JP2002097919A - エンジンのブリーザ装置 - Google Patents
エンジンのブリーザ装置Info
- Publication number
- JP2002097919A JP2002097919A JP2000292257A JP2000292257A JP2002097919A JP 2002097919 A JP2002097919 A JP 2002097919A JP 2000292257 A JP2000292257 A JP 2000292257A JP 2000292257 A JP2000292257 A JP 2000292257A JP 2002097919 A JP2002097919 A JP 2002097919A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- inner bottom
- oil reservoir
- oil
- breather pipe
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブローバイガスに含まれるオイルを用いて、
クランクケースに採り入れられる大気中の塵埃を捕捉す
る。 【解決手段】 ブリーザパイプ2の導出端開口部2aに
オイル溜めケース1を設ける。このオイル溜めケース1
の天井壁7にガイド筒5を設け、このガイド筒5の上端
部は、ブリーザパイプ2の導出端開口部2aに嵌合さ
せ、ガイド筒5の下端部は、オイル溜めケース1の内底
部8に向けて垂設し、このガイド筒5の周囲でオイル溜
めケース1に通気口9を設ける。
クランクケースに採り入れられる大気中の塵埃を捕捉す
る。 【解決手段】 ブリーザパイプ2の導出端開口部2aに
オイル溜めケース1を設ける。このオイル溜めケース1
の天井壁7にガイド筒5を設け、このガイド筒5の上端
部は、ブリーザパイプ2の導出端開口部2aに嵌合さ
せ、ガイド筒5の下端部は、オイル溜めケース1の内底
部8に向けて垂設し、このガイド筒5の周囲でオイル溜
めケース1に通気口9を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンのブリーザ
装置に関し、詳しくは、ブローバイガスの排出及び大気
の導入を一本のブリーザパイプによって行うブリーザ装
置に関する。
装置に関し、詳しくは、ブローバイガスの排出及び大気
の導入を一本のブリーザパイプによって行うブリーザ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジンのブリーザ装置には、大
気に開口した一本のブリーザパイプを用いてクランクケ
ース内の換気を行うものがある。すなわち、ピストンの
運動を利用して、クランクケース内が高圧化したときに
上記のブリーザパイプからブローバイガスを大気中に放
出する一方、クランクケース内が負圧化したときに同じ
ブリーザパイプから大気を採り入れる。これによりクラ
ンクケース内の換気を促進し、ブローバイガスの滞留に
よるスラッジの発生等を抑制せんとする。
気に開口した一本のブリーザパイプを用いてクランクケ
ース内の換気を行うものがある。すなわち、ピストンの
運動を利用して、クランクケース内が高圧化したときに
上記のブリーザパイプからブローバイガスを大気中に放
出する一方、クランクケース内が負圧化したときに同じ
ブリーザパイプから大気を採り入れる。これによりクラ
ンクケース内の換気を促進し、ブローバイガスの滞留に
よるスラッジの発生等を抑制せんとする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来技
術には次のような問題がある。まず、埃の多い場所で用
いると、大気と一緒に塵埃を吸い込み、これがクランク
ケース内に侵入して、軸受メタルの摺動部の摩耗や焼き
付きの原因となる。
術には次のような問題がある。まず、埃の多い場所で用
いると、大気と一緒に塵埃を吸い込み、これがクランク
ケース内に侵入して、軸受メタルの摺動部の摩耗や焼き
付きの原因となる。
【0004】一方、ブローバイガスの放出とともにそれ
に含まれるオイル成分も一緒に大気中に排出され大気汚
染等の原因となる。
に含まれるオイル成分も一緒に大気中に排出され大気汚
染等の原因となる。
【0005】かかる問題を解決するには、例えばブリー
ザパイプの先端にエアクリーナを設けるという手段も考
