JP2002097466A - アルミン酸塩蛍光体、蛍光体ペースト組成物及び真空紫外線励起発光装置 - Google Patents
アルミン酸塩蛍光体、蛍光体ペースト組成物及び真空紫外線励起発光装置Info
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Abstract
輝度の劣化の少ないアルミン酸塩蛍光体、蛍光体ペース
ト組成物、及びこれらを用いた蛍光膜を備えた真空紫外
線励起発光装置を提供しようとするものである。 【解決手段】 Ba、Sr及びCaからなる群より選
択される少なくとも1種のアルカリ土類金属と、E
u、又は、Eu及びMnと、Mg及び/又はZnの2
価金属元素と、Al元素と、Na、K、Pb、Y及
びGdの群から選択される少なくとも1種の金属元素と
を含有するアルミン酸塩蛍光体である。
Description
以下の真空紫外線による励起によって青色ないし青緑色
に発光するアルミン酸塩蛍光体、該蛍光体を含有する蛍
光体ペースト組成物、及びこれを用いた蛍光膜を具備し
た真空紫外線励起発光装置に関する。
部に蛍光膜を設け、Ar、Xe、Ne、He等の希ガス
を封入し、その希ガスの放電によって放射される真空紫
外線により蛍光膜の蛍光体を励起して発光させる真空紫
外線励起発光装置(以下、「VUV発光装置」という)
の開発が盛んに行われている。
文字を表示するプラズマデイスプレイパネル(以下、
「PDP」という)やスキャナーの読みとり用の光源等
に使われる希ガスランプがある。
板を対向配置し、前面板には表示用電極を設え両者の間
に一定の間隔の放電空間を区画する隔壁を設け、前面
板、背面板及び隔壁によって囲まれた凹部に蛍光体層を
設け、前面板と背面板の周囲を封止して外囲器を形成
し、その内部を排気して希ガスを封入したものである。
前記電極に電気エネルギーを印加して希ガスを放電さ
せ、発生した真空紫外線で蛍光体を励起して可視光を発
生させるようにしたものである。このとき、発光色の異
なる複数の蛍光体層を有する凹部を平面上に二次元的に
配列することにより、フルカラーの表示を行うことがで
きる。
紫外線励起により発光する真空紫外線用蛍光体(以下、
「VUV用蛍光体」という)からなる蛍光膜を形成し両
端を封止し、内部にXe、He−Ne等の希ガスを封入
したものであり、細管の両端もしくは管壁を挟んで管の
内と外に設けた電極から電気エネルギーを印加して、希
ガスの放電により発生した真空紫外線で蛍光膜中の蛍光
体を励起して可視光を発生させるものである。
光膜は、VUV用蛍光体と、エチルセルローズ等の樹脂
を溶解したブチルカルビトール、テルピネオールなどの
有機樹脂溶液とを混練してペースト化し、これをスクリ
ーン印刷法などによりセル内の所定の場所に塗布し、乾
燥した後、最後に300〜550℃の温度でベーキング
して有機物成分を取り除いて蛍光膜を得る。
ルロースなどの樹脂を含有する酢酸ブチルなどの有機溶
媒中に、VUV用蛍光体を懸濁させて蛍光体スラリーを
調製し、これを細管内壁に塗布し、乾燥した後、400
〜600℃の温度でベーキングして蛍光膜を形成する。
塗布膜中の有機物成分を除去するために塗布膜をベーキ
ング処理する必要がある。このベーキング処理では、蛍
光体が加熱されて劣化が進行し、発光輝度が低下する。
このベーキングによる輝度劣化の程度は、蛍光体の種類
によりある程度異なり、VUV発光装置の青色ないし青
緑色発光蛍光体として高輝度の発光特性を有する、Ba
MgAl10O17:Euや(Ba,Sr)MgAl
10O17:Eu,Mn等のEuを付活剤として含むアルミ
ン酸塩系蛍光体は、成膜工程のベーキングで輝度劣化す
る程度が大きく、その改善が求められていた。更にま
た、アルミン酸塩蛍光体は真空紫外線の照射を受けた際
の輝度劣化も大きく、その改善も求められていた。
を解消し、VUV発光装置に適用することのできる、発
光輝度の劣化の少ないアルミン酸塩蛍光体、蛍光体ペー
スト組成物、及びこれらを用いた蛍光膜を備えたVUV
発光装置を提供しようとするものである。
Al10O17:Euや(Ba,Sr)MgAl10O17:E
