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JP2002145026A - 作業車両のペダル支持構造 - Google Patents

作業車両のペダル支持構造

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JP2002145026A
JP2002145026A JP2000343844A JP2000343844A JP2002145026A JP 2002145026 A JP2002145026 A JP 2002145026A JP 2000343844 A JP2000343844 A JP 2000343844A JP 2000343844 A JP2000343844 A JP 2000343844A JP 2002145026 A JP2002145026 A JP 2002145026A
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JP
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pedal
pedals
reverse
brake
vehicle
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JP2000343844A
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Inventor
Mitsuo Toyokawa
光夫 豊川
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラクタに前後進ペダルと左右ブレーキペダ
ルを共に備える場合に、極力誤操作が少なく操作性が良
いペダル支持構造とする。 【解決手段】 フロア2上に、前進ペダル30と後進ペ
ダル31を併設し、その上方に左右後輪を制動する左右
ブレーキペダル4L,4Rを併設する。両種ペダルを上
下に近接配置するにあたり、どちらか一方の前後進ペダ
ル30(31)に対し、左右位置をずらせて左右ブレー
キペダル4L,4Rを配置する。また、ブレーキペダル
4L,4Rを踏み込んだ際に、同ペダル4L,4Rの踏
込面と、前進ペダル30若しくは後進ペダル31の踏込
面とが略同一面を形成するよう設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は作業車両の前後進ペ
ダルと左右ブレーキペダルの支持構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
農業用トラクタ等では、特開平2−68228号公報に
示されるように、車両の進行方向を前進或いは後進に切
り換える前進ペダルと後進ペダルを下方へ向かって回動
自在に併設するものが知られている。また、 また、前
記トラクタでは、特開平12−128924号公報に示
されるように、ミッション内部の伝動装置或いはミッシ
ョンケースを共用して、作業機を付け換えることにより
芝刈機として使用するものが知られている。
【0003】しかしながら、前述のようにトラクタを農
業用として使用する場合は、圃場内を小回り旋回するべ
く後輪を左右夫れ夫れ独立して制動する左右ブレーキペ
ダルを備える構成が望ましいものであるが、同トラクタ
を芝刈機として使用する場合は、前記ブレーキペダルを
誤って操作すると芝を傷めるという課題が有った。
【0004】よって、この発明では、車両に前後進ペダ
ルと左右ブレーキペダルを共に備える場合に、極力誤操
作が少なく操作性が良いペダル支持構造とすることを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題に鑑
みて作業車両のペダル支持構造を以下のように構成し
た。即ち、請求項1の発明では、操縦席15を備えたフ
ロア2上に、車両の進行方向を前進或いは後進に切り換
える前進ペダル30と後進ペダル31を下方へ向かって
回動自在に併設すると共に、前記前進ペダル30及び後
進ペダル31の上方に、車両の左右駆動輪26を夫れ夫
れ独立して制動し、若しくは連結手段5によって一体的
に連結して前記左右駆動輪26を同時に制動する左右ブ
レーキペダル4L,4Rを併設する作業車両であって、
前記左右ブレーキペダル4L,4Rの内、車体外側に位
置するどちらか一方のブレーキペダル4L(4R)を、
前記前後進ペダル30,31の内、車体内側に位置する
どちらか一方の前進若しくは後進ペダル30(31)に
