JP2002189205A - 調光装置及びその駆動方法、並びに撮像装置 - Google Patents
調光装置及びその駆動方法、並びに撮像装置Info
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Abstract
に、たとえセルギャップが製造条件によって変動して
も、液晶の配向変化又はその緩和を常にスムーズに立ち
上がらせて光透過率の応答時間を短縮し、調光装置及び
撮像装置の性能、画質、信頼性の向上を図ること。 【解決手段】 液晶素子12と;この液晶素子12のセ
ルギャップを検出するCCD撮像素子55c等の検出手
段と;液晶素子12から射出する光の透過率を現光透過
率から目標光透過率へ変化させる際に、少なくとも前記
目標光透過率に対応する駆動パルスを与える前に、最小
光透過率又は最大光透過率に対応する制御用駆動パルス
をセルギャップ判定回路65によるセルギャップに応じ
た制御に基づいて予め挿入する、パルス制御部62(更
には64)と;を具備する調光装置。また、この調光装
置を前記制御用駆動パルスを用いて駆動する駆動方法、
並びに、この調光装置が撮像系の光路中に配される撮像
装置。
Description
節して出射するための調光装置及びその駆動方法、並び
にこの調光装置を用いた撮像装置に関するものである。
偏光板が使用される。この液晶セルには、例えばTN
(Twisted Nematic)型液晶セルやゲスト−ホスト(GH
(GuestHost))型液晶セルが用いられる。
す概略図である。この調光装置は、主に偏光板1とGH
セル2とで構成される。GHセル2は、図示省略した
が、2枚のガラス基板の間に封入され、また動作電極や
液晶配向膜を有している(以下、同様)。GHセル2に
は、液晶分子3と二色性染料分子4とが封入されてい
る。
有し、例えば分子長軸方向の光を吸収するポジ型(p
型)色素分子である。また、液晶分子3は、例えば誘電
率異方性が正のポジ型(正型)である。
(電圧無印加)時のGHセル2の状態を示す。入射光5
は、偏光板1を透過することにより直線偏光される。図
17(a)では、この偏光方向と二色性染料分子4の分
子長軸方向とが一致するので、光は、二色性染料分子4
に吸収され、GHセル2の光透過率が低下する。
セル2に電圧印加を行なうと、液晶分子3が電界方向に
向くに伴なって二色性染料分子4の分子長軸方向は、直
線偏光の偏光方向と直角になる。このため、入射光5は
GHセル2によりほとんど吸収されずに透過する。
18に示すように、動作電圧の印加に伴って、可視光の
平均光透過率(空気中。液晶セルに加えて偏光板を足し
たときの光透過率を参照(=100%)とした:以下、
同様)が増加するが、電圧を10Vにまで上昇させたと
きの最大光透過率は60%程度であり、しかも光透過率
の変化が緩やかである。
(n型)の二色性染料分子を用いる場合は、上記ポジ型
の二色性染料分子4の場合と逆になり、電圧無印加時に
は光が吸収されず、電圧印加時に光が吸収される。
と電圧無印加時との吸光度の比、即ち、光学濃度の比が
約10である。これは、偏光板1を使用せずにGHセル
2のみで構成される調光装置に比べて約2倍の光学濃度
比を有する。
動において、光透過率を変化させる際に、ステップ状に
駆動パルスを変化させるが、用いる液晶セルの構造や液
晶材料によっては、透明時(最大光透過率)から遮光時
(最小光透過率)への大きなステップ応答、又は遮光時
から透明時への大きなステップ応答時に比べて、中間調
で光透過率をわずかに変化させる場合の応答時間が著し
く長くなることがあり、問題となっていた。
GHセルを構成する2枚のガラス基板等の対向基板間の
距離(本明細書において、セルギャップと称する。)に
左右され、セルギャップが大きい程(液晶層の厚みが厚
い程)、透明時と遮光時との光透過率の差が大きくな
り、光学濃度比は大きくとれるが、透明時の光透過率が
低下してしまう。また、セルギャップが変わると、GH
セルによる調光装置としての過渡応答速度も変化し、ギ
ャップが大きくなると、有効光路長に存在する液晶分子
が多くなる分、応答速度は確実に遅くなる傾向をもつ。
子を中間調で駆動する場合に、たとえセルギャップが製
造条件によって変動しても、液晶の配向変化又はその緩
和を常にスムーズに立ち上がらせて光透過率の応答時間
(過渡応答速度)を大幅かつ適切に短縮し、調光装置及
び撮像装置の性能、画質、信頼性の向上を図ることにあ
る。
子と;この液晶素子のセルギャップを検出するための検
出手段と;前記液晶素子から射出する光の透過率を現光
透過率から目標光透過率へ変化させる際に、少なくとも
前記目標光透過率に対応する駆動パルスを与える前に、
最小光透過率又は最大光透過率に対応する制御用駆動パ
ルスを前記セルギャップに応じて予め挿入する、パルス
