JP2002206767A - 空気調和機の室内ユニット - Google Patents
空気調和機の室内ユニットInfo
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Abstract
加できて、高効率かつコンパクト性に優れ、低コストで
構成がとれる高気密高断熱住宅および寒冷地域住宅に適
した室内ユニットを提供する。 【解決手段】 室内ユニット本体1で、前面の吸込口2
aおよび下面の吸込口2bから室内空気を吸い込む吸込
口2を有し、前面の吸込口2aの上方に、吸い込んだ空
気を吹き出す吹出口3を設け、かつ内部に前記吸込口2
と前記吹出口3とを連通する風回路4を有した室内ユニ
ット本体1と、前記吹出口3から風を送り出すように設
けられた送風機5と、第1の熱交換器6を前面に設け、
第2の熱交換器7を前記送風機5の下部に設ける構成と
する。
Description
空気調和機の室内ユニットに関するものである。
プの室内ユニット101は、第10図に示すように、前
面102および天面上部103から吸込口104を設
け、その吸込口104から吸い込まれた空気と送風機1
05の前面および上部に配置された熱交換器106で熱
交換し、冷却または暖房された空気を送風機105で前
面斜め下方向に吹き出す吹出口107を有する風回路で
構成されていることが一般的である。また別の提案とし
て、下吸い込み上吹き出し構成の風回路で送風機をV字
状の熱交換器ではさみこんだ室内ユニットがある(例え
ば、特開平6−272884号公報参照)。
特に地球環境保護の観点から環境課題に取り組むべく省
エネに対する取り組みを急速に進めている。この省エネ
課題に対して従来の室内ユニットでは、熱交換器の搭載
量を増やした取り組みを行っている。しかしこの取り組
みは、室内ユニットの奥行きおよび室内ユニット本体高
さのアップとなり、室内ユニットの大きさが増すことと
なり、コンパクト性を欠きインテリア性が良い壁掛けの
特徴がなくなりつつあるという課題がでている。
い込み口が下面または背面となり吸い込み面積が小さく
かつ熱交換器の搭載量がV字となっているため小さくな
ることから室内ユニット本体の大きさに比べて能力が出
る寄与率が悪く効率的な室内ユニット本体を構成するこ
とが難しく、コンパクトな室内ユニットとならないとい
う課題がある。
密断熱構造を大幅に向上させ高気密高断熱住宅を開発し
空調を行う時の熱ロスを少しでも少なくする取り組みを
行っている。このような住宅では、冷房および暖房の起
動時の熱負荷は大きいが一度温度が所定の温度になると
住宅の床、壁面、天井面で駆体蓄熱ができることから、
冷房暖房の運転は微少な能力で行えかつ所定の小能力を
供給するだけで快適な環境が作ることができる。このよ
うな住宅で従来の室内ユニットを運転すると、起動時で
は大能力運転で吹き出しの風が強く使用者に当たり不快
感と感じる人が多いという課題があり、安定時では空調
負荷が小さいため空気調和機の能力を絞るため暖房運転
で吹き出し温度の低い温度が吹き出され使用者に当たり
冷風感を感じるという課題があった。
は、床置きと壁掛けタイプが代表的な商品となっている
が床置きは、暖房の快適性は良いが床面に設置場所が必
要となり居住空間が狭くなるという課題があった。また
壁掛けタイプは天井に近い場所から温風がでるため、床
面への温風到達が悪く冷風感を感じる課題があった。
題点に鑑みてなされたものであり、大能力が出せる室内
ユニット本体構成であり、かつコンパクト性に優れ、複
雑な構造にしなくても吹き出しの風を使用者に当てるこ
とがなく、寒冷地域での空気調和機の室内ユニットとし
ても輻射利用でかつ温風による快適性と設置の問題を解
決する多数の優れた効果を有する空気調和機の室内ユニ
ットを提供することを目的としている。
に、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、前面およ
び下面部から室内空気を吸い込む吸込口を有し、前面の
吸込口の上方に、吸い込んだ空気を吹き出す吹出口を設
け、かつ内部に前記吸込口と前記吹出口とを連通する風
回路を有した室内ユニット本体と、前記吹出口から風を
送り出すように設けられた送風機と、第1の熱交換器を
