JP2002038990A - ディーゼルエンジンの燃料噴射装置 - Google Patents
ディーゼルエンジンの燃料噴射装置Info
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- fuel injection
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- F02D35/00—Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for
- F02D35/02—Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for on interior conditions
- F02D35/025—Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for on interior conditions by determining temperatures inside the cylinder, e.g. combustion temperatures
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/30—Controlling fuel injection
- F02D41/38—Controlling fuel injection of the high pressure type
- F02D41/40—Controlling fuel injection of the high pressure type with means for controlling injection timing or duration
- F02D41/402—Multiple injections
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
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- F02D2041/389—Controlling fuel injection of the high pressure type for injecting directly into the cylinder
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ディーゼルエンジンの排煙を低減する。
【解決手段】燃料を燃料噴射弁5により気筒の圧縮行程
上死点付近で、かつ、燃料の噴射による燃焼が継続する
よう複数回に分割して噴射させるにあたり、1回目の燃
料噴射を圧縮行程上死点よりも前に開始し、この1回目
に噴射された燃料の燃焼開始後の時期を目標として2回
目の燃料噴射を開始することにより、1回目の燃料噴射
によって燃焼室温度を高め、2回目の噴射燃料の燃焼を
促進する。
上死点付近で、かつ、燃料の噴射による燃焼が継続する
よう複数回に分割して噴射させるにあたり、1回目の燃
料噴射を圧縮行程上死点よりも前に開始し、この1回目
に噴射された燃料の燃焼開始後の時期を目標として2回
目の燃料噴射を開始することにより、1回目の燃料噴射
によって燃焼室温度を高め、2回目の噴射燃料の燃焼を
促進する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気筒内の燃焼室に
燃料を直接噴射する燃料噴射弁を備えたディーゼルエン
ジンの燃料噴射装置に関する。
燃料を直接噴射する燃料噴射弁を備えたディーゼルエン
ジンの燃料噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のディーゼルエンジンにおいて
は、圧縮行程上死点付近で1回の燃焼サイクルに要する
燃料を一括して噴射すること(以下、一括噴射とい
う。)が行なわれ、また必要に応じてこの一括噴射の前
に少量の燃料を噴射するパイロット噴射が行なわれてい
る。これに対して、燃料を一括して噴射するのではな
く、圧縮行程上死点付近で複数回に分けて噴射せんとす
る分割噴射も知られている。
は、圧縮行程上死点付近で1回の燃焼サイクルに要する
燃料を一括して噴射すること(以下、一括噴射とい
う。)が行なわれ、また必要に応じてこの一括噴射の前
に少量の燃料を噴射するパイロット噴射が行なわれてい
る。これに対して、燃料を一括して噴射するのではな
く、圧縮行程上死点付近で複数回に分けて噴射せんとす
る分割噴射も知られている。
【0003】例えば特開平9−209866号公報に
は、圧縮行程上死点を起点として分割噴射を開始するこ
と、各回の噴射量を後の回になるほど多くすることが記
載されている。燃焼室での熱発生率を広範に且つ適切に
制御せんとするものである。特開平10−122084
号公報には、少量の燃料を噴射する前噴射を行なうこと
により燃焼室での着火を惹起し、続く主噴射を複数回に
分けて噴射することにより、煤及びNOx(窒素酸化
物)の発生量を抑えることが記載されている。
は、圧縮行程上死点を起点として分割噴射を開始するこ
と、各回の噴射量を後の回になるほど多くすることが記
載されている。燃焼室での熱発生率を広範に且つ適切に
制御せんとするものである。特開平10−122084
号公報には、少量の燃料を噴射する前噴射を行なうこと
により燃焼室での着火を惹起し、続く主噴射を複数回に
分けて噴射することにより、煤及びNOx(窒素酸化
物)の発生量を抑えることが記載されている。
【0004】また、特開平10−141124号公報に
は、吸気行程初期に燃料を噴射する予備噴射と、圧縮行
程上死点付近で燃料を噴射する主噴射と、主噴射前のパ
イロット噴射とを行なうことにより、部分的な希薄予混
合圧縮着火燃焼を行なわせて、NOxの生成を抑制しつ
つ、黒煙の排出量を低減させ、燃費を改善することが記
載されている。
は、吸気行程初期に燃料を噴射する予備噴射と、圧縮行
程上死点付近で燃料を噴射する主噴射と、主噴射前のパ
イロット噴射とを行なうことにより、部分的な希薄予混
合圧縮着火燃焼を行なわせて、NOxの生成を抑制しつ
つ、黒煙の排出量を低減させ、燃費を改善することが記
載されている。
【0005】特開平11−200933号公報には、圧
縮行程上死点を起点として少量の前噴射を行なうことに