制御部と;を具備する調光装置に係り、またこの調光装
置を前記制御用駆動パルスを用いて駆動する駆動方法、
並びに、この調光装置が撮像系の光路中に配される撮像
装置に係るものである
光透過率から目標光透過率へ中間調でわずかに変化させ
る際に、目標光透過率に対応する駆動パルスを与える前
に、完全遮光時(最小光透過率)又は完全透明時(最大
光透過率)に対応する制御用駆動パルスを予め適度に挿
入し、しかもこの制御用駆動パルスを応答速度を左右す
る実際のセルギャップ値に応じて挿入するため、単に目
標光透過率に対応する駆動パルスをステップ状に与えて
駆動する場合に比べて、液晶の配向変化又はその緩和が
スムーズに立ち上がるようになり、目標光透過率に達す
るまでの応答時間を大幅にしかも適切に短縮できる。
願2000−311501号において、液晶素子の光透
過率を現透過率から目標透過率へ中間調でわずかに変化
させる際に、目標透過率に対応する駆動パルスを与える
前に、完全遮光時(最小透過率)もしくは完全透明時
(最大透過率)に対応する制御用駆動パルスを予め適度
に挿入することにより、単に目標透過率に対応する駆動
パルスをステップ状に与えて駆動する場合に比べて、液
晶の配向変化(もしくはその緩和)がスムーズに立ち上
がるようになり、目標透過率に達するまでの応答時間を
大幅に短縮できることを明らかにした(以下、これを先
願発明と称する)。
を鋭意進めた結果、液晶調光素子の過渡応答速度は、使
用する液晶セルを構成する2枚のガラス基板間の距離
(セルギャップ)に大きく左右され、中間調で高速応答
させる目的で、先願発明による制御用駆動パルスを挿入
した2段階変調駆動を行なう場合にも、制御用駆動パル
スの挿入時間の最適値は、セルギャップによって異なる
ことが判明した。
セルギャップを自動認識する機構を備えることにより、
そのセルギャップに応じた最適制御パルスを加えてやれ
ば、個々の液晶素子の特徴に合った形で、より高速に液
晶光学素子を駆動できることを見い出し、本発明に到達
したのである。
時の光透過率とセルギャップとの相関関係(液晶セルの
構成材料でほぼ一義的に定まる。)を予めインプットし
ておけば、製造工程のバラツキに起因して仕上がりのセ
ルギャップにバラツキが生じても、実装した現物のセル
の光透過率から、より正確なセルギャップを把握するこ
とができる。
から目標透過率へ中間調でわずかに変化させる際には、
目標透過率に対応する駆動パルスを与える前に、完全遮
光時(最小透過率)もしくは完全透明時(最大透過率)
に対応する制御用駆動パルスを、このセルギャップに応
じたパルス数だけ予め適度に挿入することにより、個々
の液晶セルの特徴に合わせて最適な形で、液晶の配向変
化(もしくはその緩和)が一層スムーズに立ち上がるよ
うになり、目標透過率に達するまでの過渡応答時間を大
幅に短縮できるようになる。
の透明時及び/又は遮光時の光透過率を予め検出し、こ
の検出値から前記セルギャップを判定するのがよい。
た少なくともパルス電圧及び/又はパルス数を有し、そ
してこのパルス電圧が、前記最小光透過率又は最大光透
過率を生じるパルス電圧と同等、或いはこのパルス電圧
と前記目標光透過率を生じるパルス電圧との間の値であ
るのがよい。
た少なくともパルス幅及び/又はパルス数を有し、そし
てこのパルス幅が、前記最小光透過率又は最大光透過率
を生じるパルス幅と同等、或いはこのパルス幅と前記目
標光透過率を生じるパルス幅との間の値であるのがよ
い。
圧又はパルス幅のみならず、パルス密度、更にはこれら
の併用によっても制御可能である。
ト材料とし、二色性染料をゲスト材料とするゲスト−ホ
スト型液晶素子であるのがよい。
出した特願平11−322186号に係る先願発明に依
拠したものである。この先願発明によれば、液晶素子
と、この液晶素子に入射する光の光路中に配される偏光
板とで調光装置を構成し、更に、ネガ型液晶をホスト材
料とするゲスト−ホスト型液晶を用いることにより、電
圧無印加時と電圧印加時の吸光度の比(即ち光学濃度の
比)が向上し、調光装置のコントラスト比が大きくな
り、明るい場所から暗い場所までにおいて、調光動作を
正常に行なうことを可能とする。
(GHセル)2において、ホスト材料3として誘電率異
方性(Δε)が正のポジ型の液晶を用い、ゲスト材料4
には二色性を有する光吸収異方性(ΔA)が正のポジ型
染料4を用い、偏光板1をGHセル2の入射側に配し、
矩形波を駆動波形として動作電圧印加時の光透過率の変
化を計測すると、図18に示すように、動作電圧の印加
に伴って、可視光の平均光透過率(空気中。液晶セルに
加えて偏光板を足したときの透過率を参照(=100
%)とした:以下、同様)が増加するが、電圧を10V
にまで上昇させたときの最大光透過率は60%程度であ
り、しかも光透過率の変化が緩やかである。
