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JP2002251254A - 座標入力装置 - Google Patents

座標入力装置

Info

Publication number
JP2002251254A
JP2002251254A JP2001047022A JP2001047022A JP2002251254A JP 2002251254 A JP2002251254 A JP 2002251254A JP 2001047022 A JP2001047022 A JP 2001047022A JP 2001047022 A JP2001047022 A JP 2001047022A JP 2002251254 A JP2002251254 A JP 2002251254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coordinate
input device
coordinate input
detecting
page
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001047022A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Honda
正 本田
Katsuyuki Omura
克之 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001047022A priority Critical patent/JP2002251254A/ja
Publication of JP2002251254A publication Critical patent/JP2002251254A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数枚の用紙の間に挟み込むことができ、用
紙に書かれた情報を電子化することができる座標入力装
置を提供すること。 【解決手段】 入力ペン3によって書かれた情報を座標
検知部1で座標値として検出し、検出された座標値を記
憶装置2に順次記録する。座標値情報は、パーソナルコ
ンピュータなどで簡単に読み出すことができる形式で記
録されており、例えば、スケジュール帳に記入した情報
をパーソナルコンピュータ上で扱うことができる。筐体
4は、z方向に所定量以下の薄さで、システム手帳やル
ーズリーフファイルに結束された用紙の間に挿入するこ
とができる下敷きのような形状である。この座標入力装
置を用紙の下に下敷きのようにひくことにより、システ
ム手帳やファイルノートに結束された複数枚の用紙の間
に挟み込んでバインダに用紙を結束した状態で、用紙に
書かれた情報を電子化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報の入力をする
ためにペンなどの指示部材あるいは指などによって指示
された座標位置を検出することができ、例えば、システ
ム手帳やファイルノートなどのバインダに結束される用
紙に書かれた文字や図形を検出する分野で利用されるタ
ッチパネル方式の座標入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、座標入力装置としては、ペンで座
標入力面を押さえた時、あるいはペンが座標入力面に接
近した時に、静電または電磁誘導による電気的な変化も
しくは超音波による表面弾性波の減衰を検出するものが
ある。また、紙に書き込んだ手書きメモを電子化する座
標入力装置なども利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の座標
入力装置では、本体寸法が大きく、特に厚みがあり、携
帯性に優れていないばかりか、システム手帳やファイル
ノートに結束されている用紙に書かれた情報を、用紙を
バインダからはずすことなく電子化することはできなか
った。また、脱着不可能な内蔵記憶媒体に情報を記憶す
るため、記憶可能な情報量に限界があった。さらには検
出された情報を座標ベクトルとしてのみ記憶しているた
め、再活用性に乏しいことがある。
【0004】そこで、本発明の第1の目的は、システム
手帳やファイルノートに結束された複数枚の用紙の間に
挟み込むことができ、バインダに用紙を結束した状態
で、用紙に書かれた情報を電子化することができる座標
入力装置を提供することである。本発明の第2の目的
は、パーソナルコンピュータなどで読み出すことができ
