JP2002098885A - 撮像レンズ - Google Patents
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- JP2002098885A JP2002098885A JP2000286784A JP2000286784A JP2002098885A JP 2002098885 A JP2002098885 A JP 2002098885A JP 2000286784 A JP2000286784 A JP 2000286784A JP 2000286784 A JP2000286784 A JP 2000286784A JP 2002098885 A JP2002098885 A JP 2002098885A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 テレセントリック性が良好で、非点収差等が
補正しやすく、レンズの加工性がよい撮像レンズを提供
する。 【解決手段】 物体側から順に、前置絞り、メニスカス
形状の正の単レンズで構成され、単レンズは物体側より
非球面からなる第1面、屈折力が第1面より強く、像側
に凸面を向けた非球面からなる第2面よりなり、以下の
条件を満足する。0.01f<S<0.2f,−3.5
<f(1/R1+1/R2)<−2.0,0.51<(N
d−1)D/|R2|<0.75,40<νd<60但
し、f:単レンズの焦点距離、S:絞りから第1面の距
離、R1:第1面における非球面頂点の曲率半径、R2:
第2面における非球面頂点の曲率半径、D:単レンズの
軸上厚、Nd:単レンズのd線の屈折率、νd:単レンズ
のアッベ数
補正しやすく、レンズの加工性がよい撮像レンズを提供
する。 【解決手段】 物体側から順に、前置絞り、メニスカス
形状の正の単レンズで構成され、単レンズは物体側より
非球面からなる第1面、屈折力が第1面より強く、像側
に凸面を向けた非球面からなる第2面よりなり、以下の
条件を満足する。0.01f<S<0.2f,−3.5
<f(1/R1+1/R2)<−2.0,0.51<(N
d−1)D/|R2|<0.75,40<νd<60但
し、f:単レンズの焦点距離、S:絞りから第1面の距
離、R1:第1面における非球面頂点の曲率半径、R2:
第2面における非球面頂点の曲率半径、D:単レンズの
軸上厚、Nd:単レンズのd線の屈折率、νd:単レンズ
のアッベ数
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像レンズに関わ
り、さらに詳しくは、物体側から順に、前置絞り、単レ
ンズで構成された撮像レンズであり、特に、小型CCD
やCMOS等の受光素子を感光体として用いたデジタル
カメラ用、テレビ電話器用等に好適な撮像レンズに関す
る。
り、さらに詳しくは、物体側から順に、前置絞り、単レ
ンズで構成された撮像レンズであり、特に、小型CCD
やCMOS等の受光素子を感光体として用いたデジタル
カメラ用、テレビ電話器用等に好適な撮像レンズに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、小型CCDやCMOS等の受光素
子を感光体として用いたデジタルカメラやテレビ電話器
用の撮像レンズとして、特に、小型、低コストで、撮像
全画角が広く、テレセントリック性をもち、高画質な撮
像レンズの要求が高まってきている。このような要求を
満たすため、少なくとも前置絞りと、単レンズで構成さ
れたタイプの撮像レンズが技術開示されている。以下
に、各従来の技術について説明する。
子を感光体として用いたデジタルカメラやテレビ電話器
用の撮像レンズとして、特に、小型、低コストで、撮像
全画角が広く、テレセントリック性をもち、高画質な撮
像レンズの要求が高まってきている。このような要求を
満たすため、少なくとも前置絞りと、単レンズで構成さ
れたタイプの撮像レンズが技術開示されている。以下
に、各従来の技術について説明する。
【0003】<従来の技術1>として、物体側から順
に、前置絞り、メニスカス形状の正の単レンズで構成さ
れ、単レンズの球面収差等の補正がしやすい撮像レンズ
を出願人はすでに技術開示している(特開平4−191
716号公報参照)。
に、前置絞り、メニスカス形状の正の単レンズで構成さ
れ、単レンズの球面収差等の補正がしやすい撮像レンズ
を出願人はすでに技術開示している(特開平4−191
716号公報参照)。
【0004】また、<従来の技術2>として、物体側か
ら順に、前置絞り、単レンズで構成され、前記単レンズ
の材質がプラスチック材で構成された撮像レンズが技術
開示されている。プラスチック材としてはPMMA、P
C等が使用され、吸水率はおよそ2%程度である(特開
平6−88939号公報、特開平10−282410号
公報、特開平11−264930号公報参照)。
ら順に、前置絞り、単レンズで構成され、前記単レンズ
の材質がプラスチック材で構成された撮像レンズが技術
開示されている。プラスチック材としてはPMMA、P
C等が使用され、吸水率はおよそ2%程度である(特開
平6−88939号公報、特開平10−282410号
