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JP2002276462A - 内燃機関のシール構造 - Google Patents

内燃機関のシール構造

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Publication number
JP2002276462A
JP2002276462A JP2001081982A JP2001081982A JP2002276462A JP 2002276462 A JP2002276462 A JP 2002276462A JP 2001081982 A JP2001081982 A JP 2001081982A JP 2001081982 A JP2001081982 A JP 2001081982A JP 2002276462 A JP2002276462 A JP 2002276462A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder head
cylinder
cylinder block
gasket
elastic member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001081982A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Tawara
秀利 田原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関のシール構造において、シリンダブ
ロックとシリンダヘッドとシリンダヘッドガスケットと
の隙間を埋めて、液状ガスケットだけではシールが困難
であった三点以上の部品の集合部位のシール性を向上す
ることにある。 【構成】 チェーンカバーにはシリンダヘッドガスケッ
トに対応する部位に溝部を形成し、この溝部にはシリン
ダブロックとシリンダヘッドとの間に配設されるととも
にシリンダヘッドガスケットに当接する弾性部材を設け
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関のシー
ル構造に係り、特に三点以上の部品の集合部位をシール
する内燃機関のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図13、14に示す如く、内燃機関10
2においては、シリンダブロック104の上部位に所定
の板厚のシリンダヘッドガスケット106を介してシリ
ンダヘッド108を接合して設け、このシリンダヘッド
108にはシリンダヘッドカバーガスケット110を介
してシリンダヘッドカバー112を設け、シリンダブロ
ック104の下部位にクランク軸114を軸支するロア
クランクケース116を設け、このロアクランクケース
116の底部位にオイルパン118を設け、また、シリ
ンダブロック104とシリンダヘッド108とロアクラ
ンクケース116との一側にチェーンカバー(タイミン
グチェーンカバー)120を接合して設けたものがあ
る。このチェーンカバー120は、シリンダブロック1
04とシリンダヘッド108とロアクランクケース11
6との一側に跨ってタイミングチェーン(図示せず)を
覆ってチェーン室(図示せず)を形成し、周縁部が液状
ガスケット(液状シール)122を介してシリンダブロ
ック104とシリンダヘッド108とロアクランクケー
ス116との一側面に取付具(図示せず)で取り付けら
れている。
【0003】このような内燃機関のシール構造として
は、例えば、特開平9−68102号公報、特開200
0−73859号公報、特開平11−336907号公
報に開示されている。特開平9−68102号公報に記
載のものは、シリンダブロックとシリンダヘッドとの接
合部のチェーンカバー側端面形状に合致する形状の鋼板
及びチェーンカバーガスケットを、チェーンカバーとシ
リンダブロック及びシリンダヘッドとの間に配設したも
のである。特開2000−73859号公報に記載のも
のは、シリンダヘッドガスケットの一端面をシリンダブ
ロック及びシリンダヘッドの側面から窪ませ、このシリ
ンダヘッドガスケットの一端面にはシリンダブロック及
びシリンダヘッドに対して組み込む以前に液状ガスケッ
トを予め塗布し、この液状ガスケットによってチェーン
カバーとシリンダヘッドガスケットとの間の隙間を詰め
たものである。特開平11−336907号公報に記載
のものは、シリンダヘッドガスケットにシリンダブロッ
ク及びシリンダヘッドの側面から突出する突出端部を形
成し、チェーンカバーには突出端部に対応した形状の受
け溝を形成し、三面合せ部位の隙間を充填するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、内燃
機関のシール構造にあっては、図14に示す如く、シリ
ンダブロック104とシリンダヘッド108とチェーン
カバー120等との三点以上の部品の集合部位では、各
部品の製造上の公差、材質や温度の違いによる熱膨張に
より、シリンダブロック104の側面104Aとシリン
ダヘッド108の側面108Aとに段差Gが生ずるとと
もに、シリンダヘッドガスケット106の端面106A
がシリンダブロック104の側面104Aから距離Lだ
け窪んで位置し、よって、液状ガスケット122におい
てはシリンダブロック104側が厚さW1になるととも
