JP2002160872A - エレベータのかご操作盤の誤操作防止装置 - Google Patents
エレベータのかご操作盤の誤操作防止装置Info
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- 238000007689 inspection Methods 0.000 claims abstract description 72
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- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 保護カバーを着脱することなく保守点検用ス
イッチの誤操作を防止できるエレベータのかご操作盤を
得る。 【解決手段】 かご操作盤2に設けられたかご釦7の組
合せ操作によって暗証番号を発生させ、この暗証番号と
予め暗証番号記憶手段13に記憶されている設定暗証番
号とを比較し、この比較結果に基いて無効とされた保守
点検用スイッチ6の操作を有効にし、平常運転では保守
点検用スイッチ6の操作を再び無効にするようにしたも
のである。
イッチの誤操作を防止できるエレベータのかご操作盤を
得る。 【解決手段】 かご操作盤2に設けられたかご釦7の組
合せ操作によって暗証番号を発生させ、この暗証番号と
予め暗証番号記憶手段13に記憶されている設定暗証番
号とを比較し、この比較結果に基いて無効とされた保守
点検用スイッチ6の操作を有効にし、平常運転では保守
点検用スイッチ6の操作を再び無効にするようにしたも
のである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベータのか
ご操作盤に設けられた保守点検用スイッチの誤操作を防
止する装置に係る。
ご操作盤に設けられた保守点検用スイッチの誤操作を防
止する装置に係る。
【0002】
【従来の技術】エレベータのかご操作盤には、一般の乗
客が使用するかごの行先を指定するかご釦、戸の開閉を
制御する戸閉釦及び戸開釦等と、ビルの管理者がビル管
理の一環として使用するエレベータの運転停止スイッチ
等と、更にエレベータの保守係員が使用する保守点検用
スイッチ等が取り付けられている。これらの操作器具
は、それぞれ誤操作されることのないように取り付けら
れている。図7は、4階床をサービスするエレベータの
従来のかご操作盤17を示し、各種の操作器具はケース
17b内に収納され、更にケース17bはフェースプレ
ート17aで覆われている。行先釦71〜74と戸開釦
7o及び戸閉釦7cからなるかご釦7は、操作部がフェ
ースプレート17a上に露出しており、一般乗客の使用
に供される。
客が使用するかごの行先を指定するかご釦、戸の開閉を
制御する戸閉釦及び戸開釦等と、ビルの管理者がビル管
理の一環として使用するエレベータの運転停止スイッチ
等と、更にエレベータの保守係員が使用する保守点検用
スイッチ等が取り付けられている。これらの操作器具
は、それぞれ誤操作されることのないように取り付けら
れている。図7は、4階床をサービスするエレベータの
従来のかご操作盤17を示し、各種の操作器具はケース
17b内に収納され、更にケース17bはフェースプレ
ート17aで覆われている。行先釦71〜74と戸開釦
7o及び戸閉釦7cからなるかご釦7は、操作部がフェ
ースプレート17a上に露出しており、一般乗客の使用
に供される。
【0003】また、使用がビル管理者とエレベータの保
守係員に限られる保守点検用スイッチ6はケース17b
内に収納され、しかも、これらの保守点検用スイッチ6
が取り付けられている部位は、フェースプレート17a
に開口17cが形成され、更に、その開口17cを開閉
する引戸3が設けられていて常時キー4によって施錠さ
れており、一般乗客による誤操作を防止すると共に、必
要時には解錠されて保守点検用スイッチ6を操作できる
ようになっている。保守点検用スイッチ6の内、運転ス
イッチ61、照明スイッチ62及びファンスイッチ64
は、保守係員のみならずビル管理者によっても使用され
る。上記以外の保守点検用スイッチ6、例えば、平常運
転と保守運転とを切り替える保守運転スイッチ63等は
保守係員の使用に限られる。このように保守点検用スイ
ッチ6は使用対象者が異なる。
守係員に限られる保守点検用スイッチ6はケース17b
内に収納され、しかも、これらの保守点検用スイッチ6
が取り付けられている部位は、フェースプレート17a
に開口17cが形成され、更に、その開口17cを開閉
する引戸3が設けられていて常時キー4によって施錠さ
れており、一般乗客による誤操作を防止すると共に、必
要時には解錠されて保守点検用スイッチ6を操作できる
ようになっている。保守点検用スイッチ6の内、運転ス
イッチ61、照明スイッチ62及びファンスイッチ64
は、保守係員のみならずビル管理者によっても使用され
る。上記以外の保守点検用スイッチ6、例えば、平常運
転と保守運転とを切り替える保守運転スイッチ63等は
保守係員の使用に限られる。このように保守点検用スイ
ッチ6は使用対象者が異なる。
【0004】そこで、保守点検用スイッチ6は、上記の
とおり全体が引戸3で閉鎖されることに加えて、更に、
保守点検用スイッチ6と引戸3の間に保護カバー18が
設けられている。この保護カバー18は、運転スイッチ
61、照明スイッチ62及びファンスイッチ64に対向
する部分が切り欠かれていて開口18aが形成されてい
る。従って、ビル管理者は、引戸3を開くと保護カバー
18を取り付けた状態で開口18aを介して運転スイッ
チ61、照明スイッチ62及びファンスイッチ64を操
作することができる。
とおり全体が引戸3で閉鎖されることに加えて、更に、
保守点検用スイッチ6と引戸3の間に保護カバー18が
設けられている。この保護カバー18は、運転スイッチ
61、照明スイッチ62及びファンスイッチ64に対向
する部分が切り欠かれていて開口18aが形成されてい
る。従って、ビル管理者は、引戸3を開くと保護カバー
18を取り付けた状態で開口18aを介して運転スイッ
