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JP2002293854A - アミノ樹脂粒子の製造方法 - Google Patents

アミノ樹脂粒子の製造方法

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JP2002293854A
JP2002293854A JP2001099413A JP2001099413A JP2002293854A JP 2002293854 A JP2002293854 A JP 2002293854A JP 2001099413 A JP2001099413 A JP 2001099413A JP 2001099413 A JP2001099413 A JP 2001099413A JP 2002293854 A JP2002293854 A JP 2002293854A
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amino resin
resin particles
emulsion
amino
reaction
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JP2001099413A
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Yasuhiro Yamamoto
泰裕 山本
Shuji Shimizu
修二 清水
Masafumi Inoue
雅史 井上
Hideki Oishi
英樹 大石
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粒子径がほぼ揃った(粒度分布が狭い)アミ
ノ樹脂粒子を簡単に得ることができる、アミノ樹脂粒子
の製造方法を提供する。 【解決手段】 ベンゾグアナミン等のアミノ系化合物と
ホルムアルデヒドとを反応させて、アミノ樹脂前駆体を
含み、95〜98℃の温度範囲内での粘度が2×10-2
〜5.5×10-2Pa・sの範囲内である反応液を得る
反応工程;乳化剤の水溶液に、アミノ樹脂前駆体の濃度
が30〜60重量%の範囲内となるように反応液を添加
した後、70〜100℃の温度範囲内で乳濁させる乳濁
工程;乳濁液に触媒を添加してアミノ樹脂前駆体を乳濁
状態で15〜100℃の温度範囲内で硬化させる硬化工
程;を行うことにより、アミノ樹脂粒子を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、艶消し
剤、光拡散剤、各種フィルム用コーティング剤、或いは
ポリオレフィンやポリ塩化ビニル、各種ゴム、各種塗
料、トナー等の充填剤、さらにはレオロジーコントロー
ル剤や着色剤等として好適に用いることができる、アミ
ノ樹脂粒子の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、アミノ系化合物とホルムアル
デヒドとを反応させてアミノ樹脂前駆体を得た後、該ア
ミノ樹脂前駆体を硬化させることによってアミノ樹脂粒
子を製造する方法が知られている。そして、上記反応を
制御する方法として、例えば特開昭49−57091号
公報には、アミノ系化合物とホルムアルデヒドとの反応
の終点を、アセトン混和度を測定することによって見極
める方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アセト
ン混和度を測定する上記従来の方法では、該測定に時間
がかかること、並びに、測定誤差が±15%と大きいこ
と、等から、粒子径がほぼ揃った(粒度分布が狭い)ア
ミノ樹脂粒子を得ることができないという問題点を有し
ている。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであり、その目的は、粒子径がほぼ揃った(粒度
分布が狭い)アミノ樹脂粒子を簡単に得ることができ
る、アミノ樹脂粒子の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のアミノ樹脂粒子
の製造方法は、上記の課題を解決するために、アミノ系
化合物とホルムアルデヒドとを反応させて、アミノ樹脂
前駆体を含み、95〜98℃の温度範囲内での粘度が2