前面に設け、第2の熱交換器を前記送風機の下部に設け
たことを特徴とする。
路は、上記吹出口に向かって上記送風機に最接近する位
置から水平または上面を凸状に湾曲して形成された第1
のファンケーシングと上記送風機の最接近する位置から
送風機を背面に沿って囲うように形成された第2のファ
ンケーシングを設けたことを特徴とする。
口の前面から下面部に吸い込みパネルを設けたことを特
徴とする。
込みパネルと上記第2の熱交換器との間の風回路に吸い
込み空気用のフィルタを設けたことを特徴とする。
の熱交換器の下方に、吸い込まれた空気と熱交換されて
でた凝縮水を受ける水受け皿を設けたことを特徴とす
る。
び下面部から室内空気を吸い込む吸込口を有し、前面の
吸込口の上方に、吸い込んだ空気を吹き出す吹出口を設
け、かつ内部に前記吸込口と前記吹出口とを連通する風
回路を有した室内ユニット本体と、前記吹出口から風を
送り出すように設けられた送風機と、第1の熱交換器を
前面に設け、第2の熱交換器を第2の熱交換器と第3の
熱交換器以上に分けて、熱交換器のどちらか片方の端が
下方に向けることを特徴とする。
口の下部を背面にわたって設けたことを特徴とする。
ユニット本体の側面に吸い込み口を設けたことを特徴と
する。
ユニット本体の前面パネルを輻射部とし、前記前面パネ
ルを駆動させ上記吹出口からでる風を上記吸込み口に誘
い込むようにしたことを特徴とする。
2の熱交換器の下方に、熱交換器からの滴下水を受ける
水受け皿の機能を有し、かつ風の流れを整流する整流板
を設けたことを特徴とする。
図面を参照しながら説明する。
施の形態1に係る空気調和機の室内ユニットの概略図で
ある。 図1(a)において、室内ユニット本体1で、
前面の吸込口2aおよび下面の吸込口2bから室内空気
を吸い込む吸込口2を有し、前面の吸込口2aの上方
に、吸い込んだ空気を吹き出す吹出口3を設け、かつ内
部に前記吸込口2と前記吹出口3とを連通する風回路4
を有した室内ユニット本体1と、前記吹出口3から風を
送り出すように設けられた送風機5と、第1の熱交換器
6を前面に設け、第2の熱交換器7を前記送風機5の下
部に設ける構成とされている。
送風機5に最接近する位置から上面を凸状に湾曲して形
成された第1のファンケーシング8aと送風機5の最接
近する位置から送風機5を背面に沿って囲うように形成
された第2のファンケーシング8bを設ける。また、吸
込口2の前面の吸込口2aから下面の吸込口2bに吸い
込みパネル9を設ける。また、吸い込みパネル9と第2
の熱交換器7との間の風回路に吸い込み空気用のフィル
タ10を設ける。また、第2の熱交換器7の下方に、吸
い込まれた空気と熱交換されて出た凝縮水を受ける水受
け皿11を設ける。
施の形態2に係る空気調和機の室内ユニットの概略図で
ある。図1(b)において、室内ユニット本体1で、前
面の吸込口2aおよび下面の吸込口2bから室内空気を
吸い込む吸込口2を有し、前面の吸込口2aの上方に、
吸い込んだ空気を吹き出す吹出口3を設け、かつ内部に
前記吸込口2と前記吹出口3とを連通する風回路4を有
した室内ユニット本体1と、前記吹出口3から風を送り
出すように設けられた送風機5と、第1の熱交換器6を
前面に設け、第2の熱交換器7を第2の熱交換器7aと
第3の熱交換器7bに分けて、第2の熱交換器および第
3の熱交換器のどちらか片方の端が下方に向ける構成と
なっている。また、風回路4は、吹出口3に向かって、
送風機5に最接近する位置から水平に形成された第1の
ファンケーシング8aと送風機5の最接近する位置から
送風機5を背面に沿って囲うように形成された第2のフ
ァンケーシング8bを設ける。
考に風の流れを説明した図であり、(a)は概略図、
(b)は断面及び斜視図である。前面からの吸い込み空
気が前面の吸込口2aに吸い込まれ、下面からの吸い込
み空気が下面の吸込口2bに吸い込まれ、送風機5を通
過し吹出口3から吹き出しの風が出る。
考に背面からの風の流れを説明した図であり、(a)は
概略図、(b)は断面及び斜視図である。前面からの吸
い込み空気が前面の吸込口2aに吸い込まれ、下面から
の吸い込み空気が下面の吸込口2bに吸い込まれ、背面
からの吸い込み空気が背面の吸込口2cに吸い込まれ、