にシリンダヘッド108側が厚さW1よりも大きな厚さ
W2になり、このため、前記段差Gや距離Lの存在によ
って液状ガスケット122が十分に追従して変形するこ
とができず、隙間が生じてオイル漏れが生ずるという不
都合があった。
【0005】また、上述の特開平11−336907号
公報にあっては、シリンダヘッドガスケットの突出端部
に形状に合うようにチェーンケースに受け溝を形成しな
ければならず、その加工が面倒であるとともに、その受
け溝にも液状ガスケットを充填させる必要があるという
不都合がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、シリンダブロックにシリ
ンダヘッドガスケットを介してシリンダヘッドを接合し
て設け、前記シリンダブロック及び前記シリンダヘッド
の一側に液状ガスケットを介してチェーンカバーを接合
して設けた内燃機関のシール構造において、前記チェー
ンカバーには前記シリンダヘッドガスケットに対応する
部位に溝部を形成し、この溝部には前記シリンダブロッ
クと前記シリンダヘッドとの間に配設されるとともに前
記シリンダヘッドガスケットに当接する弾性部材を設け
たことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明は、チェーンカバーには
シリンダヘッドガスケットに対応する部位に溝部を形成
し、この溝部にはシリンダブロックとシリンダヘッドと
の間に配設されるとともにシリンダヘッドガスケットに
当接する弾性部材を設けたことにより、弾性部材が弾性
変形してシリンダブロックとシリンダヘッドとシリンダ
ヘッドガスケットとによって生ずる隙間を埋めることか
ら、液状ガスケットだけではシールが困難であった三点
以上の部品の集合部位のシール性を向上することができ
る。
【0008】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜9は、この発明の第1実
施例を示すものである。図2、3において、2は車両
(図示せず)に搭載される内燃機関、4はシリンダブロ
ック、6はシリンダヘッドである。
【0009】シリンダブロック4の上部位には、所定の
板厚Tのシリンダヘッドガスケット8を介してシリンダ
ヘッド6が接合して設けられる。このシリンダヘッド6
には、シリンダヘッドカバーガスケット10を介してシ
リンダヘッドカバー12が設けられる。また、シリンダ
ブロック4の下部位には、クランク軸14を軸支するロ
アクランクケース16が設けられる。このロアクランク
ケース16の底部位には、オイルパン18が設けられ
る。
【0010】また、シリンダブロック4とシリンダヘッ
ド6とロアクランクケース16との一側には、チェーン
カバー(タイミングチェーンカバー)20が接合して設
けられる。このチェーンカバー20は、シリンダブロッ
ク4とシリンダヘッド6とロアクランクケース16との
一側に跨ってタイミングチェーン(図示せず)を覆って
チェーン室22を形成し、周縁部20Aが液状ガスケッ
ト(液状シール)24を介してシリンダブロック4とシ
リンダヘッド6とロアクランクケース16との一側面に
取付具(図示せず)で取り付けられる。この取付具は、
チェーンカバー20の幅Mの周縁部20Aのボルトボス
部26に形成したボルト孔28に挿通してシリンダブロ
ック4とシリンダヘッド6とロアクランクケース16と
の一側面に固定される。
【0011】シリンダブロック4とシリンダヘッド6と
の接合にあっては、各部品の製造上の公差、材質や温度
の違いによる熱膨張により、例えば、図1に示す如く、
シリンダブロック4の側面4Aとシリンダヘッド6の側
面6Aとに段差Gが生ずるとともに、シリンダヘッドガ
スケット8の端面8Aがシリンダブロック4の側面4A
から距離Lまで窪んで位置して空間Sを形成して配設さ
れている。
【0012】チェーンカバー20周縁部20Aの内面2
0Bには、シリンダヘッドガスケット8に対応する部位
に、つまり、内燃機関2の両側側において三点以上の各
部品の集合部位に溝部30が形成されている。具体的に
は、この溝部30は、図3に示す如く、チェーンカバー
20の一側、他側周縁部20A−1、20A−1の一
側、他側内面20B−1、20B−2において、横方向
に貫通する形で且つ深さEで・高さFで、また、シリン
ダヘッドガスケット8を跨いで形成されている。
【0013】この溝部30には、シリンダブロック4と
シリンダヘッド6との間に配設されるとともに、シリン
ダヘッドガスケット8の端面8Aに当接する弾性部材3
2が設けられる。
【0014】この弾性部材32は、例えば、ゴム材や弾
性合成樹脂等で弾性力を有するシール材からなり、図4
〜9に示す如く、溝部30に取り付けられるように、チ
ェーンカバー20の周縁部20Aの幅Mと同じ幅Xで且
つ溝部30の高さFと同じ高さYで、そして、溝部30
の深さEよりも距離Pだけ大きく設定された奥行Zで直
方体に形成されている。従って、弾性部材32が溝部3
0に取り付けられときに、弾性部材32には、チェーン
カバー20の周縁部20Aの内面20Bよりも距離Pだ
け突出したシール部34が現出する。また、この弾性部
材32は、シリンダブロック4の側面4Aとシリンダヘ
ッド6の側面6Aとに生ずる段差G部分で且つシリンダ
ヘッドガスケット8の端面8Aがシリンダブロック4の
側面4Aから距離Lだけ窪んで位置して形成された空間