×10-2〜5.5×10-2Pa・sの範囲内である反応
液を得る反応工程;反応液を乳濁させて乳濁液を得る乳
濁工程;乳濁液に触媒を添加してアミノ樹脂前駆体を乳
濁状態で硬化させる硬化工程;を含むことを特徴として
いる。
【0006】また、本発明のアミノ樹脂粒子の製造方法
は、上記の課題を解決するために、上記アミノ系化合物
が、ベンゾグアナミン、シクロヘキサンカルボグアナミ
ン、シクロヘキセンカルボグアナミン、メラミンからな
る群より選ばれる少なくとも一種の化合物を40重量%
以上含んでいることを特徴としている。
【0007】本発明のアミノ樹脂粒子の製造方法は、上
記の課題を解決するために、アミノ系化合物1モルに対
するホルムアルデヒドの割合が、2〜3モルの範囲内で
あることを特徴としている。
【0008】上記の構成によれば、反応工程におけるア
ミノ系化合物とホルムアルデヒドとの反応の進行状態を
即時的に(リアルタイムで)把握することができると共
に、該反応の終点を正確に見極めることができる。即
ち、反応液の粘度を2×10-2〜5.5×10-2Pa・
s(20〜55cP)の範囲内に調節・制御することに
より、アミノ系化合物とホルムアルデヒドとの反応の終
点を正確に見極めることができるので、得られるアミノ
樹脂粒子の粒子径を容易に制御することができる。それ
ゆえ、粒子径がほぼ揃った(粒度分布が狭い)アミノ樹
脂粒子を簡単に製造することができる。また、粒子径が
ほぼ揃っているので、例えばアミノ樹脂粒子を着色した
場合には、個々の粒子の色調を揃えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について説
明すれば、以下の通りである。本発明にかかるアミノ樹
脂粒子の製造方法は、アミノ系化合物とホルムアルデヒ
ドとを反応させて、アミノ樹脂前駆体を含み、95〜9
8℃の温度範囲内での粘度が2×10 -2〜5.5×10
-2Pa・sの範囲内である反応液を得る反応工程と、上
記反応液を乳濁させて乳濁液を得る乳濁工程と、上記乳
濁液に触媒を添加してアミノ樹脂前駆体を乳濁状態で硬
化させる硬化工程とを含んでいる。
【0010】アミノ系化合物としては、具体的には、例
えば、ベンゾグアナミン(2,4−ジアミノ−6−フェ
ニル-sym.-トリアジン)、シクロヘキサンカルボグアナ
ミン、シクロヘキセンカルボグアナミン、メラミン等が
挙げられるが、特に限定されるものではない。これらア
ミノ系化合物は、単独で用いてもよく、また、二種類以
上を併用してもよいが、上記例示の化合物群より選ばれ
る少なくとも一種の化合物を、40重量%以上、100
重量%以下の範囲内で含んでいることが特に好ましい。
【0011】アミノ系化合物とホルムアルデヒドとを反
応させる際には、水を溶媒として用いる。それゆえ、ホ
ルムアルデヒドの添加形態としては、具体的には、例え
ば、水溶液(ホルマリン)の状態で添加する(仕込む)
方法、トリオキサンやパラホルムアルデヒドを水に添加
して反応液中でホルムアルデヒドを発生させる方法等が
挙げられる。このうち、水溶液の状態でホルムアルデヒ
ドを添加する方法がより好ましい。
【0012】アミノ系化合物1モルに対するホルムアル
デヒドの割合は、2〜3モルの範囲内であることが好ま
しく、2〜2.5モルの範囲内であることがより好まし
い。ホルムアルデヒドの割合が上記範囲を外れると、ア
ミノ系化合物またはホルムアルデヒドの未反応物が多く
なるので好ましくない。尚、水に対するアミノ系化合物
およびホルムアルデヒドの添加量、即ち、仕込み時点に
おけるアミノ系化合物およびホルムアルデヒドの濃度
は、反応に支障の無い限りにおいて、より高濃度である
ことが望ましい。より具体的には、反応物であるアミノ
樹脂前駆体を含む反応液の95〜98℃の温度範囲内で
の粘度を、2×10-2〜5.5×10-2Pa・s(20
〜55cP)の範囲内に調節・制御することができる濃
度であればよく、より好ましくは、乳濁工程で、アミノ
樹脂前駆体の濃度が30〜60重量%の範囲内となるよ
うに、反応液を乳化剤の水溶液に添加することができる
濃度であればよい。
【0013】上記粘度の測定方法は、特に限定されるも
のではないが、反応の進行状態を即時的に(リアルタイ
ムで)把握することができると共に、該反応の終点を正
