JP2002137229A - 型締装置 - Google Patents
型締装置Info
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- JP2002137229A JP2002137229A JP2000334067A JP2000334067A JP2002137229A JP 2002137229 A JP2002137229 A JP 2002137229A JP 2000334067 A JP2000334067 A JP 2000334067A JP 2000334067 A JP2000334067 A JP 2000334067A JP 2002137229 A JP2002137229 A JP 2002137229A
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- Japan
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- ball screw
- fixed
- platen
- screw shaft
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ボールねじ機構によって、可動盤に対する大
きな駆動速度と大きな駆動力の両方を確実に得ることが
出来、以て高速開閉と高圧圧締とを同時に実現し得るよ
うに構成した型締装置の構造を提供する。 【解決手段】 第一の駆動手段36による第一のボール
ねじ軸28の回転駆動に伴う第一のボールねじナット3
8のねじ送り作用に基づいて、可動盤14を型開閉作動
せしめる一方、該可動盤14の型閉じ位置において、該
可動盤14を貫通する筒状体54とそれに固設される第
二のボールねじナット45とを、凹凸嵌合手段56,6
2と係止手段58,68により、該可動盤14に対して
移動不能に且つ回転不能に固定せしめた状態下で、該第
二のボールねじナット45に対して螺合される第二のボ
ールねじ軸42を第二の駆動手段50にて回転駆動せし
めることにより、該第二のボールねじ軸42の回転力
を、可動盤14において型締力として発揮せしめるよう
に構成した。
きな駆動速度と大きな駆動力の両方を確実に得ることが
出来、以て高速開閉と高圧圧締とを同時に実現し得るよ
うに構成した型締装置の構造を提供する。 【解決手段】 第一の駆動手段36による第一のボール
ねじ軸28の回転駆動に伴う第一のボールねじナット3
8のねじ送り作用に基づいて、可動盤14を型開閉作動
せしめる一方、該可動盤14の型閉じ位置において、該
可動盤14を貫通する筒状体54とそれに固設される第
二のボールねじナット45とを、凹凸嵌合手段56,6
2と係止手段58,68により、該可動盤14に対して
移動不能に且つ回転不能に固定せしめた状態下で、該第
二のボールねじナット45に対して螺合される第二のボ
ールねじ軸42を第二の駆動手段50にて回転駆動せし
めることにより、該第二のボールねじ軸42の回転力
を、可動盤14において型締力として発揮せしめるよう
に構成した。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、型締装置に係り、特に、ボール
ねじ機構を利用して可動盤を移動させることにより、型
開閉や型締を行なうように構成した型締装置に関するも
のである。
ねじ機構を利用して可動盤を移動させることにより、型
開閉や型締を行なうように構成した型締装置に関するも
のである。
【0002】
【背景技術】射出成形機やプレス成形機等の成形機に用
いられる型締装置としては、従来から、型開閉や型締め
等の駆動力を、油圧シリンダ機構によって、可動盤に直
接的に作用せしめるようにした直圧式のものと、リンク
機構を介して間接的に作用せしめるようにしたトグル式
のものに加えて、ボールねじ機構によって、モータの回
転駆動力を往復駆動力に変換して、作用せしめるように
したものが、知られている。
いられる型締装置としては、従来から、型開閉や型締め
等の駆動力を、油圧シリンダ機構によって、可動盤に直
接的に作用せしめるようにした直圧式のものと、リンク
機構を介して間接的に作用せしめるようにしたトグル式
のものに加えて、ボールねじ機構によって、モータの回
転駆動力を往復駆動力に変換して、作用せしめるように
したものが、知られている。
【0003】ところで、そのようなボールねじ機構を利
用してなる従来の型締装置にあっては、目的とする成形
品の成形に際して、優れた成形サイクルと高度な成形精
度を得るために要求される二つの機能を両立させること
が困難であった。
用してなる従来の型締装置にあっては、目的とする成形
品の成形に際して、優れた成形サイクルと高度な成形精
度を得るために要求される二つの機能を両立させること
が困難であった。
【0004】すなわち、一般に、型締装置においては、
型の高速開閉による成形サイクルの短縮化を図る上で、
型開閉作動時に、可動盤に対する大きな駆動速度が発揮
され、また、型の高圧圧締による優れた成形精度を確保
するために、型締作動時において、可動盤に対する大き
な駆動力が発揮されることが、それぞれ要求されている
が、ボールねじ機構を利用して型開閉や型締め等を行う
ようにした、前述の如き従来の型締装置にあっては、例
えば、可動盤に対する駆動力を増大させるべく、ボール
ねじ軸のリードを小さくした場合に、型開閉作動時にお
いて、可動盤に対する駆動速度が不可避的に低下してし
まうと共に、ボールねじ軸の回転数が許容限度を超えて
しまい、また、その反対に、ボールねじ軸のリードを大
きくすると、可動盤に対する駆動速度は大きくなるもの
の、今度は可動盤に対する駆動力が低下してしまうこと
となり、それ故に、可動盤に対する駆動速度と駆動力と
を同時に増大させることが、極めて難しかったのであ
る。
型の高速開閉による成形サイクルの短縮化を図る上で、
型開閉作動時に、可動盤に対する大きな駆動速度が発揮
され、また、型の高圧圧締による優れた成形精度を確保
するために、型締作動時において、可動盤に対する大き
な駆動力が発揮されることが、それぞれ要求されている
が、ボールねじ機構を利用して型開閉や型締め等を行う
ようにした、前述の如き従来の型締装置にあっては、例
えば、可動盤に対する駆動力を増大させるべく、ボール
ねじ軸のリードを小さくした場合に、型開閉作動時にお
いて、可動盤に対する駆動速度が不可避的に低下してし
まうと共に、ボールねじ軸の回転数が許容限度を超えて
しまい、また、その反対に、ボールねじ軸のリードを大
きくすると、可動盤に対する駆動速度は大きくなるもの
の、今度は可動盤に対する駆動力が低下してしまうこと
となり、それ故に、可動盤に対する駆動速度と駆動力と
を同時に増大させることが、極めて難しかったのであ
る。
【0005】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述せる如き事
情を背景にして為されたものであって、その解決課題と
するところは、ボールねじ機構を利用して可動盤を駆動
させることにより、型開閉や型締を行うようにした型締
装置において、可動盤に対する大きな駆動速度と大きな
駆動力の両方を確実に得ることが出来、以て、型の高速
開閉と高圧圧締とを共に有利に実現し得るように改良さ
れた構造を提供することにある。
情を背景にして為されたものであって、その解決課題と
するところは、ボールねじ機構を利用して可動盤を駆動
させることにより、型開閉や型締を行うようにした型締
装置において、可動盤に対する大きな駆動速度と大きな
駆動力の両方を確実に得ることが出来、以て、型の高速
開閉と高圧圧締とを共に有利に実現し得るように改良さ
れた構造を提供することにある。
【0006】
【解決手段】そして、本発明にあっては、かかる課題の
解決のために、(a)可動盤の固定盤に対する接近/離
隔移動方向に対して平行に延びる状態で、該可動盤に対
して連結されて、軸心回りに回転可能に配置された第一
のボールねじ軸と、(b)該第一のボールねじ軸を回転
駆動せしめるための第一の駆動手段と、(c)前記第一
のボールねじ軸に螺合せしめられ、前記第一の駆動手段
による該第一のボールねじ軸の回転によって、前記可動
盤を前記固定盤に対して接近/離隔移動せしめる第一の
ボールねじナットと、(d)前記可動盤と前記固定盤と
を貫通して、前記第一のボールねじ軸に平行に延びるよ
うに配置され、軸方向の一端部において、該可動盤と該
固定盤のうちの何れか一方に対して軸心回りに回転可能
に支持された第二のボールねじ軸と、(e)該第二のボ
ールねじ軸を回転駆動せしめるための第二の駆動手段
と、(f)前記複数の第二のボールねじ軸に螺合される
第二のボールねじナットと、(g)該第二のボールねじ
ナットに固設されると共に、前記第二のボールねじ軸に
外挿された状態において、前記可動盤と前記固定盤のう
ちの何れか他方を貫通して延びる筒状体と、(h)該筒
状体とそれに固設された前記第二のボールねじナット
の、前記可動盤と固定盤のうちの何れか他方に対する該
筒状体の軸心方向への相対移動は許容するものの、該筒
状体の軸心回りの回転を阻止して、該第二のボールねじ
ナットを回転不能と為すように、該筒状体と、該筒状体
の前記可動盤若しくは固定盤への貫通部位とを互いに凹
凸嵌合せしめる凹凸嵌合手段と、(i)前記筒状体が貫
通する可動盤若しくは固定盤に固定され、該筒状体の軸
心方向への所定の相対移動位置において該筒状体に係止
して、該筒状体の軸心方向への前記相対移動を阻止する
ことにより、前記凹凸嵌合手段にて回転不能とされた前
記第二のボールねじナットを、該筒状体を介して、前記
筒状体が貫通する可動盤若しくは固定盤に移動不能に固
定せしめて、前記第二のボールねじ軸の回転力を、該第
二のボールねじナットを介して型締力として発揮せしめ
る係止手段とを含んで構成したことを特徴とする型締装
置を、その要旨とするものである。
解決のために、(a)可動盤の固定盤に対する接近/離
隔移動方向に対して平行に延びる状態で、該可動盤に対
して連結されて、軸心回りに回転可能に配置された第一
のボールねじ軸と、(b)該第一のボールねじ軸を回転
駆動せしめるための第一の駆動手段と、(c)前記第一
のボールねじ軸に螺合せしめられ、前記第一の駆動手段
による該第一のボールねじ軸の回転によって、前記可動
盤を前記固定盤に対して接近/離隔移動せしめる第一の
ボールねじナットと、(d)前記可動盤と前記固定盤と
を貫通して、前記第一のボールねじ軸に平行に延びるよ
うに配置され、軸方向の一端部において、該可動盤と該
固定盤のうちの何れか一方に対して軸心回りに回転可能
に支持された第二のボールねじ軸と、(e)該第二のボ
ールねじ軸を回転駆動せしめるための第二の駆動手段
と、(f)前記複数の第二のボールねじ軸に螺合される
第二のボールねじナットと、(g)該第二のボールねじ
ナットに固設されると共に、前記第二のボールねじ軸に
外挿された状態において、前記可動盤と前記固定盤のう
ちの何れか他方を貫通して延びる筒状体と、(h)該筒
状体とそれに固設された前記第二のボールねじナット
の、前記可動盤と固定盤のうちの何れか他方に対する該
筒状体の軸心方向への相対移動は許容するものの、該筒
状体の軸心回りの回転を阻止して、該第二のボールねじ
ナットを回転不能と為すように、該筒状体と、該筒状体
の前記可動盤若しくは固定盤への貫通部位とを互いに凹
凸嵌合せしめる凹凸嵌合手段と、(i)前記筒状体が貫
通する可動盤若しくは固定盤に固定され、該筒状体の軸
心方向への所定の相対移動位置において該筒状体に係止
して、該筒状体の軸心方向への前記相対移動を阻止する
ことにより、前記凹凸嵌合手段にて回転不能とされた前
記第二のボールねじナットを、該筒状体を介して、前記
筒状体が貫通する可動盤若しくは固定盤に移動不能に固
定せしめて、前記第二のボールねじ軸の回転力を、該第
二のボールねじナットを介して型締力として発揮せしめ
る係止手段とを含んで構成したことを特徴とする型締装
置を、その要旨とするものである。
【0007】要するに、このような本発明に従う型締装
置にあっては、第一の駆動手段により第一のボールねじ
