[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2002088962A - 伝熱性床構造材及びこの床構造材を用いた床構造 - Google Patents

伝熱性床構造材及びこの床構造材を用いた床構造

Info

Publication number
JP2002088962A
JP2002088962A JP2000282979A JP2000282979A JP2002088962A JP 2002088962 A JP2002088962 A JP 2002088962A JP 2000282979 A JP2000282979 A JP 2000282979A JP 2000282979 A JP2000282979 A JP 2000282979A JP 2002088962 A JP2002088962 A JP 2002088962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
floor surface
heat
heat transfer
structural
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000282979A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4499900B2 (ja
Inventor
Seiichi Maeda
誠一 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IZENA KK
Izena Co Ltd
Original Assignee
IZENA KK
Izena Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IZENA KK, Izena Co Ltd filed Critical IZENA KK
Priority to JP2000282979A priority Critical patent/JP4499900B2/ja
Publication of JP2002088962A publication Critical patent/JP2002088962A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4499900B2 publication Critical patent/JP4499900B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/24Structural elements or technologies for improving thermal insulation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • Y02A30/272Solar heating or cooling
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/20Solar thermal
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B80/00Architectural or constructional elements improving the thermal performance of buildings

Landscapes

  • Central Heating Systems (AREA)
  • Floor Finish (AREA)
  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 床冷暖房をより効率的に行う床構造材および
この床構造材を用いた床構造を得ること。 【解決手段】 床の支持構造は複数の床構造材1を配置
することにより行われる。この床構造材1はアルミニウ
ム等の熱伝達性の高い材料により形成され、各床構造材
1の床表面材配置部1dには、例えば木材の板からなる
床表面材2が配置されることにより床面が形成される。
床下部には水Wが蓄熱材として充填されている水容器5
0が配置され、加熱された水Wの放熱は、熱伝達率の高
い床構造材1の第1直接伝熱部1bおよび第2直接伝熱
部1cから放熱される。また床面に照射された太陽光の
熱を水Wに伝熱する場合も、この熱伝達性の高い直接伝
熱部があることにより効果的に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は床構造材及び同床構
造材を用いた床構造に係り、特に床冷暖房構造に好適な
床構造材及び床構造に関する。
【0002】
【従来の技術】家屋の床面下部に熱源を配置して、この
熱源により暖房を行う床暖房、或いは床面下部に蓄熱媒
体を配置することにより、冷暖房を行う構造が提案さ
れ、かつそのうちの幾つかは実用されている。
【0003】図7及び図8は発明者等が提案している床
冷暖房構造を示す(特願平11−36789号、特願平
11−295699号、特願平11−296679号
等)。この構造の概略を示せば以下のとおりである。
【0004】図7及び図8において、根太と称される仕
切材52により構造物(家屋)の床面の下部に形成され
た空間内に袋状の水容器50がそれぞれ配置されてい
る。これらの水容器50には例えば電気ヒータEH等の
熱源が配置されている。暖房時には電気ヒータEH等の
熱源からの熱は水容器50に伝達され、水容器50内の
