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JP2002212809A - 流体低抵抗スポーツウェア - Google Patents

流体低抵抗スポーツウェア

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Publication number
JP2002212809A
JP2002212809A JP2001182059A JP2001182059A JP2002212809A JP 2002212809 A JP2002212809 A JP 2002212809A JP 2001182059 A JP2001182059 A JP 2001182059A JP 2001182059 A JP2001182059 A JP 2001182059A JP 2002212809 A JP2002212809 A JP 2002212809A
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JP
Japan
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swimsuit
narrow
ribs
swimming
spiral
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Application number
JP2001182059A
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Yoshihiko Itagaki
良彦 板垣
Keiji Takai
啓次 高井
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Descente Ltd
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Descente Ltd
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Publication date
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Publication of JP3603048B2 publication Critical patent/JP3603048B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D1/00Garments
    • A41D1/007Garments made by a helically or spirally wound material
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D7/00Bathing gowns; Swim-suits, drawers, or trunks; Beach suits
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D2400/00Functions or special features of garments
    • A41D2400/24Reducing drag or turbulence in air or water

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Details Of Garments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水または空気を積極的にコントロールして抵
抗をできるだけ小さくし、着用者の身体を圧迫して又、
カルマン渦の悪影響をなくして筋力のアップ及びスピー
ドのアップを図る。 【構成】 シリコンゴム等の軟質性合成樹脂によって緩
いスパイラル状の一種又は二種の細幅リブを適宜間隔で
左身頃には左巻または右巻に、右身頃には右巻または左
巻に接着する。又、同様に、左腕は左巻または右巻に、
右腕は右巻または左巻に接着または融着する構造を、基
本的に有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水または空気の抵抗
に係る競泳用水着、或いはスポーツ用ウェアに係る流体
低抵抗スポーツウェアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】競泳または陸上短距離走においては、近
時1/100秒を争う競技となっており、水または空気
の抵抗は無視できない問題になってきている。即ち、水
中または空中を物体が移動する場合、その先端、表面及
び後方で水または空気の圧縮と膨張、水の移動と震動、
水または空気の吸着などが生じ、その物体をその位置に
留まらせるように様々な力が作用する。カルマン渦など
もその一つであって、物体が進行するときにその後方に
生じて物体を吸引する好もしくないものである。
【0003】即ち、物体に、その進行を妨げる方向に力
が発生するため、水中または空中の移動は推力にとって
非常に困難となる。競泳も身体を水中で移動させるた
め、物体を水中移動させる場合と同様の様々な力が加わ
るばかりでなく、各部を移動させて推力を得るものであ
るから非常に複雑な要素を内在している。
【0004】従来より競泳用水着として、前後身頃の一
部に微小の凹凸条や微少の突起列を設けたものがあった
が、常時向きの変わる競泳の水着としては、今一つ効果
が上がっていない。また近年、水の剥離を促進させるた
めに水着全体をザラザラにしているものもあるが、これ
もまた現時点では確かな効果は期待できていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な不確かな水の抵抗に対する従来の競泳用水着に代え
て、水を積極的にコントロールして抵抗をできるだけ小
さくした、新規な競泳用水着を提供し、優れた結果の出
易い競泳用水着を提供しようとするものである。
【0006】同時に、競泳用水着だけでなく空気抵抗と
の戦いとなる、100メートル走などの陸上の短距離走
やスケートやスキーなどの距離競技、または各種自転車
競技やスキーのダウンヒル・ジャンプ競技などのスポー
ツ用ウェアを提供することをも目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の競泳用水着は、
ストレッチ生地素材から裁断した裁断片によって縫製さ
れたウェットスーツ様を呈している水着において、胸の
両側から脚に掛けてシリコンゴム等の軟質性合成樹脂に
よって緩いスパイラル状のリブ(0.1mm〜8.0m
m程度がより好ましい)を、一体又は適宜間隔をもった
複数本、左身頃には左巻に、右身頃には右巻に接着また
は溶着し、また左腕は左巻または右巻に、右腕は右巻ま
たは左巻に接着または溶着したことをその要旨とするも
のである。
【0008】尚、このスパイラル状の細幅リブに沿っ
て、適宜間隔で該細幅リブの高さよりも低い細幅リブを
複数本形成することもまた好もしく、又該リブは、0.
