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JP2002184517A - 電気機器と接続コードとの接続構造 - Google Patents

電気機器と接続コードとの接続構造

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JP2002184517A
JP2002184517A JP2000383285A JP2000383285A JP2002184517A JP 2002184517 A JP2002184517 A JP 2002184517A JP 2000383285 A JP2000383285 A JP 2000383285A JP 2000383285 A JP2000383285 A JP 2000383285A JP 2002184517 A JP2002184517 A JP 2002184517A
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cord
socket
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Hioki EE Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワンタッチでロック操作とその解除操作とが簡
単にできる電気機器と接続コードとの接続構造の提供。 【解決手段】電気機器11が備える差込口13内の被差
込側接続部15と、該被差込側接続部15との電気的な
接離を自在に形成された差込側接続部33を一端32側
に有する接続コード31とで構成されている。差込口1
3には、常に内側から閉方向に付勢されてその内側開口
縁14と当接して閉止し、かつ、その差込み時に差込側
接続部33と当接して従動する蓋板部24と、該蓋板部
24から延設された操作用板部27とからなる揺動板体
23が配設される。蓋板部24は、差込側接続部33が
被差込側接続部15に電気的に接続された際の差込側接
続部33との自動掛合を自在とし、操作用板部27は、
差込側接続部33に対する蓋板部24の掛合状態の解除
を自在にして配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワンタッチでロッ
ク操作とその解除操作とが簡単にできる電気機器と接続
コードとの接続構造に関する技術である。
【0002】
【従来の技術】電気機器と接続コードとの接続構造とし
ては、簡単に引き離すことができるロックなしのもの
と、ロック状態を解除しなければ容易には引き離すこと
ができないロック付きのものとが従来より提案されてき
ている。
【0003】図7は、従来からあるロックなしの電気機
器と接続コードとの接続構造の一例を示す説明図であ
り、そのうち(a)は接続前の状態を、(b)は接続後
の状態をそれぞれ示す。
【0004】同図によれば、電気機器1の一側パネル部
1aには、差込口2の内奥に該差込口2方向に向けて端
子ピン3が突設されており、該端子ピン3に対しては、
接続コード4の一端4a側に設けられたソケット5を差
込口2の側から単に差し込むことにより電気的に接続で
きるようになっている。
【0005】しかし、図7に示す接続構造による場合に
は、接続コード4の側に引き抜き方向の力が作用した際
にその接続状態が簡単に解除されてしまうという問題が
あった。
【0006】このため、簡単には接続状態を解除できな
いように、例えば図8に示すようにロック付きの電気機
器と接続コードとの接続構造も既に提案されている。な
お、同図における(a)は接続前の状態を、(b)は接
続後の状態をそれぞれ示す。
【0007】この場合、電気機器6の一側パネル部6a
には、その差込口7の内奥に該差込口7方向に向けて端
子ピン8が突設されているほか、差込口7の外周縁側に
一対の掛止片6b,6bが配設されている。
【0008】また、接続コード9の一端9a側に設けら
れたソケット10側には、端子ピン8にソケット10を
差し込んだ際に各掛止片6bを手動操作して掛止させる
際に必要な段差部10aが設けられており、これら相互
を掛合させることによりロックできるようになってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8に示すロ
ック付きの接続構造によれば、各掛止片6bと段差部1
0aとの掛合やその解除は、個々の掛止片6bを手動操
作して個別に行う必要があるばかりでなく、場合によっ
ては両手を使用しなければならなくなるなど、ロック操
作とその解除操作が煩雑となって作業性に劣るという問
題があった。
【0010】本発明は、従来技術の上記課題に鑑み、ワ
ンタッチでロック操作とその解除操作とが簡単にできる