より、騒音の低減及び燃費の低減を図り、主噴射の直後
に後噴射を行なうことにより、煤発生及び燃費の低減を
図ることが記載されている。
縮行程上死点を起点として少量の前噴射を行なうことに
より、騒音の低減及び燃費の低減を図り、主噴射の直後
に後噴射を行なうことにより、煤発生及び燃費の低減を
図ることが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くディーゼル
エンジンにおいては、NOxの発生を抑制しつつ煤の発
生を低減させることが重要な課題になるが、NOxの低
減と煤の低減とを両立させることは難しい。本発明は、
この問題を燃料の分割噴射に工夫を加えて解決せんとす
るものである。
エンジンにおいては、NOxの発生を抑制しつつ煤の発
生を低減させることが重要な課題になるが、NOxの低
減と煤の低減とを両立させることは難しい。本発明は、
この問題を燃料の分割噴射に工夫を加えて解決せんとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジンの気
筒内燃焼室に臨むように配設された燃料噴射弁と、エン
ジンの要求出力を検出するための要求出力検出手段と、
上記要求出力検出手段による検出結果に応じて燃料噴射
量を決定する噴射量決定手段と、上記噴射量決定手段に
より決定された噴射量の燃料を上記燃料噴射弁により気
筒の圧縮行程上死点付近で、かつ、燃料の噴射による燃
焼が継続するよう複数回に分割して噴射させる燃料噴射
制御手段とを備えたディーゼルエンジンの燃料噴射装置
において、上記燃料噴射制御手段は、燃料を分割して噴
射させるときの1回目の燃料噴射を圧縮行程上死点より
も前に開始し、この1回目に噴射された燃料の燃焼開始
後の時期を目標として2回目の燃料噴射を開始すること
を特徴とする。
筒内燃焼室に臨むように配設された燃料噴射弁と、エン
ジンの要求出力を検出するための要求出力検出手段と、
上記要求出力検出手段による検出結果に応じて燃料噴射
量を決定する噴射量決定手段と、上記噴射量決定手段に
より決定された噴射量の燃料を上記燃料噴射弁により気
筒の圧縮行程上死点付近で、かつ、燃料の噴射による燃
焼が継続するよう複数回に分割して噴射させる燃料噴射
制御手段とを備えたディーゼルエンジンの燃料噴射装置
において、上記燃料噴射制御手段は、燃料を分割して噴
射させるときの1回目の燃料噴射を圧縮行程上死点より
も前に開始し、この1回目に噴射された燃料の燃焼開始
後の時期を目標として2回目の燃料噴射を開始すること
を特徴とする。
【0008】上記1回目の燃料噴射は、パイロット噴射
に一見類似するが、その噴射燃料の燃焼開始後に2回目
の燃料噴射が行なわれ、1回目の噴射燃料の燃焼と2回
目の噴射燃料の燃焼とに継続性が与えられる点でパイロ
ット噴射とは異なる。
に一見類似するが、その噴射燃料の燃焼開始後に2回目
の燃料噴射が行なわれ、1回目の噴射燃料の燃焼と2回
目の噴射燃料の燃焼とに継続性が与えられる点でパイロ
ット噴射とは異なる。
【0009】すなわち、パイロット噴射は燃焼室内に主
噴射燃料が着火し易い雰囲気を形成し主噴射燃料の着火
遅れ期間を短くするものとして知られ、パイロット噴射
自体は燃焼室温度の上昇やエンジントルクには実質的に
は寄与しない。このパイロット噴射により、主噴射燃料
はその噴射と略同時に着火するが、そのときは空気とあ
まり混ざっていないので、燃焼は急激なものにならず、
広がりながら燃焼していくことになる。換言すれば、着
火遅れ期間が短い分、予混合燃焼が抑えられ、燃焼が急
峻になることが避けられ、これにより、騒音の低減が図
れる。
噴射燃料が着火し易い雰囲気を形成し主噴射燃料の着火
遅れ期間を短くするものとして知られ、パイロット噴射
自体は燃焼室温度の上昇やエンジントルクには実質的に
は寄与しない。このパイロット噴射により、主噴射燃料
はその噴射と略同時に着火するが、そのときは空気とあ
まり混ざっていないので、燃焼は急激なものにならず、
広がりながら燃焼していくことになる。換言すれば、着
火遅れ期間が短い分、予混合燃焼が抑えられ、燃焼が急
峻になることが避けられ、これにより、騒音の低減が図
れる。
【0010】これに対して、本発明に係る1回目の燃料
噴射は、2回目の燃料噴射前に燃焼を開始させて燃焼室
温度を高め、この1回目の噴射燃料が燃焼しているとこ
ろに2回目の燃料を噴射することにより、2回目の噴射
燃料の燃焼を促進するものであり、1回目の噴射によっ
て燃焼室温度が高くなり2回目の噴射燃料の燃焼が促さ
れる分、排煙の発生が少なくなる。また、2回目の噴射
燃料は噴射と略同時に燃焼を開始するから、シリンダ内
圧力の上昇及び燃焼室圧力の上昇は一括噴射の場合の予
混合燃焼(着火遅れ期間に噴射された燃料の爆発的燃
焼)のような急峻なものにはならない。このため、燃焼
騒音は大きくならず、また、NOxの発生量も多くはな
らない。
噴射は、2回目の燃料噴射前に燃焼を開始させて燃焼室
温度を高め、この1回目の噴射燃料が燃焼しているとこ
ろに2回目の燃料を噴射することにより、2回目の噴射
燃料の燃焼を促進するものであり、1回目の噴射によっ
て燃焼室温度が高くなり2回目の噴射燃料の燃焼が促さ
れる分、排煙の発生が少なくなる。また、2回目の噴射
燃料は噴射と略同時に燃焼を開始するから、シリンダ内
圧力の上昇及び燃焼室圧力の上昇は一括噴射の場合の予
混合燃焼(着火遅れ期間に噴射された燃料の爆発的燃
焼)のような急峻なものにはならない。このため、燃焼
騒音は大きくならず、また、NOxの発生量も多くはな
らない。
【0011】上記1回目の燃料噴射後に残る燃料はさら
に分割して噴射することが煤の発生を抑える上で好まし
い。すなわち、1回目の燃料噴射後に残る燃料全てを一
度に噴射させる形態にすると、噴射すべき燃料の量が多
いことからその噴射期間(燃料噴射弁が開いている期
間)が長くなる。この噴射期間中の燃料噴霧は連続した
ものになるから、空気との混合が不充分になって燃焼が
だらだらと長引き、膨張行程における急激な圧力、温度
の低下のために、その長い噴射期間の終わり頃に噴射さ
れる燃料は燃焼が中途半端になって排煙を発生し易くな
り、あるいは排気ガス中のHC(炭化水素)が多くな
る。
に分割して噴射することが煤の発生を抑える上で好まし
い。すなわち、1回目の燃料噴射後に残る燃料全てを一
度に噴射させる形態にすると、噴射すべき燃料の量が多
