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JP2002094522A - アービタ回路及びそれに用いる出力セルのアービトレーション方法 - Google Patents

アービタ回路及びそれに用いる出力セルのアービトレーション方法

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Publication number
JP2002094522A
JP2002094522A JP2000277412A JP2000277412A JP2002094522A JP 2002094522 A JP2002094522 A JP 2002094522A JP 2000277412 A JP2000277412 A JP 2000277412A JP 2000277412 A JP2000277412 A JP 2000277412A JP 2002094522 A JP2002094522 A JP 2002094522A
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JP
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round robin
round
robins
queue
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Application number
JP2000277412A
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Osamu Ono
修 大野
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • HELECTRICITY
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    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
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    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5678Traffic aspects, e.g. arbitration, load balancing, smoothing, buffer management
    • H04L2012/5679Arbitration or scheduling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡素な構成で、キューが膨大な数にな
っても平等なアービトレーションを行うことが可能なア
ービタ回路を提供する。 【解決手段】 ラウンドロビン1の配下にラウンドロビ
ン2−1〜2−kが配置し、各ラウンドロビン2−1〜
2−kの配下にキュー41−1〜41−k,42−1〜
42−k,……,4l−1〜4l−kを配置すること
で、ラウンドロビン1,2−1〜2−kを多段構成とし
ている。また、各ラウンドロビン1,2−1〜2−kへ
の入力本数は必要な時間内に十分処理することができる
数となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアービタ回路及びそ
れに用いる出力セルのアービトレーション方法に関し、
特にATM(Asynchoronous Trans
fer Mode:非同期転送モード)交換機における
各VC(Virtual Channel)毎のキュー
イングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ATM交換機においては、よりき
め細かなトラフィックコントロールを実現するために、
各VC毎にセルを個別のキュー(Queue)に蓄積す
る「Per VC Queuing」という方法が採ら
れている。
【0003】この「Per VC Queuing」と
いう方法はATM交換機にMPLS(Multi−Pr
otocol Label Switching)を実
装した際のVCマージ等にも用いられている。
【0004】上記のATM交換機におけるVC毎のキュ
ーイングについては、特開平10−224364号公
報、特開平11−191774号公報、特許第2797
989号公報等に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、「Pe
r VC Queuing」という方法を用いることに
よって、VC毎のトラフィックコントロールが可能にな
るが、その反面、キューが膨大な数(数万個)になる可
能性がある。
