JP2002288359A - 調理情報システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 投稿レシピ情報に基づいて調理機器を用いて
調理する場合に、調理機器の操作条件を適切に設定し
て、投稿レシピ情報において意図する微妙な味加減を実
現し、所望の調理結果を得ることが可能となる調理情報
システムを提供する。 【解決手段】 情報提供者サーバ２は、所定のレシピ情
報にそのレシピ情報の料理において使用する調理機器４
の操作用の制御コードを付した制御コード付き投稿レシ
ピ情報を利用者端末Ｒから受信すると、その制御コード
付き投稿レシピ情報を投稿レシピ情報として投稿レシピ
データベース２Ｃに入力し、他の利用者端末Ｒからの要
求に応じて、上記投稿レシピデータベース２Ｃ中の上記
制御コード付き投稿レシピ情報を他の利用者端末Ｒに送
信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信網を介
して利用者端末にデータ送受信可能に接続された情報提
供者サーバが、前記利用者端末から送信された投稿レシ
ピ情報を入力する投稿レシピデータベースを備え、他の
利用者端末からの要求に応じて、前記投稿レシピデータ
ベース中の前記投稿レシピ情報を前記他の利用者端末に
送信するように構成されている調理情報システムに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】上記調理情報システムでは、レシピ情報
を提供する情報提供者サーバが、インターネット等の通
信網を介してデータ送受信可能に接続された携帯電話や
パソコン等の利用者端末から送信される投稿レシピ情報
を受け付けて、それらの投稿レシピ情報を投稿レシピデ
ータベースに入力し、他の利用者端末からの要求に応じ
て、投稿レシピデータベース中の所定の投稿レシピ情報
を他の利用者端末側に送信する投稿レシピ情報の提供サ
ービスを行っている。そして、利用者端末側では、送信
された投稿レシピ情報に基づいて、使用する食品材料、
調理方法、手順等が文章や写真等によって表わされて表
示される。尚、上記投稿レシピ情報は、例えば市販され
ている料理の本や、購入した調理機器に付属した料理ブ
ック等に載っている標準的なレシピ情報の一部を変更し
て調理して好結果が得られたようなレシピの情報であ
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、投
稿レシピ情報が食品材料、調理方法、手順等を文章や写
真等で表わした情報によって作成されるので、その投稿
レシピ情報の調理において調理機器を使用する場合に、
その調理機器の操作条件については、調理する者が投稿
レシピ情報の内容から適宜判断して設定するようにして
いた。そのため、投稿レシピ情報に基づいて調理する者
によって設定される調理機器の操作条件が、投稿レシピ
情報の投稿者がその投稿レシピ情報の料理を実際に調理
したときに設定した操作条件と異なる場合には、その投
稿レシピ情報の調理において、必ずしも投稿レシピ情報
において意図する微妙な味加減が実現できず、所望の調
理結果が得られないという問題があった。

【０００４】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、投稿レシピ情報に基づいて調理
機器を用いて調理する場合に、調理機器の操作条件を適
切に設定して、投稿レシピ情報において意図する微妙な
味加減を実現し、所望の調理結果を得ることが可能とな
る調理情報システムを提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係る調理情報システムの第一の特徴構成は、
特許請求の範囲の欄の請求項１に記載した如く、前記情
報提供者サーバは、所定のレシピ情報にそのレシピ情報
の調理において使用する調理機器の操作用の制御コード
を付した制御コード付き投稿レシピ情報を前記利用者端
末から受信して、その制御コード付き投稿レシピ情報を
前記投稿レシピ情報として前記投稿レシピデータベース
に入力するように構成されている点にある。

【０００６】同第二の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項２に記載した如く、上記第一の特徴構成に加え
て、前記情報提供者サーバが、標準的なレシピ情報であ
る基本レシピ情報にその基本レシピ情報の調理において
使用する調理機器の操作用の制御コードを付した制御コ
ード付き基本レシピ情報からなる基本レシピデータベー
スを備え、前記利用者端末からの要求に応じて、前記基
本レシピデータベース中の所定の制御コード付き基本レ
シピ情報を前記利用者端末に送信するように構成され、
且つ、前記利用者端末に送信した前記制御コード付き基
本レシピ情報が修正された制御コード付き基本レシピ情
報を前記利用者端末から受信して、その修正された制御
コード付き基本レシピ情報を前記制御コード付き投稿レ
シピ情報として前記投稿レシピデータベースに入力する
ように構成されている点にある。