確に見極めることができるように、粘度測定機を用いる
方法が最適である。該粘度測定機としては、具体的に
は、例えば、振動式粘度計(MIVI ITSジャパン社製;機
種名 MIVI 6001)が挙げられる。この粘度計は、常時振
動している振動部を備えており、該振動部を反応液に浸
漬することで、該反応液の粘性が増加して振動部に負荷
が掛かると、その負荷を粘度に即時的に換算して表示す
るようになっている。
【0014】反応液のpHは、例えば炭酸ナトリウムや
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア水等を
用いて中性または弱塩基性に調節することが望ましい。
炭酸ナトリウムの使用量等は、特に限定されるものでは
ない。アミノ系化合物とホルムアルデヒドとを水中で反
応させることにより、いわゆる初期縮合物であるアミノ
樹脂前駆体を得ることができる。反応温度は、特に限定
されるものではないが、反応の進行状態を即時的に把握
することができると共に、該反応の終点を正確に見極め
ることができるように、95〜98℃の温度範囲内であ
ることが望ましい。そして、反応工程は、反応液の粘度
が2×10-2〜5.5×10-2Pa・sの範囲内となっ
た時点で、該反応液を冷却する等の操作を行うことによ
り、終了すればよい。これにより、アミノ樹脂前駆体を
含む反応液が得られる。従って、反応時間は、特に限定
されるものではない。
【0015】尚、反応終了時点での反応液の粘度は、ア
ミノ系化合物およびホルムアルデヒドを仕込んだ(反応
開始時の)水溶液の粘度と比較して著しく高く、従っ
て、仕込んだ原料の濃度等には殆ど影響されない。アミ
ノ樹脂前駆体は、アセトンやジオキサン、メチルアルコ
ール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブ
チルアルコール、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルセロ
ソルブ、エチルセロソルブ、メチルエチルケトン、トル
エン、キシレン等の有機溶媒に対して可溶であるが、水
に対して実質的に不溶である。
【0016】反応液の粘度が小さい程、生成する粒子の
粒子径が小さくなる傾向がある。しかしながら、反応液
の粘度が2×10-2Pa・s未満である場合、或いは
5.5×10-2Pa・sを超える場合には、粒子径がほ
ぼ揃った(粒度分布が狭い)アミノ樹脂粒子を得ること
ができない。即ち、反応液の粘度が2×10-2Pa・s
(20cP)未満であると、乳濁工程で得られる乳濁液
の安定性が乏しくなる。このため、硬化工程でアミノ樹
脂前駆体を硬化させると、得られるアミノ樹脂粒子が肥
大化したり、粒子同士が凝集したりしてしまう。つま
り、アミノ樹脂粒子の粒子径を制御することができなく
なるので、粒子径が不揃いな(粒度分布が広い)アミノ
樹脂粒子しか得ることができなくなってしまう。また、
乳濁液の安定性が乏しいので、製造する毎に(バッチ毎
に)、アミノ樹脂粒子の粒子径が変化してしまい、製品
にバラツキを生じてしまう。一方、反応液の粘度が5.
5×10-2Pa・s(55cP)を超えると、乳濁工程
で用いる例えば高速攪拌機に負荷がかかってその剪断力
が低下するため、反応液を充分に攪拌する(乳濁させ
る)ことができなくなる。このため、アミノ樹脂粒子の
粒子径を制御することができなくなるので、粒子径が不
揃いな(粒度分布が広い)アミノ樹脂粒子しか得ること
ができなくなってしまう。
【0017】得られた反応液を乳濁させることにより、
乳濁液を得ることができる。保護コロイドを構成する乳
化剤としては、具体的には、例えば、ポリビニルアルコ
ール、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリ
ウム、ポリアクリル酸、水溶性ポリアクリル酸塩、ポリ
ビニルピロリドン等が挙げられるが、特に限定されるも
のではない。これら乳化剤は、全量が水に溶解させた水
溶液の状態で使用されるか、若しくは、その一部が水溶
液の状態で使用され、残りがそのままの状態(例えば粉
体状や顆粒状、液状等)で使用される。上記例示の乳化
剤のうち、乳濁液の安定性、触媒との相互作用等を考慮
すると、ポリビニルアルコールがより好ましい。ポリビ
ニルアルコールは、完全ケン化物であってもよく、部分
