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JP2002142155A - 固体撮像装置及びその駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置及びその駆動方法

Info

Publication number
JP2002142155A
JP2002142155A JP2000337467A JP2000337467A JP2002142155A JP 2002142155 A JP2002142155 A JP 2002142155A JP 2000337467 A JP2000337467 A JP 2000337467A JP 2000337467 A JP2000337467 A JP 2000337467A JP 2002142155 A JP2002142155 A JP 2002142155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
light
switch element
imaging device
solid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000337467A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Mitsuida
▲高▼ 三井田
Tamotsu Okazaki
有 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INNOTECH CORP
Original Assignee
INNOTECH CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by INNOTECH CORP filed Critical INNOTECH CORP
Priority to JP2000337467A priority Critical patent/JP2002142155A/ja
Publication of JP2002142155A publication Critical patent/JP2002142155A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンプリング画素の間引きを行って低消費電
力動作を維持しつつ、解像力の低下や折り返しノイズの
発生を抑制することができる固体撮像装置を提供する。 【解決手段】 列と行に配列された複数の単位画素10
1と、単位画素101からの電気信号を入力し、処理す
る、列毎に設けられた積分回路106a、106bとを
有する固体撮像装置において、少なくとも2つの積分回
路106a、106b間に積分回路106a、106b
間を接続し、或いは非接続とする画素間信号転送スイッ
チ素子SMが介在してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置及び
その駆動方法に関し、より詳しくは、ビデオカメラ、電
子カメラ、画像入力カメラ、スキャナ又はファクシミリ
等に用いられる閾値電圧変調方式のMOS型イメージセ
ンサを備えた固体撮像装置及びその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CCD型イメージセンサやMOS型イメ
ージセンサなどの半導体イメージセンサは量産性に優れ
ているため、パターンの微細化技術の進展に伴い、多く
の画像入力デバイス装置に適用されている。特に、近
年、CCD型イメージセンサと比べて、消費電力が小さ
く、かつセンサ素子と周辺回路素子とを同じCMOS技
術によって作成できるという利点を有することから、M
OS型イメージセンサが注目されている。
【0003】このような世の中の動向に鑑み、本願発明
者らはMOS型イメージセンサの改良を行い、キャリア
ポケット(高濃度埋込層)を有するセンサ素子を提案し
た(特許登録番号2935492号)。このMOS型イ
メージセンサは図8(a)に示す回路構成を有し、その
動作においては、図8(b)に示すように、初期化期間
(掃出期間)−蓄積期間−読出期間を経る。初期化期間
に各電極に高い逆電圧を印加して空乏化させ、ホールポ
ケットに残る光発生正孔を放出させる。その後、蓄積期
間に光照射により光発生正孔を生じさせてホールポケッ
トに蓄積させ、読出期間に光発生正孔の蓄積量に比例し
た光信号を検出する。
【0004】この特許(登録番号2935492号)に
係る発明では、図8(a)、(b)に示すように、光信
号検出用MOSトランジスタと外部に設けられた定電流
源等の能動負荷との組み合わせで、ソースフォロワによ
り電圧信号を出力している。ところで、多数の単位画素
を水平方向及び垂直方向に配列した固体撮像装置では、
動画再生時にサンプリング画素を間引きして残りの画素
の検出信号のみを出力させ、フレームレートを増加させ
るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、サンプリング
