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JP2002196223A - 光学的位置ずれ検出装置 - Google Patents

光学的位置ずれ検出装置

Info

Publication number
JP2002196223A
JP2002196223A JP2000394868A JP2000394868A JP2002196223A JP 2002196223 A JP2002196223 A JP 2002196223A JP 2000394868 A JP2000394868 A JP 2000394868A JP 2000394868 A JP2000394868 A JP 2000394868A JP 2002196223 A JP2002196223 A JP 2002196223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measurement
illumination
optical system
illumination light
wavelength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000394868A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Fukui
達雄 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2000394868A priority Critical patent/JP2002196223A/ja
Publication of JP2002196223A publication Critical patent/JP2002196223A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
    • G03F7/70605Workpiece metrology
    • G03F7/70616Monitoring the printed patterns
    • G03F7/70633Overlay, i.e. relative alignment between patterns printed by separate exposures in different layers, or in the same layer in multiple exposures or stitching

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】測定用光学系とAF用光学系を分離して測定精
度とAF感度を向上させるとともに、レジストの膜厚な
どの干渉条件に影響を受けずに安定したAF精度も維持
することのできる光学的位置ずれ検出装置を提供する。 【解決手段】測定用照明光源1は600〜900nmの
波長帯域の測定用照明光を開口絞り10を介して出射す
る。AF用照明光源40は450〜550nmの波長帯
域のAF用照明光を開口絞り41を介して出射する。A
F感度を大きくするためにAF用照明NAを大きくす
る。測定用照明NAは測定精度などにより最適値が決定
される。AF用照明光源40は450〜550nmの広
帯域なのでレジストの膜厚にムラがあってもAF状態の
変動を抑制できる。測定用照明光源1は600〜900
nmの広帯域なので、重ね合わせマーク20の段差が種
々の値をとっても適度なコントラストが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば半導体ウ
エハなどの検査対象物上の検査対象マーク、たとえば重
ね合わせマークを観察して層間マークの位置ずれを検出
する光学的位置ずれ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ウエハに半導体パターンを形成するリソ
グラフィ工程では、異なったパターンが形成された複数
のレチクルが使用される。まず、1層用のパターンが形
成されているレチクルを透過するパターンの像でウエハ
の第1層レジストを露光して現像する。次いで、2層用
のパターンが形成されているレチクルを透過するパター
ンの像で、第1層パターンの上に塗布されている第2層