u,Mn等のEu付活剤、Eu,Mn共付活剤を用いた
アルミン酸塩蛍光体について詳細に検討した結果、アル
ミン酸塩蛍光体に特定の金属元素を含有させることによ
り、蛍光膜形成時のベーキング工程における輝度劣化を
抑制でき、これらのアルミン酸塩蛍光体が本来有する高
輝度の青色ないし青緑色発光を維持できることを見出
し、高輝度のVUV発光装置の提供を可能にした。即
ち、本発明の構成は以下の通りである。
択される少なくとも1種のアルカリ土類金属と、Eu、
又は、Eu及びMnと、Mg及び/又はZnの2価金属
元素と、Al元素と、Na、K、Pb、Y及びGdの群
から選択される少なくとも1種の金属元素とを含有する
ことを特徴とするアルミン酸塩蛍光体。
る上記(1) 記載のアルミン酸塩蛍光体。 a(M1 1-x-y M2 x Euy )・b(M3 1-z Mnz )
・cAl・O17 (但し、式中、M1 はBa,Sr及びCaからなる群よ
り選択される少なくとも1種のアルカリ土類金属元素を
表し、M2 はNa、K、Pb、Y及びGdからなる群よ
り選択される少なくとも1種の金属元素を表し、M3 は
Mg及び/又はZnの2価金属元素を表し、かつ、x、
y、z、a及びbは、それぞれ0<x<1、0<y<
1、0≦z<1、0<x+y<1、0.9<a<1.
1、0<b<2、及び、9<c<11なる条件を満たす
数を表す)
K、Y及びGdの少なくとも1種の元素であり、前記
x、y、z、a及びbがそれぞれ0.01≦x≦0.
4、0.05≦y≦0.5、0≦z<0.2、0.9<
a<1.1、0<b<2、及び、9<c<11なる条件
を満たす数であることを特徴とする上記(2) 記載のアル
ミン酸塩蛍光体。 (4) 前記一般式において、M2 がKであることを特徴と
する前記(3) 記載のアルミン酸塩蛍光体。
り、前記x、y、z、a及びbがそれぞれ0.001≦
x≦0.4、0.05≦y≦0.5、0≦z<0.2、
0.9<a<1.1、0<b<2、及び、9<c<11
なる条件を満たす数であることを特徴とする上記(2) 記
載のアルミン酸塩蛍光体。 (6) 前記一般式において、zがz=0なる条件を満たす
ことを特徴とする前記(1) 〜(5) のいづれか1つに記載
のアルミン酸塩蛍光体。
樹脂溶液中に分散させてなる蛍光体ペースト組成物にお
いて、前記(1) 〜(6) のいづれか1つに記載のアルミン
酸塩蛍光体を使用することを特徴とする蛍光体ペースト
組成物。 (8) 外囲器の内部に蛍光膜及び放電手段を設け、該外囲
器の内部に希ガスを封入して発生する真空紫外線で上記
蛍光膜を励起して発光させる真空紫外線励起発光装置に
おいて、上記蛍光膜が、前記(1) 〜(7) のいづれか1つ
に記載のアルミン酸塩蛍光体を含有することを特徴とす
る真空紫外線励起発光装置。
Eu付活、又はEuとMnで共付活した従来の2価金属
アルミン酸蛍光体に対して、蛍光体原料の一つとしてN
a,K,Pb,Y及びGdの少なくとも1種の金属元素
の化合物を添加して焼成することにより、成膜工程にお
ける発光輝度の低下の抑制に成功したものである。
式で表すことができる。 a(M1 1-x-y M2 x Euy )・b(M3 1-z Mnz )
・cAl・O17 即ち、M1 はBa,Sr及びCaからなる群より選択さ
れる少なくとも1種のアルカリ土類金属元素を表し、M
2 はNa、K、Pb、Y及びGdからなる群より選択さ
れる少なくとも1種の金属元素を表し、M3 はMg及び
/又はZnの2価金属元素を表し、M1 、M2 、M3 、
Al、Eu及びMnの蛍光体原料としては、上記金属元
素の酸化物、並びに、硫酸塩、硝酸塩、炭酸塩、塩化物
など、焼成過程で上記金属元素の酸化物を生成する上記
元素の化合物を使用することができる。
bは、それぞれ0<x<1、0<y<1、0≦z<1、
0<x+y<1、0.9<a<1.1、0<b<2、及
び、9<c<11なる条件を満たすときに、本発明で意
図する発光輝度の蛍光体を提供することができる。
い態様は、上記一般式においてM2がNa、K、Y及び
Gdの少なくとも1種の金属元素であるときには、前記
x、y、z、a及びbがそれぞれ0.01≦x≦0.