画素を間引きするため、MTF(Modulation TransferF
unction:解像力)が劣化し、モアレの多い画像にな
る。また、サンプリング画素を間引きしたため、サンプ
リング画素間隔の逆数に比例するサンプリング周波数が
被測定信号の周波数の2倍以下に低下すると、そのため
折り返しノイズが発生する虞がある。さらに、画素数に
応じて高速にイメージセンサを動作させる必要があるた
め、消費電力が大きくなってしまう。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
創作されたものであり、サンプリング画素の間引きを行
って低消費電力動作を維持しつつ、解像力の低下や折り
返しノイズの発生を抑制することができる固体撮像装置
及びその駆動回路を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の固体撮像装置は、図1、図2に示すよう
に、光信号を電気信号に変換し、出力する、列と行に配
列された複数の単位画素101と、電気信号を入力し、
処理する、列毎に設けられた積分回路106a、106
bと、積分回路106a、106bの出力側に繋がって
光信号に対応する映像信号を出力する映像信号出力端子
107とを有し、少なくとも2つの積分回路106a、
106b間に積分回路106a、106b間を接続し、
或いは非接続とする画素間信号転送スイッチ素子SMが
介在してなる。
【0008】積分回路106a、106bは、例えば、
基準電圧Vref が印加される正入力端子(+)、負入力
端子(−)及び出力端子を有する演算増幅器31と、単
位画素101と演算増幅器31の負入力端子(−)との
間に直列接続された第1のスイッチ素子SL、第2のス
イッチ素子SS及び入力容量素子C1と、第2のスイッ
チ素子SS及び入力容量素子C1に並列接続された第3
のスイッチ素子SRMと、演算増幅器31の負入力端子
と出力端子との間に並列接続された帰還容量素子C2及
び第4のスイッチ素子SRとを有している。
【0009】単位画素101は、例えば、図7に示すよ
うに、受光ダイオード111を備え、更に、受光ダイオ
ード111に隣接して形成され、受光ダイオード111
で発生した光発生電荷を蓄積する高濃度埋込層25がゲ
ート電極19下方のチャネル領域下に形成された光信号
検出用絶縁ゲート型電界効果トランジスタ112を備え
ている。
【0010】更に、固体撮像装置は、高濃度埋込層25
に受光ダイオード111で発生した光発生電荷を蓄積す
る蓄積期間と、高濃度埋込層25に蓄積された電荷に応
じた第1の信号を単位画素から出力する読出期間と、高
濃度埋込層25に残留する電荷を排出し、単位画素を初
期化する初期化期間と、及び単位画素が初期化された状
態における第2の信号を単位画素から出力するブランキ
ング期間とのそれぞれの期間に応じた走査信号を供給す
る走査回路102,103,108を備えていることが
好ましい。
【0011】更にまた、本発明の駆動方法は、上記の固
体撮像装置を用いて、少なくとも2つの列にわたる単位
画素101から出力された電気信号を積分回路106
a、106bを通して混合し、該混合した信号を混合に
係る各単位画素101の映像信号として随時読み出すこ
とを特徴としている。具体的には、読出期間に、第1の
スイッチ素子SL、第2のスイッチ素子SS及び第4の
スイッチ素子RSTを閉じ、かつ第3のスイッチ素子S
RM及び画素間信号転送スイッチ素子SMを開放して、
光照射による光発生電荷の蓄積量に対応する第1の信号
を積分回路106a、106bの入力容量素子C1を通
して演算増幅器31に入力し、ブランキング期間に、第
1のスイッチ素子SL、第2のスイッチ素子SS及び画
素間信号転送スイッチ素子SMを閉じ、かつ第3のスイ
ッチ素子SRM及び第4のスイッチ素子SRを開放し
て、単位画素101を初期化した状態での第2の信号を
積分回路106a、106bの入力容量素子C1を通し
て演算増幅器31に入力するとともに、単位画素101
から出力された第1の信号と第2の信号との差信号を少
なくとも2つの単位画素101にわたって混合した第3
の信号を1つの積分回路106aの演算増幅器31の帰
還容量素子C2を通して演算増幅器31から出力するこ
とを特徴としている。
【0012】さらに、場合により、積分回路106a、
106bを通して混合した信号をさらに平均化し、該平
均化した信号を前記混合に係る各単位画素の映像信号と
して随時読み出すことを特徴としている。本発明によれ
ば、少なくとも2つの列の積分回路106a、106b
間、詳しくは少なくとも2つの列の積分回路106a、
106bの演算増幅器31同士の負入力端子間にこれら
の間を接続し、或いは非接続とする画素間信号転送スイ
ッチ素子SMを設けている。この構成は、動画を扱う固
体撮像装置の場合に最適である。
【0013】そして、上記構成で、画素間信号転送スイ
ッチ素子SMをオンにして少なくとも2つの単位画素1
01からの信号を混合することにより、間引き動作を行
なうことができる。さらに、混合した信号を平均化して
いる。この場合に、走査上間引きを行なっても、走査上