チ61、照明スイッチ62及びファンスイッチ64を操
作することができる。
【0005】しかし、上記運転スイッチ61等以外の保
守点検用スイッチ6は、保護カバー18に覆われていて
操作できない。このため、保守係員のみが使用する保守
点検用スイッチ6をビル管理者が誤って操作することは
ない。なお、保守作業は、保護カバー18を取り外し、
保守点検用スイッチ6全体が操作できるようにして行
い、作業が終了すると、保護カバー18を再び取り付
け、引戸3を閉じてキー4で施錠する。
守点検用スイッチ6は、保護カバー18に覆われていて
操作できない。このため、保守係員のみが使用する保守
点検用スイッチ6をビル管理者が誤って操作することは
ない。なお、保守作業は、保護カバー18を取り外し、
保守点検用スイッチ6全体が操作できるようにして行
い、作業が終了すると、保護カバー18を再び取り付
け、引戸3を閉じてキー4で施錠する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータのか
ご操作盤は、上記のとおり構成されているので、保守作
業を行う毎に保護カバー18を着脱しなければならず面
倒である、という問題があった。また、保守作業が終了
にも拘らず保護カバー18を戻し忘れることがあり、か
ご操作盤の誤操作防止が十分保証されない、という問題
もあった。
ご操作盤は、上記のとおり構成されているので、保守作
業を行う毎に保護カバー18を着脱しなければならず面
倒である、という問題があった。また、保守作業が終了
にも拘らず保護カバー18を戻し忘れることがあり、か
ご操作盤の誤操作防止が十分保証されない、という問題
もあった。
【0007】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、保護カバーによることなく誤操作
を防止できるエレベータのかご操作盤を提供する。
なされたものであり、保護カバーによることなく誤操作
を防止できるエレベータのかご操作盤を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るエレベー
タのかご操作盤の誤操作防止装置は、かご操作盤に設け
られたかご釦の組合せ操作によって暗証番号を発生さ
せ、この暗証番号と予め暗証番号記憶手段に記憶されて
いる設定暗証番号とを比較し、この比較結果に基いて無
効とされた保守点検用スイッチの操作を有効にし、平常
運転では保守点検用スイッチの操作を再び無効にするよ
うにしたものである。
タのかご操作盤の誤操作防止装置は、かご操作盤に設け
られたかご釦の組合せ操作によって暗証番号を発生さ
せ、この暗証番号と予め暗証番号記憶手段に記憶されて
いる設定暗証番号とを比較し、この比較結果に基いて無
効とされた保守点検用スイッチの操作を有効にし、平常
運転では保守点検用スイッチの操作を再び無効にするよ
うにしたものである。
【0009】請求項2に係るエレベータのかご操作盤の
誤操作防止装置は、かご操作盤のフェースプレートの開
口を開閉する引戸が閉じられると、有効となった保守点
検用スイッチの操作を再び無効にするようにしたもので
ある。
誤操作防止装置は、かご操作盤のフェースプレートの開
口を開閉する引戸が閉じられると、有効となった保守点
検用スイッチの操作を再び無効にするようにしたもので
ある。
【0010】請求項3に係るエレベータのかご操作盤の
誤操作防止装置は、保守点検時には操作されない態様で
かご操作盤の操作器具が操作されたことによって保守点
検用スイッチの操作を再び無効にするようにしたもので
ある。
誤操作防止装置は、保守点検時には操作されない態様で
かご操作盤の操作器具が操作されたことによって保守点
検用スイッチの操作を再び無効にするようにしたもので
ある。
【0011】請求項4に係るエレベータのかご操作盤の
誤操作防止装置は、平常運転と保守運転とを切り替える
保守運転スイッチが、保守運転から平常運転へ切り替え
られたことによって上記保守運転スイッチを含めて保守
点検用スイッチの操作を無効にするようにしたものであ
る。
誤操作防止装置は、平常運転と保守運転とを切り替える
保守運転スイッチが、保守運転から平常運転へ切り替え
られたことによって上記保守運転スイッチを含めて保守
点検用スイッチの操作を無効にするようにしたものであ
る。
【0012】請求項5に係るエレベータのかご操作盤の
誤操作防止装置は、着脱自在なキーボードを接続して外
部操作によって設定暗証番号を発生させ、この設定暗証
番号を暗証番号記憶手段に記憶させるようにしたもので
ある。
誤操作防止装置は、着脱自在なキーボードを接続して外
部操作によって設定暗証番号を発生させ、この設定暗証
番号を暗証番号記憶手段に記憶させるようにしたもので
ある。
【0013】請求項6に係るエレベータのかご操作盤の
誤操作防止装置は、かご操作盤に設けられたキー操作の
モード切替スイッチによって暗証番号設定モードに切り
替え、この暗証番号設定モードの下でかご操作盤に設け
られたかご釦の組合せ操作による信号を設定暗証番号と
して暗証番号記憶手段に記憶させるようにしたものであ
る。
誤操作防止装置は、かご操作盤に設けられたキー操作の
モード切替スイッチによって暗証番号設定モードに切り
替え、この暗証番号設定モードの下でかご操作盤に設け
られたかご釦の組合せ操作による信号を設定暗証番号と
して暗証番号記憶手段に記憶させるようにしたものであ
る。
【0014】請求項7に係るエレベータのかご操作盤の
誤操作防止装置は、かご操作盤のフェースプレートの開
口を開閉する引戸が開放されている状態で、かご釦が組
合せ操作されたとき、その組合せ信号を暗証番号として
出力するようにしたものである。
誤操作防止装置は、かご操作盤のフェースプレートの開
口を開閉する引戸が開放されている状態で、かご釦が組
合せ操作されたとき、その組合せ信号を暗証番号として
出力するようにしたものである。
【0015】請求項8に係るエレベータのかご操作盤の
誤操作防止装置は、操作が有効とされた保守点検用スイ