4、0.05≦y≦0.5、0≦z<0.2、0.9<
a<1.1、0<b<2、及び、9<c<11なる条件
を満たすときであり、また、M2 がPbであるときに
は、前記x、y、z、a及びbがそれぞれ0.001≦
x≦0.4、0.05≦y≦0.5、0≦z<0.2、
0.9<a<1.1、0<b<2、及び、9<c<11
なる条件を満たすときに、より優れた発光輝度を得るこ
とができる。
特性からみたより好ましい態様は、上記一般式において
M2 がNa又はKであるときに、a値及びb値がそれぞ
れa=1、b=1−x及び、c=10+xの関係を有
し、M2 がPbであるときに、a及びbがそれぞれa=
1、b=1及び、c=10の関係を有し、また、M2 が
Y及びGdであるときには、a及びbがそれぞれa=
1、b=1+x及び、c=10−xの関係を有するよう
に蛍光体原料を調合すると、蛍光体結晶を構成する各元
素の電荷が補償されて結晶構造が安定化され、粉体特性
の安定した蛍光体が得られるのでより好ましい。
して蛍光体原料混合物を調製し、これをボールミル、ミ
キサーミルなどの固体混合機中で混合する。その際、こ
れらの固体原料に水やアルコールなどの有機溶剤を添加
し混練してから脱水、乾燥する湿式混合法で調製しても
よい。また、付活剤となるEuやMnの化合物は別途水
や鉱酸等に溶解し、この溶液の所定量を母体構成原料で
ある、他の固体原料中に添加して十分に混合し、乾燥し
て調製してもよい。
ルミナ坩堝などの耐熱容器に充填して、水素ガス含有の
窒素ガス、二硫化炭素ガスなどの還元性ガスを通気する
還元性雰囲気中で1200〜1700℃の温度で2〜4
0時間かけて焼成する。その焼成物を水洗、乾燥し、篩
いにかけて分散処理と粒子径の調整を行って蛍光体を得
る。原料混合物中には、予め弗化アルミニウム、弗化バ
リウムなどのフッ化物をはじめとするフラックスを混合
し焼成してもよい。また、焼成は必ずしも1回で終える
必要はなく、1度焼成を終えた焼成物を粉砕し、これを
繰り返し数回焼成してもよい。このように焼成を繰り返
すときには、焼成操作の少なくとも1度は還元性雰囲気
中において焼成する必要がある。
蛍光体を用いる以外は従来の蛍光体ペースト組成物と同
様にして製造される。即ち、バインダー樹脂を溶剤中に
溶解させた有機バインダー樹脂溶液中に上記の蛍光体を
分散させ、充分に混練することによって得る。
は、アルミン酸塩蛍光体ペースト組成物全体に対して、
5〜80重量%、好ましくは20〜60重量%の範囲が
適当である。また、バインダーの配合量としてはおよそ
4〜80重量%、好ましくは8〜50重量%の範囲が適
当である。さらに、ペースト組成物の粘度を所望の範囲
に保つため、10〜90重量%の溶剤を添加する。
ためのバインダー樹脂としては、エチルセルロース、ニ
トロセルロース、ポリビニルブチラール、ポリエチレン
オキサイド、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体等が用いられる。
としては、水、エチレングリコールモノアルキルエーテ
ル類、ジエチレングリコールモノアルキルエーテルアセ
テート類、プロピレングリコールモノアルキルエーテル
類、酢酸エチル、ブチルカルビトールアセテート、テル
ピネオール、酢酸ブチル、ブチルカルビトールなどが使
用される。
(Ba0.9 Eu0.1 )MgAl10O 17蛍光体のBaの一
部をM2 金属元素で置換したa(Ba0.9-x M2 x Eu
0.1)・bMg・cAl・O17蛍光体からなる蛍光膜の
刺激和(輝度/y値)とその蛍光膜中の蛍光体が含有す
るM2 金属元素の含有量(置換量)との相関を例示した
グラフである。青色蛍光体及び青色発光の蛍光膜の発光