公報、特開平11−264930号公報参照)。
【0005】さらに、<従来の技術3>として、物体側
から順に、前置絞り、単レンズで構成され、前記単レン
ズの材質がプラスチック材で構成され、像面湾曲、色収
差が補正しやすい撮像レンズが技術開示されている(特
開平6−88939号公報参照)。
から順に、前置絞り、単レンズで構成され、前記単レン
ズの材質がプラスチック材で構成され、像面湾曲、色収
差が補正しやすい撮像レンズが技術開示されている(特
開平6−88939号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、<従来
の技術1>の課題として、より高画質で、より小型で、
CCD等の受光素子を用いたデジタルカメラ用、テレビ
電話器用等に好適な撮像レンズとするためには、単レン
ズの非点収差がより補正しやすく、テレセントリック性
がさらによい撮像レンズの改良が望まれる。
の技術1>の課題として、より高画質で、より小型で、
CCD等の受光素子を用いたデジタルカメラ用、テレビ
電話器用等に好適な撮像レンズとするためには、単レン
ズの非点収差がより補正しやすく、テレセントリック性
がさらによい撮像レンズの改良が望まれる。
【0007】第1の発明は上記の課題に鑑みなされたも
ので、第1の発明の目的は、コスト安で、テレセントリ
ック性が良好で、レンズ収差が補正しやすく、単レンズ
が明るく、撮像全画角が大きくとれ、さらに単レンズの
加工性がよい撮像レンズを提供することにある。
ので、第1の発明の目的は、コスト安で、テレセントリ
ック性が良好で、レンズ収差が補正しやすく、単レンズ
が明るく、撮像全画角が大きくとれ、さらに単レンズの
加工性がよい撮像レンズを提供することにある。
【0008】また、<従来の技術2>の課題として、プ
ラスッチック材を用いた撮像レンズは使用時の湿度によ
り、プラスチックの吸水率が高いと、屈折率の変化や単
レンズの伸縮等が生じ、湿度変化によりバックフォーカ
スが変動するという問題がある。なお、温度変化による
バックフォーカスの変動の場合は、レンズ保持構造の部
材の線膨張係数を適切に選び、ピントのズレ量を相殺し
やすいが、湿度変化によるピント位置変動も同時に補正
するには繁雑なレンズ設計等を必要とするという問題も
ある。
ラスッチック材を用いた撮像レンズは使用時の湿度によ
り、プラスチックの吸水率が高いと、屈折率の変化や単
レンズの伸縮等が生じ、湿度変化によりバックフォーカ
スが変動するという問題がある。なお、温度変化による
バックフォーカスの変動の場合は、レンズ保持構造の部
材の線膨張係数を適切に選び、ピントのズレ量を相殺し
やすいが、湿度変化によるピント位置変動も同時に補正
するには繁雑なレンズ設計等を必要とするという問題も
ある。
【0009】第2の発明は上記の課題に鑑みなされたも
ので、第2の発明の目的は、プラスチックレンズを使用
しても、耐湿性に優れ、レンズピント位置の変動等の少
ない撮像レンズを提供することにある。
ので、第2の発明の目的は、プラスチックレンズを使用
しても、耐湿性に優れ、レンズピント位置の変動等の少
ない撮像レンズを提供することにある。
【0010】さらに、<従来の技術3>の課題として、
プラスチックで安価であるが、特に、像面湾曲収差が補
正し難いという問題がある。
プラスチックで安価であるが、特に、像面湾曲収差が補
正し難いという問題がある。
【0011】第3の発明は上記の課題に鑑みなされたも
ので、第3の発明の目的は、プラスチックレンズを使用
しても、球面収差、色収差の補正がしやすく、特に、球
面収差の補正がしやすい撮像レンズを提供することにあ
る。
ので、第3の発明の目的は、プラスチックレンズを使用
しても、球面収差、色収差の補正がしやすく、特に、球
面収差の補正がしやすい撮像レンズを提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の発明の目的は
下記の手段により達成できる。
下記の手段により達成できる。
【0013】(1)物体側から順に、前置絞り、メニス
カス形状の正の単レンズで構成され、前記単レンズは物
体側より非球面からなる第1面、屈折力が第1面より強
く且つ像側に凸面を向けた非球面からなる第2面より成
り、以下の条件を満足することを特徴とする撮像レン
ズ。
カス形状の正の単レンズで構成され、前記単レンズは物
体側より非球面からなる第1面、屈折力が第1面より強
く且つ像側に凸面を向けた非球面からなる第2面より成
り、以下の条件を満足することを特徴とする撮像レン
ズ。
【0014】 0.01f<S<0.2f・・・・・・・・・・・式[1] −3.5<f(1/R1+1/R2)<−2.0・・式[2] 0.51<(Nd−1)D/|R2|<0.75・・式[3] 40<νd<60 ・・・・・・・・・・・・・・・式[4] 但し、f:単レンズの焦点距離 S:前置絞りから第1面までの距離 R1:第1面における非球面頂点の曲率半径 R2:第2面における非球面頂点の曲率半径 D:単レンズの軸上厚 Nd:単レンズのd線の屈折率 νd:単レンズのアッベ数 (2)前記単レンズの前記第1面は光軸から離れるに従
い負のパワーが大きくなる非球面であり、前記第2面は
