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JP2002144931A - シートスライド装置 - Google Patents

シートスライド装置

Info

Publication number
JP2002144931A
JP2002144931A JP2000349633A JP2000349633A JP2002144931A JP 2002144931 A JP2002144931 A JP 2002144931A JP 2000349633 A JP2000349633 A JP 2000349633A JP 2000349633 A JP2000349633 A JP 2000349633A JP 2002144931 A JP2002144931 A JP 2002144931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lower rail
long lower
main body
rail
finisher
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000349633A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyoshi Yoshida
田 知 徳 吉
Ryo Fujimoto
本 涼 藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Johnson Controls Automotive Systems KK
Original Assignee
Johnson Controls Automotive Systems KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Johnson Controls Automotive Systems KK filed Critical Johnson Controls Automotive Systems KK
Priority to JP2000349633A priority Critical patent/JP2002144931A/ja
Publication of JP2002144931A publication Critical patent/JP2002144931A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロアーカーペットの凹部の近辺が変形した
場合にも、ラッチ爪がフロアーカーペットと干渉するの
を防止する。ロック不良を防止し確実なロック状態を得
る。 【解決手段】 ロングロアーレール22の本体部22a
の両側部に複数のロック穴46,47を穿設する。複数
のロック穴46,47に夫々選択的に係止されるラッチ
42,インターロック部材43を設ける。ロングロアー
レール22の本体部22aの上部側にフィニッシャ取付
部31を形成する。フィニッシャ取付部31にフィニッ
シャ33の裏面側の係止部33bを係止する。フィニッ
シャ33の係止部33bよりフロアーカーペット3の凹
部5の側部方向に延びるガード部33eをフィニッシャ
33の裏面側に一体に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートスライド装
置に関し、更に詳細に説明すると、シート載置用床面の
フロアーカーペットに設けられた凹部に前後方向に長く
載置されるロングロアーレールと、該ロングロアーレー
ル上で長手方向に摺動自在に案内支持されると共にシー
ト本体側に取付け固定されるアッパーレールからなるシ
ートスライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のワンボックスカー等の車両におい
ては、乗員積載と荷物積載とを併用しているため、平均
的なシート個数と荷物積載スペースとが設けられてい
る。そして、運転席と助手席以外は、脱着式シートと移
動式シートを設ける場合とがある。また、アッパーレー
ル側にリクライニング機構のベースを取付け、このリク
ライニング機構のアームにシートバックを取付け、シー
トバックを前後傾動可能に設ける構成が知られている。
【0003】このような車両においては、シートの着座
可能な範囲と、着座不可能な範囲とを固定レールに設け
ると共に、アッパーレールにインターロック部材を設
け、このインターロック部材のロック状態で、シートを
