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JP2002265022A - 棚設備 - Google Patents

棚設備

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Publication number
JP2002265022A
JP2002265022A JP2001065841A JP2001065841A JP2002265022A JP 2002265022 A JP2002265022 A JP 2002265022A JP 2001065841 A JP2001065841 A JP 2001065841A JP 2001065841 A JP2001065841 A JP 2001065841A JP 2002265022 A JP2002265022 A JP 2002265022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
unit
loading
work data
storage unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001065841A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikiaki Ishiguro
幹朗 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP2001065841A priority Critical patent/JP2002265022A/ja
Publication of JP2002265022A publication Critical patent/JP2002265022A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、二重搬入や空出荷が発生したとき
に、作業効率を低下させずに復旧できる棚設備を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 荷受台E3a,E3bに対して物品Fの
入出庫を行う荷収納部Dを特定する情報を設定する設定
装置E2と、各荷収納部Dにおける荷の有無を管理する
管理手段(コントローラE1)と、設定装置E2により
設定された荷収納部Dにおける荷の有無を前記管理手段
の管理情報により確認し、入庫する荷収納部Dに物品F
が有るとき、または出庫する荷収納部Dに物品Fが無い
とき、報知情報を出力し、設定装置E2により設定され
た荷収納部Dを特定する情報を消去する確認手段(コン
トローラE1)を備える。この構成によれば、設定され
た情報の誤りにより、スタッカークレーンCによる二重
搬入あるいは空出荷の発生が避けられ、作業効率が低下
することを回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動倉庫などの棚
設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記棚設備は、荷を収納する複数
の荷収納部と、この荷収納部と所定の搬入出口との間で
荷の搬送を行なう荷搬送手段とを備え、搬入出口におい
て荷の出し入れを行うように構成されている。すなわ
ち、荷収納部として、荷を収納する複数の区画収納空間
が上下多段かつ左右に並設された収納棚を備え、荷搬送
手段として、前記収納棚に沿って走行する走行車体、こ
の走行車体に垂設されたマストに沿って昇降される昇降
台(昇降体)、およびこの昇降台上に設けられ、荷収納
部(収納棚の区画収納空間)と搬入出口においてフォー
クを出退させて前記荷の受け渡しを行うフォーク装置
(受け渡し手段)を有する荷出し入れ装置(スタッカー
クレーン)を備えている。このスタッカークレーンの動
作により搬入出口と荷収納部との間で荷の入出庫、収納
棚の一方の荷収納部と他方の荷収納部との間での荷の移
載が行われる。
【0003】上記スタッカークレーンへの入出庫の指令
(作業データ)は、通常、入庫または出庫の作業モード
の別と入出庫を行う荷収納部を特定する情報(収納棚に
おける位置を示す番号などの符号)から形成され、地上
側制御装置よりスタッカークレーンへ伝送され、スタッ
カークレーンは入力した入出庫指令に応じて上記入出庫
を実行する。また入出庫の指令は、スタッカークレーン
の運転モードがオンラインモードのときは上位のコンピ
ュータから地上側制御装置へ伝送されてきた指令データ
が使用され、運転モードがリモートモードのときは操作
パネルあるいはリモートコントローラ(リモコン)より
作業員によって地上側制御装置へ入力されたあるいは予
め入力されていた設定データが使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の棚設備
では、リモートモードのときに作業員により入力された
設定データに誤りがあると、入庫指令で指定された荷収
納部に先に入庫された荷が有ったり(二重搬入)、出庫
指令で指定された荷収納部に出庫する荷がなかったり
(空出荷)する事態が発生し、このときスタッカークレ
ーンは異常停止し、立ち往生してしまう。異常停止する
と、作業員はスタッカークレーンの通路内に入り、スタ
ッカークレーンの状態を確認しながらスタッカークレー