る形式で、電子化された情報を記憶する記憶手段を内蔵
し、手書き情報を再利用することができる座標入力装置
を提供することである。
【0005】本発明の第3の目的は、記憶情報の管理お
よび再利用時の扱い易さを向上することができる座標入
力装置を提供することである。本発明の第4の目的は、
バインダ見開きの左右を自動的に検出し、座標方向を自
動決定することができる座標入力装置を提供することで
ある。本発明の第5の目的は、バインダ見開きの左右を
指示し、座標方向を切り換えることができる座標入力装
置を提供することである。本発明の第6の目的は、所得
情報を記憶媒体に記憶するページを、バインダ見開きの
左右の指示と同時に自動的に行うことができる座標入力
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、所定の用紙の下に設置することにより、前記用紙上
に書かれた文字、図形などの画像情報を検知する座標入
力装置において、前記座標入力装置が前記用紙の下で位
置ずれしないように前記座標入力装置の一端を固定する
固定手段と、前記座標入力装置上の用紙を指示すること
により前記画像情報の入力を行う入力指示手段と、前記
入力指示手段によって指示される画像情報の座標を検出
する座標検出手段と、前記座標検出手段によって検出さ
れた座標を記憶する記憶手段と、を備え、前記記憶手段
は、前記座標入力装置から着脱可能であることにより、
前記第1および前記第2の目的を達成する。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、前記所定の用紙が複数ある場合、前記記
憶手段は、前記座標検出手段によって検出される指示入
力された画像情報の座標をページ毎に記憶することによ
り、前記第3の目的を達成する。請求項3記載の発明で
は、請求項1または請求項2記載の発明において、前記
座標入力装置が見開きページの左右どちらか一方のペー
ジの下に設置される場合、前記固定手段によって固定さ
れる前記座標入力装置の一端側の位置によって前記座標
入力装置が左右どちらのページの下に設置されたか検知
する検知手段をさらに備え、前記座標検出手段は、前記
検知手段による検知結果に応じて前記入力指示手段によ
って指示される画像情報の座標の方向を検出することに
より、前記第4の目的を達成する。
【0008】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
発明において、前記座標入力装置の側面に設置され、前
記座標入力装置が見開きページの左右どちらか一方のペ
ージの下に設置されているかに応じて位置が上下移動し
て切り換えられる移動切換手段をさらに備え、前記検知
手段は、前記移動切換手段の上下移動の位置に基づいて
前記座標入力装置が左右どちらのページの下に設置され
たか検知することにより、前記第5の目的を達成する。
請求項5記載の発明では、請求項4記載の発明におい
て、前記記憶手段は、前記移動切換手段の位置の上下移
動切り換えに基づいて記憶するページの更新を行うこと
により、前記第6の目的を達成する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図1から図14を参照して詳細に説明する。図
1は、第1の実施の形態に係る座標入力装置を示した図
である。座標入力装置は、座標検出部1と、記憶装置2
と、入力ペン3と、電源である薄型ボタン電池5と、以
上の部品を保持する筐体4とから構成される。入力ペン
3によって書かれた情報を座標検知部1で座標値として
検出し、検出された座標値を記憶装置2に順次記録す
る。座標値情報は、パーソナルコンピュータなどで簡単
に読み出すことができる形式で記録されており、例え
ば、スケジュール帳に記入した情報をパーソナルコンピ
ュータ上で扱うことができる。筐体4は、z方向に所定
量以下の薄さで、システム手帳やルーズリーフファイル
に結束された用紙の間に挿入することができる下敷きの
ような形状である。従って、バインダから用紙を取り出
すことなく手書き情報を座標入力装置によって電子化で
きるようになっている。
【0010】平面もしくは略平面の表面を入力ペン(指
示手段)3により指示することにより、座標検知部1が
表面上の入力ペン3により指示された平面もしくは略平
面の座標を検知する。記憶装置2は、所定量以下の厚み
で板状の形状である座標検知部1で検知された一つ以上
の座標値を読み出し可能な形式で記憶する。このよう
に、本実施の形態の座標入力装置では、用紙である平面