水Wはこの熱により循環流動して水容器50全体が均一
に加熱され、この熱が床面51を介して室内に放熱され
る。
【0005】また、昼間に床面51に照射する太陽光に
より、この床面51を介して水容器50内の水Wを昇温
させ、夜間に放熱することにより電器ヒータEHの電力
消費量を節減或いは不要にすることも可能である。なお
加熱用の熱源の外に例えば冷水の通過するパイプ等を配
置することによりこの構造を用いて夏期には冷房を行う
ことも可能である。
【0006】上記構成の床冷暖房構造では、充填された
水Wの循環流動により水容器50全体が均一に加熱或い
は冷却されるため、加熱用熱源或いは冷却用熱源の何れ
も、水容器50に対して小型に形成することができる。
また媒体が比熱の大きい水であるため、熱源の温度調整
を頻繁に行うことなく室内を安定して冷暖房することが
可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上の構成において、
水容器50内の水Wからの放熱、或いは床面に照射され
た太陽光の熱をこの水Wに対して蓄熱することの何れも
が床面51を介して行われる。このため床面51自体は
熱伝導性が高い方が蓄熱、放熱ともに効果的である。し
かし、床面51は通常木材(板材)により構成されてい
る。
【0008】木材は多数の空隙を有する多孔質な材料で
あり、かつ空隙に対しては簡単に空気が通過できないた
め、独立した空隙を有する樹脂発泡体或いはこれに近い
コルク等には及ばないものの、保温性、断熱性がかなり
高い材料であるといえる。換言すれば木材は熱伝導性の
低い材料である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点に
鑑み構成した床構造材及び同床構造材を用いた床構造で
あって、床構造材は熱伝導性の高い材料から構成され、
かつ床面の全面、或いはほぼ全面を構成する床材(以下
実施例を含めて「床表面材」とする)を配置する床表面
材配置部と、この床面に露出しかつ床面の一部となる直
接伝熱部とを有し、この床構造材を用いた床構造は、床
構造材を例えば相互に連接配置し、かつ各床構造材の床
表面材配置部に対して床表面材を配置することにより一
体的な床面を形成するよう構成したことを特徴とする床
構造材およびこの床構造材を用いた床構造である。
【0010】
【発明の実施の形態】床構造材は例えばアルミニウム等
の伝熱性の高い材料により構成されている。また床構造
材は床面全体を支持する構造材であって、床構造材によ
り床面支持構造が構成され、床表面材は基本的にはこの
床構造材により構成された床面支持構造に対して配置さ
れるだけであり、直接的には床面の支持構造の一部とは
ならい構造となっている。
【0011】床構造材の下部には熱源、或いは蓄熱材が
配置され、床暖房時にはこれら熱源或いは蓄熱材からの
熱は先ず床構造材の直接伝熱部から放熱され、続いて床
構造材を介して昇温した床表面材からも放熱されること
により、床面全体として、熱源や蓄熱材の発熱に対する
床面の熱応答性(発熱)を向上させる。また同様に床面
を介して床面下部の蓄熱材に伝熱する場合も、先ずこの
直接伝熱部を介して蓄熱材に伝熱する。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参考に説明す
る。図1は本発明の第1の実施例を示す。図中符号1は
後述するように熱伝達性の高い材料から形成された伝熱
性床構造材(以下単に「床構造材」とする)を示し、こ
の床構造材1は図1の奥行き方向に対して長尺に形成さ
れた部材である。即ち、前述の図6を用いて説明する
と、当該床構造材1は、各仕切材52に差し渡されるよ
うにして配置され、各床構造材1の長手方向側縁部が相
互に密着するようにして水容器50の上部空間に配置さ
れることにより床面の支持構造が構成される。図1の構
成は仕切り材52に対してこのように配置された床構造
材1の断面を示すものであり、図6の配置状態におい
て、例えばB−B線による断面図として表現されるべき
構成である。
【0013】上記床構造材1は熱伝達性の良好な材料、
例えばアルミニウムにより形成され、かつ図示の断面形
状のものは引抜き加工により比較的容易に形成すること
が可能である。
【0014】各床構造材1は同一の形状に構成されてい
る。符号1aは平板状の床構造材1の本体部、1bはこ
の本体部1aの一側において本体長手方向に対して、当
該本体部1aに直交するよう鉛直方向に立設構成された
第1直接伝熱部、1cは本体部1aの他の一側において
本体長手方向に形成された第2直接伝熱部である。この
第1直接伝熱部1bと第2直接伝熱部1cとの間に床表
面材を収納する床表面材配置部1dが形成される。
【0015】このように形成された床構造材1を、図示
の如く相互に密着して配置することにより図6に示す水
容器配置空間部の全てを覆い、全体として床面の支持構
造を形成する。なお、図示の床構造材1では第1直接伝
熱部1bの下部に切り欠き1b´が形成され、かつ隣接
する床構造材1の第2直接伝熱部1cに連続する凸部1
c´と相互に係合することにより、各床構造材1の係合
を強固にしている。但し、このような切り欠き及び凸部
の形成は本発明に必須の構成ではない。
【0016】2は各床構造材1の床表面材配置部1dに
収納配置される床表面材である。図示の構成に於ける床
構造材1を配置することにより床面の支持構造が形成さ
れるため、この床表面材2自体は床構造材1により構成
された床面の支持構造に対して単に配置されるだけであ