ッチは、その旨をランプで表示するようにしたものであ
る。
誤操作防止装置は、操作が有効とされた保守点検用スイ
ッチは、その旨をランプで表示するようにしたものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1から図5は、
この発明の実施の形態1を示す。図1において、1はか
ご、1aはかご照明、1bはファン、1cはかご戸、2
はかご操作盤、3は上下方向に移動してかご操作盤2の
フェースプレートに形成された開口を開閉する引戸、6
はかご操作盤2内に収納された保守点検用スイッチで、
常時引戸3によって隠蔽されており、必要時に引戸3が
開口を開放することにより露出してエレベータの保守係
員と、一部をビル管理者が使用するスイッチ群からな
る。7は一般乗客の使用に供されるかご釦でである。
この発明の実施の形態1を示す。図1において、1はか
ご、1aはかご照明、1bはファン、1cはかご戸、2
はかご操作盤、3は上下方向に移動してかご操作盤2の
フェースプレートに形成された開口を開閉する引戸、6
はかご操作盤2内に収納された保守点検用スイッチで、
常時引戸3によって隠蔽されており、必要時に引戸3が
開口を開放することにより露出してエレベータの保守係
員と、一部をビル管理者が使用するスイッチ群からな
る。7は一般乗客の使用に供されるかご釦でである。
【0017】11は保守点検用スイッチ6の操作を無効
とする無効化手段、12は外部操作によって設定暗証番
号を発生させて暗証番号記憶手段13に予め記憶させる
暗証番号設定手段、14はかご操作盤2に設けられたか
ご釦7の組合せ操作による信号を暗証番号として出力す
る暗証番号発生手段、15は暗証番号発生手段14から
出力された暗証番号と暗証番号記憶手段13に記憶され
ている設定暗証番号とを比較する暗証番号比較手段、1
6は暗証番号比較手段15の比較結果に基いて無効化手
段11によって無効とされた保守点検用スイッチ6の操
作を有効とする有効化手段である。
とする無効化手段、12は外部操作によって設定暗証番
号を発生させて暗証番号記憶手段13に予め記憶させる
暗証番号設定手段、14はかご操作盤2に設けられたか
ご釦7の組合せ操作による信号を暗証番号として出力す
る暗証番号発生手段、15は暗証番号発生手段14から
出力された暗証番号と暗証番号記憶手段13に記憶され
ている設定暗証番号とを比較する暗証番号比較手段、1
6は暗証番号比較手段15の比較結果に基いて無効化手
段11によって無効とされた保守点検用スイッチ6の操
作を有効とする有効化手段である。
【0018】図2〜図4において、2aはかご操作盤2
のフェースプレート、2bは各種の操作器具が収納され
たケースで、開口部をフェースプレート2aで覆われて
いる。2cはフェースプレート2aを欠切して形成され
た開口で、引戸3によって開閉される。4は引戸3を閉
じた状態で施錠するキー、5はフェースプレート2aの
裏面の開口2c部の両側に取り付けられて引戸3を案内
するレールである。
のフェースプレート、2bは各種の操作器具が収納され
たケースで、開口部をフェースプレート2aで覆われて
いる。2cはフェースプレート2aを欠切して形成され
た開口で、引戸3によって開閉される。4は引戸3を閉
じた状態で施錠するキー、5はフェースプレート2aの
裏面の開口2c部の両側に取り付けられて引戸3を案内
するレールである。
【0019】保守点検用スイッチ6は、取付板6aを介
してケース2b内に取り付けられ、常時引戸3によって
隠蔽されており、必要時に引戸3が開口2cを開放する
ことにより露出してエレベータの保守係員と、一部をビ
ル管理者が使用するスイッチ群からなり、エレベータを
運転、停止させる運転スイッチ61と、かご照明1aを
ON/OFFする照明スイッチ62と、平常運転と保守
運転の切替を行う保守運転スイッチ63と、ファン1b
をON/OFFするファンスイッチ64と、かご戸1c
を運転停止させる戸スイッチ65と、群管理運転されて
いるかご1を独立運転に切り替える独立運転スイッチ6
6と、かご1を非常停止させる非常停止スイッチ67
と、外部を呼び出す非常呼びスイッチ68とからなる。
してケース2b内に取り付けられ、常時引戸3によって
隠蔽されており、必要時に引戸3が開口2cを開放する
ことにより露出してエレベータの保守係員と、一部をビ
ル管理者が使用するスイッチ群からなり、エレベータを
運転、停止させる運転スイッチ61と、かご照明1aを
ON/OFFする照明スイッチ62と、平常運転と保守
運転の切替を行う保守運転スイッチ63と、ファン1b
をON/OFFするファンスイッチ64と、かご戸1c
を運転停止させる戸スイッチ65と、群管理運転されて
いるかご1を独立運転に切り替える独立運転スイッチ6
6と、かご1を非常停止させる非常停止スイッチ67
と、外部を呼び出す非常呼びスイッチ68とからなる。
【0020】保守点検用スイッチ6は、図4に示したと
おり、それぞれ接点61a〜68aを具備している。ま
た、保守点検用スイッチ6に対応させて有効表示ランプ
61b〜68bが設けられており、操作が無効化されて
いるものは消灯し、有効化されているものは点灯するよ
うになっている。かご釦7は、行先釦71〜74、戸開
釦7o及び戸閉釦7cからなり、それぞれ常開の接点7
1a〜74a、7oa及び7caを具備していて、暗証
番号発生手段14の要素として機能する。8は引戸3の
開放によって閉成する常開接点8a及び8bを備えた開
閉検出スイッチで、戸閉によって常開接点8a及び8b
を開放させることによって保守点検用スイッチ6の操作
を無効に設定する無効化手段11の要素として機能する
ものである。91は有効表示ランプ61b〜68bの電
源線、90は共通電源線である。
おり、それぞれ接点61a〜68aを具備している。ま
た、保守点検用スイッチ6に対応させて有効表示ランプ
61b〜68bが設けられており、操作が無効化されて
いるものは消灯し、有効化されているものは点灯するよ
うになっている。かご釦7は、行先釦71〜74、戸開
釦7o及び戸閉釦7cからなり、それぞれ常開の接点7
