JP2002037735A - カフェイン類の安定化方法および粘膜適用組成物 - Google Patents
カフェイン類の安定化方法および粘膜適用組成物Info
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- JP2002037735A JP2002037735A JP2001129657A JP2001129657A JP2002037735A JP 2002037735 A JP2002037735 A JP 2002037735A JP 2001129657 A JP2001129657 A JP 2001129657A JP 2001129657 A JP2001129657 A JP 2001129657A JP 2002037735 A JP2002037735 A JP 2002037735A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カフェイン類、およびカフェイン類を含む組
成物(水性液剤など)の安定性を向上させる。 【解決手段】 式(1)で表される化合物(カフェイン
類)又はその塩に対して、アミノアルカンスルホン酸
(タウリンなど)又はその誘導体を配合することによ
り、カフェイン類又はその塩の失活および析出を防止
し、水性組成物を安定化する。水性組成物は、粘膜適用
組成物、例えば、眼粘膜又は鼻粘膜に適用される水性製
剤(点鼻薬、点眼薬又は洗眼薬)として有用である。 【化1】 (式中、R1、R2及びR3は、水素原子又はアルキル基
を示す)
成物(水性液剤など)の安定性を向上させる。 【解決手段】 式(1)で表される化合物(カフェイン
類)又はその塩に対して、アミノアルカンスルホン酸
(タウリンなど)又はその誘導体を配合することによ
り、カフェイン類又はその塩の失活および析出を防止
し、水性組成物を安定化する。水性組成物は、粘膜適用
組成物、例えば、眼粘膜又は鼻粘膜に適用される水性製
剤(点鼻薬、点眼薬又は洗眼薬)として有用である。 【化1】 (式中、R1、R2及びR3は、水素原子又はアルキル基
を示す)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カフェイン類及び
それを含む組成物(水性組成物など)の安定化方法およ
び安定化された粘膜適用組成物(粘膜適用製剤)に関す
る。
それを含む組成物(水性組成物など)の安定化方法およ
び安定化された粘膜適用組成物(粘膜適用製剤)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カフェインは、中枢神経興奮作用があ
り、眠気を改善できるため、医薬品、食品組成物などに
広く配合されている。例えば、点眼剤にカフェインを添
加することが知られている(特開平7−228532号
公報など)。
り、眠気を改善できるため、医薬品、食品組成物などに
広く配合されている。例えば、点眼剤にカフェインを添
加することが知られている(特開平7−228532号
公報など)。
【0003】水に対するカフェインの溶解度は、温度8
0℃では15重量%以上であるが、室温(15〜20℃
程度)では約2重量%であり(MERCK INDEX 第13
版)、温度によってカフェインの溶解性が大きく変化す
る。さらに、共存する物質によってもカフェインの溶解
度が影響を受ける。そのため、カフェインを含む水溶液
では、雰囲気温度による溶解度の低下に伴い、カフェイ
ン水和物の針状結晶が析出する。このように、カフェイ
ンを含有する液剤では、室温での安定性のみならず、低
温での安定性に配慮する必要がある。
0℃では15重量%以上であるが、室温(15〜20℃
程度)では約2重量%であり(MERCK INDEX 第13
版)、温度によってカフェインの溶解性が大きく変化す
る。さらに、共存する物質によってもカフェインの溶解
度が影響を受ける。そのため、カフェインを含む水溶液
では、雰囲気温度による溶解度の低下に伴い、カフェイ
ン水和物の針状結晶が析出する。このように、カフェイ
ンを含有する液剤では、室温での安定性のみならず、低
温での安定性に配慮する必要がある。
【0004】そこで、カフェインの溶解度が、温度変化
だけでなく、液剤中に共存する塩類の濃度によっても変
化することを利用して、塩類の濃度を下げることにより
カフェインの析出を抑制することが可能である。しか
し、局所投与、特に点眼液などの液剤において、涙液と
浸透圧が異なると、眼に刺激や痛みが生じるため、塩類
の濃度によりカフェインの溶解性を制御することは実質
的に制約を伴う。
だけでなく、液剤中に共存する塩類の濃度によっても変
化することを利用して、塩類の濃度を下げることにより
カフェインの析出を抑制することが可能である。しか
し、局所投与、特に点眼液などの液剤において、涙液と
浸透圧が異なると、眼に刺激や痛みが生じるため、塩類
の濃度によりカフェインの溶解性を制御することは実質
的に制約を伴う。
【0005】さらに、カフェインの溶解性を改善するた
めに、内服製剤において安息香酸ナトリウムカフェイン
が汎用されている。しかし、安息香酸ナトリウムカフェ
インは、粘膜に対する刺激が強いため、頭皮などの外皮
と異なり、特に敏感な眼粘膜や鼻粘膜に対して適用され
る点眼剤や点鼻剤といった製剤に使用する場合には使用
量が制限される。
めに、内服製剤において安息香酸ナトリウムカフェイン
が汎用されている。しかし、安息香酸ナトリウムカフェ
インは、粘膜に対する刺激が強いため、頭皮などの外皮
と異なり、特に敏感な眼粘膜や鼻粘膜に対して適用され
る点眼剤や点鼻剤といった製剤に使用する場合には使用
量が制限される。
【0006】また、溶解補助剤を使用する方法も知られ
ている。例えば、パラベンを配合することによりカフェ
インの溶解性を改善できる。しかし、この方法では、カ
フェインの溶解を補助して低温での安定性を付与できる
反面、パラベンが強力な防腐剤であるため安全性にも配
慮して限定的に使用する必要がある。特に、粘膜に対し
て直接適用する製剤では、パラベンの強い刺激が問題と
なる。
ている。例えば、パラベンを配合することによりカフェ
インの溶解性を改善できる。しかし、この方法では、カ
フェインの溶解を補助して低温での安定性を付与できる
反面、パラベンが強力な防腐剤であるため安全性にも配
慮して限定的に使用する必要がある。特に、粘膜に対し
て直接適用する製剤では、パラベンの強い刺激が問題と
なる。
【0007】特開平9−48729号公報には、涙液に
近いpHにおいても塩酸テトラヒドロゾリンを安定化し
た点眼剤として、塩酸テトラヒドロゾリン及びタウリン
を配合し、pHが6.5〜7.7である点眼剤が開示さ
れている。特開平9−151128号公報には、ポリエ
チレン及びエチレン−酢酸ビニル共重合体から選択され
た樹脂を含有する容器にサルファー剤を含有する内容量
2ml以下の点眼剤において、緩衝剤またはタウリンを
含有させ、pHを7.8〜8.9とすることによりサル
ファー剤を安定に含有する点眼剤が開示されている。特
開昭62−190122号公報には、pH5〜6におい
てタウリンを必須成分として添加することにより、臭化
水素酸スコポラミンを安定化させた水溶液が開示されて
いる。さらに、特開昭56−75438号公報には、タ
ウリンを添加することによりシアノコバラミン水溶液を
安定化する方法が開示されている。
近いpHにおいても塩酸テトラヒドロゾリンを安定化し
た点眼剤として、塩酸テトラヒドロゾリン及びタウリン
を配合し、pHが6.5〜7.7である点眼剤が開示さ
れている。特開平9−151128号公報には、ポリエ
チレン及びエチレン−酢酸ビニル共重合体から選択され
た樹脂を含有する容器にサルファー剤を含有する内容量
2ml以下の点眼剤において、緩衝剤またはタウリンを
含有させ、pHを7.8〜8.9とすることによりサル
ファー剤を安定に含有する点眼剤が開示されている。特
開昭62−190122号公報には、pH5〜6におい
てタウリンを必須成分として添加することにより、臭化
水素酸スコポラミンを安定化させた水溶液が開示されて
いる。さらに、特開昭56−75438号公報には、タ
ウリンを添加することによりシアノコバラミン水溶液を
安定化する方法が開示されている。
【0008】前記タウリン(アミノエチルスルホン酸)
はアミノ酸の一種であり、細胞付活作用を有することが
知られている。しかし、これらの文献には、点眼剤など
の安定化について、カフェイン類とアミノエチルスルホ
ン酸との役割について開示されていない。
はアミノ酸の一種であり、細胞付活作用を有することが
知られている。しかし、これらの文献には、点眼剤など
の安定化について、カフェイン類とアミノエチルスルホ
ン酸との役割について開示されていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、カフェイン類及びカフェイン類を含む組成物を安定
化できる方法を提供することにある。
は、カフェイン類及びカフェイン類を含む組成物を安定
化できる方法を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、カフェイン類が安定
化され、かつ粘膜に対する刺激を抑制できる組成物(点
眼薬などの粘膜適用組成物(又は製剤)、粘膜適用水性
組成物など)を提供することにある。
化され、かつ粘膜に対する刺激を抑制できる組成物(点
眼薬などの粘膜適用組成物(又は製剤)、粘膜適用水性
組成物など)を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を達成するため鋭意検討した結果、アミノエチルスルホ
ン酸との組合せにより、カフェイン類及びカフェイン類
を含む組成物を安定化できることを見いだし、本発明を
完成した。
を達成するため鋭意検討した結果、アミノエチルスルホ
ン酸との組合せにより、カフェイン類及びカフェイン類
を含む組成物を安定化できることを見いだし、本発明を
完成した。
【0012】すなわち、本発明の方法では、アミノアル
