JP2002263598A - 鋼管の洗浄方法 - Google Patents
鋼管の洗浄方法Info
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Landscapes
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
- Cleaning In General (AREA)
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】鋼管内面から確実に防錆油等の汚染物を分離除
去でき、又、鋼管を洗浄槽から引き上げたとき、鋼管内
面に汚染物が再付着するおそれのない鋼管の洗浄方法を
提供する。 【解決手段】汚染物が付着した鋼管を洗浄槽の洗浄液中
に浸漬して鋼管内面を洗浄する鋼管の洗浄方法であっ
て、鋼管3を洗浄槽11の洗浄液2中に水平方向に対し
て角度を設けるように浸漬して静置する工程と、洗浄槽
11の洗浄液2中に浸漬中の鋼管3の高位側の管端部に
近い洗浄液面から浮遊汚染物を除去する工程と、洗浄槽
11の洗浄液2中より、鋼管3を高位側の管端部から引
き上げる工程とからなる。
去でき、又、鋼管を洗浄槽から引き上げたとき、鋼管内
面に汚染物が再付着するおそれのない鋼管の洗浄方法を
提供する。 【解決手段】汚染物が付着した鋼管を洗浄槽の洗浄液中
に浸漬して鋼管内面を洗浄する鋼管の洗浄方法であっ
て、鋼管3を洗浄槽11の洗浄液2中に水平方向に対し
て角度を設けるように浸漬して静置する工程と、洗浄槽
11の洗浄液2中に浸漬中の鋼管3の高位側の管端部に
近い洗浄液面から浮遊汚染物を除去する工程と、洗浄槽
11の洗浄液2中より、鋼管3を高位側の管端部から引
き上げる工程とからなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水、給湯、排水
用等に用いられる配管材料としての、鋼管の内面に合成
樹脂を被覆した耐食性に優れるライニング鋼管の製造に
用いられる鋼管を、ライニング前に洗浄する鋼管の洗浄
方法に関するものである。
用等に用いられる配管材料としての、鋼管の内面に合成
樹脂を被覆した耐食性に優れるライニング鋼管の製造に
用いられる鋼管を、ライニング前に洗浄する鋼管の洗浄
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼管の内面に合成樹脂をライニングする
際、その鋼管内面に付着している防錆油等の油分やスケ
ールなどの汚染物を、必要に応じてアルカリ液、酸液、
界面活性剤、有機溶剤等で洗浄除去し、鋼管を清浄な状
態としてから、鋼管内面に接着剤を介して合成樹脂をラ
イニングしている。
際、その鋼管内面に付着している防錆油等の油分やスケ
ールなどの汚染物を、必要に応じてアルカリ液、酸液、
界面活性剤、有機溶剤等で洗浄除去し、鋼管を清浄な状
態としてから、鋼管内面に接着剤を介して合成樹脂をラ
イニングしている。
【0003】従来、その際の鋼管の洗浄方法としては、
洗浄液を満たした洗浄槽内に鋼管の束を略水平に浸漬さ
せ、汚染物を除去していた。しかしながら、洗浄液によ
り鋼管内面から分離された汚染物や化学反応により発生
する例えば水素ガス等のガスが鋼管内面の上部に溜ま
り、その部分に洗浄液が接触しにくくなり、鋼管内面上
部の汚染物が除去されすに残り、その鋼管内面に合成樹
脂をライニングしたとき、剥離や接着不良が生じるとい
う問題があった。
洗浄液を満たした洗浄槽内に鋼管の束を略水平に浸漬さ
せ、汚染物を除去していた。しかしながら、洗浄液によ
り鋼管内面から分離された汚染物や化学反応により発生
する例えば水素ガス等のガスが鋼管内面の上部に溜ま
り、その部分に洗浄液が接触しにくくなり、鋼管内面上
部の汚染物が除去されすに残り、その鋼管内面に合成樹
脂をライニングしたとき、剥離や接着不良が生じるとい
う問題があった。
【0004】又、洗浄液により鋼管内面から分離された
防錆油等の汚染物が、洗浄液面に浮遊するので、鋼管を
洗浄槽から引き上げたとき、鋼管の内外面に汚染物が再