光軸から離れるに従い正のパワーが大きくなる非球面で
あることを特徴とする前記(1)に記載の撮像レンズ。
い負のパワーが大きくなる非球面であり、前記第2面は
光軸から離れるに従い正のパワーが大きくなる非球面で
あることを特徴とする前記(1)に記載の撮像レンズ。
【0015】上記第2の発明の目的は下記の手段により
達成できる。 (3)物体側から順に、前置絞り、単レンズで構成さ
れ、前記単レンズの材質は吸水率0.1%以下のプラス
チック材であることを特徴とする撮像レンズ。
達成できる。 (3)物体側から順に、前置絞り、単レンズで構成さ
れ、前記単レンズの材質は吸水率0.1%以下のプラス
チック材であることを特徴とする撮像レンズ。
【0016】(4)以下の条件を満足することを特徴と
する前記(3)に記載の撮像レンズ。
する前記(3)に記載の撮像レンズ。
【0017】 −3.5<f(1/R1+1/R2)<−2.0・・・式[5] 0.51<(Nd−1)D/|R2|<0.75・・・式[6] 但し、f:単レンズの焦点距離 R1:第1面における非球面頂点の曲率半径 R2:第2面における非球面頂点の曲率半径 D:単レンズの軸上厚 Nd:単レンズのd線の屈折率 (5)前記単レンズの前記第1面は光軸から離れるに従
い負のパワーが大きくなる非球面であり、前記第2面は
光軸から離れるに従い正のパワーが大きくなる非球面で
あることを特徴とする前記(3)または(4)に記載の
撮像レンズ。
い負のパワーが大きくなる非球面であり、前記第2面は
光軸から離れるに従い正のパワーが大きくなる非球面で
あることを特徴とする前記(3)または(4)に記載の
撮像レンズ。
【0018】上記第3の発明の目的は下記の手段により
達成できる。(6)物体側から順に、前置絞り、単レン
ズで構成され、前記単レンズの材質はプラスチック材で
あり、以下の条件を満足することを特徴とする撮像レン
ズ。
達成できる。(6)物体側から順に、前置絞り、単レン
ズで構成され、前記単レンズの材質はプラスチック材で
あり、以下の条件を満足することを特徴とする撮像レン
ズ。
【0019】 1.52<Nd<1.64・・・・・・・・・・・・式[7] 40<νd<60・・・・・・・・・・・・・・・・式[8] 但し、Nd:単レンズのd線の屈折率 νd:単レンズのアッベ数 (7)以下の条件を満足することを特徴とする前記
(6)に記載の撮像レンズ。
(6)に記載の撮像レンズ。
【0020】 −3.5<f(1/R1+1/R2)<−2.0・・・式[9] 0.51<(Nd−1)D/|R2|<0.75・・・式[10] 但し、Nd:単レンズのd線の屈折率 f:単レンズの焦点距離 R1:第1面における非球面頂点の曲率半径 R2:第2面における非球面頂点の曲率半径 D:単レンズの軸上厚 Nd:単レンズのd線の屈折率 (8)前記単レンズの前記第1面は光軸から離れるに従
い負のパワーが大きくなる非球面であり、前記第2面は
光軸から離れるに従い正のパワーが大きくなる非球面で
あることを特徴とする前記(6)または(7)に記載の
撮像レンズ。
い負のパワーが大きくなる非球面であり、前記第2面は
光軸から離れるに従い正のパワーが大きくなる非球面で
あることを特徴とする前記(6)または(7)に記載の
撮像レンズ。
【0021】ここで、上記の各項について説明する。前
記(1)の撮像レンズでは、物体側から順に、前置絞
り、メニスカス形状の正の単レンズで構成している。絞
りを前に配置したことにより、受光素子(CMOS,C
CD等)の特性上、結像光束の主光線が、画面の中心部
から周辺部ともなるべく結像面に垂直に入射するいわゆ
るテレセントリック光学系となりやすくしている。さら
に、上記の条件式[1]から[4]を満足させている。
記(1)の撮像レンズでは、物体側から順に、前置絞
り、メニスカス形状の正の単レンズで構成している。絞
りを前に配置したことにより、受光素子(CMOS,C
CD等)の特性上、結像光束の主光線が、画面の中心部
から周辺部ともなるべく結像面に垂直に入射するいわゆ
るテレセントリック光学系となりやすくしている。さら
に、上記の条件式[1]から[4]を満足させている。
【0022】条件式[1]は、単レンズの縁厚を確保
し、テレセントリック性の劣化を防ぐための条件であ
る。上限を越えると、軸外光束が正の単レンズの周辺部
を通過するため、単レンズ外周部の厚みの確保が困難と
なり、コマフレアーの増加、及び負の歪曲収差が増加す
る。逆に、下限を越えると、テレセントリック性が劣化
し、前置絞りと単レンズとが接触しやすく、接触すると
応力発生や傷発生が生じやすい。条件式は0.01f<
S<0.2fであり、好ましくは、0.02f<S<
0.12fである。また、条件式[2]は非点収差を良
好に補正し、また、テレセントリック性を良好にするた
めの条件である。上限を越えると、第1面のR 1の負屈
折力が弱くなるため、近軸付近の像面の曲率を表すいわ
ゆるペッツバール和が増大し、像面が補正不足となり、
また、第1面の集光作用が強くなるため、軸外光束が第
2面に当たる高さが低くなることによりテレセントリッ
ク性が劣化する。逆に、下限を越えると、第1面の負屈
折力が強くなるため、単レンズの正屈折力の殆どすべて
