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JP2002121153A - 抑うつ及び不安のための併合療法 - Google Patents

抑うつ及び不安のための併合療法

Info

Publication number
JP2002121153A
JP2002121153A JP2001264226A JP2001264226A JP2002121153A JP 2002121153 A JP2002121153 A JP 2002121153A JP 2001264226 A JP2001264226 A JP 2001264226A JP 2001264226 A JP2001264226 A JP 2001264226A JP 2002121153 A JP2002121153 A JP 2002121153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phenyl
methyl
methoxy
piperidin
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001264226A
Other languages
English (en)
Inventor
Susan Beth Sobolov-Jaynes
ベス ソボロブ−ジェイネス スーザン
Christopher Joseph Schmidt
ジョセフ シュミット クリストファー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pfizer Products Inc
Original Assignee
Pfizer Products Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pfizer Products Inc filed Critical Pfizer Products Inc
Publication of JP2002121153A publication Critical patent/JP2002121153A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • A61K45/00Medicinal preparations containing active ingredients not provided for in groups A61K31/00 - A61K41/00
    • A61K45/06Mixtures of active ingredients without chemical characterisation, e.g. antiphlogistics and cardiaca
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
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    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、5HT1Dレセプター・アンタゴニ
ストとともに、CNS−ペネトラントNK−1レセプタ
ー・アンタゴニスト(例えば、サブスタンスPレセプタ
ー・アンタゴニスト)をヒトを含む哺乳動物に投与する
ことによる、上記哺乳動物における抑うつ又は不安を治
療する方法に関する。 【解決手段】 本発明は、医薬として許容される担体、
CNS−ペネトラントNK−1レセプター・アンタゴニ
スト、及び5HT1Dレセプター・アンタゴニストを含む
医薬組成物にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明の背景 本発明は、哺乳動物に、5HTIDレセプター・アンタゴ
ニストとともにCNS−ペネトラント(CNS pen
etrant)NK−1レセプター・アンタゴニスト
(例えば、サブスタンスPレセプター・アンタゴニス
ト)を投与することにより、ヒトを含む哺乳動物におい
て抑うつ(depression)又は不安(anxi
ety)を治療する方法に関する。本発明は、医薬とし
て許容される担体、CNS−ペネトラントNK−1レセ
プター・アンタゴニスト、及び5HT IDレセプター・ア
ンタゴニストを含む医薬組成物にも関する。
【0002】主要な抑うつは、激しい悲しみ及び失望、
精神活動の遅延及び集中力の低下、悲観的な悩み、動
揺、及び卑下の感情を特徴とする。特に、重篤な又は
“うつ病(melancholic)”の抑うつにおい
ては、肉体的な変化も生じる。これらは、不眠又は過眠
症、食欲不振及び体重減少(又はときどき過食)、低下
したエネルギー及び性的衝動、並びに活動、体温、及び
多くの内分泌機能の正常な概日性リズムの破壊を含む。
【0003】治療法は、一般に、3環式抗抑うつ剤、モ
ノアミン・オキシダーゼ阻害剤、いくつかの向精神薬、
炭酸リチウム及び電気ショック療法(electroc
onvulsive therapy(ECT))の使
用を含む(R.J.Baldessariniin Goodman & Gilman's Th
e Pharmacological Basis of Therapeutics, 9th Editi
on, Chapter 19, McGraw-Hill, 1996 を参照のこと)。
最近、新規クラスの抗抑うつ剤であって選択的セロトニ
ン再アップテイク阻害剤(SSRIS )、特異的モノア
ミン再アップテイク阻害剤、並びに5−HTIAレセプタ
ー・アンタゴニスト、アンタゴニスト、及び部分的アゴ
ニストを含むものが開発された。
【0004】不安は、肉体的兆候、例えば、心拍急速、
呼吸数上昇、発汗、及び震えを伴う不安及び恐れの如き
感情を特徴とする感情的症状である。それは正常な感情
であるが、重度であり、かつ、人を無能力にするとき、
それは病的なものとなる。
【0005】不安障害は、一般に、ベンゾジアゼピン鎮
痛−抗不安剤を用いて治療される。強力なベンゾジアゼ
ピンは、パニック障害及び普遍不安障害においては有効
であるが、薬物依存に伴うリスクがそれらの長期使用を
制限しうる。5−HTIAレセプター部分アゴニストも、
有用な緩解及び他の向精神活性をもち、そして鎮痛及び
依存性はより低い(R.J.Baldessarini in Goodman & Gi
lman's Tite Pharmacological Basis of Therapeutics,
9th Edition, Chapter 18, McGraw-Hill, 1996 を参照
のこと)。
【0006】本発明の要約 本発明は、(a)5HTIDレセプター・アンタゴニスト
又は医薬として許容されるその塩;(b)CNS−ペネ
トラントNK−1レセプター・アンタゴニスト又は医薬
として許容されるその塩;及び(c)医薬として許容さ
れる担体、を含む不安又は抑うつの治療のための医薬組
成物であって;ここで、上記活性剤(a)と(b)が、
それぞれ、上記組成物を不安又は抑うつの治療において
有効にする量で存在する、前記医薬組成物に関する。
【0007】本発明は、哺乳動物における不安又は抑う
つの治療方法であって、上記哺乳動物に、それぞれ、抗
不安又は抗抑うつ有効量の医薬組成物であって:(a)
5HTIDレセプター・アンタゴニスト又は医薬として許
容されるその塩;(b)CNS−ペネトラントNK−1
レセプター・アンタゴニスト又は医薬として許容される
その塩;(c)医薬として許容される担体を含むものを
投与することを含み;ここで、上記活性剤(a)と
(b)が、それぞれ、上記組成物を不安又は抑うつの治
療において有効にする量で存在する、前記方法に関す
る。
【0008】本発明は、哺乳動物における不安又は抑う
つ(depression)の治療方法であって、上記
哺乳動物に:(a)5HTIDアンタゴニスト又は医薬と
して許容されるその塩;及び(b)CNS−ペネトラン
トNK−1レセプター・アンタゴニスト又は医薬として
許容されるその塩を投与することを含み;ここで、上記
活性剤(a)と(b)は、それぞれ、不安又は抑うつの
治療において上記2つの剤の組合せ物を有効にする量で
投与される、前記方法にも関する。
【0009】直前に言及した、本発明の併合方法を使用
するとき、両CNS−ペネトラントNK−1レセプター
・アンタゴニスト及び5HTIDアンタゴニストは、妥当
な時間期間内で患者に投与されるであろうと理解され
る。上記化合物は、同一の医薬として許容される担体中
に存在することができ、そしてそれ故同時に投与されう
る。それらは、別個の医薬担体中に、例えば同時に摂取
される慣用の経口投与形態において存在しうる。用語
「組合せ物(combination)」は、先に使用
するとき、上記化合物が別個の投与形態で提供され、そ
して順番に投与される場合をもいう。それ故、例えば、
上記5HTIDアンタゴニストは、錠剤として投与される
ことができ、そしてその後、妥当な時間期間内に、上記
CNS−ペネトラントNK−1レセプター・アンタゴニ
ストは、経口投与形態、例えば、錠剤又は速溶解性経口
投与形態のいずれかとして投与されることができる。
「速溶解性経口配合物(fast dissolvin
g oral formulation)」とは、患者
の舌の上に置かれたとき、ほぼ数秒以内に溶解する経口
デリバリー形態を意味する。
【0010】NK−1レセプター・アンタゴニスト及び
5HTIDアンタゴニストを含む本発明の組成物は、抑う
つの治療のために有用である。本明細書中に使用すると
き、用語「抑うつ(depression)」とは、抑
うつ障害、例えば、単一エピソードの又は再発性の主要
抑うつ障害、及び胸腺機能不全障害、抑うつ性神経症、
及び神経性抑うつ;摂食障害、体重減少、不眠症、及び
早朝歩行、及び精神運動遅延を含むうつ病抑うつ(me
lancholic depression);食欲過
多、過眠症、精神運動性激越又は被刺激性、不安、及び
恐怖症、季節情動性障害、又は双極性障害又は躁病抑う
つ、例えば双極I障害、双極II障害、及び循還気質障害
を含む非定型的な抑うつ(又は反応性抑うつ)を含む。
【0011】用語「抑うつ」内に包含される他の気分障
害は、早期又は後期開始の又は非定形的な特徴をもつ又
はもたない胸腺機能不全障害;抑制された気分をもつ早
期又は後期開始をもつアルツハイマー型の痴呆;アルコ
ール、アンフェタミン、コカイン、幻覚薬、吸入薬、オ
ピオイド、フェンサイクリジン、鎮静薬、睡眠薬、不安
緩解薬、その他の物質により引き起こされる障害であっ
て、抑制された気分をもつ脈管性痴呆;抑制されたタイ
プの分裂情動性障害;及び抑制された気分をもつ調節障
害を含む。
【0012】NK−1レセプター・アンタゴニスト、及
び5HTIDレセプター・アンタゴニストを含む本発明の
組成物は、不安(anxiety)の治療のために有用
である。本明細書中に使用するとき、用語「不安」と
は、不安障害、例えば広場恐怖をもつ又はもたないパニ
ック障害、パニック障害の病歴をもたない広場恐怖、特
別な恐怖症、例えば、特定動物恐怖症、社会恐怖症、強
迫性障害、外傷性ストレス障害及び急性ストレス障害を
含むストレス障害、並びに普遍不安障害を含む。
【0013】「普遍不安」は、典型的には、その期間の
ほとんどの日における兆候をもつ、長い期間(例えば、
少なくとも6ヶ月間)の過度の不安又は悩みとして定義
される。この不安及び悩みはコントロールするのが難し
く、そして不穏状態を伴い、すぐに疲れ、集中困難性で
あり、被刺激性であり、筋肉緊張であり、そして睡眠妨
害であることができる。
【0014】「パニック障害」は、再発パニック攻撃、
その後の他のパニック攻撃をもつことに関しての少なく
とも1ヶ月間の持続的な心配の存在として定義される。
「パニック攻撃」は、強い不安、恐れ又は恐怖の突然の
開始が存在する別個の期間である。
【0015】パニック攻撃の間には、患者は、動悸、発
汗、振え、短い呼吸、胸の痛み、吐き気、及びめまいを
含むさまざまな兆候を経験しうる。パニック障害は広場
恐怖とともに又はこれを伴わずに生じうる。
【0016】「恐怖症(Phobias)」は、広場恐
怖特定の恐怖症及び社会恐怖症を含む。「広場恐怖(A
goraphobia)」は、そこから逃避することが
困難又は厄介であるかもしれない又はパニック攻撃の事
件において助けが求められない場所又は情況にあること
についての不安を特徴とする。
【0017】広場恐怖は、パニック攻撃の病歴を伴わず
に生じうる。「特定の恐怖症」は、恐れの対象又は情況
により引き起こされる臨床的に有意な不安を特徴とす
る。特定の恐怖症は以下のサブタイプ:動物又は昆虫に
より合図される動物タイプ;自然環境における対象、例
えば、嵐、高度又は水により合図される自然環境タイ
プ;血液又は外傷を見ることにより又は注射又は他の侵
入性医薬手順を見る又は受容することにより合図され
る、血液注射−外傷タイプ;特定の情況、例えば、公共
交通手段、トンネル、橋、エレベーター、飛行機、運転
又は閉塞場により合図される情況タイプ;並びに恐れが
他の刺激により合図されるところの他のタイプを含む。
特定の恐怖症は、単純恐怖症ともいわれる。「社会恐
怖」は、特定のタイプの社会的又は職務遂行情況に晒さ
れることにより引き起こされる臨床的に有意な不安を特
徴とする。社会恐怖は、社会不安障害ともいわれる。
【0018】用語「不安」内に包含される他の不安障害
は、アルコール、アンフェタミン、カフェイン、大麻、
コカイン、幻覚剤、吸入剤、フェンシクジン(phen
cychdine)、鎮静剤、催眠薬、不安解薬、その
他物質により引き起こされる不安障害、並びに不安、又
は不安と抑うつの両者を伴う調整傷害を含む。
【0019】不安は、他の障害、例えば、混合不安及び
抑うつ障害における抑うつを伴って又は伴わないで存在
しうる。それ故、本発明の組成物は、付随抑うつを伴っ
た又は伴わない不安の治療において有用である。
【0020】本発明の組成物は、抗抑うつ又は不安緩解
剤の使用がそれぞれ一般に処方されるところの抑うつ又
は、不安の治療において特に有用である。本発明に従う
CNS−ペネトラントNK−1レセプター・アンタゴニ
スト及び5HTIDレセプター・アンタゴニストの併合物
の使用により、慣用の抗抑うつ又は抗不安療法が全体と
して成功しないかもしれず又はその抗抑うつ又は抗不安
療法への依存が普及しているところの患者において抑う
つ及び/又は不安を治療することができる。
【0021】本発明において使用されうる5HTIDレセ
プター・アンタゴニストの好適なクラスは、以下の化合
物:
【0022】
【化13】
【0023】{式中、R1 は、以下に記載する式G1
2 、G3 、G4 、G5 、G6 又はG7 の基:
【0024】
【化14】
【0025】であり、ここでaは、0〜8であり;各R
13は、独立して、それぞれ、G1 又はG2 のピペラジン
又はピペリジン環の環炭素の中の1から、利用可能な結
合部位をもつ、それぞれ、G1 又はG2 のピペラジン又
はピペリジン環の同一又は他の環炭素又は環窒素まで
の、又は利用可能な結合部位をもつR6 の環炭素まで
の、(C1 −C4 )アルキル又は(C1−C4 )メチレ
ン橋であり;Eは、酸素、硫黄、SO又はSO2 であ
り;Xは、水素、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、
シアノ、(C1 −C6 )アルキル、ヒドロキシ、トリフ
ルオロメチル、(C1 −C6 )アルコキシ、−SO t
(C1 −C6 )アルキル(ここでtは0,1又は2であ
る)、−CO210又は−CONR1112であり;Y
は、それが付着するところの原子と一緒になって、2〜
4複素原子を含む5〜7員の複素環を形成する、場合に
より置換された(C1 −C4 )複素アルキル橋であり、
ここで、複素環は以下の:1,3−オキサゾリジン−4
−オン−5−イル、1,3−オキサゾリジン−2,4−
ジオン−5−イル、4,5−ジヒドロ−1,2−オキサ
ゾリジン−3−オン−4−イル、1,3−チアゾリジン
−4−オン−5−イル、1,3−チアゾリジン−2,4
−ジオン−5−イル、1,3−ピラゾリジン−4−オン
−5−イル、1,3−イミダゾリジン−2,4−ジオン
−5−イル、1,2−ピラゾリジン−3−オン−4−イ
ル、1,2−チアゾリジン−1,1,3−トリオン−4
−イル、1,2−チアゾリジン−3−オン−4−イル、
テトラヒドロ−1,2−オキサジン−3−オン−4−イ
ル、テトラヒドロ−1,3−オキサジン−4−オン−5
−イル、テトラヒドロ−1,3−オキサジン−2,4−
ジオン−5−イル、モルフォリン−3−オン−2−イ
ル、モルフォリン−3,5−ジオン−2−イル、2,3
−ジヒドロ−1,4−オキサジン−3−オン−2−イ
ル、テトラヒドロ−1,3−チアジン−4−オン−イ
ル、テトラヒドロ−1,3−チアジン−2,4−ジオン
−5−イル、テトラヒドロ−1,2−チアジン−3−オ
ン−4−イル、チオモルフォリン−3−オン−2−イ
ル、チオモルフォリン−3,5−ジオン−2−イル、
2,3−ジヒドロ−1,4−チアジン−3−オン−2−
イル、ヘキサヒドロ−1,2−ジアジン−3−オン−4
−イル、4,5−ジヒドロ−2H−ピリダジン−3−オ
ン−4−イル、ヘキサヒドロ−1,3−ジアジン−4−
オン−5−イル、ヘキサヒドロ−1,3−ジアジン−
2,4−ジオン−5−イル、ピペラジン−2−オン−3
−イル、ピペラジン−2,6−ジオン−3−イル、テト
ラヒドロ−1,3,4−チアジアジン−5−オン−6−
イル、5,6−ジヒドロ−1,3,4−チアジアジン−
5−オン−6−イル、1,3,4−オキサジアジン−5
−オン−6−イル、5,6−ジヒドロ−1,2,4−オ
キサジアジン−5−オン−6−イル、5,6−ジヒドロ
−1,2,4−オキサジアジン−5−オン−6−イル、
5,6−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアジン−5−
オン−6−イル、テトラヒドロ−1,2,4−オキサジ
アジン−5−オン−6−イル、1,2,4−トリアジン
−5−オン−6−イル、テトラヒドロ−1,2,4−オ
キサジアジン−5−オン−6−イル、5,6−ジヒドロ
−1−2,4−オキサジアジン−5−オン−6−イル、
1,2,4−オキサジアジン−3,5−ジオン−6−イ
ル、1,2,4−トラジン−6−オン−5−イル、ヘキ
サヒドロ−1,2−オキサゼピン−3−オン−2−イ
ル、ヘキサヒドロ−1,3−オキサゼピン−4−オン−
5−イル、ヘキサヒドロ−1,4−オキサゼピン−3−
オン−2−イル、ヘキサヒドロ−1,4−オキサゼピン
−3,5−ジオン−2−イル、ヘキサヒドロ−1,4−
オキサゼピン−3,5−ジオン−6−イル、2,3,
5,6−テトラヒドロ−1−4−オキサゼピン−5,7
−ジオン−6−イル、ヘキサヒドロ−1,4−オキサゼ
ピン−5−オン−6−イル、ヘキサヒドロ−1,3−オ
キサゼピン−2,4−ジオン−5−イル、ヘキサヒドロ
−1,2−チアゼピン−3−オン−4−イル、ヘキサヒ
ドロ−1,4−チアゼピン−3−オン−2−イル、2,
3,4,5−テトラヒドロ−1,4−チアゼピン−3−
オン−2−イル、ヘキサヒドロ−1,4−チアゼピン−
3,5−ジオン−2−イル、ヘキサヒドロ−1,4−チ
アゼピン−3,5−ジオン−6−イル、2,3,6,7
−テトラヒドロ−1,4−チアゼピン−5−オン−6−
イル、6,7−ジヒドロ−1,4−チアゼピン−5−オ
ン−6−イル、ヘキサヒドロ−1,3−チアゼピン−
2,4−ジオン−5−イル、ヘキサヒドロ−1,2−ジ
アゼピン−3−オン−4−イル、ヘキサヒドロ−1,3
−ジアゼピン−2,4−ジオン−5−イル、ヘキサヒド
ロ−1,4−ジアゼピン−2−オン−3−イル、ヘキサ
ヒドロ−1,4−ジアゼピン−5−オン−6−イル、ヘ
キサヒドロ−1,4−ジアゼピン−5,7−ジオン−6
−イル、ヘキサヒドロ−1,3,5−チアジアゼピン−
3−オン−7−イル、4,5,6,7−テトラヒドロ−
1,3,5−チアジアゼピン−6−オン−7−イル、及
び2,3,5,6−テトラヒドロ−1,2,4−トリア
ゼピン−3,5−ジオン−7−イル、から成る群から選
ばれ、ここで、上記(C1 −C4 )複素アルキル橋の、
追加の結合を支持することができる炭素原子のいずれか
の上の置換基は、クロロ、フルオロ、(C1 −C6 )ア
ルキル、(C1 −C6 )アルコキシ、トリフルオロメチ
ル又はシアノであり;そして上記(C1 −C4 )複素ア
ルキル橋の、追加の結合を支持することができる窒素原
子のいずれかの上の置換基は、(C1 −C6 )アルキル
又はトリフルオロメチルであり;R2 は、水素、(C1
−C4 )アルキル、フェニル、又はナフチルであり、こ
こで、上記フェニル又はナフチルは場合により、クロ
ロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、(C1 −C6 )アルキ
ル、(C1 −C6 )アルコキシ、トリフルオロメチル、
シアノ、及び−SOk (C1 −C6 )アルキル(ここ
で、kは0,1又は2である。)から独立して選ばれた
1以上の置換基で置換されることができ;R3 は、−
(CH2m B(ここで、mは0,1,2又は3であ
り、そしてBは、水素、フェニル、ナフチル、又は5又
は6員複素アリール基であってその環内に1〜4の複素
原子を含むものであり、そして上記フェニル、ナフチ
ル、及び複素アリール基の各々は、場合により、クロ
ロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、(C1 −C6 )アルキ
ル、(C1 −C6 )アルコキシ、(C1 −C6 )アルコ
キシ−(C1 −C6 )アルキル−、トリフルオロメチ
ル、トリフルオロメトキシ、シアノ、ヒドロキシ、−C
OOH、及び−SOn (C1 −C6 )アルキル(ここ
で、nは0,1又は2である。)から独立して選ばれる
1以上の置換基により置換されることができ;R6 は、
水素、(C1 −C6 )アルキルであって場合により(C
1 −C6 )アルコキシ又は1〜3のフッ素原子により場
合により置換されたもの、又は〔(C 1 −C4 )アルキ
ル〕アリールから成る群から選ばれ、ここでアリール成
分はフェニル、ナフチル、ヘテロアリール−(CH2
q −であり、ここで、上記ヘテロアリール成分は、ピリ
ジル、ピリミジル、ベンゾキサゾールイル、ベンゾチア
ゾールイル、ベンズイソキサゾールイル、及びベンズイ
ソチアゾールイルから成る群から選ばれ、そしてqは
0,1,2,3又は4であり、そして上記アリール及び
ヘテロアリール成分は、場合により、クロロ、フルオ
ロ、ブロモ、ヨード、(C1 −C6 )アルキル、(C1
−C6 )アルコキシ、トリフルオロメチル、シアノ、及
び−SOg (C1 −C6 )アルキル(ここで、gは0,
1又は2である。)から独立して選ばれた1以上の置換
基で置換されることができ;R7 は、水素、(C1 −C
6 )アルキル、〔(C1 −C4 )アルキル〕アリールか
ら成る群から選ばれ、ここで、アリール成分は、フェニ
ル、ナフチル、又はヘテロアリール−(CH2r −で
あり、ここで、上記ヘテロアリール成分は、ピリジル、
ピリミジル、ベンゾキサゾールイル、ベンゾチアゾール
イル、ベンズイソキサゾールイル、及びベンズイソチア
ゾールイルから成る群から選ばれ、そしてrは、1,
2,3又は4であり、そして上記アリール及びヘテロア
リール成分は、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、
(C1 −C6 )アルキル、(C1 −C6 )アルコキシ、
トリフルオロメチル、−C(=O)−(C1 −C6 )ア
ルキル、シアノ、及び−SOj (C1 −C6 )アルキル
(ここで、jは0,1又は2である。)から成る群から
独立して選ばれる1以上の置換基で場合により置換され
うる;又は、R6 とR7 は一緒になって、2〜4炭素鎖
を形成し;R8 は水素又は(C1 −C3 )アルキルであ
り;R9 は水素又は(C1 −C6 )アルキルであり;又
はR6 とR9 は、それらが付着されるところの窒素原子
と一緒になって、窒素、硫黄、及び酸素から選ばれる0
〜4複素原子を含みうる5〜7員複素アルキル環を形成
し;そしてpは1,2又は3であり、R10、R11、とR
12の各々は、独立して、R2 の定義中に記載した基から
選ばれ;又はR11とR12は、それらが付着されるところ
の窒素と一緒になって、窒素、硫黄、及び酸素から選ば
れた0〜4複素原子を含みうる5〜7員複素アルキル環
を形成し;そして点線は、任意的二重結合を示し、但
し、G2 内の点線は、R8 が不存在である二重結合であ
る。}又は医薬として許容されるその塩を含む。
【0026】以下のものは、G1 基及びG2 基のより特
別な態様である。
【0027】
【化15】
【0028】前記5HTレセプター・アンタゴニストの
他の例は、式(I)の化合物の医薬として許容される酸
付加塩である。本発明の上述の塩基化合物の医薬として
許容される酸付加塩の製造のために使用される酸は、非
毒性の酸付加塩、すなわち薬理学的に許容されるアニオ
ンを含む塩、例えば塩化水素塩、臭化水素塩、ヨウ化水
素塩、硝酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、リン酸塩、酸リン
酸塩、酢酸塩、乳酸塩、クエン酸塩、酸クエン酸塩、酒
石酸塩、酒石酸水素塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、フ
マル酸塩、グルコン酸塩、サッカレート、安息香酸塩、
メタンスルホン酸塩、エタスルホン酸塩、ベンゼンスル
ホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、及びパモエート
(pamoate)〔すなわち、1,1’−メチレン−
ビス−(2−ヒドロキシ−3−ナフトエート)〕塩を形
成するものである。
【0029】上記5HTIDレセプター・アンタゴニスト
の他の例は、式(I)の塩基付加塩である。天然におい
て酸性である式(I)の化合物の医薬として許容される
塩基塩を製造するために試薬として使用されうる化学塩
基は、上記化合物と非毒性塩基を形成するものである。
このような非毒性塩基塩は、非限定的に、薬理学的に許
容されるカチオン、例えばアルカリ金属カチオン(例え
ば、カリウム及びナトリウム)、及びアルカリ土類金属
カチオン(例えば、カルシウム及びマグネシウム)から
得られるもの、アンモニウム又は水溶性アミン付加塩、
例えば、N−メチルグルカミン−(メグルミン)、及び
低級アルカノールアンモニウムその他の医薬として許容
される有機アミンの塩基塩を含む。
【0030】式(I)の他の例は、式(I)の化合物の
全ての立体異性体(例えば、シス及びトランス異性
体)、及び全ての光学異性体(例えば、R及びSエナン
チオマー)、並びに上記異性体のラセミ、ジアステレオ
その他の混合物を含む。
【0031】式(I)は、オレフィン様二重結合を含み
うる、このような結合が存在するとき、本発明の化合物
は、シス及びトランス立体配置、並びにその混合物とし
て存在する。
【0032】特に示さない限り、本明細書にいうアルキ
ル及びアルケニル基、並びに本明細書にいう他の基のア
ルキル成分(例えば、アルコキシ)は、線状又は分枝で
あることができ、そしてそれらは、環状(例えば、シク
ロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシク
ロヘキシル)であり、又は線状又は分枝であり、そして
環状成分を含んでもよい。特に示さない限り、ハロゲン
は、フッ素、塩素、臭素、及びヨウ素を含む。
【0033】式(I)の好ましい化合物は、式中、R1
が以下の:
【0034】
【化16】
【0035】{式中、R6 がメチルである。}、及びR
2 が水素であるものを含む。
【0036】式(I)の好ましい化合物は、Yが、それ
が付着するところの原子と一緒になって、1,3−チア
ゾリジン−2,4−ジオン−5−イル、1,3−イミダ
ゾリジン−2,4−ジオン−5−イル、チオモルフォリ
ン−3−オン−2−イル、又はモルフォリン−3−オン
−2−イルから選ばれる場合により置換された5〜7員
複素環を形成するものも含む。
【0037】式(I)の好ましい化合物は、式中R3
場合により置換されたフェニル又は−(CH2 )−場合
により置換されたフェニルであるものも含む。
【0038】式(I)の特に好ましい化合物の例は、以
下のものである:3−(4−クロロフェニル)−5−
〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリ
デン〕−イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(4−
クロロベンジル)−5−〔2−(4−メチルピペラジン
−1−イル)−ベンジリデン〕−イミダゾリジン−2,
4−ジオン;3−(4−クロロベンジル)−5−〔2−
(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕
−チアゾリジン−2,4−ジオン;4−ベンジル−2−
〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリ
デン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4−
ジクロロベンジル)−2−〔2−(4−メチルピペラジ
ン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−
3−オン;3−(4−クロロフェニル)−5−〔2−
(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕
−チアゾリジン−2,4−ジオン;3−(4−トリフル
オロメチルフェニル)−5−〔2−(4−メチルピペラ
ジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チアゾリジン−
2,4−ジオン;2−〔2−(4−メチルピペラジン−
1−イル)−ベンジリデン〕−4−(4−トリフルオロ
メチルフェニル)−チオモルフォリン−3−オン;2−
〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリ
デン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4−
ジクロロフェニル)−2−〔2−フルオロ−6−(4−
メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオ
モルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェ
ニル)−2−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)−ベンジリデン〕−モルフォリン−3−オン;4−
(3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(4−メチ
ルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモル
フォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−2−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)
−ベンジル〕−チオモルフォリン−3−オン;4−メチ
ル−2−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−
ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−
(3,4−ジクロロフェニル)−2−(2−ピペラジン
−1−イルベンジリデン)−チオモルフォリン−3−オ
ン;4−ベンジル−2−〔2−(4−メチルピペラジン
−1−イル)−ベンジリデン〕−1,1−ジオキソチオ
モルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェ
ニル)−2−〔3−フルオロ−2−(4−メチルピペラ
ジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン
−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−
〔5−フルオロ−2−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;
4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(4−
メチルピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチ
ル−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4
−(3,4−ジクロロフェニル)−2−{2−〔4−
(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル〕−ベン
ジリデン}−チオモルフォリン−3−オン;4−(3,
4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(4−イソプロピ
ルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモル
フォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−2−〔2−(4−エチルピペラジン−1−イル)
−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−
(4−クロロフェニル)−2−〔2−(4−メチルピペ
ラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリ
ン−3−オン;4−(3−クロロフェニル)−2−〔2
−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデ
ン〕−チオモルフォリン−3−オン;2−〔2−クロロ
−6−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリ
デン〕−4−(3,4−ジクロロフェニル)−チオモル
フォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−2−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)
−4−トリフルオロメチル−ベンジリデン〕−チオモル
フォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−2−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)
−ベンジリデン〕−1−オキソ−チオモルフォリン−3
−オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−(5
−フルオロ−ピペラジン−1−イル−ベンジリデン)−
チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロ
フェニル)−2−〔3,6−ジフルオロ−2−(4−メ
チルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモ
ルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−2−〔2−(3,5−ジメチルピペラジン−1−
イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オ
ン;4−フェニル−2−〔2−(3,4,5−トリメチ
ルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモル
フォリン−3−オン;2−〔5−フルオロ−2−(4−
メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−4−
フェニル−チオモルフォリン−3−オン;4−ベンゾ
〔1,3〕ジオキソ−5−イル−2−〔2−(3,5−
ジメチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チ
オモルフォリン−3−オン;2−〔2−(4−tert
−ブチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−4
−(3,4−ジクロロフェニル)−チオモルフォリン−
3−オン;3−(3,4−ジクロロフェニル)−5−
〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリ
デン〕−チアゾリン−4−オン;3−〔4−(3,4−
ジクロロフェニル)−3−オキソ−チオモルフォリン−
2−イリデンメチル〕−6−ジメチルアミノ−2−(4
−メチルピペラジン−1−イル)−ベンゾニトリル;5
−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジ
リデン〕−2−フェニルチアゾリジン−4−オン;4−
(3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(3,4,
5−トリメチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデ
ン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジ
クロロフェニル)−2−〔5−メチル−2−(4−メチ
ルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモル
フォリン−3−オン;2−〔4−クロロ−2−(4−メ
チルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−4−
(3,4−ジクロロフェニル)−チオモルフォリン−3
−オン;4−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−
〔2−(3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)−ベ
ンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−
(2,4−ジフルオロフェニル)−2−〔2−(3,5
−ジメチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−
チオモルフォリン−3−オン;2−〔4−ブロモ−2−
(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕
−4−(3,4−ジクロロフェニル)−チオモルフォリ
ン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2
−〔2−(1−メチルピロリジン−2−イルメトキシ)
−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−
(3,5−ジクロロフェニル)−2−〔2−(3,5−
ジメチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チ
オモルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジフルオロ
フェニル)−2−〔2−(3,4,5−トリメチルピペ
ラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリ
ン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2
−〔2−(オクタヒドロピリド〔1,2−a〕ピラジン
−2−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3
−オン;2−〔2−(4−シクロプロピルピペラジン−
1−イル)−ベンジリデン〕−4−ピリジン−3−イル
−チオモルフォリン−3−オン;2−〔2−(4−シク
ロプロピルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−
4−(3,4−ジフルオロフェニル)−チオモルフォリ
ン−3−オン;2−〔2−(4−シクロプロピルピペラ
ジン−1−イル)−ベンジリデン〕−4−(3,5−ジ
クロロフェニル)−チオモルフォリン−3−オン;4−
(3,4−ジフルオロフェニル)−2−〔2−(2,5
−ジメチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−
チオモルフォリン−3−オン;4−(3,5−ジクロロ
フェニル)−2−〔2−(2,5−ジメチルピペラジン
−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3
−オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2
−(3−メチルアミノピロリジン−1−イル)−ベンジ
リデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4
−ジフルオロフェニル)−2−〔2−(2,4,5−ト
リメチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チ
オモルフォリン−3−オン;4−ベンゾ〔1,3〕ジオ
キソール−5−イル−2−〔2−(4−シクロプロピル
ピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフ
ォリン−3−オン;2−〔2−(3,5−ジメチルピペ
ラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−4−(4−フル
オロフェニル)−チオモルフォリン−3−オン;4−ベ
ンゾ〔1,3〕ジオキソール−5−イル−2−〔2−
(2,5−ジメチルピペラジン−1−イル)−ベンジリ
デン〕−チオモルフォリン−3−オン;2−〔2−
(3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)−ベンジリ
デン〕−4−フェニルチオモルフォリン−3−オン;4
−(3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(4−メ
チルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモ
ルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−2−〔2−(3−ジメチルアミノピロリジン−1
−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オ
ン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−
(3−ジメチルアミノピロリジン−1−イル)−ベンジ
リデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4
−ジクロロフェニル)−2−〔2−(4−メチル−
〔1,4〕ジアゼパン−1−イル)−ベンジリデン〕−
チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロ
フェニル)−2−〔2−(2,4,6−トリメチルピペ
ラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリ
ン−3−オン;及び2−〔2−(4−シクロプロピルピ
ペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−4−(3,4
−ジクロロフェニル)−チオモルフォリン−3−オン;
及び医薬として許容される上記化合物の塩。
【0039】式(I)の他の化合物は以下のものを含
む:5−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−
ベンジリデン〕−チアゾリジン−2,4−ジオン;2−
〔2,4−ジブロモ−6−(4−メチルピペラジン−1
−イル)−ベンジリデン〕−4−(3,4−ジクロロフ
ェニル)−チオモルフォリン−3−オン;4−(4−ク
ロロフェニル)−2−〔2−(4−メチルピペラジン−
1−イル)−ベンジリデン〕−〔1,4〕オキサゼパン
−3−オン;4−(4−クロロフェニル)−2−〔2−
(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕
−〔1,4,5〕オキサジアゼパン−3−オン;4−
(4−クロロフェニル)−2−〔2−(4−メチルピペ
ラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−〔1,4〕チア
ゼパン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)
−2−{2−〔(2−ジメチルアミノエチル)−メチル
−アミノ〕−ベンジリデン}−チオモルフォリン−3−
オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−
(1−メチルピペラジン−4−イル)−ベンジリデン〕
−チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロ
ロフェニル)−2−〔2−(1,4−ジメチルピペリジ
ン−4−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−
3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−
〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリ
デン〕−チオモルフォリン−3,5−ジオン;4−
(3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(2−ジメ
チルアミノエトキシ)−ベンジリデン〕−チオモルフォ
リン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−
2−〔2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)
−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−
(3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(1−メチ
ルピロリジン−3−イルメチル)−ベンジリデン〕−チ
オモルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフ
ェニル)−2−{2−〔メチル−(1−メチルピロリジ
ン−2−イルメチル)−アミノ〕−ベンジリデン}−チ
オモルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフ
ェニル)−2−〔2−(1−メチルピロリジン−2−イ
ルメトキシ)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3
−オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−{2
−〔2−(1−メチルピロリジン−2−イル)−エチ
ル〕−ベンジリデン}−チオモルフォリン−3−オン;
1−(3,4−ジクロロフェニル)−4−メチル−3−
〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリ
デン〕−ピペラジン−2−オン;4−メチル−3−〔2
−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデ
ン〕−1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−ピペ
ラジン−2−オン;1−(4−クロロフェニル)−4−
メチル−3−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)−ベンジリデン〕−ピペラジン−2−オン;2−
〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンジリデ
ン〕−4−(4−トリフルオロメチルフェニル)−モル
フォリン−3−オン;2−〔4−フルオロ−2−(4−
メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−4−
(4−トリフルオロメチルフェニル)−チオモルフォリ
ン−3−オン;2−〔5−フルオロ−2−(4−メチル
ピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−4−(4−
トリフルオロメチルフェニル)−チオモルフォリン−3
−オン;2−{1−〔2−(4−メチルピペラジン−1
−イル)−フェニル〕−エチリデン}−4−(4−トリ
フルオロメチルフェニル)−チオモルフォリン−3−オ
ン;2−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−
ベンジル〕−4−(4−トリフルオロメチルフェニル)
−チオモルフォリン−3−オン;4−(4−クロロフェ
ニル)−6−メチル−2−〔2−(4−メチルピペラジ
ン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−
3−オン;3−(4−クロロフェニル)−2,2−ジメ
チル−5−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)
−ベンジリデン〕−チアゾリジン−4−オン;4−(4
−クロロフェニル)−2−〔2−(4−メチルピペラジ
ン−1−イル)−ベンジリデン〕−〔1,4〕オキサゼ
パン−3−オン;4−(4−クロロフェニル)−2−
〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリ
デン〕−4H−〔1,4〕チアジン−3−オン;1−
(4−クロロフェニル)−4,6,6−トリメチル−3
−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジ
リデン〕−ピペラジン−2−オン;1−(4−クロロフ
ェニル)−4−メチル−3−〔2−(4−メチルピペラ
ジン−1−イル)−ベンジリデン〕−ピペラジン−2−
オン;4−(4−クロロフェニル)−2−〔2−(4−
メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−モル
フォリン−3−オン;3−(4−クロロフェニル)−5
−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジ
リデン〕−オキサゾリジン−4−オン;3−(4−クロ
ロフェニル)−2,2−ジメチル−5−〔2−(4−メ
チルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−イミダ
ゾリジン−4−オン;及び3−(4−クロロフェニル)
−5−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベ
ンジリデン〕−イミダゾリジン−4−オン。
【0040】本発明の方法及び医薬組成物において使用
されることができる5HT1Dレセプター・アンタゴニス
トの他の例は、以下の式(XXX):
【0041】
【化17】
【0042】{式中、R1 −R3 、R6 −R13、G7
5 、X、B、E、Y、Z、g、j、k、m、n、p、
q、r、及びtは先に定義したものである。}の化合物
である。
【0043】式(XXX)の時に好ましい化合物の例
は、以下のものである:4−ベンジル−2−{ヒドロキ
シ−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−フェ
ニル〕メチル}−チオモルフォリン−3−オン;4−
(3,4−ジクロロベンジル)−2−{ヒドロキシ−
〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−フェニ
ル〕メチル}−チオモルフォリン−3−オン;2−{ヒ
ドロキシ−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)
−フェニル〕メチル}−4−(4−トリフルオロメチル
フェニル)−チオモルフォリン−3−オン;2−{ヒド
ロキシ−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−
フェニル〕メチル}−チオモルフォリン−3−オン;4
−(3,4−ジクロロフェニル)−2−{〔2−フルオ
ロ−6−(4−メチルピペラジン−1−イル)−フェニ
ル〕−ヒドロキシメチル}−チオモルフォリン−3−オ
ン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−{ヒドロ
キシ−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−フ
ェニル〕−メチル}−モルフォリン−3−オン;2−
{〔2,4−ジブロモ−6−(4−メチルピペラジン−
1−イル〕−フェニル−ヒドロキシメチル}−4−
(3,4−ジクロロフェニル)−チオモルフォリン−3
−オン;及び4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−
{ヒドロキシ−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)−フェニル〕−メチル}−チオモルフォリン−3−
オン。
【0044】本発明の方法及び医薬組成物において使用
されることができる5HT1Dレセプター・アンタゴニス
トの他の例は、以下の式(II)の化合物:
【0045】
【化18】
【0046】{式中、Zは、酸素、S(O)m (ここ
で、mは0,1又は2であり);又はNQ(ここで、Q
は水素、(C1 −C6 )アルキル又はフェニルであ
る。)であり;Xは、水素、クロロ、フルオロ、ブロ
モ、ヨード、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、(C1 −C
6 )アルキル、トリフルオロメチル、(C1 −C6 )ア
ルコキシ、(C1 −C6 )アルキルS(O)a (ここ
で、aは0,1又は2である。);又はフェニル(ここ
でフェニル基は場合により水素、ハロ、ヒドロキシ、ニ
トロ、シアノ、(C1 −C6 )アルキル、トリフルオロ
メチル、(C1 −C6 )アルコキシ、又は(C1 −C
6 )アルキルS(O)b (ここで、bは0,1又は2で
ある。)により置換される。)であり;Yは、以下の:
【0047】
【化19】
【0048】であり;ここで、Mは、酸素又は硫黄であ
り;X2 は、水素、フルオロ、クロロ、トリフルオロメ
チル、(C1 −C6 )アルキル、(C1 −C6 )アルコ
キシ又は(C1 −C6 )アルキルS(O)c (ここで、
cは0,1又は2である。)であり;R1 は、以下の
式:
【0049】
【化20】
【0050】(式中、点線は任意的2重結合を表す。)
であり;ここでpは、1,2又は3であり;Eは、酸素
又はS(O)d (ここで、dは0,1又は2である。)
であり;R6 は、水素、(C1 −C6 )アルキルであっ
て場合により(C1 −C6 )アルコキシ又は1〜3フッ
素原子で置換されたもの、又は〔(C1 −C4 )アルキ
ル〕アリールから成る群から選ばれ、ここで上記アリー
ル成分は、フェニル、ナフチル、又はヘテロアリール−
(CH2q −であり、ここで、上記ヘテロアリール成
分は、ピリジル、ピリミジル、ベンゾキサゾールイル、
ベンゾチアゾールイル、ベンズイソキサゾールイル、及
びベンズイソチアゾールイルから成る群から選ばれ、そ
してqは0,1,2,3又は4であり、そして上記アリ
ール及びヘテロアリール成分は、クロロ、フルオロ、ブ
ロモ、ヨード、(C1 −C6 )アルキル、(C1 −C
6 )アルコキシ、トリフルオロメチル、シアノ、及び
(C1 −C6 )アルキルS(O)e (ここで、eは0,
1又は2である。)から独立して選ばれる1以上の置換
基により場合により置換されることができ;R7 は、水
素、(C1 −C6 )アルキル、又は〔(C1 −C4 )ア
ルキル〕アリールから成る群から選ばれ、ここで上記ア
リール成分は、フェニル、ナフチル、又はヘテロアリー
ル−(CH2r −であり、ここで、上記ヘテロアリー
ル成分は、ピリジル、ピリミジル、ベンゾキサゾールイ
ル、ベンゾチアゾールイル、ベンズイソキサゾールイ
ル、及びベンズイソチアゾールイルから成る群から選ば
れ、そしてrは0,1,2,3又は4であり、そして上
記アリール及びヘテロアリール成分は、クロロ、フルオ
ロ、ブロモ、ヨード、(C1 −C6 )アルキル、(C1
−C6 )アルコキシ、トリフルオロメチル、−C(=
O)−(C1 −C6)アルキル、シアノ、及び(C1
6 )アルキルS(O)f (ここで、fは0,1又は2
である。)から独立して選ばれる1以上の置換基により
場合により置換されることができ;又はR6 とR7 は一
緒になって2〜4炭素鎖を形成し;R8 は水素又は(C
1 −C3 )アルキルであり;R9 は水素又は(C1 −C
6 )アルキルであり;又はR6 とR9 は、それらが付着
するところの窒素原子と一緒になって、窒素、硫黄、及
び酸素から選ばれる0〜4複素原子を含みうる5〜7員
複素アルキルを形成し;R10は水素又は(C1 −C6
アルキルであり;R2 は、水素、(C1 −C4 )アルキ
ル、フェニル又はナフチルであり、ここで上記フェニル
又はナフチルは、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、
(C1 −C6 )アルキル、(C1 −C6 )アルコキシ、
トリフルオロメチル、シアノ、及び(C1 −C6 )アル
キルS(O)g (ここで、gは0,1又は2である。)
から独立して選ばれる1以上の置換基で場合により置換
されることができ;そしてR3 は、−(CH2t Bで
あり、ここで、tは0,1,2又は3であり、そしてB
は、水素、フェニル、ナフチル、又は上記環内に1〜4
複素原子を含む5又は6員ヘテロアリール基であり、こ
こで上記フェニル、ナフチル、及びヘテロアリールの各
々は、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、(C1 −C
6 )アルキル、(C1 −C6 )アルコキシ、(C1 −C
6 )アルコキシ−(C1 −C6 )アルキル−、トリフル
オロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノ、ヒドロキ
シ、COOH、及び(C1 −C6 )アルキルS(O)h
(ここで、hは0,1又は2である。)から独立して選
ばれる1以上の置換基により場合により置換されること
ができる。}又は医薬として許容されるその塩である。
【0051】式(II)の好ましい化合物は、Zが、酸
素、S(O)m (ここで、mは0である。);又はNH
であるものを含む。
【0052】式(II)の他の好ましい化合物は、式中、
Yが以下の式:
【0053】
【化21】
【0054】{ここで、R′が4−メチルピペラジン−
1−イルであり、そしてX2 が水素、フルオロ又はクロ
ロである。}の基であるものを含む。
【0055】式(II)の他の好ましい化合物は、式中、
2 が水素、フルオロ又はクロロであるものを含む。
【0056】式(II)の他の好ましい化合物は、式中、
3 が−(CH2t Bであるものを含み、ここでtは
0又は1であり、そしてBはフェニル又はナフチルであ
り、ここで、上記フェニル及びナフチル基は、クロロ、
フルオロ、ブロモ、ヨード、(C1 −C6 )アルキル、
(C1 −C6 )アルコキシ、(C1 −C6 )アルコキシ
−(C1 −C6 )アルキル−、トリフルオロメチル、ト
リフルオロメトキシ、シアノ、ヒドロキシ、COOH、
及び(C1 −C6 )アルキルS(O)h (ここで、hは
0,1又は2である。)から独立して選ばれる1以上の
置換基で場合により置換されうる。
【0057】式(II)のより好ましい化合物は、式中、
Zが酸素、S(O)m (ここで、mは0である。);又
はNHであり;Yは以下の式:
【0058】
【化22】
【0059】(ここで、R′は4−メチルピペラジン−
1−イルであり、そしてX2 は水素、フルオロ又はクロ
ロである。}の基であり;R2 は水素、フルオロ又はク
ロロであり;そしてR3 は−(CH2t Bであるもの
を含み、ここでtは0又は1であり、そしてBは、フェ
ニル又はナフチルであって、ここで上記フェニル及びナ
フチル基は、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、(C
1 −C6 )アルキル、(C1 −C6 )アルコキシ、(C
1 −C6 )アルコキシ−(C1 −C6 )アルキル−、ト
リフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノ、ヒ
ドロキシ、COOH、及び(C1 −C6 )アルキルS
(O)h (ここで、hは0,1又は2である。)から独
立して選ばれる1以上の置換基により場合により置換さ
れうる。
【0060】式(II)の特に好ましい化合物は以下のも
のを含む:5−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)−フェニル〕−フラン−2−カルボン酸4−クロロ
ベンジルアミド;5−〔2−(4−メチルピペラジン−
1−イル)−フェニル〕−フラン−2−カルボン酸4−
クロロフェニルアミド;5−〔2−(4−メチルピペラ
ジン−1−イル)−フェニル〕−チオフェン−2−カル
ボン酸4−クロロフェニルアミド;5−〔2−(4−メ
チルピペラジン−1−イル)−フェニル〕−フラン−2
−カルボン酸〔2−(4−クロロフェニル)エチル〕−
アミド;4−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)−フェニル〕−フラン−2−カルボン酸4−クロロ
ベンジルアミド;5−〔2−(4−メチルピペラジン−
1−イル)−フェニル〕−チオフェン−2−カルボン酸
ベンジルアミド;5−〔2−(4−メチルピペラジン−
1−イル)−フェニル〕−チオフェン−2−カルボン酸
4−フルオロベンジルアミド;5−〔2−(4−メチル
ピペラジン−1−イル)−フェニル〕−チオフェン−2
−カルボン酸4−メトキシベンジルアミド;5−〔2−
(4−メチルピペラジン−1−イル)−フェニル〕−チ
オフェン−2−カルボン酸〔2−(4−クロロフェニ
ル)エチル〕−アミド;3−メチル−5−〔2−(4−
メチルピペラジン−1−イル)−フェニル〕−チオフェ
ン−2−カルボン酸4−クロロベンジルアミド;5−
〔5−フルオロ−2−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)−フェニル〕−チオフェン−2−カルボン酸4−ク
ロロベンジルアミド;及び5−〔2−(4−メチルピペ
ラジン−1−イル)−フェニル〕−1H−ピロール−2
−カルボン酸4−クロロベンジルアミド。
【0061】本発明の方法及び医薬組成物において使用
されうるNK1レセプター・アンタゴニストの例は、以
下の式(III)の化合物:
【0062】
【化23】
【0063】{式中、X1 は、水素、(C1 −C10)ア
ルコキシであって場合により1〜3のフッ素原子により
置換されたもの又は(C1 −C10)アルキルであって場
合により1〜3フッ素原子により置換されたものであ
り;X2 とX3 は、独立して、水素、ハロ、ニトロ、
(C1 −C10)アルキルであって場合により1〜3フッ
素原子で置換されたもの、(C1 −C10)アルコキシで
あって場合により1〜3フッ素原子で置換されたもの、
トリフルオロメチル、ヒドロキシ、フェニル、シアノ、
アミノ、(C1 −C6 )−アルキルアミノ、ジ−(C1
−C6 )アルキルアミノ、−C(=O)−NH−(C1
−C6 )アルキル、(C1 −C6 )アルキル−C(=
O)−NH−(C1 −C6 )アルキル、ヒドロキシ(C
1 −C4 )アルキル、(C1 −C4 )アルコキシ(C1
−C4 )アルキル、−NHC(=O)H、及び−NHC
(=O)−(C1 −C6 )アルキルから選ばれ;そして
Qは以下の式:
【0064】
【化24】
【0065】〔式中、R1 は、フリール、チエニル、ピ
リジル、インドールイル、ビフェニル、及びフェニルで
あって、場合により、ハロ、(C1 −C10)アルキルで
あって場合により1〜3フッ素原子で置換されたもの、
(C1 −C10)アルコキシであって場合により1〜3フ
ッ素原子で置換されたもの、カルボキシ、ベンジルオキ
シカルボニル、及び(C1 −C3 )アルコキシ−カルボ
ニルから独立して選ばれた1又は2の置換基により置換
されたフェニルから選ばれた基であり;R13は、(C3
−C4 )分枝アルキル、(C5 −C6 )分枝アルケニ
ル、(C 5 −C7 )シクロアルキル、及びR1 の定義中
に記載した基から選ばれ;R2 は、水素又は(C1 −C
6 )アルキルであり;R3 は、フェニル、ビフェニル、
ナフチル、ピリジル、ベンズヒドリル、チエニル又はフ
リールであり、そしてR3 は、場合により、ハロ、(C
1 −C10)アルキルであって場合により1〜3フッ素原
子で置換されたもの、及び(C1 −C 10)アルコキシで
あって場合により1〜3フッ素原子で置換されたものか
ら独立して選ばれる1〜3の置換基により置換されるこ
とができ;Yは、(CH2l (ここで、lは1〜3の
整数である。)であるか、又は以下の式:
【0066】
【化25】
【0067】の基であり;Zは、酸素、硫黄、アミノ、
(C1 −C3 )アルキルアミノ又は(CH2n(ここ
で、nは、0,1又は2である。)であり;oは、2又
3であり;pは、0又は1であり;R4 は、フリール、
チエニル、ピリジル、インドールイル、ビフェニル、又
はフェニルであって、場合により、ハロ、(C1
10)アルキルであって場合により1〜3フッ素原子で
置換されたもの、(C1 −C10)アルコキシであって場
合により1〜3フッ素原子で置換されたもの、カルボキ
シ、(C1 −C3 )アルコキシ−カルボニル、及びベン
ジルオキシカルボニルから独立して選ばれる1又は2の
置換基により置換されたフェニルであり;R5 は、チエ
ニル、ビフェニル又はフェニルであって、場合により、
ハロ、(C1 −C10)アルキルであって場合により1〜
3フッ素原子で置換されたもの、及び(C1 −C10)ア
ルコキシであって場合により1〜3フッ素原子により置
換されたものから独立して選ばれる1〜2の置換基によ
り置換されたフェニルであり;Xは、(CH2q (こ
こで、qは1〜6の整数であり、かつ、上記(CH2q
内の炭素−炭素単結合のいずれか1は、場合により、
炭素−炭素二重結合により置換されることができ、そし
て上記(CH2q の炭素原子の中のいずれか1は、場
合により、R8 で置換されることができ、そして上記
(CH2q の炭素原子のいずれか1は、場合により、
9 で置換されることができる。)であり;mは、0〜
8の整数であり、そして(CH2m の炭素−炭素単結
合のいずれか1は、場合により、炭素−炭素二重結合又
は炭素−炭素三重結合により置換されることができ、そ
して上記(CH2m の炭素原子のいずれか1は、場合
により、R11で置換されることができ;R6 は、水素、
(C1 −C6 )直鎖又は分枝アルキル、(C3 −C7
シクロアルキル、ここで、上記炭素原子の中の1は場合
により窒素、酸素又は硫黄により置換されることがで
き;アリールであってビフェニル、フェニル、インダニ
ル、及びナフチルから選ばれるもの;ヘテロアリールで
あってチエニル、フリール、ピリジル、チアゾールイ
ル、イソチアゾールイル、オキサゾールイル、イソキサ
ゾールイル、トリアゾールイル、テトラゾールイル、及
びキノールイルから選ばれるもの;フェニル(C2 −C
6 )アルキル、ベンズヒドリル、及びベンジルから選ば
れる基であり、ここで、上記アリール及びヘテロアリー
ル基、並びに上記ベンジル、フェニル(C2 −C6 )ア
ルキル、及びベンズヒドリルのフェニル成分の各々は、
場合により、ハロ、ニトロ、(C1 −C10)アルキルで
あって場合により1〜3フッ素原子で置換されたもの、
(C1 −C10)アルコキシであって場合により1〜3フ
ッ素原子で置換されたもの、アミノ、ヒドロキシ−(C
1−C6 )アルキル、(C1 −C6 )アルコキシ−(C1
−C6 )アルキル、(C 1 −C6 )−アルキルアミ
ノ、(C1 −C6 )アルキル−O−C(=O)−、(C
1 −C6 )アルキル−O−C(=O)−(C1 −C6
アルキル、(C1 −C 6 )アルキル−C(=O)−O
−、(C1 −C6 )アルキル−C(=O)−(C 1 −C
6 )アルキル−O−、(C1 −C6 )アルキル−C(=
O)−、(C1 −C6 )アルキル−C(=O)−(C1
−C6 )アルキル−、ジ−(C1 −C6 )アルキルアミ
ノ、−C(=O)NH−(C1 −C6 )アルキル、(C
1 −C6 )−アルキル−C(=O)−NH−(C1 −C
6 )アルキル、−NHC(=O)H、及び−NHC(=
O)−(C1 −C6 )アルキルから選ばれる1以上の置
換基により置換されることができ;ここで、上記ベンズ
ヒドリルのフェニル成分の中の1は、場合により、ナフ
チル、チエニル、フリール又はピリジルにより置換され
ることができ;R7 は、水素、フェニル又は(C1 −C
6 )アルキルであり;又はR6 とR7 は、それらが付着
されるところの炭素原子と一緒になって、3〜7炭素原
子をもつ飽和炭素環式環を形成し、ここで上記炭素原子
の中の1は場合により酸素、窒素又は硫黄により置換さ
れることができ;R8 とR9 は、各々独立して、水素、
ヒドロキシ、ハロ、アミノ、オキソ(=O)、ニトリ
ル、ヒドロキシ−(C1 −C6 )アルキル、(C1 −C
6 )アルコキシ−(C1 −C6 )アルキル、(C1 −C
6 )アルキルアミノ、ジ−(C1 −C6 )アルキルアミ
ノ、(C1 −C6 )アルコキシ、(C1 −C6 )アルキ
ル−O−C(=O)−、(C1 −C6 )アルキル−O−
C(=O)−(C1 −C6 )アルキル、−(C1 −C
6 )アルキル−C(=O)−O−、(C1 −C6 )アル
キル−C(=O)−(C1 −C6 )アルキル−O−、
(C1 −C6 )アルキル−C(=O)−、(C1 −C
6 )アルキル−C(=O)−(C1 −C6 )アルキル
−、及びR6 の定義中に記載した基から選ばれ;R
10は、NHCR12、NHCH212、NHSO212
又はR6 、R8 、及びR9 の定義中に記載した基の中の
1であり;R11は、オキシミノ(=NOH)又はR6
8 、及びR9 の定義のいずれかに記載した基の中の1
であり;そしてR12は、(C1 −C6 )アルキル、水
素、フェニル(C1 −C6 )アルキル又はフェニルであ
って場合により(C1 −C6 )アルキルで置換されたも
のである;但し、(a)mが0であるとき、R11は不存
在であり、(b)R8 、R9 、R 10又はR11のいずれ
も、それが付着するところの炭素原子と一緒になってR
7 をもつ環を形成することができず、(c)Qが式(VI
II)の基であるとき、R8 とR9 は同一炭素原子に付着
することができず、そして(d)R8 とR9 が同一炭素
原子に付着するとき、R8 とR9 の各々は、独立して、
水素、フロオロ、(C 1 −C6 )アルキル、ヒドロキシ
−(C1 −C6 )アルキル、及び(C1 −C6)アルコ
キシ−(C1 −C6 )アルキルから選ばれ、又はR8
9 は、それらが付着されるところの炭素と一緒になっ
て、(C3 −C6 )飽和炭素環式環を形成し、これは、
それらが付着されるところの窒素含有環をもつスピロ化
合物を形成する。〕の基である。}、及びそれらの医薬
として許容される塩である。
【0068】本発明の方法及び医薬組成物中で使用され
ることができるNK−1レセプター・アンタゴニストの
他の例は、先に定義した式(III)の化合物である。但
し、X 1 、X2 、又はX3 のいずれもフッ素化されたア
ルコキシ基ではなく、R1 、R 3 、R4 、R5 、R6
7 、及びR13の中の少なくとも1が、フッ素化アルコ
キシ基で置換されたアリール基である。このような化合
物を、以下、「式(Ia)の化合物」という。
【0069】本発明の方法及び医薬組成物において使用
されることができるNK−1レセプター・アンタゴニス
トは、以下の式(IXa)又は(IXb)の化合物:
【0070】
【化26】
【0071】{式中、Aは、フェニル、ナフチル、チエ
ニル、キノーリニル、及びインドーリニルから選ばれた
環系であり、そして、NR23 を含む側鎖は環系Aの
炭素原子に付着されており;Wは、水素、(C1 −C
6 )アルキルであって場合により1〜3フッ素原子で置
換されたもの、−S(O)v −(C1 −C6 )アルキル
であってvは、0,1又は2であるもの、ハロ、ベンジ
ルオキシ又は(C1 −C6 )アルコキシであって場合に
より1〜3フッ素原子で置換されたものであり;R1
は、酸素、窒素又は硫黄から選ばれる1〜3複素原子を
含む4,5又は6員の複素環式環(例えば、チアゾール
イル、アゼチジニル、ピロールイル、ピラゾールイル、
1,2,3−トリアゾールイル、1,2,4−トリアゾ
ールイル、イソチアゾールイル、イミダゾールイル、イ
ソキサゾールイル、オキサゾールイル、ピリジル、ピリ
ミジニル、ピラゾールイル又はチオフェニル)であり、
ここで、上記複素環式環は、0〜3の二重結合を含むこ
とができ、そして場合により、独立して、(C1 −C
6 )アルキルであって場合により1〜3フッ素原子で置
換されたもの、及び(C1 −C6 )アルコキシであって
場合により1〜3フッ素原子で置換されたものから選ば
れる、1以上の置換基、好ましくは1又は2の置換基で
置換されることができ;式(IXb)中の点線は、X′−
Y′結合とY′−Z′結合の中の1が場合により二重結
合であることができるということを示し;X′は、=C
H−、−CH2 −、−O−、−S−、−SO−、−SO
2 −、−N(R4 )−、−NH−、=N−、−CH
〔(C1 −C6 )アルキル〕−、=C〔(C1 −C6
アルキル〕−、−CH(C65 )−、及び=C(C6
5 )−から選ばれ;Y′は、C=O、C=NR4 、C
=S、=CH−、=CH2 −、=C〔(C1−C6 )ア
ルキル〕−、−CH〔(C1 −C6 )アルキル〕−、=
C(C65)−、−CH(C65 )−、=N−、−
NH−、−N(R4 )−、=C(ハロ)−、=C(OR
4 )−、=C(SR4 )−、=C(NR4 )−、−O
−、=C(CF3 )−、=C(CH265 )−、−
S−、及びSO2 から選ばれ、ここで、上記=C(C6
5 )−、及び−CH(C65 )−のフェニル成分
は、場合により、独立して、トリフルオロメチル、及び
ハロから選ばれる1〜3の置換基で置換されることがで
き、そして上記=〔C(C1 −C6 )アルキル〕−、及
び−CH〔(C1 −C6 )アルキル〕−のアルキル成分
は、場合により、1〜3フッ素原子で置換されることが
でき;Z′は、=CH−、−CH2 −、=N−、−NH
−、−S−、−N(R4 )−、=C(C65 )−、−
CH(C65 )−、=C〔(C1 −C6 )アルキル〕
−、及び−CH〔(C1 −C6 )アルキル〕−から選ば
れ;又はX′、Y′、とZ′は、上記ベンゾ環と上記
X′Y′Z′環の間に共有される2つの炭素原子と一緒
になって、融合ピリジン又はピリミジン環を形成し;R
2 は、水素又は−CO2 (C1 −C10)アルキルであ
り;R3 は、
【0072】
【化27】
【0073】〔式中、R6 とR10は、独立して、フリー
ル、チエニル、ピリジル、インドールイル、ビフェニ
ル、及びフェニルであって、場合により、ハロ、(C1
−C10)アルキルであって場合により1〜3フッ素原子
で置換されたもの、(C1 −C10)アルコキシであって
場合により1〜3フッ素原子で置換されたもの、カルボ
キシ、ベンジルオキシカルボニル、及び(C1 −C3
アルコキシ−カルボニルから独立して選ばれた1又は2
の置換基により置換されたフェニルから選ばれ;R4
は、(C1 −C6 )アルキル又はフェニルであり;R7
は、(C3 −C4 )分枝アルキル、(C5 −C6 )分枝
アルケニル、(C 5 −C7 )シクロアルキル、及びR6
の定義中に記載した基から選ばれ;R8 は、水素又は
(C1 −C6 )アルキルであり;R9 とR19は、独立し
て、フェニル、ビフェニル、ナフチル、ピリジル、ベン
ズヒドリル、チエニル又はフリールであり、そしてR9
とR19は、場合により、ハロ、(C1 −C10)アルキル
であって場合により1〜3フッ素原子で置換されたも
の、及び(C1 −C10)アルコキシであって場合により
1〜3フッ素原子で置換されたものから独立して選ばれ
る1〜3の置換基により置換されることができ;Yは、
(CH2l (ここで、lは1〜3の整数である。)で
あるか、又は以下の式:
【0074】
【化28】
【0075】の基であり;Zは、酸素、硫黄、アミノ、
(C1 −C3 )アルキルアミノ又は(CH2n(ここ
で、nは、0,1又は2である。)であり;xは、0,
1又は2であり;yは、0,1又は2であり;zは、
0,1又は2であり;oは、2又3であり;pは、0又
は1であり;rは、1,2又は3であり;(CH2z
を含有する環は、0〜3の二重結合を含むことができ、
そして(CH2z の炭素原子の中の1は場合により、
酸素、硫黄又は窒素により置換されることができ;R11
は、チエニル、ビフェニル又はフェニルであって、場合
により、ハロ、(C1 −C10)アルキルであって場合に
より1〜3フッ素原子で置換されたもの、及び(C1
10)アルコキシであって場合により1〜3フッ素原子
により置換されたものから独立して選ばれる1〜2の置
換基により置換されたフェニルであり;Xは、(CH
2q (ここで、qは1〜6の整数であり、かつ、上記
(CH2q 内の炭素−炭素単結合のいずれか1は、場
合により、炭素−炭素二重結合により置換されることが
でき、そして上記(CH2q の炭素原子の中のいずれ
か1は、場合により、R14で置換されることができ、そ
して上記(CH2q の炭素原子のいずれか1は、場合
により、R15で置換されることができる。)であり;m
は、0〜8の整数であり、そして(CH2m の炭素−
炭素単結合のいずれか1は、場合により、炭素−炭素二
重結合又は炭素−炭素三重結合により置換されることが
でき、そして上記(CH2m の炭素原子のいずれか1
は、場合により、R17で置換されることができ;R
12は、水素、(C1 −C6 )直鎖又は分枝アルキル、
(C3 −C7 )シクロアルキル、ここで、上記炭素原子
の中の1は場合により窒素、酸素又は硫黄により置換さ
れることができ;アリールであってビフェニル、フェニ
ル、インダニル、及びナフチルから選ばれるもの;ヘテ
ロアリールであってチエニル、フリール、ピリジル、チ
アゾールイル、イソチアゾールイル、オキサゾールイ
ル、イソキサゾールイル、トリアゾールイル、テトラゾ
ールイル、及びキノールイルから選ばれるもの;フェニ
ル(C2 −C6 )アルキル、ベンズヒドリル、及びベン
ジルから選ばれる基であり、ここで、上記アリール及び
ヘテロアリール基、並びに上記ベンジル、フェニル(C
2 −C6 )アルキル、及びベンズヒドリルのフェニル成
分の各々は、場合により、ハロ、ニトロ、(C1
10)アルキルであって場合により1〜3フッ素原子で
置換されたもの、(C1 −C10)アルコキシであって場
合により1〜3フッ素原子で置換されたもの、アミノ、
ヒドロキシ−(C1−C6 )アルキル、(C1 −C6
アルコキシ−(C1 −C6 )アルキル、(C 1 −C6
−アルキルアミノ、(C1 −C6 )アルキル−O−C
(=O)−、(C1 −C6 )アルキル−O−C(=O)
−(C1 −C6 )アルキル、(C1 −C 6 )アルキル−
C(=O)−O−、(C1 −C6 )アルキル−C(=
O)−(C 1 −C6 )アルキル−O−、(C1 −C6
アルキル−C(=O)−、(C1 −C6 )アルキル−C
(=O)−(C1 −C6 )アルキル−、ジ−(C1 −C
6 )アルキルアミノ、−C(=O)NH−(C1 −C
6 )アルキル、(C1 −C6 )−アルキル−C(=O)
−NH−(C1 −C6 )アルキル、−NHC(=O)
H、及び−NHC(=O)−(C1 −C6 )アルキルか
ら選ばれる1以上の置換基により置換されることがで
き;ここで、上記ベンズヒドリルのフェニル成分の中の
1は、場合により、ナフチル、チエニル、フリール又は
ピリジルにより置換されることができ;R13は、水素、
フェニル又は(C1 −C6 )アルキルであり;又はR12
とR13は、それらが付着されるところの炭素原子と一緒
になって、3〜7炭素原子をもつ飽和炭素環式環を形成
し、ここで上記炭素原子の中の1は場合により酸素、窒
素又は硫黄により置換されることができ;R14とR
15は、各々独立して、水素、ヒドロキシ、ハロ、アミ
ノ、オキソ(=O)、ヒドロキシ−(C1 −C6 )アル
キル、(C1 −C6 )アルコキシ−(C 1 −C6 )アル
キル、(C1 −C6 )アルキルアミノ、ジ−(C1 −C
6 )アルキルアミノ、(C1 −C6 )アルコキシ、(C
1 −C6 )アルキル−O−C(=O)−、(C1 −C
6 )アルキル−O−C(=O)−(C1 −C6 )アルキ
ル、−(C1 −C6 )アルキル−C(=O)−O−、
(C1 −C6 )アルキル−C(=O)−(C1 −C6
アルキル−O−、(C1 −C6 )アルキル−C(=O)
−、(C1 −C6 )アルキル−C(=O)−(C1 −C
6 )アルキル−、及びR 12の定義中に記載した基から選
ばれ;R16は、NHCR18、NHCH218、NHSO
218、又はR12、R14、及びR15の定義中に記載した
基の中の1であり;R17は、オキシミノ(=NOH)又
はR12、R14、及びR15の定義のいずれかに記載した基
の中の1であり;そしてR18は、(C1 −C6 )アルキ
ル、水素、フェニル又はフェニル(C1 −C6)アルキ
ルである;但し、(a)mが0であるとき、R16とR17
の中の1は不存在であり、そして他は水素であり、
(b)R3 が式(XVI)の基であるとき、R14とR15
同一炭素原子に付着することができず、(c)R14とR
15が同一炭素原子に付着するとき、R14とR15の各々
は、独立して、水素、フロオロ、(C1 −C6 )アルキ
ル、ヒドロキシ−(C1 −C6 )アルキル、及び(C1
−C6 )アルコキシ−(C 1 −C6 )アルキルから選ば
れ、又はR14とR15は、それらが付着されるところの炭
素と一緒になって、(C3 −C6 )飽和炭素環式環を形
成し、これは、それらが付着されるところの窒素含有環
をもつスピロ化合物を形成し;(d)R12とR13は両者
水素であることはできず、そして(e)R14とR15が、
環窒素原子に隣接するX又は(CH2y の炭素原子に
付着するとき、R14又はR15は、それぞれ、その付着点
が炭素原子であるところの置換基でなければならな
い。〕の基である。}、及びそれらの医薬として許容さ
れる塩である。
【0076】Wと−CH2 NR23 側鎖がそれに付着
されるところの式(IXb)の化合物の縮合2環核は、そ
れに限定されないが、以下の基の中の1であることがで
きる。ベンゾキサゾールイル、ベンズチアゾールイル、
ベンズイミダゾールイル、ベンズイソキサゾールイル、
ベンゾイソチアゾールイル、インダゾールイル、インド
ールイル、イソキノリニル、ベンゾフリール、ベンゾチ
エニル、オキシインドールイル、ベンゾキサゾリノニ
ル、ベンズチアゾリノニル、ベンズイミダゾリノニル、
ベンズイミダゾリニミニル、ジヒドロベンゾチエニル−
S、S−ジオキシド、ベンズトリアゾールイル、ベンズ
チアジアゾールイル、ベンズオキサジアゾールイル、及
びキナゾリニル。
【0077】本発明において使用される塩基NK−1ア
ンタゴニストの医薬として許容される酸付加塩を製造す
るために使用される酸の例は、非毒性の酸付加塩、すな
わち薬理学的に許容されるアニオンを含む塩、例えば、
塩化水素塩、臭化水素塩、ヨウ化水素塩、硝酸塩、硫酸
塩、硫酸水素塩、リン酸塩、酸リン酸塩、酢酸塩、乳酸
塩、クエン酸塩、酸クエン酸塩、酒石酸塩、酒石酸水素
塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、グルコン
酸塩、サッカレート、安息香酸塩、メタンスルホン酸
塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−
トルエンスルホン酸塩、及びパモエート(pamoat
e)〔すなわち、1,1′−メチレン−ビス−(2−ヒ
ドロキシ−3−ナフトエート)〕塩を形成するものであ
る。本発明において使用される酸性NK−1アンタゴニ
スト及び抗抑うつ又は不安緩解特性を示す酸性化合物の
医薬として許容される塩基塩を製造するために試薬とし
て使用されうる化学塩基は、上記化合物と非毒性塩基塩
を形成するものである。このような非毒性塩基塩は、薬
理学的に許容されるカチオン、例えば、ナトリウム、カ
リウム、カルシウム、及びマグネシウム等を含む。
【0078】本発明の方法及び医薬組成物において使用
されることができる前記NK−1レセプター・アンタゴ
ニストの他の例は、以下の式(XVIII)の化合物:
【0079】
【化29】
【0080】{式中、Rは、ハロ(C1 −C8 )アルキ
ル、ハロ(C2 −C8 )アルケニル、ハロ(C2 −C
8 )アルキニル又はハロ(C1 −C8 )アルキルであっ
てヒドロキシ又は(C1 −C8 )アルコキシにより置換
されたものであり;R1 は、水素、ハロ又は(C1 −C
6 )アルコキシであり;又はRとR1 は、上記ベンゼン
環と、R及びR1 との間に共有される2つの炭素原子と
一緒になって、縮合(C4 −C6 )シクロアルキルを完
成し、ここで、1の炭素原子は、場合により酸素により
置換され、そして上記炭素原子の中の1又は2は場合に
よりハロ、(C1 −C6 )アルキル、及びハロ(C1
6 )アルキルから選ばれる5つまでの置換基により置
換され;Xは、(C1 −C6 )アルコキシ、ハロ(C1
−C6 )アルコキシ、フェノキシ又はハロであり;そし
てArは、フェニルであって場合によりハロにより置換
されるものである。}、及びそれらの医薬として許容さ
れるそれらの塩である。
【0081】本発明の方法及び医薬組成物において使用
されることができるNK−1レセプター・アンタゴニス
トの他の例は、以下の式(XIX)の化合物:
【0082】
【化30】
【0083】{式中、Wは、メチレン、エチレン、プロ
ピレン、ビニレン、−CH2 −O−、−O−CH2 −、
−CH2 −S−又は−S−CH2 −であり;R1 、R2
とR3 は、独立して、水素、(C1 −C3 )アルキル、
(C1 −C 3 )アルコキシ又はハロ(C1 −C3 )アル
キルであり、但し、Wがメチレンであるとき、両R2
3 は水素ではない;Xは、ハロ、(C1 −C3 )アル
コキシ、(C1 −C3 )アルコキシ又は(C 1 −C3
アルケニルであり;Yは、イミノ又はオキシであり;Q
は、酸素又は硫黄であり;そしてTは、(2S,3S)
−2−ジフェニルメチルキヌクリジン−3−イル、(2
S,3S)−2−フェニルピペリジン−3−イル又は
(2S,3S)−2−ジフェニルメチル−1−アザノル
ボルナン−3−イルである。}及びそれらの医薬として
許容される塩である。
【0084】本発明の医薬組成物及び方法において使用
されることができるNK−1レセプター・アンタゴニス
トの他の例は、以下の式(XX)の化合物:
【0085】
【化31】
【0086】{式中、R1 は、水素、ハロ、ニトロ、
(C1 −C10)アルキルであって場合により1〜3フッ
素原子で置換されたもの、(C1 −C10)アルコキシで
あって場合により1〜3フッ素原子で置換されたもの、
トリフルオロメチル、ヒドロキシ、フェニル、シアノ、
ニトロ、(C1 −C6 )アルキルアミノ、ジ−(C1
6 )アルキルアミノ、−C(=O)−NH−(C1
6 )アルキル、(C1 −C6 )アルキル−C(=O)
−NH−(C1 −C6 )アルキル、ヒドロキシ(C1
4 )アルキル、−NHC(=O)H、−NHC(=
O)−(C1 −C6 )アルキル、(C1 −C4 )アルコ
キシ(C1 −C4 )アルキル、−S(O)v −(C1
10)アルキル(ここで、vは0,1又は2であ
る。)、−S(O)v −アリール(ここで、vは0,1
又は2である。)、−O−アリール、−SO2 NR45
(ここで、R4 とR5 の各々は、独立して、(C1
6 )アルキルであるか、又はR4 とR5 は、それらが
付着するところの窒素原子と一緒になって、1窒素原子
と3〜6炭素を含有する飽和環を形成する。)、(SO
2 −(C1 −C 10)アルキル((C1 −C10)アキキ
ル)N(ここで、上記アルキル成分の中の1又は両者は
場合により1〜3のフッ素原子で置換されることができ
る。)、N(SO2 −(C1 −C10)アルキル)2 、及
び(SO2 −アリール)((C1 −C10)アキキルNか
ら独立して選ばれる1以上の置換基、好ましくは1〜3
の置換基により場合により置換されたフェニルであり;
そして上記−S(O)v −アリール、−O−アリール、
及び(SO2 −アリール)((C1 −C10)アルキル)
Nのアリール成分は、独立して、フェニル及びベンジル
から選ばれ、そして場合により、(C1 −C4 )アルキ
ル、(C1 −C4 )アルコキシ、及びハロから独立して
選ばれた1〜3の置換基により置換されることができ;
又はR1 は、以下の式:
【0087】
【化32】
【0088】{式中、aは、0,1又は2であり、そし
てアスタリスクはR1 の付着点に対するメタ位を表
す。}をもつ基により置換されたフェニルであり;R2
は、(C1 −C6 )直鎖又は分枝アルキル、(C3 −C
7 )シクロアルキル、ここで、上記炭素原子の中の1は
場合により窒素、酸素又は硫黄により置換されることが
でき;アリールであってビフェニル、フェニル、インダ
ニル、及びナフチルから選ばれるもの;ヘテロアリール
であってチエニル、フリール、ピリジル、チアゾールイ
ル、イソチアゾールイル、オキサゾールイル、イソキサ
ゾールイル、トリアゾールイル、テトラゾールイル、及
びキノールイルから選ばれるもの;フェニル(C2 −C
6 )アルキル、ベンズヒドリル、及びベンジルから選ば
れる基であり、ここで、上記アリール及びヘテロアリー
ル基、並びに上記ベンジル、フェニル(C2 −C6 )ア