1a〜74a、7oa及び7caを具備していて、暗証
番号発生手段14の要素として機能する。8は引戸3の
開放によって閉成する常開接点8a及び8bを備えた開
閉検出スイッチで、戸閉によって常開接点8a及び8b
を開放させることによって保守点検用スイッチ6の操作
を無効に設定する無効化手段11の要素として機能する
ものである。91は有効表示ランプ61b〜68bの電
源線、90は共通電源線である。
【0021】60は保守点検用スイッチ6の操作を有効
化したり無効化したりする有効化手段16及び無無効化
手段11として機能する有効無効切替回路で、保守点検
用スイッチ6の内、平常運転時に通常閉成されているス
イッチは、このスイッチと並列に無効化接点を接続し、
この無効化接点を閉成して上記スイッチを短絡すること
により無効化し、閉成されている上記無効化接点を開放
することにより有効化する。また、平常運転時に通常開
放されているスイッチは、このスイッチと直列に無効化
接点を接続し、この無効化接点を開放して上記スイッチ
を回路から切り放すことにより無効化し、開放されてい
る上記無効化接点を閉成して上記スイッチを回路に接続
することにより有効化するものである。
化したり無効化したりする有効化手段16及び無無効化
手段11として機能する有効無効切替回路で、保守点検
用スイッチ6の内、平常運転時に通常閉成されているス
イッチは、このスイッチと並列に無効化接点を接続し、
この無効化接点を閉成して上記スイッチを短絡すること
により無効化し、閉成されている上記無効化接点を開放
することにより有効化する。また、平常運転時に通常開
放されているスイッチは、このスイッチと直列に無効化
接点を接続し、この無効化接点を開放して上記スイッチ
を回路から切り放すことにより無効化し、開放されてい
る上記無効化接点を閉成して上記スイッチを回路に接続
することにより有効化するものである。
【0022】例えば、保守運転スイッチ63は、平常運
転時に閉成されているスイッチである。従って、その接
点63aは、有効無効切替回路60の構成要素である接
点63cによって短絡されることにより無効化され、接
点63cが開放されることによって有効化される。有効
化されると接点63dが閉成して有効表示ランプ63b
が点灯する。また、非常呼びスイッチ68は、平常運転
時には通常開放されているスイッチである。従って、そ
の接点68aは、直列に接続された有効無効切替回路6
0の構成要素である接点68cが開放されて回路から切
り放されることにより無効化され、開放された上記接点
68cが閉成されて回路に接続されることによって有効
化される。有効化されると接点68dが閉成して有効表
示ランプ68bが点灯する。
転時に閉成されているスイッチである。従って、その接
点63aは、有効無効切替回路60の構成要素である接
点63cによって短絡されることにより無効化され、接
点63cが開放されることによって有効化される。有効
化されると接点63dが閉成して有効表示ランプ63b
が点灯する。また、非常呼びスイッチ68は、平常運転
時には通常開放されているスイッチである。従って、そ
の接点68aは、直列に接続された有効無効切替回路6
0の構成要素である接点68cが開放されて回路から切
り放されることにより無効化され、開放された上記接点
68cが閉成されて回路に接続されることによって有効
化される。有効化されると接点68dが閉成して有効表
示ランプ68bが点灯する。
【0023】なお、運転スイッチ61、照明スイッチ6
2及びファンスイッチ64は、いずれもビル管理者及び
保守係員によって共用されるものである。従って、引戸
3を開けば操作可能であり、閉じれば操作不能となるも
のであって、有効無効切替回路60の制御は受けない。
2及びファンスイッチ64は、いずれもビル管理者及び
保守係員によって共用されるものである。従って、引戸
3を開けば操作可能であり、閉じれば操作不能となるも
のであって、有効無効切替回路60の制御は受けない。
【0024】21はCPU、22は動作プログラム等が
書き込まれたROM、23はデータが書き込まれるRA
Mで、後述の設定暗証番号を記憶する暗証番号記憶手段
13として機能する。24は外部装置との信号の授受を
行う入出力装置で、CPU21、ROM22、RAM2
3と共にエレベータの制御盤に組み込まれている。25
は着脱自在なキーボードで、外部操作によって設定暗証
番号を発生させて上記RAM23に予め記憶させる暗証
番号設定手段12として機能する。
書き込まれたROM、23はデータが書き込まれるRA
Mで、後述の設定暗証番号を記憶する暗証番号記憶手段
13として機能する。24は外部装置との信号の授受を
行う入出力装置で、CPU21、ROM22、RAM2
3と共にエレベータの制御盤に組み込まれている。25
は着脱自在なキーボードで、外部操作によって設定暗証
番号を発生させて上記RAM23に予め記憶させる暗証
番号設定手段12として機能する。
【0025】次に、動作を説明する。まず、前提条件と
して、キーボード25を入出力装置24に接続して予め
設定暗証番号をRAM23に記憶させておく。設定暗証
番号は任意に設定されるものであるが、ここでは、かご
操作盤2の行先呼び釦71〜74が昇順に押されたとき
に「1234」が発生するものとし、この番号を設定暗
証番号とする。また、かご操作盤2の引戸3は開口2c
を閉じていて保守点検用スイッチ6を操作不能にすると
共に、開閉検出スイッチ8は常開接点8a及び8bを開
放して保守点検用スイッチ6の操作を無効化しているも
のとする。
して、キーボード25を入出力装置24に接続して予め
設定暗証番号をRAM23に記憶させておく。設定暗証
番号は任意に設定されるものであるが、ここでは、かご
操作盤2の行先呼び釦71〜74が昇順に押されたとき
に「1234」が発生するものとし、この番号を設定暗
証番号とする。また、かご操作盤2の引戸3は開口2c
を閉じていて保守点検用スイッチ6を操作不能にすると
共に、開閉検出スイッチ8は常開接点8a及び8bを開