【0006】そのため、出力でのアービトレーションの
処理時間が長くなり、一定時間内に処理が終了しないと
いう問題が発生する。よって、その問題を解決するため
のアービトレーションの方法が必要となる。
【0007】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、比較的簡素な構成で、キューが膨大な数になって
も平等なアービトレーションを行うことができるアービ
タ回路及びそれに用いる出力セルのアービトレーション
方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるアービタ回
路は、出力セルを蓄積するキューと、前記キュー各々に
順番に出力セルを出力する権利を与えるラウンドロビン
とを含むアービタ回路であって、前記ラウンドロビンを
多段構成とし、前記ラウンドロビン各々への入力本数を
必要な時間内に十分処理可能な数として前記ラウンドロ
ビン各々へのトラフィックの平均化を行うよう構成して
いる。
【0009】本発明による出力セルのアービトレーショ
ン方法は、出力セルを蓄積するキューと、前記キュー各
々に順番に出力セルを出力する権利を与えるラウンドロ
ビンとを含むアービタ回路の出力セルのアービトレーシ
ョン方法であって、前記ラウンドロビンを多段構成と
し、前記ラウンドロビン各々への入力本数を必要な時間
内に十分処理可能な数として前記ラウンドロビン各々へ
のトラフィックの平均化を行うようにしている。
【0010】すなわち、本発明の出力セルのアービトレ
ーション方法は、「Per VCQueuing」を行
うATM交換機において、出力セルのアービトレーショ
ンを行う方法に関するものである。
【0011】アービトレーションは、(a)異なるサー
ビスクラス間で固定的(静的)に優先度を決める方法
と、(b)同一サービスクラス内で平等に出力させる方
法とに分けられる。本発明は(b)の同一サービスクラ
ス内のアービトレーションにおいて、キューの数が多く
なった場合の各キュー間の平等性の確保を、入出力を含
めたシステム全体での閉ループを使用せずに簡素な方法
で実現可能としたことを特徴とする。
【0012】(a)のアービトレーションにおける異な
るサービスクラス間の優先度は固定的であり、高優先の
セルがキューに蓄積されている間、低優先のセルが出力
されることはない。これによって、高優先のセルの遅延
特性を確保することを可能としている。
【0013】(b)の同一サービスクラス内でのアービ
トレーションでは全キューについて平等であることが求
められる。通常、ラウンドロビン(RR:Round
Robin)を用いることによって、各キューに順番に
セルを出力する権利を与えることを可能とし、さらに該
当するキューにセルが蓄積されていない時には次のキュ
ーへ権利を移すことが可能となる。但し、「Per V
C Queuing」を行う場合には、同一サービスク
ラスのキューの数が数万個になる可能性があり、処理時
間が追いつかないという問題が生じる。
【0014】ラウンドロビンの代わりに、Time W
heelを用いて動的に帯域を制御することができれば
この問題を解決することができるが、この場合には入力
側を含んだシステム全体での複雑な閉ループ制御が必要
となる。
【0015】そこで、本発明のアービトレーション方法
では、ラウンドロビンを多段構成とし、各ラウンドロビ
ンへの入力の本数を必要な時間内に十分処理可能な数に
している。これによって、各ラウンドロビンへ入力する
キューについて平等にセル出力の権利が与えられる。但
し、これは通常時のことであり、輻輳時には各キュー間
の平等性が失われる恐れがある。
【0016】例えば、第1のラウンドロビンに比較的入
力セルレートの高いキューが集中し、第2のラウンドロ
ビンに入力セルレートの高いキューが1つとその他のレ
ートの極小さなキューからのセルが入力される場合を考
える。輻輳によって入力レートの合計が出力レートを超
過してしまう場合には、入力レートが同じであるにも関
わらず、第2のラウンドロビンのキューの出力レートは
第1のラウンドロビンのキューよりも高くなり、キュー
間の出力の平等性が崩れてしまうことになる。
【0017】このような問題を回避するために、本発明
のアービトレーション方法では、各ラウンドロビンへの
入力レートが等しくなるように調整する機構を持つ。各
ラウンドロビンは配下のキューまたはラウンドロビンか
ら自回路へと入力される予定のセルレートの情報を持
つ。さらに、配下がラウンドロビンの場合には、配下の
ラウンドロビンの中で最も入力レートが低いラウンドロ
ビン及び2番目にレートが低いラウンドロビンの情報を
持つ。これらの情報はコネクションを張る際に申請され
る情報を基に作成される。
【0018】コネクションが新たに張られる場合には、
最上位のラウンドロビンの情報から配下のラウンドロビ
ンの中で最も低い入力レートのラウンドロビンを選択す