着座不可能な範囲に移動できないようになされたシート
スライド装置のロック機構が提案されている。
【0004】この従来例としては、例えば特開平9−9
5163号公報に記載されているように、スライドロッ
ク機構とインターロック部材とを設け、これらスライド
ロック機構は操作レバーによってロック解除され、イン
ターロック部材はシートバックの前傾によってロック解
除されるようにして、シートが着座可能な範囲にある時
に、操作レバーによってスライドロック機構のロック状
態を解除し、且つシートバックを前傾状態としてインタ
ーロック部材のロック状態を解除することにより、初め
てアッパーレールの移動が可能となるものが提案されて
いる。
【0005】また、図4に示す如く、シート載置用床面
1のフロアーカーペット3に設けられた凹部5にシート
スライド装置11のロングロアーレール12をシート載
置用床面1にボルト7止めし、このロングロアーレール
12上で長手方向に摺動自在アッパーレール13を支持
し、スライドロック機構14として、ロングロアーレー
ル12の側部に複数のロック穴15を穿設し、前記アッ
パーレール13の横方向の一側に突出し、前記ロングロ
アーレール12の一側部の複数のロック穴15に選択的
に係止されるラッチ爪18を有するラッチ17を操作レ
バーにより横方向に進退自在とする構成が提案されてい
る。またロングロアーレール12の上端にはフィニッシ
ャ19が取付けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上述したよ
うな従来のシートスライド装置11のロアーレール12
を長く形成した場合には、各部の加工等が複雑で、しか
も各部の寸法誤差等によるガタ付き問題もあり、また荷
重に対して強度を保持しようとすると重量が増大する欠
点を有し、またロアーレール12が車体床面1側のフロ
アーカーペット3に設けられた凹部5に載置され、スラ
イドロック機構14として、ラッチ17のラッチ爪18
を横方向に進退自在とする場合には、フロアーカーペッ
ト3の凹部5の近辺がクッション性等により変形し、ラ
ッチ爪18がフロアーカーペット3と干渉する虞れを有
し、確実なロック状態を得ることができなくなる虞れを
有していた。またシート載置用床面1上のゴミがロアー
レール12の開口部からロアーレール内部に落下し、ア
ッパーレールの円滑なスライド動作が得られなくなる虞
れを有していた。また着座者の重量等をも適切に支持し
簡単でコスト的にも安価な構成を得ることができないも
のであった。
【0007】本発明の目的は、シートスライド装置のア
ッパーレールの上下方向及び左右方向のガタ付きを抑え
ることができ、ロングロアーレールの開口部を狭く形成
し、床面上のゴミがロアーレールの開口部からロアーレ
ールの内部に落下するのを防止することができ、ロング
ロアーレールの狭い開口部からロングロアーレールの床
面にボルト止めすることができ、またフロアーカーペッ
トの凹部の近辺が変形した場合にも、ラッチ爪がフロア
ーカーペットと干渉する虞れがなく、ロック不良を防止
し確実なロック状態を得ることができ、コスト的にも安
価であり、取付け作業を簡易迅速に行え、然も摩擦抵抗
を少なくして操作性を向上させることのできるシートス
ライド装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載のシー
トスライド装置は、シート載置用床面のフロアーカーペ
ットに設けられた凹部に前後方向に長く載置されるロン
グロアーレールと、該ロングロアーレール上で長手方向
に摺動自在に案内支持されると共にシート本体側に取付
け固定されるアッパーレールからなるシートスライド装
置において、前記ロングロアーレールは、略上向きコ字
状を呈する本体部と、該本体部の両側部先端側から内方
に延設され開口部を形成する左右一対の上側部とを備
え、前記アッパーレールは、前記ロングロアーレールに
組付けられるような略下向きコ字状を呈する本体部と、
該本体部の上部壁の中央より上方に突出し、前記ロング
ロアーレールの上側部の開口部より上方に突出する垂直
壁を有し、前記ロングロアーレールの本体部の側部に複
数のロック穴が穿設され、前記アッパーレールの側部か
ら前記ロングロアーレールの本体部の側部の複数のロッ
ク穴に夫々選択的に係止されるロック爪を有するロック
部材が設けられ、前記ロングロアーレールにフィニッシ
ャ取付部が形成され、該フィニッシャ取付部にフィニッ
シャが取付けられ、該フィニッシャの下部にフロアーカ