ケン化物であってもよい。また、ポリビニルアルコール
の重合度は、特に限定されるものではない。アミノ樹脂
前駆体に対する乳化剤の使用量が多い程、生成する粒子
の粒子径が小さくなる傾向がある。アミノ樹脂前駆体1
00重量部に対する乳化剤の使用量は、1〜30重量部
の範囲内が好ましく、1〜5重量部の範囲内がより好ま
しい。
【0018】乳濁工程では、乳化剤の水溶液に、アミノ
樹脂前駆体の濃度(つまり、固形分濃度)が30〜60
重量%の範囲内となるように反応液を添加した後、70
〜100℃の温度範囲内で乳濁させる。乳化剤の水溶液
の濃度は、特に限定されるものではなく、アミノ樹脂前
駆体の濃度を上記範囲内に調節することができる濃度で
あればよい。該工程における攪拌方法としては、より強
力に攪拌することができる装置を用いる方法、具体的に
は、例えば、いわゆる高速攪拌機やホモミキサーを用い
る方法が好ましい。アミノ樹脂前駆体の濃度が30重量
%未満であると、アミノ樹脂粒子の生産性が低下する。
一方、アミノ樹脂前駆体の濃度が60重量%を超える
と、得られるアミノ樹脂粒子が肥大化したり、粒子同士
が凝集したりしてしまう。つまり、アミノ樹脂粒子の粒
子径を制御することができなくなるので、粒子径が不揃
いな(粒度分布が広い)アミノ樹脂粒子しか得ることが
できなくなってしまう。
【0019】また、本発明においては、アミノ樹脂粒子
の凝集をより確実に防止するために、必要に応じて、乳
濁液に無機粒子を添加してもよい。無機粒子としては、
具体的には、例えば、シリカ微粒子、ジルコニア微粒
子、アルミニウム粉、アルミナゾル、セリエゾル等が挙
げられる。無機粒子の比表面積は50〜400m2 /g
の範囲内であることがより好ましく、粒子径は0.05
μm以下であることがより好ましい。比表面積または粒
子径が上記範囲内であれば、アミノ樹脂粒子の凝集を防
止するのに、より一層優れた効果を発揮することができ
る。
【0020】乳濁液に対する無機粒子の添加方法として
は、具体的には、例えば、そのままの状態(粒子状)で
添加する方法、粒子を水に分散させた分散液の状態で添
加する方法、等が挙げられる。乳濁液に対する無機粒子
の添加量は、アミノ樹脂前駆体100重量部に対して、
1〜15重量部の範囲内が好適であるが、特に限定され
るものではない。
【0021】得られた乳濁液に触媒を添加し、アミノ樹
脂前駆体を乳濁状態で硬化させることにより、本発明に
かかるアミノ樹脂粒子を得ることができる。上記触媒
(硬化触媒)としては酸が好適である。該酸としては、
具体的には、例えば、塩酸、硫酸、リン酸等の鉱酸;こ
れら鉱酸のアンモニウム塩;スルファミン酸;ベンゼン
スルホン酸、パラトルエンスルホン酸、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸等のスルホン酸類;フタル酸、安息香酸、
酢酸、プロピオン酸、サリチル酸等の有機酸;等が挙げ
られるが、特に限定されるものではない。これら触媒
は、単独で用いてもよく、また、二種類以上を併用して
もよい。アミノ樹脂前駆体100重量部に対する触媒の
使用量は、0.1〜5重量部の範囲内が好適である。触
媒の使用量が5重量部を超えると、乳濁状態が破壊さ
れ、粒子同士が凝集してしまう。一方、触媒の使用量が
0.1重量部未満であると、反応に長時間を要したり、
硬化が不充分となったりしてしまう。
【0022】反応温度は、15(常温)〜100℃の範
囲内が好適である。反応の終点は、サンプリングまたは
目視によって判断すればよく、従って、反応時間は、特
に限定されるものではない。硬化工程における攪拌方法
としては、より強力に攪拌することができる装置を用い
る方法、具体的には、例えば、いわゆる高速攪拌機やホ
モミキサーを用いる方法が好ましい。
【0023】また、本発明においては、アミノ樹脂粒子
は、必要に応じて着色されていてもよい。アミノ樹脂
は、染料との親和性に優れている。該染料としては、具
体的には、例えば、水溶性モノアゾ染料、水溶性ポリア
ゾ染料、金属含有アゾ染料、分散性アゾ染料、アンスラ
キノン酸性染料、アントラキノン建染染料、インジゴ染
料、硫化染料、フタロシアニン染料、ジフェニルメタン
染料、トリフェニルメタン染料、ニトロ染料、ニトロソ
染料、チアゾール染料、キサンテン染料、アクリジン染
