JP2002120592A - オートクルーズ装置 - Google Patents
オートクルーズ装置Info
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- JP2002120592A JP2002120592A JP2000311742A JP2000311742A JP2002120592A JP 2002120592 A JP2002120592 A JP 2002120592A JP 2000311742 A JP2000311742 A JP 2000311742A JP 2000311742 A JP2000311742 A JP 2000311742A JP 2002120592 A JP2002120592 A JP 2002120592A
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 先行車速が低下したときにACCシステムの
作動が解除され難くし、ドライバーがACCシステムを
再セットする負担を軽減する。 【解決手段】 ACCシステムの作動が解除される下限
車速の近傍の下限近傍車速領域においての追従走行中
に、目標車間距離=設定車間距離の120%とする追従
モードと、目標車速=下限車速とする追従モードとを採
用することにより、自車と先行車との車間距離をできる
だけ確保し、先行車が減速した場合に、それに追従する
自車速が下限速度を下回り難くし、ACCシステムが解
除されるのを最小限に抑える。〔2〕,〔4〕,〔6〕
の領域で自車速を下限車速まで自動的に減速し、車間距
離が最小車間距離(車頭時間で1.3sec)未満にな
らない限り、その下限車速を維持する。
作動が解除され難くし、ドライバーがACCシステムを
再セットする負担を軽減する。 【解決手段】 ACCシステムの作動が解除される下限
車速の近傍の下限近傍車速領域においての追従走行中
に、目標車間距離=設定車間距離の120%とする追従
モードと、目標車速=下限車速とする追従モードとを採
用することにより、自車と先行車との車間距離をできる
だけ確保し、先行車が減速した場合に、それに追従する
自車速が下限速度を下回り難くし、ACCシステムが解
除されるのを最小限に抑える。〔2〕,〔4〕,〔6〕
の領域で自車速を下限車速まで自動的に減速し、車間距
離が最小車間距離(車頭時間で1.3sec)未満にな
らない限り、その下限車速を維持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先行車が存在しな
いときに予め設定した車速で定速走行を行い、先行車が
存在するときに予め設定した車間距離を保って追従走行
を行うACCシステム(Adaptive Cruis
e Control System)に関する。
いときに予め設定した車速で定速走行を行い、先行車が
存在するときに予め設定した車間距離を保って追従走行
を行うACCシステム(Adaptive Cruis
e Control System)に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるACCシステムにおいて、先行車
との間に予め設定した車間距離を保って追従走行を行っ
ているときに、先行車車速が低下したために自車速が4
0km/h未満になるとACCシステムの作動を自動的
に解除するものが、特開平9−290665号公報によ
り公知である。
との間に予め設定した車間距離を保って追従走行を行っ
ているときに、先行車車速が低下したために自車速が4
0km/h未満になるとACCシステムの作動を自動的
に解除するものが、特開平9−290665号公報によ
り公知である。
【0003】ACCシステムによる追従走行中の車間距
離(追従車間距離)は、「自車が現在の車速で走行した
場合に、現在の先行車の位置に何秒後に到達するか」で
定義される車頭時間で表される。通常のACCシステム
では、前記車頭時間が1.0sec〜3.0secの間
の任意の値に設定される。そして実際の追従車間距離
は、車速と車頭時間との積で与えられる。例えば、車速
が72km/h=20m/sec、車頭時間が2.0s
ecとすると、実際の追従車間距離は20m/sec×
2.0sec=40mとなる。
離(追従車間距離)は、「自車が現在の車速で走行した
場合に、現在の先行車の位置に何秒後に到達するか」で
定義される車頭時間で表される。通常のACCシステム
では、前記車頭時間が1.0sec〜3.0secの間
の任意の値に設定される。そして実際の追従車間距離
は、車速と車頭時間との積で与えられる。例えば、車速
が72km/h=20m/sec、車頭時間が2.0s
ecとすると、実際の追従車間距離は20m/sec×
2.0sec=40mとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平9−
290665号公報に記載されたACCシステムのよう
に、追従走行中に自車速が下限車速を下回るとACCシ
ステムの作動が自動的に解除されるものでは、先行車が
前記下限車速の近傍の車速で加減速すると、ACC制御
が頻繁に解除されて連続したACC制御ができなくなる
問題がある。このような状況では、先行車速が低下して
ACCシステムの作動が解除される度に、ドライバーは
アクセルペダルを踏んでセット可能車速以上の車速まで
加速した後に、改めてACCシステムのセットスイッチ
を操作する必要があり、ACCシステムの利便性が損な
われる要因となっていた。
290665号公報に記載されたACCシステムのよう
に、追従走行中に自車速が下限車速を下回るとACCシ
ステムの作動が自動的に解除されるものでは、先行車が
前記下限車速の近傍の車速で加減速すると、ACC制御
が頻繁に解除されて連続したACC制御ができなくなる
問題がある。このような状況では、先行車速が低下して
ACCシステムの作動が解除される度に、ドライバーは
アクセルペダルを踏んでセット可能車速以上の車速まで
加速した後に、改めてACCシステムのセットスイッチ
を操作する必要があり、ACCシステムの利便性が損な
われる要因となっていた。
【0005】図9には、このような状況における先行車
速、自車速、車間距離および目標車間距離の変化の一例
が、〔1〕〜〔10〕の時間領域に別けて示されてい
る。ここで、ACCシステムのセット可能車速は11.
5m/sec=41.4km/hに設定されており、ま
たACCシステムが作動する下限車速は10.0m/s
ec=36.0km/hに設定されている。 〔1〕ACCシステムが作動し、自動的に車速および車
間距離を調整する。 〔2〕下限車速未満になってACCシステムの作動が解
除され、スロットルOFFで減速する。 〔3〕ドライバーがアクセルペダルを踏んでACCセッ
ト可能車速以上に加速する。 〔4〕ドライバーがACCセットスイッチを押してAC
Cシステムを作動させ、自動的に車速および車間距離を
調整する。 〔5〕下限車速未満になってACCシステムの作動が解
除され、スロットルOFFで減速する。 〔6〕ドライバーがアクセルペダルを踏んでACCセッ
ト可能車速以上に加速する。 〔7〕ドライバーがACCセットスイッチを押してAC
Cシステムを作動させ、自動的に車速および車間距離を
調整する。 〔8〕下限車速未満になってACCシステムの作動が解
除され、スロットルOFFで減速する。
速、自車速、車間距離および目標車間距離の変化の一例
が、〔1〕〜〔10〕の時間領域に別けて示されてい
る。ここで、ACCシステムのセット可能車速は11.
