JP2002116351A - 光ファイバーコネクタとともに用いられるカップリング用アダプタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】フェルールを容易に支持し、収容するための改
良に関する。 【解決手段】光コネクタを整列するように適合されるフ
ェルールを支持し、収容する保持装置に関する。この保
持装置は、可撓性のある細長のスリーブ部材に前記フェ
ルールを収容し配置するように適合されるスリーブ部材
を有し、一体型構造を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバーコ
ネクタ用アダプタに関し、より特別には、光ファイバー
コネクタ組立に用いられるようなフェルール（ferrul
e）を支持し、収容するための改良した構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】光ファイバーの使用は、通信を革新して
きている。その結果として、光ファイバーの使用が過去
数年にわたって大きく増加してきている。広範な設計の
多様性を有する光ファイバーコネクタが、光ファイバー
ケーブルを終端するために、さらには他の光ファイバー
伝送装置における他のケーブルに対する他のケーブルの
接続を容易にするために使用されてきた。典型的な光フ
ァイバーコネクタは、コネクタ内に１本またはそれ以上
の光ファイバーを１列に整列するフェルールを有する。
このフェルールは、他の材料を用いることもできるが、
一般的にはセラミックのような材料で製造される。フェ
ルールホルダまたはコネクタの他のハウジング部材は、
フェルールを収容するもので、成形されたプラスチック
のような材料で製造することができる。

【０００３】殆どの光ファイバーコネクタの主要な目的
は、１列に整列し、直接のファイバー接触を維持するこ
とによって、光信号の減衰を最小化する方法において、
光ファイバーコネクタが、他の光ファイバーまたは他の
部品とともに組み立てられる光ファイバーを光学的に接
続することである。光通信の応用が、増加した性能レベ
ル、したがって、減少した減衰レベルを要求するにつれ
て、さらなる要求が、コネクタは増加した物理的な負荷
または強度を受けるので、光ファイバーコネクタに対し
て、より一層低い減衰レベルを有する確実な光接続を与
えること、そして、直接のファイバー接触を与え続ける
ことが期待されている。このタイプのコネクタは、ケー
ブルの終端との係合前に、通常ほぼ完全に組み立てられ
る。

【０００４】アダプタが、光コネクターを一緒に固定す
るために用いられる。このアダプタはまた、フェルール
を有して、組合う光コネクタを一列に整列する。このア
ダプタ本体は、より容易な取り扱いができ、フェルール
内に位置した光ファイバーが整列できるフェルールの容
易な取り扱いができるように、フェルールを取り囲む構
造を有する。このことは、その中に光ファイバーを１列
に整列する分割されたフェルール構造を取扱う場合に特
に真理である。一般則として、割かれたフェルールを直
接操作することはしたくない。したがって、ホルダにフ
ェルールを容易に捕捉し、かつ、容易にそれを取扱うこ
とが、望ましい状況である。フェルールホルダは、基本
的に、フェルールを捕捉し、それを所定の場所に保持す
るために用いられる。

【０００５】フェルール用のそのような保持構造は、一
体的に組合う２つの光コネクタのために要求される重要
な整列の観点から、戦略的に重要である。すなわち、フ
ァイバーの軸は、およそ数ミクロン（例えばプラスマイ
ナス５ミクロン）以内に整列されなければならない。こ
の光ファイバー終端の位置を乱すので、非常に小さな角
度でさえも、そのケーブルが搬送する伝送通信を妨害す
る。

【０００６】アダプタの典型的な周知の物理的な配置お
よびそのアダプタに典型的に使用される種々の部品が、
図１Ａおよび図１Ｂに示されている。図示されたアダプ
タ１０は、フェルールの結合領域において同一形状の半
片（halves）１１および１２の間にその重要なセラミッ
クフェルールを捕捉すると同時に、２つの（好ましくは
同一形状の）内側ハウジング１１および１２をモールド
したプラスチックを組み立てることによって製造され
る。そして、半片１１および１２は、例えば、接着剤ま
たは超音波溶接を用いて２つの半片を一緒に結合するこ
とによって、堅固に接合される。この半組立は、２つの
外部ハウジング間に配置される（１Ｃ図参照）。同様
に、この外部ハウジングは、接着、溶接または他の適宜
技術によって永久的に結合される。