合、電圧無印加時に液晶セルの液晶配向膜との界面での
液晶分子の相互作用(interaction)が強いため、電圧
を印加してもダイレクタの向きが変化しない(或いは、
変化し難い)液晶分子が残ってしまうからであると考え
られる。
うに、ゲスト−ホスト型液晶セル(GHセル)12にお
いて、ホスト材料13として、誘電率異方性(Δε)が
負のネガ型の液晶であるMerck社製のMLC−66
08を一例として用い、ゲスト材料4には二色性を有す
るポジ型染料であるBDH社製のD5を一例として用い
ることにより、偏光板11をGHセル12の入射側に配
し、矩形波を駆動波形として動作電圧印加時の光透過率
の変化を計測したところ、図10に示すように、動作電
圧の印加に伴って、可視光の平均光透過率(空気中)が
最大光透過率約75%から数%にまで減少し、しかも光
透過率の変化が比較的急峻となる。
合、電圧無印加時に液晶セルの液晶配向膜との界面での
液晶分子の相互作用(interaction)が非常に弱いた
め、電圧無印加時に光が透過し易く、また電圧印加と共
に液晶分子のダイレクタの向きが変化し易くなるからで
あると考えられる。
のホスト材料を用いてGHセルを構成すれば、光透過率
(特に透明時)が向上し、GHセルを撮像光学系中にそ
のまま位置固定して使用できるコンパクトな調光装置が
実現可能となる。この場合、液晶素子への入射光の光路
中に偏光板を配することにより、電圧無印加時と電圧印
加時の吸光度の比(即ち光学濃度の比)が一層向上し、
調光装置のコントラスト比が更に大きくなり、明るい場
所から暗い場所までにおいて、調光動作をより正常に行
なうことができる。
ネガ型液晶の誘電率異方性は負であるのがよいが、ゲス
ト材料は、ポジ型又はネガ型の二色性染料分子からなっ
ていてよい。また、ホスト材料はネガ型であるのがよい
が、ポジ型でも差支えはない。
ホスト材料、ポジ型(又はネガ型)のゲスト材料は公知
の材料から選択して用いることができる。但し、実際の
使用の場合は、実使用温度範囲でネマチック性を示すよ
うに選択し、ブレンドした組成物を用いてよい。
3は、例えば図11に示すように、ズームレンズのよう
に複数のレンズで構成されるレンズ前群15とレンズ後
群16との間に配置される。レンズ前群15を透過した
光は、偏光板11を介して直線偏光された後、GHセル
12に入射する。GHセル12を透過した光は、レンズ
後群16で集光され、撮像面17に映像として映し出さ
れる。
は、本出願人による上述した先願発明と同様に、GHセ
ル12に入射する光の有効光路に対して出し入れ可能で
ある。具体的には、偏光板11を仮想線で示す位置に移
動させることにより、光の有効光路の外へ出すことがで
きる。この偏光板11を出し入れする手段として、図1
2に示すような機械式アイリスが用いられてもよい。
チルカメラやビデオカメラ等に用いられる機械式絞り装
置であり、主として2枚のアイリス羽根18、19と、
アイリス羽根18に貼付された偏光板11とからなる。
アイリス羽根18、19は、上下方向に移動させること
ができる。矢印21で示される方向に、図示せぬ駆動モ
ーターを用いてアイリス羽根18、19を相対的に移動
させる。
ス羽根18、19は部分的に重ねられ、この重なりが大
きくなると、アイリス羽根18、19の中央付近に位置
する有効光路20上の開口部22が、偏光板11により
覆われる。
リスの部分拡大図である。アイリス羽根18が下方に移
動すると同時に、アイリス羽根19が上方に移動する。
これに伴って、図13(a)に示すように、アイリス羽
根18に貼付された偏光板11も有効光路20の外へと
移動する。逆に、アイリス羽根18を上方に、またアイ
リス羽根19を下方に移動させることにより、互いのア
イリス羽根18、19が重なる。これに従って、図13
(b)に示すように、偏光板11は有効光路20上に移
動し、開口部22を次第に覆う。アイリス羽根18、1
9の互いの重なりが大きくなると、図13(c)に示す
ように、偏光板11は開口部20を全て覆う。
置23の調光動作について説明する。
13(a)で示したように、上下方向に開いていたアイ
リス羽根18、19は、図示せぬモーターにより駆動さ
れ、重なり始める。これによって、アイリス羽根18に
貼付されている偏光板11は、有効光路20上に入り始
め、開口部22の一部を覆う(図13(b))。
態にある(なお、熱的揺らぎ、又は表面反射等のため、
GHセル12による若干の吸収はある。)。このため、
偏光板11を通過した光と開口部22を通過した光は、
ほぼ強度分布が同等となる。
を覆った状態になる(図13(c))。さらに、被写体
の明るさが増す場合は、GHセル12への電圧を上昇
し、GHセル12で光を吸収することにより調光を行な
う。
まず、GHセル12への電圧を減少又は無印加とするこ
とにより、GHセル12による光の吸収効果を無くす