る。選ばれたラウンドロビンの持つ情報からさらに配下
のラウンドロビンの中で最も低いレートのラウンドロビ
ンを選択する。このように最終段まで繰り返し、その配
下にキューを配置することによって、各ラウンドロビン
において入力されるセルレートができるだけ等しくなる
ように、キューが配置される。
【0019】各キューの出力の平等性をさらに増すため
には、新たなコネクションが追加されるか、もしくは削
除される度に全てのキューのレートを計算して各ラウン
ドロビンへ再分配する必要があるが、システムの簡単化
のため、本発明のシステムでは行わない。
【0020】上記のように、多段のラウンドロビンと各
ラウンドロビンへのトラフィックの平均化を行うことに
よって、「Per VC Queuing」によってキ
ューが膨大な数になっても平等なアービトレーションを
行うことが可能となる。また、トラフィックを平均化す
ることによって、輻輳時にも上記の効果が得られる。さ
らに、装置全体の閉ループ制御とTime Wheel
との組合せを用いることなく、比較的簡素な構成で上記
の効果が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態
によるアービタ回路の構成を示すブロック図である。図
1において、本発明の実施の形態によるアービタ回路は
ラウンドロビン(RR:RoundRobin)1,2
−1〜2−kを多段構成にし、各ラウンドロビン1,2
−1〜2−kへの入力本数を、必要な時間内に十分処理
することができる数にしている。
【0022】すなわち、ラウンドロビン1の配下にはラ
ウンドロビン2−1〜2−kが配置され、各ラウンドロ
ビン2−1〜2−kの配下にはキュー(Queue)4
1−1〜41−k,42−1〜42−k,……,4l−
1〜4l−kが配置されている。
【0023】これによって、各ラウンドロビン2−1〜
2−kへ入力するキュー41−1〜41−k,42−1
〜42−k,……,4l−1〜4l−kについて平等に
セル出力の権利が与えられる。但し、これは通常時のこ
とであり、輻輳時には各キュー41−1〜41−k,4
2−1〜42−k,……,4l−1〜4l−k間の平等
性が失われる恐れがある。
【0024】図2は本発明の実施の形態によるアービタ
回路で一時的に輻輳した時の問題点を示す図である。図
2に示すように、ラウンドロビン2−1に比較的入力セ
ルレートの高いキュー41−1〜41−3が集中し、ラ
ウンドロビン2−2には入力セルレートの高いキュー4
2−1が1つ(キュー41−1〜41−3と同じレー
ト)とその他のレートの極小さなキュー42−2,42
−3からのセルが入力される場合を考える。
【0025】輻輳によって入力レートの合計が出力レー
トを超過してしまう場合には、入力レートが同じである
にも関わらず、キュー42−1の出力レートはキュー4
1−1〜41−3よりも高くなり、キュー42−1〜4
2−3間の出力の平等性が崩れてしまう。
【0026】このような問題を回避するために、本発明
の実施の形態によるアービタ回路は各ラウンドロビン
1,2−1,2−2への入力レートが等しくなるように
調整する機構を持つ。各ラウンドロビン1,2−1,2
−2は配下のキュー41−1〜41−3,42−1〜4
2−3またはラウンドロビン2−1,2−2から自回路
へと入力される予定のセルレートの情報を持つ。
【0027】さらに、配下がラウンドロビン2−1,2
−2の場合には、配下のラウンドロビン2−1,2−2
の中で最も入力レートが低いラウンドロビン及び2番目
にレートが低いラウンドロビンの情報を持つ。これらの
情報はコネクションを張る際に申請される情報を基に作
成される。
【0028】コネクションが新たに張られる場合には、
最上位のラウンドロビンの情報から配下のラウンドロビ
ンの中で最も低い入力レートのラウンドロビンを選択す
る。選ばれたラウンドロビンの持つ情報からさらに配下
のラウンドロビンの中で最も低いレートのラウンドロビ
ンを選択する。
【0029】このように、ラウンドロビンの選択を最終
段まで繰り返し、その配下にキューを配置することによ
って、各ラウンドロビンにおいて入力されるセルレート
ができるだけ等しくなるように、キューが配置される。
【0030】各キューの出力の平等性をさらに増すため
には、新たなコネクションが追加されるか、もしくは削
除される度に全てのキューのレートを計算して各ラウン
ドロビンへ再分配する必要があるが、システムの簡単化
のため、本発明のシステムでは行わない。
【0031】図3は本発明の一実施例によるアービタ回
路の構成を示すブロック図であり、図4は図3の各ラウ
ンドロビンが持つ情報を示す図であり、図5は図3の各
ラウンドロビンが持つコネクション追加後の情報を示す
図であり、図6は図3の各ラウンドロビンが持つコネク
ション削除後の情報を示す図である。