カンスルホン酸又はその誘導体を配合することにより、
下記式(1)で表される化合物又はその薬学上許容され
る塩を安定化させる。
カンスルホン酸又はその誘導体を配合することにより、
下記式(1)で表される化合物又はその薬学上許容され
る塩を安定化させる。
【0013】
【化2】
【0014】(式中、R1、R2及びR3は、同一又は異
なっていてもよく、それぞれ、水素原子又は置換されて
いてもよいアルキル基を示す) アミノアルカンスルホン酸には、アミノC1-4アルカン
スルホン酸などが含まれ、式(1)で表される化合物に
は、カフェイン、テオフィリン、ジプロフィリン、テオ
ブロミン、プロキシフィリン、ペントキシフィリンなど
が含まれる。前記組成物は、水性溶液であってもよい。
なっていてもよく、それぞれ、水素原子又は置換されて
いてもよいアルキル基を示す) アミノアルカンスルホン酸には、アミノC1-4アルカン
スルホン酸などが含まれ、式(1)で表される化合物に
は、カフェイン、テオフィリン、ジプロフィリン、テオ
ブロミン、プロキシフィリン、ペントキシフィリンなど
が含まれる。前記組成物は、水性溶液であってもよい。
【0015】本発明の組成物は、アミノアルカンスルホ
ン酸又はその誘導体を、前記式(1)で表される化合物
又はその薬学上許容される塩に対する安定化剤として含
有する。さらに、本発明の組成物(製剤又は医薬組成
物)は、前記式(1)で表される化合物又はその薬学上
許容される塩と、アミノアルカンスルホン酸又はその薬
学上許容される塩とを含有している。また、前記組成物
は、他の成分(例えば、充血除去剤、抗ヒスタミン剤、
抗アレルギー剤、抗菌剤、サルファ剤、溶解補助剤、粘
稠剤、キレート剤、安定化剤など)などを含んでいても
よい。このような組成物は、前記化合物(1)又はその
塩を安定化できるとともに粘膜に対する刺激がなく、刺
激に対して敏感な粘膜に適用される粘膜適用組成物(粘
膜適用医薬製剤)として有用である。この組成物は、点
眼薬、洗眼薬、点鼻薬などとして有用である。アミノア
ルカンスルホン酸又はその誘導体の含有量は、アミノア
ルカンスルホン酸換算で、例えば、全体に対して0.0
01〜10重量%(又は(W/V)%)程度であっても
よい。前記式(1)の化合物に対するアミノアルカンス
ルホン酸又はその誘導体の割合は、安定化するための有
効量以上であればよく、例えば、アミノアルカンスルホ
ン酸換算で、式(1)で表される化合物100重量部に
対して、0.01〜5000重量部程度である。
ン酸又はその誘導体を、前記式(1)で表される化合物
又はその薬学上許容される塩に対する安定化剤として含
有する。さらに、本発明の組成物(製剤又は医薬組成
物)は、前記式(1)で表される化合物又はその薬学上
許容される塩と、アミノアルカンスルホン酸又はその薬
学上許容される塩とを含有している。また、前記組成物
は、他の成分(例えば、充血除去剤、抗ヒスタミン剤、
抗アレルギー剤、抗菌剤、サルファ剤、溶解補助剤、粘
稠剤、キレート剤、安定化剤など)などを含んでいても
よい。このような組成物は、前記化合物(1)又はその
塩を安定化できるとともに粘膜に対する刺激がなく、刺
激に対して敏感な粘膜に適用される粘膜適用組成物(粘
膜適用医薬製剤)として有用である。この組成物は、点
眼薬、洗眼薬、点鼻薬などとして有用である。アミノア
ルカンスルホン酸又はその誘導体の含有量は、アミノア
ルカンスルホン酸換算で、例えば、全体に対して0.0
01〜10重量%(又は(W/V)%)程度であっても
よい。前記式(1)の化合物に対するアミノアルカンス
ルホン酸又はその誘導体の割合は、安定化するための有
効量以上であればよく、例えば、アミノアルカンスルホ
ン酸換算で、式(1)で表される化合物100重量部に
対して、0.01〜5000重量部程度である。
【0016】なお、本明細書において、前記「組成物」
「医薬組成物」「製剤」「粘膜適用製剤」を単に「組成
物」又は「製剤」という場合がある。
「医薬組成物」「製剤」「粘膜適用製剤」を単に「組成
物」又は「製剤」という場合がある。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明では、前記式(1)で表さ
れる化合物又はその薬学上許容できる塩(以下、単にカ
フェイン類という場合がある)と、アミノアルカンスル
ホン酸又はその誘導体(以下、単にアミノアルカンスル
ホン酸類という場合がある)とを組み合わせることによ
り、前記式(1)で表される化合物又はその塩を安定化
させる。
れる化合物又はその薬学上許容できる塩(以下、単にカ
フェイン類という場合がある)と、アミノアルカンスル
ホン酸又はその誘導体(以下、単にアミノアルカンスル
ホン酸類という場合がある)とを組み合わせることによ
り、前記式(1)で表される化合物又はその塩を安定化
させる。
【0018】前記式(1)において、アルキル基として
は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、t−ブチル基などのC1-6アルキル基
(特にC1-4アルキル基)が例示できる。好ましいアル
キル基には、メチル基およびエチル基が含まれる。
は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、t−ブチル基などのC1-6アルキル基
(特にC1-4アルキル基)が例示できる。好ましいアル
キル基には、メチル基およびエチル基が含まれる。
【0019】これらのアルキル基は、置換基、例えば、
ハロゲン原子(塩素、臭素、フッ素原子など)、ヒドロ
キシル基、アルコキシ基(メトキシ、エトキシ、ブトキ
シ基などのC1-4アルコキシ基など)、アリールオキシ
基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基(C1-4
アルコキシ−カルボニル基など)、アリールオキシカル
ボニル基、アシル基(ホルミル、アセチル、プロピオニ
ル基などのC1-4アルキル−カルボニル基、ベンゾイル
基などのアリール−カルボニル基など)ニトロ基、アミ
ノ基、N−置換アミノ基(モノ又はジC1-4アルキルア
ミノ基など)、シアノ基などを有していてもよい。
ハロゲン原子(塩素、臭素、フッ素原子など)、ヒドロ
キシル基、アルコキシ基(メトキシ、エトキシ、ブトキ
シ基などのC1-4アルコキシ基など)、アリールオキシ
基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基(C1-4
アルコキシ−カルボニル基など)、アリールオキシカル
ボニル基、アシル基(ホルミル、アセチル、プロピオニ
ル基などのC1-4アルキル−カルボニル基、ベンゾイル
基などのアリール−カルボニル基など)ニトロ基、アミ
ノ基、N−置換アミノ基(モノ又はジC1-4アルキルア
ミノ基など)、シアノ基などを有していてもよい。
【0020】前記化合物(1)は薬学上許容できる塩と
しても使用できる。薬理的に許容できる塩としては、例
えば、有機酸塩(例えば、酢酸塩、トリフルオロ酢酸
塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、クエン酸
塩、メタンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩な
ど)、無機酸塩(例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸
塩、リン酸塩など)、有機塩基との塩(トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、ピリジ
ン、ピコリンなどの第三級アミンとの塩など)、無機塩
基との塩(アンモニウム塩、ナトリウム、カリウムなど
のアルカリ金属、カルシウム、マグネシウムなどのアル
カリ土類金属、アルミニウムなどとの塩)などが例示で
きる。
しても使用できる。薬理的に許容できる塩としては、例
えば、有機酸塩(例えば、酢酸塩、トリフルオロ酢酸
塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、クエン酸
塩、メタンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩な
ど)、無機酸塩(例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸
塩、リン酸塩など)、有機塩基との塩(トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、ピリジ
ン、ピコリンなどの第三級アミンとの塩など)、無機塩
基との塩(アンモニウム塩、ナトリウム、カリウムなど
のアルカリ金属、カルシウム、マグネシウムなどのアル
カリ土類金属、アルミニウムなどとの塩)などが例示で
きる。
【0021】カフェイン類の具体例としては、キサンチ
ン誘導体、例えば、カフェイン、テオフィリン、オクス
トリフィリン、ダイフィリン、ジイソブチルアミノベン
ゾイルオキシプロピルテオフィリン、テオブロミン、ジ
プロフィリン、プロキシフィリン、ペントキシフィリン
などが挙げられる。これらの化合物は単独で又は二種以
上組み合わせて使用できる。前記キサンチン誘導体のう
ち、カフェイン、テオフィリン、テオブロミン(特に、
カフェイン)が好ましい。なお、カフェインには無水カ
フェインも含まれる。
ン誘導体、例えば、カフェイン、テオフィリン、オクス
トリフィリン、ダイフィリン、ジイソブチルアミノベン
ゾイルオキシプロピルテオフィリン、テオブロミン、ジ
プロフィリン、プロキシフィリン、ペントキシフィリン
などが挙げられる。これらの化合物は単独で又は二種以
上組み合わせて使用できる。前記キサンチン誘導体のう
ち、カフェイン、テオフィリン、テオブロミン(特に、
カフェイン)が好ましい。なお、カフェインには無水カ
フェインも含まれる。
【0022】なお、カフェイン類には、カフェイン類を
混合物の形態で使用される物質も包含される。例えば、
安息香酸ナトリウムとの混合物である安息香酸ナトリウ