る。さらに被写体が暗くなった場合は、図示せぬモータ
ーを駆動することにより、アイリス羽根18を下方へ、
またアイリス羽根19を上方へ移動させる。こうして、
偏光板11を有効光路20の外へ移動させる(図13
(a))。
光板11(透過率例えば40%〜50%)を光の有効光
路20から外に出すことができるので、偏光板11に光
が吸収されない。従って、調光装置の最大透過率を例え
ば2倍以上に高めることができる。具体的には、この調
光装置を、従来の固定されて設置される偏光板及びGH
セルからなる調光装置と比較すると、最大透過率は例え
ば約2倍になる。なお、最低透過率は両者で等しい。
れている機械式アイリスを用いて、偏光板11の出し入
れが行なわれるので、調光装置は容易に実現可能とな
る。また、GHセル12を用いるので、偏光板11によ
る調光に加えて、GHセル12自体が光を吸収すること
により、調光を行なうことができる。
のコントラスト比を高めると共に、光量分布をほぼ均一
に保つことができるものとなる。
に説明する。
装置の一例を説明する。
Hセル12と偏光板11とからなる。そして、GHセル
12は、透明電極と配向膜をそれぞれ形成した2枚のガ
ラス基板(いずれも図示せず)の間に、ネガ型の液晶分
子(ホスト材料)とポジ型又はネガ型の二色性染料分子
(ゲスト材料)との混合物が封入されている。
ネガ型液晶であるMerck社製のMLC−6608を
一例として用い、また二色性染料分子4には、光の吸収
に異方性を有し、例えば分子長軸方向の光を吸収するポ
ジ型染料であるBDH社製のD5を一例として用いた。
偏光板11の光吸収軸は、GHセル12に電圧を印加し
た時の光吸収軸と直交させた。
は、例えば図11に示したように、ズームレンズのよう
に複数のレンズで構成されるレンズ前群15とレンズ後
群16との間に配置された。レンズ前群15を透過した
光は、偏光板11を介して直線偏光された後、GHセル
12に入射する。GHセル12を透過した光は、レンズ
後群16で集光され、撮像面17に映像として映し出さ
れる。
板11は、本出願人による上述した先願発明と同様に、
GHセル12に入射する光の有効光路に対して出し入れ
可能である。具体的には、偏光板11を仮想線で示す位
置に移動させることにより、光の有効光路の外へ出すこ
とができる。この偏光板11を出し入れする手段とし
て、図12に示した機械式アイリスが用いられてもよ
い。
して入力し、動作電圧印加時の光透過率の変化を計測し
たところ(図9)、図10に示すように、動作電圧の印
加に伴って、可視光の平均光透過率(空気中)が最大光
透過率約75%から数%にまで減少した。用いる液晶セ
ル構造や構成材料によっても異なるが、GHセル12
は、±5V(1kHz)以上のパルス電圧印加で、ほぼ
最小光透過率に達した。
に、透明状態から完全遮光状態へ、又は完全遮光状態か
ら透明状態へと変化させた場合、光透過率は、ある程度
高速に応答するが、中間調で光透過率をわずかに変化さ
せようとした場合は、数倍の応答時間を要する場合があ
った。
温下でセルギャップ4.12μmのGHセルに対して、
0V→±5Vの駆動パルス電圧変化を与えると、光透過
率が23.4msで応答した場合に、図1(b)のよう
に、±2V→±3Vで中間調の駆動を行うと、応答時間
が87.4ms程度まで悪化した。
ギャップの影響を大きく受け、セルギャップが大きくな
る程、有効光路長に存在する液晶分子が増えるため、液
晶セルとしての過渡応答に要する時間は増加する。逆
に、セルギャップが小さくなるほど、応答時間は短くな
る。
述と同一構成材料の液晶光学素子であれば、0→±5V
の駆動パルス電圧変化に対して、光透過率の応答時間は
7.8msまで速くなり、±2→±3Vで中間調の駆動
をしても、応答時間は20.0ms程度まで速くなる。
現しようとする場合、セルギャップのバラツキに振られ
た応答速度の変化、特にセルギャップが大きい場合の応
答速度の低下は、自動露出調整等に支障を来してしまう
ことになる。
討を重ねたところ、予め透明時ないし遮光時の光透過率
の値から、実装した液晶光学素子のセルギャップを正確
に把握しておき、中間調で駆動する場合には、最初に完
全遮光状態(最小透過率)に対応する制御駆動波形を、
目標透過率を与える駆動波形の前に、液晶素子のセルギ
ャップに応じて適当な何パルス分かを挿入すれば、応答
時間を大幅に短縮できることが判明した。
ャップ4.12μmの液晶光学素子に対して、±2→±
3Vで駆動する場合に、最初に完全遮光状態(最小透過
率)に対応する±5Vの矩形波を12ms分だけ、±3
Vの駆動波形の前に挿入したところ、光透過率の応答時
間は、87.4msから11.0msへと、大幅に短縮
することができた。
光学素子に対して、±3→±2Vで駆動する場合には、