05mm〜2.0mm高を有することも好もしい。
【0009】これら二種類の細幅乃至細幅低リブの配列
を任意に、また、これら二種の双方又は一方を、断続的
に形成することが可能である。
【0010】尚、該細幅リブ又は細幅低リブを、直線上
にではなく、緩い波形状に、あるいは鋸歯状に形成する
ことも可能である。
【0011】又、これら二種のリブは、所望により適宜
部位には設けなくともよい。即ち、例えば、上記左腕と
右腕又は脹ら脛部等は、ストレッチ生地素材によっての
み構成され、前記二種のスパイラル状の細幅リブの何れ
もが設けられないこともある。又、内股部にも、同様
に、前記二種のスパイラル状の細幅リブの何れもが設け
られない場合もある(尚、該内股部には、該リブが設け
られない単なるストレッチ生地素材が用いられる場合の
みならず、摩擦を避けるためストレッチ生地素材ではな
い、即ち、伸縮性のない生地素材を適用する場合もあり
うる)。更に、上記水着が袖なしのウェットスーツ様を
呈した構成にすることもできる。
【0012】また特に水着にあっては、上記水着を袖な
し構造にすることもできるし、又、脚部を大腿部より上
方部分のみで、又は、ハイレグ状に構成することもでき
る。
【0013】水着の各裁断片は、これをスパイラル状に
裁断して、上記二種のスパイラル状のリブの一方又は双
方を該縫製部に沿って設けることも考えられる。
【0014】更に、該水着をウエストから下方部分のみ
で構成し、競泳用男子水着とすることもできる。
【0015】尚、二種のリブ同士又はその組み合わせの
間隔は、略等間隔に又は/及び略並行に形成することも
また好もしい。
【0016】また、水着中の所望部位には、二種のスパ
イラル状の細幅リブに代えて、縦方向乃至長手方向の二
種のリブの一方乃至双方のリブを形成させることも可能
である。
【0017】上記競泳用水着は、他にも、陸上の短距離
走やスケートやスキーなどの距離競技、または各種自転
車競技やスキーのダウンヒル・ジャンプ競技などの衣服
として各種スポーツ用ウェアとしても応用することがで
きる。
【0018】
【実施例1】以下、図1乃至図3に従って本発明の競泳
用水着の第一の実施例を説明する。図1は競泳用女性水
着を示す斜視図であり、図2はその側面図、図3はその
背面図である。水着1は、前身頃部2と後身頃部3及び
両脚部4が一体に縫合され、袖なしのウェットスーツ様
を呈している。
【0019】各裁断片5,5…は、ストレッチ生地素材
で構成され、水着1の形態を保つように任意に裁断され
縫製される。該水着1の表面には、胸の両側から脚に掛
けて、シリコン樹脂等の軟質性合成樹脂からなる細幅リ
ブ6,6…を適宜間隔で緩いスパイラル状に接着または
溶着する。該細幅リブ6は0.1mm〜8.0mmの突
出量をもっている。また該細幅リブ6は、左身頃では左
巻に、右身頃では右巻に旋回するように設けられ、脚端
(裾)で終わっている。
【0020】また、スパイラルの方向は左身頃で右巻
に、右身頃で左巻に構成することもできる。更に、袖付
きの構成にして該袖にもスパイラル状の細幅リブ6,6
…を設けることもできる。
【0021】上記構成になる競泳用女子水着は、左身頃
と右身頃でスパイラル状の細幅リブ6,6…が左巻と右
巻になっているため、着用者が水を掻いて進むと、左足
と右足の後に左巻と右巻の渦が発生する。このとき該渦
水流は裁断片5,5…によって左巻と右巻になり、カル
マン渦の発生は少なく阻止される。
【0022】このため、該競泳用女子水着はカルマン渦
の発生が少ないだけ着用者を進行の後方から引っ張る力
がなくなるため、その分軽く移動することができる。ま
た、この競泳用女子水着は、裁断片5,5…がストレッ
チ生地素材で構成してあるから、伸縮性のアップは勿
論、適当な筋肉の引き締めが行われる。
【0023】この引き締めによって水着生地が背中部な
どをより身体に密着させることともなり、着用者の筋力
が発揮され易く、また着用者にフィット感を与えるなど
の心理的な利点を有する。
【0024】
【実施例2】次に図4乃至図6は背中が開いた背開きタ
イプの競泳用女子水着を示すものである。また、前身頃
部2と後身頃部3及び両脚部4が一体に縫合され、袖な
しのウェットスーツ様を呈している。
【0025】胸の両側から脚に掛けては、緩いスパイラ
ル状に裁断され、即ち左身頃は左巻に、右身頃は右巻に
裁断した裁断片5,5…によって構成される。脹ら脛部
8は、脹ら脛布9で構成してスパイラルを形成しない部
分である。
【0026】上記裁断片5,5…は、ストレッチ布帛素
材で構成してあり、使用する部位によってその強さ(張
力)はそれぞれ適宜異なっている。例えば大腿部を包ん
でいる裁断片5は、張力の大きいストレッチ素材が使用
してある。
【0027】該水着1の表面には胸の両側から脚に掛け
て、裁断片5,5…の縫い目7に合わせてシリコン樹脂
等の軟質性合成樹脂からなる細幅リブ6,6…を緩いス
パイラル状に接着または溶着する。該細幅リブ6は0.