ルキル、及びベンズヒドリルのフェニル成分の各々は、
場合により、ハロ、ニトロ、(C1 −C10)アルキルで
あって場合により1〜3フッ素原子で置換されたもの、
(C1 −C10)アルコキシであって場合により1〜3フ
ッ素原子で置換されたもの、アミノ、ヒドロキシ−(C
1 −C6)アルキル、(C1 −C6 )アルコキシ−(C1
−C6 )アルキル、(C1 −C 6 )−アルキルアミ
ノ、(C1 −C6 )アルキル−O−C(=O)−、(C
1 −C6 )アルキル−O−C(=O)−(C1 −C6
アルキル、(C1 −C6 )アルキル−C(=O)−O
−、(C1 −C6 )アルキル−C(=O)−(C1 −C
6 )アルキル−O−、(C1 −C6 )アルキル−C(=
O)−、(C1 −C6 )アルキル−C(=O)−(C1
−C6 )アルキル−、ジ−(C1 −C6 )アルキルアミ
ノ、−C(=O)NH−(C1 −C6 )アルキル、(C
1 −C6 )−アルキル−C(=O)−NH−(C1 −C
6 )アルキル、−NHC(=O)H、及び−NHC(=
O)−(C1 −C6 )アルキルから独立して選ばれる1
以上の置換基、好ましくは1〜3の置換基により置換さ
れることができ;ここで、上記ベンズヒドリルのフェニ
ル成分の中の1は、場合により、ナフチル、チエニル、
フリール又はピリジルにより置換されることができ;m
は、0〜8の整数であり、そして(CH2m であって
そのような結合の両炭素原子が互いに、そして(CH
2m 鎖内の他の炭素原子に結合されているものの炭素
−炭素単結合のいずれか1は、場合により、炭素−炭素
二重結合又は炭素−炭素三重結合により置換されること
ができ、そして上記(CH2m の炭素原子のいずれか
1は、場合により、R4 で置換されることができ;R3
は、NHC(=O)R8 、NHCH28 、SO2
8 、CO2 H、及びR2 、R6 、及びR7 の定義中に記
載した基から選ばれ;Aは、CH2 、窒素、酸素、硫黄
又はカルボニルであり;R8 は(C1 −C6 )アルキ
ル、水素、フェニル又はフェニル(C1 −C6 )アルキ
ルであり;R4 はオキシミノ(=NOH)、並びにR
2 、R6 、及びR7 の定義中に記載した基から選ばれ;
5 は、ピリミジニル、ベンゾキサゾールイル、2,3
−ジヒドロ−3−オキソベンズイソスルフォナゾール−
2−イル、モルフォリン−1−イル、チオモルフォリン
−1−イル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、インド
ールイル、イソインドールイル、イソキノリニル、フリ
ール、ピリジル、イソチアゾールイル、オキサゾールイ
ル、トリアゾールイル、テトラゾールイル、キノールイ
ル、チアゾールイル、チエニル、及び以下の式:
【0089】
【化33】
【0090】〔式中、BとDは、炭素、酸素、及び窒素
から選ばれ、そしてBとDの少なくとも1は、炭素以下
であり;Eは炭素又は窒素であり;nは1〜5の整数で
あり;上記(CH2n と(CH2n+1 の炭素原子の
いずれか1は、場合により、(C1 −C6 )アルキル又
は(C2 −C6 )スピロアルキルで置換されることがで
き;そして上記(CH2n と(CH2n+1 の炭素原
子のいずれかの1対は、1又は2の炭素原子連結により
橋がけされることができ、又は上記(CH2 n と(C
2n+1 の隣接炭素原子のいずれか1対は、そのカル
ボニル含有環のメンバーではない1〜3の炭素原子と一
緒になって、(C3 −C5 )縮合炭素環式環を形成する
ことができる。〕から成る群から選ばれる単環又は二環
式複素環であり;Xは、(CH2q (ここで、qは2
又は3の整数であり、かつ、上記(CH 2q 内の炭素
−炭素単結合のいずれか1は、場合により、炭素−炭素
二重結合により置換されることができ、そして上記(C
2q の炭素原子の中のいずれか1は、場合により、
6 で置換されることができ、そして上記(CH2q
の炭素原子のいずれか1は、場合により、R7 で置換さ
れることができる。)であり;R6 とR7 は、各々独立
して、水素、ヒドロキシ、ハロ、アミノ、オキソ(=
O)、ニトリル、ヒドロキシ−(C1 −C6 )アルキ
ル、(C1 −C6 )アルコキシ−(C1 −C6 )アルキ
ル、(C1 −C6 )アルキルアミノ、ジ−(C1 −C
6 )アルキルアミノ、(C1 −C6 )アルコキシ、−C
(=O)−OH、(C 1 −C6 )アルキル−O−C(=
O)−、(C1 −C6 )アルキル−O−C(=O)−
(C1 −C6 )アルキル、(C1 −C6 )アルキル−C
(=O)−O−、(C1 −C6 )アルキル−C(=O)
−(C1 −C6 )アルキル−O−、(C1−C6 )アル
キル−C−、(C1 −C6 )アルキル−C(=O)−
(C1 −C6)アルキル−、及びR2 の定義中に記載し
た基から選ばれ;そしてYは、(CH2Z (式中、Z
は0又は1である。)である;但し:(a)Aが−(C
2 )−又はカルボニルであるとき、R5 は、フリー
ル、ピリジル、イソチアゾールイル、オキサゾールイ
ル、トリアゾールイル、テトラゾールイル、キノールイ
ル、チアゾールイル又はチエニルであることはできず;
(b)mが0であるとき、R3 とR4 の中の1は不存在
であり、そして他は水素であり;(c)R6 又はR7
が、上記環窒素原子に隣接する炭素原子に付着すると
き、R6 又はR7 は、それぞれ、その付着点が炭素原子
である置換基でなければならない。}、及び医薬として
許容されるそれらの塩である。
【0091】本発明の方法及び医薬組成物において使用
されることができるNK−1レセプター・アンタゴニス
トの他の例は、以下の式(XXI)の化合物:
【0092】
【化34】
【0093】{式中、Qは、C=NH、C=CH2 、C
=S、C=O、SO又はSO2 であり;Aは、CH、C
2 、C(C1 −C6 )アルキル、CH(C1 −C6
アルキル、C(CF3 )又はCH(CF3 )であり、但
し、Bが存在するとき、AはCH、C(C1 −C6 )ア
ルキル又はC(CF3 )のいずれかでなければならな
い;Bは、不存在であるか、又はメチレン又はエチレン
であり;YとZの各々が、N又はCHであり、但し、Y
とZは両者ともNであることはできず;Gは、NH(C
2q 、S(CH2q 又はO(CH2q であり、
ここで、qは0又は1であり;Wは1の炭素連結基(す
なわち、メチレン)、又は飽和又は不飽和2又は3炭素
連結基であり、ここで、上記W基の各々が、場合によ
り、1置換基R7 で又は2置換基R7 とR6 で置換され
ることができ、又はWは、2,3,4又は5炭素鎖と一
緒になって、それぞれ、3,4,5又は6員のスピロ環
を形成する1の炭素連結基であり;又はWは、別個の
1,2又は3炭素鎖と一緒になって、それぞれ、縮合
3,4又は5員環を形成する飽和二炭素鎖連結基であ
り;又はWは、その鎖内の2つの炭素の中の1が、別個
の2,3,4又は5炭素鎖と一緒になって、それぞれ、
3,4,5又は6員のスピロ環を形成するような、飽和
二炭素鎖連結基であり;pは、0,1又は2であり;R
3 は、水素、COR9 、CO29 、場合により置換さ
れたフェニル、場合により置換された複素環、及び場合
により置換された(C1 −C8 )アルキルから選ばれ、
ここで、上記(C1 −C8 )アルキルのCH2 基の中の
1は、場合により、硫黄、酸素又はカルボニル基で置換
されることができ、そして上記(C1−C8 )アルキル
は、場合により、独立して、ヒドロキシ、オキソ、フェ
ニル−(C1 −C3 )アルコキシ、フェニル、シアノ、
ハロ、場合により置換された複素環式環、NR9 COR
10、NR9 CO210、CONR910、COR9 、C
29 、NR910、及び(C1 −C6 )アルコキシ
であって場合により1〜7フッ素原子、好ましくは0〜
3フッ素原子で置換されたものから選ばれる1〜3の置
換基、好ましくは0又は1の置換基で置換されることが
でき;そしてR3 の上記複素環式環及びR3 のアルキル
基の上記複素環式環は、独立して、1〜4の環複素原子
を含有する3〜7員の飽和又は不飽和単環、及び1〜4
環複素原子を含有する8〜12員の飽和又は不飽和2環
式環から選ばれ、ここで、上記複素原子は、独立して、
酸素、窒素、及び硫黄から選ばれ、但し、上記単環式又
は2環式環内のいずれにも2つの隣接する環酸素原子又
は2つの隣接する環硫黄原子は存在することができず、
そして但し、NR910又はCONR910から形成さ
れた複素環式環は、少なくとも1の窒素原子を含まなく
てはならず;そしてR3 の上記複素環式環、及びR3
アルキル基の上記複素環式環は、場合により、オキソ、
ヒドロキシ、チオキソ、ハロ、シアノ、フェニル、(C
2m NR910、NR9 COR10、(CH2m
9 (ここで、mは0,1又は2である。)、及び(C
1 −C6 )アルキルであって、独立してハロ、CF3
メトキシ、及びフェニルから選ばれた1以上の置換基、
好ましくは0〜2の置換基で場合により置換されたもの
から独立して選ばれる1以上の置換基、好ましくは0,
1又は2の置換基により置換されることができ;そして
3 の上記フェニル基、及びR3 のアルキル基内の上記
フェニル置換基は、ハロ、シアノ、ニトロ、CF3
(CH2m NR910(ここで、mは0,1又は2で
ある。)、NR9 COR10、NR9 CO210、CON
910、CO2 NR910、COR9 、CO29
(C1 −C6 )アルキルであって1〜7フッ素原子、好
ましくは0〜3フッ素原子で置換されたもの、(C1
6)アルコキシであって1〜7フッ素原子、好ましく
は0〜3フッ素原子で置換されたもの、及び(C2 −C
6 )アルケニルであって場合により1〜7フッ素原子、
好ましくは0〜3フッ素原子で置換されたものから成る
群から独立して選ばれる1以上の置換基、好ましくは0
〜2置換基により場合により置換されることができ;R
1 、R2 、R11、R12、及びR13の各々は、独立して、
水素から、及びヒドロキシ、オキソ、(C1 −C6 )ア
ルコキシ、及びシアノから選ばれる、1以上の置換基、
好ましくは0,1又は2の置換基により場合により置換
される(C1−C6 )アルキルから選ばれ;又はR1
2 は、それらが付着されるところの炭素原子と一緒に
なって、又はR2 とR3 は、それらが付着されるところ
の、炭素及び窒素と一緒になって、それぞれ、独立して
窒素、酸素、及び硫黄から選ばれる1又は2の複素原子
を含有する5又は6員の飽和複素環式環を形成し、但
し、上記環は、2つの隣接酸素原子又は2つの隣接硫黄
原子を含むことはできず;又はR1 とR2 は、それらが
付着されるところの炭素原子と一緒になって、5又は6
員の飽和又は不飽和炭素環を形成し、そしてR1 とR2
により又はR2 とR3 により形成された上記複素環及び
炭素環式環は、ハロ、オキソ、NR910、(C1 −C
6 )アルキルであって1〜7フッ素原子、好ましくは0
〜3フッ素原子で場合により置換されたもの、及び(C
1 −C6 )アルコキシであって1〜7フッ素原子、好ま
しくは0〜3フッ素原子で場合により置換されたものか
ら独立して選ばれる1以上の置換基、好ましくは0又は
1置換基により置換されることができ;又はR12とR13
は、それらか付着されるところの炭素原子と一緒になっ
て、独立して窒素、酸素及び硫黄から選ばれる1又は2
の複素原子を含有する5又は6員の飽和複素環式環を形
成し、但し、上記環は、2つの隣接酸素原子又は2つの
隣接硫黄原子を含むことはできず、又はR12とR13は、
それらが付着されるところの炭素と一緒になって、5又
は6員の飽和又は不飽和炭素環式環を形成し、そしてR
12とR13により形成された上記複素環式及び炭素環式環
は、独立して、NR910、ハロ、フェニル−S−、フ
ェニル−SO−、フェニル−SO2 −、オキソ、(C1
−C6 )アルコキシであって1〜7フッ素原子、好まし
くは0〜3フッ素原子で場合により置換されたもの、及
び(C1 −C6 )アルキルであって、1〜7フッ素原
子、好ましくは0〜3フッ素原子で場合により置換され
たものから選ばれる1以上の置換基、好ましくは0又は
1の置換基により置換されることができ;但し、R1
2 、R2 とR3 、及びR12とR13の2以上は環を形成
することができず;R4 は、フェニル、2−,3−又は
4−ピリジル、2−又は3−チエニル、及びピリミジル
から選ばれ、ここでR4 は、独立して、ハロ、(C1
6 )アルキルであって1〜7フッ素原子、好ましくは
0〜3フッ素原子で場合により置換されたもの、(C1
−C6 )アルコキシであって1〜7フッ素原子、好まし
くは0〜3フッ素原子で場合により置換されたもの、及
び(C2 −C6 )アルケニルであって1〜7フッ素原
子、好ましくは0〜3フッ素原子で場合により置換され
たものから選ばれる1以上の置換基、好ましくは0又は
1の置換基で場合により置換されることができ;R5
8 は、独立して、水素、−SO(C1 −C6 )アルキ
ル、−SO2 −(C1 −C6 )アルキル、−SO−アリ
ール、−SO2 −アリール、CF3 、ハロ、フェニル、
フェニル−(C1 −C2 )アルキル、ヒドロキシ、アリ
ールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ピリジル、テトラ
ゾールイル、オキサゾールイル、チアゾールイル、(C
1 −C6 )アルコキシであって場合により1〜7フッ素
原子、好ましくは0〜3フッ素原子で置換されたもの、
(C1 −C6 )アルキルであって場合により1〜7フッ
素原子、好ましくは0〜3フッ素原子で置換されたも
の、及び(C1 −C6 )アルキルであって独立してヒド
ロキシ、オキソ、(C 1 −C6 )アルコキシ、フェニル
−(C1 −C3 )アルコキシ、フェニル、シアノ、クロ
ロ、ブロモ、ヨード、NR910、NR9 COR10、N
9 CO210、CONR910、COR9 、及びCO
29 から選ばれる1以上の置換基、好ましくは0〜2
の置換基で置換されたものから選ばれ;R6 とR7 は、
独立して、−SO(C1 −C6 )アルキル、−SO2
(C1−C6 )アルキル、−SO−アリール、−SO2
−アリール、CF3 、ハロ、フェニル、フェニル−(C
1 −C2 )アルキル、ヒドロキシ、アリールオキシ、ヘ
テロアリールオキシ、ピリジル、テトラゾールイル、オ
キサゾールイル、チアゾールイル、(C1 −C6 )アル
コキシであって場合により1〜7フッ素原子、好ましく
は0〜3フッ素原子で置換されたもの、(C1 −C6
アルキルであって場合により1〜7フッ素原子、好まし
くは0〜3フッ素原子で置換されたもの、及び(C1
6 )アルキルであって独立してヒドロキシ、オキソ、
(C1 −C 6 )アルコキシ、フェニル−(C1 −C3
アルコキシ、フェニル、シアノ、クロロ、ブロモ、ヨー
ド、NR910、NR9 COR10、NR9 CO210
CONR910、COR9 、及びCO29 から選ばれ
る1以上の置換基、好ましくは0〜2の置換基で置換さ
れたものから選ばれ;各R9 と各R10は、独立して、水
素、(C1 −C6 )アルキル、ヒドロキシ(C1 −C
6 )アルキル、フェニル、及びCF3 から選ばれ;又は
9 とR10は、R3 がNR910又はCONR910
あるとき、それらが付着されるところの窒素と一緒にな
って、少なくとも1の窒素原子を含む場合により置換さ
れた複素環式環を形成することができ;そしてR5 、R
6 、R7 、及びR8 の定義中の上記フェニル基、及びR
5 、R 6 、R7 、及びR8 の定義中のフェニル(C1
2 )アルキルのフェニル成分は、独立して、ハロ、ヒ
ドロキシ、(C1 −C6 )アルコキシであって1〜7フ
ッ素原子、好ましくは0〜3フッ素原子で場合により置
換されたもの、及び(C 1 −C6 )アルキルであって1
〜7フッ素原子、好ましくは0〜3フッ素原子で場合に
より置換されたものから選ばれる1以上の置換基、好ま
しくは0〜2の置換基で場合により置換されることがで
き;但し:(a)R8 は、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、
アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、置換又は非置
換(C1 −C6 )アルコキシ又はメチルであって1〜3
フッ素原子で置換されたものであることはできず;そし
て(b)QがC=O又はC=Sであり、そしてYとZが
両者とも炭素であり、そしてWがメチレン、エチレン又
はプロピレン基であって場合により(C1 −C6 )アル
キル又はフルオロ置換(C1 −C6 )アルキルで置換さ
れたものであり、そしてR1 、R2 、R11、R12、及び
13の全てが水素であり、そしてR5 、R6 、R7 、及
びR8が水素、ハロ、(C1 −C6 )アルキルであって
場合により1〜7フッ素で置換されたもの、(C1 −C
6 )アルコキシであって場合により1〜7フッ素原子で
置換されたものから選ばれるとき、R3 は水素であるこ
とはできない。}、及び医薬として許容されるそれらの
塩である。
【0094】R3 の場合により置換された複素環式環、
及びR3 のアルキル基上の場合により置換された複素環
式環置換基の例は、以下のようなものである:ピリミジ
ニル、ベンゾキサゾールイル、2,3−ジヒドロ−3−
オキソベンズイソスルフォナゾール−2−イル、モルフ
ォリン−1−イル、チオモルフォリン−1−イル、ベン
ゾフラニル、ベンゾチエニル、インドールイル、イソイ
ンドールイル、イソキノーリニル、フリール、ピリジ
ル、イソチアゾールイル、オキサゾールイル、トリアゾ
ールイル、テトラゾールイル、キノールイル、チアゾー
ルイル、及びチエニル、並びに以下の式:
【0095】
【化35】
【0096】{式中、B2 とDは、炭素、酸素、及び窒
素から選ばれ、そしてB2 とDの中の少なくとも1が炭
素以外であり;Eが炭素又は窒素であり;qが1〜5の
整数であり;上記(CH2q と(CH2q+1 の炭素
原子の中のいずれか1が、(C 1 −C6 )アルキル又は
(C1 −C6 )スピロアルキルで場合により置換される
ことができ;そして上記(CH2q と(CH2q+1
の炭素原子のいずれか1の対が1又は2の炭素原子連結
により橋かけされることができ、又は上記(CH 2q
と(CH2q+1 の隣接炭素原子のいずれか1の対が、
上記カルボニル含有環のメンバーではない1〜3の炭素
原子と一緒になって、(C3 −C5 )縮合炭素環式環を
形成することができる。}により表される基。
【0097】式(XXI)の化合物は不斎中心を含むこ
とができ、そしてそれ故、異なるエナンチオマー及びジ
アステレオマー形態で存在しうる。本発明は、式(XX
I)の化合物のラセミ混合物として、及び個々のエナン
チオマー及びジアステレオマーとして、上記化合物の全
ての光学異性体及び全ての立体異性体に、そしてそれぞ
れ、それらを含み又は使用する先に定義した全ての医薬
組成物及び治療方法に関する。
【0098】式(XXI)の化合物は、少なくとも2つ
の不斎中心を有するので、それらは、さまざまな立体異
性体の形態又は立体配置で生じることができる。これ
故、上記化合物は、分離した(+)−及び(−)−光学
活性形態、並びにその混合物の形態で存在しうる。本発
明は、その範囲内に全ての上記形態を含む医薬組成物及
びそれらを使用する治療方法を含む。個々の異性体は、
知られた方法、例えば、光学分割、光学選択反応、又は
その最終生成物又はその中間体の製造におけるクロマト
グラフィー分離により得られうる。
【0099】式(XXI)の化合物が塩基化合物である
限り、それらは全て、さまざまな無機及び有機酸と多種
多様な異なる塩を形成することができる。このような塩
は動物への投与のために医薬として許容されるものでな
ければならないけれども、医薬として許容されない塩と
しての上記反応混合物から上記塩基化合物をまず単離
し、そして次に、アルカリ試薬による処理によりその遊
離塩基化合物に変換し、そしてその後その遊離塩基を医
薬として許容される酸付加塩に変換することが実際上し
ばしば望ましい。本発明の塩基化合物の酸付加塩は、水
性溶媒又は好適な有機溶媒、例えばメタノール又はエタ
ノール中、実質的に等量の選択された鉱酸又は有機酸で
上記塩基化合物を処理することにより容易に製造され
る。上記溶媒を注意して蒸発させる間に、所望の固体塩
が容易に得られる。本発明の上述の塩基化合物の医薬と
して許容される酸付加塩を製造するために使用される酸
は、非毒性の酸付加塩、すなわち薬理学的に許容される
アニオンを含む塩、例えば、塩化水素塩、臭化水素塩、
ヨウ化水素塩、硝酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、リン酸
塩、酸リン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、クエン酸塩、酸クエ
ン酸塩、酒石酸塩、酒石酸水素塩、コハク酸、マレイン
酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、サッカレート、安息
香酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベ
ンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、及び
パモエート(pamoate)〔すなわち、1,1′−
メチレン−ビス−(2−ヒドロキシ−3−ナフトエー
ト)〕塩を形成するものである。
【0100】式(XXI)の化合物の個々のエナンチオ
マーは、さまざまな障害又は症状の治療において、上記
化合物のラセミ混合物に比較して利点をもちうる。例え
ば、2S−フェニル−ピペリジン−3S−イルアミノ・
テンプレートから調製した化合物が好ましい。
【0101】式(XXI)のより特定の態様は、式中、
Bが不存在であり、そしてAがCH 2 であるものであ
る。
【0102】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中、Qがカルボニル基であるものである。
【0103】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中、YとZが両者ともCHであるものである。
【0104】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中、Bがエチレンであり、AがCHであり、そしてGが
NHCH2 であるものである。
【0105】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中、Bがエチレンであり、AがCHであり、そしてGが
SCH2 であるものである。
【0106】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中、R3 が水素であるものである。
【0107】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中、Bがエチレンであり、AがCHであり、そしてGが
NHCH2 であるものである。
【0108】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中、R3 がCO29 であるものである。
【0109】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中、Bが不存在であり、GがNHであり、そしてAがC
2 であるものである。
【0110】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中、Wがエチレンであるものである。
【0111】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中R4 がフェニルであるものである。
【0112】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中R4 がフェニルであり、そしてR 8 が水素であるもの
である。
【0113】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中R4 がフェニルであり、そしてR 8 がメチルであるも
のである。
【0114】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中pが1であるものである。
【0115】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中R2 が(C1 −C6 )アルキルであるものである。
【0116】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中R2 が(C1 −C6 )アルキルであり、そしてR2
それに付着するところのキラル炭素における立体化学的
コンフィギュレーションが「S」であるものである。
【0117】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中、R4 が2−,3−又は4−ピリジルであるものであ
る。
【0118】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中R2 とR12が独立して水素、メチル、エチル、及びプ
ロピルから選ばれるものである。
【0119】式(XXI)の他のより特定の態様は、R
2 とR12が両者とも、水素以外のものである。
【0120】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中YがCHであるものである。
【0121】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中YがCHであるものであり、そしてZがCHであるも
のである。
【0122】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中YがCHであり、そしてZが窒素であるものである。
【0123】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中QがC=Oであり、そしてWが、(C1 −C6 )アル
キル及びCF3 から独立して選ばれる1又は2の置換基
により場合により置換されるメチレンであるものであ
る。
【0124】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中QがC=Oであり、そしてWが、(C1 −C6 )アル
キル及びCF3 から独立して選ばれる1又は2の置換基
により場合により置換されるエチレンであるものであ
る。
【0125】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中QがSOであるものである。
【0126】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中QがSO2 であるものである。
【0127】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中Yが窒素であり、そしてZがCHであるものである。
【0128】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中QがC=Sであるものである。
【0129】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中R8 が水素であるものである。
【0130】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中R8 がメチルであるものである。
【0131】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中R3 が複素環式環であるものである。
【0132】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中R3 が、複素環式環により置換されたアルキル基であ
るものである。
【0133】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中R3 が、イミダゾールイル、5−オキソ−4,5−ジ
ヒドロ−1H−〔1,2,4〕トリアゾール−3−イ
ル、ベンゾキサゾール−2−イル、及び5−オキソ−ピ
ロリジン−2−イルから選ばれる複素環式環で置換され
るアルキル基であるものである。
【0134】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中R8 がシクロアルキル基であるものである。
【0135】式(XXI)の他のより特定の態様は、式
中R8 がシクロプロピル基であるものである。
【0136】本発明の好ましい化合物は、式中R4 が場
合により置換されたピリジルである式(XXI)の化合
物を含む。
【0137】本発明の他の好ましい化合物は、式中R2
とR12が(C1 −C3 )アルキルから選ばれる式(XX
I)の化合物を含む。
【0138】本発明の好ましい化合物の例は、構造式
(XXI)に示す立体化学をもつ以下の化合物の異性体
である:7−〔(1−ジメチルアミノアセチル−2−フ
ェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−6
−メトキシ−1−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キ
ノリン−2−オン;6−メトキシ−1−メチル−7−
{〔2−フェニル−1−(ピリジン−2−イル−アセチ
ル)−ピペリジン−3−イルアミノ〕−メチル}−3,
4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;6−メトキ
シ−1−メチル−7−{〔2−フェニル−1−(ピリジ
ン−3−イル−アセチル)−ピペリジン−3−イルアミ
ノ〕−メチル}−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−
2−オン;6−メトキシ−1−メチル−7−{〔2−フ
ェニル−1−(ピリジン−4−イル−アセチル)−ピペ
リジン−3−イルアミノ〕−メチル}−3,4−ジヒド
ロ−1H−キノリン−2−オン;6−シクロプロポキシ
−1−メチル−7−〔(2−フェニル−ピペリジン−3
−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−
キノリン−2−オン;(5−クロロ−2−メトキシ−ベ
ンジル)−(2−フェニル−オクタヒドロ−シクロペン
タ〔b〕ピロール−3−イル)−アミン;6−メトキシ
−1−メチル−7−〔(1−〔1,2,4〕オキサジア
ゾール−3−イルメチル−2−フェニル−ピペリジン−
3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H
−キノリン−2−オン;7−{〔1−(イミダゾール−
1−イル−アセチル)−2−フェニル−ピペリジン−3
−イルアミノ〕−メチル}−6−メトキシ−1−メチル
−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;1−
〔3−(2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシ−ベ
ンジルアミノ)−2−フェニル−ピペリジン−1−イ
ル〕−2−ピリジン−2−イル−エタノン;1−〔3−
(2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシ−ベンジル
アミノ)−2−フェニル−ピペリジン−1−イル〕−2
−ピリジン−3−イル−エタノン;1−〔3−(2−メ
トキシ−5−トリフルオロメトキシ−ベンジルアミノ)
−2−フェニル−ピペリジン−1−イル〕−2−ピリジ
ン−4−イル−エタノン;2−イミダゾール−1−イル
−1−〔3−(2−メトキシ−5−トリフルオロメトキ
シ−ベンジルアミノ)−2−フェニル−ピペリジン−1
−イル〕−エタノン;2−ジメチルアミノ−1−〔3−
(2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシ−ベンジル
アミノ)−2−フェニル−ピペリジン−1−イル〕−エ
タノン;3−(2−ベンジルオキシ−5−トリフルオロ
メトキシ−フェニル)−6−フェニル−1−オキサ−7
−アザ−スピロ〔4.5〕デカン;1−〔3−(2−メ
トキシ−5−トリフルオロメトキシ−ベンジルアミノ)
−2−フェニル−ピペリジン−1−イル〕−2−ピロリ
ジン−1−イル−エタノン;(2−メトキシ−5−トリ
フルオロメトキシ−ベンジル)−(1−〔1,2,4〕
オキサジアゾール−3−イルメチル−2−フェニル−ピ
ペリジン−3−イル)−アミン;7−{〔2−(4−フ
ルオロ−フェニル)−ピペリジン−3−イルアミノ〕−
メチル}−6−メトキシ−1−メチル−3,4−ジヒド
ロ−1H−キノリン−2−オン;〔1−(2−イミダゾ
ール−1−イル−エチル)−2−フェニル−ピペリジン
−3−イル〕−(2−メトキシ−5−トリフルオロメト
キシ−ベンジル)−アミン;7−{〔1−(2−ジメチ
ルアミノ−エチル)−2−フェニル−ピペリジン−3−
イルアミノ〕−メチル}−6−メトキシ−1−メチル−
3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;(5−
クロロ−2−エトキシ−ピリジン−3−イルメチル)−
(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;
(5−クロロ−2−メトキシ−ピリジン−3−イルメチ
ル)−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミ
ン;ジベンゾフラン−2−イルメチル−(2−フェニル
−ピペリジン−3−イル)−アミン;〔3−(インダン
−2−イルオキシ)−4−メトキシ−ベンジル〕−(2
−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;6−
〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メ
チル〕−クロマン−4−オン;(5−メチル−ベンゾ
〔b〕−チオフェン−3−イルメチル)−(2−フェニ
ル−ピペリジン−3−イル)−アミン;(2,2−ジメ
チル−クロマン−6−イルメチル)−(2−フェニル−
ピペリジン−3−イル)−アミン;(1H−ベンゾイミ
ダゾール−5−イルメチル)−(2−フェニル−ピペリ
ジン−3−イル)−アミン;1−{2−〔(2−フェニ
ル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−フェニ
ル}−ピロリジン−2−オン;(2−フェニル−ピペリ
ジン−3−イル)−〔3−(ピリジン−2−イルオキ
シ)−ベンジル〕−アミン;〔3−(4−メトキシ−フ
ェノキシ)−ベンジル〕−(2−フェニル−ピペリジン
−3−イル)−アミン;(4−フェノキシ−ベンジル)
−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;
(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−チオフェン
−2−イルメチル−アミン;フラン−2−イルメチル−
(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;
(5−メチル−フラン−2−イルメチル)−(2−フェ
ニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;(3−メチル
−チオフェン−2−イルメチル)−(2−フェニル−ピ
ペリジン−3−イル)−アミン;(2−フェニル−ピペ
リジン−3−イル)−チオフェン−3−イルメチル−ア
ミン;(3−メチル−ベンゾ〔b〕チオフェン−2−イ
ルメチル)−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)
−アミン;ベンゾフラン−2−イルメチル−(2−フェ
ニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;(5−エチル
−フラン−2−イルメチル)−(2−フェニル−ピペリ
ジン−3−イル)−アミン;(5−クロロ−3−メチル
−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イルメチル)
−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;
6−メトキシ−7−{〔1−(2−メトキシ−エチル)
−2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ〕−メチ
ル}−1−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン
−2−オン;(5−メチル−3−フェニル−イソキサゾ
ール−4−イルメチル)−(2−フェニル−ピペリジン
−3−イル)−アミン;(3−フェノキシ−ベンジル)
−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;
フラン−3−イルメチル−(2−フェニル−ピペリジン
−3−イル)−アミン;(3,5−ジメチル−1−フェ
ニル−1H−ピラゾール−4−イルメチル)−(2−フ
ェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;(5,7−
ジメトキシ−1H−インドール−4−イルメチル)−
(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;
(5−メトキシ−1H−インドール−3−イルメチル)
−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;
(4−オキシ−キノキサリン−2−イルメチル)−(2
−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;(2−
フェニル−ピペリジン−3−イル)−キノキサリン−2
−イルメチル−アミン;7−{〔1−(2,3−ジヒド
ロキシ−プロピル)−2−フェニル−ピペリジン−3−
イルアミン〕−メチル}−6−メトキシ−1−メチル−
3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;(2−
メトキシ−5−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−
〔2−フェニル−1−(2−ピロリジン−1−イル−エ
チル)ピペリジン−3−イル〕−アミン;6−エトキシ
−1−メチル−7−〔(2−フェニル−ピペリジン−3
−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−
キノリン−2−オン;〔1−(2−ジメチルアミノ−エ
チル)−2−フェニル−ピペリジン−3−イル〕−(2
−メトキシ−5−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−
アミン;3−(2−シクロプロポキシ−5−トリフルオ
ロメトキシ−フェニル)−6−フェニル−1−オキサ−
7−アザ−スピロ〔4.5〕デカン;〔1−(2−メト
キシ−エチル)−2−フェニル−ピペリジン−3−イ
ル〕−(2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシ−ベ
ンジル)−アミン;6−ヒドロキシ−1−メチル−7−
〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メ
チル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オ
ン;6−メトキシ−1−メチル−7−〔(2−フェニル
−オクタヒドロ−シクロペンタ〔b〕ピロール−3−イ
ルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノ
リン−2−オン;7−{〔2−(4−フルオロ−フェニ
ル)−ピペリジン−3−イルアミノ〕−メチル}−6−
メトキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オ
ン;6−メトキシ−1−メチル−7−(6−フェニル−
1−オキサ−7−アザ−スピロ〔4.5〕デク−3−イ
ル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;
6−メトキシ−1,3,3−トリメチル−5−〔(2−
フェニル−オクタヒドロ−シクロペンタ〔b〕ピロール
−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−イ
ンドール−2−オン;〔3−クロロ−2−(4−フルオ
ロ−フェノキシ)−ピリジン−4−イルメチル〕−(2
−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;6−エ
トキシ−1,3,3−トリメチル−5−〔(2−フェニ
ル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3
−ジヒドロ−インドール−2−オン;6−エトキシ−
1,3,3−トリメチル−5−〔(2−フェニル−オク
タヒドロ−シクロペンタ〔b〕ピロール−3−イルアミ
ノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−
オン;6−イソプロポキシ−1,3,3−トリメチル−
5−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)
−メチル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オ
ン;6−イソプロポキシ−1,3,3−トリメチル−5
−〔(2−フェニル−オクタヒドロ−シクロペンタ
〔b〕ピロール−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3
−ジヒドロ−インドール−2−オン;6−エトキシ−
1,3,3−トリメチル−5−〔(2−フェニル−オク
タヒドロ−シクロペンタ〔b〕ピロール−3−イルアミ
ノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−
オン;6−イソプロポキシ−1,3,3−トリメチル−
5−〔(2−フェニル−オクタヒドロ−シクロペンタ
〔b〕ピロール−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3
−ジヒドロ−インドール−2−オン;7−イソプロポキ
シ−1−メチル−6−〔(2−フェニル−ピペリジン−
3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H
−キノリン−2−オン;6−メトキシ−1−メチル−7
−〔(6−メチル−2−フェニル−ピペリジン−3−イ
ルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノ
リン−2−オン;6−メトキシ−1,3,3−トリメチ
ル−7−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミ
ノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−
2−オン;6−メトキシ−1,3−ジメチル−7−
〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メ
チル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オ
ン;6−メトキシ−1,3−ジメチル−5−〔(2−フ
ェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−
1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;6−メトキ
シ−1−メチル−5−〔(2−フェニル−ピペリジン−
3−イルアミノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−イン
ドール−2−オン;5−〔(1−イソプロピル−2−フ
ェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−6
−メトキシ−1,3,3−トリメチル−1,3−ジヒド
ロ−インドール−2−オン;6−メトキシ−1−メチル
−7−〔(2−フェニル−1−プロピル−ピペリジン−
3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H
−キノリン−2−オン;6−メトキシ−1−メチル−7
−{〔1−(5−メチル−3H−イミダゾール−4−イ
ルメチル)−2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミ
ノ〕−メチル}−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−
2−オン;7−{〔1−(1H−イミダゾール−4−イ
ルメチル)−2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミ
ノ〕−メチル}−6−メトキシ−1−メチル−3,4−
ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;7−〔(1−イ
ソプロピル−2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミ
ノ)−メチル〕−6−メトキシ−1−メチル−3,4−
ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;6−メトキシ−
1,3−ジメチル−7−〔(1−メチル−2−フェニル
−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−
ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;5−〔(1−イ
ソプロピル−2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミ
ノ)−メチル〕−6−メトキシ−1,3,3−トリメチ
ル−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;6−メ
トキシ−1−メチル−7−{〔1−(5−オキソ−2,
5−ジヒドロ−1H−〔1,2,4〕トリアゾール−3
−イルメチル)−2−フェニル−ピペリジン−3−イル
アミノ〕−メチル}−3,4−ジヒドロ−1H−キノリ
ン−2−オン;6−メトキシ−7−〔(2−フェニル−
ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジ
ヒドロ−1H−キノリン−2−オン;1−エチル−6−
メトキシ−7−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イ
ルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノ
リン−2−オン;1−メタンスルホニル−6−メトキシ
−7−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミ
ノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−
2−オン;6−メトキシ−1,4,4−トリメチル−7
−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−
メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オ
ン;8−フルオロ−6−メトキシ−1,4,4−トリメ
チル−7−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルア
ミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン
−2−オン;6−メトキシ−1−メチル−7−〔(2−
フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−
3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;6−メ
トキシ−1,4−ジメチル−7−〔(2−フェニル−ピ
ペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒ
ドロ−1H−キノリン−2−オン;6−メトキシ−2−
メチル−7−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イル
アミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−2H−イソキ
ノリン−1−オン;6−メトキシ−3−メチル−5−
〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メ
チル〕−1,1a,3,7b−テトラヒドロ−3−アザ
−シクロプロパ〔a〕ナフタレン−2−オン;6−メト
キシ−1−メチル−3,3−シクロプロピル−5−
〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メ
チル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;5
−メトキシ−1−メチル−3,3−シクロプロピル−6
−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−
メチル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;
6−メトキシ−1−メチル−(6−フェニル−1,7−
ジアザ−スピロ〔4.5〕デク−3−イル)−3,4−
ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;6−メトキシ−
1−メチル−7−フェニル−1,7−ジアザ−スピロ
〔4.5〕−デク−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1
H−キノリン−2−オン;6−メトキシ−3−メチル−
5−〔(1−フェニル−8−アザ−ビシクロ〔3,2,
1〕オクト−2−イルアミノ)−メチル〕−1,1a,
3,7b−テトラヒドロ−3−アザ−シクロプロパ
〔a〕ナフタレン−2−オン;(6−メトキシ−1−メ
チル−2,2−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロ−2−チオベンゾ〔c〔1,2〕チアジン−7−イル
−メチル)−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)
−アミン;6−メトキシ−3−メチル−5−〔(6−メ
チル−2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−
メチル〕−1,1a,3,7b−テトラヒドロ−3−ア
ザ−シクロプロパ〔a〕ナフタレン−2−オン;6−メ
トキシ−1−メチル−7−(6−フェニル−1,7−ジ
アザ−スピロ〔4.5〕デク−3−イル)−3,4−ジ
ヒドロ−1H−キノリン−2−オン;6−メトキシ−
1,3,3−トリメチル−5−〔(フェニル−ピペリジ
ン−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−
ピロロ〔2,3−b〕ピリジン−2−オン;5−メトキ
シ−1,3,3−トリメチル−6−〔(2−フェニル−
ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3−ジ
ヒドロ−ピロロ〔3,2−b〕ピリジン−2−オン;6
−メトキシ−1−メチル−7−〔(2−フェニル−ピペ
リジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒド
ロ−1H−〔1,5〕ナフチリジン−2−オン;7−
〔(6−エチル−2−フェニル−ピペリジン−3−イル
アミノ)−メチル〕−6−メトキシ−1−メチル−3,
4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;5−〔(6
−エチル−2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミ
ノ)−メチル〕−6−メトキシ−1,3,3−トリメチ
ル−1,3−ジヒドロ−インドール−−2−オン;6−
メトキシ−1,3,3−トリメチル−5−〔(2−フェ
ニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−1,
3−ジヒドロ−ピロロ〔2,3−b〕ピリジン−2−オ
ン;5−メトキシ−1,3,3−トリメチル−6−
〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メ
チル〕−1,3−ジヒドロ−ピロロ〔3,2−b〕ピリ
ジン−2−オン;6−メトキシ−1−メチル−7−
〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メ
チル〕−3,4−ジヒドロ−1H−〔1,5〕ナフチリ
ジン−2−オン;6−メトキシ−3−メチル−5−
〔(6−メチル−2−フェニル−ピペリジン−3−イル
アミノ)−メチル〕−1,1a,3,7b−テトラヒド
ロ−3−アザ−シクロプロパ〔a〕ナフタレン−2−オ
ン;6−メトキシ−1−メチル−7−(6−フェニル−
1,7−ジアザ−スピロ〔4.5〕デク−3−イル)−
3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン。
【0139】本発明の医薬組成物及び治療方法のための
XXIの化合物の他の例は:6−メトキシ−1−メチル
−7−〔(2−フェニル−6−プロピル−ピペリジン−
3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H
−キノリン−2−オン;7−〔(6−イソプロピル−2
−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕
−6−メトキシ−1−メチル−3,4−ジヒドロ−1H
−キノリン−2−オン;7−〔(6−Tert−ブチル
−2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチ
ル〕−6−メトキシ−1−メチル−3,4−ジヒドロ−
1H−キノリン−2−オン;7−〔(6−イソブチル−
2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチ
ル〕−6−メトキシ−1−メチル−3,4−ジヒドロ−
1H−キノリン−2−オン;7−〔(1,2,3,4,
5,6−ヘキサヒドロ−〔2,3’〕ビピリジニル−3
−イルアミノ)−メチル〕−6−メトキシ−1−メチル
−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;7−
〔(1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロ−〔2,
4’〕ビピリジニル−3−イルアミノ)−メチル〕−6
−メトキシ−1−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キ
ノリン−2−オン;(6−メトキシ−1−メチル−2,
2−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−チ
オベンゾ〔c〔1,2〕チアジン−7−イルメチル)−
(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;6
−メトキシ−3−メチル−5−〔(6−メチル−2−フ
ェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−
1,1a,3,7b−テトラヒドロ−3−アザ−シクロ
プロパ〔a〕ナフタレン−2−オン;6−メトキシ−1
−メチル−3,3−シクロプロピル−5−〔(6−メチ
ル−2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メ
チル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;5
−メトキシ−1−メチル−3,3−シクロプロピル−6
−〔(1−フェニル−8−アザ−ビシクロ〔3,2,
1〕オクト−2−イルアミノ)−メチル〕−1,3−ジ
ヒドロ−インドール−2−オン;6−メトキシ−1−メ
チル−3,3−シクロヘキサン−5−〔(2−フェニル
−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3−
ジヒドロ−インドール−2−オン;6−メトキシ−1−
メチル−3,3−シクロペンチル−5−〔(2−フェニ
ル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3
−ジヒドロ−インドール−2−オン;6−メトキシ−1
−メチル−3,3−シクロプロピル−5−〔(2−(4
−フルオロフェニル)−ピペリジン−3−イルアミノ)
−メチル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オ
ン;6−メトキシ−1−メチル−3,3−シクロブチル
−5−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミ
ノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−
オン;5−メトキシ−1−メチル−3,3−シクロブチ
ル−6−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミ
ノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−
オン;5−メトキシ−1−メチル−3,3−シクロプロ
ピル−6−〔(6−メチル−2−フェニル−ピペリジン
−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−イ
ンドール−2−オン;6−メトキシ−1,3−ジメチル
−5−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミ
ノ)−メチル〕−1,1a,3,7b−テトラヒドロ−
3−アザ−シクロプロパ〔a〕ナフタレン−2−オン;
7−〔(1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロ−
〔2,2’〕ビピリジニル−3−イルアミノ)−メチ
ル〕−6−メトキシ−1−メチル−3,4−ジヒドロ−
1H−キノリン−2−オン;及び6−〔(6−エチル−
2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチ
ル〕−5−メトキシ−1,1−ジメチル−インダン−2
−オン、である。
【0140】本発明の方法及び医薬組成物において使用
されることができる式(III)−(XX)の特定のNK−
1レセプター・アンタゴニストの他の例は、以下の化合
物及び医薬として許容されるそれらの塩である。
【0141】(2S,3S)−3−〔2−メトキシ−5
−(2−チアゾールイル)ベンジル〕アミノ−2−フェ
ニルピペリジン;(2S,3S)−3−(5−(2−イ
ミダゾールイル)−2−メトキシベンジル〕アミノ−2
−フェニルピペリジン;(2S,3S)−3−(2−メ
トキシ−5−(2−オキソピロリジニル)ベンジル〕ア
ミノ−2−フェニルピペリジン;(2S,3S)−3−
〔2−メトキシ−5−(4−メチル−2−チアゾールイ
ル)ベンジル〕−アミノ−2−フェニルピペリジン;
(2S,3S)−3−(2−メトキシ−5−(1,2,
3−チアジアゾール−4−イル)ベンジル〕アミノ−2
−フェニルピペリジン;(2S,3S)−(6−メトキ
シ−2−メチル−ベンゾチアゾール−5−イルメチル)
−(2−フェニルピペリジン−3−イル)アミン;(2
S,3S)−(5−(2,5−ジメチル−ピロール−1
−イル)−2−メトキシベンジル〕−(2−フェニルピ
ペリジン−3−イル)アミン;(2S,3S)−3−
〔2−メトキシ−5−(5−オキサゾールイル)ベンジ
ル〕アミノ−2−フェニルピペリジン;(2S,3S)
−(6−メトキシ−2−フェニル−ベンゾチアゾール−
5−イルメチル)−(2−フェニルピペリジン−3−イ
ル)−アミン;(2S,3S)−(6−メトキシ−2−
シクロプロピル−ベンゾチアゾール−5−イルメチル)
−(2−フェニルピペリジン−3−イル)アミン;(2
S,3S)−(6−メトキシ−2−tert−ブチル−
ベンゾチアゾール−5−イルメチル)−(2−フェニル
ピペリジン−3−イル)アミン;(2S,3S)−(6
−イソプロポキシオキシ−2−フェニル−ベンゾチアゾ
ール−5−イルメチル)−(2−フェニルピペリジン−
3−イル)アミン;(2S,3S)−(6−イソプロポ
キシ−2−メチル−ベンゾチアゾール−5−イルメチ
ル)−(2−フェニルピペリジン−3−イル)アミン;
(2S,3S)−(6−トリフルオロメトキシ−2−メ
チル−ベンゾチアゾール−5−イルメチル)−(2−フ
ェニルピペリジン−3−イル)アミン;(2S,3S)
−(6−メトキシ−2−メチル−ベンゾキサゾール−5
−イルメチル)−(2−フェニルピペリジン−3−イ
ル)アミン;(1SR−2SR,3SR,4RS)−3
−(6−メトキシ−3−メチルベンズイソキサゾール−
5−イル〕メチルアミン−2−ベンズヒドリルアザノル
ボルナン;(2S,3S)−(2−メトキシ−5−ピリ
ジン−2−イルベンジル)−(2−フェニルピペリジン
−3−イル)アミン;(2S,3S)−(2−メトキシ
−5−ピリミジン−2−イルベンジル)−(2−フェニ
ルピペリジン−3−イル)アミン;(2S,3S)−
(2−メトキシ−5−ピリジン−3−イルベンジル)−
(2−フェニルピペリジン−3−イル)アミン;(2
S,3S)−(2−メトキシ−5−(6−メチルピリジ
ン−2−イル)ベンジル〕−(2−フェニルピペリジン
−3−イル)アミン;(2S,3S)−〔5−(3,5
−ジメチルピラゾール−1−イル)−2−メトキシベン
ジル〕−(2−フェニルピペリジン−3−イル)アミ
ン;(2S,3S)−〔2−メトキシ−5−(3,4,
5−トリメチルピラゾール−1−イル)ベンジル〕−
(2−フェニルピペリジン−3−イル)アミン;(2
S,3S)−(2−イソプロポキシ−5−(3,4,5
−トリメチルピラゾール−1−イル)ベンジル)−(2
−フェニルピペリジン−3−イル)アミン;(2S,3
S)−〔5−(3,5−ジイソプロピルピラゾール−1
−イル)−2−メトキシベンジル〕−(2−フェニルピ
ペリジン−3−イル)アミン;(2S,3S)−〔5−
(3,5−ジメチルチオフェン−2−イル)−2−メト
キシベンジル〕−(2−フェニルピペリジン−3−イ
ル)アミン;(2S,3S)−(6−メトキシ−2,3
−ジメチル−ベンゾ〔b〕チオフェン−7−イルメチ
ル)−(2−フェニルピペリジン−3−イル)アミン;
(2S,3S)−(6−メトキシ−3−メチル−ベンゾ
〔d〕イソキサゾール−5−イルメチル)−(2−フェ
ニルピペリジン−3−イル)アミン;(1SR,2S
R,3SR,4RS)−(2−ベンズヒドリル−1−ア
ザ−ビシクロ〔2.2.1〕ヘプト−3−イル)−6−
メトキシ−2−メチル−ベンゾチアゾール−5−イルメ
チル)−アミン;(2S,3S)−(6−メトキシ−ベ
ンゾキサゾール−5−イルメチル)−(2−フェニル−
ピペリジン−3−イル)−アミン;(2S,3S)−
(6−メトキシ−ベンゾチアゾール−5−イルメチル)
−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;
(2S,3S)−5−メトキシ−1−メチル−6−(2
−フェニルピペリジン−3−イルアミノメチル)−1,
3−ジヒドロ−インドール−2−オン;(2S,3S)
−6−メトキシ−3−メチル−5−(2−フェニルピペ
リジン−3−イルアミノメチル)−3H−ベンゾキサゾ
ール−2−オン;(2S,3S)−6−メトキシ−3−
メチル−5−(2−フェニルピペリジン−3−イルアミ
ノメチル)−3H−ベンゾチアゾール−2−オン;(2
S,3S)−5−メトキシ−1,3−ジメチル−6−
(2−フェニルピペリジン−3−イルアミノメチル)−
1,3−ジヒドロ−ベンゾイミダゾール−2−オン;
(2S,3S)−(6−メトキシ−3−メチル−3H−
ベンゾトリアゾール−5−イルメチル)−(2−フェニ
ルピペリジン−3−イル)アミン;(2S,3S)−
(2−メトキシ−5−〔1,2,3〕チアジアゾール−
4−イル−ベンジル)−(2−フェニル−1−アザビシ
クロ〔2.2.2〕オクト−3−イル)アミン;(2
S,3S)−(2−メトキシ−5−〔1,2,3〕チア
ジアゾール−4−イル−ベンジル)−(2−ベンズヒド
リル−1−アザビシクロ−〔2.2.2〕オクト−3−
イル)アミン;(2S,3S)−(6−メトキシ−2−
メチル−ベンゾチアゾール−5−イルメチル)−(2−
フェニル−1−アザビシクロ−〔2.2.2〕オクト−
3−イル)アミン;(2S,3S)−(6−メトキシ−
2−メチル−ベンゾチアゾール−5−イルメチル)−
(2−ベンゾヒドリル−1−アザビシクロ−〔2.2.
2〕オクト−3−イル)アミン;(2S,3S)−(2
−メトキシ−5−チアゾール−2−イル−ベンジル)−
(2−ベンズヒドリル−1−アザビシクロ(2.2.
2)オクト−3−イル)アミン;(2S,3S)−(6
−メトキシ−2−メチル−ベンゾチアゾール−5−イル
メチル)−(2−フェニル−1−アザビシクロ−〔2.
2.1〕ヘプト−3−イル)アミン;(2S,3S)−
(6−メトキシ−2−メチル−ベンゾチアゾール−5−
イルメチル)−(2−ベンズヒドリル−1−アザビシク
ロ−〔2.2.1〕ヘプト−3−イル)アミン;(2
S,3S)−(2−メトキシ−5−〔1,2,4〕トリ
アゾール−4−イル−ベンジル)−(2−フェニルピペ
リジン−3−イル)アミン;(2S,3S)−(2−メ
トキシ−5−(1,2,4)トリアゾール−1−イル−
ベンジル)−(2−フェニルピペリジン−3−イル)ア
ミン;(2S,3S)−(2−メトキシ−5−チアゾー
ル−2−イルベンジル)−(2−フェニル−デカヒドロ
キノリン−3−イル)アミン;(2S,3S)−(2−
メトキシ−5−チアゾール−2−イルベンジル)−(2
−フェニル−オクタヒドロ−インドール−3−イル)ア
ミン;(2S,3S)−(2−メトキシ−5−オキサゾ
ール−4−イルベンジル)−(2−フェニルピペリジン
−3−イル)アミン;(2S,3S)−(6−メトキシ
−2−(2−プロピル)−ベンゾチアゾール−5−イル
メチル)−(2−フェニルピペリジン−3−イル)−ア
ミン;(2S,3S)−N−〔(5−オキソ−1H,4
H−1,2,4−トリアゾール)メチル〕−2−(4−
フルオロフェニル)−3−(3,5−ジトリフルオロメ
チル)ベンジルオキシモルフォリン;(1SR,2S
R,3SR,4RS)−(2−ベンズヒドリル−1−ア
ザビシクロ〔2.2.1〕ヘプト−3−イル)−(6−
メトキシ−2−フェニルベンゾチアゾール−5−イルメ
チル)アミン;(1SR,2SR,3SR,4RS)−
(2−ベンズヒドリル−1−アザビシクロ〔2.2.
1〕ヘプト−3−イル)−(6−メトキシ−2−シクロ
プロピルベンゾチアゾール−5−イルメチル)アミン;
(1SR,2SR,3SR,4RS)−(2−ベンズヒ
ドリル−1−アザビシクロ〔2.2.1〕ヘプト−3−
イル)−(6−メトキシ−2−tert−ブチルベンゾ
チアゾール−5−イルメチル)アミン;(1SR,2S
R,3SR,4RS)−(2−ベンズヒドリル−1−ア
ザビシクロ〔2.2.1〕ヘプト−3−イル)−(6−
メトキシ−2−(2−プロピル)ベンゾチアゾール−5
−イルメチル)アミン;(1SR,2SR,3SR,4
RS)−(2−ベンズヒドリル−1−アザビシクロ
〔2.2.1〕ヘプト−3−イル)−(6−イソプロポ
キシオキシ−2−フェニル−ベンゾチアゾール−5−イ
ルメチル)アミン;(1SR,2SR,3SR,4R
S)−(2−ベンズヒドリル−1−アザビシクロ〔2.
2.1〕ヘプト−3−イル)−(6−イソプロポキシオ
キシ−メチル−ベンゾチアゾール−5−イルメチル)ア
ミン;(1SR,2SR,3SR,4RS)−(2−ベ
ンズヒドリル−1−アザビシクロ〔2.2.1〕ヘプト
−3−イル)−(6−トリフルオロメトキシ−2−メチ
ル−ベンゾチアゾール−5−イルメチル)アミン;(6
−メトキシ−1−オキサ−2,3−ジアザインデン−5
−イルメチル)−(2−フェニル−ピペリジン−3−イ
ル)アミン;(6−メトキシ−2−メチル−1H−ベン
ゾイミダゾール−5−イルメチル)−(2−フェニルピ
ペリジン−3−イル)アミン;()−〔3R−〔3
a,6a(R* )〕〕−3−フェニル−7−フェニル−
1,8−ジアザスピロ〔5.5〕ウンデカン;()−
〔3R−〔3a,6a(R* )〕〕−3−(2−メトキ
シフェニル)−7−フェニル−1,8−ジアザスピロ
〔5.5〕ウンデカン;()−〔3R−〔3a,6a
(R* )〕〕−3−(2−メトキシ−5−トリフルオロ
メトキシ−フェニル)−7−フェニル−1,8−ジアザ
スピロ〔5.5〕ウンデカン;()−〔3R−〔3
a,6a(R* )〕〕−3−(5−クロロ−2−メトキ
シフェニル)−7−フェニル−1,8−ジアザスピロ
〔5.5〕ウンデカン;()−〔3R−〔3a,6a
(R* )〕〕−3−(5−イソプロピル−2−メトキシ
フェニル)−7−フェニル−1,8−ジアザスピロ
〔5.5〕ウンデカン;()−〔3R−〔3a,6a
(R* )〕〕−3−(5−tertブチル−2−メトキ
シフェニル)−7−フェニル−1,8−ジアザスピロ
〔5.5〕ウンデカン;()−〔3R−〔3a,6a
(R* )〕〕−3−(2−メトキシ−5−(N−メチル
−N−メチルスルホニルアミノフェニル)−7−フェニ
ル−1,8−ジアザスピロ〔5.5〕ウンデカン;
)−〔3R−〔3a,6a(R* )〕〕−3−(2
−ヨードフェニル)−7−フェニル−1,8−ジアザス
ピロ〔5.5〕ウンデカン;()−〔3R−〔3a,
6a(R* )〕〕−3−(2−メトキシ−4−メチルフ
ェニル)−7−フェニル−1,8−ジアザスピロ〔5.
5〕ウンデカン;()−〔3R−〔3a,6a(R
* )〕〕−3−(2−イソプロポキシフェニル)−7−
フェニル−1,8−ジアザスピロ〔5.5〕ウンデカ
ン;()−〔3R−〔3a,6a(R* )〕〕−3−
(2−ジフルオロメトキシ−5−トリフルオロメトキシ
フェニル)−7−フェニル−1,8−ジアザスピロ
〔5.5〕ウンデカン;()−〔3R−〔3a,5a
(R* )〕〕−3−(2−メトキシフェニル)−6−フ
ェニル−1,7−ジアザスピロ〔4.5〕デカン;
)−〔3R−〔3a,5a(R* )〕〕−3−(2
−メトキシ−5−トリフルオロメトキシフェニル)−6
−フェニル−1,7−ジアザスピロ〔4.5〕デカン;
)−〔3R−〔3a,5a(R* )〕〕−3−(5
−クロロ−2−メトキシフェニル)−6−フェニル−
1,7−ジアザスピロ〔4.5〕デカン;()−〔3
R−〔3a,5a(R* )〕〕−3−(5−イソプロピ
ル−2−メトキシフェニル)−6−フェニル−1,7−
ジアザスピロ〔4.5〕デカン;()−〔3R−〔3
a,5a(R* )〕〕−3−(5−tertブチル−2
−メトキシフェニル)−6−フェニル−1,7−ジアザ
スピロ〔4.5〕デカン;(2S,3S)−3−(2−
フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミ
ノ−2−フェニルピペリジン;(2S,3S)−3−
(2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ベンジル)
アミノ−2−フェニルピペリジン;(2S,3S)−3
−(2−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ベンジ
ル)アミノ−2−フェニルピペリジン;(2S,3S)
−3−(2−フェノキシ−5−(トリフルオロメチル)
ベンジル)アミノ−2−フェニルピペリジン;(2S,
3S)−3−(5−(1,1−ジフルオロエチル)−2
−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)アミノ−2−フ
ェニルピペリジン;(2S,3S)−3−(5−(1,
1−ジフルオロエチル)−2−メトキシベンジル)アミ
ノ−2−フェニルピペリジン;(2S,3S)−3−
(2−メトキシ−5−(2,2,2−トリフルオロエチ
ル)ベンジル)アミノ−2−フェニルピペリジン;(2
S,3S)−3−(2−メトキシ−5−(1−(トリフ
ルオロメチル)エチル)ベンジル)アミノ−2−フェニ
ルピペリジン;(2S,3S)−3−〔5−(1,1−
ジメチル−4,4,4−トリフルオロ−2−ブチニル)
−2−メトキシベンジル)アミノ−2−フェニルピペリ
ジン;(2S,3S)−3−〔5−(1,1−ジメチル
−2,2,2−トリフルオロエチル)−2−メトキシベ
ンジルアミノ〕−2−フェニルピペリジン;(2S,3
S)−3−(2,4−ジメトキシ−5−(2,2,2−
トリフルオロエチル)ベンジル)アミノ−2−フェニル
ピペリジン;(2S,3S)−3−〔5−〔(1−クロ
ロ−1−(トリフルオロメチル)エチル〕−2−メトキ
シベンジルアミノ〕−2−フェニルピペリジン;(2
S,3S)−2−フェニル−3−(5−(2,2,2−
トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル)−
2−メトキシベンジル)アミノピペリジン;(2S,3
S)−2−フェニル−3−(5−(2,2,2−トリフ
ルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル)−2−メ
トキシベンジル)アミノピペリジン;(2S,3S)−
2−フェニル−3−(5−(1,2,2,2−テトラフ
ルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル)−2−メ
トキシベンジル)アミノピペリジン;(2S,3S)−
3−(2−メトキシ−5−(1,1,2,2,2−ペン
タフルオロエチル)ベンジル)アミノ−2−フェニルピ
ペリジン;(2S,3S)−2−フェニル−3−(5−
(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−1−(トリ
フルオロメチル)エチル)−2−メトキシ−ベンジル)
アミノピペリジン;(2S,3S)−3−〔5−〔2,
2−ジフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル〕
−2−メトキシベンジル〕アミノ−2−フェニルピペリ
ジン;(2S,3S)−3−(2−メトキシ−5−
(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−
(トリフルオロメチル)エチル)ベンジル)−アミノ−
2−フェニルピペリジン;(2S,3S)−3−〔5−
メトキシ−1−(トリフルオロメチル)インダン−6−
イル)メチルアミノ〕−2−フェニルピペリジン;(2
S,3S)−3−((6−メトキシ−1−(トリフルオ
ロメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン
−7−イル)メチル)アミノ−2−フェニルピペリジ
ン;(2S,3S)−3−((2,2−ジフルオロ−6
−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン
−7−イル)メチル)アミノ−2−フェニルピペリジ
ン;(2S,3S)−3−(6−メトキシ−1,3,3
−トリメチルオキシンドール−5−イル)メチルアミノ
−2−フェニルピペリジン;(2S,3S)−3−(6
−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2,3,4
−テトラヒドロキノリン−7−イル)メチルアミノ−2
−フェニルピペリジン;(2S,3S)−3−(6−イ
ソプロポキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2,3,
4−テトラヒドロキノリン−7−イル)メチルアミノ−
2−フェニルピペリジン;(2S,3S)−3−(1−
イソプロピル−6−メトキシ−2−オキソ−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)メチルアミ
ノ−2−フェニルピペリジン;(2S,3S)−3−
〔(6−メトキシ−1−メチル−2−チオキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)メチ
ル〕アミノ−2−フェニルピペリジン・ジヒドロクロリ
ド;(2S,3S)−3−〔(7−メトキシ−1−メチ
ル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン−6−イル)メチル〕アミノ−2−フェニルピペリジ
ン・ジヒドロクロリド;(2S,3S)−3−〔(6−
メトキシ−1−メチル−2−オキソ−4H−3,1−ベ
ンゾチアジン−7−イル)メチル〕アミノ−2−フェニ
ルピペリジン・ジヒドロクロリド;(2S,3S)−3
−〔(6−メトキシ−1−メチル−2−チオキソ−4H
−3,1−ベンゾチアジン−7−イル)メチル〕アミノ
−2−フェニルピペリジン・ジヒドロクロリド;(2
S,3S,4R)−2−ジフェニルメチル−3−〔(2
−メトキシ−4,5−ジメチルフェニル)メチルアミ
ノ〕−4−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン;(2
SR,3SR,4RS)−2−ジフェニルメチル−3−
〔(2−メトキシ−4,5−ジメチルフェニル)メチル
アミノ〕−4−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン;
(2SR,3SR,4RS)−2−ジフェニルメチル−
3−〔(2−メトキシ−5−(メチルエチル)フェニ
ル)メチルアミノ〕−4−(カルボメトキシメチル)−
ピロリジン;(2SR,3SR,4RS)−2−ジフェ
ニルメチル−3−〔(2−メトキシ−5−(メチルエチ
ル)フェニル)メチルアミノ〕−4−(カルボキシメチ
ル)−ピロリジン;(2SR,3SR,4RS)−2−
ジフェニルメチル−3−〔(2−メトキシ−5−(メチ
ルエチル)フェニル)メチルアミノ〕−4−(2−ジメ
チルアミノ−カルバモイルエチル)ピロリジン;(2S
R,3SR,4RS)−2−ジフェニルメチル−3−
〔(2−トリフルオロメトキシフェニル)メチルアミ
ノ〕−4−(2−ヒドロキシエチル)−ピロリジン;
(2S,3S,4R)−2−ジフェニルメチル−3−
〔(2−メトキシ−5−(1,1−ジメチルエチル)フ
ェニル)メチルアミノ〕−4−(2−ヒドロキシエチ
ル)−ピロリジン;(2SR,3SR,4RS)−2−
ジフェニルメチル−3−〔(2−メトキシ−5−(1,
1−ジメチルエチル)フェニル)メチルアミノ〕−4−
(2−メトキシエチル)−ピロリジン;(2S,3S,
4R)−2−ジフェニルメチル−3−〔(2−メトキシ
−5−メチルエチル)フェニル)メチルアミノ〕−4−
(2−ヒドロキシエチル)−ピロリジン;(2SR,3
SR,4RS)−2−ジフェニルメチル−3−〔(2−
メトキシ−5−メチルエチル)フェニル)メチルアミ
ノ〕−4−(2−メトキシエチル)−ピロリジン;(2
SR,3SR,4RS)−2−ジフェニルメチル−3−
〔(2−メチル−5−(1,1−ジメチルエチル)フェ
ニル)メチル−アミノ〕−4−(2−ヒドロキシエチ
ル)−ピロリジン;(1SR,2SR,3SR,4R
S)−1−アザ−2−ジフェニルメチル−3−〔(2−
メトキシ−4,5−ジメチルフェニル)−メチルアミ
ノ〕−ビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン;(1SR,2
SR,3SR,4RS)−1−アザ−2−ジフェニルメ
チル−3−〔(2−メトキシフェニル)メチル−アミ
ノ〕ビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン;(1SR,2S
R,3SR,4RS)−1−アザ−2−ジフェニルメチ
ル−3−〔(2−メトキシ−5−(1,1−ジメチルエ
チル)−フェニル)メチルアミノ〕ビシクロ〔2.2.
1〕ヘプタン;(1SR,2SR,3SR,4RS)−
1−アザ−2−ジフェニルメチル−3−〔(2−メトキ
シ−5−トリフルオロメチル−フェニル)メチルアミ
ノ〕ビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン;(1SR,2S
R,3SR,4RS)−1−アザ−2−ジフェニルメチ
ル−3−〔(2−メトキシ−5−(1−ジメチルエチ
ル)フェニル)−メチルアミノ〕ビシクロ〔2.2.
1〕ヘプタン;(1SR,2SR,3SR,4RS)−
1−アザ−2−ジフェニルメチル−3−〔(2−メトキ
シ−5−プロピルフェニル)メチル−アミノ〕ビシクロ
〔2.2.1〕ヘプタン;(1SR,2SR,3SR,
4RS)−1−アザ−2−ジフェニルメチル−3−
〔(2−メトキシ−5−(1−メチルプロピル)−フェ
ニル)メチルアミノ〕ビシクロ〔2.2.1〕ヘプタ
ン;(1SR,2SR,3SR,4RS)−1−アザ−
2−フェニル−3−〔(2−メトキシフェニル)メチル
−アミノ〕ビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン;(1S
R,2SR,3SR,4RS)−1−アザ−2−フェニ
ル−3−〔(2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシ
フェニル)メチル−アミノ〕ビシクロ〔2.2.1〕ヘ
プタン;(2SR,3SR,4RS)−N−1−フェニ
ルメチル−2−ジフェニルメチル−3−〔(2−メトキ
シフェニル)メチル−アミノ〕−4−(2−ヒドロキシ
エチル)−ピロリジン;(2SR,3SR,4RS)−
2−ジフェニルメチル−3−〔(2−メトキシ−フェニ
ル)メチルアミノ〕−4−(2−ヒドロキシエチル)ピ
ロリジン;(2SR,3SR,4RS)−2−ジフェニ
ルメチル−3−〔(2−メトキシ−5−(1,1−ジメ
チルエチル)フェニル)メチル−アミノ〕−4−(2−
ヒドロキシエチル)−ピロリジン;(2SR,3SR,
4RS)−2−ジフェニルメチル−3−〔(2−メトキ
シ−5−トリフルオロメトキシフェニル)メチル−アミ
ノ〕−4−(2−ヒドロキシエチル)−ピロリジン;
(2SR,3SR,4RS)−2−ジフェニルメチル−
3−〔(2−メトキシ−5−(1−メチルエチル)フェ
ニル)メチル−アミノ〕−4−(2−ヒドロキシエチ
ル)−ピロリジン;(2SR,3SR,4RS)−2−
ジフェニルメチル−3−〔(2−メトキシ−5−プロピ
ルフェニル)メチルアミノ〕−4−(2−ヒドロキシエ
チル)ピロリジン;(2SR,3SR,4RS)−2−
ジフェニルメチル−3−〔(2−メトキシ−5−(1−
メチル−1−プロピル)フェニル)メチル−アミノ〕−
4−(2−ヒドロキシ−エチル)ピロリジン;(2S
R,3SR,4RS)−2−ジフェニルメチル−3−
〔(2−トリフルオロメトキシ−5−(1,1−ジメチ
ル)−フェニル)メチルアミノ〕−4−(2−ヒドロキ
シエチル)ピロリジン;(2SR,3SR,4RS)−
2−ジフェニルメチル−3−〔(2−メトキシ−5−ク
ロロフェニル)メチルアミノ〕−4−(2−ヒドロキシ
エチル)ピロリジン;(2SR,3SR,4RS)−2
−フェニル−3−〔(2−エトキシフェニル)メチル−
アミノ〕−4−(2−ヒドロキシエチル)−ピロリジ
ン;(2SR,3SR,4RS)−2−フェニル−3−
〔(2−メトキシ−5−(1,1−ジメチルエチル)フ
ェニル)メチルアミノ〕−4−(2−ヒドロキシ−エチ
ル)ピロリジン;(2SR,3SR,4RS)−2−フ
ェニル−3−〔(2−メトキシ−5−トリフルオロメト
キシフェニル)メチルアミノ〕−4−(2−ヒドロキシ
−エチル)ピロリジン;6−メトキシ−1,3,3−ト
リメチル−5−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イ
ルアミノ)−メチル〕−3−ジヒドロ−インドール−2
−オン;6−メトキシ−1−メチル−7−〔(2−フェ
ニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,
4−ジヒドロ−1H−キンドール−2−オン;6−メト
キシ−1,2−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒド
ロ−キノリン−7−イルメチル)−(2−フェニル−ピ
ペリジン−3−イル)アミン;6−イソプロポキシ−1
−メチル−7−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イ
ルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノ
リン−2−オン;7−メトキシ−1−メチル−6−
〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メ
チル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オ
ン;6−メトキシ−1−メチル−7−〔(2−フェニル
−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−1,4−
ジヒドロ−ベンゾ−〔d〕〔1,3〕チアジン−2−オ
ン;6−メトキシ−7−〔(2−フェニル−ピペリジン
−3−イルアミノ)−メチル〕1−(2,2,2−トリ
フルオロエチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン
−2−オン;6−イソプロポキシ−1−メチル−7−
〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メ
チル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−チオ
ン;及び6−メトキシ−1,3−ジメチル−7−〔(2
−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕
−3,3−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン。
【0142】本発明の他の好ましい態様は、不安又は抑
うつの治療のための上記医薬組成物、及び不安又は抑う
つの上記治療方法であって、式(III)−(XX)のNK
−1レセプター・アンタゴニスト又は医薬として許容さ
れるその塩が以下の化合物:(6−メトキシ−3−トリ
フルオロメチル−ベンゾ〔d〕イソキサゾール−5−イ
ルメチル)−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)
−アミン;6−メトキシ−1−メチル−7−〔(2−フ
ェニル−1−プロピル−ピペリジン−3−イルアミノ)
−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−
オン;6−メトキシ−1−メチル−7−{〔1−(5−
オキソ−2,5−ジヒドロ−1H−〔1,2,4〕トリ
アゾール−3−イルメチル)−2−フェニル−ピペリジ
ン−3−イルアミノ〕−メチル}−3,4−ジヒドロ−
1H−キノリン−2−オン;3−(2−メトキシ−5−
トリフルオロメトキシ−フェニル)−6−フェニル−
1,7−ジアザ−スピロ〔4.5〕デカン;6−メトキ
シ−1−メチル−7−〔(2−フェニル−ピペリジン−
3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H
−キノリン−2−オン;〔2−メトキシ−5−(2,
2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチ
ル)−ベンジル〕−(2−フェニル−ピペリジン−3−
イル)−アミン;(2S,3S)−N−〔(5−オキソ
−1H,4H−1,2,4−トリアゾロ)メチル〕−2
−(4−フルオロフェニル)−3−(3,5−ジトリフ
ルオロメチル)ベンジルオキシモルフォリン;〔5−
(1,1−ジメチル−プロピ−2−イニル)−2−メト
キシ−ベンジル〕−(2−フェニル−ピペリジン−3−
イル)−アミン;7−メトキシ−1−メチル−6−
〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メ
チル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オ
ン;〔2−メトキシ−5−(2,2,2−トリフルオロ
−1,1−ジメチル−エチル)−ベンジル〕−(2−フ
ェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;(7−メト
キシ−4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ
〔1,4〕オキサジン−6−イルメチル)−(2−フェ
ニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;〔2−メトキ
シ−5−(1−メチル−1−トリフルオロメチル−プロ
プ−2−イニル)−ベンジル〕−(2−フェニル−ピペ
リジン−3−イル)−アミン;(6−メトキシ−1−メ
チル−1−トリフルオロメチル−イソクロマン−7−イ
ルメチル)−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)
−アミン;2−{3−〔(2−ベンズヒドリル−1−ア
ザ−ビシクロ〔2.2.2〕オクト−3−イルアミノ)
−メチル〕−4−メトキシ−フェニル}−2−メチル−
プロペン−1−オール;3−(3,5−ビス−トリフル
オロメチル−ベンジルオキシ)−2−フェニル−ピペリ
ジン;5−〔2−(3,5−ビス−トリフルオロメチル
−ベンジルオキシ)−3−フェニル−モルフォリン−4
−イルメチル〕−2,4−ジヒドロ−〔1,2,4〕ト
リアゾール−3−オン;(2S,3S)−3−(2−メ
トキシ−5−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)アミ
ノ−2−フェニルピペリジン;(2S,3S)−N−
(5−イソプロピル−2−メトキシフェニル)メチル−
2−ジフェニルメチル−1−アザビシクロ〔2.2.