を第2面のみで受け持つレンズ構成であるため、球面収
差が補正不足となり、また、第2面の曲率半径が極端に
小さくなるため、単レンズの縁厚が不足し加工が難しく
なる。条件式は−3.5<f(1/R1+1/R2)<−
2.0であり、好ましくは、−3.0<f(1/R1+
1/R2)<−2.0である。また、条件式[3]は撮
像レンズの明るさと撮像全画角を確保するのに適切な単
レンズの形状を定める式である。上限を越えると、単レ
ンズの厚みが増大して絞りと第2面との間隔が増すた
め、撮像全画角を大きくしようとすると単レンズ径が大
きくなり、歪曲収差がアンダーとなり、第2面の曲率半
径が小さいため、下方光束が全反射などでカットされや
すい。逆に、下限を越えると、単レンズの縁厚が少なく
なり、外径を十分とることができなくなり、明るい単レ
ンズとしにくい。条件式は0.51<(Nd−1)D/
|R2|<0.75であり、好ましくは、0.51<
(Nd−1)D/|R2|<0.65である。さらに、条
件式[4]は色収差を良好に補正できるための条件であ
る。単レンズの場合には、レンズの組み合わせによる色
収差補正の手段を持たないため、下限を越えると、軸上
色収差、倍率色収差ともに悪化する。上限を越えると、
レンズ材料のコストが高くなる。条件式は40<νd<
60であり、好ましくは55<νd<60である。以上
により、コスト安で、テレセントリック性が良好で、レ
ンズ収差が補正しやすく、単レンズがF2.8程度に明
るく、撮像全画角が65°程度に大きくとれ、レンズ加
工性がよい撮像レンズとなる。
し、テレセントリック性の劣化を防ぐための条件であ
る。上限を越えると、軸外光束が正の単レンズの周辺部
を通過するため、単レンズ外周部の厚みの確保が困難と
なり、コマフレアーの増加、及び負の歪曲収差が増加す
る。逆に、下限を越えると、テレセントリック性が劣化
し、前置絞りと単レンズとが接触しやすく、接触すると
応力発生や傷発生が生じやすい。条件式は0.01f<
S<0.2fであり、好ましくは、0.02f<S<
0.12fである。また、条件式[2]は非点収差を良
好に補正し、また、テレセントリック性を良好にするた
めの条件である。上限を越えると、第1面のR 1の負屈
折力が弱くなるため、近軸付近の像面の曲率を表すいわ
ゆるペッツバール和が増大し、像面が補正不足となり、
また、第1面の集光作用が強くなるため、軸外光束が第
2面に当たる高さが低くなることによりテレセントリッ
ク性が劣化する。逆に、下限を越えると、第1面の負屈
折力が強くなるため、単レンズの正屈折力の殆どすべて
を第2面のみで受け持つレンズ構成であるため、球面収
差が補正不足となり、また、第2面の曲率半径が極端に
小さくなるため、単レンズの縁厚が不足し加工が難しく
なる。条件式は−3.5<f(1/R1+1/R2)<−
2.0であり、好ましくは、−3.0<f(1/R1+
1/R2)<−2.0である。また、条件式[3]は撮
像レンズの明るさと撮像全画角を確保するのに適切な単
レンズの形状を定める式である。上限を越えると、単レ
ンズの厚みが増大して絞りと第2面との間隔が増すた
め、撮像全画角を大きくしようとすると単レンズ径が大
きくなり、歪曲収差がアンダーとなり、第2面の曲率半
径が小さいため、下方光束が全反射などでカットされや
すい。逆に、下限を越えると、単レンズの縁厚が少なく
なり、外径を十分とることができなくなり、明るい単レ
ンズとしにくい。条件式は0.51<(Nd−1)D/
|R2|<0.75であり、好ましくは、0.51<
(Nd−1)D/|R2|<0.65である。さらに、条
件式[4]は色収差を良好に補正できるための条件であ
る。単レンズの場合には、レンズの組み合わせによる色
収差補正の手段を持たないため、下限を越えると、軸上
色収差、倍率色収差ともに悪化する。上限を越えると、
レンズ材料のコストが高くなる。条件式は40<νd<
60であり、好ましくは55<νd<60である。以上
により、コスト安で、テレセントリック性が良好で、レ
ンズ収差が補正しやすく、単レンズがF2.8程度に明
るく、撮像全画角が65°程度に大きくとれ、レンズ加
工性がよい撮像レンズとなる。
【0023】また、前記(2)の撮像レンズでは、単レ
ンズが物体側より、第1面、第2面ともに光軸から周辺
に向かうに従って、漸次、物体側(前置絞り側)へ面が
傾く非球面形状とする。以上により、前置絞りに近い第
1面は撮像全画角の大小により第1面に当たる光束の高
さの差が小さいので、特に、球面収差の補正がしやす
く、また、第2面は前置絞りから離れているため撮像全
画角の小さい部分は第2面の中央部、撮像画角の大きい
部分は第2面の周辺部を光束が通過するので、特に、下
方光束の非点収差のメリジオナルのオーバーフレアーを
補正しやすく、コントラストのよい画質を得やすい撮像
レンズとなる。
ンズが物体側より、第1面、第2面ともに光軸から周辺
に向かうに従って、漸次、物体側(前置絞り側)へ面が
傾く非球面形状とする。以上により、前置絞りに近い第
1面は撮像全画角の大小により第1面に当たる光束の高
さの差が小さいので、特に、球面収差の補正がしやす
く、また、第2面は前置絞りから離れているため撮像全