間引きされた画素101位置における信号として平均化
された信号が出力されるので、サンプリング周波数は低
下しない。従って、解像力の低下を防止し、折り返しノ
イズの発生を防止することができ、良質な画像をが得ら
れる。また、間引きに応じて信号処理回数が減るので、
消費電力が低減される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。図1を参照して本発
明の実施の形態におけるMOS型イメージセンサの全体
の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態
におけるMOS型イメージセンサの回路構成図を示す。
【0015】図1に示すように、このMOS型イメージ
センサは、2次元アレーセンサの構成を採っており、上
記した構造の単位画素101が列方向及び行方向にマト
リクス状に配列されている。また、垂直走査信号(VS
CAN)の駆動走査回路102及びドレイン電圧(VD
D)の駆動走査回路103が画素領域を挟んでその左右
に配置されている。
【0016】垂直走査信号供給線21a,21bは垂直
走査信号(VSCAN)の駆動走査回路102から行毎
に一つずつでている。各垂直走査信号供給線21a,2
1bは行方向に並ぶ全ての単位画素101内のMOSト
ランジスタ112のゲートに接続されている。また、ド
レイン電圧供給線(VDD供給線)22a,22bはド
レイン電圧(VDD)の駆動走査回路103から行毎に
一つずつでている。各ドレイン電圧供給線(VDD供給
線)22a,22bは、行方向に並ぶ全ての単位画素1
01内の光信号検出用MOSトランジスタ112のドレ
インに接続されている。
【0017】また、列毎に異なる垂直出力線20a,2
0bが設けられて、各垂直出力線20a,20bは列方
向に並ぶ全ての単位画素101内のMOSトランジスタ
112のソースにそれぞれ接続されている。さらに、M
OSトランジスタ112のソース領域は垂直出力線20
a,20bを通して信号出力回路105と接続してい
る。そして、ソース領域は上記の信号出力回路105内
の入力キャパシタからなるラインメモリ(記憶素子)と
直結している。なお、実際には垂直出力線20a,20
bの途中にはスイッチ素子等が設けられて信号の流れを
制御している。また、このイメージセンサは、ソース領
域に定電流源などの能動負荷を接続していないことを特
徴としている。
【0018】垂直走査信号(VSCAN)及び水平走査
信号(HSCAN)により、遂次、各単位画素101の
MOSトランジスタ112を駆動して光の入射量に比例
した、残留電荷によるノイズ成分を含まない映像信号
(Vout )が信号出力回路105から読み出される。ま
た、本実施の形態では昇圧走査回路108を有し、昇圧
走査回路108からの各昇圧電圧出力線30a、30b
が各垂直出力線20a,20bに接続されている。即
ち、列毎に各単位画素101のMOSトランジスタ11
2のソース領域に昇圧された電圧が印加される。昇圧さ
れた電圧はさらに光信号検出用トランジスタ112のゲ
ート−ソース間の容量を通して結果的にゲートにかか
る。これにより、ウエル領域にかかる電界強度を増し
て、キャリアの掃き出しを促進することができる。
【0019】次に、図6及び図7を参照して、固体撮像
装置(MOS型イメージセンサ)の単位画素の詳細な構
造について説明する。図6は、本発明の実施の形態であ
る固体撮像装置(MOS型イメージセンサ)の単位画素
内における素子レイアウトについて示す平面図である。
また、図7(a)は、図6のI−I線に沿う断面図に相
当する、本発明の実施の形態に係るMOS型イメージセ
ンサのデバイス構造について示す断面図であり、図7
(b)は、半導体基板表面に沿うポテンシャルの様子を
示す図である。
【0020】図6に示すように、単位画素101内に、
受光ダイオード111と光信号検出用MOSトランジス
タ112とが隣接して設けられている。これら受光ダイ
オード111とMOSトランジスタ112は、それぞれ
異なるウエル領域、即ち第1のウエル領域15aと第2
のウエル領域15bに形成され、それらのウエル領域1
5a、15bは互いに接続されている。受光ダイオード
111の部分の第1のウエル領域15aは光照射による
電荷の発生領域の一部を構成している。MOSトランジ
スタ112の部分の第2のウエル領域15bはこの領域
15bに付与するポテンシャルによってチャネルの閾値
電圧を変化させることができるゲート領域を構成してい
る。
【0021】MOSトランジスタ112のドレイン領域
17aはリング状のゲート電極19の外周部を取り囲む
ように形成され、ソース領域16はリング状のゲート電
極19の内周に囲まれるように形成されている。ドレイ
ン領域17aが延在して受光ダイオード111の不純物
領域17が形成されている。即ち、不純物領域17と低
濃度のドレイン領域17aとは互いに接続した第1及び
第2のウエル領域15a,15bの表層に大部分の領域
がかかるように一体的に形成されている。
【0022】さらに、このMOS型イメージセンサの特
