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JP2002171634A - 配線器具用プレート - Google Patents

配線器具用プレート

Info

Publication number
JP2002171634A
JP2002171634A JP2000366382A JP2000366382A JP2002171634A JP 2002171634 A JP2002171634 A JP 2002171634A JP 2000366382 A JP2000366382 A JP 2000366382A JP 2000366382 A JP2000366382 A JP 2000366382A JP 2002171634 A JP2002171634 A JP 2002171634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring device
opening
locking
wiring
screw insertion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000366382A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Nakamura
新一 中村
Taizo Kawajiri
泰三 川尻
Hiroyuki Tateishi
博之 立石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2000366382A priority Critical patent/JP2002171634A/ja
Publication of JP2002171634A publication Critical patent/JP2002171634A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】施工の自由度を損なうことなく、機能面の寸法
を基準寸法より大きくした配線器具を埋込配設すること
が可能な配線器具用プレートを提供する。 【解決手段】機能面の寸法が埋め込まれる部位における
施工面に略平行な断面寸法以上である配線器具C1を内
側に挿入する開口部31と、配線器具C1を取り付ける
取付手段と、互いに略直交する各方向の両端部に配置さ
れる4つのねじ挿通孔40a,40bとを備える。埋込
ボックスDにねじ止めするとき、施工状態に応じて4つ
のねじ挿通孔40a,40bを全て用いてねじ止めする
か、或いは前記何れかの方向の両端部に形成されるねじ
挿通孔40a,40bを2つ選択してねじ止めすること
ができ、その結果、埋込ボックスDにねじ止めする施工
の自由度を損なうことなく、従来例で埋込配設される基
準寸法の配線器具よりも機能面が大きな配線器具を埋込
配設することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面等の造営面に
設けた埋込孔に配線器具を配設するための配線器具用プ
レートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、壁面等の施工面に設けた埋込
孔に埋込ボックス(スイッチボックス)を埋設し、スイ
ッチやコンセント等の配線器具の後端部を埋込孔に埋め
込む形でプレート枠を埋込孔の前方から埋込ボックスに
取り付け、さらにプレート枠を被う化粧プレートをプレ
ート枠の前面に取り付けて、配線器具の機能面(スイッ
チの操作体が設けられた面やコンセントの差込み口が設
けられた面)のみを露出させて配線器具を見栄え良く施
工面に埋込配設するようにした配線器具用プレートが提
供されている。
【0003】例えば図13に示すように、上記従来のプ
レート枠A2は、絶縁性を有する合成樹脂製であって、
中央部に図14に示すような配線器具C2が内側に挿入
される開口部62を有して埋込孔の開口面側を覆う合成
樹脂製のプレート枠本体61と、プレート枠本体61に
おける開口部62短幅方向の一方に位置する側枠片63
bに撓み自在に設けられ、配線器具C1の両側から突設
