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JP2002179516A - 美白用組成物 - Google Patents

美白用組成物

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Publication number
JP2002179516A
JP2002179516A JP2000378414A JP2000378414A JP2002179516A JP 2002179516 A JP2002179516 A JP 2002179516A JP 2000378414 A JP2000378414 A JP 2000378414A JP 2000378414 A JP2000378414 A JP 2000378414A JP 2002179516 A JP2002179516 A JP 2002179516A
Authority
JP
Japan
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physiologically acceptable
skin
acid
derivatives
salt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000378414A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuko Saito
優子 斉藤
Yutaka Ota
豊 太田
Satoshi Suzuki
聡 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Orbis Holdings Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
Priority to JP2000378414A priority Critical patent/JP2002179516A/ja
Publication of JP2002179516A publication Critical patent/JP2002179516A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 メラノサイトのデンドライトの伸長を抑制
し、且つメラニン産生抑制剤の美白作用を増強し、皮膚
の美白、取分け、炎症を伴った色素異常やソバカスなど
の色素異常に対して有効な予防或いは改善手段として好
適な皮膚外用剤の提供。 【解決手段】メラニン産生抑制剤の美白作用及びメラノ
サイトのデンドライドの伸長の抑制作用を有するのに優
れたキョウニンの成熟種子乾燥物、広豆根及び/又は山
豆根、ショウブ、アキカラマツ、オウレンの乾燥根茎、
緑豆の乾燥果実、甘松、甘松香の乾燥根茎、オウバクの
樹皮、モモの乾燥葉からのエッセンスを化粧料等の皮膚
外用剤へ含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メラノサイトのデ
ンドライト伸長抑制剤及びメラニン産生抑制剤を含有す
る化粧料などの皮膚外用剤に関し、更に詳細には、美白
用の化粧料として好適な、メラノサイトのデンドライト
伸長抑制剤及びメラニン産生抑制剤を含有させることに
より、紫外線に対する防御作用とメラノサイトとマクロ
ファージの相互作用を抑制するのに好適な、メラノサイ
トとマクロファージが関与する皮膚現象対応用の皮膚外
用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧料などの皮膚外用の組成物は、皮膚
のくすみや肌荒れなどの皮膚に好ましくない状況を改善
したり、その様な状況が起こらないように予防したりす
る目的で使用されているが、化学物質によるストレスや
精神的なストレスの急増している現代に於いては、この
様なストレスなどが原因となって、この様な皮膚外用の
組成物の使用ができない人が多くなってきている。即
ち、皮膚外用の組成物の使用時の物理的刺激に耐えられ
なかったり、この様な組成物の化学的な刺激に耐えられ
なかったりするのである。化粧料などの皮膚外用の組成
物は通常の人に於いては全く害がないばかりか、上記の
如くのように皮膚に好ましい働きをするものであるが、
敏感肌の人にはこの様な効果は期待できないといえる。
しかしながら、敏感肌の人であっても、皮膚のお手入れ
は、できうる限りは必要であり、この様な人たちが使用
しうる可能性の高い皮膚外用の組成物の開発が望まれて
いた。
【0003】皮膚外用剤の内でも、美白化粧料について
は、この様な傾向は著しく、敏感肌の人でも安全に使用
できる美白剤を求めて、種々検討されている。美白剤の
美白作用のメカニズムとして、第一に、皮膚の黒化、シ
ミ、ソバカスの予防として、紫外線カット剤(サンスク
リーン剤)による作用があり、古くから化粧品のクリー
ム、乳液、化粧水、ファンデーション等に配合される事
により紫外線に対して物理的・化学的に肌を守るもので
あり、これらは、1)紫外線の光エネルギーを吸収して
熱や可視光線などの皮膚に障害を起こすことの少ない電
磁波にエネルギーを変換する紫外線吸収剤と呼ばれるも
のがあり、例えば、パラアミノ安息香酸(PABA、商
品名:エスカロール507)、ケイヒ酸(商品名:パラ
ソールMCX)、サリチル酸(商品名:ホモサレート)
及びそのエステルである、又、2)紫外線を反射や錯乱
させることで皮膚に到達する紫外線の量を少なくする紫
外線錯乱剤がある、例えば、酸化チタンや酸化亜鉛及び
そのエステルなどがある。紫外線カット剤は、極めて有
用な物理的・化学的光防御剤であるが、時に光アレルギ
ー反応を起こすことや、使用状況によっては汗などによ
り取れやすいことなど難点も残されている。従って、安
全性や効率を考慮して塗布されることが求められてい
る。
【0004】美白剤の美白作用のメカニズムとしては、
大きくはメラニン産生抑制作用をメカニズムとするもの
が代表的であり、上記の紫外線吸収作用にに次いで、第
二のメカニズムとなっている。この作用を更に詳細に分
類すれば、チロシナーゼ活性阻害作用、チロシナーゼ類
似蛋白生成阻害作用、α―MSH阻害作用などを有する
物質が知られており、アスコルビン酸、ハイドロキノ
ン、アルブチン、コウジ酸、パントテインとその誘導体
及びその塩、又は、マメ科クララ(苦参;クジン)のク
ジンエキスなどは、チロシナーゼ活性阻害作用をメカニ
ズムとされていることも知られている。
【0005】美白剤の美白作用のメカニズムとして本発
明者らにより、第三のメカニズムが見いだされた。即
ち、メラニンがメラノサイトで産生され、表皮細胞に移
動していく事を阻害する物質である。即ち、メラニン顆
粒の移動には、マクロファージが関与しており、これを
阻害することにより美白効果が得られると言うメカニズ
ムである。かかるマクロファージの関与については、メ
ラノサイトのデンドライトの伸長因子(DEF)を産生
することにより為されていることが指摘されているが、
この様な伸長因子の働きを抑制する試みや、抑制するこ
とによりメラノサイトのデンドライトの伸長を抑制する