5m/sec=41.4km/hに設定されており、ま
たACCシステムが作動する下限車速は10.0m/s
ec=36.0km/hに設定されている。 〔1〕ACCシステムが作動し、自動的に車速および車
間距離を調整する。 〔2〕下限車速未満になってACCシステムの作動が解
除され、スロットルOFFで減速する。 〔3〕ドライバーがアクセルペダルを踏んでACCセッ
ト可能車速以上に加速する。 〔4〕ドライバーがACCセットスイッチを押してAC
Cシステムを作動させ、自動的に車速および車間距離を
調整する。 〔5〕下限車速未満になってACCシステムの作動が解
除され、スロットルOFFで減速する。 〔6〕ドライバーがアクセルペダルを踏んでACCセッ
ト可能車速以上に加速する。 〔7〕ドライバーがACCセットスイッチを押してAC
Cシステムを作動させ、自動的に車速および車間距離を
調整する。 〔8〕下限車速未満になってACCシステムの作動が解
除され、スロットルOFFで減速する。
〔9〕ドライバーがアクセルペダルを踏んでACCセッ
ト可能車速以上に加速する。 〔10〕ドライバーがACCセットスイッチを押してA
CCシステムを作動させ、自動的に車速および車間距離
を調整する。
ト可能車速以上に加速する。 〔10〕ドライバーがACCセットスイッチを押してA
CCシステムを作動させ、自動的に車速および車間距離
を調整する。
【0006】尚、〔2〕,〔3〕,〔5〕,〔6〕,
〔8〕,
〔8〕,
〔9〕の領域ではACCシステムの作動が解除
されているため、目標車間距離は存在しない。
されているため、目標車間距離は存在しない。
【0007】以上のように、〔2〕,〔5〕,〔8〕の
3つ領域でACCシステムの作動が解除され、〔3〕,
〔6〕,
3つ領域でACCシステムの作動が解除され、〔3〕,
〔6〕,
〔9〕の3つ領域でACCシステムの再セット
が必要になるため、ドライバーの操作負担が大きなもの
となる。
が必要になるため、ドライバーの操作負担が大きなもの
となる。
【0008】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、先行車速が低下したときにACCシステムの作動が
解除され難くし、ドライバーがACCシステムを再セッ
トする負担を軽減することを目的とする。
で、先行車速が低下したときにACCシステムの作動が
解除され難くし、ドライバーがACCシステムを再セッ
トする負担を軽減することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、図8のクレー
ム対応図に示す構成によって上記目的を達成している。
ム対応図に示す構成によって上記目的を達成している。
【0010】即ち、請求項1に記載された発明によれ
ば、先行車に対する自車の追従車間距離を設定する追従
車間距離設定手段と、実際の追従車間距離が追従車間距
離設定手段により設定された追従車間距離に一致するよ
うに自車を加速あるいは減速する追従走行制御手段と、
追従走行制御手段により追従走行を行う下限車速を設定
する下限車速設定手段とを備えたオートクルーズ装置に
おいて、自車速が下限車速の近傍の下限近傍車速領域に
あることを判定する車速領域判定手段と、自車速が下限
近傍車速領域にあることが判定されたとき、自車速が下
限車速を下回らないように追従走行制御手段を制御する
下限車速維持制御手段とを備えたことを特徴とするオー
トクルーズ装置が提案される。
ば、先行車に対する自車の追従車間距離を設定する追従
車間距離設定手段と、実際の追従車間距離が追従車間距
離設定手段により設定された追従車間距離に一致するよ
うに自車を加速あるいは減速する追従走行制御手段と、
追従走行制御手段により追従走行を行う下限車速を設定
する下限車速設定手段とを備えたオートクルーズ装置に
おいて、自車速が下限車速の近傍の下限近傍車速領域に
あることを判定する車速領域判定手段と、自車速が下限
近傍車速領域にあることが判定されたとき、自車速が下
限車速を下回らないように追従走行制御手段を制御する
下限車速維持制御手段とを備えたことを特徴とするオー
トクルーズ装置が提案される。
【0011】上記構成によれば、車速領域判定手段が自
車速が下限車速の近傍の下限近傍車速領域にあることを
判定すると、下限車速維持制御手段が自車速が下限車速
を下回らないように追従走行制御手段を制御するので、
先行車速が下限車速の近傍で増減する場合でも、自車速
が下限車速を下回り難くして自動追従制御が頻繁に解除
されるのを防止することができる。
車速が下限車速の近傍の下限近傍車速領域にあることを
判定すると、下限車速維持制御手段が自車速が下限車速
を下回らないように追従走行制御手段を制御するので、
先行車速が下限車速の近傍で増減する場合でも、自車速
が下限車速を下回り難くして自動追従制御が頻繁に解除
されるのを防止することができる。
【0012】また請求項2に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、下限近傍車速領域での追従走
行中に、追従車間距離設定手段により設定された追従車
間距離を所定量長く修正する追従車間距離修正手段を備
えたことを特徴とする、請求項1に記載のオートクルー
ズ装置が提案される。
請求項1の構成に加えて、下限近傍車速領域での追従走
行中に、追従車間距離設定手段により設定された追従車
間距離を所定量長く修正する追従車間距離修正手段を備
えたことを特徴とする、請求項1に記載のオートクルー
ズ装置が提案される。
【0013】上記構成によれば、下限近傍車速領域での
追従走行中に、追従車間距離修正手段が追従車間距離を
所定量長く修正するので、先行車の加減速による追従車
間距離の増減を吸収し易くすることができる。
追従走行中に、追従車間距離修正手段が追従車間距離を
所定量長く修正するので、先行車の加減速による追従車
間距離の増減を吸収し易くすることができる。
【0014】また請求項3に記載された発明によれば、
請求項2の構成に加えて、追従車間距離修正手段は、先
行車の相対速度が正であり、かつ実際の追従車間距離が
所定値以上のときに追従車間距離を修正することを特徴
とするオートクルーズ装置が提案される。
請求項2の構成に加えて、追従車間距離修正手段は、先
行車の相対速度が正であり、かつ実際の追従車間距離が
所定値以上のときに追従車間距離を修正することを特徴
とするオートクルーズ装置が提案される。
【0015】上記構成によれば、先行車が自車から離れ
て行き、かつ実際の追従車間距離が所定値以上のとき
に、追従車間距離修正手段が追従車間距離を修正するの
で、先行車の加減速による追従車間距離の増減を吸収し
易くすることができる。
て行き、かつ実際の追従車間距離が所定値以上のとき
に、追従車間距離修正手段が追従車間距離を修正するの
で、先行車の加減速による追従車間距離の増減を吸収し
易くすることができる。
【0016】また請求項4に記載された発明によれば、
請求項3の構成に加えて、前記所定値は、追従車間距離
設定手段により設定された追従車間距離よりも短く設定
されることを特徴とするオートクルーズ装置が提案され
る。
請求項3の構成に加えて、前記所定値は、追従車間距離
設定手段により設定された追従車間距離よりも短く設定
されることを特徴とするオートクルーズ装置が提案され
る。
【0017】上記構成によれば、前記所定値が追従車間
距離設定手段により設定された追従車間距離よりも短く
設定されるので、自車速の低下を抑制して下限車速を下
回り難くすることができる。
距離設定手段により設定された追従車間距離よりも短く
設定されるので、自車速の低下を抑制して下限車速を下
回り難くすることができる。
【0018】また請求項5に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、下限車速維持制御手段は、自
車速を下限近傍車速から下限車速まで減速させるように
追従走行制御手段を制御することを特徴とするオートク
ルーズ装置が提案される。
請求項1の構成に加えて、下限車速維持制御手段は、自
車速を下限近傍車速から下限車速まで減速させるように
追従走行制御手段を制御することを特徴とするオートク
ルーズ装置が提案される。
【0019】上記構成によれば、下限車速維持制御手段
が追従走行制御手段を制御して自車速を下限近傍車速か
ら下限車速まで減速させるので、追従車間距離をできる
だけ確保して自車速が下限車速未満になり難くし、自動
追従制御が解除されるのを抑制することができる。
が追従走行制御手段を制御して自車速を下限近傍車速か
ら下限車速まで減速させるので、追従車間距離をできる
だけ確保して自車速が下限車速未満になり難くし、自動
追従制御が解除されるのを抑制することができる。
【0020】また請求項6に記載された発明によれば、
請求項5の構成に加えて、追従走行制御手段は、先行車