上に通常通り文字や図などを書き込むことができ、か
つ、座標位置を指示することのできる入力ペン3と、所
定量以下の厚みで板状の形状である筐体4と、入力ペン
3で指示された座標値を検出する座標検出部1と、座標
検出部1で検出した座標値を記憶する記憶装置2と、薄
型ボタン電池5を電源とする電力供給装置を備えてお
り、この座標入力装置を用紙の下に下敷きのようにひく
ことにより、システム手帳やファイルノートに結束され
た複数枚の用紙の間に挟み込むことができ、バインダに
用紙を結束した状態で、用紙に書かれた情報を電子化す
ることができる。
【0011】図2は、第1の実施の形態に係る座標入力
装置の第1の変形例を示した図である。図2に示したよ
うな変形例の座標入力装置は、用紙に通常通り文字や図
などを書き込むことができ、座標位置を指示することの
できる入力ペン3と、所定量以下の厚みで板状の形状で
ある筐体4と、入力ペン3で指示された座標値を検出す
る座標検出部1と、座標検出部1で検出した座標値を記
憶する記憶媒体2aと、薄型ボタン電池5を電源とする
電力供給装置と、記憶媒体2aを脱着する着脱手段(脱
着装置)2bを備えている。
【0012】基本的な構成は図1の座標入力装置と同様
であるが、図1の記憶装置2が脱着可能な記憶媒体2a
とした点が図1の座標入力装置と異なる。なお、記憶媒
体2aは、脱着手段2bによって脱着可能となってい
る。これにより、パーソナルコンピュータなどとのデー
タのやり取りが容易になる。記憶媒体2aとしては、例
えばスマートメディアなどが挙げられる。スマートメデ
ィアは厚みが薄いので、本実施の形態に係る座標入力装
置の薄さに何ら影響を与えない。また、スマートメディ
アを複数枚用意すれば、記憶容量に制限が無くなり、必
要な情報を携帯することもできる。本実施の形態の座標
入力装置では、記憶可能な情報量の限界をなくし、情報
の扱い易さと携帯性を向上することができる。
【0013】図3は、座標入力装置のサイズの一例を示
した図である。本実施の形態の座標入力装置6は、シス
テム手帳やルーズリーフファイルに結束された用紙の間
に挿入し、用紙に書かれた情報を座標検出部1で検出す
るものである。従って、座標入力装置の大きさは、シス
テム手帳やルーズリーフファイルの大きさを超えないこ
とが望ましい。そこで、本実施の形態では一例として、
図3のように座標入力装置6の前方にJISが規定する
A列4判用紙7を置いた時、座標入力装置6はA列4判
用紙7の周囲+10mmの大きさまでとする。この値
は、市販されているバインダが結束する用紙に対して少
なくともこの値以上の大きさを有していることから設定
することができる値である。従って、座標入力装置6の
xy面の面積は、A列4判用紙の120%以下というこ
とになる。
【0014】本実施の形態の座標入力装置では、座標検
出部(座標検知手段)1を構成する筐体4の入力ペン
(指示手段)3の指示を受ける座標検出面の法線方向の
投影面積が、JIS規定のA列系、B列系またはリーガ
ル、レター、バイブルのいずれかの用紙サイズの投影面
積の120%を越えないようになっている。また、本実
施の形態の座標入力装置では、筐体4の大きさがJIS
規定のA列系やB列系など所定用紙の大きさの120%
を越えないようになっている。以上のように、本実施の
形態の座標入力装置では、座標入力装置の筐体4または
座標検出面のサイズをJIS規定のA列系、B列系また
はリーガル、レター、バイブルのいずれかの用紙サイズ
の投影面積の120%を越えないようにしたので、バイ
ンダ内に納めた際、座標入力装置本体がバインダ外には
み出すというようなことなく、携帯性の悪化を防止する
ことができる。
【0015】図4は、バインダの一例を示した図であ
る。市販されている通常のバインダ9は、用紙14にあ
けられた結束穴8にバインダ9のリング10を通し、リ
ング10をバインダ9に固定することで用紙14を結束
している。このようなバインダ9に本実施の形態に係る
座標入力装置を挿入しただけだと、座標入力装置とバイ
ンダ9が分離し、座標入力装置の紛失の可能性がある。
また、座標検出中に本座標入力装置と用紙14との位置
関係が大幅にずれてしまい、座標値が正確に検出できな
い可能性がある。従って、本座標入力装置とバインダ9
とを結束することが望ましい。そこで、JIS規定のA
列系、B列系またはリーガル、レター、バイブルのいず
れかの所定サイズの用紙を複数枚結束することができる
結束手段が座標検出部(座標検知手段)1の本体である
座標入力装置と所定のサイズの用紙とを同時に結束でき
る結束穴8やリング10などの保持手段を備えるように