付着し、内面の合成樹脂をライニング層や外面の塗装層
の剥離の原因となるという問題もあった。
防錆油等の汚染物が、洗浄液面に浮遊するので、鋼管を
洗浄槽から引き上げたとき、鋼管の内外面に汚染物が再
付着し、内面の合成樹脂をライニング層や外面の塗装層
の剥離の原因となるという問題もあった。
【0005】又、例えば、特公昭58−33311号公
報には、鋼管が長手方向の一方から他方に向かって斜め
下向きに傾斜された状態で支持しながら酸洗槽内を前進
移送されるように構成されている連続酸洗設備におい
て、酸洗槽内における鋼管低レベル側の側部に設けた酸
液噴射装置から、鋼管低レベル端部から鋼管高レベル側
に向かって酸液を噴射する方法が提案されている。
報には、鋼管が長手方向の一方から他方に向かって斜め
下向きに傾斜された状態で支持しながら酸洗槽内を前進
移送されるように構成されている連続酸洗設備におい
て、酸洗槽内における鋼管低レベル側の側部に設けた酸
液噴射装置から、鋼管低レベル端部から鋼管高レベル側
に向かって酸液を噴射する方法が提案されている。
【0006】しかしながら、この方法の場合にも、鋼管
内面から分離された防錆油等の汚染物が酸洗液面に浮遊
するので、鋼管を酸洗槽から引き上げたとき、鋼管の内
外面に汚染物が再付着し、内面の合成樹脂をライニング
層や外面の塗装層の剥離の原因となるという問題は解決
していない。
内面から分離された防錆油等の汚染物が酸洗液面に浮遊
するので、鋼管を酸洗槽から引き上げたとき、鋼管の内
外面に汚染物が再付着し、内面の合成樹脂をライニング
層や外面の塗装層の剥離の原因となるという問題は解決
していない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の問題点を解消し、鋼管内面から確実に防錆油等
の汚染物を分離除去でき、又、鋼管を洗浄槽から引き上
げたとき、鋼管内面に汚染物が再付着するおそれのない
鋼管の洗浄方法を提供することを目的としてなされたも
のである。
な従来の問題点を解消し、鋼管内面から確実に防錆油等
の汚染物を分離除去でき、又、鋼管を洗浄槽から引き上
げたとき、鋼管内面に汚染物が再付着するおそれのない
鋼管の洗浄方法を提供することを目的としてなされたも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に記載の
発明(本発明1)は、汚染物が付着した鋼管を洗浄槽の
洗浄液中に浸漬して鋼管内面を洗浄する鋼管の洗浄方法
であって、鋼管を洗浄槽の洗浄液中に水平方向に対して
角度を設けるように浸漬して静置する工程と、洗浄槽の
洗浄液中に浸漬中の鋼管の高位側の管端部に近い洗浄液
面から浮遊汚染物を除去する工程と、洗浄槽の洗浄液中
より、鋼管を高位側の管端部から引き上げる工程とから
なる鋼管の洗浄方法である。
発明(本発明1)は、汚染物が付着した鋼管を洗浄槽の
洗浄液中に浸漬して鋼管内面を洗浄する鋼管の洗浄方法
であって、鋼管を洗浄槽の洗浄液中に水平方向に対して
角度を設けるように浸漬して静置する工程と、洗浄槽の
洗浄液中に浸漬中の鋼管の高位側の管端部に近い洗浄液
面から浮遊汚染物を除去する工程と、洗浄槽の洗浄液中
より、鋼管を高位側の管端部から引き上げる工程とから
なる鋼管の洗浄方法である。
【0009】本願の請求項2に記載の発明(本発明2)
は、汚染物が付着した鋼管を洗浄槽の洗浄液中に浸漬し
て鋼管内面を洗浄する鋼管の洗浄方法であって、鋼管を
洗浄槽の洗浄液中に水平方向に対して角度を設けるよう
に浸漬して静置する工程と、洗浄槽の洗浄液中より、鋼
管を低位側の管端部から引き上げる工程とからなる鋼管
の洗浄方法である。
は、汚染物が付着した鋼管を洗浄槽の洗浄液中に浸漬し
て鋼管内面を洗浄する鋼管の洗浄方法であって、鋼管を
洗浄槽の洗浄液中に水平方向に対して角度を設けるよう
に浸漬して静置する工程と、洗浄槽の洗浄液中より、鋼
管を低位側の管端部から引き上げる工程とからなる鋼管
の洗浄方法である。
【0010】本発明においては、洗浄槽の洗浄液中に鋼
管を一本ずつ浸漬してもよいが、通常は、複数本を束に