最初に完全透明状態(最大透過率)に対応する0Vの制
御駆動波形を18ms分だけ、±2Vの駆動波形の前に
挿入したところ、図2(c)のように、光透過率の応答
時間は、51.4msから18.8msに短縮すること
ができた。
パルスの時間幅や電圧は、制御し易いように、ある程度
自由に選択できる。しかしながら、液晶素子のセルギャ
ップに応じて中間挿入する制御パルスの時間幅には、最
適値が存在し、光透過率の過渡応答が目標値をオーバー
シュートするような設定(図3(c))は好ましくな
い。
述の液晶光学素子であれば、±2→±3Vで駆動する場
合には、最初に完全遮光状態(最小透過率)に対応する
±5Vの矩形波を3ms分だけ、±3Vの駆動波形の前
に挿入したところ、光透過率の応答時間は、20.0m
sから3.0msへと、更に大幅に短縮することができ
た。
晶光学素子で±3→±2Vで駆動する場合には、最初に
完全透明状態(最大透過率)に対応する0Vの駆動波形
を10ms分だけ、±2Vの駆動波形の前に挿入したと
ころ、光透過率の応答時間は、20.0msから7.0
msに短縮することができた。
の中間調で液晶素子を駆動する場合の過渡応答速度の改
善について、様々なセルギャップの液晶光学素子で検討
した結果得られた、中間挿入制御パルスの最適時間幅を
示す。
でセルギャップがバラついても、予め透明時ないし遮光
時の光透過率を検出し、これから、実装した液晶光学素
子のセルギャップを正確に認識しておき(図4)、これ
に応じた最適時間幅で制御駆動パルスを中間挿入するこ
とにより(図5)、図6及び図7に示すように、個々の
液晶セルに合った最適な形で、中間調駆動の過渡応答速
度を大幅に改善できることが可能となった。
ルス電圧変調(PHM)からパルス幅変調(PWM)に
変えたものである。
μsとして、この基本周期内でパルス幅を制御すること
により、図8に示すように、パルス幅の増加に伴って、
前述のパルス電圧変調と同様に、可視光の平均光透過率
(空気中)が最大光透過率約75%から数%にまで減少
した。
ルス幅を制御して、0μs→100μs、100μs→
0μsのように、透明状態から完全遮光状態へ、又は完
全遮光状態から透明状態へと変化させた場合、光透過率
は、ある程度高速に応答するが、中間調で光透過率をわ
ずかに変化させようとした場合は、やはり数倍の応答時
間を要した。
μmのGHセルにおいて、0μs→100μsの駆動パ
ルス幅変化に対して、光透過率が約20msで応答した
場合に、20μs→40μsで中間調の駆動すると、応
答時間が約90ms程度まで悪化した。
度も、液晶素子のセルギャップの影響を大きく受け、セ
ルギャップが大きくなる程、有効光路長に存在する液晶
分子が増えるため、液晶セルとしての過渡応答に要する
時間は増加する。逆にセルギャップが小さくなるほど、
応答時間は短くなる。
一構成材料の液晶光学素子であれば、0→100μsの
駆動パルス幅変化に対して、光透過率の応答時間は約1
0msまで速くなり、20→40μsで中間調の駆動を
しても、応答時間は約20msまで速くなる。
現しようとする場合、セルギャップのバラツキに振られ
た応答速度の変化、特にセルギャップが大きい場合の応
答速度の低下は、自動露出調整等に支障を来してしまう
ことになる。
討を重ねたところ、パルス幅変調(PWM)で中間調駆
動する場合も、予め透明時ないし遮光時の光透過率の値
から、実装した液晶光学素子のセルギャップを正確に把
握しておき、中間調で駆動する場合には、最初に完全遮
光状態(最小透過率)に対応する制御駆動波形を、目標
透過率を与える駆動波形の前に、液晶素子のセルギャッ
プに応じて適当な何パルス分かを挿入すれば、応答時間
を大幅に短縮できることが判明した。
子に対して、20→40μsのパルス幅変化で駆動する
場合に、最初に完全遮光状態(最小透過率)に対応する
100μsのパルス幅の矩形波を12ms分だけ、40
μsのパルス幅の駆動波形の前に挿入したところ、光透
過率の応答時間は、約90msから約10msへと大幅
に短縮することができた。
子に対して、40→20μsのパルス幅変化で駆動する
場合には、最初に完全透明状態(最大透過率)に対応す
る0μsの制御駆動波形を18ms分だけ、20μsの
パルス幅の駆動波形の前に挿入したところ、光透過率の
応答時間は、約55msから約20msに短縮すること
ができた。
動パルスの時間幅や電圧は、制御し易いように、ある程
度自由に選択できる。しかしながら、液晶素子のセルギ
ャップに応じて中間挿入する制御パルスの時間幅には、
最適値が存在し、光透過率の過渡応答が目標値をオーバ
ーシュートするような設定は、やはり好ましくない。
晶光学素子であれば、20→40μsのパルス幅変化で
駆動する場合には、最初に完全遮光状態(最小透過率)
に対応する100μsのパルス幅の矩形波を3ms分だ