徴であるキャリアポケット(高濃度埋込層)25は、ゲ
ート電極19下の第2のウエル領域15b内であって、
ソース領域16の周辺部に、ソース領域16を取り囲む
ように形成されている。ドレイン領域17aはドレイン
電圧(VDD)供給線(又はドレイン電極)22と接続
され、ゲート電極19は垂直走査信号(VSCAN)供
給線21に接続され、ソース領域16は垂直出力線(又
はソース電極)20に接続されている。
【0023】また、上記単位画素の構成要素は光透過性
の絶縁膜により被覆されており、受光ダイオード111
の受光窓24以外の領域は絶縁膜の上に形成された金属
層(遮光膜)23により遮光されている。次に、上記の
信号出力回路105の詳細を説明する。図2は信号出力
回路105の主要部分の回路構成図である。
【0024】この実施の形態の信号出力回路105は、
各画素から出力される信号(光検出信号)を入力し、処
理する2つの積分回路106a,106bと、積分回路
106a,106bの出力信号から演算増幅器31のノ
イズを除くオフセットキャンセル回路109と、光信号
の入力時及び非入力時でのオフセットキャンセル回路1
09の出力をそれぞれ記憶する第1及び第2の記憶素子
(図示せず)と、これらの記憶素子の出力の差を演算す
る演算増幅器(図示せず)とを有する。
【0025】積分回路106a,106bは、正入力端
子と負入力端子と出力端子とを備えた演算増幅器31を
有する。演算増幅器31の正入力端子には一定の基準電
圧Vref が入力され、演算増幅器31の出力端子が積分
回路106a,106bの出力となる。積分回路106
a,106bの入力から演算増幅器31の負入力端子に
至る経路にスイッチ(第1のスイッチ素子)SLとスイ
ッチ(第2のスイッチ素子)SSと入力コンデンサ(入
力容量素子)C1とがこの順に直列接続されている。ス
イッチSS及びコンデンサC1に並列にスイッチ(第3
のスイッチ素子)SRMが設けられている。また、演算増
幅器31の負入力端子と出力端子との間に帰還コンデン
サ(帰還容量素子)C2とスイッチ(第4のスイッチ素
子)SRが並列接続されている。コンデンサC1,C2
の容量値は例えば0.5pF程度でよいが、これに限定
するものではない。
【0026】また、積分回路106aの演算増幅器31
の負入力端子と積分回路106bの演算増幅器31の負
入力端子とは、回路を接続し、或いは非接続とするスイ
ッチ(画素間信号転送スイッチ)SMを介して相互に接
続されている。スイッチSL、SS、SRM、SR、S
Mは積分回路106a,106b内での光検出信号の流
れを制御する。
【0027】スイッチSLは信号Loadにより駆動され、
スイッチSSは信号SCMにより駆動され、スイッチS
RMは信号RSMにより駆動され、スイッチSRは信号R
STにより駆動され、スイッチSMは信号MODEにより駆
動される。なお、上記信号出力回路105において、積
分回路の出力側に、図3に示すように、オフセットキャ
ンセル回路109や平均化回路110等が繋がってい
る。オフセットキャンセル回路109は第1及び第2の
記憶素子を有し、これらの記憶素子に記憶された電圧の
差電圧を出力するものであり、オフセットキャンセル回
路109を通すことにより積分回路106a、106b
で生じた基準電圧Vrefや演算増幅器31等の回路素子
固有のオフセット等のノイズを除く。また、平均化回路
110を通すことにより積分回路106a、106bの
出力信号を平均化して間引きに係る単位画素101の信
号にそれぞれ分ける。
【0028】次に、図4及び図5を参照して本発明の実
施の形態に係る固体撮像装置の光検出動作を説明する。
光信号検出用MOSトランジスタ112がnMOSの場
合に適用し、p型の第1及び第2のウエル領域15a,
15bを用いる。この場合、図1、図2、図6、図7も
同時に参照する。図2の積分回路106a、106bに
繋がる単位画素101は、ベイヤ方式の基本形の色フィ
ルタアレイ配列のように隣接する4つ領域に配列された
R,G,Bのうち相互に斜めに配列された「G」領域に
相当するものとする。
【0029】図4は本発明に係るMOS型イメージセン
サを動作させるための各入出力信号のタイミングチャー
トを示す。また、図5は積分回路の間引き動作を行なう
ためのタイミングチャートを示す。図4において、Vp
g、Vpd及びVpsは、それぞれ光信号検出用MOSトラ
ンジスタ112のゲート電極、ドレイン領域及びソース
領域における電圧を示している。
【0030】光検出動作は、蓄積期間−読出期間−掃出
期間(初期化期間)−ブランキング期間からなる一連の
過程を繰り返し行う。ここでは、都合上、蓄積期間から
説明を始める。蓄積期間では、受光ダイオード111に
光照射を行って光発生電荷を生じさせ、さらにキャリア
ポケット25に光発生正孔を蓄積する。これにより、M
OSトランジスタ112の閾値電圧が変化するので、次
の読出期間においてその閾値電圧の変化をVpsとして
出力させる。なお、この蓄積期間は映像信号を映像信号
出力端子107から出力する期間でもある。
【0031】この場合、図4に示すように、Vpgを接