いことからその噴射期間(燃料噴射弁が開いている期
間)が長くなる。この噴射期間中の燃料噴霧は連続した
ものになるから、空気との混合が不充分になって燃焼が
だらだらと長引き、膨張行程における急激な圧力、温度
の低下のために、その長い噴射期間の終わり頃に噴射さ
れる燃料は燃焼が中途半端になって排煙を発生し易くな
り、あるいは排気ガス中のHC(炭化水素)が多くな
る。
【0012】これに対して、1回目の燃料噴射後に残る
燃料をさらに分割して噴射する形態にすると、燃料噴霧
が断続的なものになるため、燃料噴霧が切れている部分
に空気が入って燃料液滴と空気との混合が良くなって燃
焼が活発になり、排煙の発生量が少なくなる。
燃料をさらに分割して噴射する形態にすると、燃料噴霧
が断続的なものになるため、燃料噴霧が切れている部分
に空気が入って燃料液滴と空気との混合が良くなって燃
焼が活発になり、排煙の発生量が少なくなる。
【0013】上記1回目の噴射を圧縮行程上死点よりも
前に開始し膨張行程前に終了することが好ましい。これ
により、1回目の噴射燃料の殆どが圧縮行程上死点付近
で燃焼することから、2回目の燃料噴射前に燃焼室温度
を高める上で有利になる。この場合、2回目の燃料噴射
は圧縮行程上死点後に(膨張行程に入ってから)開始す
ることが好ましい。
前に開始し膨張行程前に終了することが好ましい。これ
により、1回目の噴射燃料の殆どが圧縮行程上死点付近
で燃焼することから、2回目の燃料噴射前に燃焼室温度
を高める上で有利になる。この場合、2回目の燃料噴射
は圧縮行程上死点後に(膨張行程に入ってから)開始す
ることが好ましい。
【0014】また、1回目の噴射を圧縮行程上死点より
も前に開始し膨張行程前に終了する場合、この1回目の
噴射量は2回目の噴射量よりも少なくすることが好まし
い。1回目の燃料噴射の目的は2回目の噴射燃料が着火
し易いように燃焼室の温度を上昇させるというものであ
るから、その限度で燃料を噴射させればよく、この1回
目の燃料噴射量が多くなりすぎると、その燃焼によって
燃焼室温度が高くなり過ぎNOxが発生しやすくなるか
らである。
も前に開始し膨張行程前に終了する場合、この1回目の
噴射量は2回目の噴射量よりも少なくすることが好まし
い。1回目の燃料噴射の目的は2回目の噴射燃料が着火
し易いように燃焼室の温度を上昇させるというものであ
るから、その限度で燃料を噴射させればよく、この1回
目の燃料噴射量が多くなりすぎると、その燃焼によって
燃焼室温度が高くなり過ぎNOxが発生しやすくなるか
らである。
【0015】上記1回目の燃料噴射終了から2回目の燃
料噴射開始までの噴射休止期間は50〜1000μsに
設定することが好ましく、さらに好ましいのは300〜
700μsである。上記噴射休止期間が短すぎると、1
回目に噴射された燃料噴霧と2回目に噴射された燃料噴
霧とが実質的に連続したものになり、2回目に噴射され
た燃料の燃焼性が低下する。一方、上記噴射休止期間が
長すぎると、1回目の噴射燃料の燃焼と2回目の噴射燃
料の燃焼とに継続性が悪くなり、2回目の噴射燃料の燃
焼が不充分になって排煙の低下に不利になる。
料噴射開始までの噴射休止期間は50〜1000μsに
設定することが好ましく、さらに好ましいのは300〜
700μsである。上記噴射休止期間が短すぎると、1
回目に噴射された燃料噴霧と2回目に噴射された燃料噴
霧とが実質的に連続したものになり、2回目に噴射され
た燃料の燃焼性が低下する。一方、上記噴射休止期間が
長すぎると、1回目の噴射燃料の燃焼と2回目の噴射燃
料の燃焼とに継続性が悪くなり、2回目の噴射燃料の燃
焼が不充分になって排煙の低下に不利になる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、噴射量
決定手段により決定された噴射量の燃料を燃料噴射弁に
より気筒の圧縮行程上死点付近で、かつ、燃料の噴射に
よる燃焼が継続するよう複数回に分割して噴射させるに
あたり、1回目の燃料噴射を圧縮行程上死点よりも前に
開始し、この1回目に噴射された燃料の燃焼開始後の時
期を目標として2回目の燃料噴射を開始するようにした
から、1回目の燃料噴射によって燃焼室温度を高め、2
回目の噴射燃料の燃焼を促進することができ、排煙の発
生が少なくなる。
決定手段により決定された噴射量の燃料を燃料噴射弁に
より気筒の圧縮行程上死点付近で、かつ、燃料の噴射に
よる燃焼が継続するよう複数回に分割して噴射させるに
あたり、1回目の燃料噴射を圧縮行程上死点よりも前に
開始し、この1回目に噴射された燃料の燃焼開始後の時
期を目標として2回目の燃料噴射を開始するようにした
から、1回目の燃料噴射によって燃焼室温度を高め、2
回目の噴射燃料の燃焼を促進することができ、排煙の発
生が少なくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0018】図1は本発明の実施形態に係るディーゼル
エンジンの燃料噴射装置Aの全体構成を示し、1は車両
に搭載された多気筒ディーゼルエンジンのエンジン本体
である。このエンジン本体1は複数の気筒2(1つのみ
図示する)を有し、その各気筒2内にピストン3が往復
動可能に嵌挿されていて、この気筒2とピストン3によ
って各気筒2内に燃焼室4が形成されている。また、燃
焼室4の上面の略中央部には、インジェクタ(燃料噴射
弁)5が先端部の噴孔を燃焼室4に臨ませて配設され、
各気筒毎に所定の噴射タイミングで噴孔が開閉作動され
て、燃焼室4に燃料を直接噴射するようになっている。
エンジンの燃料噴射装置Aの全体構成を示し、1は車両
に搭載された多気筒ディーゼルエンジンのエンジン本体
である。このエンジン本体1は複数の気筒2(1つのみ
図示する)を有し、その各気筒2内にピストン3が往復
動可能に嵌挿されていて、この気筒2とピストン3によ
って各気筒2内に燃焼室4が形成されている。また、燃
焼室4の上面の略中央部には、インジェクタ(燃料噴射
弁)5が先端部の噴孔を燃焼室4に臨ませて配設され、
各気筒毎に所定の噴射タイミングで噴孔が開閉作動され
て、燃焼室4に燃料を直接噴射するようになっている。
【0019】上記各インジェクタ5は高圧の燃料を蓄え
る共通のコモンレール(蓄圧室)6に接続されていて、
そのコモンレール6にはクランク軸7により駆動される
高圧供給ポンプ8が接続されている。この高圧供給ポン