の相対速度が負であるときに自車速を下限近傍車速から
下限車速まで減速させることを特徴とするオートクルー
ズ装置が提案される。
請求項5の構成に加えて、追従走行制御手段は、先行車
の相対速度が負であるときに自車速を下限近傍車速から
下限車速まで減速させることを特徴とするオートクルー
ズ装置が提案される。
【0021】上記構成によれば、先行車が自車に近づく
ときに追従走行制御手段が自車速を下限近傍車速から下
限車速まで減速させるので、追従車間距離をできるだけ
確保して自車速が下限車速未満になり難くし、自動追従
制御が解除されるのを抑制することができる。
ときに追従走行制御手段が自車速を下限近傍車速から下
限車速まで減速させるので、追従車間距離をできるだけ
確保して自車速が下限車速未満になり難くし、自動追従
制御が解除されるのを抑制することができる。
【0022】また請求項7に記載された発明によれば、
請求項5の構成に加えて、追従走行制御手段は、先行車
の相対速度が正であり、かつ実際の追従車間距離が所定
値未満のときに自車速を下限近傍車速から下限車速まで
減速させることを特徴とするオートクルーズ装置が提案
される。
請求項5の構成に加えて、追従走行制御手段は、先行車
の相対速度が正であり、かつ実際の追従車間距離が所定
値未満のときに自車速を下限近傍車速から下限車速まで
減速させることを特徴とするオートクルーズ装置が提案
される。
【0023】上記構成によれば、先行車が自車から離れ
て行き、かつ実際の追従車間距離が所定値未満のときに
追従走行制御手段が自車速を下限近傍車速から下限車速
まで減速させるので、追従車間距離をできるだけ確保し
て自車速が下限車速未満になり難くし、自動追従制御が
解除されるのを抑制することができる。
て行き、かつ実際の追従車間距離が所定値未満のときに
追従走行制御手段が自車速を下限近傍車速から下限車速
まで減速させるので、追従車間距離をできるだけ確保し
て自車速が下限車速未満になり難くし、自動追従制御が
解除されるのを抑制することができる。
【0024】また請求項8に記載された発明によれば、
請求項7の構成に加えて、前記所定値が、追従車間距離
設定手段により設定された追従車間距離よりも短く設定
されることを特徴とするオートクルーズ装置が提案され
る。
請求項7の構成に加えて、前記所定値が、追従車間距離
設定手段により設定された追従車間距離よりも短く設定
されることを特徴とするオートクルーズ装置が提案され
る。
【0025】上記構成によれば、前記所定値が追従車間
距離設定手段により設定された追従車間距離よりも短く
設定されるので、自車速の低下を抑制して下限車速を下
回り難くすることができる。
距離設定手段により設定された追従車間距離よりも短く
設定されるので、自車速の低下を抑制して下限車速を下
回り難くすることができる。
【0026】また請求項9に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、自車速が下限車速と等しく、
実際の追従車間距離が最小追従車間距離以上であり、か
つ先行車の相対速度が負であるとき、下限車速維持制御
手段は、下限車速を維持するように追従走行制御手段を
制御することを特徴とするオートクルーズ装置が提案さ
れる。
請求項1の構成に加えて、自車速が下限車速と等しく、
実際の追従車間距離が最小追従車間距離以上であり、か
つ先行車の相対速度が負であるとき、下限車速維持制御
手段は、下限車速を維持するように追従走行制御手段を
制御することを特徴とするオートクルーズ装置が提案さ
れる。
【0027】上記構成によれば、自車速が下限車速と等
しく、実際の追従車間距離が最小追従車間距離以上であ
り、かつ先行車が自車に接近するとき、下限車速維持制
御手段が下限車速を維持するように追従走行制御手段を
制御するので、自車速が下限車速未満になり難くして自
動追従制御が解除されるのを抑制することができる。
しく、実際の追従車間距離が最小追従車間距離以上であ
り、かつ先行車が自車に接近するとき、下限車速維持制
御手段が下限車速を維持するように追従走行制御手段を
制御するので、自車速が下限車速未満になり難くして自
動追従制御が解除されるのを抑制することができる。
【0028】また請求項10に記載された発明によれ
ば、請求項1の構成に加えて、自車速が下限車速と等し
く、実際の追従車間距離が最小追従車間距離以上であ
り、先行車の相対速度が正であり、かつ追従車間距離が
所定値未満のときに、下限車速維持制御手段は、下限車
速を維持するように追従走行制御手段を制御することを
特徴とするオートクルーズ装置が提案される。
ば、請求項1の構成に加えて、自車速が下限車速と等し
く、実際の追従車間距離が最小追従車間距離以上であ
り、先行車の相対速度が正であり、かつ追従車間距離が
所定値未満のときに、下限車速維持制御手段は、下限車
速を維持するように追従走行制御手段を制御することを
特徴とするオートクルーズ装置が提案される。
【0029】上記構成によれば、自車速が下限車速と等
しく、実際の追従車間距離が最小追従車間距離以上であ
り、先行車が自車から離れて行き、かつ追従車間距離が
所定値未満のときに、下限車速維持制御手段が下限車速
を維持するように追従走行制御手段を制御するので、自
車速が下限車速未満になり難くして自動追従制御が解除
されるのを抑制することができる。
しく、実際の追従車間距離が最小追従車間距離以上であ
り、先行車が自車から離れて行き、かつ追従車間距離が
所定値未満のときに、下限車速維持制御手段が下限車速
を維持するように追従走行制御手段を制御するので、自
車速が下限車速未満になり難くして自動追従制御が解除
されるのを抑制することができる。
【0030】また請求項11に記載された発明によれ
ば、請求項1の構成に加えて、自車速が下限車速と等し
く、実際の追従車間距離が最小追従車間距離以上であ
り、先行車の相対速度が正であり、かつ追従車間距離が
所定値以上のときに、追従車間距離設定手段により設定
された追従車間距離を所定量長く修正する追従車間距離
修正手段を備えたことを特徴とするオートクルーズ装置
が提案される。
ば、請求項1の構成に加えて、自車速が下限車速と等し
く、実際の追従車間距離が最小追従車間距離以上であ
り、先行車の相対速度が正であり、かつ追従車間距離が
所定値以上のときに、追従車間距離設定手段により設定
された追従車間距離を所定量長く修正する追従車間距離
修正手段を備えたことを特徴とするオートクルーズ装置
が提案される。
【0031】上記構成によれば、自車速が下限車速と等
しく、実際の追従車間距離が最小追従車間距離以上であ
り、先行車が自車から離れて行き、かつ追従車間距離が
所定値以上のときに、追従車間距離修正手段が追従車間
距離設定手段により設定された追従車間距離を所定量長
く修正するので、先行車の加減速により追従車間距離の
増減を吸収し易くすることができる。
しく、実際の追従車間距離が最小追従車間距離以上であ
り、先行車が自車から離れて行き、かつ追従車間距離が
所定値以上のときに、追従車間距離修正手段が追従車間
距離設定手段により設定された追従車間距離を所定量長
く修正するので、先行車の加減速により追従車間距離の
増減を吸収し易くすることができる。
【0032】また請求項12に記載された発明によれ
ば、請求項10または請求項11の構成に加えて、前記
所定値が、追従車間距離設定手段(M1)により設定さ
れた追従車間距離よりも短く設定されることを特徴とす
るオートクルーズ装置が提案される。
ば、請求項10または請求項11の構成に加えて、前記
所定値が、追従車間距離設定手段(M1)により設定さ
れた追従車間距離よりも短く設定されることを特徴とす
るオートクルーズ装置が提案される。
【0033】上記構成によれば、前記所定値が追従車間
距離設定手段により設定された追従車間距離よりも短く
設定されるので、自車速の低下を抑制して下限車速を下
回り難くすることができる。
距離設定手段により設定された追従車間距離よりも短く
設定されるので、自車速の低下を抑制して下限車速を下
回り難くすることができる。
【0034】また請求項13に記載された発明によれ
ば、請求項1の構成に加えて、自車速が下限車速と等し
く、かつ実際の追従車間距離が最小追従車間距離未満で
あるとき、追従走行制御手段による追従走行を解除する
ことを特徴とするオートクルーズ装置が提案される。
ば、請求項1の構成に加えて、自車速が下限車速と等し
く、かつ実際の追従車間距離が最小追従車間距離未満で
あるとき、追従走行制御手段による追従走行を解除する
ことを特徴とするオートクルーズ装置が提案される。
【0035】上記構成によれば、自車速が下限車速と等
しく、実際の追従車間距離が最小追従車間距離未満であ
るとき、追従走行制御手段による追従走行を解除するの
で、追従車間距離が短くなり過ぎるのを防止することが
できる。