け、40μsのパルス幅の駆動波形の前に挿入したとこ
ろ、光透過率の応答時間は、約20msから約3msへ
と短縮することができた。
素子で、40→20μsのパルス幅変化で駆動する場合
には、最初に完全透明状態(最大透過率)に対応する0
μsの制御駆動波形を10ms分だけ、20μsのパル
ス幅の駆動波形の前に挿入したところ、光透過率の応答
時間は、約20msから約7msに短縮することがで
た。
いて駆動しているため、実施例1のパルス電圧変調に比
べて、しきい値電圧が低く、全体的に特性が低電圧側に
シフトするため、低電圧での制御が可能であり、消費電
力の低減も図れる。また、光透過率の変化は比較的緩や
かとなるため、電圧により透過率を制御しやすく、階調
性が向上した。
arge coupled device)カメラに組み込んだ例を示すも
のである。
線で示す光軸に沿って、前記のレンズ前群15に相当す
る1群レンズ51及び2群レンズ(ズーム用)52、前
記のレンズ後群16に相当する3群レンズ53及び4群
レンズ(フォーカス用)54、CCDパッケージ55が
適宜の間隔をおいてこの順に配設されており、CCDパ
ッケージ55には赤外カットフィルタ55a、光学ロー
パスフィルタ系55b、CCD撮像素子55cが収納さ
れている。
は、3群レンズ53寄りに、上述した本発明に基づくG
Hセル12と偏光板11からなる調光装置23が光量調
節(光量絞り)のために同じ光路上に取付けられてい
る。なお、フォーカス用の4群レンズ54は、リニアモ
ータ57により光路に沿って3群レンズ53とCCDパ
ッケージ55との間を移動可能に配設され、またズーム
用の2群レンズ52は、光路に沿って1群レンズ51と
調光装置23との間を移動可能に配設されている。
調光装置23による光透過率制御のシーケンスのアルゴ
リズムを示す。
群レンズ53の間に本発明に基づく調光装置23が設け
られているので、上述したように電界の印加によって光
量を調節でき、システムを小型化でき、実質的に光路の
有効範囲の大きさまで小型化できる。したがって、CC
Dカメラの小型化を達成することが可能である。また、
パターン化された電極への印加電圧の大きさによって光
量を適切に制御できるので、従来のような回折現象を防
止し、撮像素子へ十分な光量を入射させ、像のぼやけを
なくせる。
ブロック図である。これによれば、調光装置23の光出
射側に配されたCCD撮像素子55cの駆動回路部60
を有し、CCD撮像素子55cの出力信号がY/C信号
処理部61で処理され、輝度情報(Y信号)としてGH
セル駆動制御回路部62にフィードバックされ、この制
御回路部からの制御信号により、駆動回路部60の基本
クロックと同期して、上述した如くにパルス電圧又はパ
ルス幅が制御された駆動パルスがパルス発生回路部63
から得られるようになっている。制御回路部62と、パ
ルス発生回路部63とで、パルス電圧又はパルス幅の制
御のためのGH液晶駆動制御部64が構成されている。
の動作前に、実装された調光装置23の透明時及び/又
は遮蔽時の光透過率をCCD撮像素子55cで検出し、
この検出情報を輝度情報としてセルギャップ判定回路6
5へ入れる。これによって自動的に(自己)認識された
セルギャップに応じたパルス電圧、パルス数又はパルス
幅、パルス数がパルス発生回路63から生じるように、
制御回路部62により制御する。
ムにおいても、調光装置23の出射光をフォトディテク
タ(又はフォトマル)で受け、ここから出射光の輝度情
報を制御回路部62へフィードバックし、GHセル駆動
回路部(図示せず)のクロックと同期して、パルス発生
回路部からパルス電圧又はパルス幅が制御された駆動パ
ルスを得ることができる。
いて説明したが、上述の例は、本発明の技術的思想に基
づき種々に変形が可能である。
質、その駆動機構、駆動回路、制御回路の構成などは種
々に変更が可能である。また、駆動波形は矩形波、台形
波、三角波、正弦波のいずれでも駆動可能であり、両電
極間の電位差に応じて液晶分子の傾きが変化し、光透過
率が制御される。セルギャップの検出方法や、これに基
づく駆動パルス制御方法も上述したものに限定されるこ
とはない。
晶光学素子の駆動電極が少なくとも有効光透過部の全域
にわたって形成されている場合に好適であり、そのよう
に形成された駆動電極への駆動パルスの制御によって有
効光路幅全体にわたって光透過率の一括制御を高精度に
行なうことができる。
に、2層構造等のGHセルも使用可能である。偏光板1
1のGHセル12に対する位置は、レンズ前群15とレ
ンズ後群16との間としたが、この配置に限らず、撮像
レンズの設定条件から最適となる位置に配置されればよ
い。即ち、位相差フィルム等の偏光状態が変化する光学
素子を用いない限り、偏光板11は、例えば撮像面17
とレンズ後群16との間等、被写体側又は撮像素子側の