こと、該デンドライトの伸長抑制により、メラニン顆粒
の移動を抑制し、皮膚が黒化するのを防ぐ試みは従来は
全く為されていなかった。
【0006】他方、メラノサイトによって産生されるメ
ラニン顆粒の異常によって生じる色素異常の解決方法と
して、メラノサイトのデンドライトの伸長抑制に着目し
たものは本発明者以外にはなく、この様なメカニズムに
より、光の関与する色素異常であって、炎症を伴う色素
異常症の予防や改善などの対応に有用であることは全く
知られていない。又、この様な色素異常に対して、従来
良く知られているアスコルビン酸などのメラニン生成阻
害剤の効果と別のメカニズムであり、これらを組み合わ
せると相乗的な効果が得られることも全く知られていな
い。
【0007】更に、バラ科(Rosaceae) キョウニン(学
名:Prunus armeniaca L. var. ansuaxim.の成熟種子乾
燥物)、マメ科(Leguminosae)の広豆根及び/又は山豆根
(学名:Sophora subprostrataの乾燥根茎)、サトイモ科
(Araceae)のショウブ.(学名:Acorus calamus Lの乾燥
根茎)、キンポウゲ科(Ranunculaceae)のアキカラマツ
(学名:Thalictrum minus var. hypoleucumの乾燥根
茎)、キンポウゲ科(Ranunculaceae)のオウレン(学
名:Coptis chinensis Franchの乾燥根茎)、マメ科(Le
guminosae)の緑豆(学名:Phaseolus radiatus L.の乾燥
果実)、オミナエシ科(Valerianaceae)の甘松(学名:Nab
ostachys jatamanseの乾燥根茎)、オミナエシ科(Valeri
anaceae)の甘松香(学名:Narbostachys chinesisの乾燥
根茎)、ミカン科(Rutaceae)オウバク(学名:Phelloden
dron chinese Schn.の樹皮)、バラ科(Rosaceae)のモモ
ノハ(Prunus persica Batschの乾燥葉)のエッセンスや
ベルベリン、ベルベリン誘導体又は生理的に許容される
それらの塩が、メラノサイトのデンドライトの伸長抑制
作用することさえ知られていなかった。
【0008】一方、アルブチン及び/又はその誘導体、
又は生理的に許容されるそれらの塩、ポリフェノール及
び/又はその誘導体、又は生理的に許容されるそれらの
塩、フェルラ酸及び/又はその誘導体、又は生理的に許
容されるそれらの塩、イソフェルラ酸及び/又はその誘
導体、又は生理的に許容されるそれらの塩、エスクレチ
ン及び/又はその誘導体(エスクレシド)、又は生理的
に許容されるそれらの塩、タンニン酸及び/又はその誘
導体、又は生理的に許容されるそれらの塩、アスコルビ
ン酸、アスコルビン酸リン酸、アスコルビン酸硫酸及び
/又はその誘導体、又は生理的に許容されるそれらの塩
が、(アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸カリ
ウム、アスコルビン酸マグネシウム、アスコルビン酸硫
酸カルシウム、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、ア
スコルビン酸硫酸マグネシウム、アスコルビン酸リン酸
ナトリウム、アスコルビン酸グルコシド、6−アシルア
スコルビン酸−2−グルコシド)、コウジ酸及び/又は
生理的に許容されるそれらの塩、エラグ酸及び/その誘
導体、又は生理的に許容されるそれらの塩、パントテイ
ン酸及びその誘導体/又は生理的に許容されるそれらの
塩、アルキルレゾルシノール及びその誘導体/又は生理
的に許容されるそれらの塩(4−n−ブチルレゾルシノ
ール及び/又はその塩)、ビタミンE及びその誘導体/
又は生理的に許容されるそれらの塩(ビタミンEニコチ
ネート、ビタミンEリノレートなど)ニコチン酸及びそ
の誘導体/又は生理的に許容されるそれらの塩(ニコチ
ン酸アミド、ニコチン酸ベンジルなど)、α―ヒドロキ
シ酸類及びその誘導体/又は生理的に許容されるそれら
の塩((乳酸、クエン酸、α―ヒドロキシオクタン酸な
ど)、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、γ―
アミノーβ―ヒドロキシ酪酸、プラセンタエキス、リノ
ール酸及び/はその誘導体、又は生理的に許容されるそ
れらの塩、トラネキサム酸及び/又はその誘導体、又は
生理的に許容されるそれらの塩、グルタチオン及び/そ
の誘導体、又は生理的に許容されるそれらの塩、コロイ
ドイオウ及び/その誘導体、又は生理的に許容されるそ
れらの塩、リキリチン及び/その誘導体、又は生理的に
許容されるそれらの塩。生理的に許容される塩が、ナト
リウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム
塩、バリウム塩、アンモニウム塩、ものエタノールアミ
ン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン
塩、モノイソプロパノールアミン塩、トリイソプロパノ
ールアミン塩。
【0009】更に、クララ(苦参;クジン)、桑白皮、
ユキノシタ、人参、サイシン、シラカバ、オウゴン、ア
ルニカ、アルテア、アロエ、オウゴン、エンメイソウ、
カミツレ、カンゾウ、クチナシ、ゲンノショウコウ、シ
コン、ショウマ、センキュウ、サイコ、山茶花、ニンニ
ク、ハトムギ、レイシ、ロッグウッド、イタドリ、ハチ
ジョウイタドリ、オオイタドリを起源植物とする生薬の
エッセンスが、メカニズムとして、チロシナーゼ活性阻
害作用、チロシナーゼ類似蛋白生成阻害作用、α―MS
H阻害作用、メラニン色素沈着抑制作用の何れかである
事は知られていた。
【0010】しかし、メラノサイトのデンドライトの伸
長抑制する作用のある生薬のエッセンスやベルベリン、
ベルベリン誘導体及び、上記メラニン産生抑制剤と共に
皮膚外用剤に含有させ組み合わせる技術により、美白作
用が著しく向上することも全く知られていなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な状況
下為されたものであり、メラノサイトのデンドライトの
伸長を抑制作用を有し、且つメラニン産生抑制剤のチロ
シナーゼ活性阻害作用、チロシナーゼ類似蛋白生成阻害
作用、α―MSH阻害作用、メラニン色素沈着抑制作用
による美白作用を増強し、皮膚の美白に好適な、取り分
け、炎症を伴った色素異常やソバカスなどの色素異常に
対して有効な予防或いは改善手段として好適な皮膚外用
剤を提供することを課題とする。
【0012】
【課題の解決手段】この様な状況に鑑みて、本発明者ら
は、皮膚の美白に好適な、取り分け、炎症を伴った色素
異常やソバカスなどの色素異常に対して有効な予防或い
は改善手段であるメラノサイトのデンドライト伸長抑制
作用を有するエッセンスとメラニン産生抑制剤とを含有
し美白作用を増強する物質及び美白作用を有する皮膚外
用剤を求め、鋭意研究努力を重ねた結果、バラ科(Rosac
eae) キョウニン(学名:Prunus armeniaca L. var. ans