【０００７】同第三の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項３に記載した如く、上記第一又は二の特徴構成
に加えて、前記利用者端末が、所定のレシピ情報の調理
において調理機器を使用したときの調理機器の操作条件
を記憶する操作条件記録手段と、その操作条件記録手段
に記録されている調理機器の操作条件をその調理機器の
操作用の制御コードに変換するコード変換手段と、その
コード変換手段によって得られた操作用の制御コードを
前記所定のレシピ情報に付して前記制御コード付き投稿
レシピ情報を生成するレシピ情報生成手段とを備えてい
る点にある。

【０００８】同第四の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項４に記載した如く、上記第一から三のいずれか
の特徴構成に加えて、前記情報提供者サーバが前記制御
コード付き投稿レシピ情報を投稿した利用者端末以外の
利用者端末に前記制御コード付き投稿レシピ情報を送信
した実績に基づいて、前記制御コード付き投稿レシピ情
報を投稿した利用者端末に対して支払う報奨金を計算す
る報奨金計算手段が設けられている点にある。

【０００９】以下に作用並びに効果を説明する。本発明
の第一の特徴構成によれば、情報提供者サーバは、所定
のレシピ情報にそのレシピ情報の料理において使用する
調理機器の操作用の制御コードを付した制御コード付き
投稿レシピ情報を利用者端末から受信すると、その制御
コード付き投稿レシピ情報を投稿レシピ情報として投稿
レシピデータベースに入力し、他の利用者端末からの要
求に応じて、上記投稿レシピデータベース中の上記制御
コード付き投稿レシピ情報を他の利用者端末に送信す
る。

【００１０】すなわち、投稿レシピ情報を要求した利用
者端末に対して、投稿レシピデータベース中の制御コー
ド付き投稿レシピ情報が送信され、その投稿レシピ情報
の料理において調理機器を使用するときに、その調理機
器の操作条件が投稿レシピ情報に付されている操作用の
制御コードに基づいて設定され、その操作条件で調理機
器が自動的に作動する。従って、投稿レシピ情報に基づ
いて調理機器を用いて調理する場合に、調理機器の操作
条件を適切に設定して投稿レシピ情報において意図する
微妙な味加減を実現し、所望の調理結果を得ることが可
能となる調理情報システムが得られる。

【００１１】同第二の特徴構成によれば、情報提供者サ
ーバは、利用者端末からの要求に応じて、標準的なレシ
ピ情報である基本レシピ情報にその基本レシピ情報の調
理において使用する調理機器の操作用の制御コードを付
した制御コード付き基本レシピ情報からなる基本レシピ
データベース中の所定の制御コード付き基本レシピ情報
を利用者端末に送信し、さらに、その利用者端末に送信
した制御コード付き基本レシピ情報が利用者端末側にお
いて修正された制御コード付き基本レシピ情報を利用者
端末から受信すると、その修正された制御コード付き基
本レシピ情報を投稿レシピデータベースに入力し、他の
利用者端末からの要求に応じて、上記投稿レシピデータ
ベース中の上記修正された制御コード付き基本レシピ情
報を他の利用者端末に送信する。

【００１２】すなわち、利用者端末側から送信する制御
コード付き投稿レシピ情報の元になる標準的なレシピ情
報として、多数の標準的なレシピ情報が入力されている
情報提供者サーバの基本レシピデータベース中から所定
の制御コード付き基本レシピ情報を入手し、その入手し
た制御コード付き基本レシピ情報に修正を加えた制御コ
ード付き基本レシピ情報を投稿レシピ情報として情報提
供者サーバに送信することができる。従って、利用者端
末側において、種々の標準的なレシピについて制御コー
ド付きの投稿レシピ情報を容易に作成することができ、
制御コード付き投稿レシピ情報の作成に便利な調理情報
システムが得られる。