任意の位置に置くことができる。さらにまた、偏光板1
1は、レンズ前群15又はレンズ後群16に代わる単一
のレンズ(単レンズ)の前又は後に配置されてもよい。
られず、より多くの枚数を用いることにしてもよいし、
逆に1枚でもよい。また、アイリス羽根18、19は、
上下方向に移動することにより重ねられるが、他の方向
に移動してもよく、周囲から中央に向けて絞り込むこと
にしてもよい。
貼付されているが、アイリス羽根19の方に貼付されて
もよい。
偏光板11の出し入れによる調光を行なった後、GHセ
ル12による光の吸収を行なったが、逆に、先にGHセ
ル12の光吸収による調光を行なうことにしても良い。
この場合、GHセル12の透過率が所定の値まで低下し
た後に、偏光板11の出し入れによる調光を行なう。
入れする手段として、機械式アイリスを用いたが、これ
に限られない。例えば、偏光板11が貼付されたフィル
ムを駆動モーターに直接設置することにより、偏光板1
1を出し入れしてもよい。
20に対し出し入れしたが、有効光路中に位置固定する
ことも勿論可能である。
ィルター材(例えば、有機系のエレクトロクロミック
材、液晶、エレクトロルミネッセンス材等)と組み合わ
せて用いることも可能である。
Dカメラ等の撮像装置の光学絞り以外にも、各種光学
系、例えば、電子写真複写機や光通信機器等の光量調節
用としても広く適用が可能である。更に、本発明の調光
装置は、光学絞りやフィルター以外に、キャラクターや
イメージを表示する各種の画像表示素子に適用すること
ができる。
率を、現光透過率から目標光透過率へ中間調でわずかに
変化させる際に、目標光透過率に対応する駆動パルスを
与える前に、完全遮光時(最小光透過率)又は完全透明
時(最大光透過率)に対応する制御用駆動パルスを予め
適度に挿入し、しかもこの制御用駆動パルスをセルギャ
ップに応じて挿入するため、単に目標光透過率に対応す
る駆動パルスをステップ状に与えて駆動する場合に比べ
て、液晶の配向変化又はその緩和がスムーズに立ち上が
るようになり、目標光透過率に達するまでの応答時間を
大幅にしかも適切に短縮できる。
善結果の一例を示すグラフである。
示すグラフである。
ス制御の一例を示すグラフである。
過率変化を示すグラフである。
を示すグラフである。
の変化を示すグラフである。
の変化を示すグラフである。
と駆動パルスのパルス幅との関係を示すグラフ及び駆動
パルス波形図である。
概略図である。
関係を示すグラフである。
面図である。
る。
スの動作を示す概略部分拡大図である。
概略断面図である。
アルゴリズムである。
ク図である。
る。
関係を示すグラフである。
晶、4…ポジ型染料分子、5…入射光、13…ネガ型液
晶、15、16…レンズ群、17…撮像面、18、19
…アイリス羽根、20…有効光路(セル中間部又は中央
部)、22…開口部、23…調光装置、24…セル周辺
部、31A、31B…ガラス基板、32A、32B…透
明(動作)電極、33A、33B…配向膜、34…液晶
材料、35…封止(シール)材、36…球状スペーサ
ー、37…柱状スペーサー、50…CCDカメラ、51
…1群レンズ、52…2群レンズ、53…3群レンズ、
54…4群レンズ、55…CCDパッケージ、55b…
光学ローパスフィルタ、55c…CCD撮像素子、60
…CCD駆動回路部、61…Y/C信号処理部、62…
制御回路部、63…パルス発生回路部、64…パルス電
圧又はパルス幅の制御部(GH液晶駆動制御装置)、6
5…セルギャップ判定回路
Claims (21)
- 【請求項1】 液晶素子と;この液晶素子のセルギャッ
プを検出するための検出手段と;前記液晶素子から射出
する光の透過率を現光透過率から目標光透過率へ変化さ
せる際に、少なくとも前記目標光透過率に対応する駆動
パルスを与える前に、最小光透過率又は最大光透過率に
対応する制御用駆動パルスを前記セルギャップに応じて
予め挿入する、パルス制御部と;を具備する調光装置。 - 【請求項2】 前記液晶素子の透明時及び/又は遮光時
の光透過率を予め検出し、この検出値から前記セルギャ
ップを判定する、請求項1に記載した調光装置。 - 【請求項3】 前記制御用駆動パルスが、制御された少
なくともパルス電圧及び/又はパルス数を有している、
請求項1に記載した調光装置。 - 【請求項4】 前記制御用駆動パルスのパルス電圧が、
前記最小光透過率又は最大光透過率を生じるパルス電圧
と同等、或いはこのパルス電圧と前記目標光透過率を生
じるパルス電圧との間の値である、請求項3に記載した
調光装置。 - 【請求項5】 前記制御用駆動パルスが、制御された少
なくともパルス幅及び/又はパルス数を有している、請
求項1に記載した調光装置。 - 【請求項6】 前記制御用駆動パルスのパルス幅が、前
記最小光透過率又は最大光透過率を生じるパルス幅と同