えられる。しかし、一本のブリーザパイプを給排気兼用
口として用いて換気する場合は、ブローバイガス中のオ
イル成分によってフィルタが目詰まりを起こし、濾過性
能を著しく低下させることとなる。
ザパイプの先端にエアクリーナを設けるという手段も考
えられる。しかし、一本のブリーザパイプを給排気兼用
口として用いて換気する場合は、ブローバイガス中のオ
イル成分によってフィルタが目詰まりを起こし、濾過性
能を著しく低下させることとなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明は以下のように構成したことを特徴とする。即
ち、クランクケースと連通するブリーザパイプ2を導出
し、このブリーザパイプ2の導出端開口部2aからブロ
ーバイガスを大気中に放出するエンジンのブリーザ装置
において、ブリーザパイプ2の導出端開口部2aにオイ
ル溜めケース1を設け、このオイル溜めケース1の天井
壁7にガイド筒5を設け、このガイド筒5の上端部は、
ブリーザパイプ2の導出端開口部2aに嵌合させ、ガイ
ド筒5の下端部は、オイル溜めケース1の内底部8に向
けて垂設し、このガイド筒5の周囲でオイル溜めケース
1に通気口9を設けたことを特徴とするものである。
本発明は以下のように構成したことを特徴とする。即
ち、クランクケースと連通するブリーザパイプ2を導出
し、このブリーザパイプ2の導出端開口部2aからブロ
ーバイガスを大気中に放出するエンジンのブリーザ装置
において、ブリーザパイプ2の導出端開口部2aにオイ
ル溜めケース1を設け、このオイル溜めケース1の天井
壁7にガイド筒5を設け、このガイド筒5の上端部は、
ブリーザパイプ2の導出端開口部2aに嵌合させ、ガイ
ド筒5の下端部は、オイル溜めケース1の内底部8に向
けて垂設し、このガイド筒5の周囲でオイル溜めケース
1に通気口9を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の効果】本発明は、ブリーザパイプの導出端開
口部にオイル溜めケースを設け、このオイル溜めケース
の天井壁に設けられたガイド筒の下端部がオイル溜めケ
ースの内底部に向けて垂設されているので、クランクケ
ースから排出されたブローバイガスがブリーザパイプを
通ってオイル溜めケース内に入れば、上記ガイド筒に案
内されて内底部に衝突し、オイル成分はこの内底部に付
着する。このため、大気中に排出されるブローバイガス
中のオイル成分の量を減らすことができる。
口部にオイル溜めケースを設け、このオイル溜めケース
の天井壁に設けられたガイド筒の下端部がオイル溜めケ
ースの内底部に向けて垂設されているので、クランクケ
ースから排出されたブローバイガスがブリーザパイプを
通ってオイル溜めケース内に入れば、上記ガイド筒に案
内されて内底部に衝突し、オイル成分はこの内底部に付
着する。このため、大気中に排出されるブローバイガス
中のオイル成分の量を減らすことができる。
【0008】上記のガイド筒の周囲でオイル溜めケー
スに通気口が設けられているので、クランクケースへの
給気の際、この通気口から吸入された大気はガイド筒に
案内されてオイル溜めケースの内底部に衝突し、そこに
溜まったオイル成分が大気中に含まれる埃を捕捉するの
で、クランクケース内への埃の侵入を防止することがで
きる。
スに通気口が設けられているので、クランクケースへの
給気の際、この通気口から吸入された大気はガイド筒に
案内されてオイル溜めケースの内底部に衝突し、そこに
溜まったオイル成分が大気中に含まれる埃を捕捉するの
で、クランクケース内への埃の侵入を防止することがで
きる。
【0009】塵埃を捕捉するオイルはブローバイガス
中に含まれるオイルを用いるので、無用なオイルを有効
利用でき、改めてオイルを補給する必要もない。
中に含まれるオイルを用いるので、無用なオイルを有効
利用でき、改めてオイルを補給する必要もない。
【0010】フィルター等を設けた場合に比べて、大
気の導入抵抗(ブローバイガスの排出抵抗)となり得る
ものが特に存在しないので、クランクケース内の負圧化
(高圧化)を迅速に抑制することができる。(なお、ク
ランクケース内の負圧化あるいは高圧化の持続はガスケ
ット部のシール性能の低下をもたらし、ガスケット部か
らの塵埃の侵入あるいはオイルの漏出等の問題が生じ
る。)
気の導入抵抗(ブローバイガスの排出抵抗)となり得る