【００１３】同第三の特徴構成によれば、利用者端末側
において、所定のレシピ情報の調理において調理機器を
使用したときの調理機器の操作条件が操作条件記録手段
に記憶され、その操作条件記録手段に記録されている調
理機器の操作条件がコード変換手段によってその調理機
器の操作用の制御コードに変換され、そのコード変換手
段によって得られた操作用の制御コードがレシピ情報生
成手段によって所定のレシピ情報に付されて、前記制御
コード付き投稿レシピ情報が生成される。すなわち、所
定のレシピ情報について調理機器を用いて調理をすると
きに、調理機器の操作条件が自動的に記録されて操作用
の制御コードに変換されたのち、その操作用の制御コー
ドが上記所定の料理レシピ情報に付されて制御コード付
き投稿レシピ情報が生成される。従って、利用者端末側
において、例えば手入力によって、所定のレシピ情報に
調理機器の操作用の制御コードを付して制御コード付き
投稿レシピ情報を生成するような面倒な作業が不要とな
り、制御コード付き投稿レシピ情報の作成に一層便利な
調理情報システムが得られる。

【００１４】同第四の特徴構成によれば、情報提供者サ
ーバが前記制御コード付き投稿レシピ情報を投稿した利
用者端末以外の利用者端末にその制御コード付き投稿レ
シピ情報を送信した実績に基づいて、その制御コード付
き投稿レシピ情報を投稿した利用者端末に対して支払う
報奨金が、報奨金計算手段によって計算される。従っ
て、制御コード付き投稿レシピ情報を投稿した利用者端
末以外の利用者端末に提供した実績に基づいて、その制
御コード付き投稿レシピ情報を投稿した利用者端末に支
払う報奨金を計算するので、制御コード付き投稿レシピ
情報を投稿する投稿者の投稿意欲を高めながら、多数の
良質な投稿レシピ情報を投稿レシピデータベースに入力
して、投稿レシピ情報の提供サービスを活発化すること
が可能となる。

【００１５】

【発明の実施の形態】本発明に係る調理情報システムの
実施形態を図面に基づいて説明する。図１に示すよう
に、本発明に係る調理情報システムには、インターネッ
ト等の所定の通信網６を介して利用者端末Ｒにデータ送
受信可能に接続された情報提供者サーバとしてのレシピ
サイト２が設けられている。

【００１６】利用者端末Ｒは、市販の携帯電話からなる
通信端末１と、この通信端末１に対して例えばＢｌｕｅ
ｔｏｏｔｈ等の無線通信路を介してデータ送受信可能に
接続された調理機器４（具体的にはオーブン電子レン
ジ）とによって構成されている。なお、上記通信端末１
は、表示部１ａ、操作部１ｂ、メモリー１ｃ及び制御部
１ｄ等を備えて、前記通信網６に通信自在に接続されて
いる。又、調理機器４は、表示部４ａ、操作部４ｂ、制
御部４ｃ等を備えて、制御部４ｃが通信端末１との間で
データを送受信する。

【００１７】レシピサイト２は、コンピュータ機器を利
用して構成され、レシピサイトの中央装置２Ａ、基本レ
シピ情報からなる基本レシピデータベース２Ｂ、及び、
利用者端末Ｒから送信された投稿レシピ情報を入力する
投稿レシピデータベース２Ｃを備えている。

【００１８】図２に示すように、上記中央装置２Ａに
は、前記通信網６と接続された送受信部２１と、制御用
のＣＰＵ２２とが備えられ、さらに、このＣＰＵ２２に
て実行される以下の各手段が備えられている。即ち、前
記基本レシピデータベース２Ｂを検索するレシピ検索手
段２３、前記投稿レシピデータベース２Ｃへの投稿レシ
ピ情報の入力及び投稿レシピデータベース２Ｃ内の投稿
レシピ情報の検索を行う投稿レシピ情報管理手段２５、
上記レシピ検索手段２３にて検索された基本レシピ情報
及び上記投稿レシピ情報管理手段２５にて検索された投
稿レシピ情報を送信するレシピ送信手段２４、上記基本
レシピ情報及び投稿レシピ情報のアクセスされたページ
数を計上してページアクセス数履歴データベース２６ａ
にて管理するページアクセス数計上手段２６が備えられ
ている。

