPへの割り込み処理による負荷を増大させる虞
も無いDLL及び同期追跡方法を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係るDLLは、拡散処理された受信信号
に対して、該受信信号の復調に用いる拡散系列信号より
位相が進んだ拡散系列信号と、前記復調に用いる拡散系
列信号より位相が遅れた拡散系列信号との相関をそれぞ
れとり、これらの相関結果を用いてループフィルタ処理
を行い、該ループフィルタ処理の出力に基づいて全ての
前記拡散系列信号の発生に用いる発振周波数を変更する
ようにしたDLLにおいて、前記相関結果を記憶する記
憶手段と、前記記憶手段に記憶された相関結果を取り込
んでループフィルタ処理を行って、前記発振周波数の制
御信号を出力するDSPと、少なくとも同期捕捉後のデ
ータ通信時には、通信チャネルの所定タイミングにおい
て前記DSPに割り込み処理をかけ、前記記憶手段に記
憶された相関結果を前記DSPに取り込ませる割り込み
信号発生手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】また、本発明に係るDLLにおいて、前記
割り込み信号発生手段による割り込みは、前記DSPで
行われるループフィルタ処理以外の他の処理の為に前記
DSPに対して行われる割り込み処理を兼用させること
を特徴とするものである。
【0010】このような構成によれば、同期追跡を行う
ためのハード構成を小型、簡易化することができると共
に、同期追跡を行うためのDSPへの割り込み処理をD
SPへの他の割り込み処理と共に一括して行うことがで
きるため、割り込み処理回数を削減することができ、例
えば、W−CDMA方式による携帯電話などの構成の小
型、簡易化を顕著に行えることとなる。なお、DSPで
行われるループフィルタ処理以外の他の処理にはデータ
復調処理のようなものがある。
【0011】また、本発明に係るDLLにおいて、前記
発振周波数は電圧制御発振器により得られ、前記DSP
は前記ループフィルタ処理結果に基づいて前記電圧制御
発振器へ印加される制御電圧を演算することを特徴とす
るものである。
【0012】このような構成によれば、制御電圧の演算
値については、従来と同様に算出することができる。
【0013】また、本発明に係るDLLにおいて、初期
同期捕捉時において、前記受信信号には第1同期チャネ
ルを用い、前記割り込み信号発生手段は、前記第1同期
チャネルの復調直後に割り込みを発生することを特徴と
するものである。
【0014】また、本発明に係るDLLにおいて、初期
同期捕捉時において、前記受信信号の相関演算にマッチ
ドフィルタを用い、前記相関演算より得られるタイミン
グで割り込みを発生することを特徴とするものである。
【0015】このような構成によれば、DPCHのよう
な通信チャネルを捕捉できない初期同期捕捉時において
も、同期追跡を容易に行うことができる。
【0016】また、本発明に係るDLLにおいて、初期
同期捕捉後のデータ通信時においては、前記受信信号に
は共通パイロットチャネルを用い、前記割り込み信号発
生手段は通信チャネルのスロットタイミングに同期した
割り込み信号を発生することを特徴とするものである。
【0017】初期同期捕捉後においては、通信チャネル
を捕捉しているので、これのスロットタイミングを用い
ることで、DSPへの他の割り込み処理とループフィル
タ処理の為の割り込み処理を共用することができる。
【0018】また、本発明に係るDLLにおいて、前記
記憶手段は共通パイロットチャネルの1スロットにおけ
る複素シンボルを記憶するレジスタにより構成され、前
記DSPは共通パイロットチャネルのフレームに対し、
前記割り込み信号発生手段により割り込みが発生された
タイミングに応じて前記レジスタの読み込み位置を変更
することを特徴とするものである。
【0019】このような構成によれば、共通パイロット
チャネルのスロットタイミングと通信チャネルのスロッ
トタイミングとの時間的位置関係によらず、常時一定の
相関長のデータを取り込むことができる。そしてまた、
このような構成によれば、レジスタの記憶容量を1スロ
ット分とすることができ、記憶容量を最小限とすること
ができる。
【0020】また、本発明に係るDLLにおいて、前記
相関結果には、送信ダイバーシチのための符号化に基づ
いて分離されたものと分離されないもののいずれかが選