ムカフェイン、カフェインとクエン酸との混合物である
クエン酸カフェインなどは、カフェインを含む混合物で
あるため、本質的にはカフェインと同じ作用を示す。ま
た、テオフィリンとエチレンジアミンとの混合物である
アミノフィリン、テオフィリンとアミノイソブタノール
との混合物であるブフィリンなども、テオフィリンを含
む混合物であるため、本質的にはテオフィリンと同じ作
用を示す。同様に、テオブロミンとサリチル酸塩との混
合物であるサリチル酸カルシウムテオブロミンやサリチ
ル酸ナトリウムテオブロミン、テオブロミンと酢酸ナト
リウムとの混合物である酢酸ナトリウムテオブロミンな
どもテオブロミンを含む混合物であるため、本質的には
テオブロミンと同じ作用を示す。すなわち、これらの混
合物は、本発明におけるカフェイン、テオフィリン、テ
オブロミンに包含される。
混合物の形態で使用される物質も包含される。例えば、
安息香酸ナトリウムとの混合物である安息香酸ナトリウ
ムカフェイン、カフェインとクエン酸との混合物である
クエン酸カフェインなどは、カフェインを含む混合物で
あるため、本質的にはカフェインと同じ作用を示す。ま
た、テオフィリンとエチレンジアミンとの混合物である
アミノフィリン、テオフィリンとアミノイソブタノール
との混合物であるブフィリンなども、テオフィリンを含
む混合物であるため、本質的にはテオフィリンと同じ作
用を示す。同様に、テオブロミンとサリチル酸塩との混
合物であるサリチル酸カルシウムテオブロミンやサリチ
ル酸ナトリウムテオブロミン、テオブロミンと酢酸ナト
リウムとの混合物である酢酸ナトリウムテオブロミンな
どもテオブロミンを含む混合物であるため、本質的には
テオブロミンと同じ作用を示す。すなわち、これらの混
合物は、本発明におけるカフェイン、テオフィリン、テ
オブロミンに包含される。
【0023】アミノアルカンスルホン酸としては、カフ
ェイン類を安定化できる限り特に制限されず、例えば、
アミノメタンスルホン酸、アミノエタンスルホン酸(又
はアミノエチルスルホン酸)、アミノプロパンスルホン
酸、アミノブタンスルホン酸、アミノペンタンスルホン
酸、アミノヘキサンスルホン酸などのアミノC1-10アル
カンスルホン酸などが例示できる。
ェイン類を安定化できる限り特に制限されず、例えば、
アミノメタンスルホン酸、アミノエタンスルホン酸(又
はアミノエチルスルホン酸)、アミノプロパンスルホン
酸、アミノブタンスルホン酸、アミノペンタンスルホン
酸、アミノヘキサンスルホン酸などのアミノC1-10アル
カンスルホン酸などが例示できる。
【0024】アミノアルカンスルホン酸は、カフェイン
類の安定化の点でアミノアルカンスルホン酸と等価な誘
導体として使用してもよい。このような誘導体として
は、アミノアルカンスルホン酸の塩(特に薬理的に許容
される塩)[例えば、有機酸、無機酸(塩酸、臭化水素
酸、硫酸、リン酸など)、有機塩基、無機塩基(ナトリ
ウム、カリウムなどのアルカリ金属など)との塩]、ア
ミノアルカンスルホン酸から誘導される化合物[例え
ば、N−アシルアミノアルカンスルホン酸(N−アセチ
ルアミノエタンスルホン酸などのN−C1-4アシルアミ
ノエタンスルホン酸など)、N−アルキルアミノアルカ
ンスルホン酸(N−メチルアミノエチルスルホン酸など
のN−C1-4アルキルアミノ−C1-4アルカンスルホン酸
など)、N,N−ジアルキルアミノアルカンスルホン酸
(N,N−ジメチルアミノエチルスルホン酸などのN,
N−ジC1-4アルキルアミノ−C1-4アルカンスルホン酸
など)、アミノアルカンスルフィン酸(ハイポタウリン
などのアミノC1-4アルカンスルフィン酸など)、タウ
ロコール酸又はその塩(ナトリウム塩など)、タウロシ
アミンリン酸、タウロベタインなど]などが含まれる。
類の安定化の点でアミノアルカンスルホン酸と等価な誘
導体として使用してもよい。このような誘導体として
は、アミノアルカンスルホン酸の塩(特に薬理的に許容
される塩)[例えば、有機酸、無機酸(塩酸、臭化水素
酸、硫酸、リン酸など)、有機塩基、無機塩基(ナトリ
ウム、カリウムなどのアルカリ金属など)との塩]、ア
ミノアルカンスルホン酸から誘導される化合物[例え
ば、N−アシルアミノアルカンスルホン酸(N−アセチ
ルアミノエタンスルホン酸などのN−C1-4アシルアミ
ノエタンスルホン酸など)、N−アルキルアミノアルカ
ンスルホン酸(N−メチルアミノエチルスルホン酸など
のN−C1-4アルキルアミノ−C1-4アルカンスルホン酸
など)、N,N−ジアルキルアミノアルカンスルホン酸
(N,N−ジメチルアミノエチルスルホン酸などのN,
N−ジC1-4アルキルアミノ−C1-4アルカンスルホン酸
など)、アミノアルカンスルフィン酸(ハイポタウリン
などのアミノC1-4アルカンスルフィン酸など)、タウ
ロコール酸又はその塩(ナトリウム塩など)、タウロシ
アミンリン酸、タウロベタインなど]などが含まれる。
【0025】これらの化合物又はその誘導体は単独で又
は二種以上組み合わせて使用できる。好ましいアミノア
ルカンスルホン酸は、アミノC1-4アルカンスルホン
酸、特にアミノエチルスルホン酸(タウリン)である。
は二種以上組み合わせて使用できる。好ましいアミノア
ルカンスルホン酸は、アミノC1-4アルカンスルホン
酸、特にアミノエチルスルホン酸(タウリン)である。
【0026】アミノアルカンスルホン酸類の使用量は、
カフェイン類の安定化に対して有効量以上であればよ
く、通常、少量であってもカフェイン類を有効に安定化
できる。そのため、アミノアルカンスルホン酸類の使用
量は、遊離の化合物(アミノアルカンスルホン酸)換算
で、カフェイン類100重量部に対して、0.01重量
部以上(例えば、0.01〜5000重量部)程度の範
囲から選択でき、好ましくは0.1重量部以上(例え
ば、0.3〜1000重量部)、さらに好ましくは1重
量部以上(例えば、1〜1000重量部)、特に10重
量部以上(例えば、10〜500重量部)程度であり、
通常、0.1〜5000重量部、好ましくは1〜300
0重量部(特に5〜1000重量部)程度である。
カフェイン類の安定化に対して有効量以上であればよ
く、通常、少量であってもカフェイン類を有効に安定化
できる。そのため、アミノアルカンスルホン酸類の使用
量は、遊離の化合物(アミノアルカンスルホン酸)換算
で、カフェイン類100重量部に対して、0.01重量
部以上(例えば、0.01〜5000重量部)程度の範
囲から選択でき、好ましくは0.1重量部以上(例え
ば、0.3〜1000重量部)、さらに好ましくは1重
量部以上(例えば、1〜1000重量部)、特に10重
量部以上(例えば、10〜500重量部)程度であり、
通常、0.1〜5000重量部、好ましくは1〜300
0重量部(特に5〜1000重量部)程度である。
【0027】アミノアルカンスルホン酸類は、カフェイ
ン類に対する安定化剤(失活防止剤及び/又は析出防止
剤)として機能し、カフェイン類の失活を防止するだけ
でなく、カフェイン類の析出又は分離を確実に防止し、
カフェイン類を含む組成物を安定化する。すなわち、ア
ミノアルカンスルホン酸類は、安定化剤として機能し、
カフェイン類を含む組成物又は製剤にアミノアルカンス
ルホン酸類を添加すると、カフェイン類、およびカフェ
イン類を含む組成物を長期間にわたり確実に安定化でき
る。さらに、前記カフェイン類は、高い清涼感を有効に
付与できるだけでなく、粘膜に対する感応(粘膜刺激な
ど)を大きく改善(低減又は軽減)する。従って、本発
明の組成物は、カフェイン類を含んでいると共に、アミ
ノアルカンスルホン酸類を前記カフェイン類に対する安
定化剤として含んでいる。
ン類に対する安定化剤(失活防止剤及び/又は析出防止
剤)として機能し、カフェイン類の失活を防止するだけ
でなく、カフェイン類の析出又は分離を確実に防止し、
カフェイン類を含む組成物を安定化する。すなわち、ア
ミノアルカンスルホン酸類は、安定化剤として機能し、
カフェイン類を含む組成物又は製剤にアミノアルカンス
ルホン酸類を添加すると、カフェイン類、およびカフェ
イン類を含む組成物を長期間にわたり確実に安定化でき
る。さらに、前記カフェイン類は、高い清涼感を有効に
付与できるだけでなく、粘膜に対する感応(粘膜刺激な
ど)を大きく改善(低減又は軽減)する。従って、本発
明の組成物は、カフェイン類を含んでいると共に、アミ
ノアルカンスルホン酸類を前記カフェイン類に対する安
定化剤として含んでいる。
【0028】本発明の組成物又は製剤は、式(1)で表
される化合物(キサンチン誘導体など)又はその薬学上
許容される塩と、アミノアルカンスルホン酸(アミノC
1-4アルカンスルホン酸など)又はその誘導体とを含有
しており、粘膜、特に刺激に対して敏感な粘膜(眼粘膜
や鼻粘膜など)に適用する組成物(粘膜適用組成物又は
製剤)として好適である。「粘膜」には、例えば、角膜
および結膜などの眼粘膜、鼻粘膜、歯茎、舌、口唇、口
腔粘膜、咽頭部粘膜、肛門部粘膜、直腸粘膜、外陰部粘
膜、膣粘膜などが含まれる。
される化合物(キサンチン誘導体など)又はその薬学上
許容される塩と、アミノアルカンスルホン酸(アミノC
1-4アルカンスルホン酸など)又はその誘導体とを含有
しており、粘膜、特に刺激に対して敏感な粘膜(眼粘膜
や鼻粘膜など)に適用する組成物(粘膜適用組成物又は
製剤)として好適である。「粘膜」には、例えば、角膜
および結膜などの眼粘膜、鼻粘膜、歯茎、舌、口唇、口
腔粘膜、咽頭部粘膜、肛門部粘膜、直腸粘膜、外陰部粘
膜、膣粘膜などが含まれる。
【0029】好ましい粘膜適用組成物には、眼用組成物
(点眼薬、洗眼薬、眼内灌流液、コンタクトレンズ用剤
など)、鼻用組成物、口腔用組成物などが含まれる。本
発明の組成物(又は製剤)は、特に、点鼻薬、点眼薬、
洗眼薬、コンタクトレンズ用剤などとして有用である。
(点眼薬、洗眼薬、眼内灌流液、コンタクトレンズ用剤
など)、鼻用組成物、口腔用組成物などが含まれる。本
発明の組成物(又は製剤)は、特に、点鼻薬、点眼薬、
洗眼薬、コンタクトレンズ用剤などとして有用である。