料、アジン染料、オキサジン染料、チアジン染料、ベン
ゾキノン染料、ナフトキノン染料、シアニン染料等の水
溶性または油溶性染料が挙げられる。尚、アミノ樹脂
は、顔料を用いて着色することもできる。染料の添加時
期は、特に限定されるものではなく、反応工程、乳濁工
程、硬化工程の何れの工程で添加してもよいが、より均
一に着色することができることから、反応工程で添加す
ることがより好ましい。染料は、例えば、水に分散させ
た分散液の状態、若しくは、水に溶解させた水溶液の状
態で添加することが好ましい。
【0024】アミノ樹脂前駆体を縮合・硬化させること
により、熱硬化性樹脂であるアミノ樹脂が得られる。即
ち、本発明にかかるアミノ樹脂粒子が得られる。アミノ
樹脂粒子の平均粒子径は、特に限定されるものではない
が、1〜30μmの範囲内がより好ましく、2〜5μm
の範囲内がさらに好ましい。本発明にかかる製造方法に
おいては、その標準偏差を1.2μm以下(実質的な下
限値は0.1μm)、より好ましくは1.1μm以下、
最も好ましくは0.2μm以下に制御することができ
る。尚、アミノ樹脂の架橋度や平均分子量、分子量分布
等は、特に限定されるものではない。
【0025】アミノ樹脂粒子を反応液から取り出す方法
としては、濾別する方法や、遠心分離機等の分離機を用
いる方法が簡便であるが、特に限定されるものではな
い。尚、反応液から取り出した後のアミノ樹脂粒子は、
必要に応じて、洗浄してもよい。
【0026】分離工程を経て取り出したアミノ樹脂粒子
は、例えば、100〜200℃程度の温度で乾燥させれ
ばよいが、乾燥温度や乾燥方式は、特に限定されるもの
ではない。上記の乾燥工程は、例えば、該アミノ樹脂粒
子の含水率が3重量%以下となった段階で終了すればよ
い。或いは、分離工程を経て取り出したアミノ樹脂粒子
は、例えば、乾燥と同時に、該アミノ樹脂粒子の耐溶剤
性や耐水性、耐熱性をより一層向上させることを目的と
して、加熱処理を施してもよい。処理温度や処理方式
は、特に限定されるものではない。そして、上記乾燥ま
たは加熱処理後、必要に応じて、粉砕(解砕)・分級等
の工程を行うことにより、平均粒子径が10μm以下の
粒子、即ち、微粒子を得ることができる。尚、本発明に
かかる製造方法によって得られるアミノ樹脂粒子は、粒
子同士が凝集することが殆ど無いので、粉砕工程を行う
場合においても、僅かな力(荷重)を加えるだけで充分
に粉砕することができる。
【0027】本発明にかかる製造方法によって得られる
アミノ樹脂粒子は、耐溶剤性、耐水性および耐熱性に優
れており、硬度が高い。従って、該アミノ樹脂粒子は、
例えば、艶消し剤、光拡散剤、各種フィルム用コーティ
ング剤;ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフ
ィン、ポリ塩化ビニル、各種ゴム、各種塗料、トナー等
の充填剤;レオロジーコントロール剤、着色剤;等とし
て好適に用いることができる。
【0028】
【実施例】以下、実施例および比較例により、本発明を
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限
定されるものではない。
【0029】〔実施例1〕還流冷却器、攪拌機、温度
計、振動式粘度計(MIVI ITSジャパン社製;機種名MIVI
6001)等を備えた容量10Lの反応釜に、アミノ系化
合物としてのベンゾグアナミン3000g(16モル)
と、濃度37重量%のホルマリン2600g(ホルムア
ルデヒド32モル)と、炭酸ナトリウム10重量%水溶
液10g(炭酸ナトリウム0.01モル)とを仕込み、
攪拌しながら昇温させて、95℃で反応させた。反応開
始時における反応液の15℃(常温)での粘度は1.1
×10 -2Pa・s(11cP)であった。
【0030】そして、反応液の粘度が4.5×10-2
a・s(45cP)となった時点(反応開始から5時間
後)で該反応液を冷却することによって、反応工程を終
了した。これにより、ベンゾグアナミンとホルムアルデ
ヒドとの初期縮合物であるアミノ樹脂前駆体を含む反応
液を得た。反応時間と粘度との関係をまとめて表1に示
す。
【0031】
【表1】
【0032】次に、還流冷却器、ホモミキサー(攪拌
機、特殊機化工業株式会社製)、温度計等を備えた容量