電気機器と接続コードとの接続構造を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであり、電気機器の一側パネ
ル部が備える差込口の内奥に形成された被差込側接続部
と、前記差込口を介しての前記被差込側接続部との電気
的な接離を自在に形成された差込側接続部をその一端側
に有してなる接続コードとからなり、前記差込口には、
常に内側から閉方向に付勢されて前記差込口の内側開口
縁の側と当接してこれを閉止し、かつ、その差込み時に
前記差込側接続部と当接して従動することによりその進
入を許す蓋板部と、該蓋板部に対し軸支部を介すること
でシーソー状の配置関係で前記一側パネル部から表出す
るように延設された操作用板部とからなる揺動板体が配
設され、該揺動板体における前記蓋板部は、前記差込側
接続部が前記被差込側接続部に電気的に接続された際の
前記差込側接続部との自動掛合を自在とし、前記操作用
板部は、前記差込側接続部に対する前記蓋板部の掛合状
態の解除を自在にして配設したことに特徴がある。
【0012】この場合、前記被差込側接続部は、前記差
込口方向に向けて突設された端子ピンにより形成し、前
記差込側接続部は、導入開口部を介して前記端子ピンに
差し込んで電気的に接続されるソケットにより形成する
ことができる。また、前記被差込側接続部は、前記差込
口方向にその導入開口部を対面させて配設されたソケッ
トで形成し、前記差込側接続部は、前記導入開口部側か
ら差し込んで電気的に接続される端子ピンで形成するこ
ともできる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一例を示す要部
断面図であり、例えば測定器のように適宜の機能が付与
されてなる電気機器11であって、その一側パネル部1
2が備える差込口13の内奥に設けられた被差込側接続
部15と、差込口13を介しての被差込側接続部15と
の電気的な接離を自在に形成された差込側接続部33を
その一端32側に有してなる接続コード31とで構成さ
れている。
【0014】図1は、被差込側接続部15を被給電側と
し、差込側接続部33を給電側とした場合について例示
するものであり、被差込側接続部15は、差込口13方
向に向けて内奥側から突設され、かつ、プリント配線板
などからなる電気回路板17の適宜の電気回路側にその
基端部16a側が接続された端子ピン16により形成さ
れている。
【0015】また、差込側接続部33は、その先端面3
5に設けられた開口部36を介して導入される端子ピン
16と電気的に接続される接触部37を内部に備えたソ
ケット34により形成されている。
【0016】なお、被差込側接続部15を給電側とし、
差込側接続部33を被給電側とする場合には、図示は省
略してあるが図1に示す例とは逆に、被差込側接続部1
5を差込口13方向にその開口部を対面させて配設され
るソケットで形成し、差込側接続部を上記ソケットに差
し込んで電気的に接続される端子ピンで形成することも
できる。
【0017】図2は、差込口13を形成するために一側
パネル部12の側に嵌着されるパネルカバー21の一例
を示す正面図であり、その略中央部には、差込口13と
して利用される略凸形状を呈する切欠部22が設けられ
ている。
【0018】図3は、パネルカバー21の切欠部22と
対面する配置関係でパネルカバー21に取り付けられる
揺動板体23の一例を示す正面図であり、下側に位置す
る蓋板部24とその上側に位置する操作用板部27との
全体で、切欠部22と略同様に凸形状を呈して形成され
ている。
【0019】また、揺動板体23には、パネルカバー2
1に対し支軸29を介してシーソー状となった揺動を自
在に支持させるため、操作用板部27との境界側に位置
する蓋板部24の横幅方向に軸支部28が配設されてい
る。さらに、揺動板体23には、蓋板部24の下縁24
aの内側横幅方向にその閉止時に差込口13の内側開口
縁14の側と当接する薄肉部25が設けられているほ
か、該薄肉部25よりやや上方に位置する表側横幅方向
に外方に向かって突出させた突起部26が設けられてい
る。
【0020】この場合、揺動板体23は、差込口13に
おける下側開口部13aの内側に蓋板部24が当接して
これを覆い、差込口13における上側開口部13bを介
して操作用板部27が前傾できる配置関係のもとでパネ
ルカバー21の側に軸支されている。
【0021】しかも、揺動板体23は、介在させたねじ
りコイルばね30により蓋板部24がその内側から閉方
向へと常に付勢されているので、不使用時には差込口1
3における下側開口部13aの内側開口縁14の側と当
接してこれを閉止した状態におかれている。
【0022】また、揺動板体23における蓋板部24