対し、左右位置を重複させて近接配置したことを特徴と
する作業車両のペダル支持構造とした。
【0006】また請求項2の発明では、前記前進ペダル
30及び後進ペダル31には、車体へ推進力を与えない
中立位置に復帰させる第一付勢手段45を設け、前記ブ
レーキペダル4L,4Rにも、非制動位置に付勢する第
二付勢手段9,9を設けると共に、前記ブレーキペダル
4L,4Rを踏み込んだ際に、ブレーキペダル4L,4
Rの踏込面と、中立位置における前進ペダル30または
後進ペダル31の踏込面とが略同一面を形成するよう設
定した請求項1に記載の作業車両のペダル支持構造とし
た。
【0007】
【発明の効果】以上のように構成した請求項1に記載の
作業車両のペダル支持構造は、前後進ペダル4L,4R
と左右ブレーキペダル30,31を近接してコンパクト
に配置すると共に、左右独立ブレーキを必要としない場
合は、両ブレーキペダル4L,4Rを連結して、前後進
ペダル30,31と左右位置を重複しない位置を踏込み
操作することができるので、前記ブレーキペダル4L,
4Rを踏み損なって前後進ペダル30,31を踏み込み
操作する恐れが無い。
【0008】また請求項2に記載の作業車両のペダル支
持構造では、ブレーキペダル4L,4Rを踏み込んで、
その後踏み込みを解除するときには、オペレータの足を
そのまま下方へずらすだけで良いので、特に発進/停
止、または旋回/直進を繰り返す場合は、省力化となっ
て操作性が良い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に従って詳述する。図1は作業車両の一例としてトラ
クタ10を示し、機体の前部にエンジン11を搭載して
ボンネット12にて被蔽し、機体の後部にミッションケ
ース13を取り付けるとともにその上部にキャビン14
を載置し、該キャビン14内に運転席15を設ける。
【0010】図1及び図2に示すように、前記エンジン
11の後部にはクラッチハウジング16が装着され、該
クラッチハウジング16の内部に主クラッチ17を設け
てある。クラッチハウジング16とミッションケース1
3との間には増設ミッションケース18が介装されてお
り、この増設ミッションケース18内に静油圧式無段変
速装置(HST)19が設けられている。前記エンジン
11の回転動力は主クラッチ17を経てHST19に入
力され、該HST19にて無段階に変速された後に、前
記ミッションケース13内に設けたギヤ式変速装置20
に伝達されるように構成してある。
【0011】該HST19はエンジン11の回転動力に
て駆動される可変式油圧ポンプ21と、この油圧ポンプ
21にて駆動される油圧モータ22とを備えており、後
述する前進ペダル30または後進ペダル31を踏み込ん
でトラニオン軸23を回転すれば、油圧ポンプ21の吐
出量が変更されて油圧モータ22の回転数が無段階に変
化する。油圧モータの回転は、HST19の前方に設け
た減速ギヤ機構24を経て駆動軸25に伝達され、後方
のギヤ式変速装置20によって変速された後、走行系の
動力はリヤデファレンシャル装置27Rを経て後輪26
が駆動されるとともに、フロントデファレンシャル装置
27Fを経て前輪28が駆動される。一方、PTO系の
動力はミッションケース13の後面に突出したPTO出
力軸29から取り出される。
【0012】図3及び図4はHST19を操作する前進
ペダル30と後進ペダル31、及び前記後輪26を左右
独立して制動させる左右ブレーキペダル4L,4Rの取
り付け構造を示す。前進ペダル30の支持構造は、前記
増設ミッションケース18の一側面に開口部32を設
け、この開口部32にブラケット33を装着してトラニ
オン軸23を外部に突出させる。そして、トラニオン軸
23の先端部に該トラニオン軸23と同一軸心上にぺダ
ル支持軸34を固着し、トラニオン軸23とペダル支持
軸34とが一体に回転できるようにブラケット33にて
支持するとともに、ペダル支持軸34に前進ペダル30
を固設する。
【0013】そして、該ペダル支持軸34の先端部にボ
ス35を枢着するとともに該ボス35にプレート36を
固着し、このプレート36に後進ペダル31を固設す
る。これにより、前記前進ペダル30は後進ペダル31
よりも車体内側に支持されると共に、踏圧面が同じ高さ
になるように形成されて、後進ぺダル31はボス35と
ともに該ペダル支持軸34を中心に回動するため、前進
ペダル30の回動中心と後進ペダル31の回動中心とが
一致し、且つ、踏圧面の回転半径は同一となる。また、
該ペダル支持軸34の基端部にはアーム37を固設す