【０００７】１Ｂ図に示されるようなフェルール保持装
置の基本的な不具合は、非常に大量の装置を製造するコ
ストである。１Ｂ図に示されたような半組立、すなわち
１Ａ図に示されたような２つの分離した片で形成される
装置を形成することによって、これらの片を一緒に固定
する結合手段が要求される。このようなフェルール保持
装置を製造するコストは、特に多数の、すなわち幾百万
のこれら装置を製造するときは膨大である。関連する技
術の他の例は、次のとおりである。

【０００８】米国特許第4,101,198号は、外側ねじの分
割スリーブと結合するための非常に小形の光ファイバ
ー、ブート（boot）およびショルダーナットに適する３
片フェルールを有する光ファイバーの光コネクタであっ
て、より精密な同心状の許容誤差および１本のファイバ
ーの終端から他のファイバーの終端への光の低減衰伝送
を提供する光ファイバーの光コネクタについて述べてい
る。

【０００９】米国特許第4,240,695号は、光ファイバー
用の端と端を接続するコネクタについて述べている。プ
ラスチック本体は、相互接続孔に通じる対向するソケッ
トを有する。このソケットは、接続されるべきファイバ
ーがその中に１列に整列されかつ把持される端子を受入
れる。この特許の第１図は、端子１４を取囲む２片１６
および１８からなる本体１０を示している。

【００１０】米国特許第4,705,352号は、光ファイバー
ケーブルの結合用の光ファイバーコネクタについて述べ
ている。このコネクタは、これを通じて通路を確定する
Ｖ字溝を有する2部分クランプ本体を有する。その特許
が述べている全体構造の一部分として、クランプ本体部
分を一緒に保持するように作用する分割スリーブが図示
されている。

【００１１】米国特許第4,898,446号は、高密度アレー
用に有用な光ファイバーコネクタについて述べている。
その特許の第２図はスリーブ内の２ブロック間に配置し
た挿入物を示している。

【００１２】米国特許第５,337,386号は、コンセントコ
ネクタ本体とプラグコネクタ本体とを有する光ファイバ
ーピン終端と光ファイバーソケット終端との相互接続用
光ファイバーコネクタについて述べている。その特許の
第３図は、コンセント本体の溝を係合するラッチを有す
る分割プラグ本体を示している。

【００１３】米国特許第5,420,951号は、ロッキング光
ファイバーコネクタコンセントについて述べている。そ
の特許は、少なくとも１つのプラグフェルールとこのフ
ェルールを受入れるソケットを有するコンセントとから
なるプラグ部を有する光ファイバーコネクタに焦点を合
わせている。その特許の第３図はスリーブを囲う２片す
なわち２部分ホルダを示している。

【００１４】米国特許第5,436,994号は、フェルールが
摺動的にかつ弾力的に偏倚されて、フェルール構造に伝
わる力を防ぐ光ファイバーコネクタについて述べてい
る。

【００１５】米国特許第5,815,618号は、異なる光ファ
イバーの終端にそれぞれ取付けられた２つのフェルール
を適応するガイドシリンダを有し、その光ファイバーが
その対向する側からガイドシリンダにフェルールを挿入
することによって整列するそれらの光軸と相互に接続す
る光ファイバーコネクタアダプタについて述べている。
その特許の第２図は、シリンダを取囲む２部分アダプタ
を示している。

【００１６】米国特許第5,828,806号は、空洞内に半径
方向に突出し、フランジを介して通路を規定する円周フ
ランジを有する軸方向に延在する空洞を有する本体部材
を具備する光ファイバーコネクタを開示している。この
フランジは溝形成され、複数の径方向内方に延在する可
撓性の停止指部を規定している。フェルールが、光ファ
イバーを組み込むために設けられる。フェルールホルダ
は、外周リブを有し、半径方向外方にそこから突出して
外周の停止ショルダを規定する。その特許の第６〜9図
に図示された結合ナットの各変形は、屈曲してフェルー
ルホルダが入り込むことができるとともにショルダが退
去することを阻止する内方に向けたフランジを有する。

【００１７】

【発明が解決しようとする課題】フェルール保持装置用
の従来の形状を越えるこの発明の非常に基本的な重要な
利点は、この発明は、少なくとも２片を一体に接合して
完全なフェルール保持装置を形成する接合プロセスを必
要とする通常の装置に比べて、一体型（unitary）の、
単一構造（single piece structure）を形成するフェ
ルール保持装置を有することである。もちろん、このよ
うな付加的な製造プロセスは、保持装置を製造する全体
的なコストを大きく加え、また、これら保持装置を製造
する全体的な時間を増加する。このことは、幾百万のこ
れら保持装置がいちどきに製造されるので、重大な問題
である。