放して保守点検用スイッチ6の操作を無効化しているも
のとする。
【0026】図5において、上記前提の下で、手順S1
1で引戸3が開放されると、手順S12で開閉検出スイ
ッチ8の常開接点8a及び8bが閉成する。運転スイッ
チ61、照明スイッチ62及びファンスイッチ64は固
より有効であり、引戸3を開放すれば操作可能である
が、他の保守点検用スイッチ6は無効化されたままであ
り、手順S13以下の処理によって有効化される。
1で引戸3が開放されると、手順S12で開閉検出スイ
ッチ8の常開接点8a及び8bが閉成する。運転スイッ
チ61、照明スイッチ62及びファンスイッチ64は固
より有効であり、引戸3を開放すれば操作可能である
が、他の保守点検用スイッチ6は無効化されたままであ
り、手順S13以下の処理によって有効化される。
【0027】手順S13で設定暗証番号と同じ番号とな
るように行先呼び釦71〜74を昇順に操作して暗証番
号を発生させる。手順S14で暗証番号が設定暗証番号
と一致するか調べる。一致している場合は手順S15で
有効無効切替回路60を作動させて保守運転スイッチ6
3、戸スイッチ65〜非常呼びスイッチ68を有効化
し、この有効化に伴って手順S16で接点63d、65
d〜68dが閉成して有効表示ランプ63b、65b〜
68bが点灯する。手順S17で保守点検用スイッチ6
を操作して保守点検作業を行う。
るように行先呼び釦71〜74を昇順に操作して暗証番
号を発生させる。手順S14で暗証番号が設定暗証番号
と一致するか調べる。一致している場合は手順S15で
有効無効切替回路60を作動させて保守運転スイッチ6
3、戸スイッチ65〜非常呼びスイッチ68を有効化
し、この有効化に伴って手順S16で接点63d、65
d〜68dが閉成して有効表示ランプ63b、65b〜
68bが点灯する。手順S17で保守点検用スイッチ6
を操作して保守点検作業を行う。
【0028】保守点検作業が終了すると手順S18から
手順S19に移り、引戸3を閉じる。引戸3が閉じられ
ると、手順S20で開閉検出スイッチ8が復帰して常開
接点8a及び8bが開放される。この開放によって、手
順S21で保守点検用スイッチ6が無効化され、手順S
22で有効表示ランプ61b〜68bが消灯する。保守
点検用スイッチ6は、一旦無効化されると、上記手順S
13〜S16の処理を経なければ有効化されない。手順
S14で暗証番号が設定暗証番号と一致していなかった
場合は、手順S23を介して手順S13に戻り、行先呼
び釦71〜74を再操作して暗証番号を発生させて保守
点検用スイッチ6を有効化させるか、又は手順S19に
移って引戸3を閉じて無効化する。
手順S19に移り、引戸3を閉じる。引戸3が閉じられ
ると、手順S20で開閉検出スイッチ8が復帰して常開
接点8a及び8bが開放される。この開放によって、手
順S21で保守点検用スイッチ6が無効化され、手順S
22で有効表示ランプ61b〜68bが消灯する。保守
点検用スイッチ6は、一旦無効化されると、上記手順S
13〜S16の処理を経なければ有効化されない。手順
S14で暗証番号が設定暗証番号と一致していなかった
場合は、手順S23を介して手順S13に戻り、行先呼
び釦71〜74を再操作して暗証番号を発生させて保守
点検用スイッチ6を有効化させるか、又は手順S19に
移って引戸3を閉じて無効化する。
【0029】上記実施の形態1によれば、平常運転の下
ではビル管理者が使用するものを除いて保守点検用スイ
ッチ6の操作を無効とし、かご行先呼び釦71〜74の
組合せ操作によって暗証番号を発生させ、この暗証番号
と予めRAM23に記憶されている設定暗証番号とを比
較し、両者が一致している場合は、それまで無効とされ
ていた保守点検用スイッチ6の操作を有効にするように
したものである。このため、保守点検用スイッチ6を有
効化できるのは、設定暗証番号を知得している保守作業
者等の特定者に限られるので、図7に示した保護カバー
18によることなく誤操作を防止できる。また、フェー
スプレート2aの開口2cを開閉する引戸3が閉じられ
ると、有効となっていた保守点検用スイッチ6の操作が
再び無効になるので、保護カバー18によることなく、
容易に無効化して誤操作を防止することができる。
ではビル管理者が使用するものを除いて保守点検用スイ
ッチ6の操作を無効とし、かご行先呼び釦71〜74の
組合せ操作によって暗証番号を発生させ、この暗証番号
と予めRAM23に記憶されている設定暗証番号とを比
較し、両者が一致している場合は、それまで無効とされ
ていた保守点検用スイッチ6の操作を有効にするように
したものである。このため、保守点検用スイッチ6を有
効化できるのは、設定暗証番号を知得している保守作業
者等の特定者に限られるので、図7に示した保護カバー
18によることなく誤操作を防止できる。また、フェー
スプレート2aの開口2cを開閉する引戸3が閉じられ
ると、有効となっていた保守点検用スイッチ6の操作が
再び無効になるので、保護カバー18によることなく、
容易に無効化して誤操作を防止することができる。
【0030】更に、着脱自在なキーボード25を暗証番
号設定手段12とし、外部操作して設定暗証番号をRA
M23に記憶させるようにしたもので、暗証番号設定手
段12を共用化できると共に、設定暗証番号を容易に変
更することができ、漏洩による周知化を阻止できる。更
にまた、引戸3が開放されている状態で、かご釦7が組
合せ操作されたときに暗証番号として出力するようにし
たので、引戸3が閉成されている平常運転では、かご釦
7がどのように操作されたとしても暗証番号は発生しな
いので、乗客がかご釦7を操作したことによって保守点
検用スイッチ6が有効となることはない。更にまた、操
作が有効とされた保守点検用スイッチ6は、その旨を有
効表示ランプ61b〜68bで表示するようにしたの
で、有効であるか無効であるか容易に判別できる。特
に、ビル管理者が使用する保守点検用スイッチ6と保守
点検時に使用される保守点検用スイッチ6とを区別して
表示するようにしたので、不慣れなビル管理者であって
