JP2002263577A - 振動発生装置とこの振動発生装置を使用した機器 - Google Patents
振動発生装置とこの振動発生装置を使用した機器Info
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- JP2002263577A JP2002263577A JP2001072210A JP2001072210A JP2002263577A JP 2002263577 A JP2002263577 A JP 2002263577A JP 2001072210 A JP2001072210 A JP 2001072210A JP 2001072210 A JP2001072210 A JP 2001072210A JP 2002263577 A JP2002263577 A JP 2002263577A
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- Japan
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- weight
- motor
- caulking
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- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 携帯機器やアミューズメント機器や腕時計な
どに使用する振動発生装置のモータ出力軸に固定するウ
エイトの保持力をさらに向上安定することを目的とす
る。 【解決手段】 モータ3の出力軸4にかしめて固定する
ウエイト1のかしめ爪6a,6bの外側を残して内側を
かしめ、爪部の外側を壁のように作用させ、内側の塑性
変形した部分をより出力軸側に変形させ保持力を向上さ
せる。
どに使用する振動発生装置のモータ出力軸に固定するウ
エイトの保持力をさらに向上安定することを目的とす
る。 【解決手段】 モータ3の出力軸4にかしめて固定する
ウエイト1のかしめ爪6a,6bの外側を残して内側を
かしめ、爪部の外側を壁のように作用させ、内側の塑性
変形した部分をより出力軸側に変形させ保持力を向上さ
せる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話などの情報
伝達機器用やゲーム機などのアミューズメント機器やア
ラーム装置を内蔵した腕時計などに使用されている振動
発生装置に関するものである。
伝達機器用やゲーム機などのアミューズメント機器やア
ラーム装置を内蔵した腕時計などに使用されている振動
発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年モータに偏心させたウエイトを取り
付けた振動発生装置はページャや携帯電話の普及にとも
ない一般的に使われるようになってきた。振動発生装置
としてはモータに偏心させたウエイトを固定する構成で
ある。以下に従来のウエイトを固定する構成を示す。
付けた振動発生装置はページャや携帯電話の普及にとも
ない一般的に使われるようになってきた。振動発生装置
としてはモータに偏心させたウエイトを固定する構成で
ある。以下に従来のウエイトを固定する構成を示す。
【0003】特開平11−89170号公報には図5、
図6に示す従来の加工方法が開示されている。すなわ
ち、爪部の先端をウエイト主体方向へ圧縮するかしめ力
を外部から作用させてかしめるものである。図5に従来
のかしめたウエイトの説明のための断面図を示す。一対
の爪部はそれぞれ左右に変形しモータの出力軸側の変形
部分がウエイトの保持強度を発生する。
図6に示す従来の加工方法が開示されている。すなわ
ち、爪部の先端をウエイト主体方向へ圧縮するかしめ力
を外部から作用させてかしめるものである。図5に従来
のかしめたウエイトの説明のための断面図を示す。一対
の爪部はそれぞれ左右に変形しモータの出力軸側の変形
部分がウエイトの保持強度を発生する。
【0004】くわしくは、図6(a)に示すようにウエ
イト1には一対の爪部6a,6bが形成されている。こ
のウエイト1のモータ3への取付作業は、図6(b)及
び図6(c)に示すようにウエイト主体8の外周部の形
状に応じた第1の凹部5aとモータを支持する第2の凹
部5bとが形成された作業台の前記第1の凹部5aにウ
エイト1をセットし、ウエイト1の爪部6a,6bの間