ものが特に存在しないので、クランクケース内の負圧化
(高圧化)を迅速に抑制することができる。(なお、ク
ランクケース内の負圧化あるいは高圧化の持続はガスケ
ット部のシール性能の低下をもたらし、ガスケット部か
らの塵埃の侵入あるいはオイルの漏出等の問題が生じ
る。)
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態について説明する。図1及び図2は、本発明の実施
形態であるブリーザ装置に設けられたオイル溜めケース
1を示す。このオイル溜めケース1は、クランクケース
(図示せず)に連通するブリーザパイプ2の導出端開口
部2aに設けられ、ケース本体3と、キャップ部4と、
ガイド筒5とから構成される。
形態について説明する。図1及び図2は、本発明の実施
形態であるブリーザ装置に設けられたオイル溜めケース
1を示す。このオイル溜めケース1は、クランクケース
(図示せず)に連通するブリーザパイプ2の導出端開口
部2aに設けられ、ケース本体3と、キャップ部4と、
ガイド筒5とから構成される。
【0012】ケース本体3は、上端が開放され下端が閉
じられた円筒形状を有し、その外周壁6には切り欠き6
aが設けられている。ここでは切り欠き6aが4つ設け
られているが、4つに限定されるものではない。
じられた円筒形状を有し、その外周壁6には切り欠き6
aが設けられている。ここでは切り欠き6aが4つ設け
られているが、4つに限定されるものではない。
【0013】キャップ部4は、下端が開放されるととも
に、上端にはその内径より小さな口径の孔7aが設けら
れた天井壁7を有する円筒形状に構成されている。その
下端開口部の内径は上記ケース本体3の開口部外径より
も大きくなるように構成されており、ケース本体3の開
口部を覆うようにねじ止めその他の方法でケース本体3
と接合される。一方、天井壁7に設けられた孔7aには
ガイド筒5が圧入される。
に、上端にはその内径より小さな口径の孔7aが設けら
れた天井壁7を有する円筒形状に構成されている。その
下端開口部の内径は上記ケース本体3の開口部外径より
も大きくなるように構成されており、ケース本体3の開
口部を覆うようにねじ止めその他の方法でケース本体3
と接合される。一方、天井壁7に設けられた孔7aには
ガイド筒5が圧入される。
【0014】このガイド筒5は、その下端部がケース本
体3の内底部8に向けて垂設されるとともに、その上端
部はブリーザパイプ2の導出端開口部2aに嵌合され
る。また、上記切り欠き6aとキャップ部4の天井壁7
とで形成される通気口9(図例の場合は4つ)がガイド
筒5の外周壁に面するように、十分な深さをもってガイ
ド筒5を内底部8に向けて突出させる。すなわち、ガイ
ド筒5は、ガイド筒5内の通気路20がオイル溜めケー
ス1の内底部8に向かって形成されるように、内底部8
に向けて突出させるとともに、ケース本体3の内壁とガ
イド筒5の外壁とで形成される通気路21がケース本体
3の内底部8に向かって形成されるように、内底部8に
向けて突出させる。このガイド筒5は、クランクケース
から排出されたブローバイガスをオイル溜めケース1の
内底部8に案内するだけでなく、通気口9から吸入した
大気をオイル溜めケース1の内底部8に案内する役目を
も果たすものである。
体3の内底部8に向けて垂設されるとともに、その上端
部はブリーザパイプ2の導出端開口部2aに嵌合され
る。また、上記切り欠き6aとキャップ部4の天井壁7
とで形成される通気口9(図例の場合は4つ)がガイド
筒5の外周壁に面するように、十分な深さをもってガイ
ド筒5を内底部8に向けて突出させる。すなわち、ガイ
ド筒5は、ガイド筒5内の通気路20がオイル溜めケー
ス1の内底部8に向かって形成されるように、内底部8
に向けて突出させるとともに、ケース本体3の内壁とガ
イド筒5の外壁とで形成される通気路21がケース本体
3の内底部8に向かって形成されるように、内底部8に
向けて突出させる。このガイド筒5は、クランクケース
から排出されたブローバイガスをオイル溜めケース1の
内底部8に案内するだけでなく、通気口9から吸入した
大気をオイル溜めケース1の内底部8に案内する役目を
も果たすものである。
【0015】なお、オイル溜めケース1の内底部8には
オイル排出プラグ30が設けられ、ケース内に溜まった
オイルを適宜排出することができる。また、キャップ部