しく、実際の追従車間距離が最小追従車間距離未満であ
るとき、追従走行制御手段による追従走行を解除するの
で、追従車間距離が短くなり過ぎるのを防止することが
できる。
【0036】尚、前記所定量は実施例では20%に設定
され、前記所定値は実施例では設定車間距離の80%に
設定され、前記最小追従車間距離は実施例では車頭距離
で1.3secに対応する距離に設定されているが、そ
れに限定されるものではない。
され、前記所定値は実施例では設定車間距離の80%に
設定され、前記最小追従車間距離は実施例では車頭距離
で1.3secに対応する距離に設定されているが、そ
れに限定されるものではない。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0038】図1〜図8は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は物体検知装置のブロック図、図2は物体検知
装置の斜視図、図3はメインルーチンのフローチャー
ト、図4は追従制御ルーチンのフローチャート、図5は
下限車速維持ルーチンのフローチャート、図6は車速制
御ルーチンのフローチャート、図7は本実施例の先行車
速、自車速、車間距離および目標車間距離の変化を示す
タイムチャート、図8はクレーム対応図である。
で、図1は物体検知装置のブロック図、図2は物体検知
装置の斜視図、図3はメインルーチンのフローチャー
ト、図4は追従制御ルーチンのフローチャート、図5は
下限車速維持ルーチンのフローチャート、図6は車速制
御ルーチンのフローチャート、図7は本実施例の先行車
速、自車速、車間距離および目標車間距離の変化を示す
タイムチャート、図8はクレーム対応図である。
【0039】図1および図2に示すように、自車前方の
物体の距離および方向を検知するための物体検知装置S
tはレーザーレーダー装置を備えるもので、送光部1
と、送光走査部2と、受光部3と、受光走査部4と、距
離計測処理部5とから構成される。送光部1は、送光レ
ンズを一体に備えたレーザーダイオード11と、レーザ
ーダイオード11を駆動するレーザーダイオード駆動回
路12とを備える。送光走査部2は、レーザーダイオー
ド11が出力したレーザーを反射させる送光ミラー13
と、送光ミラー13を上下軸14回りに往復回動させる
モータ15と、モータ15の駆動を制御するモータ駆動
回路16とを備える。送光ミラー13から出る送光ビー
ムは左右幅が制限されて上下方向に細長いパターンを持
ち、それが所定周期で左右方向に往復移動して物体を走
査する。
物体の距離および方向を検知するための物体検知装置S
tはレーザーレーダー装置を備えるもので、送光部1
と、送光走査部2と、受光部3と、受光走査部4と、距
離計測処理部5とから構成される。送光部1は、送光レ
ンズを一体に備えたレーザーダイオード11と、レーザ
ーダイオード11を駆動するレーザーダイオード駆動回
路12とを備える。送光走査部2は、レーザーダイオー
ド11が出力したレーザーを反射させる送光ミラー13
と、送光ミラー13を上下軸14回りに往復回動させる
モータ15と、モータ15の駆動を制御するモータ駆動
回路16とを備える。送光ミラー13から出る送光ビー
ムは左右幅が制限されて上下方向に細長いパターンを持
ち、それが所定周期で左右方向に往復移動して物体を走
査する。
【0040】受光部3は、受光レンズ17と、受光レン
ズ17で収束させた反射波を受けて電気信号に変換する
フォトダイオード18と、フォトダイオード18の出力
信号を増幅する受光アンプ回路19とを備える。受光走
査部4は、物体からの反射波を反射させて前記フォトダ
イオード18に導く受光ミラー20と、受光ミラー20
を左右軸21回りに往復回動させるモータ22と、モー
タ22の駆動を制御するモータ駆動回路23とを備え
る。上下幅が制限されて左右方向に細長いパターンを持
つ受光エリアは、受光ミラー20によって所定周期で上
下方向に往復移動して物体を走査する。
ズ17で収束させた反射波を受けて電気信号に変換する
フォトダイオード18と、フォトダイオード18の出力
信号を増幅する受光アンプ回路19とを備える。受光走
査部4は、物体からの反射波を反射させて前記フォトダ
イオード18に導く受光ミラー20と、受光ミラー20
を左右軸21回りに往復回動させるモータ22と、モー
タ22の駆動を制御するモータ駆動回路23とを備え
る。上下幅が制限されて左右方向に細長いパターンを持
つ受光エリアは、受光ミラー20によって所定周期で上
下方向に往復移動して物体を走査する。
【0041】距離計測処理部5は、前記レーザーダイオ
ード駆動回路12やモータ駆動回路16,23を制御す
る制御回路24と、アダプティブクルーズコントロール
装置を制御する電子制御ユニット25との間で通信を行
う通信回路26と、レーザーの送光から受光までの時間
をカウントするカウンタ回路27と、物体までの距離お
よび物体の方向を算出する中央演算処理装置28とを備
える。
ード駆動回路12やモータ駆動回路16,23を制御す
る制御回路24と、アダプティブクルーズコントロール
装置を制御する電子制御ユニット25との間で通信を行
う通信回路26と、レーザーの送光から受光までの時間
をカウントするカウンタ回路27と、物体までの距離お
よび物体の方向を算出する中央演算処理装置28とを備
える。
【0042】而して、上下方向に細長い送光ビームと左
右方向に細長い受光エリアとが交わる部分が瞬間的な検
知エリアになり、この検知エリアは、送光ビームの左右
走査幅と等しい左右幅を持ち、受光エリアの上下走査幅
と等しい上下幅を持つ検知領域の全域をジグザグに移動
して物体を走査する。そして送光ビームが送光されてか
ら、該送光ビームが物体に反射された反射波が受光され
るまでの時間に基づいて物体までの距離が検知され、そ
のときの瞬間的な検知エリアの方向に基づいて物体の方
向が検知される。
右方向に細長い受光エリアとが交わる部分が瞬間的な検
知エリアになり、この検知エリアは、送光ビームの左右
走査幅と等しい左右幅を持ち、受光エリアの上下走査幅
と等しい上下幅を持つ検知領域の全域をジグザグに移動
して物体を走査する。そして送光ビームが送光されてか
ら、該送光ビームが物体に反射された反射波が受光され
るまでの時間に基づいて物体までの距離が検知され、そ
のときの瞬間的な検知エリアの方向に基づいて物体の方
向が検知される。
【0043】本実施例のACCシステムの仕様は、作動
が許可される下限車速が10m/sec=36km/h
であり、作動が許可される上限車速が30.6m/se
c=110km/hであり、ACCシステムのセットが
可能なセット可能車速が11.5m/sec=41.4
km/hである。また車頭時間で表される設定車間距離
は「遠」、「中」、「近」の3段階に切り換え可能であ
り、「遠」が2.3sec、「中」が2.0sec、
「近」が1.7secである。
が許可される下限車速が10m/sec=36km/h
であり、作動が許可される上限車速が30.6m/se
c=110km/hであり、ACCシステムのセットが
可能なセット可能車速が11.5m/sec=41.4
km/hである。また車頭時間で表される設定車間距離
は「遠」、「中」、「近」の3段階に切り換え可能であ
り、「遠」が2.3sec、「中」が2.0sec、
「近」が1.7secである。
【0044】下限車速とセット可能車速とが別個に設定
される理由は、ACCシステムのセット直後の微妙な減
速で車速が下限車速を下回り、ACCシステムが解除さ
れるのを防止するためである。また本発明の特徴となる
制御が行われる車速領域は、下限車速から、それよりも
2.5m/sec高い車速(12.5m/sec=45
km/h)までの範囲である。本明細書では、下限車速
よりも2.5m/sec高い車速を「下限近傍車速」と
定義し、下限車速と下限近傍車速との間の車速領域を
「下限近傍車速領域」と定義する。尚、以下に説明する
実施例では、設定車間距離が「中」に設定されているも
のとする。
される理由は、ACCシステムのセット直後の微妙な減
速で車速が下限車速を下回り、ACCシステムが解除さ
れるのを防止するためである。また本発明の特徴となる
制御が行われる車速領域は、下限車速から、それよりも
2.5m/sec高い車速(12.5m/sec=45
km/h)までの範囲である。本明細書では、下限車速
よりも2.5m/sec高い車速を「下限近傍車速」と
定義し、下限車速と下限近傍車速との間の車速領域を
「下限近傍車速領域」と定義する。尚、以下に説明する
実施例では、設定車間距離が「中」に設定されているも
のとする。
【0045】図3のメインルーチンのフローチャートに
おいて、先ずステップS1で物体検知装置Stにより検
知エリア内のターゲットを全て検知してターゲットメモ
リに記憶し、ステップS2で自車速およびヨーレート