ーペットの凹部の側部方向に延びるガード部が形成され
ていることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2に記載のシートスライド
装置は、シート載置用床面のフロアーカーペットに設け
られた凹部に前後方向に長く載置されるロングロアーレ
ールと、該ロングロアーレール上で長手方向に摺動自在
に案内支持されると共にシート本体側に取付け固定され
るアッパーレールからなるシートスライド装置におい
て、前記ロングロアーレールは、略上向きコ字状を呈す
る本体部と、該本体部の両側部先端側から内方に延設さ
れ開口部を形成する左右一対の上側部とを備え、前記ア
ッパーレールは、前記ロングロアーレールに組付けられ
るような略下向きコ字状を呈する本体部と、該本体部の
上部壁の中央より上方に突出し、前記ロングロアーレー
ルの上側部の開口部より上方に突出する垂直壁を有し、
前記ロングロアーレールの本体部の側部に複数のロック
穴が穿設され、前記アッパーレールの側部から前記ロン
グロアーレールの本体部の側部の複数のロック穴に夫々
選択的に係止されるロック爪を有するロック部材が設け
られ、前記ロングロアーレールの本体部の上部の両側部
と左右一対の上側部との連結部付近にフィニッシャ取付
部が斜め上方に突出形成され、該フィニッシャ取付部に
フィニッシャの裏面側に形成された係止部が係止され、
該フィニッシャの係止部よりフロアーカーペットの凹部
の側部方向に延びるガード部がフィニッシャに一体に形
成されていることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項3に記載のシートスライド
装置は、シート載置用床面のフロアーカーペットに設け
られた凹部に前後方向に長く載置されるロングロアーレ
ールと、該ロングロアーレール上で長手方向に摺動自在
に案内支持されると共にシート本体側に取付け固定され
るアッパーレールからなるシートスライド装置におい
て、前記ロングロアーレールは、略上向きコ字状を呈す
る本体部と、該本体部の両側部先端側から内方に延設さ
れ開口部を形成する左右一対の上側部とを備え、前記ア
ッパーレールは、前記ロングロアーレールに組付けられ
るような略下向きコ字状を呈する本体部と、該本体部の
上部壁の中央より上方に突出し、前記ロングロアーレー
ルの上側部の開口部より上方に突出する垂直壁を有し、
前記ロングロアーレールの本体部の側部に複数のロック
穴が穿設され、前記アッパーレールの横方向の一側に突
出し、前記ロングロアーレールの本体部の一側部の複数
のロック穴に選択的に係止されるラッチ爪を有するラッ
チと、前記アッパーレールの横方向の他側に突出し、前
記ロングロアーレールの本体部の他側部に形成されたイ
ンターロック穴に係止されるインターロック爪を有する
インターロック部材とを備え、前記ロングロアーレール
の本体部の上部の両側部と左右一対の上側部との連結部
付近にフィニッシャ取付部が斜め上方に突出形成され、
該フィニッシャ取付部にフィニッシャの裏面側に形成さ
れた係止部が係止され、該フィニッシャの係止部よりフ
ロアーカーペットの凹部の側部方向に延びるガード部が
フィニッシャに一体に形成され、該ガード部が複数のロ
ック穴及びインターロック穴に沿って形成されているこ
とを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明に係わるシートスライ
ド装置を図面を参照して詳述する。図1乃至図3は本発
明の実施の形態を夫々示すもので、図1には本発明のシ
ートスライド装置の断面図が示され、図2にはシートス
ライド装置の分解斜視図が示され、図3にはシートスラ
イド装置の平面説明図が示されている。
【0012】シートスライド装置21はシート載置用床
面1の前後方向に長く載置されるロングロアーレール2
2と、このロングロアーレール22上で長手方向に摺動
自在に案内支持されると共にシート本体側に取付け固定
されるアッパーレール23を備えている。
【0013】このシートスライド装置21のロングロア
ーレール22及びアッパーレール23はアルミダイキャ
スト,マグネシュウム合金等の軽合金から押し出し成形
して形成されている。尚、シートスライド装置21のロ
ングロアーレール12は硬質合成樹脂成形品であっても
よい。また、ロングロアーレール22はフロアカーペッ
ト3の切欠部からなる凹部5に埋設された状態にある。
【0014】尚、この凹部5は本実施の形態では切欠部
から形成されているが、フロアカーペット3の下部が連