輝度は、その発光色度点のy値に比例して大きく変わる
ところから、発光色(色度)のy値が異なる蛍光体間の
発光輝度を比較する簡便な方法として、その輝度を発光
色(色度)のy値で割った値(輝度/y値)である刺激
和(以下、この輝度/y値を刺激和という)で比較し
た。図1において縦軸は各蛍光膜の刺激和(輝度/y
値)を、従来のアルミン酸塩蛍光体である(Ba0.9 E
u0.1 )MgAl10O17蛍光体(M2金属元素不含)か
らなる蛍光膜の刺激和(輝度/y値)に対する相対値
(百分率)で表した値であり、横軸は各蛍光膜中の蛍光
体が含有するM2 金属元素の含有量をモル数で示したも
のである。また、曲線aはM2 金属元素がY、曲線bは
M2 金属元素がKの場合の例を示したものである。
ミン酸塩蛍光体と70重量部のバインダー樹脂溶液とを
混合し混練して製造した蛍光体ペースト組成物を、ガラ
ス板上に100μmの厚さで塗布して80℃で50分乾
燥し、さらに空気中において500℃で30分間ベーキ
ングしたものである。各蛍光膜は146nmの真空紫外
線を照射して発光させ、発光輝度を求めたものである。
ング後における刺激和(輝度/y値)の維持率(以下、
「刺激和維持率Mb 」ということにする)と該ペースト
組成物中の蛍光体が含有するM2 金属元素の含有量との
相関を例示したグラフである。図2において、縦軸は刺
激和維持率Mb であり、この値は蛍光体粉体の刺激和
(輝度/y値)P に対するその蛍光体粉体を用いたペー
スト組成物をベーキング処理して形成された蛍光膜の刺
激和(輝度/y値)b を百分率で表した値であり、この
値(刺激和維持率Mb )が大きいほど、蛍光体粉末をペ
ースト化し、これを塗布、ベーキング処理した後の発光
輝度の低下がより少ないことを意味する。また、図2の
横軸は各蛍光体粉体中に含有されるM2 金属元素の含有
量をモル数で示したものである。また、曲線aはM2 金
属元素がY、曲線bはM2 金属元素がKの場合の例を示
したものである。
u0.1 )MgAl10O17蛍光体の蛍光膜の刺激和維持率
(Mb )である。
ルミン酸塩蛍光体の母体結晶中にY(曲線a)又はK
(曲線b)を含有させた蛍光体は、Y又はKの含有量が
0.4モル以下では、従来のアルミン酸塩蛍光体に比べ
て(輝度/y)値が高く、かつ、ベーキングによる輝度
劣化を大幅に抑制することができ、刺激和維持率Mb を
高くすることができた。Y又はKの含有量が0.01モ
ルより少ないと、従来のアルミン酸塩蛍光体に比べて蛍
光膜とした時の(輝度/y)値には大差がなく、かつ、
ベーキングによる輝度劣化も大差なく、YやKの添加効
果がほとんど認められない。
びKの場合について示したが、M2金属元素がNaやG
dの場合にも、Y及びKの場合と同様に(y/輝度)及
び刺激和維持率Mb が高いことを確認している。ただ
し、M2 金属元素がPbの場合は、Pbの含有量(x
値)が0.001以上であれば、上記の効果を奏するこ
とを確認している。
において、ベーキング処理を経て作製された蛍光膜の発
光輝度及び蛍光体粉末に対する輝度の維持の観点から、
使用されるアルミン酸塩蛍光体中に含有させるM2 金属
元素の含有量(x値)は、M 2 がNa、K、Y、Gd等
の金属元素である場合には、0.01≦x≦0.4であ
り、またM2 がPbである場合は、0.001≦x≦
0.4とするのが好ましい。
ン酸塩蛍光体の場合と同様に、得られる蛍光体の発光輝
度の点から0.05≦y≦0.5及び0≦z<0.2と
するのがより好ましい。
継続して照射し続けると、徐々に発光輝度の低下を来す
が、本発明のアルミン酸塩蛍光体の中、Ba等のアルカ
リ土類金属の一部をKで置換することにより、真空紫外