【0030】本発明の組成物又は製剤の剤型は、通常、
水性製剤(又は水性組成物)である。水性製剤は、組成
物中に水性成分を含む限り、水性成分の割合は特に限定
されず、水性成分とともに油性成分を含む組成物、例え
ば、水性懸濁組成物(O/W型液剤,W/O液剤)、水
性粘稠組成物などであってもよい。また、溶液剤、懸濁
剤、乳剤、エキス剤、シロップ剤、クリーム剤、軟膏
剤、ローション剤などの液剤又は半固形剤などの形態で
用いてもよい。
水性製剤(又は水性組成物)である。水性製剤は、組成
物中に水性成分を含む限り、水性成分の割合は特に限定
されず、水性成分とともに油性成分を含む組成物、例え
ば、水性懸濁組成物(O/W型液剤,W/O液剤)、水
性粘稠組成物などであってもよい。また、溶液剤、懸濁
剤、乳剤、エキス剤、シロップ剤、クリーム剤、軟膏
剤、ローション剤などの液剤又は半固形剤などの形態で
用いてもよい。
【0031】本発明の組成物又は製剤において、前記カ
フェイン類の使用量は、遊離の化合物換算で、例えば、
組成物全体に対して、0.0001〜10(例えば、
0.001〜5)重量%(又は(W/V)%)、好まし
くは0.01〜3(例えば、0.1〜2)重量%(又は
(W/V)%)程度の範囲から選択できる。本発明で
は、組成物又は製剤中のカフェイン類の濃度が、カフェ
イン類が結晶化するような高濃度、例えば、前記使用量
が、0.4重量%(又は(W/V)%)以上[例えば、
0.4〜10重量%(又は(W/V)%)程度]、好ま
しくは0.5重量%(又は(W/V)%)以上[例え
ば、0.5〜10重量%(又は(W/V)%)程度]、
さらに好ましくは0.6重量%(又は(W/V)%)以
上[例えば、0.6〜10重量%(又は(W/V)%)
程度]、特に0.6〜5重量%程度であっても、カフェ
イン類を効率よく安定化できる。
フェイン類の使用量は、遊離の化合物換算で、例えば、
組成物全体に対して、0.0001〜10(例えば、
0.001〜5)重量%(又は(W/V)%)、好まし
くは0.01〜3(例えば、0.1〜2)重量%(又は
(W/V)%)程度の範囲から選択できる。本発明で
は、組成物又は製剤中のカフェイン類の濃度が、カフェ
イン類が結晶化するような高濃度、例えば、前記使用量
が、0.4重量%(又は(W/V)%)以上[例えば、
0.4〜10重量%(又は(W/V)%)程度]、好ま
しくは0.5重量%(又は(W/V)%)以上[例え
ば、0.5〜10重量%(又は(W/V)%)程度]、
さらに好ましくは0.6重量%(又は(W/V)%)以
上[例えば、0.6〜10重量%(又は(W/V)%)
程度]、特に0.6〜5重量%程度であっても、カフェ
イン類を効率よく安定化できる。
【0032】さらに、アミノアルカンスルホン酸類の含
有量は、遊離の化合物(アミノアルカンスルホン酸)換
算で、組成物全体に対して、0.001〜10重量%
(又は(W/V)%)、好ましくは0.005〜5重量
%(又は(W/V)%)、さらに好ましくは0.01〜
2重量%(又は(W/V)%)、特に0.1〜1重量%
(又は(W/V)%)程度である。なお、前記カフェイ
ン類とアミノアルカンスルホン酸類との割合は、前記の
通りである。
有量は、遊離の化合物(アミノアルカンスルホン酸)換
算で、組成物全体に対して、0.001〜10重量%
(又は(W/V)%)、好ましくは0.005〜5重量
%(又は(W/V)%)、さらに好ましくは0.01〜
2重量%(又は(W/V)%)、特に0.1〜1重量%
(又は(W/V)%)程度である。なお、前記カフェイ
ン類とアミノアルカンスルホン酸類との割合は、前記の
通りである。
【0033】前記組成物又は製剤にさらに配合できる成
分(薬理活性又は生理活性成分)の種類は特に制限され
ず、製剤の用途および種類に応じて、種々の活性成分、
例えば、抗炎症薬成分、抗アレルギー薬成分、解熱鎮痛
薬成分、向精神薬成分、抗高血圧薬成分、利尿薬成分、
鎮咳薬成分、去痰薬成分、抗ぜんそく薬成分、健胃薬成
分、消化薬成分、潰瘍治療薬成分、貧血薬成分、収れん
薬成分、抗菌又は殺菌薬成分、抗腫瘍薬成分、ホルモン
類、タンパク又はペプチド類、ビタミン類、アミノ酸類
などが使用できる。
分(薬理活性又は生理活性成分)の種類は特に制限され
ず、製剤の用途および種類に応じて、種々の活性成分、
例えば、抗炎症薬成分、抗アレルギー薬成分、解熱鎮痛
薬成分、向精神薬成分、抗高血圧薬成分、利尿薬成分、
鎮咳薬成分、去痰薬成分、抗ぜんそく薬成分、健胃薬成
分、消化薬成分、潰瘍治療薬成分、貧血薬成分、収れん
薬成分、抗菌又は殺菌薬成分、抗腫瘍薬成分、ホルモン
類、タンパク又はペプチド類、ビタミン類、アミノ酸類
などが使用できる。
【0034】本発明の組成物又は製剤において好適な成
分には、例えば、次のような成分が例示できる。
分には、例えば、次のような成分が例示できる。
【0035】充血除去剤(血管収縮剤又は交感神経興奮
剤):α−アドレナリン作動薬、例えば、イミダゾリン
誘導体(ナファゾリン、テトラヒドロゾリンなど)、β
−フェニルエチルアミン誘導体(フェニレフリン、エピ
ネフリン、エフェドリン、メチルエフェドリンなど)及
びそれらの塩(例えば、塩酸ナファゾリン、硝酸ナファ
ゾリン、塩酸フェニレフリン、塩酸エピネフリン、塩酸
エフェドリン、塩酸メチルエフェドリン、塩酸テトラヒ
ドロゾリン、硝酸テトラヒドロゾリンなど)など
剤):α−アドレナリン作動薬、例えば、イミダゾリン
誘導体(ナファゾリン、テトラヒドロゾリンなど)、β
−フェニルエチルアミン誘導体(フェニレフリン、エピ
ネフリン、エフェドリン、メチルエフェドリンなど)及
びそれらの塩(例えば、塩酸ナファゾリン、硝酸ナファ
ゾリン、塩酸フェニレフリン、塩酸エピネフリン、塩酸
エフェドリン、塩酸メチルエフェドリン、塩酸テトラヒ
ドロゾリン、硝酸テトラヒドロゾリンなど)など
【0036】眼筋調節成分:アセチルコリンと類似した
活性中心を有するコリンエステラーゼ阻害剤、例えば、
メチル硫酸ネオスチグミンなどの第4級アンモニウム化
合物など
活性中心を有するコリンエステラーゼ阻害剤、例えば、
メチル硫酸ネオスチグミンなどの第4級アンモニウム化
合物など
【0037】消炎(又は抗炎)剤又は収れん剤:例え
ば、イプシロン−アミノカプロン酸、ベルベリン、アズ
レンスルホン酸、グリチルリチン酸、消炎酵素剤(リゾ
チームなど)、サリチル酸メチル、アラントイン、亜鉛
及びそれらの塩(塩化ベルベリン、硫酸ベルベリン、ア
ズレンスルホン酸ナトリウム、グリチルリチン酸ジカリ
ウム、塩化リゾチーム、硫酸亜鉛、乳酸亜鉛)など
ば、イプシロン−アミノカプロン酸、ベルベリン、アズ
レンスルホン酸、グリチルリチン酸、消炎酵素剤(リゾ
チームなど)、サリチル酸メチル、アラントイン、亜鉛
及びそれらの塩(塩化ベルベリン、硫酸ベルベリン、ア
ズレンスルホン酸ナトリウム、グリチルリチン酸ジカリ
ウム、塩化リゾチーム、硫酸亜鉛、乳酸亜鉛)など
【0038】なお、消炎(又は抗炎)剤としては、芳香
族性カルボン酸誘導体、例えば、アリールカルボン酸類
(イブプロフェン、ケトプロフェン、ナプロキセン、ス
プロフェン、インドメタシン、プラノプロフェン、メフ
ェナム酸、ジクロフェナック、ブロムフェナック、2−
ナフチル酢酸、2−ナフトキシ酢酸、サリチル酸な
ど)、及びピリドンカルボン酸類(ロメフロキサン、ノ
ルフロキサシン、オフロキサシン、エノキサシン、シプ
ロフロキサシン、トスフロキサシンなど)なども例示で
きる。
族性カルボン酸誘導体、例えば、アリールカルボン酸類
(イブプロフェン、ケトプロフェン、ナプロキセン、ス
プロフェン、インドメタシン、プラノプロフェン、メフ
ェナム酸、ジクロフェナック、ブロムフェナック、2−
ナフチル酢酸、2−ナフトキシ酢酸、サリチル酸な
ど)、及びピリドンカルボン酸類(ロメフロキサン、ノ
ルフロキサシン、オフロキサシン、エノキサシン、シプ
ロフロキサシン、トスフロキサシンなど)なども例示で
きる。
【0039】抗ヒスタミン剤:例えば、クロルフェニラ
ミン、ジフェンヒドラミン、イプロヘプチン、ケトチフ
ェン、エメダスチン、クレマスチン、アゼラスチン、レ
ボカバスチン、オロバタジン及びそれらの塩(塩酸ジフ
ェンヒドラミン、塩酸イプロヘプチン、塩酸アゼラスチ
ン、塩酸レボカバスチン、塩酸オロバタジン、マレイン
酸クロルフェニラミン、フマル酸ケトチフェン、フマル
酸エメダスチン、フマル酸クレマスチンなど)など
ミン、ジフェンヒドラミン、イプロヘプチン、ケトチフ
ェン、エメダスチン、クレマスチン、アゼラスチン、レ
ボカバスチン、オロバタジン及びそれらの塩(塩酸ジフ
ェンヒドラミン、塩酸イプロヘプチン、塩酸アゼラスチ
ン、塩酸レボカバスチン、塩酸オロバタジン、マレイン
酸クロルフェニラミン、フマル酸ケトチフェン、フマル
酸エメダスチン、フマル酸クレマスチンなど)など
【0040】抗アレルギー剤:例えば、クロモグリク
酸、アンレキサノクス、イブジラスト、スプラタスト、
ペミロラスト、トラニラスト及びそれらの塩(クロモグ
リク酸ナトリウム、トシル酸スプラタストなど)など
酸、アンレキサノクス、イブジラスト、スプラタスト、
ペミロラスト、トラニラスト及びそれらの塩(クロモグ
リク酸ナトリウム、トシル酸スプラタストなど)など
【0041】抗菌剤又はサルファ剤:例えば、スルホン
アミド類[スルファメトキサゾール、スルフイソキサゾ
ール、又はそれらの塩(スルファメトキサゾールナトリ
ウム、スルフイソミジンナトリウムなど)など]、アク
リノール、第4級アンモニウム又はその塩[ベンザルコ
ニウム(塩化ベンザルコニウムなどのベンザルコニウム
塩など)、ベンゼトニウム(塩化ベンゼトニウム、臭化
ベンゼトニウムなどのベンゼトニウム塩など)、セチル
ピリジウム(塩化セチルピリジニウムなどのセチルピリ
ジウム塩など)など]、アルキルポリアミノエチルグリ
シン、オフロキサシン、及びノルフロキサシンなど
アミド類[スルファメトキサゾール、スルフイソキサゾ
ール、又はそれらの塩(スルファメトキサゾールナトリ
ウム、スルフイソミジンナトリウムなど)など]、アク