画角の小さい部分は第2面の中央部、撮像画角の大きい
部分は第2面の周辺部を光束が通過するので、特に、下
方光束の非点収差のメリジオナルのオーバーフレアーを
補正しやすく、コントラストのよい画質を得やすい撮像
レンズとなる。
【0024】また、前記(3)の撮像レンズでは、単レ
ンズの材料として、吸水率0.1%以下のプラスチック
材を使用する。プラスチック材として、例えば、Z48
0R等がある。以上により、コスト安で、吸湿性に優
れ、例えばピント位置の吸湿による変動を少なくするこ
とができる。
ンズの材料として、吸水率0.1%以下のプラスチック
材を使用する。プラスチック材として、例えば、Z48
0R等がある。以上により、コスト安で、吸湿性に優
れ、例えばピント位置の吸湿による変動を少なくするこ
とができる。
【0025】また、前記(4)の撮像レンズでは、
(3)の構成に加え、さらに上記の条件式[5],
[6]を満足させる。条件式[5]は、像面の平坦化
(非点収差)とテレセントリック性を良好に保つために
適切な条件である。詳しくは、条件式[2]と同様であ
り、説明を省略する。条件式[6]は、レンズの明るさ
と撮像全画角を確保するのに適切なレンズの形状を定め
るための条件である。詳しくは、条件式[3]と同様で
あり、説明を省略する。以上により、耐湿性に優れ、コ
スト安で、テレセントリック性が良好で、レンズ収差が
補正しやすく、レンズが明るく、さらに撮像全画角が大
きくとれる撮像レンズとなる。
(3)の構成に加え、さらに上記の条件式[5],
[6]を満足させる。条件式[5]は、像面の平坦化
(非点収差)とテレセントリック性を良好に保つために
適切な条件である。詳しくは、条件式[2]と同様であ
り、説明を省略する。条件式[6]は、レンズの明るさ
と撮像全画角を確保するのに適切なレンズの形状を定め
るための条件である。詳しくは、条件式[3]と同様で
あり、説明を省略する。以上により、耐湿性に優れ、コ
スト安で、テレセントリック性が良好で、レンズ収差が
補正しやすく、レンズが明るく、さらに撮像全画角が大
きくとれる撮像レンズとなる。
【0026】また、前記(5)の撮像レンズでは、
(3)または(4)の構成に加え、さらに、第1面は光
軸から離れるに従い負のパワーが大きくなる非球面と
し、前記第2面は光軸から離れるに従い正のパワーが大
きくなる非球面である。以上により、(3)または
(4)の効果に加え、テレセントリック性が良好で、よ
り球面収差等のレンズ収差が補正しやすい撮像レンズと
なる。
(3)または(4)の構成に加え、さらに、第1面は光
軸から離れるに従い負のパワーが大きくなる非球面と
し、前記第2面は光軸から離れるに従い正のパワーが大
きくなる非球面である。以上により、(3)または
(4)の効果に加え、テレセントリック性が良好で、よ
り球面収差等のレンズ収差が補正しやすい撮像レンズと
なる。
【0027】また、前記(6)の撮像レンズでは、物体
側から順に、前置絞り、単レンズで構成し、前記単レン
ズの材質はプラスチック材である。さらに、上記の条件
式[7]、[8]を満足させる。条件式[7]の下限は
ペッツバール和を小さく保ち像面湾曲が補正不足となる
のを防止する条件である。上限を越える屈折率のもの
は、色分散が大きい(アッベ数が小さい)ことが一般的
で、色収差の低下につながる。条件式は1.52<Nd
<1.65である。好ましくは1.52<Nd<1.6
0である。また、条件式[8]は色収差における軸上色
収差を少なく、更に色収差における倍率色収差の画面周
辺部での収差を極力押さえための条件である。条件式は
40<νd<60である。好ましくは55<νd<60で
ある。以上により、安価で、像面湾曲収差や色収差が補
正しやすい撮像レンズとなる。
側から順に、前置絞り、単レンズで構成し、前記単レン
ズの材質はプラスチック材である。さらに、上記の条件
式[7]、[8]を満足させる。条件式[7]の下限は
ペッツバール和を小さく保ち像面湾曲が補正不足となる
のを防止する条件である。上限を越える屈折率のもの
は、色分散が大きい(アッベ数が小さい)ことが一般的
で、色収差の低下につながる。条件式は1.52<Nd
<1.65である。好ましくは1.52<Nd<1.6
0である。また、条件式[8]は色収差における軸上色
収差を少なく、更に色収差における倍率色収差の画面周
辺部での収差を極力押さえための条件である。条件式は
40<νd<60である。好ましくは55<νd<60で
ある。以上により、安価で、像面湾曲収差や色収差が補
正しやすい撮像レンズとなる。
【0028】また、前記(7)の撮像レンズでは、
(6)の構成に加え、上記の条件式[9]、[10]を
満足させる。条件式[9]、[10]はそれぞれ前記条
件式[5]、[6]と同様であり、説明を省略する。以
上により、安価で、像面湾曲収差や色収差が補正しやす
く、また非点収差の補正がしやすく、テレセントリック
性が良好で、レンズが明るく、撮像全画角が大きくとれ
る撮像レンズとなる。
(6)の構成に加え、上記の条件式[9]、[10]を
満足させる。条件式[9]、[10]はそれぞれ前記条
件式[5]、[6]と同様であり、説明を省略する。以