送風機5を通過し吹出口3から吹き出しの風が出る。
考に背面および側面からの風の流れを説明した図であ
り、(a)は概略図、(b)は断面及び斜視図である。
前面からの吸い込み空気が前面の吸込口2aに吸い込ま
れ、下面からの吸い込み空気が下面の吸込口2bに吸い
込まれ、背面からの吸い込み空気が背面の吸込口2cに
吸い込まれ、側面からの吸い込み空気が側面の吸込口2
dに吸い込まれ、送風機5を通過し吹出口3から吹き出
しの風が出る。
考に前面パネルの駆動を説明した図であり、(a)は概
略図、(b)は断面及び斜視図である。前面からの吸い
込み空気が前面の吸込口2aに吸い込まれ、下面からの
吸い込み空気が下面の吸込口2bに吸い込まれ、背面か
らの吸い込み空気が背面の吸込口2cに吸い込まれ、前
面のパネルが駆動することにより前面からの吸い込み空
気が増大し前面の吸込口2eに吸い込まれ、送風機5を
通過し吹出口3から吹き出しの風と前面パネル12の背
面を通過する風に分かれ、前面パネル12の背面を通過
した空気が前面の吸込口2eに吸い込まれる。
考に整流板を説明した図であり、(a)は概略図、
(b)は部分説明図である。第2の熱交換器7a、第3
の熱交換器7bの下方に、第2の熱交換器7aおよび第
3の熱交換器7bからの滴下水を受ける水受け皿部14
の機能を有し、かつ風の流れを整流する整流板13を第
2の熱交換器7a、第3の熱交換器7bの下にそれぞれ
整流板13a、13bを構成する。整流板のAのポイン
トからの水滴滴下が下の水受け皿に収まる位置にAポイ
ントと水受け皿との関係がある。
け室内ユニット及び床置き室内ユニットで暖房運転した
ときの室内温度分布を説明した図であり、(a)は壁掛
け室内ユニットの強風運転の温度分布図、(b)は壁掛
け室内ユニットの微風運転の温度分布図、(c)は床置
き室内ユニット運転の温度分布図である。
運転の温度分布では、部屋全体に空気の移動があり、住
宅が一般の住宅の場合は特に床面と天井面で温度分布に
差があり、図のように床付近で使用者が寝ころんでいる
場合は室温を上げても暖房感を感じることができない場
合が多い。また室内機から下に強風運転することで使用
者の場所では冷風感を感じてしまうことや頭からの温風
がくるという不快感もある。
運転の温度分布では、風量が微少のため、吹き出された
空気が上昇して吸い込みに入りやすく、室内ユニットの
周りのみ温度が上昇して暖房感がえられないという状態
になってしまう。
の温度分布は、使用者の近くに暖房吹き出し口があるた
め、部分暖房でも使用者への暖房感は高い。しかし送風
による暖房で使用者に近い場所に室内ユニットがあるこ
とから、室温が上昇した後の不必要な高温風感や安定時
の能力ダウンから低い吹き出しの風が使用者に当たりや
すく冷風感で不快との意見も少なくない。また床面に設
置するため、狭い日本の住宅の生活範囲がさらに狭くな
るという基本的課題もある。
態で暖房運転したときの室内温度分布を説明した図であ
り、(a)は室内ユニットの強風運転の温度分布図、
(b)は室内ユニットの微風運転の温度分布図である。
温度分布では、吹き出しが室内ユニットの上部にあるた
め、強風運転を行っても吹き出しによる部屋全体に空気
の移動を行うのではなく使用者が比較的風を感じず、室
温のわりに暖房感がある。吸い込みが室内ユニットの下
面にあることから低い温度を吸い込み暖房することで部
屋の温度上昇は早くなる。
温度分布では、風量が微少のため、吹き出された空気は
天井付近に残るが吸い込みが下から行われることから風
の流れが緩やかに行われ温度分布は比較的均一に成りや
すい。この室内ユニットが高気密高断熱住宅に設置され
れば室内温度の温度分布が良くかつ暖房エネルギーを微
少に供給すればよいことからさらに暖房感は向上する。
施の形態で寒冷地域に設置したときの室内温度分布を説
明した図であり、(a)は室内ユニットの強風運転の温
度分布図、(b)は室内ユニットの微風運転の温度分布
図、(c)は輻射部を利用した暖房運転の温度分布図で
ある。
時の温度分布では、吹き出しが室内ユニットの上部にあ
り、強風運転を行っても使用者に風を当てることなく、
吹き出しによる部屋全体に空気の移動を行うのではなく
使用者が比較的風を感じず、室温のわりに暖房感があ