ンに備えられた手動操作スイッチを操作して荷を載せた
り取り除いたりしなければならなかった。その結果、指
令データに誤りがあると、作業効率が大幅に低下してし
まうという問題が発生していた。
【0005】そこで、本発明は、二重搬入や空出荷が発
生したときに、作業効率を低下させずに復旧できる棚設
備を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、荷を収納
する複数の荷収納部と、この荷収納部と所定の搬入出口
との間で前記荷の搬送を行なう荷搬送手段とを備え、前
記搬入出口において荷の出し入れを行う棚設備であっ
て、前記搬入出口に対して荷の入出庫を行う荷収納部を
特定する情報を設定する設定手段と、前記各荷収納部に
おける荷の有無を管理する管理手段と、前記設定手段に
より設定された荷収納部における荷の有無を前記管理手
段の管理情報により確認し、入庫する荷収納部に荷が有
るとき、または出庫する荷収納部に荷が無いとき、報知
情報を出力し、前記設定手段により設定された荷収納部
を特定する情報を消去する確認手段を備えたことを特徴
とするものである。
【0007】上記構成によれば、管理手段の管理情報に
より入庫する荷収納部に荷があること、または出庫する
荷収納部に荷が無いことが確認されると、報知情報が出
力され、設定手段により設定された荷収納部を特定する
情報が消去される。よって、設定された情報の誤りによ
り、荷搬送手段による二重搬入あるいは空出荷の発生が
避けられ、二重搬入あるいは空出荷の発生により作業効
率が低下することが回避される。
【0008】また請求項2に記載の発明は、荷を収納す
る複数の荷収納部と、この荷収納部と所定の搬入出口と
の間で前記荷の搬送を行なう荷搬送手段とを備え、前記
搬入出口において荷の出し入れを行う棚設備であって、
前記荷搬送手段に前記荷収納部における荷の有無を検出
する検出手段を設け、前記搬入出口に対して荷の入出庫
を行う荷収納部を特定する情報を設定する設定手段を設
け、前記設定手段により設定された荷収納部に対して、
前記荷搬送手段により入出庫作業が実行されていると
き、前記検出手段により入庫を行う荷収納部に荷が有る
することが確認されると、または前記検出手段により出
庫を行う荷収納部に荷が無いことが確認されると、荷搬
送手段を停止し、代わりに設定手段により再設定された
前記荷収納部に対して、前記停止状態より入出庫作業を
再開する制御手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0009】上記構成によれば、検出手段により入庫す
る荷収納部に荷があることが確認されると、すなわち二
重搬入が発生すると、または出庫する荷収納部に荷が無
いことが確認されると、すなわち空出荷が発生すると、
荷搬送手段は停止され、代わりに再設定された前記荷収
納部に対して、前記停止状態より入出庫作業が再開され
る。よって、二重搬入または空出荷を発生させた指令デ
ータはスキップされ、復旧処理を行うことなく入出庫作
業が実行される。
【0010】また請求項3に記載の発明は、上記請求項
2に記載の発明であって、制御手段は、設定手段により
次の入出庫を行う荷収納部の情報が予め設定されている
とき、停止状態よりこの次の荷収納部に対して入出庫作
業を再開することを特徴とするものである。
【0011】上記構成によれば、二重搬入または空出荷
が発生すると、荷搬送手段は停止され、設定手段により
次の入出庫を行う荷収納部の情報が予め設定されている
とき、停止状態よりこの次の荷収納部に対して入出庫作
業が再開される。よって、二重搬入または空出荷を発生
させた指令データはスキップされ、復旧処理を行うこと
なく入出庫作業が実行される。
【0012】また請求項4に記載の発明は、上記請求項
1〜請求項3のいずれかに記載の発明であって、設定手
段により設定された荷収納部を特定する情報を消去する
消去手段を設けたことを特徴とするものである。
【0013】上記構成によれば、二重搬入または空出荷
が発生する、あるいは発生した荷収納部を特定する情報
は、消去手段により消去することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態におけ
る棚設備の斜視図である。
【0015】図1に示すように、棚設備FSには、物品
出し入れ方向が互いに対向するように間隔を隔てて設置
した2基の収納棚Aと、それらの収納棚Aどうしの間に
形成した作業通路Bを自動走行するスタッカークレーン
(荷搬送手段の一例)Cとが設けられ、各収納棚Aには
多数の物品収納部(荷収納部)Dが上下多段かつスタッ
カークレーンCの走行方向(以下、前後方向と称す)に
並設されている。
【0016】前記作業通路Bには、収納棚Aの長手方向
に沿って走行レール1が設置され、作業通路Bの一端側
に設置した物品搬出入部Eには、入出庫指令をスタッカ
ークレーンCに入力するコントローラ(制御手段、管理
手段、および確認手段の一例)E1と、設定装置(設定
手段の一例)E2と、走行レール1を挟んでスタッカー
クレーンの走行方向とは直角な方向(以下、左右方向と
称す)に一対の荷受台(荷の搬入出口の一例)E3a,
E3bとが設けられ、スタッカークレーンCは、入出庫
指令に基づいて走行レール1に沿って走行して、荷受台
E3aまたはE3bと荷収納部Dとの間でのパレットP
に載せた物品(荷)Fの出し入れを行う入出庫用の搬送
車として構成されている。