にモータ3の出力軸4がセットされるように作業台5の
第2の凹部5bにモータをセットする。このように作業
台にセットされたウエイト1とモータ3の内の、ウエイ
ト1の爪部6a,6bの上端を、金型10によって作業
台の上面に向かって押圧してかしめてウエイト1をモー
タの出力軸4に取り付けるものである。
イト1には一対の爪部6a,6bが形成されている。こ
のウエイト1のモータ3への取付作業は、図6(b)及
び図6(c)に示すようにウエイト主体8の外周部の形
状に応じた第1の凹部5aとモータを支持する第2の凹
部5bとが形成された作業台の前記第1の凹部5aにウ
エイト1をセットし、ウエイト1の爪部6a,6bの間
にモータ3の出力軸4がセットされるように作業台5の
第2の凹部5bにモータをセットする。このように作業
台にセットされたウエイト1とモータ3の内の、ウエイ
ト1の爪部6a,6bの上端を、金型10によって作業
台の上面に向かって押圧してかしめてウエイト1をモー
タの出力軸4に取り付けるものである。
【0005】爪部がかしめられた時に爪部の両側に塑性
変形するものの、かしめ強度として作用するのは内側だ
けであった。ただ、従来の要求される強度としては必要
十分な強度が得られるものであった。
変形するものの、かしめ強度として作用するのは内側だ
けであった。ただ、従来の要求される強度としては必要
十分な強度が得られるものであった。
【0006】また、特開平6−30544号公報には、
図7と図8に示す加工方法が開示されている。図7
(a)に示すようにウエイト1には一対の爪部6a,6
bが形成されており、この爪部6a,6bの間にモータ
3の出力軸4をセットして図7(b)に示すように作業
台5の上に載置し、上方から特殊な形状の金型7で図7
(c)に示すようにプレスして爪部6a,6bを塑性変
形させてウエイト1をモータ3の出力軸4に取り付けて
いる。また、図7の(b)(c)では金型7は上方から
作業台5に向かって上下動するものであったが、図8に
示すように2つの金型7a,7bで爪部6a,6bを挟
み込んでウエイト1をモータ3の出力軸4に取り付ける
加工方法も開示されている。
図7と図8に示す加工方法が開示されている。図7
(a)に示すようにウエイト1には一対の爪部6a,6
bが形成されており、この爪部6a,6bの間にモータ
3の出力軸4をセットして図7(b)に示すように作業
台5の上に載置し、上方から特殊な形状の金型7で図7
(c)に示すようにプレスして爪部6a,6bを塑性変
形させてウエイト1をモータ3の出力軸4に取り付けて
いる。また、図7の(b)(c)では金型7は上方から
作業台5に向かって上下動するものであったが、図8に
示すように2つの金型7a,7bで爪部6a,6bを挟
み込んでウエイト1をモータ3の出力軸4に取り付ける
加工方法も開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら近年振動
発生装置を使用した携帯電話などが普及するにつれ、よ
り高い振動レベルの着信通知が市場から要求されるよう
になってきた。また、特開平11−89170号公報に
開示されるウエイトの取付方法も従来十分なかしめ強度
を有していたが、あらたな要求に対してさらなる向上を
要求されていた。さらに、ウエイトをかしめる時に押圧
力が大きすぎるとかしめた部分とかしめない部分の境目
に割れが発生してしまうこともあった。タングステン合
金の延性、展性は従来よりは改善されたものの必ずしも
余裕のあるものではない。そのため押圧力の調整は微妙
な加減が必要であった。
発生装置を使用した携帯電話などが普及するにつれ、よ
り高い振動レベルの着信通知が市場から要求されるよう
になってきた。また、特開平11−89170号公報に
開示されるウエイトの取付方法も従来十分なかしめ強度
を有していたが、あらたな要求に対してさらなる向上を
要求されていた。さらに、ウエイトをかしめる時に押圧
力が大きすぎるとかしめた部分とかしめない部分の境目
に割れが発生してしまうこともあった。タングステン合
金の延性、展性は従来よりは改善されたものの必ずしも
余裕のあるものではない。そのため押圧力の調整は微妙
な加減が必要であった。
【0008】また、特開平6−30544号公報の加工
方法では、爪部6a,6bの間にモータ3の出力軸4を
セットしてかしめるだけであるので、作業性は良好であ
るが、図7のように金型で下方にプレスした場合には潰
れ形状が安定でなく、ウエイト1の出力軸4へのかしめ