続する状態で一部残るものであってもよく、またフロア
カーペット3の下部にアンダー材等を設けるものであっ
てもよい。
【0015】図3に示す如く、前記ロングロアーレール
22は、略上向きコ字状を呈する本体部22aと、この
本体部22aの両側部の外側先端の内側に形成されたス
ライダー受け部22c,22cと、前記本体部22aの
先端側から内方に屈折されて延設され開口部22eを形
成する左右一対の上側部22d,22dとを備え、前記
本体部22aの底部の両側にはローラー受け用段部22
f,22fが形成されている。尚、この本体部22aの
底部の形状は図示のものに限定されるものではない。
【0016】前記アッパーレール23はロングロアーレ
ール22に組付けられるような略下向きコ字状を呈する
本体部23aと、この本体部23aの両側部の外側上部
に形成されたスライダー受け部23c,23cと、本体
部23aの上部壁23d,23dの中央より上方に突出
し、前記ロングロアーレール22の上側部22d,22
dの開口部22eより上方に突出する垂直壁23eを有
している。アッパーレール23とロアーレール22との
間には、図2及び図3に示す如く、ロック機構40のロ
ック部材としてのラッチ42及びインターロック部材4
3が横方向のフロアカーペット3側に進退自在に設けら
れている。
【0017】図1に示す如く、前記ロングロアーレール
22の本体部22aの開口部22e側の先端部に第1の
フック部25が形成され、本体部22aの両側部に第2
のフック部27,27が夫々形成されている。また、前
記ロングロアーレール22の本体部23aの上部の両側
部と左右一対の上側部22d,22dとの連結部付近に
フィニッシャ取付部31,31が斜め上方に突出して形
成され、このフィニッシャ取付部31にフィニッシャ3
3,33が取付けられる。
【0018】図1に示す如く、前記アッパーレール23
の本体部23aの上部壁23d,13dにロングロアー
レール22の第1のフック部25,25に係止される第
1の係止部28,28が夫々形成され、前記アッパーレ
ール23の本体部23aの両側部の先端側に図1に想像
線で示す如く、ロングロアーレール22の第2のフック
部27,27に係止される第2の係止部29,29が夫
々形成されている。
【0019】前記ロングロアーレール22のスライダー
受け部22c,22cとアッパーレール23のスライダ
ー受け部23c,23cとの間にスライダー35が挿入
され、図2に示す如く、前記ロングロアーレール22の
本体部22aの底部の段部22f,22f及びアッパー
レール23の本体部23aの上部壁23d,23dとの
間にローラー37が挿入されている。尚、符号37cは
ローラーシャフトである。
【0020】前記ローラー37は両側部37a,37a
が中央部37bに比較して大径に形成され、ローラーの
両側部27a,27aがロングロアーレール22の本体
部22aの底部の段部22f,22fに載置されること
により、小径の中央部37bとロングロアーレール22
の本体部22aの底部との間に広いスペースを確保する
ことができる。
【0021】またロングロアーレール22を床面に上下
方向からボルト41止めした場合にボルト41の頭部4
1aがローラー37と当接するのを防止することができ
る。尚、ロングロアーレール22の上側部22d,22
dの開口部22e側にはボルト41の頭部41aを挿通
することのできる円弧状の切欠部22gが夫々形成さ
れ、ロングロアーレール22のボルト41止めを容易に
行える。
【0022】またローラー37の両側部37a,37a
の外側端が前記アッパーレール23の本体部23aの両
側部に摺動可能に当接または近接して設けられている。
アッパーレール23の垂直壁23eが上方に引張荷重を
受けた場合に、アッパーレール23の本体部23aの両
側部が内側に弯曲するのを防止することができる。
【0023】このような構成に依れば、ロングロアーレ
ール22とアッパーレール23とに、上下方向から剥離
荷重が作用した場合には、先ず、両レール22,23間
に設けた第1のフック部25,25と第1の係止部2
8,28が係止され、この第1のフック部25,25と
第1の係止部28,28の係止状態が変形によりアッパ
ーレール23が上方に引き上げられた場合に、第2のフ
ック部27,27と第2の係止部29,29が係止さ
れ、一次的に剥離防止機能を得ることが可能で、これに
より剥離負荷が大きく働いても剥離防止を所要の状態で
簡単且つ確実に得られるものである。