S部分に配設される。更に、弾性部材32は、シリンダ
ヘッドガスケット8の端面8Aがシリンダブロック4の
側面4Aから距離Lだけ窪んで形成された空間S部分を
弾性変形して充填するものである。
【0015】液状ガスケット24には、弾性部材32の
シール部34に対応する箇所で、弾性部材用挿通孔部3
6が形成される。
【0016】また、弾性部材32は、図1に示す如く、
チェーンカバー20がシリンダブロック4及びシリンダ
ヘッド6の一側に液状ガスケット24を介して接合して
設けられたときに、シール部34の弾性変形によってシ
リンダブロック4とシリンダヘッド6との間の空間S部
分に挿入した突部38を形成するものである。
【0017】次に、この第1実施例の作用を説明する。
【0018】チェーンカバー20をシリンダブロック4
とシリンダヘッド6とロアクランクケース16との一側
面に接合して設けるときには、チェーンカバー20の一
側、他側周縁部20A−1、20A−2の各溝部30に
弾性部材32を夫々取り付ける。このとき、図9に示す
如く、弾性部材32をチェーンカバー20の側方から溝
部30に挿入して、この弾性部材32を溝部30に取り
付けると、弾性部材32のシール部34がチェーンカバ
ー20の内面20から距離Pだけ突出して現出する。
【0019】そして、この弾性部材32のシール部34
をシリンダブロック4とシリンダヘッド6との間でシリ
ンダヘッドガスケット8側に指向させ、そして、チェー
ンカバー20の一側、他側周縁部20A−1、20A−
2をシリンダブロック4とシリンダヘッド6とロアクラ
ンクケース16との一側面に取付具で取り付けると、シ
ール部34が空間Sを充填するように弾性変形して突部
38を形成するとともにこの突部38がシリンダヘッド
ガスケット8の端面8Aに当接し、これにより、液状ガ
スケット24においてシリンダブロック4側が厚さW1
になるとともにシリンダヘッド6側が厚さW1よりも大
きな厚さW2になっても、弾性部材32のシール部34
がシリンダブロック4とシリンダヘッド6とシリンダヘ
ッドガスケット8とに形成された隙間を確実に埋めるこ
とから、液状ガスケット24だけではシールが困難であ
ったチェーンカバー20の一側、他側周縁部20A−
1、20A−1における三点以上の部品の集合部位のシ
ール性を向上することができる。
【0020】また、チェーンカバー20がシリンダブロ
ック4とシリンダヘッド6とロアクランクケース16と
の一側面に接合されたときに、弾性部材32のシール部
34の中間部位が弾性部材用挿通孔部36内で弾性変形
して液状ガスケット24側に押し広がり、これにより、
シリンダブロック4の側面4A及びシリンダヘッド6の
側面6Aとに液状ガスケット24の密着性を強くし、シ
ール性を向上することができる。
【0021】また、弾性部材32にはシリンダブロック
4とシリンダヘッド6との間に弾性変形して挿入される
ようなシール部34が形成されていることから、このシ
ール部34の弾性変形によってシリンダブロック4とシ
リンダヘッド6とチェーンカバー20とによる三点以上
の部品の集合部位の密着性を高め、大きな段差Gにも追
従して弾性変形させることができ、シール性を向上する
ことができる。
【0022】更に、溝部30がシリンダヘッドガスケッ
ト8を跨いでチェーンカバー20の周縁部20Aの内面
に形成されていることから、溝部30に設けられた弾性
部材32がシリンダヘッドガスケット8の端面8Aに対
向して配設され、溝部30への弾性部材32の挿入を容
易に行うことができ、弾性部材32及びチェーンカバー
20の組付性を向上することができる。
【0023】図10は、この発明の特別構成であり、第
2実施例を示すものである。
【0024】以下の実施例にあっては、上述の第1実施
例と同一機能を果す箇所には、同一符号を付して説明す
る。
【0025】この第2実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、弾性部材32には、シリンダヘッ
ドガスケット8側に指向して突出する断面三角形状のシ
ール用突出部42を形成した。また、シリンダブロック
4には弾性部材32のシール用突出部42のブロック側
傾斜面42Aと平行にシリンダブロック面取部4Cを形
成するとともに、シリンダヘッド6には弾性部材32の
ヘッド側傾斜面42Bと平行にシリンダヘッド面取部6
Cを形成した。
【0026】この第2実施例の構成によれば、弾性部材
32のシール用突出部42のブロック側傾斜面42Aが
シリンダブロック面取部4Cに合致するとともに、弾性
部材26の突部42のヘッド側傾斜面42Aがシリンダ
ブロック面取部6Cに合致することから、シリンダブロ
ック4及びシリンダヘッド6に対して弾性部材32が密
着するとともに、弾性部材32の断面三角形状のシール
用突出部42がシリンダヘッドガスケット8側へ容易に
弾性変形して空間Sを充填し、シール性を向上すること
ができる。
【0027】図11は、この発明の特別構成であり、第
3実施例を示すものである。
【0028】この第3実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、シリンダブロック4の側面4A、
シリンダヘッド6の側面6Aには、弾性部材32を各部
品の隙間等に入り込ませるように、ブロック側、ヘッド
側変形案内突出部52、54を側方に突出して設けた。
【0029】この第3実施例の構成によれば、弾性部材