は、差込側接続部33であるソケット34が差込口13
から差し込まれる際に当接して従動し、その進入を許す
結果、操作用板部27の側も逆方向へと容易に移動して
前傾できるように上側開口部13bから表出させた状態
のもとで配置されている。
【0023】さらに、揺動板体23における蓋板部24
は、差込側接続部33としてのソケット34が被差込側
接続部15としての端子ピン16に差し込まれて電気的
に接続された際に、ソケット34との自動掛合が自在に
形成されている。
【0024】すなわち、ソケット34は、図4に示すよ
うに少なくとも一側表面の前端側の所定位置に一条の掛
止溝38が横幅方向に刻設されており、差込終了時に蓋
板部24が水平方向に押し上げられたときにその突起部
26と掛合できる配置関係のもとで形成されている。な
お、掛止溝38は、ソケット34の両側表面に各一条ず
つ刻設しておくこともできる。また、ソケット34の全
体形状については、差込口13における下側開口部13
aからの送り込んで端子ピン16に差し込むことができ
るものであればよい。さらに、ソケット34の表面に
は、その差込み終了時にパネルカバー21の切欠縁22
aと当接する段部39を設けておくのが望ましい。
【0025】また、揺動板体23における操作用板部2
7は、ソケット34と蓋板部24との間の掛合状態の解
除を自在にして配設されている。具体的には、差込終了
時点で操作用板部24が軸支部28を介して水平方向に
押し上げられる結果、操作用板部27の側も水平となっ
て外方に突出することになる。しかも、揺動板体23
は、上記したように水平状態となった際に操作用板部2
7を押し下げて蓋板部24を引き上げることができるよ
うに、一側パネル部12と蓋板部24との間にあらかじ
め余裕空間18を設けて配設されている。
【0026】次に、上記構成からなる本発明の作用を説
明すれば、図1に示す配置関係のもとで、差込側接続部
33としてのソケット34を揺動板体23における蓋板
部24の側に押し当てる。このとき、揺動板体23は、
ねじりコイルばね30を介してその内側から閉方向へと
常に付勢されているので、差込口13における下側開口
部13aの内側開口縁14の側とその薄肉部25を介し
て当接して接しこれを閉止している。
【0027】ソケット34を蓋板部24に押し当てる
と、揺動板体23は、図5(a)に示すように軸支部2
8を中心にシーソー状に揺動して蓋板部24がソケット
34の送り方向へと従動する。
【0028】ソケット34は、その開口部36を介して
被差込側接続部15としての端子ピン16に差し込ま
れ、接触部37との間の電気的な接続状態を確保しなが
らやがて奥端側にまで到達し、図5(b)に示す配置関
係のもとでその動きを停止する。
【0029】このとき、揺動板体23は、ねじりコイル
ばね30の付勢力に抗して蓋板部24の側が内奥側に、
操作用板部27の側が逆方向側に向かってそれぞれが水
平となって移動する結果、蓋板部24の突起部26とソ
ケット34の掛止溝38とが相互に自動掛合する。この
ため、仮に接続コード31の側に引き抜き方向の力が作
用したとしても、電気機器11との間の電気的な接続状
態が解除されるおそれはなく、該電気機器11の機能に
応じた使用を安定的に行うことができる。しかも、自動
掛合時には、ねじりコイルばね30の付勢力により「カ
チッ」と掛合音が鳴るので、ソケット34が端子ピン1
6に差し込まれたことを聴覚的にも確認することができ
る。
【0030】一方、電気機器11の機能に応じた使用を
終了する際には、、揺動板体23が水平状態となった際
に一側パネル部12と蓋板部24との間に余裕空間18
が確保されているので、該余裕空間18分だけ操作用板
部27の側を単に押し下げることにより、図6(a)に
示すように蓋板部24の突起部26をソケット34の掛
止溝38から引き離して、相互間の掛合状態をワンタッ
チで簡単に解除することができる。
【0031】このようにしてソケット34と蓋板部24
との間の掛合状態を解除した後は、図6(b)に示すよ
うに操作用板部27の側を押し下げた状態で、ソケット
34における被差込側接続部15側からの突出部位を把
持して引き抜くことにより、電気機器11と接続コード
31との間の電気的な接続関係を簡単に解消することが
できる。
【0032】しかも、被差込側接続部15の差込口13
は、操作用板部27に対する押圧力を解除することによ
り、揺動板体23における蓋板部24により自動閉止さ
れて安全性の確保を図ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、差込
側接続部は、これを蓋板部に押し当てることにより蓋板
部を従動させながら被差込側接続部の側に差し込んで電
気的な接続状態を得ることができる。また、このとき、