【0017】前記スタッカークレーンCは、図2に示す
ように、走行レール1に沿って走行する走行車体2に、
昇降台(昇降体)3と、その昇降台3を昇降操作自在に
案内支持する前後一対の昇降マスト(走行車体に垂設さ
れた柱体)4とを設けて構成され、昇降台3には物品移
載用のフォーク装置(受け渡し手段)5が設けられてい
る。
【0018】前記昇降台3は、その左右両側に連結した
昇降用チェーン(昇降用索状体)8にて吊下げ支持さ
れ、この昇降用チェーン8は、上部フレーム7に設けた
案内スプロケット9と一方の昇降マスト4に設けた案内
スプロケット10とに巻き掛けられて、走行車体2の一
端に装備した巻き取りドラム(巻き取り手段)11に連
結されている。
【0019】そして、巻き取りドラム11を、いわゆる
インバータ式のモータである昇降用電動モータM1にて
正逆に駆動回転させて、昇降用チェーン8の繰り出しや
巻き取り操作で昇降台3を駆動昇降させるように構成さ
れている。
【0020】昇降台3の昇降位置は、図3に示すよう
に、昇降台3に取付けられている昇降台側ロータリエン
コーダ(昇降検出手段)19の検出情報に基づいて管理
される。昇降台側ロータリエンコーダ19は、それの回
転軸に取付けられたスプロケット19aが昇降マスト4
の一方に上下方向に敷設されたチェーン20に歯合して
おり、昇降台3の昇降に伴ってスプロケット19aが回
転して、昇降台3の昇降移動を検出する。
【0021】図4に示すように、昇降台側ロータリエン
コーダ19の検出情報は、クレーン制御装置CCの昇降
制御部30に入力されている。前記走行車体2には、図
3に示すように、走行レール1上を走行自在な前後二つ
の車輪(輪体)12と、走行レール1に対する車体横幅
方向での位置を規制するように走行レール1に係合する
前後二箇所に且つ左右一対に設けた下部位置規制用ロー
タ13と、いわゆるインバータ式のモータである走行用
電動モータM2を備えた走行用駆動装置14とが設けら
れている。
【0022】また、上部フレーム7には、図2に示すよ
うに、ガイドレール6を左右から挟み込んで、スタッカ
ークレーンCの走行に伴って、その側面に沿って上下軸
回りで転動する左右一対の上部位置規制用ローラ17が
走行方向の前後端部に設けられている。
【0023】そして、二つの車輪12のうち車体前後方
向の一端側車輪が、走行用電動モータM2にて駆動させ
る推進用の駆動輪12aに構成され、車体前後方向の他
端側の車輪が、遊転自在な従動輪12bとして構成さ
れ、スタッカークレーンCは、上部フレーム7に設けた
上部位置規制用ローラ17にて倒れ止めされながら、走
行用電動モータM2による駆動で走行レール1に沿って
自走自在に構成されている。
【0024】走行車体2の走行位置は、図3に示すよう
に、走行車体2に取付けられた車体側ロータリエンコー
ダ(移動検出手段)21の検出情報に基づいて管理され
る。車体側ロータリエンコーダ21は、それの回転軸に
取付けられたスプロケット21aが走行レール1に沿っ
て敷設されたチェーン22に歯合しており、走行車体2
の走行に伴ってスプロケット21aが回転して、走行車
体2の走行移動を検出する。
【0025】図4に示すように、車体側ロータリエンコ
ーダ21の検出情報は、クレーン制御装置CCの走行制
御部31に入力されている。上記クレーン制御装置CC
は、走行車体2上で物品搬出入部E側の昇降マスト4の
外方に設置されており、クレーン制御装置CC上には、
物品搬出入部EのコントローラE1とのデータの送受信
を行う第1光送受信器23が設けられている。また物品
搬出入部Eには、この第1光送受信器23に対向して第
2光送受信器24(図4)が設けられ、コントローラE
1に接続されている。
【0026】また荷受台E3a,E3bにはそれぞれ、
物品Fの有無を検出する第1在荷検出器25a,25b
が設けられ、またフォーク装置5の左右の各先端部には
それぞれ、荷収納部Dにおける物品Fの有無を検出する
第2在荷検出器(検出手段の一例)26a,26bが設
けられている。これら在荷検出器25a,25b,26
a,26bは光電スイッチや超音波センサ、あるいは近
接センサにより形成される。図4に示すように、第1在
荷検出器25a,25bの検出情報はコントローラE1
に入力され、第2在荷検出器26a,26bの検出情報
は、クレーン制御装置CCの移載制御部32に入力され
ている。
【0027】上記クレーン制御装置CCは、図4に示す
ように、コントローラE1から光送受信器24,23を
介して搬送指令を受けて、昇降用電動モータM1を駆動
して昇降台3を指定された昇降位置に昇降させる昇降制
御部30と、走行用電動モータM2を駆動して走行車体
2を指定された走行位置に移動させる走行制御部31
と、フォーク装置5を駆動して物品Fを移載させる移載
制御部32から構成され、これら各制御部30,31,
32により制御されて物品Fの搬送並びに各荷収納部D
などとの間の物品Fの移載が行われる。
【0028】上記物品搬出入部Eの設定装置E2は、図
5に示すように、操作パネル41とリモートコントロー
ラ(遠隔操作器の一例;以下、リモコンと称す)42に
より構成されている。上記操作パネル41はリモコン4
2を支持する支持手段を構成しており、操作パネル41
に形成された長方形状の凹部51にリモコン42を嵌め
込むことによって、リモコン42が支持されるように構
成されている。