【0024】図3に示す如く、前記ロングロアーレール
22の本体部22aの一側部に複数のロック穴としての
ラッチ穴46が穿設され、前記ロングロアーレール22
の本体部12aの他側部にロック穴としてのインターロ
ック穴47が形成されている。
【0025】前記ロック部材としてのラッチ42はアッ
パーレール23の横方向の一側に突出し、前記ロングロ
アーレール22の本体部22aの一側部の複数のロック
穴としてのラッチ穴46に選択的に係止されるロック爪
としてのラッチ爪44を有する。また、ロック部材とし
てのインターロック部材43はアッパーレール23の横
方向の他側に突出し、前記ロングロアーレール22の本
体部22aの他側部に形成されたロック穴としてのイン
ターロック穴47に係止されるロック爪としてのインタ
ーロック爪45を有する。
【0026】前記ラッチ42は操作レバー51により操
作され、インターロック部材43は操作レバー52によ
り操作される。操作レバー51及び52にはシャフトロ
ック54がブッシュ55を介して連結され、シャフトロ
ック54の操作片54aがリベットロック56によりラ
ッチ41及びインターロック部材43に夫々取付けら
れ、ラッチ42及びインターロック部材43の裏面でリ
ベットロック56にウェーブワッシャー57及びEリン
グ58が夫々取付けられている。操作レバー51及び5
2にはロック方向に付勢するスプリング60が夫々取付
けられている。尚、符号62は操作レバー51及び52
の固定用のナット、64はナットである。
【0027】図1に示す如く、前記フィニッシャ33は
合成樹脂材より成形され、内側に軟質のリップ部33a
が形成され、フィニッシャ33の裏面側に係止部33b
が形成され、この係止部33bがフィニッシャ取付部3
1に係止されることにより、前記リップ部33aが開口
部22eより上方に突出する垂直壁23eに当接し、ロ
ングロアーレール22の上側部22d,22dの開口部
22eが遮蔽されるようになされている。
【0028】前記フィニッシャ33の下部にフロアーカ
ーペット3の凹部5の側部方向に延びるガード部33e
が形成されている。このガード部33eは本実施の形態
ではフィニッシャ33の裏面側の係止部33bより下方
に延びて形成されている。またガード部33eはフィニ
ッシャ33の下部に一体に形成され、且つガード部33
eが複数のロック穴としてのラッチ穴46及びインター
ロック穴47に沿って形成されている。
【0029】前記フィニッシャ33のガード部33eは
断面略S字状に形成され、下部の弯曲部がフロアーカー
ペット3の凹部5の側部方向である外方に膨出して形成
されている。尚、ガード部33eは係止部33bより下
方に延びるものに限定されるものではない。また前記ガ
ード部33eをラッチ穴46及びインターロック穴47
の形成された部分に間欠的に形成することもできる。ま
たフィニッシャ33の前後端部にはエンドキャップ33
c,33dが取付けられる。
【0030】前記ロングロアーレール22の本体部22
aの一側部の複数のロック穴としてのラッチ穴46及び
インターロック穴47に近接する位置に長手方向に沿っ
てフロアーカーペット3の凹部5の側部方向に延びるガ
ード部33eが設けられているので、フロアーカーペッ
ト3の凹部5の近辺が変形した場合にも、ラッチ爪44
がフロアーカーペット3と干渉するのを防止することが
でき、ロック不良を防止し確実なロック状態を得ること
ができる。
【0031】尚、本発明は上述した実施例構造に限定さ
れず、シートスライド装置の各部の形状、構造等を、必
要に応じて適宜変形、変更することは自由であり、前述
したような各レールの形状や材質を始め、種々の変形例
が考えられよう。
【0032】
【発明の効果】以上が本発明に係るシートスライド装置
の実施の形態であるが、本発明の請求項1記載のシート
スライド装置によれば、ロングロアーレールは、略上向
きコ字状を呈する本体部と、該本体部の両側部先端側か
ら内方に延設され開口部を形成する左右一対の上側部と
を備え、前記アッパーレールは、前記ロングロアーレー
ルに組付けられるような略下向きコ字状を呈する本体部
と、該本体部の上部壁の中央より上方に突出し、前記ロ
ングロアーレールの上側部の開口部より上方に突出する
垂直壁を有し、前記ロングロアーレールの本体部の側部
に複数のロック穴が穿設され、前記アッパーレールの側
部から前記ロングロアーレールの本体部の側部の複数の
ロック穴に夫々選択的に係止されるロック爪を有するロ
ック部材が設けられ、前記ロングロアーレールにフィニ