リノール、第4級アンモニウム又はその塩[ベンザルコ
ニウム(塩化ベンザルコニウムなどのベンザルコニウム
塩など)、ベンゼトニウム(塩化ベンゼトニウム、臭化
ベンゼトニウムなどのベンゼトニウム塩など)、セチル
ピリジウム(塩化セチルピリジニウムなどのセチルピリ
ジウム塩など)など]、アルキルポリアミノエチルグリ
シン、オフロキサシン、及びノルフロキサシンなど
【0042】ビタミン類:例えば、ビタミンB2(又は
フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム)、ビタミ
ンB6(又は塩酸ピリドキシン)、ビタミンB12(又は
シアノコバラミン)、酢酸レチノール(ビタミンAアセ
テート)、パルミチン酸レチノール、酢酸トコフェロー
ル(ビタミンEアセテート)、酢酸d−α−トコフェロ
ール、パンテノール、パントテン酸ナトリウム、及びパ
ントテン酸カルシウムなど
フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム)、ビタミ
ンB6(又は塩酸ピリドキシン)、ビタミンB12(又は
シアノコバラミン)、酢酸レチノール(ビタミンAアセ
テート)、パルミチン酸レチノール、酢酸トコフェロー
ル(ビタミンEアセテート)、酢酸d−α−トコフェロ
ール、パンテノール、パントテン酸ナトリウム、及びパ
ントテン酸カルシウムなど
【0043】アミノ酸類:例えば、L−アスパラギン酸
又はその塩(L−アスパラギン酸カリウム、L−アスパ
ラギン酸マグネシウム、及びL−アスパラギン酸カリウ
ム・マグネシウムなど)など
又はその塩(L−アスパラギン酸カリウム、L−アスパ
ラギン酸マグネシウム、及びL−アスパラギン酸カリウ
ム・マグネシウムなど)など
【0044】近視治療・予防剤:例えば、トロピカミ
ド、シクロペントレート、及びエンドセリンなど
ド、シクロペントレート、及びエンドセリンなど
【0045】眼圧降下剤:例えば、ピロカルピン又はそ
の塩(塩酸ピロカルピンなど)、イソプロピルウノプロ
ストン、臭化ジスチグミン、カルバコマール、塩酸カル
テオロール、塩酸ベフノロール、マレイン酸チモロー
ル、塩酸ジピベフリン、ヨウ化エコチオパート、ジクロ
フェナミド、及びβ受容体遮断剤など
の塩(塩酸ピロカルピンなど)、イソプロピルウノプロ
ストン、臭化ジスチグミン、カルバコマール、塩酸カル
テオロール、塩酸ベフノロール、マレイン酸チモロー
ル、塩酸ジピベフリン、ヨウ化エコチオパート、ジクロ
フェナミド、及びβ受容体遮断剤など
【0046】糖類:例えば、単糖類(グルコースな
ど)、二糖類(トレハロース、ラクトース、フルクトー
スなど)、セルロース又はその誘導体(ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロースなど)又はそれらの塩、高分子糖類又
はそれらの塩(コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアル
ロン酸ナトリウムなど)、及び糖アルコール類(マンニ
トール、キシリトール、ソルビトールなど)など
ど)、二糖類(トレハロース、ラクトース、フルクトー
スなど)、セルロース又はその誘導体(ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロースなど)又はそれらの塩、高分子糖類又
はそれらの塩(コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアル
ロン酸ナトリウムなど)、及び糖アルコール類(マンニ
トール、キシリトール、ソルビトールなど)など
【0047】その他の成分:ポリビニルアルコール、及
びポリビニルピロリドンなどさらに、用途に応じて必要
であれば、局所麻酔剤(オキシブプロカイン、リドカイ
ン、塩酸リドカインなど)、無痛化剤(塩酸プロカイン
など)などの種々の活性成分を用いてもよい。
びポリビニルピロリドンなどさらに、用途に応じて必要
であれば、局所麻酔剤(オキシブプロカイン、リドカイ
ン、塩酸リドカインなど)、無痛化剤(塩酸プロカイン
など)などの種々の活性成分を用いてもよい。
【0048】通常、これらの成分のうち、下記群から選
択された少なくとも一種の成分又はそれらの薬学上許容
される塩が使用できる。
択された少なくとも一種の成分又はそれらの薬学上許容
される塩が使用できる。
【0049】ナファゾリン,フェニレフリン,エピネフ
リン,エフェドリン,メチルエフェドリン,テトラヒド
ロゾリン,メチル硫酸ネオスチグミン,イプシロン−ア
ミノカプロン酸,ベルベリン,アズレンスルホン酸,グ
リチルリチン酸,リゾチーム,アラントイン,亜鉛,ク
ロルフェニラミン,ジフェンヒドラミン,イプロヘプチ
ン,ケトチフェン,エメダスチン,クレマスチン,アゼ
ラスチン,レボカバスチン,オロバタジン,クロモグリ
ク酸,アンレキサノクス,イブジラスト,スプラタス
ト,ペミロラスト,トラニラスト,スルファメトキサゾ
ール,スルフイソキサゾール,スルフイソミジン,アク
リノール,ベンゼトニウム,セチルピリジニウム,アル
キルポリアミノエチルグリシン,オフロキサシン,ノル
フロキサシン,フラビンアデニンジヌクレオチド,ピリ
ドキシン,シアノコバラミン,レチノール,トコフェロ
ール,パンテノール,パントテン酸,アスパラギン酸,
グルコース,コンドロイチン硫酸,ヒアルロン酸,及び
ポリビニルアルコールこれらの成分は単独で又は二種以
上組み合わせて使用できる。
リン,エフェドリン,メチルエフェドリン,テトラヒド
ロゾリン,メチル硫酸ネオスチグミン,イプシロン−ア
ミノカプロン酸,ベルベリン,アズレンスルホン酸,グ
リチルリチン酸,リゾチーム,アラントイン,亜鉛,ク
ロルフェニラミン,ジフェンヒドラミン,イプロヘプチ
ン,ケトチフェン,エメダスチン,クレマスチン,アゼ
ラスチン,レボカバスチン,オロバタジン,クロモグリ
ク酸,アンレキサノクス,イブジラスト,スプラタス
ト,ペミロラスト,トラニラスト,スルファメトキサゾ
ール,スルフイソキサゾール,スルフイソミジン,アク
リノール,ベンゼトニウム,セチルピリジニウム,アル
キルポリアミノエチルグリシン,オフロキサシン,ノル
フロキサシン,フラビンアデニンジヌクレオチド,ピリ
ドキシン,シアノコバラミン,レチノール,トコフェロ
ール,パンテノール,パントテン酸,アスパラギン酸,
グルコース,コンドロイチン硫酸,ヒアルロン酸,及び
ポリビニルアルコールこれらの成分は単独で又は二種以
上組み合わせて使用できる。
【0050】これらの成分の含有量は、製剤の種類、活
性成分の種類などに応じて選択でき、例えば、製剤全体
に対して、0.0001〜30重量%(又は(W/V)
%)、好ましくは0.001〜10重量%(又は(W/
V)%)、さらに好ましくは0.01〜10重量%(又
は(W/V)%)程度の範囲から選択できる。
性成分の種類などに応じて選択でき、例えば、製剤全体
に対して、0.0001〜30重量%(又は(W/V)
%)、好ましくは0.001〜10重量%(又は(W/
V)%)、さらに好ましくは0.01〜10重量%(又
は(W/V)%)程度の範囲から選択できる。
【0051】より具体的は、本発明において好適な水性
製剤(眼科用液剤又は鼻科用液剤)において、各成分の
含有量[単位:重量%(又は(W/V)%)]は、例え
ば、次の通りである。
製剤(眼科用液剤又は鼻科用液剤)において、各成分の
含有量[単位:重量%(又は(W/V)%)]は、例え
ば、次の通りである。
【0052】充血除去剤(血管収縮剤又は交感神経興奮
剤):例えば、有効量(例えば0.0001)〜0.
5、好ましくは0.0005〜0.3、さらに好ましく
は0.001〜0.1程度
剤):例えば、有効量(例えば0.0001)〜0.
5、好ましくは0.0005〜0.3、さらに好ましく
は0.001〜0.1程度
【0053】眼筋調節成分:例えば、有効量(例えば
0.0001)〜0.01、好ましくは0.0002〜
0.05、さらに好ましくは0.0003〜0.005
程度
0.0001)〜0.01、好ましくは0.0002〜
0.05、さらに好ましくは0.0003〜0.005
程度
【0054】消炎(又は抗炎)剤又は収れん剤:例え
ば、有効量(例えば0.001)〜10、好ましくは
0.005〜5、さらに好ましくは0.01〜3程度
ば、有効量(例えば0.001)〜10、好ましくは
0.005〜5、さらに好ましくは0.01〜3程度
【0055】抗ヒスタミン剤:例えば、有効量(例えば
0.0001)〜0.1、好ましくは0.0005〜
0.07、さらに好ましくは0.001〜0.05程度
0.0001)〜0.1、好ましくは0.0005〜
0.07、さらに好ましくは0.001〜0.05程度
【0056】抗アレルギー剤:例えば、有効量(例えば
0.001)〜10、好ましくは0.005〜5、さら
に好ましくは0.01〜5程度
0.001)〜10、好ましくは0.005〜5、さら
に好ましくは0.01〜5程度
【0057】抗菌剤又はサルファ剤:例えば、有効量
(例えば0.001)〜10、好ましくは0.003〜
10、さらに好ましくは0.01〜10程度
(例えば0.001)〜10、好ましくは0.003〜
10、さらに好ましくは0.01〜10程度
【0058】ビタミン類:例えば、有効量(例えば0.
0001)〜0.5、好ましくは0.0005〜0.
3、さらに好ましくは0.001〜0.1程度
0001)〜0.5、好ましくは0.0005〜0.
3、さらに好ましくは0.001〜0.1程度
【0059】アミノ酸類:例えば、有効量(例えば0.
0001)〜5、好ましくは0.0005〜3、さらに
好ましくは0.001〜2程度
0001)〜5、好ましくは0.0005〜3、さらに
好ましくは0.001〜2程度
【0060】近視治療・予防剤:例えば、有効量(例え
ば0.001)〜5、好ましくは0.005〜3、さら
に好ましくは0.001〜1程度
ば0.001)〜5、好ましくは0.005〜3、さら
に好ましくは0.001〜1程度
【0061】眼圧降下剤:例えば、有効量(例えば0.