も誤操作を防止できる。
号設定手段12とし、外部操作して設定暗証番号をRA
M23に記憶させるようにしたもので、暗証番号設定手
段12を共用化できると共に、設定暗証番号を容易に変
更することができ、漏洩による周知化を阻止できる。更
にまた、引戸3が開放されている状態で、かご釦7が組
合せ操作されたときに暗証番号として出力するようにし
たので、引戸3が閉成されている平常運転では、かご釦
7がどのように操作されたとしても暗証番号は発生しな
いので、乗客がかご釦7を操作したことによって保守点
検用スイッチ6が有効となることはない。更にまた、操
作が有効とされた保守点検用スイッチ6は、その旨を有
効表示ランプ61b〜68bで表示するようにしたの
で、有効であるか無効であるか容易に判別できる。特
に、ビル管理者が使用する保守点検用スイッチ6と保守
点検時に使用される保守点検用スイッチ6とを区別して
表示するようにしたので、不慣れなビル管理者であって
も誤操作を防止できる。
【0031】実施の形態2.図6は、この発明の実施の
形態2を示す。図中、図1から図5と同符号は、同一部
分を示す。この実施の形態2は、かご操作盤2に設けら
れたキー操作のモード切替スイッチ10によって暗証番
号設定モードに切り替え、この暗証番号設定モードの下
でかご釦7の組合せ操作による信号を設定暗証番号とし
て暗証番号記憶手段13であるRAM23に記憶させる
ようにしたものである。
形態2を示す。図中、図1から図5と同符号は、同一部
分を示す。この実施の形態2は、かご操作盤2に設けら
れたキー操作のモード切替スイッチ10によって暗証番
号設定モードに切り替え、この暗証番号設定モードの下
でかご釦7の組合せ操作による信号を設定暗証番号とし
て暗証番号記憶手段13であるRAM23に記憶させる
ようにしたものである。
【0032】上記実施の形態2によれば、かご釦7によ
って設定暗証番号をRAM23に記憶させ、この設定暗
証番号と同番号の暗証番号をかご釦7によって発生させ
れば、保守点検用スイッチ6を有効化することができる
ので、設定暗証番号を失念した場合であっても、保守点
検用スイッチ6を有効化することができ、保守作業が妨
げられることはない。
って設定暗証番号をRAM23に記憶させ、この設定暗
証番号と同番号の暗証番号をかご釦7によって発生させ
れば、保守点検用スイッチ6を有効化することができる
ので、設定暗証番号を失念した場合であっても、保守点
検用スイッチ6を有効化することができ、保守作業が妨
げられることはない。
【0033】なお、上記実施の形態1及び2では、保守
点検用スイッチ6は引戸3が閉じられて開閉検出スイッ
チ8が復帰したことによって無効化するようにしたが、
これに限られるものではなく、保守運転スイッチ63が
保守運転から平常運転に切りかえられたことによって無
効化されるようにしてもよい。また、かご操作盤2の操
作器具であって保守作業時には操作されることのない態
様、例えば、図2において、行先呼び釦72を所定時間
継続して操作した場合に無効化されるようにしてもよ
い。いずれによっても、開閉検出スイッチ8に依らずに
容易に無効化できる。
点検用スイッチ6は引戸3が閉じられて開閉検出スイッ
チ8が復帰したことによって無効化するようにしたが、
これに限られるものではなく、保守運転スイッチ63が
保守運転から平常運転に切りかえられたことによって無
効化されるようにしてもよい。また、かご操作盤2の操
作器具であって保守作業時には操作されることのない態
様、例えば、図2において、行先呼び釦72を所定時間
継続して操作した場合に無効化されるようにしてもよ
い。いずれによっても、開閉検出スイッチ8に依らずに
容易に無効化できる。
【0034】
【発明の効果】この発明は上記のとおり構成されている
ので、以下の効果を奏する。請求項1に係るエレベータ
のかご操作盤の誤操作防止装置は、かご操作盤に設けら
れたかご釦の組合せ操作によって暗証番号を発生させ、
この暗証番号と予め暗証番号記憶手段に記憶されている
設定暗証番号とを比較し、この比較結果に基いて無効と
された保守点検用スイッチの操作を有効にし、平常運転
では保守点検用スイッチの操作を再び無効にするように
したものである。このため、平常運転では保守点検用ス
イッチは無効化されているので誤操作されることはな
く、有効化できるのは、設定暗証番号を知得している特
定者に限られるので、保護カバーによることなく保守点
検用スイッチの誤操作を防止できる、という効果を奏す
る。
ので、以下の効果を奏する。請求項1に係るエレベータ
のかご操作盤の誤操作防止装置は、かご操作盤に設けら
れたかご釦の組合せ操作によって暗証番号を発生させ、
この暗証番号と予め暗証番号記憶手段に記憶されている
設定暗証番号とを比較し、この比較結果に基いて無効と
された保守点検用スイッチの操作を有効にし、平常運転
では保守点検用スイッチの操作を再び無効にするように
したものである。このため、平常運転では保守点検用ス
イッチは無効化されているので誤操作されることはな
く、有効化できるのは、設定暗証番号を知得している特
定者に限られるので、保護カバーによることなく保守点
検用スイッチの誤操作を防止できる、という効果を奏す
る。
【0035】請求項2に係るエレベータのかご操作盤の
誤操作防止装置は、かご操作盤のフェースプレートの開
口を開閉する引戸が閉じられると、有効となった保守点
検用スイッチの操作を再び無効にするようにしたもので
ある。このため、保守点検用スイッチを容易に無効化で
き、保護カバーによることなく誤操作を防止できる、と
いう効果を奏する。
誤操作防止装置は、かご操作盤のフェースプレートの開
口を開閉する引戸が閉じられると、有効となった保守点
検用スイッチの操作を再び無効にするようにしたもので
ある。このため、保守点検用スイッチを容易に無効化で
き、保護カバーによることなく誤操作を防止できる、と
いう効果を奏する。
【0036】請求項3に係るエレベータのかご操作盤の
誤操作防止装置は、保守点検時には使用されない態様で
かご操作盤の操作器具が操作されたことによって保守点