4とガイド筒5とを別体として構成したが、両者を一体
成形しても本発明の本質に影響を与えない。
オイル排出プラグ30が設けられ、ケース内に溜まった
オイルを適宜排出することができる。また、キャップ部
4とガイド筒5とを別体として構成したが、両者を一体
成形しても本発明の本質に影響を与えない。
【0016】上記構成の本実施形態は次のように作用す
る。まず、クランクケース内が高圧下にある場合は、ク
ランクケースから排出されたブローバイガスがブリーザ
パイプ2を通ってオイル溜めケース1へ流入する。その
際、ブローバイガスはガイド筒5に案内されてオイル溜
めケース1の内底部8に衝突する。ブローバイガスに含
まれるオイル成分はこの内底部8に付着し、残ったガス
が通気口9から大気中に排出される。
る。まず、クランクケース内が高圧下にある場合は、ク
ランクケースから排出されたブローバイガスがブリーザ
パイプ2を通ってオイル溜めケース1へ流入する。その
際、ブローバイガスはガイド筒5に案内されてオイル溜
めケース1の内底部8に衝突する。ブローバイガスに含
まれるオイル成分はこの内底部8に付着し、残ったガス
が通気口9から大気中に排出される。
【0017】一方、クランクケース内が負圧下にある場
合は、通気口9から大気がオイル溜めケース1内に流入
する。ケース本体3の内壁とガイド筒5の外壁とで形成
される通気路21がケース本体3の内底部8に向かって
形成されるように上記ガイド筒5が内底部8に向けて突
出しているので、通気口9から流入した大気はこのガイ
ド筒5の外壁に案内されてオイル溜めケース1の内底部
8に衝突する。このとき、大気に含まれる塵埃は内底部
8に溜まったオイルによって捕捉され、浄化された大気
がガイド筒5内の通気路20を通ってブリーザパイプ2
さらにはクランクケースへと送られる。
合は、通気口9から大気がオイル溜めケース1内に流入
する。ケース本体3の内壁とガイド筒5の外壁とで形成
される通気路21がケース本体3の内底部8に向かって
形成されるように上記ガイド筒5が内底部8に向けて突
出しているので、通気口9から流入した大気はこのガイ
ド筒5の外壁に案内されてオイル溜めケース1の内底部
8に衝突する。このとき、大気に含まれる塵埃は内底部
8に溜まったオイルによって捕捉され、浄化された大気
がガイド筒5内の通気路20を通ってブリーザパイプ2
さらにはクランクケースへと送られる。
【0018】図3は、上記実施形態の変形例を示す。こ
の変形例では、ケース本体3の内底部が円筒形の下区画
壁11によって第一内底部8aと第二内底部8bとに区
画されている。この下区画壁11の高さは、ケース本体
3の外周壁6の高さより低く構成されている。
の変形例では、ケース本体3の内底部が円筒形の下区画
壁11によって第一内底部8aと第二内底部8bとに区
画されている。この下区画壁11の高さは、ケース本体
3の外周壁6の高さより低く構成されている。
【0019】一方、キャップ部4の天井壁7には円筒形
の上区画壁12が設けられ、この上区画壁12の下端開
口部の口径は下区画壁11の上端開口部の口径よりは大
きいが、ケース本体3の外周部口径よりは小さくなるよ
うに構成されている。また、この上区画壁12の高さは
ケース本体3の外周壁6の高さより低くなるように構成
される。したがって、ケース本体3とキャップ部4とを
接合したときに、下区画壁11と外周壁6との間に上区
画壁12が位置するとともに、下区画壁11と天井壁7
との間、及び上区画壁12と第二内底部8bとの間には
すきまが形成される。このすきまが、ブローバイガスあ
るいは大気の通路となる。なお、ケース本体3の外周壁
6の上部には切り欠き6a(従って通気口9)が設けら
れていることは前記実施形態と同様である。
の上区画壁12が設けられ、この上区画壁12の下端開
口部の口径は下区画壁11の上端開口部の口径よりは大
きいが、ケース本体3の外周部口径よりは小さくなるよ
うに構成されている。また、この上区画壁12の高さは
ケース本体3の外周壁6の高さより低くなるように構成
される。したがって、ケース本体3とキャップ部4とを
接合したときに、下区画壁11と外周壁6との間に上区
画壁12が位置するとともに、下区画壁11と天井壁7
との間、及び上区画壁12と第二内底部8bとの間には
すきまが形成される。このすきまが、ブローバイガスあ
るいは大気の通路となる。なお、ケース本体3の外周壁