が不十分で高い接合強度を得ることができないものが発
生する。この点について、図8に示すように爪部6a,
6bが内側に倒れ込む方向にプレスすることによって、
全数について確実なかしめを実現できるが、金型7a,
7bの形状ならびにこれを駆動する構造が複雑化する問
題がある。
方法では、爪部6a,6bの間にモータ3の出力軸4を
セットしてかしめるだけであるので、作業性は良好であ
るが、図7のように金型で下方にプレスした場合には潰
れ形状が安定でなく、ウエイト1の出力軸4へのかしめ
が不十分で高い接合強度を得ることができないものが発
生する。この点について、図8に示すように爪部6a,
6bが内側に倒れ込む方向にプレスすることによって、
全数について確実なかしめを実現できるが、金型7a,
7bの形状ならびにこれを駆動する構造が複雑化する問
題がある。
【0009】本発明は、作業性が良好で、しかもパンチ
による単純な圧縮動作だけで確実にウエイトがかしめら
れた振動発生装置を提供することを目的とする。
による単純な圧縮動作だけで確実にウエイトがかしめら
れた振動発生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、モータと、その回転軸に取り付けられた振
動発生用の偏心ウエイトとを具備し、このウエイトに
は、間に上記回転軸を位置させる一対のかしめ爪を有
し、これらかしめ爪の先端部を変形させて回転軸にウエ
イトをかしめ止めし、かつかしめ爪を変形させる部位
は、各爪の外側を残し内側方向に部分的に設定したもの
である。
に本発明は、モータと、その回転軸に取り付けられた振
動発生用の偏心ウエイトとを具備し、このウエイトに
は、間に上記回転軸を位置させる一対のかしめ爪を有
し、これらかしめ爪の先端部を変形させて回転軸にウエ
イトをかしめ止めし、かつかしめ爪を変形させる部位
は、各爪の外側を残し内側方向に部分的に設定したもの
である。
【0011】本発明によると、作業性が良好で、しかも
パンチによる単純な圧縮動作だけで確実なカシメを実現
でき安定したウエイト取付保持力を有する高品質の振動
発生装置を得られる。
パンチによる単純な圧縮動作だけで確実なカシメを実現
でき安定したウエイト取付保持力を有する高品質の振動
発生装置を得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は
モータと、その回転軸に取り付けられた振動発生用の偏
心ウエイトとを具備し、このウエイトには、間に上記回
転軸を位置させる一対のかしめ爪を有し、これらかしめ
爪の先端部を変形させて回転軸にウエイトをかしめ止め
し、かつかしめ爪を変形させる部位は、各爪の外側を残
し内側方向に部分的に設定した振動発生装置である。
モータと、その回転軸に取り付けられた振動発生用の偏
心ウエイトとを具備し、このウエイトには、間に上記回
転軸を位置させる一対のかしめ爪を有し、これらかしめ
爪の先端部を変形させて回転軸にウエイトをかしめ止め
し、かつかしめ爪を変形させる部位は、各爪の外側を残
し内側方向に部分的に設定した振動発生装置である。
【0013】爪の内側をかしめることにより外側が壁の
ような作用をして出力軸側により塑性変形し保持力が増
すものである。
ような作用をして出力軸側により塑性変形し保持力が増
すものである。
【0014】本発明の請求項2に記載の発明はウエイト
の材質にタングステン92〜97%とニッケル1〜5%
と銅1〜3%の合金を使用したもので延性展性の良好な
特性を生かしてウエイトの保持力の向上を図るものであ
る。
の材質にタングステン92〜97%とニッケル1〜5%
と銅1〜3%の合金を使用したもので延性展性の良好な
特性を生かしてウエイトの保持力の向上を図るものであ
る。
【0015】本発明の請求項3に記載の発明はウエイト
の材質にタングステン70〜75%と銅15〜20%と
ニッケル5〜10%の合金を使用したもので延性展性の
良好な特性を生かしてウエイトの保持力の向上を図るも
のである。
の材質にタングステン70〜75%と銅15〜20%と
ニッケル5〜10%の合金を使用したもので延性展性の
良好な特性を生かしてウエイトの保持力の向上を図るも
のである。
【0016】本発明の請求項4から請求項6に記載の発
明は上記の振動発生装置を使用した機器をより具体的に
表現したものである。本発明の振動発生装置を備えるこ
とでより安定した性能を発揮するものである。
明は上記の振動発生装置を使用した機器をより具体的に