【００１９】前記基本レシピデータベース２Ｂは、標準
的なレシピ情報である基本レシピ情報にその基本レシピ
情報の調理において使用する調理機器の操作用の制御コ
ードを付した制御コード付き基本レシピ情報からなり、
レシピサイト２は、利用者端末Ｒからの要求に応じて、
上記基本レシピデータベース２Ｂ中の所定の制御コード
付き基本レシピ情報を利用者端末Ｒに送信するように構
成されている。すなわち、前記レシピ検索手段２３が、
利用者端末Ｒから要求された所定の制御コード付き基本
レシピ情報を基本レシピデータベース２Ｂの中から検索
する処理を行い、前記レシピ送信手段２４が、その検索
された制御コード付き基本レシピ情報を送受信部２１に
送り出して利用者端末Ｒに送信する処理を行う。そし
て、利用者端末Ｒに送信された制御コード付き基本レシ
ピ情報に付された制御コードに基づいて、調理機器４の
操作条件が自動設定され、上記所定の基本レシピ情報の
調理において設定された操作条件で作動するように構成
されている。

【００２０】また、レシピサイト２は、所定のレシピ情
報にそのレシピ情報の調理において使用する調理機器の
操作用の制御コードを付した制御コード付き投稿レシピ
情報を利用者端末Ｒから受信して、その制御コード付き
投稿レシピ情報を投稿レシピ情報として前記投稿レシピ
データベース２Ｃに入力する一方、上記投稿レシピ情報
を送信した利用者端末Ｒとは異なる他の利用者端末Ｒか
らの要求に応じて、前記投稿レシピデータベース２Ｃ中
の所定の制御コード付き投稿レシピ情報を利用者端末Ｒ
に送信するように構成されている。

【００２１】すなわち、前記投稿レシピ情報管理手段２
５が、利用者端末Ｒから送信された制御コード付き投稿
レシピ情報を投稿レシピデータベース２Ｃ内の所定位置
に入力する処理と、他の利用者端末Ｒから要求された所
定の制御コード付き投稿レシピ情報を投稿レシピデータ
ベース２Ｃの中から検索する処理を行い、前記レシピ送
信手段２４が、その検索された制御コード付き投稿レシ
ピ情報を送受信部２１に送り出して利用者端末Ｒに送信
する処理を行う。

【００２２】さらに、レシピサイト２は、利用者端末Ｒ
に送信した前記制御コード付き基本レシピ情報に対して
その一部の内容が修正された制御コード付き基本レシピ
情報を前記利用者端末Ｒから受信して、その修正された
制御コード付き基本レシピ情報（以下、修正制御コード
付き基本レシピ情報という）を前記制御コード付き投稿
レシピ情報として前記投稿レシピデータベース２Ｃに入
力するように構成されている。そして、この修正制御コ
ード付き基本レシピ情報についても、上記制御コード付
き投稿レシピ情報の場合と同様に、他の利用者端末Ｒか
らの要求に応じて他の利用者端末Ｒに送信する。

【００２３】図１に示すように、前記利用者端末Ｒが、
所定のレシピ情報の調理において調理機器４を使用した
ときの調理機器４の操作条件を記憶する操作条件記録手
段１００と、その操作条件記録手段１００に記録されて
いる調理機器４の操作条件をその調理機器４の操作用の
制御コードに変換するコード変換手段１０１と、そのコ
ード変換手段１０１によって得られた操作用の制御コー
ドを前記所定のレシピ情報に付して前記制御コード付き
投稿レシピ情報を生成するレシピ情報生成手段１０２と
を備えている。即ち、上記操作条件記録手段１００とコ
ード変換手段１０１が調理機器４の制御部４ｃ内に構成
され、レシピ情報生成手段１０２が通信端末１の制御部
１ｄ内に構成されている。なお、このように、利用者端
末Ｒを、通信端末１と、調理機器４とに分割構成するこ
とで、調理するレシピが異なるのに応じて、同じ通信端
末１を共用しながら、異なる種類の調理機器を通信端末
１に接続して使用できる利点がある。