択的に用いられることを特徴とするものである。
【0021】このような構成によれば、例えば初期同期
捕捉時と通信時とにおいて、より信頼性ある複素シンボ
ルに基づいて同期追跡を行うことができる。
【0022】また、本発明に係るDLLにおいて、前記
相関結果は初期同期補足時においては、送信ダイバーシ
チのための符号化に基づいて分離されない複素シンボル
であることを特徴とする
【0023】周波数誤差が大きい初期同期捕捉時におい
ては、送信ダイバーシチのために符号化された隣接する
複素シンボル間の位相差が大きく、このような場合は送
信アンテナ毎の複素シンボルに正しく分離されないた
め、分離されないデータを用いることにより、より安定
した同期追跡を行うことができる。
【0024】また、本発明に係る同期追跡方法は、拡散
処理された受信信号に対して、該受信信号の復調に用い
る拡散系列信号より位相が進んだ拡散系列信号と、前記
復調に用いる拡散系列信号より位相が遅れた拡散系列信
号との相関をそれぞれとり、これらの相関結果を用いて
ループフィルタ処理を行い、該ループフィルタ処理の出
力に基づいて全ての前記拡散系列信号の発生に用いる発
振周波数を変更するようにした同期追跡方法において、
初期同期捕捉時に、マッチドフィルタにより第1同期チ
ャネル信号を復調し、その復調データを復調毎にDSP
へ渡してスロットタイミングを検出する第1ステップ
と、スクランブリングコード推定時に、第1同期チャネ
ル信号を逆拡散処理し、前記スロットタイミングを用い
たスロット周期でDSPに割り込み処理して前記ループ
フィルタ処理を行うステップと、スクランブリングコー
ド番号決定時に、共通パイロットチャネルのスロット周
期でDSPに割り込み処理して前記ループフィルタ処理
を行うステップとを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0025】また、本発明に係る同期追跡方法は、拡散
処理された受信信号に対して、該受信信号の復調に用い
る拡散系列信号より位相が進んだ拡散系列信号と、前記
復調に用いる拡散系列信号より位相が遅れた拡散系列信
号との相関をそれぞれとり、これらの相関結果を用いて
ループフィルタ処理を行い、該ループフィルタ処理の出
力に基づいて全ての前記拡散系列信号の発生に用いる発
振周波数を変更するようにした同期追跡方法において、
初期同期捕捉終了後、データ通信前において、共通パイ
ロットチャネル信号を前記受信信号とし、共通パイロッ
トチャネルのスロット周期で前記相関結果をDSPに取
り込んで前記ループフィルタ処理を行うようにしたこと
を特徴とするものである。
【0026】このような構成によれば、DPCHのよう
な通信チャネルを捕捉できない初期同期捕捉時において
も、同期追跡を容易に行うことができる。
【0027】また、本発明に係る同期追跡方法は、拡散
処理された受信信号に対して、該受信信号の復調に用い
る拡散系列信号より位相が進んだ拡散系列信号と、前記
復調に用いる拡散系列信号より位相が遅れた拡散系列信
号との相関をそれぞれとり、これらの相関結果を用いて
ループフィルタ処理を行い、該ループフィルタ処理の出
力に基づいて全ての前記拡散系列信号の発生に用いる発
振周波数を変更するようにした同期追跡方法において、
初期同期捕捉終了後、データ通信時において、共通パイ
ロットチャネル信号を受信信号とし、通信チャネル信号
に基づいて生成される割り込み信号により前記相関結果
をDSPに取り込んで前記ループフィルタ処理を行うよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0028】このような構成によれば、同期追跡を行う
ためのハード構成を小型、簡易化することができると共
に、同期追跡を行うためのDSPへの割り込み処理をD
SPへの他の割り込み処理と共に一括して行うことがで
きるため、割り込み処理回数を削減することができ、例
えば、W−CDMA方式による携帯電話などの構成の小
型、簡易化を顕著に行えることとなる。なお、DSPで
行われるループフィルタ処理以外の他の処理にはデータ
復調処理のようなものがある。
【0029】また、本発明に係る同期追跡方法におい
て、相関結果を共通パイロットチャネルの1スロットに
おける複素シンボルに対応してレジスタに記憶し、前記
DSPは共通パイロットチャネルのフレームに対し、通