地電位とし、Vpdを2〜3Vとしてウエル領域15
a、15b内に光発生正孔をキャリアポケット25に向
かわせる電界を形成する。読出期間では、MOSトラン
ジスタ112を動作させて光発生正孔の蓄積量に比例し
た光信号としてVpsを出力し、入力コンデンサC1に
記憶させる。このソース電圧Vpsは第1の信号Vtを
構成し、光の強度に応じた信号成分Vsの他に固定パタ
ーンノイズ成分Vnが含まれている。
【0032】この場合、図4に示すように、Vpgを2
〜3Vとし、Vpdを2〜3Vに保持してMOSトラン
ジスタ112を動作させる。初期化期間では、スイッチ
SLをオフとし、単位画素を初期化する。この場合、図
4に示すように、初期化期間の立ち上がり時の期間にお
いて、Vpsを接地電位とし、Vpg、Vpdを前の期
間の電圧に保持する。次いで、立ち上がり時の期間の経
過後にVpg、Vpdを5V以上としてウエル領域15
a、15b内に光発生正孔がキャリアポケット25から
基板11側に排出されるような電界を形成する。
【0033】ブランキング期間では、初期化された状態
でのVpsを第2の信号(固定パターンノイズ)Vnと
して単位画素101から出力し、信号出力回路105に
入力させて固定パターンノイズを除去した信号を取り出
す。さらに、この期間に間引き動作を行なう。そのた
め、2つの単位画素101からの信号を信号出力回路1
05の積分回路106a、106bに入力させて混合す
る。さらに、その出力を図3に示すようにオフセットキ
ャンセル回路109及び平均化回路110を通して平均
化し、間引きに係る各単位画素の映像信号(第3の信号)
として信号出力回路105から出力させる。
【0034】この場合、図4に示すように、ブランキン
グ期間の立ち上がり時の期間に、Vpgを接地電位と
し、Vpdを2〜3Vとする。次いで、立ち上がり時の
期間の経過後にVpgを2〜3Vとし、Vpdを前の期
間の状態に保持してMOSトランジスタ112を動作さ
せる。ブランキング期間終了後に再び上記した蓄積期間
に戻る。
【0035】次に、図5を参照して、間引き動作につい
て詳細に説明する。蓄積期間では、信号SCM,RST
をいずれもHレベルとして、スイッチSS,SRをオン
状態とし、かつ信号Load,RSMをいずれもLレベ
ルとして、スイッチSL,SRMをオフ状態とする。蓄
積期間の終了時の期間(入力容量初期化期間)に、信号
Load,SCM,RSM,RSTをいずれもHレベル
として、スイッチSL,SS,SRM,SRをオン状態
とし、コンデンサC1,C2の電荷を初期化する。
【0036】その後、センサ信号読込み期間(読出期
間)では、信号RSMをLレベルとして、スイッチSR
Mをオフ状態とする。他のスイッチSL,SS,SRは
前の状態のまま保持する。これにより、積分回路106
a,106bの各コンデンサC1 に、それぞれ単位画素
からの第1の信号Vtが供給される。ここでは、一方の
単位画素の出力がVta,他方の単位画素の出力がVtbで
あるとする。但し、これらの信号Vta,Vtbには、光信
号成分Vsa,Vsbと、単位画素に固有の固定パターンノ
イズ成分Vna,Vnbが含まれている。
【0037】このとき、積分回路106aのコンデンサ
C1の両側の電位差がVta−Vref、積分回路106b
のコンデンサC2の両側の電位差がVtb−Vrefとな
る。そして、スイッチSRがオン状態であるので、積分
回路106aの演算増幅器31の出力はVref となり、
この電圧が、オフセットキャンセル回路109の第1の
記憶素子に記憶される。この場合、Vrefにさらに演算
増幅器31固有のオフセットノイズΔVnが加わるが、
ここでは省略する。
【0038】画素初期化期間(初期化期間)では、信号
LoadをLレベルとして、スイッチSLをオフ状態とす
る。他のスイッチSS,SRM,SRは前の状態のまま
保持される。この間に単位画素のソース領域16、ドレ
イン領域17a及びゲート電極19に高電圧を印加し
て、画素を初期化する。即ち、キャリアポケット25内
の蓄積電荷を空にする。
【0039】その後、ブランキング期間では、立ち上が
り時の期間(信号線初期化期間)に、図示しないスイッ
チを介して垂直出力線20a、20bを接地電位とし、
スイッチSSをオフ、スイッチSL,SRMをオンにし
て、積分回路106a,106b内の信号線に蓄積され
ている電荷を初期化する。但し、スイッチSSはオフ状
態であるので、積分回路106aのコンデンサC1の両
側の電位差はVref −Vta、積分回路106bのコンデ
ンサC1の両側の電位差はVref −Vtbに保たれてい
る。
【0040】信号線初期化期間の経過後、スイッチSS
をオンにし、スイッチSRM,SRをオフ状態にする。
また、スイッチSMをオンにして2つの列の積分回路1
06a、106bを接続する。これにより、積分回路1
06aのコンデンサC1の両側の電位差がVref −Vta
からVref −Vnaに変化し、積分回路106bのコンデ
ンサC1の両側の電位差がVref −VtaからVref −V
naに変化する。これに対応する電荷がコンデンサC2に