【0029】また、操作パネル41には、表示画面(報
知手段の一例)52と、非常停止ボタン53と、起動ボ
タン54と、異常解除用の解除ボタン55と、運転モー
ドを切り換える切換スイッチ(消去手段の一例)56と
が設けられている。
【0030】また、上記リモコン42には、図6に示す
ように、物品Fの入庫作業を選択する入庫モード選択ボ
タン(モード選択手段)58と、物品Fの出庫作業を選
択する出庫モード選択ボタン(モード選択手段)59
と、物品Fのピッキング作業を選択するピッキングモー
ド選択ボタン(モード選択手段)60と、入出庫を行う
荷収納部Dを特定する情報である荷収納部Dの番号(棚
番に相当する)を入力するテンキースイッチ(入力手
段)61と、左側の荷受台E3aを選択する荷受台選択
ボタン62aと、右側の荷受台E3bを選択する荷受台
選択ボタン62bと、設定ボタン63と、クリアボタン
64と、IDボタン65と、非常停止ボタン66と、こ
れらボタン58〜66の操作に基づいて設定されたデー
タ(コード)を光信号にして送信する光送信装置(送信
手段)69とが設けられている。
【0031】また上記操作パネル41の凹部51の上方
には、リモコン42の光送信装置69から送信された光
信号を受信する光受信装置(受信手段の一例)70が設
けられている。尚、上記凹部51にリモコン42を嵌め
込んだ際、光送信装置69が光受信装置70に対向する
ように構成されている。
【0032】また、上記凹部51の上下中央部には、凹
部51よりも低い陥没部72が形成されている。この陥
没部72は凹部51から左右両側方へ張り出して形成さ
れており、図5に示すように、陥没部72の左右両端部
が凹部51に嵌め込まれたリモコン42の左右両外側方
へ突出している。また、上記リモコン42の裏側には金
属シール43が貼り付けられ、上記操作パネル41の陥
没部72の中央底面には、上記金属シールを吸着する磁
石(図示せず)が設けられている。
【0033】さらに、上記表示画面52には、左側の荷
受台E3aに対して実施される作業モード(入庫モード
または出庫モード)と右側の荷受台E3bに対して実施
される作業モード(入庫モードまたは出庫モード)と、
入出庫作業を荷収納部Dの番号(棚番)と、作業データ
不良とが表示される。尚、表示画面52中のBANKは
列方向イ(図1参照)の番号を示し、BAYは奥行方向
ロ(図1参照)の番号を示し、LEVELは上下方向ハ
(図1参照)の番号を示している。
【0034】上記物品搬出入部EのコントローラE1
は、図4に示すように、設定装置E2、上位のコンピュ
ータG、第1在荷検出器25a,25bおよび光送受信
器23,24を介してスタッカークレーンCのクレーン
制御装置CCに接続され、下記の各部より構成されてい
る。すなわち、設定装置E2から入力したデータを認識
して出力するとともに、リモコン42のキー操作のデー
タの場合はリモコン42から送信された光コード信号を
解読して作業データを形成し、また設定装置E2の表示
画面52へ表示データを出力する入出力部71と、入出
力部71により形成された、設定装置E2のリモコン4
2のキー操作による作業データ、または上位コンピュー
タGより入力した作業データを入力した順に記憶する作
業データ記憶部72と、収納棚Aの各荷収納部Dにおけ
る物品Fの有無を管理する棚管理部73と、作業データ
記憶部72に記憶した順(所定の順の一例)の作業デー
タに基づいてスタッカクレーンCを制御する制御部74
から構成されている。
【0035】上記入出力部71における、上記リモコン
42のボタン操作による作業データの設定の一例を説明
する。リモコン42の操作は、リモコン42を操作パネ
ル41に取り付けた状態、または操作パネル41から離
れた箇所から光受信装置70へ向けて各ボタンに対応し
たコードを光を使用して送信することにより行われる。
また入出力部71は、切換スイッチ56によりリモート
が選択されているときにのみ、リモコン42による作業
データの設定を可能としている。
【0036】たとえば、左側の荷受台E3aを用いて物
品Fを入庫する場合、作業者は、入庫モード選択ボタン
58を押し、次に左側の荷受台選択ボタン62aを押
し、さらに入庫先の荷収納部Dの場所に対応する番号
(棚番;荷収納部を特定する情報の一例)をテンキース
イッチ61で入力し、その後、設定ボタン63を押す。
これにより、光による操作データ(コード)がリモコン
42の光送信装置69から送信されて操作パネル41の
光受信装置70に受信され、入出力部71において、最
初の入庫モード選択ボタン58の操作データ(コード)
の入力により、以後送られてくるデータは作業データと
して認識され、入庫モードと左側の荷受台E3aと入庫
先の荷収納部Dからなる入庫作業のデータが形成され
(設定され)、作業データ記憶部72へ送られて記憶さ
れる。この際、入出力部71より返された表示データに
より、図5に示すように、表示画面52に入庫モードと
左側の荷受台E3aと入庫先の荷収納部Dの番号とが表
示される。
【0037】上記表示画面52上の「作業データ不良」
が、後述する制御部74による判断により点灯される
と、作業データ記憶部72に次に実行する入出庫の作業
データが設定されていないとき、作業者は以下の2つの
作業のうちの一つを選択して実行する。 1.次に実行する入出庫作業が有る場合、リモコン42
を使用して、次の作業データを入力する。これにより、