u axim.の成熟種子乾燥物)、マメ科(Leguminosae)の広
豆根及び/又は山豆根(学名:Sophora subprostrataの
乾燥根茎)、サトイモ科(Araceae)のショウブ.(学名:Ac
orus calamus Lの乾燥根茎)、キンポウゲ科(Ranunculac
eae)のアキカラマツ(学名:Thalictrum minus var. hy
poleucumの乾燥根茎)、キンポウゲ科(Ranunculaceae)
のオウレン(学名:Coptis chinensis Franchの乾燥根
茎)、マメ科(Leguminosae)の緑豆(学名:Phaseolus ra
diatus L.の乾燥果実)、オミナエシ科(Valerianaceae)
の甘松(学名:Nabostachys jatamanseの乾燥根茎)、オ
ミナエシ科(Valerianaceae)の甘松香(学名:Narbostach
ys chinesisの乾燥根茎)、ミカン科(Rutaceae)オウバク
(学名:Phellodendron chinese Schn.の樹皮)、バラ
科(Rosaceae)のモモノハ(Prunus persica Batschの乾燥
葉)のエッセンス及び/又はベルベリン、ベルベリン誘
導体又は生理的に許容されるそれらの塩にメラノサイト
のデンドライトの伸長抑制作用を見いだし、更に、メラ
ニン産生抑制剤を含有させた皮膚外用剤に著しい美白作
用を有する事を見出し、発明を完成させるに至った。即
ち、本発明は、以下に示す技術に関するものである。 (1)メラノサイトのデンドライドの伸長抑制剤及びメ
ラニン産生抑制剤とを含有することを特徴とする、皮膚
外用剤。 (2)メラノサイトのデンドライトの伸長抑制剤が、生
薬のエッセンス、ベルベリン、ベルベリン誘導体又は生
理的に許容されるそれらの塩から選ばれる一種乃至は二
種以上であることを特徴とする、(1)に記載の皮膚外
用剤。 (3)メラノサイトのデンドライトの伸長抑制作用を有
する生薬のエッセンスの起源植物が、バラ科(Rosaceae)
キョウニン(学名:Prunus armeniaca L. var. ansu ax
im.の成熟種子乾燥物)、マメ科(Leguminosae)の広豆根
及び/又は山豆根(学名:Sophora subprostrataの乾燥
根茎)、サトイモ科(Araceae)のショウブ.(学名:Acorus
calamus Lの乾燥根茎)、キンポウゲ科(Ranunculaceae)
のアキカラマツ(学名:Thalictrum minus var. hypole
ucumの乾燥根茎)、キンポウゲ科(Ranunculaceae)のオ
ウレン(学名:Coptis chinensis Franchの乾燥根
茎)、マメ科(Leguminosae)の緑豆(学名:Phaseolus ra
diatus L.の乾燥果実)、オミナエシ科(Valerianaceae)
の甘松(学名:Nabostachys jatamanseの乾燥根茎)、オ
ミナエシ科(Valerianaceae)の甘松香(学名:Narbostach
ys chinesisの乾燥根茎)、ミカン科(Rutaceae)オウバク
(学名:Phellodendron chinese Schn.の樹皮)、バラ
科(Rosaceae)のモモノハ(Prunus persica Batschの乾燥
葉)のエッセンスから選ばれる一種乃至は二種以上を含
有することを特徴とする、(1)又は(2)に記載の皮
膚外用剤。 (4)(3)記載のエッセンスが極性溶剤抽出物及び/
又はその溶剤除去物であることを特徴とする、(1)〜
(3)の何れか一つに記載の皮膚外用剤。 (5)メラニン産生抑制剤が、アルブチン、その誘導体
及び/又は生理的に許容されるそれらの塩、ポリフェノ
ール、その誘導体及び/又は生理的に許容されるそれら
の塩、フェルラ酸、その誘導体及び/又は生理的に許容
されるそれらの塩、イソフェルラ酸、その誘導体及び/
又は生理的に許容されるそれらの塩、エスクレチン、そ
の誘導体及び/又は生理的に許容されるそれらの塩(エ
スクレシド)、タンニン酸、その誘導体及び/又は生理
的に許容されるそれらの塩、アスコルビン酸、アスコル
ビン酸リン酸、アスコルビン酸硫酸、その誘導体及び/
又は生理的に許容されるそれらの塩、(アスコルビン酸
ナトリウム、アスコルビン酸カリウム、アスコルビン酸
マグネシウム、アスコルビン酸硫酸カルシウム、アスコ
ルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸硫酸マグ
ネシウム、アスコルビン酸リン酸ナトリウム、アスコル
ビン酸グルコシド、6−アシルアスコルビン酸−2−グ
ルコシド)、コウジ酸、その誘導体及び/又は生理的に
許容されるそれらの塩、エラグ酸、その誘導体及び/又
は生理的に許容されるそれらの塩、パントテイン酸、そ
の誘導体及び/又は生理的に許容されるそれらの塩、ア
ルキルレゾルシノール、その誘導体及び/又は生理的に
許容されるそれらの塩(4−n−ブチルレゾルシノール
及び/又は生理的に許容されるそれらの塩)、ビタミン
E、その誘導体及び/又は生理的に許容されるそれらの
塩(ビタミンEニコチネート、ビタミンEリノレー
ト)、ニコチン酸、その誘導体及び/又は生理的に許容
されるそれらの塩(ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベン
ジルなど)、α―ヒドロキシ酸、その誘導体及び/又は
生理的に許容されるそれらの塩(乳酸、クエン酸、α―
ヒドロキシオクタン酸、γ―アミノーβ―ヒドロキシ酪
酸)、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、その
誘導体及び/又は生理的に許容されるそれらの塩、プラ
センタエキス、リノール酸、その誘導体及び/又は生理
的に許容されるそれらの塩、トラネキサム酸、その誘導
体及び/又は生理的に許容されるそれらの塩、グルタチ
オン、その誘導体及び/又は生理的に許容されるそれら
の塩、コロイドイオウ、誘導体及び/又は生理的に許容
されるそれらの塩、リキリチン、誘導体及び/又は生理
的に許容されるそれらの塩の一種乃至は、二種以上から
選ばれるメラニン産生抑制剤を含有することを徴とする
(1)〜(4)の何れか一つに記載の皮膚外用剤。 (6)(5)に記載のメラニン産生抑制剤の生理的に許
容される塩が、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウ
ム塩、カルシウム塩、バリウム塩、アンモニウム塩、モ
ノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエ
タノールアミン塩、モノイソプロパノールアミン塩、ト
リイソプロパノールアミン塩、から選ばれる一種乃至は
二種以上から選ばれることを特徴とする、(1)〜
(6)の何れか一つに記載の皮膚外用剤。 (7)メラニン産生抑制剤の生薬のエッセンスの起源植
物が、クララ(苦参:クジン)、桑白皮、ユキノシタ、
人参、サイシン、シラカバ、オウゴン、アルニカ、アル