信チャネル信号に基づいて割り込みが発生されたタイミ
ングに応じて前記レジスタの読み込み位置を変更するこ
とを特徴とするものである。
【0030】このような構成によれば、共通パイロット
チャネルのスロットタイミングと通信チャネルのスロッ
トタイミングとの時間的位置関係によらず、常時一定の
相関長のデータを取り込むことができる。そしてまた、
このような構成によれば、レジスタの記憶容量を1スロ
ット分とすることができ、記憶容量を最小限とすること
ができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。ここでは、W−CD
MA方式へ適用した例について説明する。まず、送信側
は送信ダイバーシチを用いて第1同期チャネル、第2同
期チャネル、共通パイロットチャネル、通信チャネル等
を送信する。ここで、第1同期チャネルは例えばP−S
CHであり、第2同期チャネルは例えばS−SCHであ
り、共通パイロットチャネルは例えばCPICHであ
り、通信チャネルは例えばDPCHである。
【0032】図1は送信ダイバーシチを用いて送信する
場合の、符号化されたCPICHの複素シンボルの一例
を示す図である。図1に示したように、1シンボルは2
56チップで構成され、1スロットは10シンボルで構
成され、1フレームは15スロットで構成される。
【0033】図1において、Txアンテナ1のシンボル
列とTxアンテナ2のシンボル列は、それぞれのアンテ
ナから送信されるCPICHの複素シンボルを示す。次
に、送信ダイバーシチのための符号化について説明す
る。フレームの開始より、Txアンテナ1が複素シンボ
ルA、A、A、Aの繰り返しを送信するとき、Txアン
テナ2は複素シンボルA、−A、−A、Aの繰り返しを
送信する。一方、受信側においては、Txアンテナ1で
送信された複素シンボルとTxアンテナ2で送信された
複素シンボルが、それぞれの伝搬路を伝搬した後、加算
され、受信される。
【0034】次に、受信側の構成及び動作の概要につい
て説明する。図2は、本実施の形態に係るDLL全体の
構成の一例を示すブロック図である。受信信号は、初期
捕捉ブロック110と、チャネル推定相関器122と、
Finger131へ出力される。初期捕捉ブロック1
10は、マッチドフィルタ111と平均化パス検出部1
12とS−SCH検出部113とスクランブリングコー
ド番号検出部114の各ブロックから構成される。
【0035】まず、初期同期捕捉時のうち、STEP1
の動作について説明する。マッチドフィルタ111は、
P−SCHの復調を行い、その復調結果を平均化パス検
出部112で平均化する。ここで、平均化周期は例えば
1〜15スロットである。平均化されたP−SCHの復
調結果は、常時DSP120へ出力される。DSP12
0は、P−SCHの復調結果よりP−SCHとS−SC
Hのスロットタイミングを検出する。
【0036】STEP2以降は、DLLの動作が行われ
る。基準時計121は、DSP120から出力される特
定チャネルのスロットタイミングと制御電圧に従う発信
周波数のクロック信号をチャネル推定相関器122へ出
力する。チャネル推定相関器122は、クロック信号に
従って、受信信号における特定チャネルの復調に用いる
拡散系列信号と、復調に用いる拡散系列信号の位相より
半チップ進んだ拡散系列信号と、復調に用いる拡散系列
信号の位相より半チップ遅れた拡散系列信号とを発生
し、このうち、半チップ進んだ拡散系列信号と半チップ
遅れた拡散系列信号とを用いて受信信号との相関演算を
行い、相関結果をDLLレジスタ123へ出力する。本
実施の形態においては、記憶手段を、DLLレジスタ1
23とする。
【0037】DLLレジスタ123は特定チャネルのス
ロットタイミングから1スロット分の相関結果を保持す
る。DSP120は、DLL割り込み選択ブロック12
4からの割り込み信号のタイミングでDLLレジスタ1
23を読み込む。本実施の形態においては、割り込み信
号発生手段を、DLL割り込み選択ブロック124とす
る。DSP120は、ループフィルタの機能を持ち、相
関結果の平均化を行い、平均結果を制御電圧として基準
時計121へ出力するとともに特定チャネルのスロット
タイミングを基準時計121へ出力する。
【0038】次に、STEP2の動作について説明す
る。S−SCH検出部113は、DSP120で検出さ
れたP−SCHのスロットタイミングでS−SCHの復