軸を回転駆動せしめることによって、該第一のボールね
じ軸に螺合される第一のボールねじナットにて、可動盤
が固定盤に対して接近/離隔移動せしめられるようにな
っている。また、可動盤若しくは固定盤を貫通して延
び、凹凸嵌合手段により、それら可動盤若しくは固定盤
の貫通部位に対して回転不能に且つ軸心方向に相対移動
可能に凹凸嵌合せしめられた筒状体が、可動盤の固定盤
に対する接近/離隔移動に伴って、該貫通部位を有する
可動盤若しくは固定盤に対して相対移動せしめられ、所
定の相対移動位置において、かかる可動盤若しくは固定
盤に固定された係止手段に係止せしめられて、該可動盤
若しくは固定盤に移動不能に固定されることにより、該
筒状体に固設された第二のボールねじナットが、該筒状
体と同様に、それが固定される可動盤若しくは固定盤に
固定されるようになっている。そして、そのような係止
手段による筒状体の固定を、可動盤の型閉じ位置に対応
した筒状体の相対移動位置で行なって、第二のボールね
じナットを該可動盤の型閉じ位置において可動盤若しく
は固定盤に固定せしめた状態下で、第二のボールねじ軸
を第二の駆動手段にて回転せしめることによって、該第
二のボールねじ軸の回転力が、第二のボールねじナット
を介して型締力として発揮せしめられるようになってい
るのである。
置にあっては、第一の駆動手段により第一のボールねじ
軸を回転駆動せしめることによって、該第一のボールね
じ軸に螺合される第一のボールねじナットにて、可動盤
が固定盤に対して接近/離隔移動せしめられるようにな
っている。また、可動盤若しくは固定盤を貫通して延
び、凹凸嵌合手段により、それら可動盤若しくは固定盤
の貫通部位に対して回転不能に且つ軸心方向に相対移動
可能に凹凸嵌合せしめられた筒状体が、可動盤の固定盤
に対する接近/離隔移動に伴って、該貫通部位を有する
可動盤若しくは固定盤に対して相対移動せしめられ、所
定の相対移動位置において、かかる可動盤若しくは固定
盤に固定された係止手段に係止せしめられて、該可動盤
若しくは固定盤に移動不能に固定されることにより、該
筒状体に固設された第二のボールねじナットが、該筒状
体と同様に、それが固定される可動盤若しくは固定盤に
固定されるようになっている。そして、そのような係止
手段による筒状体の固定を、可動盤の型閉じ位置に対応
した筒状体の相対移動位置で行なって、第二のボールね
じナットを該可動盤の型閉じ位置において可動盤若しく
は固定盤に固定せしめた状態下で、第二のボールねじ軸
を第二の駆動手段にて回転せしめることによって、該第
二のボールねじ軸の回転力が、第二のボールねじナット
を介して型締力として発揮せしめられるようになってい
るのである。
【0008】それ故、かかる型締装置においては、例え
ば、可動盤の固定盤に対する接近/離隔移動を行なわし
める第一のボールねじナットが螺合された第一のボール
ねじ軸を、大きなリードをもって構成する一方、第二の
ボールねじナットを介して型締力を発揮する第二のボー
ルねじ軸を、かかる第一のボールねじ軸よりも小さなリ
ードをもって構成することが可能となり、それによっ
て、可動盤の固定盤に対する接近/離隔移動時における
可動盤に対する駆動速度を効果的に増大しつつ、可動盤
において型締力を発揮させる該可動盤に対する駆動力
も、極めて有利に増大せしめることが出来る。
ば、可動盤の固定盤に対する接近/離隔移動を行なわし
める第一のボールねじナットが螺合された第一のボール
ねじ軸を、大きなリードをもって構成する一方、第二の
ボールねじナットを介して型締力を発揮する第二のボー
ルねじ軸を、かかる第一のボールねじ軸よりも小さなリ
ードをもって構成することが可能となり、それによっ
て、可動盤の固定盤に対する接近/離隔移動時における
可動盤に対する駆動速度を効果的に増大しつつ、可動盤
において型締力を発揮させる該可動盤に対する駆動力
も、極めて有利に増大せしめることが出来る。
【0009】従って、かくの如き本発明に従う型締装置
にあっては、簡略で且つコンパクトな構造のボールねじ
機構によって、型の高速開閉と高圧圧締とが同時に実現
され得、その結果として、成形サイクルの短縮化が効果
的に図られ得ると共に、成形精度の向上が極めて有利に
達成され得るのである。
にあっては、簡略で且つコンパクトな構造のボールねじ
機構によって、型の高速開閉と高圧圧締とが同時に実現
され得、その結果として、成形サイクルの短縮化が効果
的に図られ得ると共に、成形精度の向上が極めて有利に
達成され得るのである。
【0010】しかも、本発明に係る型締装置にあって
は、前記せるように、軸心回りに回転不能な状態で、可
動盤若しくは固定盤を貫通して延びる筒状体が、可動盤
の型閉じ位置に対応した移動位置において係止手段に係
止されるまで、該貫通部位を有する可動盤若しくは固定
盤に対して、軸心方向に相対移動可能とされているとこ
ろから、第一の駆動手段による第一のボールねじ軸の回
転駆動により、可動盤が固定盤に対して接近/離隔移動
せしめられる際に、筒状体に固設された第二のボールね
じナットが、筒状体と共に、該筒状体が貫通せしめられ
る可動盤若しくは固定盤に対して相対移動せしめられ、
可動盤の型閉じ位置における筒状体の係止手段との係止
によって、その移動が阻止されるようになっている。そ
のため、該第二のボールねじナットが螺合される第二の
ボールねじ軸は、可動盤が型閉じ位置に達するまで、何
等回転させられることがないのである。
は、前記せるように、軸心回りに回転不能な状態で、可
動盤若しくは固定盤を貫通して延びる筒状体が、可動盤
の型閉じ位置に対応した移動位置において係止手段に係
止されるまで、該貫通部位を有する可動盤若しくは固定
盤に対して、軸心方向に相対移動可能とされているとこ
ろから、第一の駆動手段による第一のボールねじ軸の回
転駆動により、可動盤が固定盤に対して接近/離隔移動
せしめられる際に、筒状体に固設された第二のボールね
じナットが、筒状体と共に、該筒状体が貫通せしめられ
る可動盤若しくは固定盤に対して相対移動せしめられ、
可動盤の型閉じ位置における筒状体の係止手段との係止
によって、その移動が阻止されるようになっている。そ
のため、該第二のボールねじナットが螺合される第二の
ボールねじ軸は、可動盤が型閉じ位置に達するまで、何
等回転させられることがないのである。
【0011】それ故に、かかる型締装置においては、例
えば、第一のボールねじ軸と第二のボールねじ軸とを共
に回転駆動せしめることにより、可動盤が固定盤に対し
て接近/離隔移動させられるように為した上で、第一の
ボールねじ軸を大きなリードをもって構成し、且つ第二
のボールねじ軸を小さなリードをもって構成する場合に
あっても、かかる第一のボールねじ軸の回転に伴って、
大きな駆動速度で可動盤を固定盤に対して接近/離隔移
動させる際に、可動盤の移動速度に追従せしめるべく、
第二のボールねじ軸を高速で回転させる必要が全くな
く、そのため、可動盤の移動速度が、第二のボールねじ
軸のDN値[直径(mm)×回転数(min-1)]によって
制限されることや、第二のボールねじ軸において、過剰
な高速回転による損傷乃至は破損が生ずるようなこと
が、何れも効果的に回避され得るのである。
えば、第一のボールねじ軸と第二のボールねじ軸とを共
に回転駆動せしめることにより、可動盤が固定盤に対し
て接近/離隔移動させられるように為した上で、第一の
ボールねじ軸を大きなリードをもって構成し、且つ第二
のボールねじ軸を小さなリードをもって構成する場合に
あっても、かかる第一のボールねじ軸の回転に伴って、
大きな駆動速度で可動盤を固定盤に対して接近/離隔移
動させる際に、可動盤の移動速度に追従せしめるべく、
第二のボールねじ軸を高速で回転させる必要が全くな
く、そのため、可動盤の移動速度が、第二のボールねじ
軸のDN値[直径(mm)×回転数(min-1)]によって
制限されることや、第二のボールねじ軸において、過剰
な高速回転による損傷乃至は破損が生ずるようなこと
が、何れも効果的に回避され得るのである。
【0012】従って、本発明に従う型締装置にあって
は、圧締を行なわしめる第二のボールねじ軸のDN値に
拘わらず、第一のボールねじ軸の回転による型の高速開
閉が有利に可能ならしめられ、また、そのような型の高
速開閉時に、かかる第二のボールねじ軸の破損や損傷等
が効果的に防止され得るのであり、それらの結果とし
て、型の開閉時における可動盤の移動ストロークの大き
な中型及び大型の成形機に対して、何等の不具合も支障
もなく、極めて有利に適用され得るのである。
は、圧締を行なわしめる第二のボールねじ軸のDN値に
拘わらず、第一のボールねじ軸の回転による型の高速開
閉が有利に可能ならしめられ、また、そのような型の高
速開閉時に、かかる第二のボールねじ軸の破損や損傷等
が効果的に防止され得るのであり、それらの結果とし
て、型の開閉時における可動盤の移動ストロークの大き
な中型及び大型の成形機に対して、何等の不具合も支障
もなく、極めて有利に適用され得るのである。
【0013】なお、このような本発明に従う型締装置の
好ましい態様の一つによれば、前記第二のボールねじ軸
が複数設けられて、前記可動盤が、それら複数の第二の
ボールねじ軸に案内されて、前記固定盤に対して接近/
離隔移動せしめられるように構成される。
好ましい態様の一つによれば、前記第二のボールねじ軸
が複数設けられて、前記可動盤が、それら複数の第二の
ボールねじ軸に案内されて、前記固定盤に対して接近/
離隔移動せしめられるように構成される。
【0014】かかる構成を有する型締装置にあっては、
従来の型締装置において、可動盤と固定盤との間に延出
して複数配置され、可動盤を案内して、固定盤に対して
接近/離隔移動せしめるタイバーが、第二のボールねじ
軸の複数のものにて代用されることとなるため、そのよ
うなタイバーを省略することが出来、それによって、部
品点数が有利に削減され得るのであり、また、そのよう
に、部品点数が削減された分だけ、構造の簡略化及びコ
ンパクト化が効果的に実現され得るのである。
従来の型締装置において、可動盤と固定盤との間に延出
して複数配置され、可動盤を案内して、固定盤に対して
接近/離隔移動せしめるタイバーが、第二のボールねじ
軸の複数のものにて代用されることとなるため、そのよ
うなタイバーを省略することが出来、それによって、部
品点数が有利に削減され得るのであり、また、そのよう
に、部品点数が削減された分だけ、構造の簡略化及びコ
ンパクト化が効果的に実現され得るのである。
【0015】また、本発明に従う型締装置の有利な別の
態様の一つによれば、前記第一のボールねじ軸が、前記
可動盤と前記固定盤の何れか一方に対して、軸心回りに
回転可能に支持される一方、前記第一のボールねじナッ
トが、それら可動盤と固定盤の何れか他方に対して、回
転不能に固設される。これによって、第一のボールねじ
軸と第二のボールねじ軸とが可動盤と固定盤の何れかに
支持されると共に、それらに螺合される第一のボールね
じナットと第二のボールねじナットも、それら可動盤と
固定盤の何れかに固定されて、構成されることとなる。
態様の一つによれば、前記第一のボールねじ軸が、前記
可動盤と前記固定盤の何れか一方に対して、軸心回りに
回転可能に支持される一方、前記第一のボールねじナッ
トが、それら可動盤と固定盤の何れか他方に対して、回
転不能に固設される。これによって、第一のボールねじ
軸と第二のボールねじ軸とが可動盤と固定盤の何れかに
支持されると共に、それらに螺合される第一のボールね
じナットと第二のボールねじナットも、それら可動盤と
固定盤の何れかに固定されて、構成されることとなる。
【0016】それ故、本発明に係る型締装置において
は、第一及び第二のボールねじ軸や第一及び第二のボー
ルねじナットを支持するための、可動盤と固定盤以外の
特別な部材が不要とされて、部品点数が可及的に少なく
為され得、これによっても、部品点数の減少に基づく構
造の簡略化及びコンパクト化が有利に達成され得るので
ある。
は、第一及び第二のボールねじ軸や第一及び第二のボー
ルねじナットを支持するための、可動盤と固定盤以外の
特別な部材が不要とされて、部品点数が可及的に少なく
為され得、これによっても、部品点数の減少に基づく構