(または舵角)から自車の将来の走行軌跡を算出する。
続くステップS3で前回のターゲットメモリのデータと
今回のターゲットメモリのデータとを比較してデータの
引き継ぎを行い、ステップS4で自車の走行軌跡とター
ゲット位置とを比較して先行車を判定する。その結果、
ステップS5で先行車が存在すればステップS6に移行
して追従走行モジュールを実行し、ステップS5で先行
車が存在しなければステップS7〜S10で定速走行制
御を実行する。定速走行制御は、ステップS7で自車速
がセット車速を越えていればステップS8で減速制御を
実行し、ステップS7で自車速がセット車速に一致して
いればステップS9で定速制御を実行し、ステップS7
で自車速がセット車速未満であればステップS10で増
速制御を実行し、これにより自車速をセット車速に一致
させるものである。
おいて、先ずステップS1で物体検知装置Stにより検
知エリア内のターゲットを全て検知してターゲットメモ
リに記憶し、ステップS2で自車速およびヨーレート
(または舵角)から自車の将来の走行軌跡を算出する。
続くステップS3で前回のターゲットメモリのデータと
今回のターゲットメモリのデータとを比較してデータの
引き継ぎを行い、ステップS4で自車の走行軌跡とター
ゲット位置とを比較して先行車を判定する。その結果、
ステップS5で先行車が存在すればステップS6に移行
して追従走行モジュールを実行し、ステップS5で先行
車が存在しなければステップS7〜S10で定速走行制
御を実行する。定速走行制御は、ステップS7で自車速
がセット車速を越えていればステップS8で減速制御を
実行し、ステップS7で自車速がセット車速に一致して
いればステップS9で定速制御を実行し、ステップS7
で自車速がセット車速未満であればステップS10で増
速制御を実行し、これにより自車速をセット車速に一致
させるものである。
【0046】次に、前記ステップS6の追従走行モジュ
ールの内容を、図4のフローチャートに基づいて説明す
る。
ールの内容を、図4のフローチャートに基づいて説明す
る。
【0047】先ず、ステップS21で自車速と下限近傍
車速(下限車速+2.5m/sec)とを比較し、自車
速が下限近傍車速以上であれば、ステップS24で目標
車間距離を予め設定された設定車間距離(本実施例では
「中」)にして、ステップS31で車速制御モジュール
を実行する。また前記ステップS21で自車速が下限近
傍車速未満のとき、ステップS22で先行車速と下限近
傍車速とを比較し、先行車速が下限近傍車速以上であれ
ば、前記ステップS24,S31に移行して設定車間距
離による車速制御モジュールを実行する。また前記ステ
ップS22で先行車速が下限近傍車速未満のとき、ステ
ップS23で先行車速との車間距離を、「遠」の車頭時
間である2.3secよりも更に長い3.0sec相当
の車間距離と比較し、車間距離が3.0sec相当の車
間距離よりも長ければ、前記ステップS24,S31に
移行して設定車間距離による車速制御モジュールを実行
する。
車速(下限車速+2.5m/sec)とを比較し、自車
速が下限近傍車速以上であれば、ステップS24で目標
車間距離を予め設定された設定車間距離(本実施例では
「中」)にして、ステップS31で車速制御モジュール
を実行する。また前記ステップS21で自車速が下限近
傍車速未満のとき、ステップS22で先行車速と下限近
傍車速とを比較し、先行車速が下限近傍車速以上であれ
ば、前記ステップS24,S31に移行して設定車間距
離による車速制御モジュールを実行する。また前記ステ
ップS22で先行車速が下限近傍車速未満のとき、ステ
ップS23で先行車速との車間距離を、「遠」の車頭時
間である2.3secよりも更に長い3.0sec相当
の車間距離と比較し、車間距離が3.0sec相当の車
間距離よりも長ければ、前記ステップS24,S31に
移行して設定車間距離による車速制御モジュールを実行
する。
【0048】下限近傍車速領域での追従中はできるだけ
車速を上げないように制御をしている。このため、先行
車との車間距離が設定車間距離「中」より大きくなって
も加速を行わないが、車間距離があまりにも大きくなる
と追従走行にならないので、前記ステップS23で車間
距離が3.0sec相当の車間距離よりも長くなったと
きに、ステップS24,S31で設定車間距離による車
速制御モジュールを実行するようにしている。
車速を上げないように制御をしている。このため、先行
車との車間距離が設定車間距離「中」より大きくなって
も加速を行わないが、車間距離があまりにも大きくなる
と追従走行にならないので、前記ステップS23で車間
距離が3.0sec相当の車間距離よりも長くなったと
きに、ステップS24,S31で設定車間距離による車
速制御モジュールを実行するようにしている。
【0049】前記ステップS31の車速制御モジュール
の詳細は図6に示される。即ち、ステップS121で車
間距離が目標車間距離を越えていればステップS122
で加速制御を実行し、ステップS121で車間距離が目
標車間距離に一致していればステップS123で定速制
御を実行し、ステップS121で車間距離が目標車間距
離未満であればステップS124で減速制御を実行し、
これにより車間距離を目標車間距離に一致させるもので
ある。
の詳細は図6に示される。即ち、ステップS121で車
間距離が目標車間距離を越えていればステップS122
で加速制御を実行し、ステップS121で車間距離が目
標車間距離に一致していればステップS123で定速制
御を実行し、ステップS121で車間距離が目標車間距
離未満であればステップS124で減速制御を実行し、
これにより車間距離を目標車間距離に一致させるもので
ある。
【0050】図4のフローチャートに戻り、前記ステッ
プS23で車間距離が3.0sec相当の車間距離より
も短いとき、ステップS25で自車速と下限車速とを比
較し、自車速が下限車速に一致していれば、ステップS
26で下限車速維持モジュールを実行する。下限車速維
持モジュールの内容は、後から図5のフローチャートに
基づいて説明する。
プS23で車間距離が3.0sec相当の車間距離より
も短いとき、ステップS25で自車速と下限車速とを比
較し、自車速が下限車速に一致していれば、ステップS
26で下限車速維持モジュールを実行する。下限車速維
持モジュールの内容は、後から図5のフローチャートに
基づいて説明する。
【0051】前記ステップS25で自車速が下限車速を
越えていれば、ステップS27で先行車との相対速度を
0km/hと比較し、相対速度が負であれば(つまり車
間距離が減少していれば)、ステップS29で自車速を
下限車速まで減速する。また前記ステップS27で相対
速度が非負であれば(つまり車間距離が一定であるか、
あるいは増加していれば)、ステップS28で車間距離
を設定車間距離の80%と比較し、車間距離が設定車間
距離の80%未満であれば、前記ステップS29で自車
速を下限車速まで減速する。このように、先行車が下限
車速の近傍で自車から離れていくとき、車間距離が短け
れば、先行車に追従して加速することなく、自車速を下
限車速まで減速することにより、先行車が減速したとき
に車間距離が短くなり過ぎるのを防止することができ
る。
越えていれば、ステップS27で先行車との相対速度を
0km/hと比較し、相対速度が負であれば(つまり車
間距離が減少していれば)、ステップS29で自車速を
下限車速まで減速する。また前記ステップS27で相対
速度が非負であれば(つまり車間距離が一定であるか、
あるいは増加していれば)、ステップS28で車間距離
を設定車間距離の80%と比較し、車間距離が設定車間
距離の80%未満であれば、前記ステップS29で自車
速を下限車速まで減速する。このように、先行車が下限
車速の近傍で自車から離れていくとき、車間距離が短け
れば、先行車に追従して加速することなく、自車速を下
限車速まで減速することにより、先行車が減速したとき
に車間距離が短くなり過ぎるのを防止することができ
る。
【0052】前記ステップS28で車間距離が設定車間
距離の80%以上であれば、ステップS30で目標車間
距離を設定車間距離の120%に設定し、ステップS3
1で図6の車速制御モジュールを実行する。本実施例で
は車頭時間が「中」の2.0secに設定されているた
め、その120%の車頭時間は2.4secとなる。こ
のように、先行車が下限車速の近傍で自車から離れてい
くとき、車間距離が設定車間距離の80%以上であれ
ば、設定車間距離の120%を目標車間距離として緩や
かに車間距離調整を行う。目標車間距離を設定車間距離
の120%として長めに設定することにより、先行車が
減速したときに車間距離が短くなり過ぎるのを防止する
ことができる。
距離の80%以上であれば、ステップS30で目標車間
距離を設定車間距離の120%に設定し、ステップS3