なっている。本実施の形態の座標入力装置では、座標入
力装置とバインダを一体化するとともに、座標入力装置
と所定のサイズの用紙とを同時に結束できる保持手段を
備えたので、座標検出中の用紙との大幅なズレを防止す
ることができる。
【0016】図5は、第1の実施の形態の座標入力装置
の第2の変形例を示した図である。図5に示したよう
に、第2の変形例の座標入力装置は、保持手段が所定の
用紙に対応した所定間隔の一つ以上の座標検出部(座標
検知手段)にあけられた穴であり、また、リング形式の
バインダに結束できるように座標入力装置6の座標検出
部1である上面部に結束穴を備えたものである。基本的
な構成は図1と同様だが、図4のようなバインダ9に結
束することのできる結束穴8を座標入力装置6に設けて
いる。図4および図5は、一例としてA列5判サイズの
システム手帳に広く用いられている6穴式を示した図で
ある。結束穴8に図4のリング10を通し、用紙14と
座標入力装置6を同時に結束することにより、バインダ
9と座標入力装置6とを一体化し、座標検出中の用紙1
4と座標入力装置6の大幅なズレを防止することができ
る。さらに、本実施の形態の座標入力装置のように用紙
と一体化できるような構成とすることにより、座標入力
装置の汎用性を高めることが可能となる。
【0017】図6は、第1の実施の形態の座標入力装置
の第3の変形例を示した図である。図4のようなバイン
ダ9は、リング10の開閉によって用紙14の取り付
け、あるいは、取り外しを行なう構造になっている。図
5に示したような結束穴8を設けた座標入力装置6で
は、同様にリング10の開閉で脱着を行なわなければな
らない。そこで、図6に示すように結束穴8に切り欠き
部8aを設ける。切り欠き部8aの素材は容易に曲が
り、元の形状に戻る柔らかいプラスティックなどのよう
な形状記憶素材であることが望ましい。このような切り
欠き部8aを設けることにより、リング10の開閉を行
なわずに座標入力装置6のリング10への脱着を行うこ
とができる。以上のように、第3の変形例の座標入力装
置は、保持手段であるリング10を解放することなく取
り外しすることができる切り欠き部を備えている。この
切り欠き部は、座標検知部(座標検知手段)1上に設置
された一つ以上の各穴の中心から円周に向かう直径方向
に形成されている。これにより、本実施の形態に係る座
標入力装置は、バインダ9の結束部であるリング10を
開閉することなく脱着可能とすることができる。
【0018】以上で説明してきたように、座標入力装置
6は、システム手帳などのバインダ9に結束された用紙
14に記入される情報を電子化して記録する装置であ
る。座標値を順次記録していくだけでは、各座標値がど
の用紙(ページ)に記入されたものかが分からなくな
り、情報の再利用ができなくなるようなことを防止する
必要がある。そこで、用紙14の一枚毎に検出された座
標群をグループ化しておくことが望ましい。方法として
は、各座標値にどの用紙に書かれた情報かを示すタグを
付加して記録する方法、一枚の用紙を一枚の二値画像と
して、座標検出された位置に値をプロットしていく方法
などが考えられる。このように、座標入力装置6の記憶
装置2が座標検出部1で検出された座標群をページ単位
で記録するようにしてもよいし、また、記憶装置2とは
別の記憶機構を設けるようにしてもよい。
【0019】図7は、バインダに座標入力装置を挿入す
る際の一例を示した図である。座標入力装置6をバイン
ダ9に挿入する際、図7に示すような左右2つを利用す
る場合が考えられる。すなわち、座標入力装置6をバイ
ンダ9の見開きの左側へ挿入する場合と右側へ挿入する
場合とである。座標入力装置6が片面(表)のみに座標
検出部1を有する場合、図7のように見開きの左右でx
y座標の方向が反転してしまうことになる。記録された
座標値をパーソナルコンピュータなどで画像にすると、
見開きの左右で180°回転した画像が得られてしま
う。パーソナルコンピュータ上で180°回転し直すこ
ともできるが、ユーザの負担を増すこととなる。これを
解決する手段の一つとして、座標入力装置6の両面(表
裏)に座標検出部1をそれぞれ設ける方法が考えられ
る。このように見開き右側には表面、見開き左側は裏面
の座標検出部1を用いることで、座標の方向を常に一定
にすることができる。
【0020】以上のように、本実施の形態の座標入力装
置では、座標入力装置6の座標検出部(座標検知手段)
1を平面もしくは略平面の両面に設置、または、板状の
筐体4の両面(表裏)に備えたことにより、見開き左右