テア、アロエ、オウゴン、エンメイソウ、カミツレ、カ
ンゾウ、クチナシ、ゲンノショウコウ、シコン、ショウ
マ、センキュウ、サイコ、山茶花、ニンニク、ハトム
ギ、レイシ、ロッグウッド、イタドリ、ハチジョウイタ
ドリ、オオイタドリのエッセンスから選ばれる一種乃至
は二種以上を含有することを特徴とする、(1)〜
(6)の何れか一つに記載の皮膚外用剤。 (8)(5)に記載の誘導体が、配糖体、エステル体、
アシル化体、アルキル体、生理的に許容される塩の一種
乃至は二種以上を含有することを特徴とする、(1)〜
(7)の何れか一つに記載の皮膚外用剤。 (9)(5)及び(7)に記載のメラニン産生抑制剤の
美白作用のメカニズムが、チロシナーゼ活性阻害作用、
チロシナーゼ類似蛋白生成阻害作用、α―MSH阻害作
用、メラニン色素沈着抑制作用の何れかであることを特
徴とする、(1)〜(8)に記載の皮膚外用剤。 (10)美白用であることを特徴とする、(1)〜
(9)の何れか一つに記載の皮膚外用剤。 (11)化粧料であることを特徴とする、(1)〜(1
0)の何れか一つに記載の皮膚外用剤。
【0013】
【発明の実施の形態】(1)本発明の美白用の皮膚外用
剤の必須成分であるメラノサイトのデンドライトの伸長
抑制剤 本発明の美白用の皮膚外用剤は、メラノサイトのデンド
ライトの伸長抑制剤である各種植物のエッセンスやベル
ベリン、ベルベリン誘導体を一種乃至は二種以上含有す
ることを特徴とする。メラノサイトのデンドライトの伸
長抑制剤は、起源植物により抽出される部位が異なり、
即ち、該伸長抑制剤をより多く含有する部位からのエッ
センスを得るのが効果的である。次に、メラノサイトの
デンドライトの伸長抑制物質を多く含有する起源植物体
の部位を示す。バラ科(Rosaceae)キョウニン(学名:Pru
nus armeniaca L. var. ansu axim.)の成熟種子乾燥
物、マメ科(Leguminosae)の広豆根及び/又は山豆根(学
名:Sophora subprostrata)の乾燥根茎、サトイモ科(Ar
aceae)のショウブ.(学名:Acorus calamus L)の乾燥根
茎、キンポウゲ科(Ranunculaceae)のアキカラマツ(学
名:Thalictrum minusvar. hypoleucum)の乾燥根茎、
キンポウゲ科(Ranunculaceae)のオウレン(学名:Copti
s chinensis Franch)の乾燥根茎、マメ科(Leguminosa
e)の緑豆(学名:Phaseolus radiatus L.)の乾燥果実、
オミナエシ科(Valerianaceae)の甘松(学名:Nabostachy
s jatamanse)の乾燥根茎、オミナエシ科(Valerianacea
e)の甘松香(学名:Narbostachys chinesis)の乾燥根
茎、ミカン科(Rutaceae)オウバク(学名:Phellodendro
n chinese Schn.)の樹皮、バラ科(Rosaceae)のモモノ
ハ(Prunuspersica Batsc)の乾燥葉から得るのが、より
多くメラノサイトのデンドライトの伸長抑制剤を有する
エッセンスとして好ましい。
【0014】ここで、エッセンスとは、かかる植物の植
物体それ自身、植物体を乾燥或いは細切、粉砕など加工
した加工物、植物体乃至はその加工物を溶媒で抽出した
抽出物、抽出物の溶媒を除去した、溶媒除去物、抽出物
乃至はその溶媒除去物をカラムクロマトグラフィーや液
液抽出で精製した精製分画物などの総称を意味する。こ
れらの内、本発明のメラノサイトのデンドライトの伸長
抑制剤としては、植物体の溶媒抽出物乃至はその溶媒除
去物が好ましく例示でき、かかる溶媒としては、極性溶
媒が特に好ましく例示できる。この様な極性溶媒として
は、例えば、水、エタノール、メタノール、1,3−ブ
タンジオール、プロピレングリコールなどのアルコール
類、酢酸エチルや蟻酸メチルなどのエステル類、アセト
ンやメチルエチルケトンなどのケトン類、クロロホルム
や塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニト
リル等のニトリル類、ジエチルエーテルやテトラヒドロ
フランなどのエーテル類から選ばれる1種乃至は2種以
上が好ましく例示できる。これらの内、特に好ましいも
のは、水及び/又はアルコール類である。この様な抽出
物を作成するには、植物体乃至はその加工物に1〜10
倍量の溶媒を加え、室温であれば数日、沸点付近の温度
であれば数時間浸漬すればよい。しかる後に、不溶物を
濾過などで除去し、必要に応じて減圧濃縮や凍結乾燥に
より溶媒除去することが出来る。例えば、オミナエシ科
の甘松(Nabostachys jatamanse)及び/又は、甘松香(Na
rbostachys chinesis)の乾燥根茎の場合、乾燥根茎部分
をメタノール抽出後、濾過紙、減圧濃縮する、そして場
合によって凍結乾燥するのがエッセンスとして特に好ま
しい。それは、甘松と甘松香の場合、根茎の部分がメラ
ノサイトのデンドライドの伸長抑制成分が多く含まれて
おり、特に好ましいからである。かくして得られた、本
発明のメラノサイトのデンドライトの伸長抑制剤であ
る、オミナエシ科の甘松(Nabostachys jatamanse)及び
/又は、甘松香(Narbostachys chinesis)の乾燥根茎の
エッセンスやベルベリン、ベルベリン誘導体はそのまま
でも塩としても使用することが出来る。
【0015】塩としては、生理的に許容されるものであ
れば特段の限定無く使用することが出来、例えば、ナト
リウムやカリウムなどのアルカリ金属塩、カルシウムや
マグネシウムなどのアルカリ土類金属塩、アンモニウム
塩、トリエタノールアミンやトリエチルアミンなどの有
機アミン塩、リジンやアルギニンなどの塩基性アミノ酸
塩などが好ましく例示できる。特に、ベルベリン誘導体
としては、ベルベリン、タンニン酸ベルベリン、硫酸ベ
ルベリン、塩化ベルベリン等は、入手し易さの面、又、
医薬品として実績があり、市販されているので、これら
を本発明のメラノサイトのデンドライトの伸長抑制剤と
して用いることが特に好ましい。又、これらベルベリ
ン、ベルベリン酸誘導体及びそれらの生理的に許容され
る塩は何れも取り分け優れたメラノサイトのデンドライ
トの伸長抑制作用を有する。
【0016】本発明のメラノサイトのデンドライトの伸
長抑制剤は唯一種を含有させることも出来るし、2種以
上を組み合わせて含有させることも出来る。何れも、メ
ラノサイトがデンドライトを伸長するのを抑制する作用
に優れ、以て、メラノサイトより皮膚組織へメラニン顆
粒が移動するのを抑制し、この様なメラニン顆粒の移動
をメカニズムとする、光照射時に生じる、炎症を伴った
黒化やソバカスなどの色素異常を予防或いは改善する作
用を有する。この様な作用は、マクロファージが放出す
るメラノサイトのデンドライトの伸長因子がメラノサイ
トに働きかけるのを阻害することを機序としていると考
えられる。勿論、色素異常が、メラニン顆粒の産生にあ
たってこの様なルートをとることから、本発明のメラノ
サイトのデンドライト伸長抑制剤は、光照射による炎症