る。吸い込みが室内ユニットの下面にあることから低い
温度を吸い込み暖房することで部屋の温度上昇は早くな
る。また暖房吹き出し口が使用者の近くにあることから
も暖房感が高い。
時の温度分布では、風量が微少のため、吹き出された空
気は上昇しやすいが吸い込みが床面近くにあるため、低
い温度の温度交換ができ温度も均一に成りやすい。また
使用者の近くに室内ユニットがあるが吹き出しが上方に
吹き出され風による冷風感は少ない。
の時の温度分布では、吹き出しの風を抑えて前面パネル
の輻射部の温度を上昇させることから、気流感の全く感
じない理想的な輻射暖房ができる。温度分布は部屋の隅
では温度の低い場所が存在するが使用者は輻射暖房から
冷風感を感じることがない。
第1図(a)(b)を見ても解るように、前面および下
面部から室内空気を吸い込むようにしたことから、吸い
込み抵抗を減らして大きな能力が出せると共に低騒音で
運転できる。また熱交換器を第1の熱交換器と第2の熱
交換器に分け第2の熱交換器を送風機の下部に配置する
ことで、室内ユニット本体の高さを抑えながら熱交換器
の配置ができることで熱交換器の能力を最大限に空調機
室内ユニット本体の能力に利用できる率(熱交換器の能
力寄与率)が高くなる。
て、第1図(a)(b)、第2図(a)(b)を見ても
解るように、吹出口と吸込口が近接しているため、吹き
出した冷風および温風が吸込口に吸い込まれる現象、い
わゆるショートサーキットが発生しやすい傾向にある
が、吹き出しからの風を室内ユニット本体から切り離す
役目をする第1のファンケーシングを設けることでこの
現象は発生しないようになっている。また風回路を低騒
音でかつ高効率な運転ができるように第2のファンケー
ジングを配置している。
て、第1図(a)(b)を見ても解るように、吸込口の
前面から下面部に吸い込みパネルを配置することによ
り、熱交換器の吸い込み面積を最大限に確保し、かつよ
り吸い込み空気の風の流れに逆らわないように、吸込口
の前面および下面全体から室内空気を吸い込むことがで
きる。また下吸い込みであることから運転中に駆動部が
見えず従来の空調機のイメージではないためインテリア
性に優れいてる。
て、第1図(a)(b)を見ても解るように、吸い込み
空気用のフィルタは、吸込口の前面および下面から吸い
込まれる室内空間の空気を清浄すると共に、室内壁面付
近に空気の上昇する流れを作り埃が付着しやすい壁面の
埃を清浄するようになっている。
て、第1図(a)(b)を見ても解るように、水受け皿
は、熱交換器の下方に位置し、前面および下面から吸い
込まれた空気と熱交換する第1の熱交換器と第2の熱交
換器から凝縮された凝縮水を受ける働きをしている。
て、第1図(b)を見ても解るように、第1の熱交換器
を前面に配置し第2の熱交換器と第3の熱交換器を送風
機の下部に配置したことで、第2の熱交換器と第3の熱
交換器を極端に傾斜させ配置できることで、高効率に熱
交換器の能力を利用できる寄与率が高い配置ができるこ
とと、送風機から熱交換器の下端部までの位置が短くで
きるため従来の室内ユニット本体より小さい容積で風回
路構成ができる。
て、第3図(a)(b)を見ても解るように、吸込口の
下部を背面にわたって配置したことで吸い込み面積の拡
大ができて、請求項1からさらに大能力化、高効率な熱
交換器の利用、低騒音化が図れることとなる。
て、第4図(a)(b)を見ても解るように、室内ユニ
ット本体の側面に吸込口を配置したことで吸い込み面積
の拡大ができて、請求項1からさらに大能力化、高効率
な熱交換器の利用、低騒音化が図れることとなる。
て、第5図(a)(b)を見ても解るように、暖房運転
を行った場合、前面パネルを輻射部として、前面パネル
を駆動させることにより、吹き出し口からでる風を吸込
口に誘い込み、前面パネルの輻射部を加熱させその熱を
輻射熱として暖房を行う。この方式では輻射による暖房
ができるため、室温安定時で大きな能力が必要のない場
合はこの輻射暖房を行うと暖房感が非常によい。
るように、従来の壁掛け暖房では、強運転では風速感を
感じて温度が上昇しているが暖かさを感じない。また弱
運転では室内ユニット本体の吹き出した風がすぐに吸い
込まれ室内ユニット本体の周りのみ高い温度が滞留する