レジストを露光して現像する。このような露光現像処理
を複数回行ってウエハに所定のパターンが形成される。
このようなリソグラフィ工程にあっては、下層と上層の
パターン、たとえば第1層のパターンと第2層のパター
ンを正しい位置関係で形成する必要がある。
【0003】上下層のそれぞれのパターンが形成されて
いるレチクルには、本来のパターンに加えて重ね合わせ
マークも形成されている。下層パターンが形成されたウ
エハ上に上層パターンを形成したとき、下層パターンと
上層パターンとが正しい位置関係で形成されていれば、
上下2層の重ね合わせマークの相対位置関係、すなわち
位置ずれは所定の誤差範囲となる。上層パターンの現像
が終了するごとに、光学的位置ずれ検出装置により上記
相対位置関係を計測し、所定の誤差範囲から逸脱したウ
エハは不良品とする。
【0004】このような光学的位置ずれ検出装置として
特開平6−214150号公報に開示されているものが
知られている。この位置ずれ検出装置は、波長400〜
600nmの広帯域の照明光で測定する測定用光学系
と、波長800nmの単波長の照明光で焦点調節状態を
検出するAF用光学系とを有する。このように測定光学
系とAF光学系を分離することにより、測定系とAF系
に各々最適な照明NAに設定可能である。しかしなが
ら、測定用照明光とAF用照明光の波長域が異なると、
両光学系で共通の光学系で発生する収差が波長によって
異なるため、測定精度に影響を与える。そのため、上記
公報では、測定用照明光とAF用照明光の波長域をほぼ
一致させるようにした装置を開示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、測定用
照明光とAF用照明光の波長域をほぼ一致させるように
した装置では、それぞれの照明光を単波長とすると、レ
ジストの膜厚ムラによる干渉条件の相違から、AF測定
精度が変動してしまうおそれがある。
【0006】本発明の目的は、測定用光学系とAF用光
学系を分離して測定精度とAF感度を向上させるととも
に、レジストの膜厚などの干渉条件に影響を受けずに安
定したAF感度も維持することのできる光学的位置ずれ
検出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】一実施の形態の図1に対
応づけて本発明を説明する。 (1)請求項1の発明による光学的位置ずれ検出装置
は、第1の波長帯域の測定用照明光を出射する測定用照
明光源1と、測定用照明光源1からの測定用照明光を検
査対象マーク20に照射する測定用照明光学系と、照明
された検査対象マーク20からの反射光を測定用光電変
換素子8上に結像させる測定用結像光学系と、測定用光
電変換素子8からの検出信号に基づいて、検査対象マー
ク20の位置ずれを検出する位置ずれ検出装置9と、第
1の波長帯域とは異なる第2の波長帯域のAF用照明光
を出射するAF用照明光源40と、AF用照明光源40
からのAF用照明光を検査対象マーク20に照射するA
F用照明光学系と、照明された検査対象マーク20から
の反射光をAF用光電変換素子34上に結像させるAF
用結像光学系と、AF用光電変換素子34からの検出信
号に基づいて、AF結像光学系の検査対象マーク20に
対する焦点調節状態を検出する焦点調節状態検出装置3
5とを備えることを特徴とする。 (2)請求項2による光学的位置ずれ検出装置は、請求
項1の光学的位置ずれ検出装置において、測定用結像光
学系とAF用結像光学系とは共通に使用する光学系5〜
7を有し、少なくとも測定用およびAF用照明光の波長
の相違により両光学系の共通の光学系で発生する収差の
差を、AF用結像光学系のうち、測定用結像光学系と共
通でない光学系30,32,33で補償することを特徴
とする。 (3)請求項3による光学的位置ずれ検出装置は、請求
項1または2の光学的位置ずれ検出装置において、測定
用照明光学系の照明NAとAF用照明光学系の照明NA
を異なる値としたことを特徴とする。 (4)請求項4による光学的位置ずれ検出装置は、請求
項1〜3のいずれかの光学的位置ずれ検出装置におい
て、測定用照明光の波長帯域(たとえば600〜900
nm)をAF用照明光の波長帯域(たとえば450〜5
50nm)よりも長波長側に設定したことを特徴とす
る。 (5)請求項5による光学的位置ずれ検出装置は、請求
項1〜4のいずれかの光学的位置ずれ検出装置におい