【００１８】

【課題を解決するための手段】この発明の一実施例によ
れば、光コネクタを整列するにために適合するフェルー
ルを支持し収容するための保持装置は、そのスリーブ部
材内にフェルールを収容し配置するために適合した可撓
性の細長いスリーブ部材を有する一体型構造を具備す
る。

【００１９】この発明の他の実施例によれば、光コネク
タ組立は、複数の光コネクタと、複数の光コネクタの組
合う対を整列するためのアダプタとを有し、このアダプ
タは、フェルールを支持し収容するための一体の本体を
有し、この本体はその中にフェルールを収容し配置する
可撓性の細長いスリーブ部材を有する。

【００２０】この発明の追加的実施例は、本体と、この
本体から延びるスリーブとを有し、このスリーブは、第
一端を収容しそのスリーブ内にフェルールを保持するた
めの保持構造を有し、さらにスリーブ内にフェルールを
保持するための保持構造を有する、第一端と反対側の分
割された第二端を有してなり、そこで分割第二端はスリ
ーブに挿入するためフェルールを受けるために適合する
ようにされている、フェルールを受けるための光アダプ
タのハウジングを有する。

【００２１】この発明のさらに他の実施例は、光アダプ
タのハウジングにフェルールを挿入する方法であって、
フェルールを受けるためのスリーブを有するとともにこ
のスリーブはそのフェルールをスリーブ内に保持するた
めの第一端を有しこの第一端と反対側にあってフェルー
ルをスリーブ内に保持するための保持構造の第二端を有
するハウジングを提供するステップと、フェルールを第
二端からスリーブに挿入するステップとを有する方法を
具備する。

【００２２】この発明のさらに他の実施例は、その中に
フェルールを保持するスリーブを有する光アダプタの改
良を具備し、この改良は、フェルールの挿入前に一体型
になっているスリーブを有するものである。

【発明の実施の形態】この発明に関する前述の態様およ
び他の特徴は、以下に続く、添付図面に関してなされる
記載のなかで説明される。この発明は、図に示される種
々の実施例に関連して説明されるが、この発明は、実施
例の多くの変更した形状で実施し得ると理解されるべき
である。加えて、構成部品や材料のいかなる寸法、形状
またはタイプも使用し得る。

【００２３】図１Ａ、１Ｂは、当該技術分野で周知の光
アダプタの多様な要素部品を図示している。特に、図１
Ａに図示されているのは、図１Ｂに特に図示されている
ように、フェルールの挿入後に一体に接合されて、半組
立、すなわち、一体に接合されフェルールを取囲む断片
（sections）１１および１２を形成する２つの断片１１
および１２の一方である。図２に図示されているよう
に、フェルールを収容し支持するためのこの発明の好ま
しい特徴にしたがって、半組立２０は、従来のフェルー
ル保持装置が必要としたような接合プロセスの類を避け
るものである。半組立、すなわち保持装置２０は、その
中にフェルールを収容し、緩く位置するように適合され
た可撓性の細長いスリーブ部材１５を有する単一の、プ
ラスチック一体モールド構造１４を有する。スリーブ部
材１５は、スリーブ部材１５の一端部のみから、好まし
くはスリーブに沿って長手方向に延在する１本またはそ
れ以上のスロット１６を有する。これらのスロット１６
は、フェルール構造（図３参照）がその中に挿入し得る
ように、スリーブ部材１５に対する望ましい度合いの弾
力性を与える。事実、スロット１６は、弾力的であるス
リーブ部材の働きのために、スリーブ１５が多様な寸法
（すなわち直径）のフェルールを受入れることを可能に
する。筒状のスリーブ１５の端部１７は、筒状部材１５
の内側面から内方に延びる突起１８を有する。これらの
突起は、フェルール１９（図３参照）が矢印４０の方向
に保持装置２０内に挿入されるときに、これらの突起１
８が外方に撓んで、スリーブ部材１５内にフェルールが
挿入されることを可能にする。

【００２４】一旦フェルールが保持装置２０の筒状部材
１５内に完全に挿入されると、突起１８は、その休止位
置に弾性的に復帰し、それによってフェルール保持装置
２０内にフェルール１９を収容する。フェルール１９
は、他の配置や材料も可能であるが、好ましくは、長手
方向にフェルールに沿って延在するスロット２１を有す
る分割セラミックフェルールである。また、このフェル
ール１９のスロット２１は、延在してフェルールに対し
て弾力性の度合いを施している。したがって、フェルー
ルが筒状部材１５に挿入されるときには、スロット２１
はフェルールを少し容易に、すなわち、フェルールに対
して施された増加した弾力性のために挿入し易くしてい
る。