6の上部には切り欠き6a(従って通気口9)が設けら
れていることは前記実施形態と同様である。
【0020】上記変形例は次のような作用効果を有す
る。即ち、クランクケースから送られてきたブローバイ
ガスは、まずガイド筒5に案内されて第一内底部8aに
衝突し、次に、下区画壁11及び上区画壁12に案内さ
れて第二内底部8bに衝突する。この衝突によって、第
一内底部8aと第二内底部8bとにはブローバイガス中
に含まれていたオイル成分が付着する。ブローバイガス
はさらに天井壁7にも衝突するが、天井壁7に付着した
オイルはいずれ滴下し内底部に溜まることになる。この
ように、ブローバイガスが壁面に衝突する回数が増える
ので、最終的に大気中に放出されるブローバイガス中の
オイル成分を一層減らすことができる。
る。即ち、クランクケースから送られてきたブローバイ
ガスは、まずガイド筒5に案内されて第一内底部8aに
衝突し、次に、下区画壁11及び上区画壁12に案内さ
れて第二内底部8bに衝突する。この衝突によって、第
一内底部8aと第二内底部8bとにはブローバイガス中
に含まれていたオイル成分が付着する。ブローバイガス
はさらに天井壁7にも衝突するが、天井壁7に付着した
オイルはいずれ滴下し内底部に溜まることになる。この
ように、ブローバイガスが壁面に衝突する回数が増える
ので、最終的に大気中に放出されるブローバイガス中の
オイル成分を一層減らすことができる。
【0021】一方、クランクケースへ大気を送る場合に
は、吸入された大気がオイルの溜まった内底部に衝突す
る回数が増えるので、大気中の塵埃がオイルによって捕
らえられる可能性が高まり、より塵埃の少ない空気がク
ランクケースへと送られることになる。
は、吸入された大気がオイルの溜まった内底部に衝突す
る回数が増えるので、大気中の塵埃がオイルによって捕
らえられる可能性が高まり、より塵埃の少ない空気がク
ランクケースへと送られることになる。
【図1】本発明の実施形態を示す縦断面図である。
【図2】本発明の実施形態の構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の変形例を示す縦断面図である。
1…オイル溜めケース、2…ブリーザパイプ、2a…ブ
リーザパイプの導出端開口部、5…ガイド筒、7…天井
壁、8…内底部、9…通気口。
リーザパイプの導出端開口部、5…ガイド筒、7…天井
壁、8…内底部、9…通気口。
Claims (1)
- 【請求項1】 クランクケースと連通するブリーザパイ
プ(2)を導出し、このブリーザパイプ(2)の導出端開口
部(2a)からブローバイガスを大気中に放出するエンジ
ンのブリーザ装置において、 ブリーザパイプ(2)の導出端開口部(2a)にオイル溜め
ケース(1)を設け、このオイル溜めケース(1)の天井壁
(7)にガイド筒(5)を設け、このガイド筒(5)の上端部
は、ブリーザパイプ(2)の導出端開口部(2a)に嵌合さ
せ、ガイド筒(5)の下端部は、オイル溜めケース(1)の
内底部(8)に向けて垂設し、このガイド筒(5)の周囲で
オイル溜めケース(1)に通気口(9)を設けた、ことを特
徴とするエンジンのブリーザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000292257A JP2002097919A (ja) | 2000-09-26 | 2000-09-26 | エンジンのブリーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000292257A JP2002097919A (ja) | 2000-09-26 | 2000-09-26 | エンジンのブリーザ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002097919A true JP2002097919A (ja) | 2002-04-05 |
Family
ID=18775221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000292257A Pending JP2002097919A (ja) | 2000-09-26 | 2000-09-26 | エンジンのブリーザ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002097919A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013174224A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Nabtesco Automotive Corp | オイルセパレータ |