001)〜10、好ましくは0.001〜5、さらに好
ましくは0.001〜3程度
001)〜10、好ましくは0.001〜5、さらに好
ましくは0.001〜3程度
【0062】糖類[例えば、単糖類(グルコースな
ど)、二糖類(トレハロース、ラクトース、フルクトー
スなど)など]:例えば、0.0001〜5、好ましく
は0.001〜5、さらに好ましくは0.01〜2程度
ど)、二糖類(トレハロース、ラクトース、フルクトー
スなど)など]:例えば、0.0001〜5、好ましく
は0.001〜5、さらに好ましくは0.01〜2程度
【0063】セルロース又はその誘導体(ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルエチルセルロースなど)又はそれらの塩:例
えば、0.001〜5、好ましくは0.001〜3、さ
らに好ましくは0.01〜1程度
ロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルエチルセルロースなど)又はそれらの塩:例
えば、0.001〜5、好ましくは0.001〜3、さ
らに好ましくは0.01〜1程度
【0064】高分子糖類又はそれらの塩(コンドロイチ
ン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウムなど):例
えば、0.0001〜2、好ましくは0.01〜2、さ
らに好ましくは0.01〜1程度
ン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウムなど):例
えば、0.0001〜2、好ましくは0.01〜2、さ
らに好ましくは0.01〜1程度
【0065】ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコ
ール:例えば、0.001〜10、好ましくは0.00
1〜5、さらに好ましくは0.01〜3程度。
ール:例えば、0.001〜10、好ましくは0.00
1〜5、さらに好ましくは0.01〜3程度。
【0066】本発明の組成物(又は製剤)は、製剤の種
類に応じた種々の基剤や添加剤を用いて調製できる。例
えば、水、植物油(オリーブ油、大豆油、ごま油、綿実
油など)、(ポリ)エチレングリコール、プロピレング
リコール、流動パラフィン、ワセリン、ロウ、マクロゴ
ール、セタノール、高級脂肪酸エステル、セルロース誘
導体、カルボキシビニルポリマー、ポリオキシエチレン
−ポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ガム類な
どを用いて調製できる。
類に応じた種々の基剤や添加剤を用いて調製できる。例
えば、水、植物油(オリーブ油、大豆油、ごま油、綿実
油など)、(ポリ)エチレングリコール、プロピレング
リコール、流動パラフィン、ワセリン、ロウ、マクロゴ
ール、セタノール、高級脂肪酸エステル、セルロース誘
導体、カルボキシビニルポリマー、ポリオキシエチレン
−ポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ガム類な
どを用いて調製できる。
【0067】水性製剤(水性液剤など)などの組成物
は、溶解補助剤(又は乳化剤)、粘稠剤、キレート剤な
どを含有してもよい。
は、溶解補助剤(又は乳化剤)、粘稠剤、キレート剤な
どを含有してもよい。
【0068】溶解補助剤(又は乳化剤)としては、例え
ば、ポリオキシエチレン(POE)−ポリオキシプロピ
レン(POP)ブロックコポリマー(BASF Wyandotte C
oproration,プルロニック)、ポリソルベート、ポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(ポリオキシエ
チレンソルビタンモノオレート)、ポリオキシエチレン
オキシステアリン酸トリグリセリド、ポリオキシエチレ
ンモノ高級脂肪酸エステル(ポリオキシエチレンモノス
テアレート)、ポリエチレングリコール、ポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油などのノニオン性界面活性剤などが
例示できる。さらに、必要であれば、カチオン性界面活
性剤(塩化ベンザルコニウムなどの第4級アンモニウム
塩、アルキレンジアミン(エチレンジアミンなど)に、
POEブロックとPOPブロックとで構成されたブロッ
ク鎖が付加したPOE−POPブロック置換アルキレン
ジアミン(BASF Wyandotte Coproration,テトロニッ
ク)など)、アニオン性界面活性剤(アルキルベンゼン
スルホン酸塩、アルキル硫酸塩など)や両性界面活性剤
(塩酸アルキルポリアミノエチルグリシンなど)を使用
してもよい。
ば、ポリオキシエチレン(POE)−ポリオキシプロピ
レン(POP)ブロックコポリマー(BASF Wyandotte C
oproration,プルロニック)、ポリソルベート、ポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(ポリオキシエ
チレンソルビタンモノオレート)、ポリオキシエチレン
オキシステアリン酸トリグリセリド、ポリオキシエチレ
ンモノ高級脂肪酸エステル(ポリオキシエチレンモノス
テアレート)、ポリエチレングリコール、ポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油などのノニオン性界面活性剤などが
例示できる。さらに、必要であれば、カチオン性界面活
性剤(塩化ベンザルコニウムなどの第4級アンモニウム
塩、アルキレンジアミン(エチレンジアミンなど)に、
POEブロックとPOPブロックとで構成されたブロッ
ク鎖が付加したPOE−POPブロック置換アルキレン
ジアミン(BASF Wyandotte Coproration,テトロニッ
ク)など)、アニオン性界面活性剤(アルキルベンゼン
スルホン酸塩、アルキル硫酸塩など)や両性界面活性剤
(塩酸アルキルポリアミノエチルグリシンなど)を使用
してもよい。
【0069】粘稠剤には、例えば、ポリビニルアルコー
ル(完全又は部分ケン化物)、ポリビニルピロリドン
(K25,K30,K90など)、多糖類又はその誘導
体[セルロース誘導体(ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース(2208,290
6,2910など)、カルボキシメチルセルロースなど
のセルロース類、又はそれらの塩など)、アラビアゴム
末、コンドロイチン硫酸ナトリウム、トラガント末な
ど]、糖類(ブドウ糖、ソルビトール、デキストラン7
0など)、カルボキシビニルポリマー、マクロゴール4
000などが例示できる。前記ポリオキシエチレンブロ
ックとポリオキシプロピレンブロックとを含むブロック
コポリマー(BASF Wyandotte Coproration,プルロニッ
ク,テトロニックなど)も粘稠剤として使用できる。こ
れらの粘稠剤のうち、通常、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、セルロース誘導体(ヒドロキシエ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、
又はそれらの塩)などが使用される。
ル(完全又は部分ケン化物)、ポリビニルピロリドン
(K25,K30,K90など)、多糖類又はその誘導
体[セルロース誘導体(ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース(2208,290
6,2910など)、カルボキシメチルセルロースなど
のセルロース類、又はそれらの塩など)、アラビアゴム
末、コンドロイチン硫酸ナトリウム、トラガント末な
ど]、糖類(ブドウ糖、ソルビトール、デキストラン7
0など)、カルボキシビニルポリマー、マクロゴール4
000などが例示できる。前記ポリオキシエチレンブロ
ックとポリオキシプロピレンブロックとを含むブロック
コポリマー(BASF Wyandotte Coproration,プルロニッ
ク,テトロニックなど)も粘稠剤として使用できる。こ
れらの粘稠剤のうち、通常、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、セルロース誘導体(ヒドロキシエ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、
又はそれらの塩)などが使用される。
【0070】キレート剤としては、例えば、エチレンジ
アミン四酢酸塩、エデト酸又はその塩(エデト酸二ナト
リウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム
などのアルカリ金属塩、又はエデト酸カルシウムなどの
アルカリ土類金属塩)、ニトリロ三酢酸又はその塩、ヘ
キサメタリン酸ソーダ、クエン酸などが例示できる。
アミン四酢酸塩、エデト酸又はその塩(エデト酸二ナト
リウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム
などのアルカリ金属塩、又はエデト酸カルシウムなどの
アルカリ土類金属塩)、ニトリロ三酢酸又はその塩、ヘ
キサメタリン酸ソーダ、クエン酸などが例示できる。
【0071】また、本発明の組成物は、種々の成分、無
機塩類、緩衝剤、等張化剤、保存剤又は防腐剤、安定化
剤、pH調整剤、清涼化剤、抗酸化剤、着色剤、着香剤
又は芳香剤などを含んでいてもよい。
機塩類、緩衝剤、等張化剤、保存剤又は防腐剤、安定化
剤、pH調整剤、清涼化剤、抗酸化剤、着色剤、着香剤
又は芳香剤などを含んでいてもよい。
【0072】無機塩類としては、例えば、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、炭酸ナトリウム、乾燥炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、塩化カルシウム、硫酸マグネ
シウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウ
ム、リン酸二水素カリウム、チオ硫酸ナトリウムなどが
例示できる。なお、これらの無機塩類は緩衝剤成分や等
張化剤成分として使用される場合がある。
ム、塩化カリウム、炭酸ナトリウム、乾燥炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、塩化カルシウム、硫酸マグネ
シウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウ
ム、リン酸二水素カリウム、チオ硫酸ナトリウムなどが
例示できる。なお、これらの無機塩類は緩衝剤成分や等
張化剤成分として使用される場合がある。
【0073】緩衝剤としては、例えば、リン酸緩衝剤、
ホウ酸緩衝剤、炭酸緩衝剤、クエン酸緩衝剤、酒石酸緩
衝剤、酢酸緩衝剤、及びアミノ酸(イプシロンアミノカ
プロン酸、アスパラギン酸塩など)などが例示できる。
なかでも、刺激軽減効果がより有効に発現するリン酸塩
緩衝剤、ホウ酸緩衝剤、炭酸緩衝剤、クエン酸緩衝剤
(特に、ホウ酸緩衝剤、リン酸緩衝剤、クエン酸緩衝
剤)が好ましい。
ホウ酸緩衝剤、炭酸緩衝剤、クエン酸緩衝剤、酒石酸緩
衝剤、酢酸緩衝剤、及びアミノ酸(イプシロンアミノカ
プロン酸、アスパラギン酸塩など)などが例示できる。
なかでも、刺激軽減効果がより有効に発現するリン酸塩
緩衝剤、ホウ酸緩衝剤、炭酸緩衝剤、クエン酸緩衝剤
(特に、ホウ酸緩衝剤、リン酸緩衝剤、クエン酸緩衝
剤)が好ましい。
【0074】等張化剤としては、例えば、糖類(ソルビ
トール、グルコース、マンニトールなど)、多価アルコ
ール類(グリセリン、ポリエチレングリコール、プロピ
レングリコールなど)、及び無機塩類(塩化ナトリウ
ム、塩化カリウムなど)などが例示できる。
トール、グルコース、マンニトールなど)、多価アルコ
ール類(グリセリン、ポリエチレングリコール、プロピ
レングリコールなど)、及び無機塩類(塩化ナトリウ
ム、塩化カリウムなど)などが例示できる。
【0075】保存剤又は防腐剤としては、例えば、第4
級アンモニウム又はその塩(塩化ベンザルコニウム、塩
化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウムなど)、パ
ラオキシ安息香酸エステル(パラオキシ安息香酸メチ
ル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プ
ロピル、パラオキシ安息香酸ブチルなど)、ベンジルア
ルコール、フェネチルアルコール、ソルビン酸又はその
塩(カリウム塩など)、アルキルポリアミノエチルグリ
シン、チメロサール、クロロブタノール、デヒドロ酢酸
ナトリウム、硫酸ポリミキシンB、ポリクォード、ポリ
ヘキサメチレンビグアニド、及びクロルヘキシジンなど
が例示できる。
級アンモニウム又はその塩(塩化ベンザルコニウム、塩