検用スイッチの操作を再び無効にするようにしたもので
ある。このため、他の目的で設けられた操作器具を流用
することにより保守点検用スイッチを容易に無効化でき
るので、特に、既設のエレベータにこの発明に係る誤操
作防止装置を取り付ける場合に作業が容易である、とい
う効果を奏する。
誤操作防止装置は、保守点検時には使用されない態様で
かご操作盤の操作器具が操作されたことによって保守点
検用スイッチの操作を再び無効にするようにしたもので
ある。このため、他の目的で設けられた操作器具を流用
することにより保守点検用スイッチを容易に無効化でき
るので、特に、既設のエレベータにこの発明に係る誤操
作防止装置を取り付ける場合に作業が容易である、とい
う効果を奏する。
【0037】請求項4に係るエレベータのかご操作盤の
誤操作防止装置は、平常運転と保守運転との切替スイッ
チが、保守運転から平常運転へ切り替えられたことによ
って上記切替スイッチを含めて保守点検用スイッチの操
作を無効にするようにしたものである。このものにあっ
ても、上記請求項3に係るエレベータのかご操作盤の誤
操作防止装置と同様に保守点検用スイッチを容易に無効
化することができる、という効果を奏する。
誤操作防止装置は、平常運転と保守運転との切替スイッ
チが、保守運転から平常運転へ切り替えられたことによ
って上記切替スイッチを含めて保守点検用スイッチの操
作を無効にするようにしたものである。このものにあっ
ても、上記請求項3に係るエレベータのかご操作盤の誤
操作防止装置と同様に保守点検用スイッチを容易に無効
化することができる、という効果を奏する。
【0038】請求項5に係るエレベータのかご操作盤の
誤操作防止装置は、着脱自在なキーボードを接続して外
部操作することによって設定暗証番号を発生させ、この
設定暗証番号を暗証番号記憶手段に記憶させるようにし
たものである。このため、キーボードを共用化できると
共に、設定暗証番号を容易に変更することができ、漏洩
による周知化を防止できる、という効果を奏する。
誤操作防止装置は、着脱自在なキーボードを接続して外
部操作することによって設定暗証番号を発生させ、この
設定暗証番号を暗証番号記憶手段に記憶させるようにし
たものである。このため、キーボードを共用化できると
共に、設定暗証番号を容易に変更することができ、漏洩
による周知化を防止できる、という効果を奏する。
【0039】請求項6に係るエレベータのかご操作盤の
誤操作防止装置は、かご操作盤に設けられたキー操作の
モード切替スイッチによって暗証番号設定モードに切り
替え、この暗証番号設定モードの下でかご操作盤に設け
られたかご釦の組合せ操作による信号を設定暗証番号と
して暗証番号記憶手段に記憶させるようにしたものであ
る。このため、設定暗証番号を失念した場合は、新たに
設定暗証番号を入力すればよく、設定暗証番号の失念に
よって保守作業が阻害されることはない、という効果を
奏する。
誤操作防止装置は、かご操作盤に設けられたキー操作の
モード切替スイッチによって暗証番号設定モードに切り
替え、この暗証番号設定モードの下でかご操作盤に設け
られたかご釦の組合せ操作による信号を設定暗証番号と
して暗証番号記憶手段に記憶させるようにしたものであ
る。このため、設定暗証番号を失念した場合は、新たに
設定暗証番号を入力すればよく、設定暗証番号の失念に
よって保守作業が阻害されることはない、という効果を
奏する。
【0040】請求項7に係るエレベータのかご操作盤の
誤操作防止装置は、かご操作盤のフェースプレートの開
口を開閉する引戸が開放されている状態で、かご釦が組
合せ操作されたとき、その組合せ信号を暗証番号として
出力するようにしたものである。このため、引戸が閉成
されている平常運転では、乗客がかご釦を操作したこと
によって保守点検用スイッチが有効となることはない、
という効果を奏する。
誤操作防止装置は、かご操作盤のフェースプレートの開
口を開閉する引戸が開放されている状態で、かご釦が組
合せ操作されたとき、その組合せ信号を暗証番号として
出力するようにしたものである。このため、引戸が閉成
されている平常運転では、乗客がかご釦を操作したこと
によって保守点検用スイッチが有効となることはない、
という効果を奏する。
【0041】請求項8に係るエレベータのかご操作盤の
誤操作防止装置は、操作が有効とされた保守点検用スイ
ッチは、その旨をランプで表示するようにしたものであ
る。このため、保守点検用スイッチが有効であるか無効
であるか容易に判別できる、という効果を奏する。
誤操作防止装置は、操作が有効とされた保守点検用スイ
ッチは、その旨をランプで表示するようにしたものであ
る。このため、保守点検用スイッチが有効であるか無効
であるか容易に判別できる、という効果を奏する。
【図1】 この発明の実施の形態1におけるエレベータ
のかご操作盤の誤操作防止装置の全体構成を示すブロッ
ク図。
のかご操作盤の誤操作防止装置の全体構成を示すブロッ
ク図。
【図2】 この発明の実施の形態1におけるエレベータ
のかご操作盤の全体を示す斜視図。
のかご操作盤の全体を示す斜視図。
【図3】 この発明の実施の形態1におけるエレベータ
のかご操作盤の詳細を示す縦断面図。
のかご操作盤の詳細を示す縦断面図。
【図4】 この発明の実施の形態1におけるエレベータ
のかご操作盤の誤操作防止装置の電気回路図。
のかご操作盤の誤操作防止装置の電気回路図。
【図5】 この発明の実施の形態1におけるエレベータ
のかご操作盤の誤操作防止装置の動作を示す流れ図。
のかご操作盤の誤操作防止装置の動作を示す流れ図。
【図6】 この発明の実施の形態2におけるエレベータ
のかご操作盤の全体を示す斜視図。
のかご操作盤の全体を示す斜視図。
【図7】 従来のエレベータのかご操作盤の全体を示す
斜視図。
斜視図。
1 かご、 2 かご操作盤、 2a フェースプ
レート、 2b ケース、 2c 開口、 3
引戸、 4 キー、 5 レール、 6保守用点
検スイッチ、 6a 取付板、 7 かご釦、
8 開閉検出スイッチ、 10 モード切替スイッ