2〕−オクタン−3−アミン;(2S,3S)−N−
〔(5−オキソ−1H,4H−1,2,4−トリアゾー
ル)メチル〕−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(3,5−ジトリフルオロメチル)ベンジルオキシモル
フォリン;(2S,3S)−N−(5−tert−ブチ
ル−2−メトキシフェニル)メチル−2−ジフェニルメ
チル−1−アザビシクロ〔2.2.2〕−オクタン−3
−アミン;(2S,3S)−N−(5−エチル−2−メ
トキシフェニル)メチル−2−ジフェニルメチル−1−
アザビシクロ〔2.2.2〕−オクタン−3−アミン;
及び(2S,3S)−N−(5−n−プロピル−2−メ
トキシフェニル)メチル−2−ジフェニルメチル−1−
アザビシクロ〔2.2.2〕−オクタン−3−アミン、
並びに医薬として許容されるそれらの塩から選ばれるも
のに関する。
【0143】用語「ハロ」は、本明細書中に使用すると
き、特にことわらない限り、クロロ、フルオロ、ブロ
モ、及びヨードを含む。
【0144】用語「アルキル」は、本明細書中に使用す
るとき、特にことわらない限り、直鎖、分枝又は環状成
分又はそれらの組合せをもつ飽和1価炭化水素基を含
む。
【0145】用語「アルコキシ」は、本明細書中に使用
するとき、O−アルキル基(ここで、「アルキル」は先
に定義されたものである。)を含む。
【0146】用語「メチレン」は、本明細書中に使用す
るとき、−CH2 −を意味する。
【0147】用語「エチレン」は、本明細書中に使用す
るとき、−CH2 CH2 −を意味する。
【0148】用語「プロピレン」は、本明細書中に使用
するとき、−CH2 CH2 CH2 −を意味する。
【0149】用語「1以上の置換基」は、本明細書中に
使用するとき、1から、利用可能な結合部位の数に基づ
き可能性のある置換基の最大数を含む。
【0150】用語「不安緩解有効量」及び「抗不安有効
量」は、本明細書中に使用するとき、不安の治療におい
て有効な量をいう。
【0151】用語「抗抑うつ有効量」は本明細書中に使
用するとき、抑うつの治療において有効な量をいう。
【0152】用語「治療する」とは、疾患、失調(障
害)又は症状、又は1以上のその兆候の進行を逆転さ
せ、緩解し、阻害し、又はそれを防止することをいい、
そしてこれらを含み;そして「治療」及び「治療的に」
とは、先に定義した治療の行為をいう。
【0153】本発明の医薬組成物及び方法は、キラル中
心をもつことができ、そしてそれ故異なるエナンチオマ
ー形態で存在することができる、式(III)〜式(XX
I)のNK−1レセプター・アンタゴニストを含み、又
は投与することを含む。本発明は、使用されるNK−1
レセプター・アンタゴニストが、先に定義した式(III)
〜式(XXI)の化合物の光学異性体、互変異性体又は
立体異性体、又はその混合物であるところの、先に記載
した方法及び医薬組成物を含む。
【0154】本発明は、NK−1レセプター・アンタゴ
ニスト及び5HT1Dアンタゴニストの医薬として許容さ
れる酸付加塩を含み、又は投与することを含む医薬組成
物及び方法にも関する。本発明の方法及び医薬組成物に
おいて使用される塩基活性剤の医薬として許容される酸
付加塩を製造するために使用される可能性のある酸は、
非毒性酸付加塩、すなわち、医薬として許容されるアニ
オンを含む塩、例えば、塩化水素塩、臭化水素塩、ヨウ
化水素塩、硝酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、リン酸塩、酸
リン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、クエン酸塩、酸クエン酸
塩、2酒石酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、フマル酸
塩、グルコン酸塩、サッカレート、安息香酸塩、メタン
スルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン
酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、及びパモエート〔す
なわち、1,1′−メチレン−ビス−(2−ヒドロキシ
−3−ナフトエート)〕塩を形成するものである。
【0155】本発明は、NK−1レセプター・アンタゴ
ニスト及び5H1Dアンタゴニストの医薬として許容され
る塩基付加塩を含み、又は投与することを含む医薬組成
物及び方法にも関する。本発明の方法において使用され
る酸活性剤の医薬として許容される塩基塩を製造するた
めに試薬として使用されることができる化学塩基は、上
記化合物と非毒性塩基塩を形成するものである。このよ
うな非毒性塩基塩は、非限定的に、医薬として許容され
るカチオン、例えば、アルカリ金属カチオン(例えば、
カリウム及びナトリウム)、及びアルカリ土類金属カチ
オン(例えば、カルシウム及びマグネシウム)から得ら
れるもの、アンモニウム又は水溶性アミン付加塩、例え
ば、N−メチルグルカミン(メグルミン)、及び低級ア
ルカノールアンモニウム、並びに医薬として許容される
有機アミンの他の塩基塩を含む。
【0156】本発明は、式(III)〜式(XXI)中に記
載したもの又は他のNK−1レセプター・アンタゴニス
トに同一である同位体標識された化合物を使用する医薬
組成物及び治療方法にも関するが、1以上の原子は天然
に通常存在する原子量又は原子香子と異なる原子量又は
原子番号をもつ原子により置換されるという事実があ
る。本発明の医薬組成物及び方法において使用されるN
K−1レセプター・アンタゴニスト内に取り込まれるこ
とができる同位体の例は、水素、炭素、窒素、酸素、リ
ン、フッ素、及び塩素の同位体、例えば、それぞれ、 2
H、 3H、13C、 14C、15N、18O、17O、31P、
32P、35S、18F、及び36Clを含む。上述の同位体及
び/又は他の同位体を含む、本発明の医薬組成物及び方
法において使用されるNK−1レセプター・アンタゴニ
スト、そのプロドラッグ、及び上記化合物又は上記プロ
ドラッグの医薬として許容される塩も、本発明の範囲内
にある。特定の同位体標識されたNK−1レセプター・
アンタゴニスト、例えば、放射性同位体、例えば、
3H、及び14Cがその内に取り込まれているものが、医
薬及び/又は基質組織分布アッセイにおいて有用であ
る。トリチル化、すなわち、 3H、及び炭素−14、す
なわち、14C同位体は、それらの製造及び検出可能性の
ために特に好ましい。さらに、より重い同位体、例えば
重水素、すなわち、 2Hによる置換が、より高い代謝安
定性から生じる特定の治療的利点、例えば、より長いイ
ンビボにおける半減期又は低下された投与量要求を与え
ることができ、そしてこれ故、いくつかの情次において
は好ましいものでありうる。
【0157】本発明の詳細な説明 以下の文献は、集合的に、本発明の医薬組成物及び方法
における5HT1Dレセプター・アンタゴニストと併合し
て、NK−1レセプター・アンタゴニストとしての活性
を示し、かつ、使用されることができる、キヌクリジ
ン、エチレン・ジアミン、ピロリジン、及びアザノルボ
ルナン誘導体、並びに関連化合物について、そして上記
のものを製造する方法について言及する:1992年1
1月11日発行米国特許第5,162,339号;19
93年4月3日発行米国特許第5,232,929号;
1992年11月26日に公開国際特許出願WO92/
20676;1993年1月7日公開国際特許出願WO
93/00331;1992年12月10日公開国際特
許出願WO92/21677;1993年1月7日公開
国際特許出願WO93/00330;1993年4月1
日公開国際特許出願WO93/06099;1993年
5月27日公開国際特許出願WO93/10073;1
992年4月16日公開国際特許出願WO92/060
79;1992年7月23日公開国際特許出願WO92
/12151;1992年7月17日公開国際特許出願
WO92/15585;1993年5月27日公開国際
特許出願WO93/10073;1993年9月30日
公開国際特許出願WO93/19064;1994年4
月28日公開国際特許出願WO94/08997;19
94年3月3日公開国際特許出願WO94/0449
6;1995年3月3日公開国際特許出願WO95/0
7908;1994年9月15日公開国際特許出願WO
94/20500;1994年6月23日公開国際特許
出願WO94/13663;1995年6月22日公開
国際特許出願WO95/16679;1997年3月6
日公開国際特許出願WO97/08144;1997年
1月30日公開国際特許出願WO97/03066;1
999年5月27日公開国際特許出願WO99/297
14;1992年12月10日出願米国特許出願第98
8,653号;1993年3月4日出願米国特許出願第
026,382号;1997年9月17日出願米国特許
出願第123,306号;及び1993年6月4日出願
米国特許出願第072,629号。上記国際特許出願の
全てが米国を指定している。上記特許及び特許出願を全
体として本明細書中に援用する。
【0158】式(III)のNK−1レセプター・アンタゴ
ニストは、以下の特許及び特許出願:WO93/003
31、WO92/21677、WO92/15585、
WO92/01688、WO93/06099、WO9
1/18899、米国特許第5,162,339号、及
び米国特許第5,232,929号、中に記載されるよ
うに製造されうる(これらの全ては、先に言及され、そ
して全体として本明細書中に援用される)。式(III)の
NK−1レセプター・アンタゴニスト(すなわち、式(I
II)の化合物と同一に定義されるが、X1 、X2 、又は
3 のいずれもフッ素化アルコキシ基ではなく、R1
3 、R4 、R5 、R6 、R7 、及びR 13の中の少なく
とも1が、フッ素化アルコキシ基で置換されたアリール
基であるというさらなる条件をもつ化合物)は、WO9
3/00331中に記載されるように製造されうる。
【0159】式(IXa)と式(IXb)のNK−1レセプ
ター・アンタゴニストは、1994年6月23日に公開
された国際特許出願WO94/13663中に記載され
たように製造されうる。
【0160】式(XVIII)のNK−1レセプター・アン
タゴニストは、1997年3月6日に公開された国際特
許出願WO97/08144中に記載されたように製造
されうる。
【0161】式(XIX)のNK−1レセプター・アンタ
ゴニストは、1997年1月30日に公開された国際特
許出願WO97/03066、及び1999年5月27
日に公開された国際特許出願WO99/25714中に
記載されたように製造されうる。
【0162】式(XX)のNK−1レセプター・アンタ
ゴニストは、1994年9月15日に公開された国際特
許出願WO94/20500中に記載されたように製造
されうる。
【0163】式(XXI)のNK−1レセプター・アン
タゴニストは、2000年6月20日に出願された米国
プロビジョナル特許出願中に記載されたように製造され
うる。
【0164】本発明の医薬組成物及び方法において、5
HT1Dレセプター・アンタゴニストとともに、使用され
うる他のNK−1レセプター・アンタゴニストは、以下
の文献中に記載された化合物及び医薬として許容される
塩である:1992年8月19日公開ヨーロッパ特許出
願EP499,313;1992年12月30日公開ヨ
ーロッパ特許出願EP520,555;1993年1月
13日公開ヨーロッパ特許出願EP522,808;1
993年2月24日公開ヨーロッパ特許出願EP52
8,495;1993年7月22日公開PCT特許出願
WO93/14084;1993年1月21日公開PC
T特許出願WO93/01169;1993年1月21
日公開PCT特許出願WO93/01165;1993
年1月2日公開PCT特許出願WO93/01159;
1992年11月26日公開PCT特許出願WO92/
20661;1992年12月12日公開ヨーロッパ特
許出願EP517,589;1991年5月22日公開
ヨーロッパ特許出願EP428,434;及び1990
年3月28日公開ヨーロッパ特許出願EP360,39
0。上記特許出願の全てが米国を指定している。以上の
特許及び特許出願を全体として本明細書中に援用する。
【0165】本発明は、NK−1レセプター・アンタゴ
ニストと5HT1Dレセプター・アンタゴニスト、又はそ
れらの医薬として許容される塩が、その医薬組成物の部
分としてともに投与されるような不安又は抑うつの治療
方法、並びに上記2つの活性剤が、上記併合療法の利益
を得るようにデザインされた適当な投与処方の部分とし
て別々に投与されるような方法に関する。適当な投与処
方、投与される各投与の量、及び各活性剤の投与の間の
特定の間隔は、処置される患者(対象)、吐しゃ性(e
metogen)、及びその症状の重度に依存するであ
ろう。一般に、本発明の方法の実施においては、NK−
1アンタゴニスト・レセプターは、成人に、1又は分割
された投薬において、約0.05〜約1500mg/日、
好ましくは約5〜約200mg/日の範囲にわたる量で投
与されるであろう。上記化合物は、1日当り6回まで
の、好ましくは1日当り1〜4回の、特に1日当り2回
の、そして最も特に1日1回の処方で投与されうる。5
HT1Dレセプター・アンタゴニストのために好適な投与
量レベルは、約0.5〜1500mg/日、好ましくは約
2.5〜1000mg/日、そして特に約2.5〜500
mg/日である。上記化合物は、1日当り6回までの、好
ましくは1日当り1〜4回の、特に1日当り2回の、そ
してより特に1日1回の処方で投与されうる。5HT1D
レセプター・アンタゴニストのために好適な投与量レベ
ルは、約10.5〜1500mg/日、好ましくは約2.
5〜1000mg/日、そして特に約2.5〜500mg/
日である。上記化合物は、1日当り6回までの、好まし
くは1日当り1〜4回の、特に1日当り2回の、そして
最も特に1日1回の処方で投与されうる。しかしなが
ら、処置される動物の種、及び上記薬物に対するその個
体の応答、並びに選ばれた医薬組成物のタイプ、並びに
そのような投与が実施されるところの時間期間及び間隔
に依存して変化が生じうる。ある場合には、上述の範囲
の下限を下廻る投与量レベルが適当よりも良いものであ
りえ、一方、他の場合には、有害な副作用を引き起こさ
ずにさらに高い投与量が使用されうる。但し、このよう
なより高い投与量は、その日の全体にわたる投与のため
にいくつかの低い投与量にまず分割される。
【0166】抑うつ又は不安の治療における使用のため
に要求されるNK−1レセプター・アンタゴニストと5
HT1Dレセプター・アンタゴニストの量は、選ばれた特
定の化合物又は組成物に伴って変化するだけでなく、投
与経路、処置される症状の性質、及び患者の年齢及び症
状に伴って変化するであろうし、そして最終的には、患
者の内科医又は薬剤師の裁量であろう。
【0167】本発明の医薬組成物及び方法において使用
されるNK−1レセプター・アンタゴニスト、それらの
医薬として許容される塩、並びに5HT1Dレセプター・
アンタゴニスト、及びそれらの医薬として許容される塩
を、以下、「治療剤」ともいう。上記治療剤は、経口又
は非経口経路のいずれかを介して投与されうる。NK−
1レセプター・アンタゴニスト及び5HT1Dレセプター
・アンタゴニストの両者、又は1又は両治療剤の医薬と
して許容される塩を含む組成物は、一般に、投与される
各活性剤の合計量が上記ガイドライン内にあるように、
1又は分割投与において、経口的に又は非経口的に毎日
投与されるであろう。
【0168】上記治療剤は、先に示したいずれかの経路
により、単独で、又は医薬として許容される担体又は希
釈剤とともに投与されることができ、そしてこのような
投与は、1回投与又は多数回投与により行われることが
できる。より特に、本発明の治療剤は、多種多様な投与
形態で投与されることができ、すなわち、それらは、錠
剤、カプセル、薬用ドロップ(lozenges)、ト
ローチ、ハード・キャンディー、坐剤、水性懸濁液、注
射溶液、エリキシル剤、シロップその他の形態でさまざ
まな医薬として許容される不活性担体と併合されること
ができる。このような担体は、固体希釈剤又は増量剤、
無菌水性媒質、及びさまざまな非毒性有機溶媒等を含
む。その上、経口医薬組成物は、好適に甘くされ、そし
て/又は風味をつけられることができる。一般に、本発
明の治療剤は、別々に(すなわち、同一医薬組成物中で
はない)投与されるとき、約5.0重量%〜約70重量
%の範囲にわたる濃度レベルにおいて上記投与形態で存
在する。
【0169】経口投与のためには、さまざまな賦形剤、
例えば微晶性セルロース、クエン酸ナトリウム、炭酸カ
ルシウム、リン酸カルシウム、及びグリシンを含む錠剤
が、さまざまな崩壊剤、例えば、デンプン(そして好ま
しくは、コーン、ポテト又はタピオカ・スターチ)、ア
ルギン酸、及び特定の錯ケイ酸とともに、顆粒化バイン
ダー、例えば、ポリビニルピロリドン、スクロース、ゼ
ラチン、及びアカシアとともに、使用されることができ
る。さらに、滑剤、例えば、ステアリン酸マグネシウ
ム、ラウリル硫酸ナトリウム、及びタルクも、しばし
ば、錠剤化目的のために有用である。類似のタイプの固
体組成物も、ゼラチン・カプセル内の増量剤として使用
されることができ;この意味で好ましい材料は、ラクト
ース又は乳糖、及び高分子量ポリエチレン・グリコール
も含む。水性懸濁液及び/又はエリキシルが経口投与の
ために望ましいとき、上記活性成分は、さまざまな甘味
料又はフレーバー、着色料又は染料、そして望ましい場
合には、乳化及び/又は懸濁剤と、水、エタノール、プ
ロピレン・グリコール、グリセリンの如き希釈剤その他
のそのさまざまな組成物とともに、併合されることがで
きる。
【0170】非経口投与のためには、ゴマ又はピーナッ
ツ油のいずれか又は水性プロピレン・グリコール中の治
療剤の溶液が使用されうる。この水性溶液は、必要な場
合好適に緩衝液化され、そしてその液体希釈物はまず等
張性でなければならない。これらの水性溶液は、静脈内
注射目的のために好適である。上記油状溶液は、関節
内、筋中、及び皮下注射目的のために好適である。無菌
条件下の上記溶液の全て調製は、当業者に周知の標準的
な医療技術により容易に達成される。
【0171】先に述べたように、NK−1レセプター・
アンタゴニスト、及び5HT1Dレセプター・アンタゴニ
ストは、単一の医薬組成物中に配合されることも、又は
本発明に従う同時、別々の又は順番の使用のための個々
の医薬組成物中に配合されることができる。
【0172】好ましくは、NK−1レセプター・アンタ
ゴニストと5HT1Dレセプター・アンタゴニストの両
者、並びにこれらの活性剤の中の1だけをデリバリーす
るために使用される医薬組成物を含む、本発明に係る組
成物は、吸入又は通気による、又は経皮パッチによる投
与による又は口腔吸収ウェーハーによる経口、非経口又
は直腸投与のために、単位投与形態、例えば、錠剤、ピ
ル、カプセル、粉末、顆粒、溶液又は懸濁液、又は坐剤
の形態にある。
【0173】固体組成物、例えば錠剤の製造のために
は、主要活性成分が、医薬担体、例えば、慣用の錠剤化
成分、例えば、コーン・スターチ、ラクトース、スクロ
ース、ソルビトール、タルク、ステアリン酸、ステアリ
ン酸マグネシウム、リン酸カルシウム、又はガム、その
他の医薬希釈剤、例えば水と混合されて、本発明の化合
物又は非毒性のその医薬として許容される塩の均質混合
物を含む固体プレ配合組成物が形成される。上記プレ配
合組成物を均質(homogeneous)というと
き、その活性成分がその組成物の全体にわたり均一に分
散されて、その組成物が、等しく有効な単位投与形態、
例えば錠剤、ピル、及びカプセルに容易に亜分割されう
るということを意味する。この固体プレ配合組成物は、
次に、典型的には、0.05〜約500mgの、その組成
物中に含まれる各治療剤を含む上記のタイプの単位投与
形態に亜分割される。上記組成物の錠剤又はピルは、コ
ートされ又は他の方法で混合物とされ(compoun
ded)て、延長された作用の利点を付与する投与形態
が提供される。例えば、錠剤又はピルは、内部投与成分
と外部投与成分を含み、後者は前者の上の外皮の形態に
ある。この2つの成分は、胃の中での崩壊に耐え、そし
て上記内部成分が無傷で十二指腸内に通過し又は放出を
遅らせることを許容することに役立つ腸溶コートにより
分離されることができる。さまざまな材料がこのような
腸溶層又はコーティングのために使用されることがで
き、このような材料は、多数のポリマー酸、及びポリマ
ー酸とシェラック・アセチル・アルコール及び酢酸セル
ロースの如き材料との混合物を含む。
【0174】本発明の新規組成物が経口投与又は注射に
よるためにその中に取り込まれることができるところの
液体形態は、水性溶液、好適に調味された(flavo
ured)シロップ、水性又は油性懸濁液、及び食用
油、例えば、綿実油、ゴマ油、ココナッツ油、ピーナッ
ツ油、又は大豆油との調味されたエマルジョン、並びに
エリキシル及び同様の医薬媒体を含む。
【0175】水性懸濁液のための好適な分散又は懸濁剤
は、合成及び天然ガム、例えば、トラガカンス、アカシ
ア、アルギネート、デキストラン、ナトリウム・カルボ
キシメチル・セルロース、メチルセルロース、ポリビニ
ル−ピロリドン又はゼラチンを含む。
【0176】注射によるNK−1レセプター・アンタゴ
ニスト又は他の治療剤の投与のための好ましい組成物
は、表面活性剤(又は水和剤又は界面活性剤)とともに
又は(水/油又は油/水エマルジョンのような)エマル
ジョンの形態で上記治療剤を含むものを含む。
【0177】好適な表面活性剤は、特に、非イオン剤、
例えば、ポリオキシエチレンソルビタン(例えば、Tw
een(商標)20,40,60,80又は85)その
他のソルビタン(例えば、Span(商標)20,4
0,60,80又は85)を含む。表面活性剤を含む組
成物は、便利には、0.05〜5%の間の、そして好ま
しくは0.1〜2.5%の間の表面活性剤を含むであろ
う。他の成分、例えば、マンニトール又は他の医薬とし
て許容される媒体も必要により添加されうることが理解
されるであろう。
【0178】好適なエマルジョンは、商業的に入手可能
な脂肪エマルジョン、例えば、Intralipid
(商標)、Infonutrol(商標)、Lipof
undin(商標)、及びLipiphysan(商
標)を用いて製造されうる。上記治療剤はプレミックス
されたエマルジョン組成物中に溶解されることができる
か、又はそれは油(例えば、大豆油、サフラワー油、綿
実油、ゴマ油、コム油(com oil)又はアーモン
ド油)、及びリン脂質(例えば、卵リン脂質、大豆リン
脂質又は大豆レシチン)との混合の間に形成されるエマ
ルジョン、並びに水に溶解されることもできる。他の成
分、例えばグリセロール又はグルコースも、上記エマル
ジョンの張性を調整するために添加されうると理解され
る。好適なエマルジョンは、典型的には、20%まで
の、例えば、5〜20%の間の油を含有するであろう。
この脂肪エマルジョンは、好ましくは、0.1〜1.0
μmの、特に0.1〜0.5μmの間の脂肪滴を含み、
そして5.5〜8.0の範囲内のpHをもつであろう。
【0179】吸入又は通気のための組成物は、医薬とし
て許容される水性又は有機溶媒又はそれらの混合物中の
溶液及び懸濁液、及び粉末を含む。上記液体又は固体組
成物は、上記の好適な医薬として許容される賦形剤を含
有しうる。好ましくは、上記組成物は、局所又は全身効
果のために経口又は鼻内吸入経路により投与される。好
ましく滅菌された医薬として許容される溶媒中の組成物
は、不活性ガスの使用により噴霧されることができる噴
霧された溶液は、噴霧装置から直接吸い込まれることが
でき又は噴霧装置は、フェース・マスク、テント又は間
欠正圧呼吸装置に付着されることができる。溶液、懸濁
液、又は粉末組成物は、適当なやり方で上記配合物をデ
リバリーする装置から、好ましくは経口的又は鼻から投
与されることができる。
【0180】本発明の組成物は、慣用技術を用いた経皮
パッチの形態における投与のためにも提供されうる。上
記組成物は、例えば、吸収ウェハーを用いて口腔を介し
ても投与されうる。
【0181】本発明は、NK−1レセプター・アンタゴ
ニストと5HT1Dレセプター・アンタゴニスト又は上記
治療剤の中の1又は両者の医薬として許容される塩を、
医薬として許容される担体又は賦形剤と会合させること
を含む、NK−1レセプター・アンタゴニスト及び5H
1Dレセプター・アンタゴニスト、又はそれらの医薬と
して許容される塩を含む医薬組成物の製造方法をさらに
提供する。
【0182】サブスタンスPアンタゴニストとしての、
本発明の化合物の活性は、放射性リガンドを用いて、N
K−1レセプター又はIM−9細胞を現すCHO−細胞
内のそのレセプター部位におけるサブスタンスPの結合
を阻害するそれらの能力により決定される。本明細書中
に記載するピペリジン化合物のサブスタンスPアンタゴ
ニスト活性は、The Journal of Immunology, 133, 3260
(1984) 中に報告されたように、M.A. Cascieri et a
l., により記載された標準的なアッセイ手順を用いて評
価される。この方法は、本質的に、上記単離されたウシ
組織又はIM−9細胞内でのそれらのレセプター部位に
おける放射標識されたサブスタンスPリガンドの量を5
0%減少させるために要求される個々の化合物の濃度を
測定し、そしてそれによりテストした各化合物について
特徴的なIC50値を得ることを含む。より特に、化合物
によるヒトIM−9細胞への〔 3H〕SP結合の阻害が
アッセイ・バッファー(50mM Trin−HCl(pH
7.4)、1mM MnCl2、0.02%ウシ血清アル
ブミン、バシトラシン(40μg/ml)、ロイペプチン
(4μg/ml)、キモスタチン(2μg/ml)、及びホ
スホラミドン(30μg/ml))中で測定される。この
反応は、0.56nM〔 3H〕SPと各種濃度の化合物を
含む上記アッセイ・バッファー(合計容量:0.5ml)
に、細胞を添加することにより開始され、そして4℃で
120分間インキュベートに供される。インキュベーシ
ョンは、(2時間0.1%ポリエチレンイミン中でプレ
浸漬された)GF/Bフィルター上での濾過により停止
される。非特異的結合は、1μMSPの存在下で残存す
る放射能として定義される。上記フィルターは、チュー
ブ内に入れられ、そして液体シンチレーション・カウン
ターを用いてカウントされる。
【0183】単一又は別個の医薬組成物として、併合し
て投与されるとき、CNS−ペネトラントNK−1レセ
プター・アンタゴニストと5HT1Dレセプター・アンタ
ゴニストは、望ましい効果の顕出に矛盾しない比におい
て提供される。特に、CNS−ペネトラントNK−1レ
セプター・アンタゴニスト対5HT1Dレセプター・アン
タゴニストの重量比は、好適には、0.001対1〜1
000対1の間、そして特に0.01対1〜100対1
の間であろう。
【0184】本明細書中に使用するとき、用語「患者
(patient)」は、経済的に重要な動物、例え
ば、ウシ、ヒツジ、及びブタ動物、特に肉を産出するも
の、並びに家畜動物(例えば、ネコ、及びイヌ)、スポ
ーツ動物(例えば、ウマ)、動物園の動物、そしてヒト
を含み、後者が好ましい。
【0185】本明細書中に使用するとき、用語「CNS
−ペネトラント」とは、以下に定義するようなアレチネ
ズミ(gerbil)においてNK−1レセプター・ア
ンタゴニスト誘導フット・タッピングを阻害することが
できるNK−1レセプター・アンタゴニストをいう。
【0186】本質的には、麻酔下、中心室内に直接NK
−1レセプター・アンタゴニスト、GR73632(d
−Ala〔L−Pro9 ,Me−Leu10〕−サブスタ
ンスP(7−1 1))を注入することにより引き起こ
されるアレチネズミにおける後肢タッピング(hind
foot−tapping)は、GR73632刺激
の直前に静脈内にCNS−ペネトラントNK−1レセプ
ター・アンタゴニストが投与されるときに阻害され、こ
こでは、麻酔から回復した後5分間の期間にわたり後肢
タッピングがID50≦3mg/kgをもって、そして好まし
くはID50≦1mg/kgをもって阻害される。
【0187】別法においては、NK−1レセプター・ア
ンタゴニストは、GR73632刺激の1時間前に経口
投与され、ここでは、麻酔から回復後5分間の期間にわ
たるフット−タッピングが、ID50≦30mg/kgをもっ
て、そして好ましくはID50≦10mg/kgをもって阻害
される。
【0188】本発明において使用されるCNS−ペネト
ラントNK−1レセプター・アンタゴニストは、以下に
定義するような、モルモットの子による分離誘導発声
(separation−induced vocal
isations)の弱化においても有効である。
【0189】本質的には、モルモットの子における発声
応答は、それらの母親、及び1腹の子からの隔離により
引き起こされ、その応答は、CNS−ペネトラントNK
−1レセプター・アンタゴニストが隔離の30分前に皮
下注射されるときに、弱化され、ここでは、隔離から最
初の15分間の間の発声は、ID50≦20mg/kgをもっ
て、好ましくはID50≦10mg/kgをもって、そして特
にID50≦5mg/kgをもって弱化される。
【0190】別法においては、NK−1レセプター・ア
ンタゴニストは、隔離の4時間前に経口投与され、ここ
では、隔離から最初の15分間の間の発声は、ID50
20mg/kgをもって、好ましくはID50≦10mg/kgを
もって、そして特にID50≦5mg/kgをもって弱化され
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/4709 A61K 31/4709 4C063 31/496 31/496 4C065 31/5377 31/5377 4C084 31/541 31/541 4C086 A61P 25/00 101 A61P 25/00 101 4C204 25/20 25/20 25/22 25/22 25/24 25/24 43/00 43/00 // C07D 209/02 C07D 209/02 233/76 233/76 265/32 265/32 277/34 277/34 279/12 279/12 307/68 307/68 333/38 333/38 401/12 401/12 401/14 401/14 413/12 413/12 471/10 101 471/10 101 (72)発明者 クリストファー ジョセフ シュミット アメリカ合衆国,コネチカット 06340, グロトン,イースタン ポイント ロー ド,ファイザー グローバル リサーチ アンドディベロップメント Fターム(参考) 4C023 HA02 4C033 AD01 AD20 4C036 AA12 AA20 4C037 MA02 4C056 AB01 AC03 AD01 AE03 EA06 EB03 EC06 4C063 AA01 AA03 BB09 CC14 CC51 DD10 EE01 4C065 AA15 BB04 CC01 DD02 EE02 HH02 JJ01 KK04 LL01 PP03 4C084 AA20 AA27 MA02 ZA05 ZA12 ZA22 ZC42 4C086 AA01 BC10 BC28 BC50 BC67 BC73 BC82 BC88 CB05 GA02 GA04 GA07 GA08 GA09 GA10 GA12 MA03 MA05 NA14 ZA05 ZA12 ZA22 ZC42 4C204 BB01 CB06 DB07 DB31 EB03 FB01 GB01

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 哺乳動物における不安(anxiet
    y)又は抑うつ(depression)の治療のため
    の医薬組成物であって:(a)5HT1Dレセプター・ア
    ンタゴニスト又は医薬として許容されるその塩;(b)
    CNS−ペネトラント(CNS−penetrant)
    NK−1レセプター・アンタゴニスト又は医薬として許
    容されるその塩;及び(c)医薬として許容される担
    体、を含み;ここで上記活性剤(a)と(b)は、それ
    ぞれ、上記組成物を不安又は抑うつの治療において有効
    にする量で存在する、前記医薬組成物。
  2. 【請求項2】 前記NK1レセプター・アンタゴニスト
    又は医薬として許容されるその塩が、以下に定義する式
    (III)の化合物: 【化1】 {式中、 X1 は、水素、(C1 −C10)アルコキシであって場合
    により1〜3のフッ素原子により置換されたもの又は
    (C1 −C10)アルキルであって場合により1〜3フッ
    素原子により置換されたものであり;X2 とX3 は、独
    立して、水素、ハロ、ニトロ、(C1 −C10)アルキル
    であって場合により1〜3フッ素原子で置換されたも
    の、(C1 −C10)アルコキシであって場合により1〜
    3フッ素原子で置換されたもの、トリフルオロメチル、
    ヒドロキシ、フェニル、シアノ、アミノ、(C1 −C
    6 )−アルキルアミノ、ジ−(C1 −C6 )アルキルア
    ミノ、−C(=O)−NH−(C1 −C6 )アルキル、
    (C1 −C6 )アルキル−C(=O)−NH−(C1
    6 )アルキル、ヒドロキシ(C1 −C4 )アルキル、
    (C1 −C4 )アルコキシ(C1 −C4 )アルキル、−
    NHC(=O)H、及び−NHC(=O)−(C1 −C
    6 )アルキルから選ばれ;そして Qは以下の式: 【化2】 〔式中、 R1 は、フリール、チエニル、ピリジル、インドールイ
    ル、ビフェニル、及びフェニルであって、場合により、
    ハロ、(C1 −C10)アルキルであって場合により1〜
    3フッ素原子で置換されたもの、(C1 −C10)アルコ
    キシであって場合により1〜3フッ素原子で置換された
    もの、カルボキシ、ベンジルオキシカルボニル、及び
    (C1 −C3 )アルコキシ−カルボニルから独立して選
    ばれた1又は2の置換基により置換されたフェニルから
    選ばれた基であり;R13は、(C3 −C4 )分枝アルキ
    ル、(C5 −C6 )分枝アルケニル、(C 5 −C7 )シ
    クロアルキル、及びR1 の定義中に記載した基から選ば
    れ;R2 は、水素又は(C1 −C6 )アルキルであり;
    3 は、フェニル、ビフェニル、ナフチル、ピリジル、
    ベンズヒドリル、チエニル又はフリールであり、そして
    3 は、場合により、ハロ、(C1 −C10)アルキルで
    あって場合により1〜3フッ素原子で置換されたもの、
    及び(C1 −C 10)アルコキシであって場合により1〜
    3フッ素原子で置換されたものから独立して選ばれる1
    〜3の置換基により置換されることができ;Yは、(C
    2l (ここで、lは1〜3の整数である。)である
    か、又は以下の式: 【化3】 の基であり;Zは、酸素、硫黄、アミノ、(C1 −C
    3 )アルキルアミノ又は(CH2n(ここで、nは、
    0,1又は2である。)であり;oは、2又3であり;
    pは、0又は1であり;R4 は、フリール、チエニル、
    ピリジル、インドールイル、ビフェニル、又はフェニル
    であって、場合により、ハロ、(C1 −C10)アルキル
    であって場合により1〜3フッ素原子で置換されたも
    の、(C1 −C10)アルコキシであって場合により1〜
    3フッ素原子で置換されたもの、カルボキシ、(C1
    3 )アルコキシ−カルボニル、及びベンジルオキシカ
    ルボニルから独立して選ばれる1又は2の置換基により
    置換されたフェニルであり;R5 は、チエニル、ビフェ
    ニル又はフェニルであって、場合により、ハロ、(C1
    −C10)アルキルであって場合により1〜3フッ素原子
    で置換されたもの、及び(C1 −C10)アルコキシであ
    って場合により1〜3フッ素原子により置換されたもの
    から独立して選ばれる1〜2の置換基により置換された
    フェニルであり;Xは、(CH2q (ここで、qは1
    〜6の整数であり、かつ、上記(CH2q 内の炭素−
    炭素単結合のいずれか1は、場合により、炭素−炭素二
    重結合により置換されることができ、そして上記(CH
    2q の炭素原子の中のいずれか1は、場合により、R
    8 で置換されることができ、そして上記(CH2q
    炭素原子のいずれか1は、場合により、R9 で置換され
    ることができる。)であり;mは、0〜8の整数であ
    り、そして(CH2m の炭素−炭素単結合のいずれか
    1は、場合により、炭素−炭素二重結合又は炭素−炭素
    三重結合により置換されることができ、そして上記(C
    2m の炭素原子のいずれか1は、場合により、R11
    で置換されることができ;R6 は、水素、(C1 −C
    6 )直鎖又は分枝アルキル、(C3 −C7 )シクロアル
    キル、ここで、上記炭素原子の中の1は場合により窒
    素、酸素又は硫黄により置換されることができ;アリー
    ルであってビフェニル、フェニル、インダニル、及びナ
    フチルから選ばれるもの;ヘテロアリールであってチエ
    ニル、フリール、ピリジル、チアゾールイル、イソチア
    ゾールイル、オキサゾールイル、イソキサゾールイル、
    トリアゾールイル、テトラゾールイル、及びキノールイ
    ルから選ばれるもの;フェニル(C2 −C6 )アルキ
    ル、ベンズヒドリル、及びベンジルから選ばれる基であ
    り、ここで、上記アリール及びヘテロアリール基、並び
    に上記ベンジル、フェニル(C2 −C6 )アルキル、及
    びベンズヒドリルのフェニル成分の各々は、場合によ
    り、ハロ、ニトロ、(C1 −C10)アルキルであって場
    合により1〜3フッ素原子で置換されたもの、(C1
    10)アルコキシであって場合により1〜3フッ素原子
    で置換されたもの、アミノ、ヒドロキシ−(C1−C
    6 )アルキル、(C1 −C6 )アルコキシ−(C1 −C
    6 )アルキル、(C 1 −C6 )−アルキルアミノ、(C
    1 −C6 )アルキル−O−C(=O)−、(C1 −C
    6 )アルキル−O−C(=O)−(C1 −C6 )アルキ
    ル、(C1 −C 6 )アルキル−C(=O)−O−、(C
    1 −C6 )アルキル−C(=O)−(C 1 −C6 )アル
    キル−O−、(C1 −C6 )アルキル−C(=O)−、
    (C1 −C6 )アルキル−C(=O)−(C1 −C6
    アルキル−、ジ−(C1 −C6 )アルキルアミノ、−C
    (=O)NH−(C1 −C6 )アルキル、(C1 −C
    6 )−アルキル−C(=O)−NH−(C1 −C6 )ア
    ルキル、−NHC(=O)H、及び−NHC(=O)−
    (C1 −C6 )アルキルから選ばれる1以上の置換基に
    より置換されることができ;ここで、上記ベンズヒドリ
    ルのフェニル成分の中の1は、場合により、ナフチル、
    チエニル、フリール又はピリジルにより置換されること
    ができ;R7 は、水素、フェニル又は(C1 −C6 )ア
    ルキルであり;又はR6 とR7 は、それらが付着される
    ところの炭素原子と一緒になって、3〜7炭素原子をも
    つ飽和炭素環式環を形成し、ここで上記炭素原子の中の
    1は場合により酸素、窒素又は硫黄により置換されるこ
    とができ;R8 とR9 は、各々独立して、水素、ヒドロ
    キシ、ハロ、アミノ、オキソ(=O)、ニトリル、ヒド
    ロキシ−(C1 −C6 )アルキル、(C1 −C6 )アル
    コキシ−(C1 −C6 )アルキル、(C1 −C6 )アル
    キルアミノ、ジ−(C1 −C6 )アルキルアミノ、(C
    1 −C6 )アルコキシ、(C1 −C6 )アルキル−O−
    C(=O)−、(C1 −C6 )アルキル−O−C(=
    O)−(C1 −C6 )アルキル、−(C1 −C6 )アル
    キル−C(=O)−O−、(C1 −C6 )アルキル−C
    (=O)−(C1 −C6 )アルキル−O−、(C1 −C
    6 )アルキル−C(=O)−、(C1 −C6 )アルキル
    −C(=O)−(C1 −C6 )アルキル−、及びR6
    定義中に記載した基から選ばれ;R10は、NHCR12
    NHCH212、NHSO212、又はR6 、R8 、及
    びR9 の定義中に記載した基の中の1であり;R11は、
    オキシミノ(=NOH)又はR6 、R8 、及びR9 の定
    義のいずれかに記載した基の中の1であり;そしてR12
    は、(C1 −C6 )アルキル、水素、フェニル(C1
    6 )アルキル又はフェニルであって場合により(C1
    −C6 )アルキルで置換されたものである;但し、
    (a)mが0であるとき、R11は不存在であり、(b)
    8 、R9 、R 10又はR11のいずれも、それが付着する
    ところの炭素原子と一緒になってR7 をもつ環を形成す
    ることができず、(c)Qが式(VIII)の基であると
    き、R8 とR9 は同一炭素原子に付着することができ
    ず、そして(d)R8 とR9 が同一炭素原子に付着する
    とき、R8 とR9 の各々は、独立して、水素、フロオ
    ロ、(C 1 −C6 )アルキル、ヒドロキシ−(C1 −C
    6 )アルキル、及び(C1 −C6)アルコキシ−(C1
    −C6 )アルキルから選ばれ、又はR8 とR9 は、それ
    らが付着されるところの炭素と一緒になって、(C3
    6 )飽和炭素環式環を形成し、これは、それらが付着
    されるところの窒素含有環をもつスピロ化合物を形成す
    る。〕の基である。}、及びそれらの医薬として許容さ
    れる塩から選ばれる、請求項1に記載の医薬組成物。
  3. 【請求項3】 前記NK−1レセプター・アンタゴニス
    ト又は医薬として許容されるその塩が、以下に記載の、
    式(IXa)又は(IXb)の化合物: 【化4】 {式中、 Aは、フェニル、ナフチル、チエニル、キノーリニル、
    及びインドーリニルから選ばれた環系であり、そして、
    NR23 を含む側鎖は環系Aの炭素原子に付着されて
    おり;Wは、水素、(C1 −C6 )アルキルであって場
    合により1〜3フッ素原子で置換されたもの、−S
    (O)v −(C1 −C6 )アルキルであってvは、0,
    1又は2であるもの、ハロ、ベンジルオキシ又は(C1
    −C6 )アルコキシであって場合により1〜3フッ素原
    子で置換されたものであり;R1 は、酸素、窒素又は硫
    黄から選ばれる1〜3複素原子を含む4,5又は6員の
    複素環式環(例えば、チアゾールイル、アゼチジニル、
    ピロールイル、ピラゾールイル、1,2,3−トリアゾ
    ールイル、1,2,4−トリアゾールイル、イソチアゾ
    ールイル、イミダゾールイル、イソキサゾールイル、オ
    キサゾールイル、ピリジル、ピリミジニル、ピラゾール
    イル又はチオフェニル)であり、ここで、上記複素環式
    環は、0〜3の二重結合を含むことができ、そして場合
    により、独立して、(C1 −C6 )アルキルであって場
    合により1〜3フッ素原子で置換されたもの、及び(C
    1 −C6 )アルコキシであって場合により1〜3フッ素
    原子で置換されたものから選ばれる、1以上の置換基、
    好ましくは1又は2の置換基で置換されることができ;
    式(IXb)中の点線は、X′−Y′結合とY′−Z′結
    合の中の1が場合により二重結合であることができると
    いうことを示し;X′は、=CH−、−CH2 −、−O
    −、−S−、−SO−、−SO2 −、−N(R4 )−、
    −NH−、=N−、−CH〔(C1 −C6 )アルキル〕
    −、=C〔(C1 −C6 )アルキル〕−、−CH(C6
    5 )−、及び=C(C65 )−から選ばれ;Y′
    は、C=O、C=NR4 、C=S、=CH−、=CH2
    −、=C〔(C1−C6 )アルキル〕−、−CH〔(C1
    −C6 )アルキル〕−、=C(C65)−、−CH
    (C65 )−、=N−、−NH−、−N(R4 )−、
    =C(ハロ)−、=C(OR4 )−、=C(SR4
    −、=C(NR4 )−、−O−、=C(CF3 )−、=
    C(CH265 )−、−S−、及びSO2 から選ば
    れ、ここで、上記=C(C65 )−、及び−CH(C
    65 )−のフェニル成分は、場合により、独立して、
    トリフルオロメチル、及びハロから選ばれる1〜3の置