蓄積され、演算増幅器31の出力は(Vta−Vna)+
(Vtb−Vnb)−Vref となる。この2つの画素の出力
を混合した信号(電圧)が、オフセットキャンセル回路
109の第2の記憶素子に記憶される。この場合、Vre
fにさらに演算増幅器31固有のオフセットノイズが加
わるが、ここでは省略する。
【0041】そして、第1及び第2の記憶素子の差電圧
を演算器により演算して、2つの単位画素101からの
光信号を混合した信号がオフセットキャンセル回路10
9から出力される。その後、その混合信号を平均化回路
110に通すことにより、その混合信号は平均化されて
間引きに係る単位画素101の信号に分割される。この
分割信号を「G」領域の映像信号として映像信号出力端
子107から出力する。
【0042】ところで、従来の一般的な固体撮像装置で
は、サンプリング画素を間引きするため、MTFが劣化
してモアレの多い画像になったり、折り返しノイズが発
生したりする。また、イメージセンサを高速で動作させ
る必要があるため、消費電力が大きくなってしまう。こ
れに対して、本実施の形態では、スイッチSMをオンに
することにより、空間的に離れた少なくとも2つの単位
画素101から出力される信号を混合して画素の間引き
を行なっている。さらに、混合した信号を平均化して間
引きに係る単位画素101の信号に分割している。
【0043】従って、走査上間引きを行なっても、走査
上間引きされた画素101位置における信号として平均
化された信号が出力されるので、サンプリング周波数は
低下しない。これにより、折り返しノイズの発生を防止
することができ、またサンプリングに伴うMTFの劣化
を防ぐことができる。また、間引きに応じて信号処理回
数が減るので、消費電力の増大が回避される。
【0044】以上、実施の形態によりこの発明を詳細に
説明したが、この発明の範囲は上記実施の形態に具体的
に示した例に限られるものではなく、この発明の要旨を
逸脱しない範囲の上記実施の形態の変更はこの発明の範
囲に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、p型の
基板11上のn型のエピタキシャル層12内に第1及び
第2のウエル領域15a、15bを形成しているが、n
型のエピタキシャル層12の代わりに、p型のエピタキ
シャル層にn型不純物を導入してn型ウエル層を形成
し、このn型ウエル層内に第1及び第2のウエル領域1
5a、15bを形成してもよい。
【0045】さらに、この発明が適用される固体撮像装
置の構造として種々の変形例が考えられるが、他の構造
はどうであれ、受光ダイオードと光信号検出用のMOS
トランジスタとが隣接して単位画素を構成し、かつMO
Sトランジスタのチャネル領域下のp型のウエル領域内
であってソース領域の近傍に高濃度埋込層(キャリアポ
ケット)が設けられていればよい。
【0046】さらに、p型の基板11を用いているが、
代わりにn型の基板を用いてもよい。この場合、上記実
施の形態と同様な効果を得るためには、上記実施の形態
等で説明した各層及び各領域の導電型をすべて逆転させ
ればよい。この場合、キャリアポケット25に蓄積すべ
きキャリアは電子及び正孔のうち電子である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
列及び行に配列された単位画素と、単位画素からの出力
信号を処理する、列毎に設けられた積分回路とを有し、
かつ少なくとも2つ列の積分回路の演算増幅器の入力端
子間に画素間信号転送スイッチ素子を設けており、間引
き動作時にこのスイッチ素子をオンにして少なくとも2
つの単位画素の信号を混合し、平均化して各単位画素の
映像信号として出力しているので、折り返しノイズのな
い画像、即ちモアレのない画像を得ることができ、消費
電力も低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る固体撮像装置の全
体の回路構成を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態に係る固体撮像装置の信
号処理回路(積分回路)を示す回路図である。
【図3】この発明の実施の形態に係る固体撮像装置の信
号処理回路(オフセットキャンセル回路及び平均化回
路)を示す回路図である。
【図4】この発明の実施の形態の固体撮像装置を動作さ
せる際のタイミングチャートである。
【図5】この発明の実施の形態に係る固体撮像装置の間
引き動作時のタイミングチャートである。
【図6】この発明の実施の形態に係る固体撮像装置に用
いられる固体撮像素子の単位画素内の素子レイアウトを
示す平面図である。
【図7】(a)は図5のI−I線に沿う断面図、(b)
は光発生ホールがキャリアポケットに蓄積し、チャネル
領域に電子が誘起されて反転領域が生じている状態のポ
テンシャルの様子を示す図である。
【図8】(a)は、従来例に係る固体撮像装置の全体の
回路構成を示す図であり、(b)は、同じくその固体撮
像装置を動作させる際のタイミングチャートである。
【符号の説明】