造の簡略化及びコンパクト化が有利に達成され得るので
ある。
【0017】さらに、かかる本発明に従う他の望ましい
態様の一つによれば、前記筒状体の外周面と、該筒状体
の前記可動盤若しくは固定盤への貫通部位の内周面のう
ちの何れか一方に、該筒状体の軸心方向に延びるスプラ
イン溝が設けられる一方、それらのうちの何れか他方
に、該スプライン溝に対して嵌合せしめられると共に、
その嵌合下で、該筒状体の軸心方向に摺動し、且つ該筒
状体の周方向に係合する突条が設けられて、それらスプ
ライン溝と突条とにて、前記凹凸嵌合手段が形成される
こととなる。これによって、筒状体の可動盤若しくは固
定盤への凹凸嵌合下で、該筒状体の軸心回りの回転がよ
り確実に阻止せしめられつつ、凹凸嵌合せしめられる可
動盤若しくは固定盤に対する該筒状体の軸心方向への相
対移動が、更に一層スムーズに行なわれ得ることとな
る。
態様の一つによれば、前記筒状体の外周面と、該筒状体
の前記可動盤若しくは固定盤への貫通部位の内周面のう
ちの何れか一方に、該筒状体の軸心方向に延びるスプラ
イン溝が設けられる一方、それらのうちの何れか他方
に、該スプライン溝に対して嵌合せしめられると共に、
その嵌合下で、該筒状体の軸心方向に摺動し、且つ該筒
状体の周方向に係合する突条が設けられて、それらスプ
ライン溝と突条とにて、前記凹凸嵌合手段が形成される
こととなる。これによって、筒状体の可動盤若しくは固
定盤への凹凸嵌合下で、該筒状体の軸心回りの回転がよ
り確実に阻止せしめられつつ、凹凸嵌合せしめられる可
動盤若しくは固定盤に対する該筒状体の軸心方向への相
対移動が、更に一層スムーズに行なわれ得ることとな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明に係る型締装置の構造につい
て、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
かにするために、本発明に係る型締装置の構造につい
て、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
【0019】先ず、図1には、本発明に従う構造を有す
る型締装置の一実施形態として、射出成形機に組み込ま
れる型締装置が、概略的に示されている。かかる図1に
おいて、10はベースであり、このベース10には、略
同一の大きさの矩形平板形状を呈する固定盤12と可動
盤14とが、それぞれ支持されている。
る型締装置の一実施形態として、射出成形機に組み込ま
れる型締装置が、概略的に示されている。かかる図1に
おいて、10はベースであり、このベース10には、略
同一の大きさの矩形平板形状を呈する固定盤12と可動
盤14とが、それぞれ支持されている。
【0020】より具体的には、固定盤12は、ベース1
0に一体形成されたブラケット16に対してボルト止め
されている。また、可動盤14は、固定盤12に対し
て、図示しない射出装置の配設側とは反対側(図1にお
いて左側)に、所定距離を隔てて、水平方向に対向位置
せしめられていると共に、ベース10上において、鉛直
上方に向かって所定高さ突出し、且つ水平方向に所定長
さをもって連続して延びるように形成された、突条形態
を有するリニアガイド18に対して、摺動可能に支持さ
れている。これによって、固定盤12が、ベース10に
対して位置固定に取り付けられている一方、可動盤14
が、ベース上において、固定盤12に対して、それとの
対向方向(水平方向)において接近/離隔(前進/後
退)移動可能に配置されており、以て、それら固定盤1
2と可動盤14にそれぞれ取り付けられた固定型20と
可動型22(図1において、それぞれのものを仮想線で
示した)とが、型閉め/型開きされるようになっている
のである。
0に一体形成されたブラケット16に対してボルト止め
されている。また、可動盤14は、固定盤12に対し
て、図示しない射出装置の配設側とは反対側(図1にお
いて左側)に、所定距離を隔てて、水平方向に対向位置
せしめられていると共に、ベース10上において、鉛直
上方に向かって所定高さ突出し、且つ水平方向に所定長
さをもって連続して延びるように形成された、突条形態
を有するリニアガイド18に対して、摺動可能に支持さ
れている。これによって、固定盤12が、ベース10に
対して位置固定に取り付けられている一方、可動盤14
が、ベース上において、固定盤12に対して、それとの
対向方向(水平方向)において接近/離隔(前進/後
退)移動可能に配置されており、以て、それら固定盤1
2と可動盤14にそれぞれ取り付けられた固定型20と
可動型22(図1において、それぞれのものを仮想線で
示した)とが、型閉め/型開きされるようになっている
のである。
【0021】また、そのようなベース10において、可
動盤14を間に挟んで、固定盤12が位置する側とは反
対側には、支持板24が、可動盤14に対して対向位置
せしめられている。この支持板24は、固定盤12及び
可動盤14と略同一大きさの矩形平板形状を呈してお
り、ベース10に一体形成されたブラケット26に対し
てボルト固定されている。そして、かかる支持板24と
それに対向する可動盤14との間には、小径で且つリー
ドの大きなねじ山を有する2本の第一のボールねじ軸2
8が、その両端部において、それら支持板24と可動盤
14のそれぞれの両サイドを貫通しつつ、水平方向に延
びるようにそれぞれ配置されている(図1には、1本の
もののみを示す)。
動盤14を間に挟んで、固定盤12が位置する側とは反
対側には、支持板24が、可動盤14に対して対向位置
せしめられている。この支持板24は、固定盤12及び
可動盤14と略同一大きさの矩形平板形状を呈してお
り、ベース10に一体形成されたブラケット26に対し
てボルト固定されている。そして、かかる支持板24と
それに対向する可動盤14との間には、小径で且つリー
ドの大きなねじ山を有する2本の第一のボールねじ軸2
8が、その両端部において、それら支持板24と可動盤
14のそれぞれの両サイドを貫通しつつ、水平方向に延
びるようにそれぞれ配置されている(図1には、1本の
もののみを示す)。
【0022】すなわち、支持板24と可動盤14のそれ
ぞれの両サイドには、それらを厚さ方向に貫通する挿通
孔30,32がそれぞれ設けられており、水平方向、換
言すれば、可動盤14の固定盤12に対する接近/離隔
移動方向に対して平行に延出せしめられた2本の第一の
ボールねじ軸28のそれぞれが、外周面にねじ山が形成
される一端側において、支持板24の挿通孔30内に挿
通せしめられる一方、外周面が平滑面とされた他端側に
おいて、可動盤14の挿通孔32内に挿通せしめられ
て、両側端部が、支持板24と可動盤14の互いの対向
面とは反対側の面から、それぞれ突出、位置せしめられ
ている。
ぞれの両サイドには、それらを厚さ方向に貫通する挿通
孔30,32がそれぞれ設けられており、水平方向、換
言すれば、可動盤14の固定盤12に対する接近/離隔
移動方向に対して平行に延出せしめられた2本の第一の
ボールねじ軸28のそれぞれが、外周面にねじ山が形成
される一端側において、支持板24の挿通孔30内に挿
通せしめられる一方、外周面が平滑面とされた他端側に
おいて、可動盤14の挿通孔32内に挿通せしめられ
て、両側端部が、支持板24と可動盤14の互いの対向
面とは反対側の面から、それぞれ突出、位置せしめられ
ている。
【0023】また、かかる第一のボールねじ軸28にあ
っては、可動盤14の挿通孔32内に挿通せしめられる
端部側において、該挿通孔32内に固設された複数のベ
アリング34を介して、該可動盤14に対して軸心回り
に回転可能に支持されていると共に、可動盤14から固
定板12側に突出する先端部において、可動盤14の固
定盤12との対向面に位置固定に設けられた第一の駆動
手段たる第一のサーボモータ36に連結されており、以
て、かかる第一のサーボモータ36の駆動によって、第
一のボールねじ軸28が回転駆動せしめられるようにな
っている。
っては、可動盤14の挿通孔32内に挿通せしめられる
端部側において、該挿通孔32内に固設された複数のベ
アリング34を介して、該可動盤14に対して軸心回り
に回転可能に支持されていると共に、可動盤14から固
定板12側に突出する先端部において、可動盤14の固
定盤12との対向面に位置固定に設けられた第一の駆動
手段たる第一のサーボモータ36に連結されており、以
て、かかる第一のサーボモータ36の駆動によって、第
一のボールねじ軸28が回転駆動せしめられるようにな
っている。
【0024】そして、この2本の第一のボールねじ軸2
8は、支持板24の挿通孔30内に挿通せしめられる側
の端部において、支持板24の可動盤14との対向面の
両サイドに、一つずつ、同心的に取り付けられた第一の
ボールねじナット38にそれぞれ螺合されている。な
お、この第一のボールねじナット38は、支持板24の
両サイドに固着された取付ブッシュ40内に嵌め込まれ
て、ねじ止めされることにより、支持板24に対して、
回転不能で且つ移動不能な状態とされている。
8は、支持板24の挿通孔30内に挿通せしめられる側
の端部において、支持板24の可動盤14との対向面の
両サイドに、一つずつ、同心的に取り付けられた第一の
ボールねじナット38にそれぞれ螺合されている。な
お、この第一のボールねじナット38は、支持板24の
両サイドに固着された取付ブッシュ40内に嵌め込まれ
て、ねじ止めされることにより、支持板24に対して、
回転不能で且つ移動不能な状態とされている。
【0025】一方、第一のボールねじ軸28が挿通せし
められる支持板24と、該支持板24に対して、可動盤
14を挟んで対向位置する固定盤12との間には、前記
第一のボールねじ軸28よりも大径で且つリードの小さ
なねじ山が中間部外周面に設けられてなる第二のボール
ねじ軸42が、水平方向において互いに平行に延びるよ
うにして、4本配設されている(図1には、2本のもの
のみを示す)。即ち、それら第二のボールねじ軸42
は、外周面にねじ山が設けられた、長さ方向の中間部に
おいて、可動盤14の四隅に形成された、水平方向に延
びる貫通孔44内を貫通しつつ、前記第一のボールねじ
軸28に平行な方向、換言すれば可動盤12の固定盤1
4に対する接近/離隔移動方向に沿って、固定盤12と
支持板24とに向かってそれぞれ延出して、配置されて
いる。そして、そのような4本の第二のボールねじ軸4
2が、可動盤14から支持板24側に向かって延び出す
部位において、それら可動盤14と支持板24との間に
位置せしめられた四つの第二のボールねじナット45に
対して、それぞれ螺合せしめられているのである。
められる支持板24と、該支持板24に対して、可動盤
14を挟んで対向位置する固定盤12との間には、前記
第一のボールねじ軸28よりも大径で且つリードの小さ
なねじ山が中間部外周面に設けられてなる第二のボール
ねじ軸42が、水平方向において互いに平行に延びるよ
うにして、4本配設されている(図1には、2本のもの
のみを示す)。即ち、それら第二のボールねじ軸42
は、外周面にねじ山が設けられた、長さ方向の中間部に
おいて、可動盤14の四隅に形成された、水平方向に延
びる貫通孔44内を貫通しつつ、前記第一のボールねじ
軸28に平行な方向、換言すれば可動盤12の固定盤1
4に対する接近/離隔移動方向に沿って、固定盤12と
支持板24とに向かってそれぞれ延出して、配置されて
いる。そして、そのような4本の第二のボールねじ軸4
2が、可動盤14から支持板24側に向かって延び出す
部位において、それら可動盤14と支持板24との間に
位置せしめられた四つの第二のボールねじナット45に
対して、それぞれ螺合せしめられているのである。
【0026】また、この第二のボールねじ軸42は、固
定盤12側に延び出した、長さ方向の一方側の端部にお
いて、固定盤12の四隅に、該固定盤12を水平方向に
貫通して形成された挿入孔46内にそれぞれ挿入せしめ
られる一方、支持板24側に延び出した、長さ方向の他
方側の端部が、支持板24の四つ隅部を水平方向にそれ
ぞれ貫通して、該支持板24の可動盤14とは反対側に
突出、位置せしめられている。つまり、ここでは、4本