て、測定用照明光およびAF用照明光の最短波長と最長
波長の比を1.2〜1.7としたことを特徴とする。
【0008】以上の課題を解決するための手段の項で
は、実施の形態の図を用いて発明を説明したが、これに
より本発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明による光学的位置ずれ検出
装置の実施の形態を図1に基づいて説明する。上述した
ように、半導体製造のリソグラフィ工程では、下層と上
層のパターン、たとえば第1層のパターンと第2層のパ
ターンを正しい位置関係で形成する必要がある。そこ
で、上下層のそれぞれの回路パターンに加えて、重ね合
わせマークも形成される。下層パターンが形成されたウ
エハ上に上層パターンを形成したとき、下層パターンと
上層パターンの重ね合わせマークの位置ずれを測定し、
上下2層の重ね合わせマークの相対位置関係、すなわち
位置ずれが所定の誤差範囲であれば、良品として次工程
へ搬送する。図1の光学的位置ずれ検出装置はこの位置
ずれを測定するものである。
【0010】図1は、本発明の第1実施の形態による光
学的位置ずれ検出装置の構成を概略的に示す図である。
図1では、光学的位置ずれ検出装置の光軸AXに平行に
Z軸が、図1の紙面に垂直な方向にX軸が、Z軸および
X軸に垂直な方向にY軸がそれぞれ設定されている。
【0011】ウエハ21は、図示を省略したウエハホル
ダを介してZステージ22上においてXY平面とほぼ平
行に支持されている。Zステージ22は、ステージ制御
系36によって、光軸AXに沿って駆動される。Zステ
ージ22は図示しないXYステージ上に支持されてい
る。XYステージもステージ制御系36によって、光軸
AXに対して垂直なXY平面内において二次元的に駆動
される。
【0012】図1に示す光学的位置ずれ検出装置は、波
長600nm〜900nmの広帯域の測定用照明光AL
を供給する光源1を備えている。光源1から射出された
照明光は、照明開口絞り10で制限された後、コンデン
サレンズ2に入射する。コンデンサレンズ2を通過した
測定用照明光ALは、いったん集光された後、照明視野
絞り3を介して照明リレーレンズ4に入射する。照明リ
レーレンズ4には、図1(b)に示すような断面形状S
1を有する照明光束が入射する。照明リレーレンズ4に
より平行光となった測定用照明光ALは、ダイクロイッ
クミラー45を透過してビームスプリッタ5で下方に反
射される。下方に反射した測定用照明光ALは第1対物
レンズ6で集光され、ウエハ21上に形成された重ね合
わせマーク20を照明する。
【0013】このように、光源1、照明開口絞り10、
コンデンサレンズ2、照明視野絞り3、照明リレーレン
ズ4、ダイクロイックミラー45,ビームスプリッタ
5、および第1対物レンズ6は、重ね合わせマーク20
に照明光を照射するための測定用照明光学系を構成して
いる。
【0014】測定用照明光ALに対する重ね合わせマー
ク20からの反射光は、第1対物レンズ6を介してビー
ムスプリッタ5に入射する。ビームスプリッタ5で図中
上方に透過する光は、第2対物レンズ7により1次結像
面に重ね合わせマークの像を形成する。この像の光束
は、ダイクロイックミラー14を透過し、第1結像リレ
ーレンズ系12および第2結像リレーレンズ系13を介
してCCD8に入射する。第1結像リレーレンズ系12
および第2結像リレーレンズ系13の平行光路中には、
結像開口絞り11が配置されている。CCD8からの出
力信号は画像処理回路9に入力され、重ね合わせマーク
20の位置ずれ検出演算が行われる。
【0015】このように、第1対物レンズ6、ビームス
プリッタ5、第2対物レンズ7、第1結像リレーレンズ
系12、ダイクロイックミラー14および第2結像リレ
ーレンズ系13、および結像開口絞り11は、照明光に
対する重ね合わせマークからの反射光に基づいてマーク
像を形成するための測定用結像光学系を構成している。
【0016】図1に示す光学的位置ずれ検出装置は、波
長450nm〜550nmの広帯域のAF用照明光AF
Lを供給する光源40を備えている。光源40から射出
された照明光は、照明開口絞り41で制限された後、コ
ンデンサレンズ42に入射する。コンデンサレンズ42
を通過した照明光AFLは、いったん集光された後、照
明視野絞り43を介してAF照明リレーレンズ44に入