上により、安価で、像面湾曲収差や色収差が補正しやす
く、また非点収差の補正がしやすく、テレセントリック
性が良好で、レンズが明るく、撮像全画角が大きくとれ
る撮像レンズとなる。
【0029】さらに、前記(8)の撮像レンズでは、
(6)または(7)の構成に加え、さらに、第1面は光
軸から離れるに従い負のパワーが大きくなる非球面と
し、前記第2面は光軸から離れるに従い正のパワーが大
きくなる非球面である。以上により、(6)または
(7)の効果に加え、テレセントリック性が良好で、よ
り球面収差等のレンズ収差が補正しやすい撮像レンズと
なる。
(6)または(7)の構成に加え、さらに、第1面は光
軸から離れるに従い負のパワーが大きくなる非球面と
し、前記第2面は光軸から離れるに従い正のパワーが大
きくなる非球面である。以上により、(6)または
(7)の効果に加え、テレセントリック性が良好で、よ
り球面収差等のレンズ収差が補正しやすい撮像レンズと
なる。
【0030】
【実施例】以下に、本発明の撮像レンズの実施例を示す
が、これに限定されるものではない。ここで、各実施例
に使用する記号は下記の通りである。
が、これに限定されるものではない。ここで、各実施例
に使用する記号は下記の通りである。
【0031】ω:撮像半画角(2ω:撮像全画角) R:面における非球面頂点の曲率半径 R1:第1面における非球面頂点の曲率半径 R2:第2面における非球面頂点の曲率半径 D:単レンズの軸上厚 Nd:単レンズのd線の屈折率 S:前置絞りから第1面までの距離 F:Fナンバー νd:単レンズのアッベ数 f:単レンズの焦点距離 fB:バックフォーカス 各実施例において、非球面の形状は、光軸方向にX軸を
とり、光軸と垂直方向に高さyとし、k、A4、A6、A
8、A10、A12を非球面係数として、「数1」で表して
いる。
とり、光軸と垂直方向に高さyとし、k、A4、A6、A
8、A10、A12を非球面係数として、「数1」で表して
いる。
【0032】
【数1】
【0033】(実施例1)実施例1は請求項1および請
求項2に関する実施例である。図1は実施例1のレンズ
断面図で、表1、及び、表2はレンズデータを示す。
求項2に関する実施例である。図1は実施例1のレンズ
断面図で、表1、及び、表2はレンズデータを示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】図2は実施例1の球面収差、非点収差、お
よび歪曲収差の収差図である。 (実施例2)実施例2は請求項1および2に関する実施
例である。図3は実施例2のレンズ断面図で、表3、及
び、表4はレンズデータを示す。
よび歪曲収差の収差図である。 (実施例2)実施例2は請求項1および2に関する実施
例である。図3は実施例2のレンズ断面図で、表3、及
び、表4はレンズデータを示す。
【0037】
【表3】
【0038】
【表4】
【0039】図4は実施例2の球面収差、非点収差、お
よび歪曲収差の収差図である。 (実施例3)実施例3は請求項1から8に関する実施例
である。図5は実施例3のレンズ断面図で、表5、及
び、表6はレンズデータを示す。
よび歪曲収差の収差図である。 (実施例3)実施例3は請求項1から8に関する実施例
である。図5は実施例3のレンズ断面図で、表5、及
び、表6はレンズデータを示す。
【0040】
【表5】
【0041】
【表6】
【0042】図6は実施例3の球面収差、非点収差、お
よび歪曲収差の収差図である。 (実施例4)実施例4は請求項1および2に関する実施
例である。図7は実施例4のレンズ断面図で、表7、及
び、表8はレンズデータを示す。
よび歪曲収差の収差図である。 (実施例4)実施例4は請求項1および2に関する実施
例である。図7は実施例4のレンズ断面図で、表7、及
び、表8はレンズデータを示す。
【0043】
【表7】
【0044】
【表8】
【0045】図8は実施例4の球面収差、非点収差、お
よび歪曲収差の収差図である。上記の実施例1から4の
条件式の値を表9に示す。
よび歪曲収差の収差図である。上記の実施例1から4の
条件式の値を表9に示す。
【0046】
【表9】
【0047】
【発明の効果】以上のように構成したので、下記のよう
な効果を奏する。
な効果を奏する。
【0048】請求項1に記載の発明によれば、テレセン
トリック性が良好で、非点収差が補正しやすく、レンズ
の加工性がよい撮像レンズとなる。
トリック性が良好で、非点収差が補正しやすく、レンズ
の加工性がよい撮像レンズとなる。
【0049】請求項2、5、8に記載の発明によれば、
球面収差が補正しやすい撮像レンズとなる。
球面収差が補正しやすい撮像レンズとなる。
【0050】請求項3に記載の発明によれば、コスト安
で、レンズにプラスチックを使用しても、吸湿によるピ
ント位置の変動等が少ない撮像レンズとなる。
で、レンズにプラスチックを使用しても、吸湿によるピ
ント位置の変動等が少ない撮像レンズとなる。
【0051】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
の効果に加え、テレセントリック性が良好で、非点収差
等が補正しやすい撮像レンズとなる。