ッシャ取付部が形成され、該フィニッシャ取付部にフィ
ニッシャが取付けられ、該フィニッシャの下部にフロア
ーカーペットの凹部の側部方向に延びるガード部が形成
されているので、ロングロアーレールの側部に形成され
た複数のロック穴から外方に突出するロック部材のロッ
ク爪がフロアーカーペットの凹部の近辺が変形した場合
にも、フロアーカーペットの凹部の側部方向に延びるガ
ード部によりフロアーカーペットの凹部の近辺と干渉す
るのを防止することができ、ロック不良を防止し確実な
ロック状態を得ることができ、ロングロアーレールの開
口部を狭く形成し、床面上のゴミがロアーレールの開口
部からロアーレールの内部に落下するのを防止すること
ができ、ロングロアーレールの狭い開口部からロングロ
アーレールの床面にボルト止めすることができ、コスト
的にも安価であり、取付け作業を簡易迅速に行え、円滑
で安定した摺動動作を得ることができ、然も摩擦抵抗を
少なくして操作性を向上させることができる。
【0033】また、本発明の請求項2に記載のシートス
ライド装置によれば、ロングロアーレールは、略上向き
コ字状を呈する本体部と、該本体部の両側部先端側から
内方に延設され開口部を形成する左右一対の上側部とを
備え、前記アッパーレールは、前記ロングロアーレール
に組付けられるような略下向きコ字状を呈する本体部
と、該本体部の上部壁の中央より上方に突出し、前記ロ
ングロアーレールの上側部の開口部より上方に突出する
垂直壁を有し、前記ロングロアーレールの本体部の側部
に複数のロック穴が穿設され、前記アッパーレールの側
部から前記ロングロアーレールの本体部の側部の複数の
ロック穴に夫々選択的に係止されるロック爪を有するロ
ック部材が設けられ、前記ロングロアーレールの本体部
の上部の両側部と左右一対の上側部との連結部付近にフ
ィニッシャ取付部が斜め上方に突出形成され、該フィニ
ッシャ取付部にフィニッシャの裏面側に形成された係止
部が係止され、該フィニッシャの係止部よりフロアーカ
ーペットの凹部の側部方向に延びるガード部がフィニッ
シャに一体に形成されているので、ロングロアーレール
の側部に形成された複数のロック穴から外方に突出する
ロック部材のロック爪がフロアーカーペットの凹部の近
辺が変形した場合にも、フロアーカーペットの凹部の側
部方向にフィニッシャの裏面側の係止部より下方に延び
るガード部によりフロアーカーペットの凹部の近辺と干
渉するのを防止することができ、ロック不良を防止し確
実なロック状態を得ることができ、ロングロアーレール
の開口部を狭く形成し、床面上のゴミがロアーレールの
開口部からロアーレールの内部に落下するのを防止する
ことができ、ロングロアーレールの狭い開口部からロン
グロアーレールの床面にボルト止めすることができ、コ
スト的にも安価であり、取付け作業を簡易迅速に行え、
円滑で安定した摺動動作を得ることができ、然も摩擦抵
抗を少なくして操作性を向上させることができる。
【0034】また、本発明の請求項3に記載のシートス
ライド装置によれば、ロングロアーレールは、略上向き
コ字状を呈する本体部と、該本体部の両側部先端側から
内方に延設され開口部を形成する左右一対の上側部とを
備え、前記アッパーレールは、前記ロングロアーレール
に組付けられるような略下向きコ字状を呈する本体部
と、該本体部の上部壁の中央より上方に突出し、前記ロ
ングロアーレールの上側部の開口部より上方に突出する
垂直壁を有し、前記ロングロアーレールの本体部の側部
に複数のロック穴が穿設され、前記アッパーレールの横
方向の一側に突出し、前記ロングロアーレールの本体部
の一側部の複数のロック穴に選択的に係止されるラッチ
爪を有するラッチと、前記アッパーレールの横方向の他
側に突出し、前記ロングロアーレールの本体部の他側部
に形成されたインターロック穴に係止されるインターロ
ック爪を有するインターロック部材とを備え、前記ロン
グロアーレールの本体部の上部の両側部と左右一対の上
側部との連結部付近にフィニッシャ取付部が斜め上方に
突出形成され、該フィニッシャ取付部にフィニッシャの
裏面側に形成された係止部が係止され、該フィニッシャ
の係止部よりフロアーカーペットの凹部の側部方向に延
びるガード部がフィニッシャに一体に形成され、該ガー
ド部が複数のロック穴及びインターロック穴に沿って形
成されているので、ロングロアーレールの側部に形成さ
れた複数のロック穴から外方に突出するロック部材のロ
ック爪がフロアーカーペットの凹部の近辺が変形した場
合にも、フロアーカーペットの凹部の側部方向にフィニ