10Lの反応釜に、乳化剤としてのポリビニルアルコー
ル(株式会社クラレ製;商品名 PVA205)120gを水
2050gに溶解してなる水溶液を仕込み、攪拌しなが
ら75℃に昇温させた。そして、該反応釜に上記の反応
液を添加した後、77℃に維持しながら、内容物を回転
速度7000rpmで激しく攪拌することにより、アミ
ノ樹脂前駆体を乳濁させて該アミノ樹脂前駆体の濃度が
52.5重量%の乳濁液を得た。該乳濁液をマルチサイ
ザーで測定したところ、乳濁液中のアミノ樹脂前駆体の
平均粒子径(d50)は1.9μmであり、標準偏差は
0.72μmであった。得られた乳濁液は、30℃に冷
却した。
【0033】次いで、触媒としてのドデシルベンゼンス
ルホン酸40gを純水1200gに溶解してなる水溶液
を上記乳濁液に添加し(内容物の温度は30℃)、攪拌
しながら90℃になるまで10℃/hrで昇温させた。
そして、90℃に達した後、この温度で1時間保持して
アミノ樹脂前駆体を縮合・硬化させた。従って、反応時
間は合計7時間である。
【0034】硬化工程を終了した後、濾別することによ
って反応液から本発明にかかるアミノ樹脂粒子を取り出
した。取り出したアミノ樹脂粒子を150℃で3時間、
加熱処理した後、乳鉢に入れ乳棒で軽く力を加えること
によって解砕した。これにより、白色粉末状のアミノ樹
脂粒子を得た。該アミノ樹脂粒子をマルチサイザーで測
定したところ、平均粒子径(d50)は2.01μmで
あり、標準偏差は0.8μmであった。主な反応条件と
結果とをまとめて表2に示す。
【0035】〔実施例2〕実施例1と同様の反応工程お
よび乳濁工程を行うことにより、アミノ樹脂前駆体の濃
度が40重量%の乳濁液を得た。該乳濁液中のアミノ樹
脂前駆体の平均粒子径は4.1μmであり、標準偏差は
1.01μmであった。この乳濁液を用いて実施例1と
同様の硬化工程等を行うことにより、白色粉末状のアミ
ノ樹脂粒子を得た。該アミノ樹脂粒子の平均粒子径は
4.1μmであり、標準偏差は1.1μmであった。主
な反応条件と結果とをまとめて表2に示す。
【0036】〔実施例3〕反応工程において反応液に染
料(有本化学株式会社製;品名 Fluorescent Red632)
を添加した以外は、実施例1と同様の反応工程および乳
濁工程を行うことにより、アミノ樹脂前駆体の濃度が4
0重量%の乳濁液を得た。該乳濁液中のアミノ樹脂前駆
体の平均粒子径は3.9μmであり、標準偏差は0.9
μmであった。この乳濁液を用いて実施例1と同様の硬
化工程等を行うことにより、ピンク色粉末状のアミノ樹
脂粒子を得た。該アミノ樹脂粒子の平均粒子径は3.9
μmであり、標準偏差は1.02μmであった。また、
個々の粒子の色調は揃っていた。主な反応条件と結果と
をまとめて表2に示す。
【0037】〔比較例1〕反応液の粘度が6.0×10
-2Pa・s(60cP)となった時点で反応工程を終了
した以外は、実施例1と同様の反応工程および乳濁工程
を行うことにより、アミノ樹脂前駆体の濃度が52.5
重量%の乳濁液を得た。従って、上記反応液の粘度は好
適な範囲から外れている。該乳濁液中のアミノ樹脂前駆
体の平均粒子径は5.6μmであり、標準偏差は1.2
5μmであった。この乳濁液を用いて実施例1と同様の
硬化工程等を行うことにより、白色粉末状のアミノ樹脂
粒子を得た。該比較用のアミノ樹脂粒子の平均粒子径は
5.6μmであり、標準偏差は1.27μmであった。
従って、該アミノ樹脂粒子は粒度分布が広く、粒子径が
不揃いであった。主な反応条件と結果とをまとめて表2
に示す。
【0038】〔比較例2〕反応液の粘度が6.5×10
-2Pa・s(65cP)となった時点で反応工程を終了
すると共に、乳濁工程における攪拌温度を65℃に設定
した以外は、実施例1と同様の反応工程および乳濁工程
を行うことにより、アミノ樹脂前駆体の濃度が52.5
重量%の乳濁液を得た。従って、上記反応液の粘度は好
適な範囲から外れている。該乳濁液中のアミノ樹脂前駆
体の平均粒子径は6.8μmであり、標準偏差は1.3
1μmであった。この乳濁液を用いて実施例1と同様の
硬化工程等を行うことにより、白色粉末状のアミノ樹脂
粒子を得た。該比較用のアミノ樹脂粒子の平均粒子径は
6.8μmであり、標準偏差は1.34μmであった。
従って、該アミノ樹脂粒子は粒度分布が広く、粒子径が