の効果に加え、テレセントリック性が良好で、非点収差
等が補正しやすい撮像レンズとなる。
【0052】請求項6に記載の発明によれば、コスト安
で、プラスチックを使用しても、像面湾曲収差、色収差
が補正しやすい撮像レンズとなる。
で、プラスチックを使用しても、像面湾曲収差、色収差
が補正しやすい撮像レンズとなる。
【0053】請求項7に記載の発明によれば、請求項6
の効果に加え、テレセントリック性が良好で、非点収差
が補正しやすく、レンズが明るく、撮像全画角が大きく
とれる撮像レンズとなる。
の効果に加え、テレセントリック性が良好で、非点収差
が補正しやすく、レンズが明るく、撮像全画角が大きく
とれる撮像レンズとなる。
【図1】実施例1のレンズ断面図である。
【図2】実施例1の球面収差、非点収差、および歪曲収
差の収差図である。
差の収差図である。
【図3】実施例2のレンズ断面図である。
【図4】実施例2の球面収差、非点収差、および歪曲収
差の収差図である。
差の収差図である。
【図5】実施例3のレンズ断面図である。
【図6】実施例3の球面収差、非点収差、および歪曲収
差の収差図である。
差の収差図である。
【図7】実施例4のレンズ断面図である。
【図8】実施例4の球面収差、非点収差、および歪曲収
差の収差図である。
差の収差図である。
A 前置絞り R1 第1面における非球面頂点の曲率半径 R2 第2面における非球面頂点の曲率半径 D 単レンズの軸上厚 S 前置絞りから第1面までの距離
Claims (8)
- 【請求項1】 物体側から順に、前置絞り、メニスカス
形状の正の単レンズで構成され、前記単レンズは物体側
より非球面からなる第1面、屈折力が第1面より強く且
つ像側に凸面を向けた非球面からなる第2面よりなり、
以下の条件を満足することを特徴とする撮像レンズ。 0.01f<S<0.2f −3.5<f(1/R1+1/R2)<−2.0 0.51<(Nd−1)D/|R2|<0.75 40<νd<60 但し、f:単レンズの焦点距離 S:前置絞りから第1面までの距離 R1:第1面における非球面頂点の曲率半径 R2:第2面における非球面頂点の曲率半径 D:単レンズの軸上厚 Nd:単レンズのd線の屈折率 νd:単レンズのアッベ数 - 【請求項2】 前記単レンズの前記第1面は光軸から離
れるに従い負のパワーが大きくなる非球面であり、前記
第2面は光軸から離れるに従い正のパワーが大きくなる
非球面であることを特徴とする請求項1に記載の撮像レ
ンズ。 - 【請求項3】 物体側から順に、前置絞り、単レンズで
構成され、前記単レンズの材質は吸水率0.1%以下の
プラスチック材であることを特徴とする撮像レンズ。 - 【請求項4】 以下の条件を満足することを特徴とする
請求項3に記載の撮像レンズ。 −3.5<f(1/R1+1/R2)<−2.0 0.51<(Nd−1)D/|R2|<0.75 但し、f:単レンズの焦点距離 R1:第1面における非球面頂点の曲率半径 R2:第2面における非球面頂点の曲率半径 D:単レンズの軸上厚 Nd:単レンズのd線の屈折率 - 【請求項5】 前記単レンズの前記第1面は光軸から離
れるに従い負のパワーが大きくなる非球面であり、前記
第2面は光軸から離れるに従い正のパワーが大きくなる
非球面であることを特徴とする請求項3または4に記載
の撮像レンズ。 - 【請求項6】 物体側から順に、前置絞り、単レンズで
構成され、前記単レンズの材質はプラスチック材であ
り、以下の条件を満足することを特徴とする撮像レン
ズ。 1.52<Nd<1.64 40<νd<60 但し、Nd:単レンズのd線の屈折率 νd:単レンズのアッベ数 - 【請求項7】 以下の条件を満足することを特徴とする
請求項6に記載の撮像レンズ。 −3.5<f(1/R1+1/R2)<−2.0 0.51<(Nd−1)D/|R2|<0.75 但し、Nd:単レンズのd線の屈折率 f:単レンズの焦点距離 R1:第1面における非球面頂点の曲率半径 R2:第2面における非球面頂点の曲率半径 D:単レンズの軸上厚 Nd:単レンズのd線の屈折率 - 【請求項8】 前記単レンズの前記第1面は光軸から離
れるに従い負のパワーが大きくなる非球面であり、前記
第2面は光軸から離れるに従い正のパワーが大きくなる
非球面であることを特徴とする請求項6または7に記載
の撮像レンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000286784A JP2002098885A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 撮像レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000286784A JP2002098885A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 撮像レンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002098885A true JP2002098885A (ja) | 2002-04-05 |
Family