の第二の各ボールねじ軸42が、従来装置において可動
盤14の固定盤12への接近/離隔移動時に可動盤14
を案内する4本のタイバーの代わりに、それらの配設位
置に対して、それぞれ、配設せしめられているのであ
る。
定盤12側に延び出した、長さ方向の一方側の端部にお
いて、固定盤12の四隅に、該固定盤12を水平方向に
貫通して形成された挿入孔46内にそれぞれ挿入せしめ
られる一方、支持板24側に延び出した、長さ方向の他
方側の端部が、支持板24の四つ隅部を水平方向にそれ
ぞれ貫通して、該支持板24の可動盤14とは反対側に
突出、位置せしめられている。つまり、ここでは、4本
の第二の各ボールねじ軸42が、従来装置において可動
盤14の固定盤12への接近/離隔移動時に可動盤14
を案内する4本のタイバーの代わりに、それらの配設位
置に対して、それぞれ、配設せしめられているのであ
る。
【0027】そして、それら第二のボールねじ軸42
が、固定盤12の各挿入孔46内に挿入された一端部に
おいて、それらの挿入孔46内に固設された複数のスラ
ストベアリング48を介して、固定盤12に対して軸心
回りに回転可能に且つ移動不能に支持されて、固定され
ている一方、支持板24の可動盤14とは反対側への突
出部位が、該支持板24の可動盤14とは反対側の面の
四隅に固設された、第二の駆動手段としての第二のサー
ボモータ50にそれぞれ連結されている。これにより、
第二のサーボモータ50の駆動に伴って、それに連結さ
れる第二のボールねじ軸42が、それぞれ、固定盤12
と支持板24との間の定位置で、軸心回りに回転せしめ
られるようになっているのである。なお、図1中、52
は、第二のサーボモータ50に連結された減速機であ
る。
が、固定盤12の各挿入孔46内に挿入された一端部に
おいて、それらの挿入孔46内に固設された複数のスラ
ストベアリング48を介して、固定盤12に対して軸心
回りに回転可能に且つ移動不能に支持されて、固定され
ている一方、支持板24の可動盤14とは反対側への突
出部位が、該支持板24の可動盤14とは反対側の面の
四隅に固設された、第二の駆動手段としての第二のサー
ボモータ50にそれぞれ連結されている。これにより、
第二のサーボモータ50の駆動に伴って、それに連結さ
れる第二のボールねじ軸42が、それぞれ、固定盤12
と支持板24との間の定位置で、軸心回りに回転せしめ
られるようになっているのである。なお、図1中、52
は、第二のサーボモータ50に連結された減速機であ
る。
【0028】また、そのような配置状態とされた第二の
ボールねじ軸42の中間部が貫通せしめられる可動盤1
4の四つの貫通孔44内には、筒状体としての案内ブッ
シュ54が、第二のボールねじ軸42の中間部に外挿さ
れた状態で、それぞれ挿通せしめられている。
ボールねじ軸42の中間部が貫通せしめられる可動盤1
4の四つの貫通孔44内には、筒状体としての案内ブッ
シュ54が、第二のボールねじ軸42の中間部に外挿さ
れた状態で、それぞれ挿通せしめられている。
【0029】この案内ブッシュ54は、全体として、可
動盤14の幅、つまり可動盤14に設けられた貫通孔4
4の長さよりも長い略円筒形状を有して、構成されてい
る。そして、その外径が、可動盤14の貫通孔44の内
径よりも僅かに小さくされている一方、内径が、第二の
ボールねじ軸42の外径よりも所定寸法大きくされ、更
に、可動盤14の貫通孔44から外部に露呈せしめられ
た部分の長さが、可動盤14の固定盤12に対する接近
/離隔移動時における移動ストロークと略同一の長さと
されている(図2参照)。
動盤14の幅、つまり可動盤14に設けられた貫通孔4
4の長さよりも長い略円筒形状を有して、構成されてい
る。そして、その外径が、可動盤14の貫通孔44の内
径よりも僅かに小さくされている一方、内径が、第二の
ボールねじ軸42の外径よりも所定寸法大きくされ、更
に、可動盤14の貫通孔44から外部に露呈せしめられ
た部分の長さが、可動盤14の固定盤12に対する接近
/離隔移動時における移動ストロークと略同一の長さと
されている(図2参照)。
【0030】また、かかる案内ブッシュ54の外周面に
は、略全長にわたって軸心方向に真っ直ぐに延びるスプ
ライン溝56が、周方向に等間隔を隔てて、複数設けら
れており、更に、可動盤14の貫通孔44内への挿通下
で、該貫通孔44から固定盤12側に露出せしめられた
部分の長さ方向の中間部には、スプライン溝56よりも
深い深さを有する係止溝58が、全周にわたって周方向
に連続して延びるように形成されている。そして、この
ような案内ブッシュ54の支持板24側の端面に、各第
二のボールねじ軸42に螺合された第二のボールねじナ
ット45がねじ止めされていることによって、該第二の
ボールねじナット45が、案内ブッシュ54に対して相
対回転不能に固定されているのである。
は、略全長にわたって軸心方向に真っ直ぐに延びるスプ
ライン溝56が、周方向に等間隔を隔てて、複数設けら
れており、更に、可動盤14の貫通孔44内への挿通下
で、該貫通孔44から固定盤12側に露出せしめられた
部分の長さ方向の中間部には、スプライン溝56よりも
深い深さを有する係止溝58が、全周にわたって周方向
に連続して延びるように形成されている。そして、この
ような案内ブッシュ54の支持板24側の端面に、各第
二のボールねじ軸42に螺合された第二のボールねじナ
ット45がねじ止めされていることによって、該第二の
ボールねじナット45が、案内ブッシュ54に対して相
対回転不能に固定されているのである。
【0031】一方、可動盤14の各貫通孔44の内周面
における軸心方向の中間部位には、所定長さをもって軸
心方向に真っ直ぐに連続して延びる突条62が、周方向
に等間隔を隔てて、前記案内ブッシュ54のスプライン
溝56と同じ数だけ、一体的に形成されている。なお、
この突条62は、案内ブッシュ54のスプライン溝56
の深さ寸法よりも僅かに小さな高さと、かかるスプライ
ン溝56の幅よりも僅かに大きな幅とをもって、構成さ
れている。
における軸心方向の中間部位には、所定長さをもって軸
心方向に真っ直ぐに連続して延びる突条62が、周方向
に等間隔を隔てて、前記案内ブッシュ54のスプライン
溝56と同じ数だけ、一体的に形成されている。なお、
この突条62は、案内ブッシュ54のスプライン溝56
の深さ寸法よりも僅かに小さな高さと、かかるスプライ
ン溝56の幅よりも僅かに大きな幅とをもって、構成さ
れている。
【0032】そして、前述せる如く、このような構造を
有する貫通孔44内に、上述の如き構造の案内ブッシュ
54が挿通せしめられているのであるが、ここでは、か
かる案内ブッシュ54の貫通孔44内への挿通下におい
て、該案内ブッシュ54の外周面に設けられた複数のス
プライン溝56の各々に対して、貫通孔44の内周面に
形成された複数の突条62の対応するものが、それぞ
れ、嵌合せしめられている。
有する貫通孔44内に、上述の如き構造の案内ブッシュ
54が挿通せしめられているのであるが、ここでは、か
かる案内ブッシュ54の貫通孔44内への挿通下におい
て、該案内ブッシュ54の外周面に設けられた複数のス
プライン溝56の各々に対して、貫通孔44の内周面に
形成された複数の突条62の対応するものが、それぞ
れ、嵌合せしめられている。
【0033】これにより、案内ブッシュ54が、複数の
スプライン溝56において、それに嵌合せしめられる突
条62に摺動せしめられつつ、該案内ブッシュ54に相
対回転不能に固定された第二のボールねじナット45と
共に、スプライン溝56の延出方向(案内ブッシュ54
の軸心方向)に沿って、可動盤14に対して相対移動せ
しめられ得るようになっている一方、それらスプライン
溝56と突条62の互いに対向する側面同士の係合によ
って、案内ブッシュ54と第二のボールねじナット45
の軸心回りの回転が阻止されるようになっている。この
ことから明らかなように、本実施形態では、案内ブッシ
ュ54の外周面に形成された複数のスプライン溝56
と、可動盤14の貫通孔44の内周面に設けられた複数
の突条62とにて、凹凸嵌合手段が構成されているので
ある。
スプライン溝56において、それに嵌合せしめられる突
条62に摺動せしめられつつ、該案内ブッシュ54に相
対回転不能に固定された第二のボールねじナット45と
共に、スプライン溝56の延出方向(案内ブッシュ54
の軸心方向)に沿って、可動盤14に対して相対移動せ
しめられ得るようになっている一方、それらスプライン
溝56と突条62の互いに対向する側面同士の係合によ
って、案内ブッシュ54と第二のボールねじナット45
の軸心回りの回転が阻止されるようになっている。この
ことから明らかなように、本実施形態では、案内ブッシ
ュ54の外周面に形成された複数のスプライン溝56
と、可動盤14の貫通孔44の内周面に設けられた複数
の突条62とにて、凹凸嵌合手段が構成されているので
ある。
【0034】なお、ここでは、案内ブッシュ54の長さ
方向(軸心方向)の両端部に、径方向に突出し、且つ周
方向に連続して延びるストッパ突起60,61が、それ
ぞれ一体的に設けられている一方、貫通孔44の両側の
開口部を与える可動盤14の貫通孔形成部位の端面が、
案内ブッシュ54の可動盤14に対する相対移動によっ
て、該案内ブッシュ54の両端部に設けられたストッパ
突起60,61の側面に当接する当接面64,65とさ
れており、以て、案内ブッシュ54の可動盤14に対す
る軸心方向の両方向への相対移動時における貫通孔44
内からの抜出しが、それらストッパ突起60,61の当
接面64,65に対する当接によって阻止されるように
なっている。
方向(軸心方向)の両端部に、径方向に突出し、且つ周
方向に連続して延びるストッパ突起60,61が、それ
ぞれ一体的に設けられている一方、貫通孔44の両側の
開口部を与える可動盤14の貫通孔形成部位の端面が、
案内ブッシュ54の可動盤14に対する相対移動によっ
て、該案内ブッシュ54の両端部に設けられたストッパ
突起60,61の側面に当接する当接面64,65とさ
れており、以て、案内ブッシュ54の可動盤14に対す
る軸心方向の両方向への相対移動時における貫通孔44
内からの抜出しが、それらストッパ突起60,61の当
接面64,65に対する当接によって阻止されるように
なっている。
【0035】また、可動盤14において、上述の如き案
内ブッシュ54が挿通される貫通孔44の形成部位に
は、その上部と下部とを、貫通孔44の周方向に沿って
それぞれ部分的に切り欠いてなる切欠部66,66が形
成されており、この切欠部66,66内に、係止手段と
してのロックユニット68が、嵌め込まれるようにし
て、それぞれ位置固定に装着されている。
内ブッシュ54が挿通される貫通孔44の形成部位に
は、その上部と下部とを、貫通孔44の周方向に沿って
それぞれ部分的に切り欠いてなる切欠部66,66が形
成されており、この切欠部66,66内に、係止手段と
してのロックユニット68が、嵌め込まれるようにし
て、それぞれ位置固定に装着されている。
【0036】このロックユニット68は、径方向におい
て対向配置された、一対の半円筒形状のハーフナット7
0,70を有しており、それらのハーフナット70,7
0が、可動盤14における貫通孔形成部位の切欠部6
6,66内に固設されたガイドハウジング72,72に
よって、軸心方向(可動盤14の固定盤に対する接近/
離隔移動方向)には移動不能に、且つ径方向の対向方向
には変位可能に支持されている。そして、ガイドハウジ
ング72,72に固設された駆動シリンダ機構74,7
4によって、それら一対のハーフナット70,70が駆
動され、以て、貫通孔44内に向かって突出/引込移動
せしめられて、該貫通孔44内に挿通された前記スライ
ドブッシュ54に対して、接近/離隔方向に往復移動せ
しめられ得るようになっている。なお、このようなロッ
クユニット68における一対のハーフナット70,70
は、その内周部位が、案内ブッシュ54の外周面に設け
られた前記係止溝58の内側形状に対応した形状とされ
て、該係止溝58に係合可能に構成されている。(図2
参照)
て対向配置された、一対の半円筒形状のハーフナット7