表現したものである。本発明の振動発生装置を備えるこ
とでより安定した性能を発揮するものである。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1から図4に基
づいて説明する。図1に本発明の振動発生装置の斜視図
を示す。1がウエイト、3がモータ、6a,6bがかし
め爪であり、ウエイト1の内側がかしめられている。図
2にその工程を示す。
づいて説明する。図1に本発明の振動発生装置の斜視図
を示す。1がウエイト、3がモータ、6a,6bがかし
め爪であり、ウエイト1の内側がかしめられている。図
2にその工程を示す。
【0018】図2(a)に示すように、ここで使用する
ウエイト1はモータの出力軸4を挟むように形成された
一対のかしめ爪6a,6bが形成されている。
ウエイト1はモータの出力軸4を挟むように形成された
一対のかしめ爪6a,6bが形成されている。
【0019】ウエイト1の材質は、タングステン92〜
97%とニッケル1〜5%と銅1〜3%の合金、または
タングステン70〜75%と銅15〜20%とニッケル
5〜10%の合金である。この材質はタングステン単体
と比較して延性、展性にすぐれかしめによる固定に適す
るように改善されたものである。
97%とニッケル1〜5%と銅1〜3%の合金、または
タングステン70〜75%と銅15〜20%とニッケル
5〜10%の合金である。この材質はタングステン単体
と比較して延性、展性にすぐれかしめによる固定に適す
るように改善されたものである。
【0020】このウエイト1のモータ3への取付作業
は、図2の(b)、(c)に示すようにウエイトの外周
部の形状に応じた第1の凹部5aとモータ3を支持する
第2の凹部5bとが形成された作業台5の前記第1の凹
部5aにウエイト1をセットし、ウエイト1のかしめ爪
6a,6bの間にモータ3の出力軸4がセットされるよ
うに作業台5の第2の凹部5bにモータ3をセットす
る。
は、図2の(b)、(c)に示すようにウエイトの外周
部の形状に応じた第1の凹部5aとモータ3を支持する
第2の凹部5bとが形成された作業台5の前記第1の凹
部5aにウエイト1をセットし、ウエイト1のかしめ爪
6a,6bの間にモータ3の出力軸4がセットされるよ
うに作業台5の第2の凹部5bにモータ3をセットす
る。
【0021】このように作業台5にセットされたウエイ
ト1とモータ3の内の、ウエイト1のかしめ爪6a,6
bの上端を、金型10によって作業台5の上面に向かっ
て押圧してかしめてウエイト1をモータ3の出力軸4に
取り付ける。
ト1とモータ3の内の、ウエイト1のかしめ爪6a,6
bの上端を、金型10によって作業台5の上面に向かっ
て押圧してかしめてウエイト1をモータ3の出力軸4に
取り付ける。
【0022】図3に示したものが本願のウエイト1をか
しめた後の説明のための断面図である。ウエイト1のか
しめ爪6a,6bの外側を残してかしめた状態を説明し
ている。Aがかしめられて移動した部分、Bがシャフト
を保持している部分、Cが壁のような働きをしている部
分である。かしめずに残された部分があたかも壁のよう
な働きをしてかしめにより押しつぶされた部分が出力軸
に向かって変形する。出力軸を固定する変形部分が従来
より増加し、かしめ強度(保持力)が増加している。
しめた後の説明のための断面図である。ウエイト1のか
しめ爪6a,6bの外側を残してかしめた状態を説明し
ている。Aがかしめられて移動した部分、Bがシャフト
を保持している部分、Cが壁のような働きをしている部
分である。かしめずに残された部分があたかも壁のよう
な働きをしてかしめにより押しつぶされた部分が出力軸
に向かって変形する。出力軸を固定する変形部分が従来
より増加し、かしめ強度(保持力)が増加している。
【0023】また、特開平6−30544号公報に開示
された技術と比較すると、図7に示されるようなかしめ
方をした場合、爪部全体を変形させる必要があり大きな
圧力が必要であるが、本願は爪部に対し局所的な圧力で
済むため小さくて済む。
された技術と比較すると、図7に示されるようなかしめ
方をした場合、爪部全体を変形させる必要があり大きな
圧力が必要であるが、本願は爪部に対し局所的な圧力で
済むため小さくて済む。
【0024】また、現在使用しているタングステン合金
の延性、展性は従来よりは改善されたものの必ずしも余
裕のあるものではない。本願は現在使用している組成の
タングステン合金のウエイトに対して有効な発明であ