り、床構造を物理的に支持するものではない。このため
従来では強度上使用不可能であった材料を床表面材2と
して利用することが可能となる。
【0017】各床構造材1に対して床表面材2を配置す
ることにより床面が形成される。即ち、床面は第1直接
伝熱部1bと隣接する床構造材1の第2直接伝熱部1c
とからなる直接伝熱部、これに隣接する床表面材2、こ
の床表面材2に隣接する他の直接伝熱部、この直接伝熱
部に隣接する次の床表面材2というように、直接伝熱部
と床表面材2が交互に配置されるようにして床表面が形
成される。
【0018】なお、図示の床表面材2は木材であるが、
前述の理由により木材に代えて各種の素材を床表面材2
として利用することができ、これにより単に機能的な面
のみならず床面に対して従来では考えられなかった装飾
的効果を与えることも可能となる。例えば、床表面材2
としてガラス、陶製品、煉瓦等等、従来では木造構造の
床材としては殆ど対象とならなかった素材を使用するこ
ともできる。
【0019】一方、各床構造材1により構成された床支
持構造の下部には水Wが充填された水容器50が配置さ
れている。
【0020】この構成において、例えば床暖房時には、
温水となっている水Wの熱は熱伝導性の高い床構造材1
の直接伝熱部(図示の構成では相互に隣接する第1直接
伝熱部1bと第2直接伝熱部1cとにより構成)を経て
床面から直ちに放熱される。一方、床表面材2は通常床
構造材1よりも熱伝導性の低い材料から構成されている
ため、直接伝熱部よりも遅れて温度が上昇する。即ち、
従来では全てこの床表面材2を介して放熱が行われてい
たため、水Wの加熱に対して床面温度上昇の応答性が悪
かったが、この構成では早期に直接伝熱部から放熱され
るため、床面温度上昇の応答性が大幅に向上する。電機
ヒータやパイプ内を通過させる温水等の熱源により床面
を直接暖房する形式の床暖房装置では、特に高い熱応答
性を得ることができる。
【0021】一方図示のように床構造下部に水容器50
が配置されている構成では、この床構造を用いて蓄熱材
である水Wに対して効果的な蓄熱が可能となる。即ち、
床面に対して太陽光が照射している場合においては、冬
季であっても室内温度が不必要に上昇する場合がある。
例えば、床面下部空間に図1に示すような水Wが充填さ
れた水容器50が配置されているにも係わらず、室内温
度が不必要に上昇する事態が生じるとすれば、これは床
面に照射した太陽光の熱が水容器50内の水Wに十分伝
達されず、室内に直接放熱されていることを意味する。
これに対して図示の構成では、床面の一部が床構造材1
の直接伝熱部となっているため、床表面材2の熱伝導性
が悪くとも、この直接伝熱部および水容器50に密着し
ている本体部1aを介して太陽光の熱は水容器50内の
水Wに効果的伝熱され、太陽光の熱は高効率で水Wに蓄
熱し、例えば夜間等の室内暖房に有効に利用することが
可能となる。
【0022】図2及び図3は第2の実施例を示す。図中
符号3は本実施例における床構造材を示し、3aは床表
面材配置部である。3bはこの床表面材配置部3aの一
側においてその長手方向に立設された直接伝熱部であ
る。なおこの実施例においては直接伝熱部は床構造材3
の一側についてのみ形成されている。
【0023】この実施例における直接伝熱部3bには、
各床構造材3相互の膨張収縮、或いは床構造材3と床表
面材2との膨張収縮を吸収する手段が設けられている。
符号3baはこの直接伝熱部3aの長手方向に形成され
た溝部、3bbは直接伝熱部3aの下部において形成さ
れた溝部である。
【0024】一方符号3bcは直接伝熱部3aの床表面
材配置部3a側の側縁に形成された床表面材係合用溝を
示し、符号3bdは隣接する床構造材(図3において符
号3Aで示す)が位置する側の側縁に形成された床表面
材係合用突条である。
【0025】この構成において、各床構造材3は直接伝
熱部3aを形成していない側縁が隣接する床構造材3の
直接伝熱部3aと接触するようにしてそれぞれ構造材に
配置される。この場合、図3に示すビス穴3cを介し
て、ビスにより各床構造材3を構造材に固定する。床表
面材2に対してはこれら床表面材係合用溝3bc及び床
表面材係合用突条3bdと係合する係合溝2a、係合突
条2bがそれぞれ形成されている。即ち床支持構造を形
成している各床構造材3に対して係合突条2bが直接伝
熱部3aの床表面材係合溝3bcに、また係合溝2aは
この床構造材3に隣接する他の床構造材の直接伝熱部3
aに形成された床表面材係合用突条3bdと係合する。
【0026】上記の構成において、床構造材3相互の膨
張、収縮は主として溝部3bbの変形により吸収され
る。即ち、図3の構成では床構造材3は隣接する床構造
材3Aの近傍においてビス止めされるため、図示の溝部
3bbはこの隣接する床構造材3Aの膨張、収縮を吸収
するために主として作用し、床構造材3自身の膨張収縮
は、他方の隣接床構造材3B側の溝部3bbの変形によ
り吸収される(図2参照)。
【0027】これに対して、床構造材3と床表面材2と
の膨張、収縮は主として溝部3baの変形により吸収さ
れる。但し、床表面材2が木材である場合には、床面が
加熱されるに対応して、床構造材3は膨張するのに対し
て、木材である床表面材2は逆に収縮するため、床面全
体としては膨張、収縮の収支が余り変化しないという利
点がある。
【0028】図4は第3の実施例を示す。符号5は直接
伝熱部3bと床表面材2との間に配置されたスペーサで
あって、ゴム或いはこれと同効の変形可能な材料から形
成されている。このスペーサ5を配置することにより床