15a 第1のウエル領域 15b 第2のウエル領域 15c チャネルドープ層 16a 低濃度のソース領域 16b 高濃度のソース領域(コンタクト層) 17 不純物領域 17a 低濃度のドレイン領域 17b 高濃度のドレイン領域(コンタクト層) 18 ゲート絶縁膜 19 ゲート電極 20a 、20b 垂直出力線 21a、21b VSCAN供給線 22a、22b VDD供給線 25 キャリアポケット(高濃度埋込層) 26 水平出力線 27a、27b HSCAN供給線 30a、30b 昇圧電圧供給線 31 演算増幅器 101 単位画素 102 VSCAN駆動走査回路 103 VDD駆動走査回路 104 HSCAN入力走査回路 105 信号出力回路 106a、106b 積分回路 107 映像信号出力端子 108 昇圧走査回路 109 オフセットキャンセル回路 110 平均化回路 111 受光ダイオード 112 光信号検出用絶縁ゲート型電界効果トランジス
タ(光信号検出用MOSトランジスタ) SL 第1のスイッチ SS 第2のスイッチ SRM 第3のスイッチ SR 第4のスイッチ SM 画素間信号転送スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA04 AA05 BA14 CA03 CA19 CA40 DD11 DD12 FA06 FA34 FA42 5C024 BX01 CX14 CY09 CY42 GY31 HX31

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号を電気信号に変換し、出力する、
    列と行に配列された複数の単位画素と、前記電気信号を
    入力し、演算処理する、前記列毎に設けられた積分回路
    と、前記積分回路の出力側に繋がって前記光信号に対応
    する映像信号を出力する映像信号出力端子とを有し、 少なくとも2つの前記積分回路間に該積分回路間を接続
    し、或いは非接続とする画素間信号転送スイッチ素子が
    介在してなることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記各積分回路は、基準電圧が入力され
    る正入力端子、負入力端子及び出力端子を有する演算増
    幅器と、前記単位画素と前記演算増幅器の負入力端子の
    間に直列接続された第1のスイッチ素子、第2のスイッ
    チ素子及び入力容量素子と、前記第2のスイッチ素子及
    び前記入力容量素子に並列接続された第3のスイッチ素
    子と、前記演算増幅器の負入力端子と出力端子との間に
    並列接続された帰還容量素子及び第4のスイッチ素子と
    を有し、かつ前記画素間信号転送スイッチ素子は少なく
    とも2つの前記演算増幅器の負入力端子間に接続されて
    いることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記積分回路の出力端子と前記映像信号
    出力端子の間に、入力された信号を前記相互に接続され
    た積分回路の数で平均化する平均化回路を有することを
    特徴とする請求項1又は2記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記積分回路の出力端子と前記映像信号
    出力端子の間に前記積分回路から生じるノイズを除くオ
    フセットキャンセル回路を有することを特徴とする請求
    項1乃至3の何れか一に記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記単位画素は、前記受光ダイオードと
    前記受光ダイオードに隣接する光信号検出用絶縁ゲート
    型電界効果トランジスタとを備え、かつ前記光信号検出
    用絶縁ゲート型電界効果トランジスタはゲート電極下方
    のチャネル領域下に前記受光ダイオードで発生した光発
    生電荷を蓄積する高濃度埋込層を備えていることを特徴
    とする請求項1乃至4の何れか一に記載の固体撮像装
    置。
  6. 【請求項6】 前記受光ダイオードで発生した光発生電
    荷を前記高濃度埋込層に蓄積する蓄積期間と、前記高濃
    度埋込層に蓄積された前記光発生電荷に応じた第1の信
    号を前記光信号検出用絶縁ゲート型電界効果トランジス
    タから出力する読出期間と、前記高濃度埋込層に残留す
    る前記光発生電荷を排出し、前記単位画素を初期化する
    初期化期間と、及び前記単位画素が初期化された状態に
    おける第2の信号を前記光信号検出用絶縁ゲート型電界
    効果トランジスタから出力するブランキング期間とを順
    次繰り返すように走査信号を供給する走査信号駆動走査
    回路を有することを特徴とする請求項5記載の固体撮像
    装置。
  7. 【請求項7】 前記蓄積期間において、前記受光ダイオ
    ードで発生した光発生電荷を前記高濃度埋込層に蓄積す
    るとともに、前記映像信号出力端子から前記光信号に対
    応する映像信号を出力することを特徴とする請求項6記
    載の固体撮像装置。