した状態で浸漬する。本発明において、洗浄槽内に満た
す洗浄液としては、例えば、アルカリ脱脂剤としての界
面活性剤や消泡剤を添加した苛性ソーダ、塩酸、硫酸、
硝酸等の公知の薬液が使用可能である。本発明におい
て、洗浄を行った鋼管には、適宜、水洗処理、中和処
理、乾燥処理等が施される。
管を一本ずつ浸漬してもよいが、通常は、複数本を束に
した状態で浸漬する。本発明において、洗浄槽内に満た
す洗浄液としては、例えば、アルカリ脱脂剤としての界
面活性剤や消泡剤を添加した苛性ソーダ、塩酸、硫酸、
硝酸等の公知の薬液が使用可能である。本発明におい
て、洗浄を行った鋼管には、適宜、水洗処理、中和処
理、乾燥処理等が施される。
【0011】
【作用】本発明1の鋼管の洗浄方法は、鋼管を洗浄槽の
洗浄液中に水平方向に対して角度を設けるように浸漬し
て静置する工程と、洗浄槽の洗浄液中に浸漬中の鋼管の
高位側の管端部に近い洗浄液面から浮遊汚染物を除去す
る工程と、洗浄槽の洗浄液中より、鋼管を高位側の管端
部から引き上げる工程とからなることにより、鋼管の内
面から汚染物が分離除去され、その汚染物は、鋼管を高
位側の管端部の上に近い洗浄液面上に浮遊状態にて排出
され、吸引口よりその周囲の洗浄液とともに外部に除去
されるので、鋼管を洗浄液中より引き上げる際に、鋼管
の内面には、もはや除去した防錆油等の汚染物が再付着
することがない。
洗浄液中に水平方向に対して角度を設けるように浸漬し
て静置する工程と、洗浄槽の洗浄液中に浸漬中の鋼管の
高位側の管端部に近い洗浄液面から浮遊汚染物を除去す
る工程と、洗浄槽の洗浄液中より、鋼管を高位側の管端
部から引き上げる工程とからなることにより、鋼管の内
面から汚染物が分離除去され、その汚染物は、鋼管を高
位側の管端部の上に近い洗浄液面上に浮遊状態にて排出
され、吸引口よりその周囲の洗浄液とともに外部に除去
されるので、鋼管を洗浄液中より引き上げる際に、鋼管
の内面には、もはや除去した防錆油等の汚染物が再付着
することがない。
【0012】本発明2の鋼管の洗浄方法は、鋼管を洗浄
槽の洗浄液中に水平方向に対して角度を設けるように浸
漬して静置する工程と、洗浄槽の洗浄液中より、鋼管を
低位側の管端部から引き上げる工程とからなることによ
り、鋼管の内面から汚染物が分離除去され、その汚染物
は、鋼管を高位側の管端部の上部の洗浄液上に浮遊して
おり、鋼管を低位側の管端部上にはないので、鋼管を洗
浄液中より引き上げる際に、鋼管の内面には除去した防
錆油等の汚染物が再付着することがない。
槽の洗浄液中に水平方向に対して角度を設けるように浸
漬して静置する工程と、洗浄槽の洗浄液中より、鋼管を
低位側の管端部から引き上げる工程とからなることによ
り、鋼管の内面から汚染物が分離除去され、その汚染物
は、鋼管を高位側の管端部の上部の洗浄液上に浮遊して
おり、鋼管を低位側の管端部上にはないので、鋼管を洗
浄液中より引き上げる際に、鋼管の内面には除去した防
錆油等の汚染物が再付着することがない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の鋼管の洗浄方法
の一例の説明図である。
を参照して説明する。図1は、本発明の鋼管の洗浄方法
の一例の説明図である。
【0014】まず、この鋼管の洗浄方法に使用される装
置について、図2を参照して説明する。図2に示すよう
に、この装置1は、洗浄槽11を備えている。洗浄槽1
1内には、塩酸等の洗浄液12が満たされている。洗浄
槽11内には、洗浄液2の液面に開口し、洗浄液上に浮
遊する浮遊汚染物をその周囲の洗浄液とともに排出する
吸引口12が設けられている。吸引口12には配管13
が連結されており、配管13は洗浄槽11外に導出され
た後、吸引ポンプ14、ろ過装置15を経て、洗浄液の
みを洗浄槽11内に戻すような循環路を形成している。
16は背丈の高い枕台であり、17は背丈の低い枕台で
ある。
置について、図2を参照して説明する。図2に示すよう
に、この装置1は、洗浄槽11を備えている。洗浄槽1
1内には、塩酸等の洗浄液12が満たされている。洗浄