プ8は、圧力センサ6aによって検出されるコモンレー
ル6内の燃圧が所定値以上に保持されるように作動す
る。また、クランク軸7の回転角度を検出するクランク
角センサ9が設けられており、このクランク角センサ9
は、クランク軸7の端部に設けた被検出用プレート(図
示省略)と、その外周に相対向するように配置され電磁
ピックアップとからなり、その電磁ピックアップが被検
出用プレートの外周部全周に所定角度おきに形成された
突起部の通過に対応してパルス信号を出力するようにな
っている。
る共通のコモンレール(蓄圧室)6に接続されていて、
そのコモンレール6にはクランク軸7により駆動される
高圧供給ポンプ8が接続されている。この高圧供給ポン
プ8は、圧力センサ6aによって検出されるコモンレー
ル6内の燃圧が所定値以上に保持されるように作動す
る。また、クランク軸7の回転角度を検出するクランク
角センサ9が設けられており、このクランク角センサ9
は、クランク軸7の端部に設けた被検出用プレート(図
示省略)と、その外周に相対向するように配置され電磁
ピックアップとからなり、その電磁ピックアップが被検
出用プレートの外周部全周に所定角度おきに形成された
突起部の通過に対応してパルス信号を出力するようにな
っている。
【0020】10はエンジン本体1の燃焼室4に対しエ
アクリーナ(図示省略)で濾過した吸気(空気)を供給
する吸気通路であり、この吸気通路10の下流端部に
は、図示しないがサージタンクが設けられ、このサージ
タンクから分岐した各通路が吸気ポートにより各気筒2
の燃焼室4に接続されている。また、サージタンクには
各気筒2に供給される過給圧力を検出する吸気圧センサ
10aが設けられている。上記吸気通路10には上流側
から下流側に向かって順に、エンジン本体1に吸入され
る吸気流量を検出するホットフィルム式エアフローセン
サ11と、後述のタービン21により駆動されて吸気を
圧縮するブロワ12と、このブロワ12により圧縮した
吸気を冷却するインタークーラ13と、吸気通路10の
断面積を絞る吸気絞り弁(吸入空気量調節手段)14と
がそれぞれ設けられている。この吸気絞り弁14は、全
閉状態でも吸気が流通可能なように切り欠きが設けられ
たバタフライバルブからなり、後述のEGR弁24と同
様、ダイヤフラム15に作用する負圧の大きさが負圧制
御用の電磁弁16により調節されることで、弁の開度が
制御されるようになっている。また、上記吸気絞り弁1
4にはその開度を検出するセンサ(図示省略)が設けら
れている。
アクリーナ(図示省略)で濾過した吸気(空気)を供給
する吸気通路であり、この吸気通路10の下流端部に
は、図示しないがサージタンクが設けられ、このサージ
タンクから分岐した各通路が吸気ポートにより各気筒2
の燃焼室4に接続されている。また、サージタンクには
各気筒2に供給される過給圧力を検出する吸気圧センサ
10aが設けられている。上記吸気通路10には上流側
から下流側に向かって順に、エンジン本体1に吸入され
る吸気流量を検出するホットフィルム式エアフローセン
サ11と、後述のタービン21により駆動されて吸気を
圧縮するブロワ12と、このブロワ12により圧縮した
吸気を冷却するインタークーラ13と、吸気通路10の
断面積を絞る吸気絞り弁(吸入空気量調節手段)14と
がそれぞれ設けられている。この吸気絞り弁14は、全
閉状態でも吸気が流通可能なように切り欠きが設けられ
たバタフライバルブからなり、後述のEGR弁24と同
様、ダイヤフラム15に作用する負圧の大きさが負圧制
御用の電磁弁16により調節されることで、弁の開度が
制御されるようになっている。また、上記吸気絞り弁1
4にはその開度を検出するセンサ(図示省略)が設けら
れている。
【0021】20は各気筒2の燃焼室4から排気ガスを
排出する排気通路で、排気マニホールドを介して各気筒
2の燃焼室4に接続されている。この排気通路20に
は、上流側から下流側に向かって順に、排気ガス中の酸
素濃度を検出するリニアO2センサ17と、排気流によ
り回転されるタービン21と、排気ガス中のHC、CO
及びNOxを浄化可能な触媒コンバータ22とが配設さ
れている。
排出する排気通路で、排気マニホールドを介して各気筒
2の燃焼室4に接続されている。この排気通路20に
は、上流側から下流側に向かって順に、排気ガス中の酸
素濃度を検出するリニアO2センサ17と、排気流によ
り回転されるタービン21と、排気ガス中のHC、CO
及びNOxを浄化可能な触媒コンバータ22とが配設さ
れている。
【0022】上記排気通路20のタービン21よりも上
流側の部位からは、排気ガスの一部を吸気側に還流させ
る排気還流通路(以下EGR通路という)23が分岐
し、このEGR通路23の下流端は吸気絞り弁14より
も下流側の吸気通路10に接続されている。EGR通路
23の途中の下流端寄りには、開度調節可能な排気還流
量調節弁(吸入空気量調節手段:以下EGR弁という)
24が配置されていて、排気通路20の排気ガスの一部
をEGR弁24により流量調節しながら吸気通路10に
還流させるようになっている。
流側の部位からは、排気ガスの一部を吸気側に還流させ
る排気還流通路(以下EGR通路という)23が分岐
し、このEGR通路23の下流端は吸気絞り弁14より
も下流側の吸気通路10に接続されている。EGR通路
23の途中の下流端寄りには、開度調節可能な排気還流
量調節弁(吸入空気量調節手段:以下EGR弁という)
24が配置されていて、排気通路20の排気ガスの一部
をEGR弁24により流量調節しながら吸気通路10に
還流させるようになっている。
【0023】上記EGR弁24は、負圧応動式のもので
あって、その弁箱の負圧室に負圧通路27が接続されて
いる。この負圧通路27は、負圧制御用の電磁弁28を
介してバキュームポンプ(負圧源)29に接続されてお
り、電磁弁28が後述のECU35からの制御信号(電
流)によって負圧通路27を連通・遮断することによっ
て、負圧室のEGR弁駆動負圧が調節され、それによっ
て、EGR通路23の開度がリニアに調節されるように
なっている。
あって、その弁箱の負圧室に負圧通路27が接続されて
いる。この負圧通路27は、負圧制御用の電磁弁28を
介してバキュームポンプ(負圧源)29に接続されてお
り、電磁弁28が後述のECU35からの制御信号(電
流)によって負圧通路27を連通・遮断することによっ