線の継続照射による輝度低下を著しく抑制することがで
きるようになった。
刺激和(輝度/y値)の維持率Mtとの関係を例示した
グラフである。蛍光膜は0.92(Ba0.74Eu0.11K
0.15)Mg0.78Al10.24 O17で表される本発明のアル
ミン酸塩蛍光体と、Ba0.9Eu0.1 MgAl10O17で
表される従来のアルミン酸塩蛍光体の、厚さ100μm
の塗膜を80℃で50分乾燥し、空気中で500℃で3
0分間ベーキングしたもので、その蛍光膜に146nm
の真空紫外線を継続照射して発光させ、照射時間の経過
とともに変化する(輝度/y)値を求めた。
に真空紫外線を継続して時間tの間照射した時の時点で
の刺激和である(輝度/y値)t を、照射開始直後にお
ける刺激和である(輝度/y値)0 に対する百分率
{(輝度/y)t /(輝度/y) 0 }×100で示した
ものであり、横軸は真空紫外線の照射時間t(照射し続
けた時間)である。図3の曲線aは本発明のアルミン酸
塩蛍光体からなる蛍光膜について、曲線bは従来のアル
ミン酸塩蛍光体からなる蛍光膜についてのものである。
酸塩蛍光体の蛍光膜(曲線b)は、真空紫外線の照射を
続けると、刺激和維持率Mt{(輝度/y)t /(輝度
/y)0 }×100が次第に低下してゆくのに対し、本
発明のアルミン酸塩蛍光体の蛍光膜(曲線a)は90分
間連続照射すると、照射の継続につれて刺激和維持率M
tは低下しないでむしろ増大している。この傾向は、ア
ルミン酸塩蛍光体にKを含有させた場合においてのみ確
認された。
体、特にKを含有させた蛍光体は、蛍光膜作製時のベー
キング処理による刺激和の低下を抑制する効果が得ら
れ、加えて、耐真空紫外線性が特に強いことが分かっ
た。
光装置の一つであるPDPとして使用する場合、蛍光体
ペースト組成物をセルに厚膜印刷などで塗布し、これを
ベーキングしてセル内に蛍光膜を形成した後、希ガスを
数万〜数10万Pa封入して、画像や文字の表示のため
のディスプレイなどに使用される。また、これを希ガス
ランプとして使用する場合には、蛍光体を結着剤と共に
ニトロセルロースなどを含む酢酸ブチルなどの有機系溶
剤や、ポリエチレンオキサイドなどを含む水に懸濁させ
て蛍光体スラリーを調製し、流し塗り法等によってガラ
ス細管内壁に塗布し、ベーキングした後、その両端もし
くは管壁を挟んで管の内外部に電極を付設し、内部を排
気し少量のアルゴンなどの希ガスを封入して照明などの
用途に供される。
蛍光膜は、その製造過程でベーキング処理を受けても、
熱による蛍光膜の発光効率の低下を抑制することがで
き、高効率の発光を呈するVUV発光装置を提供するこ
とができる。
充填し、還元性の雰囲気を保持しながら、最高温度を1
450℃に設定した電気炉で、昇降温時間を含めて25
時間焼成した。焼成物をボールミルで分散処理し、水洗
し、乾燥した後、篩を通して、実施例1のアルミン酸塩
蛍光体を製造した。この蛍光体は化学分析の結果、組成
式が0.94(Ba0.74Eu0.11Na0.15)Mg0.78A
l10.23O17であることが分かる。
ルロース、ブチルカルビトール及びブチルカルビトール
アセテートの混合溶液70重量部中に加えて混練し、実
施例1の蛍光体ペースト組成物を製造した。この蛍光体
ペースト組成物をバーコーターを用いてガラス板上に5
00μmの厚さで塗布し、80℃で50分間乾燥した
後、さらに空気中で500℃で30分間焼成することに
よってベーキングし、実施例1の蛍光膜を得た。
比較例1のアルミン酸塩蛍光体、蛍光体ペースト組成
物、及び蛍光膜を製造した。この蛍光体は化学分析の結
果、組成式がBa0.90Eu0.10MgAl10O17であるこ
とが分かる。
及び比較例1の蛍光体粉末並びに蛍光膜に146nmの