  8. 【請求項8】 光信号を電気信号に変換し、出力する、
    列と行に配列された複数の単位画素と、前記電気信号を
    入力し、演算処理する、前記列毎に設けられた複数の積
    分回路と、前記積分回路の出力側に繋がって前記光信号
    に対応する映像信号を出力する映像信号出力端子とを有
    する固体撮像装置の駆動方法において、 少なくとも2つの前記列にわたる単位画素から出力され
    た電気信号を前記積分回路を通して混合し、該混合した
    信号を前記混合に係る各単位画素の映像信号として随時
    読み出すことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  9. 【請求項9】 前記積分回路を通して混合した信号を、
    さらに平均化し、該平均化した信号を前記混合に係る各
    単位画素の映像信号として随時読み出すことを特徴とす
    る請求項8記載の固体撮像装置の駆動方法。
  10. 【請求項10】 光信号を電気信号に変換し、出力す
    る、列と行に配列された複数の単位画素と、前記電気信
    号を入力し、演算処理する、前記列毎に設けられた複数
    の積分回路と、前記積分回路の出力側に繋がって前記光
    信号に対応する映像信号を出力する映像信号出力端子と
    を有する固体撮像装置の駆動方法において、 前記単位画素が、前記受光ダイオードと前記受光ダイオ
    ードに隣接する光信号検出用絶縁ゲート型電界効果トラ
    ンジスタとを備え、かつ前記光信号検出用絶縁ゲート型
    電界効果トランジスタはゲート電極下方のチャネル領域
    下に前記受光ダイオードで発生した光発生電荷を蓄積す
    る高濃度埋込層を備え、 前記各積分回路が、基準電圧が入力される正入力端子、
    負入力端子及び出力端子を有する演算増幅器と、前記単
    位画素と前記演算増幅器の負入力端子の間に直列接続さ
    れた第1のスイッチ素子、第2のスイッチ素子及び入力
    容量素子と、前記第2のスイッチ素子及び前記入力容量
    素子に並列接続された第3のスイッチ素子と、前記演算
    増幅器の負入力端子と出力端子との間に並列接続された
    帰還容量素子及び第4のスイッチ素子とを有し、かつ前
    記画素間信号転送スイッチ素子が少なくとも2つの前記
    演算増幅器の負入力端子間に接続されてなり、 前記受光ダイオードで発生した光発生電荷を前記高濃度
    埋込層に蓄積する蓄積期間と、前記高濃度埋込層に蓄積
    された前記光発生電荷に応じた第1の信号を前記光信号
    検出用絶縁ゲート型電界効果トランジスタから出力する
    読出期間と、前記高濃度埋込層に残留する前記光発生電
    荷を排出し、前記単位画素を初期化する初期化期間と、
    及び前記単位画素が初期化された状態における第2の信
    号を前記光信号検出用絶縁ゲート型電界効果トランジス
    タから出力するブランキング期間とを順次繰り返すよう
    に走査し、 前記読出期間に、前記第1のスイッチ素子、第2のスイ
    ッチ素子及び第4のスイッチ素子を閉じ、かつ前記第3
    のスイッチ素子及び前記画素間信号転送スイッチ素子を
    開放して、前記第1の信号を前記積分回路の入力容量素
    子を通して前記演算増幅器に入力し、 前記ブランキング期間に、前記第1のスイッチ素子、第
    2のスイッチ素子及び前記画素間信号転送スイッチ素子
    を閉じ、かつ前記第3のスイッチ素子及び第4のスイッ
    チ素子を開放して、前記第2の信号を前記積分回路の入
    力容量素子を通して前記演算増幅器に入力するととも
    に、2つの前記単位画素の第1の信号と第2の信号との
    差信号同士を混合した第3の信号を1つの前記演算増幅
    器の帰還容量素子を通して前記演算増幅器から出力し、
    前記混合した信号を前記混合に係る各単位画素の映像信
    号として随時読み出すことを特徴とする固体撮像装置の
    駆動方法。
  11. 【請求項11】 前記積分回路を通して混合した信号
    を、さらに平均化し、該平均化した信号を前記混合に係
    る各単位画素の映像信号として随時読み出すことを特徴
    とする請求項10記載の固体撮像装置の駆動方法。
  12. 【請求項12】 前記蓄積期間において、前記受光ダイ
    オードで発生した光発生電荷を前記高濃度埋込層に蓄積
    するとともに、前記映像信号出力端子から前記光信号に
    対応する映像信号を出力することを特徴とする請求項1
    0又は11記載の固体撮像装置の駆動方法。
  13. 【請求項13】 前記積分回路を通して混合した信号又
    は前記第3の信号を平均化する前に、前記積分回路を通
    して混合した信号又は前記第3の信号から前記積分回路
    から生じるノイズを除くことを特徴とする請求項8乃至
    12の何れか一に記載の固体撮像装置の駆動方法。
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