表面材2と床構造材3と伸縮をより効果的に吸収する。
また図示の構成では図3に示す溝部3baを廃止してい
るが、この溝部3baとスペーサ5とを併用することも
もとより可能である。
【0029】図5は第4の実施例を示す。符号6は本実
施例に於ける床構造材である。この床構造材6は特に床
構造材相互の伸縮を効果的に吸収するよう構成されてお
り、かつ直接伝熱部は図1に示す構成と同様に、本体長
手方向の両側にそれぞれ第1直接伝熱部6b、及び第2
直接伝熱部6cが形成され、かつ各床構造材6を配置し
た場合に、隣接する各床構造材6の第1直接伝熱部6b
と第2直接伝熱部6cとが一体となって一つの直接伝熱
部を形成するよう構成されている。6aは前記各実施例
の場合と同様、床表面材2を配置するための床表面材配
置部である。
【0030】第1直接伝熱部6bには溝6baが形成さ
れている。一方この第1直接伝熱部6bに接触する他の
床構造材6の第2直接伝熱部6cに対しては突部6dが
形成され、この突部6dの上部端縁部は前記第1直接伝
熱部6b下部のテーバー面6bbと接触係合するテーバ
ー面6daとなっている。6dbは突部6dに対して水
平方向に形成された溝部である。また、符号7a及び7
bは各溝部6ba及び6dbに嵌挿されたゴム等の弾性
体である。なお、図示の構成では床構造材6とこの床構
造材6に配置された床表面材2との間に生じる伸縮を吸
収する手段が示されていないが、前記各実施例の手段を
用いることは当然可能である。
【0031】上記の構成において、各床構造材6が膨張
した場合には、第1直接伝熱部6bの溝部6baが変形
し、かつ隣接する床構造材6A側の突部6dのテーパー
面6daが第1直接伝熱部6bのテーバー面6bbに沿
って下降変位することにより溝部6dbが変形する。即
ち両溝部6ba、6dbの変形により各床構造材6の膨
張は効果的に吸収される。また各溝部6ba、6dbに
はそれぞれ弾性体7a、7bが嵌挿されているため、各
床構造材6が収縮する場合にはその弾性により各溝部6
ba、6dbの変形は容易に元に戻る。
【0032】図6は第5の実施例を示す。前記各実施例
では床構造材の直接伝熱部と床表面材配置部とは一体と
し構成されているが、本実施例では直接伝熱部と床表面
材配置部とを分離した構成としてしている。
【0033】先ず図6(A)において、符号8は直接伝
熱部を、符号9は床表面材配置部として機能しかつ床全
体の支持構造を成す支持板であって、根太等の支持部材
に固定されている。これら直接伝熱部8及び支持板9は
前記各実施例と同様、アルミニウム等の熱伝導特性の良
好な材料により形成されている。
【0034】この支持板9に対して直接伝熱部8及び床
表面材2がビス(図示せず)等の固定手段により配置さ
れ床面が形成される。この実施例では直接伝熱部8が、
床表面材配置部として機能する支持板9とは別個に形成
されているため、例えば図(B)に示すように一つの床
表面材2に対して直接伝熱部8を複数(図示の場合は2
個)を配置する等、床面全体に対する直接伝熱部の形成
面積が調整でき、従って各家屋の状況に対応して床面の
熱伝導性を調節することが可能となる。
【0035】また同図(B)に示すように、支持板9を
廃して床表面材を従来の床材と同じ強度の床材2´とす
ることにより、直接伝熱部8及び床材2´を根太等の構
造材に対して直接配置することも可能である。
【0036】
【発明の効果】以上各実施例により本発明を具体的に説
明したように、本発明によれば床支持構造が熱伝達性の
良好な材料からなる床構造材により形成されるため、床
面下部との熱伝達効率が高くなり、床面を介した冷暖房
効率を従来よりも大幅に向上させることができる。特に
床下部に水等の蓄熱材が配置された冷暖房構造の場合に
は床面に照射された太陽光の熱も有効に蓄熱することが
可能となる。
【0037】また、各床構造材に対して配置される床表
面材は、基本的には床構造を物理的に支持する必要がな
いので、木造建築の床部を形成する材料としては従来殆
ど用いられなかった材料、例えばガラスや煉瓦等を用い
ることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す床構造の断面図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施例を示す床構造の断面図で
ある。
【図3】図2に示す床構造材の一部破断斜視図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す床構造材の断面部
分図である。
【図5】本発明の第4の実施例を示す床構造の断面部分
図である。
【図6】本発明の第4の実施例を示し、(A)は支持板
の上に直接伝熱部と床表面材を交互に配置した床構造の
断面図を、(B)は支持板を廃止し、かつ床材に対して
二つの直接伝熱部をそれぞれ配置した構造の断面図を示
す。
【図7】水容器を用いた床冷暖房構造の平面図である。
【図8】図6のA−A線による断面図である。
【符号の説明】
1 伝熱性床構造材 1a 本体部 1b 第1直接伝熱部 1c 第2直接伝熱部 1d 床表面材配置部 2 床表面材 3、3A、3B 床構造材 3a 床表面材配置部 3b 直接伝熱部 3ba 溝部 3bb 溝部 5 スペーサ 6 床構造材 6b 第1直接伝熱部 6c 第2直接伝熱部 6ba 溝部 6db 溝部 7a、7b 弾性材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24F 5/00 F24F 5/00 Z