調を行うことにより、スクランブリングコードグループ
の推定を行う。S−SCH検出部113は、スロット周
期で推定したスクランブリングコードグループをDSP
120へ報告するとともに、その報告タイミングをDL
L割り込み選択ブロック124へ出力する。この場合、
DLL割り込み選択ブロック124は、S−SCH検出
部113の報告タイミングを選択し、割り込み信号とし
てDSP120へ出力する。また、DLLの動作におい
て、チャネル推定相関器122はP−SCHの復調を行
い、DLLレジスタ123はP−SCHの相関結果を保
持する。
【0039】次に、STEP3の動作について説明す
る。スクランブリングコード番号検出部114は、S−
SCH検出部113で推定されたスクランブリングコー
ドグループの中からスクランブリングコード番号の決定
を行うためのCPICHに対して探索を行う。スクラン
ブリングコード番号検出部114は、スロット周期でC
PICHの復調結果をDSP120へ報告するととも
に、その報告タイミングをDLL割り込み選択ブロック
124へ出力する。この場合、DLL割り込み選択ブロ
ック124は、スクランブリングコード番号検出部11
4の報告タイミングを選択し、割り込み信号としてDS
P120へ出力する。また、DLLの動作においてはS
TEP2と同様、チャネル推定相関器122はP−SC
Hの復調を行い、DLLレジスタ123はP−SCHの
相関結果を保持する。
【0040】次に、初期同期捕捉終了後、データ通信前
における動作について説明する。チャネル推定相関器1
22はCPICHの復調を行い、DLLレジスタ123
はCPICHの相関結果を保持する。DSP120は、
CPICHのスロットタイミングと制御電圧を基準時計
121へ出力する。基準時計121は、CPICHのス
ロットタイミングをDLL割り込み選択ブロック124
へ出力する。この場合、DLL割り込み選択ブロック1
24は、基準時計121から受けとったCPICHのス
ロットタイミングを選択し、割り込み信号としてDSP
120へ出力する。
【0041】次に、データ通信時の動作について説明す
る。Finger131は、推定されたパスに対応する
ブロックからなり、各パスのタイミングに合わせた拡散
系列を用いてDPCHの逆拡散処理を行い、逆拡散信号
をRake部132へ出力する。ここでは、マルチパス
の数を4パスとした構成について説明しているが、パス
数を換えても良い。Rake部132は、各パスの逆拡
散信号を合成してDPCHを復調し、DPCHのスロッ
トタイミングをDLL割り込み選択ブロック124へ出
力する。この場合、DLL割り込み選択ブロック124
は、Rake部132から受けとったDPCHのスロッ
トタイミングを選択し、割り込み信号としてDSP12
0へ出力する。また、DLLの動作において、チャネル
推定相関器122はCPICHの復調を行い、DLLレ
ジスタ123はCPICHの相関結果を保持する。
【0042】上述したようにDLL割り込み選択ブロッ
ク124は、初期同期捕捉時のSTEP2では、S−S
CH検出部114が出力したスロットタイミングを選択
し、初期同期捕捉時のSTEP3では、スクランブリン
グコード番号検出部115が出力したスロットタイミン
グを選択し、初期同期捕捉終了時では、基準時計121
が出力したスロットタイミングを選択し、データ通信時
では、Rake132が出力したスロットタイミングを
選択する。
【0043】次に、DLLレジスタ123について詳細
に説明する。まず、初期同期捕捉時でのDLLレジスタ
123の構成及び動作について説明する。図3は、初期
同期捕捉時におけるDLLレジスタ123の構成を示す
図である。相関器401,402は、チャネル推定相関
器122内に備えられている。Reg(1)411とR
eg(2)412は、DLLレジスタ123内に備えら
れている。ここでは、復調に用いる拡散系列信号より半
チップ進んだ拡散系列信号に対する相関結果を保持する
Reg(1)411と、復調に用いる拡散系列信号より
半チップ遅れた拡散系列信号に対する相関結果を保持す
るReg(2)412とを用いて説明する。
【0044】相関器401は、P−SCHの復調に用い
る拡散系列信号より半チップ進んだ拡散系列信号と受信
信号との相関演算を行い、その相関結果はReg(1)
へ出力される。一方、相関器402は、P−SCHの復
調に用いる拡散系列信号より半チップ遅れた拡散系列信