に座標入力装置を設置した場合にも座標検出部1によっ
て検出される入力情報の座標方向を常に一定にすること
ができる。また、本実施の形態の座標入力装置では、バ
インダに結束された用紙の見開きの左右に関わらず座標
検知をすることができる。
【0021】次に、座標検出部1を座標入力装置6の両
面に設けることで、座標方向を常に一定とすることがで
きる以外に、バインダに結束された用紙の見開きの左右
に関わらず座標検知をすることができる別の解決手段の
別の実施形態について説明する。図8は、第2の実施形
態の座標入力装置を示した図である。図9は、第2の実
施形態の座標入力装置を見開き左右に挿入する例を示し
た図である。図10は、座標入力装置の結束穴の詳細を
示した図である。図11は、見開き左右を検知する結束
穴を有する座標入力装置を示した図である。
【0022】座標入力装置6の座標方向を検知する手
段、または、座標方向を切り換える手段をさらに別に設
けることにより、ユーザは、見開きの左右に応じて決め
られた条件を満たすように座標入力装置を取り付けるこ
とにより、バインダに結束された用紙の見開きの左右に
関わらず座標検知をすることができる。条件を満たせば
どの方向が用紙の上であるかを識別し、記憶装置2に記
録する際に座標方向の情報を付加して座標値を記録する
ことができる。座標検出部1を結束する方向を認識する
座標方向検知手段、すなわち、バインダに座標入力装置
6を結束する方向を認識する座標方向検知手段を備えた
ことにより、情報を取得するページがバインダ見開きの
左ページか右ページかを検出し、座標入力の方向を決定
することができる。
【0023】座標方向を検知する一つの方法として、図
8に示すように結束穴8の数を増やす方法が考えられ
る。図8は、6穴式の結束穴8に対し2つの穴を追加し
て計8つの穴が設けられている。6穴式のバインダ9の
リング10を結束穴8に通す時、例えば、条件1として
図9に示すように上詰めで6つの結束穴8にリングを通
すようにする。バインダ9の見開き左右に対し上詰めで
リングを結束穴8に通すと、図9のように、見開き右の
場合と見開き左の場合で通る結束穴8が異なる。そこ
で、リング10が見開き左右のうちどちらか一方でしか
通らない結束穴8に、図10に示すような突起スイッチ
19を設ける。この突起スイッチ19は、リング10を
通すことによりオンとなるような構造になっている。こ
のような突起スイッチ19を有する結束穴8を、図11
のように、見開き右を検知する結束穴8bおよび見開き
左を検知する結束穴8cとして座標入力装置6に設けれ
ば、ユーザが条件1を満たすだけで座標方向を自動的に
検知することができる。
【0024】以上のように、本実施の形態の座標入力装
置では、座標方向検知手段として、バインダとの結束に
必要な穴の数より多い穴を有し、結束の際に通す穴の位
置によって結束方向を検知する座標方向自動検知手段を
備えることにより、座標方向を自動的に検知することが
できる。
【0025】なお、検出された座標群はページ毎に記録
することが望ましいため、ページを更新するタイミング
を検知する必要がある。そこで、図10に示したような
突起スイッチ19がオンになった時、または、突起スイ
ッチ19がオフになった時にページを更新するようにす
る。これにより、ユーザが新しいページを変更する毎に
自動的にページを更新することができる。座標方向自動
検知手段によって、結束穴の内側に突起スイッチがあ
り、突起スイッチを押下する、または、解放することに
より、記憶手段に記録するページを更新するページ更新
手段をさらに備えたので、記憶装置にページ更新毎に自
動的に記憶することができる。また、穴の内側に配置し
た突起スイッチを押下あるいは解放することで、ページ
更新手段が記憶手段に記録するページを更新するので、
取得情報を記憶媒体にを自動的に更新することができ
る。
【0026】図12は、第3の実施形態の座標入力装置
を示した図である。図13は、切換スイッチを移動させ
た場合の座標入力装置を示した図である。第3の実施形
態に係る座標入力装置は、座標方向検知手段として切換
スイッチを有しており、結束する方向に応じた位置へ切
換スイッチを移動することにより結束方向を検知する座
標方向切換手段を備えている。座標方向を検知する一つ
の方法として、図12に示すような切換スイッチ11a
を座標入力装置6に設ける。切換スイッチ11aは、バ
インダ9に結束した用紙14に貼り付けるタグシール程
度の大きさで、スライド溝11bに沿って移動すること
ができ、スライド溝11bの端に達した時、座標方向を