    換基で置換されることができ、そして上記=〔C(C1
    −C6 )アルキル〕−、及び−CH〔(C1 −C6 )ア
    ルキル〕−のアルキル成分は、場合により、1〜3フッ
    素原子で置換されることができ;Z′は、=CH−、−
    CH2 −、=N−、−NH−、−S−、−N(R4
    −、=C(C65 )−、−CH(C65 )−、=C
    〔(C1 −C6 )アルキル〕−、及び−CH〔(C1
    6 )アルキル〕−から選ばれ;又はX′、Y′、と
    Z′は、上記ベンゾ環と上記X′Y′Z′環の間に共有
    される2つの炭素原子と一緒になって、融合ピリジン又
    はピリミジン環を形成し;R2 は、水素又は−CO2
    (C1 −C10)アルキルであり;R3 は、 【化5】 〔式中、 R6 とR10は、独立して、フリール、チエニル、ピリジ
    ル、インドールイル、ビフェニル、及びフェニルであっ
    て、場合により、ハロ、(C1 −C10)アルキルであっ
    て場合により1〜3フッ素原子で置換されたもの、(C
    1 −C10)アルコキシであって場合により1〜3フッ素
    原子で置換されたもの、カルボキシ、ベンジルオキシカ
    ルボニル、及び(C1 −C3 )アルコキシ−カルボニル
    から独立して選ばれた1又は2の置換基により置換され
    たフェニルから選ばれ;R4 は、(C1 −C6 )アルキ
    ル又はフェニルであり;R7 は、(C3 −C4 )分枝ア
    ルキル、(C5 −C6 )分枝アルケニル、(C 5 −C
    7 )シクロアルキル、及びR6 の定義中に記載した基か
    ら選ばれ;R8 は、水素又は(C1 −C6 )アルキルで
    あり;R9 とR19は、独立して、フェニル、ビフェニ
    ル、ナフチル、ピリジル、ベンズヒドリル、チエニル又
    はフリールであり、そしてR9 とR19は、場合により、
    ハロ、(C1 −C10)アルキルであって場合により1〜
    3フッ素原子で置換されたもの、及び(C1 −C10)ア
    ルコキシであって場合により1〜3フッ素原子で置換さ
    れたものから独立して選ばれる1〜3の置換基により置
    換されることができ;Yは、(CH2l (ここで、l
    は1〜3の整数である。)であるか、又は以下の式: 【化6】 の基であり;Zは、酸素、硫黄、アミノ、(C1 −C
    3 )アルキルアミノ又は(CH2n(ここで、nは、
    0,1又は2である。)であり;xは、0,1又は2で
    あり;yは、0,1又は2であり;zは、0,1又は2
    であり;oは、2又3であり;pは、0又は1であり;
    rは、1,2又は3であり;(CH2z を含有する環
    は、0〜3の二重結合を含むことができ、そして(CH
    2z の炭素原子の中の1は場合により、酸素、硫黄又
    は窒素により置換されることができ;R11は、チエニ
    ル、ビフェニル又はフェニルであって、場合により、ハ
    ロ、(C1 −C10)アルキルであって場合により1〜3
    フッ素原子で置換されたもの、及び(C1 −C10)アル
    コキシであって場合により1〜3フッ素原子により置換
    されたものから独立して選ばれる1〜2の置換基により
    置換されたフェニルであり;Xは、(CH2q (ここ
    で、qは1〜6の整数であり、かつ、上記(CH2q
    内の炭素−炭素単結合のいずれか1は、場合により、炭
    素−炭素二重結合により置換されることができ、そして
    上記(CH2q の炭素原子の中のいずれか1は、場合
    により、R14で置換されることができ、そして上記(C
    2q の炭素原子のいずれか1は、場合により、R15
    で置換されることができる。)であり;mは、0〜8の
    整数であり、そして(CH2m の炭素−炭素単結合の
    いずれか1は、場合により、炭素−炭素二重結合又は炭
    素−炭素三重結合により置換されることができ、そして
    上記(CH2m の炭素原子のいずれか1は、場合によ
    り、R17で置換されることができ;R12は、水素、(C
    1 −C6 )直鎖又は分枝アルキル、(C3 −C7 )シク
    ロアルキル、ここで、上記炭素原子の中の1は場合によ
    り窒素、酸素又は硫黄により置換されることができ;ア
    リールであってビフェニル、フェニル、インダニル、及
    びナフチルから選ばれるもの;ヘテロアリールであって
    チエニル、フリール、ピリジル、チアゾールイル、イソ
    チアゾールイル、オキサゾールイル、イソキサゾールイ
    ル、トリアゾールイル、テトラゾールイル、及びキノー
    ルイルから選ばれるもの;フェニル(C2 −C6 )アル
    キル、ベンズヒドリル、及びベンジルから選ばれる基で
    あり、ここで、上記アリール及びヘテロアリール基、並
    びに上記ベンジル、フェニル(C2 −C6 )アルキル、
    及びベンズヒドリルのフェニル成分の各々は、場合によ
    り、ハロ、ニトロ、(C1 −C10)アルキルであって場
    合により1〜3フッ素原子で置換されたもの、(C1
    10)アルコキシであって場合により1〜3フッ素原子
    で置換されたもの、アミノ、ヒドロキシ−(C1−C
    6 )アルキル、(C1 −C6 )アルコキシ−(C1 −C
    6 )アルキル、(C 1 −C6 )−アルキルアミノ、(C
    1 −C6 )アルキル−O−C(=O)−、(C1 −C
    6 )アルキル−O−C(=O)−(C1 −C6 )アルキ
    ル、(C1 −C 6 )アルキル−C(=O)−O−、(C
    1 −C6 )アルキル−C(=O)−(C 1 −C6 )アル
    キル−O−、(C1 −C6 )アルキル−C(=O)−、
    (C1 −C6 )アルキル−C(=O)−(C1 −C6
    アルキル−、ジ−(C1 −C6 )アルキルアミノ、−C
    (=O)NH−(C1 −C6 )アルキル、(C1 −C
    6 )−アルキル−C(=O)−NH−(C1 −C6 )ア
    ルキル、−NHC(=O)H、及び−NHC(=O)−
    (C1 −C6 )アルキルから選ばれる1以上の置換基に
    より置換されることができ;ここで、上記ベンズヒドリ
    ルのフェニル成分の中の1は、場合により、ナフチル、
    チエニル、フリール又はピリジルにより置換されること
    ができ;R13は、水素、フェニル又は(C1 −C6 )ア
    ルキルであり;又はR12とR13は、それらが付着される
    ところの炭素原子と一緒になって、3〜7炭素原子をも
    つ飽和炭素環式環を形成し、ここで上記炭素原子の中の
    1は場合により酸素、窒素又は硫黄により置換されるこ
    とができ;R14とR15は、各々独立して、水素、ヒドロ
    キシ、ハロ、アミノ、オキソ(=O)、ヒドロキシ−
    (C1 −C6 )アルキル、(C1 −C6 )アルコキシ−
    (C 1 −C6 )アルキル、(C1 −C6 )アルキルアミ
    ノ、ジ−(C1 −C6 )アルキルアミノ、(C1 −C
    6 )アルコキシ、(C1 −C6 )アルキル−O−C(=
    O)−、(C1 −C6 )アルキル−O−C(=O)−
    (C1 −C6 )アルキル、−(C1 −C6 )アルキル−
    C(=O)−O−、(C1 −C6 )アルキル−C(=
    O)−(C1 −C6 )アルキル−O−、(C1 −C6
    アルキル−C(=O)−、(C1 −C6 )アルキル−C
    (=O)−(C1 −C6 )アルキル−、及びR 12の定義
    中に記載した基から選ばれ;R16は、NHCR18、NH
    CH218、NHSO218、又はR12、R14、及びR
    15の定義中に記載した基の中の1であり;R17は、オキ
    シミノ(=NOH)又はR12、R14、及びR15の定義の
    いずれかに記載した基の中の1であり;そしてR18は、
    (C1 −C6 )アルキル、水素、フェニル又はフェニル
    (C1 −C6)アルキルである;但し、(a)mが0で
    あるとき、R16とR17の中の1は不存在であり、そして
    他は水素であり、(b)R3 が式(XVI)の基であると
    き、R14とR15は同一炭素原子に付着することができ
    ず、(c)R14とR15が同一炭素原子に付着するとき、
    14とR15の各々は、独立して、水素、フロオロ、(C
    1 −C6 )アルキル、ヒドロキシ−(C1 −C6 )アル
    キル、及び(C1 −C6 )アルコキシ−(C 1 −C6
    アルキルから選ばれ、又はR14とR15は、それらが付着
    されるところの炭素と一緒になって、(C3 −C6 )飽
    和炭素環式環を形成し、これは、それらが付着されると
    ころの窒素含有環をもつスピロ化合物を形成し、(d)
    12とR13は両者水素であることはできず、そして
    (e)R14とR15が、環窒素原子に隣接するX又は(C
    2y の炭素原子に付着するとき、R14又はR15は、
    それぞれ、その付着点が炭素原子であるところの置換基
    でなければならない。〕の基である。}、及びそれらの
    医薬として許容される塩から選ばれる、請求項1に記載
    の医薬組成物。
  4. 【請求項4】 前記NK−1レセプター・アンタゴニス
    ト又は医薬として許容されるその塩は、以下に表1、か
    つ、定義する、式(XVIII)の化合物: 【化7】 {式中、 Rは、ハロ(C1 −C8 )アルキル、ハロ(C2 −C
    8 )アルケニル、ハロ(C2 −C8 )アルキニル又はハ
    ロ(C1 −C8 )アルキルであってヒドロキシ又は(C
    1 −C8 )アルコキシにより置換されたものであり;R
    1 は、水素、ハロ又は(C1 −C6 )アルコキシであ
    り;又はRとR1 は、上記ベンゼン環と、R及びR1
    の間に共有される2つの炭素原子と一緒になって、縮合
    (C4 −C6 )シクロアルキルを完成し、ここで、1の
    炭素原子は、場合により酸素により置換され、そして上
    記炭素原子の中の1又は2は場合によりハロ、(C1
    6 )アルキル、及びハロ(C1 −C6 )アルキルから
    選ばれる5つまでの置換基により置換され;Xは、(C
    1 −C6 )アルコキシ、ハロ(C1 −C6 )アルコキ
    シ、フェノキシ又はハロであり;そしてArは、フェニ
    ルであって場合によりハロにより置換されるものであ
    る。}、及びそれらの医薬として許容されるそれらの塩
    から選ばれる、請求項1に記載の医薬組成物。
  5. 【請求項5】 前記NK−1レセプター・アンタゴニス
    ト又は医薬として許容される塩は、以下に表し、かつ、
    定義する、式(XIX)の化合物: 【化8】 {式中、 Wは、メチレン、エチレン、プロピレン、ビニレン、−
    CH2 −O−、−O−CH2 −、−CH2 −S−又は−
    S−CH2 −であり;R1 、R2 とR3 は、独立して、
    水素、(C1 −C3 )アルキル、(C1 −C 3 )アルコ
    キシ又はハロ(C1 −C3 )アルキルであり、但し、W
    がメチレンであるとき、両R2 とR3 は水素ではない;
    Xは、ハロ、(C1 −C3 )アルコキシ、(C1 −C
    3 )アルコキシ又は(C 1 −C3 )アルケニルであり;
    Yは、イミノ又はオキシであり;Qは、酸素又は硫黄で
    あり;そしてTは、(2S,3S)−2−ジフェニルメ
    チルキヌクリジン−3−イル、(2S,3S)−2−フ
    ェニルピペリジン−3−イル又は(2S,3S)−2−
    ジフェニルメチル−1−アザノルボルナン−3−イルで
    ある。}及びそれらの医薬として許容される塩から選ば
    れる、請求項1に記載の医薬組成物。
  6. 【請求項6】 前記NK−1レセプター・アンタゴニス
    ト又は医薬として許容されるその塩は、以下に表され、
    かつ、定義する、式(XX)の化合物: 【化9】 {式中、 R1 は、水素、ハロ、ニトロ、(C1 −C10)アルキル
    であって場合により1〜3フッ素原子で置換されたも
    の、(C1 −C10)アルコキシであって場合により1〜
    3フッ素原子で置換されたもの、トリフルオロメチル、
    ヒドロキシ、フェニル、シアノ、ニトロ、(C1 −C
    6 )アルキルアミノ、ジ−(C1 −C6 )アルキルアミ
    ノ、−C(=O)−NH−(C1 −C6 )アルキル、
    (C1 −C6 )アルキル−C(=O)−NH−(C1
    6 )アルキル、ヒドロキシ(C1 −C 4 )アルキル、
    −NHC(=O)H、−NHC(=O)−(C1 −C
    6 )アルキル、(C1 −C4 )アルコキシ(C1 −C
    4 )アルキル、−S(O)v −(C1−C10)アルキル
    (ここで、vは0,1又は2である。)、−S(O)v
    −アリール(ここで、vは0,1又は2である。)、−
    O−アリール、−SO2 NR45 (ここで、R4 とR5
    の各々は、独立して、(C1 −C6 )アルキルである
    か、又はR4 とR5 は、それらが付着するところの窒素
    原子と一緒になって、1窒素原子と3〜6炭素を含有す
    る飽和環を形成する。)、(SO2 −(C1 −C 10)ア
    ルキル((C1 −C10)アキキル)N(ここで、上記ア
    ルキル成分の中の1又は両者は場合により1〜3のフッ
    素原子で置換されることができる。)、N(SO2
    (C1 −C10)アルキル)2 、及び(SO2 −アリー
    ル)((C1 −C10)アキキルNから独立して選ばれる
    1以上の置換基、好ましくは1〜3の置換基により場合
    により置換されたフェニルであり;そして上記−S
    (O)v −アリール、−O−アリール、及び(SO2
    アリール)((C1 −C10)アルキル)Nのアリール成
    分は、独立して、フェニル及びベンジルから選ばれ、そ
    して場合により、(C1 −C4 )アルキル、(C1 −C
    4 )アルコキシ、及びハロから独立して選ばれた1〜3
    の置換基により置換されることができ;又はR1 は、以
    下の式: 【化10】 {式中、aは、0,1又は2であり、そしてアスタリス
    クはR1 の付着点に対するメタ位を表す。}をもつ基に
    より置換されたフェニルであり;R2 は、(C1 −C
    6 )直鎖又は分枝アルキル、(C3 −C7 )シクロアル
    キル、ここで、上記炭素原子の中の1は場合により窒
    素、酸素又は硫黄により置換されることができ;アリー
    ルであってビフェニル、フェニル、インダニル、及びナ
    フチルから選ばれるもの;ヘテロアリールであってチエ
    ニル、フリール、ピリジル、チアゾールイル、イソチア
    ゾールイル、オキサゾールイル、イソキサゾールイル、
    トリアゾールイル、テトラゾールイル、及びキノールイ
    ルから選ばれるもの;フェニル(C2 −C6 )アルキ
    ル、ベンズヒドリル、及びベンジルから選ばれる基であ
    り、ここで、上記アリール及びヘテロアリール基、並び
    に上記ベンジル、フェニル(C2 −C6 )アルキル、及
    びベンズヒドリルのフェニル成分の各々は、場合によ
    り、ハロ、ニトロ、(C1 −C10)アルキルであって場
    合により1〜3フッ素原子で置換されたもの、(C1
    10)アルコキシであって場合により1〜3フッ素原子
    で置換されたもの、アミノ、ヒドロキシ−(C1
    6)アルキル、(C1 −C6 )アルコキシ−(C1
    6 )アルキル、(C1 −C 6 )−アルキルアミノ、
    (C1 −C6 )アルキル−O−C(=O)−、(C1
    6 )アルキル−O−C(=O)−(C1 −C6 )アル
    キル、(C1 −C6 )アルキル−C(=O)−O−、
    (C1 −C6 )アルキル−C(=O)−(C1 −C 6
    アルキル−O−、(C1 −C6 )アルキル−C(=O)
    −、(C1 −C6 )アルキル−C(=O)−(C1 −C
    6 )アルキル−、ジ−(C1 −C6 )アルキルアミノ、
    −C(=O)NH−(C1 −C6 )アルキル、(C1
    6 )−アルキル−C(=O)−NH−(C1 −C6
    アルキル、−NHC(=O)H、及び−NHC(=O)
    −(C1 −C6 )アルキルから独立して選ばれる1以上
    の置換基、好ましくは1〜3の置換基により置換される
    ことができ;ここで、上記ベンズヒドリルのフェニル成
    分の中の1は、場合により、ナフチル、チエニル、フリ
    ール又はピリジルにより置換されることができ;mは、
    0〜8の整数であり、そして(CH2m であってその
    ような結合の両炭素原子が互いに、そして(CH2m
    鎖内の他の炭素原子に結合されているものの炭素−炭素
    単結合のいずれか1は、場合により、炭素−炭素二重結
    合又は炭素−炭素三重結合により置換されることがで
    き、そして上記(CH2m の炭素原子のいずれか1
    は、場合により、R4 で置換されることができ;R3
    は、NHC(=O)R8 、NHCH28 、SO2
    8 、CO2 H、及びR2 、R6 、及びR7 の定義中に記
    載した基から選ばれ;Aは、CH2 、窒素、酸素、硫黄
    又はカルボニルであり;R8 は(C1 −C6 )アルキ
    ル、水素、フェニル又はフェニル(C1 −C6 )アルキ
    ルであり;R4 はオキシミノ(=NOH)、並びにR
    2 、R6 、及びR7 の定義中に記載した基から選ばれ;
    5 は、ピリミジニル、ベンゾキサゾールイル、2,3
    −ジヒドロ−3−オキソベンズイソスルフォナゾール−
    2−イル、モルフォリン−1−イル、チオモルフォリン
    −1−イル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、インド
    ールイル、イソインドールイル、イソキノリニル、フリ
    ール、ピリジル、イソチアゾールイル、オキサゾールイ
    ル、トリアゾールイル、テトラゾールイル、キノールイ
    ル、チアゾールイン、チエニル、及び以下の式: 【化11】 〔式中、BとDは、炭素、酸素、及び窒素から選ばれ、
    そしてBとDの少なくとも1は、炭素以下であり;Eは
    炭素又は窒素であり;nは1〜5の整数であり;上記
    (CH2n と(CH2n+1 の炭素原子のいずれか1
    は、場合により、(C1 −C6 )アルキル又は(C2
    6 )スピロアルキルで置換されることができ;そして
    上記(CH2n と(CH2n+1 の炭素原子のいずれ
    かの1対は、1又は2の炭素原子連結により橋がけされ
    ることができ、又は上記(CH2 n と(CH2n+1
    の隣接炭素原子のいずれか1対は、そのカルボニル含有
    環のメンバーではない1〜3の炭素原子と一緒になっ
    て、(C3 −C5 )縮合炭素環式環を形成することがで
    きる。〕から成る群から選ばれる単環又は二環式複素環
    であり;Xは、(CH2q (ここで、qは2又は3の
    整数であり、かつ、上記(CH 2q 内の炭素−炭素単
    結合のいずれか1は、場合により、炭素−炭素二重結合
    により置換されることができ、そして上記(CH2q
    の炭素原子の中のいずれか1は、場合により、R6 で置
    換されることができ、そして上記(CH2q の炭素原
    子のいずれか1は、場合により、R7 で置換されること
    ができる。)であり;R6 とR7 は、各々独立して、水
    素、ヒドロキシ、ハロ、アミノ、オキソ(=O)、ニト
    リル、ヒドロキシ−(C1 −C6 )アルキル、(C1
    6 )アルコキシ−(C1 −C6 )アルキル、(C1
    6 )アルキルアミノ、ジ−(C1 −C6 )アルキルア
    ミノ、(C1 −C6 )アルコキシ、−C(=O)−O
    H、(C 1 −C6 )アルキル−O−C(=O)−、(C
    1 −C6 )アルキル−O−C(=O)−(C1 −C6
    アルキル、(C1 −C6 )アルキル−C(=O)−O
    −、(C1 −C6 )アルキル−C(=O)−(C1 −C
    6 )アルキル−O−、(C1−C6 )アルキル−C−、
    (C1 −C6 )アルキル−C(=O)−(C1 −C6
    アルキル−、及びR2 の定義中に記載した基から選ば
    れ;そしてYは、(CH2Z (式中、Zは0又は1で
    ある。)である;但し:(a)Aが−(CH2 )−又は
    カルボニルであるとき、R5 は、フリール、ピリジル、
    イソチアゾールイル、オキサゾールイル、トリアゾール
    イル、テトラゾールイル、キノールイル、チアゾールイ
    ル又はチエニルであることはできず;(b)mが0であ
    るとき、R3 とR4 の中の1は不存在であり、そして他
    は水素であり;(c)R6 又はR7 が、上記環窒素原子
    に隣接する炭素原子に付着するとき、R6 又はR7 は、
    それぞれ、その付着点が炭素原子である置換基でなけれ
    ばならない。}、及び医薬として許容されるそれらの塩
    から選ばれる、請求項1に記載の医薬組成物。
  7. 【請求項7】 前記NK−1レセプター・アンタゴニス
    ト又は医薬として許容されるその塩が、以下に表され、
    そして定義する、式(XXI)の化合物: 【化12】 {式中、 Qは、C=NH、C=CH2 、C=S、C=O、SO又
    はSO2 であり;Aは、CH、CH2 、C(C1 −C
    6 )アルキル、CH(C1 −C6 )アルキル、C(CF
    3 )又はCH(CF3 )であり、但し、Bが存在すると
    き、AはCH、C(C1 −C6 )アルキル又はC(CF
    3 )のいずれかでなければならない;Bは、不存在であ
    るか、又はメチレン又はエチレンであり;YとZの各々
    が、N又はCHであり、但し、YとZは両者ともNであ
    ることはできず;Gは、NH(CH2q 、S(CH
    2q 又はO(CH2q であり、ここで、qは0又は
    1であり;Wは1の炭素連結基(すなわち、メチレ
    ン)、又は飽和又は不飽和2又は3炭素連結基であり、
    ここで、上記W基の各々が、場合により、1置換基R7
    で又は2置換基R7 とR6 で置換されることができ、又
    はWは、2,3,4又は5炭素鎖と一緒になって、それ
    ぞれ、3,4,5又は6員のスピロ環を形成する1の炭
    素連結基であり;又はWは、別個の1,2又は3炭素鎖
    と一緒になって、それぞれ、縮合3,4又は5員環を形
    成する飽和二炭素鎖連結基であり;又はWは、その鎖内
    の2つの炭素の中の1が、別個の2,3,4又は5炭素
    鎖と一緒になって、それぞれ、3,4,5又は6員のス
    ピロ環を形成するような、飽和二炭素鎖連結基であり;
    pは、0,1又は2であり;R3 は、水素、COR9
    CO29 、場合により置換されたフェニル、場合によ
    り置換された複素環、及び場合により置換された(C1
    −C8 )アルキルから選ばれ、ここで、上記(C1 −C
    8 )アルキルのCH2 基の中の1は、場合により、硫
    黄、酸素又はカルボニル基で置換されることができ、そ
    して上記(C1−C8 )アルキルは、場合により、独立
    して、ヒドロキシ、オキソ、フェニル−(C1 −C3
    アルコキシ、フェニル、シアノ、ハロ、場合により置換
    された複素環式環、NR9 COR10、NR9 CO2
    10、CONR910、COR9 、CO29 、NR9
    10、及び(C1 −C6 )アルコキシであって場合によ
    り1〜7フッ素原子、好ましくは0〜3フッ素原子で置
    換されたものから選ばれる1〜3の置換基、好ましくは
    0又は1の置換基で置換されることができ;そしてR3
    の上記複素環式環及びR3 のアルキル基の上記複素環式
    環は、独立して、1〜4の環複素原子を含有する3〜7
    員の飽和又は不飽和単環、及び1〜4環複素原子を含有
    する8〜12員の飽和又は不飽和2環式環から選ばれ、
    ここで、上記複素原子は、独立して、酸素、窒素、及び
    硫黄から選ばれ、但し、上記単環式又は2環式環内のい
    ずれにも2つの隣接する環酸素原子又は2つの隣接する
    環硫黄原子は存在することができず、そして但し、NR
    910又はCONR910から形成された複素環式環
    は、少なくとも1の窒素原子を含まなくてはならず;そ
    してR3 の上記複素環式環、及びR3 のアルキル基の上
    記複素環式環は、場合により、オキソ、ヒドロキシ、チ
    オキソ、ハロ、シアノ、フェニル、(CH2m NR9
    10、NR9 COR10、(CH2m OR9 (ここで、
    mは0,1又は2である。)、及び(C1 −C6 )アル
    キルであって、独立してハロ、CF3、メトキシ、及び
    フェニルから選ばれた1以上の置換基、好ましくは0〜
    2の置換基で場合により置換されたものから独立して選
    ばれる1以上の置換基、好ましくは0,1又は2の置換
    基により置換されることができ;そしてR3 の上記フェ
    ニル基、及びR3 のアルキル基内の上記フェニル置換基
    は、ハロ、シアノ、ニトロ、CF3 、(CH2m NR
    910(ここで、mは0,1又は2である。)、NR9
    COR10、NR9 CO210、CONR910、CO2
    NR910、COR9 、CO29 、(C1 −C6 )ア
    ルキルであって1〜7フッ素原子、好ましくは0〜3フ
    ッ素原子で置換されたもの、(C1 −C6)アルコキシ
    であって1〜7フッ素原子、好ましくは0〜3フッ素原
    子で置換されたもの、及び(C2 −C6 )アルケニルで
    あって場合により1〜7フッ素原子、好ましくは0〜3
    フッ素原子で置換されたものから成る群から独立して選
    ばれる1以上の置換基、好ましくは0〜2置換基により
    場合により置換されることができ;R1 、R2 、R11
    12、及びR13の各々は、独立して、水素から、及びヒ
    ドロキシ、オキソ、(C1 −C6 )アルコキシ、及びシ
    アノから選ばれる、1以上の置換基、好ましくは0,1
    又は2の置換基により場合により置換される(C1−C6
    )アルキルから選ばれ;又はR1 とR2 は、それらが
    付着されるところの炭素原子と一緒になって、又はR2
    とR3 は、それらが付着されるところの、炭素及び窒素
    と一緒になって、それぞれ、独立して窒素、酸素、及び
    硫黄から選ばれる1又は2の複素原子を含有する5又は
    6員の飽和複素環式環を形成し、但し、上記環は、2つ
    の隣接酸素原子又は2つの隣接硫黄原子を含むことはで
    きず;又はR1 とR2 は、それらが付着されるところの
    炭素原子と一緒になって、5又は6員の飽和又は不飽和
    炭素環を形成し、そしてR1 とR2 により又はR2 とR
    3 により形成された上記複素環及び炭素環式環は、ハ
    ロ、オキソ、NR910、(C1 −C6 )アルキルであ
    って1〜7フッ素原子、好ましくは0〜3フッ素原子で
    場合により置換されたもの、及び(C1 −C6 )アルコ
    キシであって1〜7フッ素原子、好ましくは0〜3フッ
    素原子で場合により置換されたものから独立して選ばれ
    る1以上の置換基、好ましくは0又は1置換基により置
    換されることができ;又はR12とR13は、それらか付着
    されるところの炭素原子と一緒になって、独立して窒
    素、酸素及び硫黄から選ばれる1又は2の複素原子を含
    有する5又は6員の飽和複素環式環を形成し、但し、上
    記環は、2つの隣接酸素原子又は2つの隣接硫黄原子を
    含むことはできず、又はR12とR13は、それらが付着さ
    れるところの炭素と一緒になって、5又は6員の飽和又
    は不飽和炭素環式環を形成し、そしてR12とR13により
    形成された上記複素環式及び炭素環式環は、独立して、
    NR910、ハロ、フェニル−S−、フェニル−SO
    −、フェニル−SO2 −、オキソ、(C1 −C6 )アル
    コキシであって1〜7フッ素原子、好ましくは0〜3フ
    ッ素原子で場合により置換されたもの、及び(C1 −C
    6 )アルキルであって、1〜7フッ素原子、好ましくは
    0〜3フッ素原子で場合により置換されたものから選ば
    れる1以上の置換基、好ましくは0又は1の置換基によ
    り置換されることができ;但し、R1 とR2 、R2 とR
    3 、及びR12とR13の2以上は環を形成することができ
    ず;R4 は、フェニル、2−,3−又は4−ピリジル、
    2−又は3−チエニル、及びピリミジルから選ばれ、こ
    こでR4 は、独立して、ハロ、(C1 −C6 )アルキル
    であって1〜7フッ素原子、好ましくは0〜3フッ素原
    子で場合により置換されたもの、(C1 −C6 )アルコ
    キシであって1〜7フッ素原子、好ましくは0〜3フッ
    素原子で場合により置換されたもの、及び(C2 −C
    6 )アルケニルであって1〜7フッ素原子、好ましくは
    0〜3フッ素原子で場合により置換されたものから選ば
    れる1以上の置換基、好ましくは0又は1の置換基で場
    合により置換されることができ;R5 とR8 は、独立し
    て、水素、−SO(C1 −C6 )アルキル、−SO2
    (C1 −C6 )アルキル、−SO−アリール、−SO2
    −アリール、CF3 、ハロ、フェニル、フェニル−(C
    1 −C2 )アルキル、ヒドロキシ、アリールオキシ、ヘ
    テロアリールオキシ、ピリジル、テトラゾールイル、オ
    キサゾールイル、チアゾールイル、(C1 −C6 )アル
    コキシであって場合により1〜7フッ素原子、好ましく
    は0〜3フッ素原子で置換されたもの、(C1 −C6
    アルキルであって場合により1〜7フッ素原子、好まし
    くは0〜3フッ素原子で置換されたもの、及び(C1
    6 )アルキルであって独立してヒドロキシ、オキソ、
    (C 1 −C6 )アルコキシ、フェニル−(C1 −C3
    アルコキシ、フェニル、シアノ、クロロ、ブロモ、ヨー
    ド、NR910、NR9 COR10、NR9 CO210
    CONR910、COR9 、及びCO29 から選ばれ
    る1以上の置換基、好ましくは0〜2の置換基で置換さ
    れたものから選ばれ;R6 とR7 は、独立して、−SO
    (C1 −C6 )アルキル、−SO2 −(C1−C6 )ア
    ルキル、−SO−アリール、−SO2 −アリール、CF
    3 、ハロ、フェニル、フェニル−(C1 −C2 )アルキ
    ル、ヒドロキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキ
    シ、ピリジル、テトラゾールイル、オキサゾールイル、
    チアゾールイル、(C1 −C6 )アルコキシであって場
    合により1〜7フッ素原子、好ましくは0〜3フッ素原
    子で置換されたもの、(C1 −C6 )アルキルであって
    場合により1〜7フッ素原子、好ましくは0〜3フッ素
    原子で置換されたもの、及び(C1 −C6 )アルキルで
    あって独立してヒドロキシ、オキソ、(C1 −C 6 )ア
    ルコキシ、フェニル−(C1 −C3 )アルコキシ、フェ
    ニル、シアノ、クロロ、ブロモ、ヨード、NR910
    NR9 COR10、NR9 CO210、CONR910
    COR9 、及びCO29 から選ばれる1以上の置換
    基、好ましくは0〜2の置換基で置換されたものから選
    ばれ;各R9 と各R10は、独立して、水素、(C1 −C
    6 )アルキル、ヒドロキシ(C1 −C6 )アルキル、フ
    ェニル、及びCF3 から選ばれ;又はR9 とR10は、R
    3 がNR910又はCONR910であるとき、それら
    が付着されるところの窒素と一緒になって、少なくとも
    1の窒素原子を含む場合により置換された複素環式環を
    形成することができ;そしてR5 、R6 、R7 、及びR
    8 の定義中の上記フェニル基、及びR5 、R 6 、R7
    及びR8 の定義中のフェニル(C1 −C2 )アルキルの
    フェニル成分は、独立して、ハロ、ヒドロキシ、(C1
    −C6 )アルコキシであって1〜7フッ素原子、好まし
    くは0〜3フッ素原子で場合により置換されたもの、及
    び(C 1 −C6 )アルキルであって1〜7フッ素原子、
    好ましくは0〜3フッ素原子で場合により置換されたも
    のから選ばれる1以上の置換基、好ましくは0〜2の置
    換基で場合により置換されることができ;但し:(a)
    8 は、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、アリールオキシ、
    ヘテロアリールオキシ、置換又は非置換(C1 −C6
    アルコキシ又はメチルであって1〜3フッ素原子で置換
    されたものであることはできず;そして(b)QがC=
    O又はC=Sであり、そしてYとZが両者とも炭素であ
    り、そしてWがメチレン、エチレン又はプロピレン基で
    あって場合により(C1 −C6 )アルキル又はフルオロ
    置換(C1 −C6 )アルキルで置換されたものであり、
    そしてR1 、R2 、R11、R12、及びR13の全てが水素
    であり、そしてR5 、R6 、R7 、及びR8が水素、ハ
    ロ、(C1 −C6 )アルキルであって場合により1〜7
    フッ素で置換されたもの、(C1 −C6 )アルコキシで
    あって場合により1〜7フッ素原子で置換されたものか
    ら選ばれるとき、R3 は水素であることはできな
    い。}、及び医薬として許容されるそれらの塩から選ば
    れる、請求項1に記載の医薬組成物。
  8. 【請求項8】 哺乳動物における不安又は抑うつの治療
    用医薬組成物であって、それぞれ抗不安有効量又は抗抑
    うつ有効量の請求項1に記載の医薬組成物を含む、前記
    医薬組成物。
  9. 【請求項9】 哺乳動物における不安又は抑うつの治療
    用医薬組成物であって:(a)5HTIDレセプター・ア
    ンタゴニスト又は医薬として許容されるその塩;及び
    (b)CNS−ペネトラントNK−1レセプター・アン
    タゴニスト又は医薬として許容されるその塩を含み;こ
    こで、上記活性剤(a)と(b)が、上記2つの剤の組
    合せ物を、それぞれ、不安又は抑うつの治療において有
    効にする量で、存在する、前記医薬組成物。
  10. 【請求項10】 前記5HTIDレセプター・アンタゴニ
    スト又は医薬として許容されるその塩、及び前記NK−
    1レセプター・アンタゴニスト又は医薬として許容され
    るその塩が、同一抗与形態の部分として投与される、請
    求項9に記載の医薬組成物。
  11. 【請求項11】 前記組成物中で使用される前記NK−
    1レセプター・アンタゴニスト又は医薬として許容され
    るその塩が、以下の化合物:(6−メトキシ−3−トリ
    フルオロメチル−ベンゾ〔d〕イソキサゾール−5−イ
    ルメチル)−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)
    −アミン;6−メトキシ−1−メチル−7−〔(2−フ
    ェニル−1−プロピル−ピペリジン−3−イルアミノ)
    −メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−
    オン;6−メトキシ−1−メチル−7−{〔1−(5−
    オキソ−2,5−ジヒドロ−1H−〔1,2,4〕トリ
    アゾール−3−イルメチル)−2−フェニル−ピペリジ
    ン−3−イルアミノ〕−メチル}−3,4−ジヒドロ−
    1H−キノリン−2−オン;3−(2−メトキシ−5−
    トリフルオロメトキシ−フェニル)−6−フェニル−
    1,7−ジアザ−スピロ〔4.5〕デカン;6−メトキ
    シ−1−メチル−7−〔(2−フェニル−ピペリジン−
    3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H
    −キノリン−2−オン;〔2−メトキシ−5−(2,
    2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチ
    ル)−ベンジル〕−(2−フェニル−ピペリジン−3−
    イル)−アミン;〔5−(1,1−ジメチル−プロピ−
    2−イニル)−2−メトキシ−ベンジル〕−(2−フェ
    ニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;7−メトキシ
    −1−メチル−6−〔(2−フェニル−ピペリジン−3
    −イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−
    キノリン−2−オン;〔2−メトキシ−5−(2,2,
    2−トリフルオロ−1,1−ジメチル−エチル)−ベン
    ジル〕−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−ア
    ミン;(7−メトキシ−4−メチル−3,4−ジヒドロ
    −2H−ベンゾ〔1,4〕オキサジン−6−イルメチ
    ル)−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミ
    ン;〔2−メトキシ−5−(1−メチル−1−トリフル
    オロメチル−プロプ−2−イニル)−ベンジル〕−(2
    −フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;(6−
    メトキシ−1−メチル−1−トリフルオロメチル−イソ
    クロマン−7−イルメチル)−(2−フェニル−ピペリ
    ジン−3−イル)−アミン;2−{3−〔(2−ベンズ
    ヒドリル−1−アザ−ビシクロ〔2.2.2〕オクト−
    3−イルアミノ)−メチル〕−4−メトキシ−フェニ
    ル}−2−メチル−プロペン−1−オール;(2S,3
    S)−N−〔(5−オキソ−1H,4H−1,2,4−
    トリアゾール)メチル〕−2−(4−フルオロフェニ
    ル)−3−(3,5−ジトリフルオロメチル)ベンジル
    オキシモルフォリン;3−(3,5−ビス−トリフルオ
    ロメチル−ベンジルオキシ)−2−フェニル−ピペリジ
    ン;5−〔2−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−
    ベンジルオキシ)−3−フェニル−モルフォリン−4−
    イルメチル〕−2,4−ジヒドロ−〔1,2,4〕トリ
    アゾール−3−オン;(2S,3S)−3−(2−メト
    キシ−5−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)アミノ
    −2−フェニルピペリジン;(2S,3S)−N−(5
    −イソプロピル−2−メトキシフェニル)メチル−2−
    ジフェニルメチル−1−アザビシクロ〔2.2.2〕−
    オクタン−3−アミン;(2S,3S)−N−(5−t
    ert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル−2−
    ジフェニルメチル−1−アザビシクロ〔2.2.2〕−
    オクタン−3−アミン;(2S,3S)−N−(5−エ
    チル−2−メトキシフェニル)メチル−2−ジフェニル
    メチル−1−アザビシクロ〔2.2.2〕−オクタン−
    3−アミン;及び(2S,3S)−N−(5−n−プロ
    ピル−2−メトキシフェニル)メチル−2−ジフェニル
    メチル−1−アザビシクロ〔2.2.2〕−オクタン−
    3−アミン、並びに医薬として許容されるそれらの塩か
    ら選ばれる、請求項2に記載の医薬組成物。
  12. 【請求項12】 前記組成物中で使用される前記NK−
    1レセプター・アンタゴニスト又は医薬として許容され
    るその塩が以下の化合物:(6−メトキシ−3−トリフ
    ルオロメチル−ベンゾ〔d〕イソキサゾール−5−イル
    メチル)−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−
    アミン;6−メトキシ−1−メチル−7−〔(2−フェ
    ニル−1−プロピル−ピペリジン−3−イルアミノ)−
    メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オ
    ン;6−メトキシ−1−メチル−7−{〔1−(5−オ
    キソ−2,5−ジヒドロ−1H−〔1,2,4〕トリア
    ゾール−3−イルメチル)−2−フェニル−ピペリジン
    −3−イルアミノ〕−メチル}−3,4−ジヒドロ−1
    H−キノリン−2−オン;3−(2−メトキシ−5−ト
    リフルオロメトキシ−フェニル)−6−フェニル−1,
    7−ジアザ−スピロ〔4.5〕デカン;6−メトキシ−
    1−メチル−7−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−
    イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キ
    ノリン−2−オン;〔2−メトキシ−5−(2,2,2
    −トリフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−
    ベンジル〕−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)
    −アミン;〔5−(1,1−ジメチル−プロピ−2−イ
    ニル)−2−メトキシ−ベンジル〕−(2−フェニル−
    ピペリジン−3−イル)−アミン;7−メトキシ−1−
    メチル−6−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イル
    アミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノリ
    ン−2−オン;〔2−メトキシ−5−(2,2,2−ト
    リフルオロ−1,1−ジメチル−エチル)−ベンジル〕
    −(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;
    (7−メトキシ−4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H
    −ベンゾ〔1,4〕オキサジン−6−イルメチル)−
    (2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;
    〔2−メトキシ−5−(1−メチル−1−トリフルオロ
    メチル−プロプ−2−イニル)−ベンジル〕−(2−フ
    ェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;(6−メト
    キシ−1−メチル−1−トリフルオロメチル−イソクロ
    マン−7−イルメチル)−(2−フェニル−ピペリジン
    −3−イル)−アミン;2−{3−〔(2−ベンズヒド
    リル−1−アザ−ビシクロ〔2.2.2〕オクト−3−
    イルアミノ)−メチル〕−4−メトキシ−フェニル}−
    2−メチル−プロペン−1−オール;3−(3,5−ビ
    ス−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−フェ
    ニル−ピペリジン;5−〔2−(3,5−ビス−トリフ
    ルオロメチル−ベンジルオキシ)−3−フェニル−モル