前記蓋板部は、前記差込側接続部と自動掛合してロック
がかかった状態となるので、仮に接続コードの側に引き
抜き方向の力が作用したとしても、電気機器との間の電
気的な接続状態が解除されるおそれはなく、該電気機器
の機能に応じた使用を安定的に行うことができる。
【0034】また、電気機器の機能に応じた使用を終了
する際には、操作用板部の側を単に押し下げることによ
り、蓋板部と差込側接続部との間の掛合状態をワンタッ
チで簡単に解除することができる。
【0035】したがって、本発明によれば、電気機器と
接続コードとの接続状態のロック操作とその解除操作と
を簡単に行うことができ、作業性の向上を実現すること
ができる。また、被差込側接続部の差込口は、その不使
用時に揺動板体における蓋板部により常に自動閉止され
ているので、安全性の確保をより確実なものとすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す要部断面図。
【図2】本発明におけるパネルカバーの一例を示す正面
図。
【図3】本発明における揺動板体の一例を示す正面図。
【図4】本発明におけるソケットの一例を示す平面図。
【図5】本発明における被差込側接続部に差込側接続部
を差し込む際の状態を例示する要部断面図であり、その
うち(a)は差込開始時の状態を、(b)は差込完了後
の状態をそれぞれ示す。
【図6】本発明における被差込側接続部から差込側接続
部の引き抜く際の状態を例示する要部断面図であり、そ
のうち(a)は引抜き開始時の状態を、(b)は引抜き
途中の状態をそれぞれ示す。
【図7】従来からあるロックなしの電気機器と接続コー
ドとの接続構造の一例を示す説明図であり、そのうち
(a)は接続前の状態を、(b)は接続後の状態をそれ
ぞれ示す。
【図8】従来からあるロック付きの電気機器と接続コー
ドとの接続構造の一例を示す説明図であり、そのうち
(a)は接続前の状態を、(b)は接続後の状態をそれ
ぞれ示す。
【符号の説明】
1,6 電気機器 1a,6a 一側パネル部 6b 掛止片 2,7 差込口 3,8 端子ピン 4,9 接続コード 4a,9a 一端 5,10 ソケット 10a 段差部 11 電気機器 12 一側パネル部 13 差込口 13a 下側開口部 13b 上側開口部 14 内側開口縁 15 被差込側接続部 16 端子ピン 16a 基端部 17 電気回路板 18 余裕空間部 21 パネルカバー 22 切欠部 22a 切欠縁 23 揺動板体 24 蓋板部 24a 下縁 25 薄肉部 26 突起部 27 操作用板部 28 軸支部 29 支軸 30 ねじりコイルばね 31 接続コード 32 一端 33 差込側接続部 34 ソケット 35 先端面 36 開口部 37 接触部 38 掛止溝 39 段部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器の一側パネル部が備える差込口
    の内奥に形成された被差込側接続部と、前記差込口を介
    しての前記被差込側接続部との電気的な接離を自在に形
    成された差込側接続部をその一端側に有してなる接続コ
    ードとからなり、 前記差込口には、常に内側から閉方向に付勢されて前記
    差込口の内側開口縁の側と当接してこれを閉止し、か
    つ、その差込み時に前記差込側接続部と当接して従動す
    ることによりその進入を許す蓋板部と、該蓋板部に対し
    軸支部を介することでシーソー状となった配置関係で前
    記一側パネル部から表出するように延設された操作用板
    部とからなる揺動板体が配設され、 該揺動板体における前記蓋板部は、前記差込側接続部が
    前記被差込側接続部に電気的に接続された際の前記差込
    側接続部との自動掛合を自在とし、前記操作用板部は、
    前記差込側接続部に対する前記蓋板部の掛合状態の解除
    を自在にして配設したことを特徴とする電気機器と接続
    コードとの接続構造。
  2. 【請求項2】 前記被差込側接続部は、前記差込口方向
    に向けて突設された端子ピンであり、前記差込側接続部
    は、導入開口部を介して前記端子ピンに差し込んで電気
    的に接続されるソケットであることを特徴とする請求項
    1に記載の電気機器と接続コードとの接続構造。
  3. 【請求項3】 前記被差込側接続部は、前記差込口方向
    にその導入開口部を対面させて配設されたソケットであ
    り、前記差込側接続部は、前記導入開口部側から差し込
    んで電気的に接続される端子ピンであることを特徴とす
    る請求項1に記載の電気機器と接続コードとの接続構
    造。
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