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JP2002106280A - アウタビット - Google Patents

アウタビット

Info

Publication number
JP2002106280A
JP2002106280A JP2000304101A JP2000304101A JP2002106280A JP 2002106280 A JP2002106280 A JP 2002106280A JP 2000304101 A JP2000304101 A JP 2000304101A JP 2000304101 A JP2000304101 A JP 2000304101A JP 2002106280 A JP2002106280 A JP 2002106280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit
groove
shank
outer bit
degrees
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000304101A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Endo
藤 哲 哉 遠
Masayuki Ogawa
川 正 行 小
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koken Boring Machine Co Ltd
Original Assignee
Koken Boring Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koken Boring Machine Co Ltd filed Critical Koken Boring Machine Co Ltd
Priority to JP2000304101A priority Critical patent/JP2002106280A/ja
Publication of JP2002106280A publication Critical patent/JP2002106280A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Earth Drilling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボーリング工事における二重管掘削の場合、
掘り屑の排出が悪いので、アウタビットの摩耗が多く、
掘削時のトルクが大きかったのでこれを改善したアウタ
ビットを提供する。 【解決手段】 ビットシャンク31の掘削面31a側に
溝の深さ(L1)及び溝幅(L2)とシャンク肉厚
(t)との関係が、それぞれL1=1t〜2.5t及び
L2=1t〜3tである複数の掘り屑取り込み溝32を
配設し、その溝幅の中心線を、シャンク内壁31bから
円の半径線33に対し、アウタビット30の回転方向A
へ所定の角度α傾斜させ、かつ溝底32bを軸心Oの後
方へ所定の角度β傾斜させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボーリング機で地
盤に二重管掘削を行う場合に使用されるアウタビットに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】二重管掘削においては、通常内管から掘
削液を先端の掘削面に送り、インナビット(図示せず)
とアウタビットで掘削した掘り屑を内外管の隙間を通
り、掘削液と共に地上へ排出するものであるが、従来の
アウタビットは図3及び図4に示すようになっていた。
【0003】図4の(b)は(a)の縦断面を、(c)
は(a)のD−D線断面をそれぞれ示し、アウタビット
10の掘削面11にはアウタビット10の回転方向と直
角な掘り屑取り込み溝12が複数設けられており、掘り
屑取り込み溝12を経てアウタビット10の内側に浅い
U字形の溝13が配設されていた。
【0004】また、図3は図4よりもアウタビットによ
る外径部と掘削面の掘り屑の排出が良いように工夫され
たアウタビット20で、アウタビット20の掘削面21
には、アウタビット20の回転方向Aに傾斜された複数
の掘り屑取り込み溝22が設けられ、かつ、アウタビッ
ト20外側には外径部24の掘り屑を取り込むための回
転方向へ傾斜したスパイラル溝25が掘り屑取り込み溝
22の一つ置きに連通して配設されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記従来の
アウタビットの内、図4のものは、ビットシャンク10
の外径部14に発生した掘り屑は、インナビット10先
端の掘り屑取り込み溝12に取り込まれることなくビッ
ト後方に圧密される。また先端の掘り屑取り込み溝12
は回転方向に対し直交しているので掘り屑のインナビッ
ト(図示せず)とアウタビット10の隙間への取り込み
が不充分であった。従ってトルクと給進に対する抵抗が
生じ、掘削上不都合であると共に、アウタビット10先
端及びビットシャンク15の外径部14を摩耗させる大
きな要因となっていた。
【0006】また、図3に示す従来のアウタビット20
は、ビットシャンク26の外径部24に発生した掘り屑
は、外径部24のスパイラル溝25を経て、アウタビッ
ト20先端の回転方向Aに傾斜した掘り屑取り込み溝2
2に取り込まれ、インナビットとアウタビット20の隙
間へ取り込まれるが、スパイラル溝25はビットシャン
ク26の外径部24のトルク抵抗を減少させる効果はな
く、またスパイラル溝25は幅が狭く浅くしかできない
ので、目詰まりしやすいという欠点があった。
【0007】以上のように従来のアウタビットはビット
シャンクの摩耗が早い場合、硬質材肉盛などの摩耗防止
処理を施さねばならず、不経済であった。特にれき径が
比較的小さく、れきの圧縮強度が低い砂れき層などに施
工する場合、摩耗が顕著であった。
【0008】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであり、ビットシャンクの摩耗が少なく、掘削時のト