チ、 60 有効無効切替回路、61 運転スイッ
チ、 61b 有効表示ランプ、 62 照明スイ
ッチ、62b 有効表示ランプ、 63 保守運転ス
イッチ、 63b 有効表示ランプ、 64 ファ
ンスイッチ、 64b 有効表示ランプ、 65
戸スイッチ、 65b 有効表示ランプ、 66
独立運手スイッチ、66b 有効表示ランプ、 67
非常停止スイッチ、 67b 有効表示ランプ、
68 非常呼びスイッチ、 68b 有効表示ラン
プ。
レート、 2b ケース、 2c 開口、 3
引戸、 4 キー、 5 レール、 6保守用点
検スイッチ、 6a 取付板、 7 かご釦、
8 開閉検出スイッチ、 10 モード切替スイッ
チ、 60 有効無効切替回路、61 運転スイッ
チ、 61b 有効表示ランプ、 62 照明スイ
ッチ、62b 有効表示ランプ、 63 保守運転ス
イッチ、 63b 有効表示ランプ、 64 ファ
ンスイッチ、 64b 有効表示ランプ、 65
戸スイッチ、 65b 有効表示ランプ、 66
独立運手スイッチ、66b 有効表示ランプ、 67
非常停止スイッチ、 67b 有効表示ランプ、
68 非常呼びスイッチ、 68b 有効表示ラン
プ。
Claims (8)
- 【請求項1】 エレベータのかご操作盤に設けられた保
守点検用スイッチの誤操作を防止する装置において、上
記保守点検用スイッチの操作を無効とする無効化手段
と、外部操作によって設定暗証番号を発生させて暗証番
号記憶手段に予め記憶させる暗証番号設定手段と、上記
かご操作盤に設けられたかご釦の組合せ操作による信号
を暗証番号として出力する暗証番号発生手段と、この暗
証番号発生手段から出力された上記暗証番号と上記暗証
番号記憶手段に記憶されている上記設定暗証番号とを比
較する暗証番号比較手段と、この比較結果に基いて上記
無効化手段によって無効とされた上記保守点検用スイッ
チの操作を有効とする有効化手段とを備えたエレベータ
のかご操作盤の誤操作防止装置。 - 【請求項2】 無効化手段を、かご操作盤のフェースプ
レートに形成された開口を開閉して上記かご操作盤内に
取り付けられた保守点検用スイッチを露出又は隠蔽する
引戸の上記開閉を検出する開閉検出スイッチの戸閉検出
によって保守点検用スイッチの操作を無効とするものと
した請求項1に記載のエレベータのかご操作盤の誤操作
防止装置。 - 【請求項3】 無効化手段を、保守点検時には操作され
ない態様でかご操作盤の操作器具が操作されたことによ
って保守点検用スイッチの操作を無効とするものとした
請求項1に記載のエレベータのかご操作盤の誤操作防止
装置。 - 【請求項4】 無効化手段を、保守点検用スイッチのう
ち平常運転と保守運転の切替えを行う保守運転スイッチ
が、保守運転から平常運転へ切り替えられたことによっ
て上記保守運転スイッチを含めて保守点検用スイッチの
操作を無効とするものとした請求項1に記載のエレベー
タのかご操作盤の誤操作防止装置。 - 【請求項5】 暗証番号設定手段を、外部操作によって
設定暗証番号を発生させ、この設定暗証番号を暗証番号
記憶手段に記憶させる着脱自在なキーボードとした請求
項1に記載のエレベータのかご操作盤の誤操作防止装
置。 - 【請求項6】 暗証番号設定手段を、かご操作盤に設け
られたキー操作のモード切替スイッチによって暗証番号
設定モードに切り替え、この暗証番号設定モードの下で
上記かご操作盤に設けられたかご釦の組合せ操作による
信号を設定暗証番号として暗証番号記憶手段に記憶させ
るものとした請求項1に記載のエレベータのかご操作盤
の誤操作防止装置。 - 【請求項7】 暗証番号発生手段を、かご操作盤のフェ
ースプレートに形成された開口を開閉して上記かご操作
盤内に取り付けられた保守点検用スイッチを露出又は隠
蔽する引戸の上記開閉を検出する開閉検出スイッチが戸
開検出をしている状態で、上記かご操作盤に設けられた
かご釦が組合せ操作されたとき、その組合せ信号を暗証
番号として出力するものとした請求項1に記載のエレベ
ータのかご操作盤の誤操作防止装置。 - 【請求項8】 有効化手段によって操作が有効とされた
保守点検用スイッチを表示するランプを備えた請求項1
に記載のエレベータのかご操作盤の誤操作防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000359161A JP2002160872A (ja) | 2000-11-27 | 2000-11-27 | エレベータのかご操作盤の誤操作防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000359161A JP2002160872A (ja) | 2000-11-27 | 2000-11-27 | エレベータのかご操作盤の誤操作防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002160872A true JP2002160872A (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=18830961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000359161A Pending JP2002160872A (ja) | 2000-11-27 | 2000-11-27 | エレベータのかご操作盤の誤操作防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002160872A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-11-27 JP JP2000359161A patent/JP2002160872A/ja active Pending
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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