    フォリン−4−イルメチル〕−2,4−ジヒドロ−
    〔1,2,4〕トリアゾール−3−オン;(2S,3
    S)−N−〔(5−オキソ−1H,4H−1,2,4−
    トリアゾール)メチル〕−2−(4−フルオロフェニ
    ル)−3−(3,5−ジトリフルオロメチル)ベンジル
    オキシモルフォリン;(2S,3S)−3−(2−メト
    キシ−5−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)アミノ
    −2−フェニルピペリジン;(2S,3S)−N−(5
    −イソプロピル−2−メトキシフェニル)メチル−2−
    ジフェニルメチル−1−アザビシクロ〔2.2.2〕−
    オクタン−3−アミン;(2S,3S)−N−(5−t
    ert−ブチル−2−メトキシフェニル)メチル−2−
    ジフェニルメチル−1−アザビシクロ〔2.2.2〕−
    オクタン−3−アミン;(2S,3S)−N−(5−エ
    チル−2−メトキシフェニル)メチル−2−ジフェニル
    メチル−1−アザビシクロ〔2.2.2〕−オクタン−
    3−アミン;及び(2S,3S)−N−(5−n−プロ
    ピル−2−メトキシフェニル)メチル−2−ジフェニル
    メチル−1−アザビシクロ〔2.2.2〕−オクタン−
    3−アミン、並びに医薬として許容されるそれらの塩か
    ら選ばれる、請求項9に記載の医薬組成物。
  13. 【請求項13】 前記組成物中で使用される前記NK−
    1レセプター・アンタゴニスト又は医薬として許容され
    るその塩が以下の化合物:7−〔(1−ジメチルアミノ
    アセチル−2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミ
    ノ)−メチル〕−6−メトキシ−1−メチル−3,4−
    ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;6−メトキシ−
    1−メチル−7−{〔2−フェニル−1−(ピリジン−
    2−イル−アセチル)−ピペリジン−3−イルアミノ〕
    −メチル}−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−
    オン;6−メトキシ−1−メチル−7−{〔2−フェニ
    ル−1−(ピリジン−3−イル−アセチル)−ピペリジ
    ン−3−イルアミノ〕−メチル}−3,4−ジヒドロ−
    1H−キノリン−2−オン;6−メトキシ−1−メチル
    −7−{〔2−フェニル−1−(ピリジン−4−イル−
    アセチル)−ピペリジン−3−イルアミノ〕−メチル}
    −3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;6−
    シクロプロポキシ−1−メチル−7−〔(2−フェニル
    −ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−
    ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;(5−クロロ−
    2−メトキシ−ベンジル)−(2−フェニル−オクタヒ
    ドロ−シクロペンタ〔b〕ピロール−3−イル)−アミ
    ン;6−メトキシ−1−メチル−7−〔(1−〔1,
    2,4〕オキサジアゾール−3−イルメチル−2−フェ
    ニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,
    4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;7−{〔1
    −(イミダゾール−1−イル−アセチル)−2−フェニ
    ル−ピペリジン−3−イルアミノ〕−メチル}−6−メ
    トキシ−1−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリ
    ン−2−オン;1−〔3−(2−メトキシ−5−トリフ
    ルオロメトキシ−ベンジルアミノ)−2−フェニル−ピ
    ペリジン−1−イル〕−2−ピリジン−2−イル−エタ
    ノン;1−〔3−(2−メトキシ−5−トリフルオロメ
    トキシ−ベンジルアミノ)−2−フェニル−ピペリジン
    −1−イル〕−2−ピリジン−3−イル−エタノン;1
    −〔3−(2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシ−
    ベンジルアミノ)−2−フェニル−ピペリジン−1−イ
    ル〕−2−ピリジン−4−イル−エタノン;2−イミダ
    ゾール−1−イル−1−〔3−(2−メトキシ−5−ト
    リフルオロメトキシ−ベンジルアミノ)−2−フェニル
    −ピペリジン−1−イル〕−エタノン;2−ジメチルア
    ミノ−1−〔3−(2−メトキシ−5−トリフルオロメ
    トキシ−ベンジルアミノ)−2−フェニル−ピペリジン
    −1−イル〕−エタノン;3−(2−ベンジルオキシ−
    5−トリフルオロメトキシ−フェニル)−6−フェニル
    −1−オキサ−7−アザ−スピロ〔4.5〕デカン;1
    −〔3−(2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシ−
    ベンジルアミノ)−2−フェニル−ピペリジン−1−イ
    ル〕−2−−ピロリジン−1−イル−エタノン;(2−
    メトキシ−5−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−
    (1−〔1,2,4〕オキサジアゾール−3−イルメチ
    ル−2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;
    7−{〔2−(4−フルオロ−フェニル)−ピペリジン
    −3−イルアミノ〕−メチル}−6−メトキシ−1−メ
    チル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;
    〔1−(2−イミダゾール−1−イル−エチル)−2−
    フェニル−ピペリジン−3−イル〕−(2−メトキシ−
    5−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−アミン;7−
    {〔1−(2−ジメチルアミノ−エチル)−2−フェニ
    ル−ピペリジン−3−イルアミノ〕−メチル}−6−メ
    トキシ−1−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリ
    ン−2−オン;(5−クロロ−2−エトキシ−ピリジン
    −3−イルメチル)−(2−フェニル−ピペリジン−3
    −イル)−アミン;(5−クロロ−2−メトキシ−ピリ
    ジン−3−イルメチル)−(2−フェニル−ピペリジン
    −3−イル)−アミン;ジベンゾフラン−2−イルメチ
    ル−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミ
    ン;〔3−(インダン−2−イルオキシ)−4−メトキ
    シ−ベンジル〕−(2−フェニル−ピペリジン−3−イ
    ル)−アミン;6−〔(2−フェニル−ピペリジン−3
    −イルアミノ)−メチル〕−クロマン−4−オン;(5
    −メチル−ベンゾ〔b〕−チオフェン−3−イルメチ
    ル)−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミ
    ン;(2,2−ジメチル−クロマン−6−イルメチル)
    −(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;
    (1H−ベンゾイミダゾール−5−イルメチル)−(2
    −フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;1−
    {2−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミ
    ノ)−メチル〕−フェニル}−ピロリジン−2−オン;
    (2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−〔3−(ピ
    リジン−2−イルオキシ)−ベンジル〕−アミン;〔3
    −(4−メトキシ−フェノキシ)−ベンジル〕−(2−
    フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;(4−フ
    ェノキシ−ベンジル)−(2−フェニル−ピペリジン−
    3−イル)−アミン;(2−フェニル−ピペリジン−3
    −イル)−チオフェン−2−イルメチル−アミン;フラ
    ン−2−イルメチル−(2−フェニル−ピペリジン−3
    −イル)−アミン;(5−メチル−フラン−2−イルメ
    チル)−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−ア
    ミン;(3−メチル−チオフェン−2−イルメチル)−
    (2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;
    (2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−チオフェン
    −3−イルメチル−アミン;(3−メチル−ベンゾ
    〔b〕チオフェン−2−イルメチル)−(2−フェニル
    −ピペリジン−3−イル)−アミン;ベンゾフラン−2
    −イルメチル−(2−フェニル−ピペリジン−3−イ
    ル)−アミン;(5−エチル−フラン−2−イルメチ
    ル)−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミ
    ン;(5−クロロ−3−メチル−1−フェニル−1H−
    ピラゾール−4−イルメチル)−(2−フェニル−ピペ
    リジン−3−イル)−アミン;6−メトキシ−7−
    {〔1−(2−メトキシ−エチル)−2−フェニル−ピ
    ペリジン−3−イルアミノ〕−メチル}−1−メチル−
    3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;(5−
    メチル−3−フェニル−イソキサゾール−4−イルメチ
    ル)−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミ
    ン;(3−フェノキシ−ベンジル)−(2−フェニル−
    ピペリジン−3−イル)−アミン;フラン−3−イルメ
    チル−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミ
    ン;(3,5−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾ
    ール−4−イルメチル)−(2−フェニル−ピペリジン
    −3−イル)−アミン;(5,7−ジメトキシ−1H−
    インドール−4−イルメチル)−(2−フェニル−ピペ
    リジン−3−イル)−アミン;(5−メトキシ−1H−
    インドール−3−イルメチル)−(2−フェニル−ピペ
    リジン−3−イル)−アミン;(4−オキシ−キノキサ
    リン−2−イルメチル)−(2−フェニル−ピペリジン
    −3−イル)−アミン;(2−フェニル−ピペリジン−
    3−イル)−キノキサリン−2−イルメチル−アミン;
    7−{〔1−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)−2
    −フェニル−ピペリジン−3−イルアミン〕−メチル}
    −6−メトキシ−1−メチル−3,4−ジヒドロ−1H
    −キノリン−2−オン;(2−メトキシ−5−トリフル
    オロメトキシ−ベンジル)−〔2−フェニル−1−(2
    −ピロリジン−1−イル−エチル)ピペリジン−3−イ
    ル〕−アミン;6−エトキシ−1−メチル−7−〔(2
    −フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕
    −3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;〔1
    −(2−ジメチルアミノ−エチル)−2−フェニル−ピ
    ペリジン−3−イル〕−(2−メトキシ−5−トリフル
    オロメトキシ−ベンジル)−アミン;3−(2−シクロ
    プロポキシ−5−トリフルオロメトキシ−フェニル)−
    6−フェニル−1−オキサ−7−アザ−スピロ〔4.
    5〕デカン;〔1−(2−メトキシ−エチル)−2−フ
    ェニル−ピペリジン−3−イル〕−(2−メトキシ−5
    −トリフルオロメトキシ−ベンジル)−アミン;6−ヒ
    ドロキシ−1−メチル−7−〔(2−フェニル−ピペリ
    ジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ
    −1H−キノリン−2−オン;6−メトキシ−1−メチ
    ル−7−〔(2−フェニル−オクタヒドロ−シクロペン
    タ〔b〕ピロール−3−イルアミノ)−メチル〕−3,
    4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;7−{〔2
    −(4−フルオロ−フェニル)−ピペリジン−3−イル
    アミノ〕−メチル}−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ
    −1H−キノリン−2−オン;6−メトキシ−1−メチ
    ル−7−(6−フェニル−1−オキサ−7−アザ−スピ
    ロ〔4.5〕デク−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1
    H−キノリン−2−オン;6−メトキシ−1,3,3−
    トリメチル−5−〔(2−フェニル−オクタヒドロ−シ
    クロペンタ〔b〕ピロール−3−イルアミノ)−メチ
    ル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;〔3
    −クロロ−2−(4−フルオロ−フェノキシ)−ピリジ
    ン−4−イルメチル〕−(2−フェニル−ピペリジン−
    3−イル)−アミン;6−エトキシ−1,3,3−トリ
    メチル−5−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イル
    アミノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−
    2−オン;6−エトキシ−1,3,3−トリメチル−5
    −〔(2−フェニル−オクタヒドロ−シクロペンタ
    〔b〕ピロール−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3
    −ジヒドロ−インドール−2−オン;6−イソプロポキ
    シ−1,3,3−トリメチル−5−〔(2−フェニル−
    ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3−ジ
    ヒドロ−インドール−2−オン;6−イソプロポキシ−
    1,3,3−トリメチル−5−〔(2−フェニル−オク
    タヒドロ−シクロペンタ〔b〕ピロール−3−イルアミ
    ノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−
    オン;6−エトキシ−1,3,3−トリメチル−5−
    〔(2−フェニル−オクタヒドロ−シクロペンタ〔b〕
    ピロール−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3−ジヒ
    ドロ−インドール−2−オン;6−イソプロポキシ−
    1,3,3−トリメチル−5−〔(2−フェニル−オク
    タヒドロ−シクロペンタ〔b〕ピロール−3−イルアミ
    ノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−
    オン;7−イソプロポキシ−1−メチル−6−〔(2−
    フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−
    3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;6−メ
    トキシ−1−メチル−7−〔(6−メチル−2−フェニ
    ル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,4
    −ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;6−メトキシ
    −1,3,3−トリメチル−7−〔(2−フェニル−ピ
    ペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒ
    ドロ−1H−キノリン−2−オン;6−メトキシ−1,
    3−ジメチル−7−〔(2−フェニル−ピペリジン−3
    −イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−
    キノリン−2−オン;6−メトキシ−1,3−ジメチル
    −5−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミ
    ノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−
    オン;6−メトキシ−1−メチル−5−〔(2−フェニ
    ル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3
    −ジヒドロ−インドール−2−オン;5−〔(1−イソ
    プロピル−2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミ
    ノ)−メチル〕−6−メトキシ−1,3,3−トリメチ
    ル−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;6−メ
    トキシ−1−メチル−7−〔(2−フェニル−1−プロ
    ピル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,
    4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;6−メトキ
    シ−1−メチル−7−{〔1−(5−メチル−3H−イ
    ミダゾール−4−イルメチル)−2−フェニル−ピペリ
    ジン−3−イルアミノ〕−メチル}−3,4−ジヒドロ
    −1H−キノリン−2−オン;7−{〔1−(1H−イ
    ミダゾール−4−イルメチル)−2−フェニル−ピペリ
    ジン−3−イルアミノ〕−メチル}−6−メトキシ−1
    −メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オ
    ン;7−〔(1−イソプロピル−2−フェニル−ピペリ
    ジン−3−イルアミノ)−メチル〕−6−メトキシ−1
    −メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オ
    ン;6−メトキシ−1,3−ジメチル−7−〔(1−メ
    チル−2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−
    メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オ
    ン;5−〔(1−イソプロピル−2−フェニル−ピペリ
    ジン−3−イルアミノ)−メチル〕−6−メトキシ−
    1,3,3−トリメチル−1,3−ジヒドロ−インドー
    ル−2−オン;6−メトキシ−1−メチル−7−{〔1
    −(5−オキソ−2,5−ジヒドロ−1H−〔1,2,
    4〕トリアゾール−3−イルメチル)−2−フェニル−
    ピペリジン−3−イルアミノ〕−メチル}−3,4−ジ
    ヒドロ−1H−キノリン−2−オン;6−メトキシ−7
    −〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−
    メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オ
    ン;1−エチル−6−メトキシ−7−〔(2−フェニル
    −ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−
    ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;1−メタンスル
    ホニル−6−メトキシ−7−〔(2−フェニル−ピペリ
    ジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ
    −1H−キノリン−2−オン;6−メトキシ−1,4,
    4−トリメチル−7−〔(2−フェニル−ピペリジン−
    3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H
    −キノリン−2−オン;8−フルオロ−6−メトキシ−
    1,4,4−トリメチル−7−〔(2−フェニル−ピペ
    リジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒド
    ロ−1H−キノリン−2−オン;6−メトキシ−1−メ
    チル−7−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルア
    ミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン
    −2−オン;6−メトキシ−1,4−ジメチル−7−
    〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メ
    チル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オ
    ン;6−メトキシ−2−メチル−7−〔(2−フェニル
    −ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−
    ジヒドロ−2H−イソキノリン−1−オン;6−メトキ
    シ−3−メチル−5−〔(2−フェニル−ピペリジン−
    3−イルアミノ)−メチル〕−1,1a,3,7b−テ
    トラヒドロ−3−アザ−シクロプロパ〔a〕ナフタレン
    −2−オン;6−メトキシ−1−メチル−3,3−シク
    ロプロピル−5−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−
    イルアミノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−インドー
    ル−2−オン;5−メトキシ−1−メチル−3,3−シ
    クロプロピル−6−〔(2−フェニル−ピペリジン−3
    −イルアミノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−インド
    ール−2−オン;6−メトキシ−1−メチル−(6−フ
    ェニル−1,7−ジアザ−スピロ〔4.5〕デク−3−
    イル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オ
    ン;6−メトキシ−1−メチル−7−フェニル−1,7
    −ジアザ−スピロ〔4.5〕−デク−3−イル)−3,
    4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;6−メトキ
    シ−3−メチル−5−〔(1−フェニル−8−アザ−ビ
    シクロ〔3,2,1〕オクト−2−イルアミノ)−メチ
    ル〕−1,1a,3,7b−テトラヒドロ−3−アザ−
    シクロプロパ〔a〕ナフタレン−2−オン;(6−メト
    キシ−1−メチル−2,2−ジオキソ−1,2,3,4
    −テトラヒドロ−2−チオベンゾ〔c〔1,2〕チアジ
    ン−7−イル−メチル)−(2−フェニル−ピペリジン
    −3−イル)−アミン;6−メトキシ−3−メチル−5
    −〔(6−メチル−2−フェニル−ピペリジン−3−イ
    ルアミノ)−メチル〕−1,1a,3,7b−テトラヒ
    ドロ−3−アザ−シクロプロパ〔a〕ナフタレン−2−
    オン;6−メトキシ−1−メチル−7−(6−フェニル
    −1,7−ジアザ−スピロ〔4.5〕デク−3−イル)
    −3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;6−
    メトキシ−1,3,3−トリメチル−5−〔(フェニル
    −ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3−
    ジヒドロ−ピロロ〔2,3−b〕ピリジン−2−オン;
    5−メトキシ−1,3,3−トリメチル−6−〔(2−
    フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−
    1,3−ジヒドロ−ピロロ〔3,2−b〕ピリジン−2
    −オン;6−メトキシ−1−メチル−7−〔(2−フェ
    ニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,
    4−ジヒドロ−1H−〔1,5〕ナフチリジン−2−オ
    ン;7−〔(6−エチル−2−フェニル−ピペリジン−
    3−イルアミノ)−メチル〕−6−メトキシ−1−メチ
    ル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;5
    −〔(6−エチル−2−フェニル−ピペリジン−3−イ
    ルアミノ)−メチル〕−6−メトキシ−1,3,3−ト
    リメチル−1,3−ジヒドロ−インドール−−2−オ
    ン;6−メトキシ−1,3,3−トリメチル−5−
    〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メ
    チル〕−1,3−ジヒドロ−ピロロ〔2,3−b〕ピリ
    ジン−2−オン;5−メトキシ−1,3,3−トリメチ
    ル−6−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミ
    ノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−ピロロ〔3,2−
    b〕ピリジン−2−オン;6−メトキシ−1−メチル−
    7−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)
    −メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−〔1,5〕ナフ
    チリジン−2−オン;6−メトキシ−3−メチル−5−
    〔(6−メチル−2−フェニル−ピペリジン−3−イル
    アミノ)−メチル〕−1,1a,3,7b−テトラヒド
    ロ−3−アザ−シクロプロパ〔a〕ナフタレン−2−オ
    ン;6−メトキシ−1−メチル−7−(6−フェニル−
    1,7−ジアザ−スピロ〔4.5〕デク−3−イル)−
    3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;6−メ
    トキシ−1−メチル−7−〔(2−フェニル−6−プロ
    ピル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,
    4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;7−〔(6
    −イソプロピル−2−フェニル−ピペリジン−3−イル
    アミノ)−メチル〕−6−メトキシ−1−メチル−3,
    4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;7−〔(6
    −Tert−ブチル−2−フェニル−ピペリジン−3−
    イルアミノ)−メチル〕−6−メトキシ−1−メチル−
    3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;7−
    〔(6−イソブチル−2−フェニル−ピペリジン−3−
    イルアミノ)−メチル〕−6−メトキシ−1−メチル−
    3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;7−
    〔(1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロ−〔2,
    3’〕ビピリジニル−3−イルアミノ)−メチル〕−6
    −メトキシ−1−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キ
    ノリン−2−オン;7−〔(1,2,3,4,5,6−
    ヘキサヒドロ−〔2,4’〕ビピリジニル−3−イルア
    ミノ)−メチル〕−6−メトキシ−1−メチル−3,4
    −ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;(6−メトキ
    シ−1−メチル−2,2−ジオキソ−1,2,3,4−
    テトラヒドロ−2−チオベンゾ〔c〔1,2〕チアジン
    −7−イルメチル)−(2−フェニル−ピペリジン−3
    −イル)−アミン;6−メトキシ−3−メチル−5−
    〔(6−メチル−2−フェニル−ピペリジン−3−イル
    アミノ)−メチル〕−1,1a,3,7b−テトラヒド
    ロ−3−アザ−シクロプロパ〔a〕ナフタレン−2−オ
    ン;6−メトキシ−1−メチル−3,3−シクロプロピ
    ル−5−〔(6−メチル−2−フェニル−ピペリジン−
    3−イルアミノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−イン
    ドール−2−オン;5−メトキシ−1−メチル−3,3
    −シクロプロピル−6−〔(1−フェニル−8−アザ−
    ビシクロ〔3,2,1〕オクト−2−イルアミノ)−メ
    チル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;6
    −メトキシ−1−メチル−3,3−シクロヘキサン−5
    −〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−
    メチル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;
    6−メトキシ−1−メチル−3,3−シクロペンチル−
    5−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)
    −メチル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オ
    ン;6−メトキシ−1−メチル−3,3−シクロプロピ
    ル−5−〔(2−(4−フルオロフェニル)−ピペリジ
    ン−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−
    インドール−2−オン;6−メトキシ−1−メチル−
    3,3−シクロブチル−5−〔(2−フェニル−ピペリ
    ジン−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ
    −インドール−2−オン;5−メトキシ−1−メチル−
    3,3−シクロブチル−6−〔(2−フェニル−ピペリ
    ジン−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ
    −インドール−2−オン;5−メトキシ−1−メチル−
    3,3−シクロプロピル−6−〔(6−メチル−2−フ
    ェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−
    1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;6−メトキ
    シ−1,3−ジメチル−5−〔(2−フェニル−ピペリ
    ジン−3−イルアミノ)−メチル〕−1,1a,3,7
    b−テトラヒドロ−3−アザ−シクロプロパ〔a〕ナフ
    タレン−2−オン;7−〔(1,2,3,4,5,6−
    ヘキサヒドロ−〔2,2’〕ビピリジニル−3−イルア
    ミノ)−メチル〕−6−メトキシ−1−メチル−3,4
    −ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;及び6−
    〔(6−エチル−2−フェニル−ピペリジン−3−イル
    アミノ)−メチル〕−5−メトキシ−1,1−ジメチル
    −インダン−2−オン、並びに医薬として許容されるそ
    れらの塩から選ばれる、請求項7に記載の医薬組成物。
  14. 【請求項14】 前記組成物中で使用される前記NK−
    1レセプター・アンタゴニスト又は医薬として許容され
    る塩が以下の化合物:7−〔(1−ジメチルアミノアセ
    チル−2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−
    メチル〕−6−メトキシ−1−メチル−3,4−ジヒド
    ロ−1H−キノリン−2−オン;6−メトキシ−1−メ
    チル−7−{〔2−フェニル−1−(ピリジン−2−イ
    ル−アセチル)−ピペリジン−3−イルアミノ〕−メチ
    ル}−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;
    6−メトキシ−1−メチル−7−{〔2−フェニル−1
    −(ピリジン−3−イル−アセチル)−ピペリジン−3
    −イルアミノ〕−メチル}−3,4−ジヒドロ−1H−
    キノリン−2−オン;6−メトキシ−1−メチル−7−
    {〔2−フェニル−1−(ピリジン−4−イル−アセチ
    ル)−ピペリジン−3−イルアミノ〕−メチル}−3,
    4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;6−シクロ
    プロポキシ−1−メチル−7−〔(2−フェニル−ピペ
    リジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒド
    ロ−1H−キノリン−2−オン;(5−クロロ−2−メ
    トキシ−ベンジル)−(2−フェニル−オクタヒドロ−
    シクロペンタ〔b〕ピロール−3−イル)−アミン;6
    −メトキシ−1−メチル−7−〔(1−〔1,2,4〕
    オキサジアゾール−3−イルメチル−2−フェニル−ピ
    ペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒ
    ドロ−1H−キノリン−2−オン;7−{〔1−(イミ
    ダゾール−1−イル−アセチル)−2−フェニル−ピペ
    リジン−3−イルアミノ〕−メチル}−6−メトキシ−
    1−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−
    オン;1−〔3−(2−メトキシ−5−トリフルオロメ
    トキシ−ベンジルアミノ)−2−フェニル−ピペリジン
    −1−イル〕−2−ピリジン−2−イル−エタノン;1
    −〔3−(2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシ−
    ベンジルアミノ)−2−フェニル−ピペリジン−1−イ
    ル〕−2−ピリジン−3−イル−エタノン;1−〔3−
    (2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシ−ベンジル
    アミノ)−2−フェニル−ピペリジン−1−イル〕−2
    −ピリジン−4−イル−エタノン;2−イミダゾール−
    1−イル−1−〔3−(2−メトキシ−5−トリフルオ
    ロメトキシ−ベンジルアミノ)−2−フェニル−ピペリ
    ジン−1−イル〕−エタノン;2−ジメチルアミノ−1
    −〔3−(2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシ−
    ベンジルアミノ)−2−フェニル−ピペリジン−1−イ
    ル〕−エタノン;3−(2−ベンジルオキシ−5−トリ
    フルオロメトキシ−フェニル)−6−フェニル−1−オ
    キサ−7−アザ−スピロ〔4.5〕デカン;1−〔3−
    (2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシ−ベンジル
    アミノ)−2−フェニル−ピペリジン−1−イル〕−2
    −−ピロリジン−1−イル−エタノン;(2−メトキシ
    −5−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−(1−
    〔1,2,4〕オキサジアゾール−3−イルメチル−2
    −フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;7−
    {〔2−(4−フルオロ−フェニル)−ピペリジン−3
    −イルアミノ〕−メチル}−6−メトキシ−1−メチル
    −3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;〔1
    −(2−イミダゾール−1−イル−エチル)−2−フェ
    ニル−ピペリジン−3−イル〕−(2−メトキシ−5−
    トリフルオロメトキシ−ベンジル)−アミン;7−
    {〔1−(2−ジメチルアミノ−エチル)−2−フェニ
    ル−ピペリジン−3−イルアミノ〕−メチル}−6−メ
    トキシ−1−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリ
    ン−2−オン;(5−クロロ−2−エトキシ−ピリジン
    −3−イルメチル)−(2−フェニル−ピペリジン−3
    −イル)−アミン;(5−クロロ−2−メトキシ−ピリ
    ジン−3−イルメチル)−(2−フェニル−ピペリジン
    −3−イル)−アミン;ジベンゾフラン−2−イルメチ
    ル−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミ
    ン;〔3−(インダン−2−イルオキシ)−4−メトキ
    シ−ベンジル〕−(2−フェニル−ピペリジン−3−イ
    ル)−アミン;6−〔(2−フェニル−ピペリジン−3
    −イルアミノ)−メチル〕−クロマン−4−オン;(5
    −メチル−ベンゾ〔b〕−チオフェン−3−イルメチ
    ル)−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミ
    ン;(2,2−ジメチル−クロマン−6−イルメチル)
    −(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;
    (1H−ベンゾイミダゾール−5−イルメチル)−(2
    −フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;1−
    {2−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミ
    ノ)−メチル〕−フェニル}−ピロリジン−2−オン;
    (2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−〔3−(ピ
    リジン−2−イルオキシ)−ベンジル〕−アミン;〔3
    −(4−メトキシ−フェノキシ)−ベンジル〕−(2−
    フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;(4−フ
    ェノキシ−ベンジル)−(2−フェニル−ピペリジン−
    3−イル)−アミン;(2−フェニル−ピペリジン−3
    −イル)−チオフェン−2−イルメチル−アミン;フラ
    ン−2−イルメチル−(2−フェニル−ピペリジン−3
    −イル)−アミン;(5−メチル−フラン−2−イルメ
    チル)−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−ア
    ミン;(3−メチル−チオフェン−2−イルメチル)−
    (2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミン;
    (2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−チオフェン
    −3−イルメチル−アミン;(3−メチル−ベンゾ
    〔b〕チオフェン−2−イルメチル)−(2−フェニル
    −ピペリジン−3−イル)−アミン;ベンゾフラン−2
    −イルメチル−(2−フェニル−ピペリジン−3−イ
    ル)−アミン;(5−エチル−フラン−2−イルメチ
    ル)−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミ
    ン;(5−クロロ−3−メチル−1−フェニル−1H−
    ピラゾール−4−イルメチル)−(2−フェニル−ピペ
    リジン−3−イル)−アミン;6−メトキシ−7−
    {〔1−(2−メトキシ−エチル)−2−フェニル−ピ
    ペリジン−3−イルアミノ〕−メチル}−1−メチル−
    3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;(5−
    メチル−3−フェニル−イソキサゾール−4−イルメチ
    ル)−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミ
    ン;(3−フェノキシ−ベンジル)−(2−フェニル−
    ピペリジン−3−イル)−アミン;フラン−3−イルメ
    チル−(2−フェニル−ピペリジン−3−イル)−アミ
    ン;(3,5−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾ
    ール−4−イルメチル)−(2−フェニル−ピペリジン
    −3−イル)−アミン;(5,7−ジメトキシ−1H−
    インドール−4−イルメチル)−(2−フェニル−ピペ
    リジン−3−イル)−アミン;(5−メトキシ−1H−
    インドール−3−イルメチル)−(2−フェニル−ピペ
    リジン−3−イル)−アミン;(4−オキシ−キノキサ
    リン−2−イルメチル)−(2−フェニル−ピペリジン
    −3−イル)−アミン;(2−フェニル−ピペリジン−
    3−イル)−キノキサリン−2−イルメチル−アミン;
    7−{〔1−(2,3−ジヒドロキシ−プロピル)−2
    −フェニル−ピペリジン−3−イルアミン〕−メチル}
    −6−メトキシ−1−メチル−3,4−ジヒドロ−1H
    −キノリン−2−オン;(2−メトキシ−5−トリフル
    オロメトキシ−ベンジル)−〔2−フェニル−1−(2
    −ピロリジン−1−イル−エチル)ピペリジン−3−イ
    ル〕−アミン;6−エトキシ−1−メチル−7−〔(2
    −フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕
    −3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;〔1
    −(2−ジメチルアミノ−エチル)−2−フェニル−ピ
    ペリジン−3−イル〕−(2−メトキシ−5−トリフル
    オロメトキシ−ベンジル)−アミン;3−(2−シクロ
    プロポキシ−5−トリフルオロメトキシ−フェニル)−
    6−フェニル−1−オキサ−7−アザ−スピロ〔4.