1mm〜8.0mmの突出量をもっている。また該細幅
リブ6は、左身頃では左巻に、右身頃では右巻に旋回す
るように設けられ、脚端(裾)で終わっている。また無
圧力になる背中部11にホール12を設けている。
【0028】上記構成になる競泳用女子水着は、左身頃
と右身頃でスパイラル状の細幅リブ6,6…が左巻と右
巻になっているため、着用者が水を掻いて進むと、左足
と右足の後に左巻と右巻の渦が発生する。このとき該渦
水流は裁断片5,5…によって左巻と右巻になり、カル
マン渦の発生は少なく阻止される。
【0029】このため、該競泳用女子水着はカルマン渦
の発生が少ないだけ着用者を進行方向の後方から引っ張
る力がなくなる又は減少するため、その分軽く移動する
ことができる。また、この競泳用女子水着は、裁断片
5,5…がストレッチ布帛素材で構成してあるから、伸
縮性のアップは勿論、適当な筋肉の引き締めが行われ
る。
【0030】この引き締めによって水着生地が背中部な
どをより身体に密着させることともなり、着用者の筋力
が発揮され易く、また着用者にフィット感を与えるなど
の心理的な利点を有すると共に、特に大腿部を包んでい
る裁断片51に張力の大きいストレッチ生地素材を使用
しているため、着用者の蹴り出し力を強くすることがで
きる。
【0031】
【実施例3】前記二つの実施例では袖なしの競泳水着に
ついて説明したが、必要なら袖を設けても良い。図7は
袖付きの第三の実施例を示す競泳水着を示すもので、こ
の場合は、ストレッチ生地素材によって構成した袖13
に、肩口から袖口に向かって緩いスパイラル状にシリコ
ン樹脂等の軟質性合成樹脂からなる細幅リブ6,6…を
接着または溶着する。細幅リブ6は、袖13の左腕は左
巻に、右腕は右巻に設けられる。
【0032】他の構成は、第一、及び第二実施例と同様
であるため同一符号を付して説明を省略する。この場合
は、袖13のスパイラル作用により腕の延長方向にも水
の整流となった渦が形成され、抵抗の原因となるカルマ
ン渦が生じることがないため、後から吸引する力が発生
しない。
【0033】また、袖13に設けた上記細幅リブ6のス
パイラルの向きは、左腕を右巻に、右腕を左巻にするこ
ともできる。更に、袖13については、これを図示しな
い通常のストレッチ生地素材とし、スパイラル状細幅リ
ブ6を設けないようにすることもできる。所謂、一般の
袖であり、腕の保護及びストレッチ効果による筋力のア
ップに貢献する。
【0034】
【実施例4】また図8乃至図10はスパッツ型をした競
泳用男子水着を示すものである。前記諸実施例と、ウエ
ストから下方部分で基本的に実施例(第一)と同様の構
成になっており、腰の両側から脚に掛けては、緩いスパ
イラル状に細幅リブ6,6…が設けられ、左身頃では左
巻に、右身頃では右巻に構成される。
【0035】上記構成になる競泳用男子水着は、左身頃
と右身頃でスパイラル状の細幅リブ6,6…が左巻と右
巻になっているため、着用者が水を掻いて進むと、左足
と右足の後に左巻と右巻の渦が発生する。このとき該渦
水流は裁断片5,5…によって左巻と右巻になり、カル
マン渦の発生は少なく阻止される。
【0036】このため、該競泳用男子水着はカルマン渦
の発生が少ないだけ着用者を進行の後方から引っ張る力
がなくなるため、その分軽く移動することができる。ま
た、この競泳用男子水着は、裁断片5,5…がストレッ
チ生地素材で構成してあるから、伸縮性のアップは勿
論、適当な筋肉の引き締めが行われる。
【0037】尚、図11は、図10に於けるA−A線一
部拡大端面図である。又、この実施例では、細幅リブ6
は台形状を呈しているが、特にこの形状にこだわる必要
はなく、凸状を呈する形状であればどのようなものであ
ってもよい。
【0038】
【実施例5】また図12は、スパッツ型男子水着の側面
を示す図であるが、この場合は、細幅リブ6,6・・・に
適宜間隔で、それより更に高さの低い細幅低リブ6’,
6’・・・が形成されている。この細幅低リブ6’,6’・
・・は、細幅リブ6,6・・・が0.1mm〜8.0mmの