号と受信信号との相関演算を行い、その相関結果はRe
g(2)へ出力される。Reg(1)411は、P−S
CHにおけるスロットの最初の1シンボル分の半チップ
進んだ相関結果を保持する。また、Reg(2)412
は、P−SCHにおけるスロットの最初の1シンボル分
の半チップ遅れた相関結果を保持する。
【0045】次に、初期同期捕捉時における割り込み信
号のタイミングについて説明する。図4は、初期同期捕
捉時におけるDSP120への割り込み信号のタイミン
グを示すタイムチャートである。(a)は、P−SCH
のシンボルタイミングであり1スロット分を示す。
(b)は、チャネル推定相関器122から出力されるP
−SCHの相関結果の複素シンボル列を示す。(c)
は、S−SCH検出部113またはスクランブリングコ
ード番号検出部114の出力に基づいてDLL割り込み
選択ブロック124が出力する割り込み信号のタイミン
グを示しており、P−SCHのスロットタイミングに同
期している。(d)は、DSP120が、割り込み信号
に従ってDLLレジスタ123におけるReg(1)4
11とReg(2)412の複素シンボルペアを読み込
むタイミングを示す。
【0046】図4の(d)に示すように、初期同期捕捉
時の場合、DSP120は、P−SCHに同期したS−
SCHにおけるスロットの最初のシンボルの復調直後に
割り込み信号を受け取り、DLLレジスタ123を読み
込む。
【0047】上述した相関器401,402とReg
(1)411とReg(2)の組は、パスの数だけ準備
しても良い。また、相関器401,402は、例えばF
inger131内の相関器と共用しても良い。
【0048】次に、初期同期捕捉終了時における割り込
み信号のタイミングについて説明する。初期同期捕捉終
了時において、DSP120は、基準時計121の出力
するCPICHのスロットタイミングに基づいてDLL
割り込み選択ブロック124が出力する割り込み信号を
用いる。
【0049】次に、データ通信時でのDLLレジスタ1
23の構成及び動作について説明する。図5は、データ
通信時におけるDLLレジスタ123の構成を示す図で
ある。相関器501,502は、チャネル推定相関器1
22内に備えられている。Reg(Symbol1−
1)511、Reg(Symbol1−2)512とR
eg(Symbol2−1)521、Reg(Symb
ol2−2)522は、DLLレジスタ123内に備え
られている。ここでは、復調に用いる拡散系列信号より
半チップ進んだ拡散系列信号に対する相関結果を保持す
るReg(Symbol1−1)511、Reg(Sy
mbol1−2)512と、復調に用いる拡散系列信号
より半チップ遅れた拡散系列信号に対する相関結果を保
持するReg(Symbol2−1)521、Reg
(Symbol2−2)522とを用いて説明する。
【0050】相関器501は、CPICHの復調に用い
る拡散系列信号より半チップ進んだ拡散系列信号と受信
信号との相関演算を行う。相関器501は、フレームの
開始から2シンボル単位で、相関結果の和をとることに
より、Txアンテナ1から送信された成分を分離し、分
離した複素シンボルをReg(Symbol1−1)5
11へ出力する。同様に、相関器501は、フレームの
開始から2シンボル単位で、相関結果の差をとることに
より、Txアンテナ2から送信された成分を分離し、分
離した複素シンボルをReg(Symbol1−2)5
12へ出力する。
【0051】一方、相関器502は、CPICHの復調
に用いる拡散系列信号より半チップ遅れた拡散系列信号
と受信信号との相関演算を行う。相関器502は、フレ
ームの開始から2シンボル単位で、相関結果の和をとる
ことにより、Txアンテナ1から送信された成分を分離
し、分離した複素シンボルをReg(Symbol2−
1)521へ出力する。同様に、相関器502は、フレ
ームの開始から2シンボル単位で、相関結果の差をとる
ことにより、Txアンテナ2から送信された成分を分離
し、分離した複素シンボルをReg(Symbol2−
2)522へ出力する。
【0052】Reg(Symbol1−1)511は、
CPICHの1スロットにわたってTxアンテナ1成分
の半チップ進んだ複素シンボルを保持する。Reg(S
ymbol1−2)512は、CPICHの1スロット
にわたってTxアンテナ2成分の半チップ進んだ複素シ