0,70を有しており、それらのハーフナット70,7
0が、可動盤14における貫通孔形成部位の切欠部6
6,66内に固設されたガイドハウジング72,72に
よって、軸心方向(可動盤14の固定盤に対する接近/
離隔移動方向)には移動不能に、且つ径方向の対向方向
には変位可能に支持されている。そして、ガイドハウジ
ング72,72に固設された駆動シリンダ機構74,7
4によって、それら一対のハーフナット70,70が駆
動され、以て、貫通孔44内に向かって突出/引込移動
せしめられて、該貫通孔44内に挿通された前記スライ
ドブッシュ54に対して、接近/離隔方向に往復移動せ
しめられ得るようになっている。なお、このようなロッ
クユニット68における一対のハーフナット70,70
は、その内周部位が、案内ブッシュ54の外周面に設け
られた前記係止溝58の内側形状に対応した形状とされ
て、該係止溝58に係合可能に構成されている。(図2
参照)
【0037】かくして、かくの如き構造とされた本実施
形態の型締装置にあっては、図1及び図2に示されるよ
うに、可動盤14に固定された第一のサーボモータ36
が駆動せしめられて、第一のボールねじ軸28が軸心回
りに回転駆動せしめられることにより、それに伴う第一
のボールねじナット38のねじ送り作用に基づいて、該
第一のボールねじ軸28が水平方向に移動せしめられ、
以て該第一のボールねじ軸28が固定される可動盤14
が、固定盤12に対して接近/離隔移動せしめられるよ
うになっている。
形態の型締装置にあっては、図1及び図2に示されるよ
うに、可動盤14に固定された第一のサーボモータ36
が駆動せしめられて、第一のボールねじ軸28が軸心回
りに回転駆動せしめられることにより、それに伴う第一
のボールねじナット38のねじ送り作用に基づいて、該
第一のボールねじ軸28が水平方向に移動せしめられ、
以て該第一のボールねじ軸28が固定される可動盤14
が、固定盤12に対して接近/離隔移動せしめられるよ
うになっている。
【0038】また、そのような第一のボールねじナット
38のねじ送り作用に基づく固定盤12への接近移動に
よって、可動盤14が所定の移動位置に位置せしめられ
た状態下で、ロックユニット68における一対のハーフ
ナット70,70が、駆動シリンダ機構74,74にて
可動盤14の切欠部66,66内に突入せしめられて、
それらハーフナット70,70の内周部位が案内ブッシ
ュ54の係止溝58に係止させられることにより、案内
ブッシュ54とそれに対して回転不能に固定される第二
のボールねじナット45の、可動盤14に対する案内ブ
ッシュ54の軸心方向への相対移動が阻止され、以て、
かかる第二のボールねじナット45が、可動盤14に対
して、案内ブッシュ54を介して回転不能に且つ移動不
能に固定されるようになっている。
38のねじ送り作用に基づく固定盤12への接近移動に
よって、可動盤14が所定の移動位置に位置せしめられ
た状態下で、ロックユニット68における一対のハーフ
ナット70,70が、駆動シリンダ機構74,74にて
可動盤14の切欠部66,66内に突入せしめられて、
それらハーフナット70,70の内周部位が案内ブッシ
ュ54の係止溝58に係止させられることにより、案内
ブッシュ54とそれに対して回転不能に固定される第二
のボールねじナット45の、可動盤14に対する案内ブ
ッシュ54の軸心方向への相対移動が阻止され、以て、
かかる第二のボールねじナット45が、可動盤14に対
して、案内ブッシュ54を介して回転不能に且つ移動不
能に固定されるようになっている。
【0039】そして、上述の如きロックユニット68に
おけるハーフナット70,70の案内ブッシュ54への
係止により、第二のボールねじナット45が可動盤14
に固定された状態下で、四つの第二のサーボモータ50
をそれぞれ駆動せしめて、それらの第二のサーボモータ
50にそれぞれ連結された第二のボールねじ軸42に回
転力を生ぜしめることにより、その回転力が、各第二の
ボールねじ軸42に螺合される第二のボールねじナット
45を介して、可動盤14において型締力として発揮さ
れるようになっているのである。
おけるハーフナット70,70の案内ブッシュ54への
係止により、第二のボールねじナット45が可動盤14
に固定された状態下で、四つの第二のサーボモータ50
をそれぞれ駆動せしめて、それらの第二のサーボモータ
50にそれぞれ連結された第二のボールねじ軸42に回
転力を生ぜしめることにより、その回転力が、各第二の
ボールねじ軸42に螺合される第二のボールねじナット
45を介して、可動盤14において型締力として発揮さ
れるようになっているのである。
【0040】従って、このような構造とされた型締装置
における型開閉作動及び型締作動は、例えば、以下のよ
うにして行なわれることとなる。なお、以下の説明中で
は、可動盤14の固定盤12への接近移動方向(図1及
び図2中の右側方向)と同一方向への移動を前進移動と
言い、また、可動盤14の固定盤12からの離隔移動方
向(図1及び図2中の左側方向)への移動を後退移動と
言うこととする。
における型開閉作動及び型締作動は、例えば、以下のよ
うにして行なわれることとなる。なお、以下の説明中で
は、可動盤14の固定盤12への接近移動方向(図1及
び図2中の右側方向)と同一方向への移動を前進移動と
言い、また、可動盤14の固定盤12からの離隔移動方
向(図1及び図2中の左側方向)への移動を後退移動と
言うこととする。
【0041】すなわち、図1及び図2に示されるよう
に、可動盤14を後退位置に保持せしめた型開き状態か
ら、型閉じ作動を行う際には、先ず、各第一のサーボモ
ータ36を正回転させて、第一のボールねじ軸28をそ
れぞれ回転駆動させることにより、該第一のボールねじ
軸28を前進移動せしめて、可動盤14を固定盤12に
対して接近移動させることによって、型閉じ作動を行
う。このとき、第一のボールねじ軸28が、小径で、且
つ大きなリードを有して構成されていることから、大き
な可動盤14の駆動速度が得られ、以て、型閉じ作動が
高速で行なわれることとなる。
に、可動盤14を後退位置に保持せしめた型開き状態か
ら、型閉じ作動を行う際には、先ず、各第一のサーボモ
ータ36を正回転させて、第一のボールねじ軸28をそ
れぞれ回転駆動させることにより、該第一のボールねじ
軸28を前進移動せしめて、可動盤14を固定盤12に
対して接近移動させることによって、型閉じ作動を行
う。このとき、第一のボールねじ軸28が、小径で、且
つ大きなリードを有して構成されていることから、大き
な可動盤14の駆動速度が得られ、以て、型閉じ作動が
高速で行なわれることとなる。
【0042】また、そのように、第一のサーボモータ3
6の駆動により、第一のボールねじ軸28を回転駆動せ
しめる際には、各第二のサーボモータ50が駆動しない
ようにロックされて、各第二のボールねじ軸42の回転
駆動が阻止された状態とされる。そのため、上述の如き
型閉じ作動を行なう際には、第二のボールねじ軸42に
螺合された第二のボールねじナット45とそれに固定さ
れた案内ブッシュ54の、第二のボールねじ軸42の回
転駆動に伴う軸心方向への移動が阻止されて、可動盤1
4が、そのような案内ブッシュ54に案内されつつ、各
案内ブッシュ54に対して相対移動せしめられることと
なる。
6の駆動により、第一のボールねじ軸28を回転駆動せ
しめる際には、各第二のサーボモータ50が駆動しない
ようにロックされて、各第二のボールねじ軸42の回転
駆動が阻止された状態とされる。そのため、上述の如き
型閉じ作動を行なう際には、第二のボールねじ軸42に
螺合された第二のボールねじナット45とそれに固定さ
れた案内ブッシュ54の、第二のボールねじ軸42の回
転駆動に伴う軸心方向への移動が阻止されて、可動盤1
4が、そのような案内ブッシュ54に案内されつつ、各
案内ブッシュ54に対して相対移動せしめられることと
なる。
【0043】引き続いて、型閉じ作動が完了したら、各
ロックユニット68の駆動シリンダ機構74,74を作
動せしめて、一対のハーフナット70,70を突出移動
させ、該ハーフナット70,70の内周部位を案内ブッ
シュ54の係止溝58にそれぞれ係止せしめる。その
後、かかる係止状態下で、第二のサーボモータ50のロ
ックを解除し、各第二のサーボモータ50を正回転させ
て第二のボールねじ軸42をそれぞれ回転駆動すること
により、かかる第二のボールねじ軸42の回転力を、第
二のボールねじナット45を介して、可動盤14におい
て型締力として発揮せしめ、以て可動盤14を固定盤1
2に対して圧締せしめて、型締作動を行う。このときに
は、第二のボールねじ軸42が、第一のボールねじ軸2
8よりも大径で、且つ小さなリードを有して構成されて
いるため、第一のボールねじ軸28の回転による前進駆
動力よりも大きな可動盤14の前進駆動力が得られ、そ
れによって、型締作動が高圧で行なわれ得るのである。
ロックユニット68の駆動シリンダ機構74,74を作
動せしめて、一対のハーフナット70,70を突出移動
させ、該ハーフナット70,70の内周部位を案内ブッ
シュ54の係止溝58にそれぞれ係止せしめる。その
後、かかる係止状態下で、第二のサーボモータ50のロ
ックを解除し、各第二のサーボモータ50を正回転させ
て第二のボールねじ軸42をそれぞれ回転駆動すること
により、かかる第二のボールねじ軸42の回転力を、第
二のボールねじナット45を介して、可動盤14におい
て型締力として発揮せしめ、以て可動盤14を固定盤1
2に対して圧締せしめて、型締作動を行う。このときに
は、第二のボールねじ軸42が、第一のボールねじ軸2
8よりも大径で、且つ小さなリードを有して構成されて
いるため、第一のボールねじ軸28の回転による前進駆
動力よりも大きな可動盤14の前進駆動力が得られ、そ
れによって、型締作動が高圧で行なわれ得るのである。
【0044】そして、一般に、そのような型締状態下に
おいて、所望の射出成形が実施された後、型開きに際し
ては、先ず、圧抜作動が行なわれるのである。この圧抜
作動は、前記ロックユニット68における一対のハーフ
ナット70,70の案内ブッシュ54への係止状態下に
おいて、各第二のサーボモータ50を逆回転させて、可
動盤14において発揮される型締力を解消することによ
り、行なわれる。
おいて、所望の射出成形が実施された後、型開きに際し
ては、先ず、圧抜作動が行なわれるのである。この圧抜
作動は、前記ロックユニット68における一対のハーフ
ナット70,70の案内ブッシュ54への係止状態下に
おいて、各第二のサーボモータ50を逆回転させて、可
動盤14において発揮される型締力を解消することによ
り、行なわれる。
【0045】次いで、各ロックユニット68の駆動シリ
ンダ機構74,74をそれぞれ作動せしめて、一対のハ
ーフナット70,70を引込移動させ、各案内ブッシュ
54の係止溝58に対するハーフナット70,70の係
止状態を解除して、各案内ブッシュ54と第二のボール
ねじナット45とに対する可動盤14の相対移動が、再
び許容せしめられる状態と為す。そして、その後、各第
一のサーボモータ36を逆回転させて第一のボールねじ
軸28をそれぞれ回転駆動させることにより、可動盤1
4を、各案内ブッシュ54にて案内させつつ、後退移動
せしめて、型開き作動を行なうのである。このときも、
第一のボールねじ軸28が小径で、且つ大きなリードと
されていることから、前進駆動速度と同様に、可動盤1
4の大きな後退駆動速度が得られ、以て、型開き作動が
高速で行われ得るのである。
ンダ機構74,74をそれぞれ作動せしめて、一対のハ
ーフナット70,70を引込移動させ、各案内ブッシュ
54の係止溝58に対するハーフナット70,70の係
止状態を解除して、各案内ブッシュ54と第二のボール
ねじナット45とに対する可動盤14の相対移動が、再
び許容せしめられる状態と為す。そして、その後、各第
一のサーボモータ36を逆回転させて第一のボールねじ
軸28をそれぞれ回転駆動させることにより、可動盤1
4を、各案内ブッシュ54にて案内させつつ、後退移動
せしめて、型開き作動を行なうのである。このときも、
第一のボールねじ軸28が小径で、且つ大きなリードと