【００２５】内側ハウジング２０は、好ましくは、フェ
ルール保持装置２０の筒状部材１５部分にほぼ平行に延
びる複数のアーム部材２２を有するＨ形の装置である。
単一の、一体型プラスチック保持装置は、成形プラスチ
ックで、好ましくは、射出成形プロセスから成形され
る。このＨ形単一装置のアーム部材２２の各終端部は、
各アーム部材２２から内方に延在する突起２３を有す
る。一旦内側ハウジング２０が、外側ハウジング内に配
置されると、アダプタ１０は組み立てられる。突起２３
は、アダプタ１０が光コネクタを保持することを可能に
するラッチング機構の一部として作用する。

【００２６】コネクタ３０は、図１CにSCコネクタとし
て図示されているが、一般にフレーム組立を加えたフェ
ルール１９とカップリングハウジング１１および１２と
を有するが、光ファイバーコネクタ用の多くの周知のい
ずれかの構造であることができる。この組立は、一般に
光ファイバーの終端を規定する。図１Ｃには図示されて
いないが、この発明の特徴にしたがって、フェルール１
９は、図３および４に図示するように、一体型の保持装
置２０内に位置する。

【００２７】図４において、フェルール保持装置２０の
細長の筒状部材１５内における挿入（停止）位置におけ
るフェルール１９が図示されている。筒状部材１５の終
端部１７における突起１８が示されており、その突起は
フェルール１９が保持装置２０から脱落しないように介
助する停止位置にある。筒状部材１５の対向端における
突起１８の間隔は、好ましくは、フェルール１９が僅か
にその間を、例えば製造誤差を調節して、僅かに動くこ
とを可能にする。突起１８は、フェルールが筒状部材１
５に挿入されるにしたがって、突起１８が筒状部材１５
の分割片が拡開するように、傾斜面を有する。また、各
アーム部材２２を配置した内方に延在する突起２３が図
示されている。上述したように、これらの突起２３は、
実施上、光コネクタに対して保持装置２０をロックし、
または固定するロッキング、すなわち保持機構として作
用する（図２参照）。

【００２８】この発明の特徴にしたがって、さらには、
ここに使用した用語として、一体型（unitary）の語
は、単一（one piece）、材料の単一（single piec
e）を意味し、一体に接合された２片を意味しない。

【００２９】これまでの説明は、単にこの発明を図示し
たものに過ぎないと理解すべきである。多様の変更およ
び修正が、この発明から逸脱することなく、当業者によ
って考案し得る。したがって、この発明は、付属するク
レームの範囲内にある、あらゆる変更、修正、変化を包
含するものである。

【００３０】

【発明の効果】この発明によれば、フェルールを容易に
保持することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１Ａ】フェルール用の従来の保持装置の一断片の斜
視図。

【図１Ｂ】図１Ａに示されるような２つの断片間にフェ
ルールを一体に接合することによって製造された光アダ
プタ用の従来の半組立の斜視図。

【図１Ｃ】図１Ｂに示されるようなフェルール用の従来
の保持装置のタイプを組み合せる従来の光コネクタの分
解図。

【図２】この発明の特定な特徴に従う光アダプタ用半組
立の斜視図。

【図３】装置に挿入されているフェルールを図示してい
るこの発明の特定の特徴に従う光アダプタの内側ハウジ
ングの斜視図。

【図４】半組立内に確実に配置されるフェルールを有す
る、図２に図示される半組立の断面図。

【符号の説明】

１０…光アダプタ １１…内側ハウジングの一片 １２…内側ハウジングの他の一片 １４…モールド構造 １５…スリーブ部材 １６…スロット １７…スリーブ部材の終端 １８…突起 １９…フェルール ２０…保持装置 ２１…スロット ２２…アーム部材 ２３…突起

フロントページの続き (72)発明者 ティモシー・ダブリュ・ヒューツ アメリカ合衆国、ペンシルバニア州 17319、エターズ、バレー・グリーン・ロ ード 1905 Ｆターム(参考） 2H036 QA45 QA47