突出高を持つに対して、0.05mm〜2.00mmと
いった、より低い突出高を持っている。
【0039】尚この例での細幅リブ6,6・・・と、細幅
低リブ6’,6’・・・との間隔は、略等間隔乃至略並行
に形成されている。
【0040】上記構成になる競泳用男子水着は、二種の
異なる高さのリブの存在により、スパイラル効果は更に
発揮される。
【0041】尚、図13は、図12に於ける、B−B線
一部拡大端面図である。また、本実施例では、二種の細
幅リブ6・・・,6’・・・は、台形状を呈しているが、特に
この形状にこだわる必要はなく、何れも高さHの大小は
あっても要するに凸状を呈していれば足りる。
【0042】
【実施例6】更に、図14は、前記
【実施例5】の二種の細幅リブ6,6・・・と6’,6’・
・・の双方を、断続的に形成したものであるが、この場合
であっても、スパイラル効果は充分に発揮され、特段の
不都合は何も生じなかった。
【0043】
【実施例7】また、図15は、必要部位(この場合は脹
ら脛部8)に、スパイラル状細幅低リブ6’,6’・・・
に代え、ストレート状細幅低リブ6”,6”・・・を形成
した例を示すが、この場合も格別な不都合は全く生じる
ことがなかった(図中、本実施例相当の脹ら脛部のみを
正確に示し、他は略した)。
【0044】尚、図16は、図15のC−C線一部拡大
端面図であり、又、この例では、二種の細幅リブ6・・
・,6’・・・は、共に台形状を呈しているが、この形状
は、何れも高さHの大小があり凸状を呈していればよ
い。
【0045】
【実施例8】図17に示された例は、
【実施例1】の図1と唯一異なる点、即ち、緩いスパイ
ラル状の細幅リブ6又は細幅低リブ6’が、緩い波形状
を呈している状態を示している。この例に於いても、ス
パイラル効果に於いて劣るところは存しなかった。尚、
符号の説明は図1と略同一のため省略した。又、細幅リ
ブが複数本設けられる場合は、当然これらも緩い波形状
を呈することになる。
【0046】
【実施例9】図18の例に於いては、
【実施例8】と同じように、
【実施例1】の図1とは、緩いスパイラル状の細幅リブ
6又は細幅低リブ6’が、緩い鋸歯状を呈している点だ
けが異なっている。この例にても同じく、好もしいスパ
イラルの効果が生じた。尚、符号の説明は同じく省略し
た。又、細幅リブが複数本設けられる場合について、こ
れらの形状も、上記
【実施例8】と同じように、緩い鋸歯状を呈することに
なることも当然である。
【0047】
【実施例10】尚、前述してきた実施例は、何れもスト
レッチ生地素材より成る水着についてのものであるが、
所望部位に、必要に応じて、該ストレッチ生地素材を用
いない水着として構成することも可能である。例えば、
内股部には泳時の摩擦を避けるためにリブを全く設けな
いとするのみならず、ストレッチ性のない生地素材を用
いることもある(図示はしない)。
【0048】
【実施例11】また上記本実施例の説明では、競泳競技
について述べたが、競泳用水着だけでなく空気抵抗との
戦いとなる、100メートル走などの陸上の短距離走や
スケートやスキーなどの距離競技、または各種自転車競
技やスキーのダウンヒル・ジャンプ競技などのスポーツ
用ウェアについても同様に実施することができることは
勿論である。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように本発明の流体低抵抗ス
ポーツウェアは、水着の表面に胸の両側から脚に掛け
て、シリコン樹脂等の軟質性合成樹脂からなる細幅リブ
を適宜間隔で緩いスパイラル状に接着または溶着したこ
とにより、着用者の後側にカルマン渦の発生が少なくな
り、その分軽く移動することができる。
【0050】また本発明では、陸上の短距離走やスケー
トやスキーなどの距離競技、または各種自転車競技やス
キーのダウンヒル・ジャンプ競技などのスポーツ用ウェ
アについても同様に実施することができる等の特徴を有
するものであり、本発明の実施によって得られる効果は