されていることから、前進駆動速度と同様に、可動盤1
4の大きな後退駆動速度が得られ、以て、型開き作動が
高速で行われ得るのである。
【0046】なお、このような型締装置を用いて、目的
とする成形品を、成形不良のない良好な品質をもって、
安定的に成形するためには、可動盤14と固定盤12と
が、それらに取り付けられる可動型22と固定型20の
厚さの変化に拘わらず、常に平行に位置せしめられた状
態下で、型閉じ/型開き作動や型締作動が行なわれるよ
うになっていることが望ましい。そのため、本実施形態
では、目的とする成形品の成形操作に先立って、例え
ば、以下のようにして、可動盤14と固定盤12の平行
度が調整されることとなる。
とする成形品を、成形不良のない良好な品質をもって、
安定的に成形するためには、可動盤14と固定盤12と
が、それらに取り付けられる可動型22と固定型20の
厚さの変化に拘わらず、常に平行に位置せしめられた状
態下で、型閉じ/型開き作動や型締作動が行なわれるよ
うになっていることが望ましい。そのため、本実施形態
では、目的とする成形品の成形操作に先立って、例え
ば、以下のようにして、可動盤14と固定盤12の平行
度が調整されることとなる。
【0047】すなわち、先ず、可動型22と固定型12
とを可動盤14と固定盤12にそれぞれ取り付けた状態
下で、可動盤14を手動乃至は第一のボールねじナット
38のねじ送り作用による微速(ジョグ運転)で前進移
動させて、可動型22と固定型20とを型閉じ状態と為
す。次いで、四つの第二のサーボモータ50をそれぞれ
駆動せしめて、四つの第二のボールねじナット45のそ
れぞれのねじ送り作用に基づいて、それら各第二のボー
ルねじナット45に固定された各案内ブッシュ54を可
動盤14に対して相対移動せしめて、各案内ブッシュ5
4の係止溝58を各ロックユニット68のハーフナット
70,70に対応せしめた後、それら各ロックユニット
68の駆動シリンダ74,74を作動せしめて、ハーフ
ナット70,70を各案内ブッシュ54の係止溝58に
係止せしめる。その後、再び各第二のサーボモータ50
を駆動せしめて、第二のボールねじ軸42に回転力を生
ぜしめることにより、可動型22と固定型20とを密接
せしめ、そして、その状態下で、各第二のサーボモータ
50の負荷力や、各第二のボールねじ軸42に生ずる張
力が、四つの第二のサーボモータ50や4本の第二のボ
ールねじ軸42において互いに同一の大きさとなるよう
に、各第二のサーボモータ50の駆動量をそれぞれ調節
する。これによって、可動盤14と固定盤12の平行度
が調整され、以て、これ以降、可動型22と固定型20
とが平行に位置せしめられた状態下で、型閉じ/型開き
作動や型締作動が行なわれることとなるのである。
とを可動盤14と固定盤12にそれぞれ取り付けた状態
下で、可動盤14を手動乃至は第一のボールねじナット
38のねじ送り作用による微速(ジョグ運転)で前進移
動させて、可動型22と固定型20とを型閉じ状態と為
す。次いで、四つの第二のサーボモータ50をそれぞれ
駆動せしめて、四つの第二のボールねじナット45のそ
れぞれのねじ送り作用に基づいて、それら各第二のボー
ルねじナット45に固定された各案内ブッシュ54を可
動盤14に対して相対移動せしめて、各案内ブッシュ5
4の係止溝58を各ロックユニット68のハーフナット
70,70に対応せしめた後、それら各ロックユニット
68の駆動シリンダ74,74を作動せしめて、ハーフ
ナット70,70を各案内ブッシュ54の係止溝58に
係止せしめる。その後、再び各第二のサーボモータ50
を駆動せしめて、第二のボールねじ軸42に回転力を生
ぜしめることにより、可動型22と固定型20とを密接
せしめ、そして、その状態下で、各第二のサーボモータ
50の負荷力や、各第二のボールねじ軸42に生ずる張
力が、四つの第二のサーボモータ50や4本の第二のボ
ールねじ軸42において互いに同一の大きさとなるよう
に、各第二のサーボモータ50の駆動量をそれぞれ調節
する。これによって、可動盤14と固定盤12の平行度
が調整され、以て、これ以降、可動型22と固定型20
とが平行に位置せしめられた状態下で、型閉じ/型開き
作動や型締作動が行なわれることとなるのである。
【0048】なお、このような可動盤14と固定盤12
の平行度の調整は、可動型22や固定型20を厚さの異
なるものに変更する際に、その都度行なわれ、それによ
って、型厚調整が実施される。また、各第二のサーボモ
ータ50の負荷力や、各第二のボールねじ軸42に生ず
る張力の均一化は、例えば、それらの負荷力や張力を直
接に検出し、その検出値が同一の値となるように、各第
二のサーボモータ50の駆動量をそれぞれ調節したり、
また第二のボールねじナット45と案内ブッシュ54と
の間や、案内ブッシュ54とロックユニット68の間、
若しくはロックユニット68と可動盤14との間等、第
二のサーボモータ50の駆動により発揮される型締力に
応じて所定の荷重が付加される部分にロードセル等の荷
重検出器を設け、かかる荷重検出器にて検出される荷重
値が互いに同一の値となるように、各第二のサーボモー
タ50の駆動量を調節したりすることによって、実施さ
れることとなる。
の平行度の調整は、可動型22や固定型20を厚さの異
なるものに変更する際に、その都度行なわれ、それによ
って、型厚調整が実施される。また、各第二のサーボモ
ータ50の負荷力や、各第二のボールねじ軸42に生ず
る張力の均一化は、例えば、それらの負荷力や張力を直
接に検出し、その検出値が同一の値となるように、各第
二のサーボモータ50の駆動量をそれぞれ調節したり、
また第二のボールねじナット45と案内ブッシュ54と
の間や、案内ブッシュ54とロックユニット68の間、
若しくはロックユニット68と可動盤14との間等、第
二のサーボモータ50の駆動により発揮される型締力に
応じて所定の荷重が付加される部分にロードセル等の荷
重検出器を設け、かかる荷重検出器にて検出される荷重
値が互いに同一の値となるように、各第二のサーボモー
タ50の駆動量を調節したりすることによって、実施さ
れることとなる。
【0049】このように、本実施形態の型締装置にあっ
ては、第一のサーボモータ28の駆動により、小径で、
且つ大きなリードのねじ山を有する第一のボールねじ軸
28に螺合された第一のボールねじナット38のねじ送
り作用に基づいて、型の開閉作動が高速で行なわれる一
方、第二のサーボモータ50の駆動により、大径で、且
つ小さなリードのねじ山を有する第二のボールねじ軸4
2に螺合された第二のボールねじナット45のねじ送り
作用に基づいて、型の圧締作動が高圧で行なわれるよう
になっている。
ては、第一のサーボモータ28の駆動により、小径で、
且つ大きなリードのねじ山を有する第一のボールねじ軸
28に螺合された第一のボールねじナット38のねじ送
り作用に基づいて、型の開閉作動が高速で行なわれる一
方、第二のサーボモータ50の駆動により、大径で、且
つ小さなリードのねじ山を有する第二のボールねじ軸4
2に螺合された第二のボールねじナット45のねじ送り
作用に基づいて、型の圧締作動が高圧で行なわれるよう
になっている。
【0050】従って、かかる本実施形態の型締装置によ
れば、型の高速開閉による成形サイクルの短縮化が有効
に図られ得ると共に、型の高圧圧締による優れた成形精
度が効果的に確保され得ることとなるのである。
れば、型の高速開閉による成形サイクルの短縮化が有効
に図られ得ると共に、型の高圧圧締による優れた成形精
度が効果的に確保され得ることとなるのである。
【0051】しかも、本実施形態の型締装置において
は、型の高速開閉時には、第一のボールねじ軸28のみ
が回転駆動せしめられて、第二のボールねじ軸42は、
何等回転駆動せしめられないようになっているため、可
動盤14の移動速度が、大径で且つ小さなリードのねじ
山を有する第二のボールねじ軸42のDN値[直径(m
m)×回転数(min-1 )]によって制限されることがな
く、また、そのような第二のボールねじ軸42におい
て、過剰な高速回転による損傷乃至は破損が生ずるよう
なことも、効果的に回避され得るのであり、以て、型の
開閉時における可動盤14の移動ストロークの大きな中
型及び大型の成形機に対して、何等の不具合も支障もな
く、極めて有利に適用され得るといった利点が得られる
のである。
は、型の高速開閉時には、第一のボールねじ軸28のみ
が回転駆動せしめられて、第二のボールねじ軸42は、
何等回転駆動せしめられないようになっているため、可
動盤14の移動速度が、大径で且つ小さなリードのねじ
山を有する第二のボールねじ軸42のDN値[直径(m
m)×回転数(min-1 )]によって制限されることがな
く、また、そのような第二のボールねじ軸42におい
て、過剰な高速回転による損傷乃至は破損が生ずるよう
なことも、効果的に回避され得るのであり、以て、型の
開閉時における可動盤14の移動ストロークの大きな中
型及び大型の成形機に対して、何等の不具合も支障もな
く、極めて有利に適用され得るといった利点が得られる
のである。
【0052】また、本実施形態の型締装置にあっては、
可動盤14の型締作動を行なわしめる4本の第二のボー
ルねじ軸42が、従来装置におけるタイバーの代わりに
配設されているところから、かかるタイバーが省略され
て、その分だけ部品点数の削減が図られ得るのであり、
それによって、構造の簡略化が効果的に実現され得るの
である。
可動盤14の型締作動を行なわしめる4本の第二のボー
ルねじ軸42が、従来装置におけるタイバーの代わりに
配設されているところから、かかるタイバーが省略され
て、その分だけ部品点数の削減が図られ得るのであり、
それによって、構造の簡略化が効果的に実現され得るの
である。
【0053】さらに、本実施形態の型締装置において
は、可動盤14の貫通孔44内に挿通せしめられる案内
ブッシュ54が、その外周面に設けられた複数のスプラ
イン溝56において、貫通孔44の内周面に形成された
複数の突条62に嵌合せしめられ、該案内ブッシュ54
の軸心方向へのスプライン溝56と突条62の摺動によ
って、可動盤14が案内ブッシュ54に対して相対移動
せしめられるようになっている一方、それらスプライン
溝56と突条62の互いに対向する側面同士の係合によ
って、案内ブッシュ54とそれに固定される第二のボー
ルねじナット45の軸心回りの回転が阻止されるように
なっているところから、第一のボールねじナット38の
ねじ送り作用に基づく可動盤14の固定盤12に対する
接近/離隔移動が、よりスムーズに行なわれて、かかる
可動盤14の移動による型の開閉作動が、更に一層円滑
に行われ得ると共に、第二のボールねじ軸42の回転力
に基づく可動盤14の型締力が、より確実に発揮され得
るのである。
は、可動盤14の貫通孔44内に挿通せしめられる案内
ブッシュ54が、その外周面に設けられた複数のスプラ
イン溝56において、貫通孔44の内周面に形成された
複数の突条62に嵌合せしめられ、該案内ブッシュ54
の軸心方向へのスプライン溝56と突条62の摺動によ
って、可動盤14が案内ブッシュ54に対して相対移動
せしめられるようになっている一方、それらスプライン
溝56と突条62の互いに対向する側面同士の係合によ
って、案内ブッシュ54とそれに固定される第二のボー
ルねじナット45の軸心回りの回転が阻止されるように
なっているところから、第一のボールねじナット38の
ねじ送り作用に基づく可動盤14の固定盤12に対する
接近/離隔移動が、よりスムーズに行なわれて、かかる
可動盤14の移動による型の開閉作動が、更に一層円滑
に行われ得ると共に、第二のボールねじ軸42の回転力
に基づく可動盤14の型締力が、より確実に発揮され得
るのである。
【0054】また、本実施形態の型締装置にあっては、
可動盤14と固定盤12の平行度の調整(型厚調整を含
む)が、各第二のサーボモータ50の駆動に伴う第二の
ボールねじナット45のそれぞれのねじ送り作用に基づ
いて、可動盤14を前進/後退移動せしめることにより
を実施されるようになっているところから、そのような
可動盤14と固定盤12の平行度の調整のために、特別