ンボルを保持する。Reg(Symbol2−1)52
1は、CPICHの1スロットにわたってTxアンテナ
1成分の半チップ遅れた複素シンボルを保持する。Re
g(Symbol2−2)522は、CPICHの1ス
ロットにわたってTxアンテナ2成分の半チップ遅れた
複素シンボルを保持する。
【0053】次に、データ通信時における割り込み信号
のタイミングについて説明する。図6は、データ通信時
におけるDSP120への割り込み信号のタイミングを
示すタイムチャートである。(a)は、CPICHのシ
ンボルタイミングであり1スロット分を示す。(b)
は、チャネル推定相関器122から出力される分離後の
Txアンテナ1成分の複素シンボル列を示す。ここで、
Txアンテナ1成分の複素シンボルは、CPICHのス
ロットの開始から1スロット分に対応する1st〜5t
hへ逐次記憶される。(c)は、同様にチャネル推定相
関器122から出力される分離後のTxアンテナ2成分
の複素シンボル列を示す。ここで、Txアンテナ2成分
の複素シンボルは、CPICHのスロットの開始から1
スロット分に対応する1st〜5thへ逐次記憶され
る。
【0054】(d)は、DPCHのスロットタイミング
を示す。(e)は、Rake132の出力に基づいてD
LL割り込み選択ブロック124が出力する割り込み信
号のタイミングを示しており、DPCHのスロットタイ
ミングに同期している。(f)は、DSP120が、割
り込み信号に従ってDLLレジスタ123におけるRe
g(Symbol1−1)511とReg(Symbo
l1−2)512、Reg(Symbol2−1)52
1とReg(Symbol2−2)522の複素シンボ
ルペアを読み込むタイミングを示す。
【0055】図6の(f)に示すように、データ通信時
の場合、DSP120は、DPCHにおけるスロットの
最初のシンボルの復調直後に割り込み信号を受け取り、
DLLレジスタ123を読み込む。
【0056】データ通信時または初期同期捕捉終了時
に、送信アンテナ毎の成分に分離した複素シンボルを用
いているが、送信アンテナ毎の成分に分離しない複素シ
ンボルを用いて良い。また、上述した相関器501,5
02とReg(Symbol1−1)511,Reg
(Symbol1−2)512とReg(Symbol
2−1)521,Reg(Symbol2−2)522
の組は、パスの数だけ準備しても良い。また、相関器5
01,502は、例えばFinger131内の相関器
と共用しても良い。
【0057】次に、データ通信時において、DSP12
0が読み込むレジスタの位置の決定方法について説明す
る。CPICHとDPCHを受信しているとき、2つの
チャネルは同期しておらず、2つのスロットタイミング
はずれている。
【0058】また、DSP120は、DLLレジスタ1
23の中でCPICHの現在の複素シンボルを書き込ん
でいる位置を読み込むことはできない。DPCHのスロ
ットタイミングに対するCPICHのスロットタイミン
グのオフセット時間により、書き込んでいるレジスタの
位置を知ることができるので、現在の複素シンボルを書
き込んでいるレジスタの位置以外を、DSP120が読
み込む位置として決定する。
【0059】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明によれば、
同期追跡を行うためのハード構成を小型、簡易化するこ
とができると共に、同期追跡を行うためのDSP120
への割り込み処理をDSP120への他の割り込み処理
と共に一括して行うことができるため、割り込み処理回
数を削減することができ、例えば、W−CDMA方式に
よる携帯電話などの構成の小型、簡易化を顕著に行える
こととなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】送信ダイバーシチを用いて送信する場合の、符
号化されたCPICHの複素シンボルの一例を示す図で
ある。
【図2】本実施の形態に係るDLL全体の構成の一例を
示すブロック図である。
【図3】初期同期捕捉時におけるDLLレジスタ123
の詳細を示す図である。
【図4】初期同期捕捉時におけるDSP120への割り
込み信号のタイミングを示すタイムチャートである。
【図5】データ通信時におけるDLLレジスタ123の
詳細を示す図である。
【図6】データ通信時におけるDSP120への割り込
み信号のタイミングを示すタイムチャートである。