1で図6の車速制御モジュールを実行する。本実施例で
は車頭時間が「中」の2.0secに設定されているた
め、その120%の車頭時間は2.4secとなる。こ
のように、先行車が下限車速の近傍で自車から離れてい
くとき、車間距離が設定車間距離の80%以上であれ
ば、設定車間距離の120%を目標車間距離として緩や
かに車間距離調整を行う。目標車間距離を設定車間距離
の120%として長めに設定することにより、先行車が
減速したときに車間距離が短くなり過ぎるのを防止する
ことができる。
【0053】次に、図4のフローチャートのステップS
26の下限車速維持モジュールの内容を図5のフローチ
ャートに基づいて説明する。
26の下限車速維持モジュールの内容を図5のフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0054】ステップS101で先行車との車間距離を
車頭時間で1.3sec相当の車間距離(最小追従車間
距離)と比較し、車間距離が車頭時間で1.3sec相
当の車間距離未満であれば、自車が先行車に接近しすぎ
る可能性があるため、ステップS102でACC制御を
自動的にキャンセルする。本実施例では自車速が下限車
速未満に減速することがないので、先行車の減速度が大
きいと安全な車間距離を維持できなくなるため、ACC
制御を自動的にキャンセルしてドライバーの自発的な減
速により安全な車間距離を維持することができる。下限
車速においては、車頭時間で1.3sec相当の車間距
離は10m/sec×1.3sec=13mとなる。
車頭時間で1.3sec相当の車間距離(最小追従車間
距離)と比較し、車間距離が車頭時間で1.3sec相
当の車間距離未満であれば、自車が先行車に接近しすぎ
る可能性があるため、ステップS102でACC制御を
自動的にキャンセルする。本実施例では自車速が下限車
速未満に減速することがないので、先行車の減速度が大
きいと安全な車間距離を維持できなくなるため、ACC
制御を自動的にキャンセルしてドライバーの自発的な減
速により安全な車間距離を維持することができる。下限
車速においては、車頭時間で1.3sec相当の車間距
離は10m/sec×1.3sec=13mとなる。
【0055】前記ステップS101で車間距離が車頭時
間で1.3sec相当の車間距離以上であれば、ステッ
プS103で先行車の相対速度を0km/hと比較し、
相対速度が負であれば(つまり車間距離が減少していれ
ば)、ステップS105で下限車速を維持する。また前
記ステップS103で相対速度が非負であれば(つまり
車間距離が一定であるか、あるいは増加していれば)、
ステップS104で車間距離を設定車間距離の80%と
比較し、車間距離が設定車間距離の80%未満であれ
ば、前記ステップS105で自車速を下限車速に維持す
る。このように、先行車が下限車速の近傍で自車から離
れていくとき、先行車に追従して加速することなく、自
車速を下限車速に維持することにより、先行車が減速し
たときに車間距離が短くなり過ぎるのを防止することが
できる。
間で1.3sec相当の車間距離以上であれば、ステッ
プS103で先行車の相対速度を0km/hと比較し、
相対速度が負であれば(つまり車間距離が減少していれ
ば)、ステップS105で下限車速を維持する。また前
記ステップS103で相対速度が非負であれば(つまり
車間距離が一定であるか、あるいは増加していれば)、
ステップS104で車間距離を設定車間距離の80%と
比較し、車間距離が設定車間距離の80%未満であれ
ば、前記ステップS105で自車速を下限車速に維持す
る。このように、先行車が下限車速の近傍で自車から離
れていくとき、先行車に追従して加速することなく、自
車速を下限車速に維持することにより、先行車が減速し
たときに車間距離が短くなり過ぎるのを防止することが
できる。
【0056】前記ステップS104で車間距離が設定車
間距離の80%以上であれば、ステップS106で目標
車間距離を設定車間距離の120%に設定し、ステップ
S31で図6の車速制御モジュールを実行する。このよ
うに、先行車が下限車速の近傍で自車から離れていくと
き、車間距離が設定車間距離の80%以上であれば、設
定車間距離の120%を目標車間距離として緩やかに車
間距離調整を行うことにより、先行車が減速したときに
車間距離が短くなり過ぎるのを防止することができる。
間距離の80%以上であれば、ステップS106で目標
車間距離を設定車間距離の120%に設定し、ステップ
S31で図6の車速制御モジュールを実行する。このよ
うに、先行車が下限車速の近傍で自車から離れていくと
き、車間距離が設定車間距離の80%以上であれば、設
定車間距離の120%を目標車間距離として緩やかに車
間距離調整を行うことにより、先行車が減速したときに
車間距離が短くなり過ぎるのを防止することができる。
【0057】
【表1】
【0058】表1には、自車速、先行車速、先行車相対
速度および車間距離の各項目に応じて、 目標車間距離=設定車間距離とする従来の追従モー
ド 目標車間距離=設定車間距離の120%とする追従
モード 目標車速=下限車速とする追従モード 下限車速での追従時に車頭時間が1.3sec未満
になった場合のキャンセルモード の何れが採用されるかが、NO.1〜NO.14の14
通りに場合分けして示されている。
速度および車間距離の各項目に応じて、 目標車間距離=設定車間距離とする従来の追従モー
ド 目標車間距離=設定車間距離の120%とする追従
モード 目標車速=下限車速とする追従モード 下限車速での追従時に車頭時間が1.3sec未満
になった場合のキャンセルモード の何れが採用されるかが、NO.1〜NO.14の14
通りに場合分けして示されている。
【0059】尚、表1における「MIN」は下限車速を
示し、「*」はその項目が任意であることを示してい
る。
示し、「*」はその項目が任意であることを示してい
る。
【0060】の目標車間距離=設定車間距離とする従
来の追従モードは、NO.1,NO.2およびNO.3
において実行され、NO.1は図4のフローチャートの
ステップS21で自車速≧下限近傍車速が成立する場合
に対応し、NO.2は図4のフローチャートのステップ
S22で先行車速≧下限近傍車速が成立する場合に対応
し、NO.3は図4のフローチャートのステップS23
で車間距離≧車頭時間で3.0sec相当の車間距離が
成立する場合に対応する。
来の追従モードは、NO.1,NO.2およびNO.3
において実行され、NO.1は図4のフローチャートの
ステップS21で自車速≧下限近傍車速が成立する場合
に対応し、NO.2は図4のフローチャートのステップ
S22で先行車速≧下限近傍車速が成立する場合に対応
し、NO.3は図4のフローチャートのステップS23
で車間距離≧車頭時間で3.0sec相当の車間距離が
成立する場合に対応する。
【0061】の目標車間距離=設定車間距離の120
%とする追従モードは、NO.4およびNO.8におい
て実行され、NO.4は図4のフローチャートのステッ
プS28で車間距離≧設定車間距離の80%が成立する
場合に対応し、NO.8は図5のフローチャートのステ
ップS104で車間距離≧設定車間距離の80%が成立
する場合に対応する。
%とする追従モードは、NO.4およびNO.8におい
て実行され、NO.4は図4のフローチャートのステッ
プS28で車間距離≧設定車間距離の80%が成立する
場合に対応し、NO.8は図5のフローチャートのステ
ップS104で車間距離≧設定車間距離の80%が成立
する場合に対応する。
【0062】の目標車速=下限車速とする追従モード
は、NO.5〜NO.7,NO.9,NO.11および
NO.13において実行され、NO.5は図4のフロー
チャートのステップS28で車間距離<設定車間距離の
80%が成立する場合に対応し、NO.6およびNO.
7は図4のフローチャートのステップS27で相対速度
<0km/hが成立する場合に対応し、NO.9は図5
のフローチャートのステップS104で車間距離<設定
車間距離の80%が成立する場合に対応し、NO.11
およびNO.13は図5のフローチャートのステップS
103で相対速度<0km/hが成立する場合に対応す
る。
は、NO.5〜NO.7,NO.9,NO.11および
NO.13において実行され、NO.5は図4のフロー
チャートのステップS28で車間距離<設定車間距離の
80%が成立する場合に対応し、NO.6およびNO.
7は図4のフローチャートのステップS27で相対速度
<0km/hが成立する場合に対応し、NO.9は図5
のフローチャートのステップS104で車間距離<設定
車間距離の80%が成立する場合に対応し、NO.11
およびNO.13は図5のフローチャートのステップS
103で相対速度<0km/hが成立する場合に対応す
る。
【0063】の下限車速での追従時に車頭時間が1.