表示画面52上の「作業データ不良」は消灯され、次の
作業データが実行される。なお、作業データ不良時には
設定された作業データは優先され、次に実行される作業
データとして作業データ記憶部72に記憶される。詳細
は後述する。 2.次に実行する入出庫作業が無い場合、運転モードを
切り換える切換スイッチ56を、現在の「リモート」位
置から「オンライン」位置へ切り換え、再び「リモー
ト」位置へ戻す操作を行う。これにより、現在実行して
いる作業データは消去され、表示画面52上の「作業デ
ータ不良」は消灯される。詳細は後述する。
【0038】制御部74による動作を、スタッカークレ
ーンCの動作とともに、図7〜図9のフローチャートに
したがって詳細に説明する。なお、設定装置E2の操作
パネル41のスイッチの操作信号は入出力部71を介し
て制御部74へ入力されるものとする。また切換スイッ
チ56は「リモート」位置に操作され、作業データ記憶
部72に作業データが少なくとも1つは記憶されている
ものとする。
【0039】まず、起動ボタン54が操作されると(ス
テップ−1)、作業データ記憶部72より、最初に設定
された作業データを読み込む(ステップ−2)。次に、
作業データの作業モードが入庫モードかどうかを確認す
る(ステップ−3)。 「入庫作業」作業モードが入庫モードのとき、作業デー
タの荷収納部Dの番号により棚管理部73を検索して、
荷収納部Dに物品Fが無いことを確認する(ステップ−
4)。
【0040】荷収納部Dに物品Fが無く、作業データが
正常なことを確認すると、作業データの荷受台E3a
(またはE3b)の第1在荷検出器25a(または25
b)が動作し、物品Fが荷受台E3a(またはE3b)
に載置されたことを確認すると(ステップ−5)、光送
受信器23,24を介してスタッカークレーンCのクレ
ーン制御装置CCへこの作業データを送信する(ステッ
プ−6)。
【0041】クレーン制御装置CCによりこの作業デー
タにより、荷受台E3a(またはE3b)より作業デー
タの荷収納部Dに物品Fが入庫される。正常に入庫作業
が終了されると、クレーン制御装置CCの移載制御部3
2は入庫終了信号を光送受信器23,24を介してコン
トローラE1の制御部74へ送信し、また入庫に際し、
物品Fを入庫する側の第2在荷検出器26a(または2
6b)により入庫予定の荷収納部Dに物品Fが検出され
ると(二重搬入が判明すると)、クレーン制御装置CC
の移載制御部32はフォーク装置5を昇降台3内へ退入
させ、在荷有り信号を光送受信器23,24を介してコ
ントローラE1の制御部74へ送信し、フォーク装置5
上に物品Fを載せたまま待機する。
【0042】制御部74は、クレーン制御装置CCの移
載制御部32より入庫終了信号を入力しているかを確認
し(ステップ−7)、確認すると、棚管理部73へ入庫
が終了した収納棚Aの荷収納部Dを物品F有りとするデ
ータを出力し管理データを更新させ(ステップ−8)、
作業データ記憶部72に設定された「入庫が終了した作
業データ」を消去する(ステップ−9)。
【0043】作業データが消去されると、作業データ記
憶部72に次の作業データが設定されているかを確認し
(ステップ−10)、確認すると、ステップ−2へ戻
り、作業データ記憶部72より次に設定された作業デー
タを読み込み、次の作業データによる入出庫作業を実行
する。
【0044】上記ステップ−4において、作業データの
荷収納部Dに物品Fがあると、作業データ不良と判断し
(ステップ−11)、表示画面52の「作業データ不
良」を点灯させ(ステップ−12)、読み込んでいた作
業データを消去する(ステップ−13)。
【0045】続いて作業データ記憶部72より次に設定
された作業データが有るかどうかを確認し(ステップ−
14)、確認すると表示画面52上の「作業データ不
良」を消灯し(ステップ−15)、ステップ−2へ戻
る。これにより、作業モードが入庫モードで、作業デー
タの荷収納部Dに物品Fがあるとき、作業データが不良
と判断されて消去され、次の作業データが読み込まれ、
次の入出庫作業が行われる。
【0046】上記ステップ−14において次の作業デー
タの設定を確認できないとき、表示画面52上の「作業
データ不良」の点灯に反応して、作業者によりリモコン
42を使用して、次の作業データが作業データ記憶部7
2に設定されると(ステップ−16)、ステップ−15
へジャンプする。これにより、表示画面52上の「作業
データ不良」が消灯され、新たに設定された次の作業デ
ータにより入出庫作業が続行される。
【0047】また表示画面52上の「作業データ不良」
の点灯に反応して作業者により切換スイッチ56が操作
され、この操作入力を確認し、現在の「リモート」位置
から「オンライン」位置へ切り換え、再び「リモート」
位置へ戻す操作が実行されると(ステップ−17)、表
示画面52上の「作業データ不良」を消灯し(ステップ
−18)、終了する。これにより、表示画面52上の
「作業データ不良」が消灯され、次の入出庫作業を実行
することなく終了される。
【0048】上記ステップ−7において、入庫終了信号
を確認できないとき、クレーン制御装置CCの移載制御
部32より在荷有り信号を入力しているかどうかを確認
する(ステップ−19)。確認すると、作業データ不良
(二重搬入)が発生したと判断し(ステップ−20)、
表示画面52の作業データ不良を点灯させ(ステップ−
21)、作業データ記憶部72に設定された「実行中の