ルクも減少できるアウタビットを提供せんとするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の二重管掘削用アウタビットは、ビットシャ
ンクの掘削面側には、溝の深さ(L1)及び溝幅(L
2)とシャンク肉厚(t)との関係が、それぞれL1=
1t〜2.5t及びL2=1t〜3tである複数の掘り
屑取り込み溝が配設され、その溝幅の中心線は、シャン
ク内壁から円の半径線に対しアウタビットの回転方向へ
所定の角度傾斜すると共に、溝底が軸心の後方向へ所定
の角度傾斜するよう構成されている。
【0010】ビットシャンクの外径部に発生した掘り屑
は、深さ1t〜2.5t、幅1t〜3tの溝のビットシ
ャンク外径部から容易に取り込まれ、回転方向へ傾斜し
た溝にそって抵抗少なく押し込まれ、軸心方向へ傾斜し
た溝底によりインナビットとアウタビットの間の隙間に
そって地上方向へ押し込まれる。
【0011】そして、前記掘り屑取り込み溝の回転方向
への傾斜角(α)は15度〜30度が良い。
【0012】また、前記掘り屑取り込み溝の軸心の後方
向への傾斜角(β)は10度〜50度が良い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下添付図に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。
【0014】図1は本発明の一実施の形態を示す図で、
アウタビット30のビットシャンク31の掘削面31a
側には円周を三等分して3本の掘り屑取り込み溝32が
配設され、その溝幅の中心線はシャンクの内壁31bか
ら円の半径線33に対しアウタビット30の回転方向A
へ25度(α)傾斜すると共に、溝底32bが軸心Oの
後方向へ45度(β)傾斜している。
【0015】図において、ビット径137mm、シャン
ク肉厚t=14.5であり、溝の深さL1=25mm、
溝の幅L2=25mmとなっている。
【0016】掘り屑取り込み溝32は、ビット径や掘削
地盤により2本以上の複数本に設定される。
【0017】本発明の場合、設計上及び施工上、L1=
1t〜2.5t、L2=1t〜3tの値が好ましい。
【0018】また、角度α及びβはそれぞれ、15度〜
30度及び10度〜50度が、設計上及び施工上好まし
い。
【0019】図2はアウタビット30による掘り屑の流
れを示す略図で、ビットシャンク31の外径部31cに
発生した掘り屑は、外径部31cの溝孔32aから矢印
方向Bへ掘り屑取り込み溝32に取り込まれ、アウタビ
ット30の先端からは矢印C方向へそれぞれ、インナビ
ット40とアウタビット30の隙間34へ取り込まれ
る。
【0020】掘り屑取り込み溝32には回転方向と軸方
向後方へそれぞれ傾斜角α及びβがつけてあるので、掘
り屑のスライムは少ない抵抗で隙間34後方(地上方
向)へ流入する。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明した本発明によると、下
記のような効果を奏するものである。
【0022】(1)ビットシャンクの外径部に発生した
掘り屑は、アウタビット後方に圧密されることなくイン
ナビットとアウタビットの隙に取り込まれ、内外管の隙
間の流路を経て地上へ排出される。
【0023】(2)掘り屑がスムーズに回収されること
から、アウタビット先端及び外径の環状部が確保され、
アウタビット及びそれに接続された外管の摩耗を促進し
ない。従って、アウタビット及び外管が摩耗寿命に到達
する時間が長くなり経済的であり、環境負荷が少ない。
【0024】(3)本発明のアウタビットの溝は、掘削
面積に対して十分な大きさで形成されるため、掘り屑で
溝が目詰まりすることはなく、作業を中断することなく
継続できる。
【0025】(4)ビットの回転及び前進で強制的に掘
り屑を取り込む構造であるので、インナビットの送水孔
の閉塞などが生じても、一定時間の掘削が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すアウタビットの図
で、(a)は平面を、(b)は縦断面をそれぞれ示す。
【図2】本発明のアウタビットによる掘り屑の流れを示
す略図で、(a)は平面を、(b)は2分の1縦断面を
示す。
【図3】従来例であって、外径部にスパイラル溝が配設
されたアウタビットの図で、(a)は平面を、(b)は
一部断面した正面をそれぞれ示す。
【図4】従来一般に使用されていたアウタビットの図
で、(a)は平面を、(b)は縦断面を、(c)は
(a)のD−D線断面をそれぞれ示す。
【符号の説明】
30 アウタビット 31 ビットシャンク 31a 掘削面 31b 内壁 31c 外径部 32 掘り屑取り込み溝 32a 溝孔 32b 溝底 33 半径線 A 回転方向 O 軸心

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二重管掘削用アウタビットにおいて、ビ
    ットシャンクの掘削面側には、溝の深さ(L1)及び溝
    幅(L2)とシャンク肉厚(t)との関係が、それぞれ
    L1=1t〜2.5t及びL2=1t〜3tである複数
    の掘り屑取り込み溝が配設され、その溝幅の中心線は、
    シャンク内壁から円の半径線に対しアウタビットの回転
    方向へ所定の角度傾斜すると共に、溝底が軸心の後方向
    へ所定の角度傾斜していることを特徴とするアウタビッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記掘り屑取り込み溝の回転方向への傾
    斜角(α)は、15度〜30度であることを特徴とする
    請求項1記載のアウタビット。
  3. 【請求項3】 前記掘り屑取り込み溝の軸心の後方向へ
    の傾斜角(β)は10度〜50度であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載のアウタビット。
JP2000304101A 2000-10-03 2000-10-03 アウタビット Pending JP2002106280A (ja)

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Effective date: 20060220

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