不揃いであった。主な反応条件と結果とをまとめて表2
に示す。
【0039】〔比較例3〕反応工程において反応液に染
料(有本化学株式会社製;品名 Fluorescent Red600)
を添加すると共に、反応液の粘度が1.0×10-2Pa
・s(10cP)となった時点で反応工程を終了した以
外は、実施例1と同様の反応工程および乳濁工程を行う
ことにより、アミノ樹脂前駆体の濃度が40重量%の乳
濁液を得た。従って、上記反応液の粘度は好適な範囲か
ら外れている。該乳濁液中のアミノ樹脂前駆体の平均粒
子径は8.1μmであり、標準偏差は1.24μmであ
った。この乳濁液を用いて実施例1と同様の硬化工程等
を行うことにより、ピンク色粉末状のアミノ樹脂粒子を
得た。該比較用のアミノ樹脂粒子の平均粒子径は8.1
μmであり、標準偏差は1.51μmであった。従っ
て、該アミノ樹脂粒子は粒度分布が広く、粒子径が不揃
いであった。また、個々の粒子の色調は不揃いであっ
た。主な反応条件と結果とをまとめて表2に示す。
【0040】
【表2】
【0041】
【発明の効果】本発明のアミノ樹脂粒子の製造方法は、
以上のように、アミノ系化合物とホルムアルデヒドとを
反応させて、アミノ樹脂前駆体を含み、95〜98℃の
温度範囲内での粘度が2×10-2〜5.5×10-2Pa
・sの範囲内である反応液を得る反応工程;反応液を乳
濁させて乳濁液を得る乳濁工程;乳濁液に触媒を添加し
てアミノ樹脂前駆体を乳濁状態で硬化させる硬化工程;
を含む構成である。
【0042】また、本発明のアミノ樹脂粒子の製造方法
は、以上のように、上記アミノ系化合物が、ベンゾグア
ナミン、シクロヘキサンカルボグアナミン、シクロヘキ
センカルボグアナミン、メラミンからなる群より選ばれ
る少なくとも一種の化合物を40重量%以上含んでいる
構成である。
【0043】本発明のアミノ樹脂粒子の製造方法は、以
上のように、アミノ系化合物1モルに対するホルムアル
デヒドの割合が、2〜3モルの範囲内である構成であ
る。
【0044】上記の構成によれば、反応工程におけるア
ミノ系化合物とホルムアルデヒドとの反応の進行状態を
即時的に(リアルタイムで)把握することができると共
に、該反応の終点を正確に見極めることができるので、
得られるアミノ樹脂粒子の粒子径を容易に制御すること
ができる。それゆえ、粒子径がほぼ揃った(粒度分布が
狭い)アミノ樹脂粒子を簡単に製造することができると
いう効果を奏する。また、粒子径がほぼ揃っているの
で、例えばアミノ樹脂粒子を着色した場合には、個々の
粒子の色調を揃えることができるという効果も併せて奏
する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 雅史 兵庫県姫路市網干区興浜字西沖992番地の 1 株式会社日本触媒内 (72)発明者 大石 英樹 兵庫県姫路市網干区興浜字西沖992番地の 1 株式会社日本触媒内 Fターム(参考) 4J033 EA02 EA36 EA45 EA51 EB03 EB27 EC01 EC10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アミノ系化合物とホルムアルデヒドとを反
    応させて、アミノ樹脂前駆体を含み、95〜98℃の温
    度範囲内での粘度が2×10-2〜5.5×10-2Pa・
    sの範囲内である反応液を得る反応工程;反応液を乳濁
    させて乳濁液を得る乳濁工程;乳濁液に触媒を添加して
    アミノ樹脂前駆体を乳濁状態で硬化させる硬化工程;を
    含むことを特徴とするアミノ樹脂粒子の製造方法。
  2. 【請求項2】上記アミノ系化合物が、ベンゾグアナミ
    ン、シクロヘキサンカルボグアナミン、シクロヘキセン
    カルボグアナミン、メラミンからなる群より選ばれる少
    なくとも一種の化合物を40重量%以上含んでいること
    を特徴とする請求項1記載のアミノ樹脂粒子の製造方
    法。
  3. 【請求項3】アミノ系化合物1モルに対するホルムアル
    デヒドの割合が、2〜3モルの範囲内であることを特徴
    とする請求項1または2記載のアミノ樹脂粒子の製造方
    法。
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