ッシャの裏面側の係止部より下方に延びるガード部によ
りフロアーカーペットの凹部の近辺と干渉するのを防止
することができ、確実なロック状態を得ることができ、
ラッチとインターロック部材とがロングロアーレールの
本体部の両側部で支持されるので、アッパーレールの上
下方向及び左右方向のガタ付きを抑えることができ、ロ
ングロアーレールの開口部を狭く形成し、床面上のゴミ
がロアーレールの開口部からロアーレールの内部に落下
するのを防止することができ、ロングロアーレールの狭
い開口部からロングロアーレールの床面にボルト止めす
ることができ、コスト的にも安価であり、取付け作業を
簡易迅速に行え、円滑で安定した摺動動作を得ることが
でき、然も摩擦抵抗を少なくして操作性を向上させるこ
とができる。
【0035】本発明によれば、シートスライド装置のア
ッパーレールの上下方向及び左右方向のガタ付きを抑え
ることができ、ロングロアーレールの開口部を狭く形成
し、床面上のゴミがロアーレールの開口部からロアーレ
ールの内部に落下するのを防止することができ、ロング
ロアーレールの狭い開口部からロングロアーレールの床
面にボルト止めすることができ、またフロアーカーペッ
トの凹部の近辺が変形した場合にも、ラッチ爪がフロア
ーカーペットと干渉する虞れがなく、ロック不良を防止
し確実なロック状態を得ることができ、コスト的にも安
価であり、取付け作業を簡易迅速に行え、然も摩擦抵抗
を少なくして操作性を向上させることのできるシートス
ライド装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシートスライド装置の断面図。
【図2】本発明に係るシートスライド装置の分解斜視
図。
【図3】本発明に係るシートスライド装置の概略平面
図。
【図4】従来のシートスライド装置の断面図。
【符号の説明】
21 シートスライド装置 22 ロングロアーレール 22a 本体部 22c スライダー受け部 22d 上側部 22e 開口部 23 アッパーレール 23a 本体部 23c スライダー受け部 23d 上部壁 23e 垂直壁 25 第1のフック部 27 第2のフック部 28 第1の係止部 29 第2の係止部 31 フィニッシャ取付部 33 フィニッシャ 33a リップ部 33b 係止部 33e ガイド部 35 スライダー 37 ローラー 37a 両側部 37b 中央部 40 ロック機構 41 ボルト 42 ラッチ 43 インターロック部材 44 ラッチ爪 45 インターロック爪 46 ラッチ穴 47 インターロック穴 51 操作レバー 52 操作レバー 54 シャフトロック 55 ブッシュ 56 リベットロック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート載置用床面のフロアーカーペット
    に設けられた凹部に前後方向に長く載置されるロングロ
    アーレールと、該ロングロアーレール上で長手方向に摺
    動自在に案内支持されると共にシート本体側に取付け固
    定されるアッパーレールからなるシートスライド装置に
    おいて、 前記ロングロアーレールは、略上向きコ字状を呈する本
    体部と、該本体部の両側部先端側から内方に延設され開
    口部を形成する左右一対の上側部とを備え、前記アッパ
    ーレールは、前記ロングロアーレールに組付けられるよ
    うな略下向きコ字状を呈する本体部と、該本体部の上部
    壁の中央より上方に突出し、前記ロングロアーレールの
    上側部の開口部より上方に突出する垂直壁を有し、前記
    ロングロアーレールの本体部の側部に複数のロック穴が
    穿設され、前記アッパーレールの側部から前記ロングロ
    アーレールの本体部の側部の複数のロック穴に夫々選択
    的に係止されるロック爪を有するロック部材が設けら
    れ、前記ロングロアーレールにフィニッシャ取付部が形
    成され、該フィニッシャ取付部にフィニッシャが取付け
    られ、該フィニッシャの下部にフロアーカーペットの凹
    部の側部方向に延びるガード部が形成されていることを
    特徴とするシートスライド装置。
  2. 【請求項2】 シート載置用床面のフロアーカーペット
    に設けられた凹部に前後方向に長く載置されるロングロ
    アーレールと、該ロングロアーレール上で長手方向に摺
    動自在に案内支持されると共にシート本体側に取付け固
    定されるアッパーレールからなるシートスライド装置に