極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す袖なしスパッツタ
イプの競泳用女子水着の斜視図である。
【図2】同側面図である。
【図3】同背面図である。
【図4】本発明の第二の実施例を示す背開きタイプの競
泳用女子水着の斜視図である。
【図5】同側面図である。
【図6】同背面図である。
【図7】本発明の第三の実施例を示す袖付きの競泳水着
の斜視図である。
【図8】本発明の第四の実施例を示すスパッツタイプの
競泳用男子水着の斜視図である。
【図9】同側面図である。
【図10】同背面図である。
【図11】図10のA−A線一部拡大端面図である。
【図12】本発明の第五の実施例を示す細幅低リブを設
けたスパッツタイプの競泳用男子水着の側面図である。
【図13】図12のB−B線一部拡大端面図である。
【図14】本発明の第六の実施例を示す、二種の細幅リ
ブを断続的に設けたスパッツタイプの競泳用男子水着の
背面図である。
【図15】本発明の第七の実施例を示す、スパイラル状
細幅低リブに代えて、ストレート状細幅低リブを形成し
た背開きタイプの競泳用女子水着の背面図である。
【図16】図15のC−C線一部拡大端面図である。
【図17】本発明の第八の実施例を示す、波形状リブで
の緩いスパイラルを示す競泳用女子水着の斜視図であ
る。
【図18】本発明の第九の実施例を示す、鋸歯状リブで
の緩いスパイラルを示す競泳用女子水着の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 水着 2 前身頃部 3 後身頃部 4 脚部 5 裁断片 6 スパイラル状細幅リブ 6’スパイラル状細幅低リブ 6”二種のストレート状細幅リブ 7 縫い目 8 脹ら脛部 9 脹ら脛布 10 胸切換布 11 背中部 12 ホール 13 袖 P ピッチ H 高さ W 幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A41D 27/08 A41D 27/08 B 31/00 31/00 L 501 501E 501Z 502 502A 502F 502S 504 504F 504H Fターム(参考) 3B011 AA04 AB12 AB13 AB17 AC11 AC17 3B035 AA01 AA08 AB00 AB05 AC10 AC15 AD07 AD08 AD13 AD15

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストレッチ生地素材から裁断した裁断片
    によって縫製等により一体化されたウェットスーツ様を
    呈している水着において、 胸の両側から脚に掛けて軟質性合成樹脂によって緩いス
    パイラル状の細幅リブを、左身頃には左巻または右巻
    に、右身頃には右巻または左巻に接着または溶着し、ま
    た左腕は左巻または右巻に、右腕は右巻または左巻に接
    着または溶着したことを特徴とする競泳用水着。
  2. 【請求項2】 前記スパイラル状の細幅リブが適宜間隔
    をもった複数本であることを特徴とする請求項1記載の
    競泳用水着。
  3. 【請求項3】 前記スパイラル状の細幅リブに沿って、
    適宜間隔で、該細幅リブの高さよりも低い細幅低リブを
    複数本形成したことを特徴とする請求項1乃至2記載の
    競泳用水着。
  4. 【請求項4】 前記緩いスパイラル状の細幅リブ又は細
    幅低リブが、直線状のみならず、緩い波形状又は鋸歯状
    に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3記載
    の競泳用水着。
  5. 【請求項5】 前記軟質性合成樹脂がシリコンゴムであ
    ることを特徴とする請求項1記載の競泳用水着。
  6. 【請求項6】 前記スパイラル状の細幅リブが、0.1
    mm〜8.0mm高に突出した構成となっていることを
    特徴とする請求項1乃至5記載の競泳用水着。