こととなる。また床置きタイプの室内機では強風運転で
は使用者に近いため風速感を感じて吹き出し温度が高く
ても不快と感じてしまう。
に、室内ユニット本体の取り付け位置を従来の壁掛け位
置に配置した場合、高暖房運転したときでも使用者は風
速感を感じず均一な温度の中で冷風感を感じない。また
弱運転をしても上吹き出し下吸い込みの風の対流から室
温は均一になりやすい。
に、寒冷地域では室内ユニット本体を床面に近い場所に
設置することで強風運転時でも直接使用者に風を当てず
暖房運転ができる。また室温安定時の弱運転でも上吹き
出しの下吸い込みを行うことから気流感が少なく暖房が
できる。また室温安定時に輻射暖房を行うことでまった
く気流による冷風感を感じることのない快適性が得られ
る。
して、第6図(a)(b)を見ても解るように、第2の
熱交換器と第3の熱交換器を極端に傾斜させると熱交換
器に付着したゴミや埃から凝縮水が滴下する場合が考え
られるこのため、この第2の熱交換器と第3の熱交換器
の下方に水受けトユの役目をする整流板を設ける。この
整流板は水受けトユの役目と第2の熱交換器と第3の熱
交換器に吸い込まれる空気を清流して熱交換器の温度バ
ランスを保つ役目と吸い込み騒音を低減する役目があ
る。この整流板は垂直方向に水が受けられるように水受
け皿部が配置されている。
ているため、下記の効果を有する。本発明のうちで請求
項1に記載の発明によれば、室内空気の吸込口面積が大
きく確保でき、熱交換器の搭載量も増加できることで低
騒音でかつ大能力化が図れ省エネができる。また室内ユ
ニット本体の高さを比較的に低背化することができるこ
とや室内ユニット本体の天面が天井面に接触しても問題
はなく、設置自由度が高くなるといった効果がある。
の風回路は、吹き出した冷風および温風が吸込口に吸い
込まれる現象が発生しない効果があり、また冷房運転時
に吹き出した冷風と吸い込みの室内空気の乱れから吹出
口廻りの結露が発生を抑える効果がある。
い込みパネルは、熱交換器の吸い込み面積を最大限に確
保し、かつより吸い込み空気の風の流れに逆らわないよ
うに、吸込口の前面および下面全体から室内空気を吸い
込むことができる。また下吸い込みであることから運転
中に駆動部が見えず従来の空調機のイメージではないた
めインテリア性に優れいてる。また吸い込みパネルの掃
除を行う場合に吸い込みフィルタが室内ユニット本体に
対して低い位置にあり使用者が背の低い人でも掃除がし
やすくなるという効果がある。
い込み空気用のフィルタは、吸込口の前面および下面か
ら吸い込まれる室内空間の空気を清浄すると共に、室内
壁面付近に空気の上昇する流れを作り埃が付着しやすい
壁面の埃を清浄できる効果がある。また使用者から吸い
込みパネルを外すと空気用フィルタ全体が見えてはずさ
ずにそのまま掃除ができる効果がある。
受け皿は、熱交換器の下方に位置し、前面および下面か
ら吸い込まれた空気と熱交換する第1の熱交換器と第2
の熱交換器から凝縮された凝縮水を受ける効果がある。
また水受け皿の位置が室内ユニット本体の最低の位置に
あるため室内ユニット本体に結露した結露水を全て水受
けさらに誘い込むことも可能となるため室内ユニット本
体の断熱構造も簡単にできて低コスト化できる。
交換器を、第1の熱交換器を前面に配置し第2の熱交換
器と第3の熱交換器を送風機の下部に配置したことで、
第2の熱交換器と第3の熱交換器を極端に傾斜させ配置
できることで、高効率に熱交換器の能力を利用できる寄
与率が高い配置ができることと、送風機から熱交換器の
下端部までの位置が短くできるため室内ユニット本体の
コンパクト化が図れインテリア性が高まる効果がある。
込口の下部を背面にわたって配置したことで吸い込み面
積の拡大ができて、請求項1からさらに大能力化、高効
率な熱交換器の利用、低騒音化が図れる効果がある。
内ユニット本体の側面に吸込口を配置したことで吸い込
み面積の拡大ができて、請求項1からさらに大能力化、
高効率な熱交換器の利用、低騒音化が図れる効果があ
る。
気調和機で温風を利用して輻射暖房が行え、送風の暖房
感から輻射の暖房で気流感、冷風感のない理想的な暖房
が行える。また室内ユニット本体が使用者の近傍に設置