槽11内には、洗浄液2の液面に開口し、洗浄液上に浮
遊する浮遊汚染物をその周囲の洗浄液とともに排出する
吸引口12が設けられている。吸引口12には配管13
が連結されており、配管13は洗浄槽11外に導出され
た後、吸引ポンプ14、ろ過装置15を経て、洗浄液の
みを洗浄槽11内に戻すような循環路を形成している。
16は背丈の高い枕台であり、17は背丈の低い枕台で
ある。
【0015】この例の鋼管の洗浄方法では、図2に示す
装置1を使用し、まず、図1(a)に示すように、鋼管
3を束状にて洗浄槽11の洗浄液2中に浸漬して静置す
る。その際に、一方の管端部を背丈の高い枕台16上に
乗せ、他方の管端部背丈の低い管台17上に乗せるよう
にして、鋼管3を水平方向に対して角度を設けるように
載置する。
装置1を使用し、まず、図1(a)に示すように、鋼管
3を束状にて洗浄槽11の洗浄液2中に浸漬して静置す
る。その際に、一方の管端部を背丈の高い枕台16上に
乗せ、他方の管端部背丈の低い管台17上に乗せるよう
にして、鋼管3を水平方向に対して角度を設けるように
載置する。
【0016】この洗浄工程にて、鋼管3の内面に付着し
た防錆油等の汚染物は、洗浄液2によりその内面から分
離除去された後、鋼管3の内面をつたわって高低差ある
高位側の一方の管端部から、洗浄液2上に浮遊状態にて
排出される。そして、洗浄液面上に浮遊する浮遊汚染物
をその周囲の洗浄液とともに、洗浄槽11内に浸漬中の
鋼管3の高位側の管端部に近い洗浄液面から吸引口12
より配管13を経て外部に除去する。
た防錆油等の汚染物は、洗浄液2によりその内面から分
離除去された後、鋼管3の内面をつたわって高低差ある
高位側の一方の管端部から、洗浄液2上に浮遊状態にて
排出される。そして、洗浄液面上に浮遊する浮遊汚染物
をその周囲の洗浄液とともに、洗浄槽11内に浸漬中の
鋼管3の高位側の管端部に近い洗浄液面から吸引口12
より配管13を経て外部に除去する。
【0017】次に、図1(b)に示すように、洗浄槽1
の洗浄液に浸漬中の鋼管3を、クレーンに連結されたワ
イヤー4にて、高位側の管端部から引き上げる。この
際、鋼管3を高位側の管端部の上に近い洗浄液面上に浮
遊状態にて排出された汚染物は、吸引口12よりその周
囲の洗浄液とともに配管13を経て外部に除去されてい
るので、鋼管3の内面にはもはや除去した防錆油等の汚
染物が再付着するようなことがない。
の洗浄液に浸漬中の鋼管3を、クレーンに連結されたワ
イヤー4にて、高位側の管端部から引き上げる。この
際、鋼管3を高位側の管端部の上に近い洗浄液面上に浮
遊状態にて排出された汚染物は、吸引口12よりその周
囲の洗浄液とともに配管13を経て外部に除去されてい
るので、鋼管3の内面にはもはや除去した防錆油等の汚
染物が再付着するようなことがない。
【0018】図3は、本発明の鋼管の洗浄方法の別の例
の説明図である。この例の鋼管の洗浄方法では、まず、
図3(a)に示すように、鋼管5を束状にて洗浄槽71
の洗浄液2中に浸漬して静置する。その際に、一方の管
端部を背丈の高い枕台75上に乗せ、他方の管端部背丈
の低い管台76上に乗せるようにして、鋼管5を水平方
向に対して角度を設けるように載置する。
の説明図である。この例の鋼管の洗浄方法では、まず、
図3(a)に示すように、鋼管5を束状にて洗浄槽71
の洗浄液2中に浸漬して静置する。その際に、一方の管
端部を背丈の高い枕台75上に乗せ、他方の管端部背丈
の低い管台76上に乗せるようにして、鋼管5を水平方
向に対して角度を設けるように載置する。
【0019】この洗浄工程にて、鋼管5の内面に付着し
た防錆油等の汚染物は、洗浄液2によりその内面から分
離除去された後、鋼管5の内面をつたわって高低差ある
高位側の一方の管端部から、洗浄液面上に浮遊状態にて
排出される。
た防錆油等の汚染物は、洗浄液2によりその内面から分
離除去された後、鋼管5の内面をつたわって高低差ある
高位側の一方の管端部から、洗浄液面上に浮遊状態にて
排出される。
【0020】次に、図3(b)に示すように、洗浄槽7
の洗浄液2から、鋼管5を低位側の管端部から引き上げ