な構造を付加する必要がなく、それによって、構造の簡
素化が、更に一層有利に達成せしめられ得るのである。
可動盤14と固定盤12の平行度の調整(型厚調整を含
む)が、各第二のサーボモータ50の駆動に伴う第二の
ボールねじナット45のそれぞれのねじ送り作用に基づ
いて、可動盤14を前進/後退移動せしめることにより
を実施されるようになっているところから、そのような
可動盤14と固定盤12の平行度の調整のために、特別
な構造を付加する必要がなく、それによって、構造の簡
素化が、更に一層有利に達成せしめられ得るのである。
【0055】以上、本発明の実施形態について詳述して
きたが、これはあくまでも例示に過ぎないのであって、
本発明は、そのような実施形態のものに限定して解釈さ
れるものでないことが理解されるべきである。
きたが、これはあくまでも例示に過ぎないのであって、
本発明は、そのような実施形態のものに限定して解釈さ
れるものでないことが理解されるべきである。
【0056】例えば、前記実施形態では、可動盤14の
型締作動を行なわしめる第二のボールねじ軸42が、可
動盤14の固定盤12への接近/離隔移動において、可
動盤14を案内するタイバーの代わりに設けられていた
が、かかるタイバーを、第二のボールねじ軸42とは別
個に配設するようにしても、何等差し支えないのであ
る。
型締作動を行なわしめる第二のボールねじ軸42が、可
動盤14の固定盤12への接近/離隔移動において、可
動盤14を案内するタイバーの代わりに設けられていた
が、かかるタイバーを、第二のボールねじ軸42とは別
個に配設するようにしても、何等差し支えないのであ
る。
【0057】また、そのような第二のボールねじ軸42
や可動盤14の型開閉作動を行なわしめる第一のボール
ねじ軸28の本数も、前記実施形態に示されるものに、
特に限定されるものではなく、可動盤14及び固定盤1
2の大きさや形状、更にはそれらに対する配設位置等に
応じて、適宜に変更され得るものであり、また当然のこ
とながら、第一及び第二のボールねじ軸28,42に螺
合される第一及び第二のボールねじナット38,45
や、それらに連結される第一及び第二のサーボモータ3
6,50の数も、第一及び第二のボールねじ軸28,4
2の本数に従って、決定されることとなる。
や可動盤14の型開閉作動を行なわしめる第一のボール
ねじ軸28の本数も、前記実施形態に示されるものに、
特に限定されるものではなく、可動盤14及び固定盤1
2の大きさや形状、更にはそれらに対する配設位置等に
応じて、適宜に変更され得るものであり、また当然のこ
とながら、第一及び第二のボールねじ軸28,42に螺
合される第一及び第二のボールねじナット38,45
や、それらに連結される第一及び第二のサーボモータ3
6,50の数も、第一及び第二のボールねじ軸28,4
2の本数に従って、決定されることとなる。
【0058】さらに、前記実施形態では、第一のボール
ねじ軸28が小径で且つ大きなリードを有して構成され
る一方、第二のボールねじ軸42が大径で且つ小さなリ
ードを有して構成されていたが、第一のボールねじ軸2
8を、第二のボールねじ軸42よりもリードが大きいも
のの、第二のボールねじ軸42と同一の径を有するよう
に構成し、また、第二のボールねじ軸42を、第一のボ
ールねじ軸28よりもリードが小さいものの、第一のボ
ールねじ軸28と同一の径を有するように構成しても良
い。このような構成とされた第一及び第二のボールねじ
軸28,42を用いる場合にあっても、型の開閉作動が
高速で行なわれると共に、型の圧締作動が高圧で行なわ
れ得ることとなる。
ねじ軸28が小径で且つ大きなリードを有して構成され
る一方、第二のボールねじ軸42が大径で且つ小さなリ
ードを有して構成されていたが、第一のボールねじ軸2
8を、第二のボールねじ軸42よりもリードが大きいも
のの、第二のボールねじ軸42と同一の径を有するよう
に構成し、また、第二のボールねじ軸42を、第一のボ
ールねじ軸28よりもリードが小さいものの、第一のボ
ールねじ軸28と同一の径を有するように構成しても良
い。このような構成とされた第一及び第二のボールねじ
軸28,42を用いる場合にあっても、型の開閉作動が
高速で行なわれると共に、型の圧締作動が高圧で行なわ
れ得ることとなる。
【0059】また、第一及び第二のボールねじ軸28,
42やそれらに螺合される第一及び第二のボールねじナ
ット38,45、及びそれらに連結される第一及び第二
のサーボモータ36,50の支持構造も、前記実施形態
に示されるものに、特に限定されるものではない。
42やそれらに螺合される第一及び第二のボールねじナ
ット38,45、及びそれらに連結される第一及び第二
のサーボモータ36,50の支持構造も、前記実施形態
に示されるものに、特に限定されるものではない。
【0060】従って、例えば、図3に示される如く、第
一のボールねじ軸28を、可動盤14に対して軸心回り
に回転可能に支持せしめると共に、かかる第一のボール
ねじ軸28の可動盤14を貫通する先端部に、可動盤1
4に固設された第一のサーボモータ36に連結し、更
に、この第一のボールねじ軸28に螺合された第一のボ
ールねじナット38を固定盤12に移動不能に且つ回転
不能に固定する。そして、その一方で、第二のボールね
じ軸42も、可動盤14に対して軸心回りに回転可能に
支持せしめると共に、かかる第二のボールねじ軸42の
可動盤14を貫通する先端部に、可動盤14に固設され
た第二のサーボモータ50に連結するようにしても良
い。また、そうした場合、第二のボールねじナット45
は、可動盤14と固定盤12との間に位置せしめられ
て、第二のボールねじ軸42に螺合せしめられ、また、
この第二のボールねじナット45が固定される案内ブッ
シュ54は、固定盤12に形成された貫通孔44内に挿
通、位置せしめられることとなる。なお、かかる図3及
び後述する図4においては、前記実施形態と同様な構造
を有する部材や部位について、同一の符号を付すことに
より、その詳細な説明は省略した。
一のボールねじ軸28を、可動盤14に対して軸心回り
に回転可能に支持せしめると共に、かかる第一のボール
ねじ軸28の可動盤14を貫通する先端部に、可動盤1
4に固設された第一のサーボモータ36に連結し、更
に、この第一のボールねじ軸28に螺合された第一のボ
ールねじナット38を固定盤12に移動不能に且つ回転
不能に固定する。そして、その一方で、第二のボールね
じ軸42も、可動盤14に対して軸心回りに回転可能に
支持せしめると共に、かかる第二のボールねじ軸42の
可動盤14を貫通する先端部に、可動盤14に固設され
た第二のサーボモータ50に連結するようにしても良
い。また、そうした場合、第二のボールねじナット45
は、可動盤14と固定盤12との間に位置せしめられ
て、第二のボールねじ軸42に螺合せしめられ、また、
この第二のボールねじナット45が固定される案内ブッ
シュ54は、固定盤12に形成された貫通孔44内に挿
通、位置せしめられることとなる。なお、かかる図3及
び後述する図4においては、前記実施形態と同様な構造
を有する部材や部位について、同一の符号を付すことに
より、その詳細な説明は省略した。
【0061】また、図4に示されるように、第一のボー
ルねじ軸28を、固定盤12に対して軸心回りに回転可
能に支持せしめると共に、かかる第一のボールねじ軸2
8の固定盤12を貫通する先端部に、固定盤12に固設
された第一のサーボモータ36に連結し、更に、この第
一のボールねじ軸28に螺合された第一のボールねじナ
ット38を可動盤12に移動不能に且つ回転不能に固定
する。そして、その一方で、第二のボールねじ軸42
も、固定盤12に対して軸心回りに回転可能に支持せし
めると共に、かかる第二のボールねじ軸42の固定盤1
2を貫通する先端部に、固定盤12に固設された第二の
サーボモータ50に連結するようにしても良い。また、
そうした場合にも、第二のボールねじナット45は、可
動盤14と固定盤12との間に位置せしめられて、第二
のボールねじ軸42に螺合せしめられ、また、この第二
のボールねじナット45が固定される案内ブッシュ54
は、可動盤14に形成された貫通孔44内に挿通、位置
せしめられることとなる。
ルねじ軸28を、固定盤12に対して軸心回りに回転可
能に支持せしめると共に、かかる第一のボールねじ軸2
8の固定盤12を貫通する先端部に、固定盤12に固設
された第一のサーボモータ36に連結し、更に、この第
一のボールねじ軸28に螺合された第一のボールねじナ
ット38を可動盤12に移動不能に且つ回転不能に固定
する。そして、その一方で、第二のボールねじ軸42
も、固定盤12に対して軸心回りに回転可能に支持せし
めると共に、かかる第二のボールねじ軸42の固定盤1
2を貫通する先端部に、固定盤12に固設された第二の
サーボモータ50に連結するようにしても良い。また、
そうした場合にも、第二のボールねじナット45は、可
動盤14と固定盤12との間に位置せしめられて、第二
のボールねじ軸42に螺合せしめられ、また、この第二
のボールねじナット45が固定される案内ブッシュ54
は、可動盤14に形成された貫通孔44内に挿通、位置
せしめられることとなる。
【0062】さらに、図示されてはいないものの、第一
のボールねじ軸28と第一のサーボモータ36とを、上
述の如き状態で、可動盤14と固定盤12の何れか一方
に支持せしめると共に、第一のボールねじナット38
を、可動盤14と固定盤12の何れか他方に移動及び回
転不能に支持せしめる一方、第二のボールねじ軸42と
第二のサーボモータ50とを、上述の如き状態で、可動
盤14と固定盤12の何れか他方(第一のボールねじ軸
28と第一のサーボモータ36が支持されるものとは異
なるもの)に支持せしめると共に、第二のボールねじナ
ット45を、可動盤14と固定盤12の何れか一方(第
一のボールねじ軸28と第一のサーボモータ36が支持
されるもの)に移動及び回転不能に支持せしめるように
することも可能である。このように、図3及び図4に示
される如き構造、更には上述の如き構造をもって型締装
置を構成すれば、第一及び第二のボールねじ軸28,4
2や第一及び第二のサーボモータ36,50を支持する
ための支持板24が不要とされて、その分だけ部品点数
が削減され得、以て構造の簡略化及びコンパクト化が有
利に達成され得るのである。
のボールねじ軸28と第一のサーボモータ36とを、上
述の如き状態で、可動盤14と固定盤12の何れか一方
に支持せしめると共に、第一のボールねじナット38
を、可動盤14と固定盤12の何れか他方に移動及び回
転不能に支持せしめる一方、第二のボールねじ軸42と
第二のサーボモータ50とを、上述の如き状態で、可動
盤14と固定盤12の何れか他方(第一のボールねじ軸
28と第一のサーボモータ36が支持されるものとは異
なるもの)に支持せしめると共に、第二のボールねじナ
ット45を、可動盤14と固定盤12の何れか一方(第
一のボールねじ軸28と第一のサーボモータ36が支持
されるもの)に移動及び回転不能に支持せしめるように
することも可能である。このように、図3及び図4に示
される如き構造、更には上述の如き構造をもって型締装
置を構成すれば、第一及び第二のボールねじ軸28,4
2や第一及び第二のサーボモータ36,50を支持する
ための支持板24が不要とされて、その分だけ部品点数
が削減され得、以て構造の簡略化及びコンパクト化が有
利に達成され得るのである。
【0063】更にまた、前記実施形態では、係止手段と
してのロックユニット68が可動盤14に位置固定に装
着されていたが、このロックユニット68は、案内ブッ
シュ54の配設位置に応じて、その配設位置が適宜に変
更されるものであり、例えば、図4に示されるように、
案内ブッシュ54が、固定盤12に設けられた貫通孔4
4内に挿通位置せしめられる場合には、固定盤12に対
して位置固定に装着せしめられることとなるのである。
また、かかる係止手段の構造も、前記実施形態に示され
るものに、特に限定されるものでないことは、勿論であ
る。
してのロックユニット68が可動盤14に位置固定に装
着されていたが、このロックユニット68は、案内ブッ
シュ54の配設位置に応じて、その配設位置が適宜に変