を伴った黒化やソバカス以外の色素異常も抑制するが、
この様な色素異常は他の手段でも予防や改善が可能であ
るため、本発明の効果の特徴は前記の光照射時に生じ
る、炎症を伴った黒化やソバカスなどの色素異常を予防
或いは改善する作用と言える。本発明の特徴である美白
作用を有する皮膚外用剤として、メラニン産生抑制剤と
メラノサイトのデンドライト伸長抑制剤を組み合わせる
ことにより、美白作用の相乗効果及び相加効果が期待で
きるので、皮膚外用剤中に組み合わせ配合することも可
能であり、本発明の技術的範囲に属する。本発明の皮膚
外用剤における、本発明のデンドライトの伸長抑制剤を
組成物に含有させる場合、好ましい含有量は、0.00
1〜10重量%であり、更に好ましくは、0.05〜5
重量%である。これは少なすぎるとメラニン産生抑制剤
との相乗作用を発揮しない場合があり、多すぎても相乗
効果は頭打ちになり、処方の自由度を損なうことがある
からである。
【0017】(2)本発明の皮膚外用剤の必須成分であ
るメラニン産生抑制剤 本発明の美白用の皮膚外用剤は、メラニン産生抑制剤の
一種乃至は2種以上を必須成分として含有することを特
徴とする。美白作用を有するものとして、メカニズムを
考慮すると、チロシナーゼ活性阻害作用、チロシナーゼ
類似蛋白生成阻害作用、α―MSH阻害作用、メラニン
色素沈着抑制作用の何れかである。古くから化粧品のク
リーム、乳液、エッセンス、化粧水、ファンデーション
等に配合される事により美白作用を持ち皮膚の黒化やく
すみ、しみ、そばかすを抑制する。第一に、美白物質と
して、人工的に合成された物質があげられる。例えば、
アルブチン、アルブチン誘導体及び/又は生理的に許容
されるそれらの塩、ポリフェノール、ポリフェノール誘
導体及び/又は生理的に許容されるそれらの塩、フェル
ラ酸、その誘導体及び/又は生理的に許容されるそれら
の塩、イソフェルラ酸、その誘導体及び/又は生理的に
許容されるそれらの塩、エスクレチン、その誘導体及び
/又は生理的に許容されるそれらの塩(エスクレシ
ド)、タンニン酸、その誘導体及び/又は生理的に許容
されるそれらの塩、アスコルビン酸、アスコルビン酸リ
ン酸、アスコルビン酸硫酸、その誘導体及び/又は生理
的に許容されるそれらの塩(アスコルビン酸ナトリウ
ム、アスコルビン酸カリウム、アスコルビン酸マグネシ
ウム、アスコルビン酸硫酸カルシウム、アスコルビン酸
リン酸マグネシウム、アスコルビン酸硫酸マグネシウ
ム、アスコルビン酸リン酸ナトリウム、アスコルビン酸
グルコシド、6−アシルアスコルビン酸−2−グルコシ
ド)。コウジ酸、その誘導体及び/又は生理的に許容さ
れるそれらの塩、エラグ酸、その誘導体及び/又は生理
的に許容されるそれらの塩、パントテイン酸、その誘導
体及び/又は生理的に許容されるそれらの塩、アルキル
レゾルシノール、その誘導体及び/又は生理的に許容さ
れるそれらの塩(4−n−ブチルレゾルシノール)、ビ
タミンE、その誘導体及び/又は生理的に許容されるそ
れらの塩(ビタミンEニコチネート、ビタミンEリノレ
ートなど)ニコチン酸、その誘導体及び/又は生理的に
許容されるそれらの塩(ニコチン酸アミド、ニコチン酸
ベンジルなど)、α―ヒドロキシ酸、その誘導体(乳
酸、クエン酸、α―ヒドロキシオクタン酸、γ―アミノ
ーβ―ヒドロキシ酪酸)、ジイソプロピルアミンジクロ
ロアセテート、プラセンタエキス、リノール酸、トラネ
キサム酸、その誘導体及び/又は生理的に許容されるそ
れらの塩、グルタチオン及び/その誘導体、又は生理的
に許容されるそれらの塩、コロイドイオウ、その誘導体
及び/又は生理的に許容されるそれらの塩、リキリチ
ン、その誘導体及び/又は生理的に許容されるそれらの
塩の一種乃至は、二種以上から選ばれることを特徴とす
るメラニン産生抑制剤。更に、生理的に許容されるそれ
らの塩が、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム
塩、カルシウム塩、バリウム塩、アンモニウム塩、もの
エタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタ
ノールアミン塩、モノイソプロパノールアミン塩、トリ
イソプロパノールアミン塩。第二として、美白物質が、
生薬のエッセンス等が知られており、かかる生薬が、ク
ララ(苦参:クジン)、桑白皮、ユキノシタ、人参、サ
イシン、シラカバ、オウゴン、アルニカ、アルテア、ア
ロエ、オウゴン、エンメイソウ、カミツレ、カンゾウ、
クチナシ、ゲンノショウコウ、シコン、ショウマ、セン
キュウ、サイコ、山茶花、ニンニク、ハトムギ、レイ
シ、ロッグウッド、イタドリ、ハチジョウイタドリ、オ
オイタドリから一種乃至は二種以上選ばれることを特徴
とするメラニン産生抑制剤。また、本発明のメラニン産
生抑制剤は、他の薬効を有するメラノサイトのデンドラ
イドの伸長抑制剤と組み合わせて皮膚外用剤に配合させ
ることにより美白効果の相乗作用,相加作用が期待され
るので、この様な美白作用の目的で含有させることも、
本発明の技術的範囲に属する。本発明の皮膚外用剤にお
ける、メラニン産生抑制剤の好ましい含有量は、0.0
1〜10重量%であり、更に好ましくは、0.1〜5重
量%である。これは少なすぎるとメラノサイトのデンド
ライドの伸長抑制剤との相乗作用を発揮しない場合があ
り、多すぎても相乗効果は頭打ちになり、処方の自由度
を損なうことがあるからである。
【0018】(3)美白作用を有する皮膚外用の組成物 本発明の美白作用を有する皮膚外用の組成物は、メラニ
ン産生抑制剤及びメラノサイトのデンドライトの伸長抑
制剤の一種乃至は二種以上を含有することを特徴とす
る。この様な構成を取ることにより、美白効果が著しく
向上し、少ない投与量でも優れた効果を発揮できるの
で、敏感肌の人などに於いても肌トラブルを起こす可能
性が低い特質を有している。ここで、本発明で言う、皮
膚外用の組成物とは、皮膚に外用で適用される組成物の
総称を意味し、例えば、化粧料、皮膚外用医薬、パップ
剤等が例示できる。これらの中で、本発明を適用するの
に特に好適なものは、化粧料と皮膚外用医薬である。中
でも、化粧料はその必要性の面から特に好ましい。更
に、加えて、本発明の皮膚外用の組成物は、刺激性が弱
く、且つ、美白作用も有しており、敏感肌でこの様な作
用を期待する人に好適である。
【0019】本発明のメラニン産生抑制剤とメラノサイ
トとマクロファージが関与する皮膚現象対応用の皮膚外
用剤は、抗炎症剤として知られる、プレドニゾロン、ヒ
ドロコルチゾン、インドメタシン、ジクロフェナックナ
トリウム等を配合させれば相乗効果により日光による炎
症を伴う黒化症に有意義である。
【0020】本発明の皮膚外用の組成物に於いては、上
記の必須成分以外に、通常この様な組成物で使用される
任意成分を含有することができる。かかる任意成分とし
ては、例えば、スクワラン、ワセリン、マイクロクリス
タリンワックス等の炭化水素類、ホホバ油、カルナウバ
ワックス,オレイン酸オクチルドデシル等のエステル
類、オリーブ油、牛脂、椰子油等のトリグリセライド
類、ステアリン酸、オレイン酸、リチノレイン酸等の脂