て、負圧室のEGR弁駆動負圧が調節され、それによっ
て、EGR通路23の開度がリニアに調節されるように
なっている。
【0024】上記ターボ過給機25は、VGT(バリア
ブルジオメトリーターボ)であって、これにはダイヤフ
ラム30が取り付けられていて、負圧制御用の電磁弁3
1によりダイヤフラム30に作用する負圧が調節される
ことで、排気ガス流路の断面積が調節されるようになっ
ている。
ブルジオメトリーターボ)であって、これにはダイヤフ
ラム30が取り付けられていて、負圧制御用の電磁弁3
1によりダイヤフラム30に作用する負圧が調節される
ことで、排気ガス流路の断面積が調節されるようになっ
ている。
【0025】上記各インジェクタ5、高圧供給ポンプ
8、吸気絞り弁14、EGR弁24、ターボ過給機25
等はコントロールユニット(Engine Contorol Unit:以
下ECUという)35からの制御信号によって作動する
ように構成されている。一方、このECU35には、上
記圧力センサ6aからの出力信号と、クランク角センサ
9からの出力信号と、圧力センサ10aからの出力信号
と、エアフローセンサ11からの出力信号と、O2セン
サ17からの出力信号と、温度センサ18からの出力信
号と、EGR弁24のリフトセンサ26からの出力信号
と、車両の運転者による図示しないアクセルペダルの操
作量(アクセル開度)を検出するアクセル開度センサ3
2からの出力信号と、エンジン水温を検出するセンサ
(図示省略)からの出力信号とが少なくとも入力されて
いる。
8、吸気絞り弁14、EGR弁24、ターボ過給機25
等はコントロールユニット(Engine Contorol Unit:以
下ECUという)35からの制御信号によって作動する
ように構成されている。一方、このECU35には、上
記圧力センサ6aからの出力信号と、クランク角センサ
9からの出力信号と、圧力センサ10aからの出力信号
と、エアフローセンサ11からの出力信号と、O2セン
サ17からの出力信号と、温度センサ18からの出力信
号と、EGR弁24のリフトセンサ26からの出力信号
と、車両の運転者による図示しないアクセルペダルの操
作量(アクセル開度)を検出するアクセル開度センサ3
2からの出力信号と、エンジン水温を検出するセンサ
(図示省略)からの出力信号とが少なくとも入力されて
いる。
【0026】そして、インジェクタ5による燃料噴射量
(燃料供給量)及び燃料噴射時期(着火時期)がエンジ
ン本体1の運転状態に応じて制御されるとともに、高圧
供給ポンプ8の作動によるコモンレール圧力、即ち燃量
噴射圧の制御が行なわれ、これに加えて、EGR弁24
の作動による排気還流量(吸入空気量)の制御と、ター
ボ過給機25の作動制御(VGT制御)とが行なわれる
ようになっている。
(燃料供給量)及び燃料噴射時期(着火時期)がエンジ
ン本体1の運転状態に応じて制御されるとともに、高圧
供給ポンプ8の作動によるコモンレール圧力、即ち燃量
噴射圧の制御が行なわれ、これに加えて、EGR弁24
の作動による排気還流量(吸入空気量)の制御と、ター
ボ過給機25の作動制御(VGT制御)とが行なわれる
ようになっている。
【0027】(燃料噴射制御)上記ECU35には、ア
クセル開度(エンジン負荷)とエンジン回転数の変化に
対して目標トルクの最適値を実験的に決定して記録した
目標トルクマップ、並びにこの目標トルク及び回転数の
変化に応じて実験的に決定した最適な燃料噴射量Qを記
録した燃料噴射量マップが、メモリ上に電子的に格納し
て備えられている。通常は、アクセル開度センサ32か
らの出力信号によるアクセル開度とクランク角センサ9
からの出力信号によるエンジン回転数とに基づいて目標
トルクを求め、この目標トルクとエンジン回転数とに基
づいて燃料噴射量Qを求め、燃料噴射量Qと圧力センサ
6aにより検出されたコモンレール圧力とに基づいて、
各インジェクタ5の励磁時間(開弁時間)が決定される
ようになっている。尚、前記のようにして求めた燃料噴
射量をエンジン水温や大気圧等に応じて補正した上で、
この補正後の燃料噴射量を燃料噴射量Qとしてもよい。
クセル開度(エンジン負荷)とエンジン回転数の変化に
対して目標トルクの最適値を実験的に決定して記録した
目標トルクマップ、並びにこの目標トルク及び回転数の
変化に応じて実験的に決定した最適な燃料噴射量Qを記
録した燃料噴射量マップが、メモリ上に電子的に格納し
て備えられている。通常は、アクセル開度センサ32か
らの出力信号によるアクセル開度とクランク角センサ9
からの出力信号によるエンジン回転数とに基づいて目標
トルクを求め、この目標トルクとエンジン回転数とに基
づいて燃料噴射量Qを求め、燃料噴射量Qと圧力センサ
6aにより検出されたコモンレール圧力とに基づいて、
各インジェクタ5の励磁時間(開弁時間)が決定される
ようになっている。尚、前記のようにして求めた燃料噴
射量をエンジン水温や大気圧等に応じて補正した上で、
この補正後の燃料噴射量を燃料噴射量Qとしてもよい。
【0028】上記のような基本的な燃料噴射制御によっ
て、エンジン1の目標トルク(エンジン1への要求出
力)に対応する分量の燃料が供給され、エンジン1は燃
焼室4における平均的空燃比がかなりリーン(A/F≧
18)な状態で運転される。上記アクセル開度センサ3
2及びクランク角センサ9がエンジン1への要求出力を
検出する要求出力検出手段に対応している。
て、エンジン1の目標トルク(エンジン1への要求出
力)に対応する分量の燃料が供給され、エンジン1は燃
焼室4における平均的空燃比がかなりリーン(A/F≧
18)な状態で運転される。上記アクセル開度センサ3
2及びクランク角センサ9がエンジン1への要求出力を
検出する要求出力検出手段に対応している。
【0029】本発明の特徴は、上記要求出力検出手段に
よる検出結果に基づいて決定された燃料噴射量Qを上記
インジェクタ5により気筒の圧縮行程上死点付近で、か
つ、燃料の噴射による燃焼が継続するよう複数回に分割
して噴射させるようにし、しかも、所定のエンジン運転
状態においては、1回目の噴射を圧縮行程上死点よりも
前に開始し、この1回目に噴射された燃料の燃焼開始後
の時期を目標として2回目の燃料噴射を開始するように
して排煙の発生を抑制するようにしたことである。
よる検出結果に基づいて決定された燃料噴射量Qを上記