【００２４】次に、具体例として、利用者端末Ｒにおい
て、レシピサイト２から入手した制御コード付き基本レ
シピ情報「鶏の唐揚げ」を修正して、その修正した制御
コード付き基本レシピ情報「鶏の唐揚げ」をレシピサイ
ト２に投稿レシピ情報として送信する場合について、図
３〜図５に示すフローチャートに基づいて説明する。

【００２５】制御コード付き基本レシピ情報「鶏の唐揚
げ」をレシピサイト２から入手する処理（図３）では、
ステップ（１）として、利用者端末Ｒから、制御コード
付き基本レシピ情報「鶏の唐揚げ」の検索要求を送信す
る。レシピサイト２では、ステップ（２）として、レシ
ピ検索手段２３が基本レシピデータベース２Ｂの中から
その要求された制御コード付き基本レシピ情報「鶏の唐
揚げ」を検索し、ステップ（３）として、レシピ送信手
段２４が、上記検索した制御コード付き基本レシピ情報
「鶏の唐揚げ」を利用者端末Ｒに送信する。ステップ
（４）として、レシピサイト２から送信された情報に基
づいて、利用者端末Ｒの表示部１ａに、図６に示すよう
に、制御コード付き基本レシピ情報「鶏の唐揚げ」の内
容として、材料、作り方、オーブンの作動条件及び機器
制御コードが表示される。因みに、図６の機器制御コー
ド［５０５８］は、オーブン４による予熱あり（予熱温
度２５０℃）で、オーブン４による調理温度２５０℃、
１０分の操作条件を示す。

【００２６】次に、上記制御コード付き基本レシピ情報
「鶏の唐揚げ」を修正した制御コード付き基本レシピ情
報を作成する処理（図４）は利用者端末Ｒにおいて実行
されるが、先ずステップ（１）として、オーブン電子レ
ンジ４が通信端末１に受信されている基本レシピ情報に
付されている制御コードをダウンロードし、その制御コ
ードに対応する操作条件（予熱温度２５０℃で、オーブ
ンによる調理温度２５０℃、１０分）がオーブン電子レ
ンジ４の表示部４ａに表示される。ステップ（２）とし
て、上記表示された操作条件をオーブン電子レンジ４の
操作部４ｂによって図７に示す操作条件（予熱なし、オ
ーブンによる調理温度２４０℃と電子レンジ２００Ｗの
同時加熱で１１分）に変更する。ステップ（３）とし
て、上記変更した操作条件でオーブン電子レンジ４を作
動させて、修正された基本レシピ情報「鶏の唐揚げ」の
調理を実行する。このときに、オーブン電子レンジ４の
操作条件が前記操作条件記録手段１００によって記録さ
れる。ステップ（４）として、上記記録した操作条件が
前記コード変換手段１０１によって制御コードに変換さ
れる。ステップ（５）として、上記変換された制御コー
ドが通信端末１に送信され、その変換された上記制御コ
ードが、前記レシピ情報生成手段１０２によって、基本
レシピ情報の内容（文章）が変更されたレシピ情報「鶏
の唐揚げ」に付されて、修正した制御コード付き基本レ
シピ情報が生成される。