真空紫外線を照射して発光させ、輝度計(TOPCOM
社製−BM5A型)を用いてそれぞれの発光輝度及び発
光色(発光色度点)を測定して、それぞれの刺激和(輝
度/y値)及びベーキング輝度効率維持率Mb を求め
た。
例1のものに比べて118%と高い値を示した。また、
蛍光膜の刺激和維持率Mb は、比較例1が66.3%で
あるのに対し、実施例1は81.5%と高い値を示し
た。このように、従来のアルミン酸塩蛍光体である比較
例1に比べて、実施例1の蛍光体は(輝度/y)値も、
刺激和維持率Mb も共に優れていることが分かる。
用い、実施例1と同様にして、表2に示す組成を有する
実施例2〜5のアルミン酸塩蛍光体、蛍光体ペースト組
成物及び蛍光膜を製造した。蛍光体組成の確認は実施例
1と同様に化学分析によった。次に、実施例2〜5の蛍
光膜に146nmの真空紫外線を照射して発光させ、各
蛍光膜の(輝度/y値)及び刺激和維持率Mb を求めて
表2に示した。表2からわかるように、実施例2〜5の
蛍光膜は、従来のアルミン酸塩蛍光体である比較例1の
蛍光膜に比べて(輝度/y値)も、刺激和維持率も共に
優れていることが分かる。
実施例6のアルミン酸塩蛍光体、蛍光体ペースト組成
物、及び蛍光膜を製造した。この蛍光体は化学分析の結
果、組成式が0.96(Ba0.89Eu0.1 Pb0.001 )
Mg1.05Al9.99O17であることが分かった。
空紫外線を照射して蛍光膜の(輝度/y値)及び刺激和
維持率Mb を求めた。その結果、実施例6の蛍光膜の
(輝度/y値)は104%であり、また、刺激和維持率
Mb は90.0%と、従来のアルミン酸塩蛍光体である
比較例1の刺激和維持率Mb 66.3%の蛍光膜に比べ
て(輝度/y値)も、刺激和維持率Mbも共に優れてい
ることが分かった。
を用い、実施例1と同様にして、表4に示す組成を有す
る実施例7〜11のアルミン酸塩蛍光体、蛍光体ペース
ト組成物及び蛍光膜を製造した。蛍光体組成の確認は実
施例1と同様に化学分析によった。次に、実施例7〜1
1の蛍光膜に146nmの真空紫外線を照射して発光さ
せ、各蛍光膜の(輝度/y)値及び刺激和維持率Mb を
求めて表4に示した。表4からわかるように、Y元素の
含有量xが0.05〜0.29の実施例7〜11の蛍光
膜が、xが0である比較例1の蛍光膜に比べて(輝度/
y)値も、刺激和維持率Mb も共に優れていることが分
かる。
実施例12のアルミン酸塩蛍光体、蛍光体ペースト組成
物、及び蛍光膜を製造した。この蛍光体は化学分析の結
果、組成式が1.04(Ba0.81Eu0.1 Gd0.09)M
g1.1 Al9.88O17であることが分かる。
真空紫外線を照射して蛍光膜の(輝度/y値)及び刺激
和維持率Mb を求めた。その結果、実施例12の蛍光膜
の(輝度/y値)は比較例1の(輝度/y値)’に比べ
て122%であり、また、刺激和維持率Mb は87.7
%と、従来のアルミン酸塩蛍光体である比較例1の刺激
和維持率Mb 66.3%の蛍光膜に比べて(輝度/y
値)も、刺激和維持率Mb も共に優れていることが分か
る。
体原料を用い、実施例1と同様にして表6に示す組成を
有する実施例13及び比較例2のアルミン酸塩蛍光体、
蛍光体ペースト組成物及び蛍光膜を製造した。蛍光体組
成の確認は実施例1と同様に化学分析によった。
真空紫外線を継続して照射して発光させ、逐次、発光輝
度と発光色(色度座標)を測定して刺激和(輝度/y
値)を求め、経時的な刺激和の維持率(Mt )を算出し
て表6に示した。なお、表6に示した刺激和の維持率
(M90)は、真空紫外線を90分間連続して照射した後
の各蛍光膜の(輝度/y値)90を、真空紫外線の照射開