作業データ」を消去する(ステップ−22)。
【0049】続いて作業データ記憶部72より次に設定
された作業データが有るかどうかを確認し(ステップ−
23)、確認すると、この次に設定された作業データが
入庫モードであるかを判断し(ステップ−24)、入庫
モードのとき、表示画面52上の「作業データ不良」を
消灯し(ステップ−25)、作業データ記憶部72よ
り、この次に設定された作業データを読み込み(ステッ
プ−26)、ステップ−6へジャンプする。
【0050】これにより、作業モードが入庫モードで、
二重搬入が発生したとき、作業データが不良と判断され
て消去され、次の作業データが自動的に読み込まれ、読
み込まれた入庫モードの作業データが光送受信器23,
24を介してスタッカークレーンCのクレーン制御装置
CCへ送信され、クレーン制御装置CCによりこの作業
データに基づいて、フォーク装置5上に物品Fを載せた
まま待機した状態より、作業データの新たな荷収納部D
に対して物品Fが搬送され卸し動作が実行される(入庫
作業が再開される)。また上述したように新たな荷収納
部Dに対して第2在荷検出器26a(または26b)に
より物品Fの有無が確認される。
【0051】またステップ−23において、次に設定さ
れた作業データがなく、表示画面52上の「作業データ
不良」の点灯に反応して、作業者によりリモコン42を
使用して、次の作業データが作業データ記憶部72に設
定されると(ステップ−27)、この設定された作業デ
ータが入庫モードであるかを判断し(ステップ−2
8)、入庫モードのとき、ステップ−26へジャンプ
し、表示画面52上の「作業データ不良」を消灯し、新
たに設定された次の作業データが読み込まれる。
【0052】これにより、新たに設定された入庫モード
の作業データが光送受信器23,24を介してスタッカ
ークレーンCのクレーン制御装置CCへ送信され、同様
に、クレーン制御装置CCによりこの作業データに基づ
いて、フォーク装置5上に物品Fを載せたまま待機した
状態より、作業データの新たな荷収納部Dに対して物品
Fが搬送され卸し動作が実行される。また上述したよう
に新たな荷収納部Dに対して第2在荷検出器26a(ま
たは26b)により物品Fの有無が確認される。
【0053】上記ステップ−24において、次に設定さ
れた作業データが入庫モードではないと判断すると、表
示画面52上の「作業データ不良」の点滅させ、フォー
ク装置5上に物品Fを載せたまま入庫できないことを報
知し(ステップ−29)、ステップ−27へジャンプし
て新たな作業データの再設定を待つ。
【0054】また上記ステップ−28において、新たに
設定された作業データが入庫モードではないと判断する
と、表示画面52上の「作業データ不良」の点滅させ、
新たに設定された作業データではフォーク装置5上に物
品Fを載せたまま入庫できないことを報知し(ステップ
−30)、この作業データを消去し(ステップ−3
1)、ステップ−27へジャンプして新たな作業データ
の再設定を待つ。 「出庫作業」上記ステップ−3において、作業モードが
出庫モードのとき、作業データの荷収納部Dの番号によ
り棚管理部73を検索して、荷収納部Dに物品Fが有る
ことを確認する(ステップ−32)。
【0055】荷収納部Dに物品Fが有り、作業データが
正常なことを確認すると、光送受信器23,24を介し
てスタッカークレーンCのクレーン制御装置CCへこの
作業データを送信する(ステップ−33)。
【0056】クレーン制御装置CCによりこの作業デー
タにより、作業データの荷収納部Dより荷受台E3a
(またはE3b)へ物品Fが出庫される。正常に出庫作
業が終了すると、クレーン制御装置CCの移載制御部3
2は出庫終了信号を光送受信器23,24を介してコン
トローラE1の制御部74へ送信し、また出庫に際し、
第2在荷検出器26a(または26b)により作業デー
タの荷収納部Dに物品Fが検出されないと(空出荷が判
明すると)、クレーン制御装置CCの移載制御部32は
フォーク装置5を昇降台3内へ退入させ、在荷なし信号
を光送受信器23,24を介してコントローラE1の制
御部74へ送信する。
【0057】制御部74は、クレーン制御装置CCの移
載制御部32より出庫終了信号を入力しているかを確認
し(ステップ−34)、確認すると、作業データの荷受
台E3a(またはE3b)の第1在荷検出器25a(ま
たは25b)が動作し、物品Fが荷受台E3a(または
E3b)に載置されたことを確認し(ステップ−3
5)、確認すると、棚管理部73へ出庫が終了した収納
棚Aの荷収納部Dを物品F無しとするデータを出力し管
理データを更新させ(ステップ−36)、作業データ記
憶部72に設定された「出庫が終了した作業データ」を
消去する(ステップ−37)。続いてステップ−10へ
ジャンプして、次の作業データの有無を確認する。
【0058】上記ステップ−34において、出庫終了信
号を確認できないとき、クレーン制御装置CCの移載制
御部32より在荷無し信号を入力しているかを確認する
(ステップ−38)。
【0059】上記ステップ−32において、作業データ
の荷収納部Dに物品Fが無いと判断されたとき、または
ステップ−38において、在荷無し信号が確認されたと
き、上記ステップ−11へジャンプして、ステップ−1
1〜ステップ−17を実行する。すなわち、作業データ
不良(空出荷)が発生したと判断し、表示画面52の作