【図7】従来のDLLの構成の一例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
110 初期捕捉ブロック、111 マッチドフィル
タ、112 パス検出平均化部、113 S−SCH検
出部、114 スクランブリングコード番号検出部、1
20 DSP、121 基準時計、122 チャネル推
定相関器、123DLLレジスタ、124 DLL割り
込み選択ブロック、131 Finger、132 R
ake部、401,402、501,502 相関器、
411Reg(1)、412 Reg(2)、511
Reg(Symbol1−1)、512 Reg(Sy
mbol1−2)、521 Reg(Symbol2−
1)、522 Reg(Symbol2−2)。
フロントページの続き Fターム(参考) 5J106 AA05 CC41 DD34 DD38 KK02 5K022 EE01 EE36 5K047 AA16 BB01 BB05 CC01 HH15 JJ06 LL06 MM13 MM36

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡散処理された受信信号に対して、該受
    信信号の復調に用いる拡散系列信号より位相が進んだ拡
    散系列信号と、前記復調に用いる拡散系列信号より位相
    が遅れた拡散系列信号との相関をそれぞれとり、これら
    の相関結果を用いてループフィルタ処理を行い、該ルー
    プフィルタ処理の出力に基づいて全ての前記拡散系列信
    号の発生に用いる発振周波数を変更するようにしたDL
    Lにおいて、 前記相関結果を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された相関結果を取り込んでループ
    フィルタ処理を行って、前記発振周波数の制御信号を出
    力するDSPと、 少なくとも同期捕捉後のデータ通信時には、通信チャネ
    ルの所定タイミングにおいて前記DSPに割り込み処理
    をかけ、前記記憶手段に記憶された相関結果を前記DS
    Pに取り込ませる割り込み信号発生手段とを備えたこと
    を特徴とするDLL。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のDLLにおいて、 前記割り込み信号発生手段による割り込みは、前記DS
    Pで行われるループフィルタ処理以外の他の処理の為に
    前記DSPに対して行われる割り込み処理を兼用させる
    ことを特徴とするDLL。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のDLLに
    おいて、 前記発振周波数は電圧制御発振器により得られ、前記D
    SPは前記ループフィルタ処理結果に基づいて前記電圧
    制御発振器へ印加される制御電圧を演算することを特徴
    とするDLL。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    のDLLにおいて、 初期同期捕捉時において、前記受信信号には第1同期チ
    ャネルを用い、前記割り込み信号発生手段は、前記第1
    同期チャネルの復調直後に割り込みを発生することを特
    徴とするDLL。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    のDLLにおいて、 初期同期捕捉時において、前記受信信号の相関演算にマ
    ッチドフィルタを用い、前記相関演算より得られるタイ
    ミングで割り込みを発生することを特徴とするDLL。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    のDLLにおいて、 初期同期捕捉後のデータ通信時においては、前記受信信
    号には共通パイロットチャネルを用い、前記割り込み信
    号発生手段は通信チャネルのスロットタイミングに同期
    した割り込み信号を発生することを特徴とするDLL。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    のDLLにおいて、 前記記憶手段は共通パイロットチャネルの1スロットに
    おける複素シンボルを記憶するレジスタにより構成さ