【0032】また、図7及び図8は本発明の一実施例に
よるアービタ回路におけるコネクション追加または削除
後の情報の更新処理を示すフローチャートである。これ
ら図3〜図8を参照して本発明の一実施例によるアービ
タ回路の構成及び動作について説明する。
【0033】以下の説明では簡単化のためにラウンドロ
ビンの多段構成を3段構成とし、ラウンドロビン1を最
上位のラウンドロビンする。また、ラウンドロビン1の
配下にはそれぞれラウンドロビン2−1〜2−4があ
り、ラウンドロビン2−1の配下にラウンドロビン3−
1〜3−3がある。尚、ラウンドロビン2−2〜2−4
の配下のラウンドロビンについては省略する。
【0034】一方、ラウンドロビン3−1〜3−3の配
下にはVC(Virtual Channel)毎のセ
ルを蓄積するキューがあり、各VCのセルレートはそれ
ぞれ図3に示す通りである。すなわち、キュー41−1
〜41−3のレートはそれぞれ2Mbps、4Mbp
s、6Mbpsであるので、ラウンドロビン3−1のレ
ートは12Mbpsである。
【0035】また、キュー42−1〜42−3のレート
はそれぞれ20Mbps、11Mbps、8Mbpsで
あるので、ラウンドロビン3−2のレートは39Mbp
sであり、キュー43−1〜43−3のレートはそれぞ
れ14Mbps、7Mbps、6Mbpsであるので、
ラウンドロビン3−3のレートは27Mbpsである。
【0036】各ラウンドロビン1,2−1〜2−4,3
−1〜3−3は、図4に示すように、入力セルレートと
配下の最低レートのラウンドロビンと配下で2番目にレ
ートの低いラウンドロビンとからなる情報を持つ。
【0037】次に、図3〜図8を参照して、本発明の一
実施例によるアービタ回路におけるコネクション追加ま
たは削除後の動作及び各ラウンドロビン1,2−1〜2
−4,3−1〜3−3の情報の更新について説明する。
【0038】新たにレート5Mbpsのコネクションを
追加する場合(図7ステップS1)、最上位のラウンド
ロビン1の配下で最低レートのラウンドロビンを探索す
る(図7ステップS2)。この探索で配下のラウンドロ
ビンがあるかどうかが判定される(図7ステップS
3)。配下のラウンドロビンがあればステップS4に移
行し、配下のラウンドロビンがなければ、ステップS6
に移行する。
【0039】この場合、図4に示すように、ラウンドロ
ビン2−1が探索され、その配下のラウンドロビン3−
1〜3−3があるので、ラウンドロビン2−1の配下で
最低レートのラウンドロビンを探索する(図7ステップ
S4)。この探索で配下のラウンドロビンがあるかどう
かが判定される(図7ステップS5)。配下のラウンド
ロビンがあればステップS4に移行し、配下のラウンド
ロビンがなければ、ステップS6に移行する。
【0040】この場合、図4に示すように、ラウンドロ
ビン3−1が探索されるが、その配下のラウンドロビン
がないので、ラウンドロビン3−1の配下にキュー41
−4を追加し、新しいコネクションのセルを蓄積できる
ようにする(図7ステップS6)。
【0041】キュー41−4の追加後、ラウンドロビン
3−1の情報を更新する(図7ステップS7)。その
際、ラウンドロビン3−1の情報は現在のセルレート1
2Mbpsに、新たに追加された5Mbpsを加算して
17Mbpsとなる(図5参照)。
【0042】続いて、ラウンドロビン3−1の直近上位
のラウンドロビン2−1の情報を更新する(図7ステッ
プS8)。その際、ラウンドロビン2−1の配下で2番
目に低いレートのラウンドロビン3−3のセルレート2
7MbpsとステップS6で更新された情報とを比較し
てから情報の更新が行われる。
【0043】その結果、ラウンドロビン3−1(17M
bpsに更新)の方がラウンドロビン3−3(27Mb
ps)より小さいので、ラウンドロビン2−1の情報に
おいて最低レートのラウンドロビン及び2番目に低いレ
ートのラウンドロビンは変化しない。また、ラウンドロ
ビン2−1の情報においては現在のセルレート78Mb
psに追加された5Mbpsを加算して83Mbpsと
なる(図5参照)。
【0044】この後、情報が更新されたラウンドロビン
の直近上位のラウンドロビンが最上位のラウンドロビン
かどうかが判定される(図7ステップS9)。最上位の
ラウンドロビンでなければステップS8に戻り、最上位
のラウンドロビンであればステップS10に移行する。
【0045】この場合、情報が更新されたラウンドロビ
ン2−1の直近上位のラウンドロビン1が最上位のラウ
ンドロビンであるので、ラウンドロビン1の情報を更新
する(図7ステップS10)。その際、ラウンドロビン
1の配下で2番目に低いレートのラウンドロビン2−4
のセルレート80MbpsとステップS8で更新された
情報とを比較してから情報の更新が行われる。
【0046】その結果、ラウンドロビン2−1(83M