る。この際、鋼管5の内面から分離除去された汚染物
は、鋼管5を高位側の管端部の上部の洗浄液2上に浮遊
しており、鋼管5を低位側の管端部上にはないので、鋼
管5の内面には、除去した防錆油等の汚染物が再付着す
ることがない。
の洗浄液2から、鋼管5を低位側の管端部から引き上げ
る。この際、鋼管5の内面から分離除去された汚染物
は、鋼管5を高位側の管端部の上部の洗浄液2上に浮遊
しており、鋼管5を低位側の管端部上にはないので、鋼
管5の内面には、除去した防錆油等の汚染物が再付着す
ることがない。
【0021】
【発明の効果】本発明の鋼管の洗浄方法は、上記の構成
とされているので、鋼管内面から確実に防錆油等の汚染
物を分離除去でき、又、鋼管を洗浄槽から引き上げたと
き、鋼管の内面に汚染物が再付着するおそれがない。
とされているので、鋼管内面から確実に防錆油等の汚染
物を分離除去でき、又、鋼管を洗浄槽から引き上げたと
き、鋼管の内面に汚染物が再付着するおそれがない。
【図1】本発明の鋼管の洗浄方法の一例の説明図であ
り、(a)はその前半の工程の説明図、(b)はその後
半の工程の説明図である。
り、(a)はその前半の工程の説明図、(b)はその後
半の工程の説明図である。
【図2】本発明の鋼管の洗浄方法の一例に使用される装
置の説明図である。
置の説明図である。
【図3】本発明の鋼管の洗浄方法の別の例の説明図であ
り、(a)はその前半の工程の説明図、(b)はその後
半の工程の説明図である。
り、(a)はその前半の工程の説明図、(b)はその後
半の工程の説明図である。
1 装置 2 洗浄液 3,5 鋼管 4,6 ワイヤー 11,71 洗浄槽 12 吸引口 16,76 背丈の高い枕台 17,77 背丈の低い枕台
Claims (2)
- 【請求項1】 汚染物が付着した鋼管を洗浄槽の洗浄液
中に浸漬して鋼管内面を洗浄する鋼管の洗浄方法であっ
て、鋼管を洗浄槽の洗浄液中に水平方向に対して角度を
設けるように浸漬して静置する工程と、洗浄槽の洗浄液
中に浸漬中の鋼管の高位側の管端部に近い洗浄液面から
浮遊汚染物を除去する工程と、洗浄槽の洗浄液中より、
鋼管を高位側の管端部から引き上げる工程とからなるこ
とを特徴とする鋼管の洗浄方法。 - 【請求項2】 汚染物が付着した鋼管を洗浄槽の洗浄液
中に浸漬して鋼管内面を洗浄する鋼管の洗浄方法であっ
て、鋼管を洗浄槽の洗浄液中に水平方向に対して角度を
設けるように浸漬して静置する工程と、洗浄槽の洗浄液
中より、鋼管を低位側の管端部から引き上げる工程とか
らなることを特徴とする鋼管の洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001070587A JP2002263598A (ja) | 2001-03-13 | 2001-03-13 | 鋼管の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001070587A JP2002263598A (ja) | 2001-03-13 | 2001-03-13 | 鋼管の洗浄方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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---|---|---|---|---|
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CN104259152A (zh) * | 2014-07-08 | 2015-01-07 | 张家港市圣鼎源制管有限公司 | 一种钢管内壁清洗装置 |
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- 2001-03-13 JP JP2001070587A patent/JP2002263598A/ja active Pending
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