    5〕デカン;〔1−(2−メトキシ−エチル)−2−フ
    ェニル−ピペリジン−3−イル〕−(2−メトキシ−5
    −トリフルオロメトキシ−ベンジル)−アミン;6−ヒ
    ドロキシ−1−メチル−7−〔(2−フェニル−ピペリ
    ジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ
    −1H−キノリン−2−オン;6−メトキシ−1−メチ
    ル−7−〔(2−フェニル−オクタヒドロ−シクロペン
    タ〔b〕ピロール−3−イルアミノ)−メチル〕−3,
    4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;7−{〔2
    −(4−フルオロ−フェニル)−ピペリジン−3−イル
    アミノ〕−メチル}−6−メトキシ−3,4−ジヒドロ
    −1H−キノリン−2−オン;6−メトキシ−1−メチ
    ル−7−(6−フェニル−1−オキサ−7−アザ−スピ
    ロ〔4.5〕デク−3−イル)−3,4−ジヒドロ−1
    H−キノリン−2−オン;6−メトキシ−1,3,3−
    トリメチル−5−〔(2−フェニル−オクタヒドロ−シ
    クロペンタ〔b〕ピロール−3−イルアミノ)−メチ
    ル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;〔3
    −クロロ−2−(4−フルオロ−フェノキシ)−ピリジ
    ン−4−イルメチル〕−(2−フェニル−ピペリジン−
    3−イル)−アミン;6−エトキシ−1,3,3−トリ
    メチル−5−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イル
    アミノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−
    2−オン;6−エトキシ−1,3,3−トリメチル−5
    −〔(2−フェニル−オクタヒドロ−シクロペンタ
    〔b〕ピロール−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3
    −ジヒドロ−インドール−2−オン;6−イソプロポキ
    シ−1,3,3−トリメチル−5−〔(2−フェニル−
    ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3−ジ
    ヒドロ−インドール−2−オン;6−イソプロポキシ−
    1,3,3−トリメチル−5−〔(2−フェニル−オク
    タヒドロ−シクロペンタ〔b〕ピロール−3−イルアミ
    ノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−
    オン;6−エトキシ−1,3,3−トリメチル−5−
    〔(2−フェニル−オクタヒドロ−シクロペンタ〔b〕
    ピロール−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3−ジヒ
    ドロ−インドール−2−オン;6−イソプロポキシ−
    1,3,3−トリメチル−5−〔(2−フェニル−オク
    タヒドロ−シクロペンタ〔b〕ピロール−3−イルアミ
    ノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−
    オン;7−イソプロポキシ−1−メチル−6−〔(2−
    フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−
    3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;6−メ
    トキシ−1−メチル−7−〔(6−メチル−2−フェニ
    ル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,4
    −ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;6−メトキシ
    −1,3,3−トリメチル−7−〔(2−フェニル−ピ
    ペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒ
    ドロ−1H−キノリン−2−オン;6−メトキシ−1,
    3−ジメチル−7−〔(2−フェニル−ピペリジン−3
    −イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−
    キノリン−2−オン;6−メトキシ−1,3−ジメチル
    −5−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミ
    ノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−
    オン;6−メトキシ−1−メチル−5−〔(2−フェニ
    ル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3
    −ジヒドロ−インドール−2−オン;5−〔(1−イソ
    プロピル−2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミ
    ノ)−メチル〕−6−メトキシ−1,3,3−トリメチ
    ル−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;6−メ
    トキシ−1−メチル−7−〔(2−フェニル−1−プロ
    ピル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,
    4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;6−メトキ
    シ−1−メチル−7−{〔1−(5−メチル−3H−イ
    ミダゾール−4−イルメチル)−2−フェニル−ピペリ
    ジン−3−イルアミノ〕−メチル}−3,4−ジヒドロ
    −1H−キノリン−2−オン;7−{〔1−(1H−イ
    ミダゾール−4−イルメチル)−2−フェニル−ピペリ
    ジン−3−イルアミノ〕−メチル}−6−メトキシ−1
    −メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オ
    ン;7−〔(1−イソプロピル−2−フェニル−ピペリ
    ジン−3−イルアミノ)−メチル〕−6−メトキシ−1
    −メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オ
    ン;6−メトキシ−1,3−ジメチル−7−〔(1−メ
    チル−2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−
    メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オ
    ン;5−〔(1−イソプロピル−2−フェニル−ピペリ
    ジン−3−イルアミノ)−メチル〕−6−メトキシ−
    1,3,3−トリメチル−1,3−ジヒドロ−インドー
    ル−2−オン;6−メトキシ−1−メチル−7−{〔1
    −(5−オキソ−2,5−ジヒドロ−1H−〔1,2,
    4〕トリアゾール−3−イルメチル)−2−フェニル−
    ピペリジン−3−イルアミノ〕−メチル}−3,4−ジ
    ヒドロ−1H−キノリン−2−オン;6−メトキシ−7
    −〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−
    メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オ
    ン;1−エチル−6−メトキシ−7−〔(2−フェニル
    −ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−
    ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;1−メタンスル
    ホニル−6−メトキシ−7−〔(2−フェニル−ピペリ
    ジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ
    −1H−キノリン−2−オン;6−メトキシ−1,4,
    4−トリメチル−7−〔(2−フェニル−ピペリジン−
    3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H
    −キノリン−2−オン;8−フルオロ−6−メトキシ−
    1,4,4−トリメチル−7−〔(2−フェニル−ピペ
    リジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−ジヒド
    ロ−1H−キノリン−2−オン;6−メトキシ−1−メ
    チル−7−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルア
    ミノ)−メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン
    −2−オン;6−メトキシ−1,4−ジメチル−7−
    〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メ
    チル〕−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オ
    ン;6−メトキシ−2−メチル−7−〔(2−フェニル
    −ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,4−
    ジヒドロ−2H−イソキノリン−1−オン;6−メトキ
    シ−3−メチル−5−〔(2−フェニル−ピペリジン−
    3−イルアミノ)−メチル〕−1,1a,3,7b−テ
    トラヒドロ−3−アザ−シクロプロパ〔a〕ナフタレン
    −2−オン;6−メトキシ−1−メチル−3,3−シク
    ロプロピル−5−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−
    イルアミノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−インドー
    ル−2−オン;5−メトキシ−1−メチル−3,3−シ
    クロプロピル−6−〔(2−フェニル−ピペリジン−3
    −イルアミノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−インド
    ール−2−オン;6−メトキシ−1−メチル−(6−フ
    ェニル−1,7−ジアザ−スピロ〔4.5〕デク−3−
    イル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オ
    ン;6−メトキシ−1−メチル−7−フェニル−1,7
    −ジアザ−スピロ〔4.5〕−デク−3−イル)−3,
    4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;6−メトキ
    シ−3−メチル−5−〔(1−フェニル−8−アザ−ビ
    シクロ〔3,2,1〕オクト−2−イルアミノ)−メチ
    ル〕−1,1a,3,7b−テトラヒドロ−3−アザ−
    シクロプロパ〔a〕ナフタレン−2−オン;(6−メト
    キシ−1−メチル−2,2−ジオキソ−1,2,3,4
    −テトラヒドロ−2−チオベンゾ〔c〔1,2〕チアジ
    ン−7−イル−メチル)−(2−フェニル−ピペリジン
    −3−イル)−アミン;6−メトキシ−3−メチル−5
    −〔(6−メチル−2−フェニル−ピペリジン−3−イ
    ルアミノ)−メチル〕−1,1a,3,7b−テトラヒ
    ドロ−3−アザ−シクロプロパ〔a〕ナフタレン−2−
    オン;6−メトキシ−1−メチル−7−(6−フェニル
    −1,7−ジアザ−スピロ〔4.5〕デク−3−イル)
    −3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;6−
    メトキシ−1,3,3−トリメチル−5−〔(フェニル
    −ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3−
    ジヒドロ−ピロロ〔2,3−b〕ピリジン−2−オン;
    5−メトキシ−1,3,3−トリメチル−6−〔(2−
    フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−
    1,3−ジヒドロ−ピロロ〔3,2−b〕ピリジン−2
    −オン;6−メトキシ−1−メチル−7−〔(2−フェ
    ニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,
    4−ジヒドロ−1H−〔1,5〕ナフチリジン−2−オ
    ン;7−〔(6−エチル−2−フェニル−ピペリジン−
    3−イルアミノ)−メチル〕−6−メトキシ−1−メチ
    ル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;5
    −〔(6−エチル−2−フェニル−ピペリジン−3−イ
    ルアミノ)−メチル〕−6−メトキシ−1,3,3−ト
    リメチル−1,3−ジヒドロ−インドール−−2−オ
    ン;6−メトキシ−1,3,3−トリメチル−5−
    〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メ
    チル〕−1,3−ジヒドロ−ピロロ〔2,3−b〕ピリ
    ジン−2−オン;5−メトキシ−1,3,3−トリメチ
    ル−6−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミ
    ノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−ピロロ〔3,2−
    b〕ピリジン−2−オン;6−メトキシ−1−メチル−
    7−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)
    −メチル〕−3,4−ジヒドロ−1H−〔1,5〕ナフ
    チリジン−2−オン;6−メトキシ−3−メチル−5−
    〔(6−メチル−2−フェニル−ピペリジン−3−イル
    アミノ)−メチル〕−1,1a,3,7b−テトラヒド
    ロ−3−アザ−シクロプロパ〔a〕ナフタレン−2−オ
    ン;6−メトキシ−1−メチル−7−(6−フェニル−
    1,7−ジアザ−スピロ〔4.5〕デク−3−イル)−
    3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;6−メ
    トキシ−1−メチル−7−〔(2−フェニル−6−プロ
    ピル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−3,
    4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;7−〔(6
    −イソプロピル−2−フェニル−ピペリジン−3−イル
    アミノ)−メチル〕−6−メトキシ−1−メチル−3,
    4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;7−〔(6
    −Tert−ブチル−2−フェニル−ピペリジン−3−
    イルアミノ)−メチル〕−6−メトキシ−1−メチル−
    3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;7−
    〔(6−イソブチル−2−フェニル−ピペリジン−3−
    イルアミノ)−メチル〕−6−メトキシ−1−メチル−
    3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;7−
    〔(1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロ−〔2,
    3’〕ビピリジニル−3−イルアミノ)−メチル〕−6
    −メトキシ−1−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キ
    ノリン−2−オン;7−〔(1,2,3,4,5,6−
    ヘキサヒドロ−〔2,4’〕ビピリジニル−3−イルア
    ミノ)−メチル〕−6−メトキシ−1−メチル−3,4
    −ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;(6−メトキ
    シ−1−メチル−2,2−ジオキソ−1,2,3,4−
    テトラヒドロ−2−チオベンゾ〔c〔1,2〕チアジン
    −7−イルメチル)−(2−フェニル−ピペリジン−3
    −イル)−アミン;6−メトキシ−3−メチル−5−
    〔(6−メチル−2−フェニル−ピペリジン−3−イル
    アミノ)−メチル〕−1,1a,3,7b−テトラヒド
    ロ−3−アザ−シクロプロパ〔a〕ナフタレン−2−オ
    ン;6−メトキシ−1−メチル−3,3−シクロプロピ
    ル−5−〔(6−メチル−2−フェニル−ピペリジン−
    3−イルアミノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−イン
    ドール−2−オン;5−メトキシ−1−メチル−3,3
    −シクロプロピル−6−〔(1−フェニル−8−アザ−
    ビシクロ〔3,2,1〕オクト−2−イルアミノ)−メ
    チル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;6
    −メトキシ−1−メチル−3,3−シクロヘキサン−5
    −〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−
    メチル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;
    6−メトキシ−1−メチル−3,3−シクロペンチル−
    5−〔(2−フェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)
    −メチル〕−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オ
    ン;6−メトキシ−1−メチル−3,3−シクロプロピ
    ル−5−〔(2−(4−フルオロフェニル)−ピペリジ
    ン−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ−
    インドール−2−オン;6−メトキシ−1−メチル−
    3,3−シクロブチル−5−〔(2−フェニル−ピペリ
    ジン−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ
    −インドール−2−オン;5−メトキシ−1−メチル−
    3,3−シクロブチル−6−〔(2−フェニル−ピペリ
    ジン−3−イルアミノ)−メチル〕−1,3−ジヒドロ
    −インドール−2−オン;5−メトキシ−1−メチル−
    3,3−シクロプロピル−6−〔(6−メチル−2−フ
    ェニル−ピペリジン−3−イルアミノ)−メチル〕−
    1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;6−メトキ
    シ−1,3−ジメチル−5−〔(2−フェニル−ピペリ
    ジン−3−イルアミノ)−メチル〕−1,1a,3,7
    b−テトラヒドロ−3−アザ−シクロプロパ〔a〕ナフ
    タレン−2−オン;7−〔(1,2,3,4,5,6−
    ヘキサヒドロ−〔2,2’〕ビピリジニル−3−イルア
    ミノ)−メチル〕−6−メトキシ−1−メチル−3,4
    −ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン;及び6−
    〔(6−エチル−2−フェニル−ピペリジン−3−イル
    アミノ)−メチル〕−5−メトキシ−1,1−ジメチル
    −インダン−2−オン、並びに医薬として許容されるそ
    れらの塩から選ばれる、請求項9に記載の医薬組成物。
  15. 【請求項15】 前記5HTIDレセプター・アンタゴニ
    スト又は医薬として許容されるその塩が以下の:3−
    (4−クロロフェニル)−5−〔2−(4−メチルピペ
    ラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−イミダゾリジン
    −2,4−ジオン;3−(4−クロロベンジル)−5−
    〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリ
    デン〕−イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(4−
    クロロベンジル)−5−〔2−(4−メチルピペラジン
    −1−イル)−ベンジリデン〕−チアゾリジン−2,4
    −ジオン;4−ベンジル−2−〔2−(4−メチルピペ
    ラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリ
    ン−3−オン;4−(3,4−ジクロロベンジル)−2
    −〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジ
    リデン〕−チオモルフォリン−3−オン;3−(4−ク
    ロロフェニル)−5−〔2−(4−メチルピペラジン−
    1−イル)−ベンジリデン〕−チアゾリジン−2,4−
    ジオン;3−(4−トリフルオロメチルフェニル)−5
    −〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジ
    リデン〕−チアゾリジン−2,4−ジオン;2−〔2−
    (4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕
    −4−(4−トリフルオロメチルフェニル)−チオモル
    フォリン−3−オン;2−〔2−(4−メチルピペラジ
    ン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−
    3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−
    〔2−フルオロ−6−(4−メチルピペラジン−1−イ
    ル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;
    4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(4−
    メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−モル
    フォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−2−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)
    −ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−
    (3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(4−メチ
    ルピペラジン−1−イル)−ベンジル〕−チオモルフォ
    リン−3−オン;4−メチル−2−〔2−(4−メチル
    ピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフ
    ォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)
    −2−(2−ピペラジン−1−イルベンジリデン)−チ
    オモルフォリン−3−オン;4−ベンジル−2−〔2−
    (4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕
    −1,1−ジオキソチオモルフォリン−3−オン;4−
    (3,4−ジクロロフェニル)−2−〔3−フルオロ−
    2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデ
    ン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジ
    クロロフェニル)−2−〔5−フルオロ−2−(4−メ
    チルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモ
    ルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−2−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)
    −5−トリフルオロメチル−ベンジリデン〕−チオモル
    フォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−2−{2−〔4−(2−メトキシエチル)ピペラ
    ジン−1−イル〕−ベンジリデン}−チオモルフォリン
    −3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−
    〔2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−ベ
    ンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−
    (3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(4−エチ
    ルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモル
    フォリン−3−オン;4−(4−クロロフェニル)−2
    −〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジ
    リデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−(3−ク
    ロロフェニル)−2−〔2−(4−メチルピペラジン−
    1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−
    オン;2−〔2−クロロ−6−(4−メチルピペラジン
    −1−イル)−ベンジリデン〕−4−(3,4−ジクロ
    ロフェニル)−チオモルフォリン−3−オン;4−
    (3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(4−メチ
    ルピペラジン−1−イル)−4−トリフルオロメチル−
    ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−
    (3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(4−メチ
    ルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−1−オキ
    ソ−チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジク
    ロロフェニル)−2−(5−フルオロ−ピペラジン−1
    −イル−ベンジリデン)−チオモルフォリン−3−オ
    ン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−〔3,6
    −ジフルオロ−2−(4−メチルピペラジン−1−イ
    ル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;
    4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(3,
    5−ジメチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕
    −チオモルフォリン−3−オン;4−フェニル−2−
    〔2−(3,4,5−トリメチルピペラジン−1−イ
    ル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;
    2−〔5−フルオロ−2−(4−メチルピペラジン−1
    −イル)−ベンジリデン〕−4−フェニル−チオモルフ
    ォリン−3−オン;4−ベンゾ〔1,3〕ジオキソ−5
    −イル−2−〔2−(3,5−ジメチルピペラジン−1
    −イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オ
    ン;2−〔2−(4−tert−ブチルピペラジン−1
    −イル)−ベンジリデン〕−4−(3,4−ジクロロフ
    ェニル)−チオモルフォリン−3−オン;3−(3,4
    −ジクロロフェニル)−5−〔2−(4−メチルピペラ
    ジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チアゾリン−4−
    オン;3−〔4−(3,4−ジクロロフェニル)−3−
    オキソ−チオモルフォリン−2−イリデンメチル〕−6
    −ジメチルアミノ−2−(4−メチルピペラジン−1−
    イル)−ベンゾニトリル;5−〔2−(4−メチルピペ
    ラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−2−フェニルチ
    アゾリジン−4−オン;4−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−2−〔2−(3,4,5−トリメチルピペラジン
    −1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3
    −オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−〔5
    −メチル−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−
    ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;2−
    〔4−クロロ−2−(4−メチルピペラジン−1−イ
    ル)−ベンジリデン〕−4−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジ
    フルオロフェニル)−2−〔2−(3,5−ジメチルピ
    ペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォ
    リン−3−オン;4−(2,4−ジフルオロフェニル)
    −2−〔2−(3,5−ジメチルピペラジン−1−イ
    ル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;
    2−〔4−ブロモ−2−(4−メチルピペラジン−1−
    イル)−ベンジリデン〕−4−(3,4−ジクロロフェ
    ニル)−チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4−
    ジクロロフェニル)−2−〔2−(1−メチルピロリジ
    ン−2−イルメトキシ)−ベンジリデン〕−チオモルフ
    ォリン−3−オン;4−(3,5−ジクロロフェニル)
    −2−〔2−(3,5−ジメチルピペラジン−1−イ
    ル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;
    4−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−〔2−
    (3,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル)−ベ
    ンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−
    (3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(オクタヒ
    ドロピリド〔1,2−a〕ピラジン−2−イル)−ベン
    ジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;2−〔2−
    (4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)−ベンジ
    リデン〕−4−ピリジン−3−イル−チオモルフォリン
    −3−オン;2−〔2−(4−シクロプロピルピペラジ
    ン−1−イル)−ベンジリデン〕−4−(3,4−ジフ
    ルオロフェニル)−チオモルフォリン−3−オン;2−
    〔2−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)−
    ベンジリデン〕−4−(3,5−ジクロロフェニル)−
    チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジフルオ
    ロフェニル)−2−〔2−(2,5−ジメチルピペラジ
    ン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−
    3−オン;4−(3,5−ジクロロフェニル)−2−
    〔2−(2,5−ジメチルピペラジン−1−イル)−ベ
    ンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−
    (3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(3−メチ
    ルアミノピロリジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チ
    オモルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジフルオロ
    フェニル)−2−〔2−(2,4,5−トリメチルピペ
    ラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリ
    ン−3−オン;4−ベンゾ〔1,3〕ジオキソール−5
    −イル−2−〔2−(4−シクロプロピルピペラジン−
    1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−
    オン;2−〔2−(3,5−ジメチルピペラジン−1−
    イル)−ベンジリデン〕−4−(4−フルオロフェニ
    ル)−チオモルフォリン−3−オン;4−ベンゾ〔1,
    3〕ジオキソール−5−イル−2−〔2−(2,5−ジ
    メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオ
    モルフォリン−3−オン;2−〔2−(3,5−ジメチ
    ルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−4−フェ
    ニルチオモルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジク
    ロロフェニル)−2−〔2−(4−メチルピペラジン−
    1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−
    オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−
    (3−ジメチルアミノピロリジン−1−イル)−ベンジ
    リデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4
    −ジクロロフェニル)−2−〔2−(3−ジメチルアミ
    ノピロリジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモル
    フォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−2−〔2−(4−メチル−〔1,4〕ジアゼパン
    −1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3
    −オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2
    −(2,4,6−トリメチルピペラジン−1−イル)−
    ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;2−
    〔2−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)−
    ベンジリデン〕−4−(3,4−ジクロロフェニル)−
    チオモルフォリン−3−オン;5−〔2−(4−メチル
    ピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チアゾリジ
    ン−2,4−ジオン;2−〔2,4−ジブロモ−6−
    (4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕
    −4−(3,4−ジクロロフェニル)−チオモルフォリ
    ン−3−オン;4−(4−クロロフェニル)−2−〔2
    −(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデ
    ン〕−〔1,4〕オキサゼパン−3−オン;4−(4−
    クロロフェニル)−2−〔2−(4−メチルピペラジン
    −1−イル)−ベンジリデン〕−〔1,4,5〕オキサ
    ジアゼパン−3−オン;4−(4−クロロフェニル)−
    2−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベン
    ジリデン〕−〔1,4〕チアゼパン−3−オン;4−
    (3,4−ジクロロフェニル)−2−{2−〔(2−ジ
    メチルアミノエチル)−メチル−アミノ〕−ベンジリデ
    ン}−チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジ
    クロロフェニル)−2−〔2−(1−メチルピペラジン
    −4−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3
    −オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2
    −(1,4−ジメチルピペリジン−4−イル)−ベンジ
    リデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4
    −ジクロロフェニル)−2−〔2−(4−メチルピペラ
    ジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン
    −3,5−ジオン;4−(3,4−ジクロロフェニル)
    −2−〔2−(2−ジメチルアミノエトキシ)−ベンジ
    リデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4
    −ジクロロフェニル)−2−〔2−(4−イソプロピル
    ピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフ
    ォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)
    −2−〔2−(1−メチルピロリジン−3−イルメチ
    ル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;
    4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−{2−〔メチ
    ル−(1−メチルピロリジン−2−イルメチル)−アミ
    ノ〕−ベンジリデン}−チオモルフォリン−3−オン;
    4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(1−
    メチルピロリジン−2−イルメトキシ)−ベンジリデ
    ン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジ
    クロロフェニル)−2−{2−〔2−(1−メチルピロ
    リジン−2−イル)−エチル〕−ベンジリデン}−チオ
    モルフォリン−3−オン;1−(3,4−ジクロロフェ
    ニル)−4−メチル−3−〔2−(4−メチルピペラジ
    ン−1−イル)−ベンジリデン〕−ピペラジン−2−オ
    ン;4−メチル−3−〔2−(4−メチルピペラジン−
    1−イル)−ベンジリデン〕−1−(4−トリフルオロ
    メチルフェニル)−ピペラジン−2−オン;1−(4−
    クロロフェニル)−4−メチル−3−〔2−(4−メチ
    ルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−ピペラジ
    ン−2−オン;2−〔2−(4−メチルピペラジン−1
    −イル)ベンジリデン〕−4−(4−トリフルオロメチ
    ルフェニル)−モルフォリン−3−オン;2−〔4−フ
    ルオロ−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベ
    ンジリデン〕−4−(4−トリフルオロメチルフェニ
    ル)−チオモルフォリン−3−オン;2−〔5−フルオ
    ロ−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジ
    リデン〕−4−(4−トリフルオロメチルフェニル)−
    チオモルフォリン−3−オン;2−{1−〔2−(4−
    メチルピペラジン−1−イル)−フェニル〕−エチリデ
    ン}−4−(4−トリフルオロメチルフェニル)−チオ
    モルフォリン−3−オン;2−〔2−(4−メチルピペ
    ラジン−1−イル)−ベンジル〕−4−(4−トリフル
    オロメチルフェニル)−チオモルフォリン−3−オン;
    4−(4−クロロフェニル)−6−メチル−2−〔2−
    (4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕
    −チオモルフォリン−3−オン;3−(4−クロロフェ
    ニル)−2,2−ジメチル−5−〔2−(4−メチルピ
    ペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チアゾリジン
    −4−オン;4−(4−クロロフェニル)−2−〔2−
    (4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕
    −〔1,4〕オキサゼパン−3−オン;4−(4−クロ
    ロフェニル)−2−〔2−(4−メチルピペラジン−1
    −イル)−ベンジリデン〕−4H−〔1,4〕チアジン
    −3−オン;1−(4−クロロフェニル)−4,6,6
    −トリメチル−3−〔2−(4−メチルピペラジン−1
    −イル)−ベンジリデン〕−ピペラジン−2−オン;1
    −(4−クロロフェニル)−4−メチル−3−〔2−
    (4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕
    −ピペラジン−2−オン;4−(4−クロロフェニル)
    −2−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベ
    ンジリデン〕−モルフォリン−3−オン;3−(4−ク
    ロロフェニル)−5−〔2−(4−メチルピペラジン−
    1−イル)−ベンジリデン〕−オキサゾリジン−4−オ
    ン;3−(4−クロロフェニル)−2,2−ジメチル−
    5−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベン
    ジリデン〕−イミダゾリジン−4−オン;及び3−(4
    −クロロフェニル)−5−〔2−(4−メチルピペラジ
    ン−1−イル)−ベンジリデン〕−イミダゾリジン−4
    −オンから選ばれる、請求項1に記載の医薬組成物。
  16. 【請求項16】 前記5HTIDレセプター・アンタゴニ
    スト又は医薬として許容されるその塩か以下の:5−
    〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−フェニ
    ル〕−フラン−2−カルボン酸4−クロロベンジルアミ
    ド;5−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−
    フェニル〕−フラン−2−カルボン酸4−クロロフェニ
    ルアミド;5−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イ
    ル)−フェニル〕−チオフェン−2−カルボン酸4−ク
    ロロフェニルアミド;5−〔2−(4−メチルピペラジ
    ン−1−イル)−フェニル〕−フラン−2−カルボン酸
    〔2−(4−クロロフェニル)エチル〕−アミド;4−
    〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−フェニ
    ル〕−フラン−2−カルボン酸4−クロロベンジルアミ
    ド;5−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−
    フェニル〕−チオフェン−2−カルボン酸ベンジルアミ
    ド;5−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−
    フェニル〕−チオフェン−2−カルボン酸4−フルオロ
    ベンジルアミド;5−〔2−(4−メチルピペラジン−
    1−イル)−フェニル〕−チオフェン−2−カルボン酸
    4−メトキシベンジルアミド;5−〔2−(4−メチル
    ピペラジン−1−イル)−フェニル〕−チオフェン−−
    2−カルボン酸〔2−(4−クロロフェニル)エチル〕
    −アミド;3−メチル−5−〔2−(4−メチルピペラ
    ジン−1−イル)−フェニル〕−チオフェン−2−カル
    ボン酸4−クロロベンジルアミド;5−〔5−フルオロ
    −2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−フェニ
    ル〕−チオフェン−2−カルボン酸4−クロロベンジル
    アミド;及び5−〔2−(4−メチルピペラジン−1−
    イル)−フェニル〕−1H−ピロール−2−カルボン酸
    4−クロロベンジルアミド、から選ばれる、請求項1に
    記載の医薬組成物。
  17. 【請求項17】 前記5HTIDレセプター・アンタゴニ
    ストが以下の:3−(4−クロロフェニル)−5−〔2
    −(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデ
    ン〕−イミダゾリジン−2,4−ジオン;3−(4−ク
    ロロベンジル)−5−〔2−(4−メチルピペラジン−
    1−イル)−ベンジリデン〕−イミダゾリジン−2,4
    −ジオン;3−(4−クロロベンジル)−5−〔2−
    (4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕
    −チアゾリジン−2,4−ジオン;4−ベンジル−2−
    〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリ
    デン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4−
    ジクロロベンジル)−2−〔2−(4−メチルピペラジ
    ン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−
    3−オン;3−(4−クロロフェニル)−5−〔2−
    (4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕
    −チアゾリジン−2,4−ジオン;3−(4−トリフル
    オロメチルフェニル)−5−〔2−(4−メチルピペラ
    ジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チアゾリジン−
    2,4−ジオン;2−〔2−(4−メチルピペラジン−
    1−イル)−ベンジリデン〕−4−(4−トリフルオロ
    メチルフェニル)−チオモルフォリン−3−オン;2−
    〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリ
    デン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4−
    ジクロロフェニル)−2−〔2−フルオロ−6−(4−
    メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオ
    モルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェ
    ニル)−2−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イ
    ル)−ベンジリデン〕−モルフォリン−3−オン;4−
    (3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(4−メチ
    ルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモル
    フォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−2−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)
    −ベンジル〕−チオモルフォリン−3−オン;4−メチ
    ル−2−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−
    ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−
    (3,4−ジクロロフェニル)−2−(2−ピペラジン
    −1−イルベンジリデン)−チオモルフォリン−3−オ
    ン;4−ベンジル−2−〔2−(4−メチルピペラジン
    −1−イル)−ベンジリデン〕−1,1−ジオキソチオ
    モルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェ
    ニル)−2−〔3−フルオロ−2−(4−メチルピペラ
    ジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン
    −3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−
    〔5−フルオロ−2−(4−メチルピペラジン−1−イ
    ル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;
    4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(4−
    メチルピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチ
    ル−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4
    −(3,4−ジクロロフェニル)−2−{2−〔4−
    (2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル〕−ベン
    ジリデン}−チオモルフォリン−3−オン;4−(3,
    4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(4−イソプロピ
    ルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモル
    フォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−2−〔2−(4−エチルピペラジン−1−イル)
    −ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−
    (4−クロロフェニル)−2−〔2−(4−メチルピペ
    ラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリ
    ン−3−オン;4−(3−クロロフェニル)−2−〔2
    −(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデ
    ン〕−チオモルフォリン−3−オン;2−〔2−クロロ
    −6−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリ
    デン〕−4−(3,4−ジクロロフェニル)−チオモル
    フォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−2−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)
    −4−トリフルオロメチル−ベンジリデン〕−チオモル
    フォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−2−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)
    −ベンジリデン〕−1−オキソ−チオモルフォリン−3
    −オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−(5
    −フルオロ−ピペラジン−1−イル−ベンジリデン)−
    チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロ
    フェニル)−2−〔3,6−ジフルオロ−2−(4−メ
    チルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモ
    ルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−2−〔2−(3,5−ジメチルピペラジン−1−
    イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オ
    ン;4−フェニル−2−〔2−(3,4,5−トリメチ
    ルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモル
    フォリン−3−オン;2−〔5−フルオロ−2−(4−
    メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−4−
    フェニル−チオモルフォリン−3−オン;4−ベンゾ
    〔1,3〕ジオキソ−5−イル−2−〔2−(3,5−
    ジメチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チ
    オモルフォリン−3−オン;2−〔2−(4−tert
    −ブチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−4
    −(3,4−ジクロロフェニル)−チオモルフォリン−
    3−オン;3−(3,4−ジクロロフェニル)−5−
    〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリ
    デン〕−チアゾリン−4−オン;3−〔4−(3,4−
    ジクロロフェニル)−3−オキソ−チオモルフォリン−
    2−イリデンメチル〕−6−ジメチルアミノ−2−(4
    −メチルピペラジン−1−イル)−ベンゾニトリル;5
    −〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジ
    リデン〕−2−フェニルチアゾリジン−4−オン;4−
    (3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(3,4,
    5−トリメチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデ
    ン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジ
    クロロフェニル)−2−〔5−メチル−2−(4−メチ
    ルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモル
    フォリン−3−オン;2−〔4−クロロ−2−(4−メ
    チルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−4−
    (3,4−ジクロロフェニル)−チオモルフォリン−3
    −オン;4−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−
    〔2−(3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)−ベ
    ンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−
    (2,4−ジフルオロフェニル)−2−〔2−(3,5
    −ジメチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−
    チオモルフォリン−3−オン;2−〔4−ブロモ−2−
    (4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕
    −4−(3,4−ジクロロフェニル)−チオモルフォリ
    ン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2
    −〔2−(1−メチルピロリジン−2−イルメトキシ)
    −ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−
    (3,5−ジクロロフェニル)−2−〔2−(3,5−
    ジメチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チ
    オモルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジフルオロ
    フェニル)−2−〔2−(3,4,5−トリメチルピペ
    ラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリ
    ン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2
    −〔2−(オクタヒドロピリド〔1,2−a〕ピラジン
    −2−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3
    −オン;2−〔2−(4−シクロプロピルピペラジン−
    1−イル)−ベンジリデン〕−4−ピリジン−3−イル
    −チオモルフォリン−3−オン;2−〔2−(4−シク
    ロプロピルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−
    4−(3,4−ジフルオロフェニル)−チオモルフォリ
    ン−3−オン;2−〔2−(4−シクロプロピルピペラ
    ジン−1−イル)−ベンジリデン〕−4−(3,5−ジ
    クロロフェニル)−チオモルフォリン−3−オン;4−
    (3,4−ジフルオロフェニル)−2−〔2−(2,5
    −ジメチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−
    チオモルフォリン−3−オン;4−(3,5−ジクロロ
    フェニル)−2−〔2−(2,5−ジメチルピペラジン
    −1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3
    −オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2
    −(3−メチルアミノピロリジン−1−イル)−ベンジ
    リデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4
    −ジフルオロフェニル)−2−〔2−(2,4,5−ト
    リメチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チ
    オモルフォリン−3−オン;4−ベンゾ〔1,3〕ジオ
    キソール−5−イル−2−〔2−(4−シクロプロピル
    ピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフ
    ォリン−3−オン;2−〔2−(3,5−ジメチルピペ
    ラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−4−(4−フル
    オロフェニル)−チオモルフォリン−3−オン;4−ベ
    ンゾ〔1,3〕ジオキソール−5−イル−2−〔2−
    (2,5−ジメチルピペラジン−1−イル)−ベンジリ
    デン〕−チオモルフォリン−3−オン;2−〔2−
    (3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)−ベンジリ
    デン〕−4−フェニルチオモルフォリン−3−オン;4
    −(3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(4−メ
    チルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモ
    ルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−2−〔2−(3−ジメチルアミノピロリジン−1
    −イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オ
    ン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−
    (3−ジメチルアミノピロリジン−1−イル)−ベンジ
    リデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4
    −ジクロロフェニル)−2−〔2−(4−メチル−
    〔1,4〕ジアゼパン−1−イル)−ベンジリデン〕−
    チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロ
    フェニル)−2−〔2−(2,4,6−トリメチルピペ
    ラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリ
    ン−3−オン;2−〔2−(4−シクロプロピルピペラ
    ジン−1−イル)−ベンジリデン〕−4−(3,4−ジ
    クロロフェニル)−チオモルフォリン−3−オン;5−
    〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリ
    デン〕−チアゾリジン−2,4−ジオン;2−〔2,4
    −ジブロモ−6−(4−メチルピペラジン−1−イル)
    −ベンジリデン〕−4−(3,4−ジクロロフェニル)
    −チオモルフォリン−3−オン;4−(4−クロロフェ
    ニル)−2−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イ
    ル)−ベンジリデン〕−〔1,4〕オキサゼパン−3−
    オン;4−(4−クロロフェニル)−2−〔2−(4−
    メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−
    〔1,4,5〕オキサジアゼパン−3−オン;4−(4
    −クロロフェニル)−2−〔2−(4−メチルピペラジ
    ン−1−イル)−ベンジリデン〕−〔1,4〕チアゼパ
    ン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2
    −{2−〔(2−ジメチルアミノエチル)−メチル−ア
    ミノ〕−ベンジリデン}−チオモルフォリン−3−オ
    ン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−
    (1−メチルピペラジン−4−イル)−ベンジリデン〕
    −チオモルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロ
    ロフェニル)−2−〔2−(1,4−ジメチルピペリジ
    ン−4−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−
    3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−
    〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリ
    デン〕−チオモルフォリン−3,5−ジオン;4−
    (3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(2−ジメ
    チルアミノエトキシ)−ベンジリデン〕−チオモルフォ
    リン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−
    2−〔2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)
    −ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3−オン;4−
    (3,4−ジクロロフェニル)−2−〔2−(1−メチ
    ルピロリジン−3−イルメチル)−ベンジリデン〕−チ
    オモルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフ
    ェニル)−2−{2−〔メチル−(1−メチルピロリジ
    ン−2−イルメチル)−アミノ〕−ベンジリデン}−チ
    オモルフォリン−3−オン;4−(3,4−ジクロロフ
    ェニル)−2−〔2−(1−メチルピロリジン−2−イ
    ルメトキシ)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−3
    −オン;4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−{2
    −〔2−(1−メチルピロリジン−2−イル)−エチ
    ル〕−ベンジリデン}−チオモルフォリン−3−オン;
    1−(3,4−ジクロロフェニル)−4−メチル−3−
    〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリ
    デン〕−ピペラジン−2−オン;4−メチル−3−〔2
    −(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデ
    ン〕−1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−ピペ
    ラジン−2−オン;1−(4−クロロフェニル)−4−
    メチル−3−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イ
    ル)−ベンジリデン〕−ピペラジン−2−オン;2−
    〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンジリデ
    ン〕−4−(4−トリフルオロメチルフェニル)−モル
    フォリン−3−オン;2−〔4−フルオロ−2−(4−
    メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−4−
    (4−トリフルオロメチルフェニル)−チオモルフォリ
    ン−3−オン;2−〔5−フルオロ−2−(4−メチル
    ピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−4−(4−
    トリフルオロメチルフェニル)−チオモルフォリン−3
    −オン;2−{1−〔2−(4−メチルピペラジン−1
    −イル)−フェニル〕−エチリデン}−4−(4−トリ
    フルオロメチルフェニル)−チオモルフォリン−3−オ
    ン;2−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−
    ベンジル〕−4−(4−トリフルオロメチルフェニル)
    −チオモルフォリン−3−オン;4−(4−クロロフェ
    ニル)−6−メチル−2−〔2−(4−メチルピペラジ
    ン−1−イル)−ベンジリデン〕−チオモルフォリン−
    3−オン;3−(4−クロロフェニル)−2,2−ジメ
    チル−5−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)
    −ベンジリデン〕−チアゾリジン−4−オン;4−(4
    −クロロフェニル)−2−〔2−(4−メチルピペラジ
    ン−1−イル)−ベンジリデン〕−〔1,4〕オキサゼ
    パン−3−オン;4−(4−クロロフェニル)−2−
    〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリ
    デン〕−4H−〔1,4〕チアジン−3−オン;1−
    (4−クロロフェニル)−4,6,6−トリメチル−3
    −〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジ
    リデン〕−ピペラジン−2−オン;1−(4−クロロフ
    ェニル)−4−メチル−3−〔2−(4−メチルピペラ
    ジン−1−イル)−ベンジリデン〕−ピペラジン−2−
    オン;4−(4−クロロフェニル)−2−〔2−(4−
    メチルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−モル
    フォリン−3−オン;3−(4−クロロフェニル)−5
    −〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベンジ
    リデン〕−オキサゾリジン−4−オン;3−(4−クロ
    ロフェニル)−2,2−ジメチル−5−〔2−(4−メ
    チルピペラジン−1−イル)−ベンジリデン〕−イミダ
    ゾリジン−4−オン;及び3−(4−クロロフェニル)
    −5−〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−ベ
    ンジリデン〕−イミダゾリジン−4−オンから選ばれ
    る、請求項9に記載の医薬組成物。
  18. 【請求項18】 前記5HTIDレセプター・アンタゴニ
    ストか以下の:5−〔2−(4−メチルピペラジン−1
    −イル)−フェニル〕−フラン−2−カルボン酸4−ク
    ロロベンジルアミド;5−〔2−(4−メチルピペラジ
    ン−1−イル)−フェニル〕−フラン−2−カルボン酸
    4−クロロフェニルアミド;5−〔2−(4−メチルピ
    ペラジン−1−イル)−フェニル〕−チオフェン−2−
    カルボン酸4−クロロフェニルアミド;5−〔2−(4
    −メチルピペラジン−1−イル)−フェニル〕−フラン
    −2−カルボン酸〔2−(4−クロロフェニル)エチ
    ル〕−アミド;4−〔2−(4−メチルピペラジン−1
    −イル)−フェニル〕−フラン−2−カルボン酸4−ク
    ロロベンジルアミド;5−〔2−(4−メチルピペラジ
    ン−1−イル)−フェニル〕−チオフェン−2−カルボ
    ン酸ベンジルアミド;5−〔2−(4−メチルピペラジ
    ン−1−イル)−フェニル〕−チオフェン−2−カルボ
    ン酸4−フルオロベンジルアミド;5−〔2−(4−メ
    チルピペラジン−1−イル)−フェニル〕−チオフェン
    −2−カルボン酸4−メトキシベンジルアミド;5−
    〔2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−フェニ
    ル〕−チオフェン−−2−カルボン酸〔2−(4−クロ
    ロフェニル)エチル〕−アミド;3−メチル−5−〔2
    −(4−メチルピペラジン−1−イル)−フェニル〕−
    チオフェン−2−カルボン酸4−クロロベンジルアミ
    ド;5−〔5−フルオロ−2−(4−メチルピペラジン
    −1−イル)−フェニル〕−チオフェン−2−カルボン
    酸4−クロロベンジルアミド;及び5−〔2−(4−メ
    チルピペラジン−1−イル)−フェニル〕−1H−ピロ
    ール−2−カルボン酸4−クロロベンジルアミド、から
    選ばれる、請求項9に記載の医薬組成物。
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