射する。照明リレーレンズ44には、図1(c)に示す
ような断面形状S2を有する照明光束が入射する。AF
照明リレーレンズ44により平行光となった照明光AF
Lは、ダイクロイックミラー45およびビームスプリッ
タ5で反射され、第1対物レンズ6で集光され、ウエハ
21上に形成された重ね合わせマーク20を照明する。
【0017】このように、光源40、照明開口絞り4
1、コンデンサレンズ42、照明視野絞り43、照明リ
レーレンズ44、ダイクロイックミラー45、ビームス
プリッタ5および第1対物レンズ6は、重ね合わせマー
ク20にAF用照明光AFLを照射するためのAF用照
明光学系を構成している。
【0018】AF用照明光AFLに対する重ね合わせマ
ーク20からの反射光は、第1対物レンズ6を介してビ
ームスプリッタ5に入射する。ビームスプリッタ5で図
中上方に透過する光は、第2対物レンズ7により1次結
像面に重ね合わせマーク20の像を形成する。この像は
ダイクロイックミラー14で側方に反射され、AF第1
結像リレーレンズ系30から瞳分割ミラー31に入射す
る。瞳分割ミラー31は入射する重ね合わせマーク20
の像を一対の像に分割する。図1では一対の像の光束L
2l、L2rで示している。分割されたマーク像の光束
L2l、L2rはAF第2結像リレーレンズ系32およ
びシリンドリカルレンズ33を介してAF用CCD34
に入射する。シリンドリカルレンズ33は、図1(d)
からも分かるように、非計測方向(X軸方向)に屈折力
を有し、計測方向(Y軸方向)に屈折力を持たないよう
に配設される。AF用CCD34には、一対のマーク像
が所定の間隔をあけて像を結ぶ。
【0019】このとき、図2(a)〜(c)に示すよう
に、前ピン状態、合焦状態、後ピン状態に応じて一対の
マーク像の間隔Lが変わる。AF信号処理回路35は、
AF用CCD34からの出力信号に基づいて間隔Lを算
出する。そして、あらかじめ記憶されている合焦状態に
おける間隔Lrと算出された間隔Lとの比較を行い、両
者の差を焦点位置情報としてステージ制御部36へ入力
する。ステージ制御部36は、入力された焦点位置情報
に基づいてZ軸ステージ22のZ軸方向の位置を移動
し、これにより、重ね合わせマーク20の像をCCD3
4に図2(b)に示す合焦状態で結像させる。
【0020】このような2光束によるAF検出方式の利
点は、スリットS1の非計測方向の長さを長く設定する
ことにより、スリットS2内の反射ムラを平均化する効
果と、瞳分割によるスリットS2内の測定マーク以外の
像の影響低減効果とが得られる。
【0021】このように、第1対物レンズ6、ビームス
プリッタ5、第2対物レンズ7、ダイクロイックミラー
14、AF第1結像リレーレンズ系30、瞳分割ミラー
31、AF第2結像リレーレンズ系32およびシリンド
リカルレンズ33は、AF用照明光に対する重ね合わせ
マーク20からの反射光に基づいて焦点調節状態を検出
するためのAF用結像光学系を構成している。
【0022】図3(a)〜(c)は、上下の重ね合わせ
マーク20L、20Uの一例を示す図である。(a),
(b)は上地重ね合わせマーク20Uと下地重ね合わせ
マーク20Lとの位置ずれは、両者の中心線CLUとC
LLとのズレ量Rで示される。なお、下地表面に所定厚
さの透明膜が形成されている場合もある。AF結像光学
系を重ね合わせマーク20U,20Lのいずれに合焦さ
せるかは、重ね合わせマークの形状や厚みなどに応じて
適宜決定される。
【0023】図4に示すように、たとえば第1〜第5シ
ョットSR1〜SR5の重ね合わせマークについてそれ
ぞれ重ね合わせズレ量Rを検出する。ここで、図4
(b)は(a)に対してウエハを180度回転させた状
態であり、この実施の形態では、図4(a)と図4
(b)の2つの方向、すなわち0度方向と180度方向
について、第1〜第5ショットSR1〜SR5の位置ず
れを検出する。そして、次式(1)により、測定誤差T
ISを算出する。 TIS=(R0+R180)/2 (1) R0は図4(a)に示す0度方向での位置ずれ量 R180は図4(b)に示す1800度方向での位置ずれ
【0024】以上のように構成した位置ずれ検出装置で
は、AF用照明光を波長450〜550nmの広帯域の
光とした。従来技術の欄で述べたように、AF用照明光
を単波長にすると、レジストの膜厚ムラによる干渉条件
の相違からAF精度が変動する。そこで、AF用照明光