検知するものである。また、切換スイッチ11aは、未
使用時には座標入力装置6のy方向中央に位置している
ものである。見開き左右を検知するには、例えば、条件
2として図13に示すように切換スイッチ11aを上端
まで移動させる。見開き右の場合と見開き左の場合で切
換スイッチ11aを移動する位置が異なることから、見
開き左右を検知することができる。ユーザは、切り換え
スイッチ11aを条件2に従って移動させるることで座
標方向を切り換えることができる。
【0027】また、座標入力装置は、切換スイッチを移
動する際にページを更新するページ更新手段を備えるよ
うにする。検出された座標群をページ毎に記録するため
に、ページを更新するタイミングを検知する。タイミン
グ検知の一つの方法として、切換スイッチ11aを見開
きの左右に対応した位置に移動した時、または、移動し
た位置から未使用時の位置へ戻した時にページを更新す
る方法が考えられる。ユーザは、座標方向の切り換えと
同時にページを自動的に更新することができる。
【0028】本実施の形態に係る座標入力装置6は、シ
ステム手帳などに結束された用紙の間に挿入し、用紙に
書かれた情報を座標値として検出し、記録する装置であ
る。従って、座標入力装置6は、用紙と同時に結束でき
る厚さ、用紙を捲る際の妨げとならない厚さ、また、用
紙への書き込みの妨げとならない厚さでなければならな
い。一般にシステム手帳に使用されている普通用紙の厚
みはおよそ0.9mmである。また、システム手帳のリ
ングの径は最小で10mm程度である。以上のことか
ら、径が最小の10mmのリングに少なくとも一枚以上
の普通用紙と座標入力装置6とを結束するためには、座
標入力装置6の厚みが8mm以下でなくてはならない。
【0029】そこで、座標検出部1の厚みが座標検出部
(座標検知手段)1を普通用紙数十枚とともに保持手段
によって結束しても、用紙の開閉および用紙への書き込
みの妨げとならない8mm以下とすることにより、座標
入力装置の厚みが十分に薄くなるので、バインダの開閉
時や用紙への書き込み時の妨げにならないようにするこ
とができる。
【0030】図14は、テンプレート12を示した図で
ある。例えば、図14に示すようなテンプレート12を
予め登録しておく。テンプレート12は、一週間のスケ
ジュール表であり、“2000”の位置、“7月”の位
置、そして各日付の位置が線で囲まれている。それぞれ
の囲いを一つのグループ枠13とし、どのグループに属
するかの情報を付加して座標値を記録する。このように
すれば、パーソナルコンピュータなどに取り込まれた情
報を年月日で簡単に切り分けることができ、テンプレー
ト12をユーザが自由に作成し、登録しておけば、ユー
ザにとって任意の情報を簡単に切り分けることができ
る。
【0031】このように、座標入力装置6は、記録した
座標値をパーソナルコンピュータなどに取り込み、情報
の再利用をすることができる。記録された情報をページ
単位でグループ化することについて上述したが、さらに
細かくグループ化することによって、再利用時の効率を
良くすることができる。本実施の形態の座標入力装置で
は、座標検出部(座標検知手段)1上に配置するあらか
じめ登録しておくことができるフォーマットのテンプレ
ート用紙と、このテンプレート用紙に書き込んだ位置に
よって、座標検出部1で検知された座標群をグループ化
する座標群グループ化手段と、を備えたので、記憶情報
の再利用時の扱い易さを向上することができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、記憶手段は、
座標入力装置から着脱可能であるので、複数の記憶媒体
を用意することができ、記憶可能な情報量の限界をなく
すことができ、また、情報の扱い易さと携帯性を向上さ
せることができる。請求項2記載の発明では、所定の用
紙が複数ある場合、記憶手段は、座標検出手段によって
検出される指示入力された画像情報の座標をページ毎に
記憶するので、記憶情報の管理および再利用時の扱い易
さを向上させることができる。請求項3記載の発明で
は、座標検出手段は、検知手段による検知結果に応じて
入力指示手段によって指示される画像情報の座標の方向
を検出するので、バインダ見開きの左右を自動的に検出
し、座標方向を自動決定することができる。請求項4記
載の発明では、検知手段は、移動切換手段の上下移動の
位置に基づいて座標入力装置が左右どちらのページの下
に設置されたか検知するので、バインダ見開きの左右を
指示し、座標方向を切り換えることができる。請求項5