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 根太等の構造部材に対して複数配置され
    ることにより床支持構造を形成する部材であって、当該
    部材は熱伝達率の高い材料により形成され、かつ床表面
    材を配置する床表面材配置部が形成され、この床表面材
    配置部の長手方向両側のうち少なくとも一側に対しては
    直接伝熱部が形成され、この直接伝熱部は上端面が床面
    の一部となるよう当該床表面材配置部側部に立設するよ
    う構成されていることを特徴とする伝熱性床構造材。
  2. 【請求項2】 直接伝熱部には溝部が形成され、この溝
    部の変形により床構造材相互の、或いは床構造材と床表
    面材との間の膨張、収縮を吸収するよう構成したことを
    特徴とする請求項1記載の伝熱性床構造材。
  3. 【請求項3】 前記溝部にはゴム等の弾性体が嵌挿配置
    され、この弾性体の弾性により溝部の変形を戻すよう構
    成したことを特徴とする請求項1又は2記載の伝熱性床
    構造材。
  4. 【請求項4】 床構造材の床表面材配置部に配置された
    床表面材と、当該床構造材の直接伝熱部との間に弾性材
    からなるスペーサが配置されていることを特徴とする請
    求項1乃至3の何れかに記載の伝熱性床構造材。
  5. 【請求項5】 床構造材の形成材料はアルミニウム又は
    これと同効の材料であることを特徴とする請求項1乃至
    4の何れかに記載の伝熱性床構造材。
  6. 【請求項6】 床表面材配置部は支持板として直接伝熱
    部と別個に形成され、当該支持板は根太等の構造部材に
    対して直接配置され、かつこの支持板に対して直接伝熱
    部と床表面材とが配置されることにより床面を形成する
    よう構成したことを特徴とする請求項1記載の伝熱性床
    構造材。
  7. 【請求項7】 伝熱性床構造材は床全体を支持する構造
    部材に対して複数配置されることにより床支持構造を構
    成し、各伝熱性床構造材の床表面材配置部に対してはそ
    れぞれ床表面材が配置されることにより、床表面材と床
    構造材の直接伝熱部上端面とにより床表面が形成される
    ことを特徴とする伝熱性床構造材を用いた床構造
  8. 【請求項8】 前記床構造下部には熱源が配置されてい
    ることを特徴とする請求項7記載の伝熱性床構造材を用
    いた床構造。
  9. 【請求項9】 前記床構造下部には水或いはこれと同効
    の液体からなる蓄熱材が充填された容器が配置され、か
    つ当該床面を介して蓄熱材からの放熱或いは蓄熱材に対
    する伝熱が行われることを特徴とする請求項7又は8記
    載の伝熱性床構造材を用いた床構造。
  10. 【請求項10】 伝熱性床構造材は、床表面材配置部が
    支持板として直接伝熱部とは別個に形成され、直接伝熱
    部と床表面材は、両部材により形成される床面が必要と
    している伝熱性に対応して決定される両部材の表面積の
    比率に対応してその配置個数をそれぞれ調整できるよう
    構成したことを特徴とする請求項7記載の伝熱性床構造
    材を用いた床構造。
  11. 【請求項11】 前記床表面材及び直接伝熱部は床材と
    しての強度を有し、これら床構造材と床表面材は根太等
    の構造部材に対して直接取り付けられるよう構成したこ
    とを特徴とする請求項10記載の伝熱性床構造材を用い
    た床構造。
JP2000282979A 2000-09-19 2000-09-19 伝熱性床構造材及びこの床構造材を用いた床構造 Expired - Fee Related JP4499900B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000282979A JP4499900B2 (ja) 2000-09-19 2000-09-19 伝熱性床構造材及びこの床構造材を用いた床構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000282979A JP4499900B2 (ja) 2000-09-19 2000-09-19 伝熱性床構造材及びこの床構造材を用いた床構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002088962A true JP2002088962A (ja) 2002-03-27
JP4499900B2 JP4499900B2 (ja) 2010-07-07