を広帯域波長の光とし、レジストの膜厚ムラによる干渉
条件の差異を広帯域の波長光により分散させ、これによ
りAF精度の変動を抑制する。
【0025】また、測定用照明光の波長を波長600〜
900nmの広帯域の光とした。たとえば、重ね合わせ
マーク(検査対象マーク)の段差が測定照明光の最短波
長側の波長と等しい600nmとすると、単波長600
nmではその段差は検出できない。しかし、波長600
nm〜900nmの間で単波長としても画像処理に十分
なコントラストが得られる。このような原理を用いて、
測定用照明光の最長波長を最短波長の1.5倍に設定
し、重ね合わせマークの段差が種々の値であってもコン
トラストが適当に大きくなるようにした。
【0026】換言すると、この実施の形態の位置ずれ検
出装置では測定用とAF用の2つの照明光に広帯域波長
の光をそれぞれ用いている。
【0027】なお、AF用照明光の最長波長は最短波長
の1.2倍である。測定用照明光の波長は600〜90
0nmに限定されず、AF用照明光は450〜550n
mの波長に限定されない。測定用照明光およびAF用照
明光の最短波長と最長波長の比を1.2〜1.7とする
のが好ましい。また、AF用照明光の波長域を測定用照
明光の波長域よりも小さくした。
【0028】上述したように、測定用照明光を波長60
0〜900nm、AF用照明光を波長450〜550n
mの光としたので、測定用光学系とAF用光学系が共通
に使用する光学系、すなわち、対物レンズ6およびリレ
ーレンズ7で発生する収差が2つの光学系間で異なる。
そこで、AF用光学系のうち、AF第1結像リレーレン
ズ系30、AF第2結像リレーレンズ系32およびシリ
ンドリカルレンズ33により、波長の差によって発生す
る収差による影響を光学的に除去する。なお、AF用C
CD34からの信号により信号処理回路35が焦点調節
情報を演算する際に、この収差による影響を補正演算に
より除去するようにしてもよい。
【0029】また以上のように構成した位置ずれ検出装
置では、図1に示すように、測定用照明光学系とAF用
照明光学系とを分離した。そして、それぞれの開口絞り
10とAF用照明光学系の開口絞り41を異なる大きさ
の開口とした。すなわち、測定用照明NAとAF用照明
NAを異なる値とした。このような構成を採用すること
により作用効果について説明する。
【0030】測定用照明光学系の開口絞り10の径は、
測定光学系に所望の解像度から要求される最適条件によ
って決定される。一方、AF感度は、上述した一対の光
束L2l,L2rの間隔の変化率(次式(2)参照)と
等価であり、AF用照明光学系の開口絞り41の径(照
明NA)を大きくすれば大きくなる。 AF感度=ΔL/ΔZ (2) ただし、ΔLは一対の光束L2l、L2rの間隔の変化
量 ΔZはZステージの単位移動量
【0031】図1の実施の形態では、AF用視野絞り4
3の領域内に存在する重ね合わせマーク周辺のパターン
による測定誤差を低減するため、AF用開口絞り41の
径を大きくする。この実施の形態では、AF用照明光学
系が測定用照明光学系とは独立しているため、照明NA
をAF(自動焦点調節)の感度が所望の値になるように
大きくしても、測定精度に影響を与えることはない。な
お、本実施の形態では、AF用照明NAは測定用照明N
Aよりも大きい。
【0032】なお以上では、半導体素子製造プロセスに
おける重ね合わせマークの位置ずれ検出装置を一例とし
て説明した。しかしながら、本発明はその他の種々の位
置ずれ検出装置に適用できる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果が得られ
る。 (1)測定用照明光学系とAF用照明光学系とを分離し
たので、測定用照明光学系は測定精度によって決定され
る照明NAに設定し、AF用照明光学系はAF感度が高
くなるように照明NAを大きくすることができる。すな
わち、両者の照明NAを最適条件に設定することができ
る。 (2)AF用照明光を広帯域波長の光としたので、測定
対象の状況、たとえばレジスト膜の厚さに拘わらずAF
感度が変動することがない。 (3)測定用照明光を広帯域波長の光としたので、種々
の高さの段差を適度なコントラストで撮像することがで
きる。 (4)AF用照明光と測定用照明光の波長帯域が相違す
るので、両光学系で共通に使用する光学系内において波