業データ不良を点灯させ、作業データ記憶部72に設定
された「実行中の作業データ」を消去する。
【0060】そして、作業データ記憶部72に次の作業
データが設定されているかを確認し、確認すると、作業
データ記憶部72より次に設定された作業データを読み
込み、ステップ−2へ戻る。これにより、作業モードが
出庫モードで、空出荷が発生したとき、作業データが不
良と判断されて消去され、次の作業データが自動的に読
み込まれ、次の作業が再開される。
【0061】また次に設定された作業データが無く、表
示画面52上の「作業データ不良」の点灯に反応して、
作業者によりリモコン42を使用して、次の作業データ
が作業データ記憶部72に設定されると、表示画面52
上の「作業データ不良」が消灯され、新たに設定された
次の作業データにより入出庫作業が再開される。
【0062】また次に設定された作業データが無く、表
示画面52上の「作業データ不良」の点灯に反応して作
業者により切換スイッチ56が操作され、この操作入力
を確認し、現在の「リモート」位置から「オンライン」
位置へ切り換え、再び「リモート」位置へ戻す操作が実
行されると、表示画面52上の「作業データ不良」を消
灯され、次の入出庫作業を実行することなく終了され
る。
【0063】このように、リモート設定において作業デ
ータに設定の誤りがあったとき、また荷収納部Dにおけ
る物品Fの有無の管理に不備があり、二重搬入あるいは
空出荷が発生したとき、通常の作業データ(ただし、二
重搬入が発生した入庫作業中では次の作業データは入庫
モードであることが必要)の設定により、これら異常が
復旧され、入出庫作業を再開することができ、また作業
を続行しないときは、切換スイッチ56の簡単な操作に
より異常が発生した作業データを消去でき、異常を簡単
に復旧することができ、作業者にやさしい棚設備を提供
することができる。
【0064】また複数の作業データが予め設定されてい
るときは、異常が発生した作業データは消去され、次の
作業データ(ただし、二重搬入が発生した入庫作業中で
は次の作業データは入庫モードであることが必要)が、
異常が発生していない如く実行され、入出庫作業が続行
され、作業者が異常を復旧する作業を行う必要を無くす
ことができる。
【0065】なお、本実施の形態では、左右方向に並設
された各収納棚Aをそれぞれ、前後方向に荷収納部Dを
有する構成としているが、各収納棚Aを前後方向のみで
なく左右方向(奥行き方向)に荷収納部Dを並べた構成
とすることもできる。このとき、フォーク装置5を、フ
ォーク(出し入れ具)が各収納棚Aの左右方向の各荷収
納部Dに対して位置決め出退可能な構成(ダブルディー
プタイプ)とする。
【0066】また本実施の形態では、搬入出部Eの一対
の荷受台E3aまたはE3bを物品Fの搬入出を行う搬
入出口として使用しているが、これら荷受台E3aまた
はE3bを、物品Fの搬入口専用または搬出口専用とし
て使用することもできる。
【0067】また本実施の形態では、走行車体2と昇降
台3の駆動手段としていわゆるインバータ式のモータM
1,M2を使用しているが、モータM1,M2自体に、
走行車体2と昇降台3の移動速度を検出する手段を備え
ると共に、クレーン制御装置CCから指令された速度と
検出した移動速度とが一致するようにフィードバック制
御する回路を備えるように構成するなど、走行車体2と
昇降台3の駆動手段の具体構成は種々変更可能である。
【0068】また本実施の形態では、棚設備の荷搬送手
段としてスタッカークレーンCを使用しているが、スタ
ッカークレーンCの走行車体2に相当する構成を備えて
いない荷搬送手段であってもよい。このような走行車体
2を備えていない荷搬送手段を備えた棚設備の一例を図
10に示す。図10には、上記実施の形態の構成と同一
の機能を有する構成には同一の符号を付している。
【0069】図10に示す棚設備は、たとえばコンテナ
からなる物品Fを、前後に所定間隔を隔てて設置した2
基の収納棚Aの荷収納部Dのうちのいずれかの荷収納部
Dに収納させることができるとともに、所定の収納棚A
に収納される物品Fを取り出すことができるようにして
いる。
【0070】荷収納部Dは、一対の収納棚Aそれぞれに
おいて、上下方向並びに横方向に並列する状態で、複数
設けられている。前方側に位置する一方の収納棚Aの下
部側の荷収納部Dを利用して上下2段の物品Fの搬出入
部(搬入出口)E3a,E3bが設けられている。また
この搬出入口E3a,E3bには、物品Fを収納棚Aに
対して搬出入するためのローラコンベアRCが連設され
ている。また搬出入口E3a,E3bの近傍に、コント
ローラE1と設定装置E2が設けられている。
【0071】また、一対の収納棚Aの前後中間部には、
物品Fを各荷収納部Dと搬出入部Ea(またはE3b)
との間に亘って搬送し、入出庫を行う搬送装置(荷搬送
手段の一例)C’が設けられている。搬送装置C’は、
チェーン8にて吊下げ支持され、収納棚Aの上下高さの
ほぼ全域にわたって垂直方向に昇降される昇降台3と、
この昇降台3上に横動自在に設けられ、収納棚Aの荷収
納部Dまたは搬入出部E3a,E3bに対して物品Fの
受け渡しを行うフォーク装置5から構成されている。
【0072】このように、走行車体2に相当する構成を
備えていない荷搬送手段(搬送装置C’)を備えた棚設
備においても、リモート設定において作業データに設定
の誤りがあったとき、また荷収納部Dにおける物品Fの