  7. 【請求項7】 前記複数本の細幅低リブが、0.05m
    m〜2.0mm高に突出した構成となっていることを特
    徴とする請求項1乃至6記載の競泳用水着。
  8. 【請求項8】 前記細幅リブと、細幅低リブの配列を任
    意に組み合わせたことを特徴とする請求項1乃至7記載
    の競泳用水着。
  9. 【請求項9】 前記水着の脚部が、大腿部下部乃至膝頭
    上部より上方部分で構成されたことを特徴とする請求項
    1乃至8記載の競泳用水着。
  10. 【請求項10】 前記水着の所望部位に前記二種のスパ
    イラル状の細幅リブの何れもが形成されないことを特徴
    とする請求項1又は9記載の競泳用水着。
  11. 【請求項11】 前記左腕と右腕がストレッチ布帛素材
    によって構成され、前記二種のスパイラル状の細幅リブ
    又は細幅低リブの何れもが設けられないことを特徴とす
    る請求項10記載の競泳用水着。
  12. 【請求項12】 前記水着の脚端部の脹ら脛部には、前
    記二種の、細幅リブ又は細幅低リブ、の何れもが形成さ
    れないことを特徴とする請求項10記載の競泳用水着。
  13. 【請求項13】 前記水着が袖なしのウェットスーツ様
    を呈した構成になることを特徴とする請求項1乃至請求
    項10又は請求項12記載の競泳用水着。
  14. 【請求項14】 前記水着の両脚部がハイレグ形状を呈
    している請求項1乃至8又は10又は11記載の競泳用
    水着。
  15. 【請求項15】 スパイラル状の細幅リブ又は細幅低リ
    ブが各裁断片の縫製部等の接合部に沿って設けられるこ
    とを特徴とする請求項1乃至9又は請求項13又は請求
    項14記載の競泳用水着。
  16. 【請求項16】 ウエストから下方部分で構成された請
    求項1乃至請求項10又は12又は15記載の競泳用男
    子水着。
  17. 【請求項17】 前記二種の、スパイラル状の細幅リブ
    及び/又は細幅低リブが、断続的に形成されていること
    を特徴とする請求項1乃至9又は請求項13乃至15記
    載の競泳用水着。
  18. 【請求項18】 前記スパイラル状の細幅リブ同士、又
    は細幅リブと細幅低リブ、又は細幅低リブ同士、の間隔
    を、略等間隔に、形成したことを特徴とする請求項1乃
    至9又は請求項13乃至16記載の競泳用水着。
  19. 【請求項19】 前記スパイラル状の細幅リブ同士、又
    は細幅低リブ同士、又は細幅リブと細幅低リブ、の間隔
    を、略並行に形成したことを特徴とする請求項1乃至9
    又は請求項13乃至16記載の競泳用水着。
  20. 【請求項20】 前記スパイラル状の細幅リブ同士、又
    は、細幅低リブ同士、又は細幅リブと細幅低リブ、の間
    隔を、略等間隔に、かつ、略並行に形成したことを特徴
    とする請求項1乃至9又は請求項13乃至16記載の競
    泳用水着。
  21. 【請求項21】 前記水着中の所望部位に、前記二種の
    スパイラル状の細幅リブに代えて、縦方向乃至長さ方向
    の前記二種の中の一方乃至双方の細幅リブを形成したこ
    とを特徴とする請求項1乃至20記載の競泳用水着。
  22. 【請求項22】 前記水着中の所望部位に、ストレッチ
    生地素材を用いないことを特徴とする請求項1乃至21
    記載の競泳用水着。
  23. 【請求項23】 前記ストレッチ生地素材を用いない部
    分が、内股部であることを特徴とする請求項22記載の
    競泳用水着。
  24. 【請求項24】 陸上の短距離走やスケートやスキーな
    どの距離競技、または各種自転車競技やスキーのダウン
    ヒル・ジャンプ競技などの衣服である請求項1乃至請求
    項23記載の流体低抵抗スポーツ用ウェア。
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