32がチェーンカバー20の取り付けによって弾性変形
したときに、弾性部材32のシール部34がブロック
側、ヘッド側変形案内突出部52、54によって案内さ
れて空間Sや及びシリンダブロック4の側面4A・シリ
ンダヘッド6の側面6A側に向かって弾性変形するの
で、各部品の隙間等に弾性部材32のシール部34を容
易に且つ強く入り込ませ、シール性を向上することがで
きる。
【0030】図12は、この発明の特別構成であり、第
4実施例を示すものである。
【0031】この第4実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、シリンダヘッドガスケット8の端
面には、半径Rの窪んだ湾曲面8Cを形成した。
【0032】この第4実施例の構成によれば、弾性部材
32のシール部34がシリンダヘッドガスケット8の端
面の窪んだ湾曲面8Cに沿って弾性変形することから、
空間S内でシール部34が隙間なく充填され、よって、
シール性を向上することができる。
【0033】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、チェーンカバーにはシリンダヘッドガス
ケットに対応する部位に溝部を形成し、この溝部にはシ
リンダブロックとシリンダヘッドとの間に配設されると
ともにシリンダヘッドガスケットに当接する弾性部材を
設けたことにより、弾性部材がシリンダブロックとシリ
ンダヘッドとシリンダヘッドガスケットとによって生ず
る隙間を埋めることから、液状ガスケットだけではシー
ルが困難であった三点以上の部品の集合部位のシール性
を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の矢印Iによる内燃機関の各部品の集合部
位の断面図である。
【図2】内燃機関の側面図である。
【図3】内燃機関の各部品の集合部位の斜視図である。
【図4】図3の矢印IVによるチェーンケースの一部分
の拡大図である。
【図5】内燃機関の各部品の集合部位で弾性部材を配設
した状態の斜視図である。
【図6】図5の矢印VIによる内燃機関の各部品の集合
部位の斜視図である。
【図7】図4の矢印VIIによるチェーンカバーの内面
側からの斜視図である。
【図8】弾性部材をチェーンカバーに取り付けた状態の
拡大斜視図である。
【図9】弾性部材の取付方向を示す斜視図である。
【図10】第2実施例において各部品の集合部位の断面
図である。
【図11】第3実施例において各部品の集合部位の断面
図である。
【図12】第4実施例において各部品の集合部位の断面
図である。
【図13】従来における内燃機関の側面図である。
【図14】図13の矢印XIVによる内燃機関の各部品
の集合部位の断面図である。
【符号の説明】
2 内燃機関 4 シリンダブロック 6 シリンダヘッド 8 シリンダヘッドガスケット 20 チェーンカバー 22 チェーン室 24 液状ガスケット 30 溝部 32 弾性部材 34 シール部 38 突部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロックにシリンダヘッドガス
    ケットを介してシリンダヘッドを接合して設け、前記シ
    リンダブロック及び前記シリンダヘッドの一側に液状ガ
    スケットを介してチェーンカバーを接合して設けた内燃
    機関のシール構造において、前記チェーンカバーには前
    記シリンダヘッドガスケットに対応する部位に溝部を形
    成し、この溝部には前記シリンダブロックと前記シリン
    ダヘッドとの間に配設されるとともに前記シリンダヘッ
    ドガスケットに当接する弾性部材を設けたことを特徴と
    する内燃機関のシール構造。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材は、前記チェーンカバーが
    前記シリンダブロック及び前記シリンダヘッドの一側に
    前記液状ガスケットを介して接合して設けられたとき
    に、弾性変形によって前記シリンダブロックと前記シリ
    ンダヘッドとの間の空間部分に挿入した突部を形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のシール構
    造。
  3. 【請求項3】 前記溝部は、前記シリンダヘッドガスケ
    ットを跨いで前記チェーンカバーの周縁部の内面に形成
    されたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のシ
    ール構造。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材は、前記シリンダブロック
    の側面と前記シリンダヘッドの側面とに生ずる段差部分
    で且つ前記シリンダヘッドガスケットの端面が前記シリ
    ンダブロックの側面から窪んで位置して形成された空間
    部分に配設されたことを特徴とする請求項1に記載の内
    燃機関のシール構造。
  5. 【請求項5】 前記弾性部材は、前記シリンダヘッドガ
    スケットの端面が前記シリンダブロックの側面から窪ん
    で形成された前記空間部分を弾性変形して充填すること
    を特徴とする請求項4に記載の内燃機関のシール構造。
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