インジェクタ5により気筒の圧縮行程上死点付近で、か
つ、燃料の噴射による燃焼が継続するよう複数回に分割
して噴射させるようにし、しかも、所定のエンジン運転
状態においては、1回目の噴射を圧縮行程上死点よりも
前に開始し、この1回目に噴射された燃料の燃焼開始後
の時期を目標として2回目の燃料噴射を開始するように
して排煙の発生を抑制するようにしたことである。
【0030】以下、図2に示す制御フローに基づいて燃
料噴射制御の流れを具体的に説明する。この制御は所定
クランク角毎に実行される。
料噴射制御の流れを具体的に説明する。この制御は所定
クランク角毎に実行される。
【0031】スタート後のステップA1において、クラ
ンク角信号、エアフローセンサ出力、アクセル開度等を
読み込む。続くステップA2において、アクセル開度と
エンジン回転数とに基づいてマップを参照して目標トル
クを設定し、エンジン回転数と目標トルクと吸入空気量
とに基づいてマップを参照して燃料噴射量Qを決定す
る。このステップA2は噴射量決定手段を構成してい
る。
ンク角信号、エアフローセンサ出力、アクセル開度等を
読み込む。続くステップA2において、アクセル開度と
エンジン回転数とに基づいてマップを参照して目標トル
クを設定し、エンジン回転数と目標トルクと吸入空気量
とに基づいてマップを参照して燃料噴射量Qを決定す
る。このステップA2は噴射量決定手段を構成してい
る。
【0032】続くステップA3において、エンジン回転
数と目標トルクとに基づいてマップを参照して基本噴射
時期Itを設定する。基本噴射時期Itは分割噴射する
場合の1回目の燃料噴射の開始時期に当たるものであ
り、圧縮行程上死点前に1回目の燃料噴射が開始される
ように設定されている。また、エンジン水温やエンジン
回転数が異なれば燃料噴霧の着火遅れ時間が異なるの
で、このことに対応するように、基本的な噴射時期It
はエンジン水温が低いほど、またエンジン回転数が高い
ほど早められるように設定されている。
数と目標トルクとに基づいてマップを参照して基本噴射
時期Itを設定する。基本噴射時期Itは分割噴射する
場合の1回目の燃料噴射の開始時期に当たるものであ
り、圧縮行程上死点前に1回目の燃料噴射が開始される
ように設定されている。また、エンジン水温やエンジン
回転数が異なれば燃料噴霧の着火遅れ時間が異なるの
で、このことに対応するように、基本的な噴射時期It
はエンジン水温が低いほど、またエンジン回転数が高い
ほど早められるように設定されている。
【0033】続くステップA4ではアクセル開度に基づ
いてエンジンがアイドル運転時か否かを判別し、続くス
テップA5ではエンジン水温に基づいてエンジンが温間
運転時か冷間運転時かを判別する。アイドル運転時でな
く(ステップA4=No)且つ温間運転時である(ステ
ップA5=Yes)ときはステップA6に進んで燃料噴
射が3分割噴射となるように1回目、2回目及び3回目
の各燃料噴射量Q1、Q2、Q3を設定するとともに、
1回目、2回目及び3回目の各噴射時期I1、I2、I
3を設定する。
いてエンジンがアイドル運転時か否かを判別し、続くス
テップA5ではエンジン水温に基づいてエンジンが温間
運転時か冷間運転時かを判別する。アイドル運転時でな
く(ステップA4=No)且つ温間運転時である(ステ
ップA5=Yes)ときはステップA6に進んで燃料噴
射が3分割噴射となるように1回目、2回目及び3回目
の各燃料噴射量Q1、Q2、Q3を設定するとともに、
1回目、2回目及び3回目の各噴射時期I1、I2、I
3を設定する。
【0034】すなわち、図3に温間時の3分割噴射の態
様を示すように、1回目の燃料噴射は、その噴射量Q1
が総噴射量Qの1/3以下(約1/2)、噴射開始時期
(開弁時期)I1(=It)が圧縮行程上死点TDC
前、その噴射終了時期(閉弁時期)も圧縮行程上死点T
DC前となっている。2回目の燃料噴射は、その噴射量
Q2が総噴射量Qの約1/2、噴射開始時期I2が圧縮
行程上死点TDC後、3回目の燃料噴射は、その噴射量
Q3が総噴射量Qの1/3以下(約1/2)である。1
回目の燃料噴射終了(閉弁)から2回目の燃料噴射開始
(開弁)I2までの噴射休止期間Δt1、並びに2回目
の燃料噴射終了(閉弁)から3回目の燃料噴射開始(開
弁)I3までの噴射休止期間Δt2はいずれも50〜1
000μsであり、前者の休止期間Δt1>後者の休止
期間Δt2である。I2及びI3は噴射休止期間Δt
1,Δt2を定めることによって設定される。しかる
後、ステップA7に進み、設定された内容で燃料噴射が
実行される。
様を示すように、1回目の燃料噴射は、その噴射量Q1
が総噴射量Qの1/3以下(約1/2)、噴射開始時期
(開弁時期)I1(=It)が圧縮行程上死点TDC
前、その噴射終了時期(閉弁時期)も圧縮行程上死点T
DC前となっている。2回目の燃料噴射は、その噴射量
Q2が総噴射量Qの約1/2、噴射開始時期I2が圧縮
行程上死点TDC後、3回目の燃料噴射は、その噴射量
Q3が総噴射量Qの1/3以下(約1/2)である。1
回目の燃料噴射終了(閉弁)から2回目の燃料噴射開始
(開弁)I2までの噴射休止期間Δt1、並びに2回目
の燃料噴射終了(閉弁)から3回目の燃料噴射開始(開
弁)I3までの噴射休止期間Δt2はいずれも50〜1
000μsであり、前者の休止期間Δt1>後者の休止
期間Δt2である。I2及びI3は噴射休止期間Δt
1,Δt2を定めることによって設定される。しかる
後、ステップA7に進み、設定された内容で燃料噴射が
実行される。
【0035】前者の噴射休止期間Δt1は、1回目に噴
射された燃料の燃焼開始後に2回目の燃料噴射が開始さ
れるように定めるものであり、1回目の噴射開始時期
(開弁時期)I1が早いほどΔt1が長くなるように予
め設定しておく。1回目に噴射された燃料が燃焼を開始
して燃焼室温度が上昇するまでの時間を確保する関係で
Δt1は300μs以上とすることが好ましい。なお、
Δt1があまりに長くなると、1回目に噴射された燃料
の燃焼と2回目に噴射された燃料の燃焼との継続性が悪
くなって、2回目に噴射された燃料の燃焼が不活発にな
るから、Δt1は1000μs以下が好ましいものであ
り、さらに好ましいのは700μs以下である。後者の
噴射休止期間Δt2は2回目に噴射された燃料噴霧と3
回目に噴射された燃料噴霧とを不連続にするためのもの