されるため局所暖房でも暖房感が高いという効果があ
る。
整流板は、2の熱交換器と第3の熱交換器の下方に水受
けトユの効果があり、かつ第2の熱交換器と第3の熱交
換器に吸い込まれる空気を清流して熱交換器の温度バラ
ンスを保つ効果がある。また吸い込み空気を清流するこ
とで吸い込み騒音を低減するという効果がある。
の室内ユニットの概略図 (b)本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室内ユ
ニットの概略図
れ概略図 (b)本発明の実施例である背面からの風の流れ断面及
び斜視図
らの風の流れ概略図 (b)本発明の実施例である背面および側面からの風の
流れ断面及び斜視図
した概略図 (b)本発明の実施例である前面パネルの駆動した断面
及び斜視図
ニット本体の概略図 (b)本発明の実施例である整流板と水受け皿部の位置
説明図
温度分布図 (b)従来の壁掛け室内ユニットの微風運転の温度分布
図 (c)従来の床置き室内ユニット運転の温度分布図
強風運転の温度分布図 (b)本発明の実施の形態での室内ユニットの微風運転
の温度分布図
た時の室内ユニットの強風運転の温度分布図 (b)本発明の実施の形態で寒冷地域に設置した時の室
内ユニットの微風運転の温度分布図 (c)本発明の実施の形態で寒冷地域に設置した時の輻
射部を利用した暖房運転の温度分布図
Claims (10)
- 【請求項1】 前面および下面部から室内空気を吸い込
む吸込口を有し、前面の吸込口の上方に、吸い込んだ空
気を吹き出す吹出口を設け、かつ内部に前記吸込口と前
記吹出口とを連通する風回路を有した室内ユニット本体
と、前記吹出口から風を送り出すように設けられた送風
機と、第1の熱交換器を前面に設け、第2の熱交換器を
前記送風機の下部に設けたことを特徴とする空気調和機
の室内ユニット。 - 【請求項2】 上記風回路は、上記吹出口に向かって上
記送風機に最接近する位置から水平または上面を凸状に
湾曲して形成された第1のファンケーシングと上記送風
機の最接近する位置から送風機を背面に沿って囲うよう
に形成された第2のファンケーシングを設けたことを特
徴とする請求項1記載の空気調和機の室内ユニット。 - 【請求項3】 上記吸込口の前面から下面部に吸い込み
パネルを設けたことを特徴とする請求項1記載の空気調
和機の室内ユニット。 - 【請求項4】 上記吸い込みパネルと上記第2の熱交換
器との間の風回路に吸い込み空気用のフィルタを設けた
ことを特徴とする請求項1記載の空気調和機の室内ユニ
ット。 - 【請求項5】 上記第2の熱交換器の下方に、吸い込ま
れた空気と熱交換されてでた凝縮水を受ける水受け皿を
設けたことを特徴とする請求項1記載の空気調和機の室
内ユニット。 - 【請求項6】 前面および下面部から室内空気を吸い込
む吸込口を有し、前面の吸込口の上方に、吸い込んだ空
気を吹き出す吹出口を設け、かつ内部に前記吸込口と前
記吹出口とを連通する風回路を有した室内ユニット本体
と、前記吹出口から風を送り出すように設けられた送風
機と、第1の熱交換器を前面に設け、第2の熱交換器を
第2の熱交換器と第3の熱交換器以上に分けて、熱交換
器のどちらか片方の端が下方に向けることを特徴とする
空気調和機の室内ユニット。 - 【請求項7】 上記吸込口の下部を背面にわたって設け
たことを特徴とする請求項1または請求項6記載の空気
調和機の室内ユニット。 - 【請求項8】 上記室内ユニット本体の側面に吸い込み
口を設けたことを特徴とする請求項1または請求項6記
載の空気調和機の室内ユニット。 - 【請求項9】 上記室内ユニット本体の前面パネルを輻
射部とし、前記前面パネルを駆動させ上記吹出口からで
る風を上記吸込口に誘い込むようにしたことを特徴とす
る請求項1または請求項6記載の空気調和機の室内ユニ
ット。 - 【請求項10】 上記第2の熱交換器の下方に、熱交換
器からの滴下水を受ける水受け皿の機能を有し、かつ風
の流れを整流する整流板を設けたことを特徴とする請求
項1または請求項6記載の空気調和機の室内ユニット。
Priority Applications (1)
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