【００２７】図７に、上記修正された制御コード付き基
本レシピ情報「鶏の唐揚げ」の内容を示すが、図６の基
本レシピ情報と図７の修正された基本レシピ情報とを比
べると、加熱調理するときの調理条件が異なり、この加
熱調理条件の変更アレンジこれによって以下の点が改善
されている。 （１）基本レシピで、ターンテーブルに鶏肉を直置きし
て調理していたときは、パリッとした食感に仕上がらず
美味しくなかったが、修正された基本レシピでは、網に
のせて皮を下にすることによって皮が香ばしく焼け、鶏
肉自体から出た油を下に落とすため、鶏の唐揚げ本来の
パリッとした食感に仕上がり、美味しくなった。 （２）基本レシピのオーブン単独加熱では、肉の表面と
内部に火の通りに差があったため、肉表面が常に鶏肉自
体の油で覆われていたが、オーブンと電子レンジの同時
加熱によって鶏肉内部からも加熱され余分の油を外部に
出すことで、パリッとした食感に仕上がり、美味しくな
った。 （３）上記（１）と（２）の作用で唐揚げ１００ｇ当た
りの摂取脂質が１５％低減できヘルシーになった。 基本レシピ 脂質１６．３ｇ／１００ｇ当たり 変更アレンジ後 脂質１３．９ｇ／１００ｇ当たり （４）基本レシピでは、ターンテーブルに鶏肉を直置き
して調理していたために、調理後の大量の油がターンテ
ーブル上に残って油まみれになり洗浄に手間がかかって
いたが、オーブン用シートを敷くことで調理後の手入れ
が簡単になった。 （５）基本レシピでの加熱方法はオーブンを予熱する手
間があったが、予熱を必要としない加熱方法に変えるこ
とで、簡単かつ省エネになった。

【００２８】次に、修正制御コード付き基本レシピ情報
「鶏の唐揚げ」をレシピサイト２に送信する処理（図
５）では、ステップ（１）として、利用者端末Ｒから、
修正制御コード付き基本レシピ情報「鶏の唐揚げ」を投
稿レシピ情報として送信する。レシピサイト２では、ス
テップ（２）として、利用者端末Ｒから送信された修正
制御コード付き基本レシピ情報「鶏の唐揚げ」を受信
し、ステップ（３）として、投稿レシピ情報管理手段２
５が、上記受信した修正制御コード付き基本レシピ情報
「鶏の唐揚げ」を投稿レシピデータベース２Ｃ内に入力
する。

【００２９】前記レシピサイト２の中央装置２Ａには、
レシピサイト２が前記制御コード付き投稿レシピ情報を
投稿した利用者端末Ｒ以外の利用者端末Ｒに前記制御コ
ード付き投稿レシピ情報を送信した実績に基づいて、前
記制御コード付き投稿レシピ情報を投稿した利用者端末
Ｒに対して支払う報奨金を計算する報奨金計算手段２７
が備えられている。具体的には、上記報奨金計算手段２
７は、前記ページアクセス数計上手段２６の集計データ
に基づいて、例えば制御コード付き投稿レシピ情報を送
信した回数に応じて上記報奨金を計算する。

【００３０】〔別実施形態〕次に、本発明に係る調理情
報システムの別実施形態について説明する。上記実施形
態では、利用者端末Ｒを構成する通信端末１を市販の携
帯電話にて構成したが、これ以外に、通信端末１をイン
ターネット等へのアクセス機能を持った台所リモコンや
パソコン等で構成して、ホームバス等で調理機器と接続
するようにしてもよい。

【００３１】上記実施形態では、利用者端末Ｒを、通信
網６に通信自在に接続される通信端末１と、通信端末１
に接続される調理機器４とに分割構成したが、利用者端
末Ｒを、インターネット等へのアクセス機能を持った通
信部を内蔵した調理機器４（オーブン電子レンジ）にて
構成するようにしてもよい。すなわち、図８に示すよう
に、調理機器４（オーブン電子レンジ）は、前記表示部
４ａ、操作部４ｂ、制御部４ｃの他に、前記通信網６を
介して前記レシピサイト２にデータ送受信可能に接続さ
れる通信部４ｄを備えている。そして、前記操作条件記
録手段１００、コード変換手段１０１及びレシピ情報生
成手段１０２が、調理機器４の制御部４ｃ内に構成され
ている。すなわち、調理機器４の制御部４ｃが、通信部
４ｄによってレシピサイト２からダウンロードした制御
コード付き基本レシピ情報に付された制御コードを、調
理機器４が作動したときの操作条件の記録に基づいて修
正して、修正された制御コード付き基本レシピ情報を作
成する。なお、このような構成により、通信端末１を必
要とせず、調理機器４を通信網６に直接接続して構成を
簡素化できる利点がある。