始直後における(輝度/y値)0 に対する百分率{(輝
度/y値)90/(輝度/y値)0 }として求めたもので
ある。表6から分かるように、実施例13の蛍光膜は、
従来のアルミン酸塩蛍光体からなる比較例2の蛍光膜に
比べ、刺激和の維持率Mt が高く、真空紫外線の連続照
射に対して、発光輝度の低下が少ないこと分かる。
より、アルミン酸塩蛍光体をペースト化し、蛍光膜を作
成する過程で生ずる輝度低下を抑制し、発光効率の高い
VUV発光装置の提供を可能にした。
有させた本発明の蛍光体からなる蛍光体ペースト組成物
をベーキング処理して作製された蛍光膜の刺激和(輝度
/y値)と蛍光体中に含有する金属元素M2 の含有量と
の相関を示すグラフである。
有させた本発明の蛍光体からなる蛍光体ペースト組成物
をベーキング処理して作製された蛍光膜の刺激和維持率
Mb と蛍光体中に含有する金属元素M2 の含有量との相
関を示すグラフである。
酸塩蛍光体にカリウム(K)を含有させた本発明の蛍光
体からなる蛍光体ペースト組成物をベーキング処理して
作製された蛍光膜の真空紫外線継続照射時における刺激
和の維持率(Mt )と真空紫外線の継続照射時間との相
関を示すグラフである。
Claims (6)
- 【請求項1】 Ba、Sr及びCaからなる群より選択
される少なくとも1種のアルカリ土類金属と、Eu、又
は、Eu及びMnと、Mg及び/又はZnの2価金属元
素と、Al元素と、Na、K、Pb、Y及びGdの群か
ら選択される少なくとも1種の金属元素とを含有するこ
とを特徴とするアルミン酸塩蛍光体。 - 【請求項2】 下記一般式で表されることを特徴とする
請求項1記載のアルミン酸塩蛍光体。a(M1 1-x-y M
2 x Euy )・b(M3 1-z Mnz )・cAl・O
17(但し、式中、M1 はBa,Sr及びCaからなる群
より選択される少なくとも1種のアルカリ土類金属を表
し、M2 はNa、K、Pb、Y及びGdからなる群より
選択される少なくとも1種の金属元素を表し、M3 はM
g及び/又はZnの2価金属元素を表し、かつ、x、
y、z、a及びbは、それぞれ 0<x<1、 0<y<1、 0≦z<1、 0<x+y<1、 0.9<a<1.1、 0<b<2、 及び、9<c<11 なる条件を満たす数を表す) - 【請求項3】 前記一般式において、M2 がNa、K、
Y及びGdの少なくとも1種の元素であり、前記x、
y、z、a及びbがそれぞれ 0.01≦x≦0.4、 0.05≦y≦0.5、 0≦z<0.2、 0.9<a<1.1、 0<b<2、 及び、9<c<11 なる条件を満たす数であることを特徴とする請求項2記
載のアルミン酸塩蛍光体。 - 【請求項4】 前記一般式において、M2 がPbであ
り、前記x、y、z、a及びbがそれぞれ 0.001≦x≦0.4、 0.05≦y≦0.5、 0≦z<0.2、 0.9<a<1.1、 0<b<2、 及び、9<c<11 なる条件を満たす数であることを特徴とする上記請求項
2記載のアルミン酸塩蛍光体。 - 【請求項5】 アルミン酸塩蛍光体を有機バインダー樹
脂溶液中に分散させてなる蛍光体ペースト組成物におい
て、請求項1〜4のいづれか1項に記載のアルミン酸塩
蛍光体を使用することを特徴とする蛍光体ペースト組成
物。 - 【請求項6】 外囲器の内部に蛍光膜及び放電手段を設
け、該外囲器の内部に希ガスを封入して発生する真空紫
外線で上記蛍光膜を励起して発光させる真空紫外線励起
発光装置において、上記蛍光膜が、請求項1〜4のいづ
れか1項に記載のアルミン酸塩蛍光体を含有することを
特徴とする真空紫外線励起発光装置。
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