る。すなわち、従来は爪部の外側までかしめるため爪部
のかしめた部分と残した部分との境に割れが発生するこ
ともあり押圧力の調整が微妙であったが、本願によれば
爪部の内側の部分だけに押圧力がかかり外側部分を押す
ことはなく割れの発生もなく、押圧力の調整も容易とな
った。
の延性、展性は従来よりは改善されたものの必ずしも余
裕のあるものではない。本願は現在使用している組成の
タングステン合金のウエイトに対して有効な発明であ
る。すなわち、従来は爪部の外側までかしめるため爪部
のかしめた部分と残した部分との境に割れが発生するこ
ともあり押圧力の調整が微妙であったが、本願によれば
爪部の内側の部分だけに押圧力がかかり外側部分を押す
ことはなく割れの発生もなく、押圧力の調整も容易とな
った。
【0025】本発明が特徴とする点は、かしめる金属材
料そのものがあたかも治具のような働きをする点にあ
る。すなわち、かしめず残した部分がかしめて変形した
部分の変形方向をモータの出力軸側に導いているのであ
る。下記のデータはウエイトの保持力の比較をした結果
である。保持力は本発明品と従来品をそれぞれ10台ず
つ比較したものである。保持力は出力軸の抜け強度で比
較している。なお、従来品とは特開平11−89170
号公報に開示されたモータである。
料そのものがあたかも治具のような働きをする点にあ
る。すなわち、かしめず残した部分がかしめて変形した
部分の変形方向をモータの出力軸側に導いているのであ
る。下記のデータはウエイトの保持力の比較をした結果
である。保持力は本発明品と従来品をそれぞれ10台ず
つ比較したものである。保持力は出力軸の抜け強度で比
較している。なお、従来品とは特開平11−89170
号公報に開示されたモータである。
【0026】
【表1】
【0027】このように本発明によれば、ウエイトのか
しめ爪をかしめる際に特殊な形状の金型を使用しなくて
も従来より安定したウエイトの保持力を確実に得ること
ができる。
しめ爪をかしめる際に特殊な形状の金型を使用しなくて
も従来より安定したウエイトの保持力を確実に得ること
ができる。
【0028】上記振動発生装置は、図4に示す携帯電話
装置やページャなどの情報伝達装置や臨場感を向上させ
る振動機能を内蔵したアミューズメント機器や振動式ア
ラーム機能を内蔵した腕時計に内蔵して使用され安定し
た機能を発揮する。
装置やページャなどの情報伝達装置や臨場感を向上させ
る振動機能を内蔵したアミューズメント機器や振動式ア
ラーム機能を内蔵した腕時計に内蔵して使用され安定し
た機能を発揮する。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明は、ウエイトのかし
めずに残された部分があたかも壁のような働きをしてか
しめにより押しつぶされた部分が出力軸に向かって変形
し、出力軸を固定する変形部分が従来より増加し、かし
め強度(保持力)が増加している。そして、爪部の全体
をかしめるのでなく、内側だけをかしめるため局所的な
圧力でかしめ可能となり、小さな設備で済む。
めずに残された部分があたかも壁のような働きをしてか
しめにより押しつぶされた部分が出力軸に向かって変形
し、出力軸を固定する変形部分が従来より増加し、かし
め強度(保持力)が増加している。そして、爪部の全体
をかしめるのでなく、内側だけをかしめるため局所的な
圧力でかしめ可能となり、小さな設備で済む。
【0030】また、従来大きすぎる押圧力で爪部の外側
をかしめていた時に、爪部外側のかしめた部分とかしめ
ない部分の境の部分に発生しやすかった割れが発生する
ことがないため、かしめ時の押圧力の微妙な調整も不要
となる。また、かしめに使用される金型も簡単な構造の
金型を使用して確実なかしめを実現できるものである。
また、従来と比較して大きな変更をすることなくかしめ
の保持力を向上できる。
をかしめていた時に、爪部外側のかしめた部分とかしめ
ない部分の境の部分に発生しやすかった割れが発生する
ことがないため、かしめ時の押圧力の微妙な調整も不要
となる。また、かしめに使用される金型も簡単な構造の
金型を使用して確実なかしめを実現できるものである。
また、従来と比較して大きな変更をすることなくかしめ
の保持力を向上できる。
【図1】本発明の振動発生装置の斜視図
【図2】本発明の振動発生装置におけるウエイトの取付
の工程図
の工程図
【図3】本発明のウエイトをかしめた後の説明のための
断面図
断面図