更されるものであり、例えば、図4に示されるように、
案内ブッシュ54が、固定盤12に設けられた貫通孔4
4内に挿通位置せしめられる場合には、固定盤12に対
して位置固定に装着せしめられることとなるのである。
また、かかる係止手段の構造も、前記実施形態に示され
るものに、特に限定されるものでないことは、勿論であ
る。
【0064】さらに、前記実施形態では、案内ブッシュ
54の外周面に設けられた複数のスプライン溝56と、
可動盤14の貫通孔44の内周面に形成された複数の突
条62とにて、凹凸嵌合手段が構成されていたが、かか
る凹凸嵌合手段の構造も、何等これに限定されるもので
はなく、例えば、案内ブッシュ54の外周面と貫通孔4
4の内周面のうちの何れか一方にキー溝を設ける一方、
それらのうちの何れか他方に、該キー溝に対して案内ブ
ッシュ54の軸心方向に摺動可能で且つ周方向に係合可
能な状態で嵌入される凸キーを設け、そのようなキー溝
と凸キーとにて、凹凸嵌合手段を構成することも可能で
ある。
54の外周面に設けられた複数のスプライン溝56と、
可動盤14の貫通孔44の内周面に形成された複数の突
条62とにて、凹凸嵌合手段が構成されていたが、かか
る凹凸嵌合手段の構造も、何等これに限定されるもので
はなく、例えば、案内ブッシュ54の外周面と貫通孔4
4の内周面のうちの何れか一方にキー溝を設ける一方、
それらのうちの何れか他方に、該キー溝に対して案内ブ
ッシュ54の軸心方向に摺動可能で且つ周方向に係合可
能な状態で嵌入される凸キーを設け、そのようなキー溝
と凸キーとにて、凹凸嵌合手段を構成することも可能で
ある。
【0065】加えて、前記実施形態では、本発明を射出
成形機に組み込まれる型締装置であって、可動盤14
が、固定盤12に対して水平方向に対向位置せしめられ
て、該水平方向において接近/離隔移動可能に構成され
た、所謂横型のものに対して適用したものの具体例を示
したが、本発明は、その他、可動盤14が、固定盤12
に対して鉛直方向に対向位置せしめられて、該鉛直方向
において接近/離隔移動可能に構成された縦型の型締装
置や、各種のプレス成形機に組み込まれる型締装置等に
対しても有利に適用され得るものであることは、勿論で
ある。
成形機に組み込まれる型締装置であって、可動盤14
が、固定盤12に対して水平方向に対向位置せしめられ
て、該水平方向において接近/離隔移動可能に構成され
た、所謂横型のものに対して適用したものの具体例を示
したが、本発明は、その他、可動盤14が、固定盤12
に対して鉛直方向に対向位置せしめられて、該鉛直方向
において接近/離隔移動可能に構成された縦型の型締装
置や、各種のプレス成形機に組み込まれる型締装置等に
対しても有利に適用され得るものであることは、勿論で
ある。
【0066】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限りに
おいて、何れも、本発明の範囲内に含まれるものである
ことが、理解されるべきである。
当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限りに
おいて、何れも、本発明の範囲内に含まれるものである
ことが、理解されるべきである。
【0067】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に従う型締装置にあっては、簡略で且つコンパクトな
構造のボールねじ機構によって、型の高速開閉と高圧圧
締とが同時に実現され得るのであり、以て、成形サイク
ルの短縮化が極めて効果的に図られ得ると共に、成形精
度の向上が極めて有利に達成され得ることとなるのであ
る。
明に従う型締装置にあっては、簡略で且つコンパクトな
構造のボールねじ機構によって、型の高速開閉と高圧圧
締とが同時に実現され得るのであり、以て、成形サイク
ルの短縮化が極めて効果的に図られ得ると共に、成形精
度の向上が極めて有利に達成され得ることとなるのであ
る。
【図1】本発明に従う型締装置の一例の構成を概略的に
示す、一部切欠図を含む説明図である。
示す、一部切欠図を含む説明図である。
【図2】図1に示された型締装置の使用状態を説明する
図であって、可動盤を固定盤に対して接近移動させて、
型閉じした状態を示している。
図であって、可動盤を固定盤に対して接近移動させて、
型閉じした状態を示している。
【図3】本発明に従う型締装置の別の例の構成を概略的
に示す、一部切欠図を含む説明図である。
に示す、一部切欠図を含む説明図である。
【図4】本発明に従う型締装置の更に別の例の構成を概
略的に示す、図3に対応する図である。
略的に示す、図3に対応する図である。
12 固定盤 14 可動盤 20 固定型 22 可動型 24 支持板 28 第一のボール
ねじ軸 36 第一のサーボモータ 38 第一のボール
ねじナット 42 第二のボールねじ軸 44 貫通孔 45 第二のボールねじナット 50 第二のサーボ
モータ 54 案内ブッシュ 56 スプライン溝 58 係合溝 62 突条 68 ロックユニット
ねじ軸 36 第一のサーボモータ 38 第一のボール
ねじナット 42 第二のボールねじ軸 44 貫通孔 45 第二のボールねじナット 50 第二のサーボ
モータ 54 案内ブッシュ 56 スプライン溝 58 係合溝 62 突条 68 ロックユニット
Claims (4)
- 【請求項1】 可動盤の固定盤に対する接近/離隔移動
方向に対して平行に延びる状態で、該可動盤に対して連
結されて、軸心回りに回転可能に配置された第一のボー
ルねじ軸と、 該第一のボールねじ軸を回転駆動せしめるための第一の
駆動手段と、 前記第一のボールねじ軸に螺合せしめられ、前記第一の
駆動手段による該第一のボールねじ軸の回転によって、
前記可動盤を前記固定盤に対して接近/離隔移動せしめ
る第一のボールねじナットと、 前記可動盤と前記固定盤とを貫通して、前記第一のボー
ルねじ軸に平行に延びるように配置され、軸方向の一端
部において、該可動盤と該固定盤のうちの何れか一方に
対して軸心回りに回転可能に支持された第二のボールね
じ軸と、 該第二のボールねじ軸を回転駆動せしめるための第二の
駆動手段と、 前記複数の第二のボールねじ軸に螺合される第二のボー
ルねじナットと、 該第二のボールねじナットに固設されると共に、前記第
二のボールねじ軸に外挿された状態において、前記可動
盤と前記固定盤のうちの何れか他方を貫通して延びる筒
状体と、 該筒状体とそれに固設された前記第二のボールねじナッ
トの、前記可動盤と固定盤のうちの何れか他方に対する
該筒状体の軸心方向への相対移動は許容するものの、該
筒状体の軸心回りの回転を阻止して、該第二のボールね
じナットを回転不能と為すように、該筒状体と、該筒状
体の前記可動盤若しくは固定盤への貫通部位とを互いに
凹凸嵌合せしめる凹凸嵌合手段と、 前記筒状体が貫通する可動盤若しくは固定盤に固定さ
れ、該筒状体の軸心方向への所定の相対移動位置におい
て該筒状体に係止して、該筒状体の軸心方向への前記相
対移動を阻止することにより、前記凹凸嵌合手段にて回
転不能とされた前記第二のボールねじナットを、該筒状
体を介して、前記筒状体が貫通する可動盤若しくは固定
盤に移動不能に固定せしめて、前記第二のボールねじ軸
の回転力を、該第二のボールねじナットを介して型締力
として発揮せしめる係止手段とを、含んで構成したこと
を特徴とする型締装置。 - 【請求項2】 前記第二のボールねじ軸が複数設けられ
て、前記可動盤が、それら複数の第二のボールねじ軸に
案内されて、前記固定盤に対して接近/離隔移動せしめ
られるようになっている請求項1に記載の型締装置。 - 【請求項3】 前記第一のボールねじ軸が、前記可動盤
と前記固定盤の何れか一方に対して、軸心回りに回転可
能に支持される一方、前記第一のボールねじナットが、
それら可動盤と固定盤の何れか他方に対して、回転不能
に固設されている請求項1又は請求項2に記載の型締装
置。 - 【請求項4】 前記筒状体の外周面と、該筒状体の前記
可動盤若しくは固定盤への貫通部位の内周面のうちの何
れか一方に、該筒状体の軸心方向に延びるスプライン溝
が設けられる一方、それらのうちの何れか他方に、該ス
プライン溝に対して嵌合せしめられると共に、その嵌合
下で、該筒状体の軸心方向に摺動し、且つ該筒状体の周
方向に係合する突条が設けられて、それらスプライン溝
と突条とにて、前記凹凸嵌合手段が形成されている請求
項1乃至請求項3の何れかに記載の型締装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000334067A JP2002137229A (ja) | 2000-11-01 | 2000-11-01 | 型締装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000334067A JP2002137229A (ja) | 2000-11-01 | 2000-11-01 | 型締装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002137229A true JP2002137229A (ja) | 2002-05-14 |
Family
ID=18810053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000334067A Pending JP2002137229A (ja) | 2000-11-01 | 2000-11-01 | 型締装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002137229A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1787788A2 (en) * | 2005-11-22 | 2007-05-23 | Konica Minolta Holdings, Inc. | Imprinting apparatus and method |
US8758983B2 (en) | 2008-11-03 | 2014-06-24 | Cambridge Enterprise Limited | Method of patterning an electronic of photonic material |
TWI766502B (zh) * | 2020-12-24 | 2022-06-01 | 豐華食品機械有限公司 | 封口包裝機之模組升降鎖定裝置 |
-
2000
- 2000-11-01 JP JP2000334067A patent/JP2002137229A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1787788A2 (en) * | 2005-11-22 | 2007-05-23 | Konica Minolta Holdings, Inc. | Imprinting apparatus and method |
EP1787788A3 (en) * | 2005-11-22 | 2009-11-11 | Konica Minolta Holdings, Inc. | Imprinting apparatus and method |
US7645411B2 (en) | 2005-11-22 | 2010-01-12 | Konica Minolta Holdings, Inc. | Imprinting apparatus and method |
US8758983B2 (en) | 2008-11-03 | 2014-06-24 | Cambridge Enterprise Limited | Method of patterning an electronic of photonic material |
TWI766502B (zh) * | 2020-12-24 | 2022-06-01 | 豐華食品機械有限公司 | 封口包裝機之模組升降鎖定裝置 |
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