化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウムなど)、パ
ラオキシ安息香酸エステル(パラオキシ安息香酸メチ
ル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プ
ロピル、パラオキシ安息香酸ブチルなど)、ベンジルア
ルコール、フェネチルアルコール、ソルビン酸又はその
塩(カリウム塩など)、アルキルポリアミノエチルグリ
シン、チメロサール、クロロブタノール、デヒドロ酢酸
ナトリウム、硫酸ポリミキシンB、ポリクォード、ポリ
ヘキサメチレンビグアニド、及びクロルヘキシジンなど
が例示できる。
【0076】安定化剤としては、エデト酸塩(エデト酸
ナトリウムなど)、エチレンジアミン四酢酸塩などが例
示できる。
ナトリウムなど)、エチレンジアミン四酢酸塩などが例
示できる。
【0077】pH調整剤としては、塩基(水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属の水酸化物、
炭酸ナトリウムなどのアルカリ金属炭酸塩又は炭酸水素
塩など)、酸(酢酸、クエン酸などの有機酸、塩酸、リ
ン酸などの無機酸)、及びホウ砂などが例示できる。
ウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属の水酸化物、
炭酸ナトリウムなどのアルカリ金属炭酸塩又は炭酸水素
塩など)、酸(酢酸、クエン酸などの有機酸、塩酸、リ
ン酸などの無機酸)、及びホウ砂などが例示できる。
【0078】清涼化剤としては、例えば、l−メントー
ル、d−メントール、dl−メントール、d−カンフ
ル、dl−カンフル、d−ボルネオール、dl−ボルネ
オール、ゲラニオールなどのテルペン化合物;ユーカリ
油、ベルガモット油、ウイキョウ油、ハッカ油、ローズ
油、クールミントなどの精油成分などが例示できる。
ル、d−メントール、dl−メントール、d−カンフ
ル、dl−カンフル、d−ボルネオール、dl−ボルネ
オール、ゲラニオールなどのテルペン化合物;ユーカリ
油、ベルガモット油、ウイキョウ油、ハッカ油、ローズ
油、クールミントなどの精油成分などが例示できる。
【0079】本発明において、水性液剤(特に、粘膜適
用液剤、例えば、点眼薬などの眼用液剤、点鼻薬、コン
タクトレンズ用剤など)のpHは、刺激の観点から、通
常、4〜9(例えば、4.6〜7.6)、好ましくは5
〜7、さらに好ましくは5.5〜7程度である。浸透圧
は、通常、150〜450mOsm程度であり、生理食
塩水に対する浸透圧比は、通常、0.6〜1.6、好ま
しくは0.7〜1.5、特に0.8〜1.2程度であ
る。
用液剤、例えば、点眼薬などの眼用液剤、点鼻薬、コン
タクトレンズ用剤など)のpHは、刺激の観点から、通
常、4〜9(例えば、4.6〜7.6)、好ましくは5
〜7、さらに好ましくは5.5〜7程度である。浸透圧
は、通常、150〜450mOsm程度であり、生理食
塩水に対する浸透圧比は、通常、0.6〜1.6、好ま
しくは0.7〜1.5、特に0.8〜1.2程度であ
る。
【0080】本発明の組成物は、前記カフェイン類、ア
ミノアルカンスルホン酸類、前記基剤および添加剤を用
いて慣用の方法により製造できる。例えば、水性液剤
は、蒸留水および添加剤を用いて前記カフェイン類およ
びアミノアルカンスルホン酸類を溶解又は懸濁させ、所
定の浸透圧に調整し、濾過滅菌処理することにより調製
できる。
ミノアルカンスルホン酸類、前記基剤および添加剤を用
いて慣用の方法により製造できる。例えば、水性液剤
は、蒸留水および添加剤を用いて前記カフェイン類およ
びアミノアルカンスルホン酸類を溶解又は懸濁させ、所
定の浸透圧に調整し、濾過滅菌処理することにより調製
できる。
【0081】本発明の組成物の用法および用量は、製剤
の種類や形態、患者の症状、年齢などに応じて選択でき
る。例えば、眼用水性液剤(点眼薬など)の用法および
用量は、通常、1日当たり1〜6回程度であり、一回の
滴数は1〜3滴程度である。また、眼軟膏剤は、通常、
1日当たり1〜3回程度、結膜嚢内に適量で塗布でき
る。
の種類や形態、患者の症状、年齢などに応じて選択でき
る。例えば、眼用水性液剤(点眼薬など)の用法および
用量は、通常、1日当たり1〜6回程度であり、一回の
滴数は1〜3滴程度である。また、眼軟膏剤は、通常、
1日当たり1〜3回程度、結膜嚢内に適量で塗布でき
る。
【0082】
【発明の効果】本発明では、前記カフェイン類とアミノ
アルカンスルホン酸類とを組み合わせているので、析出
や分離を防止し、カフェイン類を安定化できる。また、
本発明の組成物(又は製剤)は、粘膜に対する刺激がな
く安全である。そのため、粘膜適用組成物(眼粘膜、鼻
粘膜などの粘膜に対して適用される水性製剤など)とし
て有用である。
アルカンスルホン酸類とを組み合わせているので、析出
や分離を防止し、カフェイン類を安定化できる。また、
本発明の組成物(又は製剤)は、粘膜に対する刺激がな
く安全である。そのため、粘膜適用組成物(眼粘膜、鼻
粘膜などの粘膜に対して適用される水性製剤など)とし
て有用である。
【0083】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定さ
れるものではない。
に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定さ
れるものではない。
【0084】実施例1〜6及び比較例1(2重量%カフ
ェイン水溶液) 無水カフェインを生理食塩水(日本薬局方)に溶解し、
2重量%のカフェイン水溶液を調製した。このカフェイ
ン水溶液に、アミノエチルスルホン酸を添加し、アミノ
エチルスルホン酸含有量0.01〜2重量%の水溶液を
調製した(実施例1〜6)。また、対照として、アミノ
エチルスルホン酸を添加することなく、2重量%のカフ
ェイン水溶液を用いた(比較例1)。
ェイン水溶液) 無水カフェインを生理食塩水(日本薬局方)に溶解し、
2重量%のカフェイン水溶液を調製した。このカフェイ
ン水溶液に、アミノエチルスルホン酸を添加し、アミノ
エチルスルホン酸含有量0.01〜2重量%の水溶液を
調製した(実施例1〜6)。また、対照として、アミノ
エチルスルホン酸を添加することなく、2重量%のカフ
ェイン水溶液を用いた(比較例1)。
【0085】得られた水溶液について、室温で2時間以
上に亘り均一溶液の状態が持続することを確認した後、
温度4℃に設定した冷蔵庫内に1時間放置し、析出物の
生成の有無を観察した。その結果、比較例1の試験液で
はカフェインの析出が認められたのに対して、アミノエ
チルスルホン酸を0.01〜2重量%含む試験液では、
カフェインの析出がなく透明な溶液状態を維持し、安定
であった。結果を表1に示す。
上に亘り均一溶液の状態が持続することを確認した後、
温度4℃に設定した冷蔵庫内に1時間放置し、析出物の
生成の有無を観察した。その結果、比較例1の試験液で
はカフェインの析出が認められたのに対して、アミノエ
チルスルホン酸を0.01〜2重量%含む試験液では、
カフェインの析出がなく透明な溶液状態を維持し、安定
であった。結果を表1に示す。
【0086】
【表1】
【0087】実施例7〜13及び比較例2(1重量%カ
フェイン水溶液) 無水カフェインを生理食塩水(日本薬局方)に溶解し、
1重量%のカフェイン水溶液を調製した。このカフェイ
ン水溶液に、アミノエチルスルホン酸を添加し、アミノ
エチルスルホン酸含有量0.003〜2重量%の水溶液
を調製した(実施例7〜13)。また、対照として、ア
ミノエチルスルホン酸を添加することなく、1重量%の
カフェイン水溶液を用いた(比較例2)。
フェイン水溶液) 無水カフェインを生理食塩水(日本薬局方)に溶解し、
1重量%のカフェイン水溶液を調製した。このカフェイ
ン水溶液に、アミノエチルスルホン酸を添加し、アミノ
エチルスルホン酸含有量0.003〜2重量%の水溶液
を調製した(実施例7〜13)。また、対照として、ア
ミノエチルスルホン酸を添加することなく、1重量%の
カフェイン水溶液を用いた(比較例2)。
【0088】得られた水溶液について、室温で2時間以
上に亘り均一溶液の状態が持続することを確認した後、
温度4℃に設定した冷蔵庫内に1時間放置し、析出物の
生成の有無を観察した。その結果、比較例2の試験液で
はカフェインの析出が認められたのに対して、アミノエ
チルスルホン酸を0.003〜2重量%含む試験液で
は、カフェインの析出がなく透明な溶液状態を維持し、
安定であった。結果を表2に示す。
上に亘り均一溶液の状態が持続することを確認した後、
温度4℃に設定した冷蔵庫内に1時間放置し、析出物の
生成の有無を観察した。その結果、比較例2の試験液で
はカフェインの析出が認められたのに対して、アミノエ
チルスルホン酸を0.003〜2重量%含む試験液で
は、カフェインの析出がなく透明な溶液状態を維持し、
安定であった。結果を表2に示す。
【0089】
【表2】
【0090】表1及び表2から明らかなように、カフェ
インにアミノエチルスルホン酸を添加することにより、
カフェインの析出又は分離を有効に抑制できる。
インにアミノエチルスルホン酸を添加することにより、
カフェインの析出又は分離を有効に抑制できる。
【0091】実施例14〜27及び比較例3〜13 表3および表4に示す割合で各成分を用い、蒸留水で全
量1Lに調整し、pH4.6〜7.6の水溶液を調製し
た。温度4℃に設定した冷蔵庫内に1時間放置し、析出
物の生成の有無を観察した。その結果、アミノエチルス
ルホン酸を含まない試験液(比較例3〜13)ではカフ
ェインの析出が認められた。これに対して、アミノエチ
ルスルホン酸を含む試験液(実施例14〜27)では、
カフェインの析出がなく透明な溶液状態を維持してお
り、カフェインの安定化にアミノエチルスルホン酸が有
効であることが分かった。結果を表3および表4に示
す。
量1Lに調整し、pH4.6〜7.6の水溶液を調製し
た。温度4℃に設定した冷蔵庫内に1時間放置し、析出
物の生成の有無を観察した。その結果、アミノエチルス
ルホン酸を含まない試験液(比較例3〜13)ではカフ
ェインの析出が認められた。これに対して、アミノエチ
ルスルホン酸を含む試験液(実施例14〜27)では、
カフェインの析出がなく透明な溶液状態を維持してお
り、カフェインの安定化にアミノエチルスルホン酸が有
効であることが分かった。結果を表3および表4に示
す。
【0092】
【表3】
【0093】
【表4】
【0094】製剤例1〜18では、それぞれ下記の成分
を用いて、慣用の方法により無菌製剤を調製し、製剤を
得た。得られた各製剤のpHも併せて下記に示す。
を用いて、慣用の方法により無菌製剤を調製し、製剤を
得た。得られた各製剤のpHも併せて下記に示す。
【0095】 製剤例1(点眼薬) 無水カフェイン 0.6g アミノエチルスルホン酸 1.0g 塩酸ピリドキシン 0.1g ホウ酸 0.1g 塩化ナトリウム 0.6g 1N水酸化ナトリウム 適量 滅菌精製水 適量 全量 100mL(pH6.5)
【0096】 製剤例2(点眼薬) 無水カフェイン 1.0 g アミノエチルスルホン酸 1.0 g メチル硫酸ネオスチグミン 0.005g 塩酸ナファゾリン 0.001g 塩化ナトリウム 0.7 g 1N水酸化ナトリウム 適量 滅菌精製水 適量 全量 100mL(pH5.5)
【0097】 製剤例3(点眼薬) 無水カフェイン 2.0 g アミノエチルスルホン酸 1.0 g グリチルリチン酸二カリウム 0.25g マレイン酸クロルフェニラミン 0.03g 濃グリセリン 3 ml 1N水酸化ナトリウム 適量 滅菌精製水 適量 全量 100mL(pH6.0)
【0098】 製剤例4(点鼻薬) 無水カフェイン 1.5 g アミノエチルスルホン酸 1.0 g サリチル酸メチル 0.03g マレイン酸クロルフェニラミン 0.3 g dl−塩酸メチルエフェドリン 0.3 g ポリソルベート80 0.2 g 塩化ベンザルコニウム 0.01g 塩化ナトリウム 0.6 g 1N水酸化ナトリウム 適量 滅菌精製水 適量 全量 100mL(pH6.5)
【0099】 製剤例5(人工涙液型点眼薬) 無水カフェイン 0.05g アミノエチルスルホン酸 1.0 g 塩化ナトリウム 0.5 g 塩化カリウム 0.1 g ホウ酸 0.5 g エデト酸ナトリウム 0.05g ソルビン酸カリウム 0.1 g pH調整剤 適量 滅菌精製水 適量 全量 100mL(pH7.2)
【0100】 製剤例6(人工涙液型点眼薬) 無水カフェイン 0.1 g アミノエチルスルホン酸 0.5 g l−メントール 0.01g 塩化ナトリウム 0.5 g 塩化カリウム 0.1 g ホウ酸 1.0 g エデト酸ナトリウム 0.05g ソルビン酸カリウム 0.1 g ポリソルベート80 0.1 g pH調整剤 適量 滅菌精製水 適量 全量 100mL(pH6.5)