した係止爪73のうち一方側の係止爪73が挿入係止さ
れる係止溝65を有した撓み片64と、プレート枠本体
61の他方の側枠片63aに設けられ、配線器具C1の
他方側の係止爪73が挿入係止される固定部66とを備
えて、全体的に略矩形平板状に形成されている。
【0004】また、側枠片63a,63bと、側枠片6
3a,63bをそれぞれの両端で結合する側片67,6
7のそれぞれの略中央部、つまり図13中のプレート枠
A2における上下方向及び左右方向の両端部には、プレ
ート枠A2を図16に示す埋込ボックスDに取り付ける
ためのボックスねじを挿通する長孔状のねじ挿通孔68
が形成されている。
【0005】プレート枠A2の開口部62の寸法は配線
器具C2の寸法を基準寸法(以下、この寸法を「1個モ
ジュール寸法」という)としたときに、配線器具C2の
短幅方向を開口部62の長手方向と一致させて配線器具
C2を開口部62に挿入した状態で1個モジュール寸法
の配線器具C2を短幅方向に2個並べて取り付けること
ができる寸法(以下、この寸法を「2個モジュール対応
寸法」という)にしてある。
【0006】また上記従来の配線器具用プレートに取り
付けられる配線器具C2は、図14に示すように合成樹
脂製のボディ70aとカバー70bが一対の金属製の組
立枠71にて結合された器体70を有し、組立枠71の
側端面から一対の係止爪73,73がそれぞれ突設され
ている。ここで例示する配線器具C1はスイッチであっ
て、略凸形に形成されているカバー70bのボス部70
c前面側に設けられた略矩形状の貫通孔75を介して器
体70内部から外側に突出する操作ハンドル74を具備
している。
【0007】プレート枠本体61に配線器具C2を取り
付けるときには、配線器具C2の一方の係止爪73を撓
み片64側の係止溝65に挿入係止し、前記一方の係止
爪73により撓み片46を外側へ付勢して撓ませなが
ら、他方の係止爪73を固定部66に挿入係止させる。
その結果、図15に示すように、両係止爪73が係止溝
65及び固定部66に係止して、配線器具C2がプレー
ト枠本体61に開口部62に挿入された状態で取り付け
られる。
【0008】埋込ボックスDはBS規格などに準拠し、
例えば図16に示すように、金属製であって一面を開口
した略矩形箱状に形成されており、施工面に設けられた
埋込孔に開口面を前方側に向けて埋設されている。そし
て、この埋込ボックスDの各周壁80の内側略中央部に
は、内向きに突出する舌片81が形成され、各舌片81
にはプレート枠A2をねじ止めするためのボックスねじ
が螺着されるねじ孔81aがそれぞれ1個づつ設けられ
ている。そこで、上述のように配線器具C2が取り付け
られたプレート枠A2は、埋込ボックスDの開口面を覆
うように配置され、プレート枠A2のねじ挿通孔68に
ボックスねじを挿入し、埋込ボックスDのねじ孔81a
に螺着することによって、ねじ止めされるのである。こ
こで、埋込ボックスDにプレート枠A2を適切に配置し
たときには、プレート枠A2の4つのねじ挿通孔68が
それぞれ埋込ボックスDの4つのねじ孔81aに連通す
るので、プレート枠A2をねじ止めするときには、施工
状態に応じて4つのねじ挿通孔68を全て用いてねじ止
めするか、或いは4つのねじ挿通孔68から図13中の
プレート枠A2の上下方向両端部にあるねじ挿通孔6
8,68、又は左右方向両端部にあるねじ挿通孔68,
68の何れかを選択し、選択されたねじ挿通孔68,6
8を用いてねじ止めすることができ、施工の自由度を広
げている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、配線器具に
は上述の配線器具C2のように基準寸法に形成された普
通型と、使い勝手を向上する目的でスイッチの操作ハン
ドルやコンセントの差込口が設けられた配線器具の機能
面の寸法を大きくしたワイド型の2種類が存在する。こ
のワイド型の配線器具は、普通型の配線器具と比べて寸
法が異なるとともに係止爪の形状も異なるため、上記従
来のプレート枠A2ではワイド型の配線器具を埋込ボッ
クスDに対して埋込配設することができないといった問
題があった。
【0010】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、施工の自由度を損なうことなく、機能面の寸
法が基準寸法より大きい配線器具を埋込配設することが
可能な配線器具用プレートを提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、施工面に埋設された埋込ボック
スの前方にねじ止めされ、配線器具の機能面を露出させ
るとともに配線器具の一部を埋め込む形で施工面に配設
される配線器具用プレートであって、機能面の大きさが
埋め込まれる部位における施工面に略平行な断面寸法以
上である配線器具を内側に挿入する開口部と、前記配線
器具を開口部の内側に挿入した状態で取り付ける取付手
段と、前記開口部の周辺を囲むように互いに略直交する
各方向の両端部に配置される、埋込ボックスにねじ止め
するための4つのねじ挿通孔とを備えたことを特徴と
し、埋込ボックスにねじ止めするとき、施工状態に応じ
て4つのねじ挿通孔を全て用いてねじ止めするか、或い
は前記何れかの方向の両端部に形成されるねじ挿通孔を
2つ選択し、これらのねじ挿通孔を用いてねじ止めする
ことができ、その結果、埋込ボックスにねじ止めする施
工の自由度を損なうことなく、従来例で埋込配設される
基準寸法の配線器具よりも機能面が大きな配線器具を埋
込配設することができる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、取付手段は、開口部を挟んで対向する一方の側枠片
に設けられ、配線器具が有する係止爪に係止する係止溝
を具備した固定梁部と、他方の側枠片に撓み自在に連結
され、前記係止爪を係止する係止溝を具備した可動梁部
とを備え、前記他方の側枠片と可動梁部が連結する部位
周辺にスリットを設けたことを特徴とし、可動梁部を開
口部と反対側に撓ませて配線器具の係止爪を固定梁部及
び可動梁部の係止溝に係止離脱することで専用の工具な
どを用いることなく配線器具を容易に着脱することがで
き、さらに前記スリットを設けたことによって、可動梁
部と側枠片を連結する部位周辺を薄肉にして可動梁部を
撓み易くし、可動梁部及び固定梁部の係止溝と配線器具
の係止爪との係止離脱を容易に行うことができ、その結
果、配線器具の着脱をさらに容易にすることができる。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、開口部を挟んで略対向する2つのねじ挿通孔
の前面側周辺部に、前記開口部に連通する凹所を設けた
ことを特徴とし、例えば配線器具がスイッチであってス
イッチの操作ハンドルが前記2つのねじ挿通孔の前面側
周辺部を覆うような寸法形状である場合には、凹所を設
けたことによって操作ハンドルの一部を凹所内に収めて
操作ハンドルの施工面からの出っ張りを抑えることがで
きる。
【0014】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、凹所のねじ挿通孔周辺に底面から前方へ突出する段
部を設けたことを特徴とし、段部によって凹所のねじ挿
通孔周辺を厚肉にして機械的な強度を向上させ、例えば
凹所内にあるねじ挿通孔にねじを挿通して埋込ボックス
にねじ止めするときには、ねじの締め付けによる変形を
抑えることができる。
【0015】請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか
の発明において、開口部を挟んで略対向する2つのねじ
挿通孔を丸孔状としたことを特徴とし、前記2つのねじ
挿通孔にねじを挿通して埋込ボックスにねじ止めしたと
きには、取り付けられた配線器具の埋込ボックス内での
移動を規制することができ、その結果、例えば充電部が
露出した配線器具を金属製の埋込ボックスに対して埋込
配設した場合には、前記充電部と埋込ボックスとの絶縁
距離を一定に保って、安全性を確保することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】ここで、本発明の実施形態の説明
に先立ち、本発明に係る配線器具用プレートに固着され
て施工面に埋込配設されるワイド型の配線器具について
簡単に説明する。
【0017】ワイド型の配線器具は、例えば図2に示す
ような器具本体10に操作ハンドル(図示せず)を取り
付けてなるスイッチである。
【0018】器具本体10は、合成樹脂製のボディ10
aとカバー10bを結合してなる器体10cを備えてい
る。ボディ10aの長手方向に沿った両側面にはそれぞ
れ一対の係止凸部11が突設されるとともに、カバー1
0bの後端縁からは係止凸部11と係止離脱自在に係止
する係止孔12がそれぞれ穿設された組立脚13が突設
されており、係止凸部11と係止孔12とを凹凸係止さ
せることによってボディ10aとカバー10bとが結合
される。また、カバー10bの長手方向に対向する両側
面には、カバー10bの前面よりも一段高くなった段部
14,14が形成され、各段部14にはそれぞれ側方に
突出する一対の係止爪15が突設されている。そして、
器具本体10は、カバー10bの前面側に設けられた貫
通孔16aを介して器体10c内部から外側に突出する
揺動自在の反転ハンドル16と、器体10c内部に収納
された例えば可動接点及び固定接点を有する接点部と、
反転ハンドル16の揺動に応じて駆動し、前記接点部の
可動接点を固定接点に接離させて接点部を開閉する開閉
機構とを具備している。
【0019】上述の反転ハンドル16の先端部には操作
ハンドルが取り付けられ、この操作ハンドルは、配線器
具の使い勝手を向上する目的で機能面となる操作面の寸
法が器体10c後端側の埋め込まれる部位における施工
面に略平行な断面寸法以上となるように形成されてい
る。例えば、操作面の寸法が前記断面寸法と略等しい操
作ハンドルと、操作面の寸法が前記断面寸法の短幅方向
1.5倍に相当する寸法(以下「1.5倍相当寸法」と
いう)の操作ハンドルと、短幅方向3倍に相当する寸法
(以下「3倍相当寸法」という)の操作ハンドルとがあ
る。すなわち、普通型の配線器具C2とワイド型の配線
器具とでは配線器具の機能面の寸法が異なっており、普
通型の配線器具C2に比べてワイド型の配線器具の機能
面が大きくなっている。さらに、普通型の配線器具C2
の係止爪73と、ワイド型配線器具における器具本体1
0の係止爪15の形状も異なっている。
【0020】なお、普通型の配線器具並びにワイド型の
配線器具の種類はスイッチに限定されるものではない。
【0021】次に本発明の実施形態について説明する。
本実施形態の配線器具用プレートは、図1に示すよう
に、上述の器具本体10及び操作ハンドル20から構成
されるワイド型の配線器具C1を内側に挿入する開口部
31、並びに配線器具C1を開口部31の内側に挿入し
た状態で取り付ける取付手段を具備して施工面に配設さ
れるプレート枠A1と、前記配線器具C1の機能面(操
作ハンドル20の操作面)を露出する開口窓52を有
し、プレート枠A1の前面に取り付けられてプレート枠
A1前面を覆う化粧プレートB1とからなる。
【0022】本実施形態におけるプレート枠A1は、図
3に示すように、開口部31を挟んで長手方向に対向す
る一対の側片32,32、並びに開口部31を挟んで長
手方向と略直交する方向に対向する一対の側枠片33
a,33bを具備して、絶縁性を有する合成樹脂により
略矩形枠状に形成されたプレート枠本体30と、一方の
側枠片33aの背面側に形成された帯状の固定梁部34
と、他方の側枠片33bから離間し且つ連結部36,3
6によりその両端において側枠片33bに一体に撓み自
在に連結された可動梁部35とを備えている。固定梁部
34には、配線器具C1の器具本体10における長手方
向の一方に設けられた係止爪15を係止する係止溝34
aが4つ形成され、可動梁部35には、器具本体10の
長手方向他方に設けられた係止爪15を係止する係止溝
35aが4つ形成されており、取付手段は固定梁部34
と可動梁部35とからなる。
【0023】また、側枠片33bから一体に延設された
幅狭の一対の支持部37によって可動梁部35が支持さ
れており、可動梁部35と側枠片33bとの間にできる
隙間が上記支持部37によって3つのスリット38a〜
38cに分割される。さらに側枠片33bの各支持部3
7近傍の部位には、可動梁部35を撓み易くさせるため
に長孔状の溝39が一対設けてある。
【0024】ここで、開口部31の短幅方向の幅寸法
を、従来例のプレート枠本体61における開口部62の
短幅方向の幅寸法よりも大きくしている。これにより、
開口部31の寸法は、図2に示すワイド型の配線器具C
1の器具本体10における長手方向を開口部31の長手
方向と略直交させて器具本体10を開口部31に挿入し
た状態で、器具本体10を長手方向と略直交する方向に
2個並べて取り付けることができる寸法となっている。
そして、プレート枠本体30の固定梁部34及び可動梁
部35に設けた各係止溝34a,35aのピッチは、1
個の配線器具C1の器体10c側面に突設されている係
止爪15,15のピッチと等しくなっている。
【0025】固定梁部34並びに可動梁部35の先端部
分には、図4に示すように、配線器具C1の係止爪15
をプレート枠本体30の背面側から係止溝34a,35
aに係止する際に、各係止爪15を係止溝34a,35
aにガイドするため、各々外側に向けて傾斜したテーパ
面を有するガイド部34b,35bが設けてある。プレ
ート枠A1に配線器具C1を取り付けるときには、まず
配線器具C1の器具本体10における長手方向の一方側
の係止爪15,15をガイド34bのテーパ面に当接さ
せて、器具本体10の前記一方側をプレート枠本体30
の背面側から前面側に移動させる。これにより、係止爪
15,15はガイド部34bのテーパ面に沿って移動す
ることにより、ガイド部34bにガイドされてスムーズ
に係止溝34a,34aに係止することができる。次
に、上述と同様に、配線器具C1の器具本体10におけ
る長手方向の他方の係止爪15,15をガイド35bの
テーパ面に当接させる。そして器具本体10の前記他方
側をプレート枠本体30の背面側から前面側に押し込む
と、前記係止爪15,15は可動梁部35を外側へ付勢
して撓ませながら、ガイド部35bのテーパ面に沿って
移動し、ガイド部35bにガイドされてスムーズに係止
溝35a,35aに係止することができる。
【0026】さらに固定梁部34には各係止溝34aの
間にプレート枠本体30の前面側から貫通する器具外し
孔34cが穿設してあって、ドライバや取外し専用の治
具等の先端部分をこの器具外し孔34cに挿入し、治具
の先端部分で器体10cを可動梁部35側へ押してやれ
ば、僅かな力で可動梁部35を撓ますことができ、固定
梁部34側の係止溝34aと器体10cの係止爪15と
の係止を解いてプレート枠本体30から配線器具C2の
器体10cを取り外すことができるようになっている。
【0027】ここで、本実施形態ではプレート枠本体3
0の可動梁部35と側枠片33bとを連結している連結
部36,36の周辺に、可動梁部35の長手方向に沿っ
て開口部31に連通するスリット38dを設けている。
これにより連結部36が薄肉となって可動梁部35を撓
み易くし、可動梁部35の係止溝35aと器体10cの
係止爪15との係止離脱を容易に行うことができる。そ
の結果、配線器具C1の器具本体10のプレート枠A1
への着脱を容易にすることができる。また、スリット3
8a,38cの外側端部を上述のスリット38d側に屈
曲して形成していることによって、連結部36はさらに
薄肉となり、配線器具C1の着脱をさらに容易にするこ
とができる。
【0028】ところで、各側枠片33a,33bの略中
央にはボックスねじ90が挿通される長孔状のねじ挿通
孔40aが設けられ、さらに各側片32,32の略中央
にもボックスねじ90が挿通される丸孔状のねじ挿通孔
40bが設けられている。このように、ねじ挿通孔40
a,40a及びねじ挿通孔40b,40bがそれぞれプ
レート枠本体30の開口部31周辺を囲むように互いに
略直交する各方向の両端部に配置されることで、従来例
と同様、プレート枠A1をねじ止めするときには、施工
状態に応じて4つのねじ挿通孔40a,40a,40
b,40bを全て用いてねじ止めするか、或いは上記何
れかの方向の両端部に配置されるねじ挿通孔、つまりね
じ挿通孔40a,40a又はねじ挿通孔40b,40b
を選択し、これらを用いてねじ止めすることができ、埋
込ボックスDにねじ止めする施工の自由度が損なわれな
いようにしている。
【0029】さらに本実施形態では、ねじ挿通孔40
b、40bを丸孔状とすることによって、このねじ挿通
孔40b、40bにボックスねじ90をそれぞれ挿通し
てプレート枠A1を埋込ボックスDにねじ止めしたとき
には、プレート枠A1に取り付けられた器具本体10の
埋込ボックスD内での移動を規制することができる。例
えば図5に示すようにねじ挿通孔40b,40bの形状
を、側片32の長手方向に沿って長い長孔状とした場合
において、このねじ挿通孔40b,40bにボックスね
じ90をそれぞれ挿通してプレート枠A1を埋込ボック
スDにねじ止めすると、図6に示すように、配線器具C
1の器具本体10が埋込ボックスD内で図6中上方にず
れて、器具本体10と周壁80及び舌片81との距離が
短くなることがある。このようなときには、金属性の埋
込ボックスDの周壁80及び舌片81と、器具本体10
の器体10cから露出する充電部の端子17とが近接
し、絶縁距離が不足してしまうこととなる。
【0030】そこで、本実施形態では上述のようにねじ
挿通孔40b、40bを丸孔状としたことによって、図
4に示すように、端子17と埋込ボックスの周壁80及
び舌片81との絶縁距離を一定に保って、安全性を確保
することができる。
【0031】ところで本実施形態では、図7に示すよう
に、プレート枠本体30のねじ挿通孔40b,40bの
前面側周辺部に、開口部31に連通する略矩形状の凹所
41を設けている。そこで例えば図1に示すように、器
具本体10の係止爪15を固定梁部34及び可動梁部3
5のそれぞれの略中央に位置する1対の係止溝34a,
34a,35a,35aに係止させて器具本体10をプ
レート枠A1に1個取り付け、操作面の寸法が3倍相当
寸法である操作ハンドル20を器具本体10に取り付け
たときには、操作ハンドル20の長手方向両端部がそれ
ぞれ凹所41内に収まって、操作ハンドル20の施工面
からの出っ張りを防止することができるのである。
【0032】ここで上述のようにプレート枠本体30に
凹所41を設けたため、プレート枠本体61における凹
所41の底面側の肉厚が薄くなるが、本実施形態では、
凹所41のねじ挿通孔40b周辺に底面から前方に突出
する主段部41bを設けている。これにより凹所41の
ねじ挿通孔40b周辺を厚肉にして機械的な強度を向上
させ、ねじ挿通孔40bにボックスねじ90を挿通して
埋込ボックスDにねじ止めするときに、ボックスねじ9
0の締め付けによるプレート枠本体30の変形を抑える
ことができる。さらに、図11及び図12に示すよう
に、凹所41内の前記主段部41bを間に挟み込む部位
に、段部41bと同様、底面から前方に突出する段部4
1aを設けても良い。これにより、プレート枠本体30
の機械的な強度をさらに向上させることができる。
【0033】また、プレート枠本体30の四隅には、化
粧プレートB1の主部50背面から突設した係止突起
(図示せず)を係止する化粧プレート係止孔42が設け
てあり、これらの化粧プレート係止孔42に前記係止突
起を挿入係止することでプレート枠A1の前面側に化粧
プレートB1を着脱自在に取り付けることができるよう
になっている。
【0034】一方、化粧プレートB4は絶縁性を有する
合成樹脂により、プレート枠A1の前面を覆う略矩形の
主部50と、主部50の全周縁から背面側に突出する側
壁51とを一体に形成した略箱形としてある。主部61
の略中央には、プレート枠A1に取り付けた配線器具C
1の操作ハンドル20を露出する開口窓52が設けてあ
る。
【0035】また主部50の背面には、プレート枠本体
30の側枠片33bのスリット38a〜38cにそれぞ
れ嵌入される複数個の突条片(図示せず)が突設してあ
り、各突条片がスリット38a〜38cに嵌入されるこ
とによりプレート枠本体30の可動梁部35の動き(撓
み)が規制されるため、配線器具C1に衝撃が加えられ
た場合に配線器具C1の係止爪15と可動梁部35及び
固定梁部34の係止溝35a,34aとの係止が外れ難
くなる。
【0036】ところで本実施形態のプレート枠A1に
は、図9に示すように、固定梁部34及び可動梁部35
のそれぞれの係止溝34a,35aの全てに器具本体1
0の係止爪15を係止させることで器具本体10を2個
まで取り付けることができる。このときには、図10に
示すように、操作面の寸法が1.5倍相当寸法の操作ハ
ンドル20’と器具本体10を具備する配線器具C1’
を2つ埋込配設することができるのである。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明は、施工面に埋設された
埋込ボックスの前方にねじ止めされ、配線器具の機能面
を露出させるとともに配線器具の一部を埋め込む形で施
工面に配設される配線器具用プレートであって、機能面
の大きさが埋め込まれる部位における施工面に略平行な
断面寸法以上である配線器具を内側に挿入する開口部
と、前記配線器具を開口部の内側に挿入した状態で取り
付ける取付手段と、前記開口部の周辺を囲むように互い
に略直交する各方向の両端部に配置される、埋込ボック
スにねじ止めするための4つのねじ挿通孔とを備えたの
で、埋込ボックスにねじ止めするとき、施工状態に応じ
て4つのねじ挿通孔を全て用いてねじ止めするか、或い
は前記何れかの方向の両端部に形成されるねじ挿通孔を
2つ選択し、これらのねじ挿通孔を用いてねじ止めする
ことができ、その結果、埋込ボックスにねじ止めする施
工の自由度を損なうことなく、従来例で埋込配設される
基準寸法の配線器具よりも機能面が大きな配線器具を埋
込配設することができるという効果がある。
【0038】請求項2の発明は、取付手段は、開口部を
挟んで対向する一方の側枠片に設けられ、配線器具が有
する係止爪に係止する係止溝を具備した固定梁部と、他
方の側枠片に撓み自在に連結され、前記係止爪を係止す
る係止溝を具備した可動梁部とを備え、前記他方の側枠
片と可動梁部が連結する部位周辺にスリットを設けたの
で、可動梁部を開口部と反対側に撓ませて配線器具の係
止爪を固定梁部及び可動梁部の係止溝に係止離脱するこ
とで専用の工具などを用いることなく配線器具を容易に
着脱することができ、さらに前記スリットを設けたこと
によって、可動梁部と側枠片を連結する部位周辺を薄肉
にして可動梁部を撓み易くし、可動梁部及び固定梁部の
係止溝と配線器具の係止爪との係止離脱を容易に行うこ
とができ、その結果、配線器具の着脱をさらに容易にす
ることができるという効果がある。
【0039】請求項3の発明は、開口部を挟んで略対向
する2つのねじ挿通孔の前面側周辺部に、前記開口部に
連通する凹所を設けたので、例えば配線器具がスイッチ
であってスイッチの操作ハンドルが前記2つのねじ挿通
孔の前面側周辺部を覆うような寸法形状である場合に
は、凹所を設けたことによって操作ハンドルの一部を凹
所内に収めて操作ハンドルの施工面からの出っ張りを抑
えることができるという効果がある。
【0040】請求項4の発明は、凹所のねじ挿通孔周辺
に底面から前方へ突出する段部を設けたので、段部によ
って凹所のねじ挿通孔周辺を厚肉にして機械的な強度を
向上させ、例えば凹所内にあるねじ挿通孔にねじを挿通
して埋込ボックスにねじ止めするときには、ねじの締め
付けによる変形を抑えることができるという効果があ
る。
【0041】請求項5の発明は、開口部を挟んで略対向
する2つのねじ挿通孔を丸孔状としたので、前記2つの
ねじ挿通孔にねじを挿通して埋込ボックスにねじ止めし
たときには、取り付けられた配線器具の埋込ボックス内
での移動を規制することができ、その結果、例えば充電
部が露出した配線器具を金属製の埋込ボックスに対して
埋込配設した場合には、前記充電部と埋込ボックスとの
絶縁距離を一定に保って、安全性を確保することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の配線器具の取付構成を示す分解斜視
図である。
【図2】同上の取り付けられる配線器具の器具本体を示
す、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図3】同上のプレート枠の正面図である。
【図4】同上の配線器具が取り付けられたプレート枠を
埋込ボックスに配設したときの側面断面図である。
【図5】同上の比較説明用のプレート枠の正面図であ
る。
【図6】同上の配線器具が取り付けられた比較説明用の
プレート枠を埋込ボックスに配設したときの側面断面図
である。
【図7】同上のプレート枠の側面断面図である。
【図8】同上のプレート枠に配線器具を取り付けたとき
の正面図である。
【図9】同上のプレート枠に配線器具の器具本体を2個
取り付けたときの正面図である。
【図10】同上の他の配線器具の取付構成を示す分解斜
視図である。
【図11】同上の他のプレート枠の側面断面図である。
【図12】同上の他のプレート枠の正面図である。
【図13】従来例を示すプレート枠の正面図である。
【図14】同上の取り付けられる配線器具を示す、
(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図15】同上のプレート枠に配線器具を2個取り付け
たときの正面図である。
【図16】同上の埋込ボックスを示す正面図である。
【符号の説明】
10 器具本体 20 操作ハンドル 31 開口部 33a,33b 側枠片 34 固定梁部 34a 係止溝 35 可動梁部 35a 係止溝 52 開口窓 A1 プレート枠 B1 化粧プレート C1 配線器具 D 埋込ボックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 立石 博之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5G052 AA12 BB03 HA21 HB05 HC03 5G357 CA06 CB04 CC01 CC05 CD03 CF02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施工面に埋設された埋込ボックスの前方
    にねじ止めされ、配線器具の機能面を露出させるととも
    に配線器具の一部を埋め込む形で施工面に配設される配
    線器具用プレートであって、機能面の大きさが埋め込ま
    れる部位における施工面に略平行な断面寸法以上である
    配線器具を内側に挿入する開口部と、前記配線器具を開
    口部の内側に挿入した状態で取り付ける取付手段と、前
    記開口部の周辺を囲むように互いに略直交する各方向の
    両端部に配置される、埋込ボックスにねじ止めするため
    の4つのねじ挿通孔とを備えたことを特徴とする配線器
    具用プレート。
  2. 【請求項2】 取付手段は、開口部を挟んで対向する一
    方の側枠片に設けられ、配線器具が有する係止爪に係止
    する係止溝を具備した固定梁部と、他方の側枠片に撓み
    自在に連結され、前記係止爪を係止する係止溝を具備し
    た可動梁部とを備え、前記他方の側枠片と可動梁部が連
    結する部位周辺にスリットを設けたことを特徴とする請
    求項1記載の配線器具用プレート。
  3. 【請求項3】 開口部を挟んで略対向する2つのねじ挿
    通孔の前面側周辺部に、前記開口部に連通する凹所を設
    けたことを特徴とする請求項1又は2記載の配線器具用
    プレート。
  4. 【請求項4】 凹所のねじ挿通孔周辺に底面から前方へ
    突出する段部を設けたことを特徴とする請求項3記載の
    配線器具用プレート。
  5. 【請求項5】 開口部を挟んで略対向する2つのねじ挿
    通孔を丸孔状としたことを特徴とする請求項1〜4記載
    の配線器具用プレート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009261224A (ja) * 2008-03-21 2009-11-05 Toshiba Lighting & Technology Corp 配線装置およびその取付枠
JP2011090966A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Panasonic Electric Works Co Ltd スイッチ装置
JP2016134272A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 操作装置

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