Claims (19)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 フェルールを支持し、収容する装置であ
   って、前記フェルールは、光コネクタを整列するように
   適合され、前記支持装置は、一体型構造を有するととも
   に可撓性の細長いスリーブ部材を有し、このスリーブ部
   材はそのスリーブ部材に前記フェルールを収容し配置す
   るように適合されたことを特徴とする保持装置。
2. 【請求項２】 前記可撓性のスリーブ部材は、前記の構
   造の軸に平行に延びる細長い筒状部材を有し、前記部材
   は、２つの端部を有し、各端部の一方は前記の構造の各
   端部に配置されることを特徴とする請求項１記載の装
   置。
3. 【請求項３】 前記の本体構造は、前記筒状部材に平行
   に延びる複数のアーム部材を有するＨ形状であることを
   特徴とする請求項２記載の装置。
4. 【請求項４】 前記筒状部材の前記端部の少なくとも一
   方は、少なくともひとつのスロットを有し、この少なく
   ともひとつのスロットは、前記フェルールが挿入された
   ときに前記筒状部材が撓むことを可能にすることを特徴
   とする請求項２記載の装置。
5. 【請求項５】 前記筒状部材の端部の少なくとも一方
   は、複数のスロットを有することを特徴とする請求項２
   記載の装置。
6. 【請求項６】 前記複数のスロットは、前記筒状部材の
   一端にのみ配置されることを特徴とする請求項５記載の
   装置。
7. 【請求項７】 前記筒状部材は、前記フェルールが挿入
   された後にその筒状形状が原形状に復帰することができ
   るに充分に可撓性があり、それによって前記フェルール
   を装置内に捕捉することを特徴とする請求項４記載の装
   置。
8. 【請求項８】 前記本体構造は、プラスチックであるこ
   とを特徴とする請求項１記載の装置。
9. 【請求項９】 前記フェルールは、分割フェルールであ
   ることを特徴とする請求項１記載の装置。
10. 【請求項１０】 前記筒状部材は、前記端部の少なくと
    も一方から延びる少なくともひとつの突起を有する内側
    面を有することを特徴とする請求項５記載の装置。
11. 【請求項１１】 前記各アーム部材は、内方に延びる突
    起を有し、各突起は、コネクタハウジング構造に対して
    係止されるように適合されることを特徴とする請求項３
    記載の装置。
12. 【請求項１２】 （ｉ）複数の光コネクタと、（ｉｉ）
    この複数のコネクタの組合う対を整列するためのアダプ
    タであって、フェルールを支持し収容するための一体的
    な本体を有し、この本体は、可撓性の細長いスリーブ部
    材を有し、その中に前記フェルールを収容し配置するア
    ダプタと、を有することを特徴とする光コネクタ組立。
13. 【請求項１３】 本体と、この本体から延びるスリーブ
    部材であって、このスリーブ部材は、このスリーブに前
    記フェルールを収容するための支持構造を有する第１の
    端部と、この第１の端部と反対側にあって、前記スリー
    ブ内に前記フェルールを支持するための支持構造を有す
    る分割された第２の端部とを有し、この分割された第２
    端部は、前記スリーブに挿入するためのフェルールを受
    けるようになっていることを特徴とするフェルールを受
    けるための光アダプタのハウジング。
14. 【請求項１４】 前記第２端部の保持構造は、前記フェ
    ルールの挿入の間に前記第２端部を拡張するための傾斜
    した導入面を有することを特徴とする請求項１３記載の
    ハウジング。
15. 【請求項１５】 前記ハウジングは単一の一体構造であ
    ることを特徴とする請求項１３記載のハウジング。
16. 【請求項１６】 フェルールを受けるためのスリーブを
    有するハウジングを提供するステップであって、前記ス
    リーブは、このスリーブ内に前記フェルールを保持する
    保持構造を有する第１端部と、この第１端部と反対側に
    あって、保持構造を有し、前記スリーブ内にフェルール
    を保持する第２端部とを有するステップと、前記フェル
    ールを前記第２端部から前記スリーブに挿入するステッ
    プとを有する、光アダプタのハウジングにフェルールを
    挿入する方法。
17. 【請求項１７】 前記第２端部は分割され、前記挿入ス
    テップは、この分割された第２端部を拡開するステップ
    を有することを特徴とする請求項１６記載の方法。
18. 【請求項１８】 前記ハウジング提供ステップは、一体
    ハウジングを提供するステップを有することを特徴とす
    る請求項１６記載の方法。
19. 【請求項１９】 その中にフェルールを保持するスリー
    ブを有する光アダプタにおいて、前記スリーブが前記フ
    ェルールの挿入前に一体構造であることを特徴とする光
    アダプタ。