【0101】 製剤例7(コンタクトレンズ用消毒剤) 無水カフェイン 0.3 g ポリヘキサメチレンビグアニド 0.0001g アミノエチルスルホン酸 1.0 g 塩化ナトリウム 0.5 g ホウ酸 0.5 g ヒドロキシエチルセルロース 0.1 g ポロクサマー407 0.1 g エデト酸ナトリウム 0.05 g pH調整剤 適量 滅菌精製水 適量 全量 100mL(pH6.0)
【0102】 製剤例8(コンタクトレンズ用消毒剤) 無水カフェイン 1.0 g l−メントール 0.005 g ポリヘキサメチレンビグアニド 0.0001g アミノエチルスルホン酸 0.5 g 塩化ナトリウム 0.5 g ホウ酸 1.0 g ヒドロキシエチルセルロース 0.1 g ポロクサマー407 0.1 g エデト酸ナトリウム 0.05 g pH調整剤 適量 滅菌精製水 適量 全量 100mL(pH7.0)
【0103】 製剤例9(コンタクトレンズ用洗浄消毒保存剤) 無水カフェイン 0.1 g ポリヘキサメチレンビグアニド 0.0001g アミノエチルスルホン酸 1.0 g 塩化ナトリウム 0.5 g ホウ酸 0.5 g ポリビニルピロリドン 2.0 g ポロクサマー407 0.1 g エデト酸ナトリウム 0.005 g pH調整剤 適量 滅菌精製水 適量 全量 100mL(pH6.8)
【0104】 製剤例10(コンタクトレンズ用洗浄消毒保存剤) 無水カフェイン 0.1 g l−メントール 0.001 g ポリヘキサメチレンビグアニド 0.0001g アミノエチルスルホン酸 0.5 g 塩化ナトリウム 0.5 g ホウ酸 1.0 g ポリビニルピロリドン 2.0 g ポロクサマー407 0.1 g エデト酸ナトリウム 0.005 g pH調整剤 適量 滅菌精製水 適量 全量 100mL(pH7.3)
【0105】 製剤例11(洗眼薬) グリチルリチン酸2カリウム 0.025g マレイン酸クロルフェニラミン 0.003g 塩酸ピリドキシン 0.010g 酢酸トコフェロール 0.005g L−アスパラギン酸カリウム 0.100g アミノエチルスルホン酸 0.100g コンドロイチン硫酸ナトリウム 0.050g ホウ酸 1.700g ホウ砂 0.100g 無水カフェイン 0.2 g クロロブタノール 0.010g 塩化ベンザルコニウム 0.005g ポリソルベート80 0.05 g pH調整剤 適量 滅菌精製水 適量 全量 100mL(pH6.8)
【0106】 製剤例12(洗眼薬) グリチルリチン酸2カリウム 0.025g 塩酸ピリドキシン 0.010g 酢酸トコフェロール 0.005g L−アスパラギン酸カリウム 0.100g アミノエチルスルホン酸 0.100g コンドロイチン硫酸ナトリウム 0.050g ホウ酸 1.550g ホウ砂 0.300g 無水カフェイン 0.2 g l−メントール 0.003g dl−カンフル 0.003g ユーカリ油 0.005g ベルガモット油 0.002g アルキルポリアミノエチルグリシン液 0.050g (10W/W%) ポリソルベート80 0.05 g pH調整剤 適量 滅菌精製水 適量 全量 100mL(pH7.0)
【0107】 製剤例13(点眼薬) 無水カフェイン 0.075g 塩酸ナファゾリン 0.003g アラントイン 0.060g アミノエチルスルホン酸 2.0 g 塩化ナトリウム 0.7 g 塩化カリウム 0.1 g ホウ酸 0.3 g エデト酸ナトリウム 0.05 g ポロクサマー407 0.100g ヒアルロン酸ナトリウム 0.05 g イプシロン−アミノカプロン酸 0.750g 塩化ベンザルコニウム 0.005g pH調整剤 適量 滅菌精製水 適量 全量 100mL(pH6.0)
【0108】 製剤例14(点眼薬) 無水カフェイン 0.075g 塩酸ナファゾリン 0.003g アラントイン 0.060g アミノエチルスルホン酸 0.5 g l−メントール 0.003g d−ボルネオール 0.001g 塩化ナトリウム 0.7 g 塩化カリウム 0.1 g ホウ酸 0.5 g エデト酸ナトリウム 0.05 g ポリソルベート80 0.100g ヒアルロン酸ナトリウム 0.05 g イプシロン−アミノカプロン酸 0.750g アルキルポリアミノエチルグリシン液 0.050g (10W/W%) pH調整剤 適量 滅菌精製水 適量 全量 100mL(pH7.4)
【0109】 製剤例15(点眼薬) 無水カフェイン 1.0 g クロモグリク酸ナトリウム 1.00 g マレイン酸クロルフェニラミン 0.015g アミノエチルスルホン酸 0.2 g 塩化ナトリウム 0.5 g 塩化カリウム 0.1 g ホウ酸 0.3 g エデト酸ナトリウム 0.05 g ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.100g 塩化ベンザルコニウム 0.005g pH調整剤 適量 滅菌精製水 適量 全量 100mL(pH7.0)
【0110】 製剤例16(点眼薬) 無水カフェイン 0.8 g l−メントール 0.005g クロモグリク酸ナトリウム 1.00 g マレイン酸クロルフェニラミン 0.015g アミノエチルスルホン酸 0.2 g 塩化ナトリウム 0.5 g 塩化カリウム 0.1 g ホウ酸 0.3 g エデト酸ナトリウム 0.05 g ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.100g 塩化ベンザルコニウム 0.005g pH調整剤 適量 滅菌精製水 適量 全量 100mL(pH5.5)
【0111】 製剤例17(人工涙液型点眼薬) 無水カフェイン 0.03 g アミノエチルスルホン酸 1.5 g 塩化ナトリウム 0.5 g 塩化カリウム 0.1 g ホウ酸 0.3 g エデト酸ナトリウム 0.05 g アルキルポリアミノエチルグリシン液 0.100g (10W/W%) ヒドロキシエチルセルロース 0.050g ポロクサマー407 0.100g pH調整剤 適量 滅菌精製水 適量 全量 100mL(pH6.0)
【0112】 製剤例18(人工涙液型点眼薬) 無水カフェイン 0.03 g l−メントール 0.003g dl−カンフル 0.002g アミノエチルスルホン酸 1.0 g 塩化ナトリウム 0.7 g 塩化カリウム 0.1 g ホウ酸 0.3 g エデト酸ナトリウム 0.05 g アルキルポリアミノエチルグリシン液 0.100g (10W/W%) ヒドロキシエチルセルロース 0.050g ポロクサマー407 0.05 g ポリソルベート80 0.05 g pH調整剤 適量 滅菌精製水 適量 全量 100mL(pH7.5)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // A61P 25/26 A61P 25/26 Fターム(参考) 4C076 AA11 AA12 BB21 CC01 DD57 FF15 FF36 4C084 AA19 NA03 NA05 ZA36 ZB13 ZB35 ZB37 ZC44 ZC45 4C086 AA01 AA02 CB07 MA02 MA03 MA05 MA07 MA17 MA56 MA58 NA02 NA03 NA05 ZA02 ZA33
Claims (11)
- 【請求項1】 アミノアルカンスルホン酸又はその誘導
体の配合による、下記式(1) 【化1】 (式中、R1、R2及びR3は、同一又は異なっていても
よく、それぞれ、水素原子又は置換されていてもよいア
ルキル基を示す)で表される化合物又はその薬学上許容
される塩の安定化方法。 - 【請求項2】 式(1)で表される化合物が、カフェイ
ン、テオフィリン、ジプロフィリン、テオブロミン、プ
ロキシフィリン及びペントキシフィリンから選択された
少なくとも一種である請求項1記載の安定化方法。 - 【請求項3】 アミノアルカンスルホン酸がアミノC
1-4アルカンスルホン酸である請求項1記載の安定化方
法。 - 【請求項4】 アミノアルカンスルホン酸又はその誘導
体を、請求項1記載の式(1)で表される化合物又はそ
の薬学上許容される塩に対する安定化剤として含有する
組成物。 - 【請求項5】 請求項1記載の式(1)で表される化合
物又はその薬学上許容される塩と、アミノアルカンスル
ホン酸又はその誘導体とを含有する粘膜適用組成物。 - 【請求項6】 キサンチン誘導体とアミノC1-4アルカ
ンスルホン酸とを含有する請求項5記載の組成物。 - 【請求項7】 アミノアルカンスルホン酸換算で、全体
に対してアミノアルカンスルホン酸又はその誘導体を
0.001〜10重量%(又は(W/V)%)含む請求
項5記載の組成物。 - 【請求項8】 点鼻薬、点眼薬又は洗眼薬である請求項
5記載の組成物。 - 【請求項9】 請求項1記載の式(1)で表される化合
物又はその薬学上許容される塩100重量部に対して、
アミノアルカンスルホン酸換算で、アミノアルカンスル
ホン酸又はその誘導体0.01〜5000重量部を含有
する請求項5記載の組成物。 - 【請求項10】 請求項1記載の式(1)で表される化
合物又はその薬学上許容される塩と、アミノアルカンス
ルホン酸又はその誘導体と、下記の群から選択された少
なくとも一種とを含有する粘膜適用組成物。充血除去
剤、抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤、抗菌剤、及びサ
ルファ剤 - 【請求項11】 さらに、溶解補助剤、粘稠剤、キレー
ト剤、及び安定化剤から選択された少なくとも一種を含
有する請求項5又は10記載の粘膜適用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001129657A JP2002037735A (ja) | 2000-05-15 | 2001-04-26 | カフェイン類の安定化方法および粘膜適用組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
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JP2000-141623 | 2000-05-15 | ||
JP2000141623 | 2000-05-15 | ||
JP2001129657A JP2002037735A (ja) | 2000-05-15 | 2001-04-26 | カフェイン類の安定化方法および粘膜適用組成物 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=26591881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001129657A Pending JP2002037735A (ja) | 2000-05-15 | 2001-04-26 | カフェイン類の安定化方法および粘膜適用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002037735A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004004735A1 (ja) * | 2002-06-28 | 2004-01-15 | Janssen Pharmaceutical K.K. | レボカバスチンとペミロラストの組み合わせからなる治療剤 |
JP2006131580A (ja) * | 2004-11-09 | 2006-05-25 | Rohto Pharmaceut Co Ltd | 粘膜適用組成物 |
JP2009500387A (ja) * | 2005-07-08 | 2009-01-08 | ソーセイ アールアンドディ リミテッド | 精油を含有するフェンタニル製剤 |
JP2010275261A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Kao Corp | 歯磨剤 |
-
2001
- 2001-04-26 JP JP2001129657A patent/JP2002037735A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2006131580A (ja) * | 2004-11-09 | 2006-05-25 | Rohto Pharmaceut Co Ltd | 粘膜適用組成物 |
JP2009500387A (ja) * | 2005-07-08 | 2009-01-08 | ソーセイ アールアンドディ リミテッド | 精油を含有するフェンタニル製剤 |
JP2010275261A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Kao Corp | 歯磨剤 |
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