肪酸、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、オ
クチルドデカノール等の高級アルコール、ポリエチレン
グリコール、グリセリン、1,3−ブタンジオール等の
多価アルコール類、エタノール、増粘・ゲル化剤、酸化
防止剤、紫外線吸収剤、色剤、防腐剤、粉体等を例示す
ることができる。これらの内、特に好ましい任意成分と
しては、保湿剤としてグリセリン、増粘剤としてカルボ
キシビニルポリマー及び/又はその塩が例示できる。グ
リセリンの好ましい含有量は1〜10重量%であり、更
に好ましくは2〜5重量%である。これは、この量範囲
に於いてトラブル発生抑制作用が著しく得られるからで
ある。又、カルボキシビニルポリマーの塩としてはアル
カリ金属塩と有機アミン塩が好ましく例示でき、中でも
カリウム塩とナトリウム塩が安定性への寄与の面で特に
好ましい。カルボキシビニルポリマー及び/又は、その
塩は総量で0.1〜1重量%含有するのが安定化と安全
性のバランスから好ましい。これらの任意成分と必須成
分とを常法に従って処理することにより、本発明の組成
物は製造することができる。
【0021】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明について更に
詳細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ限
定されるものではない。
【0022】<実施例1>以下に示す処方に従って、本
発明の皮膚外用組成物である乳液(化粧料)を作成し
た。即ち、イ、ロ及びハの成分を80℃に加熱し、イに
徐々にロを攪拌しながら加え、更に、ハを徐々に攪拌し
ながら加え中和した後、ホモミキサーにより乳化粒子を
均一化し乳液を得た。このもののキョウニンの成熟種子
乾燥物のエッセンスをスクワランに変えた比較例1と6
−アシルアスコルビン酸−2−グルコシドを水に置換し
た比較例2も作成した。これらのサンプルを人の上腕内
側部を用いた試験で効果を比較した。即ち、上腕内側部
に2cm×2cmの部位を4つ作成し、各部位に最少紅
斑量の1.2倍の紫外線を照射し、照射後48時間に色
素沈着を確認し、これらの部位を1つは実施例1の乳液
で、1つは比較例1の乳液で、1つは比較例2の乳液
で、残る一つは無処理で、1日1回0.01mlを塗布
して、10日間処理した。最後の投与の2週間後に周囲
の照射していない部位との色差を求めた。結果を表1に
示す。この表より、本発明の皮膚外用剤が優れた美白作
用を有しており、この作用が本発明の2種の必須成分の
組み合わせに起因することがわかる。 イ スクワラン 10 重量部 ソルビタンセスキステアレート 2 重量部 キョウニンの成熟種子乾燥物のエッセンス 1 重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 5 重量部 キサンタンガム 0.1重量部 カルボキシビニルポリマー 0.2重量部 メチルパラベン 0.1重量部 6−アシルアスコルビン酸−2−グルコシド 1 重量部 水 50 重量部 ハ 水酸化カリウム 0.1重量部 水 30.4重量部
【0023】
【表1】
【0024】<実施例2>以下に示す処方に従って、本
発明の皮膚外用組成物である乳液(化粧料)を作成し
た。即ち、イ、ロ及びハの成分を80℃に加熱し、イに
徐々にロを攪拌しながら加え、更に、ハを徐々に攪拌し
ながら加え中和した後、ホモミキサーにより乳化粒子を
均一化し乳液を得た。このもののオウバク.の樹皮のエ
ッセンスをスクワランに変えた比較例3と4−n−ブチ
ルレゾルシノールを水に置換した比較例4も作成した。
これらのサンプルを人の上腕内側部を用いた試験で効果
を比較した。即ち、上腕内側部に2cm×2cmの部位
を4つ作成し、各部位に最少紅斑量の1.2倍の紫外線
を照射し、照射後48時間に色素沈着を確認し、これら
の部位を1つは実施例2の乳液で、1つは比較例3の乳
液で、1つは比較例4の乳液で、残る一つは無処理で、
1日1回0.01mlを塗布して、10日間処理した。
最後の投与の2週間後に周囲の照射していない部位との
色差を求めた。結果を表2に示す。この表より、本発明
の皮膚外用剤が優れた美白作用を有しており、この作用
が本発明の2種の必須成分の組み合わせに起因すること
がわかる。 イ スクワラン 10 重量部 ソルビタンセスキステアレート 2 重量部 オウバク.の樹皮のエッセンス 1 重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 ロ 1,3−ブタンジオール 5 重量部 キサンタンガム 0.1重量部 カルボキシビニルポリマー 0.2重量部 メチルパラベン 0.1重量部 4−n−ブチルレゾルシノール 1 重量部 水 50 重量部 ハ 水酸化カリウム 0.1重量部 水 30.4重量部
【0025】
【表2】
【0026】<実施例3〜11>下記に示す、処方に従
って乳液を作成した。即ち、イ、ロ、ハをそれぞれを7
0℃に加熱し、イにロを加え中和し、これに攪拌しなが
らハを徐々に加え乳化し、攪拌冷却し、本発明の乳液を
得た。これらのサンプルについて上記実施例1、2と同
様に検討した結果を表3に示す。比較例5として、メラ
ノサイトのデンドライド伸長抑制剤を水に置換したも
の、比較例6として、アルブチンを水に置換したものを
用いた。尚、各種生薬のエッセンスは、メタノール抽出
後、溶媒を除去したものである。これより、本発明のメ
ラニン産生抑制剤及びメラノサイトのデンドライトの伸
長抑制剤を含有する皮膚外用剤は、皮膚の黒化に対して
有効であることが分かる。 イ 1,2−ペンタンジオール 5 重量部 アルブチン 1 重量部 1,3−ブタンジオール 5 重量部 グリセリン 3 重量部 アクリル酸・メタクリル酸アルキルコポリマー 0.6重量部 フェノキシエタノール 0.2重量部 水 30 重量部 メラノサイトのデンドライド伸長抑制剤* 1 重量部 ロ 10%水酸化カリウム水溶液 3 重量部 水 35.2重量部 ハ スクワラン 5 重量部 ホホバ油 5 重量部 ジメチコン 6 重量部 * 詳細は表3に示す。
【0027】
【表3】
【0028】<実施例10〜45>下記に示す、処方に
従って乳液を作成した。即ち、イ、ロ、ハをそれぞれを
70℃に加熱し、イにロを加え中和し、これに攪拌しな
がらハを徐々に加え乳化し、攪拌冷却し、本発明の乳液
を得た。これらのサンプルについて上記実施例1、2と
同様に検討した結果を表に示す。比較例7として、メラ
ニン産生抑制剤を水に置換したもの、比較例8として、
メラノサイトのデンドライトの伸長抑制剤であるモモノ
ハのエッセンスを水に置換したものを用いた。これよ
り、本発明のメラニン産生抑制剤及びメラノサイトのデ
ンドライトの伸長抑制剤を含有する皮膚外用剤は、皮膚
の黒化に対して有効であることが分かる。 イ 1,2−ペンタンジオール 5 重量部 メラニン産生抑制剤* 1 重量部 1,3−ブタンジオール 5 重量部 グリセリン 3 重量部 アクリル酸・メタクリル酸アルキルコポリマー 0.6重量部 フェノキシエタノール 0.2重量部 水 30 重量部 モモノハの乾燥葉のエッセンス 1 重量部 ロ 10%水酸化カリウム水溶液 3 重量部 水 35.2重量部 ハ スクワラン 5 重量部 ホホバ油 5 重量部 ジメチコン 6 重量部 * 詳細は表4に示す。