bpsに更新)の方がラウンドロビン2−4(80Mb
ps)より大きくなったため、ラウンドロビン1配下の
全ラウンドロビン2−1〜2−4の情報を参照し、最低
レートのラウンドロビンをラウンドロビン2−4に、2
番目に低いレートのラウンドロビンをラウンドロビン2
−1に更新する。また、ラウンドロビン1の情報におい
ては現在のセルレート425Mbpsに追加された5M
bpsを加算し、430Mbpsに更新する。上記のよ
うな新しいコネクションの追加が終わった後の各ラウン
ドロビン1,2−1〜2−4,3−1〜3−3の情報を
図5に示す。
【0047】次に、キュー42−1のコネクションを削
除する場合(図7ステップS1)、削除したキューにつ
ながるラウンドロビン3−2の情報を更新する(図8ス
テップS11)。ラウンドロビン3−2の情報において
は現在のセルレート39Mbpsからキュー42−1の
レート20Mbpsを減算し、19Mbpsに更新され
る。
【0048】続いて、ラウンドロビン3−2につながる
直近上位のラウンドロビン2−1の情報を更新する(図
8ステップS12)。その際、ラウンドロビン2−1の
配下で最低レートのラウンドロビン3−1のレート12
MbpsとステップS11で更新されたレートとを比較
してから情報の更新が行われる。
【0049】その結果、ラウンドロビン3−2(19M
bpsに更新)よりもラウンドロビン3−1(12Mb
ps)の方が小さいため、ラウンドロビン2−1の情報
における最低レートのラウンドロビンは変化しない。
【0050】また、ラウンドロビン2−1の配下で2番
目にレートの低いラウンドロビン3−3のレート27M
bpsとステップS11で更新されたレートとを比較す
ると、ラウンドロビン3−2(19Mbpsに更新)の
方がラウンドロビン3−3(27Mbps)より小さく
なったため、2番目にレートの低いラウンドロビンはラ
ウンドロビン3−2に更新される。さらに、ラウンドロ
ビン2−1の情報においては、現在のセルレート78M
bpsからキュー42−1の20Mbpsを減算し、5
8Mbpsに更新される。
【0051】この後、情報が更新されたラウンドロビン
の直近上位のラウンドロビンが最上位のラウンドロビン
かどうかが判定される(図8ステップS13)。最上位
のラウンドロビンでなければステップS12に戻り、最
上位のラウンドロビンであればステップS14に移行す
る。
【0052】この場合、情報が更新されたラウンドロビ
ン2−1の直近上位のラウンドロビン1が最上位のラウ
ンドロビンであるので、ラウンドロビン1の情報を更新
する(図8ステップS14)。その際、ラウンドロビン
1の配下で最低レートのラウンドロビンがラウンドロビ
ン2−1であるため(図4参照)、情報の更新は行われ
ない。また、ラウンドロビン1の情報においては、現在
のセルレート425Mbpsから削除された20Mbp
sを減算し、405Mbpsに更新される。錠のような
コネクションの削除が終了した後の各ラウンドロビン
1,2−1〜2−4,3−1〜3−3の情報を図6に示
す。
【0053】以上の手順によってコネクションの追加ま
たは削除が行われる。この方法によって、比較的簡素な
方法で各ラウンドロビン1,2−1〜2−4,3−1〜
3−3のトラフィックの平均化を行うことができ、「P
er VC Queuing」でキューの数が増えても
平等なアービトレーションを行うことができる。
【0054】このように、多段のラウンドロビンと各ラ
ウンドロビンへのトラフィックの平均化を行うことによ
って、「Per VC Queuing」でキューが膨
大な数になっても平等なアービトレーションが行うこと
ができる。
【0055】また、各ラウンドロビン1,2−1〜2−
4,3−1〜3−3のトラフィックを平均化することに
よって、輻輳時にも上記の効果が得られる。さらに、装
置全体の閉ループ制御とTime Wheelとの組合
せを用いることなく、比較的簡素な構成で、上記の効果
を得られる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、出
力セルを蓄積するキューと、キュー各々に順番に出力セ
ルを出力する権利を与えるラウンドロビンとを含むアー
ビタ回路において、ラウンドロビンを多段構成とし、ラ
ウンドロビン各々への入力本数を必要な時間内に十分処
理可能な数としてラウンドロビン各々へのトラフィック
の平均化を行うことによって、比較的簡素な構成で、キ
ューが膨大な数になっても平等なアービトレーションを
行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるアービタ回路の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態によるアービタ回路で一時
的に輻輳した時の問題点を示す図である。
【図3】本発明の一実施例によるアービタ回路の構成を