ID=18770651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000286784A Pending JP2002098885A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 撮像レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002098885A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100289895A1 (en) * | 2008-11-17 | 2010-11-18 | Norihiro Imamura | Distance measuring apparatus |
CN102033301A (zh) * | 2009-10-08 | 2011-04-27 | 夏普株式会社 | 摄像镜头、摄像模块、摄像镜头的制造方法以及摄像模块的制造方法 |
US8373936B2 (en) | 2010-04-12 | 2013-02-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image sensing lens and image sensing module |
US8400718B2 (en) | 2009-07-14 | 2013-03-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image pickup lens and image pickup module |
US8422147B2 (en) | 2011-04-05 | 2013-04-16 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image pickup lens and image pickup module |
US8462448B2 (en) | 2009-08-07 | 2013-06-11 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image sensing module, imaging lens and code reading method |
CN107843976A (zh) * | 2016-09-20 | 2018-03-27 | 烁眸能源技术股份有限公司 | 水平视角为21度的长波长红外线摄像头及摄像头用镜头 |
CN112698476A (zh) * | 2020-12-18 | 2021-04-23 | 天津欧菲光电有限公司 | 光学成像系统、取像模组及电子装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10213739A (ja) * | 1997-01-29 | 1998-08-11 | Konica Corp | 撮影レンズ |
JP2000066096A (ja) * | 1999-09-10 | 2000-03-03 | Asahi Optical Co Ltd | 撮像レンズ |
-
2000
- 2000-09-21 JP JP2000286784A patent/JP2002098885A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8520127B2 (en) | 2009-10-08 | 2013-08-27 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image pickup lens comprising aperture stop and single lens, image pickup module comprising image pickup lens including aperture stop and single lens, method for manufacturing image pickup lens comprising aperture stop and single lens, and method for manufacturing image pickup module comprising image pickup lens including aperture stop and single lens |
US8373936B2 (en) | 2010-04-12 | 2013-02-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image sensing lens and image sensing module |
US8422147B2 (en) | 2011-04-05 | 2013-04-16 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image pickup lens and image pickup module |
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