    れ、前記DSPは共通パイロットチャネルのフレームに
    対し、前記割り込み信号発生手段により割り込みが発生
    されたタイミングに応じて前記レジスタの読み込み位置
    を変更することを特徴とするDLL。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
    のDLLにおいて、 前記相関結果には、送信ダイバーシチのための符号化に
    基づいて分離されたものと分離されないもののいずれか
    が選択的に用いられることを特徴とするDLL。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のDLLにおいて、 前記相関結果は初期同期補足時においては、送信ダイバ
    ーシチのための符号化に基づいて分離されない複素シン
    ボルであることを特徴とするDLL。
  10. 【請求項10】 拡散処理された受信信号に対して、該
    受信信号の復調に用いる拡散系列信号より位相が進んだ
    拡散系列信号と、前記復調に用いる拡散系列信号より位
    相が遅れた拡散系列信号との相関をそれぞれとり、これ
    らの相関結果を用いてループフィルタ処理を行い、該ル
    ープフィルタ処理の出力に基づいて全ての前記拡散系列
    信号の発生に用いる発振周波数を変更するようにした同
    期追跡方法において、 初期同期捕捉時に、 マッチドフィルタにより第1同期チャネル信号を復調
    し、その復調データを復調毎にDSPへ渡してスロット
    タイミングを検出する第1ステップと、 スクランブリングコード推定時に、第1同期チャネル信
    号を逆拡散処理し、前記スロットタイミングを用いたス
    ロット周期でDSPに割り込み処理して前記ループフィ
    ルタ処理を行うステップと、 スクランブリングコード番号決定時に、共通パイロット
    チャネルのスロット周期でDSPに割り込み処理して前
    記ループフィルタ処理を行うステップと、 を備えたことを特徴とする同期追跡方法。
  11. 【請求項11】 拡散処理された受信信号に対して、該
    受信信号の復調に用いる拡散系列信号より位相が進んだ
    拡散系列信号と、前記復調に用いる拡散系列信号より位
    相が遅れた拡散系列信号との相関をそれぞれとり、これ
    らの相関結果を用いてループフィルタ処理を行い、該ル
    ープフィルタ処理の出力に基づいて全ての前記拡散系列
    信号の発生に用いる発振周波数を変更するようにした同
    期追跡方法において、 初期同期捕捉終了後、データ通信前において、 共通パイロットチャネル信号を前記受信信号とし、共通
    パイロットチャネルのスロット周期で前記相関結果をD
    SPに取り込んで前記ループフィルタ処理を行うように
    したことを特徴とする同期追跡方法。
  12. 【請求項12】 拡散処理された受信信号に対して、該
    受信信号の復調に用いる拡散系列信号より位相が進んだ
    拡散系列信号と、前記復調に用いる拡散系列信号より位
    相が遅れた拡散系列信号との相関をそれぞれとり、これ
    らの相関結果を用いてループフィルタ処理を行い、該ル
    ープフィルタ処理の出力に基づいて全ての前記拡散系列
    信号の発生に用いる発振周波数を変更するようにした同
    期追跡方法において、 初期同期捕捉終了後、データ通信時において、 共通パイロットチャネル信号を受信信号とし、通信チャ
    ネル信号に基づいて生成される割り込み信号により前記
    相関結果をDSPに取り込んで前記ループフィルタ処理
    を行うようにしたことを特徴とする同期追跡方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の同期追跡方法にお
    いて、 相関結果を共通パイロットチャネルの1スロットにおけ
    る複素シンボルに対応してレジスタに記憶し、前記DS
    Pは共通パイロットチャネルのフレームに対し、通信チ
    ャネル信号に基づいて割り込みが発生されたタイミング
    に応じて前記レジスタの読み込み位置を変更することを
    特徴とする同期追跡方法。
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