等、或いはこのパルス幅と前記目標光透過率を生じるパ
ルス幅との間の値である、請求項5に記載した調光装
置。 - 【請求項7】 前記液晶素子が、ネガ型液晶をホスト材
料とし、二色性染料をゲスト材料とするゲスト−ホスト
型液晶素子である、請求項1に記載した調光装置。 - 【請求項8】 液晶素子からなる調光装置を駆動する方
法であって、前記液晶素子のセルギャップを予め検出
し、前記液晶素子から射出する光の透過率を現光透過率
から目標光透過率へ変化させる際に、少なくとも前記目
標光透過率に対応する駆動パルスを与える前に、最小光
透過率又は最大光透過率に対応する制御用駆動パルスを
前記セルギャップに応じて予め挿入する、調光装置の駆
動方法。 - 【請求項9】 前記液晶素子の透明時及び/又は遮光時
の光透過率を予め検出し、この検出値から前記セルギャ
ップを判定する、請求項8に記載した方法。 - 【請求項10】 前記制御用駆動パルスを少なくともパ
ルス電圧及び/又はパルス数によって制御する、請求項
8に記載した調光装置の駆動方法。 - 【請求項11】 前記制御用駆動パルスのパルス電圧
を、前記最小光透過率又は最大光透過率を生じるパルス
電圧と同等、或いはこのパルス電圧と前記目標光透過率
を生じるパルス電圧との間の値とする、請求項10に記
載した調光装置の駆動方法。 - 【請求項12】 前記制御用駆動パルスを少なくともパ
ルス幅及び/又はパルス数によって制御する、請求項8
に記載した調光装置の駆動方法。 - 【請求項13】 前記制御用駆動パルスのパルス幅を、
前記最小光透過率又は最大光透過率を生じるパルス幅と
同等、或いはこのパルス幅と前記目標光透過率を生じる
パルス幅との間の値とする、請求項12に記載した調光
装置の駆動方法。 - 【請求項14】 前記液晶素子として、ネガ型液晶をホ
スト材料とし、二色性染料をゲスト材料とするゲスト−
ホスト型液晶素子を用いる、請求項8に記載した調光装
置の駆動方法。 - 【請求項15】 液晶素子からなる調光装置が撮像系の
光路中に配されている撮像装置であって、前記調光装置
が、 前記液晶素子のセルギャップを検出するための検出手段
と、 前記液晶素子から射出する光の透過率を現光透過率から
目標光透過率へ変化させる際に、少なくとも前記目標光
透過率に対応する駆動パルスを与える前に、最小光透過
率又は最大光透過率に対応する制御用駆動パルスを前記
セルギャップに応じて予め挿入する、パルス制御部とを
具備する、撮像装置。 - 【請求項16】 前記液晶素子の透明時及び/又は遮光
時の光透過率を予め検出し、この検出値から前記セルギ
ャップを判定する、請求項15に記載した調光装置。 - 【請求項17】 前記制御用駆動パルスが、制御された
少なくともパルス電圧及び/又はパルス数を有してい
る、請求項15に記載した撮像装置。 - 【請求項18】 前記制御用駆動パルスのパルス電圧
が、前記最小光透過率又は最大光透過率を生じるパルス
電圧と同等、或いはこのパルス電圧と前記目標光透過率
を生じるパルス電圧との間の値である、請求項17に記
載した撮像装置。 - 【請求項19】 前記制御用駆動パルスが、制御された
少なくともパルス幅及び/又はパルス数を有している、
請求項15に記載した撮像装置。 - 【請求項20】 前記制御用駆動パルスのパルス幅が、
前記最小光透過率又は最大光透過率を生じるパルス幅と
同等、或いはこのパルス幅と前記目標光透過率を生じる
パルス幅との間の値である、請求項19に記載した撮像
装置。 - 【請求項21】 前記液晶素子が、ネガ型液晶をホスト
材料とし、二色性染料をゲスト材料とするゲスト−ホス
ト型液晶素子である、請求項15に記載した撮像装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100908655B1 (ko) * | 2002-11-27 | 2009-07-21 | 엘지디스플레이 주식회사 | 데이터 공급시간의 변조방법과 이를 이용한액정표시장치의 구동방법 및 장치 |
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JPH11201864A (ja) * | 1998-01-09 | 1999-07-30 | Seiko Epson Corp | 液晶パネルのセルギャップ測定方法 |
JPH11326894A (ja) * | 1998-05-13 | 1999-11-26 | Sony Corp | 調光装置 |
-
2000
- 2000-12-20 JP JP2000386172A patent/JP4626053B2/ja not_active Expired - Fee Related
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