る。
【0014】ここで、前記ブラケット33には、ペダル
支持軸34と平行にリンク支持軸38が枢着されてお
り、このリンク支持軸38の一端部にアーム39を固設
し、該アーム39と前記プレート36をリンクロッド4
0にて連結する。一方、リンク支持軸38の他端部にア
ーム41を固設し、前記ペダル支持軸34のアーム37
とこのアーム41をリンクロッド42にて連結する。こ
のように、ペダル支持軸34に支持された前進ペダル3
0と後進ペダル31は、該ペダル支持軸34と平行に設
けたリンク支持軸38及びリンクロッド40,42等か
らなるリンク機構によって、トラニオン軸23に連結さ
れている。
【0015】而して、前進ペダル30を踏み込んだとき
は、該前進ペダル30によって直接的にペダル支持軸3
4が回動し、ペダル支持軸34と一体にトラニオン軸2
3が矢印F方向に回動して、HST19が前進回転で駆
動される。一方、後進ペダル31を踏み込んだときは、
該後進ペダル31によってボス35及びプレート36が
矢印F方向に回動し、リンクロッド40が引かれてリン
ク支持軸38がペダル支持軸34とは逆方向に回動す
る。従って、リンクロッド42が押されてペダル支持軸
34が矢印R方向に回動し、該ペダル支持軸34と一体
にトラニオン軸23も同方向に回動して、HST19が
後進回転で駆動される。
【0016】前記リンク支持軸38の他端部近傍には、
V字形凹部を有するカム43を固設し、ミッションケー
ス13側に枢着したローラ44がスプリング45の付勢
にてこのカム43に圧接している。また、リンク支持軸
38の一端部近傍にアーム46を固設してダンパ47を
接続し、リンク支持軸38が回動したときはこのダンパ
47の作用にてカム43の揺動を戻すため、前進ペダル
30または後進ペダル31を踏み込み(図中一点鎖線B
は最大踏込位置を示す)、その後これを解除した時に
は、前記ローラ44がカム43の凹部中央に戻り、各ペ
ダル30,31が車体に推進力を与えない元の中立位置
(図中一点鎖線Aの位置)に復帰して保持される。
【0017】前述したように、前進ペダル30の回動中
心と後進ペダル31の回動中心とは一致しており、且
つ、踏圧部の回転半径は同一であるため、前進ペダル3
0と後進ペダル31の踏み込みストロークが同一とな
り、ペダル操作に違和感が発生することはない。また、
ペダル支持軸34とリンク支持軸38及びリンク機構が
アッセンブリされた状態にて前記ブラケット33に装着
されるので、ミッションケース13への組み付け作業が
極めて容易である。
【0018】また、上記アーム41には、クルーズコン
トロール用ワイヤ48が接続されており、前進ペダル3
0を所定に踏み込みながら、手元のクルーズコントロー
ルレバー49を所望の位置にセットすることにより所定
速度に維持できる。このレバー49の基部には制動ばね
50を備えてレバー49を位置決めできる構成となって
いる。即ち、ワイヤ48端を連携する揺動プレート51
は、制動ばね50によって保持される構成であり、揺動
プレート51に上記レバー49を連動連結し、制動ばね
50に抗してこのレバー49を支点a回りに回動操作し
ながら所望の速度を得る構成となっている。
【0019】次に、HST19の制御について説明す
る。前述したように、前記HST19は可変式油圧ポン
プ21と、この油圧ポンプ21にて駆動される油圧モー
タ22とを備えているが、油圧モータ22の内部斜板の
傾転角を2段階に切り換えることにより、油圧ポンプ2
1の吐出量に応じて油圧モータ22の回転を高トルクま
たは低トルクに変更することができる。従来は、自動若
しくは手動でソレノイドバルブを切り換えていたために
変速ショックが大きかったが、メータパネルに設けたモ
ータ切り換えスイッチ(図示せず)により、油圧モータ
22の内部斜板を切り換えた瞬間に油圧ポンプ21の吐
出量を変え、出力軸の回転数をモータ切り換え直前の回
転数に調整することにより、変速前後の車速変化が僅少
となって変速ショックを抑止することができる。
【0020】次に前記後輪26を左右夫れ夫れ独立して
制動させる左右ブレーキペダル4L,4Rについて説明
する。前記ブレーキペダル4L,4Rの支持構造は、ス
テアリングハンドル3を支持するハンドルポスト7から
側方へ向かって支持軸6を設け、この支持軸6の端部に
両ペダル4L,4Rのアーム基部を枢着する。また、左
ブレーキペダル4Lのアーム部には、左右ブレーキペダ
ル4L,4Rの連結手段となる回動式の連結プレート5
を設け、同プレートを水平状態に回動することで右ブレ