【0029】
【表4】
【0030】<実施例46〜55>以下に示す処方で化
粧水を作成した。即ち、処方成分を室温で攪拌可溶化し
て化粧水を得た。この化粧水について、シミ、そばかす
に悩むパネラー1群3名を用いて、1ヶ月間、朝晩1日2回
使用してもらいそのシミ、そばかすの予防及び改善効果
を評価してもらった。評価基準は、評点2:著しい改
善、評点1:明らかな改善、評点0.5:わずかな改善、評
点0:改善なしの基準である。結果の平均評点を表5に
示した。本発明のメラニン産生抑制剤であるコウジ酸及
びメラノサイトのデンドライドの伸長抑制効果のあるキ
ョウニンの成熟種子乾燥物、広豆根及び/又は山豆根の
乾燥根茎、ショウブ.の乾燥根茎、アキカラマツの乾燥
根茎、オウレンの乾燥根茎、緑豆の乾燥果実、甘松の乾
燥根茎、甘松香の乾燥根茎、オウバクの樹皮、モモノハ
の乾燥葉のエッセンスを含有する化粧水は、シミ、そば
かすの改善に効果のあることが認められた。ここで言う
エッセンスとは、各種植物体の乾燥部位をメタノールで
抽出し、溶媒を除去したものである。 メラノサイトのデンドライト伸長抑制剤* 1 重量部 1,3ブタンジオール 5 重量部 グリセリン 3 重量部 クエン酸ナトリウム 0.1重量部 コウジ酸 1 重量部 メチルパラベン 0.2 重量部 エタノール 8 重量部 水 81.7 重量部 *は、表5に示す。
【0031】
【表5】
【0032】<実施例56〜65>以下に示す処方で外
用医薬組成物を作成した。即ち、処方成分を80℃で加
熱し、溶解して、室温で冷却しして外用医薬組成物を得
た。この外用医薬組成物について、光による炎症を伴っ
た、光による皮膚の黒化現象或いはソバカスに悩むパネ
ラー1群3名を用いて、1ヶ月間、朝晩1日2回使用して
もらいそのシミ、そばかすの予防及び改善効果を評価し
てもらった、表6に示す。評価基準は、評点2:著しい
改善、評点1:明らかな改善、評点0.5:わずかな改善、
評点0:改善なしの基準である。本発明のメラニン産生
抑制剤である桑白皮のエッセンス及びメラノサイトのデ
ンドライドの伸長抑制効果のあるキョウニンの成熟種子
乾燥物、広豆根及び/又は山豆根の乾燥根茎、ショウ
ブ.の乾燥根茎、アキカラマツの乾燥根茎、オウレンの
乾燥根茎、緑豆の乾燥果実、甘松の乾燥根茎、甘松香の
乾燥根茎、オウバクの樹皮、モモノハの乾燥葉のエッセ
ンスを含有する外用医薬組成物は、光による炎症を伴っ
た、光による皮膚の黒化現象或いはソバカスに対して著
効のあることが認められた。ここで言えエッセンスと
は、各種植物体の乾燥部位をメタノールで抽出し、溶媒
を除去したものである。 メラノサイトのデンドライトの伸長抑制剤 1 重量部 プレドニゾロン 1 重量部 ワセリン 97 重量部 桑白皮のエッセンス 1 重量部 *は、表6に示す。
【0033】
【表6】
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、皮膚の美白に好適な、
取り分け、炎症を伴った色素異常やソバカスなどの色素
異常に対して有効な予防或いは改善手段であるメラノサ
イトのデンドライト伸長抑制作用を有するエッセンスと
メラニン産生抑制剤とを含有し美白作用を増強する物質
及び美白作用を有する皮膚外用剤を提供することが出来
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 K 4C206 31/05 31/05 31/192 31/192 31/195 31/195 31/197 31/197 31/201 31/201 31/353 31/353 31/355 31/355 31/366 31/366 31/375 31/375 31/4375 31/4375 31/455 31/455 31/7034 31/7034 33/04 33/04 35/50 35/50 35/78 35/78 H J C F K D N Q T V U A E 38/00 45/06 45/06 A61P 17/00 A61P 17/00 A61K 37/02 Fターム(参考) 4C083 AA071 AA111 AA112 AA122 AB032 AB111 AC022 AC102 AC112 AC122 AC152 AC251 AC301 AC302 AC442 AC471 AC472 AC482 AC581 AC621 AC841 AC842 AC851 AD092 AD152 AD352 AD391 AD411 AD412 AD641 AD642 AD661 CC04 CC05 DD23 DD31 EE16 4C084 AA01 AA02 AA20 DC31 MA63 NA05 ZA891 ZC021 4C086 AA01 AA02 BA14 BA17 BA18 BA19 CA01 CB22 EA04 EA07 HA08 HA25 MA03 MA04 MA63 NA05 ZA89 ZC02 4C087 AA01 AA02 BB58 MA02 MA63 NA05 ZA89 ZC02 4C088 AA06 AB12 AB13 AB14 AB23 AB25 AB26 AB32 AB34 AB38 AB40 AB43 AB45 AB51 AB55 AB59 AB60 AB62 AB66 AB77 AB80 AB86 AB88 AC04 AC11 AC13 BA09 CA05 MA06 MA63 NA05 ZA89 ZC02 4C206 AA01 AA02 CA17 CA19 DA02 DA04 DB21 FA45 MA03 MA04 MA83 NA05 ZA89 ZC02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メラノサイトのデンドライドの伸長抑制
    剤及びメラニン産生抑制剤とを含有することを特徴とす
    る、皮膚外用剤。
  2. 【請求項2】メラノサイトのデンドライトの伸長抑制剤
    が、生薬のエッセンス、ベルベリン、ベルベリン誘導体
    又は生理的に許容されるそれらの塩から選ばれる一種乃
    至は二種以上であることを特徴とする、請求項1に記載
    の皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】メラノサイトのデンドライトの伸長抑制作
    用を有する生薬のエッセンスの起源植物が、バラ科(Ros
    aceae) キョウニン(学名:Prunus armeniaca L. var. a
    nsu axim.の成熟種子乾燥物)、マメ科(Leguminosae)の
    広豆根及び/又は山豆根(学名:Sophora subprostrata
    の乾燥根茎)、サトイモ科(Araceae)のショウブ.(学名:
    Acorus calamus Lの乾燥根茎)、キンポウゲ科(Ranuncul
    aceae)のアキカラマツ(学名:Thalictrum minus var.
    hypoleucumの乾燥根茎)、キンポウゲ科(Ranunculacea
    e)のオウレン(学名:Coptis chinensis Franchの乾燥
    根茎)、マメ科(Leguminosae)の緑豆(学名:Phaseolus
    radiatus L.の乾燥果実)、オミナエシ科(Valerianacea
    e)の甘松(学名:Nabostachys jatamanseの乾燥根茎)、
    オミナエシ科(Valerianaceae)の甘松香(学名:Narbosta
    chys chinesisの乾燥根茎)、ミカン科(Rutaceae)オウバ
    ク(学名:Phellodendron chinese Schn.の樹皮)、バ
    ラ科(Rosaceae)のモモノハ(Prunus persica Batschの乾
    燥葉)のエッセンスから選ばれる一種乃至は二種以上を
    含有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の皮
    膚外用剤。
  4. 【請求項4】エッセンスが極性溶剤の抽出物乃至はその
    溶媒除去物であることを特徴とする、請求項1〜3の何
    れか一項に記載の皮膚外用剤。
  5. 【請求項5】メラニン産生抑制剤が、アルブチン、その
    誘導体及び/又は生理的に許容されるそれらの塩、ポリ
    フェノール、その誘導体及び/又は生理的に許容される
    それらの塩、フェルラ酸、その誘導体及び/又は生理的
    に許容されるそれらの塩、イソフェルラ酸、その誘導体
    及び/又は生理的に許容されるそれらの塩、エスクレチ
    ン、その誘導体及び/又は生理的に許容されるそれらの
    塩(エスクレシド)、タンニン酸、その誘導体及び/又
    は生理的に許容されるそれらの塩、アスコルビン酸、ア
    スコルビン酸リン酸、アスコルビン酸硫酸、その誘導体
    及び/又は生理的に許容されるそれらの塩、(アスコル
    ビン酸ナトリウム、アスコルビン酸カリウム、アスコル
    ビン酸マグネシウム、アスコルビン酸硫酸カルシウム、
    アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸硫
    酸マグネシウム、アスコルビン酸リン酸ナトリウム、ア
    スコルビン酸グルコシド、6−アシルアスコルビン酸−
    2−グルコシド)、コウジ酸、その誘導体及び/又は生
    理的に許容されるそれらの塩、エラグ酸、その誘導体及
    び/又は生理的に許容されるそれらの塩、パントテイン
    酸、その誘導体及び/又は生理的に許容されるそれらの
    塩、アルキルレゾルシノール、その誘導体及び/又は生
    理的に許容されるそれらの塩(4−n−ブチルレゾルシ
    ノール及び/又は生理的に許容されるそれらの塩)、ビ
    タミンE、その誘導体及び/又は生理的に許容されるそ
    れらの塩(ビタミンEニコチネート、ビタミンEリノレ
    ート)、ニコチン酸、その誘導体及び/又は生理的に許
    容されるそれらの塩(ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベ
    ンジルなど)、α―ヒドロキシ酸、その誘導体及び/又
    は生理的に許容されるそれらの塩(乳酸、クエン酸、α
    ―ヒドロキシオクタン酸、γ―アミノーβ―ヒドロキシ
    酪酸)、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、そ
    の誘導体及び/又は生理的に許容されるそれらの塩、プ
    ラセンタエキス、リノール酸、その誘導体及び/又は生
    理的に許容されるそれらの塩、トラネキサム酸、その誘
    導体及び/又は生理的に許容されるそれらの塩、グルタ
    チオン、その誘導体及び/又は生理的に許容されるそれ
    らの塩、コロイドイオウ、誘導体及び/又は生理的に許
    容されるそれらの塩、リキリチン、誘導体及び/又は生
    理的に許容されるそれらの塩の一種乃至は、二種以上か
    ら選ばれるメラニン産生抑制剤を含有することを徴とす
    る請求項1〜4の何れか一項に記載の皮膚外用剤。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のメラニン産生抑制剤の生
    理的に許容される塩が、ナトリウム塩、カリウム塩、マ
    グネシウム塩、カルシウム塩、バリウム塩、アンモニウ
    ム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン
    塩、トリエタノールアミン塩、モノイソプロパノールア
    ミン塩、トリイソプロパノールアミン塩、から選ばれる
    一種乃至は二種以上から選ばれることを特徴とする、請
    求項1〜5の何れか一項に記載の皮膚外用剤。
  7. 【請求項7】メラニン産生抑制剤の生薬のエッセンスの
    起源植物が、クララ(苦参:クジン)、桑白皮、ユキノ
    シタ、人参、サイシン、シラカバ、オウゴン、アルニ
    カ、アルテア、アロエ、オウゴン、エンメイソウ、カミ
    ツレ、カンゾウ、クチナシ、ゲンノショウコウ、シコ
    ン、ショウマ、センキュウ、サイコ、山茶花、ニンニ
    ク、ハトムギ、レイシ、ロッグウッド、イタドリ、ハチ
    ジョウイタドリ、オオイタドリのエッセンスから選ばれ
    る一種乃至は二種以上を含有することを特徴とする、請
    求項1〜6の何れか一項に記載の皮膚外用剤。
  8. 【請求項8】請求項5記載の誘導体が、配糖体、エステ
    ル体、アシル化体、アルキル体、生理的に許容される塩
    の一種乃至は二種以上を含有することを特徴とする、請
    求項1〜7の何れか一項に記載の皮膚外用剤。
  9. 【請求項9】請求項5及び7記載のメラニン産生抑制剤
    の美白作用のメカニズムが、チロシナーゼ活性阻害作
    用、チロシナーゼ類似蛋白生成阻害作用、α―MSH阻
    害作用、メラニン色素沈着抑制作用の何れかであること
    を特徴とする、請求項1〜8に記載の皮膚外用剤。
  10. 【請求項10】美白用であることを特徴とする、請求項
    1〜9の何れか一項に記載の皮膚外用剤。
  11. 【請求項11】化粧料であることを特徴とする、請求項
    1〜10の何れか一項に記載の皮膚外用剤。
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