3sec未満になった場合のキャンセルモードは、N
O.10,NO.12およびNO.14で実行され、そ
れらは図5のフローチャートのステップS101で車間
距離<1.3sec相当の車頭時間が成立したときに実
行される。
3sec未満になった場合のキャンセルモードは、N
O.10,NO.12およびNO.14で実行され、そ
れらは図5のフローチャートのステップS101で車間
距離<1.3sec相当の車頭時間が成立したときに実
行される。
【0064】以上のように下限近傍車速領域においての
追従走行中に、の目標車間距離=設定車間距離の12
0%とする追従モードと、の目標車速=下限車速とす
る追従モードとを採用することにより先行車との車間距
離をできるだけ確保し、先行車が減速した場合に、それ
に追従する自車速が下限速度を下回り難くし、ACCシ
ステムが解除されるのを最小限に抑えることができる。
追従走行中に、の目標車間距離=設定車間距離の12
0%とする追従モードと、の目標車速=下限車速とす
る追従モードとを採用することにより先行車との車間距
離をできるだけ確保し、先行車が減速した場合に、それ
に追従する自車速が下限速度を下回り難くし、ACCシ
ステムが解除されるのを最小限に抑えることができる。
【0065】図7には、本実施例の先行車速、自車速、
車間距離および目標車間距離の変化の一例が、〔1〕〜
〔7〕の時間領域に別けて示されている。ここで、AC
Cシステムのセット可能車速は11.5m/sec=4
1.4km/hに設定されており、またACCシステム
が作動する下限車速は10.0m/sec=36.0k
m/hに設定されている。 〔1〕ACCシステムが作動し、自動的に車速および車
間距離を調整する。 〔2〕下限車速まで自動的に減速し、車間距離が最小車
間距離(車頭時間で1.3sec)未満にならない限
り、下限車速を維持する。 〔3〕先行車が加速して車間距離が長くなり、車間距離
による追従走行を行う。 〔4〕下限車速まで自動的に減速し、車間距離が最小車
間距離(車頭時間で1.3sec)未満にならない限
り、下限車速を維持する。 〔5〕先行車が加速して車間距離が長くなり、車間距離
による追従走行を行う。 〔6〕下限車速まで自動的に減速し、車間距離が最小車
間距離(車頭時間で1.3sec)未満にならない限
り、下限車速を維持する。 〔7〕先行車が加速して車間距離が長くなり、車間距離
による追従走行を行う。
車間距離および目標車間距離の変化の一例が、〔1〕〜
〔7〕の時間領域に別けて示されている。ここで、AC
Cシステムのセット可能車速は11.5m/sec=4
1.4km/hに設定されており、またACCシステム
が作動する下限車速は10.0m/sec=36.0k
m/hに設定されている。 〔1〕ACCシステムが作動し、自動的に車速および車
間距離を調整する。 〔2〕下限車速まで自動的に減速し、車間距離が最小車
間距離(車頭時間で1.3sec)未満にならない限
り、下限車速を維持する。 〔3〕先行車が加速して車間距離が長くなり、車間距離
による追従走行を行う。 〔4〕下限車速まで自動的に減速し、車間距離が最小車
間距離(車頭時間で1.3sec)未満にならない限
り、下限車速を維持する。 〔5〕先行車が加速して車間距離が長くなり、車間距離
による追従走行を行う。 〔6〕下限車速まで自動的に減速し、車間距離が最小車
間距離(車頭時間で1.3sec)未満にならない限
り、下限車速を維持する。 〔7〕先行車が加速して車間距離が長くなり、車間距離
による追従走行を行う。
【0066】以上のように、本実施例によりACCシス
テムの作動が頻繁に解除されることがなくなるため、安
全な車間距離を維持して追従走行を継続することが可能
になり、ACCシステムを再セットするためのドライバ
ーの操作負担を軽減することができる。
テムの作動が頻繁に解除されることがなくなるため、安
全な車間距離を維持して追従走行を継続することが可能
になり、ACCシステムを再セットするためのドライバ
ーの操作負担を軽減することができる。
【0067】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0068】例えば、実施例の物体検知装置Stはレー
ザーレーダー装置を備えているが、ミリ波レーダー装置
を備えるものであっても良い。
ザーレーダー装置を備えているが、ミリ波レーダー装置
を備えるものであっても良い。
【0069】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、車速領域判定手段が自車速が下限車速の近傍
の下限近傍車速領域にあることを判定すると、下限車速
維持制御手段が自車速が下限車速を下回らないように追
従走行制御手段を制御するので、先行車速が下限車速の
近傍で増減する場合でも、自車速が下限車速を下回り難
くして自動追従制御が頻繁に解除されるのを防止するこ
とができる。
によれば、車速領域判定手段が自車速が下限車速の近傍
の下限近傍車速領域にあることを判定すると、下限車速
維持制御手段が自車速が下限車速を下回らないように追
従走行制御手段を制御するので、先行車速が下限車速の
近傍で増減する場合でも、自車速が下限車速を下回り難
くして自動追従制御が頻繁に解除されるのを防止するこ
とができる。
【0070】また請求項2に記載された発明によれば、
下限近傍車速領域での追従走行中に、追従車間距離修正
手段が追従車間距離を所定量長く修正するので、先行車
の加減速による追従車間距離の増減を吸収し易くするこ
とができる。
下限近傍車速領域での追従走行中に、追従車間距離修正
手段が追従車間距離を所定量長く修正するので、先行車
の加減速による追従車間距離の増減を吸収し易くするこ
とができる。
【0071】また請求項3に記載された発明によれば、
先行車が自車から離れて行き、かつ実際の追従車間距離
が所定値以上のときに、追従車間距離修正手段が追従車
間距離を修正するので、先行車の加減速による追従車間
距離の増減を吸収し易くすることができる。
先行車が自車から離れて行き、かつ実際の追従車間距離
が所定値以上のときに、追従車間距離修正手段が追従車
間距離を修正するので、先行車の加減速による追従車間
距離の増減を吸収し易くすることができる。
【0072】また請求項4に記載された発明によれば、
前記所定値が追従車間距離設定手段により設定された追
従車間距離よりも短く設定されるので、自車速の低下を
抑制して下限車速を下回り難くすることができる。
前記所定値が追従車間距離設定手段により設定された追
従車間距離よりも短く設定されるので、自車速の低下を
抑制して下限車速を下回り難くすることができる。
【0073】また請求項5に記載された発明によれば、
下限車速維持制御手段が追従走行制御手段を制御して自
車速を下限近傍車速から下限車速まで減速させるので、
追従車間距離をできるだけ確保して自車速が下限車速未
満になり難くし、自動追従制御が解除されるのを抑制す
ることができる。
下限車速維持制御手段が追従走行制御手段を制御して自
車速を下限近傍車速から下限車速まで減速させるので、
追従車間距離をできるだけ確保して自車速が下限車速未
満になり難くし、自動追従制御が解除されるのを抑制す
ることができる。
【0074】また請求項6に記載された発明によれば、
先行車が自車に近づくときに追従走行制御手段が自車速
を下限近傍車速から下限車速まで減速させるので、追従
車間距離をできるだけ確保して自車速が下限車速未満に
なり難くし、自動追従制御が解除されるのを抑制するこ
とができる。
先行車が自車に近づくときに追従走行制御手段が自車速
を下限近傍車速から下限車速まで減速させるので、追従
車間距離をできるだけ確保して自車速が下限車速未満に
なり難くし、自動追従制御が解除されるのを抑制するこ
とができる。
【0075】また請求項7に記載された発明によれば、
先行車が自車から離れて行き、かつ実際の追従車間距離
が所定値未満のときに追従走行制御手段が自車速を下限
近傍車速から下限車速まで減速させるので、追従車間距
離をできるだけ確保して自車速が下限車速未満になり難
くし、自動追従制御が解除されるのを抑制することがで
きる。
先行車が自車から離れて行き、かつ実際の追従車間距離
が所定値未満のときに追従走行制御手段が自車速を下限
近傍車速から下限車速まで減速させるので、追従車間距
離をできるだけ確保して自車速が下限車速未満になり難
くし、自動追従制御が解除されるのを抑制することがで
きる。
【0076】また請求項8に記載された発明によれば、
前記所定値が追従車間距離設定手段により設定された追
従車間距離よりも短く設定されるので、自車速の低下を
抑制して下限車速を下回り難くすることができる。
前記所定値が追従車間距離設定手段により設定された追
従車間距離よりも短く設定されるので、自車速の低下を
抑制して下限車速を下回り難くすることができる。
【0077】また請求項9に記載された発明によれば、
自車速が下限車速と等しく、実際の追従車間距離が最小
追従車間距離以上であり、かつ先行車が自車に接近する
とき、下限車速維持制御手段が下限車速を維持するよう
に追従走行制御手段を制御するので、自車速が下限車速
未満になり難くして自動追従制御が解除されるのを抑制
することができる。
自車速が下限車速と等しく、実際の追従車間距離が最小
追従車間距離以上であり、かつ先行車が自車に接近する
とき、下限車速維持制御手段が下限車速を維持するよう
に追従走行制御手段を制御するので、自車速が下限車速
未満になり難くして自動追従制御が解除されるのを抑制
することができる。
【0078】また請求項10に記載された発明によれ
ば、自車速が下限車速と等しく、実際の追従車間距離が
最小追従車間距離以上であり、先行車が自車から離れて
行き、かつ追従車間距離が所定値未満のときに、下限車
速維持制御手段が下限車速を維持するように追従走行制
御手段を制御するので、自車速が下限車速未満になり難
くして自動追従制御が解除されるのを抑制することがで
きる。
ば、自車速が下限車速と等しく、実際の追従車間距離が
最小追従車間距離以上であり、先行車が自車から離れて
行き、かつ追従車間距離が所定値未満のときに、下限車
速維持制御手段が下限車速を維持するように追従走行制
御手段を制御するので、自車速が下限車速未満になり難
くして自動追従制御が解除されるのを抑制することがで
きる。
【0079】また請求項11に記載された発明によれ
ば、自車速が下限車速と等しく、実際の追従車間距離が
最小追従車間距離以上であり、先行車が自車から離れて