【図4】本発明の振動発生装置を搭載した携帯電話の説
明図
明図
【図5】従来の第1の加工方法を説明する説明図
【図6】従来の第1の加工方法を説明する工程図
【図7】従来の第2の実施例を説明する工程図
【図8】従来の第3の実施例を説明する工程図
1 ウエイト 3 モータ 4 出力軸 5 作業台 6a,6b かしめ爪 8 ウエイト主体 10 金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚田 健人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D107 AA09 AA11 BB08 CC09 CD03 DD09 DD11 FF05 FF07 FF08
Claims (6)
- 【請求項1】 モータと、その回転軸に取り付けられた
振動発生用の偏心ウエイトとを具備し、このウエイトに
は、間に上記回転軸を位置させる一対のかしめ爪を有
し、これらかしめ爪の先端部を変形させて回転軸にウエ
イトをかしめ止めし、かつかしめ爪を変形させる部位
は、各爪の外側を残した内側方向に部分的に設定した振
動発生装置。 - 【請求項2】 ウエイトの材質は、タングステン92〜
97%とニッケル1〜5%と銅1〜3%の合金を使用し
た請求項1記載の振動発生装置。 - 【請求項3】 ウエイトの材質は、タングステン70〜
75%と銅15〜20%とニッケル5〜10%の合金を
使用した請求項1記載の振動発生装置。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3
記載の振動発生装置を内蔵した情報伝達機器。 - 【請求項5】 請求項1または請求項2または請求項3
記載の振動発生装置を内蔵したアミューズメント機器。 - 【請求項6】 請求項1または請求項2または請求項3
記載の振動発生装置を内蔵した腕時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001072210A JP2002263577A (ja) | 2001-03-14 | 2001-03-14 | 振動発生装置とこの振動発生装置を使用した機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001072210A JP2002263577A (ja) | 2001-03-14 | 2001-03-14 | 振動発生装置とこの振動発生装置を使用した機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002263577A true JP2002263577A (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=18929820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001072210A Pending JP2002263577A (ja) | 2001-03-14 | 2001-03-14 | 振動発生装置とこの振動発生装置を使用した機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002263577A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9306429B2 (en) | 2012-03-16 | 2016-04-05 | Nidec Seimitsu Corporation | Vibration generator having damping members for a vibrating body and leaf spring |
-
2001
- 2001-03-14 JP JP2001072210A patent/JP2002263577A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9306429B2 (en) | 2012-03-16 | 2016-04-05 | Nidec Seimitsu Corporation | Vibration generator having damping members for a vibrating body and leaf spring |
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