【００３２】上記実施形態では、利用者端末Ｒが、情報
提供者サーバ２に備えた基本レシピデータベース２Ｂの
中から検索した基本レシピ情報を変更して制御コード付
き投稿レシピ情報を作成するようにしたが、これ以外
に、例えば市販のレシピ集や、あるいは、オーブン電子
レンジ等の調理機器を購入したときに付いている料理ブ
ックに載っている基本レシピ情報を元にしてその調理内
容を変更し、且つその変更後のレシピ情報に制御コード
を付して、制御コード付き投稿レシピ情報を作成するよ
うにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る調理情報システムの全体構成図

【図２】情報提供者サーバの構成を示すブロック図

【図３】情報の送受信処理のフローチャート

【図４】情報処理のフローチャート

【図５】情報の送受信処理のフローチャート

【図６】基本レシピ情報の一例を示す図

【図７】修正された基本レシピ情報の一例を示す図

【図８】別実施形態に係る調理情報システムの要部を示
す構成図

【符号の説明】

２ 情報提供者サーバ ２Ｂ 基本レシピデータベース ２Ｃ 投稿レシピデータベース ４ 調理機器 ６ 通信網 ２７ 報奨金計算手段 １００ 操作条件記録手段 １０１ コード変換手段 １０２ レシピ情報生成手段 Ｒ 利用者端末

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井出 康弘 大阪府大阪市中央区平野町四丁目１番２号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 山田 卓広 大阪府大阪市中央区平野町四丁目１番２号 大阪瓦斯株式会社内

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の通信網を介して利用者端末にデー
   タ送受信可能に接続された情報提供者サーバが、前記利
   用者端末から送信された投稿レシピ情報を入力する投稿
   レシピデータベースを備え、他の利用者端末からの要求
   に応じて、前記投稿レシピデータベース中の前記投稿レ
   シピ情報を前記他の利用者端末に送信するように構成さ
   れている調理情報システムであって、 前記情報提供者サーバは、所定のレシピ情報にそのレシ
   ピ情報の調理において使用する調理機器の操作用の制御
   コードを付した制御コード付き投稿レシピ情報を前記利
   用者端末から受信して、その制御コード付き投稿レシピ
   情報を前記投稿レシピ情報として前記投稿レシピデータ
   ベースに入力するように構成されている調理情報システ
   ム。
2. 【請求項２】 前記情報提供者サーバが、標準的なレシ
   ピ情報である基本レシピ情報にその基本レシピ情報の調
   理において使用する調理機器の操作用の制御コードを付
   した制御コード付き基本レシピ情報からなる基本レシピ
   データベースを備え、前記利用者端末からの要求に応じ
   て、前記基本レシピデータベース中の所定の制御コード
   付き基本レシピ情報を前記利用者端末に送信するように
   構成され、 且つ、前記利用者端末に送信した前記制御コード付き基
   本レシピ情報が修正された制御コード付き基本レシピ情
   報を前記利用者端末から受信して、その修正された制御
   コード付き基本レシピ情報を前記制御コード付き投稿レ
   シピ情報として前記投稿レシピデータベースに入力する
   ように構成されている請求項１記載の調理情報システ
   ム。
3. 【請求項３】 前記利用者端末が、所定のレシピ情報の
   調理において調理機器を使用したときの調理機器の操作
   条件を記憶する操作条件記録手段と、その操作条件記録
   手段に記録されている調理機器の操作条件をその調理機
   器の操作用の制御コードに変換するコード変換手段と、
   そのコード変換手段によって得られた操作用の制御コー
   ドを前記所定のレシピ情報に付して前記制御コード付き
   投稿レシピ情報を生成するレシピ情報生成手段とを備え
   ている請求項１又は２記載の調理情報システム。
4. 【請求項４】 前記情報提供者サーバが前記制御コード
   付き投稿レシピ情報を投稿した利用者端末以外の利用者
   端末に前記制御コード付き投稿レシピ情報を送信した実
   績に基づいて、前記制御コード付き投稿レシピ情報を投
   稿した利用者端末に対して支払う報奨金を計算する報奨
   金計算手段が設けられている請求項１〜３のいずれか１
   項に記載の調理情報システム。