行き、かつ追従車間距離が所定値以上のときに、追従車
間距離修正手段が追従車間距離設定手段により設定され
た追従車間距離を所定量長く修正するので、先行車の加
減速により追従車間距離の増減を吸収し易くすることが
できる。
ば、自車速が下限車速と等しく、実際の追従車間距離が
最小追従車間距離以上であり、先行車が自車から離れて
行き、かつ追従車間距離が所定値以上のときに、追従車
間距離修正手段が追従車間距離設定手段により設定され
た追従車間距離を所定量長く修正するので、先行車の加
減速により追従車間距離の増減を吸収し易くすることが
できる。
【0080】また請求項12に記載された発明によれ
ば、前記所定値が追従車間距離設定手段により設定され
た追従車間距離よりも短く設定されるので、自車速の低
下を抑制して下限車速を下回り難くすることができる。
ば、前記所定値が追従車間距離設定手段により設定され
た追従車間距離よりも短く設定されるので、自車速の低
下を抑制して下限車速を下回り難くすることができる。
【0081】また請求項13に記載された発明によれ
ば、自車速が下限車速と等しく、実際の追従車間距離が
最小追従車間距離未満であるとき、追従走行制御手段に
よる追従走行を解除するので、追従車間距離が短くなり
過ぎるのを防止することができる。
ば、自車速が下限車速と等しく、実際の追従車間距離が
最小追従車間距離未満であるとき、追従走行制御手段に
よる追従走行を解除するので、追従車間距離が短くなり
過ぎるのを防止することができる。
【図1】物体検知装置のブロック図
【図2】物体検知装置の斜視図
【図3】メインルーチンのフローチャート
【図4】追従制御ルーチンのフローチャート
【図5】下限車速維持ルーチンのフローチャート
【図6】車速制御ルーチンのフローチャート
【図7】本実施例の先行車速、自車速、車間距離および
目標車間距離の変化を示すタイムチャート
目標車間距離の変化を示すタイムチャート
【図8】クレーム対応図
【図9】従来例の先行車速、自車速、車間距離および目
標車間距離の変化を示すタイムチャート
標車間距離の変化を示すタイムチャート
M1 追従車間距離設定手段 M2 追従走行制御手段 M3 下限車速設定手段 M4 車速領域判定手段 M5 下限車速維持制御手段 M6 追従車間距離修正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D044 AA21 AA25 AB01 AC26 AC31 AC59 AD04 AE01 AE04 AE15 AE21 3G093 AA01 BA23 CB11 CB12 DB05 DB16 DB18 EA09 EC01 FA02 FA08 FA11 FA12 FB01 FB02 3G301 JA00 JA03 KB02 LA03 NA06 NA08 NB03 NC01 ND01 NE01 NE06 NE17 NE19 PF00 PF01A PF01Z PF15Z
Claims (13)
- 【請求項1】 先行車に対する自車の追従車間距離を設
定する追従車間距離設定手段(M1)と、 実際の追従車間距離が追従車間距離設定手段(M1)に
より設定された追従車間距離に一致するように自車を加
速あるいは減速する追従走行制御手段(M2)と、 追従走行制御手段(M2)により追従走行を行う下限車
速を設定する下限車速設定手段(M3)と、 を備えたオートクルーズ装置において、 自車速が下限車速の近傍の下限近傍車速領域にあること
を判定する車速領域判定手段(M4)と、 自車速が下限近傍車速領域にあることが判定されたと
き、自車速が下限車速を下回らないように追従走行制御
手段(M2)を制御する下限車速維持制御手段(M5)
と、 を備えたことを特徴とするオートクルーズ装置。 - 【請求項2】 下限近傍車速領域での追従走行中に、追
従車間距離設定手段(M1)により設定された追従車間
距離を所定量長く修正する追従車間距離修正手段(M
6)を備えたことを特徴とする、請求項1に記載のオー
トクルーズ装置。 - 【請求項3】 追従車間距離修正手段(M6)は、先行
車の相対速度が正であり、かつ実際の追従車間距離が所
定値以上のときに追従車間距離を修正することを特徴と
する、請求項2に記載のオートクルーズ装置。 - 【請求項4】 前記所定値は、追従車間距離設定手段
(M1)により設定された追従車間距離よりも短く設定
されることを特徴とする、請求項3に記載のオートクル
ーズ装置。 - 【請求項5】 下限車速維持制御手段(M5)は、自車
速を下限近傍車速から下限車速まで減速させるように追
従走行制御手段(M2)を制御することを特徴とする、
請求項1に記載のオートクルーズ装置。 - 【請求項6】 追従走行制御手段(M2)は、先行車の
相対速度が負であるときに自車速を下限近傍車速から下
限車速まで減速させることを特徴とする、請求項5に記
載のオートクルーズ装置。 - 【請求項7】 追従走行制御手段(M2)は、先行車の
相対速度が正であり、かつ実際の追従車間距離が所定値
未満のときに自車速を下限近傍車速から下限車速まで減
速させることを特徴とする、請求項5に記載のオートク
ルーズ装置。 - 【請求項8】 前記所定値が、追従車間距離設定手段
(M1)により設定された追従車間距離よりも短く設定
されることを特徴とする、請求項7に記載のオートクル
ーズ装置。 - 【請求項9】 自車速が下限車速と等しく、 実際の追従車間距離が最小追従車間距離以上であり、 かつ先行車の相対速度が負であるとき、 下限車速維持制御手段(M5)は、下限車速を維持する
ように追従走行制御手段(M2)を制御することを特徴
とする、請求項1に記載のオートクルーズ装置。 - 【請求項10】 自車速が下限車速と等しく、 実際の追従車間距離が最小追従車間距離以上であり、 先行車の相対速度が正であり、 かつ追従車間距離が所定値未満のときに、 下限車速維持制御手段(M5)は、下限車速を維持する
ように追従走行制御手段(M2)を制御することを特徴
とする、請求項1に記載のオートクルーズ装置。 - 【請求項11】 自車速が下限車速と等しく、 実際の追従車間距離が最小追従車間距離以上であり、 先行車の相対速度が正であり、 かつ追従車間距離が所定値以上のときに、 追従車間距離設定手段(M1)により設定された追従車
間距離を所定量長く修正する追従車間距離修正手段(M
6)を備えたことを特徴とする、請求項1に記載のオー
トクルーズ装置。 - 【請求項12】 前記所定値が、追従車間距離設定手段
(M1)により設定された追従車間距離よりも短く設定
されることを特徴とする、請求項10または請求項11
に記載のオートクルーズ装置。 - 【請求項13】 自車速が下限車速と等しく、 かつ実際の追従車間距離が最小追従車間距離未満である
とき、 追従走行制御手段(M2)による追従走行を解除するこ
とを特徴とする、請求項1に記載のオートクルーズ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000311742A JP2002120592A (ja) | 2000-10-12 | 2000-10-12 | オートクルーズ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000311742A JP2002120592A (ja) | 2000-10-12 | 2000-10-12 | オートクルーズ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002120592A true JP2002120592A (ja) | 2002-04-23 |
Family
ID=18791454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000311742A Pending JP2002120592A (ja) | 2000-10-12 | 2000-10-12 | オートクルーズ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002120592A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005063521A1 (de) * | 2003-12-20 | 2005-07-14 | Daimlerchrysler Ag | Fahrassistenzvorrichtung, fahrzeug und verfahren zur fahrgeschwindigkeitsregelung eines fahrzeugs |
JP2013166450A (ja) * | 2012-02-15 | 2013-08-29 | Toyota Motor Corp | 車両制御装置 |
CN107380165A (zh) * | 2017-07-27 | 2017-11-24 | 浙江工业大学 | 一种车辆自适应变速巡航过程车间距控制方法 |
JP2020193976A (ja) * | 2019-04-04 | 2020-12-03 | 株式会社ユピテル | システム等 |
-
2000
- 2000-10-12 JP JP2000311742A patent/JP2002120592A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005063521A1 (de) * | 2003-12-20 | 2005-07-14 | Daimlerchrysler Ag | Fahrassistenzvorrichtung, fahrzeug und verfahren zur fahrgeschwindigkeitsregelung eines fahrzeugs |
JP2013166450A (ja) * | 2012-02-15 | 2013-08-29 | Toyota Motor Corp | 車両制御装置 |
CN107380165A (zh) * | 2017-07-27 | 2017-11-24 | 浙江工业大学 | 一种车辆自适应变速巡航过程车间距控制方法 |
JP2020193976A (ja) * | 2019-04-04 | 2020-12-03 | 株式会社ユピテル | システム等 |
JP2022000634A (ja) * | 2019-04-04 | 2022-01-04 | 株式会社ユピテル | システム等 |
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