であり、50μs未満では不連続にすることが難しくな
り、1000μsを越えると、2回目に噴射された燃料
の燃焼と3回目に噴射された燃料の燃焼との継続性が悪
くなって、3回目に噴射された燃料の燃焼が不活発にな
る。
射された燃料の燃焼開始後に2回目の燃料噴射が開始さ
れるように定めるものであり、1回目の噴射開始時期
(開弁時期)I1が早いほどΔt1が長くなるように予
め設定しておく。1回目に噴射された燃料が燃焼を開始
して燃焼室温度が上昇するまでの時間を確保する関係で
Δt1は300μs以上とすることが好ましい。なお、
Δt1があまりに長くなると、1回目に噴射された燃料
の燃焼と2回目に噴射された燃料の燃焼との継続性が悪
くなって、2回目に噴射された燃料の燃焼が不活発にな
るから、Δt1は1000μs以下が好ましいものであ
り、さらに好ましいのは700μs以下である。後者の
噴射休止期間Δt2は2回目に噴射された燃料噴霧と3
回目に噴射された燃料噴霧とを不連続にするためのもの
であり、50μs未満では不連続にすることが難しくな
り、1000μsを越えると、2回目に噴射された燃料
の燃焼と3回目に噴射された燃料の燃焼との継続性が悪
くなって、3回目に噴射された燃料の燃焼が不活発にな
る。
【0036】アイドル運転時でなく(ステップA4=N
o)且つ冷間運転時である(ステップA5=No)とき
はステップA8に進んで燃料噴射が2分割噴射となるよ
うに1回目及び2回目の各燃料噴射量Q1、Q2を設定
するとともに、1回目及び2回目の各噴射時期I1、I
2を設定する(図3参照)。すなわち、Q1=Q2=1/
2・Q、I1=Itであり、噴射休止間隔Δt=50〜1
000μsである。
o)且つ冷間運転時である(ステップA5=No)とき
はステップA8に進んで燃料噴射が2分割噴射となるよ
うに1回目及び2回目の各燃料噴射量Q1、Q2を設定
するとともに、1回目及び2回目の各噴射時期I1、I
2を設定する(図3参照)。すなわち、Q1=Q2=1/
2・Q、I1=Itであり、噴射休止間隔Δt=50〜1
000μsである。
【0037】但し、I1はエンジン回転数が高くなるほ
ど進角され、低くなるほど遅角される。
ど進角され、低くなるほど遅角される。
【0038】アイドル運転時(ステップA4=Yes)
にはステップA9に進んでパイロット噴射量及びその噴
射時期を設定し、ステップA10に進んでアイドル運転
用の3分割噴射を設定し、さらにステップA11に進ん
で主噴射時期Itのリタードを行なう(図3参照)。す
なわち、Q1=Q2=Q3=1/3・Q、I1=Itであ
り、I1=It←It+Ic(リタード)、噴射休止間
隔Δt=200〜700μsである。
にはステップA9に進んでパイロット噴射量及びその噴
射時期を設定し、ステップA10に進んでアイドル運転
用の3分割噴射を設定し、さらにステップA11に進ん
で主噴射時期Itのリタードを行なう(図3参照)。す
なわち、Q1=Q2=Q3=1/3・Q、I1=Itであ
り、I1=It←It+Ic(リタード)、噴射休止間
隔Δt=200〜700μsである。
【0039】従って、アイドル運転時でなく且つ温間時
には図4に示すように、圧縮行程上死点前に1回目の燃
料噴射が開始されて終了することになる。そのため、1
回目の噴射燃料がTDC付近で燃焼し始め、同図に破線
で示す如く、TDCの直前付近からシリンダ内圧力が上
昇するとともに、一括噴射の場合(実線)に比べて燃焼
室温度が高くなる。その状態で2回目の燃料噴射が行な
われるため、この2回目に噴射された燃料は速やかに燃
焼を開始し、シリンダ内圧力が上昇するとともに、燃焼
室温度がさらに上昇する。このように燃焼室温度が高く
なった状態で2回目の燃料噴射が行なわれてその燃焼が
促進されるから、排煙が少なくなるものである。
には図4に示すように、圧縮行程上死点前に1回目の燃
料噴射が開始されて終了することになる。そのため、1
回目の噴射燃料がTDC付近で燃焼し始め、同図に破線
で示す如く、TDCの直前付近からシリンダ内圧力が上
昇するとともに、一括噴射の場合(実線)に比べて燃焼
室温度が高くなる。その状態で2回目の燃料噴射が行な
われるため、この2回目に噴射された燃料は速やかに燃
焼を開始し、シリンダ内圧力が上昇するとともに、燃焼
室温度がさらに上昇する。このように燃焼室温度が高く
なった状態で2回目の燃料噴射が行なわれてその燃焼が
促進されるから、排煙が少なくなるものである。
【0040】但し、1回目の噴射燃料は多くなく、且つ
2回目の噴射燃料は噴射と略同時に燃焼を開始するか
ら、シリンダ内圧力の上昇及び燃焼室圧力の上昇は一括
噴射の場合の予混合燃焼(着火遅れ期間に噴射された燃
料の爆発的燃焼)のような急峻なものにはならない。こ
のため、燃焼騒音は大きくならず、また、NOxの発生
量も多くはならない。
2回目の噴射燃料は噴射と略同時に燃焼を開始するか
ら、シリンダ内圧力の上昇及び燃焼室圧力の上昇は一括
噴射の場合の予混合燃焼(着火遅れ期間に噴射された燃
料の爆発的燃焼)のような急峻なものにはならない。こ
のため、燃焼騒音は大きくならず、また、NOxの発生
量も多くはならない。
【0041】パイロット噴射を行なった場合も、シリン
ダ内圧力の上昇及び燃焼室温度の上昇が急峻になること
が避けられるが、この場合は主噴射が行なわれるまでの
燃焼室温度の上昇はなく、従って、排煙の低減効果は認
められない。
ダ内圧力の上昇及び燃焼室温度の上昇が急峻になること
が避けられるが、この場合は主噴射が行なわれるまでの
燃焼室温度の上昇はなく、従って、排煙の低減効果は認
められない。
【0042】そうして、上記2回目の燃料噴射後、噴射
休止期間Δt2をおいて3回目の燃料噴射が行なわれる
から、この噴射休止期間Δt2において燃料噴霧が不連
続になる。このため、燃料噴霧が切れている部分に空気
が入って燃料液滴と空気との混合が良くなるから、その
際に燃焼が活発になり、排煙の発生が抑えられる。その
際、図4に破線で示すように膨張行程に入って下降し始
めていたシリンダ内圧力が再度上昇する。
休止期間Δt2をおいて3回目の燃料噴射が行なわれる
から、この噴射休止期間Δt2において燃料噴霧が不連
続になる。このため、燃料噴霧が切れている部分に空気
が入って燃料液滴と空気との混合が良くなるから、その
際に燃焼が活発になり、排煙の発生が抑えられる。その
際、図4に破線で示すように膨張行程に入って下降し始