Family

ID=18767400

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000282979A Expired - Fee Related JP4499900B2 (ja) 2000-09-19 2000-09-19 伝熱性床構造材及びこの床構造材を用いた床構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4499900B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008309398A (ja) * 2007-06-14 2008-12-25 Eco Power:Kk 区画材及び冷暖房システム
JP2013060710A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Nakanihon Highway Engineering Nagoya Kk 橋梁ジョイント構造
CN104859976A (zh) * 2008-11-24 2015-08-26 国际集装箱出租商学会 集装箱地板系统

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11182872A (ja) * 1997-12-22 1999-07-06 Tatsuo Mitsui 床暖房装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11182872A (ja) * 1997-12-22 1999-07-06 Tatsuo Mitsui 床暖房装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008309398A (ja) * 2007-06-14 2008-12-25 Eco Power:Kk 区画材及び冷暖房システム
CN104859976A (zh) * 2008-11-24 2015-08-26 国际集装箱出租商学会 集装箱地板系统
JP2013060710A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Nakanihon Highway Engineering Nagoya Kk 橋梁ジョイント構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP4499900B2 (ja) 2010-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101694839B1 (ko) 층간소음방지 및 연료절감을 위한 건식 바닥 난방시스템
JP2002088962A (ja) 伝熱性床構造材及びこの床構造材を用いた床構造
US4292955A (en) Solar energy collector
JP2011174659A (ja) 蓄熱式温水床暖房装置
KR100999405B1 (ko) 효율을 극대화시킨 건식 온돌시스템
JP2017133713A (ja) 蓄熱体及びこれを利用した空調システム
JP2002081665A (ja) 暖房用蓄熱パネル、蓄熱材及び床暖房構造
KR200201169Y1 (ko) 난방용 배관패널
JP2009162469A (ja) 暖冷房システム及びユニット建物
JPH08312975A (ja) 蓄熱床パネル
KR950003368Y1 (ko) 난방 배관용 잠열패널
JP4442958B2 (ja) 水容器の蓄熱効果を高めた冷暖房構造
JP2019196632A (ja) 蓄冷熱床、居室
KR200291665Y1 (ko) 가정용 난방시스템용 온돌패널어셈블리
JPS60108629A (ja) 天井輻射型空調装置
JPH11223354A (ja) 太陽熱利用の床暖房構造及び その構造を用いた床冷房構造
JP3944018B2 (ja) 配管支持・伝熱部材
KR960006514Y1 (ko) 다목적 조립식 온돌패널
JPH01137042A (ja) 建築物の壁構造
JP2012172928A (ja) 蓄熱式床暖房の構造
JPH09280580A (ja) 床暖房用放熱体
JP2007078256A (ja) 床冷暖房構造
JPS5835930Y2 (ja) 暖房パネル
AU2019338956A1 (en) Profiled section for temperature-control of a room, and building element assembly comprising said profiled section
KR101821896B1 (ko) 판형 발열체

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100413

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100416

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees