JP2002166983A - エアゾール容器用噴射ボタン - Google Patents
エアゾール容器用噴射ボタンInfo
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Abstract
作部を肩カバー上面から突出させ得るエアゾール容器用
噴射ボタンを提供する。 【解決手段】 肩カバー40がエアゾール容器1の円周
方向に回転可能に装着されると共に、噴射口12aに対
して上方の噴射ボタン本体10の頭部13に、その外周
面に内周面が螺合するボタンキャップ30が装着され、
肩カバー40の上面中心部に、ボタンキャップ30を突
出させる開口部43が形成される。ボタンキャップ30
を回転駆動しつつ開口部43を通して上動させ得るよう
に、ボタンキャップ30の外周に形成されたレール係合
溝又はレールに係合するレール又はレール係合溝が肩カ
バー40に設けられる。この肩カバーの回転操作範囲
が、ボタンキャップ30の上面が肩カバー40の上面に
対して略同一面状になる通常位置及び上方に突出する使
用位置にボタンキャップ30を回転駆動するように設定
される。使用位置で噴射口12aに対面する肩カバー領
域に、噴射窓44が開口されている。
Description
頂部から上方付勢状態で突出するステムに嵌着すると共
に、横向きの噴射口を備えて押し下げ操作される噴射ボ
タン本体が、使用時に操作部を上面から突出させた状態
でエアゾール容器の肩部をカバーする肩カバーでカバー
されるようになったエアゾール容器用噴射ボタンに関す
るものである。
のエアゾール容器としては、実開昭61−123073
号公報により、肩カバーの基端部を直接又は間接に容器
頂部の周面に螺合され、不使用時には肩カバーの上面開
口部の周辺で押し下げ操作部の突起を拘束し、使用時に
は肩カバーをそのねじ廻し操作で下降させて、操作部を
肩カバーの上面開口部から突出させる肩カバー付噴射ボ
タンが提案されている。
には噴射ボタンの押し下げ操作が不能となり、使用時に
は肩カバーを装着したままで操作可能となるが、外観を
向上せる目的の肩カバーに螺合部が付設されるために外
観上好ましくなく、また肩カバーのねじ廻し操作を要す
るために、高級感を欠いていた。
に肩カバーの単なる回転操作により操作部を肩カバー上
面から突出させ得るエアゾール容器用噴射ボタンを提供
することを目的とする。
成するために、請求項1により、エアゾール容器の頂部
から上方付勢状態で突出するステムに嵌着すると共に、
横向きの噴射口を備えて押し下げ操作される噴射ボタン
本体が、使用時に操作部を上面から突出させた状態でエ
アゾール容器の肩部をカバーする肩カバーでカバーされ
るようになったエアゾール容器用噴射ボタンにおいて、
肩カバーがエアゾール容器の円周方向に回転可能に装着
されると共に、噴射口に対して上方の噴射ボタン本体の
頭部に、その外周面に内周面が螺合するボタンキャップ
が装着され、肩カバーの上面中心部に、ボタンキャップ
を突出させる開口部が形成されると共に、ボタンキャッ
プを回転駆動しつつ開口部を通して上動させ得るよう
に、ボタンキャップの外周に形成されたレール係合溝又
はレールに係合するレール又はレール係合溝が肩カバー
に設けられ、この肩カバーの回転操作範囲が、ボタンキ
ャップの上面が肩カバーの上面に対して略同一面状にな
る通常位置及び上方に突出する使用位置にボタンキャッ
プを回転駆動するように設定されると共に、使用位置で
噴射口に対面する肩カバー領域に噴射窓が開口されてい
ることを特徴とする。
バー上面に対して略同一面状になる。肩カバーを回転操
作すると、ボタンキャップは回転不動の噴射ボタン本体
の頭部への螺合により肩カバー上面から突出して押し下
げ操作可能な使用位置に上動する。
の形態の一例によるエアゾール容器用噴射ボタンを説明
する。図1及び図2において噴射ボタンは、エアーゾル
容器1の頂部に装着されたマウンティングキャップ2に
内蔵の弁機構の上方付勢状態で突出するステム3に回転
不動に嵌着する嵌着部11aを基端部に有する縦方向ノ
ズル部11、その上端に連通して先端部に噴射口12a
を有する横方向ノズル部12及びその上方に突設されて
外周面にねじ溝14が形成された頭部13を備えた噴射
ボタン本体10と、その噴射口12aに対して下方の基
部である縦方向ノズル部11を細隙を置いて包囲する挿
通孔21を備え、下端部の内周壁22でマウンティング
キャップ2の外周面に嵌合する噴射ボタン基部20と、
内周面でねじ溝14に螺合するねじ山31を形成された
ボタンキャップ30と、上面42にボタンキャップ30
を出没させる開口部43を備え、下端部に噴射ボタン基
部20の外周壁23の下縁23aに係合する環状の凸部
41が形成され、マウンティングキャップ2の周辺のテ
ーパ状の肩部1aをカバーする肩カバー40とを備えて
いる。
側には、図3に示すように、ボタンキャップ30の下端
部に形成されたフランジ33の対応位置のレール係合溝
34に、その上下スライドを許容するように係合する一
対のレール45が下設されている。その下端部には、ボ
タンキャップ30の通常位置でその周面下縁33aを係
止する爪状ストッパ46が形成されている。これによ
り、肩カバー40がエアゾール容器1と同軸状にその円
周方向に回転操作されると、ボタンキャップ30が回転
駆動されて回転しつつ昇降し、その回転操作範囲は、ボ
タンキャップ30の上面36が肩カバー40の上面42
に対して略同一面状になる高さの通常位置及び上方に突
出する使用位置にボタンキャップ30を回転駆動し得る
ように設定されている。
のリブ47が8個突設されると共に、そのうちの1個は
その幅を厚くして被拘束片48として形成されている。
対応して、噴射ボタン基部20の外周壁23を形成する
水平状の段差面24の外周には、エアゾール容器1の円
周方向の90°の範囲に円弧状プレートであるストッパ
25が立設され、さらに90°ずれたより広い範囲にも
同様なストッパ25Aが立設されている。その一方の側
縁25bは通常位置で被拘束片48を拘束し、さらに9
0°回転した使用位置で他方の側縁25aで拘束する。
拘束片48に干渉してクリック感を与えるための僅かに
曲げ弾性を呈する一対の突片26、26aが突設されて
いる。これらの位置は、肩カバー40の通常位置(図1
及び図2)から使用位置(図4)への回転操作時に、そ
の開始直後に被拘束片48が突片26aを乗り越え、側
縁25aに当接する直前に突片26を乗り越え、一方使
用位置から通常位置への回転操作時には、その開始直後
に被拘束片48が突片26を乗り越え、側縁25bに当
接する直前に突片26aを乗り越えるように設定されて
いる。
の下方領域には、その下動を許容する凹状の逃げ部29
が形成されている。肩カバー40の使用位置で噴射口1
2aに対面する領域には、噴射窓44が開口されてい
る。前述のストッパ25は、通常位置で噴射窓44に対
面して閉鎖するように位置設定されている。また、肩カ
バー40の上面42には、肩カバー40の回転操作位置
を指示するように、長方形状に僅かに肉薄にしたマーク
49が形成されている。さらに、肩カバー40の内周面
には90°間隔で細片状突子40aが形成され、対応し
て噴射ボタン基部20の外周壁23の外周面には通常位
置及び使用位置で突子40aが係合する凹部20aが形
成されることにより、肩カバー40の回転操作時に突子
40aによる外周壁23の外周面の摺動感が得られるよ
うになっている。
次の通りである。図2に示す通常位置では、ボタンキャ
ップ30の上面36は、肩カバー40の上面42より僅
かに下方に没入した高さ位置を占めて、通常位置に在る
ことが視認される。噴射窓44はストッパ25に対面し
て内部が見えないように閉鎖されている。また、被拘束
片48がストッパ25Aの側縁25bに当接して、肩カ
バー40の時計方向の回転操作が拘束されている。この
状態で、ボタンキャップ30は突出していないことによ
り押し下げ操作されにくく、またバッグに収納された場
合でも誤操作されないが、さらにストッパ46で押し下
げ操作が確実に拘束されている。
に示す使用位置に半時計方向へ90°回転操作すると、
その開始直後に及び終了直前にクリック感を伴って被拘
束片48がストッパ25の側縁25aに拘束される。そ
の過程で、ねじ山31がねじ溝14に沿って滑動するこ
とにより、レール係合溝34が回転しつつレール45に
沿って上動してボタンキャップ30の上面36は肩カバ
ー40の上面42から突出した高さ位置を占める。噴射
窓44は噴射口12aに対面してその先方を開放する。
なるボタンキャップ30上面36を押し下げ操作する
と、頭部13への螺合状態でステム3が押し下げられて
エアゾール容器1の内容物が噴射口12aから噴射され
る。通常位置に復帰させる場合、時計方向へ回転操作す
ると、その開始直後及び終了直前にクリック感を伴って
被拘束片48がストッパ25Aの側縁25bに拘束され
る。
タン基部に装着する構造、肩カバーの回転操作位置を拘
束するストッパ、ボタンキャップ及び肩カバー間の係合
構造等は、前述の実施の形態に限らず、種々の構成が考
えられる。
は、噴射ボタン本体に上設されたをボタンキャップが肩
カバー上面と略同一面状となり、誤操作が回避されると
共に、操作不能状態に在ることも視認される。肩カバー
自体に螺合部を備えないためにその本来の外観保護機能
が損なわれない。請求項2の発明によれば、肩カバーの
回転操作位置が通常位置及び使用位置で拘束されること
により回転操作がし易くなる。請求項3の発明によれ
ば、噴射窓が噴射口から回転した場合でも内部が見えな
いことにより外観が確保される。請求項4の発明によれ
ば、ボタンキャップが通常位置を占めた状態で無理に押
し下げ操作されることも防止される。
射ボタンの通常位置での断面図である。
で、同図Aは平面図、同図Bは断面図である。
を示す断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 エアゾール容器の頂部から上方付勢状態
で突出するステムに嵌着すると共に、横向きの噴射口を
備えて押し下げ操作される噴射ボタン本体が、使用時に
操作部を上面から突出させた状態でエアゾール容器の肩
部をカバーする肩カバーでカバーされるようになったエ
アゾール容器用噴射ボタンにおいて、肩カバーがエアゾ
ール容器の円周方向に回転可能に装着されると共に、噴
射口に対して上方の噴射ボタン本体の頭部に、その外周
面に内周面が螺合するボタンキャップが装着され、 前記肩カバーの上面中心部に、前記ボタンキャップを突
出させる開口部が形成されると共に、前記ボタンキャッ
プを回転駆動しつつ前記開口部を通して上動させ得るよ
うに、前記ボタンキャップの外周に形成されたレール係
合溝又はレールに係合するレール又はレール係合溝が前
記肩カバーに設けられ、 この肩カバーの回転操作範囲が、前記ボタンキャップの
上面が前記肩カバーの上面に対して略同一面状になる通
常位置及び上方に突出する使用位置に前記ボタンキャッ
プを回転駆動するように設定されると共に、前記使用位
置で前記噴射口に対面する前記肩カバー領域に噴射窓が
開口されていることを特徴とするエアゾール容器用噴射
ボタン。 - 【請求項2】 ステムを突出させるマウンティングキャ
ップの外周面に、噴射口に対して下方の噴射ボタン本体
の基部を細隙を置いて包囲する噴射ボタン基部が装着さ
れ、 この噴射ボタン基部に肩カバーの下端部が回転可能に装
着され、さらに前記噴射ボタン基部に、前記肩カバーの
内周面に突設された被拘束片に当接して前記肩カバーの
回転操作位置を通常位置及び使用位置に拘束するストッ
パが設けられていることを特徴とする請求項1記載のエ
アゾール容器用噴射ボタン。 - 【請求項3】 ストッパが、使用位置で噴射口に対面す
る肩カバー領域に開口する噴射窓を通常位置で閉鎖する
ように、エアゾール容器の円周方向に沿った円弧状プレ
ートとして形成され、 その回転方向の一方の側縁で前記肩カバーの内周面に突
設された一対の被拘束片の一方を通常位置で拘束し、他
方の側縁で前記被拘束片の他方を使用位置で拘束するこ
とを特徴とする請求項2記載のエアゾール容器用噴射ボ
タン。 - 【請求項4】 肩カバーに、ボタンキャップの外周に形
成されたレール係合溝に係合するレールが設けらると共
に、その下端部に前記ボタンキャップの周面下縁を係止
して通常位置での前記ボタンキャップの押し下げ操作を
拘束する爪状ストッパが形成されていることを特徴とす
る請求項1記載のエアゾール容器用噴射ボタン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000360753A JP4562277B2 (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | エアゾール容器用噴射ボタン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000360753A JP4562277B2 (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | エアゾール容器用噴射ボタン |
Publications (2)
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JP2002166983A true JP2002166983A (ja) | 2002-06-11 |
JP4562277B2 JP4562277B2 (ja) | 2010-10-13 |
Family
ID=18832296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000360753A Expired - Lifetime JP4562277B2 (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | エアゾール容器用噴射ボタン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4562277B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012180098A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-20 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 吐出容器 |
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-
2000
- 2000-11-28 JP JP2000360753A patent/JP4562277B2/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|
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