有無の管理に不備があり、二重搬入あるいは空出荷が発
生したとき、設定装置E2による通常の作業データ(た
だし、二重搬入が発生した入庫作業中では次の作業デー
タは入庫モードであることが必要)の設定により、これ
ら異常が復旧され、入出庫作業を再開することができ、
また作業を続行しないときは、切換スイッチ56の簡単
な操作により異常が発生した作業データを消去でき、異
常を簡単に復旧することができ、作業者にやさしい棚設
備を提供することができる。また複数の作業データが予
め設定されているときは、異常が発生した作業データは
消去され、次の作業データ(ただし、二重搬入が発生し
た入庫作業中では次の作業データは入庫モードであるこ
とが必要)が、異常が発生していない如く実行され、入
出庫作業が続行され、作業者が異常を復旧する作業を行
う必要を無くすことができる。
【0073】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、荷搬
送手段による二重搬入あるいは空出荷の発生を避けるこ
とができ、二重搬入あるいは空出荷の発生により作業効
率が低下することを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における棚設備の要部斜視
図である。
【図2】同棚設備のスタッカークレーンの概略構成図で
ある。
【図3】同棚設備のスタッカークレーンの要部拡大図で
ある。
【図4】同棚設備の制御構成図である。
【図5】同棚設備の操作パネルの正面図であり、リモコ
ンを装着した状態を示す。
【図6】同棚設備のリモコンの正面図である。
【図7】同棚設備のコントローラの制御部の動作を説明
するフローチャートである。
【図8】同棚設備のコントローラの制御部の動作を説明
するフローチャートである。
【図9】同棚設備のコントローラの制御部の動作を説明
するフローチャートである。
【図10】本発明の他の実施の形態における棚設備の要
部斜視図である。
【符号の説明】
FS 棚設備 A 収納棚 B 作業通路 C スタッカークレーン C’ 搬送装置 CC クレーン制御装置 D 荷収納部 E 物品搬入出部 E1 コントローラ E2 設定装置 E3a,E3b 荷受台(搬入出口) G 上位コンピュータ M1 昇降用電動モータ M2 走行用電動モータ 1 走行レール 2 走行車体 3 昇降台 4 昇降マスト 5 フォーク装置 8 昇降用チェーン 11 巻き取りドラム 12 車輪 19,21 ロータリエンコーダ 23,24 光送受信器 25a,25b 第1在荷検出器 26a,26b 第2在荷検出器 41 操作パネル 42 リモコン 52 表示画面 58〜60 モード選択ボタン 61 テンキースイッチ 69 光送信装置 70 光受信装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷を収納する複数の荷収納部と、この荷
    収納部と所定の搬入出口との間で前記荷の搬送を行なう
    荷搬送手段とを備え、前記搬入出口において荷の出し入
    れを行う棚設備であって、 前記搬入出口に対して荷の入出庫を行う荷収納部を特定
    する情報を設定する設定手段と、 前記各荷収納部における荷の有無を管理する管理手段
    と、 前記設定手段により設定された荷収納部における荷の有
    無を前記管理手段の管理情報により確認し、 入庫する荷収納部に荷が有るとき、または出庫する荷収
    納部に荷が無いとき、 報知情報を出力し、前記設定手段により設定された荷収
    納部を特定する情報を消去する確認手段を備えたことを
    特徴とする棚設備。
  2. 【請求項2】 荷を収納する複数の荷収納部と、この荷
    収納部と所定の搬入出口との間で前記荷の搬送を行なう
    荷搬送手段とを備え、前記搬入出口において荷の出し入
    れを行う棚設備であって、 前記荷搬送手段に前記荷収納部における荷の有無を検出
    する検出手段を設け、 前記搬入出口に対して荷の入出庫を行う荷収納部を特定
    する情報を設定する設定手段を設け、 前記設定手段により設定された荷収納部に対して、前記
    荷搬送手段により入出庫作業が実行されているとき、 前記検出手段により入庫を行う荷収納部に荷が有るする
    ことが確認されると、または前記検出手段により出庫を
    行う荷収納部に荷が無いことが確認されると、 荷搬送手段を停止し、代わりに設定手段により再設定さ
    れた前記荷収納部に対して、前記停止状態より入出庫作
    業を再開する制御手段を設けたことを特徴とする棚設
    備。
  3. 【請求項3】 制御手段は、設定手段により次の入出庫
    を行う荷収納部の情報が予め設定されているとき、停止
    状態よりこの次の荷収納部に対して入出庫作業を再開す
    ることを特徴とする請求項2に記載の棚設備。
  4. 【請求項4】 設定手段により設定された荷収納部を特
    定する情報を消去する消去手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1〜請求項3のいずれかに記載の棚設備。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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