示すブロック図である。
【図4】図3の各ラウンドロビンが持つ情報を示す図で
ある。
【図5】図3の各ラウンドロビンが持つコネクション追
加後の情報を示す図である。
【図6】図3の各ラウンドロビンが持つコネクション削
除後の情報を示す図である。
【図7】本発明の一実施例によるアービタ回路における
コネクション追加または削除後の情報の更新処理を示す
フローチャートである。
【図8】本発明の一実施例によるアービタ回路における
コネクション追加または削除後の情報の更新処理を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1,2−1〜2−k,3−1〜3−3 ラウンドロビン 41−1〜41−k,42−1〜42−k,4l−1〜
4l−k キュー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力セルを蓄積するキューと、前記キュ
    ー各々に順番に出力セルを出力する権利を与えるラウン
    ドロビンとを含むアービタ回路であって、前記ラウンド
    ロビンを多段構成とし、前記ラウンドロビン各々への入
    力本数を必要な時間内に十分処理可能な数として前記ラ
    ウンドロビン各々へのトラフィックの平均化を行うよう
    構成したことを特徴とするアービタ回路。
  2. 【請求項2】 前記ラウンドロビン各々は、該当するキ
    ューにセルが蓄積されていない時には次のキューへ権利
    を移すよう構成したことを特徴とする請求項1記載のア
    ービタ回路。
  3. 【請求項3】 前記ラウンドロビン各々は、配下のキュ
    ー及び配下のラウンドロビンから自回路へと入力される
    予定のセルレートの情報を持つよう構成したことを特徴
    とする請求項1または請求項2記載のアービタ回路。
  4. 【請求項4】 前記ラウンドロビン各々は、配下がラウ
    ンドロビンの場合に当該配下のラウンドロビンの中で最
    も入力レートが低いラウンドロビン及び2番目にレート
    が低いラウンドロビンの情報を持つよう構成したことを
    特徴とする請求項3記載のアービタ回路。
  5. 【請求項5】 前記ラウンドロビン各々が持つ情報はコ
    ネクションを張る際に申請される情報を基に作成するよ
    う構成したことを特徴とする請求項3または請求項4記
    載のアービタ回路。
  6. 【請求項6】 前記コネクションが新たに張られる場合
    に、配下のラウンドロビンの中でもっとも低い入力レー
    トのラウンドロビンを順次選択し、最終段のラウンドロ
    ビンの配下にキューを配置するよう構成したことを特徴
    とする請求項5記載のアービタ回路。
  7. 【請求項7】 出力セルを蓄積するキューと、前記キュ
    ー各々に順番に出力セルを出力する権利を与えるラウン
    ドロビンとを含むアービタ回路の出力セルのアービトレ
    ーション方法であって、前記ラウンドロビンを多段構成
    とし、前記ラウンドロビン各々への入力本数を必要な時
    間内に十分処理可能な数として前記ラウンドロビン各々
    へのトラフィックの平均化を行うようにしたことを特徴
    とするアービトレーション方法。
  8. 【請求項8】 前記ラウンドロビン各々は、該当するキ
    ューにセルが蓄積されていない時には次のキューへ権利
    を移すようにしたことを特徴とする請求項7記載のアー
    ビトレーション方法。
  9. 【請求項9】 前記ラウンドロビン各々は、配下のキュ
    ー及び配下のラウンドロビンから自回路へと入力される
    予定のセルレートの情報を持つようにしたことを特徴と
    する請求項7または請求項8記載のアービトレーション
    方法。
  10. 【請求項10】 前記ラウンドロビン各々は、配下がラ
    ウンドロビンの場合に当該配下のラウンドロビンの中で
    最も入力レートが低いラウンドロビン及び2番目にレー
    トが低いラウンドロビンの情報を持つようにしたことを
    特徴とする請求項9記載のアービトレーション方法。
  11. 【請求項11】 前記ラウンドロビン各々が持つ情報は
    コネクションを張る際に申請される情報を基に作成する
    ようにしたことを特徴とする請求項9または請求項10
    記載のアービトレーション方法。
  12. 【請求項12】 前記コネクションが新たに張られる場
    合に、配下のラウンドロビンの中でもっとも低い入力レ
    ートのラウンドロビンを順次選択し、最終段のラウンド
    ロビンの配下にキューを配置するようにしたことを特徴
    とする請求項11記載のアービトレーション方法。
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