WO2013129497A1 (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-06 | ナブテスコオートモーティブ 株式会社 | オイルセパレータ |
US9533246B2 (en) | 2012-07-02 | 2017-01-03 | Nabtesco Automotive Corporation | Oil separator |
US9890675B2 (en) | 2012-05-10 | 2018-02-13 | Nabtesco Automotive Corporation | Oil separator |
US10082057B2 (en) | 2012-02-27 | 2018-09-25 | Nabtesco Automotive Corporation | Oil separator |
US10087798B2 (en) | 2012-02-27 | 2018-10-02 | Nabtesco Automotive Corporation | Oil separator |
JP2021032142A (ja) * | 2019-08-23 | 2021-03-01 | いすゞ自動車株式会社 | ブローバイガス処理装置 |
-
2000
- 2000-09-26 JP JP2000292257A patent/JP2002097919A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013174224A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Nabtesco Automotive Corp | オイルセパレータ |
WO2013129497A1 (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-06 | ナブテスコオートモーティブ 株式会社 | オイルセパレータ |
US9656198B2 (en) | 2012-02-27 | 2017-05-23 | Nabtesco Automotive Corporation | Oil separator |
US10082057B2 (en) | 2012-02-27 | 2018-09-25 | Nabtesco Automotive Corporation | Oil separator |
US10087798B2 (en) | 2012-02-27 | 2018-10-02 | Nabtesco Automotive Corporation | Oil separator |
US9890675B2 (en) | 2012-05-10 | 2018-02-13 | Nabtesco Automotive Corporation | Oil separator |
US10815849B2 (en) | 2012-05-10 | 2020-10-27 | Nabtesco Automotive Corporation | Oil separator |
US9533246B2 (en) | 2012-07-02 | 2017-01-03 | Nabtesco Automotive Corporation | Oil separator |
US10099164B2 (en) | 2012-07-02 | 2018-10-16 | Nabtesco Automotive Corporation | Oil separator |
JP2021032142A (ja) * | 2019-08-23 | 2021-03-01 | いすゞ自動車株式会社 | ブローバイガス処理装置 |
JP7107290B2 (ja) | 2019-08-23 | 2022-07-27 | いすゞ自動車株式会社 | ブローバイガス処理装置 |
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