    おいて、 前記ロングロアーレールは、略上向きコ字状を呈する本
    体部と、該本体部の両側部先端側から内方に延設され開
    口部を形成する左右一対の上側部とを備え、前記アッパ
    ーレールは、前記ロングロアーレールに組付けられるよ
    うな略下向きコ字状を呈する本体部と、該本体部の上部
    壁の中央より上方に突出し、前記ロングロアーレールの
    上側部の開口部より上方に突出する垂直壁を有し、前記
    ロングロアーレールの本体部の側部に複数のロック穴が
    穿設され、前記アッパーレールの側部から前記ロングロ
    アーレールの本体部の側部の複数のロック穴に夫々選択
    的に係止されるロック爪を有するロック部材が設けら
    れ、前記ロングロアーレールの本体部の上部の両側部と
    左右一対の上側部との連結部付近にフィニッシャ取付部
    が斜め上方に突出形成され、該フィニッシャ取付部にフ
    ィニッシャの裏面側に形成された係止部が係止され、該
    フィニッシャの係止部よりフロアーカーペットの凹部の
    側部方向に延びるガード部がフィニッシャに一体に形成
    されていることを特徴とするシートスライド装置。
  3. 【請求項3】 シート載置用床面のフロアーカーペット
    に設けられた凹部に前後方向に長く載置されるロングロ
    アーレールと、該ロングロアーレール上で長手方向に摺
    動自在に案内支持されると共にシート本体側に取付け固
    定されるアッパーレールからなるシートスライド装置に
    おいて、 前記ロングロアーレールは、略上向きコ字状を呈する本
    体部と、該本体部の両側部先端側から内方に延設され開
    口部を形成する左右一対の上側部とを備え、前記アッパ
    ーレールは、前記ロングロアーレールに組付けられるよ
    うな略下向きコ字状を呈する本体部と、該本体部の上部
    壁の中央より上方に突出し、前記ロングロアーレールの
    上側部の開口部より上方に突出する垂直壁を有し、前記
    ロングロアーレールの本体部の側部に複数のロック穴が
    穿設され、前記アッパーレールの横方向の一側に突出
    し、前記ロングロアーレールの本体部の一側部の複数の
    ロック穴に選択的に係止されるラッチ爪を有するラッチ
    と、前記アッパーレールの横方向の他側に突出し、前記
    ロングロアーレールの本体部の他側部に形成されたイン
    ターロック穴に係止されるインターロック爪を有するイ
    ンターロック部材とを備え、前記ロングロアーレールの
    本体部の上部の両側部と左右一対の上側部との連結部付
    近にフィニッシャ取付部が斜め上方に突出形成され、該
    フィニッシャ取付部にフィニッシャの裏面側に形成され
    た係止部が係止され、該フィニッシャの係止部よりフロ
    アーカーペットの凹部の側部方向に延びるガード部がフ
    ィニッシャに一体に形成され、該ガード部が複数のロッ
    ク穴及びインターロック穴に沿って形成されていること
    を特徴とするシートスライド装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8011732B2 (en) 2009-04-15 2011-09-06 Honda Motor Co., Ltd. Tiltable anti-pinch seat assembly and pinch guard
WO2015162726A1 (ja) * 2014-04-23 2015-10-29 ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニ- 乗り物用シートスライド装置
CN106042994A (zh) * 2016-06-13 2016-10-26 雄华机械(苏州)有限公司 一种滑轨上挡片的内凸机构

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JPWO2015162726A1 (ja) * 2014-04-23 2017-04-13 ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニーJohnson Controls Technology Company 乗り物用シートスライド装置
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