ーキペダル4Rのアーム部に係止する構成となってい
る。
【0021】そして、ここでは、車体内側に左後輪ブレ
ーキペダル4Lを、外側に右後輪ブレーキペダル4Rを
支持する構成として、右後輪ブレーキペダル4Rの踏込
面の上方で左右位置を重複させて前記前進ペダル30の
踏込面を配置する構成となっている。
【0022】尚、前記ブレーキペダル4L,4Rの基部
には、夫れ夫れペダル位置を非制動位置(図中一点鎖線
Cの位置)に復帰させる付勢手段となるスプリング9,
9が連結され、最大踏込位置(図中一点鎖線Dの位置)
まで踏み込む設定とされている。そして、ブレーキペダ
ル4R(4L,4R)の踏み込み時には、右ブレーキペ
ダル4Rと前進ペダル30との踏込面が、オペレータの
足が両ペダル面に亘ってかかるように略同一面となるよ
う構成されている。
【0023】以上のように構成したトラクタ10の前後
輪ペダル30,31とブレーキペダル4L,4Rの支持
構造は、前後進ペダル4L,4Rと左右ブレーキペダル
30,31を上下左右方向に近接してコンパクトに配置
すると共に、左右独立ブレーキ(片ブレーキ)を必要と
しない場合、例えば芝刈作業等では、両ブレーキペダル
4L,4Rを連結して、前後進ペダル30,31と左右
位置を重複しない位置、即ち左後輪ブレーキ4Rを踏込
み操作することができるので、前記ブレーキペダル4
L,4Rを踏み損なって前後進ペダル30,31を間違
えて操作する恐れが無い。
【0024】また、両ブレーキペダル4L,4R、若し
くは片側だけのブレーキペダル4L(4R)を踏み込ん
で、その後この踏み込みを解除するときには、オペレー
タの足をそのまま下方へずらすだけで良いので、特に発
進/停止、または旋回/直進を繰り返す場合は、省力化
となって操作性が良い。
【0025】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、特に前記ブレーキペ
ダル4L,4R及び前後進ペダル30,31の夫れ夫れ
左右位置、或いは車体に対する左右位置を改変されたも
のに及ぶことは当然である。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施の形態を示すものである。
【図1】本発明の一実施の形態を示し、トラクタの側面
図。
【図2】HST及びミッションケースの構成を示す展開
縦断側面図。
【図3】前進ペダルと後進ペダルの取り付け構造を示す
側面図。
【図4】前進ペダルと後進ペダルの取り付け構造を示す
一部切欠いた背面図。
【符号の説明】
2 フロア 4 ブレーキペダル 4L 左後輪ブレーキペダル 4R 右後輪ブレーキペダル 5 連結プレート 6 ブレーキペダルの支持軸 9 ブレーキペダル基部のスプリング 10 トラクタ 15 操縦席 30 前進ペダル 31 後進ペダル 45 前後進ペダルの中立復帰用スプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操縦席15を備えたフロア2上に、車両
    の進行方向を前進或いは後進に切り換える前進ペダル3
    0と後進ペダル31を下方へ向かって回動自在に併設す
    ると共に、前記前進ペダル30及び後進ペダル31の上
    方に、車両の左右駆動輪26を夫れ夫れ独立して制動
    し、若しくは連結手段5によって一体的に連結して前記
    左右駆動輪26を同時に制動する左右ブレーキペダル4
    L,4Rを併設する作業車両であって、前記左右ブレー
    キペダル4L,4Rの内、車体外側に位置するどちらか
    一方のブレーキペダル4L(4R)を、前記前後進ペダ
    ル30,31の内、車体内側に位置するどちらか一方の
    前進若しくは後進ペダル30(31)に対し、左右位置
    を重複させて近接配置したことを特徴とする作業車両の
    ペダル支持構造。
  2. 【請求項2】 前記前進ペダル30及び後進ペダル31
    には、車体へ推進力を与えない中立位置に復帰させる第
    一付勢手段45を設け、前記ブレーキペダル4L,4R
    にも、非制動位置に付勢する第二付勢手段9,9を設け
    ると共に、前記ブレーキペダル4L,4Rを踏み込んだ
    際に、ブレーキペダル4L,4Rの踏込面と、中立位置
    における前進ペダル30または後進ペダル31の踏込面
    とが略同一面を形成するよう設定した請求項1に記載の
    作業車両のペダル支持構造。
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