記載の発明では、記憶手段は、移動切換手段の位置の上
下移動切り換えに基づいて記憶するページの更新を行う
ので、所得情報を記憶媒体に記憶するページをバインダ
見開きの左右の指示と同時に自動的に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る座標入力装置を示した
図である。
【図2】第1の実施の形態に係る座標入力装置の変形例
を示した図である。
【図3】座標入力装置のサイズの一例を示した図であ
る。
【図4】バインダの一例を示した図である。
【図5】第1の実施の形態の座標入力装置の第2の変形
例を示した図である。
【図6】第1の実施の形態の座標入力装置の第3の変形
例を示した図である。
【図7】座標入力装置をバインダに挿入する際の一例を
示した図である。
【図8】第2の実施形態の座標入力装置を示した図であ
る。
【図9】第2の実施形態の座標入力装置を見開き左右に
挿入する例を示した図である。
【図10】座標入力装置の結束穴の詳細を示した図であ
る。
【図11】見開き左右を検知する結束穴を有する座標入
力装置を示した図である。
【図12】第3の実施形態の座標入力装置を示した図で
ある。
【図13】切換スイッチを移動させた場合の座標入力装
置を示した図である。
【図14】テンプレートを示した図である。
【符号の説明】 1 座標検出部 2 記憶装置 3 入力ペン 4 筐体 5 薄型ボタン電池 6 座標入力装置 7 A列4判用紙 8 結束穴 9 バインダ 10 リング 11 切換スイッチ 12 テンプレート 13 グループ枠 19 突起スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の用紙の下に設置することにより、
    前記用紙上に書かれた文字、図形などの画像情報を検知
    する座標入力装置において、 前記座標入力装置が前記用紙の下で位置ずれしないよう
    に前記座標入力装置の一端を固定する固定手段と、 前記座標入力装置上の用紙を指示することにより前記画
    像情報の入力を行う入力指示手段と、 前記入力指示手段によって指示される画像情報の座標を
    検出する座標検出手段と、 前記座標検出手段によって検出された座標を記憶する記
    憶手段と、を備え、 前記記憶手段は、前記座標入力装置から着脱可能である
    ことを特徴とする座標入力装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の用紙が複数ある場合、前記記
    憶手段は、前記座標検出手段によって検出される指示入
    力された画像情報の座標をページ毎に記憶することを特
    徴とする請求項1記載の座標入力装置。
  3. 【請求項3】 前記座標入力装置が見開きページの左右
    どちらか一方のページの下に設置される場合、前記固定
    手段によって固定される前記座標入力装置の一端側の位
    置によって前記座標入力装置が左右どちらのページの下
    に設置されたか検知する検知手段をさらに備え、 前記座標検出手段は、前記検知手段による検知結果に応
    じて前記入力指示手段によって指示される画像情報の座
    標の方向を検出することを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の座標入力装置。
  4. 【請求項4】 前記座標入力装置の側面に設置され、前
    記座標入力装置が見開きページの左右どちらか一方のペ
    ージの下に設置されているかに応じて位置が上下移動し
    て切り換えられる移動切換手段をさらに備え、 前記検知手段は、前記移動切換手段の上下移動の位置に
    基づいて前記座標入力装置が左右どちらのページの下に
    設置されたか検知することを特徴とする請求項3記載の
    座標入力装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段は、前記移動切換手段の位
    置の上下移動切り換えに基づいて記憶するページの更新
    を行うことを特徴とする請求項4記載の座標入力装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004110669A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Denso Wave Inc データ入力装置及びデータ入力方法
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