めていたシリンダ内圧力が再度上昇する。
【0043】また、アイドル運転時でなく且つ冷間時で
あるときは、吸入空気の温度が低いことから、ステップ
A6のような3分割噴射は行なわず、2分割噴射が行な
われるが、これは、燃費を考慮したものである。すなわ
ち、分割噴射は燃焼性の改善に有利であるものの、分割
噴射によって噴射終了時期が遅くなると、それだけ熱効
率が下がることから、2分割噴射として噴射終了時期が
あまり遅くならないようにし、燃費ができるだけ良くな
るようにしているものである。
あるときは、吸入空気の温度が低いことから、ステップ
A6のような3分割噴射は行なわず、2分割噴射が行な
われるが、これは、燃費を考慮したものである。すなわ
ち、分割噴射は燃焼性の改善に有利であるものの、分割
噴射によって噴射終了時期が遅くなると、それだけ熱効
率が下がることから、2分割噴射として噴射終了時期が
あまり遅くならないようにし、燃費ができるだけ良くな
るようにしているものである。
【0044】また、アイドル運転時(低回転,軽負荷
時)にはパイロット噴射が行なわれるが、これは高周波
の燃焼騒音を小さくするためである。また、このアイド
ル運転時に3分割噴射として且つ噴射時期のリタードを
行なっているのは、このときは触媒温度が低いことか
ら、燃焼終了時期を遅らせて排気ガス温度を高め、触媒
の温度上昇(活性化)を図るものである。
時)にはパイロット噴射が行なわれるが、これは高周波
の燃焼騒音を小さくするためである。また、このアイド
ル運転時に3分割噴射として且つ噴射時期のリタードを
行なっているのは、このときは触媒温度が低いことか
ら、燃焼終了時期を遅らせて排気ガス温度を高め、触媒
の温度上昇(活性化)を図るものである。
【0045】なお、上記実施形態ではエンジンの運転状
態に応じて図3のように噴射の分割数を設定したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、アイドル時、温
間時あるいは冷間時において、分割数を例えば2〜7の
範囲で任意に設定することができる。
態に応じて図3のように噴射の分割数を設定したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、アイドル時、温
間時あるいは冷間時において、分割数を例えば2〜7の
範囲で任意に設定することができる。
【0046】また、一般にエンジン回転数やエンジン負
荷が高くなるほど噴射時期を全体的に進角させて設定す
る必要があることから、本発明のような1回目の噴射の
みをTDCよりも進角させて実行する制御はエンジンの
低回転ないしは中回転の運転領域、又は低負荷ないしは
中負荷の運転領域に限定して行なってもよい。
荷が高くなるほど噴射時期を全体的に進角させて設定す
る必要があることから、本発明のような1回目の噴射の
みをTDCよりも進角させて実行する制御はエンジンの
低回転ないしは中回転の運転領域、又は低負荷ないしは
中負荷の運転領域に限定して行なってもよい。
【図1】本発明に係るディーゼルエンジンの燃料噴射装
置の構成図。
置の構成図。
【図2】本発明に係る燃料噴射制御のフロー図。
【図3】本発明に係る分割噴射形態の説明図。
【図4】本発明に係る分割噴射形態とシリンダ内圧力と
の関係を示す説明図。
の関係を示す説明図。
A 燃料噴射装置 1 ディーゼルエンジン 2 気筒 4 燃焼室 5 インジェクタ(燃料噴射弁) 9 クランク角センサ(要求出力検出手段) 22 触媒 23 排気還流通路 24 排気還流量調節弁 25 ターボ過給機 32 アクセル開度センサ(要求出力検出手段) 35 ECU(コントロールユニット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 41/40 F02D 41/40 C Fターム(参考) 3G301 HA02 HA04 HA11 HA13 JA24 JA25 JA37 LA03 LC07 MA11 MA19 MA20 MA23 MA26 NC02 NE06 NE23 PA01Z PA07Z PA10Z PA11Z PA17Z PB03Z PB05Z PB08Z PD04Z PD15Z PE02Z PE03Z PE08Z PF03Z
Claims (4)
- 【請求項1】 エンジンの気筒内燃焼室に臨むように配
設された燃料噴射弁と、 エンジンの要求出力を検出するための要求出力検出手段
と、 上記要求出力検出手段による検出結果に応じて燃料噴射
量を決定する噴射量決定手段と、 上記噴射量決定手段により決定された噴射量の燃料を上
記燃料噴射弁により気筒の圧縮行程上死点付近で、か
つ、燃料の噴射による燃焼が継続するよう複数回に分割
して噴射させる燃料噴射制御手段とを備えたディーゼル
エンジンの燃料噴射装置において、 上記燃料噴射制御手段は、燃料を分割して噴射させると
きの1回目の噴射を圧縮行程上死点よりも前に開始し、
この1回目に噴射された燃料の燃焼開始後の時期を目標
として2回目の燃料噴射を開始することを特徴とするデ
ィーゼルエンジンの燃料噴射装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載されているディーゼルエ
ンジンの燃料噴射装置において、 上記燃料噴射制御手段は、燃料を分割して噴射させると
きの1回目の噴射を圧縮行程上死点よりも前に開始し膨
張行程前に終了することを特徴とするディーゼルエンジ
ンの燃料噴射装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載されているディーゼルエ
ンジンの燃料噴射装置において、 上記燃料噴射制御手段は、燃料を分割して噴射させると
きの1回目の噴射量を2回目の噴射量よりも少なくする
ことを特徴とするディーゼルエンジンの燃料噴射装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載されているディーゼルエ
ンジンの燃料噴射装置において、 上記燃料噴射制御手段は、燃料を分割して噴射させると
きの1回目の燃料噴射終了から2回目の燃料噴射開始ま
での噴射休止期間を50〜1000μsに設定すること
を特徴とするディーゼルエンジンの燃料噴射装置。
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