長の差に起因して異なった収差が発生する。しかし、A
F用結像光学系のうち、測定用結像光学系と共通しない
光学系により、収差の差によるAF感度の影響を除去す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学的位置ずれ検出装置の実施の
形態を示す概略図
【図2】瞳分割による2光束AFを説明する図
【図3】ウエハ重ね合わせマークを説明する図
【図4】ウエハ上におけるウエハ重ね合わせマークの配
置例を模式的に示す図
【符号の説明】
1,40:光源 2:コンデン
サレンズ 4,12,13:リレーレンズ 6:対
物レンズ 8:測定用CCD 9,35:信号処理系 10:照明系開口絞り 11:結像系開口絞
り 20:重ね合わせマーク 21:ウエハ 22:Zステージ 30,32:結像リレーレ
ンズ 33:シリンドリカルレンズ 34:AF用CCD 36:ステージ制御系 41:AF開口絞り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA20 BB27 CC19 DD04 DD09 EE08 FF04 FF42 GG13 GG23 GG24 HH13 JJ03 JJ09 JJ26 LL04 LL08 LL20 LL28 LL30 LL46 PP12 QQ28 2H051 AA10 BA72 CB06 CB11 CB14 CC03 CC13 5F046 FA03 FA06 FA10 FA20 FB08 FC03 FC04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の波長帯域の測定用照明光を出射する
    測定用照明光源と、 前記測定用照明光源からの測定用照明光を検査対象マー
    クに照射する測定用照明光学系と、 照明された前記検査対象マークからの反射光を測定用光
    電変換素子上に結像させる測定用結像光学系と、 前記測定用光電変換素子からの検出信号に基づいて、前
    記検査対象マークの位置ずれを検出する位置ずれ検出装
    置と、 第1の波長帯域とは異なる第2の波長帯域のAF用照明
    光を出射するAF用照明光源と、 前記AF用照明光源からのAF用照明光を前記検査対象
    マークに照射するAF用照明光学系と、照明された前記
    検査対象マークからの反射光をAF用光電変換素子上に
    結像させるAF用結像光学系と、前記AF用光電変換素
    子からの検出信号に基づいて、前記AF結像光学系の前
    記検査対象マークに対する焦点調節状態を検出する焦点
    調節状態検出装置とを備えることを特徴とする光学的位
    置ずれ検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1の光学的位置ずれ検出装置におい
    て、 前記測定用結像光学系と前記AF用結像光学系とは共通
    に使用する光学系を有し、 少なくとも前記測定用およびAF用照明光の波長の相違
    により両光学系の共通の光学系で発生する収差の差を、
    前記AF用結像光学系のうち、前記測定用結像光学系と
    共通でない光学系で補償することを特徴とする光学的位
    置ずれ検出装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2の光学的位置ずれ検出装
    置において、 前記測定用照明光学系の照明NAと前記AF用照明光学
    系の照明NAを異なる値としたことを特徴とする光学的
    位置ずれ検出装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかの光学的位置ずれ
    検出装置において、 前記測定用照明光の波長帯域を前記AF用照明光の波長
    帯域よりも長波長側に設定したことを特徴とする光学的
    位置ずれ検出装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかの光学的位置ずれ
    検出装置において、 前記測定用照明光および前記AF用照明光の最短波長と
    最長波長の比を1.2〜1.7としたことを特徴とする
    光学的位置ずれ検出装置。
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